「芸術を生むために日々努力をしている人に感謝します。僕は芸術なしでは生きられない」(S・ソダーバーグ監督、アカデミー賞受賞式にて)
「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても海全体が汚れることはない」(ガンジー)
「私は祖国を愛している。だが、祖国を愛せと言われたら、私は遠慮なく祖国から出ていく」(チャールズ・チャップリン)
「後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ」(マーティン・L・キングJr)
「私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る」(ヴォルテール/S・G・タレンタイア)


米首都ワシントンDC 2013.12
文芸ジャンキー・パラダイス
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激筆『世界音楽家巡礼記』を2020年11月に刊行しました!
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文芸ジャンキー・パラダイス(文ジャン)へようこそッ!!
このサイトは映画、文学、音楽、マンガ、絵画等あらゆる芸術ジャンルと偉人たちの『お墓』情報を、ド根性文芸研究家カジポン・マルコ・残月(53)が、
鬼神の如く全世界へ紹介する、愛と狂気と執念の電脳空間!旅&墓関連の掲載画像は怒涛の1万枚、総コーナー数は100ヶ以上、容量25ギガ!
うっかり足を踏み入れたのも何かの縁、この文芸天国にトコトンつきあってもらいましょう。そう、毒を喰らわば皿まで!ビバ、アート・サンダー!!
この世は芸術であふれ返っている!人間に他者への共感力があるからだ。芸術は人類が分かりあえる証拠!人間は国籍や文化が違っても、相違点より
共通点の方がはるかに多い
。常にこれを胸の中に。他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」!
芸術は難しくない!敷居を少しでも低くして全人類が親しめるものにすることが、このHPの主旨ッス!


(名言救命ロープ) (恩人墓巡礼) 日本人/外国人 (徒然日記) (ジョジョ総目次) Twitter/フェイスブック/インスタ/育児blog (お絵描き) (掲示板)


毎日更新・人類恩人カレンダー(食前に彼らを讃える杯を!)※記号説明&年間分※1872年以前は旧暦
12月 7日 1949トム・ウェイツ生(M)、1878与謝野晶子生、BC43キケロ命(思)、1827西郷隆盛生、1965香川照之生(役)、
1928ノーム・チョムスキー生(思)、1957森博嗣生(文)、1954古舘伊知郎生
12月 8日 1980ジョン・レノン命1943ジム・モリソン生(M)1864カミーユ・クローデル生(彫)、1886ディエゴ・リベラ生(画)、
1865シベリウス生(C)、1994アントニオ・カルロス・ジョビン命(曲)、1903嵐寛寿郎生(役)、1958出渕裕生(ア)、
1954島本須美生(声)、1963川田利明生(格)、1973稲垣吾郎生(M)、★B.C.431釈迦悟る

〔おすすめ番組表〕★番組はイチオシ ※過去の番組 ※YouTube ※アマゾン ※musictonic ※翻訳 ※海外 ※映画 ※サーチナ ※乗り換え ※東京新聞 ※地図 ※首相動静 ※護憲運動 ※画像検索
【12月7日のおすすめ番組】 【12月8日のおすすめ番組】
●8時NHK『舞いあがれ!(48)別れと初恋』…ヒロインは飛行機が大好き。女性パイロットを目指し航空学校へ。
●9時NHKBS1『ザ・ベストテレビ2022 第2部「地方の時代」映像祭「忘れてはいけないこと」』…認知症受刑者が問う。
●10時5分NHK『キャッチ!世界のトップニュース』…各国の放送局が伝える注目ニュースをピックアップ。
●20時BSプレミアム『英雄たちの選択 選/鎌倉殿暗殺!源実朝 禁断の政治構想』…平和な世を築こうとした
●22時NHK『歴史探偵 島津 強さのルーツに迫る』…徳川家康が一目置いた「強さ」とは何だったのか。
●22時半Eテレ『世界サブカルチャー史 欲望の系譜(11)アメリカ 喪失の90s 第2回』…「マルコムX」「ジュラシック・パーク」「フォレスト・ガンプ「パルプ・フィクション」「ミッション:インポッシブル」「トゥルーマン・ショー」「キャスト・アウェイ」、異色の歴史エンタメ・ドキュメント。
●23時NHK『ゲームゲノム ふるさとの作り方〜天穂のサクナヒメ』…異色の米作りゲームの魅力を熱く語る。
●23時半NHK『FIFAワールドカップ2022 デイリーハイライト』…決勝トーナメント1回戦。モロッコ×スペイン、ポルトガル×スイス。ベスト8決定。
★24時15分NHK『国際報道2022 戦争の日誌が平和を願うシンボルに』…第2次世界大戦で英空軍のパイロットが記録した航空日誌が世界中の大戦経験者の元をめぐっている。敵味方だった人々が和解し友情を結ぶ物語。
●8時NHK『舞いあがれ!(49)別れと初恋』…ヒロインは飛行機が大好き。女性パイロットを目指し航空学校へ。
●10時5分NHK『キャッチ!世界のトップニュース』…各国の放送局が伝える注目ニュースをピックアップ。
●9時NHKBS1『ザ・ベストテレビ 2022 第3部 芸術祭賞/たゆたえども沈まず』…ドキュメンタリー番組最高賞。
★13時BSプレミアム映画『長江哀歌』…ベネチア映画祭金獅子賞受賞。ダムの建設によって沈みゆく長江・三峡の古都を舞台に、妻と子を捜す男と、夫を捜す女を描く中国の名匠ジャ・ジャンクー監督の傑作ドラマ。
●16時22分BSプレミアム『アナザーストーリーズ ジョン・レノン そして“イマジン”は名曲になった』(再)…戦争やテロなどで世界が揺らぐたびにイマジンは歌い継がれ、輝きを増していった。
●21時Eテレ『クラシックTV LOVEガーシュウィン』…ジャンルを越えてスタンダードナンバーを残した天才。
●21時BSプレミアム『ザ・プロファイラー▽革命に翻弄された夫婦マリー・アントワネットとルイ16世』…近年再評価が進むルイ16世。内気で国民を愛する夫と、奔放で故郷を愛した妻。すれ違う幼い夫婦は、革命の嵐の中どのように手を取り合い懸命に生き抜いたのか。

【12月9日のおすすめ番組】
【12月10日のおすすめ番組】
●8時NHK『舞いあがれ!(50)別れと初恋』…ヒロインは飛行機が大好き。女性パイロットを目指し航空学校へ。
●10時5分NHK『キャッチ!世界のトップニュース』…各国の放送局が伝える注目ニュースをピックアップ。




3日おきに更新・人生の名言(救命ロープ)
「幸せは香水のようなもの。他人にふりかけようとすると、自分にも2、3滴ふりかかる」(レオ・バスカーリア作家

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〜あの人に会いたい〜
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烈風伝
実録!墓をたずねて三千里
    (胸キュン・イラストつき)
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 09夏 15夏 18夏
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タイトル編  解説編

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女優ベスト40
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大傑作!邦画ベスト333
タイトル編  解説編

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ビバ・俳句!3大俳人
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   残月徒然日記(最新文芸情報) ★ほっこり更新!日々前進!笑門福来!★



『ハチョ〜ッ!皆様の御訪問をお待ちしておりました〜ッ!ガルルルル…
(体調やペース配分を考えて、ごゆっくりどうぞ)』


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※時事問題は新情報が次々と出てきて日記の更新が追いつかない。僕が注目しているニュースはツイッターの方でも流しているので、よろしければフォローして頂けると有難いです。r(^_^;)
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最新の各国コロナ感染者表(下にスクロール)

●12月7日…衆院で採決が迫った宗教被害者救済法案に対して、全国霊感商法対策弁護士連絡会が「ほとんど役に立たない、意味がない」とし、宗教2世で結成した当事者団体は「政府の想定する被害者像と実際の私たちが発信する被害者の実態との間に大きな乖離(かいり)があります」と緊急の抗議声明を出しました。

共同通信社は先日、全国の都道府県議、知事、政令指定都市市長を対象に統一教会との関係を尋ねるアンケートを実施。接点を認めた県議は少なくとも334人、うち自民党が「8割」を超えており、300人以上もいることに僕は衝撃を受けました。うち、知事は13人、市長は9人。教団側が地方政治にも浸透している実態が明らかになったのです。

宗教被害者の間では、「自民党(統一)、公明党(創価)、この2つの宗教利権政党が与党である限り被害者が本当に救われるような法案など成立されないのか」、そんな絶望感が広がっている現在、立憲は最後まで抵抗すべきです。立憲執行部の岡田氏、安住氏らは過去に教団系『世界日報』に登場し、中でも大串選挙対策委員長は、教団系組織の会合に秘書が3回代理出席したほか、祝電まで送っていました。今の執行部は教団に甘いのではという疑念を持たれており、役に立たない法案に賛成してはさらに不信感がつのるばかりです。最低でも以下の5点+αを反映させないと被害者は救済されません。

・現法案は「法人が寄付を勧誘する際、自由な意思を抑圧しない“十分な配慮義務”がある」と定めていますが、“配慮”という言葉はあまりに弱く「法人は寄付を勧誘する際、自由な意思を抑圧することを“禁止”する」とマインドコントロール下での献金の禁止を明記するべき。
・法案は成立後の「法律見直しのめどを施行後3年」としており、あまりに長すぎる。1年に短縮すべき。1年ならば早期に検討部会ができる。3年では社会的関心が薄まる(まさに統一教会が望むこと)。
・献金の上限を定めること。
・救済法案では、過去の被害に関しては遡及されない。過去にマインドコントロールされた被害者も救うべき。
・子どもへの信仰の強要を行う宗教組織への規制を具体化するべき。

そして献金が反社会的団体に流れたり、反社活動に流用されていないか追跡するためにも、少額でも宗教法人に課税すべき。たとえ一円でも納税義務があると、経理を透明化して国に報告する義務があるため、おかしなお金の動きがあると行政が気付きます。

個人的には「宗教被害者救済法案が成立しても、なおも被害を防止できなかった場合、1人でも新たな被害者が出た場合は、賛成した議員は辞職する」という一文を付け加えてほしい。これなら少しは被害者目線になることもできるでしょう。

●12月6日…クロアチア戦、ベスト8には届かなかったけど、熱戦でした!ドイツとスペインを破ってグループ首位通過で前回準優勝国と同点だなんて、大会前は、正直そこまで行けると思わなかった。本当に良く頑張ってたし、胸を張って帰国して。ワクワクをありがとう!

