「芸術を生むために日々努力をしている人に感謝します。僕は芸術なしでは生きられない」(S・ソダーバーグ監督、アカデミー賞受賞式にて)
「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても海全体が汚れることはない」(ガンジー)
「私は祖国を愛している。だが、祖国を愛せと言われたら、私は遠慮なく祖国から出ていく」(チャールズ・チャップリン)
「後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ」(マーティン・L・キングJr)
「文学者の戦争責任は決して過去のことでなくすでに始まっている。気を抜くなよ、俺は自分を含めとっくに厳しくチェックし始めてるぜ」(いとうせいこう)
「私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る」(ヴォルテール)


米首都ワシントンDC 2013.12
文芸ジャンキー・パラダイス
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since 1999.5.12
【祝20周年】
オヌシは 番目の旅人でござる
※2016.10.23/6000万件Hit!  ★English Version

天安門1989.6.4


ダウンロードして使ってネ♪3/23(土)日テレ※関東地区14:30〜16:00『笑ってコラえて!新春SP』カジポン出演再放送!
3/23(土)18:00〜19:30富山県民会館704号室にて講演『墓を訪ねて三千里』(無料)申込み
3/24(日)15:00 BSフジ『散策・お墓プラネット〜墓マイラーと行く!偉人メモリアル』60分放送!


ダウンロードして使ってネ♪なぜ芸術はスゴイのか!?〜初来訪の方へ

文芸ジャンキー・パラダイス(文ジャン)へようこそッ!!
このサイトは映画、文学、音楽、マンガ、絵画等あらゆる芸術ジャンルと偉人たちの『お墓』情報を、不肖・ド根性文芸研究家カジポン・マルコ・残月(51)が、
鬼神の如く全世界へ紹介する、愛と狂気と執念の電脳空間!旅&墓関連の掲載画像は怒涛の8000枚、総コーナー数は100ヶ以上、容量25ギガ!
うっかり足を踏み入れたのも何かの縁、この文芸天国にトコトンつきあってもらいましょう。そう、毒を喰らわば皿まで!ビバ、アート・サンダー!!
この世は芸術であふれ返っている!人間に他者への共感力があるからだ。芸術は人類が分かりあえる証拠!人間は国籍や文化が違っても、相違点より
共通点の方がはるかに多い
。常にこれを忘れちゃいけない!他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」!
芸術は難しくない!敷居を少しでも低くして全人類が親しめるものにする事が、このHPの主旨ッス!


(名言救命ロープ) (恩人墓巡礼) 日本人/外国人 (徒然日記) (ジョジョ総目次) Twitter/フェイスブック/インスタ/育児blog (お絵描き) (掲示板)



アジア大気汚染速報
200深刻/300危険
毎日更新・人類恩人カレンダー(食前に彼らを讃える杯を!)※記号説明&年間分※1872年以前は旧暦
3月 19日 1610長谷川等伯命(画)1813リビングストン生(冒)、1955ブルース・ウィリス生、1593ラ・トゥール生(画)、
1961いとうせいこう生、1995山田康雄命(声)1848ワイアット・アープ生(武)1872ディアギレフ生(バ)
2008アーサー・C・クラーク命(文)
3月 20日 1809ゴーゴリ生(文)1828イプセン生(文)1915スヴャトスラフ・リヒテル生(C)、1956竹中直人生、
1727ニュートン命、1967木城ゆきと生(マ)、1925梅原猛生(思)、1957スパイク・リー(監)、
1950ウィリアム・ハート生(役)、1935速水御舟命(画)、2004いかりや長介命

〔おすすめ番組表〕★番組はイチオシ ※過去の番組 ※YouTube ※アマゾン ※musictonic ※翻訳 ※海外 ※映画 ※サーチナ ※乗り換え ※東京新聞 ※地図 ※首相動静 ※護憲運動 ※画像検索
【3月19日のおすすめ番組】 【3月20日のおすすめ番組】
●5時BSプレミアム『クラシック倶楽部 ホアキン・アチュカロ ピアノ・リサイタル』…86歳の巨匠によるモンポウ、ファリャ。
●7時Eテレ『シャキーン!』…朝から頭をフル回転!幼児も大人も楽しめるクイズが続々と出てくる、充実の15分番組。
●8時NHK『連続テレビ小説 まんぷく(141)できました!萬平さん!』…次はカップラーメンの具を熟考。
●9時BSプレミアム映画『ミルドレッド・ピアース』…J・クロフォードがアカデミー賞を受賞したフィルムノワールの傑作。
●23時40分NHK『時論公論 なぜ頓挫した 著作権法改正』…漫画などの静止画のダウンロードを違法とする著作権法改正案は、今国会への提出が見送られた。他人の権利を侵害しない適切な対策のあり方を考える。※運用次第で危険な法律。
●5時BSプレミアム『クラシック倶楽部 アラカルト
●7時Eテレ『シャキーン!』…朝から頭をフル回転!幼児も大人も楽しめるクイズが続々と出てくる、充実の15分番組。
●8時NHK『連続テレビ小説 まんぷく(142)できました!萬平さん!』…次はカップラーメンの具を熟考。

3日おきに更新・人生の名言(救命ロープ)
私がこの世に生まれてきたのは、私でなければできない仕事が何か一つこの世にあるからなのだ。
それが社会的に高いか低いかそんなことは問題ではない(相田みつを)詩人


【勝手に支援】リベラル系・外部サイト最新記事【絶滅危機】
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【旗はリアルタイム】★左の地球儀はジョジョコーナー閲覧者/★右の地球儀は墓巡礼コーナー閲覧者/★両方に表示されている人はこのトップを見ている人です


   残月徒然日記(最新文芸情報) ★ほっこり更新!日々前進!笑門福来!★



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※時事問題は新情報が次々と出てきて日記の更新が追いつかない。僕が注目しているニュースはツイッターの方でも流しているので、よろしければフォローして頂けると有難いです。r(^_^;)
−−−−−−−−−

●3月11日から7日分を一挙更新しました。

●3月18日…〔今日の良かった〕富山県にて講演決定!
日時は3月23日(土)18:00〜19:30、無料です!会場は富山県民会館704号室。墓巡礼の魅力をスライド上映と共に語ります!主催は地元の石屋さん「杉本工業所」。杉本さんは『笑ってコラえて!』の放送直後に「もっと墓巡礼の話を聞きたい、墓マイラーの想いを知りたい」と熱い感想を送って下さり、この講演が実現しました。
施設の使用料金や大阪から僕を呼ぶことで経費がかかっているのに、「石の墓の文化を守り伝えるために」との想いから無料で開催され、その心意気、志に胸を打たれました。
先着順で40名まで受付ますので、富山近辺の方、よろしければ是非!墓巡礼スライド400枚紹介します。
※申込み先の電話番号はリンク先のチラシに。オープンなフェイスブックですが閲覧できない場合は、杉本工業所に御電話076-472-0472をお願いします。

●3月17日…〔今日の良かった〕取り急ぎ、上映中の『キャプテン・マーベル』『アリータ:バトル・エンジェル』『ドラえもん のび太の月面探査記』どれも良かったです!知人が『スパイダーマン:スパイダーバース』(今年のアカデミー・アニメ長編賞)を絶賛しており、早く行きたい。

//ロックミュージシャンで俳優の内田裕也さんが他界。享年79歳。パートナーだった樹木希林さんが昨年9月に旅立たれて、わずか半年。

●3月16日…〔今日の良かった〕17日夜8時の『日曜美術館 奇想の画家たち〜江戸絵画に見る“前衛芸術”』(再)は永久保存版です!先週の本放送めっちゃ良かったです。江戸時代の超個性的な6人の画家、伊藤若冲、岩佐又兵衛、狩野山楽、曾我蕭白(しょうはく)、長沢芦雪(ろせつ)、白隠禅師の作品と人物に迫る45分。“異端”とされた画家たちが、今やこんなにも愛されている!

//昨日発生したニュージーランドのモスクでの銃乱射事件。犠牲となった50人には子ども2人も含まれている。血も涙もない凶行、ほんと酷すぎる。犯人はイスラム移民を敵視し、侵略者は出て行けと言うが、それをいうならニュージーランドは先住民マオリのものだ。そして豪州はアボリジニのもの。自分が白人の侵略者ということを棚に上げてる。犯人の論理なら、まず自分自身がそこから出て行けと。
犯人は低所得層の白人とのことだけど、もし仕事を移民に奪われて生活が厳しいというなら、問題をはき違えている。誰が好き好んで生まれ育った国を捨てて海を渡るだろう。経済や治安の問題で仕方なく見知らぬ土地に来ている。前者は構造的に固定化した“富めるものはより豊かに、貧しき者はより貧しく”という社会システムの被害者だし、後者は国家丸ごと武器商人のような大国が武器をばらまいたせいで治安が悪化した。
目の前の移民に仕事を奪われることは敏感なのに、「世界の超富裕層26人が世界人口の半分38億人の総資産と同額の富を独占している」ことを大問題と感じない。おかしいだろ、26人と38億人の資産が同じ額って…。国際NGO「オックスファム」によると、最富裕層がたった0.5%多く税金を払えば、現在教育を受けられずにいる子どもたち2億6200万人に教育を授け、330万人の命を救えるだけの保健医療を提供しても、余りある資金を確保できるという。諸悪の根源は、グロテスクなまでに広がりすぎた貧富の差。ここを改善しない限り、世界はヘイトクライム(憎悪犯罪)が続発する。
※シンガポールは国民の暮らしが安定しているから、イスラム、ヒンズー、キリスト、仏教、それぞの信者が互いに尊重しあい、主義主張を強要することもない。あの国を訪れるたびに、「こんな小さな国土で宗教衝突もなく犯罪も少ない」と驚く。将来に不安がなく、毎日きちんと食べていられるなら、他人がどの宗教であろうと憎悪感情は生まれない。第一次世界大戦の前は、中東パレスチナでさえパレスチナ人とユダヤ人とが仲良く近所づきあいしながら共存していた。
※犯人はトランプを支持しているという。ほんまトランプ、いい加減にしろと。憎悪を焚き付けるなと。

●3月15日…〔今日の良かった〕ジョジョ5部アニメの新エンディング曲、エニグマの『Modern Crusaders』(3分50秒)が神曲すぎる!これ途中からカール・オルフが作曲したカンタータ『カルミナ・ブラーナ』(2分16秒)の旋律やん!ちょうど歌詞の部分が運命論になっており、いかにも5部にあっている。これ以上ないというほどの選曲に震える。前回のエンディング曲は荒木先生ご自身のチョイスなので、このエニグマも間違いなく先生が選ばれたものだろう。ひょえ〜。

●3月14日…〔今日の良かった〕日テレ『笑ってコラえて!』のスタッフから連絡があり、僕が出演した新春スペシャル回が好評とのことで、3月23日土曜日の14時半から再放送されるとのこと!関東地区のみだけど、めっさ嬉しい。土曜日の午後なら、また異なる視聴者層の方に墓巡礼の魅力を伝えることができる。この再放送はゲストの菅田将暉さんというのが大きい。菅田さんがゲストの回でホントよかった。未見の方、ぜひ楽しんで下さいね!

●3月13日…〔今日の良かった〕僕が続けている墓巡礼は、感謝の言葉を伝えるのが目的だから、故人が芸術家の場合は基本的に作品に触れた後で墓前を訪れている。でも中には例外がいて、劇作家のアーサー・ミラー(1915-2005)はその1人だ。彼がピューリッツァ賞を受賞した代表作『セールスマンの死』は、演劇ということもあってなかなか鑑賞する機会がなかった(映画化されているけど、舞台版と同じではない)。それでも、彼がマッカーシズム(赤狩り)への警鐘を鳴らしていたこと、戦後アメリカが繁栄するなか社会の影を見つめ続けていたことを知っていたので、敬意を払っていることを伝えたくて墓参をした。そしてミラーの墓前で、『セールスマンの死』を見ることを誓った。ちなみにミラーはマリリン・モンローの3番目の夫でもある。
先日、BSの深夜番組で『セールスマンの死』全2幕(長塚圭史演出)がオンエアされ、ついに鑑賞できた。63歳の主人公ウィリー・ローマンの死に至る最後の2日間を描いた戯曲。ローマンを演じるのは風間杜夫さん。鬼気迫る入魂の演技に圧倒された。長年勤めた会社はリストラ、30代になっても自立できない2人の息子とはケンカばかり、ローマンは過去の思い出にすがるばかり。
一方、長男は長男で、父の過剰な期待で窒息寸前、「父さん、僕を解放してくれ!」の嗚咽が切実だった。妻リンダは最大の理解者だったのに、ローマンは八方塞がりで耳を貸す余裕がない。リンダが一番可哀想。労働者の使い捨て、親子の断絶、行き場のない若者など、1949年の作品だけど、現代でも問題は共通しており普遍性のある脚本だった。ローマンの最大の悲劇は、成長期のアメリカ社会にあった「幸福な家庭はこうでなければならない」という思いに縛られ過ぎたこと。「さもなければ不幸」、こんな考え方こそ自分も周囲も不幸にする…。

//昨夜のピエール瀧氏の逮捕は衝撃的だった。麻薬がダメなのは、それが暴力団など反社会勢力の資金源になるからだ。「健康被害が出ても自己責任だし」では済まない。同い年だから応援していただけに残念だ。一方、俳優としても引っ張りだこであったtめ、これまで無数の映画やドラマに出演している。公開を控えている作品もある。それら多数の人間の血と汗の結晶がお蔵入りになるのは、あまりに可哀想すぎる…。ここは本当に難しいところ。「ここまで大ごとになる」と示すことで、薬物と訣別する人間がいるかもしれない。だが、そんな判断ができる人なら、そもそも薬物にのめり込まないとも聞く。ほんと、どうすればいいんだろう。アナ雪のオラフのように子どもの人気キャラの声優を引き受けるならドラッグをやめるべきだし、自分の意思でやめられないならオラフ役を引き受けるべきではなかった。まったく、取り返しのつかないことを…。

●3月12日…〔今日の良かった〕先日BSでやっていた『最後の講義 みうらじゅん』が面白かった。この番組は“もし人生最後の講義とすれば何を語るか”というコンセプトで各界の著名人が教壇に立っている。
みうらさんは学生たちを相手に「人間は比較して生きているから不幸になる」「比較なんかしちゃいけない」と『比較三原則』を主張。比較三原則で比較を禁じているのは、「他人」「過去の自分」「親」。この三つと比較しそうになったときは、小さく「比較三原則」と呟いて我に返り、平穏な心を取り戻すという。僕もまったく同感で、20代の頃は他人と比較して何かと落ち込んだりしていたけど、墓巡礼に人生を捧げようと決意した30代以降は、もう比較をやめてマイペースで生きている。みうらさんの場合、そこに「過去の自分」まで入っているから一歩進んでいる。
みうらさん「自信満々のときって一番油断しているから、そういうときこそ小さい声で“比較三原則”と口に出すよう心がけている」。
講義ラストの“走馬灯プロジェクト”は圧巻だった。死ぬ直前に見るという人生の走馬灯を、先に映像で作っておいて、死ぬ前にそれを思い出して「何だかんだで良い人生だったな」と満足しながら死のうという計画。
みうらさん「走馬灯は記憶が編集した、人生のベスト盤になるらしい。僕は男子校でモテなかったから、そんな映像が1枚でも走馬灯に入ったらもったいない。だからいっぱいチョコをもらってることにし、死ぬ前に“あれ?そうだっけな”とか思いつつも、最期だし誰にも見せないし、“少し盛ってあるけど、まっいいか!”みたいな、そんな走馬灯を作ってきた」
「今からみんなこれを頭に焼き付けて、“つまんねえ人生だったな”と思ったときに、すぐこの映像に切り替えて死ぬように」。
上映された走馬灯は、大河ドラマのOPのように白い馬が駆け、スター・ウォーズのテーマ曲が鳴り響き、お乳を飲んでいる幸せな赤ん坊時代、テスト100点だらけの小学生時代、ラブレターをいっぱいもらった思春期、ラグビー部に入って優勝した思い出、他校の番長と夕暮れの堤防で殴り合って友情が生まれたこと、海外留学で卒業式に帽子を投げたこと、就職後は営業部トップの成績だったこと、クールな車で彼女とアメリカの西海岸をドライブしたこと(みうらさんは免許を持っていない)、自分のお葬式にいっぱい人が来ていること、そういった映像が次々と出てくる。エンドロールが映ると「ほら、こんなにいろんな人と関わってきたんだなぁ、1人じゃないんだ、ああ楽しかった〜!」、そう叫んで講義は終わった。みうらさんの人柄がにじみ出た、優しい講義だった。

●3月11日…〔今日の良かった〕東日本大震災から8年目、慰霊の日。正直、避難中の被災者の方がいまだ5万人以上いるので、“今日の良かった”という心境ではない。避難先での孤独死も多い。
強いて“良かった”を書くなら、「防災省」の創設の動きと、東北岩手出身の小林陵侑選手の奮戦。

現在、災害対応や被災者支援は主に内閣府の防災担当があたっており、定員は約90人だけ、幹部は各省からの出向で、2〜3年で戻るため、 防災や危機管理の知識が継承が困難だ。結果、避難所の質に格差が生まれるという同じ様な事態が繰り返されている。全国知事会や自民・石破元幹事長が提言している「防災省」は、単なる復興庁の後継ではなく、防災・減災から、復旧、復興までを総合的に担う役所を想定。専門的な人材を育成し、現場のノウハウを共有した災害対応に専念できる組織だ。専門職員がいれば過疎地向けの復興制度も作れる。地震や豪雨被害は毎年のように起きており、確実にやって来る南海トラフ巨大地震(250万棟全壊予想)や首都直下地震に備えるためにも、今から司令塔となる防災省を作っておくべきだ。

スキージャンプ男子のW杯で、岩手出身の小林陵侑(りょうゆう)選手(22)が日本男子初となる個人総合制覇達成の快挙を達成!W杯開始から40季目にしてついに日本人が制した。っていうか、日本初にとどまらず、欧州勢以外で初だ。まだ若く、今後の活躍が本当に楽しみ。

/先日、報道番組で東北の方が、「“復興五輪”から“復興”の二文字をとってほしい。東京が盛り上がっているだけで、福島には何の恩恵もない。五輪の開催地を決める際に、“復興”という言葉が利用されただけだ」と、憤っておられた。故ドナルド・キーンさんいわく「敗戦直後の日本はみんなが貧しかったから、自分が生きるので精一杯、困っている人を助ける余裕がなかったのもわかる。現代は違って、震災の被害を受けていない人がたくさんいるのに、被災者をもっと助けようとしないのが寂しい」。

●3月10日…〔今日の良かった〕菅田将暉さんが教師を演じたドラマ『3年A組 今から皆さんは、人質です』の最終回が素晴らしかった!マジでネット世代全員が見るべき必見作だった。こんなに良い最終回なら、もっと前から宣伝すればよかった!

