「芸術を生むために日々努力をしている人に感謝します。僕は芸術なしでは生きられない」(S・ソダーバーグ監督、アカデミー賞受賞式にて)
「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても海全体が汚れることはない」(ガンジー)
「私は祖国を愛している。だが、祖国を愛せと言われたら、私は遠慮なく祖国から出ていく」(チャールズ・チャップリン)
「後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ」(マーティン・L・キングJr)
「文学者の戦争責任は決して過去のことでなくすでに始まっている。気を抜くなよ、俺は自分を含めとっくに厳しくチェックし始めてるぜ」(いとうせいこう)
「私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る」(ヴォルテール/S・G・タレンタイア)


米首都ワシントンDC 2013.12
文芸ジャンキー・パラダイス
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オヌシは 番目の旅人でござる
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文芸ジャンキー・パラダイス(文ジャン)へようこそッ!!
このサイトは映画、文学、音楽、マンガ、絵画等あらゆる芸術ジャンルと偉人たちの『お墓』情報を、不肖・ド根性文芸研究家カジポン・マルコ・残月(51)が、
鬼神の如く全世界へ紹介する、愛と狂気と執念の電脳空間!旅&墓関連の掲載画像は怒涛の8000枚、総コーナー数は100ヶ以上、容量25ギガ!
うっかり足を踏み入れたのも何かの縁、この文芸天国にトコトンつきあってもらいましょう。そう、毒を喰らわば皿まで!ビバ、アート・サンダー!!
この世は芸術であふれ返っている!人間に他者への共感力があるからだ。芸術は人類が分かりあえる証拠!人間は国籍や文化が違っても、相違点より
共通点の方がはるかに多い
。常にこれを忘れちゃいけない!他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」!
芸術は難しくない!敷居を少しでも低くして全人類が親しめるものにする事が、このHPの主旨ッス!


(名言救命ロープ) (恩人墓巡礼) 日本人/外国人 (徒然日記) (ジョジョ総目次) Twitter/フェイスブック/インスタ/育児blog (お絵描き) (掲示板)



アジア大気汚染速報
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毎日更新・人類恩人カレンダー(食前に彼らを讃える杯を!)※記号説明&年間分※1872年以前は旧暦
10月 22日 1973PM2:00パブロ・カザルス命(C)1937中原中也命(詩)1906セザンヌ命1913ロバート・キャパ生(写)
1811リスト生(C)、1943カトリーヌ・ドヌーブ生、1844サラ・ベルナール生(役)、1973イチロー生(ス)、
1952田中芳樹生(文)、1952ジェフ・ゴールドブラム生(役)、2016平幹二朗命(役)
10月 23日 1915田中恭吉命(画)、1946シートン命(学)、1942マイケル・クライトン生(文)、1952ますむらひろし生(マ)、
1954アン・リー生(監)、B.C.42ブルータス命(政)、2006灰谷健次郎命(文)、2016平幹二朗命(役)

〔おすすめ番組表〕★番組はイチオシ ※過去の番組 ※YouTube ※アマゾン ※musictonic ※翻訳 ※海外 ※映画 ※サーチナ ※乗り換え ※東京新聞 ※地図 ※首相動静 ※護憲運動 ※画像検索
【10月22日のおすすめ番組】 【10月23日のおすすめ番組】
●5時BSプレミアム『クラシック倶楽部 郷古廉&加藤洋之 ベートーベン バイオリン・ソナタ全曲演奏会』…第5番他。
●7時Eテレ『シャキーン!』…朝から頭をフル回転!幼児も大人も楽しめるクイズが続々と出てくる、充実の15分番組。
●8時NHK『連続テレビ小説 スカーレット(20)一人前になるまでは』…今回のヒロインは陶工の職人さん。
●8時NHK『ニュース 即位の礼』…13時からの式典が最も重要とのこと。今日はNHKが1日ずっと中継。
●9時NHKBS1『ラグビーワールドカップ2019 準々決勝 ニュージーランド×アイルランド』…アンコール放送。
●11時NHKBS1『ラグビーワールドカップ2019 準々決勝 ウェールズ対フランス』…アンコール放送。
★22時50分Eテレ『奇跡の星 巨大な衝突 後編』…かつてテイアと呼ばれる惑星が、地球と衝突。地球の一部がはぎ取られて月になった。月の引力によって、地球の海に潮の満ち干がおきる。さらに惑星ティアとの衝突によって、地球の地軸が傾いて、季節が生まれた。季節が作り出されたことで、地球の生命はさらに多様なものになっていく。
●23時45分BSプレミアム『ザ・プロファイラー マリリン・モンロー』…自分を輝かせる努力を続けた人だった!
●5時BSプレミアム『クラシック倶楽部 諏訪内晶子&マリオ・ブルネロ&ボリス・ベレゾフスキー 演奏会』…チャイコ。
●7時Eテレ『シャキーン!』…朝から頭をフル回転!幼児も大人も楽しめるクイズが続々と出てくる、充実の15分番組。
●8時NHK『連続テレビ小説 スカーレット(21)一人前になるまでは』…今回のヒロインは陶工の職人さん。
●8時BSプレミアム『英雄たちの選択 難攻不落!月山富田城〜尼子vs.毛利 史上最大の籠城戦』…名だたる武将が挑み、武力で攻め落とすことが出来なかった戦国時代最大級の山城の強さの秘密に迫る。
●20時BSプレミアム『英雄たちの選択 “天下取り”への城〜最後の巨大山城 小谷城』…滋賀県北部、小谷城は山全体が堅固な要塞になっていて、城主・浅井長政は織田信長の猛攻を3年以上もしのぎ続けた。その強さの秘密を徹底分析。
●22時半NHK『歴史秘話ヒストリア 幻の絵画 流転のドラマ 至高の美 佐竹本三十六歌仙絵』…「絵巻切断」の真相とは。
●23時45分BSプレミアム『コズミック フロント☆NEXT 一千億個の地球!?』…ノーベル物理学賞で、「太陽系の外に惑星があることを発見した」研究が選ばれた。この成果は、どのようにしてなされたのか。受賞者本人が語った番組を改めて紹介。

3日おきに更新・人生の名言(救命ロープ)
人生はゼロから生まれゼロに戻るのだから、失敗しても何も損はしない(英コント集団モンティ・パイソンから)


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“時代に合わない”から憲法を変えるのではなく、憲法がうたう理想の方に時代を変えていかなくちゃならない。非戦を誓った憲法は国民が目指すべき旗。旗を降ろしたときに理想は遠ざかる。誇るべき旗!

          
【ジョジョラーMAP】(2013.4.21-)              【墓マイラーMAP】(2013.7.5-)
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   残月徒然日記(最新文芸情報) ★ほっこり更新!日々前進!笑門福来!★



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※時事問題は新情報が次々と出てきて日記の更新が追いつかない。僕が注目しているニュースはツイッターの方でも流しているので、よろしければフォローして頂けると有難いです。r(^_^;)
※日記の見方…トップのみ「今日の良かった」、それ以降は悲喜こもごも。

−−−−−−−−−
★『残月徒然日記』バックナンバー
★管理人紹介番組(墓マイラー)
★BBCニュース日本語版
★ 脱「愛国カルト」のススメ (ネットのデマ一覧)外部サイト

●10月21日…四国での4日間は生涯忘れられないものとなりました!すべての出会いに感謝!公立中学校の総合学習の時間で墓マイラー・トークが可能ということがわかった!!お寺の法要とあわせた講演も可能とわかった!!この収穫の大きさよ!!(詳細後述)

●10月17日…明日から四国に入ります。次回更新は10月21日夜の予定です。

〔週末の動き〕
18日 松山市内の中学校で生徒の皆さんに講演
19日 松山でラジオ出演。21時台の『痛快!杉作J太郎のどっきりナイト7』
20日 松山・蓮福寺にて水野広徳75回忌追悼法要(10時)と講演、午後から高知にて、やなせたかしさんの墓参と『大名墓をめぐる世界 そのすべて』展へ
21日 愛媛を巡礼後、帰還

●10月16日…今度の日曜、10月20日に愛媛県松山市の中心部にある蓮福寺にて講演します。四国で一般の方を対象に墓マイラー・トークをするのは初めて!今回は通常の講演と異なり、非戦を訴えた反骨の軍人・水野広徳75回忌追悼法要にあわせた講演であり、子規記念博物館の学芸員・平岡瑛二さんと一緒にやります。10時から法要があり、それに続いての講演です。
申込みフォーム(南海放送/無料)

−−水野広徳(ひろのり/1875-1945)は日露戦争の旅順港封鎖戦や日本海海戦に水雷艇長として参加した海軍大佐で、当初は「軍備は戦争抑止力として必要不可欠」「戦争は国家発展の最良手段」と考えていたゴリゴリの軍国主義者。彼が執筆した日露戦争の戦場ルポ『此一戦(このいっせん)』は大ベストセラーになり、その印税で第一次世界大戦に揺れる欧州を2度視察し、そこで大きな衝撃を受ける。
一度目は1916年(開戦3年目)。水野はロンドンでドイツ軍の空襲にあい、避難していた地下室から出ると、5分前に通ったばかりの家屋が破壊されていた。この時の市民の死者は約150人、負傷者は450人。水野は5分違いで命を拾った。そして「石造建築が中心の西洋と違って、日本は都市に木造家屋が密集しており、空襲になれば東京は一夜にして灰燼に帰す。しかも日本には避難できる地下室も地下鉄もなく、莫大な人命の損失となる。航空機が船の甲板で発着可能になれば、東京の空襲は防ぎようがない」と危機感を抱く。東京大空襲の28年も前に、焦土となる姿や空母の活躍を予測していた。

二度目の渡欧は1919年(終戦翌年)。戦死者1200万を出して大戦は終わった。まず戦勝国のフランスに入る。北仏の古都ランスを訪れると、すべての家屋が被害を受け、ホテルも劇場も崩れ落ち、瓦礫が道を埋め、廃墟そのものだった。付近の村落は壊滅し、田園は荒れ果て、生き物の姿がない。塹壕(ざんごう)の中ではドイツ兵が武装したまま白骨化していた。戦場の至るところに十字の墓標と、盛り上がった土饅頭があった。
続いて最大の激戦地ベルダンを訪れる。当地には仏軍の要塞があったため、4年の攻防で50万人以上が戦死しており、一帯の老人、女性、子どもも巻き添えになった。
水野の自伝から。「市街地は完全に破壊され、人の住む家はなく、まるでポンペイの発掘跡のようでした。独軍は50万の兵を投入して、一度はこの地を占領しましたが、仏軍によって全滅させられました。彼らは決して死にたくて死んだのではない。ただ国家のために己の命を捨てたのです。彼らは国家の要求によって、いや応なしに命を取り上げられたのです
水野は庶民が犠牲になる一方で、戦争で大儲けしている層がいること、国家がその層と結びついていることに義憤を抱く。「列強の政府は大勢の貧しい国民のために、少数の富裕層の富を差し出すことをあえてしない」「弱い国民からはその掛け替えのない生命さえ奪いながら、強い国民からはその有り余る富すらも奪い得ぬ国家、これは国家として正しい行為なのか」。

続いて、初めて敗戦国ドイツの地を踏む。貧困の極みであり、街には異臭が漂い、道端では国家のために戦った廃兵(傷病兵)が物乞いをしており、同じ軍人として胸を痛める。ドイツの貨幣価値は、戦前の4分の1以下に過ぎず、泥棒も多い…。現地で会った日本人いわく「国民道徳の退廃こそは、戦争でドイツがこうむった無形の大損害と言えるでしょう」。
水野は戦争の不毛さ、理不尽さを見つめる。「戦死者1200万を出したこの戦争、敗戦国は言うまでもなく、勝ったイギリスやフランス、イタリアにせよ、その国民は戦前よりも果たして幸福になっているでしょうか。どの国も物資の欠乏と生活難、労働不安に襲われています」。

これらの体験から、水野は思想的に180度の大転換をとげる。軍国主義者から人道的平和主義者に生まれ変わった。
「僕はまず北フランスの戦場を見て、戦争の恐るべき実状を知りました。戦勝国でさえ、戦利で得たものは、戦争で失ったものを償うには足りないのです。戦争は国家発展の最良手段と考えていた僕の軍国主義思想は、根本から覆(くつがえ)されました。たとえ戦争に勝っても国家としてほとんど利益がないのは、大戦が実証しました」
「国際連盟(現国際連合)は、国の安全を保ち得る最小限にまで軍備を縮小することを規約しています。しかし、最小限度の基準をどう定めるかという、最も重要な点を規定していないのです。軍備の縮小は、戦争の発生をとどめる効果はあるかもしれませんが、戦争を防止し絶滅することは出来ません。軍備がある限り、仮想敵国は想定され、戦争の脅威があります。国際連盟が真に世界の永久平和を実現しようと思えば、軍備縮小などという消極的な手段に頼らず、個々の軍備を撤廃し、国際連盟軍の編成まで持って行かなければなりません。国民が戦争の正体をはっきりと認識するならば、少なくとも一部の野心家が企てる侵略戦争だけは避けられるでしょう」
1919年8月、水野は在ドイツ日本人の集まりで初めて軍備撤廃の意見を公表した。
「この未曾有の大戦が残したものは、果たして何でしょうか。ただ地を覆う千万の墓標と、数百万の未亡人と孤児、そして新たな国際間の怨恨のみです。戦争を防ぐためにすぐに出来ることは、各国民の良心と勇断とによる軍備の撤廃のみです。国際連盟の唱える軍備縮小などは、断じて戦争を絶滅する方法ではありません。ことに今、第2のドイツとして世界から冷たい視線を浴びている日本としては、極力戦争を避ける手段を考えなければならないでしょう。そのために、わが国は列国に率先して、軍備の撤廃を世界に向かって提唱すべきであり、これが日本の生きる最も安全な策であると信じます
※原文「戦争を防ぎ、戦争を避くる途は、各国民の良知と勇断とに依る軍備の撤廃あるのみである。第二のドイツとして世界猜疑の中心に立てる日本としては、極力戦争を避けるの途を考えねばならぬと信ずる。これが為に我国は列国に率先して、軍備の撤廃を世界に向かって提唱すべきである。これが日本の生きる最も安全策であると信ずる」
この2年後、水野は軍を去ってジャーナリストとなり、剣をペンに替えて、言論でもって武力撤廃を世論に訴えた。
1931年に陸軍が満州事変を起こすと、大半のマスコミが軍部の行動を支持するなか、水野は満州国の問題がアメリカを敵に回すことになると警告した(水野は渡米経験がある)。そして、日米戦争の仮想小説『興亡の此一戦』を書くが発禁処分となる。文中に「日本の満州国承認は、国際連盟を驚愕せしめ、米国を憤慨せしめ、中国を悶殺(もんさつ)せしめた」とあったからだ。また、将来の東京大空襲を予言するような恐ろしい文章も出てくる。「東京では数百の飛行機が流星の如く暗空に去来して敵味方の識別も出来ない。逃げ惑ふ百万の残留市民、父子夫婦乱離混交(らんりこんこう)、悲鳴の声。跡はただ灰の町、焦土の町。死骸の町である」。満州事変の段階で、ここまで未来を的確に見通していた人物がいた。
海軍大佐にまでなった軍人が、武力放棄を訴える平和主義者になることは、当時は考えられないものだった。豊富な軍事知識を持ち、日露戦争に従軍、世界大戦真っ只中の欧州と、戦後すぐの荒廃した欧州を自分の目で見て回り、アメリカを横断して強大な国力を目撃、これらすべての体験から出されたものが水野の平和主義であり、お花畑と揶揄されるような平和主義ではない。
リアリストであった水野だからこそ「(あまりに武器の威力が増した近代戦では)戦争に勝っても得られるものは払った犠牲に全く見合わぬ」「日本の如き貧乏国にして、しかも世界の孤立国は、如何にして戦争に勝つべきかと言うことよりも、如何にして戦争を避くべきかを考えることが、より多く緊要である」と確信していた。
「戦争を防ぎ、戦争を避くる途(みち)は、各国民の良知と勇断とによる軍備の撤廃あるのみである」(水野広徳)。
※過去にNHK『その時歴史が動いた』(42分)で水野広徳が特集されています。『歴史秘話ヒストリア』でもやってくれ〜い!

   1945年10月、終戦を見届けて他界

●10月15日…現在、高知城歴史博物館にて『大名墓をめぐる世界 そのすべて』(大名墓展)を開催中!会期は11月25日まで(無休)。大名の墓にスポットをあてた企画展はあまり聞いたことがなく、墓マイラー的にとても興味をそそられ、期間中に訪れようと思っています。藩医の日記、家康の遺言、参勤交代中に江戸で他界した藩主が国許で眠るまでの過程を綴った「御廟所日記」、墓所の造営方法の全過程の復元(3D技術も使用)、長宗我部元親の法要記録、神として祀られる歴代藩主など、気になるコーナーがいっぱい。中でも僕のイチオシは会場から1キロほど離れた場所で特別公開されている「土佐藩主山内家墓所」!
高知市の筆山(ひつざん)にあり、初代山内一豊から300年にわたる15人の藩主が埋葬されています。江戸時代初期から明治まで、藩主たちの墓石が、笠付き、亀趺付き、神道式など、どう変化していったか見渡せる、素晴らしい墓所です!
ただし、ここは普段非公開。古い墓石は倒壊する危険があり、山中で足場が悪い場所もあるため門が閉まっている。僕は10年以上前に、山内家の子孫の方に直接お願いして墓参させていただいた(涙)。それが今回、「大名墓展」とのコラボで会期中の土・日・祝は特別に公開されている!1日に8回、各回定員20名が巡礼可能とのこと!
時間は10時、10時半、11時、11時半、13時、13時半、14時、14時半。筆山の山内家墓所前にて先着順で受け付けています(見学時間30分)。大名墓展の展示観覧券が必要なので、確実に墓参したい方は9時に展覧会に行って速攻で墓所に向かうのがベスト。この機会を逃せば、次はいつ公開されるか分かりません。行けそうな方は是非ッ!

  初代土佐藩主・山内一豊公の墓石!

●10月14日…アルフレッド・ノーベルはスウェーデン人であり、ノーベル賞の授賞式はストックホルムで行われる。だが、ノーベル平和賞だけは隣国ノルウェーの委員会が選考する。かつてスウェーデンとノルウェーは何度も戦争をしていた。だからこそ、ノーベルは遺言の中で、「平和賞はノルウェー側に決めてもらうように」と指示した。このエピソードはもっと知られていい。
今年のノーベル平和賞(記念すべき第100回目)はエチオピアの勇気ある若き指導者、アビー首相に決まった。隣国エリトリアとの戦争を終わらせた政治家であり、ノーベルの考えた平和賞に最も相応しい人物ともいえる。
1993年にエチオピアからエリトリアが独立した際、バドメ地方がどちらの国に属するか確定しなかった。その結果、バドメの領有権をめぐって1998年に戦争となり約10万人が犠牲になった。2002年、国連によって国境画定委員会が発足し、「バドメはエリトリアのもの」と裁定したが、エチオピアが受け入れず対立は続いた。
2018年にアビー氏が41歳の若さで首相に就任すると、なんといきなり敵国エリトリアを電撃訪問し、同国の大統領と歴史的会談を実現。そして、「エチオピアはバドメのエリトリア帰属を認める」と表明した。会談後のアビー首相「この先、両国の人々にとって戦争は選択肢にはならない。私たちが必要としているのは愛だ」。
  ノーベル平和賞に選ばれたエチオピアのアビー首相
アビー首相は、犠牲者10万人以上、20年間も紛争が続いた問題を、就任からたった3カ月で終わらせた。領有権が問題になっている土地を、自国が実効支配しているにもかかわらず相手側に譲ると言ったわけで、エリトリア側はびっくり仰天だし、寝耳に水となったエチオピアのタカ派は「裏切り者アビー許すまじ」となった。
戦争で家族を失った人々にとっては、負けたわけでもないのに領土を手放すのは受け入れ難いし、兵士の親は「息子は何のために死んだんだ」ってなる。その一方、元々は同じ国であるため、両国にまたがって親族がいる市民が多く、平和になれば20年ぶりに親族に会える。生き別れになっている親子もいる。このタイミングで平和を構築しないと、何十年先になるかわからない。

20年続いた紛争を終わらせるには、国連の国境画定委員会の判断を尊重するしかない。だが、これは命懸けの政治決断であり、アビー首相はいつ軍部に暗殺されてもおかしくない。今年6月、軍がクーデターを試み軍参謀総長や政府高官が殺害され、首相が出席した集会で爆発事件があり100人以上が負傷した。ノーベル委員会は平和賞を授与することで、メダルがアビー首相の命を守る盾になってほしいと願ったのだろう。
アビー首相は内政でも、政治犯の大量解放や、メディア検閲の廃止を行い、女性の影響力の向上をうたっている。エチオピアは人口がアフリカで2番目に多く、東アフリカでは最大の経済規模。周辺国への影響力は大きく、アビー首相の平和主義がアフリカに良い風を吹かせるだろう。アビー首相はケニアとソマリアの紛争仲介で動き出し、スーダンの政情安定化にも協力していいる。
アビー首相のコメント「ノーベル委員会の決定に恐縮している。平和のために尽力し、取り組んでいる全ての人に深く感謝する。この賞は、エチオピアとアフリカ大陸に対するものだ。私たちは平和のもとに繁栄していく」。

※日本だって現実的には、北方四島、竹島、尖閣、すべて国連の国境画定委員会に任せるしかないし、早くそうするべき。僕は日本の領土と思っているけれど、国連のお墨付きがないと、どの国の政府も自国民を説得できない。アビー首相にはその大義名分があった。領有権問題が、喉に刺さった魚の骨のように、いつまでも、いつまでも、この地域をギクシャクさせている。とっとと終わらせよう。

●10月13日…台風19号はたった1日で年間降雨量の3倍という恐ろしい豪雨となり、栃木や多摩など各地に大きな爪跡を残した。特に長野県は被害が深刻、千曲川の決壊で浸水は非常に広範囲に及ぶ。行方不明者が早く見つかることを祈ると共に、夜を徹して救援活動に取り組んでいる、自衛隊、消防庁、警察など関係者の方に深く感謝。

/台風の影響でラグビーW杯の試合が中止になったカナダ代表が、岩手県釜石市で住宅地に流れ込んだ土砂を撤去するボランティア。ピーター・ネルソン選手「ラグビーより大切なことがあります。僕たちにできることで役に立ちたいのです」。ナミビア代表も「ボランティアがしたい」と宮古市を訪れた。ラグビーは紳士のスポーツと言われているけど、こういう行動からもラガーマンの生きる姿勢が伝わってくる。

/そして日本対スコットランド。凄まじい力と力のぶつかり合いだった。28対21、スコットランドに勝利したのは30年ぶりとのこと。日本にはテニスの大坂なおみ選手や陸上のサニブラウン・ハキーム選手など、見た目がアジア系でない選手への排他的な偏見が一部(特にネット)にあるけれど、ラグビー日本代表チームの感動的な戦いが、彼らのあの堅固なスクラムが社会の差別的な風土まで崩していくように感じる。諸外国のように、肌の色に関係なくその国の代表選手が讃えられる空気が、一気に広がっている気がする。

●10月12日…台風19号は、超強力、超大型のまま上陸する可能性が大とのこと、ほんと怖すぎる。ルート上に千葉があるのが心配。まだ復旧作業の途中なのに…。今日から明日にかけて大潮と重なるため高波に厳重注意。

●10月9日…今年のノーベル化学賞を、リチウムイオン電池を開発した吉野彰・旭化成名誉フェロー(日本人27人目)、米テキサス大のグッドイナフ教授(過去最高齢となる97歳での受賞!)、米NY州立大のウィッティンガム特別教授の3氏が受賞決定!充電して何度も使えるリチウムイオン電池は、スマホやデジカメのバッテリーに欠かせないもの。電気自動車にも必須だし、太陽光発電の蓄電でも活躍している。学生時代、それまで定番だったニッケル充電池がリチウムになったときは、その寿命の長さに驚いたものだ。
最も軽い金属のリチウムは電気を生み出す反応を起こしやすい。今回3人が受賞したのは、実用化までに3段階の革新があったから。
(1)1970年代、ウィッティンガム氏がリチウムを電極に使う二次電池を初めて制作。だが、発火や爆発がありそのままでは使えず。
(2)グッドイナフ氏がリチウムイオンを含んだ酸化化合物を正極にすると、電圧を高くできることを発見。まだ爆発の不安が残った。
(3)吉野氏は負極に炭素材料を使う方式を開発。安全性が大幅に高まり、これが現在のリチウムイオン電池の原型に。その後、電池の構造そのものにも爆発しにくくする工夫を施した。
吉野氏「気候変動は深刻な人類の問題。電気を蓄えることができるリチウムイオン電池は、持続可能な社会の実現にとって必要だと思う」。
/ノーベル物理学賞は太陽系の外の惑星を初めて発見したミシェル・マイヨール氏らが受賞。

/“あいちトリエンナーレ”の「表現の不自由展」、閉幕ギリギリになったとはいえ、展示が再開できて本当によかった。ただし、鑑賞は抽選になり、競争率は20倍以上。一方、苦情の電話は大半が70歳前後の高齢の男性で、各々平均30分の電話になるとのこと。怒りや誤解が、応対した人の説明で解けますように。