●12月5日…ワクチン4回目接種完了。ファイザーのオミクロン対応。1回目に比べたら身体への負担は少ないけど、やはり頭がグワングワン、グルグル、身体がフワフワしますね。来年はもう収まっていると信じてる。信じたい。

●12月4日…万博記念公園で開催された第1回ドラゴンクエストウォーク・リアルイベント、子どもにせがまれて行ってきた。駅から入場門まで、あり得ないほどの人、人、人!9時半から歩き出し、ゴールインしたのは14時。「よし!参加賞のボトルキャップとパスカードをもらいに行こう!」。係員さん「すみません、12時半の時点で参加賞はすべてなくなりました」。ギャース!だったら、その時点でアナウンスしてほしかった…。天気も良かったし、リアルのカンダタが楽しかったからいいけど。それにしても、あれほど多くの人が来場すると思わなかった。すごいなDWの人気は。

●12月3日…先日出演したNHKラジオ『ラジオ深夜便 世界偉人伝(17)』の聴き逃し配信が6日(火)23時59分までリンク先(3分50秒あたりから約11分間)で聴取可能です。今回はニューヨークに眠る偉人の第3弾でジャズ界の帝王マイルス・デイビスやデューク、映画『オズの魔法使』で主役を演じたジュディ・ガーランドです。
昨年急逝した作家グレッグ・テイトが語る、マイルスの音楽の話にめちゃ同意。「マイルスは腹の中を見せてくる。何も隠さない。心臓も…命に関わるすべてをね」
お気に入りのマイルスの演奏を2曲。
『ブルー・イン・グリーン』 (5分38秒)
『ラウンド・ミッドナイト』(6分)
※当夜の放送は冒頭で臨時の国会中継入ったため、最後に流れる予定だった歌『虹の彼方に』(「オズの魔法使」から)をかける時間がありませんでした。国会審議は重要ゆえ仕方ないですが、この歌とセットでジュディの話は完成すると思っていたので、あまりにショック。以下に歌のリンクと日本語訳を記しておきますね。
※『虹の彼方に』 https://www.youtube.com/watch?v=PSZxmZmBfnU (2分42秒)
♪虹の向こうの空の彼方に、かつて子守歌で耳にした国がある/虹の向こうの空は青く、どんな夢でもかなう場所/星に願いをかけて目を覚ませばそこは雲の上/悩みはレモンキャンディのように溶けてなくなる/それが今いる場所
虹の向こうに青い鳥が飛んでいる/青い鳥が虹を越えられるなら、私にもきっとできるはず/幸せの小さな青い鳥たちが虹の向こうに行けるなら、私にもきっとできるはず

マイルス・デイビス ジュディ・ガーランド
マイルスの墓石に彫られている曲は『ソーラー』。彼がドラッグ中毒から立ち直ったときに演奏した曲です。

●12月2日…ジョジョ6部アニメのNetflix最終章、圧巻だった!原作ファンとして、6部の最後がアニメになったら、映像的にも相当すごいことになると予想はしていたけど、想像をはるかに超えたものに!超ハイクオリティな絵と音で、空前絶後のSFの金字塔がそびえ立った!世界のSFファンを唸らせるであろう、ケタ違いにスケールの大きなクライマックス。もしラスト3話を劇場で上映してくれたら絶対に観に行く。大スクリーンであの太陽や海を体験したい!テレビ画面でさえ尋常じゃない没入感。映画館は音も良いし、とんでもないことになるはず。ぜひ映画館でやってほしい!

//早朝からW杯日本・スペイン戦をリアルタイムで応援、あの超強豪に勝利!グループ1位通過にもう超絶エキサイト。ほんと早起きして良かった!
決勝リーグの相手は前回ロシア大会で準優勝したクロアチア。6日(火)午前零時キックオフ!

●12月1日…今日はジョジョ6部アニメ最終回までの一挙公開(Netflix)と、翌朝4時からのサッカー日本VSスペインがあり、とてつもなく心臓バクバクかつハードな夜に!全力で仕事も何もかも早く終わらせないと!もう超法規的に行こう。
※明日が平日という事実は、この際無視する必要がある。

●11月30日…日本とアメリカで同性婚についての重大な変化。
(米国)29日、アメリカ議会上院は同性どうしによる結婚や異なる人種間での結婚の権利を、“州”という単位ではなく、連邦レベル(アメリカ全土)で保障する法案を可決。今回の法案では、すべての州に対し、他州で認められた同性婚のカップルの権利を認めなければならないとしていて、今後もし一部の州で同性婚が禁止されたとしても、他の州から移動してきたカップルの権利は維持されることになる。バイデン大統領「アメリカ国民は愛する人と結婚する権利がある」。

(日本)本日、東京地裁は「同性カップルが“家族になる制度”がないのは違憲状態」と指摘。東京地裁は婚姻の本質を「親密な人と人が営む共同生活に、法的保護や社会的承認を与えるもの」と意義づけ、異性婚と同様の税制上の優遇措置(遺産相続他)や、パートナーが病気になったときに家族だけが知らされる容体を教えてもらえるなど、養子縁組も含めてそうした制度がない現状は問題だとした。
弁護団の寺原真希子弁護士「性的少数者が生きやすい社会は、全ての人が生きやすい社会だと訴えてきた。(判決は)まさにそのことを、かなり踏み込んだ言い回しで述べた」。
原告の小川葉子さん「(違憲状態、ではなく違憲と断定するよう)もうひと声欲しかったとの思いもあるが、(法制化に向けた)活動の糧になる。第一歩だ」。
法の下の平等を定めた憲法14条1項は、法的な差別的取り扱いを禁止している。

//統一教会やネット右翼を、鋭い言葉で批判してきた社会学者の宮台真司さん(63)が刃物で襲われ重傷。都立大のキャンバスで、講義を終えて帰るところを狙われたという。犯人は若い男性といい、今も逃走中。動機が知りたい。

●11月29日…中国で政府を批判するのは命がけなのに、複数の都市で同時多発的に「習近平政権は退陣しろ」と集会デモ。きっかけはロックダウン中の火災で10名が亡くなったこと。当局が建物を封鎖したために逃げ遅れたという。サッカーW杯の心理的な影響もある。自分たちはゼロコロナ政策で3カ月ロックダウンなのに、テレビの中で他国の人はマスクなし&密集してサッカーを応援している…。
一党独裁を背景とした強権的な政府に反発している人は、民主化運動は国家転覆罪が適用される恐れがあってできないけど、コロナ対策にからめた政府批判なら可能と、街に出ているのだろう。「体制批判ではなく、コロナの対応に抗議しているだけだ」と言い逃れができる。この抗議運動がどこまで拡大するのか注視。

//今夜のNHKラジオ『ラジオ深夜便』は国会中継が急遽入ったため、放送開始が10分ちょっと遅れるとのこと。僕の「世界偉人伝」は23時20分くらい?生放送なので流動的です。翌日に聴き逃し配信がアップされので、そちらがベストかもしれません。今夜はマイルス・デイビスやジュディ・ガーランドを取り上げる予定です。リクエストした『虹の彼方に』がオンエアされるといいなぁ。

●11月28日…近所のダイエーから200円以下の牛乳(1リットル)がなくなった。豚肉も鳥肉も、値段が上がっただけじゃなく、量まで減った。ほんま工夫して生活防衛していかないと。

●11月27日…明後日29日火曜、23時過ぎからNHKラジオ『ラジオ深夜便 世界偉人伝・第17回』に生出演し、ニューヨークに眠る偉人(ミュージシャン、作家、俳優)について語ります。その準備に集中しています。

●11月26日…先日、友人が「ウィキペディアにカジポンの項目ができてたよ!」と教えてくれた。「ほ、ほ、ほんと!?」と心臓バクバクで検索すると、うおお!確かにありました
どなたが作って下さったのか分からないのですが、とても丁寧な構成になっており、まっこと感動しました。なんという親切な方!もしこの日記をご覧になられていましたら、この場を借りて心から御礼を申し上げます。本当に!本当に!!有難うございましたぁあああ!!
※真面目な話、60歳が見えてきたいま、自分の身に何かあればこのサイトはプロバイダー契約が切れて世界から消えてしまいます。ですが、ウィキペディアを見れば自分がこの世に存在していたことが第三者の人に伝わるので、その意味でもすごく嬉しいです。(切実)

●11月25日…アマゾンで年に一度の特売週間ブラックフライデーが開始。購入を予定されている方、次のリンク先からご利用いただけるとサイト運営的に助かりますので、よろしければそちらからお願いします。(^^;)

//東京国立博物館で開催中の創立150年記念特別展・国宝展の会期終了(12/11)が迫ってきました。本当に素晴らしい貴重な展覧会、これだけのために上京する価値があります。迷われている方、ぜひ会場へ。
※チケットは日時指定制、木曜から日曜まで夜間拝観(20時まで)が可能になりました。

//スペインVSコスタリカ、スペインが7点も入れたうえ、コスタリカはただの一度もシュートを打てなかったという恐ろしいデスゲームに。スペインむちゃくちゃ強いですね。