舞台は高校。フェイク動画を拡散され、SNSの誹謗中傷に晒された女子生徒が自殺したことから、教師の柊(ひいらぎ)は生徒29人を監禁し、真犯人に迫っていく。事件解決まで10日間にわたり、ネットはいわゆる“祭り”状態の大騒ぎに。最終回で、主人公はこの事件をアレコレと噂するネット民に向けて、約10分にわたって、怒り、悲しみ、祈りにも似た想いを訴える。

柊「(自殺に追い込んだ人物を推測する全国のネット民に)お前たちはこの10日間でどれだけ自分の意見を変えた?信憑性のない情報を頼りに、どれだけ心ない言葉をネットで浴びせた?俺はそんなお前らの愚かな行動をあぶり出すために、この事件を引き起こしたんだよ!「関係ねー」じゃねえんだよ!これを娯楽としか思っていないアンタに言ってんだよ!おい!そこの!周りに流されて意見を合わせることしかできない、お前に言ってんだよ!お前ら(自殺した)景山の何を知ってたんだよ?会ったことねえだろ!話したことねえだろ!何も知らねえだろ!たいして知りもしねえのに、なんであんなに叩けるんだよ。「ウザイ」「キモイ」「死ね」、よくもまぁそんなゲスな言葉がポンポン出てくるもんだわ恥ずかしい。それだよそれ!そのお前の自覚のない悪意が!景山を殺したんだよ!お前らネットの、何千何万という悪意にまみれたナイフで、何度も何度も刺されて、景山の心が殺されたんだよ!
…フェイク動画が景山を苦しめたことに違いはない。けどあれは言わば、一次災害に過ぎなかった。あのフェイク動画を鵜呑みにしたお前たちが、誹謗中傷を浴びせた二次災害こそが景山を死に追いやった原因なんだよ!景山はネットの罵詈雑言によって、幻覚や幻聴を感じるようになった。彼女の気持ちが分かるか?お前らが浴びせた言葉の暴力が、彼女の心を壊したんだぞ!お前たちが、景山の命を奪ったんだ」

この言葉に対してドラマ内のネットの反応は「自由に言えるのがネットの良さでしょ」「ネットの意見を真に受けた景山が悪い」「傷つくならネットなんか見なきゃいいのよ」

そして柊「お前も!お前も、お前も!今まで散々正義感を振りかざしてきたくせに、分が悪くなった途端に、子どものように責任転嫁を始める。自分を正当化するのに必死だ。つまんねえ生き方してんじゃねえぞ!!」

ネット「ふざけんなよ、バーカ」「くっさwww」「暑苦しいwww」

柊「ふざけてんのはお前らだろーが!自分の親や、友達に面と向かって言えない言葉を、見ず知らずの他人にぶつけんなよお前のストレスの発散で他人の心をえぐるなよ、分かるだろ?俺の言葉が。お前らそこまでバカじゃねえだろ!気づいてくれ…。
いいか、マインドボイス(SNS)は誰もが気軽に繋がれる便利なツールだ。気の合う友達を見つけて、いつでもどこでもコミュニケーションがとれる。人によっては心の拠り所になるだろう、それも大切だ、否定はしない。けど…その一方で恐ろしい暴力装置にもなり得る。言葉は時として凶器になる。ナイフなんて比にならないくらい、重く、鋭く、心をえぐってくる。だから刻んで欲しいんだよ!右にならって吐いた何気ない一言が、相手を深く傷つけるかも知れない、独りよがりに偏った正義感が束になることで、いとも簡単に人の命を奪えるかも知れないってことを!そこにいる君に!これを見ているあなたに!一人一人の胸に刻んで欲しいんだよ。
他人に同調するより、他人をけなすより、まずは自分を律して、磨いて行くことが大切なんじゃないのか?ってか、そっちの方が楽しいだろ。その目も、口も手も!誰かを傷つけるためにあるわけじゃない!誰かと喜びを分かち合うために、誰かと幸せをかみしめるためにあるんじゃないのか?そうだろ!もっと人に優しくなろうぜ!もっと自分を大事にしようぜ!
…俺の言葉が…どれだけ届いているのか…。きっと、ほとんどの人間には痛くもかゆくもないないだろう。でも誰か1人でいい、君1人でいい、感情に任せた言葉が、景山のような犠牲者をつくるかもしれない、そう思って踏みとどまってくれたら、俺が今ここに立っている意味がある。そしていつかきっと、その1人が10になって100になって1000人になって行く、俺はそう信じてる!だからどうか、だからどうか!あなたに届いて欲しい。…聞いてくれて、ありがとう。Let’s think.」

−−事件の一年後、大きく世の中が変わったわけではないが、あるネットユーザーが「お前なんか死ねばいいのに」と文字を打ち込んだ後、EnterキーではなくBack spaceキーを推して削除する描写が映り、そこでドラマは終わる。ほんの少しでも誰かに届くことを願っていた、柊の言葉と想いは伝わっていた。

/ネットの大型掲示板では「氏ね」という言葉を目にせぬ日はない。あまりにも簡単に「氏ね」と書き込んでいる。人間が人間に対して、最も言ってはいけない、この言葉を。僕は怖くて自分の名前を何年も検索していない。20年前、このサイトを立ち上げた頃は、乱暴な言葉遣いをする者がいたら、周囲が「いくら匿名でもそんなことを言ってはダメだ」「ネットマナーを守れ」と諭したもの。いまやネットマナーなんて死語に近く、何でもありの状態だ。どうか、他者を攻撃するためのツールでなく、理解するためのツールに!

●3月9日…〔今日の良かった〕お寺の前にはよく良い言葉が書かれており、気に入ったものは写メってる。先日台東区で見かけたこの言葉は特にグッと来た。





難なき人生は
無難な人生
難あり人生は
有り難き人生

これを読んで次の三つの言葉を思い出した。
「恥じなんてかいてナンボだ。“失敗した”って事は“挑戦した”って事だからな。何もやんねーで他人の事笑ってる人生よりずっとマトモだ」(羽海野チカ『3月のライオン』)
「負け犬の本当の意味は、負けることを怖がるあまり挑戦しないヤツらのことだ」(映画『リトル・ミス・サンシャイン』)
「失敗を恐れるな。失敗することが罪ではなく、目標を低く掲げることが罪なのだ。大きな挑戦では、失敗さえも栄光となる」(ブルース・リー)

●3月8日…〔今日の良かった〕先日のNHKアニメ『ピアノの森』第16話「約束」、主人公カイがショパンコンクールに挑み、演奏後にポーランドの聴衆が「ナシャ・ポルスカ!(私たちのポーランド!)」と喝采を送ったシーンに感動した。日本人ピアニストに向かって「ナシャ・ポルスカ!」って、ショパンを弾く者にとって最大級の褒め言葉。第18話「レクイエム」では、ワルシャワの聖十字架教会に眠るショパンの墓が登場。ショパンは遺言で「私の葬儀でモーツァルトのレクイエムを演奏してほしい」と願ったことから、この教会ではコンクール期間中の命日にレクイエムを演奏している。墓マイラー的にも嬉しい回だった。

//昨日は森友問題で自殺に追い込まれた財務省近畿財務局・赤木俊夫さんの命日。たった一年前のことなのに、メディアはもう忘れ去っている。7時のNHKニュースは1秒も触れなかった。国民がメディアに「忘れるな」と言い続けるしかない。

●3月7日…〔今日の良かった〕今回、東京では巡礼2日目に遠藤周作『沈黙』のモデルになった“転びバテレン”の宣教師や“最後の宣教師”を墓参できた。

フェレイラ神父 (ロドリゴ)キアラ神父 シドッティ神父
(1)クリストヴァン・フェレイラ(1580-1650)…ポルトガル人の著名な司祭・神学者。29歳のときに来日、イエズス会の指導者として布教活動を行い尊敬を集めた。だが、キリシタン弾圧により53歳で捕縛され、5時間に及ぶ苛酷な拷問に耐えきれず棄教する(この時、中浦ジュリアン神父@天正遣欧少年使節は殉教)。その後、「沢野忠庵」の名を与えられ、日本の女性と結婚。フェレイラが殉教せず棄教を選んだことは当時のキリスト教社会に衝撃を与えた。江戸にて70歳で他界。墓所は谷中の瑞輪寺。娘婿で幕医の杉本忠恵の代々墓に合葬。

(2)ジュゼッペ・キアラ(1602-1685)※『沈黙』の主人公ロドリゴ司祭のモデル…イタリア人宣教師。『沈黙』ではフェレイラの弟子。棄教した宣教師仲間を救うべく密入国するも捕縛、激しい拷問を受け浄土宗に“転ぶ”。殉教した武士の後家を幕命で妻とすると共に、その男の「岡本三右衛門」の名を与えられた(妻の夫とは別人という説もある)。1646年から江戸小石川(文京区小日向)の切支丹屋敷に39年間も幽閉され(同屋敷の最初の幽閉者)、隠れキリシタンの吟味に協力、そのまま83歳で生涯を終えた。小石川無量院に葬られたが廃寺となったため、墓石は雑司ヶ谷霊園に移され、そこから子孫のイタリア人が持ち去った後、調布のサレジオ神学院に移された。一方、遺骨は最初の埋葬地にあると思われ、付近の小石川伝通院に「ジョセフ岡本三衛門」の名で供養碑が建立された。宣教師の帽子を被ったような墓になっている。墓碑銘は「入専浄真信士霊 貞享二乙丑年七月廿五日」。

(3)ジョヴァンニ・シドッティ(1668-1714)…イタリア人司祭。“最後の宣教師”。『沈黙』の神父ではないが切支丹屋敷の最終入牢者として有名。1708年に40歳で日本に潜入、捕縛される。新井白石の尽力もあり、「布教しないこと」を条件に助命され、切支丹屋敷に送られた(最初に入牢したキアラ司祭から62年後)。だが、6年後に監視役の世話係2人がシドッティから洗礼を受けたことが発覚し、屋敷内の地下牢に3人とも入れられ、10ヶ月後に衰弱死した。享年46歳。シドッティの死の10年後に切支丹屋敷は火災で焼失。そして没後300年となる2014年に切支丹屋敷跡地を発掘した結果、3体の遺骨が発掘され、DNAから1体がイタリア系男性と判明、年代からシドッティと確定した。残りの日本人2体は例の世話係と思われる。
切支丹屋敷跡地には洋墓風の記念碑があり、僕はこの石をシドッティの墓と見立てて追悼。隣りには、拷問で殉教した信者の墓石と伝わる「八兵衛石」が現存する(写真左端の小さい石塔)。

●3月6日…〔今日の良かった〕東京から帰宅。上京中、仕事の合間を縫って、前からお墓参りしたかった、女優川島なお美さんと、ミュージシャン・かまやつひろしさんの墓前に。2人は同じ麻布の賢崇寺に眠っている。
「お墓はその人そのもの」といつも感じているんだけど、お二人の墓石はまさにその典型。川島さんのお墓は石で出来た素敵な帽子を被っていて、墓前にはワインボトル、ロマネ・コンティの石像が置かれている。こんなオシャレな墓を見たことがない。戒名がこれまた美しく「秋想院彩優美俊大姉」というもの。夫の名パティシエ鎧塚俊彦さんが、心を込めて建立された。墓前は色とりどりのバラで埋め尽くされている。
かまやつさんのお墓は前面にザ・スパイダース時代のヒット曲「なんとなくなんとく」の楽譜(作詞作曲かまやつさん)が彫られ、その下に「Keep On」の文字。そして赤色の石を使ったギター、そして愛煙していたフランスの煙草ゴロワーズののモニュメントが置かれていた。う〜ん、カッコいい!お二人に合掌。※すぐ側に政治家・与謝野馨さんの墓。近隣の善福寺には、福澤諭吉と俳優原田芳雄さんが眠る。

   

●3月4日…〔今日の良かった〕先日のジョジョ5部アニメ第21話は、ギャングのボスのゲスっぷり(麻薬を街に流す&身バレ防ぐため娘を消そうとする&自分の利益の為だけに他人を利用)に激怒した同組織の幹部が、裏切ってボスに戦いを挑むという最高度に胸熱展開の神回。絶大な力を持つボスを裏切ることは、死を意味する。それにもかかわらず、一緒に戦ってくれる勇気のある仲間がいて、そのことに感動した幹部が、これまで見せたことがないウルウル瞳になり(普段は厳しい表情)、そこに全世界のジョジョラーがもらい泣き。
海外在住のジョジョ友が、ツイッターで教えてくれたコラ画像は、名シーンの表情をルーブル美術館など各地で展示しており、感動と爆笑が同時に来た!
 元ツイートはコチラ
 左の元絵はルーブルのモナリザ!
 このセンスが素晴らしい

いやはや、ブチャラティは愛されてるなぁ。そういや、ウチの子が2歳のときに、最初に好きになったキャラもブチャラティだった。
『ジョジョの奇妙な2歳児』(2分13秒)この動画、いつの間にかアクセス12万超え。その9割以上が海外のジョジョラー。

//今夜から上京し、テレビ局の方と東京の墓所を7カ所巡礼。無事にロケが終われば今月下旬に放送予定!詳細は近日中に。

●3月3日…〔今日の良かった〕一昨日の日本アカデミー賞にて是枝裕和監督『万引き家族』が8部門制覇!これを機に鑑賞する人がまた増えるといいな。
ところで、日本アカデミー賞がいまいち盛り上がりに欠ける要因のひとつに、本家アメリカは「ノミネート作から作品賞を選ぶ」ことに対して、日本アカデミー賞は「優秀作品賞に選ばれた5作品から最優秀作品賞を選ぶ」というややこしさにあるだろう。人物の場合は、優秀主演男優賞や優秀主演女優賞から最優秀を選ぶ。
…なんで日本アカデミー賞はこんなやり方にしたのか。おそらく日本の映画会社が宣伝の際に、「ノミネートはインパクトが弱いので“優秀賞”という言い方にしよう、それなら宣伝チラシに使える」と考えたのではないだろうか。ノミネートされるだけでも凄いんだから、受賞出来なくてもノミネートを誇れば良いのにねぇ。

【最優秀作品賞】「万引き家族」
優秀賞:「カメラを止めるな!」「北の桜守」「孤狼の血」「空飛ぶタイヤ」

【最優秀アニメーション作品賞】「未来のミライ」
優秀賞:「ドラゴンボール超 ブロリー」「ペンギン・ハイウェイ」「名探偵コナンゼロの執行人」「若おかみは小学生!」

【最優秀監督賞】是枝裕和「万引き家族」
優秀賞:上田慎一郎、白石和彌、滝田洋二郎、本木克英

【最優秀主演男優賞】役所広司「孤狼の血」
優秀賞:岡田准一「散り椿」、舘ひろし「終わった人」、濱津隆之「カメラを止めるな!」、リリー・フランキー「万引き家族」

【最優秀主演女優賞】安藤サクラ「万引き家族」
優秀賞:黒木華「日々是好日」、篠原涼子「人魚の眠る家」、松岡茉優「勝手にふるえてろ」、吉永小百合「北の桜守」

【最優秀助演男優賞】松坂桃李「孤狼の血」
優秀賞:岸部一徳、ディーン・フジオカ、西島秀俊、二宮和也

【最優秀助演女優賞】樹木希林「日々是好日」「万引き家族」
優秀賞:篠原涼子、深田恭子、真木よう子、松岡茉優

【最優秀外国作品賞】「ボヘミアン・ラプソディ」
優秀外国作品賞:「グレイテスト・ショーマン」「シェイプ・オブ・ウォーター」「スリー・ビルボード」「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

●3月2日…〔今日の良かった〕浮世絵師・葛飾北斎(1760-1849)の傑作『北斎漫画』が、電子書籍で4カ月前に出ていた!『北斎漫画』は、北斎が人物、動植物、風景、妖怪、歴史上の偉人などを描いたイラスト大百科事典。1814年、54歳のときに第一巻が刊行され、最終第15巻が刊行されたのは、死後約30年が経った1878年!完結まで64年もかかった空前絶後の作品集。北斎はシリーズ15巻970ページを通して、約4000カットもの絵で森羅万象を描き尽くした。この労作について、北斎は「気の向くままに漫然と描いた画」と語り『北斎漫画』と名付けた。
まともに書籍で買えば数万円するので諦めていたけど、Kindle電子版なら1500円。紙のような味わいはないけれど、背に腹はかえられぬ、速攻で購入した。これからあまり知られていないマイナーなカットを見るのが楽しみだ。

●3月1日…〔今日の良かった〕以前からコンビニオーナーの極端に長い労働時間が問題になっていたが、ついに問題解決に向けた動きが出てきた。
セブンイレブン・ジャパンは契約時に「文書による特別の合意をしない限り、24時間未満の開店営業は認められない」と取り決めている。だが、東大阪市のセブンイレブンの店主は人手不足を理由に24時間営業をやめた。この店で働いていたオーナーの妻が亡くなり、オーナーは勤務時間が連日16時間超に。やむを得ず今月から営業時間を短縮したところ、本部から契約解除と違約金1700万円を求められたという。オーナーは勇気を出して本部の無茶ぶりをメディアにあかし、「非人道的な契約はそれ自体が無効と判断されるべきだ」と主張。他のオーナーと連帯して戦っている。
コンビニ加盟店ユニオンの執行委員長「コンビニのオーナーは、労働者なら過労死が認められるほどの長時間勤務が当たり前。人の命を大事にするのか、チェーンのイメージを大切にするのか、本部は真剣に考えてほしい」。
地方のコンビニだと、人手不足を補ってくれる外国人も少なく、時給1200円で募集しても厳しい。西日本のあるオーナー「深夜バイトの休憩時間を確保するため“45分だけ閉めたい”と相談したが、本部は“契約上ダメ”の一点張り。いっそやめたいとも思うが、違約金は6千万円といわれた」。福井県のセブンイレブンでは、昨年2月の豪雪で店員が出勤できなくなり、オーナーは断続的に50時間以上働き、妻も過労で救急搬送されたが、本部は閉めさせてくれなかったという。
外国なんか首都でも24時間営業は珍しい。ちょとくらい不便になっても、過労で命を危険に晒す人がいない世界の方が良い。お客様満足度で何度も第1位になっている北海道の「セイコーマート」は24時間営業を前提としておらず、24時間は全体の2割ほど。ずっと店を開けてなくても1位になれるんだ。

●2月28日…〔今日の良かった〕僕は欧州分断に繋がる英国のEU離脱に反対なんだけど、昨日イギリスのメイ首相が、初めて離脱期日の延期を容認する姿勢を示した。国際経済を巻き込む無秩序な離脱を選べば、欧州経済の混乱は必至。社会の不公平感は、移民が悪いんじゃなく、制度として富の再分配がきちんと出来てないから。

●2月27日…〔今日の良かった〕一昨日のアカデミー賞発表は時代の変化を伝える象徴的なものだった!
2015年、16年と2年連続で主演と助演の男女優部門20人が全員白人だった際、“白いアカデミー賞”と批判され、黒人のスパイク・リー監督が授賞式をボイコットする事態になった。あれから3年、今年はそのスパイク・リーが脚色賞(「ブラック・クランズマン」)に輝き、スピーチで来年の大統領選に言及「みんなで一緒に歴史を正しい方向に導こう。愛と憎悪の戦いの中で正しい選択をしよう。ドゥ・ザ・ライト・シング(正しいことをしよう)!」。受賞作は白人至上主義の結社KKKに黒人刑事が潜入捜査するというもの。スパイク・リーは数多くの名作を生んできたのに、今回がオスカー初受賞だ。

作品賞、脚本賞、助演男優賞の3部門を獲得したピーター・ファレリー監督『グリーンブック』も黒人が主人公。天才黒人ピアニストと白人の用心棒がツアーのため米南部を旅し、黒人と白人が互いを理解し合う映画という。対立を描いて問題提議して終わりではなく、その先へ進んでいる。

アメコミ映画で初めて作品賞にノミネートされた『ブラックパンサー』は黒人の王がヒーローとして活躍し、名セリフ「危機に瀕した時、賢者は橋を架け、愚者は壁をつくる」で締めくくる。本作は衣装デザイン賞と美術賞、作曲賞を獲得。
長編アニメ賞の『スパイダーマン:スパイダーバース』の主人公はアフリカ系とプエルトリコ系の両親を持つマイルス少年。助演女優賞の『ビール・ストリートの恋人たち』は黒人青年が無実の罪を着せられる。
2017年はゲイの黒人が主人公の『ムーンライト』、2018年には障がい者と半魚人のロマンス『シェイプ・オブ・ウォーター』と、主人公がマイノリティーの映画が作品賞に選ばれてきて、今回の非白人系の大活躍で完全に“白いアカデミー賞”時代は過去のものとなった。

映画興行面からの大変革は、劇場公開作ではなく動画ストリーミング配信プラットフォーム「Netflix」のオリジナル映画『ROMA/ローマ』が監督賞(メキシコ出身のキュアロン)・撮影賞・外国語映画賞の3部門を獲得したこと。劇場公開を前提としない低予算の映画がオスカーに輝いたことで、これからは客入りの見込めないアート系の映画でも作りやすくなるだろう。
キュアロン監督「1人の現地(メキシコ)の女性を中心にした作品を評価いただき感謝する。労働者の権利を認められていない7000万人の1人だ。これまでの映画では背景に過ぎなかった存在だ」。

主演男優賞は『ボヘミアン・ラプソディ』でフレディ・マーキュリーを演じたエジプト系米国人ラミ・マレック。アラブ系俳優で初の主演男優賞!スピーチがとてもよかったので紹介。
「(少年時代の自分に)いつかこんなことが起きるんだよって伝えたらどう思うだろうと考えている。きっと、くせ毛頭が爆発するほどびっくりしていたことでしょう。彼は自分のアイデンティティに悩んで、自分のことを理解しようとしていましたから。僕たちは、人に媚びることなく自分らしい人生を生きた移民の同性愛者についての映画を作りました。そんな彼と彼の物語を今夜祝福していることこそ、こういった物語がもっと語られるべきであることを示している。僕はエジプトからの移民の息子で、アメリカ人としては一世にあたります。そんな僕のストーリーが今刻まれている。この瞬間にたどり着くことを信じ続けてくれたみなさんには感謝しきれません。僕の一生の宝物になるでしょう」(リンク元

※作品賞ノミネート8作の概要(25日・朝日)
・「ブラック・クランズマン」黒人刑事が白人を装い、白人至上主義団体「KKK」に入団する社会派スリラー
・「ボヘミアン・ラプソディ」人気ロックバンド・クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーを描く
・「ブラックパンサー」アメコミが原作の超大作。黒人ヒーローが活躍する
「女王陛下のお気に入り」18世紀初頭のイングランド、気まぐれなアン女王のお気に入りの座を巡る2人の女性の駆け引きと愛憎劇
・「グリーンブック」1960年代、天才黒人ピアニストとその運転手の白人男性が、人種差別が色濃い米国南部を旅する
・「ROMA/ ローマ」ネットフリックス製作。外国語映画賞にもノミネート
・「アリー/スター誕生」主演は歌手のレディー・ガガとブラッドリー・クーパー(監督も)
・「バイス」ジョージ・W・ブッシュ大統領の下で絶大な権力をふるったチェイニー副大統領が主人公


●2月26日…〔今日の良かった〕NHKラジオから連絡があり、今年1月で最終回のはずだった『ラジオ深夜便』の「世界お墓偉人伝」が、その最終回で大きな反響をいただき、なんと来年度も担当することに!延長です、ありがたいです。これでまた墓巡礼の素晴らしさを伝えることができる!

●2月25日…〔今日の良かった〕先日のEテレ『ららら♪クラシック タンゴの真実』(公式)は永久保存版だった!タンゴの歴史、使用楽器の説明、「ジュンバ」「シンコパ」など独自のリズムの説明、フリオ・デ・カロやオラシオ・サルガンなど巨匠の紹介があり、最後にアストル・ピアソラが作曲した大傑作『ブエノスアイレスの冬』を、バンドネオンの名手小松亮太さんがライブ演奏!港町ブエノスアイレスの場末で生まれ、当初はダンスの伴奏として軽く見られていた音楽が、世界に誇るアルゼンチンの芸術として認められるまでが、30分という短い時間で実にわかりやすく語られていた。完璧な番組であり、構成を考えた人は天才!

