最新文芸情報


2007.11〜12

 12月31日〜 皆さん、今年1年足を運んで下さって有難うございました!来年もよろしくお願いしますーッ!皆さんにとって新年が充実した年になりますように!//毎年大晦日に紹介するサイト、それは『バーチャル除夜の鐘』!ひたすら108回鳴らし続けると、最後にちょっとした(本当にちょっとした)変化があります。一年の最後は鐘の音で締めたいですね。//07年最後の更新は、やはり連載20周年だったジョジョの話題で。今年は様々なイベントや刊行物が続き、大いに盛り上がりましたね。吉本の楽屋でも芸人さん達による、ジョジョ・カードのバトル大会が開かれ、初代王者に笑い飯・西田さんが輝いたそうですヨ!/オフ会や掲示板でよく話題になるジョジョの疑問を、20個ほど“Q&A”にしてまとめました!代表的な疑問はこれくらいじゃないかなぁ。/先日、康仁さん、Hitomiさんという2人の素晴らしい絵師さんと知り合い、作品をジョジョ美術館にお借りできることになりました。今月は、とても塗りの美しい“てつこ”さんの作品や、心温まる絵を描かれる“つむじ猫丸”さんの新作、絵板の常連絵師さんのお題絵など、新たに約80点の作品が本館や各部キャラ館に加わっています。最近ジョジョ絵をご覧になられてない方は、新作の多い3部キャラ館を中心にご散策下さいませ♪この1年、ジョジョ絵を通して感動を与えて下さったすべての絵師さんに心から感謝していますッ!
o(≧∇≦)o

「グレゴリオ」
Hitomiさん
「リンゴォ」
康仁さん
「承太郎&徐倫」
つむじ猫丸さん

「ポル&イギー」
てつこさん



Gさんのアニメ『血統のバトン』!
ジョナサンからジョニィまでバトンが
託されていく。まさにジョジョ20年の
歴史がここに!来年はSBRも
いよいよ佳境に突入しますね〜♪
 12月30日〜科学ニュースが面白いのはこれまでの常識が覆される意外性。英医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』の記事によると、“暗い所で本を読むと目が悪くなる”という話には医学的根拠がないとのこと。子供の時からずっと「悪くなる」と言われてきたからビックリ。また、“最近は夜の照明が昔に比べると明るくなったのに、近視が増えている事実とも矛盾する”と補足されている。“毛や爪が死後も伸びる”話もデマで、死後に皮膚が乾燥して張りを失ってそう見えるだけ。“毛を剃刀でそると濃くなる”話も、実際に毛が太くなるわけではなく、断面が濃く見えるだけという。//以降は掲示板の情報より。海外の大道芸から操り人形を使った動画(5分15秒)。中盤2分35秒からラストまでの動きがユーモア満点で楽しかったです!ガイコツも動かし方で可愛くなるんですね(笑)。/超クール&スタイリッシュな天文サイト『惑星の旅』、冥王星の項が更新されました。このサイトは写真も動画も素晴らしく、効果音も透明感があって大好き!/9月26日の更新で“食べられる雑草”として、ヒメジョオンギシギシあかざヒメムカシヨモギ、タンポポを紹介し、いざという時はこれを食べてビタミン補給&乗り切ろうと書きましたが、その後“昆虫食”に関する2つのサイト『モグモグ昆虫食ランド』『昆虫料理を楽しむ』を紹介して頂きました。読むまではゲテモノ食なイメージがあったんですが、読んでるうちに目からウロコ、貴重なタンパク源(昆虫100gあたりのカロリー量は大豆の180calを上回る)ということが分かってきた。衝撃的だったのはミ○ズ。ひょえ〜、さすがにそれだけは(汗)。とにかく雑草と昆虫の知識があれば、どんな過酷な状況でも生き延びていけるかも。//昨夜からめっさ寒いですね。そしてなんちゅう強風!暖房ききませぬ。
 12月29日〜人気作家のスティーブン・キングが選んだ07年度の映画トップ5は(1)ノーカントリー(2)ゴーン・ベイビー・ゴーン(3)善き人のためのソナタ(4)ブリーチ(5)トゥモロー・ワールドとのこと!1位の『ノーカントリー』(公式WEB)はコーエン兄弟の作品で、既に海外では様々な映画賞を獲りまくってるサスペンス。日本公開は3月。う〜、待ちきれん。2位は俳優ベン・アフレックが初監督に挑んだ探偵モノ(日本の公開日未定)。3位の『善き人のためのソナタ』(公式)と5位の『トゥモロー・ワールド』(公式)は、このサイトでも「必見」と吠えまくった傑作。前者は旧東独の監視社会で自由を求める人々を、後者は子供が生まれなくなり滅びゆく未来の人類を描いた作品。共に重いテーマだけど、モーレツに心を揺さぶる、ヒューマニズムが根底を貫く映画です!両方レンタル店にあるので、年末年始に何か映画でも借りようかなぁという方は是非!4位の『ブリーチ』は二重スパイもので、日本公開はまだ未定。※スティーブン・キングは名作『ショーシャンクの空に』の映画化権料をたったの1ドルで売ったという。天才はやることが豪快っすね。//最近当コーナーの「更新中」の表示がなかなか消えないことがあります。そういう場合は、単に仕事が忙しくて更新できないだけでなく、文章(情報)の内容が「ここまでのレベルはキープしたい」という最低ラインに達していない時です。別に普段から大したことを書いている訳ではないのですが、それでもやはり、わざわざココへ足を運んで下さった方には、何かしら「ほほう!」と感じられる情報を紹介したいと…。この日記には目に見えない“完成ライン”があって、そこを突破したと感じた時に初めて「更新中」を消せる、そんな案配で毎日更新している次第デス。※トピックの数がクリックの度にズルズルと増えていく時は、まさに苦しんでいる時ですね〜。//漫才コンビ“アンタッチャブル”ファンの友人が教えてくれたオンエアバトルのネタ(5分11秒)、ボケ&ツッコミという様式を守ったまま、新しい手法でネタを創り上げて面白かったデス。//M-1王者のサンドウィッチマンは“言い間違いと聞き間違い”が基本スタイル。この手法をどこまで極めることが出来るのか、それもまた楽しみっすね。短いネタを3本紹介。ガソリンスタンド編(3分7秒)、ハンバーガー編(2分51秒)、結婚式場編(3分21秒)。//新宿タカシマヤで巨匠レンブラントの代表作『夜警』の実物大レプリカが、1月末まで無料展示されています。本物は門外不出でオランダから出ることはないので、たとえ複製でもあの大きさを日本で体験できるのは貴重な機会かと!
 12月28日〜ヤフーの経済ニュースにあった格差問題の記事、様々な問題点が浮き彫りにされている。どこかで軌道修正しないと、社会がどんどん殺伐&荒廃していくのは明白。「無料お試しキャンペーン実施中」が“人間”のことだなんて、まともな社会じゃない。大企業の経営者に良心を求めるのはナンセンスとしても、それでも問いかけたい。あなた方は、会社ではなく、日本をどうする気なのかと。//昨日に続き『ニッポンの教養』まとめ。地球微生物学者・高井研の回がスゴかった。高井氏は地球上の最初の生命(メタン菌)と、生まれた場所(インド洋)を特定した→生命の起源は一度ではなく何回もあったし、生命の起源は1種類じゃない。もし1つだとそいつが死んだら終わり。1つが生まれる状況という事は他のも生まれる状況という事。同時に異なった種類が誕生し、40億年前から色々な違う種類のものが互いに助け合って生きてきた。人類や昆虫、植物などすべての生物の40億年の進化をたどった共通祖先はメタン菌たち(水素と二酸化炭素を使ってメタンを作る生命)。メタン菌こそが地球を生命に満ちあふれる星にした張本人。/40億年前は酸素がなくオゾン層もないから有害な宇宙線が地表(海面)を直撃しており、地表では遺伝子が破壊されて生存できない。だから生命は深海で生まれた(海がオゾン層のかわり)。深海には高温の熱水(水圧があるので水は100℃を超えて360℃になる)が噴き出す“深海熱水口”という場所があり、熱水口を掘ると700℃の環境にメタン菌が生きていた(メタン菌は酸素に触れたら死ぬので、酸素が存在できない高温の環境にいた)。そして各地を調査した結果、インド洋の深海熱水口だけが、メタン菌が植物のように一次生産者となって生態系を作っていることを発見した。インド洋の熱水は特殊で水素が非常に豊富。付近はマントルが海底近くまで露出しており、地質学的にも40億年前の深海とよく似ていた。水素は宇宙の誕生時から存在している最もありふれた物質であり、これを利用してメタン菌は地球誕生の初期から生きてきたんだ。高井氏いわく「絶え間なく供給される水素と二酸化炭素があれば勝手に生命は生まれるんです」。//今日の全日本フィギュアスケートの女子フリー、競技後に中野友加里選手がホッとして流した涙を見て、思わずこちらもウルウル。彼女が泣いてるのを初めて見た。プレッシャーの重さが伝わってきた。//『ボトムズ・ペールゼン・ファイルズ』vol.2、ATの降下シーンやローラーダッシュの描写は最高にクールなのに、あまりにバララントが弱すぎて全くドキハラなし。まるで無双シリーズ。敵兵の内面描写ゼロっていうのも物語を薄っぺらくしている原因かと…。//オダギリジョー、松たか子、麻生久美子と、年末の芸能界は結婚ラッシュですね。
 12月27日〜NHK『ニッポンの教養』から興味深かった話を2つ紹介。/分子生物学者・福岡伸一の回。人間はたった1年で体を構成している分子がすっかり入れ替わっている。去年の私と今年の私は同じ私のように見えても、分子のレベルではすっかり“お変わりありまくり”。分子レベルでは生物も無生物も関係ない。地球全体の元素の量はほぼ一定で、ぐるぐる循環しながら、ある時は動物になったり、ある時は机になったり、カメラになったりしている。ダイナミックな元素の流れの中に僕らはいて、この身体は昔、必ず“何か”を形作っていた。僕らは身体を固体だと思っているけど、長い時の流れで見ると、イメージ的には“ガス”に近い。赤ちゃんとして新たに生まれた気がするけど、巡り巡ってきた分子が、今一瞬たまたま、ゆるくガス状に集まっているんだ。僕らが死んでも身体を構成している分子はまた他の生物や無生物の間をくぐり抜けて巡っていく。地球そのものが一つの巨大な生命のようなもの。※分子生物学的に見るとヒット曲『千の風に乗って』は真実を歌っている。/システム生物学者・上田泰己の回。生きるとはリズムを刻むこと。アサガオは真っ暗闇でも咲く。つまり日が照って咲くわけではなく体内時計で咲いている。もちろん人間にも体のありとあらゆる場所に時計細胞があり、24時間を刻む能力が備わっていてる。時計細胞はだんだん狂ってくるので、基準となる脳内時計(視交叉上核・しこうさじょうかく)が調整していく。これらの体内時計は、毎朝日光を浴びることでリセットされ、地球の自転とシンクロ(同調)している。僕らの身体は体内時計によって生理現象が何時起きるかもほぼ決まっていて、例えば午前1時〜3時は成長ホルモン分泌量が最高、3〜5時は喘息発作になりやすく、5〜7時は出産率が最大、7時頃アレルギー性鼻炎症最悪(起きた時にくしゃみ出まくる時あるよね)、7〜9時は関節リウマチ最悪、9〜11時は心筋梗塞や脳梗塞に要警戒。11時に尿酸最高、13時はコレステロール最高、15時アドレナリン最高、17時体温&血圧最高、18時尿の量が最大、19〜21時脳出血リスク最大、21〜23時リンパ球数最大、24時自然分娩開始(深夜の出産は闇の方が安全と人類の祖先が思ったから)という具合。真夜中に強い光を浴びると時計細胞がビックリしてバラバラに時を刻み始める。体の調子が狂ってしまうので夜は寝るべし。//パキスタンが大変なことに。汚職問題はあったけど、ブット元首相は民主化運動の象徴だった。暗殺とは卑劣過ぎる。
 12月26日〜ある日突然、自分が人間ではなくロボットで、記憶も移植された別人のもの、寿命が4年しかないと分かったらどう生きる?先日ゲットした映画『ブレードランナー』25周年BOXの感想。もう、「最高」としか言いようがない。至福の極み。購入前、僕は販売元のワーナーに憤慨していた。欲しい映像は新たに再編集された最新作“ファイナル・カット”(予告編)だけなのに、旧バージョンや試写会用の未完成のものまでくっつける悪質な抱き合わせ商法をしていたからだ。近年は2千円前後で新作DVDが買えるのに、定価1万5千なんてあり得ない…!だけど、その怒りは“期待を遙かに超える内容”に見事消し飛んだ。この記念セットの真髄は、約8時間20分という膨大な量の特典映像だった。特に、DISC4の未公開シーン集は時系列に沿って編集されているので、丸々40分の新作ムービーを観る感覚!この四半世紀、ビデオが擦り切れるほど何度も観て、セリフも殆ど暗記した。それほど愛した映画だけに、激レア映像ばかりの特典に鼻血が出そうだった。財布には痛かったけど、砂漠の砂粒ひとつほども後悔はしていない。試写用は100ヶ所以上の違いがあるし、カットされる前のオリジナルのセリフが山ほど収録されており、ハリソン・フォードを含め主要キャスト全員の最新インタビューも入っている。原作者の故フィリップ・K・ディックのインタビューまで収録されていた--「よく人に言われる。“重い話を書いたらどうだ。SFなんかやめて真面目な小説を書け”とね。だが私は大真面目だ」(F・K・ディック)。残念ながらディックは公開数ヶ月前に他界したけど、試写でカオス化した未来のロサンゼルスを観て「これぞまさに物質社会の成れの果て。人間も物も増え続けたダンテの地獄」と、自らのイメージ通りの映像に感動していた。従来のSF映画では未来世界がユートピアとして描かれていたが、本作品では混沌(カオス)と闇と貧困の世界として描かれ、SF界を一新させた。公害で全てのシーンに靄(もや)がかかり、あたり一面が水と泥と煙。だが、溝に溜る雨にまで汚さの中に美がある。以下、メイキング秘話のまとめページを作ったので、興味がある人はご覧下さい♪この映画の制作に携わったすべての関係者に心から御礼を。素晴らしい映像体験を、生命賛歌を、本当に、本当に、ありがとう!