●11月24日…55歳になりました。30歳頃「誕生日というのは親に“ありがとう”を伝える日」と聞き、以来、存命の母には御礼の言葉、故人となった父には献杯を捧げています。両親については、今年の春に映画のワンシーンのような出来事が父の墓前で起きたので、私事ですが、そのことを綴ります。
うちは元々4人家族なんですが、父が酒に溺れてバラバラに。もう40年近く昔のことなどでダイレクトに書きますが、父は糖尿病にもかかわらず酒を呑み歩くため、高校生の僕は父の行きつけの店をまわって「父が来店しても酒を出さないでほしい」と半泣きで頼みました。父は「わしのメンツを潰した!」と激怒。僕は高校2年の夏から家を出て一人で住み始め、のちに弟も関東の大学に進み、母は父に愛想を尽かして年下の男性と駆け落ちし、家族は解散状態になりました。母の相手の男性にも妻子がいたので、それはもう、えらい騒ぎです。
母は父の前から“蒸発”した際、僕に「絶対お父さんに住所を教えたらだめ」と言ったので、父は二度と話し合いも再会もできませんでした。母は糖尿病用の食事を工夫して作っていたのに、父は外で大酒を呑んでくるので虚しかったと。母のハンコが押された離婚届を父に持って行ったときの、父の寂しそうな目を今も覚えています。
さすがに同情心がわいたのですが、母の再婚相手と初めて会ったときに、その男性が紳士的で物腰が柔らかく、母と美術展やコンサートを楽しめる人で、ものの30分で「これは…親父の完敗だ!」と悟り、母の「人生は一度きりだから」という言葉に納得せざるを得ませんでした。納得は全てに優先します。
父は母が再婚したことをずっと知らないままでした。5年ほどして、一度だけ「あいつは元気にしてるのか」と聞き、僕が「うん」と答えると「そうか。それは良かった。あいつには申し訳ないことをしたと思ってる。よくしてくれたのに…」と目尻をぬぐっていました。
母に去られたことがよほどショックだったのか、その後、父はきっぱりと断酒しました。別人に生まれ変わりました。
やがて父にも春が来ました。退職後に碁会所の経営をはじめ、そこに来る常連さんのMさんと再婚したのです。入籍の夜、父の友人と10人くらいでささやかな食事会をしたのですが、みんな父がMさんとめぐり会えたこと、気力を取り戻したことを喜んでいました。
時は流れて2009年、父は69歳で他界しました。母に葬儀のことを連絡したところ、「う〜ん、行くのはやめとくわ」。「顔だけでも見たら?」「ごめん、見たくない。もうこりごり」。僕はその言葉を聞いて、どれほど母が父のことで疲れ果てていたのかを、あらためて知りました。
父のお通夜の最中に僕自身にも大きな出来事がありました。妊娠中の妻が破水し、翌日の父の火葬が終わるのとほぼ同時にうちの子が生まれました。あり得ない奇跡です。男子であったことから義母のMさんは「あの人(父)の生まれ変わりだ」と悲しみのなかに光が差しました。
それから13年。今年の春、父の遺骨を父の両親や兄が眠る大阪・堺の墓に合葬(分骨)することになりました。父は終戦の翌月に若死にした実母のことを慕っていたので、側にいさせてあげようと。少子化で親戚の子も減っているいま、墓を無縁仏にしないために、長男(伯父)、次男(父)の関係なく「総力戦」で墓を守るという伯母の英断でもありました。
ダメ元でうちの母に納骨の日取りを連絡したところ、「Mさんも来るの?」「うん」「行ってみようかな」「えっ!?」「Mさんに会ってみたい」「本気で言ってる?」「私も丸くなったんや」。なんと…!
母は数年前に胃癌になり、寿命を意識するようになりました。Mさんも癌の手術を受けており、実はMさんの方も「会えるうちに(母に)会いたい」と言っていたのです。Mさんいわく「あの人の思い出話ができるのはS(母)さんだけ」。母いわく「Mさんは、同じ人を好きになったもの同士だからね」。
4月5日、僕は5人乗りのレンタカーを借りて妻子を乗せ、まず母、続いてMさんの家に行き、後部座席に子どもをサンドイッチにする形で3人並んでもらいました。最初は少しぎこちなかったですが、子どもは翌日が中学入学式で制服を着ていたので、その話題を切り口に母とMさんの会話が始まりました。心のクッション役になっていた子どもに、僕は胸中で「グッジョブ!」と呟きました。
その日の昼下がり、桜が満開の墓地で、母とMさんは父の墓前で焼香をあげ手を合わせました。母にとっては父と30数年ぶりの再会。しみじみとお墓を見つめたあと、「久しぶりやね」とポツリ。そして母はお墓をデジカメで撮影し「青空だし、とてもよく撮れた」とMさんにモニターを見せ、Mさんはそれをのぞき込んで「ほんと。お花もきれい」。頭を寄せ合う2人を隣で見ていた僕は、“この光景は夢か誠か”と見入ると同時に、自然に会話している様子にほっこりしました。

別れた父にカメラを構える母 「良いのが撮れた」と2人

僕と妻子が近くに眠る戦国武将・小西行長の墓参をしているときに、母とMさんは車の中でずっと喋っていました。戻って来た僕が「2人で何を話してたん?」と聞くと、母は「女だけの会話やから言わん」といい、それを聞いてMさんは笑っていました。2人は電話番号を交換していたので、良い友達になれると思います。
母がうちの子に「じーちゃんは若いときはカッコよかったで」と言うと、Mさんは「年を取ってからもカッコよかったよ」とツッコミ、母が父のことで毒舌を炸裂すると、Mさんは「それは私が知っているKさん(父)じゃない。本当にKさんのことなの?」と目をパチクリ。Mさんは心を入れ替えた父=ホワイトバージョンしか知らないので、ピンと来ないみたいでした。キョトンとしているMさんを見て、母は父が本当に変わったことを言葉でなく心で理解したようでした。
墓地を去る前に、僕は一人でもう一度父にお参りました。Mさんの故郷は沖縄だし、本来なら母とは接点がなく出会うはずがなかった2人。「親父は本当に好き放題に生きたけど、最後に大きな仕事をしてくれたね。ありがとう」
お墓の役割はいろいろあると思いますが、故人になっても「人と人を繋ぐ」というのは素晴らしい力だと思います。
人は死んだからといって終わりではありませんね。

//55歳というと四捨五入で60歳!信じられません。速すぎです。でも良いこともあります。近所のイオンシネマは55歳になると「ハッピー55」適用で映画代が1100円に!
「55」は「GO!GO!」みたいな勢いもあります。響きにつられて前のめりで一年を過ごせそうです(笑)

●11月23日…午後10時、ドイツ戦、始まった!手に汗握る。
→鎌田選手が決めた!ってオフサイド!?ノォーーッ!!
→ドイツのロングシュートが怖すぎる!
→えっ、どうして今のがPKなん?キーパー相手に触ってないやん!?
→ギョエ〜ッ!決められた!
→前半終わってなんとか0-1でしのいでる。後半に1-1にできたらいいんやけど…。
→うおおおお!堂安選手のシュートが決まった!追いついた!あとは守りに守って、引き分けの勝ち点1を確保しよう!
→ハチョーッ!2点目ですと!?浅野選手がやってくれた!ドイツ相手に勝ち越し点!マジッすか!
→よし!45分が経った!アディショナルタイムは…7分!?そんなに長いの!?
→守れ!守れ!守れ!
→やったぁああ!優勝4回の強豪ドイツを、初戦で逆転勝ち!「ドーハの悲劇」が「ドーハの奇跡」になった!歴史的勝利!いやはや、日本選手はすごい運動量。身長はドイツ選手に完敗しているのにハンデをものともしなかった。もう決勝戦を見たかのような充実感。心から祝福を!

●11月22日…日本人のツイッター利用者は5千万人を超え、いまや重要な社会インフラになった。民主社会を支える公共財といえる。だが、総資産約30兆円といわれる世界一の大富豪イーロン・マスク氏はツイッターを買収し、自分の玩具のようにしている。
トランプ前大統領は連邦議事堂襲撃を扇動したとしてツイッターを永久凍結された。トランプ氏が扇動を謝罪したのなら、復活もまだわかる。でも謝るどころか、いまだに前回の選挙を「盗まれた」と言い続け、まったく反省していない。ツイッターの内部で、凍結時と凍結解除時を比較し、トランプ氏の何が改善されたのか明らかにしてほしい。
マスク氏は先日の米中間選挙の直前に、中立であることをやめ、共和党への投票を呼びかけた。完全にそっちへ舵を切った。そしてマスク氏がツイッター買収後に社員を解雇しまくった結果、「人種差別的な表現が3倍に」なったといい、投稿の監視機能が低下しているのは明らか。
言論の自由は守るべき大切なものだ。でも、他者を傷つけるような差別的な発言や、憎悪を煽る言動まで許せば公共の利益に反する。ひとりの超大富豪が社会インフラを破壊していくときに、それを止める方法がないのがもどかしい。

●11月21日…たった1カ月の間に3人の大臣がクビになるのは異常だ。昨日、寺田稔総務相がカネの問題で更迭された。統一教会との癒着が問われた山際前経済再生担当大臣、人権感覚の欠如が問われた葉梨前法務大臣に続くもの。
寺田総務相は後援会が政治資金収支報告書に「故人」を会計責任者として記載し、宣誓書にはこの故人の印鑑も押されていた。さらに600万円の借り入れも不記載。そもそも総務相は政治資金規正法を所管しており、他の大臣以上にお金の流れはクリアーでなければならない。

寺田氏は岸田首相の側近で、自民党広島県連の会長。寺田氏の妻は岸田首相の出身派閥「宏池会」を創設した池田勇人元首相の孫。こうした事情から更迭が遅れたのかもしれない。被爆2世の寺田氏は、核兵器禁止条約に他の議員より前向きだったという。それだけに、お金の問題で辞めるのが残念。後任は政治資金・統一教会のどちらにもやましい部分がない人物を、今度こそ選んでほしい。

●11月20日…サッカー・ワールドカップ(中東カタール)が開幕!日本が戦うグループEは超強豪のドイツとスペインがいる“死のグループ”。でも、裏を返せば、本来は決勝まで行かねば戦えないようなチームと試合ができるわけで、夢のカードとも言える。日本戦の日程は以下の通り。
・日本対ドイツ 11月23日(祝)22時キックオフ
・日本対コスタリカ 11月27日(日)19時キックオフ
・日本対スペイン 12月2日(金)午前4時キックオフ

●11月19日…統一教会をめぐる大変な事実が新たに発覚した。745人もの大規模な養子あっせんだ。合同結婚式では教祖が選んだパートナーと結ばれるため、子宝に恵まれないと、教祖から祝福されたのになぜ、ということになる。そのため教団は長年信者間の養子縁組を仲介してきた。教団は信者を増やす意味でも出産を奨励しており、「生まれた子を養子に出すという前提で性行為をする」ことが理想とされている。そこには生まれてくる子どもの意志は介在しない。
厚労省は「養子縁組のあっせんは、たとえ報酬をもらわなくても、継続的に“業”として行う場合は都道府県の許可を受ける必要がある」「“あっせん事業者”の中に宗教法人は省令で含まれていない」としている。
無許可で“あっせん”した場合の罰則は、一年以下の懲役、または100万円以下の罰金という《刑事罰》になる。過去、刑事罰に問われた宗教団体には解散命令が出ている。統一教会の養子縁組は海外も対象になっており、国際的な問題に発展する可能性がある。

※教団は養子縁組を希望するにあたって、「夫婦が努力を重ねてきた具体的な事実が必要」という条件をつけている。「努力」の内容は、医療分野だけでなく霊的な努力、つまり高額な献金を払っての先祖解怨が含まれる。その意味では、教団はお金をもらって仲介しているともいえる。

※テレビ東京の人気番組「世界ナゼそこに?日本人」に統一教会信者が多数出演していた件。合同結婚式によって海外に強制移住させられた日本人女性信者は約1万人にのぼる。「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は6年前、「世界ナゼそこに?日本人」に多数回、統一教会の日本人女性信者を登場させ、虚偽の事実を織り交ぜた物語を創作しているのは問題だとして、申し入れを行っている。
例えば、重病を抱えながら内戦が続くウクライナに住む日本人女性に密着した放送(16年3月7日)では、日本人女性は米国の大学に留学し、そこで知り合ったウクライナ人男性と恋愛して結婚したと紹介。取材時は別のウクライナ人夫婦の住宅に、厚意で住まわせてもらっているということだった。ところが「ウクライナ人男性がアメリカに行った事実も、そこで日本人女性と知り合った事実も存在しない。一緒に暮らすウクライナ人夫婦も統一教会信者であって、信者同士が集団生活を送っている」と判明。
渡辺博弁護士「元信者から『信者が出演しています』『番組制作者が、統一教会に頼んでネタを提供してもらっている』という情報があった。調査の上、内部事情に詳しい人物に確認したら『合同結婚式で海外に移住したのが事実であり、現地で恋愛したなんてウソ』と報告してくれた」。
「ナゼそこに?」の答えは「日本人女性がわざわざ世界各地の辺境に移り住んだのは、本人の意思ではなく、旧統一教会の「合同結婚式」で強制移住させられたから」。番組は2020年3月に放送を終了した。