//昨日、日本文学研究者で文化勲章受章者のドナルド・キーンさんが96歳で他界。18歳で源氏物語に惚れ込むなど日本の古典から現代文学まで通じ、世界に日本の文化と文学を広めて下さった。
以下、朝日の追悼コラムが良いので抜粋&紹介。
→(キーンさんは)東日本大震災を機に、かねての思いを実行して(日本)国籍を取得した。これを、はやりの日本礼賛の文脈で語るのは間違いだ。対談で「日本人になったからには日本の悪口もどしどし言うつもりです」と語っている。実際、キーンさんは、バブル崩壊後の日本社会のありように辛口だった。内向き志向、他者への配慮を欠いたふるまい。憲法9条が改定の動きにさらされている現状も批判した。本に親しんできた日本人が、テレビやゲームに興じ、古典と向き合う時間をなくしてしまっている風潮も惜しんだ。
そういう「ファストフード」から得られる喜びには限りがあると指摘し、人間性の探求に駆り立てる文学が再び必要とされるかもしれないと書いた。近年は、現代の私たちに通ずる孤独や、自信と不安が背中合わせの矛盾を描いているとして、啄木の作品を勧めていた。

/作家・平野啓一郎氏「近代以降、日本人はゴッホやモネに浮世絵の素晴らしさを再教育され、フェノロサに日本美術の価値を見出されたように、やはり、キーンさんに教えられた日本文学の素晴らしさも多かった」。

●2月24日…〔今日の良かった〕沖縄の辺野古基地建設をめぐる県民投票で、ハッキリと民意が示された。72%の方が辺野古埋め立てに反対。県民の声が、このように具体的に数字として可視化されたことは大きい。日本が民主主義国家を名乗るなら、これだけ明確に示された民意を無視などできない。

●2月23日…〔今日の良かった〕先日、上映中の『アクアマン』を鑑賞!体感システムの4DXで観たんだけど、これが凄まじかった。まさにアトラクション映画の決定版!物語の舞台が海中だけに今までの4DXで一番水がかかり、2月なのに服がしっとり。座席がこれまた揺れに揺れ、途中で隣席の観客の巨大ポップコーンが火山のように噴火し、その直後、箱ごと宙に舞った!マーベル系のヒーロー映画と違って、DCコミックス系は『バットマン』など暗く重い路線できたけど、このアクアマンはユーモアたっぷり。バトルシーンもエンドレスで続くクライマックスを見ているようだった。USJでライド体験した気分。

●2月22日…〔今日の良かった〕博多の講演で一泊したので、大阪に帰る前に、山形県の石屋さんKさん、北九州市の石屋さんIさんと3人で福岡を墓巡礼。太宰府で菅原文太さんと鑑真和上の墓参をした後、中間市で高倉健さんに墓参、最後に小倉で宮本武蔵の養子・宮本伊織の墓参りを敢行!車を運転して下さったIさん、そして健さんのお寺でご住職からいろんな話を聞いて下さったKさん、本当にありがとうございました!また3人で巡りたいです!(^^)/

//発売中の『音楽の友 3月号』に「世界音楽家巡礼記(24)」を寄稿。今号はスペインの作曲家特集で、サラサーテ、タレガ、アルベニス、グラナドス、ファリャ、ロドリーゴの一挙6人の墓参レポート掲載です。

●2月21日…〔今日の良かった〕『笑ってコラえて!』の出演が様々な仕事に繋がってきて本当に嬉しい。日本全国の石材店400社あまりで組織される全優石(全国優良石材店の会)さんから講演依頼を頂き、本日、博多で墓マイラーからみたお墓の魅力を語りました。こんなに大きな組織から声をかけて頂くのは初めてだし、ヒルトンホテルの大広間という巨大空間で語るのも初めて。会場に入った瞬間、
“遠くは北海道、青森、全国から集まっている…大変なことになった”
“全国組織の石屋さんに墓の魅力を語るなんて、釈迦に説法、おこがましいのでは…”
と、正直怖じ気づいた自分がいた。

でも、話し始めて最初の笑い声が出たときに緊張が解けた。皆さん、優しい!一般の人にガチの墓マイラー・トークをすると「アウェイ」な空気を感じることもあるけど、この会場には圧倒的な「ホーム」感があった。そう、ここでは、どれだけエキセントリックにお墓LOVEを叫んでも、ドン引きされない!むしろ、どんなにむき出しの愛をさらけ出してもOK!前列の方にニコニコしながら聞いて下さっている方が何人かおられ、僕は「全優石は“全国の優しい石屋さん”の略だ!」と胸熱に。

閉会後の懇親会ではイメージキャラクターをされているエジプト考古学者・吉村作治先生と同じテーブルに。当然ながら大ファンであり、大阪から色紙を持参。サインをお願いしても許される場なのか、慎重に空気を読んでいるうちに閉会時間が迫ってきて、僕の気持ちを知っているYさんが「いま頼まないと!」と背中を押して下さり、サインをお願いした。吉村先生は「いいですよ」と笑顔で色紙を受け取って下さり、ピラミッド3基とナイル河のイラストを添えて下さった!うおおおおお!!感無量、カジポン家末代までの家宝に!
全優石・吉田剛会長ともお墓トークがたくさんでき、本当に、本当に、あまりにも貴重すぎる体験だった!

墓石には命日が刻まれ、その日は故人を追悼するため墓前に人々が集います。人は死してお墓となって生きる。そして墓参に来た生者を結びつける。僕には墓前で知り合った墓マイラー友達がたくさんいます。
まっこと、墓が石であってこその墓マイラーです。これは石屋さんのために言うのではありません。100カ国2500人の巡礼からの実体験です。墓石の形、建てられた場所、刻まれた言葉、生没年が伝える波乱の人生、周囲にどんな人が眠っているのか、すべてが故人のラストメッセージ。僕にとって墓はその人そのものです。だから感謝の言葉を伝えるために30年以上巡礼し続けています。人と思うから「ありがとう」を直接伝えたくなる。伝えずにはおられない。

発見された最古の墓は6万年前のネアンデルタール人のもの。既にこの段階で花が供えられていた(洞窟内のお墓から、付近には咲いていない8種類の花粉が出てきた)。亡骸を小動物の被害から守りたいという想いで埋葬したのだろう。
お墓は先祖代々から生命を受け継がれてきたことが分かる、「目に見える命のバトン」であり、石の文化を支え続けてきたすべての石屋さんに心から敬意を表します!ビバ・お墓!(^^)/

 
吉村作治先生は前日にエジプトから帰国されたばかり。
現在、ドローンを使った大規模調査が進行中とのこと!

●2月20日…〔今日の良かった〕聴き惚れたヴィヴァルディの楽曲・ラスト、そして初期クラシック史の最終回!
1740年、ヴィヴァルディは自作オペラのウィーン公演のためヴェネツィアを発つ。ところが、大変ことが起きる。芸術のよき理解者だった神聖ローマ皇帝カール6世が崩御したのだ。このため、オーストリアは国家として1年間喪に服し、その間はオペラを含む全ての興業が禁止された。ヴィヴァルディは舞台セットや歌手の契約で既に投資しており大打撃を受ける。そのうえ次期皇帝をめぐって「オーストリア継承戦争」が勃発し、国内は戦争一色となりオペラどころではなくなった。
翌年7月、ヴィヴァルディは帰国することもかなわず、ウィーンの市民向け歌劇場の作曲家宿舎で体調を崩し、そのまま病没する。享年63歳。故郷ヴェネツィアであれば大きな葬儀になったと思われるが、旅先のウィーンであり、しかも真夏であったため、葬儀は簡単に終わり、そのまま病院付属の貧民墓地に埋葬された。

約30年後、この墓地はウィーンの再開発で閉鎖され、ウィーン工科大学が当地に開校する。“ワルツ王”ヨハン・シュトラウス2世や物理学者ドップラーが入学しており、ある意味彼らはヴィヴァルディの墓の上で勉強していたことになる。
工科大学は毎年ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサートが催されるクラシック・ファンの殿堂「ウィーン楽友協会ホール」と200mしか離れておらず、公園を挟んで向き合っている。音楽の都ウィーンを象徴する聖地・楽友協会ホールに、全作曲家の中で最も近い場所に眠っているヴィヴァルディ。故郷ヴェネツィアには帰郷できなかったけれど、音楽家として少しでも慰めになっていたらと願ってやまない。

ヴィヴァルディがこの世を去った10年後、ドイツではバッハが他界。その6年後にモーツァルトが生まれ、20年後にベートーヴェンが生まれ、ロマン派(ショパン、チャイコ等)爆誕に向けて音楽を発展させていく。

ヴィヴァルディの没後約200年が経った1939年、イタリア・トリノ国立博物館でヴィヴァルディの楽譜を調査中に、偶然にも声楽曲『グローリア』が発見される。
この『グローリア』の第2曲「地上には善意の人々(Et in terra pax)」がとてつもない名曲!歌の大意は“地上の善意の人に平安あれ”というもの。体の芯まで震えるようなドラマチックかつ美しい旋律。ヴィヴァルディさん、あなたこんな曲も書いてられたんですか!
『グローリア』第2曲「地上には善意の人々」 (5分)

いやはや、この曲が200年ぶりに発見されて本当に良かった!ヴィヴァルディとバッハは今でこそ有名だけど、死後は100年くらい忘れ去られたいた。メンデルスゾーンが「バッハ凄いよ」と騒ぎだし、そのバッハがヴィヴァルディを尊敬していたので、ヴィヴァルディにまで光が当たった。
現代に生きているからこそ『グローリア』第2曲を聴けるわけで、1939年までに没していたら曲の存在を知らなかった。あぶない、あぶない。いや、現代だってYouTubeがなければ、こうしてマイナーな曲を自宅にいながらにしてクリックひとつで聴けたわけじゃなく、僕も曲の存在に気づいたかどうか。こと音楽に関していえば、まったくもって幸運な時代に生きていることよ。

●2月19日…〔今日の良かった〕聴き惚れたヴィヴァルディの楽曲・その3。
この隠れ名曲を読者の皆さんに紹介できることが、本当に嬉しい!

1730年、52歳のヴィヴァルディは『ギター協奏曲』を作曲。他の作曲家はあまり手を出さない分野であり、ここでも孤児院オーケストラの生徒達を楽しませたいという思いが伝わってくる。
『ギター協奏曲』第2楽章(頭出し済)、このマイナー曲の演奏風景を初めて見た!耳を傾けていると、秋の午後に林道の落ち葉の上を散歩しているような気持ちに。
そして古楽器のリュート版。音声のみだけど、こちらもグッド。作曲当時はリュートがポピュラーだった。

同じ頃、全12曲のヴァイオリン協奏曲集『チェートラ』を出版。『チェートラ』の中では第12番(ヴァイオリン協奏曲 ロ短調)が抜群にいい。最後の1分強のヴァイオリン独奏を頭出ししているので、ぜひ試聴を! ヴィヴァルディは本作の手書きの楽譜を神聖ローマ皇帝カール6世(マリア・テレジアの父親)に献呈している。
またこの頃、史上初となる『フルート協奏曲』の楽譜を出版!
『フルート協奏曲第2番 夜』 (11分)夜の雰囲気たっぷりの傑作。

そして作曲年が不明かつ楽器もヴィオラ・ダモーレという古楽器ながら、またわずか8分という短い協奏曲ながら、冒頭から身を乗り出してしまう曲がある。
『ヴィオラ・ダモーレ協奏曲 イ短調』 (8分)ええやん、このギコギコな感じ!ええやん!
(次回ヴィヴァルディ編ラスト)

●2月18日…〔今日の良かった〕聴き惚れたヴィヴァルディの楽曲・その2。
昨日紹介した 『調和の霊感』のヒットを受けて、ヴィヴァルディが翌1712年(34歳)に出版したのが『ヴァイオリン協奏曲:ラ・ストラヴァガンツァ』。全12曲あるうちの最後の第12番の第2楽章(頭出し済)が歌心たっぷりで良いです!

同年、中世(13世紀)の修道士が書いた感動的な詩、『スターバト・マーテル(悲しみの聖母)』に曲を付ける。ヴィヴァルディ初の本格的な宗教曲であり、十字架の下にたたずみ悲しみに沈むマリアの姿を切々と歌う。

Stabat mater dolorosa(悲しみの母は立っていた)
iuxta Crucem lacrimosa,(十字架のかたわらで、涙にくれ)
dum pendebat Filius.(わが子が架けられている間ずっと…)
もう歌の出だしから泣けてくる。目の前で子を失った母親の悲しみを思うと、キリスト教徒じゃなくても胸にくる。
『スターバト・マーテル(悲しみの聖母)』 (22分37秒)
※ヴィヴァルディの他にも、パレストリーナ、ペルゴレージ、ハイドン、ロッシーニ、ドヴォルザークなど多くの作曲家がこの詩に曲を付けている。

1720年頃(42歳)、『ファゴット協奏曲』を作曲。ファゴットは地味な印象の楽器だけど、ヴィヴァルディはドラマチックな曲調で縦横無尽に活躍させている。
『ファゴット協奏曲 ニ短調』(10分35秒)冒頭のツカミが完璧
『ファゴット協奏曲 ホ短調』(11分32秒)第一楽章が特に良い

そして1725年、代表曲「四季」を含む12曲のヴァイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』を出版!この協奏曲集の第1番から4番までが『四季』であり、それぞれにヴィヴァルディ自身のソネット(十四行詩)が付いている。以下に要約。
「春」…春の到来だ!小鳥も喜んで歌っている。小川のせせらぎ、そよ風も最高。
「夏」…この猛暑はきつすぎる。カンカン照りで人間も羊もぐったり。そして恐ろしい夏の嵐!雷とヒョウ、勘弁してくれ!
「秋」…収穫が終わって村の秋祭り。狩りもするよ。
「冬」…凍てつく寒風が吹きすさび歯はガチガチ。一方、家の中の暖炉の炎は暖かい。もうすぐ春ですなあ。
イ・ムジチ合奏団の『四季』(43分41秒)この楽団が世界で初めて『四季』を録音、レコードは2500万枚以上を売り上げ、この曲はクラシックファン以外にも知られるようになった。王道の演奏。
革命児ファビオ・ビオンティの『四季』(40分)ビオンティ軍団のライブ動画。独自解釈、あまりのアグレッシブさに当初は仰天したが、気がつけばやみつきに。
※上記の『夏』第3楽章頭出し。チェンバロ完全バトルモード、全員バーサーカー(狂戦士)。
※上記の『冬』第1楽章頭出し。すごい緊張感。なんかもう、切り刻まれる感じ。

(ヴィヴァルディその3に続く)

●2月17日…〔今日の良かった〕中世まで遡り6日にわたって紹介してきた、バッハ登場以前の初期クラシックの世界。いよいよ最後の超大物、ヴィヴァルディの登場!

ヴァイオリン協奏曲やフルート協奏曲といった“ソロ&伴奏楽団”で奏でる独奏協奏曲の形式を確立した巨星アントニオ・ヴィヴァルディ。彼は1678年にヴェネツィアで生まれた。バッハの7歳年長にあたる。音楽家の父に教育を受け、同時に聖職の道にも進み、25歳で「司祭」の資格を得た。その温厚な性格から「赤毛の司祭さま」と親しまれる。
まもなく音楽の才能をかわれ、ヴェネツィアの女子孤児院付属音楽院でヴァイオリンを教え始めた。以降、約40年にわたって、孤児院運営費の捻出のため毎週ひらかれる女子孤児達の学内コンサートの作品を書き、演奏を指導した。

この孤児院はいわゆる“赤ちゃんポスト”のある孤児院。ヴィヴァルディは孤児達が音楽を演奏する喜びを感じられる良い曲を書こうと発奮、また、ひとりでも多くの子に見せ場があるよう、4人のソロが登場する『4台のヴァイオリンのための協奏曲』を書いたり、ファゴット、フルート、マンドリン、トランペット、ギターなど各種楽器の協奏曲も書いた。

我が愛する…我が愛する…『4台のヴァイオリンのための協奏曲』!
この曲の第2楽章の中に、好き過ぎて中毒症状になるくらい、ここ20年ほど繰り返し聴いている「90秒間」の旋律がある。ピンポイントでこの部分→
https://youtu.be/Sdn4DVni3eY ここからの1分半!耳を傾けていると宇宙の果てに連れて行かれる。大曲を聴いたような満足感。そして一度聴いたら、電車の中でも、お風呂の中でも脳内再生。

https://www.youtube.com/watch?v=GWZTyiMXulQ#t=5m47s
同じ部分、9割以上が女性の楽団のライブ動画。ヴィヴァルディは女子孤児院のために作曲していたから、初演の演奏会はこんな光景だったかも。先のリンクに比べて演奏の速度が速いけど、このテンポが主流。僕的には遅ければ遅いほど良い。

https://www.youtube.com/watch?v=86Aqf2GTmCs#t=4m38s
なんじゃこれはというほど超速い演奏。神秘性や情緒は吹き飛んでるけど、これはこれで切れ味バツグン、好きな人も多い。

https://www.youtube.com/watch?v=7OwQOb6bd1M#t=5m09s
20年後にバッハが編曲した「4台のピアノ(チェンバロ)のための協奏曲」のライブ映像。4台のピアノが並んでいる光景はなかなか壮観!ピアノを4台用意するのが大変なため、めったにステージで演奏されることはない。

https://www.youtube.com/watch?v=mHAsO0yqPwQ (4分)
変わり種。ジェームス・ピンダーなる人物が同曲の第1楽章をシンセサイザーに編曲。『時計じかけのオレンジ』のサントラを手がけたウェンディ・カーロスを彷彿。天才か!この人はバッハのブランデンブルク協奏曲第3番とか良い編曲をいろいろアップしている。

『4台のヴァイオリンのための協奏曲』が発表されたのは1711年、ヴィヴァルディ33歳のとき。全12曲の協奏曲集『調和の霊感』のうち第10番が当曲。
続く第11番が『2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲』で、これも名曲。
『2つのヴァイオリンとチェロのための協奏曲』 (9分16秒)冒頭からドラマチックで聴き入る。第3楽章のフーガはバッハそっくり、いやバッハ(当時26歳)が似ているのか。
(ヴィヴァルディその2に続く)

●2月16日…〔今日の良かった〕初めて器楽曲で国際的名声を得たコレッリに続いて、名前が現代に伝わるバロック音楽の作曲家トマゾ・アルビノーニ(1671生)を紹介。23歳のときに作品1となる『12のトリオソナタ』を完成。面白いのは、最初に出版された楽譜には自身の肩書きを“ディレッタント(好事家・物好き)のヴァイオリニスト”としており、職業作曲家ではないことをアピールしている点。父は製紙業者として成功し、裕福な家庭であったため、作曲のノルマもなく肩の力を抜いて音楽を楽しんでいる印象。とはいえデビュー時から良い曲を書いている。
『12のトリオソナタ』(87分)冒頭のオルガンの音色から一気に引き込まれる。

29歳で発表した作品2『五声のシンフォニアと協奏曲集』は海賊版が出るほど人気を得た。この曲集からは「シンフォニア ト短調」 (8分半)をプッシュしたい。個人的に陰のある曲が好きなので、短調の作品は要チェック。
36歳のときに『ヴァイオリン協奏曲イ短調』 (7分22秒)を書いており、アルビノーニは独奏バイオリン協奏曲の創始者のひとりに名を連ねている。
40歳で出版した『12のヴァイオリン・ソナタ』では、肩書きが「ヴァイオリン音楽家」となっている。アルビノーニの中で大きな変化があったのか、公に職業音楽家と名乗っている。
51歳、『12曲の五声の協奏曲集』を発表、第2番となる『オーボエ協奏曲』の第2楽章アダージョ (12分半)が特に素晴らしく、リンクの頭出しをしておいた。
そして第12番にあたる『2つのオーボエのための協奏曲』(7分42秒)は、50代に入った作曲家の円熟味、風格が漂う作品。ちなみに、まだクラリネットはこの世にない。
以降、作品の発表が激減し、まだ存命にもかかわらず、過去の作品が「遺作」として出版される憂き目を見る。1751年にヴェネツィアにて79歳で他界。この5年後にあのモーツァルトが生まれている。時代がかなり現代に近づいて来た感がある。

−−アルビノーニといえば、最も有名な曲は本人の名が冠された『アルビノーニのアダージョ』(11分50秒※カラヤンは小品にも手を抜かず全力の名演)なんだけど、残念ながらこの曲はアルビノーニ本人とは無関係。20世紀イタリアの音楽学者レモ・ジャゾットが1958年に“アルビノーニの楽譜の断片から再現した”と偽ったもの。実際はレモ・ジャゾットの完全オリジナル。ある意味、誰もが騙されるほどの名旋律を書いたレモ・ジャゾットが凄いわ。
バッハは14歳年上の先輩アルビノーニを評価し、弟子達に研究を勧め、自身もアルビノーニの主題を使ったフーガを2曲書いている。(次回ついにヴィヴァルディ編!)