/ユニクロ柳井氏の言葉を初めてメモった気がする。日経ビシネスから。「(日本人は)みんなと一緒にやるという強みが弱みになってしまっている。たとえば忖度で公文書を偽造するのは犯罪で、官僚なら捕まって当然でしょう。民度がすごく劣化した。それにもかかわらず、本屋では「日本が最高だ」という本ばかりで、僕はいつも気分が悪くなる。「日本は最高だった」なら分かるけど、どこが今、最高なのでしょうか。新聞のスポーツ欄を見たらよく分かります。日本選手が3位や4位になったという記事ばかりで、1位は結局、誰かが書いてない。オリンピックなどにたきつけたお祭り騒ぎで、ローマ帝国の「パンとサーカス」と一緒ですよ。国民がそうした生活に明け暮れ、気が付いたらパンが全部なくなり、サーカスをする費用もなくなっていくということです。いわゆる「ゆでガエル現象」というものが全部でき上がってしまった。私はそんな日本についてあきれ果てているけれど、絶望はできない。この国がつぶれたら、企業も個人も将来はないのですから」。

/日本のことが心配で誰かが問題点を指摘したら、ネットでは「日本の悪口を言うなら出て行け!」という反応になる。それでは何も解決しないし、状況は悪化するだけ。この傾向はほんとまずいです。

●10月8日…ラグビー、スコットランドがロシアを61-0で下し、その点差にびびる。ロシアの選手が体格で劣っていたワケじゃないのに。せめて3点だけでも入れたかったろうなぁ。なんか、スコットランドがアッと言う間に防御ラインを突破するので、選手が3人くらい多く見えた(汗)

//アメコミ原作で史上初めてヴェネツィア映画祭の金獅子賞(最高賞)に輝いた『ジョーカー』、見終わった後、すぐに立てないほどの衝撃だった。なんちゅう作品が誕生したのか!気持ちが落ち着いてから感想を書きます。

●10月7日…接近中の台風19号、今年最強の勢力となる恐れ。最大風速60m/s、最大瞬間風速85m/sにまで発達すると予想、昭和の伊勢湾台風級とも。早め早めの対策を。

●10月6日…海外の報道陣から「日本のメディアの意識は、世界で最低レベル」と言われる理由の一つが、権力者との距離感。欧米のジャーナリストは、自分が権力者に取り込まれていると人々から判断されることを恥じるため、疑惑の目を向けられるような場には同席しない。しかるにこの国はどうだ。
〔10月3日の首相動静〕
午後0時6分、公邸発。同7分、官邸着。
午後2時31分から同58分まで、新聞・通信各社の論説委員らと懇談
午後2時59分から同3時22分まで、在京民放各社の解説委員らと懇談
午後3時23分から同46分まで、内閣記者会加盟報道各社のキャップと懇談
午後3時57分から同4時32分まで、北村滋国家安全保障局長、秋葉剛男外務事務次官。

これは関電関係の裏金が自民の稲田朋美幹事長代行など政界に流れていることが報じられ始めたタイミングと重なる。原発マネーの政界汚染にメディアがどう斬り込んでいくのか、僕はマスコミの動きを注視していたが、この官邸での会合ラッシュはほんと脱力する。
何が深刻といって、ここに登場している論説委員や解説委員、報道キャップは、自分たちが官邸で首相と懇談すれば、翌日の首相動静で報道されることが分かっているのに要請を断らないことだ。何のためらいもないのか?開き直っているのか?「私たちジャーナリストは権力の腐敗を監視する役目があり、密室で会うことはしない。国民に疑われるようなことはしない。たとえ会合で情報をもらえても、こんな形でもらったものに価値はない。首相、会見場で会いましょう」となぜ言えないのか。

●10月5日…ラグビーW杯、サモアに勝利!最後のトライは胸熱でしたね。13日のスコットランド戦、引き分け以上なら決勝トーナメントに進出決定。

//ホアキン・フェニックス主演の映画『ジョーカー』、めっちゃ良いらしい。早く観に行きたい。R15にちょっとビビってるけど。

●10月4日…香港政府がデモ封じのため、緊急事態条例を発動させ「議会を通さず」にマスク禁止法を施行。これに反発する市民がさらに過激化。私服警官が14歳の少年の足に発砲し、今度はその警官に向かって、火炎瓶が投げられた。あの火炎瓶は、ヘタすりゃ警官が死んでたし、投げた人間から殺意が感じられた。どんどん状況が悪化している。中共政府が市民の求める普通選挙制度を認めるとは思えず、絶望的な未来しか見えなくつらい。

●10月3日…関西電力の裏金3億2千万の疑惑、凄まじい癒着ぶりに目眩。分かっているだけでこの金額。調査が進めばどれだけ出てくるのか見当もつかない。政界にも波及するだろう。

●10月2日…週末にテレビでやっていた映画『僕のワンダフル・ライフ』、子どもが見ていたので軽い気持ちで僕も“ながら見”をしていたら、気がつけば画面に釘付け。ただの人間とワンコの友情物語と思ってたら、始まってすぐにワンコが生まれ変わってビックリ。ワンコは寿命が10年〜13年だから、映画の前半からどんどん転生していく…!
そして主人公のワンコは「自分が生まれて来た理由」を考え続ける。「なぜこの飼い主なのか」「この出会いにどんな意味があるのか」等々。
人間の転生モノはファンタジーの定番だけど、ワンコでやるのは初めて見た。この着想がけっこう面白い!“記憶を持ったまま”生まれ変わるため、過去の飼い主と今の飼い主を比較し、そこから人間への理解が深まっていく。汗の匂いの変化で、飼い主が誰かに恋をしたり、顔は笑っていても心で泣いているのがわかったり、居留守をしても匂いで在宅がわかったり、犬の優れた嗅覚を人間ドラマに絡めて上手い脚本を書きあげていた。続編が作られるほど評価が高いのも納得っす。
僕は高校まで団地っ子、20代は学生下宿、30代は再び団地暮らし、そして40代は賃貸マンションという、人生で一度も犬を飼える環境になかった。飼ってなくても泣けるんだから(警察犬時代とか)、ワンコを飼ってる人がこの映画を見たら、体の水分の大半、それこそ生命維持の危険水域まで滝泣きするのではないだろうか。掘り出し物だった!

 

●10月1日…建国70周年に合わせた香港の民主化要求デモ、警官が高校生の左胸に拳銃を突きつけて実弾を撃ったことに衝撃。高校生は棒を持っていたけど、あの細い棒が当たっても、治安警察はヘルメットとプロテクターで防御できる。正当防衛というには無理がある。警告で足を狙うわけでもなく、いきなり左胸というのが怖すぎ。
今回はたまたま複数のスマホ動画で一部始終が撮影されていたから、治安当局の正当防衛説は崩れたけど、もし動画がなかったら真相は闇に葬られていた。スマホのおかげで全員が特派員記者みたいなもの。今後、カメラという目の存在が、暴力の抑止力になってほしい。

●9月30日…アテネで1896年に第1回オリンピックを開催したクーベルタン男爵(1863〜1937)は「スポーツを通じて平和な世界の実現に寄与する」ことをオリンピックの目的に掲げた。それゆえ五輪には枕詞のように「平和の祭典」がセットになっている。『いだてん』第2部の主人公田畑政治は、1932年のロサンゼルス五輪でその楽しさ、会場の雰囲気の明るさを存分に味わい、「五輪ほど素晴らしいものはない」と噛みしめた。
だからこそ、田畑は東京五輪(1940)の実現に向けて、嘉納治五郎と共にこれまで必死に招致活動をしてきた。その彼が、満州事変、五・一五事件、二・二六事件、盧溝橋事件、南京占領という日本の状況を前に、初めて断腸の思いで五輪返上を言葉にしたシーンは、彼のつらさが分かるだけに胸に来た。「こんな国でオリンピックやっちゃ、オリンピックに失礼です!」。そして嘉納に向かって「今の日本はあなたが世界に見せたい日本ですか!」。
この台詞に本当に驚いた。本作のコンセプトは来年の五輪に向けてお祭り気分を盛り上げることと思ってたから、まさか主人公の口から「こんな国でオリンピックやっちゃオリンピックに失礼です!」なんて、マイナス方向の言葉が飛び出すとは思わなかった。
その後の飲み屋のシーンでもこう続いた。
「違和感なら二・二六のときから、いや、もっと前だよ、五・一五のときから大きくなる一方だ!日本はそういう国…政治とスポーツを別に考えられない。もう軍事国家だよ!お国のためのオリンピックなど俺はいらん!」
悲痛な叫び「オリンピックに失礼です!」 現代にも通じる部分はあると思う

一方、NHKの限界というか、課題も浮かび上がった。『いだてん』放送開始からずっと南京攻略がどう描かれるか注視していた。最低でも語って欲しかったことは2点。
(1)南京大虐殺の犠牲者数は未確定であっても、他国の首都を攻撃、占領したことは、弁明しようがない黒歴史。今の日本人は南京が中国の首都(開戦前は人口100万)であったことを知らない人も多い。そこを何度も空襲して打撃を与えた後に約10個師団20万の兵で攻撃、占領した。
(2)南京陥落の翌日、全国で戦勝祝賀集会が開催され、東京では市民40万人が「バンザイ!バンザイ!」と勝利を祝う祝賀提灯行列を行った。ここに侵略者・加害者という意識はまったくない。南京市民がどうなったかという想像もない。そしてこの市民の提灯行列こそが軍部の戦線拡大を後押し&ある意味、引くに引けない状況を作ってしまった。

はたしてオンエアではどうなったか。なんと、南京陥落に触れた部分は、たった10秒!ナレーションでは、日本軍が南京を占領したこと、国際社会からますます孤立していったこと、それだけが伝えられておしまい。(1)も(2)もスルー!
あっけなさ過ぎる、あまりにも…。正月の放送開始からずっと日中戦争の描写がどうなるか放送を待っていたのに、この肩すかし感。東京に主人公がいるのに、登場人物が誰1人として戦勝祝賀提灯行列に参加しておらず、目撃もしていないというのはあまりに不自然。
…とはいえ、この南京陥落以外のエピソードは、このドラマは頑張っている。引き続き、見続けます。
まさかたった10秒とは…
“腫れ物に触ってます”感が凄い
登場人物が南京について語る台詞
は一切なし。歴史的事件なのに!
それにしても、投降した捕虜の処刑は保守派の学者ですら4万人以上と認定している。この研究者間で一致している最低ラインが伝えられないのはブルーになるな。
【参考リンク】
「CGで再現された南京大虐殺」(7分43秒)
「南京大虐殺の証拠」〜当時の記録映像と生存者の証言(32分40秒/視聴年齢制限あり)

●9月29日…発症から3カ月、やっと尿管結石が外に出たっぽい!前にそう感じたのは誤解だったけど、今度という今度は出ただろう!なんか下腹部が軽くなった!羽が生えたみたいに!今月に入って猛烈に痛み出したのは、2カ月前にお医者さんが「外に出る前にもう一度痛くなります」と予言していたのと同じだった。嗚呼、健康に勝るものなし。すぐに出なかったのは、この一年で5キロ太ってしまい、内臓脂肪で管が狭くなっているからと思う。この秋、マジで内臓脂肪を減らすぞー!

●9月28日…かつて1995年のラグビーW杯で日本はニュージーランドに17−145と記録的大敗を喫した。当時報道を見た僕は「145点」という数字に絶句。日本代表だって猛練習しているのに、80分という試合時間で145点もとられてしまうのか、それも国際試合で…世界とのこの差は何なのか、恐ろしすぎる…。この強烈な記憶があるため、今回のアイルランド戦がどんな結果になるのか不安だった。
なんと言ってもアイルランドは世界第2位。一桁の点差で負けることも厳しいのでは、そんな悲観的な予想をしていた。ところが!蓋を開けてみると19-12で日本が7点差の勝利!後半で逆転トライが決まった瞬間、テレビの前で立ち上がって拍手した。その後は「どうか再逆転されませんように」と祈るような気持ちで応援。よくぞ、あのアイルランドの猛攻を抑えられたと思う。トライ後のゴールキック(コンバージョンゴール)も、彼方にあるゴールバーに的確に入れていく高度な技術に息を呑んだ。守備陣のタックルも力強く、まったく、すごいのものを見させてもらった!
次回、日本VSサモアは来月5日(土)。

●9月27日…昨日の『なつぞら』を見て、じいちゃん役の草刈正雄は台詞がなくても見る人を感動させられる役者だと思った。

●9月26日…取り急ぎ。「あいちトリエンナーレ」への補助金交付中止、これは極右の萩生田文科相の判断なのか?文化庁自身の判断とは思えない。「テロ脅迫を受けるなど混乱しそうな内容を事前に国へ知らせなかった」のが理由らしいけど、責められるべきはテロ犯であって、なんでテロ犯と一緒に文化庁が主催側を攻撃してるんだ?欧米ではこんな理由の補助金カットは考えられず、「日本はテロと戦わない国です」「表現の自由は、事実上、国家が検閲します」と宣言しているようなもの。世界に対して恥をさらしている。
文化事業は独立採算が難しいケースが多く、公的組織や民間団体からの助成を見込んで運営しているのが実情。世界的に有名な美術館でも大半が補助金を受けている。「表現の不自由展・その後」の支出は約420万円にすぎず、約7800万円の補助金全額の不交付などクレイジーすぎる。百歩譲って420万の減額だろう。「展示内容の一部に問題があれば展開会まるごと制裁」って、こんな前例を作ってしまったら、この先国内のイベントはすべて国や極右・極左両過激派の顔色を見ながら企画せねばならなくなる。国は「不交付は手続き上の問題」と強弁しているが、そもそも交付金の審査項目に安全性の報告は明記されていない。同じ理由で不交付になった例が過去に存在せず、完全に狙い撃ち。僕は萩生田文科相が辞任すべき愚行と思っている。
救いは自民党内からも「このようなことはあってはならない」(山田太郎参院議員)と批判の声が出ていること。この動きが自民党内に拡大してほしい。報道には匿名で自民党文科系議員の談話も出ていた「事業自体の有用性は認められており、減額しても出すべきだ。そういう折衷案を模索しないあたりが、いまの政権らしい」。

〔個人メモ、世間の反応〕
・伊藤裕夫・元富山大教授(日本文化政策学会顧問)「一度交付を決めた補助金を、このような形で不交付にするのは聞いたことがない」
・毛利透・京都大教授(憲法学)「危険が生じるほどのたくさんの違法な脅迫が来ることを、申請段階で正確に予測するのは難しい。他の企画には求めていないことまで過大に要求するような、不当に差別的な取り扱いをしていないかという『平等』の観点が重要だ」
・あいちトリエンナーレ2013の芸術監督、五十嵐太郎・東北大教授「運営を阻害したのは電話で脅迫行為をした人たちなのに、その結果、展示は中止になり、補助金までなくなるとすれば、二重のあしき前例になった」「催し全体の一部でも目をつけられると全額が不交付になってしまうというのは、怖い。今後、文化的な企画をする際に、抑止力が生まれるだろう」
・横大道聡・慶応大教授(憲法学)「手続き上の不備という形式をとっているが、実質的には表現の内容に踏み込んだ決定」「『騒ぎになりそう』な作品があるということを事前に伝えなければ補助金が出ないということになる。仮に伝えても、その作品がある限りは『事業の継続性がない』と判断されて補助金が出ないかもしれないという圧力が働く」「物議をかもすイベントは差し控えられ、様々な表現に触れる機会が減る。結果的に、社会が享受できるはずだった『表現の自由』が損なわれるだろう」
こんな方法で表現内容に踏み込むことが通れば、萎縮効果は計り知れない。国が検閲しなくても、芸術家の方が自ら自粛する。萩生田文科相がそれを予測できないなら文科相として無能すぎるし、分かったうえで「それが真の目的です」と開き直るなら、やっぱり大臣不適格。こんな人に血税を払いたくない。昔のように加計学園で講師をやって下さい。
ほんとうもう、文化庁が文化を殺すとか終わってる。敗戦以降、日本国民は民主主義の血液である表現の自由を守り、育んできたのに、それを全部ゼロに戻して昭和の戦前にタイムスリップしたようだ。
※中国や北朝鮮では芸術も検閲されている。僕は日本をそんな国にしたくない。

//先日の東京電力の旧経営トップ3人が全員無罪というのもブッ飛んでる。原発が爆発したってこの国は誰も責任をとらないでいいらしい。無罪の理由が「津波についてあらゆる可能性を想定し、必要な措置を義務づければ、原発の運転はおよそ不可能になる」。
え…それって「対策は無理」ってことだよね?だったらもう、原発は即時廃止やん。今後、どんな原発事故が起きても「あらゆる可能性を想定し、必要な措置を義務づければ、原発の運転はおよそ不可能になる」で済んでしまう。東日本大震災の前に、スマトラ島沖地震で50mの津波が起きたから、予測の天災ではなかったし、日本原電東海第二原発は津波対策を実行していた。一方、東電トップは下からあがってきた「津波対策が緊急で必要」という報告書を握り潰した。これで納得できるわけがない。なんで国民はこうも静かなのだろう。あきらめなのか、無関心なのか、周囲から浮きたくないからか。東電経営陣は、コストカット、コストカットと安全面でケチっただけだ。「原子炉を冷やすための電源を高台に移す」、ただそれだけで良かったのに!

●9月25日…ハハハ…ハハ…、もうすぐ…もうすぐ…原稿が仕上がる…仕事がヤマを越える!そしたらオレ、故郷に戻ってサイトを更新するんだ!たっぷりな!うふふ…ふふ…ふ…(遠い目)。

●9月21日…大河『いだてん』が頑張っている。五輪の物語を描きつつ、昭和初期の戦争に突き進んでいく日本の姿も逃げずに描いている。学校の歴史の授業では、近・現代史をすっ飛ばしているため、昭和の戦争より、関ヶ原や大阪の陣に詳しい人も多い。実際、大河ドラマは戦国時代と幕末ばかりやってきた。だが、この『いだてん』は、もろに日本のアジア太平洋戦争と時代が重なる。ここまで五・一五事件、二・二六事件ときて、今はヒトラーが登場している。これから日中戦争。あの時代の空気感は、文章だけではなかなかピンと来ない。映像の力は大きいと改めて実感。
当初、五輪がメインのストーリーだから、二・二六事件などは、ナレーションだけで終わる可能性も予想していた。だが、第2部の主人公・田畑政治(まさじ)が新聞記者であることから、歴史的事件も描写できることがわかった。五・一五事件で暗殺された犬養首相、二・二六事件で暗殺された高橋是清大蔵相など、事件の前から台詞つきで登場していたため、両事件がただの年表の「記号」ではなく、人間が問答無用で殺害された事件として視聴者に伝わった(青年将校がどんな大義を掲げようと無防備の人間を処刑する時点で間違っている)。
「話せば分かる」「問答無用」
対話を拒否して銃口、五・一五事件
主人公と親交のあった高橋是清が
殺害された二・二六事件
新聞社が軍人に占拠されるシーンでは、編集長が「早くここを出ないと変なものまで刷らされる」と危惧、主人公は「ここで踏ん張らなければ言論の自由は終わりですよ」「これからずっと変なものを刷らされる」と抵抗を訴えた。
新聞社の編集長「(軍に)変なもの
まで刷らされたらかなわん」
軍に新聞社を占領され「ここで踏ん張ら
なければ言論の自由は終わりですよ」
そして前回!ホントよくこれを放送してくれたと思う。ベルリン五輪では、日本のマラソン代表が朝鮮出身の孫 基禎(ソン・ギジョン)選手と南 昇竜(ナム・スンニョン)選手だった。孫選手は当時の世界記録保持者。当時は日本統治下にあり、日本人として日の丸をつけて出場した。
『いだてん』第1部の主人公は、日本人初の五輪選手となったマラソンの金栗四三。金栗氏はときに選手、ときにコーチとなって、「なんとか日本にメダルを!」と20年以上奮闘してきた。彼はラジオの前で必死に両選手を応援、結果、マラソンは1位孫選手、3位南選手、表彰台に2人が上がった!日本マラソン、苦節20年で初のメダル。万歳、万歳と関係者。
ただ…出場した2人の選手は、メダル授与式で国旗掲揚と君が代が流れることを事前に知らされていなかった。メダルを首に掛けられたあと、君が代が流れ出して身体が固まる2人をカメラはとらえている。脚本を書いた宮藤官九郎は、ここで登場人物の1人(日本人)にこう語らせた。
「どんな気持ちだろうね…」
これです、この言葉です。僕が一番欲しかった言葉をクドカンは書いてくれた。今の歴史教育で欠けている最も大きなもの、それは相手の視点で歴史を考えるということ。日本だけの視点だと過去を美化してしまう。「学校を建ててやった」「鉄道を敷いてやった」という言い分は、いじめっ子が「確かに叩いたけど、優しく叩いたつもり。強く叩いてない」と言ってるのと同じ。叩き方の強弱ではなく、「誇り」の問題なんだ。この「どんな気持ちだろうね…」があるのとないのとでは全然違う。クドカンに脱帽。政治がギクシャクするなか、象徴的なタイミングでのオンエアになった。(再放送は21日15:35から)
金メダルは孫 基禎選手 銅メダルは南 昇竜選手
メダル授与式で日の丸が
掲揚されることを…
孫選手と南選手は
知らされていなかった
君が代の間、うつむく孫選手 同じく南選手。勝者の笑顔は見えず
「どんな気持ちだろうね…」 「2人とも朝鮮の人ですもんね」
ラジオの前の金栗選手。マラソンに
全てをかけた男が20年をかみしめる
一番良かったシーン。日本のアスリート
金栗が、朝鮮の2人に「ありがとう〜」
※ベルリン五輪直後に朝鮮の新聞「東亜日報」に、孫選手の胸にある日の丸が塗りつぶされた表彰式の写真が掲載され、朝鮮総督府は同紙記者の逮捕・発刊停止処分を下した。

●9月18日…発売中の『音楽の友10月号』に「世界音楽家巡礼記(31)」を寄稿しています。今号は近代の作曲家、リヒャルト・シュトラウス、シェーンベルク、ウェーベルン、アルバン・ベルクの墓参レポ。彼らがベートーヴェンやモーツァルトの時代の作曲家と決定的に異なるのは、全員が世界大戦を経験し、1933年のヒトラー独裁政権の誕生で人生を変えられたこと。ユダヤ人のシェーンベルクはアメリカに亡命、弟子のウェーベルンとベルクは師匠に連座して活動を禁止され、ウェーベルンは終戦の年に米兵の誤射で死亡している(夜半、煙草を吸うために点火した灯が密売人の合図と誤解された)。
リヒャルト・シュトラウス(ワルツ王ヨハン・シュトラウスとは無関係)については、いろいろ書きたいことがあるので以下に!
※「リヒャルト・シュトラウスって誰?」という人、映画やCMでよく使われるこの曲(「ツァラトゥストラはかく語りき」の冒頭1分50秒)を一度は聴いたことがあるかと!

〔リヒャルト・シュトラウスの抵抗と祖国への想い〕
1933年(69歳)、1月ヒトラー内閣が組閣され3月に全権委任法が成立。シュトラウスはナチの要請で帝国音楽院総裁に就任。背景には、シュトラウスの息子の嫁アリスがユダヤ人であり、孫がユダヤ人の血筋となることから、家族を守るためにナチスと良好な関係を維持せねばならない事情があった。
1934年(70歳)、ナチスによる迫害のためオペラで組んでいたユダヤ人作家ツヴァイクが亡命。
1935年(71歳)、オペラ『無口な女』初演。ナチは『無口な女』の初演のポスターからツヴァイクの名を外すよう要求したがシュトラウスはこれを拒否。ナチはメンデルスゾーン(ユダヤ)を音楽史から抹殺するため、シュトラウス版の『真夏の夜の夢』の作曲を命じたがこれも拒否。シュトラウスはユダヤ系の作品を葬ろうとする当局と衝突し、音楽局の総裁を辞任。怒ったナチはほとんどの作品の上演を一年間禁じた。
シュトラウスからツヴァイク宛の手紙「私はいちいち自分を“ドイツ人”と考えて行動しません。モーツァルトは作曲するときに自分が“アーリア人”と意識的に考えていたと思いますか? 私は、才能のある人と持たない人の2種類のみを認識しています」。
1936年(72歳)、ナチス政権に対する嫌悪感から反戦オペラ『平和の日』を作曲。17世紀前半にドイツを荒廃させた「三十年戦争」(ハプスブルクVSブルボン)を題材に、戦争の不毛さ、平和の大切さを描くことで好戦的なナチス政権を批判した。劇中では「ラット」「内なる敵」などユダヤ人を中傷するために使用されるナチの用語を兵士が口にしている。
1938年(74歳)、息子の妻アリスの祖母やその親族を釈放してもらうため、シュトラウスは強制収容所に向かい交渉したが、最終的に25人の親族が収容所で殺害された。「子供たちだけでも釈放してほしい」と、懇願する手紙を何度もSS(ナチス親衛隊)に書いたが無視された。
1944年(80歳)、シュトラウスの留守中に息子夫婦がゲシュタポに拉致され投獄。シュトラウスは解放に向け尽力し家に連れ戻すことができたが、息子夫婦は終戦まで自宅軟禁となった。
1945年(81歳)、大戦末期の2月にドレスデンが無差別爆撃され、多くの自作オペラを初演してきた国立歌劇場が崩壊。ベルリンの国立歌劇場も破壊され、3月にはウィーンの国立歌劇場が瓦礫となった。故郷ミュンヘンは71回も空爆された。シュトラウスは祖国の町並みや農村風景が破壊され、古い文化財や都市、建築、劇場を喪失した悲しみ、これら「取りかえしのつかない消失についてのなげき」を表すため、前年から惜別の情を込めて『メタモルフォーゼン(変容)』を書き進めており、ドイツが敗れる直前の4月12日に完成させた。
指定した楽器編成はヴァイオリン10名、ヴィオラ5名、チェロ5名、コントラバス3名の23名。楽譜は楽器のパート別ではなく、23名全員分、23段(!)のスコアに書かれており緻密を極めている。
ドイツの死を悼むレクイエムであり、最後の9小節にはシュトラウスが「In Memorium」と書き込み、一つの国家の死を描いた(たぶん音楽史で国家の死を描いた曲ってこれだけじゃないかな)。
※『メタモルフォーゼン』中盤のサビから。ここから2分くらい、シュトラウスの感情が爆発!
(頭出し済) https://www.youtube.com/watch?v=awLkK-9lTBg#t=15m53s

翌月、5月8日にドイツは無条件降伏。直前の日記「人類史上最も恐ろしい時代の終わり。ドイツ2000年の文化史で、最大の犯罪者による無知、反文化の12年間の統治が終わる」。
敗戦の4年後、シュトラウスは病没する(85歳)。死期が迫るのを感じた彼は、この世に別れを告げるような名歌『4つの最後の歌』を書いた。この4曲目の『夕映えに』が心底素晴らしい。約8分間、彼岸の世界が見え隠れする。歌の最後の部分の詞は「おお、広い静かな平和よ、こんなにも深く夕映えに包まれて、私たちは疲れ切っている。これが死というものなのだろうか?
(頭出し済) https://www.youtube.com/watch?v=qCK9srHcfok#t=14m34s

//まだ尿管結石が治ってなかったとは。夜半に腹部の激痛で目覚め、まだ石ころが出ていなかったことを知る。2週間前から違和感があって「おいおいおい」って思ってたけど、薬が必要なまで痛くなかったから、このままやり過ごせると期待してた。っていうか、救急車で運ばれたのは6月、もう3カ月やで…こんなに長期化するものなのか?ロキソニンを飲むしか対処方法がないというのはほんと歯がゆい。まさか既に外へ出た後、2個目が新たにできちゃったのか?いやいやいや、こんな短期間に2個目はできないだろう、なるべく水を飲んでたし…。はよう出てこーい!