●11月18日…統一教会の被害者や救済にあたっている弁護団が、「マインドコントロールによる献金は無効にすべき」と必死で訴えているのに、自民と公明は「マインドコントロールの定義づけが難しい」と主張し、新法にはマインドコントロールの言葉を入れないという。しかも寄付金の上限規制もなし!被害者は、「そんな骨抜きの法律を作っても意味がない」と絶望している。

定義づけなんか簡単だ。フランスなど他国でカルト規制法を持つ国を参考にすればいい。そういう国ではマインドコントロールを「他人の心理状態を操作して特定の意思や目的へと誘導すること」とある。「先祖や親族が地獄で苦しんでいる」といって相手を不安にさせ(他人の心理状態を操作)、呪いを解くためといって大金を献金させる(特定の目的へ誘導)、これはまさにマインドコントロール。

与党が安倍さんの時代に強行採決した共謀罪は、「実際に犯罪をおこさなくても、共謀しただけでアウト」であり、そのときに「居酒屋で大臣の悪口を言って“政府をぶっ潰す”と言えばアウトなのか」との疑念に、政府与党では見解が分かれ、定義づけをしないまま法案を成立させた。そんな荒っぽいことをやりながら、現在進行形で被害者が出ているマインドコントロール問題は、定義づけが困難として逃げている。全然、被害者を救う気がないじゃないか。

明らかに「ザル法」と言われるような献金規制法でOKと言うなら、この新法に賛成する議員は、「これで被害が止まらなければ議員辞職する」と一筆書くべきだ。それが書けないような新法ならすぐに手を入れ、現実に合ったものを作るべき。

※政府与党は、霊感商法で支払った金銭について、返金を請求できる期間を延長することで、カルトとお金の問題を終わらせようとしている。だが、既に統一教会による資金集めは、壺や印鑑など物品を売りつける霊感商法ではなく、先祖の呪いをとく「解怨(かいおん)」のための“献金”にシフトしており、霊感商法の売買を規制されても統一教会にはダメージがない。だからこそ、マインドコントロール下の献金をアウトにする法案が必要だ。

●11月17日…おとといの日記に世界人口が80億人になったことを書いた。2058年に100億になると予測されるなか、食糧、エネルギーほか問題が山積、悲惨な展開を避けねばならない。
2015年の時点で、世界人口の1%にあたる富裕層が保有する資産は、それ以外の「99%の人々の資産すべて」を合計したよりも多くなっており、超富豪62人の資産(約200兆円)は下から36億人分の資産と同じとも。

その後、格差はさらに拡大し、もはや62人どころか、たった「8人」の超大富豪が、36億人分と同じ資産を持つようになった。今後、100億の人口が戦争や治安悪化なしに共存するには、個人が所有できる資産の上限を国際的に定めて、貧困、教育、医療、農業、環境対策にまわすしかないように思える。
共産主義ではないので、私有財産があってもいい。だけど、資本主義体制のまま100億を養うのなら、たった8人と36億人の資産が同じという、欲望・格差に歯止めのない現在のシステムで可能とは思えない。環境保護や自然エネルギー研究には資金がいる。コロナの次のパンデミックにも備えねばならず、世界を崩壊させないために、まっとうな「富の再分配」が必須だ。

前にも書いたけど、SF小説で別の惑星を訪れた探検隊が、その惑星では8人の住民と36億人の住民の財産が同じと知れば、「この惑星はどこか社会構造が狂っている」と絶句するだろう。それが、舞台が地球だと思考停止になり、自己責任論で終わらせてしまう。そこがもどかしい。

●11月16日…ポーランドにミサイルが落ちて村人2名が亡くなった。ウクライナの誤射というのが欧米の見方だけど、ゼレンスキー氏は「ロシアがポーランドに襲いかかった」と主張。ロシアが戦争を起こさなければこういうことは起きなかった、その意味では根源的にロシアが悪い。でもゼレンスキー氏は、ポーランドに対して言うことがあるだろう。

//国会の運営は国民の税金で行われている。昨日、日本維新の会の中条きよし参院議員は、答弁の最後に自身の新曲とディナーショーを宣伝し、「議員にあるまじき行為」と批判の声が上がっている。僕も動画を見て唖然としたけど、本当に以下のことを話していた。
「最後になりますけども、私の新曲が9月7日に出ております。杉本眞人の作曲で、昭和の匂いのする『カサブランカ浪漫』という曲でございます。ぜひお聞きになりたい方はお買い上げください。そして、12月28日に中条きよしラストディナーショーというのをやります。今年最後のディナーショーではなくて、芸能界最後のラストディナショーでございます。」
…「お買い上げください」とか、なんでこんな宣伝を聞くために納税せにゃならんのかと。

●11月15日…200年前、ベートーヴェンやナポレオンが生きていた頃の世界人口は10億人だった。僕が赤ん坊だった頃(1967)の人口は35億人。
国連は本日、世界人口が80億人に達したと発表。今後、2030年には約85億人、2050年には約97億人、2058年に100億人の大台にのり、2080年には約104億人に到達し、そこから先はもうあまり増えなくなるという。食糧不足、環境破壊などで、そのあたりが種としての限界ということか。生き方の多様性もあって、既に北半球と先進国では、低レベルの出生率が続いている。
今後、2050年までに増加する世界人口の半数以上はインド、エジプト、フィリピン、パキスタン、エチオピア、コンゴ、タンザニア、ナイジェリア8カ国に集中すると見られ、特にインドは、来年には中国を抜き世界最大の人口を擁する国になるという。(今夏の時点では中国14.3億人、インド14.2億人)



//東京はコロナの新規感染者がまたしても一日あたり一万人を突破。本格的に第8波が到来した。第7波が最後であってほしいと思っていたけど…。なんという長い戦いなのか。

●11月14日…米中首脳会談が行われ、バイデン大統領と習近平主席が初めて顔をつきあわせた。会談時間は3時間。笑顔の握手から始まり、台湾やウクライナ情勢をめぐって互いにくさびを打ち合った。バイデン大統領は「レッドライン(越えてはならない一線)がどこにありお互いに何が重要か見極めたい」と。偶発的な軍事衝突を避けるためにも、あらかじめレッドラインについて話しておくことはとても大事。この日、バイデン大統領は「中国は台湾に対して高圧的な態度をとってはいけない」と直言、習主席は「まさに台湾問題こそがわが国のレッドラインだ」とした。平行線に終わったが、会わないより会った方が絶対にいい。岸田首相も習主席と初会談する方向とのこと、内容に注目したい。

//映画監督の大森一樹さんが12日に70歳で他界。僕の世代は『ゴジラVSビオランテ』『ゴジラVSキングギドラ』といった平成ゴジラシリーズで馴染み深い。急性骨髄性白血病とのこと、哀悼の意を表します。

●11月13日…今週は水曜日まで良い番組が目白押し。あまりに濃い。お薦め番組情報をまとめるだけで、1時間以上かかりました(^_^)v
14日(月)の14時から再放送される音楽バラエティ『クラシックTV』は、たった30分で18世紀バッハから映画音楽ジョン・ウィリアムズ(スター・ウォーズ等)までのクラシック300年の歴史をギュッと濃縮解説、ユーモアもあり本放送とても楽しかったです!ゲストは漫才師ナイツさん、まったく堅苦しくなく音楽史の流れが分かり、クラシック入門に最適でした!
15日(火)は22時45分から、Eテレで最もシュールなぶっ壊れ教養番組『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』、待望の新作第7弾!山田孝之が植物の生態を擬人化しての爆笑トーク。植物のハードボイルドな生き方から人生のヒントを学びましょう♪

/地域によって放送時間が異なるため番組紹介に書いていませんが、民放では長澤まさみ主演でメディアの腐敗に切り込むドラマ『エルピス』に期待しています!ドラマでそのまま安倍元首相の映像を使ったり、「森友」という単語を入れてくるとかびっくり。“大豆田とわ子と三人の元夫”のプロデューサー、やはり一味違います。

●11月12日…暗号資産(仮想通貨)交換業者大手FTXが破産法を申請。顧客100万人、負債総額は最大7兆円という空前の規模。共同創業者バンクマンフリード氏は今週初め時点で約160億ドル(約2兆2000億円)あった資産がほぼゼロとなり、史上最大級の富の消失に。2兆円がわずか数日で消える仮想通貨の恐ろしさよ(ビビリの自分はやったことない。そもそも資金がない)。FTXが破産した原因は不適切なグループ経営。投資会社に顧客の資産を融資したことが報じられて信用不安に直面し、顧客の出金依頼が殺到、資金難に陥った。
仮想通貨は暴力団やマフィアの資金洗浄に利用されることも問題だった。これ、どれだけ影響が広がるのか見当もつかない。

●11月11日…葉梨康弘法務大臣が辞任。葉梨氏は9日夜、都内の会合で「法相は朝、死刑(執行)のはんこを押す。昼のニュースのトップになるのはそういうときだけという地味な役職だ」「旧統一教会問題に抱き付かれてしまい、解決に取り組まなければならず、私の顔もいくらかテレビに出るようになった」「外務省と法務省は票とお金に縁がない。外務副大臣になってもお金はもうからない」と強調。
あまりにも発言が軽い。死刑を笑いをとるための世間話にしており一発アウトの発言。野党から「こんなに人間の命を軽んじ、金や票に目が向くばかりの人物が法務大臣とは」「お金をもうけることと、テレビに出ることが政治の仕事だと思ってるのか。大臣の資質にあらず」「統一教会による被害者の悲惨さも、法相の職責の重さも理解しておらず、閣僚失格だ」と批判の声があがったのも当然。
葉梨氏は「法相は死刑のハンコを押すときだけ…」を他の会合でも4回話しているといい、“持ちネタ”にしていた。

法相の発言を巡っては、民主党政権時代の2010年に法相を務めていた柳田稔氏が「国会答弁は『個別の事案については答えを差し控える』『法と証拠に基づいて適切にやっている』の二つを覚えておけばいい」などと発言し、当時野党だった自民党から「法相という職を汚している発言」と追及され、辞任している。今回の内容はそれより酷いのだから、首相はもっと早く更迭すべきだった。

