当ページのコメントは非常に個人的なものです。ブラックなテイストも炸裂しています。
これらを踏まえたうえでお読み下さいネ!


この映画に、もの申す(洋画編)
   〜神をも恐れぬ30本の作品たち〜
 (邦画編15)


(映画タクシー・ドライバーから)

「テメェら、許しちゃおかねぇぜ!」

NG映画の条件
(1)非生産的なマイナス思想を美化している。
(2)予告編でハイライトを全て見せまくっている。
(3)人間として生理的に受け付けぬひどい映像が出てくる。
(4)腕時計をチラチラと十回以上見させてしまう。
(5)全く必然性のないラブシーンがあり、しかもミスキャスト。
(6)CGにたよりすぎ。客に“どうせCG”って思われたら終わり。
(7)商業的お涙ちょうだい動物映画、もしくは前作ブチ壊し続編モノ。

(注)激怒の理由が結末にあることが多い為、このコーナーは必然的に「ネタバレ有」となります。
オチを知りたくない作品はコメントを読まずパスするよ〜に!



1.グリーン・ベレー

アメリカの対ベトナム政策を正当化する為の、キング・オブ・極悪戦意高揚映画。物語はベトナム戦争に反対している新聞記者が、現地でジョン・ウェイン扮するグリーン・ベレー(先鋭特殊部隊)隊長から、敵兵であるベトコンの“悪行の数々”を聞かされて“改心”。超愛国心に目覚め興奮した記者は、自ら銃を手に取りわざわざ最前線へ志願してゆく。もうほとんどブラック・ユーモアに近い作品。この映画は米国防省全面協力の下、超タカ派俳優ウェインが鼻息荒くメガホンをとった世界映画史上屈指のマイナス思想映画。随所に白人優越思想がバリバリ展開している。ラストも夕陽の海にウェインと海兵隊の歌でバッチリきまった。ドヒャ〜。


2.死霊の盆踊り

タイトルに惹かれてレンタルし、期待通り最低の映画だった。内容は偶然墓地に迷い込んだカップルが闇の魔王に捕まって、延々と死霊の女たち(といってもただのネーチャン、しかも老けてる)の裸踊りを朝までムリヤリ見せつけられるという、たったそれだけのモノ。1965年作。嗚呼、エド・ウッド監督。


3.若き勇者たち

平和で静かなアメリカ南部の街に、ある日突然、ソ連&キューバ連合軍が攻めてきて、主人公の親たちを問答無用で殺しまくる。怒った主人公は青年ゲリラとなって悪魔のような敵に戦いを挑む。東西冷戦の最中だったとはいえ、そのあまりに扇動的な内容に自分は金魚のように口がパクパク。武器商人のCM映画か!?


4.デス・レース2000年

ゴールまでレース中に何人殺せるかを競う最低映画。ベビーカーや歩行中の老人は特にポイントが高いという鬼畜な設定。下積み時代のスタローンが敵役で出ている。


5.ネバー・エンディング・ストーリー

原作を無視したラストシーンが最悪。自分一人の力で壁を越えなきゃ意味ないじゃん!?彼は何のために旅をしてきたの?原作者のエンデ氏も激怒したと聞く。(ドラ依存症ののび太ですら呆れ果てるだろう)


6.タイムコップ

近未来モノなのに未来のヤツが現代にやってきたら、ただの現代刑事映画になることがわからんのか!特撮やセットを楽しみにして観に行ったのに、まさか冒頭で現代にタイムトラベルしてくるとは…。ほぼ全編が現代のシーンゆえ、美術のシド・ミードは出る幕なし。全然特撮に金かかっとらんがな!


7.ランボー2

ベトナム人がそんなに憎いかスタローン!


8.捜索者

ネイティブ(インディアン)がそんなに憎いかジョン・ウェイン!
※あまりに主人公のことが嫌いなのでここに入れちゃったけど、映画自体は主人公を美化するのではなく、時代錯誤の人物として描いていたので、必見の映画であることは確か。ゴダール監督はこの作品を「20世紀を代表する作品」と位置づけている。※外部解説リンク


9.ソードフィッシュ
なぜアメリカがテロの標的になるのか微塵も考えず、まるで正義のヒーロー気取り。火種をまいてるのは誰だっつーの。こんなマッド映画が無批判に受け入れられ大ヒットするなんて冗談じゃない。


10.トップ・ガン

人を殺して「ビンゴ!」はないだろ…。もし敵パイロットの胸ポケットから家族の写真が出てきても、そう言えるのか…言えるんだろうなぁ。


11.そして誰もいなくなった

オイオイ、勝手に原作のラストを変えるなよ!あんなにたくさん生き残ってはタイトルがJAROに訴えられるぜ!?