〔2月24日※日記の順番とズレがあるので後日入れ替えます〕
沖縄の辺野古基地建設をめぐる県民投票。野党支持層だけでなく、与党支持層の半数が基地建設に反対票を投じた結果、7割以上が反対という結果に!
反対 42万4273票
賛成 11万4933票
どちらでもない 5万2682票
昨年の県知事選で、反対派の玉城デニー知事が得た過去最多票数をさらに4万票も上回るもの。これでもうハッキリした。沖縄に対して「対案を出せ」とかもういい。沖縄はノーと言っている以上、対案を考えるのは政府だし、本土の人間。戦後74年間、ずっと沖縄に無理強いし、耐えさせてきた。12/29の日記にも書いたけど、「もはや海兵隊を沖縄に置く戦略的な意味はない」と、とっくに結論が出ている。かつては仮想敵国の目の前に戦力を配置することが抑止力になっていたが、ミサイルが高性能化した現在、前線への戦力配置は初戦で壊滅するリスクが高く「悪手」と認識されている。本土の人間がどうしても基地が必要というなら、本土で国民投票をして、最も「米軍基地必要」とする票が多かった県に移設すればいい。

●2月15日…〔今日の良かった〕4日前から書いている西洋古典音楽の旅、昨日のアレグリまで声楽曲ばかりだったけど、ここにきてついに歌のない器楽曲が登場。時代はルネサンスが終わりバロック時代へ突入。

ときは1653年。オペラや教会音楽などの声楽曲ではなく、ベートーヴェンやショパンなど楽器メインの器楽曲ワールドの開拓者、アルカンジェロ・コレッリがイタリア東部に生まれる。コレッリは合奏協奏曲の創始者。同時代の他の作曲家と異なり声楽曲は書かず、器楽曲だけで国際的名声を獲得した最初の作曲家だ。10代前半からイタリアの器楽音楽の拠点ボローニャでバイオリンを学び、28歳で作品1となる全12曲の『トリオ・ソナタ』を作曲&出版する。全曲で約70分とたっぷりだ。
※『トリオ・ソナタ』は日曜日の昼間にのんびりと聴きたい感じの素朴な温かみがある。
ちなみにコレッリ35歳のときにドイツでバッハとヘンデルが生まれ、バッハはコレッリの作品を研究した。

中年になったコレッリは当時のどの作曲家よりも恵まれた創作環境にあった。芸術に理解のあるオットボーニ枢機卿(ローマ教皇)が生活を保証してくれたのだ。おかげで他の作曲家のように毎週新作を書くという無理な創作活動をせずに済み、じっくりと納得できるまで内容を練ることができた。
1700年(47歳)、『ヴァイオリン・ソナタ』(全12曲)をローマで出版。最後を飾る「ラ・フォリア」が人気を得る。
『ラ・フォリア』 (11分)この作品は曲調に陰影がありファンが多い。231年後にロシアの作曲家ラフマニノフが変奏曲の題材に選んでいる。

他界の前年となる1712年、渾身の遺作『合奏協奏曲集』(全12曲)を完成させる。翌年、ローマにて他界。享年59歳。
『合奏協奏曲集第3番』 (12分)短調ならでは、随所に渋い旋律が登場。 葬儀の際にコレッリの弟子達が厳粛な趣のあるこの曲を演奏した。
『合奏協奏曲集第4番』 (9分35秒)この動画は楽器ごとの役割が分かりやすい。9人で豊かに響く。
『合奏協奏曲集第8番クリスマス協奏曲』 (14分)クリスマスの真夜中のミサのために書かれた曲。
美しい音色を尊重して技巧的な表現を避け、緻密な構成、優雅な気品を重んじる作風を貫いたコレッリ。バッハやヴィヴァルディは死後その名が一時的に忘れられたが、コレッリはパトロンの熱心な庇護もあって、音楽教育の現場で作品が使われ続けた。長調や短調という調性を使用した初期の人物でもある。(アルビノーニ編に続く)

●2月14日…〔今日の良かった〕イタリアにて人まちがいで墓参した人物が音楽史の重要な聖人であったことが判明。
昨夏、ローマで作曲家グレゴリオ・アレグリに墓参した。ルネサンス末期1582年生まれという、バッハよりさらに100年前の人。ヴァチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂聖歌隊のカストラート歌手でもあった。アレグリは一昨日の日記で紹介したパレストリーナの孫弟子にあたり、非常に慈悲深い人物との評伝が残る。1652年にローマにて70歳で他界。
アレグリの墓はコロッセオとヴァチカンの中間にあるナヴォーナ広場(ベルニーニ「四大河の噴水」が有名)に近い「ヌオーヴァ教会」にある。海外の墓マイラーサイトには「この教会のフィリッポ・ネリ礼拝堂に眠る」とあり礼拝堂へ。祭壇の下部がガラスになってミイラ(汗)が見え、僕はそれがアレグリと思って「アレグリさん、聖歌ミゼレーレ(※後述)最高です!」と感謝。だけど、今日、海外サイトを調べてて、あのミイラが別人のフィリッポ・ネリ司祭と判明!やってしまった!

−−フィリッポ・ネリ(1515-1595)は教会組織の上下関係の厳しさに違和感を感じ、1564年に司祭と信徒が平等の立場というキリスト教共同体「オラトリオ(祈祷所)修道会」を創立した。彼は孤児に音楽を教えるなど民衆に慕われ、ユーモアもあったため「喜びの聖人」と呼ばれた。ネリ司祭はオラトリオ修道会で歌う聖歌を作曲家パレストリーナに依頼し、ここから宗教的音楽劇「オラトリオ」(演技のない宗教オペラ)が生まれた。ハレルヤ・コーラスで有名なヘンデルの『メサイア』も「オラトリオ」だけど、このジャンルはネリ司祭が源流だった!
アレグリは音楽を心から愛していた聖ネリの墓の側で永眠することを希望した。僕はミイラのインパクトで周囲を見ていなかったけど、アレグリの墓は床下か、或いは側面の壁にあったのだろう。もう一度教会を訪れて確認しないと…。聖ネリは陽気な性格から「神の道化師」とも呼ばれていたので、人まちがいも笑って許してくれるだろう。

ときに、アレグリの代表曲『ミゼレーレ』には特筆したい秘話がある。1630年代、アレグリは旧約聖書をもとに自身の最高傑作、9声部の『ミゼレーレ』(ミゼレーレ・メイ、デウス/神よ、我を憐れみたまえ)を作曲した。5声の第1合唱と、4声の第2合唱に分かれて交互に歌い継ぐ二重合唱曲。その神秘的な美しさから、教皇庁はこの曲の“神性”を保つため、楽譜持ち出し禁止、写譜禁止、楽譜を書くことも禁止、システィーナ礼拝堂以外での演奏を許さず、禁を破れば“破門”とした。

作曲から約140年が経った1770年、当時14歳のモーツァルトは父親に連れられてローマを訪れ、システィーナ礼拝堂で秘曲中の秘曲『ミゼレーレ』を聴いた。9声部(9つのパート)が10分以上も重なり絡みあう極めて複雑なものだが、モーツァルトはこの門外不出の秘曲を一発で記憶し、宿に帰って楽譜に書き起こす。そして確認のため2日後に再びシスティーナに足を運んで細かな校正を行い、これを完璧に仕上げた。この譜面は旅の途中で出会った英国人音楽学者の手に渡り、翌年にロンドンで出版される。『ミゼレーレ』の楽譜は世界に広まり人々を驚嘆させ、少年モーツァルトはローマ教皇クレメンス14世に呼び出された。教皇はモーツァルトを破門するかと思いきや、逆にその驚異的な才能を褒め称え、ヴァチカンは『ミゼレーレ』(12分22秒)を解禁したのであった。
(コレッリ編に続く)

●2月13日…〔今日の良かった〕“オペラの父”モンテヴェルディの曲に浸る。彼は1567年生まれ、時代はルネサンスからバロックへの過渡期。モンテヴェルディは15歳で教会音楽(歌曲)の楽譜を出版して以降、音楽による詩の表現を追求していく。20歳の時に日常生活で歌うラブソングなどを収めたマドリガーレ(マドリガル)集を出版。彼は生涯に約250曲もの世俗曲を残している。
1607年、40歳でオペラ第一作『オルフェオ』を初演(亡くなった妻を黄泉の国から連れ戻す途中、オルフェオが妻に振り返ってしまい再び引き裂かれる有名な物語)。古代ギリシャからセリフを歌う劇はあったけど、モンテヴェルディはただセリフを歌わせるのではなく、歌に巧みな抑揚をあたえ、情熱的で真に迫った感情表現を実現、さらにオーケストラはただの歌の伴奏ではなく、14曲もの管弦楽曲が用意され、ときに単独で舞台を盛り上げた。音楽と演劇が融合した『オルフェオ』は観客から熱狂的な支持を受け、近代オペラの出発点となった。
翌年オペラ第2作『アリアンナ』も大成功を収め、オペラ作曲家としての名声を不動のものにする。怪物ミノタウロスを退治したアテナイの英雄テセウスと恋に落ちたクレタ王ミノスの娘アリアドネ(アリアンナ)が、テセウスの心変わりでナクソス島に置き去りにされ、オペラのクライマックスで「アリアンナの嘆き」を歌う。“われを見捨てよ、死なしめたまえ、この苦しみ、悲しみに望みも絶え果て、ただ死あるのみ”と絶望から死を願うこの歌は、聴衆の女性の涙をしぼり取り、爆発的に流行した。
「アリアンナの嘆き」は後にマドリガーレになっている。冒頭の“Lasciatemi morire(われを見捨てよ)”は胸に迫るものがある。
1610年(43歳)、約30年ぶりの宗教音楽となる『聖母マリアの夕べの祈り』を作曲しローマ教皇に献呈。バッハ以前の教会音楽では最大の曲で、壮大なスケールの作品となった。
※『聖母マリアの夕べの祈り』からマニフィカトの超美しい後半部分を頭出し
1614年、歌曲『愛する女の墓に流す恋人の涙』(16分)出版。冒頭の“Incenerite spoglie(灰となった亡骸よ)”が悲しい。
1643年、ヴェネツィアで他界。享年76歳。バッハ生誕まであと42年。(グレゴリオ・アレグリ編に続く)

●2月12日…〔今日の良かった〕約30年前、大学の下宿にクラシックファンの先輩が遊びに来た。その先輩は音楽史の超初期の作品ばかり聴いている人で、「ベートーヴェン?あんな新しい音楽は苦痛だ」と吐き捨てた。僕は仰天して「じゃあ、バッハとかヘンデルはどうですか」と聞くと「あいつらも前衛音楽だけど…我慢したら、まだ聴ける。でもほんとギリギリ」。
この言葉がそれからずっと心の奥に残っていた。僕はベートーヴェン以降のロマン派のドラマチックな作品にカタルシスを感じて、それらを中心に聴いてきた。だけど「いつかはあの先輩をそこまでドハマリさせた初期クラシックを、バッハ以前の音楽を徹底的に聴き込まなきゃ」、そう思い続けていた。その“いつか”がこの3週間だった。中世グレゴリオ聖歌から始まるバロックに至る旅。
「これは“神曲”!」と感じた作品がいくつも見つかったので、第一弾を報告します。歴史的に音楽は教会の中で進化してきた。楽器ではなく人間の声を通して。

1350年頃(日本の南北朝時代)、フランスの作曲家ギヨーム・ド・マショー(1300-1377)が、史上初めてひとりの作曲家が全曲を書いた多声ミサ曲『ノートル・ダム・ミサ曲』(28分37秒)を完成。それまで歌い手の人数に関係なく同じひとつの旋律を歌っていた“単旋律”=グレゴリオ聖歌の時代が終わり、4声(多声)のパートが絡み合い、響き合うものになった!マショーのミサ曲は670年前のもので、ベートーヴェンが生まれるより420年も昔の曲。でも楽曲として充分鑑賞に堪えうるし、寝る前に聴いてると落ち着く。

1430年頃、マショーの約100年後にイギリスで生まれた“中世最後の作曲家”ジョン・ダンスタブル(1390-1453)。彼は透明感のある美しいモテット(多声教会音楽)を複数書いており、中でも『来たれ精霊よ 来たれ創造主なる精霊』 (5分44秒)に聴き入った。

時代はルネサンス音楽へ。フランスの作曲家ギヨーム・デュファイ(1397-1474)は対位法に優れ、新しい和声を研究し、各楽章の冒頭で同じモチーフを使って統一性を持たせるなど、ルネサンス時代の音楽の先駆者となった。デュファイがやった「モチーフの再利用」を400年後にワーグナーが楽劇で極めることになる。
デュファイの『アヴェ・レジナ・チェロルム』から、彼が自分の葬儀用に心を込めて書いた旋律「アニュス・デイ(神の子羊)」(5分25秒)を紹介。

1440年、ルネサンス最大の作曲家ジョスカン・デ・プレが生まれる。生地は不明だがベルギーで没している。ジョスカンは当時の全ての作曲技法を意のままに操り、構築美にあふれた簡潔で明快な作品を多数書いた。ポリフォニー(多声)技法を完成。名曲を三つ紹介。
『オケゲムの死を悼む挽歌(森のニンフ)』(5分12秒)5声になり広がりを感じる。師匠オケゲム追悼のため作曲。
『祝されたり、天の女王(聖母マリア)』(6分24秒)最後の余韻が良い
『アヴェ・マリア』(7分)ぬくもりのある旋律

1525年、宗教曲を多く残した「教会音楽の父」、ルネサンス最後の大音楽家ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナが生まれる。当時イタリアでは、演奏される宗教音楽が外国人の手によるものばかりだった。パレストリーナが19歳で出した『ミサ曲集』は、イタリア半島出身者の最初の出版された教会ミサとなった。伝染病ペストで、妻、弟、2人の息子を亡くすなか、数々の名歌を書き残しローマにて68歳で他界。

『インプロペリア』(4分10秒)パレストリーナの唯一の自筆楽譜!冒頭の歌詞は“世の救い主のかかりたまいし十字架を見よ”。この美しさよ!ヘッドフォンお薦め!
『谷川慕いて』(2分20秒)鹿が谷川を求めるように魂が神を慕い焦がれるという歌。めっさ響きが柔らかい。2分20秒の至福。パレストリーナは神秘的で流れるように優美な旋律のカーブを描く裏技として、各声部のリズムの強拍が一致しないよう別々の強弱パターンを書き、拍節(はくせつ)感を消して連続性を出す工夫をしている。静穏で透明感のある作品は後世の作曲家たちの素晴らしい手本となった。
『アスンプタ・エスト・マリア』 (35分)パレストリーナのミサで最も美しい曲のひとつ。晩年の傑作。

時代は宗教音楽の時代から、人文主義が隆盛したルネサンスを経て「人間」を感じさせる表現に移っていく。オペラ誕生まですぐそこ。(明日に続く)

●2月11日…〔今日の良かった〕アメリカ音楽界最高の栄誉であり世界最大の音楽の祭典「グラミー賞」で、日本人の映像ディレクター、ヒロ・ムライさんが監督を務めたチャイルディッシュ・ガンビーノのミュージックビデオ『This Is America』が最優秀ミュージックビデオ賞を受賞!この歌は社会派の問題作であり、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞など今回最多となる4部門に輝いている。ちなみにヒロ・ムライさんの父親は『翼をください』を作曲した音楽プロデューサーの村井邦彦さん。

それにしても、再生回数4億8千万回以上に達している『This Is America』(4分)、戦慄の暴力描写にブッ飛ぶ。冒頭、頭に袋を被せられた男が後頭部を撃ち抜かれ、直後にそのピストルがハンカチで丁寧に包まれて大切にされる一方、地面に転がった男の遺体は無造作に引きずられ、アメリカでは人間の命が銃よりも軽いことを象徴。
中盤の黒人聖歌隊が自動ライフルの乱射で皆殺しにされるシーンは、2015年にサウスカロライナ州の黒人の通う教会で人種差別主義者の白人男性が銃を乱射し9人が犠牲となった事件を象徴。4分間でアメリカ社会が抱える問題をえぐり出している。
本作にグラミーを与えるところに、米国民が感じている社会の危機感が出ている。ほんま、アドバイスしたい。銃を規制しろと。市民生活に銃なんかいらんて!
※NHK「ニュース9」は『This Is America』をお茶の間に流したけど、いきなり見せたら駄目。子どもはまだギリ起きてる時間。事前に一言、アナウンサーは警告すべき内容っす。

●2月10日…〔今日の良かった〕祝!フィギュアスケート四大陸選手権、男女共に日本人選手が初優勝!男子シングルの宇野昌磨選手(21)はショートプログラム4位からの逆転優勝。宇野選手は怪我からの復帰にもかかわらず今シーズンの世界最高得点を更新。宇野選手は2015年にジュニアの世界選手権を制しながら、シニアでは主要国際大会で勝てなかった。平昌五輪で銀、世界選手権でも2度の銀。大舞台では6大会連続で2位となり“シルバーコレクター”と呼ばれていたけど、ついにその名を返上した。
女子の紀平梨花選手(16)もショートプログラム5位と出遅れたものの、フリー演技でトリプルアクセルを含む7つのジャンプをすべて成功させ、2位に14点以上の大差をつけて逆転優勝。来月に開催される世界選手権がまっこと楽しみ。
※フジテレビ公式が宇野昌磨選手・男子フリーの演技をノーカット配信!これは素晴らしい試み。良い演技を著作権の心配なく共有できるのはホント嬉しい。今回、宇野選手はベートーヴェンのピアノソナタ「月光」を演技で使っている。このピアノ演奏が非常に良い。グルダのようにたっぷり情感がこもった演奏だ。誰が弾いているんだろう?紀平梨花選手の全ジャンプ成功も配信中

●2月9日…〔今日の良かった〕先日の大河『いだてん』第5話「雨ニモマケズ」、最高だった!ストックホルム五輪の選考マラソン、順位を伝える実況中継で盛り上げながら、明治日本の風物を随所に織り交ぜ、非常に楽しいものになっていた。毎回そうなんだけど、45分間、まったく無駄がない。ゴールシーンで金栗四三が“柔道の父”嘉納治五郎に抱きしめられるシーンは、第1話の伏線(子ども時代に嘉納治五郎に抱きしめられそこなった)の感動的な回収。金栗君の夢が叶った!

報道によると『いだてん』は視聴率が伸び悩んでいるという。あまりにもったいない話だ。俳優さんの生き生きとした演技、活気あふれる明治の街、青春を謳歌するバンカラ学生たち、時折挿入される寄席の光景、音楽も明るく喜劇調でテンポもいい。基本、真面目路線の大河でこの楽しさは新鮮!

ただ、このコメディ路線も戦争の時代に入っていくにつれ、シリアスな場面も増えていくだろうし、実はそこをけっこう期待してる自分がいる。大河ドラマは基本的に戦国時代と幕末維新ばかり。平成が終わろうとしている今、そろそろタブーを恐れず大河で昭和の戦争を描いてほしいし、むしろこのタイミングを逃したら、次はいつチャンスがあるか分からない(来年は明智光秀)。

現在ドラマの舞台は1911年、この後、嘉納治五郎(役所広司)は五輪を通して世界の人々と出会っていく。やがて第一次世界大戦が起き、続いて世界恐慌に。その中で日本は急速に軍国主義化していく。
1931年、満州事変が勃発。IOC委員の治五郎は、オリンピックを国際交流の平和運動と捉えていたが、政府は国威発揚の場と考えギャップが生まれていく。
1932年、五・一五事件が発生し犬養毅首相が海軍青年将校らに暗殺される。史実によると、治五郎が開いた講道館の若い柔道家たちは、国家改造を画策する青年将校の過激な思想に共鳴し、治五郎に対して「6万人の柔道家を抱える講道館が武道報国の行動を起こさないのは、館長嘉納治五郎の忠君愛国の精神が不足しているからだ」と批判、引退を迫ったという。その際、治五郎は彼らをこう諭した「我らの説く道は中正道(ちゅうせいどう)である。右に偏ったり、左に傾いてはいけない」。世界を知っている治五郎だからこそのバランス感。
そして治五郎の悲願である東京五輪(1940)の開催が決定すると、翌年に北京郊外の盧溝橋で軍事衝突が起き、日中戦争が勃発してしまう。“戦線不拡大”という政府、天皇の意向を無視して暴走する陸軍は南京に向かって突き進む。IOCからは「戦争中の国で“平和の祭典”五輪はできない」、陸軍からは「五輪を中止しろ、戦争に集中せよ」と大きな圧力が加わる…。

日独伊軍事同盟に反対し、日米開戦にも反対した3人の海軍首脳、山本五十六、米内光政、井上成美を主人公にした昭和の戦争をいつか大河で、そう願っているけど、現在の右傾化した日本社会では、侵略という負の部分を直視した大河など無理だろう。でも、嘉納治五郎を通してなら、オリンピックに絡めてというのであれば、大河で昭和の戦争を描けるはず。宮藤官九郎さんは日本の黒歴史をどう脚本に反映させるか。様々なデマがネットに満ちる今、この大河が正しい歴史認識を促すものになって欲しいと切に願ってる。