●南米エクアドルで「ほぼすべての国民」を含む約2千万人分の個人情報が流出し、大ごとになっている。氏名、性別、生年月日、ここまでならギリセーフかも知れなかった。今回は、個人番号、納税者番号、銀行の口座残高、携帯電話番号まで流出したのがやばい、やばすぎる。なりすまし犯罪が次々に起きる可能性が…。
ネットは便利だけど、いつかサイバー犯罪が取り返しのつかないダメージを国家に与えるのではと危惧していた。エクアドルはどうやってこの危機を乗り切るのだろう。

●9月14日…朝ドラ『なつぞら』、往年の“カルピス子ども劇場”を完全再現した“ミルコス子ども広場”が懐かしく、どストライク。『大草原の小さな家』の設定を北海道に移した架空のアニメ『大草原の少女ソラ』が、オープニング曲からエンディング曲まで含めて素晴らしい完成度、あれをガチで毎週見たいと思った!

●9月13日…質の高い理系論文の数を示す国別世界ランキングで日本は2000年の4位から2016年は11位に急落。それ以前、1986〜99年度は大学への研究費が各年度平均4.4%増、論文数は年平均5.5%増と増えていたが、小泉・竹中政権による研究予算の抑制・競争原理の導入が始まった2000年ごろから伸びが止まり、20年近く頭打ちの状態になっている。研究費が横ばいになると論文数もほぼ同時に伸びが止まった。世界では中国や米国の論文数が飛躍的に伸びている。日本の大学の研究現場はブラック職場化し、任期付きの不安定な研究職が増え、研究環境が悪化したのも原因だ。予算確保のため、すぐに成果を出す必要があり、成果に繋がるまで長い時間を要する基礎的な研究分野に取り組む人間が減っている。研究活性化策として導入した競争原理の拡大も奏功しておらず政策を見直すべき。これ、10年以上前から日本人ノーベル賞受賞がみんな警告を発していること。非常に由々しき事態。

そしてもう一つ。今月11日、英教育専門誌は今年の世界大学ランキングを発表。教育体制の充実度や研究内容、国際化の度合いなどを総合的に評価している。92カ国約1400校の最終調査対象にランク入りした日本勢は110校もあり、米国に次ぎ2番目に多かった…が、ランク上位200校に入った大学は、東大、京大のたった2校のみという結果に。首位は英国オックスフォード大で、上位12校は英米の大学が独占。アジアの上位は中国の清華大(23位)、北京大(24位)、シンガポール国立大(25位)など。東大は36位(アジアでは5位)、京大は65位にとどまっている。軍事費・天下り報酬よりこっちに予算を使ってほしい。

//停電被害の初動が遅れまくっている千葉県庁と国。県庁が市町村の被害を確認するため直接職員を派遣したのは3日〜4日が経ってから。経産省が「停電被害対策本部」を設置したのも4日経ってから。そして首相は非常災害対策本部を置く気はないらしい。呆れるほど危機管理能力が欠如している。ていうか、首相はかたくなに現地を視察しないのはなぜなん。「トップが現地に行っても出来ることはない」と言う人もいるけど、そんなの過去のほとんどの災害がそうやん…。
上がってくる情報が遅いんだから、自分の目で確かめたいとか思わないのか。「大災害があれば消費増税を延期する」と言った手前、現地に行って被害を直視するのが怖いのか。また、内閣改造のタイミングを誤ったことを認めざるを得なくなるのが嫌なのか。東京のすぐ隣りなのに。

●9月12日…千葉ではいまだ30万戸以上が停電。一方、千葉に比べて東京都内の停電が圧倒的に少なかった・これは、電線の地中化が進んでいるからとのこと。電信柱がないのは、単に景観だけの問題じゃなく、台風の被害を受けない大きなメリットもあると、今回よくわかった。

//トランプ大統領が“戦争狂”ボルトン補佐官をクビに。もちろん大歓迎。時々、トランプは正常な判断をする。

//ポケモンGOの開始時と比べると、ほとんど話題になってないけど、子どもは『ドラクエウォーク』(本日リリース)に大興奮している。僕的には音楽とか効果音が懐かしい。ただ、スライム、スライムベス、ドラキーの3種類しか出現しないので、このままだと子どももすぐに飽きると思う。
〔追記〕さっそく知人から情報が。クエストを受注すれば登場モンスターが変わるそうです。

●9月11日…千葉の台風災害、停電で上水道が止まり断水になっているけど、水は生命を繋ぐものであり、最重要のライフライン。原発が停止すれば非常電源で冷却装置が稼働するように、すべての上水道にも非常電源設置を義務付けることはできないのだろうか。24時間の発電が難しければ、半日とか最悪2時間だけでも毎日発電できれば、少なくともバケツやお風呂に貯水できる。巨大病院は自家発電で対応しているのだから、上水道設備も同様に稼働できないのかな。

//内閣改造、安倍氏の“お友だち”だらけなうえ、過去に失言問題を起こした人がごろごろいるので目眩を覚える。一方、今日の自民・谷垣前総裁の言葉が良かった。自転車事故で大けがを負い車いすを使っている谷垣氏は、重度の障害がある“れいわ新選組”の参議院議員2人についてこう触れた。
「国会で車いすに乗った人が増え、同じ悩みを持つ私としては大変ありがたい。他党の人だが、国会で実質的な仕事ができるよう協力してほしい。東京パラリンピックを前に、よいバリアフリー社会をつくってもらいたい」。

ちなみに、今回の内閣改造では谷垣グループの所属議員24名は全員が“干されて”いる。これについて谷垣氏はグループ「有隣会」の研修会でこう述べた。
「きょう発表された閣僚名簿に同志の名前がないのは誠に残念だが、このグループには、有能なメンバーがそろっている。必ず大きな役割を果たしてくれると期待している」。
大臣の椅子が欲しければ安倍氏に接近して提灯を持つのが最短距離。だが官邸から無視されても谷垣グループに留まっているところに志を感じる。今後の投票の参考になると思い、以下に24名を列記。

【谷垣グループ】有隣会
〔衆議院〕(計19名、うち他派との重複5名)
川崎二郎(12回、比例東海)
逢沢一郎(11回、岡山1区)
中谷元(10回、高知1区)
古屋圭司(10回、岐阜4区)
山本公一(10回、愛媛4区)
遠藤利明(8回、山形1区)
小里泰弘(5回、鹿児島3区)
牧原秀樹(4回、比例北関東)
秋本真利(3回、千葉9区)
大串正樹(3回、兵庫6区)
黄川田仁志(3回、埼玉3区)
星野剛士(3回、比例南関東)
田野瀬太道(3回、奈良3区)石破派
山下貴司(3回、岡山2区)石破派
務台俊介(3回、比例北陸信越)岸田派・宏地会
井林辰憲(3回、静岡2区)麻生派
小田原潔(3回、比例東京)細田派
加藤鮎子(2回、山形3区)
本田太郎(1回、京都5区)

〔参議院〕(計5名、うち他派との重複2名)
金子原二郎(2回・衆院5回、長崎県)岸田派・宏地会
二之湯智(2回、京都府)竹下派
松下新平(2回、宮崎県)
園田修光(1回・衆院1回、比例区)
吉川有美(1回、三重県)

何度も日記に書いているように、僕は自民をひとくくりにしていない。「歴史修正主義的なナショナリズムを排除した保守を目指す」ことを掲げた勉強会「過去を学び“分厚い保守政治”を目指す若手議員の会」を2015年に立ち上げた、次の共同代表世話人3議員には特に注目している。

〔いずれも衆院議員・宏地会〕
武井俊輔(3回、宮崎県)※氏のツイッターのフォロワーっす。
國場(こくば)幸之助(3回、比例九州)
石崎徹(3回、比例北陸信越)

//本日のテレ朝の番組表。「断水、停電」の表題は1回だけ、「進次郎氏入閣」は5回。昼前には1時間半かけて韓国ヘイト。それでええのん?

●9月10日…台風被害により千葉で空前の大停電が続いている。熱中症で死者まで出ているなか、永田町は組閣の話題で持ちきり、誰が新大臣になるだのならないだので舞い上がっている。やるべきことの優先順番、おかしくないですか。こんな時に内閣改造をしたら、関係者の引き継ぎで初動に影響が出るのはわかりきっている。NHKニュースもトップは千葉の災害ではなく、小泉進次郎の入閣云々。千葉のことをもっと伝えてほしい。

//先日のNHK『歴史秘話ヒストリア』、戊辰戦争で活躍した旧幕府側の庄内藩(山形)・酒井玄蕃(げんば)特集がとてもよかった。強力な維新軍を前に次々と降伏していく旧幕府側。だが、酒井玄蕃が戦場で陣頭指揮した庄内藩兵は、ただの一度も維新軍に負けず、無敗のまま最後まで踏ん張った。最終的には、幕府側の盟主会津藩が敗北したことで、庄内藩主が降伏勧告を受け入れた。
西郷はさんざん抵抗した庄内藩に対し、誰の切腹も求めなかった。背景には戊辰戦争の開戦の口実に、庄内藩を利用したことへの後ろめたさがあったと思われる(幕府の方から先に手を出させるため、西郷はテロ集団を雇って江戸市中で強盗放火を行わせ、治安維持を担当していた庄内藩を挑発、わざと“黒幕”江戸薩摩藩邸を焼き討ちさせた)。
番組では酒井玄蕃の数多くの英雄譚を紹介していたけれど、最も印象に残ったのは無敗だった“戦の鬼”酒井玄蕃が、亡くなる直前に遺した言葉。『酒井了恒先生北清視察』に書かれていた次の言葉にグッときた。
「戦ふの難(がた)きにあらず、戦(いくさ)に至るの難きなり」(戦うこと自体はたやすい。しかし戦争を起こすとなると多くの苦労や犠牲をともなう。ゆえに戦いは避けるべきである)。
あくまでも徹底抗戦を主張した、主戦派の酒井玄蕃が言うから言葉に重みがある。

●9月9日…読者の方から「日本は植民地支配で良いことをやった」「インフラを整備したから感謝すべき」とのメールを時々頂く。その度に僕は「それって中国政府が“チベットを発展させてやった”“チベットは中共に感謝すべき”と言っているのと同じですよ」と伝えているんだけど、このことを、いろんな統計データを使って説明してくてる人がいたのでリンクを貼ります。そのブログは、当日記の上にリンクを紹介している『脱「愛国カルト」のススメ』さん。記事名は『「韓国は日本に感謝しろ」と言うなら、チベットは中国共産党に感謝しないといけないの?』。“一つの民族が他の民族を一方的に支配することは、人口が増えようがインフラが整備されようが学校を作ろうが文字を普及しようが、正当化されるべきものではない”との主旨で書かれています。
管理人の桑原一馬さんに心から敬意。この方が凄いのは、コメント欄で反論をぶつけている保守右派に、ほぼ「全レス返し」をしていること!あの体力、精神力、僕にはマネできない。何より時間がめちゃくちゃかかる…。それだけに、自分に出来ないことをやっている桑原一馬さんに頭が下がります。このブログ、どのコーナーも充実しているし、「ジャンル別テーマ」→「ざっくりいうと」→「詳細解説」と3段階表示になっているので、とっても見やすい。ウチのサイトみたいに延々と書き綴っているのと全然違う。感服です。

●9月8日…本日の岩手県知事選挙の開票結果に驚いた!

達増拓也(立憲、国民、共産、社民推薦/現職)40万2803票
及川敦(自民、公明推薦/新人)15万5504票

知事選は現職が強いとはいえ、野党4党推薦候補がほぼトリプル・スコアで圧勝!埼玉に続き岩手でも野党共闘の勝利。国政と県政は異なるものと分かってはいるけど、マスコミ世論調査の政党支持率を見る度に絶望感に包まれているなか、この選挙結果には勇気づけられる。
っていうか、2週間前の埼玉県知事選は、投票率たった32%だったのに自公候補に勝利し、それも何気にすごいこと。一般的に、投票率が低いほど組織票を持っている自公が有利と言われている。埼玉が枝野氏の地盤ということを差し引いても、何か大きな地殻変動が起きつつある気がする。この予感、当たってほしい。

//琉球新報の記事から『西村京太郎氏、辺野古中止を提言 日本推理作家協会13人が政府に 現政権は「異常」』。
今月4日、日本推理作家協会に加盟する西村京太郎さんら作家13人が「辺野古基地工事中断と沖縄県との誠意ある対話を要求する提言書」を日本政府に提出した。深町秋生さん、近藤史恵さんらが賛同。今年2月に実施された県民投票で、投票者の72%が反対していることについて「投票の結果を無視し、工事を中断することなく、また対話にも応じない現政権の対応は異常」と指摘。
メディアは自国のこういう動きをもっと伝えてほしい。隣国の政治家の不正疑惑報道ばかり流すのではなく。

//サンリオ公式の質問者とハローキティのやり取り、思わずメモった。このキティの中の人、ユーモアあり含蓄ありでキレキレ。

「男性のキティ好きが気持ち悪がられるのをなんとかしてほしい」
「本当これはキティの力不足の面も大いにあって『女性のためだけのもの』っていうパブリックイメージからキティがまだ脱却できてない」
「どうしたらダニエルみたいな最高のボーイフレンドが出来ますか?」
「たしかにダニエルは最高だし、その史上最高を更新し続けてるんだけど、そういうふうに思えるのは2人の積み重ねの結果。最初から最高じゃなくて、ちょっとずつお互いにとって最高の相手になっていけたらいいよね」

●9月7日…『天気の子』、予告編が恋愛SFっぽかったのでデジャヴ感があり「もうこのパターンはいいかな」と食傷気味、「DVDで…」と思ってたところ、重い腰をあげて行った友人たちが「めちゃくちゃ良かった!『君の名は。』の100倍良い!」と讃えるため観に行った。いやはや、ラストに仰天した。ギャグ・シーンは前作の方が多いし、爽快感も及ばないけれど、新しいものを見せてもらったという興奮が、エンドロールの途中からジワジワと湧き上がってきた。
今の時代、というか日本社会は、ことさら他人の目を気にする。何を行動するにも、周囲にどう見られているかが重要になる。同調圧力もハンパない。それが長所になることもあるけど、社会の重い空気は自殺率の高さにも現れている。この映画はそういう日本の空気を突破していった。あのラストにしたのは勇気がいったろう。新海監督はやる時はやる人だとわかった。これを一本作ったことで、こんな物語も描けることを証明、次回作が楽しみな監督がまたひとり増えた。

●9月6日…朝ドラ『なつぞら』の天陽君が逝き、一連のエピソードにウルウルっす。天陽君が描いた、あのお菓子の包装紙!観ている人にしかわからないけど、とにかく感動的な包装紙なんです。放送後に『あさイチ』で博多華丸さんが語った言葉「お菓子以外のものも包み込んでくれた」に胸熱。ほんとその通りと思った。

●9月5日…本日のNHK『クローズアップ現代』は、あいちトリエンナーレで起きた『表現の不自由展・その後』の展示中止問題がテーマだった。トリエンナーレの事務局には、開幕から3日間で抗議電話やメールが2900件、一カ月で6300件が殺到した。協賛会社への営業妨害もあり、しまいには「ガソリンを持っていく」の恐ろしい脅迫まで(犯人は逮捕された)。

少女像の2人の制作者はこう語った。
「(平和の少女像は)戦時中に被害にあった若い女性たちのつらい体験と、韓国に帰った後も無視され偏見の中で暮らした歳月が込められています(キム・ソギョン)
「反日の象徴として語られていますが、私たちは平和の象徴と考えています。(戦争の)悲しみと暗い歴史を語る象徴なのです」(キム・ウンソン)
反日の象徴ではない、これは非常に重要なこと。

丸木美術館の学芸員の方の言葉も印象的だった。「初めて少女像を見た時、“隣りの席に座っていい”と言われて少し身構えたんです。自分の中にも“これは慰安婦の像だ”という先入観があったような気がします。しかし、隣りに座って彼女をすごく近い距離で見た時にそれが解きほぐされていく感じがしました。作者には作者の想いがあり、そして見る人はそれぞれ受け止め方が違う、それが当たり前なんですね。」
この言葉について会場でそれを確かめることは出来なくなった。昭和天皇の写真を焼いた展示映像も、作者ではなく、他の美術館が焼いた出来事が過去にあったことを、もっとわかりやすく説明すればいい。特攻隊員の墓の下に星条旗が敷かれていたことは、現在日本各地に米軍基地があり事実上の占領状態が続いていること、理不尽レベルに不公平な地位協定を抱えていること、それに対して無関心な日本人が多く、作者の怒りと悲しみの表れがあの作品。死んでからも特攻隊員はアメリカと戦って死んだのだ。特攻隊員は生きているときは無謀な作戦を強要され、死後は特攻を命じた支配層に戦犯逃れのため英霊として利用される。その憤怒があのまがまがしいお墓から見て取れる。

あいちトリエンナーレは10月14日まで。このまま会期が終わってしまうと、気に入らない展示内容は、一斉攻撃をすれば中止に追い込めるという前例になってしまう。過激保守派の誤解をとくよう展示物の解説を丁寧にすると共に、ラスト2週間だけでも展示の再開を強く希望。

●9月1日…関東大震災(1923)から96年。墓マイラーをしていると教科書に載っていない地元の物語と出会うことがある。横浜市鶴見区潮田町の東漸寺には、鶴見警察署長・大川常吉の墓と、在日朝鮮人の方々が建立した氏の顕彰碑が建つ。(このこと一度書いているけど、追加の新情報もあるので加筆&再掲!)

関東大震災の翌日の出来事。震災の混乱の中、鶴見警察署に自警団が4人の朝鮮人を突き出し、「こいつらが鶴見駅近くの井戸に毒を投げ込むのを見た」「叩き殺せ」と詰め寄った。当時、同地区には鶴見臨海部の埋め立て工事のため朝鮮人労働者が多く住んでいた。対応した大川常吉署長は大声で「朝鮮人が毒を入れたという井戸の水を持ってこい!私が目の前で飲む!異状があれば朝鮮人は諸君に引き渡す。異状が無ければ私に預けよ!」と一喝、そして一升ビンの井戸水を飲み干した。いったん場は収まった。
翌日、デマ拡大にともない、殺気立った1000人もの群衆に鶴見署は包囲された。同署は朝鮮人220人中国人70人の約300人を保護していた。人々が「朝鮮人に味方する警察など叩き潰せ」「朝鮮人を殺せ」と叫ぶと、大川署長は「彼らも同じ被災者だ。朝鮮人を殺す前に、まずこの大川を殺せ!」と両手を広げて訴えた。「もし(同署から)逃げ出したらどうする」と声が飛び、署長は「この大川が君らの前で腹を切っておわびする」と断言、群衆は理性を取り戻して引きあげた。

人間にとって最も恐ろしいものは「ひとくくり」と「思い込み」。「○○人というものは…」というひとくくり、「○○人ならこうするに違いない」という思い込み。これは過去の話ではありません。
  
【歴史メモ】1923年、関東大震災直後に、官憲や陸軍の一部は震災を好機として、社会主義や自由主義の指導者を殺害しようと画策。また、日韓併合に反対する朝鮮人独立運動家を、混乱を利用して摘発しようと考えた。内務大臣・水野錬太郎、警視総監・赤池濃(あつし)、警視庁官房主事・正力松太郎(後の読売新聞社長)らは、軍と警察を通して「暴徒化した朝鮮人が井戸に毒を入れ、放火して回っている」「爆弾を持っている」というデマを日本中に流した。
憲兵大尉・甘粕正彦はアナーキストの大杉栄、伊藤野枝、そして両者の子と誤解された6歳の甥っ子を殺害して憲兵隊本部の古井戸に遺棄。亀戸警察署では軍が社会主義者・川合義虎、労働運動指導者・平澤計七など13人を殺害。平澤は首を切り落とされた。
一方、市民は朝鮮人暴動の流言を信じ、震災から4日間で3689もの自警団が組織された。軍の一部から「銃剣、日本刀を貸し与えられた」自警団は血眼になって朝鮮人を探した。朝鮮人は日本語の「ジュ」の発音が苦手で「チュ」と言ってしまうことから、自警団は朝鮮人らしい人間を見つけては「15円55銭」と発音させ、うまく言えなかった者をその場で処刑、又はリンチにした。
死者数は最低でも231人(内務省調査)、当時の東大教授・法学博士の吉野作造の調査が2613人余、半島系新聞では6661人に達する。また、方言を話す地方出身の日本人や聾唖者(聴覚障害者)も、朝鮮人と誤解されて59名が殺害されており、女子・子供を含む在日中国人200余名も殺害されている。
−−当時、実際に朝鮮人の犯罪が十数件あったことから、“朝鮮人暴徒はデマではない”という人がいる。その犯罪者たちは確かに悪党だ。でも、誰も「井戸に毒」なんか入れてない。朝鮮人全体と朝鮮出身の犯罪者は絶対に分けて考えないと。

【藤岡事件】震災4日〜5日後に群馬県藤岡市で起きた虐殺事件。「朝鮮人が井戸に毒を入れた」という流言を信じた旧新町(現高崎市)の土木業者が、従業員らの朝鮮人17人を旧藤岡署に収容させた。ここには鶴見署の大川署長のような人物がおらず最悪の事態となった。
近隣住民は「警察が朝鮮人をかばっている」と暴徒化。約二千人の群衆が日本刀や猟銃を持って署内へなだれ込み、無抵抗で抱き合い、命乞いする朝鮮人を暴行。遺体にまで危害を加え、警察の現場検証で血に染まった肉塊が確認された。殺人容疑などで37人が摘発されたが、大半が執行猶予付きなど軽い刑だった。現場近くの成道(じょうどう)寺には慰霊碑が立つ。
当時の群馬の詩人・萩原朔太郎「朝鮮人あまた殺され その血百里の間に連なれり われ怒りて視る、何の惨虐ぞ」
 
【福田村事件】震災5日後、千葉県福田村(現野田市)にて香川県の薬売り行商人15名のうち妊婦・子供を含む9名が、讃岐弁を聞き慣れない自警団によって朝鮮人と判断され虐殺された。このように日本人の子どもまで殺されており、いかに集団心理が暴走すると歯止めが効かないか、歴史の悲劇が物語っている。

僕はネットが普及し始めたとき「今は昔と違ってネットがあるから、もはやデマはすぐに嘘とバレて広がらない」と希望を持っていた。でも現実は真実よりもデマの方が速く広がり、しかもデマと判明したあとの「訂正情報」があまり共有されないという、恐ろしい状況になってしまった。再び隣国の人を「ひとくくり」にして罵倒、嘲笑する言説がワイドショーや週刊誌であふれており、非常に危機感を持っています。違う部分より、同じところの方がいっぱいあるのに。

  
大川常吉署長のお墓と、在日の方々が署長に感謝を綴った顕彰碑(横浜)