ときに、新しく法相に決まった斎藤健氏は、秘書が統一教会関係団体の会合に参加した過去がある。また、ビラ配りや集会のボランティアに1人だけ関係がいたという。これから統一教会の解散命令に向けて法務大臣の役割が重要になってくるので、秘書を含めて、まったく教団と無関係の人物を選ぶ必要がある。本当に接点がこれだけで、他には何もないことを願う。

●11月10日…米国の中間選挙、物価の猛烈な上昇でバイデン民主に不利=共和党の圧勝と事前予測されていたけど、フタを開けてみれば予想と裏腹に民主が健闘している。現在の物価上昇はウクライナ戦争とコロナが原因であり、仮に共和党政権でも同じ状況になっていたと国民が判断したのだろう。トランプ氏がいまだに2年前の大統領選挙の結果を受け入れていないことや、トランプが選んだ連邦最高裁判事が人工妊娠中絶を違法にしたことも影響している。この結果を受けて共和党内では「大差で勝てるはずが接戦になった」と、トランプ離れが始まっており、是非ともこの流れが加速してほしいもの。次の大統領選挙が、民主党若手の候補者VS共和党穏健派になりますように!
※ちなみに、米の中間選挙はときの与党が敗れるのが通例。
〔11/12追記〕トランプ氏にうんざりの共和党員が大量離党。フロリダ、ペンシルベニア、ノースカロライナの各州では最近、計6万8000人余りが共和党員をやめたことが、州の有権者登録データで判明。

●11月9日…昨夜の素晴らしい皆既月食、オッサンの震える手でスマホ撮影、友人に「撮れた!」とウキウキ自慢気に送ったら、「こちらも」とすごい巨大なワインレッドの月が返ってきた!
僕のドヤ顔ピンボケ写真(参加賞) 友人H氏のワインレッドムーン(優勝)

//世界の宝くじ史上最高額となる20億4千万ドル(約3000億円)の大当たりがアメリカで出た。数字六つの組み合わせを選んで購入する「パワーボール」で、この大当たりの確率は2億9220万分の1。約3カ月間、大当たりがなく、賞金が繰り越されて膨れ上がっていたという。
3千億!それだけあれば、すぐにまだ行けていない外国の偉人の墓参をしたい。3年あれば残り全員に巡礼できる。南極にあるロバート・スコット大佐の墓所や、南アのノーベル平和賞マンデラ大統領のお墓にも行けるだろう。腰痛や膝の痛みで遠出が困難になる前に(切実)。

●11月8日…米国テキサスで救急救命士をしていた男性が、ウクライナの義勇兵となり、その体験談が朝日に掲載されていた。静かな語り口の中に戦争の真実が。以下に一部を紹介。

リビウ(ウクライナ)の防空壕には兵士や民間人がいて、空襲警報の最中に5歳ぐらいの子どもが遊び回っていた。みんな一緒だ。
ロシアが言うように、ウクライナが民間人を「人間の盾」として使っているわけじゃない。ただ防空壕が少なくて、そこに集まるしかないんだ。
ある朝、俺が働いていたミコライウの部隊に攻撃があった。
現場に行って、がれきを取り除き、遺体を引きずり出した。ばらばらの肉片になった遺体をね。
亡くなった兵士の両親や家族が、遺体の捜索作業をゲート越しに見ていた。自分の子どもががれきの下にいないか、心配して来るんだよ。
でも俺たちは、がれきの下にまだ生きている人がいるかもしれないから、丁寧に作業する暇がない。肉片を放り出して、積み重ねざるを得なかった。
遺体を運ぶ担架もぼろぼろだ。血まみれで、まったく衛生的じゃない。それでも遺体を載せざるを得ないんだ。
左足が吹き飛ばされて、他の部分は無傷だった遺体を運ぼうとしたら、担架が壊れて、その遺体が転がり落ちた。仲間の一人は耐えきれず、手を上げて立ち去った。
その時、ベンチに座って泣いている男がいた。「大丈夫か」って聞いたら、そいつが言うんだ。「さっき落ちた遺体は、俺の弟なんだ」って。
俺は18歳まで沖縄で過ごした。父親は海兵隊員で、母親は基地の中にあるレストランで働いていた。
沖縄は故郷だと思っている。友達がいるし、美(ちゅ)ら海水族館にも、勝連城や首里城にも行った。
平和祈念資料館で展示を見た時は、遺体の写真にショックを受けることはなかった。
でも、ウクライナに行って変わった。
がれきの下から人の肉片を引き出していた時、結婚指輪をはめた腕を見つけた。
その時、民間人が攻撃された沖縄戦は、本当にひどかったんだろうって思った。
だから今はその種の写真は、ウクライナで見たことや遺体のにおいを思い出して不安になる。見たくないんだ。
3月末にアメリカに戻ってからも、ロシア軍と戦う悪夢にうなされた。目覚めた時、自分がいまどこにいるのかわからない。まだウクライナにいるかのようだ。
俺が寝てるときに空襲警報を鳴らしてみな。ベッドから跳び起きて、パニックになると思う。
運転中とか1人でいる時、ウクライナでの経験について考える。すると、涙が出てくるんだ。
向こうにいる友人のことを思い出す。もうウクライナから出られないやつもいる。死んでしまったから。
これから、米海軍の衛生兵になる予定だ。でも、海軍での契約期間が終わってまだ戦争が続いていたら、ウクライナに戻ると思う。
俺がウクライナに行ったのは、アメリカでは何か重要なことを成し遂げているって気がしなかったということもあるんだ。
戦場には、何かから逃げ出してきたやつがたくさんいる。家庭環境が悪かったり、結婚生活が破綻(はたん)していたり、目の前が真っ暗で破滅的なやつらだ。
ウクライナで戦って死ねるんじゃないか、と思って来るやつもいる。戦場で死んだら何か良いことをして死ねたって思うからだ。
ウクライナである男に「戦争には中毒性がある」と言われた。誰だって塹壕(ざんごう)や床の上で寝たくない。空襲警報が鳴って逃げ回ったり、飯がパンとポテトだけだったりするのも嫌だ。
それでも、戦場では自分がしているすべてのことが重要に思えるんだよ。
最も恐ろしかったことは何かって? この戦争はライフル銃が主役じゃない。砲撃戦だ。
砲弾が飛ぶと、音が聞こえる。聞こえたらしゃがめばいい。慣れると無視するようになる。近くに落ちても「くそ、今回は割と近かったな」って感じだ。
でも、ミサイルは聞こえない時がある。いきなり落ちて、気づいたら周りの人が肉片になっている。
戦争が始まると、みんな国のために団結するだろ。でも、遺体の詰まった袋が国に戻ってきた時、その気持ちが変わる。
砲撃を受けたら、体は肉片になって、二度と元通りにならない。そして国に帰るまでに腐敗が進んで、誰のものなのか、さっぱりわからなくなるんだ。


●11月7日…20年以上も統一教会問題を追ってきたジャーナリスト・鈴木エイト氏が考えた、カルト系議員を排除した理想的な「汚染議員一掃内閣(第3次岸田内閣)」の布陣が新鮮。
自民や公明の中から、統一教会に毅然とした態度をとっている議員が選ばれた。
エイト氏「数は少ないが、自民党にも以前から教団の活動を問題視していた議員はいます。それに、たとえ過去に関係があったとしても、反省し、現在は教団に厳しい姿勢を取っている議員であれば期待できます。選挙で教団に依存していないことを前提に、それらの基準で大臣を選べば教団の問題に公平に当たることができる内閣をつくれるはずです」。
自民所属議員の半数以上が何かしら教団と関係している以上、エイト氏の基準「反省し、現在は厳しい態度」の議員の入閣を認めるのは、僕もアリと思う。


画像は『ポストセブン』から

〔エイト氏による選考理由〕
(1)文部科学大臣・河野太郎…宗教法人法を所管する文部科学大臣は教団への調査を指揮し、裁判所に教団解散命令を申し立てる当事者。政権内の教団追及の急先鋒、河野太郎・現消費者担当相が最適任。河野氏は消費者庁の有識者会議で旧統一教会について〈解散命令請求も視野に入れ、宗教法人法に基づく報告徴収及び質問の権限を行使する必要がある〉と盛り込んだ報告書をまとめ、岸田首相に「質問権発動」を促した。
(2)法務大臣・石破茂…解散命令請求訴訟にかかわる法務大臣。いち早く「教団解散」の議論をすべきと発言し、解散論の先鞭をつけた。石破氏なら安倍派の意向に左右されずに政策判断ができる。
(3)官房長官・上川陽子…現在の松野氏は安倍派であり、官房長官が安倍派のままではネックに。岸田派の上川氏は法務大臣時代、オウムの麻原ら幹部を刑死させるなどカルトを怖れていない。上川氏には法相を辞めてからもSPがついている。
(4)国家公安委員長・村上誠一郎…教団の霊感商法などを取り締まる国家公安委員長に、安倍氏を「国賊」と呼んで国葬に反対して党から役職停止処分を受けた村上氏を起用すれば、「安倍政治からの決別」の姿勢を示すことができる。
(5)総務大臣・船田元…教団イベントへ祝電を打っていたことをいち早く詫び、「自民党消費者問題調査会長として、いわゆる霊感商法などの悪質な取引を取り締まる立場にある」と教団監視を表明。
(6)防衛大臣・小野寺五典…岸田派の小野寺氏はラジオで「教祖が韓国の人でその人が北朝鮮と交流をしていたとすると、日本からのお金が、教団を巡って北朝鮮に行って、それがミサイル開発で日本を脅してるとすれば、こういう流れはしっかり切ったほうがいい」と発言。
(7)外務大臣・岩屋毅…安倍政権で防衛相を務めた保守派ながら、安倍支持派が防衛費2%への増額を主張していることを「最初に金額目標があり、乱暴なやり方」と批判するなど一線を画している。
(8)財務大臣・林芳正…安倍氏と長年のライバル関係にあった岸田派の現外相、手腕に期待できる。
(9)経産大臣・平将明…霊感商法に批判的。
(10)環境大臣・今枝宗一郎…医師出身、接種推進派でコロナ対策にも詳しい。
(11)国土交通大臣・古屋範子…公明党の消費者問題対策本部長として霊感商法防止や被害者救済の提言をまとめた。
(12)厚労大臣・三原じゅん子…統一教会が熱心に推進した「子宮頸がんワクチン」接種反対運動と氏は戦ってきた。
(13)農水大臣・福田達夫…父はリベラルな福田康夫元首相。安倍派ながら反安倍勢力。
(14)経済再生相兼男女共同参画担当…選択的夫婦別姓などジェンダー問題で教団から“敵認定”されている猪口氏なら公平な議論が期待できる。
(15)復興大臣・小泉進次郎…震災被災地の支援をライフワークにする小泉氏は、神奈川県連会長として地方議員の脱教団化を推進しており、教団批判派の1人。
(16)経済安全保障担当大臣・青山繁晴…青山氏は以前から統一教会の危険性を認識し、選挙支援を拒否。有力派閥の会長に「教団の支援を見直すべきだ」と直言するなど、一貫して反教団の姿勢を取ってきた。
(17)消費者担当相・自見英子/デジタル相・山田太郎…2人とも旧統一教会2世のヒアリングを行なうなど問題解決に積極的。