ちなみに限定版には
スピナー(車)とユニ
コーンが付いてる!
スピナーはちゃんと
ドアがスライドするゾ!
//SF小説の名作『デューン』が再映画化されるとのこと!23年前から映像技術は格段に進化しているので、どんなデューンになるのか実に楽しみ!
 12月25日〜メリー・クリスマス!o(≧∇≦)o //現在、地球の人口は66億人を突破。どんどん人口が増えるので、サンタもプレゼントを配るスピードをあげなくちゃならない。ある試算によると、サンタが全てのよい子を1日で周りきるには、一軒を“30万分の1秒”の速さで訪問せねばならないとのこと。でないと朝になってしまう。/この大忙しのサンタさんを“北極から追跡した動画があります”とサイト読者の方から教えて頂き、とても面白かったので紹介!北米航空宇宙防衛司令部(ノーラッド)は毎年クリスマスイブに総力をあげてサンタを追跡しており、今年はグーグル・アースと連携して生中継を敢行。追跡方法は先頭のトナカイ(ルドルフ)の真っ赤に光るお鼻を赤外線感知器でロックオンし、偵察衛星や航空機を駆使して行った。今はもうサンタは仕事を終えて北極に戻っているけど、YouTubeには出発地(北極)から最後の訪問地ハワイまでのハイライト(25ヶ所)がアップされている。日本語通訳入りの各動画は約40秒。僕のお薦めはユーモアがあったり世界遺産が楽しめる、北極編日本編イタリア編フランス編ペルー編国際宇宙ステーション編、最後のハワイ編。こりゃ来年の動画も楽しみっすね!※ただし、ノーラッドは軍のシステムなので、バグダッド編でサンタが訪問するのが米軍基地というのがオイオイオイって感じ。あの〜、イラク人のよい子は?(汗)※日本版公式WEB//「“フランダースの犬”はなぜ日本人だけ共感を呼ぶのか検証」という記事。むしろあの物語で、欧州の人が「負け犬の死」としか感じられないことにビックリ。このドキュメンタリー、是非観てみたい。※っていうか、ハムレットやロミオ&ジュリエットといったシェイクスピアの悲劇や、オイディプス王などのギリシャ悲劇も人気があるから、欧州の人も悲劇が好きなんじゃないかなぁ。//本日『ガンダムA』の2月号が発売。WBはサイド6に到着。この後はいよいよソロモン、ア・バオア・クー戦に入って行く。先月号のレビューをまだ書いてなかったけど、ドレン(ジオン)目線で読んでたらアムロは悪魔っすね。ORIGIN最新16巻はオデッサ戦。TV版と異なる展開でマ・クベが大活躍したので未読のガノタは必読っす。
 12月24日〜掲示板で紹介して頂いたクラシック音楽の動画集『YouTube Classic』、めっちゃ重宝しておりマス!とにかく膨大な量の作品があるので、僕も少しずつ見て良いのを紹介していきます。/フォーレの名曲エレジー(7分)の動画を見たのは初めて!このメロディーは神がかっている…。/指揮者のレヴァイン、ルックスはひょうきんだけどワーグナーのワルキューレの騎行(5分18秒)、超カッコイイっす。キレ味バツグン!/YouTubeは音質がトホホだし、再生10分間の制約があるので演奏時間が長いクラシックはフィナーレ直前に切れてしまうなど、クラシックには不向きなツール。それでも、伝説の巨匠の貴重映像がたっぷり見られるのは有難い限り。クライバーが『運命』を振った映像は幻とされていたけど、なんとメキシコのテレビでオンエアされていた(7分49秒)。一番大事な冒頭部分にナレーションが被っているという痛恨の放送…それでもファンにしてみれば全盛期のクライバーを観られる感涙号泣絶叫映像ッ!/ベートーヴェン交響曲第7番終楽章はクライバーの舞うような美しい指揮をキレイな映像で観られるんだけど、音が小さすぎるのが無念。/中には、フルート演奏のマリオブラザーズ(2分9秒)、ラン・ランのオレンジ弾き(30秒)や、月光ソナタのコント(2分12秒)、一人4役の一人カノン(5分44秒)、1本のオーボエを二人羽織で演奏する熊蜂の飛行(1分53秒)といったユニークな演奏も。横笛のカノンは素朴な音色がいいね。※カラヤン指揮のドヴォルザーク“新世界”、音質がいいだけに最後の1分が入ってないのが惜しすぎる!//グーグルのロゴ、クリスマスの飾り付けをしているねぇ。//一昨年の大河ドラマ『新選組』を今頃観てるんですが、めちゃくちゃ良いですね…コレ…(涙)。//21日に紹介したドラマ『ハゲタカ』、皆さんご覧になられましたでしょうか。実は本放送の後、同じキャストでNHKのCMパロディ(2分)が制作されてます。ドラマの後で観ると吹き出すこと間違いなしッス(笑)。『ハゲタカ』は2007年のブログ検索キーワードで第13位になっており、“Wii”“mixi”“VISTA”よりも上にきている!このランクからも、どれほど『ハゲタカ』が傑作ドラマだったか分かりますね〜。//ジャズ・ピアニストの巨匠、“鍵盤の帝王”オスカー・ピーターソンさんが他界(82歳)。たくさんの素晴らしい演奏を有難うございました!
 12月23日〜2007年の第7回M-1グランプリは、今までで一番濃かった。決勝3組は正統漫才。結果はなんと、敗者復活戦で上がってきたサンドウィッチマンが、ミラクル大逆転で優勝!全国から参戦した4239組のお笑い芸人の頂点に輝いた。仙台から上京してきた2人は、知名度こそ低いけれどコンビ結成9年目(共に33歳)。なかなか売れず、今も1DKの部屋で共同生活をしているという。吉本に所属せず、弱小プロダクションでノーマークだった彼らがM-1王者の栄光を手に入れたわけで、今のお笑い芸人の層の厚さを象徴してると思う。今回の第7回大会は、麒麟、スピードワゴン、オリラジなどの有名コンビが軒並み予選で落ち、本戦に残った笑い飯、千鳥、ハリセンボンが決勝戦に上がれないというハイレベルの戦いだった。決勝で散ったトータルテンボス、キングゴングの2組は、超早口のしゃべくり漫才で、あれを舞台で演じる為には膨大な練習量が必要と思うし、その努力が伝わってきた。技術的に漫才師としてスゴイ。特にトータルテンボスはネタを作り込んでいて、決勝2回目を見終わった時、その完成度の高さ(旅行代理店のネタ)から、僕は彼らの圧勝を確信していた。サンドウィッチマンは1回目のアンケート・ネタが非常に素晴らしかったけど、2回目のピザ・ネタはトータルテンボスの方がよく練られていたと思う(ミステリーツアーの奈良のヒントに爆笑!)。以下、各組の感想。/笑い飯…たくさんネタを持ってるのに、なぜロボット・ネタを選んでしまったのだろう。あれは4分では広がらないよ〜。/ポイズンガールバンド…鳥取と島根を手品で出すという異次元漫才は好きなんだけど、勝つ為にはもう一手観客の想像の先を行かないと。題材は想定外なのにオチが想定内なのが惜しい。/ザブングル…熱演だったけど、暴力的なのは見てて辛い。ただでさえ世の中がギスギスしてるのに、ネタとはいえステージ上で叩いたり蹴ったりするのはもういい。/千鳥…最高に面白かった!もう最初の「(象の)花子〜」だけで爆笑。なぜあんなに点数が低いのか理解不能。審査員と僕の笑いのツボは相当かけ離れているようだ。オチでもしも全部のネタが繋がっていたら、化学変化が起きて審査員も点を出したと思うので、ひねり不足のオチはもったいなかった。/ハリセンボン…彼女たちは仲が良いとこが魅力と思うんだ。舞台上でキレてケンカするネタよりも、2人で力を合わせて励まし合うほのぼのネタが見たかった。その方が後味も良い。これは最近の漫才界全体に言えることなんだけど、喧嘩してるような漫才が多過ぎる。ボケに対してツッコミ担当が必要以上に怒り過ぎ。怒鳴り声ばかり聞いていると、それだけでゲンナリ疲れてしまう。/ダイアン…その前のハリセンボンが笑い飯より高得点を出し、笑い飯が最終3組から転落したショックで、あまり覚えていない。敗退が決定した笑い飯の「国民が納得しない」「一歩もここを動けへんぞ!」と叫んだのは笑った。/僕がここまで笑い飯に入れ込んでるのは、03年の奈良県立歴史民族博物館ネタ(5分)、02年のパン工場見学ネタ(5分10秒)がメチャクチャ楽しかったから!※M-1をあまり観たことないという方、第1回から去年の大会までを収めた240分のベスト盤DVD(Ama)が先日出てマス。笑わせてくれた全ての芸人さんに感謝ッ!//首相が薬害肝炎訴訟の一律救済を急遽決定!官僚の抵抗をよく吹っ切った!
 12月22日〜明晩深夜に、薬害C型肝炎訴訟の原告・福田衣里子さんの闘いを追った番組『NNNドキュメント’07 続・奪われた夢/薬害肝炎』がオンエアされます。この訴訟のポイントを整理→安全な治療薬もあったけどそれは認可されなかった。理由は製薬会社が既に作ってしまった“汚染製剤”を使い切りたかったのと、厚生省が天下り先(製薬会社)を確保しておきたかったから。先日、国が出した解決案は「今訴訟中の人だけ」を救済するというもの。原告団は、感染の事実を知らない人まで救うべきだと言って戦い、「全ての人が救われるなら自分達の補償額が減らされてもいい」とまで訴えている。福田さんのブログにもある通り、裁判官自身は患者の立場になって「全員一律救済が望ましいと思う」と述べており、その上で「しかし、国側の大幅な譲歩がない限りムリ」と告げている(12月16日分)。裁判所が国に政治的判断を求めている構図だ。患者の治療費(インターフェロン)は月に6万円も掛かる。本人の自己責任でないことで感染した人には、国が救いの手を差し伸べてあげないと。明日は我が身だから、相互援助の為に僕らは税金を納めているわけで、天下り用に納税してるわけじゃない。とにかく、議員も官僚も、そしてあろうことか原告団を金目当てと誹謗する人は、自分の家族がもし同じ病気で苦しんでいたらという想像力がなさ過ぎる。※彼女の17日付のブログで「刺繍は落ち着いた気持ちと時間がないとできない」と、趣味の刺繍について書いた文章も、なんかジーンときた。//東京、NY、パリ、ロンドン、上海という世界5都市の市民を対象に、美術館に行く頻度(年間平均回数)を調査した結果、トップはロンドンの約4回、最下位は東京の約2回と判明したとの事。足を運ぶ理由も異なって、パリは“教養”、ロンドン・NYは“非日常の刺激”、上海が“心の安らぎ”、東京は“気分転換”だった。パリっ子が“教養”と言えるのは、実生活で心にゆとりがあるから向上心が育つのだろう。また、記事は触れてないけど、ロンドンっ子が気軽に訪れるのは、国立美術館(ナショナル・ギャラリー)が無料だからと思う。米国でも無料の美術館は多い。ルーブル美術館も第1日曜は無料。日本も国民が芸術に親しむ土壌を育てる為に、政府が助成金で美術館を無料にすればいいのに…。こちらも、こういう税金の使い方なら大歓迎ッスよ。官僚のムダ金をそっちに回して欲しい。//いよいよ明日は『M-1グランプリ』の決勝。僕は毎年出場していながら、最後の最後で敗退する“笑い飯”を応援しているけど、本番の出場順はくじ引きの結果、もっとも不利といわれる1番バッターに。千鳥やハリセンボンも面白いので、かなりシビアな展開になるかも…。//わずか3分23秒の間に、ジョジョ第5部の魅力が激詰まった動画『黄金の風』を堪能!これを作るのに、一体どれくらいの時間がかかったのだろう。その労力に脱帽ッス!
 12月21日〜「私は44です。人生の折り返し点はとっくに過ぎています。ですが、残りの人生、自分に言い訳しながら生きていくには長すぎます」(NHKドラマ『ハゲタカ』第3話)。海外の国際番組コンクール・イタリア賞を、日本の番組としては27年ぶりに受賞した名作『ハゲタカ』(公式HP)が、22日から3日連続で夕方4時よりアンコール放送(3度目)されます!エリート銀行員の良心を描いた素晴らしいヒューマン・ドラマであると同時に、買収や乗っ取りなど陰謀渦巻く経済サスペンスで、ドンデン返しの連続には手に汗握ることウケアイっす!全6話が2話ずつオンエアされ、各回の副題は第1話「日本を買い叩け!」第2話「ゴールデン・パラシュート」第3話「終わりなき入札」第4話「激震!株主総会」第5話「ホワイトナイト」最終回「新しきバイアウト」。役者は柴田恭兵、大森南朋(なお)、菅原文太、田中泯、宇崎竜童(第1話の狂気の演技は圧巻の一言)、松田龍平、栗山千明等々。興味を持ってもらう為に、物語のツカミだけ紹介。/真面目な若い銀行マン・鷲津は、会社の方針で貸し渋りをした結果、取引先の零細企業の経営者を自殺に追い込んでしまう。号泣し、遺族の前で土下座をする鷲津。この事件で銀行を退社した彼は渡米し、数年後に外資ファンドの斬り込み隊長として帰国する。鷲津は別人のように非情な男となっていた。彼に与えられた使命は「日本を買い叩け」。札束を積んで物事を強引に推し進める彼の前に、“それはやりすぎだ”として現れたライバルは、皮肉にもかつて自分が勤めていた銀行の上司(芝野)だった。果たして鷲津は本当に金の亡者になったのか。彼の真意はなんなのか。企業再生の為には自殺者が出てもリストラを断行するしかないのか。リストラせずに再生する方法はないのか。全6話を見終わった時、熱いもので頬が濡れているだろう。胸を打つラストシーンが貴殿を待っているッ!「人生には2つの悲劇しかない。ひとつは金がない悲劇。そしてもうひとつは金がある悲劇」。/このドラマは俳優が名演でグイグイ引き込むだけでなく、べらぼうにBGMが素晴らしい!“感情過多”ともいえるメロディーが、猛烈に物語を盛り上げる。これほど音楽が前面に出てきているドラマも珍しい(作曲は佐藤直紀)。僕は放映後に速攻でサントラを買いました!エンディング曲の歌詞が、英国の文豪エミリー・ブロンテの詩『富は問題にならぬ』というのもいいッス!※第2話の副題“ゴールデン・パラシュート”とは、高額な退職金のこと。※“うぎゃ、見逃した”という方、レンタル店には本作のDVDがけっこう置かれていマス。第1話の完成度が神レベルなので、時間のない方は第1話だけでも…!
 12月20日〜昨年、文化庁が企画した“日本のメディア芸術100選”で、マンガ部門2位に『ジョジョの奇妙な冒険』が選ばれたんだけど、先日なんと文化庁のサイトに荒木先生のロング・インタビューが掲載された!内容がすごく充実していたので一気に読破。先生の写真もすごく良い。以下、グッときた部分を抜粋!/(連載前に“少年漫画で外国の主人公はタブー”と編集会議で言われる一方)「“やったことないんだから、ひとまずやってみようじゃないか”と考える編集者もいました。特に僕の最初の担当さんは“メジャー誌だからマイナーなものをやるんだ。マイナーなものをマイナー誌でやっても意味がない。メジャー誌でやるからいいんだ”という強引な主張をしていました」。※素晴らしい担当さんですね!/「40歳をこえて、倫理性にまつわる表現も描かなくちゃダメだろうと思ったんですね。たとえばイーストウッドも、アクションスターという枠組みに囚われずに活動しています。僕もターゲットを若い読者だけに限定していたら、作品が窮屈になるんじゃないかな」。/「キャラクターをきっちり作り込んでいれば、話の流れが詰まってもうまいこと動いて切り抜けてくれる。全ての登場人物に前向きな方向性を与えていますから、お互いが物語上で衝突していくうちに問題は解決しているんです。悪役も全員、自分が正しいと思っていますから」。/「単なる利益目的で描いているだけでは、若い人には受けいれられないんじゃないでしょうか。成長している若い人たちにとって、成長しない作品は必要ないですから」。※もうメモりまくりッス!//昨日発売されたウルトラジャンプの付録・スティール・ボール・ラン第14巻専用の「ブックカバー」は、実際に装着するとめちゃめちゃカッコイイね!黒いカバーの一部が透明になってて、単行本表紙のイラストだけが3Dの如く浮かび上がる構図。最高にクール!//明日、全ガンダム・ファン待望の『ガンダム 劇場版BOX』がついに発売!第1作の劇場公開から26年。7年前にDVD化された時は、BGMが変更されてしまい、なんとジャブロー攻防戦で“哀戦士”が流れないという悲惨なものだった。“ファースト”しかガンダムと認めないガンダム原理主義者は、聖典(劇場版3部作)が冒涜されたとして、一揆寸前の爆裂アングリー状態だった。今回、四半世紀を経てようやく公開時のオリジナル版がDVD化。発売すれば大ヒット間違いなしと言われていたのに、なぜ今まで出さなかったのか不思議だけど、とにかくこれでやっとファンは昇天してララァのとこへ行ける(笑)。//ガンダムと言えばスレッガーやドスルの命日、ソロモン攻防戦まであと4日。毎年この時期になると紹介しているコーナーが「最前線兵士の嘆きスレ」。スレ後半はリアルタイムのア・バオア・クー戦。ガンダマーで未読の人は是非!(☆o☆)
もともとカッコよかった
SBR14巻の表紙がッ!
中央が透明の特製
カバーでさらに激シブに!
 12月19日〜実写版の『ドラゴンボール』の亀仙人役は、なんとアジアを代表する名優チョウ・ユンファに決定。//『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が、物語の前章『ホビットの冒険』2部作の製作総指揮に就任!“ロード”の80年前が舞台で、ガンダルフとフロドの養父ビルボの旅を描くという。これはまた楽しみッスね!//ネットにはいろんな読み物がある。中には文章だけでブルッちまうほどの怪談も。去年の秋に読んだ怪談で、今年の夏に納涼用に紹介しようと思ってストックしていた記事を出せずにいたので、真冬になったけど紹介。タイトルは『俺の先祖は恐ろしい人物かも知れない』。初めて読んだ時は深夜だったので、涙目になるほど怖かった。リンクはコチラ。そして注意事項が2つ。(1)ページの最後にある読者の感想は読まずに後編へ行くこと(2)必ず後編も読むべし。怖いからといって前編で止めないこと。理由は最後まで読んだ時に分かります(まさに驚愕の展開っす)。//政府のUFO談義の続報。町村官房長官に続いて、今度は石破防衛相が法制面の研究に取り組みたいと会見。“ゴジラからの攻撃は(他国の武力攻撃ではなく)天変地異だから災害派遣”とも(笑)。//今日メモった良い言葉「挑戦しては失敗する。それでもまた挑戦しよう。今度はもっと上手に失敗するように」(サミュエル・ベケット)。
 12月18日〜今日、政府が「UFOの存在は未確認」という公式見解を発表したんだけど、町村官房長官が会見で「UFOは絶対いる」と言ったのは、ドッと記者席が湧いて面白かった。真面目な会見であの盛り上がり。官房長官は現在63歳。以前に麻生氏も「母親がUFOを見たと言ってえらく興奮していた」と語ってるし、やっぱUFOの話題は幾つになっても野郎のテンションがあがるね。(*^v^*)//宇宙ネタをもうひとつ。『ブラックホールから銀河攻撃のビーム』。ブラックホールが呑み込みきれなかった物質を、ブハッと吐きだしているんだけど、それが隣の銀河に命中しているという。NASAいわく“デス・スター”状態。スケールがでかすぎてクラクラする。//明日はウルトラジャンプ(1月号)の待望の発売日!今年のジョジョ(SBR)の読み納めっすね!//先日のNHKスペシャル『ワーキング・プア3』、僕は見逃したんだけど、かなり力の入った傑作ドキュメンタリーだったらしい。見てない人の為に番組レポを作ってくれた方がいて、おかげで内容を知ることができた。レポは長大なものだけど、書き手の誠実な人柄が伝わってきて、“この人の文章なら最後まで読みたい”と思わせるものがあった。今の世は誰でも失業をきっかけに生活が崩壊する可能性があり、レポに書かれていることは他人事じゃない。長編レポだけど、最後まで読む価値がありマス。
 12月17日〜今日メモった良い言葉を2つ。「第一歩を信じよ。階段全てを見る必要はない。とにかく最初の一歩を踏み出せ」(マーティン・ルーサー・キングJr)「自分を励ます一番のやり方は、人を励ますこと」(マーク・トゥエイン)//俳優のジョニー・デップは演技が上手いだけでなく、人柄も最高のようですね〜。紹介記事の海外サイトによると、ファンを大切にする役者TOP10は(1)ジョニー・デップ(2)マット・デイモン(3)ジョージ・クルーニー(4)ジャック・ニコルソン(5)ロザリオ・ドーソン(6)ジョン・トラボルタ(7)キャサリン・ヘイグル(8)ジェイ・レノ(9)ダコタ・ファニング(10)ラッセル・クロウ。コワ顔のニコルソンが4位なのが面白い。クロウは去年のワースト1から一転ベスト入りとのこと。ちなみに今年のワースト5は(1)ウィル・フェレル(2)トビー・マグワイア(3)ホアキン・フェニックス(4)ウィリアム・シャトナー(5)レニー・ゼルウィガー。あくまでもサインの態度だけが基準とはいえ、スパイダーマンやブリジット・ジョーンズの低い評価は役柄とのギャップでちょっと意外。//ジョディ・フォスターがカミングアウト。彼女のように影響力のある大スターの告白は、孤独を感じている同じ立場の人に勇気を与えるんじゃないかな。//今週のジャンプの“NARUTO”、ナルトの両親と自来也とのエピソードがいいね。ナルトで涙腺が緩んだのはホント久しぶり。たまにこういう回があるから読み続けている。
 12月16日〜フィギュアスケート・グランプリファイナル。高橋選手の素晴らしい演技が終わった瞬間、ライバルのランビエールに転倒やミスがあったので、僕は日本人男子初の“金”を確信していた。しかし、出てきた点数は、ランビエール239.10点、高橋238.94点!グハッ、たったの0.16ポイント差で高橋は銀メダル。あまりに惜し過ぎる!本人もインタビュー後に「悔しいーッ!」と叫んだのが一瞬映ってたけど、心底から“無念”という思いが伝わってきた。高橋は1ヶ所、3回転の予定が2回転になったところがあった。もしあれが3回転だったら優勝していた。4回転ジャンプが成功しているだけに、3回転のミスは悔やんでも悔やみきれないだろう。一方、浅田選手も今季初めてトリプルアクセルを大舞台で決めるなど最高の内容だったものの、前日(ショート)の最下位スタートがひびいて彼女も銀メダル。彼女は前日の演技中に刃先が氷に引っかかってつまづくアクシデントがあり、それでジャンプがひとつ抜け落ちていた。もしあのアクシデントがなければ彼女も金の可能性があった。“もし”とか言ってたらキリがないのは分かってるけど、そう言いたくなるほど日本勢は男女とも優勝が目の前に見えていた。以前なら高橋の銀メダルを“快挙”と言ってたのが、“惜しい”に変わったので来年の国際大会は今年以上に盛り上がると思う(高橋は去年のトリノでは8位だったことを考えると、すごい成長ぶりだよね!)。/そして、テレビ朝日に激怒。もう来年は絶対にスケートの放映権を獲得しないでくれ。なんで男子シングルは6人が出場しているのに3人しか流さないんだ。っていうか、ペアやアイスダンスはどうなった!?放映権を得たのなら、深夜枠でもいいから、ちゃんと全競技を中継してくれい!日本人のスター選手がいない時代はNHKが誠実に全競技を中継していた。テレ朝はビジネス優先ではなく、ファンの目線で放映して欲しい。ほんと、頼んます。//大河ドラマ『風林火山』最終回。川中島の合戦シーンはエキストラが少なく、もっさりした演出で迫力に欠けたけど、山本勘助役の内野聖陽の重厚な演技と、謙信役のガクトのカリスマ性で魅せてくれた。もったいないのは、信玄が息子の勝頼に残した遺言がすごく良いのに、ドラマには登場しなかったこと。何度も戦った宿敵・謙信を讃えた遺言だ。これが出ると感動が倍増するのになぁ→「上杉謙信とは和議を結べ。謙信は男の中の男、真(まこと)の武将だ。困った時は奴を頼って、必ず甲斐を存続させろ。あの男は自分を頼る相手を決して見放すことはできない。上杉謙信とはそんな男だ」。
 12月15日〜恋愛で誰かをトコトン好きになると、相手が別の誰かを好きになっても、恋を忘れるのは至難の業。その昔、失恋した友人を元気づける為の「A君を励ます会」を5人ほどで開いた時に、一人が「女なんかいくらでもいるぜ!」と言ったところ、A君が「いや、代わりがいない貴重な人だから惚れてるんだよ!」と吠え、A君は相手の女性の魅力を延々と力説し、一同は“なるほど、確かにそれほどの女性はそうそういない”という結論に達し、「励ます会」が「落ち込む会」になってしまったことがある。--前置きが長くなった。こんなことを思い出したのは、好きな相手を忘れる為に悶絶している人に力を与える映画『バタフライ・エフェクト』をレンタルしたから。世の中の恋愛映画の大半は、勇気がなくて恋に一歩を踏み出せないでいる人を応援する内容であり、「その恋はもうあきらめようぜ」という映画は少ない。でも、実際の恋は成就しないことが多々あるわけで、僕らが本当に必要な作品は失った恋を断念する勇気を与えてくれるものだ。僕が観た映画で前向きに恋をあきらめるのに効果がある作品は、たったの4作品。『カサブランカ』『チャップリンのサーカス』『ラブ・アクチュアリー』、そして今回の『バタフライ・エフェクト』(Ama)だ。本作品は冒頭に次の言葉が出てくる「小さな蝶の羽ばたきが地球の裏側で台風を起こすこともある」(エドワード・ローレンツ/気象学者)。“バタフライ効果”とは、初期値のわずかなズレが、将来の結果に甚大な差を生み出すことをいう。人生で例えると、子供時代に何も考えずにした小さな行動が、20年後にはとてつもない影響を周囲に与えているというように。主人公は惚れた女性や親友が幸福に生きられるように、何度も過去に戻って関係をやり直そうとするが、“バタフライ効果”でその度に未来が予測不能なレベルまで激変してしまう。いったい彼は最後にどんな行動をとるのか、機会があれば観て欲しい。この映画は辛い過去があっても、それを含めて今の自分があることを再認識させてくれる。※DVD特典の別エンディングを観ると、やはり本編のラストしか選択肢はないと痛感した。※“ポジティブ失恋”を描いた映画の最高傑作は『ラブ・アクチュアリー』(Ama)。多数の登場人物がいろんな恋をして基本はハッピー展開なんだけど、失恋したマークという男性が映画史上に輝く名セリフ「enough now」(今はこれで充分)を残すんだ。ストーカー化せずに恋愛をあきらめる方法はたった一つ、この「イナフ・ナウ」しかないと思う。付き合えなかった時に、どこで満足するかだ。言葉を交わす、手紙を渡す、握手する、色々あるけど、マークは自分の気持を告白したこと、その一点をもって「イナフ・ナウ」と恋を締めくくった。最近よくある事件のように、「他の奴に渡すくらいなら殺して自分だけのものにする」なんて自分勝手で最低の考えは、「イナフ・ナウ」には微塵もない。“マーク教”の究極思想は、“相手がこの世に生きてくれてるだけでいい”、“同じ空気を吸えて言うことナシ!”、コレ。//ジョジョのパロディは傑作が多いんだけど、文字だけで腹筋がつるほど笑ったのが『ジョジョの爽やかな冒険』!セリフを覚えているマニアほど、オリジナルとの爽やかなギャップに爆笑確実ッ!「このラクガキを見て ふり向いた時 お前らは―ほほえむ」「この空条承太郎は…いわゆるナイスガイのレッテルをはられている…」「こいつにのど飴を喰わしてやりたいんですが、かまいませんねッ!?」「お前の次の台詞は“ふつつかものですがよろしくおねがいします”だ!」「マイナスイオン照射装置作動!!」「カーズは鉱物と生物の中間になり、ちょっとテンションが上がった」、“ディオ「君は今までに食べたパンの枚数を覚えているかい?」ジョナサン「わからないや」ツェペリ「サンドイッチなら結構食べてるな」”などなど!//集英社のヴォイス・コミック・ステーション(VOMIC)にアップされた『スティール・ボール・ラン』のラジオドラマ第2話、臨場感があってイイ!残りのエピソードも楽しみ♪
 12月14日〜佐世保の乱射事件はショックだった。今年に入り暴力団の抗争を中心に、発砲事件で次々と人命が奪われている。11月に改正銃刀法が可決され、政治家は「厳罰化した」と胸を張るが、その内容は発射罪の刑期を3年以上→5年以上へ引き上げ、罰金を最高3千万円にするというもの。これって厳罰?3千万なんて年間収入が1兆3千億円を超える暴力団にすればハシタ金。銃弾を発射するという行為は人が死ぬ可能性があるんだから、発射=即・無期懲役、罰金は10億円以上に設定しないと、銃犯罪の撲滅なんて絶対に不可能。政府は本気で銃犯罪に向き合う姿勢を示して欲しい。一方、民間人が狩猟目的で購入した銃を使う殺人事件も多発している(今月は特に酷い)。もう、先代からの本職の猟師以外は、一般人が銃を持つことを禁止して欲しい。マジで。//国内で初めてシネコンが閉館したというニュース。93年に神奈川でシネコンが誕生して14年。映画ファンとして閉館は寂しいけど、逆にこれだけシネコンがあり、レンタル店も乱立する中、14年間一件も閉館されなかった事に驚いた。それだけ映画人口が増えたということっすね。//『ためしてガッテン』から豆知識を2つ。服を着込んで静電気がたまるこの時期、ドアのノブを触るのが怖かったりするよね。「バチッ」の防止策は簡単で、ノブを握る前に、先に壁や地面に触れて静電気を逃がせばいいんだって(僕らは理科の実験で、電気は木や石を流れないと習ったけど、あれは乾電池の弱いボルトだから。強ければ流れる)。まず壁にタッチ、そしてドアをガチャ、これを習慣づければいい。次は高所恐怖症の克服法。嘘みたいな話だけど、10分間で人間は高所に慣れるらしい。番組内では実験でそれを証明していた。高所恐怖症の人を20人ほど集めて「吊り橋」に連れて行き、2分おきに“恐怖感”を数値で書いてもらうと、約2分で怖さのピークを迎え、その後は次第に数値が下がり始め、10分ほどで全員の恐怖感がほぼゼロになった。で、最後は皆で景色を楽しんでいた。数値が下がることを自分で“発見”すると、急速に落ち着きを取り戻すようだ。“恐怖は10分以上続かない”という、人間の環境適応力にビックリ。//漫才コンビ“麒麟”田村さんは貧乏自叙伝『ホームレス中学生』が年間ベストセラー2位となり、一転億万長者に。今や彼が寝ていた滑り台は地元の観光名所になっているという。辛い体験もこういう形で報われることがあるんだね。※『クイック・ジャパン』によると、ケンコバいわく「田村の楽屋のあだ名は“重ちー”。若手の後輩芸人をハーヴェストの如くカードショップに行かせ、ジョジョ・カードのレアカードをあちこちから集めているから」。(笑)
 12月13日〜英国の競売会社クリスティーズに、なんと画家・奈良美智(よしとも)さんの作品の贋作(がんさく、偽物)が出品されたそうだ。記事によると、20世紀前半に活躍した藤田嗣治、佐伯祐三、竹久夢二、棟方志功らの贋作は有名だが、現代の日本人作家の贋作が国際オークションに登場するのは例がないという。奈良さんは現在47歳。氏の作品は昨年NYで1億2千万円という高額で落札されており、世界の美術マーケットでウォーホルやキース・ヘリング、ポロックという人気作家に並ぶ価格になっているとのこと。ある意味、贋作のターゲットになるほど、日本人アーティストが世界で評価され、需要が生まれていると言うことっすね。//ジョジョ好きが集まるパッショーネ東京が、来年1月19日に『ジョジョの奇妙なセンター試験』を実施するとのこと!“我こそはジョジョ博士なりィイイイ”という方は、挑戦されてみては?願書の提出期限は年内。先着90名なのでお早めに。筆記試験なのに“コスプレ可”というのが可笑しいなぁ(笑)。/パッショーネ東京は3月にも『ジョジョの奇妙な百人一首大会』を開催するらしい。関東のジョジョラーは楽しそう。関西も若い人からジョジョ企画をする人が出てこないかな。//@JOJOで紹介されていたブチャラティ仕様のジッパーシャツ、荒木先生公認のデザイン服という眩しすぎるアイテム。欲しい。しかし値段を見てデス・サーティーンの精神攻撃をくらった感じ。さすがにヒョイと手が出ない。白バージョンは“お玉じゃくし”もよく目立ち、まさにブチャラティのイメージっすね。//昆虫が苦手な人には、虫を食べるなんて信じられないと思うけれど、兵庫の“伊丹市昆虫館”で昆虫食の企画展が1月末まで催されている。長野や埼玉など魚が少ない地域では、戦前は貴重なタンパク源として、セミやトンボなど約40種が食べられていたんだって。セミが食べられるとは知らなかった。//ロンドンで開催されたレッド・ツェッペリンの再結成ライブは大成功だった模様!客席も超豪華で、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、ジェフ・ベック、デイブ・ギルモア(ピンク・フロイド)、マリリン・マンソン、ギャラガー兄弟(オアシス)、デイブ・グロール(フー・ファイターズ)、ジュリエット・ルイス、ケイト・モスらが、歴史的公演を観る為に集まったという。ツェッペリン人気は圧巻だね。
 12月12日〜今、海外では日本の“manga”が空前のブームであり、その一方で“anime”市場は崩壊しているという。そう分析したコラム『墓穴を掘る日本コンテンツ』を興味深く読む。日本の権利者が放映&DVDライセンス料を高騰させた為、海外の業者は利益率が極端に下がって販売会社の経営が行き詰まり、扱えるアニメ作品の数が減るという悪循環に陥っているという。また、DVDの販売不振はネットの違法ダウンロードの影響が多い一方、この違法ダウンロードがあるからこそ、今までanimeを子供のものとバカにしていた層がanimeの素晴らしさに気付くという皮肉な状況になっているとのこと。海外ではマンガやアニメの芸術性が長い間認知されてこなかったので、まずは傑作があることを伝え、興味を持ってもらう為に、ダウンロードは良い宣伝になる。だけど、それでは製作者に利益が還元されない…これは難しい状況ッスね。アニメーターは相変わらず薄給だし。10年後はどうなってるんだろう。//年末恒例の「今年の漢字」に選ばれたのは「偽」。確かに、食品業界を筆頭に偽装のオンパレードだったもんなぁ…。政府も年金や政治資金の問題を隠そうとした「偽」の連続。この漢字が選ばれたのは、まさに国家の恥。でも、それを恥と思うからこそ一字に選ばれたわけで、そこはまだ救いがある。本当に国中のモラルがマヒしてたら、この漢字が選ばれることもないもんね。//F1界で“皇帝”の異名を持つミハエル・シューマッハがタクシーで爆走。急いでるのにタクシーが遅いので、運転手を助手席に座らせ、自分でハンドルを握ったという。この運転手の感想は「猛スピードでカーブに入ってもスピードを感じさせない。さすがプロ」。シューマッハの神テクを間近で見られるとは羨ましいッス。F1と言えば10月21日の日記でサイト開設以来初めて実況中継をした、ド白熱の今年のレースが一昨日に総集編DVDとして出てマス!“F158年間の歴史で最もドラマチック”と言われた2007グランプリ。特に三つ巴の最終戦は、アナウンサーが「こんなマンガのような展開が実際にあるのか」「神にしか演出できない」と吠えた伝説のレースとなった。セナの他界以降、F1熱が冷めてしまった人にオススメっす!(*^v^*)
 12月11日〜アクセス集中でサーバーがちょっと不安定です。//ジョジョ20周年の今年、様々な出版物でジョジョ特集が企画されてきたけど、昨日発売された『クイック・ジャパン』(Vol.75、太田出版)において、アニバーサリー・イヤーの最後を飾る大型特集が組まれてます!圧巻は荒木先生への2時間にわたる超ロングインタビュー。文字数にしてなんと1万2千字!初めて聞く内容もあり、次のようなジョルノ論も。「ジョルノはディオの子供で忌まわしい生まれなんです。他の登場人物より生きている悲しみが、生まれた時から上乗せされているというか。だからこそ、目指す。悪の世界でのしあがって黒を白に浄化しようという、そういうことなんですよ。第5部から第7部にかけての生きている悲しみを描くというテーマは、ジョルノの造形から始まっているんです」。他にも、「人と人が知り合うのって、必然だと思うんですよ。というか、描いているとそういうふうに感じられてくる。そうとしか思えなくなる」「(キャラ作りでは)両親がどんな人で、どんなふうに育てられてきたかを僕はちゃんと知りたい。その部分の情報(裏設定)が入ると、描いててキャラがそこに“いる”って感じがするんですよ。(略)スタンドというアイデアにこだわってるんじゃなく、血統でこだわっているんです」等々、枚挙にいとまなし。単行本の色など紫がよく使われることについては「絵の具を混ぜ合わせた時に一番楽しいのが紫。赤に青を混ぜるといきなり紫に変わる、その、ぶあーっと爆発する感じが好きなんです」。/対談中の荒木先生の写真も幾つか載っていて、ビックリしたのは何とジョジョ立ち写真があったこと!ジョジョ立ち企画以外で、先生が自らレベル1ポージングを敢行した写真は、これが初めてかもッ!?インタビューの冒頭で“ブームを実感されていますか”と問われた先生は、最初にブームを感じたのはジョジョ立ちからで、「すげぇ、現代アートだ」と思われたとのこと。また「物語をリアルに突き詰めた分、絵の方にファンタジーを入れたい。マンガの中にリアリティーとファンタジーを同居させたいと考えると“ジョジョ立ち”みたいなことになる」とも!/このインタビューの他にも、芸能界でのジョジョ人気の火付け役となった『アメトーーク』のプロデューサーが「(プレゼン時に)お客さんが100人いるとしたら全員が100%笑ってるんじゃくて、60人が200%笑って、結果として100人が笑ってるよりもすごい熱気が生まれた」と語ったり、『Cell』論文の科学者・瀬藤博士が「究極的には僕らの仕事は誰がやっても一緒。今回発見した“スクラッパー”だって、10年、20年の間には他の誰かが見つけていたはず。科学の本質は“誰がやってもそうなる”だから。でも荒木さんがやってることは“この人”が描くことに意味がある」と取材に答えていた。同誌は硬派な記事だけなく、“麒麟”の2人がジョジョカードでバトルするのをケンコバが解説したり、しょこたんとCLAMP(大川さん)のキャラ・トークというコーナーもあるなど、間口の広い構成になっている。先月の青学講演の詳細レポもあり、この一年を総括する特集記事だと思いマス!※ちなみに僕もジョジョ立ちについて2ページほどインタビューに答えています。//明晩のNHK、ゴダイゴのライブが嬉しい。30分番組なのでメドレーになりそうだけど、それでも久々に「999」「モンキー・マジック」を聴けるのは、僕の世代はたまらんとです。