●8月31日…露骨な嫌韓煽りをやった週刊ポスト(小学館)のように、ビジネスのためなら手段を選ばない雑誌、出版社が業界を跋扈(ばっこ)するなか、岡本厚・岩波書店社長の勇気ある言動に感動。
本日、岡本社長の呼びかけにより、悪化する日韓関係について、対話による関係修復を求める集会が東京で開かれ約400人が参加したとのこと。前月末、研究者らが「韓国は『敵』なのか」と題する声明を発表。自由、民主主義、基本的人権の尊重という価値観を共有する韓国への、日本政府の一連の姿勢に対し「両国関係がこじれるだけで、日本が得るものはまったくない。解決には冷静で合理的な対話以外にない」と訴えた。8月末までに約9400人が賛同し、署名。岡本社長は「日韓関係は報復の泥沼に入り、収拾がつかなくなっている。圧力で相手が屈するとの考え方には、相手への想像力が著しく欠けている」と指摘。
※岩波書店創業者の故・岩波茂雄氏は、戦時中に反戦世論を封じる言論統制に抵抗、「日本はしなくてもいい戦争をしている」と公に軍部に対して批判的立場をとった。『古事記』『日本書紀』に史料批判を加え、神武天皇以前の神代史を後世の脚色・創作が著しいと断じた書籍を、不敬罪を恐れずに刊行。その結果、著者の津田左右吉(そうきち)は早大教授を辞職に追いやられ、岩波茂雄も出版元として糾弾され有罪判決を受けた。敗戦翌年、戦争への反省から国民の間に批判精神を培う雑誌の必要性を痛感し、平和と民主主義を基調とする総合雑誌「世界」を創刊。
岩波文庫発刊の辞「真理は万人によって求められることを欲し、芸術は万人によって愛されることを自ら望む。生命ある不朽の書を少数者の書斎と研究室とより解放して街頭にくまなく立たせ、民衆と肩を並ばせるであろう」。

/自民の石破茂議員も与党でありながら次の謙虚なコメントをブログに。昔は自民にも石破議員のように冷静な意見を持つ人が多かったのですが…。
「韓国政府によるGSOMIA(軍事情報包括保護協定)の破棄により、日韓関係は問題解決の見込みの全く立たない状態に陥ってしまいましたが、日本にも、韓国にも、「このままでよいはずがない、何とか解決して、かつての小渕恵三総理・金大中大統領時代のような良好な関係を取り戻したい」と思っている人は少なからずいるはずです。
 防衛庁長官在任中、アジア安全保障会議でシンガポールを訪問し、リ・クアンユー首相(当時)と会談した際、親日家の同首相は日星安全保障協力の重要性について語った後、私に「ところで貴大臣は日本がシンガポールを占領した時のことをどれほど知っているか」と尋ねました。歴史の教科書程度の知識しか持っていなかった私に対し、同首相は少し悲しそうな表情で「更に学んでもらいたい」と述べました。意外に思うとともに、自分の不勉強を恥じたことでした。(略)
 我が国が敗戦後、戦争責任と正面から向き合ってこなかったことが多くの問題の根底にあり、それが今日様々な形で表面化しているように思われます。これは国体の護持と密接不可分であったため、諸般の事情をすべて呑み込んだ形で戦後日本は歩んできたのですし、多くの成功も収めましたが、ニュルンベルグ裁判とは別に戦争責任を自らの手で明らかにしたドイツとの違いは認識しなくてはならないと考えます(政府自体がヒトラーの自決によって不存在となったドイツとは当然異なることも考慮した上で、です)」。

/ドイツと言えば、ポーランドから日本の国家予算並みの約90兆円の賠償を請求されようとしている。これまでドイツはナチス被害者の個別補償を行い、1990年から賠償問題は解決済みとしてきた。今回は戦時中のインフラ破壊などに対する賠償。ドイツの対応を注視。

●8月30日…発売中の『音楽の友』9月号に「世界音楽家巡礼記」を寄稿。今号で連載第30回!ロシアのサンクト・ペテルブルクに眠る、リムスキー=コルサコフ、ボロディンら「ロシア五人組」のお墓を紹介しています。彼らは先に逝った仲間の未完作を友情パワーで完成させ世に紹介しました。貧困のなか42歳で没した「展覧会の絵」ムソルグスキーの墓は、友人たちがピアノ鍵盤付きの墓碑にしてくれました。連載は36回で完結です(当初の予定は12回)。残り6回、完走します!
【ムソルグスキー語録】
「芸術家は未来を信じる。自分自身が未来に生きるゆえに」
「芸術はそれ自身が目的ではなく、人々と語り合うための手段である」
「文学者や画家は民衆を描いている。作曲家は何をしている?さあ民衆の中へ!」
※五人組の墓の並び順の理由。5人の中で墓参者が最初に出会う場所にいるのが、5人組のリーダー、バラキレフ。リーダーとして墓参者を出迎えてくれる。その隣りにいるのはバラキレフの指導を一番受けていたリムスキー=コルサコフ。その隣りは、リムスキー=コルサコフと一時共同生活を行っていた親友ムソルグスキー。その隣りは、ムソルグスキーとは5人組結成前から知り合いだったボロディン(ムソルグスキーからシューマンなど西欧音楽の魅力を教えてもらった)。最後のお墓は、最も長生きをしてメンバー全員の死を見届けたキュイ。バラキレフで始まりキュイで終わる。これ以外ないという絶妙の配置になってます。
ムソルグスキーのピアノ付きのお墓!右端の画面奥の人だかりはチャイコの墓です

//明日31日の香港デモを前にアグネス・チョウさん(22)ら学生リーダーが次々と逮捕されている。当然、学生たちは激しく怒っている。怒らせることが当局の目的なら、武力介入の可能性がさらに高まった。めっちゃ心配。

//梅雨に戻ったのかと思うほど雨ばかり。

//ワイドショーで嫌韓ゲストが、韓国人をひとくくりにして「だから韓国人は…」などとヘイトをまき散らしたとき、司会者や他のゲストは「それは言い過ぎ」ではなく、「それは差別だ」とハッキリ言うべき。

//長く苦しんだ尿管結石、お盆あたりに外へ出た気がする。救急病院で「3日もすればコロンと出ますよ」と言われてから、2カ月くらい体内にいた(台湾にも薬を持って行ってたし)。どんな石だったのかひと目見たかったのに、知らない間に出てしまってちょっと悔しい。

●8月29日…TBS系列『ゴゴスマ』で、東国原氏が眼をひんむいて韓国人女性ゲストに「お前は黙ってろ!」「黙っとけ!この野郎」「お前が嫌いだ!」「反日」と大騒ぎしている映像をネットで見て、かつての勤務先のパワハラ上司を思い出して吐きそうに。大声で一方的に罵る姿に恐怖すら感じた。他人に対する敬意が微塵もない。東国原氏は「ニッポンですよ、僕は!」と、国家と自分を同一視、完全に日本代表気取り。氏の頭の中にあるニッポンに、かってに僕を含まないでほしい。
っていうか、相手のゲストが男性なら、あそこまで罵倒しただろうか。女性に対するマウント気質が感じられ、そこも不快だった。東国原氏は「大人の対応をしている」と言っていたが、さんざん「お前」「お前」と怒鳴られても、逆上せずにスルーしていた韓国人女性の方が、よほど大人の対応に見えた。ケンコバさんが「まあまあ、皆でお茶でも飲みましょう」と場を収めようとすると、なおも東国原氏は「お茶をぶかっけそう」と言ってた…。今後、東国原氏が画面に映ると、あの恫喝する声と、ひんむいた眼が思い出され、すぐにチャンネルを変えると思う。つらすぎる。

『ゴゴスマ』は2日前にもゲストの武田邦彦教授が「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しなけりゃいかんからね」「日本男性は我慢すると思うよ。我慢すると思うけど、(韓国人女性への暴行が)起こってももう仕方がないんですよ」と発言、地上波でヘイトクライムを煽動している。韓国で起きた酔っ払った男の日本人女性への暴行事件は、韓国の国民から一斉に「女性に申し訳ない」「韓国の恥」と非難が置き、韓国警察もすぐに動いている。そういう動きを武田教授はすべて無視して報復を教唆。ほんと酷い。

この東国原氏発言、武田教授発言に対して、テレビ局からの謝罪はない。つまり、彼らがこういう発言をする人物と分かっていて出演させている。東国原氏も武田教授も、嫌韓を煽って視聴率を稼ぐという、番組側が求める“期待”に応えているだけ。自分の役割を演じている。『ゴゴスマ』関係者、放送法第4条を読み直してほしい。
【放送法第4条】
(1)公安及び善良な風俗を害しないこと
(2)政治的に公平であること
(3)報道は事実をまげないですること
(4)意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること
今のワイドショーは一方の意見を叫ぶゲストばかり集めた番組が多すぎる。戦前のメディアもさんざん他国民への憎悪を煽り、また嘲笑して差別心を植え付け、発行部数を伸ばした。ヘイトはカネになる。その結果どうなったか。メディアはまったく反省していない。もうすぐ9月1日。デマで多くの在日朝鮮人が虐殺された関東大震災が起きた日だ。

/原稿を入稿!本日からサイトに復帰します!

●番組情報も更新できないほど仕事が先に進まず。28日には爆裂更新できるはず!そう、そのはず!きっと、この目の前の仕事は終わっているはず!終わっていなければならない!!

韓国憎しで全ての韓国人を攻撃してる人にうんざり。

●8月21日…「夜回り先生」水谷修氏がHPを閉鎖。水谷氏が先日書いたこの言葉が心に残る。「例年になく、相談件数が非常に増えています。特に、中学生や高校生の女子からの相談が増えています。どれも、『死にたい』と死を語るものです。多くは、学校でのいじめや家庭での親の無関心、虐待が原因です。ともかく、一歩でも太陽の下、外に出ることを頼んでいます。人は、悩み苦しむと閉じこもってしまいます。そして、暗い夜に考え込み、自らの悩みや苦しみをさらに増幅させてしまいます。悩み苦しむのは、答えが出ないからです。どんなに考えようと苦しもうと、そこに答えはありません。考えること、悩むことを、まずはいったん捨てて、外に出て、太陽の下で動くことです。電車に乗って山や海へと行くこともいいでしょう。本を読むことも助けになります。どんな本かによりますが」。
氏の言葉では、以前に講演で聞いたこの言葉が良かった。「自分に関心を持ちすぎて思いつめる人がいる。自分のことを考えている時間を、少し他人のために使ってみませんか。ボランティアでも何でもいい。あなたの手助けを待っている人が、あなたを必要としている人がいます。求めるだけでなく、あなたの優しさを配ってください」。

●8月20日…台湾の墓巡礼から帰還。地元の方との数々の素晴らしい出会いがありました。台湾の人はほんと優しい!レポートは後日書きますが、台湾の人々は香港の情勢を非常に心配していました…。

●8月11日…過去30年間で欧州の墓巡礼がほぼ終わり、今年からアジアの墓巡礼を本格的に開始。GWの韓国初巡礼に続き、お盆(12日-19日)は初めて台湾の墓巡礼に行ってきます。次回のサイト更新は8月20日(火)になります。
1週間で約15箇所を巡る予定ですが、バスの便数が少ないとカットする目的地があるかも…。全部行けるといいな。テレサ・テンのお墓は彼女の歌声が聴けるそうです。
日本の台湾支配と戦った抗日先住民の墓がある一方で、日本の軍人を祀る霊廟も複数あり、台湾の複雑な歴史をお墓から見つめたく思います。

〔主な巡礼予定の墓・廟〕
・テレサ・テン1953-1995(新北市、金宝山景観墓園)台湾出身のアジアの歌姫、享年42。中華文化圏、日本、タイ、マレーシアなどで大人気。
代表曲は「つぐない」、そして「時の流れに身をまかせ」(歌詞の“あなた”は男性ではなく“歌”という芸術のこと。テレサは婚約者から「歌か、家庭(結婚)か、どちらか選べ」と言われ、歌をとって結婚を諦めた)
・八田與一(はった・よいち)1886-1942(台南市、八田與一紀念公園)水利技術者。日本統治時代、当時世界最大の烏山頭(うさんとう)ダムを建設するなど農業水利事業に大きな貢献。ダム近辺に銅像、墓、記念館。
・玄奘三蔵602-664(南投県玄奘寺)三蔵法師の分骨。遺骨は南京から埼玉・慈恩寺に移され1965年にこの玄奘寺へ。
・モーナ・ルダオ1880-1930(南投県霧社)映画『セデック・バレ』(予告編)で有名。原住民の伝統や文化を無視した同化政策を行う日本の植民地政策に激怒、抗日戦の象徴。日本軍は毒ガスを使って反乱を鎮圧した。
・琉球藩民(屏東県、大日本琉球藩民五十四名墓)宮古島からここに流れ着き、首狩り族の犠牲となった琉球藩民54名の墓。この事件が明治政府による台湾征服のきっかけに。
・明石元二郎1864-1919(新北市、福音山基督教墓地)スパイとして日露戦争で暗躍、晩年は台湾総督。水力発電所建設や教育制度改革など近代化に務める。
・蒋介石1887-1975(桃園市、慈湖陵寢)中華民国総統。日本の陸軍士官学校出身。辛亥革命に参加、抗日戦争を指導。内戦に敗れて1949年台湾に退く。
・杉浦茂峰1923-1944(台南市、飛虎将軍廟)台湾沖航空戦で米軍機に撃墜され、集落への墜落を避けるため郊外まで飛び、脱出が遅れて戦死した杉浦兵曹長(20)を祀った廟。
・祀典武廟(台南市)三国志の関羽(恩主公)を祀った、台湾で最も保存状態のいい古廟。
・忠烈祠(台北市)抗日戦争や共産党軍との戦いで戦死した約33万人の霊を祀る。
墓マイラー用アジア巡礼MAP (逆ズームするとスリランカまで)
カジポン作成・日本と台湾の歴史

/森友問題で自死した財務省の役人が労災指定され、原因が過重公務と認定。残業内容が無理強いされた公文書改ざんにもかかわらず、官邸はいっさいお咎めなしという理不尽。そして、このニュースは同じ日に電撃発表された小泉進次郎氏の結婚報道で消し飛び、ろくに報道されなかった。小泉氏の結婚をNHKは速報で伝えたが、国民にとって進次郎氏が誰と結婚しようが自分の生活と無関係、一方の公文書改ざんは税の使い道や民主主義の根本に直結し、重要度は後者の方がはるかに上。(実際小泉進次郎氏は国会で何もしていないに等しい。山本太郎氏は過去6年間で委員会発言157回、質問注意書は123本。一方、小泉氏は過去7年間で委員会発言5回、質問注意書は0本。ゼロ!ついでに議員立法も0。国会見学が仕事?)
今年3月にテレビ東京が放送した『森友事件のいま〜このままでは終わらせない』(26分)は優れたドキュメンタリーで、テレ東が公式に動画をアップし続けている。公文書300ヶ所改ざんしても本当に関係者全員不起訴で良いのか、亡くなった赤木さんの無念は誰がはらすのか、様々なことを考えるためにも、公開終了前に視聴をお勧めします。非常に勇気あるドキュメンタリーです。

/せやろがいおじさんと乙武氏の動画『障害者に国会議員が務まるか?』、すべての国会議員に見て欲しい!

/広島・長崎の追悼式典における「核兵器禁止条約に日本も加入を」の声、あいちトリエンナーレに関するデマと表現の自由の弾圧、日韓貿易問題、書きたいことが山ほどあります。台湾から帰国したらがっつり書きます!取り急ぎ、愛知県大村知事の言葉にめっさ感動しました。欧米の行政の常識は「(展覧会に)金は出すけど口は出さない」。
大村知事「憲法21条は『集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する』。第2項では『検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない』。このポイントは、国家があらかじめ介入してコントロールすることはできない(こと)。公権力が思想の自由を判断することすら許されていない。既存の概念や権力のあり方に異論を述べる自由を保障する。要は公権力が思想内容の当否を判断すること自体が許されていないのです、というのが定説」
「『国の補助金をもらうんだから国の方針に従うのは当たり前だろ』と平気で書いておられる方がいます。私は全く正反対だと思います。」
「行政、国、県、市。公権力を持ったところだからこそ、表現の自由は保障されなければならない。税金でやるからこそ、表現の自由は保障されなければいけない。この内容は良くて、この内容はだめだと言うことを、公権力がやることは許されていない」。
※慰安婦問題で必読のブログ。河村名古屋市長、吉村大阪府知事、松井大阪市長はこのブログを読んで、デマの流布に荷担したことを自覚し、猛省してほしい。偽広告に騙されて慰安婦にされた女性は、人道的判断で軍が送り返してあげるべきだし、国連人権委員会は事実上の監禁状態を指して強制連行と呼んでいる。「組織的な拉致が確認できなかったから強制連行はなかった」のではなく、「騙された女性を解放せず組織的に監禁したから強制連行」と国際社会は言っているのです。

●8月6日…昨日、米で多発している憎悪犯罪の乱射事件に触れた。その後、オバマ元大統領が異例の緊急声明を発表。これが実に素晴らしかった。オバマ氏はトランプ氏の名前は出さなかったけれど、トランプ氏がメキシコからの移民を「殺人者」「強姦犯」と呼び、不法移民の入国を「侵略」と繰り返し、自分に批判的な有色人種の女性野党議員たちに「もといた国へ帰ったらどうだ」と攻撃的発言を重ねていることを念頭に置いているのは明らかだ。

オバマ氏「私たちは、指導者の口から出てくる恐怖や憎悪を増幅させたり、人種差別的な考えを普通のことのように正常化したりする言葉を、きっぱり拒絶すべきだ。自分たちと見た目の違う人を悪者扱いする指導者、あるいは移民を含めた他人が私たちの暮らしを脅かすと示唆するような指導者、あるいは他の人間を人間以下呼ばわりするような指導者、さらにはアメリカがたった一種類の人間のものだと示唆するような指導者の言葉を」
「このような(憎悪煽動の)物言いは新しくない。歴史を通じてほとんどの人間の悲劇の根本には、こういう発言があった。ここアメリカでも、世界中でも。ジム・クロウ法(米国の人種差別法)、ホロコースト(ユダヤ大量殺戮)、ルワンダの大虐殺、バルカン半島(旧ユーゴ)の民族浄化の根っこにもこうした物言いがあった。私たちの政治や公的生活に、まったくあってはならない。そして今こそ、善良な圧倒多数のアメリカ人、あらゆる人種と信仰のアメリカ人が支持政党を問わず、このような物言いはあってはならないと、はっきりきっぱりと言うべきだ」。
この声明は、米国だけでなく、今の世界全体に当てはまる言葉と思います。(英BBC

●8月5日…「理性、判断力はゆっくりと歩いてくるが、偏見は群れをなして走ってくる」(ジャン・ジャック・ルソー)
アメリカが異常な事態になっている。銃乱射事件が加速度的に増加し、今年だけで251件に達した。先週は1週間で12件発生、しかも大事件の犯人がいずれも20歳前後という社会の底が抜けたような様相に。主な事件は…
・7/28にカリフォルニア州の屋外イベントで白人至上主義の19歳男が乱射、17人が死傷しうち4人が死亡(6歳と13歳の子どもを含む。犯人射殺)
・8/3にテキサス州のウォルマート店内で21歳男が乱射、48人が死傷しうち22人が死亡(メキシコ系移民を標的にしたヘイトクライム)
・8/4にオハイオ州で白人至上主義の24歳男が乱射、36人が死傷しうち9人が死亡(犯人射殺)
他に7/28はウィスコンシン州のシーク教寺院(インドの宗教)で犯人を含め7人が死亡する乱射事件が発生している。

テキサス州のウォルマートで乱射した犯人はトランプ大統領に心酔していた。トランプが就任してからヘイトクライム(憎悪犯罪)は2割も増加しており、明らかに因果関係がある。国民の模範であるべき大統領が、何度も移民への差別発言を繰り返すため、若い子が感化されている。
米国は移民国家であるにもかかわらず移民への憎悪をかきたてられ、歪んだ正義感から殺傷力の高い自動小銃の引き金を引く。アメリカでは過去に若者が学校で悲惨な乱射事件を起こしていたが、移民に対して無差別に銃口を向ける事件は(僕の知る限り)起こさなかった。この地獄のような事態はトランプになってからだ。

ネットの世界では憎悪を煽るヘイト・デマの方が、正しい情報より早く拡散し、「実はデマだった」という訂正情報は、恐ろしいことに最初に広まったデマほどはリツイートされない。人間は簡単に差別感情が過激化することを歴史は教え、警告している。それを学ぼうとしない政治家がリーダーになった国は、短期間で修復できないほど心の分断が進み、暮らしから笑顔は消え、社会がガタガタになる(昨今の日本も他人事じゃない)。

最近のトランプは「アメリカが嫌なら出て行け!」「生まれた国へ帰れ!」と繰り返し、「アメリカをこう愛すべき」という彼が決めた愛し方しか認めない。アメリカが好きだからこそ違うやり方で国を変えようとしている人を排除している。そんなトランプを親が支持すれば、当然、子どもは移民や有色人種への憎悪を正当なものと受け止める。
もし秋にトランプが再選したら、次の4年間でどんな世になっていくのか考えるだけでそら恐ろしい。子どもは大人たちの振る舞いを見ている。いま引き返さないと取り返しがつかなくなる。アメリカは国民の数よりも銃の方が多く出回っているのだから。
※ちなみにイギリスでもEU離脱問題を機にヘイトクライムが激増、2013年の2720件から2017年の7526件に倍以上も増加している。自国ファーストの思想と憎悪犯罪は密接にリンクしている。

  今年だけで既に銃の犠牲者がこんなに

●8月4日…読者の方から『この世界の片隅に』の片渕監督と町山智浩さんの対談のことを教えて頂き、映画の公式サイトに全文がアップされているのを発見。以下のやり取りを読んで、なぜクライマックスの台詞を改変したのか理解しました。

【町山】あと一番わからなかったんじゃないかなと思うところですが、終戦の日に朝鮮の国旗である太極旗が小さく上がるところで、原作ではあの旗を見てすずさんが私たちも暴力でほかの国を従えていたんだ、と。今まで空襲の中でアメリカ軍の暴力と戦っていると思っていたけど、と気づくシーンですが、あそこは映画でセリフが変えられていますよね?
【片渕】それまでのすずさん自身が、朝鮮の方に暴力を振るっている場面があったか?というと無いんですよ。そういうところを彼女は目撃もしていない。なのに、すずさんが突然そんなことを言っても、拳を振り上げて戦争反対と言っている姿勢とあまり変わらなくなっちゃうような気がして。僕はもっとすずさんが実感できるもので、自分たちが振るった暴力のことを認識するべきだと思ったんですね。彼女は毎日食卓を整える主婦なので、食べ物がどこから来ていたのかということを知っている立場なんです。だから自分たちがやってきたものを、食べるものを通して本当に根拠のあることとして言えるのではないかなと思ったんです。それと、できるだけ今回の映画では、現代の我々から見た理念みたいなものを、すずさんの上に重ねないようにしようと思ったので、そういう意味でも、彼女は当時の食べていたものから、自分たちの行ったことが身に沁みてしまうとうことにしたかったんです。
【町山】当時日本では、朝鮮米とか台湾米が配給されていたんですけど、それは朝鮮や台湾の人たちから米を搾取していたんですよ。
【片渕】戦後は戦争やったら海の向こうから米を送ってこれなくなったという反省があって、米の自給率を100%にしようとするんですが、戦時中はそうではないんですよね。
【町山】台湾も朝鮮も日本の領土だったので食糧難は同じ状況だったのに、台湾や朝鮮の人のお米を取り上げて日本に送っていたんですよね。
【片渕】しかも昭和19年は、朝鮮の米が不作なんです
【町山】大水害か何かで。朝鮮の人も飢えているのにそれを取り上げていたんですね。そういう実感的なことでしか、すずさんは言わないと。
【片渕】あと満州の大豆ですよね。

ものすごく説得力がある。これは表現が本当に難しい。確かにすずさんは朝鮮人差別を敗戦まで目撃しておらず、「暴力で従えとった」は唐突な印象になるかもしれない。ただ…ただ…映画を観ている今の日本人は、空襲を受けたということは理解できても、植民地支配で食糧を奪っていたことを、あの短い台詞で把握するのは困難と思う…。
日本人にとっての戦争は大空襲であり原爆。加害の記憶は受け継いでいない。だからやはり僕は「それがこの国の正体か」は入れるべきと思う。なぜなら、観客が「正体」という言葉に反応し、その表現が引っかかり、考え始めるきっかけになるから。
とにもかくにも、片渕監督が「こう伝えた方がストンと心に落ちる」と台詞を変えた背景がわかってよかった。モヤモヤが晴れた。この対談、貴重すぎる。


●8月3日…週末に『この世界の片隅に』が地上波初放送され、改めて感動した…けれど、それだけに原作で最も衝撃を受けた2つの台詞が変更されているのが残念でならない。以前も指摘したけど大事なことなのでもう一度。
まず、幼馴染みの水兵が主人公に言った台詞。映画版は「わしは英霊呼ばわりは勘弁じゃけえ、わしを思い出すなら笑ろうて思い出してくれ」。原作では「わしが死んでも一緒くたに英霊にして拝まんでくれ。笑うてわしを思い出してくれ。それが出来んようなら忘れてくれ」。似てるけど全然違う。“一緒くたに英霊にして拝むな”は靖国神社のこと。いわゆる「靖国で会おう」とは真逆の言葉。無謀な作戦で若者を死に追いやり、英霊という言葉で責任回避する戦争指導者の誤魔化しをあぶり出す痛烈な台詞。それが随分ソフトになってしまっている。

そして敗戦シーン。映画版は「飛び去っていく、うちらのこれまでが。それでいいと思ってきたものが、だから我慢しようと思ってきたその理由が。海の向こうから来たお米、大豆、そんなもんで出来ているんじゃなあ、うちは。じゃけえ、暴力にも屈せんとならんのかいね」(お米は朝鮮半島、大豆は満州という事実上の植民地の暗示)。これ、原作は全然違う。
原作では「この国から正義が飛び去ってゆく。暴力で従えとったという事か。じゃけえ、暴力に屈するいう事かね。それがこの国の正体かね」。ここで“従えとった”という台詞が出てくるのは、原作では玉音放送後に朝鮮出身者が掲げた韓国の太極旗をすず(主人公)が見ているから。クライマックスで彼女はのんびり屋の自分が、支配者の側であったことに気付く。「それがこの国の正体かね」という超重要な台詞が、「海の向こうから来たお米、大豆…」というマイルドすぎる言葉に改変され分かりにくくなっている。そもそも、原作でハッキリと描かれた太極旗が映画版では遠くに一瞬見えるだけ−−。