実に興味深いラインナップ。リベラル派の政治評論家なら、安倍さんとベッタリだった三原じゅん子氏や青山繁晴氏をここに入れることはないので、エイト氏の中立性が垣間見える。最も意外だったのは、農水大臣に推された福田達夫氏。「統一教会から支援を受けることの何が問題かわからない」と半笑いですっとぼけた福田氏の会見に僕は激おこだったけど、エイト氏はその後の福田氏の謝罪「被害者を生み出すような、社会的に問題が指摘されている団体との関係が問題であることは言うまでもありません」声明で許したということか。

《汚染議員一掃内閣(第3次岸田内閣)》の組閣案が貴重なのは、統一教会が主張している「教団叩きは共産主義者の陰謀」「中国の工作」という妄言を吹き飛ばすことができるからだ。「自民政権のままでいいから統一教会と完全訣別を」、そういう意見に信者が触れることで、マインドコントロールが解ける一助になるかもしれない。この企画をエイト氏に提案した週刊ポスト取材班、まっことグッジョブです。

●11月6日…統一教会をめぐる「被害者救済法案」について協議するため、野党側は国対委員長会談の開催を呼びかけているのに、自民党の高木毅国対委員長は「時間が無い」と拒否。このままでは、この国会で新法が成立せず、来年になってしまう。過去に、野党が会わないというのはあったけど、与党が会わないというのは聞いたことがない。高木国対委員長は過去に統一教会に祝電を送っており、教団を守っているのかと。岸田さんは高木国対委員長を交代させるべき。
※「週刊新潮」によると、高木国対委員長は30代の頃、一般女性の自宅に合い鍵を作って侵入し、下着を盗んだ。表沙汰にならなかったのは、高木氏の父親が地元・福井県敦賀市の市長を務めていたからという。“合い鍵を作って侵入”とか一線を越えている。福井の自民支持の方、他の候補を立てるよう県連に声をあげた方が良いのでは…。

●11月5日…ここ数日、時事通信やCNNが伝えるウクライナ情勢によると、ロシア軍の前線は地獄という言葉も生ぬるいようだ。新たに動員された兵はたった3日の訓練で最前線に送られ、作戦上の役割は敵の砲撃をあえて受けることで、敵の居場所を割り出す「肉の盾」。そのため平均的な寿命は“約2週間”という。直前まで工場で働いていたり農業をしていた国民が、たった2週間で死んでしまう。
ルハンスク州の最前線に投入された1個大隊約570人はウクライナ軍の砲撃で500人以上が死亡したが、生存者いわく「塹壕(ざんごう)を掘るよう指示されたが、スコップが30人に1本しかなく、素手で掘っているところを砲撃された。大隊はほぼ全滅したが将校は真っ先に後方に退却した」。将校だけ先に逃げるのは旧日本軍の南方戦線でも聞いた話だ。
このような状況なので前線の兵士は逃亡が相次ぎ、イギリス国防省によるとウクライナ軍がロシア軍から獲得した戦車は少なくとも440両にのぼるという。ウクライナは欧米各国から軍事支援を受けているが、ロシア兵が武器弾薬を捨てて退却するため、皮肉にもロシアがいま世界でウクライナへの武器供給1位の国になっている。
プーチン大統領はこの状況を“解決”するべく、逃亡を図る自軍兵士を射殺するためだけの特殊部隊を配備したと英メディアは伝えている。味方殺し専門の部隊を配備…。ほんとロシア人自身が早くプーチンを何とかしないと、どんどん酷いことになっていく。

//自販機の飲み物が180円ってマジか。円高になったら元に戻してくれるのかねぇ。

●11月4日…資産約20兆円という世界最大の富豪イーロン・マスク氏がツイッターを買収、取締役9名を全員解雇。ツイッターという、世界に繋がることができる最強の情報発信ツールを、たった一人の人間が自由にコントロールできるのは大問題。マスク氏はウクライナ情勢でロシア寄りの和平案を支持してゼレンスキー大統領を憤慨させた。マスク氏は社員の大量解雇にも踏み切っており、クビになった社員は差別投稿を監視する人権部門が多いという。中傷デマが吹き荒れるSNSでは、むしろその部門を強化するべきだし、ツイッターの赤字は別のやり方で解決しないと、世界の分断は取り返しが付かないところまで拡大してしまう。
〔追記〕解雇されたのは社員の半数にあたる約3700人、人権担当部門は“丸ごと”解雇されたとのこと!ツイッターよ、どこへ行く。

●11月3日…週末、夜行バスで上京し、土曜は鎌倉で頼朝や北条など“鎌倉殿”関連の人物を中心に墓巡礼を予定。レンタサイクルで子どもと頑張ります。夜は東博の国宝展を夜間拝観。日曜は東京で、さいとう・たかを先生、樹木希林さん、すぎやまこういち先生等を墓巡礼。それゆえ次回の更新は6日夜になります。天気が崩れませんように。

※さいとう・たかを先生のプロダクションが、今年9月、ツイッターに墓所の住所(港区の梅窓院)と墓石の写真、そして「お近くにお越しの際にはお参りして頂ければ大変嬉しく思います」というメッセージを投稿され、“絶対に墓参しよう”と胸熱に!

※文芸ジャンキー鎌倉MAP (オレンジの印を墓参予定)

●11月2日…アメリカの音楽チャート「ビルボード」で、テイラー・スウィフトさん(32)の楽曲が、史上初めて1位から10位まで独占し話題に!これは64年の歴史で初めての快挙!ビートルズやプレスリーでもなし得なかったこと。上位を占めたのは、いずれも先月21日に発表された10作目となる最新アルバム「ミッドナイツ」の収録曲(YouTubeに公式PVがたくさんあり)。
テイラーさんはツイッターに「トップ10に10曲???私の10枚目のアルバムが???気が動転しています」と投稿。音楽配信サービス「スポティファイ」でも、最新アルバムが発表初日に再生された回数は、1億8500万回に上り、新記録を樹立したとのこと。

シンガーソングライターであり作曲もしているテイラーさん。僕がこのニュースでグッと来たのは、彼女がトップ10を独占するほどの楽才の持ち主というだけでなく、政治的立場(反トランプで民主党支持)を公言し、若者へ選挙に参加するよう積極的に呼びかけ、フェミニストで女性議員の比率を増やすよう主張し、LGBT支援も熱心に行っているのに、アメリカ国民が幅広い層でテイラーさんを受け入れていること。アーティストに政治的なカラーがついても、それがバッシングの対象にならない。日本の場合はネットで炎上することも多いし、事務所やスポンサーもアーティストの政治的な言動に否定的だ。でも世界で国民の幸福度指数が高い国は、総じて投票率も高く、女性議員が多く、職場や家庭でナチュラルに政治の話ができ、民主国家として成熟しているケースが多い。
今回のテイラーさんの快挙に勇気をもらった日本のアーティストもいるだろう。その人が一歩を踏み出せる国に変えていきたい。

  史上初、楽曲がトップ10独占!

●11月1日…ジブリの世界観をテーマにした公園「ジブリパーク」が愛知県長久手市に本日開業。全5エリアのうち3エリアが開園、残りの2エリアは来秋に開園されるという。ジブリの名場面が実物大で再現されたセットが並んだ、新しい形の公園施設。ジェットコースターなどの絶叫マシンがなく、原作の世界を楽しめる公園と言えば、フィンランドのムーミンワールドが有名(昔、レポを書きました)。派手なアトラクションは何もなく、ただムーミンハウスやスナフキンのテントが再現され、着ぐるみさんと記念写真を撮れるだけなのに、園内を歩いてると幸せという大人気の施設になっている。ジブリパークもそのコンセプトなんだと思う。原作に強いパワーがあるから成立する。

《5つのエリアと作品舞台》
青春の丘…『耳をすませば』『猫の恩返し』
ジブリの大倉庫…『千と千尋の神隠し』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『借りぐらしのアリエッティ』 『崖の上のポニョ』
どんどこ森…『となりのトトロ』
もののけの里(2023年度オープン)…『もののけ姫』
魔女の谷(2023年度オープン)…『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』

あれ?『ナウシカ』がないのは、ジブリが誕生する前の映画だから?セット的にはナウシカが一番すごそうだけど、小さな子は巨神兵とか怖いかな。『風立ちぬ』も大人向けでセットは難しいかも。でも『紅の豚』は赤い機体を設置するだけでオッサンのテンション爆上げなので再現してほしいな。
※チケットは年内ソールドアウト。詳細は公式サイトから。

●10月31日…統一教会問題で、自民と公明が、被害者救済の新法の今国会での成立を“先送り”するよう立憲と維新に提案、クラッときた。自民と公明は、被害者家族による損害賠償請求に「家族ではなく、被害者本人が請求しないと」と難色を示している。まだそんなことを言うのか。マインドコントロールによって本人が被害を認識できない状態にされているのが大問題なのに、なぜ自公は実状を無視するんだ?被害者家族に自殺者が出るほど深刻な問題であり、事態は切迫しているのに、どうして解決の先送りを提案できるのか理解不能。公明は被害者救済に消極的な姿勢を見せたことで、SNSでは「統一教会の味方」と批判する声も出てきてる。それは不本意なはず。絶対にこの国会で被害者救済の新法(献金取り消し法)成立を。

//ブラジル大統領選、左派のルーラ氏が接戦を制したけれど、案の定、ボルソナロが敗北結果を受け入れ拒否。治安の悪いブラジルで国民が分断されると、地獄のフタが開く。ボルソナロは現職で有利に選挙ができたのに負けたのだから、社会の混乱を防ぐためにも潔く退陣するべき。ボルソナロの側近や副大統領は、選挙結果を受け入れるようボルソナロを説得しているとのこと。周囲が冷静なのが救い。

●10月30日…韓国イテウォンで起きた将棋倒し事故、亡くなった方が150人以上で、約半数が立ったまま窒息死という報道に戦慄。大半が10代、20代といい、本当に痛ましい。今月上旬にもインドネシアのサッカー場で174名が亡くなったばかり。共通するのは、坂道や階段など傾斜のあるところで悲劇が発生していること。背中に200kgの重さがかかると腕で隙間を作ることができない。身の危険を感じたら、遠回りになっても違う道を選ぶしかない。
※日本で起きた最悪の将棋倒し事件は、1956年に新潟県の神社で発生し、124名の犠牲者を出す大惨事となった。
※事故の4時間前から警察に緊急通報が11件もあったのに、警察はまともに出動せず、人の流れをコントロールする人員を現場に送らなかった。そして取り返しがつかないことに。