  荒木先生!クリックで拡大(公式WEB)
 12月10日〜公開中の『ボーン・アルティメイタム』(ポール・グリーングラス監督)、とっても見応えのあるアクション・サスペンスだった!この作品は「ボーン・アイデンティティー」(02)、「ボーン・スプレマシー」(04)に続く3部作の完結編。“ヒット作の続編は駄作”と言われるが、ボーン・シリーズは3部のラストまで全く勢いが落ちることはなかった!パート3だけ観ても充分面白いけど、主役(マット・デイモン)以外の脇役も第1作から出ているので、最初から観た方がさらに楽しめる。興味を持ってもらう為に、1作目のツカミだけ紹介。主人公ジェイソン・ボーンは高度な頭脳とズバ抜けた戦闘力を持ったCIAの暗殺組織“トレッドストーン”のエリート。彼はある任務で失敗し記憶喪失になってしまう。ボーンの存在自体を秘密にしたいCIAは、彼を抹殺する為に刺客を放つ。ボーンは自分が誰なのか調べようとするが、自分自身が国家機密である為に困難を極める。本名すら分からないまま、次々とやって来るCIAの殺し屋と戦うことに(息つく暇なし!)。/たった一人でCIAという巨大組織を翻弄するボーン。普通ならCIAを敵に回して勝てるわけがないと思うけれど、ボーンは機転で何度もCIAを出し抜き、窮地を突破していく。その場その場の状況判断が、観客の20歩ほど先を行ってるので、「なぜこんなことをしてるの?」と疑問に感じたことが数分後に手を叩く状況に。まったく、目を見張るような脚本だ。ここ10年間のアクション映画ではボーン3部作がベストと言っていいだろう。サスペンスだけでなく、第1作が持つ刺客の“もの悲しさ”、第2作の“痛みと償い”も忘れがたい。/多様なロケ地もシリーズの魅力。ボーンの逃避行と共に、ベルリン、チューリッヒ、パリ、ナポリ、モスクワ、ロンドン、マドリッド、NY、タンジール(モロッコ)、ゴア(インド)など舞台が移り変わり、そして各地で手に汗握りまくりの肉弾戦&カーチェイスが展開される。ド派手なアクションはすべて実際に体当たりで演技しており、3部作を通してブルーバック(合成映像)は一切使われていない!これは今の大作映画では珍しいことだ。各国の街並みや人間模様から、ちょっとした旅行気分を楽しめるのもいい。/僕がこの映画の脚本に好感を持っているのは、ボーンが安易に人を撃たないこと。敵であっても殺さない。第3作のロンドン・ウオータールー駅、そしてNYでの頭脳戦は間違いなく映画史に刻まれるだろう。/もちろんご都合主義などアラを探せば色々ある。僕はボーンがなぜ変装しないのかずっと疑問だった。彼の相棒が髪を染めたりしてる時、「お前がカツラかぶれ」と思わずツッコミたくなった(笑)。でも、そういう細かいことは作品全体のパワーで押し切っていたし、娯楽映画だからそれでいい。92点。※公開の一週間前にやっと完成したので米国では試写会すらまともに行われなかったらしい。間に合って良かったね。※この映画は「ボーンと同時体験」する臨場感を出す為に意図的に手持ちカメラで撮られているので、画面が揺れまくりです!酔いそうな人は、なるべくスクリーンから離れて、後方の席から観た方がいいです。//23日に開催される漫才の祭典『M−1グランプリ』で、最終戦まで勝ち残った8組が決定。笑い飯、POISON GIRL BAND、ザブングル、千鳥、トータルテンボス、キングコング、ハリセンボン、ダイアン。既に古株になってしまった笑い飯が、どこまで完成度を高めてくるかだね。千鳥とハリセンボンもかなり点が入ると思う。麒麟、南キャン、プラン9は出場できなかったのかな?//今日のヤフー・ニュースの見出しに「“ハンター×ハンター”また休載」とあってウケた。休載という行為自体がニュースになるのは、ある意味凄いことだよねぇ。/月刊『ジャンプSQ』創刊号は売り切れ続出で、“10万部増刷”の偉業を達成したとのこと。月刊誌全体が退潮傾向にある中、久々の明るいニュースだね。