今年12月には映画の完全版「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」が上映されるとのこと。片渕監督がこの作品を心から愛しているのは丁寧な作画でよくわかるし、僕はDVDも即買った。だからこそ、どうか「完全版」では物語の核心となる台詞は改変せず、クライマックスは原作通りにしてほしいと切に願います。
※アニメ版『この世界の片隅に』の原作改変はまだマシな方で、TBSの実写ドラマ版はクライマックスの敗戦時の号泣シーンが丸ごとカット!そこ一番大事なとこ(涙)。当然、原作の「それがこの国の正体かね」もない。これでは直前にあった「最後の一人まで戦うべき」という右翼将校のような台詞がひとり歩きしてしまうし、ドラマとして徹頭徹尾“被害者目線”の別の作品になっていた。何に忖度しているのか。あの戦争をドラマで批判するのは、もはやタブーになってしまったのか。原作者こうの史代さんはドラマ版についてこうコメント。「毎回、脚本を見せて貰ってチェックしているのですが、直してもらえるとは限らないみたいです」「(横山光輝「マーズ」が原作の)『六神合体ゴッドマーズ』よりは原作に近いんじゃないかな」。

●8月3日…あいちトリエンナーレの『表現の不自由展、その後』が開催3日目で中止に。展示作品に慰安婦、反天皇があることで、「ガソリン缶を持っていく」と脅迫があったという。慰安婦については、業者に騙された女性に性の相手を無理強いしたり、「家に帰して欲しい」と願っても帰さなかった。そんな彼女たちを嘲笑・侮辱する人々への抗議の象徴であり、僕は日本ヘイトと受け止めていない。反天皇を怒ってる人は、天皇の命令を無視して戦線を拡大した昭和の軍人や、テレビで訴えてまで退位恒久法の制定を求めた天皇のお気持ちを無視して時限法にした安倍内閣の仕打ちに、ちゃんと怒っているのか。
いま一度、憲法第21条のこの大切な一文を胸に刻む。「一切の表現の自由は、これを保障する。検閲は、これをしてはならない。」

●8月2日…金曜夜のジョジョロス…。あらためてジョジョ5部は幸せなアニメ化だった。毎回期待以上の完成度、スタッフのジョジョ愛が大炸裂。最終回のアバッキオとナランチャの弔いの花、ブチャのジッパー、彼らへのワイン…なんちゅう泣かせるオリジナル演出。EDでエピソード0の場所にブチャの石があるのもたまらん…。

  

連載時、「眠れる奴隷」のエピソードは難解と賛否あったけど、アニメの反応を見ると「物語が深くなった」と総じて好評で嬉しい。
「眠れる奴隷」。人間は誰でも「いつか死ぬ」という運命=結果は変わらない。その意味で運命の奴隷。「どうせ何をやっても同じ結果」と眠ったまま人生を終えるか、「結果(運命)が変わらなくてもそこに至る過程を意味あるものに変えてみせる」と目覚めた奴隷になるか。
ブチャは後者を選び「オレたちがここまで到達したことが完全なる勝利なのだ」と、目覚めた奴隷としてボス打倒の目標を達成し「これでいい」と納得。街を麻薬から守り、トリッシュの命も救った。ジョルノと出会って「ゆっくりと死んでいくだけだった心が生き返った」「幸福とはこういうこと」と感謝。胸熱。
荒木先生が5部について語った2つの言葉を紹介。
・「第5部(連載)の頃、危機感を覚えていました。それは自分だけがよければいいというような社会の風潮に対してです。その反動があって、革命とまではいかなくても、組織を飛び出し、自分を犠牲にする人間を描いてみたくなりました。(『ジョジョの奇妙な名言集(Part4-8)』のコラム)
・「最後にもう一度、テーマをより強く伝える為に(前日譚を)描こうって決めてました。結果、物語がぐっと締まってよかった。今あらためて考えると、『ジョジョ』25年間の歴史の中でも(眠れる奴隷は)最も印象的なエピソードかもしれませんね。『ジョジョ』シリーズの神髄が、あそこには表れていると思います」(『JOJOmenon』)
第6部のアニメ化は絶対にあると思う!第1部のOP曲に徐倫が登場した時に「ここまで行く」と確信した。そして第7部SBRは海外ジョジョラーが数年前に2分間の「SBR予告編」を既に制作している!米国が舞台だから英語がよく似合う。これ見たらSBRのアニメ化も超楽しみに! 
  

●やっとこさ、尿管結石が出たような気がする。石を目撃していないけど痛みが消えた。とはいえ、歯とか目とか、身体のあちこちにガタが来始めており、人生の残り時間を考えた結果、スマホとiPadに入っているゲームをすべて削除した。スマホゲーに手を出す前=2015年以前の生活に戻る。そう、電車の移動中は100%読書していた頃に…。このままでは墓マイラーとしてやってきたことを、まとめあげる前に寿命が来てしまう。

●7月29日…鳥取講演に参加された方、お疲れさまでした!皆さんと墓巡礼の感動を共有でき感無量です。講演前、自分自身の緊張をほぐすために壮大な宇宙の動画を見ていたところ、参加者の方から「ネットで検索できますか」と質問があったので、リンクを貼っておきます。「星の大きさを比較その2」(6分)という動画です。身近な月の大きさから始まり、最後は宇宙全体に至るという圧巻の映像。講演前にこれを見ると、自分が宇宙の“点”になって、緊張感がどこかへ行ってしまうんです(笑)。若い頃にこの動画と出会っていたら、失恋の痛みがちっぽけに思えて立ち直りが早かっただろうなぁ。

今回のスライド・トーク2時間の構成−−
1.墓マイラーになったワケ
2.墓巡礼の旅〜全ての道はお墓に続く、されど墓参は1日にしてならず
3.世界の偉人墓
4.このお墓に大感動(友情や刻まれた座右の銘、ラストメッセージなど)
5.休憩時間〜世界の墓地からこんにちは(各国の墓地の管理人さんの笑顔や出会った動物を紹介)
6.墓マイラーが行く○○県(ご当地墓、今回の場合は鳥取・島根)
7.旬の墓(時節系。今なら改元や世界遺産登録に絡めた歴代天皇陵や万葉の歌人)
8.日本の偉人墓
9.墓巡礼で出会った忘れ得ぬ人々
10.お墓が大切な7つの理由
全体を貫くメッセージは、「お墓が教えてくれたこと」=「人間は国籍や文化が違っても、相違点より共通点の方がはるかに多い」というもの。
僕はこれまで「どんな切り口で語ったら、限られた時間で墓巡礼の魅力を伝えることが出来るだろう?」と試行錯誤してきた。昨日の鳥取講演の上記10項目の構成が決定版となった気がする。今後は講演する土地によって6番目の「ご当地墓」を入れ替え、7番目にタイムリーな話題のお墓(人物)を紹介することで、47都道府県にあった講演が実現可能かと!

※今秋に初めて中学校で講演することになったので、墓巡礼をベースにした、中学生向けの超ポジティブ&人間性善説&ほとばしる人間讃歌&君の人生全肯定&生命を大切に、そんなスライドをこれから3カ月で作っていきます。「生きる姿勢として、他人との違いを見るのではなく、同じ所を見よう」と語りかけたい。他人との違いに優劣をつけて嘲笑するとか、逆に落ち込むとか、人生に必要ないです。同じ部分を見つけた時の嬉しさの方が生きる力になるし、何より世界全体を明るくする。比較していいのは過去の自分だけ。一年前の自分より成長できたかどうか、それだけでいいんです。

//歴史上、政治家は戦争を起こす際、他国民・他民族との違いばかり強調してきた。小さな違いを拡大鏡で何倍にもしてみせ、憎む必要のない相手への憎悪を駆り立ててきた。ほんとこれ、国連が「また同じ手に乗らぬように」と人類全体に注意喚起すべきと思う。
…そして日経新聞。同社がこれほど悪質なことをするとは。「私は反アベだけど反日ではないです」、僕は韓国人の友人からこの言葉を何度か聞いているし、実際に5月に韓国を墓巡礼して、地方でもソウルでも、多くの人から親切にしてもらい、その言葉が嘘ではないことを身をもって知った。「日本に何回も旅行に行った」という人に山ほど会ったし、日本語を話せる学生もたくさんいた(彼らは日本のアニメや映画にも詳しい)。明確に、安倍氏と一般国民を分けて考えている。
だからこそ、27日のソウルの集会で参加者が掲げたプラカードには「NO日本」ではなく「NO安倍」と書かれている。それなのに、日経新聞の記事は「ソウルで数百人が反日集会」と題している!記事の中では「NO安倍と書かれたプラカードを掲げ」とあったので、確信犯でこのタイトルを付け、国民にわざとヘイトを煽っているとしか思えない。このタイトルだと「向こうが憎むならこっちだって」となる人がいるだろう。日経は戦前のメディアと同じヘイト煽りの愚行をいまだ繰り返している。酷い新聞だ。
「NO安倍」のプラカードは安保法制や共謀罪のときに、僕も国会前で掲げたことがある。こちとら、戦後日本の民主主義を愛するからこそ、それをないがしろにする安倍官邸に異議を唱えているんだ。日経にそのつもりがなかったとしても、この題名だと「NO安倍」=「反日」=「売国奴」と刷り込んでいるのと一緒だ。新聞社が簡単に「反日」なんて言葉を使っちゃいけない。

 
ハングルで「NO安倍」とあり、決して「NO日本」ではない

●7月27日…それでは明日の鳥取講演のため出発します。次回の更新は29日(月)になります。

//今週日曜は、ジョジョ最終回!そしてヴィンランド・サガは、神回まちがいなしの第4話!ガンダム・オリジンはクライマックスのルウム会戦!濃密すぎる。そして大河ドラマ『いだてん』にも注目。視聴率は低いですが僕にとって非常に面白く、毎回かぶりつきで見ています。今回は満州事変。五・一五事件、二・二六事件、日中戦争、日米開戦に向かって行く日本が大河ドラマで描かれることはこれまで殆どなく、軍部の暴走、当時の国民世論をどう描くのか注目しています。

//日本人は選挙に関心が低い。これは立候補に選挙区で300万円、比例区で600万円の供託金が必要で、“自分は候補に無縁”と思っているのも理由のひとつかも。お金持ちしか候補になれない、こんな先進国は他にない。フランス、ドイツ、アメリカは0円、無料で立候補できる。それだけで政治との心理的な距離が全然違う。有料であっても英国は8万円。日本は異常。

憲法第四十四条…両議院の議員及びその選挙人の資格は、法律でこれを定める。但し、人種、信条、性別、社会的身分、門地、教育、財産又は収入によつて差別してはならない

日本の供託金制度は明らかに憲法第四十四条違反なのに、なんでこれほど長期間放置されてきたのだろう。これ大問題と思う。

 

●7月26日…近未来SF映画の最高傑作(カジポン比)『ブレードランナー』(1982)でレプリカントのリーダー・ロイを演じたオランダの名優ルドガー・ハウアー氏が今月19日に75歳で他界したと今日報じられた。
レプリカント(ロボット)は感情を持つため、たった4年の寿命に設定されている。それ以上長生きすると、自我を持ち人間に逆らう危険があるからだ。レプリカントは人間のかわりに戦場や過酷な労働に投入されていたが、ある日、一部のレプリカントが任務を放棄し姿を消す。彼らは自分がいつ死ぬか知りたくて、製造年月日を調べようとしていた−−。
高校生の頃、「4年」という限りある命を懸命に生きようとするレプリカントを見て、それより長く生きている自分は、彼らほど必死に生きているか自問せざるを得なかった。人類よりも、彼らの方が命を大切にしているように思えた。機械であるロボットに、生命の重さを逆に教えられ、猛烈に感動した。僕にとって人生を変えた映画の一本です。さらば、ロイ・バッティ。仲間達によろしく。
劇中のロイの言葉→
「おまえたち人間には信じられないようなものを私は見てきた
オリオン座の近くで燃える宇宙戦艦
タンホイザー・ゲートの近くで暗闇に瞬くCビーム
そんな思い出も時間と共にやがて消える
雨の中の涙のように
死ぬ時が来た」

当サイトのトップページの一番下にある、この映像の役者さんがルドガー・ハウアーです!

●7月25日…今度の日曜日、7月28日の朝10時から鳥取県・倉吉の「倉吉交流プラザ視聴覚ホール」で墓マイラー講演やります!世界の墓巡礼を通して感じた生命の尊さや感動をスライドと共に語ります。倉吉の講演は昨年に続いて2回目、有難いことに今年もお声を掛けて頂きました。参加費は無料なので近隣にお住まいの方は是非!当日の朝、会場のカウンターで直接申込んで下さいね。この後は10月に四国・松山、11月に東京を予定しています。

●7月24日…1979年の映画『ブラックホール』の壮大なテーマ曲(1分50秒)に激ハマリ。これはやばい、宇宙船の窓からブラックホールが見えてきそう。何度も聴いてしまう。

//今夜のNHK『歴史秘話ヒストリア 最後の大名 時代を駆ける』、めっちゃ良かった。同番組では今年のベスト1。現在の千葉県木更津付近にあった請西(じょうざい)藩の藩主・林忠崇(ただたか)の特集。徳川家第一の家臣といわれ、元旦最初に徳川家から御神酒を頂くなど特別扱いを受けていた林忠崇。戊辰戦争が勃発すると、「藩を戦場にしたくない、民を苦しめたくない」と、なんと藩主なのに「脱藩」して遊撃隊(幕府軍の先鋭)に参加。小田原で戦い、東北に転戦。徳川慶喜の助命及び駿河での徳川家存続が新政府に認められたことで投降した。維新後、大名は華族になったが、林忠崇は脱藩していたため華族になれず、農民の身分に。藩主がただの村人になった。その後、勤め先を斡旋されたが倒産するなど苦労に苦労を重ねていたところ、旧家臣達の運動により1893年に恩赦が出て華族となった。1941年、「最後の大名」として92歳で穏やかに旅立ったという。これもう僕の中で映画化決定だわ。
※番組の最後の箱根・早雲寺のシーンで、世界墓マイラー同盟の盟友黒坂君がチラッと映ってた!

//西日本と北陸が梅雨明け。今年は長雨だった。

●7月23日…吉本興業社長のパワハラ会見、昨年の日大アメフト部監督の会見と同じ。「ふざけているつもりだった」というのは典型的なパワハラの言い訳。吉本はとにかく所属芸人ときちんとした契約書を作れ。テレビ局も、「契約書のない人物を使うわけにはいきません」と態度を明確にして、弱い立場の芸人さんの援護を。

●7月22日…れいわ新選組が結党からたった3カ月で200万票以上を集め、寄付金が4億を超えたことで、次の衆院選は早くなると思う。選挙が遅れるほど新選組の戦力が整うからだ。安倍政権は山本太郎がさらに力を付ける前に、前倒しで総選挙に持ち込むだろう。すぐに選挙すれば、他の野党との調整が間に合わず、リベラル同士の潰し合いになるからだ。立憲民主、共産とどう組むか。秋の消費増税がボディーブローのように効く中での衆院選、新選組の「消費増税廃止」はメディアに乗りさえすれば大きな支持を得られるはず。消費税の7割以上が大企業の儲け(減税)に吸われてきた現実を見ないふりをして、ポピュリズムとレッテルを貼る御用評論家の馬鹿馬鹿しさよ。かつて日本新党は参院選で4議席を獲った翌年の衆院選で大勝し、党首の細川氏は首相にまでなった。

//以前から言ってるけど、投票率50%未満の選挙は無効にすべきと思う。本気でそう思う。増税を目前にして、48%という戦後2番目に低い投票率。日本人はけっして選挙に関心が低い国民ではなかった。政権交代があった2009年は約70%もあった。それが2人に1人すら投票してない。これはもう政治の責任。そして、「選挙隠し」をしてテレビで選挙戦をほとんど取り扱わないメディアの責任。

●7月21日…参院選、相変わらず自公は強かった。とはいえ、首相が自画自賛するような勝ち方ではない。自民は9議席も落としたうえ過半数に届かなかった。改憲勢力も3分の2に届かず。立憲は議席を倍増させ、共産、社民は議席はふるわなかったものの、投票率が下がっている中で両党の比例票は増えていた。新選組は2名が当選し、得票率が全体の4%を越えて、晴れて政党と認められた。2人の重度障がい者の方が当選したことで、国会議事堂のバリアフリーも進むだろう。1人なら変化が遅いだろうけど、2人となれば障がいを持つ議員への対応が進むだろう。2名を送った山本太郎はよく考えている。

/残念だったのは我が大阪。4議席が自公維維。維新つっよ!僕にとって維新は自民の補完勢力にしか見えないんだけど、ここ大阪では、維新は自民と戦っているように見られている。県外の人は不思議と思うだろうけど、大阪都構想で維新と自民が対立しているため、国勢レベルでも自民と対決していると思い込んでいる人が多い…。
僕が応援していた立憲(亀石倫子)、共産(辰巳孝太郎)は2人とも落選。これでわかった。維新が超強い大阪ではリベラルが複数候補になると共倒れになる。アメリカは選挙戦の中で敗戦が濃厚になれば、候補を取りさげて、考え方の近いライバル議員の候補にまわる。日本もそうしないと駄目だ。リベラルの共倒れは愚策中の愚策。次の衆院選では死票が出ないよう、もっと考えないと。

//1969年7月21日午前11時56分20秒、人類は月面に左足の第一歩を記録。今日はちょうど150年目です。

●7月20日…明日、参院選の投票日です!歴史上、人々がこの平等な投票権を得るために、どの国でも多くの人が血を流し、獄死した人も数知れず。今は当たり前のように持っている投票権。先人の命を無駄にしないためにも投票に行きましょうね。
 
【選挙に行こう!的10大名言】
 
(1)私は失望するといつも思う。歴史を見れば真実と愛は常に勝利を収めた。暴君や残忍な為政者もいた。一時は彼らは無敵にさえ見える。だが結局は滅びている。それを思う(ガンジー)
 
(2)世界を動かすのは、英雄の強く大きなひと押しだけではありません。誠実に仕事をするひとりひとりの小さなひと押しが集まることでも、世界は動くのです(ヘレン・ケラー)
 
(3)最高の愛国心とは、あなたの国が不名誉で、悪辣で、馬鹿みたいなことをしている時に、それを言ってやることだ(ジュリアン・バーンズ)英作家
 
(4)私の発言の代償として私はパスポートを失いましたが、私は何度でも発言します。私は声なき人間になるくらいなら国なき人間になります(エドワード・スノーデン)元NSA/アメリカ国家安全保障局職員
 
(5)立ち上がっては倒れ、立ち上がっては倒れ、その足もとはおぼつかないかもしれない。けれども、立ち上がったことは、一生忘れることのない、かけがえのない記憶となる(ガンジー)
 
(6)いかなる自由にもまして、良心の命じるままに知り、語り、論ずることのできる自由をわれに与えたまえ(ジョン・ミルトン)詩人
 
(7)「私たちの行いは大海の一滴に過ぎません。しかし、何もしなければその一滴も永遠に失われます」「愛の反対は、憎しみではなく、無関心である」(マザー・テレサ)ノーベル平和賞
 
(8)1946年8月「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)だますものだけでは戦争は起らない。“だまされていた”といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう」(伊丹万作)映画監督
 
(9)後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ(キング牧師)
 
(10)あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである(ガンジー)

●7月19日…山本太郎の昨日の福島での演説、聴衆からの反対意見すべてに誠実に答え、「考え方は違いますが一致点を探して一緒に前に進めていきましょう」と。別の演説では酷い野次を浴びたときに「そんなあなたも守りたい」。これこそが政治家のあるべき姿。国民を敵と味方にわけて「こんな人たち」と言い放つ安倍氏と大違い。上記のリンクは演説の最後に聴衆にマイクを渡してディスカッションしている。日の丸を掲げて乗り込んでいる人とも向き合う。山本氏を“うさん臭い奴”と思っている方、誤解が解けると思うので、ぜひ見てほしいです。これが山本太郎なんです。
〔頭出し:震災時の自身の発言について
〔頭出し:反対派とのやり取り〕こんな演説会をやる候補者初めて見た

【れいわ新選組】最終演説の日程。僕が関東に住んでたら絶対聞きに行ってる。

7月19日(金)
12:00-13:00 愛知・名古屋栄松坂屋前
15:15-15:30 神奈川・横浜駅相鉄口 with あさか由香
17:00-20:00 東京・新橋駅SL広場「れいわ祭2」(3時間!)

7月20日(土)
12:00-13:00 山梨・甲府駅南口
16:00-17:30 東京・多摩センター駅南口
16:00-20:00 東京・新宿駅西口小田急デパート前「新宿センキョ」(4時間!)

●7月18日…京都アニメーションの放火事件、現実の光景とは思えない…。死傷された方の恐怖を思うと、あまりに痛ましすぎて言葉が出てこない。相模原のやまゆり園の時もそう。

●7月17日…北海道の自民選挙演説で、安倍氏に向かって年配の女性が「年金どうなった?」とプラカードを掲げただけで警察に排除された。大声をあげたわけでもなく、「安倍ヤメロ」とプラカードに書いたわけでもなく、年金のことを聞いただけ。まるで戦前の憲兵、特高警察さながら。

僕は西側諸国が保障している、表現・言論の自由や、民主主義という価値観を大切にしている。おそらく自民支持者の中には、中国、ロシア、かつての東欧のように物言えぬ社会にしたくないから、自民を支持してきた人も少なくないと思う。でも、もう自民はかつての自民ではなくなった。党名は一緒だけど、完全に別の党になってしまった(首相とお友だちだけのアベ党)。やってることは中国と一緒。僕らは中国の国民が習近平にプラカードを掲げて当局に連行されると「だから中共独裁は怖い」と言ってるけど、この日本でも同じことが既に起きていると、ちゃんと認識する必要がある。そしてこれをトップニュースで伝えないマスコミに怒りと絶望。表現・言論の自由ってマスコミが最も守らないといけない、一丁目一番地の価値観じゃないのか?