●2月8日…〔今日の良かった〕昨夜のBSプレミアム『ザ・プロファイラー ニール・アームストロング』が素晴らしかった。アームストロングがアポロ11号の船長として月面に人類で初めて立ったとき「1人の人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」と語ったのは有名だけど、その後の言葉はさらに感動的だった。
打ち上げ当時は東西冷戦の真っ只中。米ソが熾烈な宇宙開発競争を繰り広げるなか、ソ連ガガーリンが人類初の宇宙飛行を成し遂げ、米国は出遅れてしまう。そこで国家の威信をかけ、最初に月へ人類を送ろうとした。
月面に降り立ったアームストロング船長とバズ・オルドリン操縦士が、石の採取などミッションに取り掛かると、ホワイトハウスから第37代ニクソン大統領が衛星電話をかけてきた(本来、この電話をかけるべきケネディは6年前に暗殺されていた)。
ニクソン「やあ、ニールとバズ。私はホワイトハウスの執務室からかけているんだ。すべてのアメリカ人にとって今日は人生で最も誇れる日になうだろう。そして世界中の人々がこの偉業を認めてくれるはずだ。君たちのおかげで宇宙は我々の世界の一部となったのだ」。
ニクソンは着陸成功をアメリカの偉業として讃えようとした。この大統領の言葉に対し、アームストロング船長は少しの間、沈黙する。そしてこう答えた。
「ありがとうございます、大統領。私たちは合衆国だけの代表ではありません。すべての国家の平和を愛する人好奇心を持ち未来を目指す人々、彼らを代表してこの場所に立てるのは、とても光栄なことです」

アームストロングら2人が月面に滞在したのは2時間半。地震計や太陽風測定装置など複数の機器を設置した後、月を離れる直前に小さな包みを月面に置いてきた。中身はここに来られず事故死した宇宙飛行士たちを称えたメダル。アポロ1号の飛行テストで死亡した3人の乗組員と、前年に航空事故死したガガーリンを追悼する4枚のメダルだ。ガガーリンは“敵国”ソ連の人間。だが、同じ宇宙に憧れてきた仲間としてアームストロングは敬意を表した。国家間のくだらない争いとは違う次元に宇宙飛行士たちはいた。
「小さな1歩だが大きな飛躍」の言葉だけが有名になってるけど、「私たちは合衆国だけの代表ではありません」も同じか、それ以上に胸を打つ言葉であり、ぜひ教科書に載せて欲しいっす。

このエピソードを知って、地球外に出た最初のイスラム教徒で、衛星軌道からコーランを読み上げたサウジアラビアのアルサウド飛行士の言葉を思い出した。
「最初の一日か二日は、みんなが自分の国を指していた。三日目、四日目は、それぞれ自分の大陸を指さした。五日目にはみんな黙ってしまった。そこにはたった一つの地球しかなかった」
●2月7日…〔今日の良かった〕キタキタ、劇場版実写ジョジョの地上波初放送がキタ!放送は2月10日深夜1時20分からTBSにて。日曜の夜だけど翌日は祝日だし、オンタイムで観る人も多いのでは。山ア賢人君の仗助はイメージ通り、CGのスタンドも良いし、オリジナルの脚本部分もキャラに厚みを持たせた成功例。良い映画なのに、宣伝の仕方がまずかったり、作品を観ずに叩く人がいたり(漫画実写化の宿命)で、興行収入が伸び悩んだ可哀想な作品。今回の地上波オンエアがきっかけで、「この続きが観たい!」という人が増えて、映画会社を動かすウェーブが出来ると良いなぁ。
っていうか、リンク先にある「決してエンドロールまで見逃すこと無くご覧下さい!!」が気になる。なんか重大発表があるのか?期待しちゃって良い感じなのかコレ!?期待するよ!?ええ、全力でしますとも!!
※だがしかし!関西の毎日放送で予約しようと思ったら、全然違う番組がそこに!ギョエー、大阪ではオンエアされないのか!毎日放送ふざけんな…ひどい…。そもそもアニメの放送時間も超遅いし…。あんまりだぁあああ!会社幹部に猛省を求む!

●2月6日…〔今日の良かった〕ここ数週、朝ドラ『まんぷく』がとても面白い。いや、『まんぷく』は初回からずっと面白いんだけど、クライマックスのインスタントラーメン誕生に向け、まずは美味しいと感じるスープの開発で苦労しまくり、次の麺作りでさらに壁にぶち当たり、今週はどうすれば麺を常温で長期保存できるか悪戦苦闘している。今まで、“コレ美味しいな”くらいの印象でインスタントラーメンを食べてたけど、そこに至るまでの挫折の繰り返しを知り、感動と共に口に運んでいる次第です。
主人公の萬平さんが、ラーメン開発にあたって壁に貼った“5つの誓い”がいい。全部ものすごく重要!→
【新ラーメンの5箇条】
一、美味しいこと
一、安く買えること
一、便利であること
一、常温で保存できること
一、安全であること

●2月5日…〔今日の良かった〕少しずつインスタグラムの使い方がわかってきた!(1)ツイッターと違って文字数制限がない(2)写真を同時アップ可能(3)シャープ記号でタグをつけられる(4)説明文に誤字脱字があると編集で訂正できる(コレ重要!ツイッターは直せない、涙)
インスタをやる前、既に文ジャンに載せた墓写真を再度インスタにアップするのは意味がないって思ってたけど、32年間の墓巡礼フォルダから、陽射しが綺麗だったり、献花や周囲の緑が美しかったものを1日に1枚ずつアップしていると、パソコン画面で一覧を表示したときに、なんかもう写真集みたくなっている!
撮影技術は素人だし、そもそも機材がスマホのカメラと5万のデジカメのみ。だけど、単品では「そこそこ」の写真が、複数並ぶことでシンフォニーのように響き合い、「これが100枚になったら良い感じになるかも!?」とちょっとワクワクしてきた。画像のストックは10万枚ある。溜まりに溜まっている。自費の写真集を出す資金はないから、インスタでそれっぽいもの作って遊んでみよ。(*^_^*)

//そしてフェイスブック。救援要請を出した、ロシア皇帝ニコライ2世の墓調査(墓碑の文字の解読等)が無事終了したことに、読者の方から次のお便りを頂いたので許可を得て転載。
−−−−−−−−−−−
ニコライ2世のお墓のロシア語の件について思ったこと。
僕は「みんなが力を出し合って、1人ではできないことを成し遂げた成功例」だと感じました。
・あの石がお墓だという写真を見つけた人。
・ロシア語がわかる人に呼びかけた人。
・古いロシア語を訳した人。
・Google先生。
・詩篇(旧約聖書)の該当箇所を探した人。
誰もが、1人だけの力では真相にたどり着かなかったけど、それぞれ自分の得意分野で少しずつ力を発揮して、次の人にバトンを託していく、というマンガ的な展開に、実は少し感動してました。
解決という最終的な結果も素晴らしいけど、そこに至る過程にドラマを感じました。
いわゆる「集合知」ってこういうことなのかな、とも思います。
−−−−−−−−−−−
いやほんと、僕がスピルバーグなら映画化してます。協力して頂いたすべての方に感謝です。

//個人サイト、フェイスブック、ツイッター、インスタでユーザー(住民)の年齢層&性別割合が異なるとよく聞くけど、それ、本当だと思う。想像以上に棲み分けができてる。書き込みの内容・文面から体感でそう思う。

●2月4日…〔今日の良かった〕先日、WOWOWで昨年のマイベストワン映画『リメンバー・ミー』を再見して、あらためてエンドクレジットの言葉「時を越えて私たちを支え、力を与えてくれた人々を決して忘れない」でアートサンダーをくらった。墓マイラー的にどストライク、感電して頭のヒューズがとんだ。子どもは本編が終わると遊び始めたけど、僕は顔を見られないようエグ泣き。今まで観た映画の中で最高のエンドクレジット。ほんと、この言葉を故人に伝えるために墓巡礼をやってる。売れないまま早逝した芸術家とか、権力と戦って獄死した人とか…胸に来る。ずっと語り継いでいく!
「時を越えて
私たちを支え、
力を与えて
くれた人々を
決して忘れない」

//2018年度鑑賞映画のベスト10です。よろしければレンタルの参考に。
(1)リメンバー・ミー…故人に想いを馳せる気持ちはどこの国も同じ。人類普遍の共通点を感じ脱水症状になるまで滝泣き。
(2)グレイテスト・ショーマン…「私はなるべくして今の自分になった、これが私」、名曲「THIS IS ME」に激感動。
(3)万引き家族…血縁にこだわらず家族になろうとする人、産んでないけど親になろうとする人の物語、カンヌで世界の胸を打つ。
(4)シェイプ・オブ・ウォーター…声を出せない女性と言葉を話せない半魚人との珠玉のラブストーリー。本当のモンスターは差別主義者の人間と語り、モンスター・ムービー初のアカデミー作品賞。
(5)カメラを止めるな!…何度も大笑い、最初にやったもん勝ち!
以下順に「湯を沸かすほどの熱い愛」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」「犬ヶ島」「レディ・プレイヤー1」
〔番外・どうしてこうなった〕ハン・ソロ

●2月3日…〔今日の良かった〕ヨーロッパの鉄道乗り放題パス「ユーレイルパス」が60周年を迎えてパワーアップ!その昔、旅費が乏しいながらも、初めて欧州全土の墓巡礼が実現したのは、欧州“以外”の居住者だけが購入できる周遊券「ユーレイルパス」があるお陰だった。

最初に利用したのは1989年だからちょうど30年前。その頃は17カ国でしか使えず(それでも当時は「銀河鉄道999」のパス級価値)、イギリスは別にブリットレイルパスが、東欧圏はヨーロピアンイーストパスなどが必要だった。ちなみに初の英国旅行では4日間有効のブリットレイルパスを購入したにもかかわらず、たった1日使っただけで翌日からストライキで止まってしまう惨劇を味わった(お金は戻って来ない)。
かつて利用可能国が17カ国のみだったユーレイルパスに、今年から“最後の大物”大英帝国が参加、これでもうブリットレイルパスとはオサラバだ!っていうか、東欧圏の参加国がハンパない数になっており、もうユーレイルパスだけで東欧も行ける時代になった!

【最新版ユーレイルパス加盟国】
(西欧)フランス、トイツ、イギリス(NEW)、スペイン、スイス、イタリア、オーストリア、オランダ、ベルギー、ポルトガル、ギリシャ、アイルランド、ルクセンブルク
(北欧)デンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン
(東欧)ハンガリー、チェコ、ポーランド、ルーマニア、ブルガリア、リトアニア(NEW※バルト三国初!)、スロバキア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、モンテネグロ、マケドニア(NEW)、スロベニア
(イスラム圏)トルコ

実に31ヵ国!ユーレイルパスはパックツアーを楽しむ人には馴染みがないと思うけれど、個人旅行者にとっては水戸黄門の印籠並みの重要アイテム。その長所を8つにまとめる。
(1)切符を買わなくていい!長蛇の列に並ぶ必要なし、時間を取られない!出発時間ギリギリまで滞在地を見聞可能!
※JRの「みどりの窓口」の行列を思い出してほしい。外国であれに並ぶ必要がないのはプライスレス!
※ただし、全席指定・予約必須の列車は予約料金が必要(20年前は500円くらいだった)。
※日本のJRと違って車内で切符を買えないため、ユーレイルパスがないと飛び乗れない。
(2)JRの「青春18きっぷ」は各停と快速しか使えないけど、ユーレイルパスは「急行」どころか「特急」にも乗車可能!また、新幹線に該当するTGVは割引料金で乗れる!
(3)鉄道だけじゃあない、鉄道会社系のフェリーは無料だし、「スウェーデン〜フィンランド」や「イタリア〜ギリシャ」などの国際フェリーに半額で乗船可能!他にもいろんな船やバスで割引がきく。
(4)値段が高いけど安い!大阪と東京を往復するだけで3万円近くかかることを考えたうえで以下の金額を見て欲しい。
★ユーレイルパスの2等車料金…1カ月毎日乗り放題9万2800円、3カ月12万4900円
(昨年まで25歳以下しか2等用は買えなかった。26歳になると貧乏でも1等車を買うしかなく客室で“浮く”。僕の身なりを見た紳士から「ゴホン。君、失礼だがここは1等車だよ」と指摘され、おずおずとパスを見せるのが“ユーレイルパスあるある”だった)
★ユーレイルパスの1等車料金…1カ月毎日乗り放題12万3600円、3カ月16万6400 円(ちなみに30年前は3カ月11万9千円)
わかりますか!東京・大阪を3、4回移動するくらいの料金でフィンランド北部の北極圏から南欧ギリシャ、果てはトルコのイスタンブールまで好きなだけ移動できる!どの時間の列車に乗っても良い!
(5)夜行も可!欧州の客車は、一室に3人掛けの座席が向き合う小部屋が並ぶ。昼間は座席だけど、夜になって3人以下なら水平に倒して簡易ベッドになる。つまり、ユーレイルパスを持っていれば、ホテルに宿泊しなくても8時間ほど往復できる距離の夜行に乗れば宿代が浮く!僕が「ユーレイルパスは高いが安い」というのは、宿代が含まれていることも大。
(6)60歳以上は10%のシニア割引適用。ちなみに欧州の鉄道は11歳まで子ども料金無料!なんで日本は小学生から運賃をとるのか!
(7)ヨーロッパのシティカードや博物館、ホテルなどの割引や無料特典がついている。
(8)パスの期限は15日、21日の短めのものあり、そっちはもっと安い。

たった1枚のパスで、アルバニア以外の欧州全土の鉄道が乗り放題になる夢のチケット、ユーレイルパス。1959年のパス発行初年度は利用者5千人、60年後の現在は年間30万人が利用。日本から往復7万円の格安航空券で欧州に飛び、3カ月の2等車パスを使い、食事をスーパーで売ってる一袋6個入り1ユーロのマドレーヌと噴水の水で済ませれば、理論上はフライト代込み約20万円で3カ月分の宿代・交通費・食事代をすべてまかなえ、かつ、全ヨーロッパをくまなく見て歩ける!墓地は入場無料だから上乗せなし!スイスで雄大なアルプスに泣ける!お小遣いがちょっとあればサグラダ・ファミリアもルーブルもシスティーナ礼拝堂も見学できる!ユーレイルパスを使って良き旅を!

(注)英仏トンネルを使ってロンドン〜パリを結ぶユーロスターは別途料金が必要。僕の場合、ドーバー海峡は船賃が安いから船を使ったり、格安の夜行バスでロンドンからパリに入った。
(注2)旅費に余裕があるなら、置き引きの被害に遭わないためにも、治安を考慮して1等車のパスをお薦め。2等車の方が地元民と交流できて楽しいけど、夜行の場合は客車が独立している1等車が安心できる。車掌さんもよく訪れるし、乗客が少ないため高確率でリクライニングできる。3カ月もの長旅になると、安心と安眠が手に入りやすい1等車が断然GOOD(1等車でも睡眠時は荷物をチェーンで荷台と結んでおくこと)。

●2月2日…〔今日の良かった〕デビューして半月が経ったフェイスブック。まっこと素晴らしすぎる!これまで文ジャンの日記やツイッターで情報提供を求めていた、海外のお墓についての次の3つの疑問が、外国の方の協力などで、投稿からたった2日で解決した!
(1)チェコに眠る作曲家ヤナーチェクの墓石に刻まれた楽譜(歌曲)の曲名。そもそもヤナーチェク自身がマイナーな作曲家であり、歌曲を大量に作っているため僕は14年間も曲名を分からずにいた。日本ヤナーチェク協会に問い合わせても返事がなかった。
ヤナーチェクはオペラに名作が多いため、僕はオペラの歌と信じ込んでいたけど、米国在住の日本の方が英文サイトを調査、その結果、男性合唱曲「さまよえる狂人」と判明、アジア初のノーベル文学賞に輝いたタゴールの詩集に基づいたものだった!
(2)帝政ロシア最後の皇帝ニコライ2世の墓には2つの謎があった。ペテルブルクの墓所には壁面の石板に皇帝一家の名前が刻まれており、少し離れた場所に何かロシア語が彫られた白い石がある(こっちはニコライの名がない)。果たして石板付近が墓なのか、白い石が墓石なのか?
結果、皇帝の子孫が白い石に墓参している姿を撮影した海外の報道写真が発掘され、白い石が墓と判明。次の疑問は、白い石に彫られている文字の意味だった。古いロシア語であり、現代のものと微妙に違う。ガチのロシア人でないと分からない。米国在住の方が、フェイスブックを通して知人のロシア人に解読を依頼、そのロシアの方は直接フレンドではないのに親切にロシア古文を英語に翻訳して下さり、聖書の一節であることがわかった。「旧約聖書の詩篇っぽい」ということになり、最終的に膨大な詩篇の言葉の中から、「詩篇106篇の4」であることが突き止められた!奇跡!
(3)パリのドビュッシーの墓石には、フランス語で書かれた詩の石板がある。詩の翻訳には訳者のセンスが必要で、グーグル翻訳ソフトの機械訳だと、めちゃくちゃな日本語訳になってしまう。仏人男性と結婚して現地に住む人にフレンドさんがアクセスし、全文を翻訳して下さった!1カ所のみ日本語訳が難しい単語(demesure)があり、そこだけ僕からも訳案を提案、検討の上、最後のピースが埋まった。

ただただ感無量。フェイスブックのこの拡散力!墓巡礼を通して知り合った旅行会社の人や、旅先で交流した海外在住の方など、墓マイラー32年の間に、知らぬ間に築いていたネットワークがあったことを、フェイスブックを始めてみて気づいた。
あと、『笑コラ』のおかげで、高校時代の吹奏楽部仲間と33年ぶりに繋がったのも感動。こちらも、フェイスブックを通してのもの。「おさむ君」という呼び方で呼ばれたのは高校以来だ。
そして、石材業界の方と繋がったのも大きい!これまで講演したことのない土地の方と繋がったり、メッセージで「番組を見ました」「石屋として嬉しかった」と感想を下さることがあり、僕はモチベーション爆上げです。もっと墓巡礼の素晴らしさを訴えていこうと改めて決意。
世間から10年遅れて始めたフェイスブックだけど、ほんと役に立ってる。なるほど、通りで世界中にユーザーがいるはずだ。

※「いいね」パワーは意外にあなどれない!文ジャンはどんな長文を書いても基本的に一方通行だし、こちらも20年それが普通と思って更新していますが、フェイスブックだとリアルタイムで「いいね」通知が入ってくる上、アイコンで相手の顔も見えるので、執筆推進エンジンの燃料になると判明!なんだか分からんが、体の芯から元気が湧いてくるぞ!

※フェイスブックで困っているのは業者のスパムメール。数日前から急に海外の美女の申請(完全に罠)が増えており「こんなオッサンがモテるはずないのに」とビビって半泣きで震えています。
フレンド申請された方で、アイコン写真なし、プロフィールなし、投稿履歴なし、フレンドなし、何から何までなしの方は、情報業者・スパム系と見分けがつかないなため、申し訳ありませんがご遠慮頂いています。アイコンとプロフィール登録後に再度申請頂けると助かります(汗)

//自室の本棚を語る友人I君の言葉に、なんかしびれる。「本は一点一点は書籍だが、集まると『蔵書』になる。星座になる。人生の痕跡になる。稀少種を遺す《ノアの方舟》になる。」

●2月1日…〔今日の良かった〕旧友が勧めてくれた、作家ウンベルト・エーコ(1932-2016)とジャン=クロード・カリエール(1931-)が“紙の本”への愛を語り合った対話集、『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』の以下のくだりに笑ったり唸ったり。ちなみにエーコの墓の場所は不明で3年間探してる。

〔ウンベルト・エーコ〕
初めて家に来た人が、大きな書棚に気づいて、よりによってこう訊いてくるとしましょう。「ここにある本、全部お読みになったんですか」こういう質問への答え方はいろいろありますが、ある友人はこう答えました。「ここにある本だけじゃありませんよ、もっとです、もっと読んでいます」。
私はというと二通りの答え方を知っています。一つは「いえ、ここにあるのは、来週読まなくちゃならない本です。もう読んだ本は、大学に置いてあります」というもの。
もう一つの答え方は「ここにある本は一冊も読んでません。でなきゃ、どうしてここに置いておく必要があるでしょう」。
〔ジャン=クロード・カリエール〕
書棚にあるのに読んでいないし、この先も決して読まないであろう本に関しては、おそらく誰にでも、ずっと先に、もしかしたら来世になるかもしれないが、いつか必ず読むと決めている本をどこか、身近に置いておきたいという気持ちがあるんじゃないでしょうか。最期の時が来て、まだプルーストを読んでいないということに気づいて死んでゆく人々の嘆きは、じつに悲痛なものです。(注:マルセル・プルースト「失われた時を求めて」は難解・長編の代名詞)
〔エーコ〕
これこれこういう本を読んだことがあるかと尋ねられた場合、私は用心して、いつもこう答えます。「いいですか、私は読むのじゃなくて、書くのが仕事なんですよ」。こう言えば、みんな黙って引きさがります。
〔カリエール〕
本棚は、必ずしも読んだ本やいつか読むつもりの本を入れておくものではありません。その点をはっきりさせておくのは素晴らしいことですね。本棚にいれておくのは、読んでもいい本です。
〔エーコ〕
知識の保証みたいなもんですよ。
(カリエール)
ワインセラーにも似ていますね。全部飲んでしまったら困りますね。
書物の場合も同じようにするべきではないでしょうか。セラーに入れる必要はないとしても、いったん脇によけておいて、熟成させる、といいますか。
そうすれば、とにかく、あの忌まわしい「新刊強迫症」に対抗することはできますね。新刊だから読まなきゃならないという例のあれです。「話題の」本をとっておいて、三年後に読んだっていいじゃありませんか。

/別の旧友がくれた『笑ってコラえて!』の感想が胸の奥まで染み渡り、番組関係者への感謝を込めて貼っておきます。
「笑ってコラえてを見ました。今まで梶本さんが紹介された番組や雑誌は変わり者やキワモノ扱いが多かったのですが、この番組は普通の人が芸術に打たれてのめり込んでいく様がわかりやすく描かれて良かったです。ポーズや知ったかぶりでなく、ただ何かに打たれた人間の当然の反応として墓参りがあることを世の中に示してくれたと思います」