 12月9日〜40年前の日本のアニメ「マッハGoGoGo」(タツノコプロ!)をハリウッドが実写化した『スピードレーサー』。“マトリックス”で世界を驚かせたウォシャウスキー兄弟が監督すると聞いて、“どんな映像に仕上がるのだろう”と思ってたら、目くるめく極彩色のブッ飛んだ予告編(2分)が公開された!PCの小さな画面でもこの迫力。大スクリーンならエキサイト間違いなしっすね。日本公開は来年の7月。あと半年もあるのか〜!//うおお、20世紀を代表する天才ピアニスト、グレン・グールドが最後に録音(録画)したバッハの『ゴールドベルク変奏曲』が先月DVD化されていたッ!知らなかった!50歳で病死したグールドが、23歳の時にデビューアルバムで演奏した“ゴールドベルク”を、死の前年に26年ぶりに再録した超貴重映像。なかなかDVD化されなかったので、僕は10年前に購入したレーザーディスク盤を、今までず〜っと聴き続けてきた。マジ嬉しいっす!※25年前に他界したグールドをあまり知らないという若い方は、以前に書いた“あの人の人生を知ろう”を是非ご一読を。こんな神がかった演奏家がいたんですよ〜♪
 12月8日〜ジョジョ20周年も残り3週間。今年は本当に色んなことがあった。そして5年前に鬼教官と共に友人を相手に始めたジョジョ立ち教室も、一つの最終形態を迎えた。すなわちッ!作者である荒木飛呂彦先生とのコラボ『ジョジョ立ち教室with荒木先生』!先月、東北大(仙台)で催された荒木先生の講演レポが本日ついに完成!このレポは、東北大&青山学院の2ヶ所で行ったマンガ講座の合体レポ、Q&Aコーナーのテキスト起こし、そしてジョジョ立ちハイライトを凝縮した約7分の動画ムービー(先生のナマ「WRRYYY」に感涙)など、盛り沢山の内容になっとりマス。もろもろの事情で当日参加できなかった方に、講座の様子が少しでも伝われば幸いデス!お楽しみあれ〜!o(^o^)o ※先生のマンガ講座でグッときた言葉を2つ紹介→「悪ばかり描いてるマンガっていうのは虚しいと思う。世の中には美しい心があるわけで、それを目標に何かしていかないと。正義とか善とか希望を貫いている主人公がいないと、悪をメインで描いていると、一時的には人気が出て皆の話題になるかも知れないけど、時代を超越するには人間の普遍的なもの(善)が必要」。/「最近の世の中を見ていると、政治家は権力や名誉を求めるあまり、接待とかでいつの間にか金まみれになっていたり、企業は売上げの数字だけを目指して環境破壊を起こしたり、労働者のことを考えなかったりとか暴走しがち。マンガも同じで、売れるマンガばかり追求してると落とし穴に作家自身も出版社もハマッてしまう。皆に読んで貰うためには売れなきゃならないけど、売れることだけ考えてると間違った方向に行く。その為にも(行動指針となる)『地図』が必要。未開の山があったとして、山に登るための麓(ふもと)までの地図がないと、どこに未開の山があるかも分からない。麓までいく基本地図があれば、未開の山に登ってもヤバイと思ったら戻ってこられる。スランプになったらそこまで戻ればいい。こういう黄金の地図を人は絶対に持っておくべき」。

単行本13巻、花京院の
「そうかな」ジョジョ立ち。
このポージングの鬼教官
の解釈が面白くて、
いわく「花京院が勢い
余って」
ジャンプしてる
とのこと!(笑)
動画(18秒)

 12月7日〜クラシック・ギターの神様ナルシソ・イエペスが、10弦ギターを抱えて『アルハンブラの宮殿』(2分58秒)を弾いてる映像をYouTubeで見つけて感涙。もう聴きまくり!//明晩深夜2時からの『小野リサ・コンサート』、先にBSで観たのですが超お薦めです。彼女の声はホント温かい。『イパネマの娘』(4分19秒)にジーン。深夜に聴くボサノヴァのLIVEは、まったり&ほっこりで最高かと!(*^v^*)//瞬間記憶力の調査で、チンパンジーの子どもが9人の大学生に勝ったというニュース。チンパンジーもすごいねぇ。//群馬県前橋市の映画館『ユナイテッド・シネマ前橋』が、映画館で初のグッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)に輝いたとのこと。そんなに居心地の良い映画館っていったいどんなトコなんだろう。関西からは遠いけど、めっさソソられる。関東圏で足を運ばれた方、感想をお聞かせ下さい。//映画会社のワーナーに感謝と怒りと。『ブレードランナー・ファイナルカット』のDVDが14日に出るのは嬉しいけど、単品売りをせず過去にビデオやDVDで発売した“公開版”“完全版”“最終版”と抱き合わせて(全部すでに持ってるっつーの!)、1万5千円の値段で売り出すとは非情過ぎる。あまりにエゲツない。妻も重度のブレラン信者なので共に嘆きつつ“お布施”として予約注文。ところが忘年会で友人いわく「ボックスセットよりさらに高い限定版にはスピナー(劇中の未来パトカー)がつくんだぜ」。仰天してアマゾンで検索したら恐怖の定価2万5千円、アルティメット版がマジであった。画像を見るとスピナーの他にシド・ミードの画コンテや、“折り紙のユニコーン”(ギャグ?)など、ファンの心を激しく揺さぶるモロモロのアイテムが…。今の予約を取り消してこっちを再注文すべきか、ギリギリまで苦悩しそう。恐るべし、ワーナーの心理攻撃!(>_<)//今年もK-1決勝戦の季節に。アッという間の1年間すね。
 12月6日〜本日発売の『ダ・ヴィンチ 1月号』でジョジョ特集が組まれています。ページ数こそ計6ページですが、「人間として、小説家として、大切なことはすべて“ジョジョ”から学んだ」とする乙一氏の熱いインタビューや、ケンドーコバヤシ氏による名セリフの解説(「酒!飲まずにはいられないッ!」他)、記者による第4部のバトルを引き合いにした“本当の強さは腕力ではない”とする考察など、よくまとまっていました!一昨日から、読み切り露伴外伝、読売新聞、ダ・ヴィンチと、3日連続でジョジョ尽くし。ジョジョ20周年の今年は12月まで濃いですね〜!/ジャンプSQの荒木先生のロングインタビューは読み応えがあった。仗助と吉良というメインキャラの内面を語った部分は思わずメモッた!「仗助は自分の父を知らずに育ち、実はそこで傷ついているんです。だけど、幼い頃助けられたリーゼントの男を自分の中でヒーローにして、頼ったり、自分の信念のシンボルにしたりして、その傷をカバーしているんです」「吉良にも描かなかった背景があって、吉良の母親が虐待みたいなことをしてて父親は見て見ぬフリで、それを“すまない”って思っていたから吉良をあそこまで救おうとしていたっていう。ただマンガでそれやっちゃうと悪役としては悲しいヤツになるし、敵にもならないし描けなかった」。こういう裏設定的なものがあるから、キャラの存在感にも厚みがあるんですね。/読売夕刊からは次の乙一氏の言葉をメモ。「(モナリザに感動した吉良を例に)最高の芸術は、時に人を狂わせる。小説だって、人を殺す力がある。つまり、芸術とか創作こそ、作者の魂=スタンドなのかもしれないです」。これを読んで第6部のDIOとプッチの会話を思い出した。(DIO)「パリのルーブル美術館の平均入場者数は1日で4万人だそうだ。この間、マイケル・ジャクソンのライブをTVで観たが、あれは毎日じゃあない。ルーブルは何十年にもわたって毎日だ…。開館は1793年。毎日4万人もの人間がモナリザとミロのビーナスに引きつけられ、この2つは必ず観て帰っていくというわけだ。スゴイと思わないか?」「スゴイというのは数字の話か?」「そうではない…すぐれた画家や彫刻家は自分の『魂』を目に見える形にできるという所だな。まるで時空を越えた『スタンド』だ…」「興味深い話だな…レオナルド・ダ・ヴィンチがスタンド使いかい?」。/明日7日17時20分からNHKBS2で『ネットスター』の再放送があります!ジョジョ立ち関連は数分間のみですが、東北大で動いてる鬼教官が見られます♪
 12月5日〜視覚の錯覚を“錯視”(さくし)と言う。先週のNHK『爆笑問題のニッポンの教養』はこの錯視がテーマだった。もうオンエア中は唖然としっぱなし。衝撃的、と言っていい。人間の視覚がどれほど不確かなものか痛感!立命館大学・北岡教授(知覚心理学)が作成した色んな錯視絵が紹介されたんだけど、どう見ても動いている『波』が、目を細めて見ると止まっているんだもの、叫びそうになったよ(汗)。有名な『ヘビの回転』は両端の舌の絵で止まっていることに気付く。『迫りくる円』は逃げ出したくなるし(マジ恐怖)、『青い人』は横に移動してるし、『ぶどう』も絶対に動いてるんですけどッ!『ワープ』は10秒ほど見ていると渦に吸い込まれてフラフラに。この様にめまいがする作品が続くなか、『テントウ虫』『ドングリ』の2種類はカワイイのでホッとした。『イモ虫』も微妙に動いていてユーモラス。変わり種では、上下にスクロールすることで錯視がおきる『秋の沼』、実際には存在しない点があちこちに見える『静電気』、文字が平行に見えない『傾く文字』など、様々なバリエーションの錯視絵がある。ほんと、これほど視覚がアテにならないものだったとは!※北岡教授公式HP/錯視が起きるのは、コントラストの高い所は脳内情報処理が速く、低い所は脳内処理が遅いから。先にコントラストの高い所を認識するので、低い所は遅れてついてくるように見え、動いているように感じる。※20人に1人の割合で、錯視がおきない人もいるんだって。もしもヘビの回転が「動いてないじゃん」というのなら、貴殿はその20人の1人ッス!//本日の読売夕刊は2ページにわたって小説版ジョジョ『The Book』の特集が載ってます!それもカラーで!
右写真の説明「『The Book』ポスターの前で(乙一氏による)『ジョジョ立ち』。ジョジョ立ちについては『ユリイカ11月号』に詳しい」。読売さんは2月にもジョジョ立ちを解説。同じ記者の方かも!? 『ユリイカ』は対談で“暴走”しつつも何だかんだで快調に売れ続け、発売から3週間でもう第4刷決定という驚異の売行き。ジョジョが持つ魅力のなせる技っすね!
 12月4日〜いやはや、今日はジャンプ SQ(スクエア)にジョジョ外伝の“岸部露伴は動かない”が掲載され、さらに『スティール・ボール・ラン』の第14巻 も発売されるという、ジョジョファンにはお祭りのような日でしたね!ジョジョ第4部が完結したのは96年。露伴先生とは読み切りで1997年に会って以来、10年ぶりの再会!ページをめくると露伴だけでなく2人の過去キャラとも会え、「あうう…みんな元気そうだ!」と、ファンとしては超ウルウル。露伴と新人編集者のやり取りはコントのような可笑しさもあり、コーヒーを使った“ドリッピング画法”に思わず噴いた!連載が終わった各部キャラと、外伝という形で再会できるのは至上の喜び。次回は是非「ミキタカ宇宙へ還る」を希望(笑)!巻末コメント「藤子A先生と同じ雑誌に載せて貰えるなんて夢のよう。3Q!SQ!」がジャイロっぽくて楽しく、露伴が“るろうに剣心”を持ってたことについて、和月先生が巻末コメントで「まさかあの先生が自分の作品を所有して下さったとは…天国の扉が開いた気分」と書いていたのもウケた。/SBR14巻はグリーンの表紙がとにかくカッコイイ。ウェカピポのポージングは記念写真で使えそうっすね。著者近影は南キャン・しずちゃんが荒木先生を描いた本格的な肖像画!上手くてビックリした!(☆o☆)//露伴先生が決して手放さなかった宝物、ニコラ・ド・スタールの画集。恥ずかしながら僕はこの画家のことをよく知らなかった。調べてみると、1914年にロシアに生まれ、5歳の時に革命の混乱を避けてポーランドへ脱出するも両親は病死。貧乏画家として筆を握り続け、ようやく成功を手に入れた途端、41歳の若さでアトリエのテラスから投身自殺していた。なんと波乱に満ちた人生。死の1ヶ月前の言葉は「僕を工場だと思わないでくれ。これでもできるだけはやっているのだ」。ウィキにもまだド・スタールの項目はなく、僕が見た中ではこのサイトが最も充実していた。露伴いわく「抽象画でありながら同時に風景画でもあってそのギリギリのせめぎ合いをテーマに描いている。こんな簡単な絵なのに光と奥行きと哀愁があって泣けるんだ。つまり『絵画』で心の究極に挑戦しているんだ」!
ジャンプSQの付録の大判ポストカード!涙が出るほど
カッコイイので、売切れ前にゲットすべし!是非飾ろう!
 12月3日〜本日発売の時計雑誌『クロノス 1月号』に映画コラムを書いているので、もし本屋で見かけたら頁をめくって頂けると有難いデス。今号で取り上げたのは、モーツァルトを同時代の作曲家サリエリの視点で描き、85年のアカデミー賞8部門を総ナメにした傑作『アマデウス』。/サリエリは宮廷作曲家としてオーストリア皇帝ヨーゼフ2世(アントワネットの兄)にピアノを教えるなど、欧州一の作曲家として名声を手に入れた男。しかし、6歳年下のモーツァルトがウィーンに現れ、激しく動揺する。同じ作曲家だからこそ分かる--才能にケタ違いの差があった。彼は自分の凡人ぶりを痛感する。サリエリにとってモーツァルトの音楽は“神の言葉”に聴こえた。一方、モーツァルト本人は不道徳な男であり、サリエリは人物と音楽のギャップに愕然とする。「初めて耳にする見事な音楽。満たされぬ切ない思いに溢れていた。神の声を聞くようだった。なぜだ?なぜ神はかくも下劣な若造を選んだのだ?」。才能に恵まれなかったサリエリはやがて神を憎み始め、モーツァルトに殺意すら抱き始める--。/実際にモーツァルトが死んだ時、ベートーヴェンが「ウィーンではサリエリがモーツァルトを殺したという噂で持ちきりです」と手紙に書いている。/僕は自分に芸術面の才能がないことを熟知しているので、作品を生み出す側でなく、研究し紹介する文芸研究家の道を選んだ。だから詩人や芸術家に対して感謝や畏敬の念を感じることはあっても、嫉妬することはない。しかし仮にクリエイターの道を歩んでいれば、勝ち目のない圧倒的才能を目の当たりにした時、嵐の如く心が乱れ、相手の才能に恐怖を感じるだろう。モーツァルトは35歳で死んだが、サリエリは74歳まで生きた。晩年のサリエリは、モーツァルトの曲が至る所で聴かれるのに対し、自作が忘却されていく悲哀を味わったはず。自らを“全ての凡人の守り神”と呼ぶ劇中のサリエリに、同じ凡人として深く感情移入せずにはいられない。すごい映画を作ったものだ。
【本作品についてミロス・フォアマン監督が語った言葉を紹介】
・劇中のモーツァルトは下品な高笑いをするが、これはプラハのある高貴な女性がいとこに出した手紙「モーツァルトのケダモノのような笑い声を聞いて卒倒した」が元ネタだ。
・映画の冒頭でサリエリは神父に身の上を語り始めるが、その時点ではまだ窓の外が明るい。映画の進行と共に暗くなって背後のロウソクも短くなり、映画の終わりには再び外光が戻る。そしてラストは神父のヒゲが少し伸びている。つまり、サリエリの告白は一昼夜も続いたということだ。
・この映画でモーツァルトは指揮棒を使わない。当時まだ指揮棒はなく19世紀初頭に初めてベリオスが指揮棒を使ったから。
・演奏家や作曲家や指揮者など、私にとって音楽家ほどミステリアスな存在はない。(私は)手紙が書けるから物書きにはなれる。絵描きにもなれるだろうし、役者にもなれると思う。だが音楽家だけはダメだ。何が何だかさっぱり分からん。天上の調べを生み出すことなど凡人には不可能だ。自覚してるかどうか知らんが音楽家は凡人をバカにしてる。例外もいるが、基本的に凡人を相手にもしないし、自分の間違いを認めない(笑)。
・私が一番好きなモーツァルトの台詞は「神話の神は大理石のウンコでもしてろ」。
・当時はいくら曲を作ってもお金にはならなかった。印税やら上演料などない時代だったから。彼らは教師で生計を立てた。宮廷で教えれば評判が高まり、生徒は一挙に増える。だからモーツァルトも宮廷の音楽教師を切望した。“サリエリは王女を教える件で私が召し抱えられることを明らかに妨害している”と、実際にモーツァルトはサリエリを名指しで非難する手紙を残している。
・クライマックスのレクイエム作曲シーンで、モーツァルトは寝かされたまま、サリエリも座ったままだ。人間が動かないから音楽が生きる。観客も音楽に集中する。映画史上初めて、人間ではなく音楽が主役になった作品だ
・作品総括〜脚本のピーター・シェーファー「映画を作って何よりも嬉しかったのは、大勢の若者が作品を観に来てくれたことだ。世界一の作曲家の映画をね」。フォアマン監督「モーツァルトという作曲家を紹介できた。コンサートで百年かかったことを、我々はこの映画で成し遂げたのだ」。※『アマデウス』(Amazon)//東北大のジョジョ立ち講座(with荒木先生)が紹介されたNHKBS2『ザ・ネットスター』は、好評につき再放送が決定したのとのこと!しかも12月7日17時20分と、12月16日8時の2回です〜!//明日は、36歳の若さで逝ったフランスの名優ジェラール・フィリップの誕生日。彼の墓参は本当に大変だった
 12月2日〜先日TVからメモった昆虫雑学を5つ。(1)漢字の蚊は、虫へんと「ブーン」が合体して“蚊”!(2)虫を“打ち払う”ことから名付けられた道具が「うちわ」(3)アイシャドウの起源はハエよけ。エジプトにはハエが多く目の病気の原因となったので、銅を含んだ粉末の石を目の上に塗ってハエよけをした(4)最も小さな昆虫はアザミウマタマゴバチ。体長は1ミリの約5分の1で、たったの0.18ミリ!(5)虫の命はカゲロウのように“短命”という印象があるけど、オーストラリアのシロアリ(ナスティテルメス・トゥリオディエ)の寿命は、なんと約100年!人間より長生きする昆虫がいるんだねぇ。//今夜の番組で“ペン回し”が取り上げられていた。「ノーマル」「リバース」「ハーモニック」「トライアングルパス」「バックアラウンドフォール」、これらは全て、指先でペンを回転させる“ペン回し”(ペン・スピニング)の技名だ。動画サイトの普及と共に愛好家が世界的に増え、近年は競技大会まで催されるようになった。国内でも今年7月に日本ペン回し協会が設立され、ペンスピナーの数が急増しているとのこと。同協会の副会長は世界でベスト10に入った“bonkura”さんこと長井俊和さん。氏は今年9月、就任からわずか2ヶ月後に21歳の若さで心不全の為に他界した。生前の神技を収めた2分の動画(BGM付)では、ペン以外のものも回しており、割り箸を両手で回してからラーメンを食べるなど、ユーモラスな一面も見せてくれている。テレビでも紹介され、この動画2分30秒頃から、冒頭に書いた技が名前と共に出てくるので目を見張った。なんと奥深い世界。※動画充実の有名解説サイト『ペン回し資料室』