12.キートン将軍

南北戦争を舞台にするのはかまわないけど、どうしてキートンは南軍の英雄を演ずるの?ブラック・ユーモアかと思ったけど、映画はそのまま終わってしまった。キートンは奴隷制度賛成なんかい!


13.プリティ・ウーマン
何かが違う。絶対におかしい。本当にそれが求めていた真の幸福の姿なのか?自分で人生を切り開かなくていいのか??寄生虫シンデレラ・ストーリーが子供の頃に目指していた夢なのか!?


14.ロボ・コップ3

“人間そっくり”の最先端ライバルロボット登場!…って、単に普通の人間を使ってるだけやんけ!少しは金をかけやがれ〜!なんで1800円も払ってゴレンジャーよりもひどい特撮を見せられねばならんのだ。


15.ゴースト/ニューヨークの幻

この映画がスピルバーグの「オールウェイズ」をパクッたから怒っている…それもある。でもワースト・ムービーを決定づけたのは、悪役が死ぬシーン。ヤツはすでに充分すぎるほど怯えていたと思うし、ラヴ・ファンタジーなんだったら、犯人が惨死するオチより、むしろ懺悔して生き方を変える展開の方がよっぽど後味がいいと思う。


16.悪魔の毒々モンスター

序盤の、車で追いかけて子供を轢き殺すシーンは、自分の映画ファン歴の中で一番ひどいシーンだった。見たのは20年近く前なのに、今もあの生理的嫌悪感は全く薄れずに残っている。


17.ビバリーヒルズ・コップ2

警官が、あまりにも簡単に犯人たちを撃ち殺しすぎ。日本の刑事物なら犯人の手や足をまず狙うけど、この映画では問答無用で射殺し&即死させまくってた。「悪即斬」は悪徳政治家専用に。


18.クリフ・ハンガー

テロリスト役の残忍さを示す演出方法は、何度も何度も殺人シーンを出さなくても、冷酷な言葉や演出でいくらでも観客を震え上がらせることができるはず。冒頭シーンは迫力満点だったのに、安易な悪役描写の為に興ざめもいいとこだった。雪山シーンでわざわざ上半身の筋肉をさらけ出さずにはおられないスタローンに、彼の背負う業を見た…。


19.アンブレイカブル

出た!この作品の脚本が史上最高の5億円だなんてアンビリーバブル。“シックス・センスを上回る衝撃”というコピーを付けた者、その狼藉ぶり許し難い。不死身の身体、その奇跡の納得いく説明がないまま透視能力まで出てきて、展開の強引さに呆然とした。すべてが明かされた後も“で、だから?”という身も蓋もない状態だったぞ。カネ以上に、時間を返して欲しい。


20.スター・トレック3

当時中学生だった僕はパート2でスポックが死んだとき、それはそれは劇場で涙に濡れたものだった。なのにこのパート3では元気に復活。あの涙をどうすれば…。


21.ホーム・アローン2

あそこまで泥棒の退治方法がエスカレートすると、ただのイジメにしかみえなかった。後味非常に悪し。もはやコメディとはいえない。


22.タンゴ・レッスン

絶句。タイトルにはまったく嘘偽りがなかった。つまり、そのまんまなのだ。タンゴ素人の女性が、練習してるのを撮っただけ。これを映画と呼ぶのか?なんで、たかが練習風景をわざわざカネ払って、大画面で見さされにゃならんのだ!?しかも、こともあろうにヒロインを演じるのは監督自身。中世なら火あぶりっす。


23.ホワット・ライズ・ビニース
ハリソン・フォードがハッスルしてたので(よく悪役を引き受けた)、そこは誉めてもいい。でも、ストーリーの前半1時間がまったく無意味だったのは最悪!後半に繋がっておらず、何の伏線にもならぬただのドッキリを1時間も見せられた。


24.ウォーターワールド
ストーリーが恐ろしく単純。クライマックスのあっけなさ、そのご都合主義に愕然。何のため前ふりに2時間も費やしたのか!全く展開に生かされていない背中の秘密地図、簡単に到着した秘境、どんでん返しも何もない敵との対決、失笑のこぼれた魚人間など、悪夢のような2時間。ただ、水上要塞のセットはマジすごい。