/週末、近所のダイエーで初めて初対面の人から声をかけられた。マダム2人組から「テレビを見ました」と。そして「写メをインスタにあげてもいいですか」と。めっちゃ恥ずかしかったし、心の準備ができてなかったのでアガってしまった。これがゴールデンタイムの力なのか。これからは、スーパーで値引きシールを貼ってまわる店員さんの後ろを、コバンザメみたいについていく姿を見られないようにせんと…やっべ(汗)

●1月30日…〔今日の良かった〕昨夜の『ラジオ深夜便 世界お墓偉人伝』(最終回)がNHK公式サイトにアップされました!2月6日午後6時まで期間限定の聴き逃しサービスで、開始3分半から登場。今回はラストということで、墓マイラー・デビューされる方のために、国内外の偉人が多く眠る墓地(ウィーン中央墓地、仏ペール・ラシェーズ墓地、英ウェストミンスター寺院、NYウッドローン墓地、LAウエストウッド・メモリアルパーク、雑司ヶ谷霊園、青山霊園、谷中霊園、多磨霊園)も紹介しています。よろしければ是非!
以下、ラジオで紹介したエピソードの実際の写真です。200%無実の罪でアメリカの留置場も体験しました。
カリフォルニアの優しい警官ケインさん
一緒にスヌーピーの生みの親の墓へ
留置場1号室の
囚人カジポン
エジソン博物館前(工事閉館中)の号泣 石灯籠で挟まれたエジソンの墓

●1月29日…〔今日の良かった〕NHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便 世界お墓偉人伝』4回シリーズの最終回を無事に終了!生放送なのでとにかく緊張。普通4回目となれば慣れそうなものだけど、『笑コラ』以降、SNSのフォロワーが増えたこともあり、“初対面”の人の前でうまく喋らなきゃと、今までで一番緊張した。

さて、さっそくですが、番組の補足です。墓巡礼の魅力について以下に追記します。
どの国を訪れても「墓参りで来ました」「有難うの一言をお墓に捧げたい」と伝えれば、誰かが巡礼を手助けしてくれます。特別な美談とかじゃなく、ほんとそうなんです。だからこそ、ロクに英語も喋られず、旅費も少ない僕が19歳から30年以上も墓参を続けて来られました。
“外国で簡単に手助けなんてしてもらえるのかな”と疑問をもたれた方。たとえば手塚治虫先生の墓所の近くに住んでいる人が、外国からきた人から、たどたどしい日本語で「ワタシ、テヅカセンセイノ、オハカヲサガシテマス、センセイハ、サイコウデス…」って涙目で言われたら、「そんじゃそこまで一緒に行きましょう」ってなると思うんです。僕のはまさにその外国版です。

確かに旅先には悪党もいて、強盗にあったり、盗難にあったりするけれど、その度にたくさんの人が助けてくれます。世界は良い人だらけです。
墓巡礼をしてきた僕は、戦争があろうとテロがあろうと、人間について断固「性善説」の立場をとります。人間の本性は善とします。もし「性悪説」で人間の本性が悪ならば、墓巡礼など続けてこられなかった。おっちょこちょいでトンマな僕が、多くの“初対面の人”の手助けで墓巡礼を続けてこられたという、この圧倒的な事実!「性悪説」なわけがないし、あまり不吉なことは書きたくないのですが、この先、仮に外国で巡礼中に犯罪の犠牲になり帰国できなかったとしても、その少数の悪党の存在で、他のすべての人の善意が無価値になどはならず、プラスマイナスではぶっちぎりで「性善説」のプラスです。
いつもこのマハトマの言葉を思います→
「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても海全体が汚れることはない」(ガンジー)

●1月28日…〔今日の良かった〕先週末、大学時代の文芸サークル仲間と年に一度の新年会。もう30年も経ち、20歳の学生は50歳のオッサン&オバチャンに。
昭和63年(1988年)、僕が通っていた当時の近畿大学には、文学クラブはおろか、芸術全体を対象にした研究会さえないという悲劇的状況だった。“マンモス校なのに文学を読んでも感想を語り合える友人がいない”。今ならSNSで同じ趣味の人と繋がれるけど、携帯電話さえない時代。しかも『笑コラ』再現VTRにあった、あの失恋3連発の直後。孤独地獄の中にあって、僕は真剣に友達を探していた。そして「きっと向こうもこっちを探しているはず、良い本を読んだ後は誰かと語りたいはず」、そう思って文芸研究会(文芸研)を旗揚げした。
芥川龍之介の肖像写真に「この顔にピンときたら文芸研」の言葉を入れ、8円コピーでチラシにして、大学通りの商店街に頼み込んで店頭に貼らせてもらった。
最初の年は入部3人。その後、少しずつ増えていき、やがて20名を超え、時を同じくして大学には本物の「文芸学部」が誕生した。メンバーの詩や小説をまとめた同人誌「ベアトリーチェ」は、僕の卒業後も18号まで出て、文芸研は約10年で主な活動を終えた。

新年会に参加したメンバーは11人。それぞれ、百貨店や製造メーカー、デザイナーなど社会と接点を持ち頑張っている。中にはツアーコンダクターでガラパゴスに何度も足を運んだ人や劇団四季の関係者も。だけど、トレンディ・ドラマのようなキラキラのリア充ライフとかじゃなく、そこは文芸研、50歳になっても心に陰の部分を持っており、それを排除せず、大切にしている。この陰が文学や映画を味わい深いものにする。悩みを抱えながらも、それぞれの持ち場で踏ん張ってる。

飲み会の後、寒風吹きすさぶなか、店の外で恒例の『最近、何がよかった?』コーナー。これは各自がお薦めの1冊を持ち寄り、1人3分以内でプレゼンするというもの。このコーナーが始まるまで、「酒はやっぱり○○の酒がうまい」だの、「腰と膝がつらすぎる」だの、そういう話ばかりしてたのに、突然、30年前に時間が巻き戻されて、カバンの中からゴソゴソと本を取り出し、「これがね、なかなか良かったんですよ!」と目からビームが出る。「アホな話をしていても、ちゃんと読んどるやんけワレ!」ってなる。
みんながカバンから出してきた本はこんな感じ→

ウンベルト・エーコ
『もうすぐ絶滅するという
紙の書物について』
カズオ・イシグロ
『忘れられた巨人』
ヨシタケシンスケ
『おしっこちょっぴり
もれたろう』

葉山嘉樹
『海に生くる人々』
惟任將彦
『灰色の図書館』
ロマン・ロラン『ジャン・クリス
トフ』とシャトーブリアン『アタラ』
他に心理分析の面からオウム死刑囚の告白録等々。最後のジャンクリとシャトーブリアンは自分。こないだの『笑コラ』をみんな見ており、彼らはこの30年間、僕があちこちで墓地を転げ回ってることを知っているので、「やっと活動に光が当たりましたね」と祝ってくれた。旧友からの祝福ほど嬉しいものはない。もしネットが発明されなければ、墓巡礼していることを知る人は、家族と文芸研のメンバーくらいで、そのまま生を終えていた。かつては文芸研の仲間だけが、僕の話をドン引きしないで聞いてくれ、そして笑ってくれた。
むろん、人に知られようと知られまいと、墓巡礼は恩人に御礼を伝えるのが目的だから、我がライフワークとして黙々と続けているのだろうけど、メディアで紹介されることで、故人のことをより多くの人に知ってもらえたり、他の墓マイラーの人と繋がれるのはホント嬉しい。50まで生きてきたからこそ、少しずつ形になってきたわけで、身体のあちこちにガタが来始めてはいますが、ここまで持ってくれた生命と、応援してくれた周囲の人に感謝です。

●1月27日…〔今日の良かった〕27日は国連の定める「国際ホロコースト・デー」。この日に合わせ、イスラエルで元外交官の杉原千畝(ちうね)さんを称える式典が開催された。第2次世界大戦中、リトアニアに駐在していた杉原さんは、ナチスの迫害から逃れるユダヤ人のために、人道的な立場から日本政府・外務省の指示に背いて日本の通過ビザを発給し、6000人の命を救った。日本と外務省はヒトラーの気嫌を損なうことを恐れ、杉原さんに「ユダヤ人を見捨てろ」と命じたのに、杉原さんは独断で大勢のユダヤ人を助けた。この式典は、杉原さんの勇気を広く知ってもらう目的で、複数のユダヤ人団体が協力して開いたとのこと。ホロコースト犠牲者を追悼する施設の外壁に杉原さんの名を刻んだ石板が設置され、主催者は「人生のリスクを冒してまで私たちを助けてくれた、杉原の勇気ある行動を決して忘れない」と称えた。「命のビザ」で生き延びた人々の子孫は「既に他界した父は20歳のときに杉原さんのお陰で命を繋ぐことができました。今や孫も入れると60人の大家族です。杉原さんには感謝の気持ちで一杯です」。
リトアニアの首都ヴィリニュスを4年前に訪れた際、街を流れるネリス川のほとりの“SAKURA公園”に杉原さんの顕彰碑があり、複製された命のビザがパネルになっていた。杉原さんの行動はリトアニアでも知られている。
日本の学校の授業で杉原さんについて伝えることはとても大事。だけど「杉原さんスゴイ=日本人スゴイ」で完結することには異議がある。僕は次の3点も重視している。

・敗戦後、2年間の捕虜収容所を経て帰国した杉原さんに、外務省は労をねぎらうどころか退職通告書を送付、事実上の懲罰解雇にした。夫人は後の岡崎外相から免官理由として「ビザ発給の責任」を告げられた。解雇を進言したのは終戦連絡中央事務局連絡官兼管理局二部一課。外務省ソ連課長いわく「杉原は本省の命令を聞かなかったから、クビで当たり前なんだ。クビにしたのは私です」「日本国を代表もしていない一役人が、こんな重大な決断をするなど、もっての外であり、絶対、組織として許せない」。

・外務省関係者の間には「杉原はユダヤ人に金をもらってやったのだから、金には困らないだろう」という冷淡な中傷が流れ、これを聞いた杉原は旧外務省関係者と絶縁した。戦後も長く外務省では悪くいわれ、夫人は杉原さんのお墓の場所すら伏せざるをえなかった。

・政府は白人によるアジア人差別を批判しながら、人種差別集団の極致であるナチスと同盟を結び、そればかりか杉原さんの行動に対して、ヒトラーの顔色をうかがうような態度をとっている。
−−歴史から学ぶべきことはたくさんある。

1981年、ドイツ人ジャーナリストが著作『孤立する大国ニッポン』で「戦後日本の外務省が、なぜ杉原のような外交官を表彰せずに追放してしまったのか、なぜ彼の物語は学校の教科書の中で手本にならないのか、なぜ劇作家は彼の運命をドラマにしないのか、なぜ新聞もテレビも、彼の人生をとりあげないのか理解しがたい」と抗議した。その後、次第にメディアが取り上げ始める。
生誕百周年となる2000年、没後14年目にして、ようやく日本政府による公式の名誉回復が河野洋平外務大臣によって行われたが、この時ですら当時の外務省幹部は反対しており、名誉回復は押し切ってなされた。
「これまでに外務省と故杉原氏の御家族の皆様との間で、色々御無礼があったこと、御名誉にかかわる意思の疎通が欠けていた点を、外務大臣として、この機会に心からお詫び申しあげたいと存じます」(河野洋平外相)
現在、杉原さんの“命のビザ”で生き残った難民たちの子孫は25万人に達するという。

「政府の命令に背き、良心に従った杉原さんがいなかったら、私たちの誰も存在しなかった。私たちが歩み続けた暗い道の中で、杉原さんの星だけが輝いていた」(ビザ受領者アンナ・ミロー)
「自分についてはまったく話さなかった。誰にでも温かく接する人柄だし、決して、上から見下ろしたり、差別したりしなかった」(モスクワ駐在員時代の部下・川村秀)

〔杉原千畝さんいわく--〕
「私のしたことは外交官としては間違っていたかもしれない。しかし、私には頼ってきた何千もの人を見殺しにすることはできなかった」
「大したことをしたわけではない。当然の事をしただけです」
「彼らは国を出たいという、だから私はビザを出す。ただそれだけのことだ」

//大相撲は関脇玉鷲が初優勝。初土俵から15年、休場は一度もなく「1151回連続出場」は現役1位。34歳2カ月での初優勝は半世紀で2番目の年長記録。モンゴルから来た努力の人に春、おめでとう。“変化”を使わない、玉鷲のガチンコ突き押し相撲は見ていて気持ちがいい。ちなみに趣味は小物、お菓子作り。可愛い。

●1月26日…〔今日の良かった〕今月11日の日記で紹介したヴァイオリニスト、アンネ=ゾフィー・ムター演奏の『ツィゴイネルワイゼン』の御礼として、旧友が同じムターが演奏したヴィヴァルディ『四季』の熱狂的名演の動画を教えてくれた!『四季』では「春」が一番人気でCMにもよく使われているけど、ムターのライブ演奏は「冬」の緊張感がハンパない!このヒタヒタと厳冬が迫ってくる感じ、ナマで聞いたら脈拍がおかしくなりそう。冬の第2曲はうってかわって暖炉の炎に当たってるような柔らかな世界。ド感服。そして最大の圧巻はアンコールで演奏された「夏」の嵐(頭出し済み)!これ15人で出してる音じゃないだろ!?100人のオーケストラに聴こえる。演奏後はスタンディングオベーションも起きた(クラシックでは珍しい)。旧友が愛を込めて呼んでいる“ムター親分と手下たち”の演奏、是非お楽しみあれ!!
※クラシックのコンサートでは、曲が全部終わるまで拍手をしないという暗黙のルールがある。ところがこのライブでは聴衆が感動のあまり、「冬」の第1曲で拍手してしまっている。それがマナー違反に思えないほどの名演!

//大坂なおみ選手(21)が四大大会の全豪オープンテニスで優勝!世界ランキングが1位に。推移を見ると2012年は1016位、16年は95位、18年4位、圧巻の成長度A!

●1月25日…〔今日の良かった〕2012年にジョジョアニメの第一部がオンエアされた時から、“何年先になってもいいから、このシーンをアニメで見たい”、そう思っていたエピソードがいくつかある。第5部屈指の名バトル、ブチャラティVSプロシュート兄貴&ペッシ戦がまさにそれ。14話〜16話まで3話にわたった当エピソード、14話はプロシュートがえらく垂れ目で、鋭い切れ目のイメージを持っていた僕は「こ、これは兄貴なのか?」と戸惑った。時々ロングカットで人体比に違和感が…。だけど、15話と16話は「神作画」の領域だった!超重要な回を美麗作画で見られる幸せ!声優さんの名演、夕暮れの美しい風景、ドラマチックな音楽、ホント最高だった。2012年から7年間、ずっと待っていた甲斐があった。ブチャラティもプロシュートも最高。はうう…。

 
「アリーヴェデルチ(さよならだ)」昔の外国映画の字幕風フォントがまた良い!

●1月24日…〔今日の良かった〕昨日のファリャに続いて音楽との良い出会いがあった。スペインの作曲家アルベニス(1860-1909)は心臓病のため48歳で他界している。世代的にはマーラーと同い年で、ドビュッシーの2歳年上。「スペイン人の手で世界に通用するスペイン音楽を! 」と、音楽でスペイン各地を描きあげた。それらは主にピアノ単体の独奏曲で、小品を集めたものが多い。長生きしていれば、オーケストラと共演するピアノ協奏曲も生まれていたかも、そう残念に思っていたら、20世紀後半に行方不明になっていた『ピアノ協奏曲イ短調“幻想的協奏曲”』の楽譜が発見されていた!しかもYouTubeに演奏がアップされていた。
緊張と共に再生ボタンをクリック。第一楽章は壮大な始まり方をした後、5分ほどしてめっさ美しいピアノ・ソロが流れ始めた(頭出し済み)。キターー!!旋律からロマン砲炸裂、超好みのメロディーライン、至福のひとときでござった。アルベニスという作曲家自体がクラシック・ファン以外は馴染みが薄いため、この曲が世に普及するにはまだ時間がかかるだろうけど、100年後には「アルベニスのピアコン(ピアノコンチェルト)ええよなぁ」と愛聴する人が増えているだろう。

//アルベニスの後継でスペイン音楽を発展させたグラナドス。彼も作曲活動に脂が乗り始めた48歳で他界している。しかも病気で没したのではなく、第一次世界大戦の混乱の中、乗船した汽船がドイツ軍潜水艦(Uボート)の魚雷攻撃を受け、英仏海峡の波間に消えるという悲劇的な最期。グラナドスはいったん救命ボートに助けられかけたが、溺れる妻を見て海に戻ったという。
グラナドスの最高傑作は晩年のピアノ曲集『ゴエスカス(ゴヤ風)』。この中の「愛と死」の後半に、2分間ほど素晴らしい旋律が登場する。その部分にリンクを貼ったのでよろしければ是非!ドイツ軍は取り返しのつかぬ事をした。

●1月23日…〔今日の良かった〕クラシック・ファンとして、YouTubeがある時代に生きているこの幸運を感謝せずにいられない(クラシックは既に著作権フリーの音源も多い)。それまでCDショップになければ諦めていたマイナーな曲でも、根気よく探していれば、海外で誰か1人だけアップしていたりする。今日、僕はスペインの作曲家マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946)の若い頃の作品を探していて、20歳の時のピアノ曲『夜想曲』(5分)という傑作と出会った!なんちゅう美しさ。切なくもある。1896年の作品だ。
こんな曲、これまで存在すら知らなかった。そもそもファリャといえばバレエ音楽しか聴いたことなかったし(汗)。名演奏なのに誰が弾いているのかデータがなく、コメ欄を見ると、「いや、これはデ・ラローチャじゃあない」とかみんなで推測しあってますね。ほんとこれ、何度聴いても飽きないな。終わった瞬間にまた再生したくなる。ファリャさん、ムーチャス、ムーチャス、ムーチャス・グラシアス!
※ファリャは独裁者フランコがスペインの政権を握ったことで、反ファシズムの立場からアルゼンチンに亡命した。フランコ政権は何度も帰国を要請したが、彼は拒否し続けた。
※24歳のときのピアノ曲『アンダルシアのセレナータ』(5分49秒)もなかなか良い。
※一般的にファリャでイメージされる曲は、フラメンコとオーケストラが融合したバレエ『三角帽子』の陽気なフィナーレ(すごい迫力)。

//全豪大坂なおみ選手決勝に進んで欲しいですね!→決勝進出!おめでとう!

/ /昨日の『音楽の友』の記事に画像を追加。インスタの方もだんだん写真が増えてきました。

●1月22日…〔今日の良かった〕木曜の22時45分からEテレでオンエアされている5分間のショートアニメ『ざんねんないきもの事典』が面白い。夏休みに一度放送されたらしいけど、墓巡礼で気がつかなかった。第1回のコアラ編では、主食のユーカリの葉は毒があるから他の生き物と奪い合いにならないメリットがある一方、毒の消化で猛烈に体力を消耗するため、コアラは1日の大半を寝て過ごさないといけないんだとか。第2回のサバクノツノトカゲは、敵に襲われたときに身を守るため体内の血液をビームのように発射(ジョジョのディオに同じ技が。笑)。このとき、血を出しすぎて、それが理由で死んでしまうトカゲいるとのこと。防御になってない(汗)。24日の第3話も楽しみ。

//発売中の『音楽の友 2月号』に「世界音楽家巡礼記(23)」を寄稿。今回は「北欧の巨匠たち」と題して、グリーグ(ノルウェー)、シベリウス(フィンランド)、ニールセン(デンマーク)を紹介。北欧の作曲家の音楽は、霧に包まれた森や湖が絵画のように目に浮かぶ。濃霧が生み出したモノクロの世界は、水墨画を愛してきた日本人の感性とよく合う。
これまでスウェーデンには墓巡礼したくなる作曲家がいなかったけど、前々回のオフ会でクット・アッテルベリの存在を知ったので、早く墓参したいな。アッテルベリが眠る墓地には、ノーベル、イングリッド・バーグマン、ストリンドベリ、サルコーのお墓もあるし。




岩壁の真ん中にグリーグの墓!
(ノルウェー・ベルゲン)
夜11時、オスロ行き夜行にベルゲンから乗車。
まだ空が明るい。北上すると白夜になる
自邸の裏庭に眠るシベリウス
(フィンランド・ヘルシンキ)
ニールセンは彫刻家の妻が彫った
レリーフ付き(デンマーク・コペンハーゲン)

●1月21日…〔今日の良かった〕ギターを伴奏楽器から独奏楽器に昇華させた“ギターの父”、スペインの作曲家フランシスコ・タレガ。彼の作品を片っ端から聴いている。最も有名な曲は『アルハンブラ宮殿の思い出』(5分24秒/演奏は孫弟子のセゴビア!)なんだけど、僕は異国での望郷の想いとも、亡くなった幼い娘さんへの追悼曲といわれている『ラグリマ(涙)』(2分)が胸に来た。一音、一音にタレガの想いが込められている。2分間の短い曲だけどホント心に残った。そして『ゆりかご』(2分45秒)も良い。とても穏やかで温もりに満ちた曲。このタレガさんは、親しい人の名前を曲名にすることも多く、まっこと優しい人だなぁ。

//先日の『笑ってコラえて!』の墓マイラー企画を見逃された方、途中から見たという方、YouTubeにはありませんが、某動画サイトに…ゴホン、ゴホン(リンクA)(リンクB※41分あたり、フェロモン広告注意)。見つけましたが、削除は時間の問題と思います。解像度が低いから少し若く見えて個人的には嬉しかったり…いや、何でもないです、忘れて下さい。

 

//漫画原作者・小池一夫さん(フォロワー86万人!)のツイッターがいい。→

小池一夫@koikekazuo
好きな人がいっぱいいる人は、好きなことがいっぱいある人は、人生が深刻化しません。深刻になって行き詰っているときは、とても視野が狭くなって「好き」が無い状態です。「真剣になれ、深刻になるな」。

…『笑ってコラえて!』の失恋エピソード3連発なんかまさにこれです。好きな芸術家や作家がいっぱい増え、絵画・音楽・文学、両手で抱えきれぬほど好きなことが増えたおかげで、ダメージが深刻化しなかった。
ちなみに、過去の小池一夫さんのツイートで超メモったのはコレ→

小池一夫@koikekazuo
「ネットでは、無責任に好き勝手なことが書かれている。前にも強く言ったのだが、表現者は絶対に匿名掲示板などを見るな。悪意の深淵を自ら覗くな。」

●1月20日…〔今日の良かった〕なんと、明晩21日の9時からBSプレミアムで映画『それでも夜は明ける』オンエアされる!19世紀アメリカで黒人音楽家ソロモン・ノーサップが12年間の奴隷生活を強いられた実話を描き、アカデミー作品賞に輝いた傑作。差別と虐待を受けながらも、人間としての尊厳を守り続けた男。原題は『12 Years a Slave』だけど、この邦題は良い。特に“それでも”という部分が!必見です。
※黒人のマックィーン監督がニューヨーク映画批評協会賞で監督賞を受賞した際、スピーチ中に「お前なんか、しがないドアマンか清掃作業員だ!」とヤジを飛ばされるなど、改めてレイシズムが浮き彫りに。同監督は動じず最後までスピーチを続け、ヤジった男は協会を除名に。(予告編

//う〜む、これは厳しい!昨年から募集をかけていた『偉人墓巡礼ツアー フランス・パリ6日間』(3/25-3/30)、申込み期限は1月末になっていますが明日21日14時までにあと8名の申込みがないと催行中止とのこと。
実質4日間でショパン、ナポレオン、ドラクロワ、ユゴー、モジリアニ、スタンダール、ジム・モリソン、エディット・ピアフ、アントワネット、トリュフォー監督など約60名の墓所をめぐり、さらにルーブル美術館とセーヌ川下りまで盛り込んだ「全部載せ」企画だったのですが、やはり旅費38万はハードルが高いですよね…。
ただ、この価格はほんとギリギリです。春休み時期の往復フライト代、4つ星ホテル4泊、貸し切りバス、通訳ガイドさん、各所入場料その他を合算すると、15名以下では赤字になる価格。ほとんど利益がなくても、旅行会社さんは「文化事業」と位置づけ企画して下さいました。僕もノーギャラ覚悟です。もし迷われている方がおられましたら、明日14時までにお申し込み頂けると幸いです!