 12月1日〜パソコンを初めて8年目にして、インターネット・エクスプローラー以外のブラウザーを体験。掲示板で薦められて導入したフリーの『スレイプニル』、なんとも便利です!選択した単語のウェブ検索、ウィキペディアからの検索、アマゾン・楽天からの商品検索、和英・英和翻訳、IT用語を検索、住所からの地図表示、これらがイッパツで可能!※初心者には使い勝っての易しい『Firefox』『オペラ』がグッドという意見も多いです。/そしてこれまた感動したのがマウスの活用ソフト『ブラウザー・アシスタント』!これもフリー。右クリック&ドラッグで感単にページを前後できるし、更新やホームの呼び出しなど、カスタマイズでマウスをフル活用できる。これでグンと作業効率がアップした感じ。こんなに便利&無料なのに、なぜもっと早く使わなかったのかとめっさ後悔!//ジョジョ絵板でGさんが描かれたイギーの絵に萌え死。片耳が折れてるのが可愛い過ぎる!速攻でケータイの待ち受けに設定しました♪//ジョジョといえば乙一さんの小説版ジョジョ『The Book』、アマゾンのランキングでTOP20に入ってますね!(1日現在19位)。毎月膨大な数の書籍が刊行される中で、20位内に入るのは驚異的。まったくもって、近年のジョジョ人気は凄まじいっすね!//17世紀オランダの天才画家フェルメールの絵は、全世界に30数点しか現存していないことから、所蔵絵を門外不出にしている美術館が多い。ところがなんと、来夏に作品6点が同時に日本で公開されるとのこと!しかもまだ増える可能性があるという。この企画を実現させた関係者各位に敬意を表しますッ!
 11月30日〜2007年の検索ワード・ランキングが発表された。これを見ると、やっぱり日本はヤフーが強いねぇ。グーグルは2位、YouTubeは3位だった。4位はmixiで前年と変わらず。5位は前年の2位から落ちてきた2ちゃんねる。6位楽天、7位アマゾンとネットショップが続き、ビックリしたのが8位の脳内メーカー。話題にはなったけど、ウィキペディアでさえ21位のこのランキングで8位というのがスゴイ!//うわわ、今日のお薦め番組情報、一週先の12月7日のものを書いてました!来週の金曜の分!40になった途端にコレ。やばすぎる。フィギュアスケートNHK杯の女子シングル・フリー、『美の壺』の懐石料理編、紹介できなくて無念…!//“貧乏なほど夫婦は仲が良い”という記事。会話の時間は大切と言うことだね。落語家の古今亭志ん生が「貧乏ってのはするもんじゃねえ。たしなむもんだ」と言ったけど、その境地が幸福の秘訣かも。ただ、この記事はツッコミを入れてないけど、夫婦でHの回数が合ってないのは、何気に怖いデータっすね(汗)。//実写版『ヤッターマン』、関係者の意気込みがアツイね。ドロンジョ役をアンジェリーナ・ジョリーにオファーするなど、玉砕したとはいえ申し込むだけでもすごい。“社運をかけて”制作に挑むとのこと、完成を楽しみにしてマス。
 11月29日〜今から25年前(1982年)、近未来世界を描いた傑作SF映画『ブレードランナー』が公開された(主演ハリソン・フォード)。物語の舞台は2019年のロス。レプリカント(人型ロボット)たちに感情が芽生え、人類に反旗を翻す。そこまではSF映画によくある設定だ。この映画には他作品とは決定的に違うことがある。レプリカントの寿命が4年しかないことだ。人類に敵対する4体のレプリは、人間を支配しようとして反抗している訳ではない。彼らの願いは「自分の製造日を知ること」「寿命を延ばしたい」、この2点だ。製造日が分かれば、自分が何月何日に死ぬのか、残された時間が分かる。切実な想いだ。人間と同様の心を持ったレプリたちは、近づく死に脅えきっているんだ。この映画は、懸命に生きんとする機械(ロボット)の姿を通して、観客が改めて命の尊さに気付かされる、そんな奇跡のような脚本だ。エネルギーが切れそうなボディに「まだ待ってくれ」と祈るレプリ。そして僕は思う、いつ死ぬか分からないのは人間も同じだと。僕らは4年ではなく80年生きるつもりで暮らしているけど、いつ事故や病気で突然生涯が終わるか分からない。だから映画の中でレプリが泣くと、ロボットと知っていても、たまらずもらい泣きしてしまう。/前置きが長くなった。今日、公開25周年を記念して映像と音響が劇的にグレードアップされた『ブレードランナー/ファイナルカット』を観てきた!めちゃめちゃ良かった!100点満点でいえば、100点をはるかに突破して10億点!旧版を20回以上観てセリフまで覚えているのに、今回大スクリーンで観たら映画を鑑賞したと言うより、全く新しい、何か宗教的体験をした感じ。レプリたちに感情移入し過ぎて、上映後はしばらく席から立てなかった。明日30日で公開終了なので、観に行くべきか迷っている人がいたら絶対に行って欲しい!(上映映画館は東京の新宿バルト9、大阪の梅田ブルク7の2館のみ…マイゴッド!)。大スクリーンに映る未来都市は絶景!大音響で聴くヴァンゲリスの音楽に失神!梅田ブルク7は最終上映が20時20分です!今日は約20人しか観客がいなかったけど、全館のうち2番目に大きなスクリーンに映してくれました!視界いっぱいに広がる冒頭のロスの夜景に声を上げそうになった!(マイ洋画ベスト1000の中でTOP5入り)※12月14日にDVDがリリースされるので、2週間待てばこの映画を家庭で観られるけど、大スクリーンならテレビ画面では気付かない小道具の作り込みを堪能できるし、頭上を飛び交うスピナー(パトカー)の臨場感もハンパじゃないデス!





10億点献上!
上映後、劇場前でオロロ〜ン
※白い鳩の美しさに涙チョチョギレ。「あらゆる思い出はやがて消える。時が来れば…涙のように…雨のように」。この名セリフはこちらのブログで「雨に消される涙のように(like tears...in rain)」と訳されてる。確かに情景からいってもこの訳の方がピッタリっすね。
 11月28日〜検索サイトのgooが「07年最も検索された日本の漫画家名ランキング」を発表。栄えある第1位は“荒木飛呂彦”!これは嬉しい!ちなみに2位以下は、2.高屋奈月3.種村有菜4.CLAMP5.中尊寺ゆつこ6.西原理恵子7.峰倉かずや(女性)8.一条ゆかり9.宮崎駿10.新條まゆ。興味深いのはトップ10の中で男性漫画家が荒木先生と宮崎さんだけってこと。やはり漫画ファンは女性の方が圧倒的に多いのか、女性漫画家が検索されまくってる構図だ。その中で、突然変異のように荒木先生が頂点にいるのが面白い。宮崎さんはナウシカ等で漫画家としてランクインしてるけど、実際はアニメ制作がメイン。ってことはTOP10の中でバリバリ漫画を描いてる男性は荒木先生ただ一人。当サイト読者でジョジョ未読の方、約90巻ありますがそろそろ“いつか読もう”と先延ばしできないのでは!?現代を生きる基礎教養として、読んでおくべきだと思います。連載開始から20年目にして、ようやく時代が荒木先生に追いつきましたね♪/先週もVSistという調査会社が「少年ジャンプで一番好きだった漫画は?」というテーマでアンケートをとったところ、ドラゴンボールを抑えて1位になったしジョジョの話題は尽きないっすね!//今夜21時からNHKBS2でオンエアされた映画『すべては愛のために』、とてもヘビーな内容ですが、お薦めです。世界の紛争地を舞台に、難民の救援活動を描いた大作。見終わった後、しばし放心状態になりました。//明晩の『BSマンガ夜話』に“のだめカンタービレ”が登場しますね!夏目房之介氏がどんな風に“のだめ”を語るのか楽しみッス。//11月17日から大阪のブルク7で公開されている『ブレード・ランナー/ファイナル・カット』、なんと明後日で公開終了。わずか2週間の上映ですかー!捻挫した足を引きずってでも、残り2日で劇場に行かねば…。
 11月27日〜NHK教育の『ピタゴラスイッチ』は、優しさとユーモアに満ちていて大人も楽しめる番組。『角砂糖全員集合!』(1分30秒)がYouTubeにアップされていたの紹介!何度見ても面白い。掲示板では同番組のなぞなぞ歌「いたちのたぬき」(1分50秒)を紹介して頂きました。2番で答えを知って“なるほど!”と思わず小膝を叩いた(笑)。//今夜のNHKBS2『ネットスター』、鬼教官のキラークイーンやレベル10ジャンプが動画で流れて嬉しかった!荒木先生の笑顔や会場の拍手も流れたし、まずは一安心。僕が受けたインタビューは90%がカットされたけど、一番大事なメッセージ「ジョジョ立ちがスゴイのではなく“ジョジョ”という作品がスゴイんです」と説明したのがオンエアされて、ひとまず胸を撫で下ろしました。(*^v^*)ホッ。東北大レポは現在65%まで完成。もう一息!//ガンダム等のキャラクター・デザインで知られる安彦良和先生の原画展が12月2日まで京都で開催中。足を運ばれた方の感想では「密度のある安彦絵を生で、しかも大量に見られる絶好の機会」とのこと(by掲示板)。12月8日からは会場を変えて兵庫で開催される模様デス。ガノタは行くべし!
 11月26日〜27日夜10時半からオンエアされるBS2『ネットスター』に、ちょこっとだけ登場します。今月2日に荒木先生の講演が東北大で催された時にNHKが来てて、その時に僕が受けたインタビューがオンエアされるとのこと。インタビューは20分くらいあったけど、放送で流れるのは3分だけ。どの部分が採用され、どう編集されているか分からない。オンエアまで緊張しまくりデス。//墓巡礼の楽しみはお寺の人から、故人の思い出話や歴史の裏話を聞くことなんだけど、京都・阿弥陀寺に信長の墓を訪ねた時に聞いた話は特に印象深かった。史実では信長の遺骨は“見つからなかった”ことになっている。しかし、信長の墓と伝えられるものは京都だけで本能寺、阿弥陀寺、大雲院、大徳寺総見院、妙心寺玉鳳院と5箇所あり、他にも高野山(1970年に発見)、安土城跡(二の丸跡)、堺・本源院、富山・瑞龍寺、岐阜・崇福寺(側室が遺品を入れた)、静岡・西山本門寺(本因坊算砂の指示で首塚を作る?)など、全国に最低でも10ヶ所以上ある。僕はその中で阿弥陀寺が最有力と思ってるんだけど、その理由はお寺の人からこんな話を聞かせてもらったから。/本能寺の変当時の阿弥陀寺住職(清玉上人)は、信長と以前から親交があった。明智軍が本能寺に攻め込んだという情報が入ると、住職は20人の僧侶を連れて本能寺に向い、裏道からこっそり入っていった。すでに本堂は炎上し信長は割腹。境内裏の竹林で十数人の家臣が信長を火葬していた。家臣いわく「絶対に死骸を敵に渡すなという遺言だったが包囲され脱出不可能、やむなく火葬して隠したうえで各自切腹するつもり」。住職は「武士なら自害するより敵と戦って散るべきでは。後は任せて欲しい」と提案、家臣達は喜んで門前の敵に向っていった。住職は遺骨を服の下に隠して、本能寺の僧侶に紛れて脱出、阿弥陀寺で遺骨を埋葬した。その一年後、信長の後継者争いの只中だった秀吉は、自分が喪主となって一周忌を行おうとし、阿弥陀寺側に遺骨を差し出すよう要請。しかし、住職は「織田家を乗っ取ろうとする輩には協力できぬ」とこれを頑なに断った。結果、秀吉はやむなく大徳寺に新たな塔頭(総見院)を建て、遺骸の代わりに信長の木像を彫ってこれを盛大に弔うしかなかった。この後、天下を獲った秀吉は、怒りの報復で阿弥陀寺を移転させ、寺領を8分の1まで削ったという。/話して頂いたエピソードは阿弥陀寺の寺伝が基になってるんだけど、寺伝以外の記録でも、当時の公卿・山科言経の日記の中には、本能寺の変から約1ヶ月後に「阿弥陀寺に参り信長や織田家家臣達を弔った」とあり、さらに9月に阿弥陀寺で百ヶ日追善供養が催されことが書き残されている。阿弥陀寺には長男・織田信忠の他、蘭丸ら家臣団120人の墓が今もあり、かなりの高確率でここが信長の墓所と思っていいだろう。こういう異説は面白いねぇ。
  阿弥陀寺にて。右が信長、左が信忠