25.ギャング・オブ・ニューヨーク
どの登場人物も口より先に刃物を振り回すサル以下のアニマルばかり。誰一人として感情移入できる人物はいない。3時間近くありながら、主人公が人望を集める最も重要な過程が描かれてない。こんな単純なストーリーなら、半分の1時間半もいらん。30分で十分。
※追記。こちらの解説サイトを見て、再評価の必要があると思いました。特にラストのWTCビル。911直後なのにカットせずあえて映したのは、映画の内容とリンクする深いメッセージがそこに。


26.スターウォーズ EP1 ファントム・メナス
エピソード1だから登場人物の紹介に終始し、盛り上がりにくいのは分かる。…しかしだ。前作から20年も経っているんだよ?20年間かけたシナリオがあんなスカスカでいいわけなかろう!クライマックスだって、一人の敵に2人がかりで勝負とは卑怯じゃないか〜!


27.デンジャラス・マインド
授業で回答した生徒にお菓子を投げるシーンに失笑。あれでは水族館のオットセイだ。


28.愛と青春の旅立ち

「他に行くとこがない!」の涙のシーン。だからってどうして軍隊なの?士官の制服にウットリため息つくヤンキー娘のノリは、どう考えてもデンジャラス。


29.奇跡の海
なんだろう…このダンサー・イン・ザ・ダークのセルマを許せてこの作品のベスを許せない感覚。とにかく、ヒロインの妄想ハリケーンにヘトヘトになった2時間39分だった。エミリー・ワトソンとゲーリー・オールドマンは顔がそっくり。


30.ティファニーで朝食を

主人公の住むアパートの階上にメガネ&出っ歯という、欧米人が考える“典型的な”日本人が住んでいて、もろに黄色人種を蔑視した描写に閉口。
※オードリーは好きだし、主人公のように現実が辛くても夢を持ちつづける女の子は応援したい。それに、名曲ムーン・リバーも素晴らしい。それだけにもったいないなぁ。


次点
●『ボディ・ガード』…真犯人の犯行動機にあまりにも説得力がなく、物語が崩壊していた。オチはどんでん返しというより、とってつけたようなものだった。
●『イレイサーヘッド』…リンチ監督の美学は認めるけど「踏みつけシーン」がえぐ過ぎ。
●『スクリーム2』…ホラー映画マニアの彼を殺しちゃダメでしょ。あのユニークなキャラは、どんな窮地からでも生き残れる知識があるハズ!
●『ジョーズ2』… 第一作にあった文学性がこれっぽっちもなく、ただの怪獣映画になっていた。
●『キル・ビルvol.1』…笑えるシーンもあったけど、基本的にはただのスプラッタだった。僕にとって一度しかない人生の1時間50分をこの映画に費やした訳で、見終わった時に、この時間で他に何が出来たろうとか考えてしまった…。劇中で『リリイ・シュシュのすべて』のサントラが使用されて驚いた。
●『ディープ・ブルー』…ガックリ。30分の内容を無理矢理90分にしたような中身の薄さ。海洋ドキュメンタリーとして解説が必要な場面(蟹のとことか)にナレーションはなく、同じ場面をバカみたいに繰り返し上映。海の映画なのに鳥ばかり出てくるし。“詩的にしたい”という狙いは外れ、ひたすら間延びしまくり。編集の大失敗で、貴重な映像を撮影してきたカメラマンがほんと気の毒。戦犯は監督か?プロデューサーか?予告編が一番良かった。
●『マリー・アントワネット』…ピンク色の服が似合うポップなアントワネット像に冒頭から引き込まれ、“この軽いノリがラストのフランス革命・ギロチンの劇的な対比になるだろう!”と思って見ていたら、何とアントワネットの死は描かれなかったでござるよ…。よもや最大の見せ場である革命が描かれないアントワネット映画が作られるとは。
●『パラノーマル・アクティビティ』…150万円という制作費で、150億円というジョークのような興行収入を叩き出し、話題になったホラー映画。確かに怖かったけれど、ストーリーに目新しさはないし、大きな音で観客をビックリさせる古典的手法の繰り返しに怒りすら覚えた。キリスト教圏では悪魔モノが怖がられるんだなぁ…。
●『カールじいさんの空飛ぶ家』…飛行シーンや老人と少年の交流は良かった。でも、本作を好きな人には本当に申し訳ないんだけど、学界から追放された悲運の冒険家チャールズ・マンツがあまりに気の毒で、とてもじゃないけどハッピーエンドに感じられなかった。エンディングになっても“どうしてピクサーはマンツに救いを与えなかったのだろう”と、そのことばかり考えていた。マンツは根っからの悪党ではない。悲しい過去を持つだけだ。マンツがホラ吹きではないことが証明され、彼の名誉が挽回される展開を期待していたのに…この突き放し感はなんなのだろう。
●『スターゲイト』…バカヤローッ!予告編でハイライトをすべて観せるなーっ!謎解きも強引。スターゲイト通過時の特撮は素晴らしかった。
●『クリフハンガー』…最低。山の高さがいかされた映像は初めの5分だけ。テロリストも不必要に残酷すぎて映画の品性を落としていた。
●『ボブ・ロバーツ』…ブラック・ユーモアを楽しむ以前に生理的嫌悪感が先にきてしまった。演技がうますぎて俳優(ティム・ロビンス)まで嫌いになりそうだ。