●1月19日…〔今日の良かった〕Eテレ『ららら♪クラシック』が良かった!後ほど更新します。

●1月18日…〔今日の良かった〕16日放送の『歴史秘話ヒストリア ぼくはアニメの虫/手塚治虫がやりたかったこと』、手塚先生のアニメ事業に的を絞った見応えのある内容だった。初めて見た1984年の作品『ジャンピング』(6分21秒)に思わず見入った!ジャンプするたびに、野原、街中、海、戦地と視点が移動していく様子が臨場感たっぷりに描かれ、これを現代の4DX劇場で上映したら大きな話題になるだろう。後半、ある雲の中に落ちたときに地面がないという…。短い6分間にこのメッセージ性。嗚呼、手塚先生!
『ジャンピング』ってウィキの項目にもなってない作品だけど、世界4大アニメーションフェスティバルのひとつ、ザグレブ国際アニメーション映画祭グランプリを受賞している。ユネスコ賞も獲得。この作品の存在を知ったことは大きな収穫だった。

//『笑ってコラえて!』の余波が続いている。2005年に出した僕の著書『お墓お散歩ブック』は定価が約1700円なのに、アマゾンで中古本に約10倍の16800円がつき、しかもそれが売れていた。業者はえげつない値段をつける。保存状態だって“可”なのに異常な価格。僕はいま新しい本を書いており、年内には形になると思うので、この値段で買うのはNGです。数日経てば価格も下がっていきます。名案がひらめいた!増刷すれば問題解決しますよ、大和書房さん!

  恐ろしい値段になっている…う〜む

●1月17日…〔今日の良かった〕昨日の今日なので私事ネタです。『笑コラ』、勇気を出して出演し本当によかったです!撮影当初、「やっぱ、厳しくないですか?ゴールデンタイムのバラエティでお墓をやると視聴者はドン引きしますよ」などと懸念していたのですが、ネット上のまとめページ(全5ページ)を拝見した限りでは、「感謝している恩人に“ありがとう”を言いに行く」というシンプルな理由は受け入れられた気がします。ゴッホやショパンの話の反応など、視聴者の感想を読んでこちらが泣きそうに。失恋のお馬鹿なエピソードは、我が身の事ながら爆笑しました。“そりゃあ、フラれるよカジポン!”と。テレビ画面のカジポン役に僕が突っ込むカオスな状態でした。

オンエア中からツイッターのフォロワー登録を知らせる着信音が鳴り続け、1時間で約1500人フォロワーさんが増えました。放送終了後は、親戚から電話がかかってきたり、何年も連絡をとってなかった旧友からフェイスブックやツイッターにコメントがきたり、カジポン役の俳優・島林瑞樹君からも連絡がありました。
ツイッターの「おすすめトレンド」に、おそらく我が人生では最初で最後であろう「墓マイラー」と「カジポンさん」がダブルで入って驚倒。「カジポン」ではなく「さん」がついているのが、なんか嬉しかった(『AKIRA』の金田もニッコリ)。“さん”付けは、おそらく51歳という年齢もあるだろう。

改めてロケを見て、奇跡のようなタイミングと思ったのが、龍馬の墓前で涙ぐんでいた女性の方、そしてシャトーブリアンの墓前で詩を朗読にきたパスカルさんと出会えたこと。多くの人には「墓マイラー」は初めて聞く言葉だろうし、「変わった趣味」「どちらかというと変人」という印象を持たれるかも知れない。ところが、ロケに行くと僕以外の墓マイラーがそこにいる。日本でも、世界でも。視聴者の方に、墓マイラーがたくさんいることを伝えたかったので、この偶然に感謝しまくり。ちなみにパスカルさんが自身を「ブルターニュ人」と名乗っていたのは、フランス北部ブルターニュ地方が、ケルト文化の影響を受けた特別な土地という郷土愛からきています。




友人が送ってくれた
おすすめトレンドの写メ
シャトーブリアンの墓前で
優しくこう言って下さったパスカルさん

ゲストが菅田将暉さん、坂口健太郎さんという豪華さもあって、視聴率はありがたいことに20時台で首位、21時台は裏番組の『相棒』と同率首位とわかり、墓トークで視聴率が急降下することは避けられたよう。胸を撫で下ろした。
番組後、複数の石屋さんから温かい感想メールをもらえたのも嬉しかった。最近は「墓じまい」という墓マイラーが気絶しそうな言葉が出てきて、お墓業界はあまり元気がない。こういう時だからこそ、お墓LOVEを全身全霊で叫び、石屋さんにエールを送りたかった。思いが伝わってよかった。

僕が通う空手道場は、僕以外、全員が黒帯(小学生も!)で、運動神経絶無の僕だけが10年間も茶帯。普段は「茶帯の下手なオッサン」と距離を置かれてるのに、今日は道場の扉を開けた瞬間にワラワラと子どもたちが集まって来て「オス!」「オス!」「オス!」とみんな挨拶してくれるじゃないですか!「すごい、これがゴールデンの力か!」と感嘆しました。
今まで近所の人やPTAの人に「何をやってる人だろう」「時々大きなリュックを担いでる怪しい人」と思われていたのが、いや、怪しいのは正しいんだけど、少なくとも「安全なお馬鹿」と分かってもらえたら、ほんと嬉しいです。(*^_^*)

ところで!番組で紹介されたフランスの墓は3人のみでしたが、実は11人に墓参しています!放送時間の関係で泣く泣くカットされたのは、ゴッホ兄弟、ナポレオン、マリー・アントワネット、ロダン、サティ、ラヴェル、アンリ・ルソー、ロマン・ロラン。それぞれの墓地に良いエピソードがあり、深夜でもいいので、お蔵入りになっている巡礼映像に陽の光を当ててあげてほしいなぁ…ねぇ、日テレさん(チラ見)。

//フェイスブックのフレンド登録、順番に行っていますので、申請された方、いましばらくお待ちください(汗)。10年以上前からの読者の方から申請を頂くと、なんかこう、胸がいっぱいになります。既に会ったことがあるような感覚に。よくぞ足を運び続けて下さったと…!

●1月16日…〔今日の良かった〕ついにこの日が。朝刊のテレビ欄、本日出演『笑ってコラえて!新春SP』の中に“墓マイラー”の文字を発見!もう緊張しすぎて、2日前から足の小指をテーブルの脚、椅子の脚、いろんなものにぶつけまくり。
先日も書きましたが、今回の放送は、このホームページやツイッターなど、ネットでのみ繋がっている初対面の方に、番組を通して「はじめまして」のご挨拶というか、心の握手ができたら、そんなふうに願っています。そして旧知の方には「お久しぶり!」のハイタッチです! (^^)/
※今朝のディレクターさんからの情報では、20:45頃から登場とのこと。

【追記】放送終了!皆さんも失恋した時に、恋の炎の灰からダイヤを拾える人を好きになって下さいね。ビバ失恋です(本末転倒)。恋愛というものは、成就しないことの方が圧倒的に多いんです。学校では失恋からの立ち直り方を教えてくれませんが、これは必修科目にすべきです。将来、ストーカー化しないためにも。
失恋しても自分が成長して恋が終われば、悲しみを胸に抱きながらも、相手に感謝しこそすれストーカーになるのはあり得ません。そして芸術には失恋して繊細な心理状態にある方が、感動できる作品が多いんです。幸せルンルンなときには見えてなかった、心に響く芸術作品が次々と見つかります。墓マイラーの話については明日の日記で。

今回、取材して下さった日テレ・石原ディレクターほか製作陣の皆さん、再現VTRの俳優の皆さんに心から感謝。青年時代役を演じた島林瑞樹さん、見事な再現度でした。何もかもあのままです!そしてシャトーブリアンの墓前で偶然出会ったパスカルさんに画面を通してまたお会いできて胸熱でした…涙。

//8年前に連載を開始した『月刊石材』の「墓を訪ねて三千里」がもうすぐ第100回。それを記念してバックナンバーがWEB化されました!まずは第1弾として25名をピックアップ。誌面ではモノクロ写真ですが、WEBではフルカラー。やっぱカラーは美しい。連載は約1400字という制限があり、その中に巡礼エピソードと伝記を入れる必要があるんだけど、逆にいえばコンパクトになって読みやすい。サイトだと文字数に制限がないため、つい長文になるから(汗)。是非、移動中にでもこのWEB版をお楽しみ下さい。

//開設したばかりのフェイスブック。このサイトを見てフレンド申請される方(既にされた方も)は、メッセージに「文芸ジャンキー読者です」の一言を添えて頂けると助かります。

●1月15日…〔今日の良かった〕先日のNHK『サグラダ・ファミリア 天才ガウディの謎に挑む』がとてつもなく素晴らしい内容だったので、数日中に紹介します。

//『笑ってコラえて!新春SP』オンエアまで、あと1日!番組放送後、撮影時の現地の方との交流や、放送時間の関係でカットされた巡礼エピソードなどアップしますね。

●1月14日…〔今日の良かった〕大河ドラマ『いだてん』第二話も実に丁寧な作り。熊本で生まれた主人公・金栗四三は体の弱い子どもだったが、長い山道を走って通学するうちに、マラソンでは呼吸法が大切と悟り、「スッスッ、ハーハー」の呼吸で誰よりも速く長距離を走れるようになっていく。若き日の古今亭志ん生も落語の師匠に入門、物語が動き出した。大声で歌いながら自転車に乗る綾瀬はるかさんに癒された。
※ただし、37歳の勘九郎が15歳の中学生役は無茶ぶりすぎます!(笑)

/週末のNHK『さし旅 仏像マニアと巡る新春!御利益ツアー』。番組登場の仏像マニアが持っていた仏像フィギュアコレクションの中に、なんと「法然上人」のフィギュアが混じっていた!制作はあの海洋堂。これは欲しい。ネットで検索したら「親鸞上人」のフィギュアまであった。既に販売終了、ヤフオクは落札1万円超え。さすがに手が届かない。

//ネットに詳しい友人に勧められ、初めてフェイスブックを開設。いやあ、これは面白い。試しに好きなゴッホ絵『最初の一歩』と、没後もファンに愛されているのがわかるモジリアニの墓画像をアップしたんだけど、サイトだと容量が重くなるから縮小している画像が、クリックひとつで大きいまま見られる!
フェイスブックは2004年に設立され、2017年に全世界のユーザー数が18億人を突破。日本語化されたのは2008年で、日本の利用者は2700万人を超えているとのこと。日本人の4人に1人ってすごいな。僕は11年も遅れてこのムーブメントに参加。

僕は文ジャンという個人サイトを持っているし、ツイッターもやっているので、正直、これまでフェイスブックを開設する必要性を感じていなかった。だけど、友人から「フェイスブック、ツイッター、ブログ、個人サイトは、メインのユーザー層がそれぞれ異なっているから、アクセスできるツールを増やした方がいい」とアドバイスされ、明後日の『笑コラ』オンエアを控え、タイミング的に良いかもと開設しました。
ただし、あくまでも「主戦場」はこの文芸ジャンキー・パラダイスであり、フェスブックは墓マイラーに特化していこうと考えている。というのも、ラインで『世界墓マイラー同盟』を運営しているけど、メンバーは総勢3人オンリーだし、全国各地にいるであろう孤独な墓マイラーを、幅広く結びつける情報交換の場が必要と痛感していたから。
原則、完全オープンにするので、「フレンドまで公開」とかはやらないつもり。テレビを見た墓マイラーの人から連絡が来るといいな。

※フェイスブックの『知り合いかも』欄に、自動的にいろんな人が表示されるんだけど、10年ぶりとか、20年ぶりに見る名前があって、「おお〜、この人は全然変わってない!昔のままだ」とか、めっちゃ懐かしく、思わず見入ってしまう。

※若者に人気の「インスタグラム」は1600万人のユーザーがいる。僕もローラさんの辺野古基地反対メッセージのその後の報告を追いたくて、彼女をフォローするため登録を済ませた。さすがに5ツールの更新は手が回らないので、こちらはボチボチに。

//訃報が続いている。1月4日に英国の絵本作家ジョン・バーニンガムさん(82歳)、5日旅行ジャーナリストの兼高かおるさん(90歳)、6日「出前一丁」「アート引越センター」「積水ハウス」などCMソングの女王・天地総子さん(78歳)、12日に哲学者の梅原猛さん(93歳)と女優の市原悦子さん(82歳)。哀悼の意を表します。

●1月13日…〔今日の良かった〕第122回にして、ついに海外へ進出した昨夜のNHK『ブラタモリ』。地形から見るローマ発展の歴史はとても面白く、最後に登場したイギリスからインドまでの古代の道路地図(7メートル!)は圧巻だった。次回は、トレビの泉など水から見るローマ。

//昨日の『絶望名言』に触発され、自分でも過去に映画や小説からメモったものを見直してみた。すると、名言の内容はマイナスにもかかわらず、共感したり、噴き出したりで、不思議と元気に。以下、いくつかチョイスしたく!これらは、今までトップページ上部にある「人生の名言(救命ロープ)」に一度も登場したことがないものばかり。

・人間のこの巨大な渦(うず)の中にいる時くらい、深く孤独地獄を味わったことはない(ファーブル)昆虫学者
・人間のみがこの世で苦しんでいるので、笑いを発明せざるを得なかったのだ(ニーチェ)哲学者
・「明日は、明日こそは」と人は人生を慰める。この「明日」が彼を墓場に送り込むその日まで(ツルゲーネフ作家
・欲するものがすべて手に入りつつある時は警戒せよ。肥えていく豚は幸運なのではない(ジョーエル・チャンドラー・ハリス)作家
・立派な信念と公平さと誠実さを持つ人物を口を極めて賛美することは、人間一般に対する不信を表明しているのと全く同じだ(ラ・ブリュイエール)思想家
・死んだらとりあえず部屋代を払わんでいい(モーム)作家
・自分を哀れむという贅沢がなければ、人生なんていうものは耐えられない場合がかなりあると私は思う(ギッシング)作家
・愚かな女は見かけほど愚かではない。愚かな男は実際その通りであるが(マルセル・アシャール)劇作家
・美的にも、知的にも、そして論理的にも自分ほど進んでいない世の中を忌む(夏目漱石)
・この世に人間ほど凶悪な動物はいない。狼は共食いをしないが、人間は人間を生きながらにして丸飲みにする(ガルシン)作家
・何という世の中だ。狂人が恥を知れと叫ばねばならんとは!(A・タルコフスキー)映画監督
・女に忘れられたら男だって意地になる。そういう女を忘れる為に出来るだけの手は打ってみせる。それでもうまく行かなければ、せめて忘れた“ふり”をする(モリエール)劇作家
・40歳を過ぎると男は自分の習慣と結婚してしまう(メレディス)作家
・あきらめを十分に用意することこそ、人生の旅支度をする際には何よりも重要だ(ショーペンハウエル)哲学者
・何事も期待せぬ事。それが肝心(吉田兼好)歌人
・この世から未来永劫消えないものは二つだけ--『宇宙』と『人間の愚行』だ。ただ、宇宙のほうは断言できない(アインシュタイン)科学者

最後のアインシュタインが強烈すぎる。だが、そこが良かったりもする。

//たぶん今、日本中の個人サイト管理者が、ヤフーニュースの表示ボックス不具合で途方に暮れていると思う。お正月までこのトップページ上方のヤフーヘッドライン枠は普通に表示されていた。でも、1月3日にYQLというニュース表示ツールが提供終了となり、白い枠しか表示されなくなった!パソコンに詳しい人は、自分でプログラムを書き換えて再表示させているらしいけど、ネット原始人の僕には何がなんだかサッパリ…。
業界の知人によると、時代はブログやインスタであり、ヤフーは絶滅しつつある個人サイトに力点を置いておらず、新たな表示ツールを配布することはなかろうとの悲観的予測。あのトップニュース8本のリアルタイム・ヘッドライン、めっちゃ便利だったのにな…。もし読者の方で「これが使えるよ」というニュース表示ツールがあれば、メールで連絡をいただけると助かります。
【追記】問題解決しました!スーパーハッカーみたいな知人が、魔法のようにプログラムを書き換えて、再び利用できるように!むしろ以前よりスッキリと見やすくなってる!感動!



 ※これ以前は『最新文芸情報バックナンバー』へ!