 11月25日〜掲示板で“無名”(ウーミン)という名のダンス・グループを紹介して頂いた。この動画(6分37秒)のロボット・ダンスは、マジで人間には見えないっすね。冒頭30秒が経過した後のオルゴール人形のような動き、そして2分半から一斉に動き出す4人の動きに「おおーッ」って感じデス。//今日のフィギュアスケート・ロシア大会、トリプルアクセル(3回転半)を決めた中野友加里選手、そして女子シングルの歴代最高得点(197.2点!)を記録したキム・ヨナ選手、どちらもめちゃくちゃ良かった!特にキム・ヨナ選手はジャンプの姿勢が極めて美しいだけでなく、腕の動きの優雅さに骨抜きになった(表情も実に豊か!)。次回のGPシリーズ“NHK杯”は30日。こちらは高橋大輔選手が出るので、また楽しみッス。//銀閣寺を創建した8代将軍足利義政は、指導力に乏しく応仁の乱を防げなかったことから、僕はあまり好感を持ってなかった。でも、週末の『美の巨人たち』で紹介された以下の寂しい句を読んで、ちょっと同情してしまった--「いたづらになすこともなく 月見てぞ 今年もまたや暮(くれ)むとすらん」//ジョジョ絵板のアップロード板にカワイイJOJOアニメ(制作・よぺさん)が投稿されたので紹介!サイト読者の方でGIFアニメを作られる方がいましたら、是非×2、投稿して下さいね〜♪
敵キャラを使って優しさ
を表現するのがいい
ですね。ザ・ワールド!
どんどん増えるレロレロ
や、最後に親指を立てる
スタプラが可笑しいデス
 11月24日〜国語辞典によると“初老”は40歳を指す言葉とのこと。今日から自分は初老の仲間入り。小学生の頃、テレビに映る高校野球のお兄さんは、立派な“大人”に見えた。でも自分が当の高校生になると、意識はまだ子供と大差なかった。同様に、大学時代は40歳という響きの中に、中年オヤジの人生の円熟を感じていたけど、実際に40になってみると、“円熟”の“え”の字すら逆立ちしたって出てこない。/毎年誕生日は映画『スモーク』のセリフ「今日は誕生日だ。今日まで生き延びたことを祝おう」を名言コーナーに載せているけど、今年はいっそう特別な重みを感じる。“今日まで生き延びた”という感覚は大袈裟なものではなく、幾人かの親しい友人との別れを経験し、またライフワークの墓巡礼で若くして逝った人物の墓前に何度も立ってきたことから(特に音楽家はシューベルト、モーツァルト、メンデルスゾーン、ショパン、みんな30代で他界している)、40歳までこの世に滞在できたことを本当に有難く思っている。そして、今の僕があるのは、両親、妻、友人たちのおかげであり、心から感謝している(サイト読者の皆さんにも随分と支えて頂きました!)。/織田信長は桶狭間への出陣前、「人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻のごとくなり」(人生五十年、時の移ろいの中では、夢まぼろしのようなもの)と舞った。時代は変わったけど、あと10年という気持でパワフルに爆走していきたい。僕の活動(文芸研究や墓巡礼)に意味があるのか、国際情勢や政治の受け止め方に間違いはないのか、僕にはまだわからない。しかし今は目の前にある、自分がしなければならないことに全力でぶつかるだけ。走りながら考えないと、先に進むスピードが落ちて時間切れになってしまうもんね!(*^v^*)//嫁サンが誕生日プレゼントに予約してくれた25cmのジョジョ立ち・巨大ジョナサン像(byメディコス)が到着!このジョナサン像を見ながら人間賛歌を歌い上げたい。世の大人たちが子供たちの為に、もっともっと人間の光の部分を伝えなきゃね。
さすがにデカい!周囲の四天王
は左からソクラテス、トルストイ、
ベートーヴェン、モーツァルト!
腕時計やベルトなど装
飾品の細かさにホレボレ
※来月赤色も出るらしい
11月23日〜私事ですが、今日が30代最後の日。午後から奈良で芸術入門の講座をする予定があったので、午前中に30代ラストの墓巡礼で行基さんを墓参した。行基さんは生前から菩薩とよばれた奈良時代の高僧。貧しい民衆の為に無料の保護施設を作るなど、生涯を通して庶民と歩み、今日の社会福祉の基礎を築いた人だ。ずっと墓参したかった人物。巡礼できて嬉しかった!//だがしかし、奈良に向う途中、近鉄の新石切駅前の階段を踏み外してスッ転び、左足首があり得ない方向にグニャリ。やはり年をとっているのだろう、昔なら足を踏み外してもとっさに対応できたのにすぐに体が反射せず転倒。「アガガガ!」と固まってたが、早く墓に行かないと午後の仕事に間に合わない。ピキーン!ピキーン!と全身に電流を走らせつつ、虫の息で墓のある竹林寺に到着。墓参を終えて講座会場に向い、90分間芸術の魅力を暑苦しく語ってきました。//くるぶしがピンポン球くらいに膨れあがったので病院へ。診断結果は全治3週間。“ギプス包帯”で固定され杖をついて帰宅。でも、けっこうこの状況を楽しんでいたりする。30代の終わりに文字通り“ズッコケた”のは、自分らしくていいかなと(マジで、笑)。r(^_^;)

奥から上ってきて手前で
グキッ!まさか階段を上り
きった後に2段下りるとは…
今のギプスって足首をピン
ポイントで固定できるんだ
ねぇ。サンダルをはける
 11月22日〜天才振付け師、舞踏界の巨星モーリス・ベジャール他界!享年80歳。ベジャールの代表作『ボレロ』(8分41秒)を見て追悼。途中の部分がカットされてるものの、ソロ・ダンスで始まる神秘的な冒頭部分と、怒涛のクライマックスは全部入ってる。画質が悪いけど、3分51秒を経過したところから最後まではホント「圧巻」の一言なのでぜひご覧あれ!※踊っているのはアルゼンチン生まれのジョルジュ・ドン。彼は世界のトップ・バレエダンサーでありながら、45歳の若さで病死した。ベジャールもドンも逝ってしまったか…。//800年前の名仏師にして運慶のライバル、“快慶”の仏像発見される!紹介記事の画像は小さいけれど、端正な顔立ちが分かってホレボレ。っていうか、今まで800年も発見されなかったことが不思議!まだ探せばあるんだろうなぁ、って思っちゃう。//荒木先生の自宅を撮影した文春を見逃した方、リンク先のミニ画像でも雰囲気は伝わると思います。ほんと趣味の良いリビングですね〜♪//昨日のレッド・ツェッペリン関連の追記。ファン待望のデジタルリマスター&5.1サラウンドのDVD(『狂熱のライブ』)がついに出た!特典映像込みでこの値段(アマゾンで2千円台)は良心的っすね。
 11月21日〜英国の伝説的ハードロック・バンド、レッド・ツェッペリンの一夜限りの復活ライブが12月10日にロンドンで開催されるんだけど、チケット発売日に2万枚の券に対して100万人が予約したことで、その不動の人気ぶりが話題になった。先頃BBC放送が慈善オークションにチケット2枚をかけた結果、落札価格は1880万円!1枚で940万円というスゴイことに。慈善の意味があるにせよ、このチケット代には驚愕。しかし、落札者の“そこまでしても観に行きたい”という気持はすっげー分かる。『移民の歌』(2分24秒)のカッコよさはハンパじゃないし、『天国への階段』(10分30秒)は名指揮者カラヤンをして「パーフェクト」と言わしめたドラマチックな曲だ。中でも僕が一番好きな曲は、男の悲哀120%の激渋ブルース『貴方を愛しつづけて』(8分16秒、最初の1分半は前奏ギター)。映像に妙な特殊効果があって最初は観にくいと思うけど、だんだんこのドロドロの情念の世界にハマッていくと思う。歌詞は殆ど“呪い節”に近い。多くの男は実際この通りで、そんなに強くないんだと女性には主張しておきたい(笑)。その歌詞→「俺は7時からずっと働いている、毎晩11時まで/こんな人生にはもうウンザリだ/正しいと思えないんだ/俺は最高の、そう最高の道化師だったよ/でも出来る限りのことをしてきたつもりだ/お前を愛しているよ、こんなに愛しているんだ、可愛いお前を/お前を愛し始めてから俺は心配で気が変になりそうなんだ/どうか救ってくれ/みんなが俺にこう言う“あの娘に悪気はなかった”と/でも俺はずっともがき続けた/聞いてくれ、頼む聞いてくれ、俺は本当に精一杯やったんだ/俺は7時から毎晩11時まで働いてきた/だが、こんな人生にはもう耐えられない/可愛いお前、本当に限界なんだ/お前を愛し始めてから心配で正気を失いそうだ/もうカンベンしてくれ(※ここでギターが1分20秒の激泣き間奏)/俺は泣いたよ、涙は雨のように流れたさ/涙の雨が見えないか?俺の叫びが聞こえないか?よく聞いてくれ/俺がドアをノックするとお前は「もう会いたくない」と言った/そして裏口がバタンと閉まるのを聞いた/きっと新しい男が出て行ったんだな/嗚呼、ずっと独りで働いてた、毎晩11時まで/こんな人生にはもうウンザリだ/そんなこと分かってる/ベイビー、お前を愛し始めてから心配で気が狂いそうだ/お前を失えない、あんなに頑張ったのに…」。なんという絶望的な想い。今苦しい恋をしている野郎は、ジミー・ペイジのギターが一緒にむせび泣いてくれる。ビバ、レッド・ツェッペリン。//ミュージカル『コモンビート』、23&24日は愛知公演デス。今年の公演も元気いっぱい!「チケットぴあ」は残席が少なく“お早めに”となってるけど、自由席なので頑張れば良い席に座れマス(当日券も一部出る模様。開場の1時間前から販売)。コモンビートの意味は「共通の鼓動」。文化や人種が違っても、鼓動のリズムはみんな同じ。歌詞にある「私たちを繋いでる、ひとつの鼓動感じて」「コモンビートはすべてを超えて強く響き合う」は何度聞いても新たに感動してしまう。※4日前の大阪公演では最後に鬼教官が飛び入りで出てました!
 11月20日〜一昨日、大阪八尾市の古戦場に墓巡礼で訪れた。この地は聖徳太子(蘇我)軍VS物部守屋軍の決戦が行われたり、大坂夏の陣で城から出撃した部隊が奮戦した場所。最初に墓参したのは豊臣方の猛将で22歳の若さで散った木村重成。徳川の大軍勢に突撃し、根性で藤堂高虎隊を蹴散らすも、続いて斬り込んだ井伊隊に討ち取られて戦死。家康が首実検すると木村重成の髪にお香が焚き込まれていた。つまり、重成はこの事態(首を落とされること)を予測していたんだ。家康は敵ながら重成の『覚悟』に感服したという。歴史マニアには有名だけど一般には有名じゃない武将は少なくない。重成もその一人だ。/次に向ったのは物部氏の墓。物部氏は仏教を弾圧し、寺を焼き払い、仏像を海に投げ捨てた男であり、仏像ファンとしては良い感情を抱いてなかった。以前の僕なら絶対に墓参してない。でも、歴史は勝者の手で都合良く記録されるものであり、物部氏にしろ、大化の改新で暗殺された蘇我入鹿にしろ、敗者が本当に悪評通りの人物だったのか実際のことは分からない。日本古来の神々を奉じていた物部氏の立場になると、疫病が流行ったのは当時の“新興宗教”である仏教のせいと、あの時代ならそう考えてしまうのも分かる。仏像を投げ捨てるという行為も、無価値に思うなら無視すればいいのに、ムキになって弾圧するのはそれだけ仏像の力を認めていることの裏返しに他ならない。敗れ去った者への判官びいき的な感情もあり、今回の巡礼とあいなった。
全国の有名神社の石柱が、
物部氏の墓を四方から守る
守屋を射た矢が埋められた
塚は飲み屋の看板だらけ!
 11月19日〜この秋訪れた東日本や京都の墓巡礼写真を約20人分アップ!再巡礼も含めて更新した主な顔ぶれは、直江兼続前田慶次上杉謙信上杉鷹山野口英世斎藤一夏目漱石赤穂浪士白虎隊蒲生氏郷支倉常長英一蝶空也上人@イケメンズ、等々。気がつけば日本人の恩人墓も400人の大台に乗り、海外の500人と合わせて900名となりました。まだ簡単なコメントしか入っていない人物も多いですが、ゆくゆくは全ての人物に詳しい解説を書き足す所存デス!※ジャンル別の目次はコチラ
名将直江兼続の墓。
2009年の大河ドラマ
『天地人』は彼を
主役にした作品ゆえ
米沢市は盛り上がっ
ていた。墓の周囲は
番組宣伝のノボリ
でエライことに(笑)
ウルトラジャンプ12月号、本日発売!スティール・ボール・ランが面白いのはモチロンのこと、今号は3ページにもわたって荒木先生と作家・乙一氏の対談が掲載されている。26日に乙一氏執筆の小説版第4部ジョジョ(The Book)が出るので、その記念対談だ。小説では吉良事件のその後が描かれ、荒木先生がイラストを描かれている!先生いわく「僕が物語に“悲しさ”を描けるようになったのは第5部から。第4部でも描きたかったけど若かったせいか完全じゃなかった。しかし、この小説版には描けなかった“悲しみ”があり、執筆当時に目指していたものの完成形があるんです」「読んでて杜王町にいる感じがした」。この言葉を読んで速攻で予約しましたッ!(*^v^*)/今号で驚いたのは“荒木飛呂彦特集”を組んだ『ユリイカ』(青土社)や『クイック・ジャパン』(太田出版)の宣伝が掲載されていたこと!両誌とも集英社ではなく他社の本だ。気付いてない人も多いけど、ガードの堅い集英社としては革命的な大事件!しかも、ユリイカ側がUJの広告スペースを買ったのではなく、集英社自らが荒木先生の活動を報告する特別コーナーを作って、“集英社発行の商品ではありません”と書いた上で個別に公式URLまで紹介していた!ジャンプでこういうケースはちょっと見たことがない。会社の枠を超えて、皆でジョジョ20周年を祝っている構図に胸がジーンと熱くなった。(>_<)カンドウ!