番外編 ジェネレーションズ
八つ当たりで申し訳ない。このビデオをレンタルした帰りにカバンを置引きされ、レンタル店にビデオ代を1万円近く弁償させられた。カバンを盗まれた上に、ビデオ代を払わねばならんとは…ウガガーッ!映画には罪はないが、個人的に嫌な思い出がありワーストに。



以上、断罪に処す。お家断絶、切腹を命ず。地獄で過ちを悔いるがよい!



  
「覚悟は出来てるんだろうなァッ」


ディアボロ(悪魔)NG俳優

●ジョン・ウェイン…ベトナム戦争大賛成、白人優越差別主義者。プッツン。   

●チャールトン・ヘストン
…「全家庭に銃を!」全米ライフル協会会長、核兵器大好きのチンピラ。








Illustration

この邦画15本に、もの申す

1.宇宙戦艦ヤマト・復活篇('09)135分

マイナス1億点。冒頭で「原案・石原慎太郎」とドデーンと映し出された時から嫌な予感はしていた。始まってすぐに、ユキの搭乗艦が攻撃を受け、なぜか爆風で服だけが塵になり、彼女は裸で行方不明に(マジです)。古代はヤマト艦長になってユキを捜索、その過程で星間連合の力の支配から独立しようとする資源惑星を解放し、「私たちが植民地から独立できたのはヤマトのおかげ」と感謝される。このあたり、さすが閣下の原案。後半、敵の正体が別宇宙からやってきた異次元人(?)と分かる超設定。ヤマト第1作や“さらば”では「命より尊いものはない」的な事を言ってた古代だけど、本作品では「命より大切なものを守る為に我々は戦うのだ」的なことを吠え、僕は萎えまくり。なんで古代が“命より大切なものがある”って言うかな。あと、ヤマト・シリーズの魅力は、ボロボロになりながら戦い続ける悲壮美とも言えるんだけど、今作は「波動砲を6連発」など無敵状態で緊迫感ゼロ。波動砲は最終決戦兵器であり、一度撃つとしばらく使えないところに重みがあったのに。ただ、ヤマトの発進シーンは良かった。こんな点数だけど続編が公開されたら観に行くと思う。僕の世代にはヤマトは特別な存在なんデス。


2.新世紀エヴァンゲリオン劇場版/DEATH&REBIRTH'97)72分

ざけんじゃねぇ!テレビ版で語られなかった謎が解明されるというから前売り券まで買ったのに、公開直前になって「すみません、時間がなくてテレビ版の総集編になってしまいました。また今度、真の完結編を作りますので…」って、おいおい、総集編を見せるだけならチケット代を返しやがれ、コンチクショーッ!(で、続編は4ヵ月後に公開された。こっちはベスト入り)


3.宇宙戦艦ヤマト・完結編('83)150分

音楽も映像も島航海長の死もよかった。でも沖田艦長の復活は絶対に許せ〜ん!しかも生きていた理由が佐渡先生の「誤診」というオチは、あまりにひどすぎる…。僕らが第一作のラストで流した熱い涙を何だと思っているんだ!ウキーッ!


4.ゴジラの逆襲('55)82分

第2作なら、せめて第1作の空気は守らんかい。アンギラスは好きだけど反核メッセージは何処にいった!?