●10月29日…僕は小林よしのり氏と歴史認識が異なるけれど、統一教会を擁護する保守に対して小林氏が激怒したコラムは、よく実名を出して叩きつけたものと思わず拍手した。
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小林氏「驚くべきことに、(天皇は男子に限るとする)皇位男系派の主な論客はみんな統一教会系の団体で講演をしていたことが明らかにされた。新田均、櫻井よしこ、八木秀次、中西輝政、大原康男、竹内久美子、小川榮太郎、渡部昇一、そしてもちろん、竹田恒泰もだ。そして、保守系と言われる論壇誌も揃って統一協会の広告塔になっていた
それだったら「保守派」がみんな男尊女卑になっていたのは当然だといえる。統一協会の教義が男尊女卑そのものなのだから。
統一協会の教義では、韓国が「アダム国」、日本が「エバ国」で、エバの日本はひたすらアダム・韓国に仕え、お金を貢がなければならないことになっている。
保守系とされる連中は全員もともと男尊女卑の願望を持っており、その下地があるから、統一協会がどんなに男尊女卑の言動をしていようと、一切違和感を持たないのだろう。
実は「(沖縄)反基地」への攻撃も統一協会の主張なのだ。
統一協会系の政治団体「国際勝共連合」の機関紙「思想新聞」では1996年には、沖縄の反基地運動に「過激派や県外からの左翼運動家が暗躍」しているという、現在のネトウヨの定番となっている主張を書き立てている。
同様に、「脱原発」も「思想新聞」は攻撃の対象としており、1989年の紙面には反原発運動を誹謗する記事が載り、福島第一原発事故以降は原発推進の主張を繰り返しているという。
もうイデオロギー闘争ではないから、反共は関係ない。中国やロシアですら、今や実質的には共産主義を捨てており、中国・ロシアとの戦いは共産主義との戦いではなく、「独裁権威主義」との戦いになっているわけで、現代において統一協会との協調点など、どこにもないのだ。
ところが保守派という連中は、今なお「反共」で統一協会と組んでいる。男女平等も、夫婦別姓、同性婚、反基地、脱原発も、全て日本共産党が賛成していることだから、共産党を敵として「反共」を掲げることで、辛うじて成立しているかのような形になっているのだ。
言ってみれば、共産党がいてくれるおかげで存在意義が維持できているようなものなのであり、統一協会は共産党に感謝すべきだろう。
わしは叔母が洗脳された被害者そのものの立場で、奪還作業までやったから、統一協会が「悪」だということが明確に分かっている。そして、そんな悪魔と平気で手を握れる奴がいるということがとても信じられない。
統一協会信者の家族などの被害者が語る惨状を聞けば、誰だって協会に対する憎悪を持つはずだ。
自民党の奴らには、なぜその憎悪が全く湧かないのか?もはや、人の心を失っているとしか思えない。票のために人の心を捨てた「餓鬼」と化しているのだ。
日本の自称保守はほとんどが統一協会である。だからこれからはもう、男系固執を唱えている者には「この統一協会め!」「統一協会の手先!」「統一協会、出て行け!」と、それだけ言ってやればいい。
(メルマガ第445号より)


●10月28日…常に保守与党を擁護し、かつては統一教会の合同結婚式を祝う広告を二度も掲載した産経新聞が、統一教会系の保守論客をまさかの批判。

《旧統一教会問題、沈黙≠フ保守に矜持はないのか!》桑原聡(産経新聞文化部編集委員)
〜驚きと憤りと幻滅に襲われる〜(以下抜粋・要約)
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との深い関係を野党やメディアに指摘されながら、「記憶にない」という言葉でかわし続けてきた忘却の達人℃R際大志郎経済再生担当相が24日、ついに辞任した。自民党は、打たれても打たれても倒れることなく立ち続けた山際氏に、殊勲賞を与えてしかるべきだ。もちろん皮肉である。
安倍元首相の暗殺を機にあらわになった、旧統一教会と保守を名乗る政治家との癒着。保守主義者の多くは、驚きと憤りと幻滅に襲われていると思う。私もそうだ。
保守を自任する以上、どんな理由があろうとも、その教義に「反日」が明記されている宗教団体と関係を持つべきではないだろう。矜持(きょうじ)の問題だ。矜持を持たぬ国会議員に何ができるのか。関係の深い団体の御用聞きぐらいだろう
確かに旧統一教会と保守政党には、「反共」と「伝統的価値観の重視」という点で共通するところがある。朴正熙政権時代、文鮮明教祖が大韓民国中央情報部(KCIA)の指示で、反共政治団体である国際勝共連合を創設したのが1968年のこと。同じ年に日本にも創設された。その中心人物が岸信介元首相だ。その後、窓口の役割は娘婿の安倍晋太郎元外相、孫の安倍晋三元首相へと受け継がれていった。
安倍元首相暗殺後の7月25日、民族派団体「一水会」は、ツイッターでこうつぶやいている。
《本来、旧統一教会と保守政治家との癒着を最も強く糾弾すべきは、土着宗教系の組織や日本の保守運動を標榜(ひょうぼう)する勢力であったはずだ。だが彼らは、原理の教義を棚上げ、反共という一致点で同教会を頼もしく思い、助っ人になると踏んだのだ。日本の保守派と旧統一教会の蜜月が、今回の事件の導火線にある》

〜強烈な選民思想 日本はサタンの国〜
ところで、旧統一教会の「反日」とはいかなる内容なのか。(教団の)「原理講論」の基底には、韓国民族は選民であるとの思想が貫かれている。自らを「第3イスラエル選民」と規定しているのだ。ちなみに第1はエジプトで400年もの苦難に耐えたイスラエルの民、第2はローマ帝国で400年の圧政に耐えたイスラエルの民である。第3イスラエル選民たる韓国民族は大日本帝国の40年にわたる圧政に苦しんだとされる。そしてこんな記述が掲載されている。
《1910年、日本が強制的に韓国を合併した後には、韓国民族の自由を完全にはく奪し、数多くの愛国者を投獄、虐殺し、甚だしくは、皇宮に侵入して王妃を虐殺するなど、残虐無道な行為をほしいままにし、1919年3月1日韓国独立運動のときには、全国至る所で多数の良民を殺戮した》
《数多くの韓国人たちは日本の圧政に耐えることができず、肥沃な故国の山河を日本人に明け渡し、自由を求めて荒漠たる満州の広野に移民し、祖国の解放に尽力したのであった。日本軍は、このような韓国民族の多くの村落を探索しては、老人から幼児に至るまで全住民を一つの建物の中に監禁して放火し、皆殺しにした》
改めて問いたい。保守を自任しながら旧統一教会に選挙を手伝ってもらった保守政治家のみなさんは、こうした歴史認識を持った団体であることを承知のうえで関係を深めたのでしょうか、と。知らなかったというのなら、それは不勉強すぎる。国政に関わる資格などない。国会から身をお引きください。知っていたというのなら、こう自問していただきたい。「自分に矜持はあるのか」、さらに「旧統一教会に自分を与えてはいないか」と。(全文


//日本のカルト保守層に人気の雑誌『月刊Hanada』が、統一教会系『世界日報』の編集局長が書いた記事を掲載したり、最新号では「脱会屋の犯罪」と題した記事で、カルト宗教から家族を奪還する動きを批判するなど、『月刊Hanada』は教団との蜜月ぶりを隠そうとしなくなった。河野大臣が統一教会の解散命令に積極的だからだろうか、トップ記事は「河野太郎総理の悪夢」。執筆者は伊藤詩織さんに2次加害を行った小川榮太カ氏。

●10月27日… いろんなものが値上がりしていると思ったら、今月だけで6700品目も上がっているとのこと。来月は800品目で今月より少ないけど、牛乳、ヨーグルト、調味料など生活に身近なものが多く、肌身で物価高を感じるかも。欧米は、物価上昇と同時に給料も上がっているからまだマシ。日本はどうすべきか。企業がため込んでいる内部留保に課税して、低所得者のための経済政策や社会保障にまわさないと。

●10月26日…今日メモった良い言葉、というかハッとした言葉→

「時間の使い方は、生命の使い方」

※子どもが学校でこの言葉を聞いてきたと。

●10月25日…僕は特定の宗教の支持者ではないですが、バッハの宗教音楽やレンブラントの宗教画、運慶の仏像を前にすると、心の奥底まで救済の光が当たったような感覚になり、深い感動を覚えます。それらの作品は誰かを憎ませようとするものではありません。
僕は本来、宗教とは罰を与えるものではなく、赦しを与えるものだと思っています。キリストや仏陀が、憎悪の感情を焚き付けたり、信者に多額の金銭を要求する姿など想像できません。
宗教は、他者との間に“壁を築くのではなく、橋を架けるもの”であってほしい。これは、宗教だけでなく、政治、哲学、アート、あらゆる分野にいえることだし、心底からそう望んでいます。

●10月24日…先日、ウクライナと戦うことを拒否して1人のロシア人ミュージシャンが生命を断った。
27歳のロシアの人気ラッパー、ウォーキー氏(本名イワン・ビタリエビッチ・ペチュニン)は、プーチン大統領が命じた部分動員令による徴集に反発し、SNS「テレグラム」に次のメッセージを残して高層ビルから身を投げた。

〈皆さんがこの映像を見ている時、私はすでに生きていないだろう。私には、ウクライナで人を殺す心の準備ができていません〉
〈私は自分の魂に殺人の罪を負わせることはできませんし、したくもありません。どんな理想を語られても、人を殺す覚悟などない。今起きている惨状を支持しなかった人間として、永遠に人々の胸に刻まれることを望みます〉
〈プーチンは、私たちに3つの選択肢を示しました。殺人者になること。反発して刑務所に行くこと。それら2つを拒否して自ら命を絶つこと。自殺は私の最後の抗議表現です。陰鬱とした時代を、皆さんで乗り越えられることを天国から祈っています〉

プーチンはウクライナ人だけでなく、ロシア人の生命も無惨に奪っている。

●10月23日…朝日新聞が今月20日、統一教会系の「世界平和連合」が、複数の自民党国会議員に選挙の推薦確認書を示して署名を求めていたことをスクープした。判明しているだけで5人の国会議員が教団から支援を受けるためにサインしたという。
確認書には、憲法改正や安全保障体制の確立、日韓トンネルの建設、伝統的な家庭教育の推進、LGBTQや同性婚に関する制度化に慎重であること、反共産主義、といった5つ政策の推進を求める内容が記されていた。そして確認書の最後に「世界平和議員連合に入会すると共に、基本理念セミナーに参加する」とあった。これは、「当選した議員が泊まり込みで統一教会の理念を学ぶ」と証言していた元国会議員の証言とも一致する。
保守の立場から安全保障や反共の理念に賛同するのはまだわかる。だが、「日韓トンネル」は数兆円の建設費が必要であり、教団が信者から献金をかき集めるために利用しているもの。国会議員の署名は、詐欺に荷担するようなものだ。泊まり込みで基本理念セミナーに参加した“保守”議員は、「教祖の前に天皇をひざまづかせる」だとか、「日本はエヴァ国家だからアダム国家の韓国に貢(みつ)がなければならぬ」という教義を知ったとき、自分の政治的信念とどう折り合いをつけたのだろう。