 11月18日〜海外(ニュージーランド)で開催されたドラゴンボール“かめはめ波コンテスト”(8分48秒)、会場の熱気にびっくり!(by掲示板)成人男性、子ども、女性、様々な悟空が順番にかめはめ波を撃ちまくり。1番目が最初にして最強インパクトなんですが、4番目の精神統一ぶり、5番目の回転アクション、7番目の反動をくらっての吹っ飛びなど、各人に工夫があって面白いですねぇ。空手着の選手には会場から「波動拳!」って掛け声がかかってました(笑)。※後半はややグダグダになるので、3分過ぎに登場する2人目のチビッコあたりまでが見所かと。6年前から開催され、参加者はのべ3万人に達するそうデス。//次も掲示板から。海外の絵画紹介サイト「Mark Harden's Artchive」はスゴ過ぎ!約300名という膨大な人数の画家の作品が、目を見張るほどの高画質で閲覧可能デス!各画家ごとに時代順に作品が掲載されているので、画風の変化も分かりやすい。こんな素晴らしいネット美術館があったとは知らなかったーッ!(リンク先では画家を選択した後、下方にスクロールして題名から絵にジャンプして下さいね。上部にある絵付の画像はポスター業者のリンクなので無視して下さい)。
 11月17日〜江戸時代に作られた驚異のスーパー時計『万年時計』の存在を、掲示板で教えて頂きブッ飛んだ。たった一台で西洋時計、和時計、曜日、二十四節気、旧暦の日付、月の満ち欠けなど7つの機能を持ち、1970年代のゼンマイ式柱時計でさえ1度の“巻き”で30日の動作が限界だったものを、江戸時代の時点で1年間連続で動き続ける動力システムを持っていた!圧巻としか言いようがない。製作者は寛政11年(1799年)生まれの発明家“からくり儀右衛門”こと田中久重。2004年、文部科学省は内部構造が謎に包まれていたこの万年時計を解体調査し、レプリカの制作プロジェクトを立ち上げた。そして現代の技術者100人が結集して200年前の一人の男の頭脳に挑んだ。この万年時計がどれほどスゴイかを解説したドキュメントは興奮間違いなし。リンク先にパート8まで載ってマス。全部見ると1時間15分もあるので、忙しくて見られないという方は、機能を解説した冒頭のパート1(9分41秒)、天球儀の秘密と和時計の超絶動作構造を解き明かしたパート2(9分57秒)だけでもご覧になられることをお薦めします!江戸時代にこの時計の制作にチャレンジし実際にそれを成し遂げた男の存在が、改めて人の持つ無限の可能性を教えてくれ、“人間ってスゲー!”ってなることウケアイっす。//今日はちょっと砕けて最近ハマッている食べ物を紹介。まずはカップヌードルの最高傑作(と僕は思っている)『ミルクシーフードヌードル』。なんというコク。油だけのコクよりもミルクのコクの方がこんなに美味しいとはッ!スープは御飯だけでなく食パンとも合う。ブラボー。/明治乳業の『カシス・ウーロン』。カクテルでおなじみのカシスとウーロン茶が合体!コンビニで見かけた時に“この組み合わせはギャグなのか?”と興味本位で手を出したのが運のツキ。カシスの香りとお茶のスッキリ感で全細胞が覚醒。以降、見かける度に「3本買い」がスタンダードに。味が混ざっておらず、舌の上でカシスとウーロンがハッキリと分れて感じられるのも面白い。/キリンの『午後の紅茶・カムカムレモンティー』。これは去年から日本中で話題になっているので多くを語る必要もないだろう。絶妙の酸味、爽やかな香り、美しい赤色、ペットボトル紅茶の芸術品(ホットにしても最高)。この美味しさは異常!たぶん、今後これを上回るボトル紅茶は出ないんじゃないかなぁ(笑)。
左からミルクシーフードヌードル、カシスウーロン、カムカムレモンティー。一番右はネタで買った超特大プッチンプリン。これ1個で1日に必要な総カロリーを突破しそう(爆)。甘党の僕でさえ後半の3分の1は戦いだった。半年はプリンなしで生きられます。(>_<)
 11月16日〜「どこへ行く?」「運がよければ“先”へ」。料理に目覚めたネズミが、芸術家(創作者)としての生き方について語ったセリフだ。この短い会話は今年僕が出合ったセリフの中で一番カッコイイものかも知れない!レンタル店で『レミーのおいしいレストラン』が解禁されたので、興味がある方は是非。未知の世界へ足を踏み出すことは勇気がいるもの。しかし彼は“運がよければ”先に行ける、こう言ってのける。めまいがした。けっして守りに入らず、こんな風に人生と向き合うのが理想なので、小さなネズミ・レミーは僕にとってヒーローっす(この台詞は字幕版に登場。吹替は微妙に違う)。本作には良いセリフが色々あるけど、評論・批評活動に関わる全ての者が襟を正して聞くべきセリフも登場する。以下はある料理評論家が自戒を込めて書いたもの。「評論家の仕事は総じて楽だ。リスクも少なく立場は常に有利だ。作家と作品に審判を下すだけで良いのだから。そして辛口の評論は書くのも読むのも楽しいし、読者も喜ぶ。だが評論家は知るべきだ。(以下、文字反転)評論家にこき下ろされ三流品と呼ばれたとしても、料理自体の方が評論より意味があることを。しかし時に、評論家もリスクを冒す時がある。新しい才能を発見し擁護する時だ。世間は新しい才能に冷淡であるため新人には味方が必要だ。昨夜私は新しい体験をした。それは私の先入観への挑戦だった…」。これは長い台詞なのでまだまだ続く。全てのアーティストを代表しての、映画製作の現場の者から評論家に対する渾身の反撃。いつもやられ放題のクリエイターからの一撃を、子ども向けのディズニー映画で観ることになろうとは!※それにしても劇場公開からDVD化までが早ッ!この映画を観たのは9月。たった2ヶ月でDVD化とは仰天ッス。劇場で同時公開されたドジな宇宙人の爆笑短編アニメ『リフテッド』も入ってます。//先日YouTubeにアップされている『ジョジョの奇妙な i Pod』CM(30秒)という激シブ動画を紹介したけれど、なんと『ジョジョ第6部バージョン i Pod』が公開された!しかも15秒伸びて46秒の充実ぶり(ニコ動は要アカウントなのでYouTubeに移植されるのを待ってました!)。キャラの登場順は、徐倫→エルメェス→承太郎(?)→ウェザー→グェス(!)→徐倫→アナスイ→FF→承太郎→プッチ→エンポリオ→アナスイ→プッチ→ウェザー→ミラション(!)→徐倫→アナスイ(セリフ「JOLYNE」)→FF→エルメェス→ミューミュー(!)→徐倫→ウェザー→徐倫→ウンガロ(?)→リキエル(ロッズ付!)→プッチ→ヴェルサス→徐倫→タイトル→エルメェス→アナスイ→徐倫→タイトル→最後はやっぱりエンポリオ!何度か登場するプッチ神父が最高にキマッてる!それから、こっちは静止画像だけど『敵バージョン i Pod』(3分3秒)もいい。厳選された30人の敵がめっさクールなシルエットで登場!圧巻はラストの25秒間。ボスたちの晴れ舞台!敵なのにシビレて涙出そうになった。ギアッチョやウンガロのシルエットはユーモアがあっていいねぇ。どの動画も製作者のジョジョ愛がたっぷり♪//ブレイク中の小島よしお。最初は「おっぱっぴー」に面食らってたけど、その意味が「オーシャン・パシフィック・ピース(太平洋の平和)」の略とこの報道で知って目からウロコ。
 11月15日〜掲示板で教えて頂いたのですが、グーグルの翻訳サイトの“日本語→英語”に「ジョジョの奇妙な冒険」と入力すると、本来の“JOJO'S BIZARRE ADVENTURE”ではなく、グーグル社員の小粋な遊び心で“あの”名セリフが!また、逆に“英語→日本語”にそのセリフを入力するとジョジョのタイトルが出てくる。これを最初に発見した人はスゴイ。ジョジョの連載開始時に20代だった人は今や40代。社会の中核になっているわけで、これからはこういうことが増えてくるでしょうね♪//以前、キーボードの「Ctrl+F」キーで“検索ボックス”が開いて仰天したことを書いたけど、いまだに“そんな機能があったのか”と驚くことがある。このショート・カット・ガイドを見て驚いたのは「ウインドウズキー」を押しながら、「D」を押すと「デスクトップ」画面になること!PCに詳しい人には当たり前のことと思うんだけど、PC歴8年目にしてこの機能を知りました(汗)。いちいちマウスを使わなくてもデスクトップにジャンプできるので、これは便利っすね!//CNNの海外ニュースを読むと、世界にはいろんな人がいて、みんな十人十色の人生を生きてるなぁと改めて感じマス。米国一背が高い男性は233.68cm。保安官なんだって。記事の最後の大叔母さんの言葉にジンときた。ちなみに世界一はウクライナの男性で驚異の257.81cm。ラオウもびっくり。どんな視界なんだろう。2位が中国人男性で235.09cm。欧米やアフリカ人より小柄なアジア人が2位というのが意外だった。/ヘビに噛まれずギネス記録更新。なぜこんなことに挑戦するのか分からないけど、コツは「緩やかに、優しく動くとヘビを困らせず、噛まれもしない」。この“ヘビを困らせず”という部分がツボった。こういう表現にこの人の優しさを感じるなぁ。/犬と結婚したインド人男性。犬に伝統衣装サリーを着せて結婚式を行い、式後に男性と家族は盛大な宴会を開いたとのこと。様々な人間の人生を乗せて今日も地球は回っている。
 11月14日〜『東北大ジョジョ立ち講座with荒木先生』のレポは完成までもう少し時間がかかるので、現地点のページを速報としてアップしました。このページを今後充実させていきますね!//発売中の『ユリイカ 荒木飛呂彦特集』をゲット!全246ページに約20名の執筆者がジョジョへの想いを綴っており、編集部から「ジョジョ立ちの歴史を書いて下さい」と依頼を受け、僭越ながら僕も寄稿させて頂きました。4人の友人を相手に始めたジョジョ立ち教室が、荒木先生とのコラボに至った5年の歴史を、色んな裏話を交えて書いてます。自分の胸には、ジョジョ立ちの歴史だけでなく、ジョジョという作品そのものの魅力を熱く語りたいという強い思いがあり、「ジョジョ立ち以外のことも書かせて下さい」と編集部に懇願。結果、作品解説&ジョジョ立ちヒストリーで炎の24ページとなりました。/ジョジョ立ちはキャラの決めポーズ。ジョジョよりも知名度のあるドラゴンボールやウルトラマンにも決めポーズが登場するけど、大の大人が一カ所に集まって、かめはめ波やスペシウム光線のポージングを決めたという例はあまり聞かない。何が違うのか?僕は“誇り高いジョースターの血統のように生きたい”という切実な向上心が背景にあると思う。子ども達が“かめはめ波“やスペシウム光線をする時、そこにはキャラクターと一体化したいという願望がある。それはジョジョ立ちも同じだ。でも、スペシウム光線は怪獣を、かめはめ波はフリーザを倒すというように他者と戦う為の“攻撃的”なものであるのに対し、ジョジョ立ちは大半が非戦闘時のものであり、自分と戦う為の“自己鍛錬”を目的としている。人は大人になるにつれ、精神的貴族を目指した時に見えてくる真の敵は、嫉妬心や虚栄心といった、自分の中にある様々な“邪悪”だと気づき出す(ジョジョは否応なしにそこを直視させる)。内面の負の部分を乗り越えるべきものと確信した時に、ジョジョキャラと同じポージングをすることで、少しでも自分の魂を高次元に持って行きたい、心の闇に立ち向かう勇気が欲しい、志の高いジョースターの一族に近づきたい、そんな風に思いを込めてるように思う。少なくとも、僕や鬼教官はそうだ(不動で内面と向き合う意味では“禅”に通じるものがあるのかも)。※ジョジョ立ちコーナーを最初にアップしたのは第6部が最終回を迎えた2日後。人間同士の結びつきの大切さを描いた滝泣きのラスト。あの激感動を何かの形にしたかったのデス。/『ユリイカ』は“詩と批評”をメインに掲げた創刊40年の老舗文芸誌。文芸研究家の端くれとして、表紙に名前を載せて頂き感無量っす。原稿を書き終えて感じたのは、ネットではなく本という「紙媒体」に残せたことへの安堵感。これで明日隕石が直撃して昇天しサイトが無くなっても、誰かがジョジョ立ちに興味を持った時に、国会図書館へ行けば『ユリイカ』で調べることが出来る。/今号の『ユリイカ』は爆発的に売れているらしく、発売3日目にして「増刷決定です!」と出版社から連絡が来た。多忙でまだ他の原稿を全部読んでないけど、後半にあった44ページにわたる“スタンド事典”は130体ものスタンドがベストショットのコマと共に紹介されており、これだけでも資料的価値があると思った(冒頭の対談は色んな意味でブッ飛びまくり)。※アマゾン、うわ、対談レビューは辛口っすね…。/それから、初版を購入された方に誤植のお詫びがあります。P.132の写真は説明と違うものが採用されていました(汗)。あれがナランチャのハズがなく、説明文を「DIO(左)VS承太郎(右)のハイテンション・バトル!」に脳内変換お願いします(ほんとスミマセン!)。※第2刷からは修正されています!
11月13日〜月面上空を周回中の探査機『かぐや』から、ついに“日の出”ならぬ“地球の出”と、そして“地球の入り”の動画が届いた!この地球の美しさ、そして荘厳なまでの静けさは、一種の宗教的な感動すらあるね。
●地球の出

●地球の入り
リンク先の宇宙コーナーの一番下に拡大画像ありマス!
※宇宙航空機構が公開した動画。前半が「地球の出」(1分ぐらい我慢してると出てくる)、後半が「地球の入り」。
//昨日書いた『狩野永徳展』の追記。同じく京都国立博物館の常設展で、浄瑠璃寺の国宝仏像や、明恵上人がその前で耳を切ったという仏画が展示中。明恵上人は修行に集中できぬ自分の心を戒める為に耳を切った。800年前の日本にゴッホのように耳を切った坊さんがいたことは、あまり知られていない。これを読んでから絵を見に行くと、作品の前で釘付けになると思いマス!//東北大の荒木先生の講演レポ、近日中に完成できると思います!講演前日の打ち合わせで、荒木先生が解説して下さったジョジョ立ち各ポージングのエピソードも紹介する予定なので、楽しみに待ってて下さいね♪




荒木先生からの相図を
待って、舞台脇で
スタンバイする鬼教官
 11月12日〜昨日、京都国立博物館で『狩野永徳展』を鑑賞してきた。信長、秀吉という天下人に愛された天才絵師の、没後417年目にして初の大回顧展(国宝が3点も集結!)。永徳は作品の大半が安土城と大阪城にあった為、戦火で殆どが焼けてしまった悲運の絵師。今展の最大の見所は、信長から謙信に贈られた『洛中洛外図屏風』。金閣寺や清水寺など京都の名所がギッシリと描かれ、同時に祇園祭など四季の風物も描かれている。“地球の歩き方”ならぬ“京の歩き方マップ”。絵の中に登場するのは実に2485人!僧侶、武士、町人、公家、農民など、400年前のあらゆる階層の人々が、時空を超えて目のイキイキと甦った。
なんとここに2485人!
描かれたのは桶狭間の戦いの5年後。ドンピシャで信長が生きてた頃の人々の生活を観られるわけで、まるでタイムマシンに乗ったようだった。永徳はこの傑作をわずか23歳で描いたというのだから恐れ入る。この屏風を観られただけで足を運んだ甲斐があったというもの(本作は米沢に保管されていたおかげで戦火に晒されずに済んだ)。今展で目玉となっているもう一点が超ド迫力の『唐獅子図屏風』。実に縦2m強、横4.5mのキング・サイズ!公式サイトでも観られるけど、2頭の獅子の存在感(パワー)は本物を観ないと分からない。/本展は次の日曜が最終日ということもあり、入場制限されるほどの大賑わい。係員に混み具合を尋ねたところ、最も混んでいたのは10時20分頃で、待ち時間140分を記録したとのこと。僕は午前中ならすいてると思ったけど、むしろ午前中は遠方からツアーで来ている人が多く混んでるらしい。今週の金土日の3日間は20時まで閉館時間が延長するので、18時半くらいに行くのがベストかと!※会期後は山形に戻るから東日本の人は後でゆっくり観られます。//今週のジャンプの『ハンター×ハンター』、めちゃくちゃ良いね。すぐに読み終えるのがもったいなくて、1ページ、1ページ、じっくり時間をかけて読んだ。今の『ハンター×ハンター』は、作者のナレーションを中心に展開していくので、まるで文学と漫画が融合しているかのよう。脱帽ッス。//本日発売の『ユリイカ』(ジョジョ特集)、書店を4カ所まわるもゲットできず(涙)。
 11月11日〜1913年創刊の米国の老舗雑誌バニティ・フェアが映画サントラのベストを選出。1位パープル・レイン、2位ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!、3位ハーダー・ゼイ・カム、4位パルプ・フィクション、5位卒業。以下、スーパーフライ、トレインスポッティング、サタデー・ナイト・フィーバー、アメリカン・グラフィティ、再会の時、等々。パープル・レインはビルボードで24週連続1位の快挙を達成しただけあってさすがに強いね。これを機に僕もCDラックの前で腕を組み、サントラTOP20を選んでみた。バニティ・フェアとはまったく異なり、1位ブレードランナー、2位ガタカ、3位時計じかけのオレンジ、4位グラン・ブルー、5位伝説巨神イデオン・発動篇、6位ある日どこかで、7位ゴッドファーザー、8位シン・レッド・ライン、9位ナイトメアー・ビフォア・クリスマス、10位天国の日々、11位フリーダ、12位スター・ウォーズ、13位ラ・マン、14位ピアノ・レッスン、15位さよなら銀河鉄道999(マジ名盤)、16位ムーラン・ルージュ、17位“パリ、テキサス”、18位ニュー・シネマ・パラダイス、19位ゴジラ(第1作)、20位ダンサー・イン・ザ・ダーク、次点スカー・フェイス、バグダッド・カフェ、という結果!基本的に静かな曲やイブシ銀の曲(哀愁系)が好きというのが分かった。この20枚のサントラは、仕事で疲れた時や、逆に仕事にノッてる時に、必ず出番が回ってくる感じ。ただ、サントラって名盤でも全部がアタリじゃなく、スカな曲も入ってるので要編集っすね。サントラは音楽そのものの美しさに、映画のストーリーの素晴らしさが重なり、感動がダブルで押し寄せるのでホント大好き。/音楽ネタの流れで、昨日に続き映画COMから3つのニュースを紹介。グリーン・デイのビリーがブリトニーを擁護。ビリーはやっぱ鋭いね。/イーグルスの28年ぶりの新作への新聞コメント「よいニュース:イーグルスはちっとも変わってない。悪いニュース:イーグルスはちっとも変わってない」がウケた(笑)/なんと英国ハードロックのゴッド・バンド“ザ・フー”が、来年に日本公演をする可能性アリ!04年に結成から40年目にして初来日を果たしたザ・フー。あの来日ライブの感動をもう一度体験できるかも!?//友人の鬼教官が演出に参加している感動ミュージカル『コモンビート』の大阪公演が今度の日曜(18日)に八尾市文化会館で催されマス。昼公演は既に完売に近いけれど、夜7時からの公演に若干余裕があり、僕自身が05年に出演した縁もあって、ウチのサイトから15組30名の方を抽選で御招待!ストーリーは、お互いの文化を知らない4大陸の住人が、価値観の違いを乗り越えて「違うからこそ素晴らしいんだ」という真理に到達するという、すっごい力の湧いてくる物語です!美しいナンバーや世界各地のダンスも盛り沢山。楽しいミュージカルなので、ぜひX2ご応募くださいッ!【応募方法】 この宛先に、氏名、連絡先メールアドレスを書いて送信して下さい(当サイトのみの募集なので高確率で当選すると思います)。締め切りは11月16日(金)。公演が迫っており、チケットは当日受け取りになります。※人形であらすじ解説
 11月10日〜映画COMから気になった最新情報を幾つかピックアップ!/ハリウッドの映画人が最もリスペクトしている現役の映画監督テレンス・マリックの新作が決定!待ってました!タイトルは「Tree of Life」で物語は秘密にされている。もうどんな内容でもいい、マリック監督が新作を作ってくれるなら、それだけで最高に幸せッス(涙)。/正月明けに画家レンブラントの内面を描いた映画『レンブラントの夜警』が公開される。ピーター・グリーナウェイ監督いわく「レンブラントは世界最初の映画監督だよ」。/実写版『ドラゴンボールZ』がいよいよ1月から撮影開始。メキシコでロケとのこと。キャストはまだ未発表。/エメリッヒ監督の『紀元前1万年』、記事を読んでるだけでワクワク。来年GWの公開まで長いなぁ。※インディ・ジョーンズ4もGW公開。/アンソニー・ホプキンスが新作で“『サイコ』を撮影するヒッチコック監督”を演じるらしい。これは面白そう。/アニメ検定なんてものがあったのか!//新作ボトムズ(ペールゼン・ファイル)を見た!1500機のATによる“プライベート・ライアン”はド迫力。最初の8分だけでもファンは見る価値がある。当初はバトル場面がCGと聞いて不安だったけど、全くの杞憂だった。あの“鉄”の重量感は普通のアニメには出せない。むしろCGで正解!問題なのはキャラ絵。第2話にして早くも作画崩壊ってのはどういうこと?OP&ED曲もクールなTV版に比べるとダサすぎる。本編はBGMが乾さんで救われた。バトルは100点、人物は1点という大荒れの新ボトムズ。続巻は12月に発売されるとのこと。/ボトムズといえば!アルバム未収録で長年謎だった大人気の曲「レッドショルダー・マーチ」の正体が、放映から24年目にしてついに今年分かりましたね!往年の喜劇俳優バスター・キートンが最後に出演した映画『二人の水兵と一人の将軍』(1967)のサントラだった!このサイトの2曲目にあり、冒頭の30秒を視聴できます。放映当時高2だった僕は、ボトムズから録音したこのマーチをステレオにセットして、目覚まし代わりに流し、飛び起きてました(笑)。ちなみに同サイトの6曲目は劇場版ガンダム第1作ラストのジーク・ジオンBGMの原曲っぽいですね。//昨日の月面飛行の話で友人いわく「高性能カメラを積んでいるのなら、アポロの着陸地を記念に飛行して星条旗や着陸艇のパーツを撮ってくればいいのに」。確かに、一発で疑惑を解消できるよね(笑)。