5.仁義なき戦い・頂上作戦('74)101分

このシリーズの事実上の完結編。せめて映画の中ではスカッとさせて欲しかった。山守のタヌキオヤジが逃げきるなんて、あまりに現実的すぎ。死んだはずの松方弘樹がシレッと復活。


6.ヤマトよ永遠に('80)145分

イスカンダル人は最初の1年で17歳まで成長し、その後は普通にひとつずつ歳をとる…この奇妙奇天烈な設定によって、前作で産まれたスターシャ&守兄さんの赤ちゃんが、いきなり年頃の娘さんに。もっとましな台本が他になかったんかい!?


7.サイボーグ009・超銀河伝説('80)130分

だから、流した涙を帳消しにするラストはダメだっつ〜のに!
004、ワシが何を言いたいか分かるよなぁ!?


8.プライド/運命の瞬間('98)161分

パール判事の遺族から「(判事は)戦勝国による“裁判の形式”に異議を唱えたのであって、東條の戦争犯罪を擁護したのではない。東條を美化するのに利用するな」と抗議を受けた問題作。作品としてもインドのシーンが浮きまくり、ダラダラと長すぎ。伊藤俊也監督は『誘拐報道』という良い映画も作ってるのにな。


9.戦国自衛隊1549('05)119分

リメイクは前作を超える為にするものじゃないのか?前作にあったスケールの大きな合戦もなく、信長の秘密基地の攻防戦は子ども番組のようだった。自衛隊VS信長なんて、発想としてはめちゃくちゃ面白いのに、なんでこんなショボくなっちゃうんだろう…。


10.シブがき隊・ボーイズ&ガールズ('72)78分

この恋愛騒動はあまりに自分のロンリーな青春時代とかけ離れていた…。全く感情移入できぬ自分に、ただただ虚しさがつのった。


11.HANA−BI('97)103分

北野映画ファンとしてあえてワーストに入れた。最後の不自然な凧揚げ、あんなシーンはシンプルなたたずまいの北野作品に全く必要なし。しかも自分の娘だし…。北野監督には『ソナチネ』という大傑作があるんだから、同じ様なラストはもう使わない方がいい。同僚のエピソードって途中で消えた?


12.リターナー('02)118分
金城君のセリフ棒読みは覚悟していたが、鈴木杏の一本調子は耐え難かった。っていうか!人類滅亡のタイムリミットまで2日しかないと設定しておきながら、メシ喰った後グースカ寝るわ、服屋でショッピングを楽しむわ、脚本が崩壊しまくってた。マトリックスやE.T.のパクリはオマージュということで許せても、学芸会のような演技は辛かった。撃たれた腕がアクション・シーンが終わった時点で治っているのも仰天。しかし!ラストの5分はなかなか良い。我慢して最後まで観てよかった。辻褄の合わないシーンの連続を笑って楽しめる人にお勧め。


13.ハチミツとクローバー('06)116分
原作で最も重要な、そのシーンがなくては作品が成り立たないという場面がカットされている、ファンにとっての怨念天誅映画。主要キャラ全員で四つ葉のクローバーを探すシーンをカットし、ハチミツのエピソードもカットし、それでどうして『ハチミツとクローバー』を名乗れるわけ?蒼井優がヒロインを熱演し、櫻井翔の好演もあって最後まで観られたものの、脚本の改悪にホトホト閉口した。嗚呼、もったいない。


14.火天の城('09)139分

イメージしていた内容と違いすぎる。天守閣の絵を狩野永徳が描くシーンも、クライマックスになると思っていた炎上する安土城のカットもない。脚本が地味過ぎる。その一方で、突然始まるワイヤーアクションに違和感。良かったのは命と引き換えに神木を切った男。樹木に対する彼の愛にシビレた。


15.借りぐらしのアリエッティ('10)94分

う〜ん、う〜ん。映像表現は素晴らしい。小人から見える人間の世界がとても丁寧に描かれていて、角砂糖ひとつをとっても、大きさや質感など実にリアル。ハーブティーなどの液体が表面張力で粘り気があるように見えるのも、さすがはジブリ。音の情報にも感嘆した。自然界の音、生活音、四方八方からいろんな音が聞こえてくる。音だけで情景が浮かぶ。でも無理やり悪人を登場させる必要はなかったと思う。なんかもう、あのイジワルなお手伝いさんはひたすら不快で、生理的に受け付けなかった。第一、家主が楽しみにしていることを知っていながら、生け捕り目的とはいえ、いきなり鼠取り業者を呼ぶかね。小人が登場するというファンタジーだからこそ、人物にリアリティーがないといけない。僕には小人より、あのお手伝いさんの方が非現実的だった。夏休みの子ども向け映画なのに、楽しく笑えるユーモラスなシーンが殆どないのも辛いなぁ。