 

●7月16日…うおお、18日(木)14時55分からBSプレミアムでアート番組の傑作『陶王子 2万年の旅 器の来た道』アンコール放送!嬉しい、再放送やってくれるんだ!縄文土器の時代からメソポタミア、ギリシャの絵付け、エジプトの青の革命、そして中国、欧州の輝く白磁に至る器をめぐる2万年の旅!人間がいかに土や炎と格闘し美しい器を生み出してきたか、様々な映像を駆使してめっちゃ分かりやすく解説。器には興味があるけど鑑賞の入口が分からないという方、この90分の特番が入門にうってつけです。世界各地で新たな器が誕生するたびに感動が。永久保存版!●7月15日…今日アメリカ・ミネソタ州のアマゾン配送センターで、時給約1700円(15ドル)が低すぎると待遇改善を求めて従業員が6時間のストライキを起こした。おりしもアマゾンは配送センターがフル稼働となる有料会員向け特売イベント「プライムデー」の初日であり、あえて最も多忙な日ににぶつけてきた。スト参加者は「私たちはロボットではない、人間だ」と訴えている。
アメリカを墓巡礼してスーパーに入ると、物価の安さに驚く(医療費以外)。値段が日本と同じくらいのものでも、そもそもビンや箱のデカさが違う。ガソリンもリッター平均70円くらいでめっさ安い。そして高速道路は無料!それでも1700円では低すぎるとストをうつ、日本の労働者人はもっと権利を主張していいと思う。
法定最低賃金は7.25ドル(約800円)なんだけど、3割を超える州が独自に加算し、カリフォルニア州やワシントン州の一部では15ドルを最低賃金にしている。ニューヨーク市は13ドル(約1400円)。年々加算する州が増えており、この流れは止まらない。

れいわ新選組の公約は最低賃金1500円(これによる事業主の赤字は政府が補償)。日本で1500円なんていうと企業側は「会社が潰れる」というけど、1500円でも年収300万あるかないか。そこから年金、保険料、各種税金を払ったら手取りはグッと低くなる。しかも派遣労働者には退職金がない。結婚や子育てを見据えたとき、憲法・基本的人権が保障する最低限の文化的生活を送るには、1500円でもギリギリアウトなライン。世界には現実に1500円の国や地域がある以上、「日本では非現実的」では済まされない。実現できないのは政治の責任だ。

…っていうか、派遣労働者でも仲介業者のピンハネがなければ時給3千円といわれている。その意味では1500円はとっくにクリアーできているんだ。
他国の経済規模がこの20年で倍になっているのに、日本が20年間もゼロ成長(それどころか実質賃金はマイナス)しているのは、20年前の、1999年の派遣法改正で派遣可能業務が原則自由化されたタイミングとピタリ重なる。派遣会社のピンハネ率を低くするだけで、非正規の収入は大きく改善されるのに、それをやらない政府は交代させる必要がある。
アメリカの人口は3億人強、日本の人口は1億人強。派遣会社の数は、アメリカ2万社に対して日本は8万3000社!人口は3分の1なのに、派遣会社が4倍もある!この数字から、この国がいかに異常かよくわかる。日本のコンビニ数は2500人あたり1店舗、派遣会社は1700人あたり1社、コンビニの数より派遣会社の方が多い。

 
 日本83808社…

派遣会社は認可制だから国が許可しているが、その際にピンハネ率の公開を義務付けていない。自主的に公開している会社もあるけど、業界最大手である竹中平蔵のパソナは非公開だ。こんなの、国が国策として格差社会を作っているようなもの。わかっててやってる。支配層は、今さえ自分さえよければ、少子化になろうが知ったこっちゃないし、働き手が減れば安く使える外国人労働者を入れたらいいだけと、日本の現状を見ればそう思っているとしか解釈できない。

アベ政治か強化してきた格差社会がいいのか、そても力強い内需を支えていたかつての一億総中流社会がいいのか。持続可能な社会は明らかに後者。
1999年以前の日本は、社会のなかに「困ったときはお互いさま」的な、そんな空気があった。今は二言目には「自己責任」、人混みでは“他人は敵”みたいなヒリヒリした空気を感じる。JR東日本では2005年頃から8年間で飛び込み自殺が約3倍になったという。
自民の今の政見放送(安倍氏と三原じゅん子氏が野党の悪口を言って嘲笑するやつ)を見て、国民の手本となるべき国のトップが、他者を小馬鹿にするような物言いを垂れ流すこと、それを官邸の取り巻きが何の抵抗も感じないこと、まさにこれがこの国を覆う閉塞的かつ攻撃的な空気の源泉のように感じた。
しんどいし、もうこの空気を変えたい。消費増税が10%になったら暮らしはもっときつくなり、多くの人は生きるだけで精一杯、ますます心の余裕がなくなる。1票なれど、参院選ではこの流れに抵抗したい。

●7月14日…話題になっている山本太郎氏の政見放送を見た。すごいな、これまでいろんな政見放送を見てきたけれど、これほど胸に響くものは初めてだ。徹頭徹尾、弱者目線。議員になった当初は首を傾げるような発言もあったけど、この6年間、本当に国民の声をよく聞き、勉強してきたのがわかる。なんとか得票率2%以上を獲得、もしくは議員5人以上を国会に送り込んで政党要件を満たせてあげたい。この条件を満たせばテレビの党首討論に参加できるし、政党助成金も得られて来年の衆院選でさらに大規模に活動できる。

※政見放送の動画。冒頭の挨拶の後、魂の11分(頭出し済)。政見放送はテレビ局がカットできないし、誰にも邪魔されない。彼は与えられた時間をフルに使い、思いのたけを語っている。この動画はずっと残る。この世に生まれてきて、一生に一度、公共の電波で17分23秒、日本の将来について自分の夢を語る…僕は偉大な芸術作品に触れたときのような感動を味わった。

〔山本太郎氏の政見放送から〕(一部要約)

1年間の自殺者、2万人を超え、未遂だけでも50万人を超える。完全にこの国は壊れています。
政治を諦めた、政治なんて興味ない、そんな選挙で投票に行かない40%の人々が力を合わせれば、 国は、 社会は、 変えられます。それが選挙、 政治なんです。
あなたが死にたくなる、 自分に自信が持てなくなる理由の1つ、 生活の苦しさはありませんか。今いちばん必要なことは人々の暮らしを大胆に底上げすること。

日本を守るとは、あなたを守ることから始まる。あなたに降りかかる不条理に対して、全力でその最前に立つ。何度でもやり直せる社会を構築するため。20年以上にわたるデフレで困窮する人々、ロストジェネレーションを含む人々の生活を根底から底上げ。中卒、 高卒、 非正規、 無職、 障がい、 難病を抱えていても、 将来に不安を抱えることなく暮らせる、そんな社会を作る。私たちがお仕えするのは、 この国に生きるすべての人々。それが私たち、 れいわ新選組の使命。

私たちのれいわ新選組では比例代表で9人立候補。そのうち、重度障がい者といわれる2人が特定枠です。ALS=筋萎縮性側索硬化症のふなごやすひこさん。全身まひ、人工呼吸器を装着しています。そして、生後8か月、保育器ごと玄関に落ち、首の骨を損傷して、 ほぼ全身を動かせなくなった木村英子さん。れいわ新選組では、 このお二人が特定枠で優先的に議員になります。
山本太郎に100万票集まれば、ALSのふなごさんが国会議員になり、山本太郎に200万票集まれば、重度障がいの木村英子さんが国会議員になります。一方、山本太郎が議員として国会に戻るには300万票必要になります。まずは、 難病と重度障がいを持つお二人が当選したあとでないと山本太郎は国会議員になれません。比例代表は山本太郎と書いてお力をお貸しください。

生産性で人間の価値がはかられる社会、それが現在です。これが加速すれば、医療費を口実に、生産性を言い訳に、人間の生きる価値を、期間を、 一方的に判断される時代がやってくる。
さて、 2人の立候補者、発表した際に、こんな声が届きました。「障がい者を利用するつもりか」。この言葉に対して、私は言います。上等です、障がい者を利用して、障がい者施策を変えようじゃないかと。
もう1つ、寄せられた意見。「障がい者に国会議員、務まるんですか」。当事者とは、その道のスペシャリストです。ALSのふなごさんが、ご自身の選挙で作ったキャッチコピー「強みは、障がい者だから気付けることがある」。
障がい者運動の有名なスローガンは「私たち抜きで私たちのこと決めないで」。実態はどうですか。700人以上いる国会議員には、人工呼吸器をつけた人も、重度の障がいがある人もいません。そのような、いわゆる健常者が国会で障がい者施策を決めて、法律が作られる。しかし、当事者のニーズを最も分かっているのは当事者。だから、その声を反映させる必要があるんです。

残念ながら、今の国会での多数派は、経団連など特定の存在に忖度し続ける代理人がほとんど。晴れて2人が当選すれば、 国会のバリアフリー、確実に進みます。本会議場で投票する際、階段を上れない車いすはどうするのか。普通、本会議場には議員本人しか入れません。1人では水も飲めない木村さん。定期的にたんの吸引が必要なふなごさん。介助者は本会議場に入れるのか。想像するだけで、あらゆることが健常者向けにしか設計されていない、それが国権の最高機関です。

この国の障がい者の人数、 身体障がい者436万人。知的障がい者、108万超。精神障がい者、392万人超。それぞれの声を代弁する当事者議員がほとんどいなかった。それ自体がおかしくありませんか。これこそが、 掛け声だけではない、 真のダイバーシティ ー、多様性だと思います。今、あなたが元気であっても、誰もが年をとる。病気になったり、障がいをそのうち持つかもしれません。
障がい者は高齢化社会を生きる、そのモデルを作るフロントランナーです。これから迎える超高齢化社会において、障がい当事者の知見は非常に重要です。生産性という言葉が、人の命を選別するような、そんな空気がまん延する時代。そんな空気は確実に人々を生きづらくさせている。だからこそ、そんな言葉を吹き飛ばしたい。人間の尊厳を守れる社会は、あなたが守られる社会です。山本太郎に、その先頭に立たせてください。

国の現状を簡単にお話しします。痛みを伴う改革、そのあとに残ったのは痛みだけでした。20年以上に及ぶデフレ。奪われたのは、あなたの生活と人生。厚労省、国民生活基礎調査の最新版。生活が苦しいと感じている人、57.7%。母子家庭(で苦しい人)80.7%。平均所得を下回る世帯数は過去最多。日本銀行の調査、1人暮らしの貯蓄ゼロ世帯、20代で61%、30代で40%、40代で43%に上る。
ここから分かることは2つ。1人生きるだけで精いっぱいでは、家族など持てない。少子化は加速するのみ。そしてもう1つ、貯蓄ゼロの若年から中年たちも、やがて高齢化します。そのとき、国は人々を救うのか。救いません。このままでは、野たれ死にです。
あなたの生活が苦しいこと、 あなたのせいにされてませんか。これまでの政治による間違った経済政策と、 構造上の問題です。れいわ新選組が政権を取ったら何をするか。

消費税は廃止。そんなの無理だよ、あなたはそう考えましたか。マレーシアは法人税の次に税収の多かった消費税を廃止。高級なサービスなどを利用するときにかかる、金持ち向けの税制を復活させました。マレーシアでは人々がそれを本気で求めた。そして、政治を動かした。だから実現したんです。
消費税が10% になった場合、年間で約1か月分の所得が消えることになります。つまり消費税を廃止にした場合、1か月分の給料をあなたにお返しするイメージです。
消費税なくしたら社会保障どうすんだよ、(という声に)だまされないでください。消費税を増税した分はすべて社会保障の充実と安定化に使うと政府は約束し2014年から消費税は5%から8%に増税されましたが、増税分の税収8兆円のうち社会保障の充実に使われたのは、 たった16%のみです。消費税を引き上げる一方、むしろ逆に、現政権は7年間で社会保障を4兆円以上削っています。
じゃあ、 消費税は何のためにあるんでしょうか。消費税収の実に約73% が法人税収の減少分に割り当てられていた計算が成り立ちます。金持ちに優しい、大企業に手厚い、でも、あなたのことは考えない今の政治です。

消費税増税と強制的な物価の引き上げ。でも、あなたの賃金は上がっていない。実質賃金は下がるばかり。生活が苦しいのは当たり前。消費に関わるすべてを冷え込ませるのが消費税。これがある限り、本当の好景気はあなたのもとにはやってこない。
ここで心配になるのが、 じゃあ、消費税をやめても、その20兆円分をどうするんですかって話。答えはシンプル。消費税を導入する前に戻します。所得税の最高税率を上げる、刻みを増やす。要は、法人税の累進性の導入など累進性の強化。ほかにも分離課税をやめる、大企業優遇をやめるなど、すべてで29兆円の財源が確保される。 消費税をやめても、お釣りが出ます。消費税を廃止すれば、物価は初年度5%下がる。本物の好景気がやってくるので、企業も内部留保を投資に回しだす。

今年初めの参議院、代表質問で私は「日本以外でデフレが20年以上続いた国があるか」と総理に聞いたところ、 「我が国のほかにはありません」と総理のお答え。当たり前です。戦争をやっていない国々の中で、成長していないのは日本だけ。どの国も、穏やかなインフレ。日本は20年間デフレという、瀕死の状態です。
現在の日本、子どもの貧困、約7人に1人。高齢者の貧困、5人に1人。1人暮らしの女性の貧困、 3人に1人。このままではこの国に生きる人々はもちません。国は責任を果たす気は全くありません。山本太郎は税制改革以外にも財源が必要な場合には、デフレ期であれば、躊躇することなく新規国債を発行します。財政規律、 財政再建。それは景気がよくなってからの議論です。今、それをやれば政府の財政カットと増税を進めることになる。間違いなく、デフレ不況は悪化、人が死にます。私は必要な分野に積極的な投資を行います。
例えば、 全国一律最低賃金1500円、これを政府が補償します。中小零細で1500円など対応できない、そうおっしゃる方々、冷静になってください。 消費税が廃止になっていれば、中小零細企業の負担も大幅に減っていきます。それでも厳しいという企業には国が補填いたします。
ほかにも、奨学金徳政令。現在、 奨学金を借りている、返済されている方々、全部で約555万人。国がやっているサラ金、それが奨学金。それでもうけているのが金融機関。年間350億円の利息収入を懐に入れている。国の失策に対する賠償金として、奨学金はチャラにします
ほかにも、空き家、中古マンションを利用した安く住める家を増やす、公的住宅。敷金礼金必要なし。住まいは権利です。
さらには、介護士、保育士などを正規の公務員にします。公務員は雇用の受け皿でもあり、安定雇用は経済政策です。

現在の政治に足りないのは、この国に生きる人々をおもんばかる気持ち。そして、この国に生きる人々への投資。愛と金が圧倒的に足りていない。国からの大胆な財政出動で、 あなたの生活を本気で底上げ。それが、20年以上に及ぶデフレからの脱却の道です。死にたくなる社会から、生きていたい社会に転換させる。全国の皆さん、2枚目の投票用紙、山本太郎とお書きください。全国のどこでお住まいであっても、 比例代表に山本太郎とお書きいただけます。国会内で、ガチンコでけんかをする勢力を、あなたの力で拡大させてください。

●7月13日…今日、ツイッターで“れいわ新選組”へのカンパが3億円に達したことを知った。そのほとんどが千円など小口の献金という。企業がバックにいないからこそ、誰にも忖度せず真に庶民目線の政治ができる。小口で3億、これはもう社会現象であり報道はもっと取り上げるべきだ。
実は、僕も5月にカンパした。その時はまだ1億円に行ってなかったので3億突破は感動的。僕が政治献金をしたのはこれが初めて。なぜ献金したか、彼がゴールデンウィークに福岡・小倉駅前で叫んだ伝説の演説(8分43秒)をネットで見たからだ。そして落涙してしまったからだ。政治家の演説を聞いて泣いたのは初めてであり、彼の「生きづらい日本を変えたい」という真摯な思いに、目に見える形で賛同の意を示したかった。キング牧師やケネディの演説が後世の教科書に載ったように、山本氏の演説も将来の日本の教科書に載るのでは、そこまで思わせる気迫と涙があった。

この動画、冒頭で聴衆から「ひとりで国会を変えられるんか」と野次られている。そう、5月の段階では山本太郎氏、ただひとりの党だった。彼はカンパが集まれば2人目の候補者が立てられるといい、実際に蓮池透さんが候補者になった。拉致被害者の兄にして、元東電原発技術者というガチの原発のプロ。そして次々に経済や福祉の専門家など“十傑集”と呼ばれるメンバーが揃った。中には、かつて特別会計予算の闇を公表しようとして、2002年に口封じで刺殺された民主党(当時)石井紘基さんの名をあげて、「石井さんの無念を晴らす」と公約する候補者も。特別会計予算は、山本氏でさえ「まだ死にたくない」と言って斬り込めないでいる日本最大の暗部。れいわ新選組の気概に賭けたい!

※「8分43秒も見られねーよ!」という方は、せめてこの短い2分バージョンを!
「(この国は)いま人間を交換のきく部品のように扱っている。いま勝ててる人でもいつまで勝てるか分かりませんよ。あなたが経団連の関連企業の御曹司だったら話は別かもしれない。(タックスヘイヴンなど)海外に資産を大量に移してこの国からいつでも逃げられるって状況だったら助かるかもしれない。でも一人一人、この国に生きる大多数はこの国で生きるしかないわけでしょ、だったら政治を変えるしかない。何もかも壊された人たちがいっぱいいます。働き方むちゃくちゃにされて。誰が救うんだよこれを、政治しかないだろうって。その政治を変えるの誰だ?って言ったら、みんなじゃないですか!」

【れいわ新選組の公約〜八つの緊急政策】

(1)消費税は廃止
庶民が購買力を取り戻すために必要。即、実質賃金アップに繋がる。財源は累進性の強化。所得税の最高税率アップ、法人税の累進性の導入。不労所得の株取引の利益・配当金に高い税率をかけるなど。

(2)最低賃金1500円
これによる事業主の赤字は政府が補償。地方でも暮らしやすくなり、地方活性化の切り札にもなる。

(3)奨学金徳政令
奨学金は国がやっているサラ金。借金で苦しむ555万人を救う必要あり。

(4)公務員を増やす
原発作業員の給料を中抜きさせないため、そして低賃金・重労働で人材不足になっている介護士、保育士の就労希望者を増やすためにも、これらの職業を公務員化する。日本の公務員数は多くなく、1万人あたりの公務員数は、英国の3分の1、米国の2分の1しかいない。

(5)一次産業(農業・漁業など)戸別所得補償
国を守るためにも日本は食糧自給率を高める必要がある。生産者が安定した生活を送れるよう政府が戸別補償。アメリカはここがめちゃくちゃ手厚い。

(6)「トンデモ法」一括見直し・廃止
安保法制、秘密保護法、共謀罪、カジノ法、水道法など、議論不十分の欠陥法や憲法違反の疑いが濃い法律を、廃止も視野に入れ見直していく。

(7)辺野古基地建設中止
沖縄の民意は辺野古にNOと選挙でハッキリと示された。民意を聞くのが民主主義。そもそも米海兵隊の元幹部でさえ辺野古基地は必要ないと断言している。

(8)原発即時禁止・被曝させない
今後はガスを中心に置きながら、自然エネルギーも充実させていく。これから首都圏直下型や南海トラフの大地震がくるのに再稼働などあり得ない。政治の使命は国民の生命・財産を守ることにある。

※れいわ新選組の寄付サイト (使い道が書かれてます)
ちなみに全国比例区の立候補者は600万円、選挙区の候補者は300万円の供託金を払う義務がある。新選組の場合、全国比例区で9人、東京選挙区で1人立候補させているので、合計5700万円の供託金が必要になる。そもそも、人間は平等なのに金持ちしか立候補できないシステムがおかしいよね。欧州は無料か格安。

●7月12日…記者と官僚のダブル主人公、話題の映画『新聞記者』、勇気ある力作だった!こういう気骨ある社会派作品がヒットしてほしい。
描かれるのは“日本のCIA”内閣情報調査室(内調)の暗躍。松坂桃李演じる若手エリート官僚・杉原は、「国民に尽くす」という高い志を胸に外務省から官邸、内調に出向してきた男。ところが、与えられた任務は政権を守るための情報操作やマスコミ工作ばかり。公安と連携して文科省元トップのスキャンダルを作ったり、首相と親しい男から性犯罪にあった女性が会見を開くと、その女性が野党の差し金という嘘をでっち上げた怪文書をばら撒く。
国民に尽くすという信念とは裏腹に、政権を維持するための世論コントロールに明け暮れる日々。官邸に不都合な事実をもみ消すためには民間人を陥れることも厭わない−−。
一方、ある新聞社に官僚から匿名の情報が寄せられる。医療系大学の新設をめぐる内閣府の不正行為が示唆されていた。これは内部リークなのか、それとも誤報を誘う罠なのか。真相を追う女性新聞記者・吉岡の父は、かつて政府がらみの不正融資について誤報を出し、責任を追及され自殺に追い込まれた。自分も誤報を出すわけにはいかない。そして、ある事件をきっかけに内調の杉原と吉岡が出会い、物語は一気に動き出す。

マスコミやネットを通じてデマ情報を拡散させる内調の不気味さ。主人公2人には、上層部から凄まじい圧力がかけられていく。内調の冷徹な参事官を演じる田中哲司さんが怖いの何の(汗)。新聞社デスクを演じた北村有起哉さんも好演。
内容が内容だけに、主役の記者を演じる女優が国内に見つからず(どの事務所も官邸が怖くてオファーを断る)、結局、韓国で日本語を話せる女優(シム・ウンギョン)を見つけて演じてもらった。日本語の微妙なイントネーションのずれは、主人公が「父は日本人、母は韓国人、育ちはアメリカ」という設定にすることで乗り切った。
「実は、最初は女優の宮崎あおいや満島ひかりにオファーしていたんです。しかし、この映画に出演すると“反政府”のイメージがついてしまうため断られた。大手事務所に所属の女優さんは誰もやりたがらなかったんです。だからしがらみのない韓国人の女優さんに決まったというのです。」(映画ライター)

元文部省事務次官・前川喜平氏「安倍政権の恥部、暗部、闇をえぐり出すような映画。真っ向から安倍政権に挑戦している。こんなものを作ったらこれから映画界で生きていけないかも知れない、それを覚悟のうえで作っている。しかもわざと参院選の前に公開している」
「主役の女優は日本の女優は皆尻込みしてやらなかったので韓国の女優がやってます。そして協力する若い官僚役を松坂桃李がやってるんです。松坂桃李、よくこの役を引き受けたなと。こんな役やったら官邸から睨まれて奴はもう干せということになるかもしれない。それでも彼はこの役を引き受けた。天晴れだと思っています

河村プロデューサー「同調圧力を感じつつの製作過程でありました。“映画こそ自由な表現を”の旗を掲げ、ご覧頂いた皆様のご意見とご感想を糧に、映画『新聞記者』は前人未踏の道を進んでまいります」

藤井道人監督「脚本作りの行程では多くの新聞記者さん、官僚の方々にも協力して頂いています。取材を通して痛感したのは『知らない』という状態の怖さです。自分に知識が少ないことは、最初から自覚していました。でもいろんな事を調べていくうちに、何も『知らない』状態に慣れてそれを不思議とも感じていなかった自分に気付いた時には、正直“これはヤバイぞ…”と怖くなりました。この時抱いた焦りや危機感も、作品を完成させるうえで大きな力になっています」

松坂桃李さん「作品に対していろんな意見や見方が出てくるとしても、若手官僚の役をしっかり生きてみようと。そこに迷いはなかったですね。権力の内側でもがく1人の男の姿が立ち上がってくればいいなと」

この映画はテレビ・メディアではほとんど黙殺されている。大ヒットすれば、ニュース番組も無視できなくなる。近くに上映中の映画館があれば、スタッフ、キャストにエールを贈る意味でも、足を運んで頂ければ嬉しいです。
来年、日本アカデミー賞に一部門でも輝けば、多くの人が存在を知ることになるので獲得して欲しいなぁ。

※官僚組織に逆らって信念を貫く「杉原」のネーミングは、同じ外務省の反骨の役人、杉原千畝さんから来ているのだろう。戦時中、リトアニア・日本領事館に勤めていた杉原さんは、ナチスから逃れてきたユダヤ人に、外務省の「関わるな」という命令を無視して“命のビザ”を発給し続けた。

※前川さんが講演でこの映画の裏話などを語っている動画(頭出し済)。ここから10分ほど映画の話です。ユーモアも交えた親しみやすい語り口。映画以外にも、日本の政治の問題点、メディアの腐敗など様々な分野で熱論。最後まで聞くに値する貴重な講演です。動画のアップ主に感謝!

//昨日、地球と火星の軌道付近を回る直径約900mの小惑星リュウグウに探査機「はやぶさ2」が再着陸に成功、小惑星の地下から太陽の光や放射線で風化していない砂や石を採取できた可能性が高いという。約46億年前に太陽系が誕生した当時の物質を調べることで、太陽系の成り立ちや生命誕生の謎に迫ることができる。リュウグウは初代はやぶさが着陸したイトカワより炭素や有機物が豊富にあり、成分を詳しく分析すれば、生命のもとになった材料がどこから来たのかの解明につながる。来年の年末に砂や石が入ったカプセルを地球に送り届けてくれるといい、分析結果が楽しみだ。

●7月11日…僕は創価学会員ではないけど、東京選挙区れいわ新選組・野原よしまさ候補が演説で語った池田名誉会長の沖縄についての言葉に胸を打たれた。「(池田大作氏の著作から)沖縄から見ると日本の正体が良く見える。今も続く人権無視の重圧。日本はどこまで紅涙(こうるい、血涙)の沖縄を踏みつけにすれば気がすむのか。多数のエゴで弱い立場の人を犠牲にするのが民主主義なのか。人の犠牲のうえに安逸を貪るのは人間として恥であり、罪ではないのか。20世紀どこよりも苦しんだ沖縄を、21世紀にどこよりも幸せにするために、全身全霊を傾けなければ日本に正義はない、民主主義もない。繁栄が続くこともないだろう。差別する者はその不正義の報いを必ず受けるからだ」。
野原氏は学会歴35年。安保法制、共謀罪に賛成した公明党執行部に異を唱え、「辺野古新基地反対」を掲げて、公明党の党首・山口那津男氏がいる東京選挙区にあえて立候補した。東京で候補になったのは、「米軍基地問題は沖縄だけの問題でなく、日本全体の問題だから首都で訴える」とのことだ。理にかなっている。
野原候補は公明党に反旗を翻した形になったけど、選挙演説で池田大作氏の言葉をそのまま引用して党執行部を批判しているので、いわゆる“仏敵”には出来ないと思う。演説には日蓮仏教の専門用語が出てきて、僕には意味がわからない部分もあるけど、野原氏が信者の人に最も分かりやすい言葉を選んだ結果、そうなるのだろう。
★野原よしまさ候補の街頭演説(学会員じゃなくても僕は話に引き込まれた)

それにしても…東京選挙区の山口党首のポスターには「公明党」の「こ」の字も書かれていない。一方、野原氏のポスターにはデカデカと「創価学会壮年部」の記載がある。部外者から見ると、学会員を代表して立候補しているのは野原氏に見える。僕が注目しているのは、野原氏がまだ除名されてないこと。学会内部でも野原氏に共鳴する人がいるから除名されないのかな。選挙当日、東京の学会員の人は何割が意思表明として、同じ学会仲間の野原氏に投票するのか、いろんなことが票数として可視化されるので注視したい。
※動画の最後、野原氏からマイクを引き継いだ山本太郎氏が「公明党のキャッチフレーズは“小さな声を聴く力”。そこに沖縄の声は入っていますか」と語っていたのも印象に残った。
公明党の党首なのに
公明党の文字がない山口氏
正しい政治をしているなら
胸を張って公明党と書けば良い

一方、野原氏は
創価学会壮年部と堂々記載
マニフェストの
「辺野古新基地反対」
「消費税廃止」
もしっかり掲げている
消費税廃止の財源は
株の売却益や配当に高い税率を
かけるなど、大企業と富裕層へ
の課税強化
ないところからとるのではなく、
あるところからとるという政策

//昨夜ジャニー喜多川氏の訃報を伝えた『news23』で、2017年の所属アイドル達の舞台「ジャニーズ・オールスターズ・アイランド」の模様が紹介されていた。驚いたのは、第二次世界大戦の描写があったこと。空襲で街が燃える中、登場人物がこう叫んでいた。「これが戦争なんだ!自らが招いた戦いが故郷(ふるさと)を焼き尽くし、たくさん人が死んでいく!これが戦争なんだ」。ジャニー喜多川氏は和歌山大空襲を経験し、川に逃れて死体の山を見たという。あの戦争を“聖戦”と美化することなく“自らが招いた”とセリフで叫ばせる、そこに戦火を生き延びた人の言葉の重みを感じた。