 
日本だけ労働者は涙目。もう自民政権ではこの構造を変えることは出来ない。固定化してしまっている。電力会社などの企業献金に支配されて、他国のような労働者保護の政策がとれない。
戦後1000兆円も借金を作ったうえに(同じ敗戦国のドイツは借金ゼロ)、少子化問題を放置、タックスヘイブンも野放し、過労死多発でもサービス残業を取り締まらない(独仏の労働者は残業なし、夏4週間・冬2週間の休み。現政権は憲法破壊の安保法制強行、不必要な原発再稼働、財源がなくても議員や公務員の給料はアップ実施、もうめちゃくちゃだ。


昨年、安保法制の強行可決後、安倍氏がNYの
国連本部に行った際に出迎えた反戦市民グループ。
画像はコラじゃなくガチ。
「宗主国へようこそ・お土産は戦争法制」
宗主国(そうしゅこく)とは植民地の主。“日本は米国のポチ、
主権なんかない”という皮肉MAXの言葉。
そして左の女性が持っているプラカード、ここには『1984年』
に登場する以下の有名な洗脳スローガンが書かれている。

「戦争は平和なり
自由は隷従(れいじゅう)なり
無知は力なり」

★YouTube『新型学問 はまる!ツボ学/ジョジョ立ち学』(12分)



討論の相手が普通の自民支持者なら会話が成立するけど、新興宗教の信者だと本当に骨が折れる。あまりに教祖がすべて過ぎ、話が一向に進まない。疲れる。真言宗、天台宗など昔からある宗派は反戦・非暴力が信条だし、日本の古いカトリック教会や修道会もリベラル。秘密保護法、安保法制などタカ派の安倍内閣を支持、或いは協力しているのは幸福の科学、統一教会、創価学会という3大新興勢力。創価には知り合いがいる(しかも良いヤツ)からあんまり批判したくないけど、立憲主義を踏みにじってはカルトと言われても仕方がない。安保法制が絶対に必要なら、ちゃんと憲法改正すればいいのに、それをやろうとしない。僕が持っている釈迦やキリストのイメージは、秘密保護法や戦争法を容認する人物じゃない。むしろ真逆。

 
 
 ★動画リンク→「安保法制採決、山本太郎議員の渾身の叫び」(60秒/YouTube)
--------------
「やられたらやりかえす」のは個別的自衛権。これは問題ない。集団的自衛権は日本が「やられていないけどやりかえす」こと。中国や北朝鮮と不測の事態になれば個別的自衛権で対応できる。
〔安倍氏から日本を取り戻す〜時事まとめ〕 集団的自衛権 / 秘密保護法 / メディア /
自民憲法草案の条文解説

●サイトで自分の思いを語るということ
HPで意見を発表すると、自分の「間違った知識」や「一方的な思い込み」を指摘され、初めて誤りに気づけます。これは本当に有難いことです。勘違いしたまま一生を終えるところを、真実に気づくことが出来るからです。自分が独りよがりな誤った考え方をしていないかを確認する為にも、勇気を出して積極的に意見を発表していきますネ!!(*^v^*)
僕は過去の反省と愛国心は両立すると考えている。
むしろ、過ちを反省できぬ国なら情けなくて愛せない。


歴史認識問題に決着!…日本と韓国 /中国 /台湾 / 東南アジア / 米国
・昭和天皇かく語りき / 靖国問題 / 愛国心 / 君が代起立強制 / 消費税 / 残業問題
・安倍首相は原発事故を防げなかった責任を感じて欲しい
・集団的自衛権の問題点
●二次加害者にならないために〜日本人慰安婦の話(美輪明宏)と元日本軍慰安婦に関する正確な知識

・日本軍の記録に残る南京大虐殺(軍命令により実施) http://urx3.nu/ouPU (7分)
・残念だが南京事件はあった〜当時の陣中日記から(2008) http://goo.gl/d2fGMA (32分)
・当時の一次史料『南京事件・兵士たちの遺言』(2015) http://goo.gl/K0U1Ef (45分)
・南京大虐殺の証拠〜当時の記録映像と生存者の確実な証言(32分40秒)

(愛国心を強制することは、「国民には愛国心がない」「法律で“愛せ”と命令せねば愛してもらえない国」と世界に公言してるのと同じ)
「生活」「社民」「共産」は小異を捨て大同団結すべし。リベラル大連合を作り、EU、北欧のように残業ゼロの社会を!EU、北欧に可能なら日本でも可能なはず。日本人に人間らしい生活を!
日本には過労死するほど仕事があり、自殺するほど仕事がない。
※一般市民が他人の財布からお金を盗めば、すぐ警察に捕まる。だけど、経営者が従業員の財布からお金を盗んでも処罰されない。これが「残業代未払い」。他国では許されない。

●『アイヌ、琉球は縄文系=本土は弥生人との混血』…国立遺伝学研究所(遺伝研)や東大などの研究チームが過去最大規模の細胞核DNA解析を行った結果、日本人を北海道のアイヌ、本土人、沖縄の琉球人の3集団に分けた場合、“本物の日本人”は縄文人に起源があるアイヌと琉球人が近く、本土人は中国大陸から朝鮮半島経由で渡来した弥生人と縄文人との混血(弥生人7〜8割、縄文人2〜3割の混血)と判明。国籍や人種にこだわる人はこれで冷静になるだろう。

●『なぜ当サイトは原発再稼働に反対するのか

●YouTube『メディアは沈黙・3分でわかる日米原子力協定の闇
“時代に合わない”から憲法を変えるのではなく、憲法の理想の方へ時代を変えて行かなきゃならない。「人に無理強いされた憲法だと云うが、拙者は戦争はいたしません、というのはこの一条に限って全く世界一の憲法さ」(坂口安吾/作家1906-1955)

「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)だますものだけでは戦争は起らない。だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でも既に別の嘘によって、騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作/1946年8月「映画春秋・創刊号」)

//ルイ・アームストロングが歌いあげる『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』(2分15秒)を聴きまくり。この全てを包み込む優しい笑顔がたまらない。目を見てるだけでウルウルくる。歌詞も最高!『♪僕は緑の木々や赤いバラを見る/それは僕らのために花開く/僕はしみじみ思うんだ/なんて素晴らしい世界かと/僕は青い空や白い雲を眺める/明るく喜びに満ちた昼、暗く神聖な夜/そして僕はしみじみ思うんだ、なんて素晴らしい世界なのかと/七色の虹が空にかかり、行き交う人々の顔を染めている/僕は友人たちが「ご機嫌いかが」と挨拶しながら握手を交わす姿を見る/彼らは心から告げる「アイ・ラヴ・ユー」と/赤ん坊の泣き声が聞こえる。僕はあの子らが僕よりも多くのことを学び成長していくのを見守ろう/思わず感動してしまう/なんと素晴らしい世界じゃないか/そうさ、僕はしみじみ思うんだ/嗚呼、この世はなんて素晴らしい世界なのかと!」。2分チョイの短い曲なのに、胸がジワ〜と温まり、歩き続ける力をくれる素晴らしい作品っすね。※影絵とのコラボAmazing Hand Shadow(2分21秒)も泣かせます!


●特選レポ&動画…命の環の話//サービス残業問題//普天間基地は国外へ//チェ・ゲバラ巡礼レポ//アフガン伊藤和也さんを悼む//パレスチナについて//暴力団について//2008 南極・スコット巡礼 //チベット問題について//障害者自立支援法の問題点//『YouTube Classic』//静止画像と思えないヘビの回転テントウ虫//ミルクとパンダの赤ちゃん(53秒)//ウーマン・イン・アート(2分52秒)//『世界一周ダンス』(3分42秒)世界7大陸・39カ国をダンスで巡る。見終わって何とも言えない幸福感に包まれる動画。地球最高!※最新版もスゴイ!(4分半)//『SF名文句集』//ボブ・マーリィ巡礼レポ//人体の免疫効果を調べている阪大の研究チームによると、「1日に8回以上笑うことでガンに対する免疫があがる」とのこと。
宇宙はこんなに美しく、
そして果てしなく広大!
究極の天体写真10選
をアップ!美の極致ッス


 

ミレーとゴッホの『種まく人』〜負け戦が続いても、死後に実る麦の種を撒いたと信じて今日頑張る


東京ローカルのMXテレビがパナマ文書に踏み込んだ内容を放送(8分43秒)。パナマ文書リスト記載者の言い訳は全部同じ。
以下の7つを繰り返しているだけ。番組内で企業や投資家の弁明を論破していた。

「ビジネスのためで租税回避(脱税)目的でない」
→租税回避(脱税)目的以外で租税回避地は使われない

「投資先の依頼で」
→投資先の租税回避(脱税)に協力、さらに自分も租税回避、言い訳にならない

「損したから租税回避ではない」
→国内で課税対象の元本の租税回避であり、投資後のゲイン(利益)の話ではない。
 租税回避への投資そのものが税逃れ行為。

「租税回避地と認識していなかった」
→契約書に登記地明記。プロとしてあり得ない。

「金額が小さい」
→大小の話ではなく国民の当たり前の義務を回避したということ

「政治家でないから節税は問題ではない」
→節税ではなく脱税。政治家でなくても犯罪。

「みんなやっている」
→子供の論理






大手メディアがひた隠しにする
“ほんとうのリスト(一部)”

「電通、東電、JALの社名を一切出さない
日本のメディアはジャーナリズム失格、
国会で取り上げない政治家たちも同罪」


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文芸ジャンキー版・東京探訪MAPを作成!
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アメリカ自然史博物館(NY)が制作した『The Known Universe』はヒマラヤ発→宇宙の果て→ヒマラヤ着を6分半で表現しており、美麗映像とコスモな音楽がめっさ心地良い!現世から遊離したような、神さま目線の浮遊感覚を味わった。ぜひ最大画面で壮大な旅を味わって欲しい。時々画面の下に出ているのは“光年”などの距離情報。地球の周囲の無数の軌道は人工衛星のもの。その後の軌道は月。70光年離れると青い光で包まれるけど、あれは人類の電波が現時点で届いている距離(つまりそれより遠い惑星に異星人がいても、UFOで来ない限り人類の存在に気づけない)。さらに離れると宇宙が扇状に見える。ホントは球形だけどまだ未観測部分があるため扇状に表示されているんだって。なんちゅう、贅沢なひととき!


(STOP THE HATE!! 国連本部前のオブジェ)
「科学と芸術は全世界に属する。それらの前には国境など消え失せてしまう」(ゲーテ)
「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日」(趙 昌仁)作家
「人間の先祖は本人の血族ばかりでなく、文学の内にも存在している」(オスカー・ワイルド)作家
「人を憎んでいる暇はない。わしにはそんな時間はない」(黒澤監督の映画『生きる』から)
「私は殺されることはあっても、負けることはない」(ヘミングウェイ)作家
「僕が最もウンザリするもの、それは無知による憎しみだ」(マイケル・J・フォックス)俳優
「船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない」(パウロ・コエーリョ)作家


●『戦争絶滅受合法案』 (原案は第一次世界大戦の終結後、1929年にデンマーク人フリッツ・ホルムが起草したもの)※長谷川如是閑の創作説もあるけど、ウィキに原文=1928年11/16発表があり、やはり本物のようだ。
戦争開始後、10時間以内に次の行動をとること。以下の者を順番に“最下級”の兵士として召集し、できるだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下で戦わせること。
1.国家元首。君主も大統領もこれに該当。ただし男子に限る。
2.国家元首の男性親族で16歳以上の者。
3.総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4.国会の男性議員。ただし戦争反対の投票をした者は除く。
5.キリスト教や仏教のほか、あらゆる宗教関係者の高僧で、公然と戦争に反対しなかった者。
付記.該当者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦または使役婦として召集し、最も砲火が接近した野戦病院に勤務すること。
(後年の妙案)
※有権者の責任…戦争に賛成した議員を選んだ選挙区の有権者から順番に徴兵せよ。
※戦費について…戦費は戦争に賛成した議員の資産、及びその議員を選んだ選挙区の財政でまかなうべし。

  文・糸井重里


●「もともと普通の人々は戦争したいと思っていない。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようと思うはずがない。だが、国の政策を決めるのは結局指導者であり、反対の声があろうがなかろうが、人々を指導者の望むようにするのは簡単だ。民主主義であろうと、ファシストの独裁であろうと、共産主義であろうとそれは同じだ。『我々の国が攻撃されている。愛国心のない反戦・平和主義者が国を危険にさらそうとしている』と非難しさえすればいい。この方法はすべての国で同じように上手くいく」(ヘルマン・ゲーリング)元ナチス最高幹部/秘密警察創設者
●「(終戦翌年に記す)多くの人が、今度の戦争で騙されていたという。みながみな、口を揃えて騙されてたという。私の知ってる範囲では、“俺が騙したのだ”と言った人間はまだ1人もいない。(略)“騙されていた”といって、平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう。いや、現在でもすでに別の嘘によって騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作)※伊丹十三監督の父
●「最初にナチスが共産主義者を弾圧した時、不安に駆られたが、私は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったので何の抗議もしなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、その度に私の不安は増したが、それでもまだ行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから立ち上がって行動に出たが、その時はもうすべてが遅かった」(マルチン・ニーメラー牧師)
※結局のところ、武器に頼ろうとする弱虫より、他人を信じて武器を捨てる勇気を持つ人間に、全人類がなれるかどうかということ。たとえ非武装の結果、信じた相手に裏切られようと、僕は弱虫として死ぬより、勇気ある人間として死にたい。これは名誉やプライドの問題でもある。僕はどの戦争であろうと、「侵略」かどうかを決めるのは、「軍隊を送った側ではなく、送られた側」だと思ってマス。これは自虐的云々ではなく当たり前のこと。

高畑勲監督(79)といえば『かぐや姫の物語』の他にも、戦争の悲劇を描いた『火垂るの墓』で知られている。監督は9歳の時に岡山で空襲に遭い、焼夷弾の中を家族とはぐれな がらも逃げのびた。東大卒業後、東映動画で「ハイジ」「三千里」などを演出し、宮崎駿さんとジブリを設立した。2015年の元旦、神奈川新聞に載った高畑監督の メッセージが素晴らしかったので以下に紹介。
→(高畑)原爆をテーマにした「はだしのゲン」もそうですが、日本では平和教育にアニメが用いられた。もちろん大きな意義があったが、こうした作品が反戦 につながり得るかというと、私は懐疑的です。攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。
なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる。
「戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う」とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中 の人と比べて進歩したでしょうか。3.11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、 人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていく。あの戦争の負け方と同じです。
再び戦争をしないためには、あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。私が戦争中のことをどれだけ知っているかと聞かれれば、大したことはない。でも、安倍晋三首相よりは知っています。
集団的自衛権の行使を認めるということは、海外では戦争ができない国だった日本が、どこでも戦争できるようになるということです。政府は「歯止めをかける」と言うが、あの戦争を知っている者にとっては信じられません。ひとたび戦争が始まれば歯止めなどかかるものではありません。そもそも 日本人は戦前から米国が好きだった。ジャズや野球、映画といった文化に親しんでいた。その国と戦争をするとは誰も思わなかった。やっても勝てないと思っていた。
ところが、真珠湾の奇襲作戦が成功して戦争になってしまったら、あとは日本が勝ってくれることだけを皆が願い始めた。それはそうでしょう。負けたら悲惨なことになるに決まっているんですから。
息子の兵役を逃れさせたり、戦争に反対して逮捕されたりした人もいたが、ごく少数。始まってから反対の声を上げるのは難しい。いやいや戦争に協力させられたのだと思っている人も多いけれど、大多数が戦勝を祝うちょうちん行列に進んで参加した。非国民という言葉は、一般人が自分たちに同調しない一般人に向けて使った言葉です。
「空気を読む」と若者が言うでしょう。私はこの言葉を聞いて絶望的な気持ちになります。私たち日本人は昔と全然変わっていないんじゃな いか、と。周りと協調することは良いことですが、この言葉は協調ではなくて同調を求めるものです。歩調を合わせることが絶対の価値になっている。
日本人は昔から意見の対立を好まない。皆を仲間内にして、和気あいあいとして争いを避ける。寄り合いも全員一致主義で、どうしても駄目なら村八分にする。 個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。議論を戦わせない。古くからあるこの体質によって日本 は泥沼の戦争に踏み込んでいったのです。私はこれを「ズルズル体質」と呼んでいますが、「空気を読む」なんて聞くと、これからもそうなる危うさを感じずに はいられません。
だからこそ憲法9条の存在が大事だと思うのです。これこそが「ズルズル体質」を食い止める最後の歯止めです。
戦後の平和をつくってきたものは何かといえば、9条です。基地の負担を押し付けられている沖縄の犠牲を忘れてはなりませんが、米国が戦争を繰り返す中、9条のおかげで日本人は戦争で命を落とすことも人の命を奪うこともなかった。政権の手足を縛ってきたのです。
これを完全にひっくり返すのが安倍政権です。それも憲法改正を国民に問うことなく、憲法解釈の変更という手法で、です。
隣国との対立が深まり、不穏になっているからといって不戦の理想の方を変えるのはどうかしています。9条を大事にしているということは、武力で解決するつ もりはない、というメッセージになる。東アジアに戦争の記憶が残る中、戦争をしないというスタンスはイニシアチブになるはずです。「普通の国」なんかにな る必要はない。ユニークな国であり続けるべきです。戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。
あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな 歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。「最小限の武力行使」「戦争をやるとしてもうまくコントロールしてやる」なんて、そん な能力を私たち日本人が持っていると思わない方がいい。安倍首相だけが特別無自覚というわけではないと思います。私たちはこの70年で基本的な体質が変わることはなかったのです。(神奈川新聞2015.1.1より)


奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。
過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を血祭りにあげた。
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。
(リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)
※ニュージャージー出身、1934年生。詩人、脚本家、小説家(イスラム名/アミリ・バラカ)

格差拡大・福祉削減路線の政治ではなく、所得再分配・社会福祉拡充路線の政治を切望!!

《最後に、これだけは言わせて欲しいッ!》
〜他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」〜

人間は国籍、人種、宗教など、自分と「違うもの」を理由に戦争するけど、芸術を味わうことは他人の中に自分と「同じもの」を見つけることだ。相手(作者)の気持ちに心を重ね共感した時、人は初めて“感動”できる。
僕は確信している、人類は絶対に分かり合えると。そうでなければ、こんなにも多くの作品が、時代や国境を越え残っているはずがない。ここまで世界が芸術で溢れ返っているはずがない。芸術の存在が、国家、民族、文化を越えて人々が分かり合うことが可能だと証明している!
芸術は生き続ける力をくれる。もう人生の選択肢がなくなった、行き詰まって打つ手がない、そう思ったときに文学や映画を通して違う価値観、別の生き方の存在を知ることはいくらでもある。僕は何度もそうやって救われてきた。
こんな時代だからこそ“あえて”叫びたい。この世界は断固生きるに価するとーッ!!

※やたらと「日本人は他民族と違う」と強調している人には「日本人は他民族と異なる部分が多い。ただし共通点はさらに多い」と付け加えて欲しい。
※言葉や口先だけの“人間は素晴らしい”では、僕は納得できない。僕だって“素晴らしい”という証拠が欲しいんです。だからこそ、手当たり次第に音楽を聴き、映画や絵画を見、文学を読み漁るのです。確かな証拠が欲しくて!そして「見つけた!」と思ったものを、このサイトで報告しているのです。

民主主義は「最大多数の幸福を目指す」で思考が止まってはいけない。「最大多数の幸福によって救われない可能性のある少数派をいかに救うか」、そこまで考えるのが真の民主主義

過去の反省と愛国心は両立する:歴史認識問題に決着!…日本と韓国 / 中国 / 台湾 / 東南アジア / 米国 / 昭和天皇かく語りき


日本に誇りを持つ者として、「日の丸を拒否する自由を認ない愛国者」ではなく、個人の内面を大切にし「日の丸を拒否する自由も認める愛国者」で僕はありたい。


愛国心とは他国を憎むことではなく、自国の文化を愛すること


【管理人の雄叫び〜リベラル派は力を合わせてCS専門チャンネル開設を!】NHKが秘密保護法の問題点を伝えず、民放が原発問題を避けるように、大手メディアは政権やスポンサーの顔色ばかりうかがい、時事問題に深く斬り込みません。歴史認識問題についても、一部保守メディアが架空の近代史を広め、ネット上には戦争被害者に対する二次加害の言葉が飛び交っています。保守はCS「チャンネル桜」をフル活用していますが、リベラルでは岩上安身氏の動画配信サイト、IWJが孤軍奮闘している状態。CSに専門チャンネルを持つには多額の資金が必要ですが(“桜”は資本金1億)、リベラル側には宮崎駿氏、坂本龍一氏、大江健三郎氏、山田洋次氏、菅原文太氏、吉永小百合氏といった著名人のほか、ノーベル賞・益川敏英氏などの大学教授がたくさんおり、法曹界にも日弁連の弁護士が大勢います。戦後民主主義が最大の危機に晒されている今、開局資金は集まるかと!池上彰氏や堀潤氏がメインキャスターになれば視聴率も期待可。右傾化が進んでいる若者たちに「リベラルはお花畑」と言われないよう、ちゃんと南京事件の証拠となる一次資料を伝え、慰安婦問題なども保守サイドの認識が国際社会の常識からズレている理由を丁寧に解説すれば、理解してもらえると思うのです資料その2)。権力者は特定の国を敵視させることで内政から目を逸らさせています。若者の義憤は、政治家や官僚の腐敗(天下り、ズブズブの特別会計予算)、生存に直結する労働問題(非正規雇用4割=約2043万人、サビ残・ブラック企業野放し)、原発問題(核ゴミの捨て場なし)、オレオレ詐欺・弱者を苦しめる暴力団、タイミング最悪の増税等々に向けられるべきもの。早急に政権からも企業からも干渉されない、真にジャーナリズム魂・反骨精神のある専門チャンネルを立ち上げましょう。秋には秘密保護法が施行されるため状況は待ったなしです。(2014.3)

 ←安倍氏とベッタリの食事友達(寿司友)の提灯記事に要警戒

ジャーナリズムとは報じられたくない事を報じることだ。
それ以外のものは広報に過ぎない(ジョージ・オーウェル)




★近年公開された激涙・満点レビュー映画!映画ファンで良かった!

善き人のためのソナタ リトル・ミス・サンシャイン ブラッド・ダイヤモンド トンマッコルへようこそ ツォツィ シッコ ※激解説
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重要なのは行為そのものであり結果ではない。行為が実を結ぶかどうかは、生きているうちに分かるとは限らない。
正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ(ガンジー)

闇は闇を追い払えない。ただ光だけがそれをなし遂げる。憎しみはヘイトを駆逐できない。ただ愛だけがそれを叶える(マーティン・L・キングJr

「生まれながらに肌の色のせいで他者を憎む者などいない。人は憎むことを覚える。ならば、愛することを学べるはずだ。なぜなら、
愛というものは人の心にとって、ずっと自然なことだから」(ネルソン・マンデラ/獄中27年)

戦前の日本について肯定的に評価する政治家たちは歴史認識が不十分で、見ていて恐ろしい。考えが足りない人たちが憲法に手を付けるようなことはあってはならない(宮崎駿)

Now is the time

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「海外の活動家は自らが自殺しない宣言をする」(フィフィ)。あえて“自殺しない宣言をする”意味は何かあるのか?ある。「自殺に見せかけて消されるジャーナリストや活動家がいるから」。
うおお…。それであれば、僕も宣言しておく。絶対に自殺はしない、と。(2012.12.17)

『ある芸術作品に関する意見がまちまちであることは、とりもなおさず、その作品が
斬新かつ複雑で、生命力に溢れていることを意味している』 by オスカー・ワイルド

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2010.6.8 ツイッター開始



著者近影/ラジオ・墓マイラートーク(48分)
墓マイラー再現VTR(36分)




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