次点.劇場版マクロスF・虚空歌姫('09)119分

1984年の『愛・おぼえていますか』以来、四半世紀ぶりに観た劇場版マクロス。世界観の解説が何もないため、TV版を観てない僕にはチンプンカンプン。ファンの人には申し訳ないけど、オッサンには感情移入できる登場人物がいないのは厳しかった。戦闘が単なる怪物退治と化してるし…。ただ、ヴァルキリーのスピーディーかつ美しい動きや全弾一斉発射は文句なしにカッコ良く、目の保養になった。






「えーい、叩き切ってくれるわ」

以上。判決〜町内引き回しの後、獄門はりつけと処す。その後、河原にてさらし首。


●元気が出る映画ベスト、勇気が湧く映画ベスト、そういったランキングはこれまでに数多くあったけど、
英エンパイア誌が『落ち込む映画10』を発表。こうした斬新な切り口は興味深い。
同誌は「これを見たらビールを飲んで、もう二度と見ないと誓うこと」と警告している。トップ10はブルーな
時にうっかり見ると、帰って来られなくなる要注意作品ばかりだ(汗)。

1.「レクイエム・フォー・ドリーム」(00)
2.「ひとりぼっちの青春」(69)
3.「リービング・ラスベガス」(95)
4.「道」(54)
5.「21グラム」(03)
6.「火垂るの墓」(88)※なんと英国人も観ているのか〜!
7.「ダンサー・イン・ザ・ダーク」(00)
8.「冬の光」(62)
9.「リリア 4-ever」(02)
10.「ミリオンダラー・ベイビー」(04)

一言付け加えるとすれば、アカデミー賞やカンヌ映画祭の受賞作も含まれているように、
「落ち込む映画=ワースト映画」ではないということだ。これが人間の奥深いところ。特に「道」「ダンサー…」
「ミリオンダラー…」は“幸せなアン・ハッピーエンド”が人生にはあることを教えてくれた。「レクイエム・フォー・
ドリーム」は未見なので観なくちゃいけないんだけど、こりゃあ相当覚悟を決めてレンタルしなきゃ…ゴクリ。
良い機会なので僕も同じ趣向でを選んでみた。初めての試みッス!

《カジポン版「落ち込む映画30」》

1.未来世紀ブラジル…拷問が終わったと思ったら、嗚呼!
2.ミスト…立てなかった。本当に怖いのはモンスターより人間
3.ジョニーは戦場へ行った…戦争で両手両足耳鼻目口失う
4.誰も知らない…親に見捨てられた子どもたちだけの世界
5.乱…幸せより悲しみを、安らぎより苦しみを奪い合う人間達
6.続・猿の惑星…さようなら地球
7.耳をすませば…あんな中学時代があるわけないッ!(号泣)
8.ソイレント・グリーン…最もリアルで夢のない未来
9.世界大戦争…さようなら人類
10.セブン…僕がブラピだったら結末に発狂する
11.シティ・オブ・ゴッド…子どもが子どもを処刑、悪夢!
12.灰とダイヤモンド…ラストの悶絶する声が耳から離れない
13.道…ああいう男泣きシーンを他作品で見たことがない
14.ひとりぼっちの青春…途中から息をするのも苦しく
15.渚にて…さようなら人類パート2
16.火垂るの墓…もうね、あのドロップ缶を見るだけで涙が
17.蝶の舌…子どもの無垢さは時に残酷でもあり
18.ミリオンダラー・ベイビー…前半と後半の空気が違いすぎ!
19.地下水道…地下から出た時が本当の地獄
20.オールドボーイ…理解を超えた恐ろしすぎる復讐
21.ミスティック・リバー…無実なのに!無実なのにッ!
22.人間の條件…9時間半も見続けてまさかのバッドエンド
23.ロード・オブ・ウォー…武器商人の勝利は勘弁してくれ24.白バラの祈り…ヒトラーに反抗した学生の最期に絶句
25.フルメタル・ジャケット…敵のベトコンはまだ少女だった
25.伝説巨神イデオン…さようなら宇宙(でも希望アリ)
26.リービング・ラスベガス…アル中は治らないのか
27.仕立て屋の恋…まったく報われない愛!
28.道頓堀川…あの後、松坂慶子はどうするんだろう(涙)
29.A.I.…ロボットだって心が傷つくんだよォオオオ
30.ダンサー・イン・ザ・ダーク…幸も不幸も考え方次第