●7月10日…厚生労働省が昨日発表した毎月勤労統計によると、1人当たりの現金給与総額(名目賃金)は前年同月比0.2%減の27万5597円。物価の影響を加味した実質賃金は1.0%減で、名目、実質ともに5カ月連続のマイナスに。
家計は苦しくなる一方。低所得者ほどダメージが大きい消費増税に断固反対。っていうか、与党はこれまで社会保障費にまわすと言っていながら、消費増税分とほぼ同額の法人減税をやっているので、低所得者が血税でもって大企業の減税分を穴埋めしている状況になっている。そして企業側は空前の利益を上げていながら従業員の賃金をあげず、役員だけ報酬を爆上げ。
日本は輸出立国ではなく内需大国であり、アメリカより個人消費の比率が大きい(医療以外)。このまま庶民の購買力が弱ければ衰退あるのみ。世界中の賃金は上がり続けてるし、物価も上がってるのに、日本だけ30年も停滞しており、明らかに異常。北欧の消費税は25%だけどそれ以外の税金は日本ほど多くない。日本は消費税以前にあらゆるものに課税されており、消費税は5%が限界。やるべきことは消費増税ではなく消費減税。アベノミクスは失敗しているというのを認めないと次の経済政策に進めない。
立憲枝野氏は党首討論で民主党政権時代に消費増税を進めたことを素直に謝っていた。「5%から8%、そのたった3%の増税がこれほど国民の購買力を奪うと思わなかった」と。これが消費税10%になったらとどめになる。
※安倍氏は「悪夢のような民主党政権」がお気に入りのフレーズだけど、株価が底を打ったのは麻生政権の時。首相がそんな誤魔化しを選挙演説でやっていいのか。それに雇用率はアベノミクスが始まる前、既に民主時代から右肩上がりに上昇していた。民主政権は雇用率が下がっていたかのような言い方、ほんと酷い。酷いというか卑怯。

//韓国への輸出規制、発端が徴用工問題だけに解決が難しい。どちらもメンツがあるし、どこまで拡大するのか。2国間交渉だと、折れた方が国民から叩かれるため、強気にならざるを得ない。長引くほどロクな事にならず、早くWTOの判断を仰ぐ方が良いと思う。前回の衆院選挙の前は北朝鮮ミサイル脅威、今回の参院選は韓国との貿易対立、選挙前に外国に目を向ける事案がクローズアップされ、その影で生活が悪化してるという数字や経済指標はアリバイ作りのように小さく報道されるのが歯がゆい。
政府は韓国に輸出したウラン濃縮素材(フッ化水素)の3割が北朝鮮に流れていると疑いをかけており、韓国側はあり得ないと言っている。この辺もWTO提訴でハッキリするだろう。3割ってすごい量だし、日本が勘違いしているのか、それとも伏せている事情があるのか、ここは明らかにしないと。もう一度書くけど、長引くとほんとロクな事にならない。

//今日メモった言葉。テニスの大坂なおみ選手「人は怒りを強さと誤解することがあります。その2つの区別がつかないから」。

●7月9日…ロシアの作曲家ボロディン(1833-1887)は『弦楽四重奏曲第2番』という名曲を残している。この曲の第3楽章は人生の晩年に生まれ故郷や懐かしい子ども時代を思い出すような、そんなノスタルジーあふれるメロディーで知られている。
2006年、ディズニーはこの曲を使って一本の短編アニメを制作した。それが『マッチ売りの少女』(5分14秒)。冒頭から涙腺決壊警報、すべてのシーンで少女の表情が素晴らしい。名作が多いディズニー短編の中でも、個人的にぶっちぎりの最高傑作。YouTubeには2年前に削除されないよう小さな画面でアップされ、他はすべて消されていることから、ディズニーはギリギリ黙認してくれてるようだ(有難いことに、スマホやパソコンの画面拡大である程度見られます)。
もともとは『ファンタジア2006』の一本になるはずだったけど、映画そのものが企画中止になり、この短編だけが残った。本作の存在はほとんど知られておらず、それが実にもったいない。たった5分のアニメでここまで心を動かされる…映像と音楽が完全に噛み合ったとき、これほどの化学変化が生まれる。作曲したボロディンに見せてあげたいな。

●7月8日…ジョジョ最新話の作画が超絶ハイクオリティで圧倒された!そのまま劇場のスクリーンで上映してもいけるレベル。ブチャラティの「ジョルノ…オレは…生き返ったんだ」「ゆっくりと死んでいくだけだった…オレの心は生き返ったんだ……おまえのおかげでな…」は、ほんと泣ける…たまらん…。そしてGEレクイエムの演出も、巻き戻し描写にゾクゾク。最高の作画陣に恵まれてファンは至福っす。しか〜し、次回の放送が3週間後(7/28)とは!あんないいところで!
NHKの『ガンダム THE ORIGIN』も、さあクライマックスのルウム戦役というところで、いきなり毎日曜の放送から月イチに。こちらも放送は28日夜。引っ張るなぁ…。

●7月7日…24時45分NHKで放送開始のアニメ『ヴィンランド・サガ』、超お薦めです!中世の北欧のヴァイキングにとって他人の生命は羽毛のごとき軽さ、主人公は少年時代からその殺伐とした価値観の中で育つが、様々な出会いが彼を劇的に変えていく。胸打つヒューマニズム、大傑作です。原作は文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞!第1話から3話まで一挙放送!
※この作品はスロースタート、序盤はヴァイキングの生活描写が続き、大きく物語は展開しません。最近主流の1話から急展開で視聴者を惹き付ける路線はとらず、大河ドラマのようにじっくりと登場人物の心の動きを追っていきます。3カ月後には1週間が待てなくなっているはず!

//本日セミの声を聞く。例年は7/10前後なので3日ほど早い。

●7月6日…日本最大の前方後円墳「仁徳天皇陵」(大仙古墳)を含む大阪南部の「百舌鳥(もず)・古市古墳群」の四十九基が、ユネスコの世界文化遺産に登録!令和に入って最初の世界遺産がお墓というのが墓マイラー的にとても嬉しい。

●うーむ、まだ尿管結石が出てこない。救急病院の医者は3日で出ると行っていたのに、もう18日目。いくら何でも長すぎる。いたたたた。これほんとに出てくるのかな。なんで石は出てこないのだろう。外の世界の方が素敵なのに…。

●れいわ新選組、当選確実とみられていた山本太郎氏があえて比例名簿順位を3番目に下げ、重度障がい者の候補者の方お2人を1番目と2番目に。人間の価値を「生産性」という言葉で表現する一部の自民議員がいる国会に、なんとしてもこの2人を送り込みたいという山本太郎の本気を感じる。そして新選組の候補者に創価学会歴35年の信者の方が候補者になったのもインパクト絶大。この展開はまったく予想できなかった。蓮池透さんが候補になって以来、なんかもう目からウロコの連続。蓮池さん「弟が拉致され、東電で32年間、原子力をやってきて、働いた原発が爆発…数奇な運命を背負ってきたが、もう1度、チャレンジします」。
山本太郎 「消費税は増税でもなく凍結でもなく、減税しかないですよね。廃止にしてしまえってことなんです。財源どうすんだ?って話。消費税が始まるまではどうやっていた? 所得税と法人税から取っていたんです。消費税が出て来てからその2つの税金はどうなったか。どんどん税率が安くなった。要は金持ちをもっと金持ちにするために、大企業を儲けさせるために、尻拭いとしてあなたに払わせる消費税が上がっていった。消費税は社会保障になんて一部にしか使われていません(消費増税分のうち84%が使途不明)」。
/報道番組の党首討論、安倍氏は制限時間を超えて喋り続ける行為を繰り返し、司会者に注意されてもまだ喋っている。しかも聞かれたことに答えていない。時間が可限られた党首討論で、安倍氏はルール違反で延々と喋ることが、他人の発言時間を奪っていることに気づいていない。他者の立場になって物事を見る能力は、政治家にとって最も大切なもののひとつ。そこが首相には欠如している。あと、首相が出してくる数字データが野党側とかけ離れている。どちらかが嘘を言っているわけで、報道番組は討論後にファクトチェックをして、国民を騙しているのはどちらか伝えるべき。それがジャーナリストの仕事。さもないと、嘘の数字でもなんでも「言ったもん勝ち」になってしまう。

●今週末『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』『X-MEN:ダーク・フェニックス』『新聞記者』『アラジン』のうち、どれか2本を観る予定。『トイ・ストーリー4』は7/12から。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は日本語吹き替えがミスキャストすぎて、物語が頭に入ってこず…。ごつい中年親父の主人公から、高校生みたいに若々しく甲高い声が聞こえた瞬間、椅子からずり落ちそうになった。俳優(カイル・チャンドラー53歳)の声と違い過ぎる。確かにカイルの声は少し高めだけど、オッサン特有の渋い響きが加わった高さだ。普通なら少々違和感があっても10分ほど観ていれば慣れるものなのに、最後の最後まで困惑。なんで収録時に問題にならなかったんだろ…。吹き替えをした田中圭さんは20歳も若い。むろん田中さんは悪くないし、全力でやり切ったと思う。キャスティングした人の責任。あと、巨大生物モノなのに、バトルが夜のシーンばかりで巨大さが伝わってこないのが残念すぎた。夜の南極(建物なし、住民なし)ではなく、昼の大都会でこそ怪獣が映える。人間がいない場所で怪獣同士が戦うと間延びしてしまう…。

//雑司ヶ谷霊園巡礼会で個人的に感動したことがあった。古来墓参を趣味にする人は掃苔家(そうたいか)と呼ばれている。僕は少しでもお墓のイメージを明るいものにしたくて(感謝の言葉を伝える場が暗い場所のはずがない)、「墓マイラー」という言葉を使っていまるけど、この言葉が持つポップな“軽さ”が、墓地側の人に「ふざけてる」「不謹慎」と思われていないか、それが心配だった。正直不安でした。
なので、墓地側に申請書を書くときも、先方に疑念を持たれないよう「偉人顕彰会」のようなガッチリした名前で提出している。
ところが、雑司ヶ谷で初めて「あのう、カジポンさんですか?」と事務所の方から声をかけられ「笑ってコラえて!楽しかったです」と予期せぬ言葉!僕は「ええっ!?」と声が裏返りました。“墓マイラーってバレてる”(汗)
「あのう、“墓マイラー”という言葉を使ったことで、マナーの悪い人が観光感覚で来たりしませんか」とドギマギしながらたずねると「大丈夫ですよ。お墓のイメージを明るくして頂き、私たちも嬉しいです」とのこと!!うおおおおおおおお!!!ホント涙がチョチョ切れそうでした。
その後、ちょっと恥ずかしい間違いが。事務所の女性も「テレビで見ましたよう!」と言って下さったので、満面の笑みで「笑ってコラえて!ですか」って聞いたら、「いえ、リトルトーキョーライフです、その“お隣”の方の」。そう、横にいた黒坂君のことでした!(笑)

  
(左)石川啄木と言語学者・金田一京助のツーショット写真を紹介している黒坂君
(右)泉鏡花の墓前で彼の人生と作品を紹介するわたくし

●週末の雑司ヶ谷霊園巡礼団に参加された方、お疲れさまでした!台風を気合いで太平洋に押しやり、続く低気圧は午後の巡礼中だけ雨をストップ、奇跡のようでした。東北・宮城、九州・大分など遠方から来られた方、無事に帰宅できたでしょうか。約30人で漱石先生やジョン万次郎、竹久夢二ら12名+αの墓参りができて、まっこと至福のひとときでした。自身が尊敬している作家や芸術家の言葉や生き方を、墓前で紹介し、そして墓に手を合わせる、これ以上の幸福がこの世にあるでしょうか…いいや、ありますまい!参加者に石材屋さんが数名おられたおかげで、墓マイラー以外の視点(石の材質、産地など)が加わり、僕も勉強になりました。家系図マスターの金子さん、詳細な資料のご用意有難うございました。
/懇親会の交流も楽しかったです。様々な業種の方が参加しているので、興味深いお話をいろいろ伺うことができました。3時間半でも話は尽きず。次回は二次会をしても良いですね。後日レポをまとめます。次回は秋に青山霊園を予定、犬養毅、大久保利通、北里柴三郎、星新一、志賀直哉等々、お楽しみに!(青山は巨大墓地ゆえ、土日の2DAYSを検討中。まだ先なので10月上旬に募集かけます)

※懇親会で「東京ではこの2日どこに行かれるのですか」と質問があったので、土日のカジポン家の動きを記します。ウチの子(9)が新選組と『文豪ストレイドッグス』にハマっているので、ゆかりの人物のお墓参りをしました。
29日…早朝夜行バスで到着。最初に六本木の沖田総司の墓へ行き、続いて、福澤諭吉、映画で坂本龍馬を演じた俳優原田芳雄さんの墓参。その後、早稲田に移動して漱石生誕地と、終焉の地(2年前にオープンした漱石山房記念館)へ。漱石山房の庭には「我が輩は猫である」のモデルになった猫のお墓があります。午後、雑司ヶ谷へ。
30日…日野で土方歳三の墓参。生誕地にも行ったのですが整備中で入れず(公園になる?)。調布に移動して遠藤周作『沈黙』ロドリゴ神父のモデルになったキアラ神父の最初の墓、そして初めて深大寺を訪問し、国宝の釈迦如来像(座禅を組んでない珍しい如来像)を拝観、俳人石田波郷(はきょう)に墓参。そこから多摩の近藤勇局長の墓に行きたかったけど、まったくタクシーがつかまらず、5社に電話をかけても繋がらなかったり「深大寺に回せる車がない」と断られたりで全滅。断念してバスで三鷹の禅林寺へ。ここには森鴎外と太宰治の墓が。太宰は命日(桜桃忌)が終わったばかりで、墓前にはサクランボがたくさんありました。他にウイスキー、タバコ、そして大きなリンゴ(津軽出身ゆえ)。鴎外と太宰はほとんど向き合っている状態なので、同じお供え物だと先輩の鴎外が「あんな太宰の小童(こわっぱ)と同じ供え物とはけしからん」と言われそうだったので、明治男児の鴎外先生にはワンカップ大関と大福餅、ハイカラな太宰には“午後の紅茶”とカステラを捧げた。これで一同ニッコリなはず。この時点で16時。すぐに東京駅に向かえば予約した新幹線に間に合う。近藤局長に行けば間に合わない。家族会議の結果、「沖田、土方に行って、局長に挨拶しに行かぬわけにはいかんだろう」ということになり、新幹線は自由席で帰ることにして局長が眠る龍源寺へ。合掌した後、龍源寺の近所にある局長の生家跡と産湯の井戸跡、天然理心流道場も訪問。復路の新幹線はバラバラの席になったけど、達成感に包まれて今回の上京を終ました。

●6月26日…本日深夜24時12分、テレビ東京系列『リトルトーキョーライフ 実は楽しい!?“お墓”の世界』放送。世界墓マイラー同盟の盟友・黒坂君が“師範”として出演、僕もルーマニアの墓地など写真提供で協力しています!(週末の雑司ヶ谷霊園巡礼会は、僕と黒坂君の2人がガイドです)

世界墓マイラー同盟とは---
歴史上の偉人を顕彰し、感謝の心を伝えるためにお墓参りをする目的で、有志により結成された秘密結社です。旧来の歴史ファンと、アート・文学を愛する文芸ファンの高次元合体。
メンバーの行動力は「教科書に載っていない忘れられた傑人」「生前は評価されず悲運の生涯を送った人物」を巡礼する際に、最大限のパワーを発揮します。ラインで日々情報交換。2016年に結成。

※世界墓マイラー同盟の規約は3つだけ。
(1)身内のお墓参り以外に年に1人以上墓参すること
(2)墓地は慰霊・追悼の場であり観光地でないことを理解していること
(3)他のお墓参りに来ている人を優先すること
会費は無料。加盟希望者はイベント時に直接メンバーに申請して下さい。

/尿管結石で仕事が溜まり、日記の「今日の良かった」が13日で止まっていますが、仕事がヤマを越えたらすぐに再開します。

●6月25日…今週29日(土)に実施する東京・雑司ヶ谷霊園巡礼会、いったん定員になり締め切りましたが、あと3名追加で募集します!土曜の午後、一緒に漱石先生や竹久夢二のお墓に巡礼しませんか。文芸や歴史に興味がある方は是非。雨天決行です。

●6月24日…本日22時50分からNHK『ノーナレ 画面の向こうから』、番組予告を見てこれはただ事ではない気が。−−ある日、ベトナム人技能実習生からNHKに「助けて下さい」というメッセージと携帯動画が次々と送られてきた。そこには、劣悪な住環境、厳しいノルマを課され、低賃金労働を強いられる日常が。雇い主に見つからないようSOSを発信し、工場を抜け出した女性を取材。ノーナレーション、映像の力だけで現実を視聴者に伝えるとのこと。30分番組。
※現代の奴隷制度と言われている技能実習生の使い捨て。技能実習生の労働環境の改善は、日本人の労働環境の底上げにも繋がり他人事ではないと思うんです。

●6月23日…尿管結石、四つん這いになってワナワナと震えている状態は脱しました。ヘビーな鈍痛はありますが、土曜の雑司ヶ谷霊園ツアー、何が何でもやり遂げます!(ほんとそれまでに石ころ我が身体より外へ出でよ!)

●6月20日…結石の症状改善せず別の病院へ。診察中に激痛で再び嘔吐、超強力な鎮痛剤を肩の筋肉に注射してもらい落ち着く。先生いわく「腎臓の近くにある今が一番痛い時期。落ちてくると痛みは小さくなる」。もう少しの辛抱。
結石の辛いところは「ラクな体勢がないこと」。どんなポーズをしても激痛は変わらず、痛みからの逃げ場がないという…。ドクターに涙目で「限界です、気絶する薬を下さい」って頼んだら「そんな危険な薬はない」と言われました。粉石処置は「砕いて4ミリ以下になれば手術成功」なので、既に3.5ミリの僕は対象外。どひ〜。

●6月19日…昨日の朝、起床して5分後にお腹の激痛でぶっ倒れ、のた打ち回った挙げ句、救急車で搬送されました。尿管結石でした。あまりの痛さに救急車の中で吐いたのですが、「痛すぎて吐く」というのは尿管結石くらいだそうです。CTの結果、犯人は3.5ミリの石ころ。治療法は飲み薬と座薬で痛みをごまかしながら、2、3日かけて石ころが出てくるのを待つのみ。今も腹痛で額から脂汗、キツすぎる、はよう出てくれい…(涙)
メタボリック症候群の一部とのこと、皆さんも結石にならないよう気をつけて。前日まで何の兆候もなく突然来るのでホント怖いです。
※もっと大きい石(10ミリとか)だと、入院して衝撃波で結石を破砕するそうです。
  真ん中の白い光が結石。小さな暴君

●YouTubeで人気の“せやろがいおじさん”がアップした『年金制度の限界を認めたお偉いさんに一言』(3分)が、笑いあり、説得力もあり、思わず共感の拍手。安倍政権の増税ラッシュについて「“蓄え作りや、税金上げるけど”っていうのは、“太らなアカンで、飯減らすけど”言うてるようなモンや。自然の摂理に反する」。福祉予算を削りまくってトランプから戦闘機6兆円爆買いすることには「もちろん国を守るのはめちゃめちゃ大事や。でももう内側から壊れかかっとんねん。めちゃくちゃ高価な最強の鎧でガッチガチに身を固めた風邪ひいてる人みたいになってんねん。そのカネあんねんやったら、先に病院行って治療しい!ってなりません!?」。沖縄の美しい海もグッジョブ。

  ユーモアは大事やね。心に届く

/せやろがいおじさんの過去動画で特に心に残っているのは、松本人志氏がいじめで自殺した子に「死んだら負け」と言ったことに対する提言。芸人さんにとって松本批判は命取りになる行為に等しい。だからこそ、めちゃくちゃ言葉を選んで自分の思いを叫んでいる。「死んだら負けより、逃げるが勝ちと伝えたい」(2分44秒)。

/せやろがいおじさんへの取材記事、いろいろ学ぶべきことがあった。そしてこの“聞き手”の島袋コウ氏もなかなかの人、島袋氏の次の言葉をメモった。
→せやろがいおじさんは、相手にきちっと「逃げ道」を作る優しさを感じます。問題発言をした人に「正論」だけをぶつけすぎると、相手は絶対に謝らなかったり、支持者に向けてしか心を開かなくなる。その結果、みぞが深くなる。でも、せやろがいおじさんは「こう言いたかったんやろ?」「この言い方の方が良くない?」といった、余白があります。

--このスタンス、僕もなるべく日記に取り入れようと試みているんだけど、徹底しきれていない。かくありたいもの。

●今度は吹田で警察官が襲われた。警察官の生命をどうやって守るか…。本当に命懸けの仕事。どうか意識が戻りますように。

●今夜(16日)のNHKスペシャル・モネ絵画修復プロジェクト、そしてBSの天才振付家キリアン特集めっちゃ楽しみです。特にキリアンの舞台『ベラ・フィギュラ』は音楽も振付も照明も全てが美しく永久保存版です!!

●6月14日…

●6月13日…〔今日の良かった〕待望の「チケット不正転売禁止法」が14日に施行!これで映画や音楽、スポーツなどのチケットを定価よりも高く売ることが違法になった!これは思いもしなかった五輪のプラス効果。転売禁止は国際オリンピック委員会が開催国での対策を求めたもの。五輪チケットの抽選結果が20日に出るため、これに間に合うように大急ぎで法律が作られた。明日からは、人気チケットを買い占め、転売サイトで10倍以上の値段で売るテンバイヤーが市場から消える。ほんと良かった。
※「座席が指定されていない券」は対象外。えー、対象にすればいいのに。

●6月12日…〔今日の良かった〕先日のNHK『天安門事件 運命を決めた50日』、NHKの本気の取材に圧倒された。元軍人、学生運動の元リーダー、現場を目撃した市民、人権派弁護士、失脚した官僚、50分の放送時間の中でかなりの人数に取材を敢行。中国当局の監視を警戒し、カーテンを閉めた部屋で「いま初めて話す」「何が起きたか語る」、身の危険を感じながら勇気を出して語り始めた人々、その勇気を讃えたい。
印象に残ったのは、上層部の命令と市民の板挟みになった兵士たち。事件の数日前、天安門に派遣された兵士は誰も流血の事態になると思っていなかった。
事件数日前、軍人にバナナやキュウリ
を差し入れする天安門の学生たち
「軍の命令には従いますが人民は撃ち
ません」 この後、非情な命令が下る
事件前日、7つの軍に包囲。
画面左から第38軍が広場に突入
元軍人「いかなる代償を払っても
広場を解放せよと命令されました」
当初、軍人たちは政府に抵抗した。第38軍の司令官は出動を命じられ、「市民に銃を向けることは出来ない」と拒否し更迭された。そして見せしめのように、この第38軍が最初に天安門広場に突入する任務を与えられる。手前の大通りで市民と小競り合いになり、1人の兵士が空に向って威嚇射撃をした。元38軍下士官「すると、群衆は撃たれることはないと思って襲いかかってきました。そして市民に向けて発砲してしまったのです」。この最初の衝突だけで134人の市民が殺された。現場を生き延びた市民が天安門に危険を知らせに走る。
元38軍「この発砲が市民を殺しても良いと
いう号令となってしまったのです」
天安門に駆け込み「西から発砲しな
がらこっちに向かっている!!」
そして午前4時、ついに戦車が広場に突入した。猛スピードで学生たちをなぎ倒しながら…。
広場の近くで銃撃を受け左足を失った男性(63)
「若者が押し潰され、まるでスイカを潰したように頭が割れました。
それでも戦車は止まらず死体の上を次々に走り抜けていきました」
元第39軍中尉「平和的なデモをしていた学生たちを軍は実弾で射殺した。これは恥ずべきことです。30年間、心の痛みは続いています。こうして語ることで苦しみを和らげたいです」。
当時、党総書記の趙紫陽は本物の民主主義を中国に根付かせたいと思い、一党独裁を終わらせ多党制まで視野に入れていた。だが最高指導者のケ小平はそれを認めず、天安門事件を口実に趙紫陽を失脚させた。ケ小平「200人の死が中国に20年の安定をもたらすだろう」。

NHKは最後にブッシュ(父)大統領が1989年7月21日(事件翌月)にケ小平に送った密書をスクープしていた。驚愕の内容だった。
ブッシュ「先日の先進国首脳会議の共同宣言の草案には中国を過度に非難する文言がありましたが、アメリカと日本が取り除きました。アメリカ議会は中国との経済関係を断ち切ることを求めていますが、私は波風を立てないよう全力を尽くします。今は厳しい時期ですが米中は世界の平和と両国の繁栄のため共に前進しましょう。」
おい…日本政府は国民にそれ説明してないよ。てっきり、天安門事件に猛抗議していると思っていた。真逆のことをやっていたのか。道理で中共政府は事件後も強気で弾圧を続けたわけだ。日米が理解を示してくれるんだから…。当時は自民・宇野内閣。日本は殺された市民の側に立って、人命の尊さと民主主義の何たるかを語るべきだろう。このスクープを報道した番組製作者に敬意。

/ネットではよくNHKや朝日が中国の回し者のようにバッシングされている。力の入った天安門事件特集、中共政府の言論弾圧に対する厳しい批判を見れば、そういうレッテル貼りがいかに的外れか分かるだろう。ネット右翼は「アンチ安倍=中国の回し者」と決めつけて叩くが、安倍政権が隠ぺいだの改ざんだの酷いことをやってるから、日本を良くしたいと思って批判している訳で、中共政府の味方をしている訳じゃない。改めてそれを示す天安門事件30年目の特集だった。

//香港から自由の灯火が消えるのか。政治犯を含む刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡すことを可能にする香港政府の「逃亡犯条例」改正案に香港市民が猛反発、9日に103万人(香港市民の7人に1人)が参加する大規模デモがあった。そして今日は学生と警官隊が衝突。議会は中共政府に取り込まれており、審議が始まれば可決されてしまう。学生たちは議会が開けないよう議場を包囲して戦った。催涙弾130発が使用され鎮圧されたが、議会の開催は阻止した(次の議会は来週)。これだけ海外の中継が入っているから天安門事件のような武力行使はしないと思うけど、可能性がゼロとは言えない。世界が注視していることを各国はもっとアピールしないと。


 ※これ以前は『最新文芸情報バックナンバー』へ!