空手、紫帯ゲット!審査は6月、12月の年2回。6月の試験では直前にギックリ腰になり、試験会場に辿り着けないというトホホ状態に。で、先月4ヶ月遅れで臨時審査を受け、何とか合格。来月初頭にはもう次の審査が控えており、全力で稽古せねば。

 11月9日〜いま日本の月探査船『かぐや』が月面上空を周回中。一昨日に宇宙航空機構が公開したこの月面飛行動画(約8分)はスゴイ!ハイビジョンでの撮影は世界初だ。最初に約20秒ほどテロップが出た後、月面の「海」と高地の海岸線を飛行し、後半は月の北極で夜を迎える!音声はないし何の演出もないけど、いつも地上から見上げているだけの月が、こんなにも鮮明な画像で間近から見られるなんて感動。アポロ計画のような40年前の映像ではなく、ほんの10日前の月面の様子。日本のロケット技術もついにこの映像を撮ることができるようになった。動画の詳しい解説は公式サイトにて。//またヤクザの発砲事件で一般人に死者。頼むから政府は、海外の対テロ戦争に注ぐ関心の千分の一でも、国内の暴力団撲滅に向けて欲しい。この事件がアルカイダの犯行だったら、政府、マスコミ、日本中が大騒ぎになるはず。しかし、暴力団なら“またか”“運が悪かった”。長崎市長が射殺されてからも、こうした事件はいっこうに減らない。警察が本気を出せば一瞬で撲滅できるのに。できるのにしないことに、暗澹たる気持になる。※っていうか、自衛隊って国民の生命を守る為にあるんだよね?1040両の戦車と200機のF15。庶民にすれば、命を危険にさらす敵は、他国の軍も国内の暴力団も同じなんだけど…。ほんと、ヤクザは銃を捨てて薬も売らず、普通に暮らして欲しい。皆と同じように暮らす、それだけでいいんだ。カタギになれば上部組織への毎月の上納金で悩むこともない。//今日政府が初の自殺対策白書を発表した。昨年の死者は9年連続で3万人を超え依然として高水準。白書の分析では男性の比率の高さが指摘されていた。人口10万人あたりの女性の死亡率は10人台前半であるのに対し、男性は35人で実に2.5倍。仕事のプレッシャー、健康問題、人生の辛さは男も女も同じと思うけれど、ここまで差が開くものなのか。//国会議員一人当たりの一年間の経費は3億1千万とのニュース。内訳をみれば色々と出費がかさむことは分かるけど、それにしてもたったの一年で3億も使う議員活動って何かがおかしい。
 11月8日〜10年くらい前から民放(特にバラエティ)で「正解はこの後すぐ」「CM後に衝撃の展開」など、煽るだけ煽ってCMに突入する番組がどんどん増えてきた。こうした最悪のタイミングでCMを入れる方法が、結果的に商品のイメージダウンに繋がっているというニュースが興味深い。9割に迫る人が山場のCMを不快に感じており、それを流す番組にも否定的だ。リンク先によると、日本は他国と比較しても圧倒的に山場のCMが多く、その比率は40%にのぼるという。一方、米国の場合は14%で、CMのタイミングが法律で規定されている英国は僅か6%、フランスは何とゼロとのこと!フランスのCMはすべて一段落した時に入る。視聴者は娯楽を求めてテレビを見ているのに、日本のように逆にストレスを与えられてはたまらない。データを分析した社会心理学者いわく「広告効果を下げているばかりでなく、CM明けの期待外れの展開を学習した視聴者のテレビ離れを招いているのでは」。実際、CM明けのオチが“これだけ?”というオソマツなものは多い。テレビ離れが指摘されて久しいけど、原因はネットだけでなく、最悪のタイミングのCMもそれを加速していると思う。※もう終わってしまった番組だけど、個人的に最も酷く感じたのは『トリビアの泉』。答え直前でCMに切り替わり、CM前の巻き戻しからスタートの繰り返しで途中で見るのをやめた。後番組の『ベストハウス123』は山場CMが大きく減り、グッと視聴者目線になった素晴らしい構成だと思う!他のバラエティも見習って欲しいもの。//9日22時25分からNHK教育で、今年6月にトニー賞(米国演劇界の最高賞)を受賞した傑作ミュージカル『カンパニー』がオンエアされるとのこと!マジっすか!//ルービックキューブが再ブームになっているけど、この12面体バージョンは写真を見ただけで挫折しそう(笑)。//東大の電子工学の研究チームが、ハードディスクの容量を現在の5倍以上も増やせる新技術を開発。指先大に新聞1000年分(!)の情報が記録できるそうだ。早く実用化するといいなぁ。
 11月7日〜僕の世代は女子の名前に「〜子」と“子”がつく人が大半だけど、今はトップ5にすら“子”は入ってないのですね。リクルートの『R25』で、いつから女性名に“子”がついたのか調べていて面白かった。日本史で記録に残る最も古い“子”がつく女性は古事記に登場する「赤猪子」さん。5世紀の人物とされており、“子”には相当古い歴史がある(この時期は“蘇我馬子”“小野妹子”のように男性でも子がつく人が多いよね)。転機は平安時代で、嵯峨天皇が多数いた自分の娘の名を“〜子”で統一したことから、“子”に高貴なロイヤル・イメージが定着。長年、一般女性は“ウメ”“トメ”など短い名前ばかりで、皇族だけが“子”を使っていた。明治以降に女性の地位が上がるにつれ、高貴な響きを感じるとして、一般人も多くの親が娘に“子”をつけるようになった。しかし、現代は個性の時代なので、逆に“子”は減ってしまったという。ちなみに現在30代半ばの女性の名のトップ5は、1位から順に“陽子、裕子、真由美、智子、純子”。確かに“子”が多い。20代半ばでは“裕子、愛、香織、恵、智子”と減り始め、昨年に生まれた赤ちゃんでは“陽菜、美羽、美咲、さくら、愛・葵・七海”と、完全に“子”が上位から消えてしまった。名前って10年単位でこんなにも変わってくるものなんですねぇ。※読者の皆さんで自分の名に“子”がついてる方は、「ロイヤルな感じでしょう」と自慢してみては?(*^v^*)//来年1月下旬に『ジョジョの奇妙な百人一首』がバンダイから発売されるとのこと!朗読CDはあのケンコバさん。@JOJOさんも書かれていますが、名セリフがテンコ盛りのジョジョ全編から、どの言葉が100首に選ばれるのか、これは楽しみですねぇ。※っていうか正月の前に発売してよ。/明後日、ジョジョのトレーディング・カードの第3弾が出る。第2弾はすぐに完売になったので、スターターブースターを今回も予約しておいた。品薄感から、まんまとバンダイの術中にハマっている感じ。吉本の楽屋でも流行っているというこのカード。ヤフーのオークションで露伴のレアカード(サイン入り)が出品されてるんだけど、開始価格は空前絶後の60万円。何かの間違いかと思い、ゼロの数を数え直したけど、やっぱり60万。さすがにそれは強気すぎだろう(汗)。//朝目さんで見つけた『ディアボロの大冒険・妄想ドット絵』、ゲームに未登場のスタンド使いが美しいドット絵で描かれており、ファンは見てるだけでテンションがあがりそう。ホント、この設定と絵で、すぐにでもアップロードして欲しいデス〜!(*^o^*)
 11月6日〜ジョジョ絵板が2週間ぶりに復活!今までは外部のお絵かき掲示板をレンタルしていたのですが、これを機に自分でサーバーを借りて絵板を開設しました。自分で管理すれば、今回のような事件でもバックアップが容易です。絵板開設の方法を教えて下さった机器猫さん、ジョニ吉さん、れおんさんを始め、技術的なサポートをして下さった皆さん、本当に有難うございました。いろんな人に助けられ、ようやくここまでこぎ着けることが出来ました。m(_ _)m/今回イラスト3千枚が消されるという事態に、多くの絵師さんが悲しまれていると思います。管理人として何か出来ないかと思いあぐね、過去に投稿して頂いた入魂のジョジョ・イラストをプリントアウトし、仙台で荒木先生に見て頂きました。そして、そして!すっごく好評だったので、そのまま“奉納”させて頂きましたーッ!ジョジョ絵板のイラストは、コアなファンならではの物語性のある作品が多く、先生は「うわ、ポルポって若い頃は痩せてたのか、カッコイイ」「タルカスが手紙書いてるよ」「ワムウとサンタナが遊んでる(笑)」と、何度も“これは面白い”。絵師の皆さんが作品に込めた溢れんばかりのジョジョ愛は、しっかりと先生のハートに届いたと思いますッ!熱血ジョジョ絵が原作者の手元へ、これもまた奇跡と呼べるかも知れませんね♪

東北大の講演日の朝。
荒木先生いわく、
「これいいなぁ。これもいい。
1枚の中にドラマを感じるね。
皆さん頑張って描いて
下さって嬉しいです」
とのことでしたーッ!(激涙)

 11月5日〜友人から『それでもあきらめなかった24人』というページを教えてもらった。俳優のハリソン・フォードはハイスクール時代に「最も成功しそうにない少年」に選ばれたり、ビートルズもオーディションで不合格になるなど、若い頃の裏話が紹介されていて興味深い。/そのサイトを読んで、下方にあったコンテンツ『世界を震撼させた20世紀の衝撃写真』をクリックして、ライト兄弟から911事件までの約25枚の写真に息をのむ。1枚の写真が世論を大きく動かすこともある。ベトナム戦争関連の写真はどれも重い(特に僧侶の…)。しかし、これらは歴史の事実であり、人類の一員として知っておくべきものと思う。写真は被写体だけでなくカメラマンの運命も変えてしまう。“ハゲタカと子供”でピューリッツァー賞に輝いたケビン・カーターは、脳裏に焼き付いた光景に苦しみ自ら命を絶ってしまった…。最後の「月から見た地球」の美しさに救われた。//先日紹介したスケート・高橋選手の『ロクサーヌ』が早くもリンク切れしていたので、別バージョンを再リンク。クライマックスの開脚ジャンプは、この映像の方が良い角度から撮れてるね!
 11月4日〜大阪からだと、なかなか東北地方まで墓巡礼に行けないもの。特に内陸部は移動ルートからそれているので、会津若松や米沢へは先週が初めての訪問となった。訪れた墓は次の通り。
●会津若松…白虎隊(悲劇の19人)、斉藤一(新選組三番隊隊長。“るろうに剣心”で有名)、蒲生氏郷(利休七哲の一人)、松平容保(かたもり、最後の会津藩主)
●猪苗代…野口英世
●米沢…上杉謙信、上杉鷹山(ようざん)、直江兼続(09年大河ドラマ『天地人』主人公)、前田慶次(マンガ“花の慶次”主人公)
●仙台…支倉常長(慶長遣欧使節団を率いて渡欧)
●千葉…土門拳(社会派の写真家・仏像写真でも有名)、西條八十(詩人、ヒット曲“青い山脈”の作詞も手がけた)
●東京…立原道造(24歳で他界した詩人)、蔦屋(つたや)重三郎(写楽や歌麿を世に出した出版人。十返舎一九や馬琴も援助してあげてた。江戸文化の隆盛は蔦屋あってこそ。ちなみにレンタル店のツタヤは“現代の蔦屋になりたい”という創業者の思いが込められているという)、英一蝶(江戸時代に島流しにあった反骨の絵師)、赤穂浪士(忠臣蔵)、鈴木春信(浮世絵を白黒の版画からカラフルに進化させた絵師)、大久保主水(江戸に水道を引いた)、ジョン万次郎、夏目漱石。個々の墓参にドラマがあるんだけど、中でも特筆したいのが野口英世!生家の近くの食堂に入ったら、偶然にも店の親父さんが野口英世の墓を管理している人だった。おかげで様々なエピソードを聞かせて頂けることに。/黄熱病に感染してアフリカ・ガーナで死んだ野口。伝染病で死んだ人間は二次感染防止のため、即座に火葬・埋葬されるのが通例だった(野口の遺体を調べた医者も1週間後に黄熱病で死んでいる)。だが、ロックフェラーは英世の偉業に感動していたので、何としても米国に戻してやりたかった。そこで野口の体をジュラルミンの棺に納めて蓋を溶接し、完全密封することで米国当局から上陸の許可を取った。墓の用地はNYにロックフェラーが確保し、厳重な管理の下で埋葬され、墓石には『科学への献身により、人類のために生き、人類のために死んだ』と刻まれた。/日本(福島県)の墓には米国から送られた遺髪が納められている。僕は、密封された棺の中の野口の髪をどうやって切ったのか疑問に思っていた。店の親父さんいわく「あれはNYの床屋が、散髪に来た野口の髪を大切に保管していたんだよ。床屋がメリー夫人(野口の妻)に渡し、夫人が日本へ送り届けたんだ」。つまり、日本に遺髪が入った墓が建てられたのは、このNYの床屋さんのおかげだった!(生家の記念碑の下にも遺髪がある)。こんなことってあるんだねぇ。※生家は猪苗代湖の湖畔に建つ。食堂の親父さんは97年に猪苗代湖の砂を持参して渡米し、NYの墓の前に撒いてきたそうだ。親父さんは話の途中で2度涙をぬぐった。優しい人だった。

この日は僕が最後の
客だった。親父さんは
ビールとタバコを手に、
野口英世のエピソードを
たっぷりと語って下さった
 11月3日〜荒木先生の講演&東北地方の墓巡礼という、4日間にわたる遠征から帰還ッ!まさにゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)。現実が想像をはるかに超えてしまい、落ち着いて文字にするまで少し時間が必要なので、まずは事実経過を中心に書きますね。10月上旬「荒木先生が講座の中でジョジョ立ちとのコラボを考えておられます」と集英社さんから公式オファー。「サプライズにしたいので当日まで伏せておいて」とのこと。11/1…仙台。鬼教官と共に、荒木先生や集英社の方と深夜までジョジョ立ちの再現度を高めるべく、ポージングを大分析。“レベル8のナランチャは落下中”など、様々な新事実が判明。先生の就寝後、ロビーでUJの担当の方と、時に熱く、時にほっこりとJOJOトーク(鬼教官「担当さんは何て気さくで善い人なんだろう」)。11/2…朝食時、第6部トークで盛り上がる。お昼前、東北大に車で移動し楽屋入り。講演では3つのスクリーンに原作のポージングを映し、その前で鬼教官がジョジョ立ち20種類を決め、それぞれに先生がコメント、僕は進行とツッコミを担当。ポージングは2時間の講演のうち20分くらい。講演後、新幹線で東京へ。11/3…青山学院での講演。楽屋でバンダイの方を紹介して頂いたので、すかさず「一度もフィギュア化されてない第4部と第6部キャラも作って下さい」「吉良のネクタイを是非」「カードの専用バインダーを頼みます」等と直訴。/まるで宇宙が3、4巡したかのような先生との3日間だった。もう一生分の運を使い切ったかも知れない(体重もヘブンズドアーで軽くなった気が、笑)。約1週間の間に絵板の悲しいことや、仙台の嬉しい奇跡があり、ドン底から天国へと、なんかもうジェット・コースターに乗っている気分デス。この講演の楽しい裏話なども含め、後日にアップされるレポ・ページを楽しみにしていて下さいね♪※講演の裏方の皆さん本当にお疲れさまでした。東北大の方、Q&Aに参加させて頂き楽しかったです。(*^v^*)//墓巡礼については明日の日記で報告します。レンタサイクルを立ちこぎしたり、リュックを背負って駆けずり回るなど、最終的に20名に墓参!青学の講演後、大阪に戻る前に、最後に訪れたのは夏目漱石の墓。91、02に続いて3度目。これだけ強烈な今回の旅を締めくくることができるのは、漱石しかいなかった。
講演の前日、夕食後。
ジョジョ立ちを
プリントアウトして
細かな指の角度などを
先生と徹底検証!
先生「この指は正確
にはこうだよ!」
※左から、鬼教官、
荒木先生、僕



本番で第3巻表紙を再現中!鬼教官がジョナサン、
先生がディオという最強コラボ。先生のディオは完璧!

ダイアーの奥義
“サンダークロス・
スプリット・アタック”が
杜王町(仙台)に炸裂!
ワイヤーも使わず
この高さは異常(笑)






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