●「ショーシャンクの空に」「シャイニング」「キャリー」「ミスト」などの原作者でベストセラー作家のスティーブン・キングが米エンターテインメント・ウィークリー誌に「究極の悪役キャラクター10」を発表。モダンホラーの巨匠が選んだ10人は以下の通り(カッコ内は原作者&小説名)。

1.ドラキュラ伯爵(ブラム・ストーカー「吸血鬼ドラキュラ」)
2.悪魔パズズ(ウィリアム・ピーター・ブラッティ「エクソシスト」)
3.サウロン(J・R・R・トールキン「指輪物語」)
4.ヴォルデモート(J・K・ローリング「ハリー・ポッター」)
5.ローダ・ペンマーク(ウィリアム・マーチ「悪い種子」)
6.ハリー・パウエル(デイビス・グラッブ「狩人の夜」)
7.ビッグ・ブラザー(ジョージ・オーウェル「1984年」)
8.ポパイ(ウィリアム・フォークナー「サンクチュアリ」)
9.アントン・シガー(C・マッカーシー「血と暴力の国」)
10.マックス・ケイディ(J・D・マクドナルド「ケープ・フィアー」)

このスティーブン・キングのリストに刺激を受け、僕も悪役キャラクター30を選んでみた!

《カジポン版『究極の悪役キャラクター30』》

1.「ダークナイト」のジョーカー…常識が全く通用しない恐怖!
2.「ノーカントリー」のアントン・シガー…コイン投げで生死決定
3.「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のミッキー&マロリー…化物
4.「時計じかけのオレンジ」のアレックス坊や…超暴力紳士
5.「ミスト」のミセス・カーモディ…人間の命<宗教の典型
6.「仁義なき戦い」の山守組長…仁義を捨てたカス・ヤクザ
7.「ラピュタ」のムスカ…人間はゴミじゃないぜ
8.「ターミネーター2」のT-1000…どこまでも追ってくる怖さ
9.「ショーシャンクの空に」のノートン所長…吐気を催す邪悪!
10.「ブルー・ベルベット」のフランク…プッツン警報発令
11.「羊たちの沈黙」のハンニバル・レクター…舌なめずりの音
12.「コレクター」のフレデリック・クレッグ…120%終わってます
13.「2001年宇宙の旅」のHAL9000…赤いランプがトラウマに
14.「シッコ」のアメリカ政府…医療崩壊、政府が大量殺人犯
15.「エクソシスト」の悪魔パズズ…もうね、言葉使いも酷すぎ
16.「ミザリー」のアニー・ウィルクス…妄想ファン大暴走
17.「カッコーの巣の上で」のラチェッド看護婦…ド冷酷
18.「オーメン」のダミアン…ラストの微笑みに戦慄。ひえ〜
19.「ロード・オブ・ザ・リング」のサウロン…目玉ストーカー
20.「プラトーン」のバーンズ…あのエリアスを撃つなんて!
21.「シャイニング」のジャック・トランス…彼も被害者だけどね
22.「ケープ・フィアー」のマックス・ケイディ…なんちゅう執念
23.「エイリアン」のエイリアン…血液が強酸というのも極悪
24.「サイコ」のノーマン・ベイツ…シャワー室のシーンにギャー
25.「スター・ウォーズ」のダースベイダー…アナキン逝ってよし
25.「オペラ座の怪人」のラウル…クリスティーヌも悪役認定
26.「素晴らしき哉、人生」のポッター…金で人の心は買えん!
27.「ブレード・ランナー」のロイ…哀しみを背負った敵で憎めず
28.「ミッドナイト・エクスプレス」のリフキ…最悪の密告野郎
29.「嘆きの天使」のローラ…彼女に惚れた男が廃人に。合掌
30.「太陽がいっぱい」のトム・リプリー…同情の余地あり
次点.「燃えよドラゴン」の“鉄の爪”ハン、「Vフォー・ヴェンデッタ」のアダム・サトラー議長、「1900年」のアッチラ、「ダイ・ハード」のハンス・グルーバー、「ジョーズ」のホオジロザメ



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