 
日本だけ労働者は涙目。もう自民政権ではこの構造を変えることは出来ない。固定化してしまっている。電力会社などの企業献金に支配されて、他国のような労働者保護の政策がとれない。
戦後1000兆円も借金を作ったうえに(同じ敗戦国のドイツは借金ゼロ)、少子化問題を放置、タックスヘイブンも野放し、過労死多発でもサービス残業を取り締まらない(独仏の労働者は残業なし、夏4週間・冬2週間の休み。現政権は憲法破壊の安保法制強行、不必要な原発再稼働、財源がなくても議員や公務員の給料はアップ実施、もうめちゃくちゃだ。


昨年、安保法制の強行可決後、安倍氏がNYの
国連本部に行った際に出迎えた反戦市民グループ。
画像はコラじゃなくガチ。
「宗主国へようこそ・お土産は戦争法制」
宗主国(そうしゅこく)とは植民地の主。“日本は米国のポチ、
主権なんかない”という皮肉MAXの言葉。
そして左の女性が持っているプラカード、ここには『1984年』
に登場する以下の有名な洗脳スローガンが書かれている。

「戦争は平和なり
自由は隷従(れいじゅう)なり
無知は力なり」

★YouTube『新型学問 はまる!ツボ学/ジョジョ立ち学』(12分)



討論の相手が普通の自民支持者なら会話が成立するけど、新興宗教の信者だと本当に骨が折れる。あまりに教祖がすべて過ぎ、話が一向に進まない。疲れる。真言宗、天台宗など昔からある宗派は反戦・非暴力が信条だし、日本の古いカトリック教会や修道会もリベラル。秘密保護法、安保法制などタカ派の安倍内閣を支持、或いは協力しているのは幸福の科学、統一教会、創価学会という3大新興勢力。創価には知り合いがいる(しかも良いヤツ)からあんまり批判したくないけど、立憲主義を踏みにじってはカルトと言われても仕方がない。安保法制が絶対に必要なら、ちゃんと憲法改正すればいいのに、それをやろうとしない。僕が持っている釈迦やキリストのイメージは、秘密保護法や戦争法を容認する人物じゃない。むしろ真逆。

 
 
 ★動画リンク→「安保法制採決、山本太郎議員の渾身の叫び」(60秒/YouTube)
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「やられたらやりかえす」のは個別的自衛権。これは問題ない。集団的自衛権は日本が「やられていないけどやりかえす」こと。中国や北朝鮮と不測の事態になれば個別的自衛権で対応できる。
〔安倍氏から日本を取り戻す〜時事まとめ〕 集団的自衛権 / 秘密保護法 / メディア /
自民憲法草案の条文解説

●サイトで自分の思いを語るということ
HPで意見を発表すると、自分の「間違った知識」や「一方的な思い込み」を指摘され、初めて誤りに気づけます。これは本当に有難いことです。勘違いしたまま一生を終えるところを、真実に気づくことが出来るからです。自分が独りよがりな誤った考え方をしていないかを確認する為にも、勇気を出して積極的に意見を発表していきますネ!!(*^v^*)
僕は過去の反省と愛国心は両立すると考えている。
むしろ、過ちを反省できぬ国なら情けなくて愛せない。


歴史認識問題に決着!…日本と韓国 /中国 /台湾 / 東南アジア / 米国
・昭和天皇かく語りき / 靖国問題 / 愛国心 / 君が代起立強制 / 消費税 / 残業問題
・安倍首相は原発事故を防げなかった責任を感じて欲しい
・集団的自衛権の問題点
●二次加害者にならないために〜日本人慰安婦の話(美輪明宏)と元日本軍慰安婦に関する正確な知識

・日本軍の記録に残る南京大虐殺(軍命令により実施) http://urx3.nu/ouPU (7分)
・残念だが南京事件はあった〜当時の陣中日記から(2008) http://goo.gl/d2fGMA (32分)
・当時の一次史料『南京事件・兵士たちの遺言』(2015) http://goo.gl/K0U1Ef (45分)
・南京大虐殺の証拠〜当時の記録映像と生存者の確実な証言(32分40秒)
・「CGで再現された南京大虐殺」 https://youtu.be/QJ38Hg7Vdw8 (7分43秒)

(愛国心を強制することは、「国民には愛国心がない」「法律で“愛せ”と命令せねば愛してもらえない国」と世界に公言してるのと同じ)
「生活」「社民」「共産」は小異を捨て大同団結すべし。リベラル大連合を作り、EU、北欧のように残業ゼロの社会を!EU、北欧に可能なら日本でも可能なはず。日本人に人間らしい生活を!
日本には過労死するほど仕事があり、自殺するほど仕事がない。
※一般市民が他人の財布からお金を盗めば、すぐ警察に捕まる。だけど、経営者が従業員の財布からお金を盗んでも処罰されない。これが「残業代未払い」。他国では許されない。

●『アイヌ、琉球は縄文系=本土は弥生人との混血』…国立遺伝学研究所(遺伝研)や東大などの研究チームが過去最大規模の細胞核DNA解析を行った結果、日本人を北海道のアイヌ、本土人、沖縄の琉球人の3集団に分けた場合、“本物の日本人”は縄文人に起源があるアイヌと琉球人が近く、本土人は中国大陸から朝鮮半島経由で渡来した弥生人と縄文人との混血(弥生人7〜8割、縄文人2〜3割の混血)と判明。国籍や人種にこだわる人はこれで冷静になるだろう。

●『なぜ当サイトは原発再稼働に反対するのか

●YouTube『メディアは沈黙・3分でわかる日米原子力協定の闇
“時代に合わない”から憲法を変えるのではなく、憲法の理想の方へ時代を変えて行かなきゃならない。「人に無理強いされた憲法だと云うが、拙者は戦争はいたしません、というのはこの一条に限って全く世界一の憲法さ」(坂口安吾/作家1906-1955)

「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)だますものだけでは戦争は起らない。だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でも既に別の嘘によって、騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作/1946年8月「映画春秋・創刊号」)

//ルイ・アームストロングが歌いあげる『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』(2分15秒)を聴きまくり。この全てを包み込む優しい笑顔がたまらない。目を見てるだけでウルウルくる。歌詞も最高!『♪僕は緑の木々や赤いバラを見る/それは僕らのために花開く/僕はしみじみ思うんだ/なんて素晴らしい世界かと/僕は青い空や白い雲を眺める/明るく喜びに満ちた昼、暗く神聖な夜/そして僕はしみじみ思うんだ、なんて素晴らしい世界なのかと/七色の虹が空にかかり、行き交う人々の顔を染めている/僕は友人たちが「ご機嫌いかが」と挨拶しながら握手を交わす姿を見る/彼らは心から告げる「アイ・ラヴ・ユー」と/赤ん坊の泣き声が聞こえる。僕はあの子らが僕よりも多くのことを学び成長していくのを見守ろう/思わず感動してしまう/なんと素晴らしい世界じゃないか/そうさ、僕はしみじみ思うんだ/嗚呼、この世はなんて素晴らしい世界なのかと!」。2分チョイの短い曲なのに、胸がジワ〜と温まり、歩き続ける力をくれる素晴らしい作品っすね。※影絵とのコラボAmazing Hand Shadow(2分21秒)も泣かせます!


●特選レポ&動画…命の環の話//サービス残業問題//普天間基地は国外へ//チェ・ゲバラ巡礼レポ//アフガン伊藤和也さんを悼む//パレスチナについて//暴力団について//2008 南極・スコット巡礼 //チベット問題について//障害者自立支援法の問題点//『YouTube Classic』//静止画像と思えないヘビの回転テントウ虫//ミルクとパンダの赤ちゃん(53秒)//ウーマン・イン・アート(2分52秒)//『世界一周ダンス』(3分42秒)世界7大陸・39カ国をダンスで巡る。見終わって何とも言えない幸福感に包まれる動画。地球最高!※最新版もスゴイ!(4分半)//『SF名文句集』//ボブ・マーリィ巡礼レポ//人体の免疫効果を調べている阪大の研究チームによると、「1日に8回以上笑うことでガンに対する免疫があがる」とのこと。
宇宙はこんなに美しく、
そして果てしなく広大!
究極の天体写真10選
をアップ!美の極致ッス


 

ミレーとゴッホの『種まく人』〜負け戦が続いても、死後に実る麦の種を撒いたと信じて今日頑張る


東京ローカルのMXテレビがパナマ文書に踏み込んだ内容を放送(8分43秒)。パナマ文書リスト記載者の言い訳は全部同じ。
以下の7つを繰り返しているだけ。番組内で企業や投資家の弁明を論破していた。

「ビジネスのためで租税回避(脱税)目的でない」
→租税回避(脱税)目的以外で租税回避地は使われない

「投資先の依頼で」
→投資先の租税回避(脱税)に協力、さらに自分も租税回避、言い訳にならない

「損したから租税回避ではない」
→国内で課税対象の元本の租税回避であり、投資後のゲイン(利益)の話ではない。
 租税回避への投資そのものが税逃れ行為。

「租税回避地と認識していなかった」
→契約書に登記地明記。プロとしてあり得ない。

「金額が小さい」
→大小の話ではなく国民の当たり前の義務を回避したということ

「政治家でないから節税は問題ではない」
→節税ではなく脱税。政治家でなくても犯罪。

「みんなやっている」
→子供の論理






大手メディアがひた隠しにする
“ほんとうのリスト(一部)”

「電通、東電、JALの社名を一切出さない
日本のメディアはジャーナリズム失格、
国会で取り上げない政治家たちも同罪」


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●10年の名品…美女と野獣スペシャル・エディション/トイ・ストーリー3/フィギュア・次元大介
●11年の名品…岸辺露伴ルーブルへ行く/戦国無双3 Z/アメトーーク17・ジョジョ芸人/奇妙なホラー映画論
●12年の名品…オペラ座の怪人・25周年ロンドン公演
●13年の名品…レ・ミゼラブル/ハッシュパピー/荒木飛呂彦の超偏愛! 映画の掟
●14年の名品…ゼロ・グラビティ/ガンダムUC(7)/アナと雪の女王/日本鬼子・元皇軍兵士の告白
●15年の名品…インターステラー/荒木飛呂彦の漫画術

【 各種リンク※クラシックは「ユング君」
PART1(71個) お笑いフラッシュ他(44個)
★2014年のお薦め展覧会&美術館リンク集

文芸ジャンキー版・東京探訪MAPを作成!
北海道 東北 愛知・岐阜 四国 奈良 九州
 東京2
 静岡 北陸 北関東 大阪・三重 京都・滋賀 山陽・山陰 神奈川
ヨーロッパ アメリカ アジア

アメリカ自然史博物館(NY)が制作した『The Known Universe』はヒマラヤ発→宇宙の果て→ヒマラヤ着を6分半で表現しており、美麗映像とコスモな音楽がめっさ心地良い!現世から遊離したような、神さま目線の浮遊感覚を味わった。ぜひ最大画面で壮大な旅を味わって欲しい。時々画面の下に出ているのは“光年”などの距離情報。地球の周囲の無数の軌道は人工衛星のもの。その後の軌道は月。70光年離れると青い光で包まれるけど、あれは人類の電波が現時点で届いている距離(つまりそれより遠い惑星に異星人がいても、UFOで来ない限り人類の存在に気づけない)。さらに離れると宇宙が扇状に見える。ホントは球形だけどまだ未観測部分があるため扇状に表示されているんだって。なんちゅう、贅沢なひととき!


(STOP THE HATE!! 国連本部前のオブジェ)
「科学と芸術は全世界に属する。それらの前には国境など消え失せてしまう」(ゲーテ)
「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日」(趙 昌仁)作家
「人間の先祖は本人の血族ばかりでなく、文学の内にも存在している」(オスカー・ワイルド)作家
「人を憎んでいる暇はない。わしにはそんな時間はない」(黒澤監督の映画『生きる』から)
「私は殺されることはあっても、負けることはない」(ヘミングウェイ)作家
「僕が最もウンザリするもの、それは無知による憎しみだ」(マイケル・J・フォックス)俳優
「船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない」(パウロ・コエーリョ)作家


●『戦争絶滅受合法案』 (原案は第一次世界大戦の終結後、1929年にデンマーク人フリッツ・ホルムが起草したもの)※長谷川如是閑の創作説もあるけど、ウィキに原文=1928年11/16発表があり、やはり本物のようだ。
戦争開始後、10時間以内に次の行動をとること。以下の者を順番に“最下級”の兵士として召集し、できるだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下で戦わせること。
1.国家元首。君主も大統領もこれに該当。ただし男子に限る。
2.国家元首の男性親族で16歳以上の者。
3.総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4.国会の男性議員。ただし戦争反対の投票をした者は除く。
5.キリスト教や仏教のほか、あらゆる宗教関係者の高僧で、公然と戦争に反対しなかった者。
付記.該当者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦または使役婦として召集し、最も砲火が接近した野戦病院に勤務すること。
(後年の妙案)
※有権者の責任…戦争に賛成した議員を選んだ選挙区の有権者から順番に徴兵せよ。
※戦費について…戦費は戦争に賛成した議員の資産、及びその議員を選んだ選挙区の財政でまかなうべし。

  文・糸井重里


●「もともと普通の人々は戦争したいと思っていない。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようと思うはずがない。だが、国の政策を決めるのは結局指導者であり、反対の声があろうがなかろうが、人々を指導者の望むようにするのは簡単だ。民主主義であろうと、ファシストの独裁であろうと、共産主義であろうとそれは同じだ。『我々の国が攻撃されている。愛国心のない反戦・平和主義者が国を危険にさらそうとしている』と非難しさえすればいい。この方法はすべての国で同じように上手くいく」(ヘルマン・ゲーリング)元ナチス最高幹部/秘密警察創設者
●「(終戦翌年に記す)多くの人が、今度の戦争で騙されていたという。みながみな、口を揃えて騙されてたという。私の知ってる範囲では、“俺が騙したのだ”と言った人間はまだ1人もいない。(略)“騙されていた”といって、平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう。いや、現在でもすでに別の嘘によって騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作)※伊丹十三監督の父
●「最初にナチスが共産主義者を弾圧した時、不安に駆られたが、私は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったので何の抗議もしなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、その度に私の不安は増したが、それでもまだ行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから立ち上がって行動に出たが、その時はもうすべてが遅かった」(マルチン・ニーメラー牧師)
※結局のところ、武器に頼ろうとする弱虫より、他人を信じて武器を捨てる勇気を持つ人間に、全人類がなれるかどうかということ。たとえ非武装の結果、信じた相手に裏切られようと、僕は弱虫として死ぬより、勇気ある人間として死にたい。これは名誉やプライドの問題でもある。僕はどの戦争であろうと、「侵略」かどうかを決めるのは、「軍隊を送った側ではなく、送られた側」だと思ってマス。これは自虐的云々ではなく当たり前のこと。

高畑勲監督(79)といえば『かぐや姫の物語』の他にも、戦争の悲劇を描いた『火垂るの墓』で知られている。監督は9歳の時に岡山で空襲に遭い、焼夷弾の中を家族とはぐれな がらも逃げのびた。東大卒業後、東映動画で「ハイジ」「三千里」などを演出し、宮崎駿さんとジブリを設立した。2015年の元旦、神奈川新聞に載った高畑監督の メッセージが素晴らしかったので以下に紹介。
→(高畑)原爆をテーマにした「はだしのゲン」もそうですが、日本では平和教育にアニメが用いられた。もちろん大きな意義があったが、こうした作品が反戦 につながり得るかというと、私は懐疑的です。攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。
なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる。
「戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う」とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中 の人と比べて進歩したでしょうか。3.11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、 人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていく。あの戦争の負け方と同じです。
再び戦争をしないためには、あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。私が戦争中のことをどれだけ知っているかと聞かれれば、大したことはない。でも、安倍晋三首相よりは知っています。
集団的自衛権の行使を認めるということは、海外では戦争ができない国だった日本が、どこでも戦争できるようになるということです。政府は「歯止めをかける」と言うが、あの戦争を知っている者にとっては信じられません。ひとたび戦争が始まれば歯止めなどかかるものではありません。そもそも 日本人は戦前から米国が好きだった。ジャズや野球、映画といった文化に親しんでいた。その国と戦争をするとは誰も思わなかった。やっても勝てないと思っていた。
ところが、真珠湾の奇襲作戦が成功して戦争になってしまったら、あとは日本が勝ってくれることだけを皆が願い始めた。それはそうでしょう。負けたら悲惨なことになるに決まっているんですから。
息子の兵役を逃れさせたり、戦争に反対して逮捕されたりした人もいたが、ごく少数。始まってから反対の声を上げるのは難しい。いやいや戦争に協力させられたのだと思っている人も多いけれど、大多数が戦勝を祝うちょうちん行列に進んで参加した。非国民という言葉は、一般人が自分たちに同調しない一般人に向けて使った言葉です。
「空気を読む」と若者が言うでしょう。私はこの言葉を聞いて絶望的な気持ちになります。私たち日本人は昔と全然変わっていないんじゃな いか、と。周りと協調することは良いことですが、この言葉は協調ではなくて同調を求めるものです。歩調を合わせることが絶対の価値になっている。
日本人は昔から意見の対立を好まない。皆を仲間内にして、和気あいあいとして争いを避ける。寄り合いも全員一致主義で、どうしても駄目なら村八分にする。 個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。議論を戦わせない。古くからあるこの体質によって日本 は泥沼の戦争に踏み込んでいったのです。私はこれを「ズルズル体質」と呼んでいますが、「空気を読む」なんて聞くと、これからもそうなる危うさを感じずに はいられません。
だからこそ憲法9条の存在が大事だと思うのです。これこそが「ズルズル体質」を食い止める最後の歯止めです。
戦後の平和をつくってきたものは何かといえば、9条です。基地の負担を押し付けられている沖縄の犠牲を忘れてはなりませんが、米国が戦争を繰り返す中、9条のおかげで日本人は戦争で命を落とすことも人の命を奪うこともなかった。政権の手足を縛ってきたのです。
これを完全にひっくり返すのが安倍政権です。それも憲法改正を国民に問うことなく、憲法解釈の変更という手法で、です。
隣国との対立が深まり、不穏になっているからといって不戦の理想の方を変えるのはどうかしています。9条を大事にしているということは、武力で解決するつ もりはない、というメッセージになる。東アジアに戦争の記憶が残る中、戦争をしないというスタンスはイニシアチブになるはずです。「普通の国」なんかにな る必要はない。ユニークな国であり続けるべきです。戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。
あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな 歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。「最小限の武力行使」「戦争をやるとしてもうまくコントロールしてやる」なんて、そん な能力を私たち日本人が持っていると思わない方がいい。安倍首相だけが特別無自覚というわけではないと思います。私たちはこの70年で基本的な体質が変わることはなかったのです。(神奈川新聞2015.1.1より)


奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。
過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を血祭りにあげた。
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。
(リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)
※ニュージャージー出身、1934年生。詩人、脚本家、小説家(イスラム名/アミリ・バラカ)

格差拡大・福祉削減路線の政治ではなく、所得再分配・社会福祉拡充路線の政治を切望!!

《最後に、これだけは言わせて欲しいッ!》
〜他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」〜

人間は国籍、人種、宗教など、自分と「違うもの」を理由に戦争するけど、芸術を味わうことは他人の中に自分と「同じもの」を見つけることだ。相手(作者)の気持ちに心を重ね共感した時、人は初めて“感動”できる。
僕は確信している、人類は絶対に分かり合えると。そうでなければ、こんなにも多くの作品が、時代や国境を越え残っているはずがない。ここまで世界が芸術で溢れ返っているはずがない。芸術の存在が、国家、民族、文化を越えて人々が分かり合うことが可能だと証明している!
芸術は生き続ける力をくれる。もう人生の選択肢がなくなった、行き詰まって打つ手がない、そう思ったときに文学や映画を通して違う価値観、別の生き方の存在を知ることはいくらでもある。僕は何度もそうやって救われてきた。
こんな時代だからこそ“あえて”叫びたい。この世界は断固生きるに価するとーッ!!

※やたらと「日本人は他民族と違う」と強調している人には「日本人は他民族と異なる部分が多い。ただし共通点はさらに多い」と付け加えて欲しい。
※言葉や口先だけの“人間は素晴らしい”では、僕は納得できない。僕だって“素晴らしい”という証拠が欲しいんです。だからこそ、手当たり次第に音楽を聴き、映画や絵画を見、文学を読み漁るのです。確かな証拠が欲しくて!そして「見つけた!」と思ったものを、このサイトで報告しているのです。

民主主義は「最大多数の幸福を目指す」で思考が止まってはいけない。「最大多数の幸福によって救われない可能性のある少数派をいかに救うか」、そこまで考えるのが真の民主主義

過去の反省と愛国心は両立する:歴史認識問題に決着!…日本と韓国 / 中国 / 台湾 / 東南アジア / 米国 / 昭和天皇かく語りき


日本に誇りを持つ者として、「日の丸を拒否する自由を認ない愛国者」ではなく、個人の内面を大切にし「日の丸を拒否する自由も認める愛国者」で僕はありたい。


愛国心とは他国を憎むことではなく、自国の文化を愛すること


【管理人の雄叫び〜リベラル派は力を合わせてCS専門チャンネル開設を!】NHKが秘密保護法の問題点を伝えず、民放が原発問題を避けるように、大手メディアは政権やスポンサーの顔色ばかりうかがい、時事問題に深く斬り込みません。歴史認識問題についても、一部保守メディアが架空の近代史を広め、ネット上には戦争被害者に対する二次加害の言葉が飛び交っています。保守はCS「チャンネル桜」をフル活用していますが、リベラルでは岩上安身氏の動画配信サイト、IWJが孤軍奮闘している状態。CSに専門チャンネルを持つには多額の資金が必要ですが(“桜”は資本金1億)、リベラル側には宮崎駿氏、坂本龍一氏、大江健三郎氏、山田洋次氏、菅原文太氏、吉永小百合氏といった著名人のほか、ノーベル賞・益川敏英氏などの大学教授がたくさんおり、法曹界にも日弁連の弁護士が大勢います。戦後民主主義が最大の危機に晒されている今、開局資金は集まるかと!池上彰氏や堀潤氏がメインキャスターになれば視聴率も期待可。右傾化が進んでいる若者たちに「リベラルはお花畑」と言われないよう、ちゃんと南京事件の証拠となる一次資料を伝え、慰安婦問題なども保守サイドの認識が国際社会の常識からズレている理由を丁寧に解説すれば、理解してもらえると思うのです資料その2)。権力者は特定の国を敵視させることで内政から目を逸らさせています。若者の義憤は、政治家や官僚の腐敗(天下り、ズブズブの特別会計予算)、生存に直結する労働問題(非正規雇用4割=約2043万人、サビ残・ブラック企業野放し)、原発問題(核ゴミの捨て場なし)、オレオレ詐欺・弱者を苦しめる暴力団、タイミング最悪の増税等々に向けられるべきもの。早急に政権からも企業からも干渉されない、真にジャーナリズム魂・反骨精神のある専門チャンネルを立ち上げましょう。秋には秘密保護法が施行されるため状況は待ったなしです。(2014.3)

 ←安倍氏とベッタリの食事友達(寿司友)の提灯記事に要警戒

ジャーナリズムとは報じられたくない事を報じることだ。
それ以外のものは広報に過ぎない(ジョージ・オーウェル)




★近年公開された激涙・満点レビュー映画!映画ファンで良かった!

善き人のためのソナタ リトル・ミス・サンシャイン ブラッド・ダイヤモンド トンマッコルへようこそ ツォツィ シッコ ※激解説
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重要なのは行為そのものであり結果ではない。行為が実を結ぶかどうかは、生きているうちに分かるとは限らない。
正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ(ガンジー)

闇は闇を追い払えない。ただ光だけがそれをなし遂げる。憎しみはヘイトを駆逐できない。ただ愛だけがそれを叶える(マーティン・L・キングJr

「生まれながらに肌の色のせいで他者を憎む者などいない。人は憎むことを覚える。ならば、愛することを学べるはずだ。なぜなら、
愛というものは人の心にとって、ずっと自然なことだから」(ネルソン・マンデラ/獄中27年)

戦前の日本について肯定的に評価する政治家たちは歴史認識が不十分で、見ていて恐ろしい。考えが足りない人たちが憲法に手を付けるようなことはあってはならない(宮崎駿)

Now is the time

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「海外の活動家は自らが自殺しない宣言をする」(フィフィ)。あえて“自殺しない宣言をする”意味は何かあるのか?ある。「自殺に見せかけて消されるジャーナリストや活動家がいるから」。
うおお…。それであれば、僕も宣言しておく。絶対に自殺はしない、と。(2012.12.17)

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斬新かつ複雑で、生命力に溢れていることを意味している』 by オスカー・ワイルド

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2010.6.8 ツイッター開始



著者近影
日テレ「笑ってコラえて!」 墓マイラー再現VTR(36分)
BSフジ「お墓プラネット」 東京お墓巡礼(43分)

NHK「ラジオ深夜便」 墓マイラートーク(48分)











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