●10月22日…昨日の日記に関連し、杉田水脈議員が名誉毀損で訴えられている、もうひとつの重要な裁判に触れたい。デマで学問を弾圧したものだ。もし司法の世界で安倍さんへの忖度が消えたというなら、現在大阪高裁で裁判中の科研費に関する裁判=「国会議員の科研費介入とフェミニズムバッシングを許さない裁判」(フェミ科研費裁判)も逆転勝訴となる可能性が出てきた。一審の地裁判決の露骨な被告(杉田議員)擁護はえげつないものがあった。

2019年、ジェンダー・フェミニズム研究者4人=牟田和恵・大阪大学教授、岡野八代・同志社大学教授、伊田久美子・大阪府立大学教授、古久保さくら・大阪市立大学教授らが、杉田議員から事実無根の誹謗中傷を繰り返し受けたとして京都地裁に提訴した。杉田議員は教授らが科研費(科学研究費補助金)の助成を受けて慰安婦問題やジェンダー・フェミニズム研究を行うことに反発し、慰安婦問題を扱った科研費研究を「ねつ造」であると決めつけてSNSで拡散し、「反日学者に科研費を与えるな」と中傷した。

杉田議員は、教授らが助成期間終了後に研究成果を発表したことについて、「期間が過ぎて科研費を使用したのは、ずさんだ」と発言したが、これは杉田議員の誤解で、助成期間が終わってから科研費は一銭も支出されていないし、そもそも研究成果が助成期間後に発表されることは普通にあること。それにもかかわらず、杉田議員は科研費を「不正」使用したかのようなデマを流した。その上で、杉田議員は10万人を超えるフォロワーに向けて科研費について検索することができるサイト先を示し、「誰がどんな研究で幾ら貰ったかすぐわかります。『慰安婦』とか『徴用工』とか『フェミニズム』とか入れて検索もできます」とツイート。こうした扇動により、ネット上では研究者に対する誹謗中傷がいっせいに起きた。
岡野教授「25年以上『慰安婦』に対する研究をしてきたが、こんな侮辱は初めて。これは人類が積み上げてきた知に対する嘲笑であり、日本社会の現状を表してもいる」「杉田氏は“慰安婦”を扱った私たちの研究を「ねつ造」と述べて発信しましたが、かつて日本軍が行った戦時性暴力はすでに多くの研究者の調査によって明らかにされており、日本政府も謝罪し、反省を公式見解として述べている」
伊田教授「女性のセクシュアリティーに関する研究が価値のないことのように中傷された」
古久保教授「杉田氏の発言を許せば、ジェンダー平等・セクシュアリティー平等教育に大きな打撃を与える。ここで歯止めをかけなければならない」

他にも、杉田議員は牟田教授に対して「学問の自由は尊重します。が、ねつ造はダメです。慰安婦問題は女性の人権ではありません。もちろん#MeTooではありません。国益に反する研究は自費でお願いいたします。我々の税金を反日活動に使われることに納得いかない」とツイッターに投稿。その後、大阪大学に対し「なぜあんな女を教授にしているのか」と強い口調で抗議電話がかかってくるようになり、講義では「科研費を無駄使いしているというのは本当ですか」と問いただしてくる学生まで現れた。杉田議員が政府見解や歴史学者と異なる立場から中傷を繰り返した結果、そんな事態になってしまった。

僕は教授らの勝訴を確信していたけれど、京都地裁は「杉田議員の発言は原告らの社会的評価をおとしめるものではない」「訴えは棄却」とわずか10秒程度の判決文を読み上げて結審した。地裁の裁判長は、歴史学者の一般的な歴史観ではなく、安倍政権の歴史修正主義に基づいた判断をした。杉田議員は訴訟の過程で「教授らの研究が政府見解とは違うという意味でねつ造と言った」としているのに、裁判所はその判断から逃げて論点をずらし、「杉田議員は教授らの研究についてねつ造と言ったわけではなく、慰安婦問題そのものをねつ造と言った」と、裁判所は杉田議員が言っていない言い訳まで編み出して議員を擁護した。

牟田教授「本判決は有力な与党国会議員に対しわずかでも過ちを認めるような判決を書くわけにはいかない、そんなことをすれば裁判官としてのキャリアに傷がつきかねない、というところから、結論ありきで書かれた判決文なのではないか。この裁判は杉田氏の言動の問題を問うものであると同時に、現在の裁判所の姿勢やあり方を問うものでもあると痛感し、私たち原告は大阪高裁への控訴を決意した」
岡野同志社大学教授「研究がねつ造で研究費を不正流用していると、現職の国会議員が流布したのに、判決では社会的評価をおとしめるものではないと判断された。これで社会的評価が下がらないのなら、研究者の社会的評価とは一体なんなのか」「研究にねつ造があれば、即ポストを追われ学界から追放される。科研費の不正使用が発覚すると、その研究費の返還義務が生じるだけでなく所属大学にも重いペナルティが課され本人だけで済む話ではない。研究者にとってはこれらの言葉は、たんなる悪口、行き過ぎた表現、ではとどまらないのだ。研究者にとっては、それらの言葉は研究者生命を危うくする深刻な暴言だ」

この問題を追っていた毎日放送の斉加尚代ディレクターが、杉田議員に「主張されている科研費の不正使用をテーマにインタビューしたい」と申し入れたところ、「私は科研費に詳しくないのでインタビューは受けられない」と断られたという。科研費疑惑としてネットや国会で何度も教授らを攻撃しながら「私は科研費に詳しくない」とはどういうことなのか…。
杉田議員が教授らに向けた「ねつ造」という言葉は、誰が見ても否定的評価なのに、判決は「社会的評価を下げる表現ではない」という。こんな馬鹿げた判決は、必ず高裁でひっくり返るだろう。

●10月21日…昨日、ジャーナリストの伊藤詩織さん(33)が逆転勝訴!伊藤さんは意識を失っている間に性暴力を受けた側にもかかわらず、自民衆院議員で現・総務政務官の杉田水脈(みお)氏(55※女性)から「女として落ち度があった」などと執拗に攻撃されてきた。
伊藤さんを暴行した山口敬之氏は安倍さんの友人かつ伝記本の著者であったため、ネット上では「伊藤詩織はハニートラップ」「中国の工作員」「金目的のブス」など聞くに堪えない中傷があふれた。杉田議員はこれらの誹謗ツイートに繰り返し「いいね」ボタンを押し、その回数は25回に及んだ。

《杉田議員が「いいね」した25件のツイートの一例(一部要約)》
「顔を出して告発する時点で胡散臭い…同情で国を貶め、それを飯のタネにしたいという意図が見える」
「最初っから今まで自分の私利私欲。自分から危ないとこに飛び込んでってんの」
「自称#伊藤詩織は、そもそもレイプの事実関係が怪しすぎる」
「彼女がハニートラップを仕掛けて、結果が伴わなかったから被害者として考え変えて」
「枕営業の失敗ですよね」
「伊藤おばさんは自分の望みが叶わないと相手をレイプ魔呼ばわりした卑怯者」
「被害者ぶるのもいい加減にして下さい」
「お前は本当のキチガイか?…この屑野郎!」
「どういう育て方を受ければここまでキチガイになれるんだ!?」
「悪意に騙されやすい、まっすぐでお花畑の方でしょうか。…確信犯のサヨクなら知りませんが」
「どう考えてもカネを?まされた工作員」
「ジャーナリストになる為のコネを作ろうとホテルに行ったのに、上手くいかなかったと分かるとレイプされたと虚言を吐き始めたのです」
※これらが国会議員の「いいね」欄にズラリと並んだ。地獄。


裁判で争われたのは「いいね」を押すことが名誉毀損になるかどうか。過去の判例では、《リツイート》は“積極的・意図的な拡散”と見なされアウトだった。
今年3月、東京地裁は「“いいね”ボタンはメモとしても使われる。加害の意図があったとは認められない」として伊藤さんの請求を棄却し、彼女は敗れた。僕は地裁の判決を知って怒髪天に。確かに「あとから読もう」という意味で、付箋(ふせん)のように「いいね」を使うこともある。しかし、杉田議員の場合は普段からネット番組などで伊藤さんを侮辱する発言をしており、しかも中傷ツイートばかり25件の「いいね」を押して、伊藤さんを擁護するツイートには1件も「いいね」を押していないのだから、“メモ目的”でないことは明らかだ。

杉田議員は、性暴力被害を訴えた伊藤さんを描いた英BBCの番組(2018年6月)で「彼女(伊藤さん)の場合は明らかに女としての落ち度があった。男性の前でそれだけ飲んで記憶を無くした」「社会に出て女性として働いていれば嫌な人からも声をかけられる。それを断るのもスキル」と批判。
2020年9月の自民党内の会議では、内閣府が性暴力被害者のための支援センターを全国で増設する方針を説明した際、杉田議員は「女性はいくらでもウソをつけますから」と、加害者の側に立ったような発言をした。こんなことを言われては、被害者はますます「誰にも言えない」と追いつめられてしまう。この発言は大学教授らでつくる「公的発言におけるジェンダー差別を許さない会」が21年2〜3月に実施したネット投票で、ジェンダーに関する問題発言のワースト1位に選ばれた。

昨日の2審・高裁判決では、杉田議員の過去の言動を踏まえ「名誉感情を害する意図があった」と認定し、1審の地裁判決を覆して55万円の賠償を命じた。石井浩裁判長は、約11万人ものフォロワーがいる国会議員の杉田氏が「いいね」を押したことについて、「一般人とは比較しえない影響力がある」と賠償責任を認めた。中傷投稿に『いいね』を押す行為で賠償を命じた司法判断は初めてだ。勝訴の判決後、伊藤さんはこう語った。「いま、誹謗中傷を問題視する声が上がってきている。その社会の変化がこの判決をもたらしてくれた」。

杉田議員だけでなく、他の政治家にも中傷に近いツイートに「いいね」を押す人がいる。僕が議員さんに訴えたいのは、ネットに誹謗中傷を投稿した人が、国会議員から「いいね」をもらえたら、全肯定された気持ちになって絶対にエスカレートするということ。“承認欲求”をもっと満たそうと間違いなく過激になる。それを自覚していない政治家が多すぎる。
いま問題になっている統一教会もそう。国会議員が教団のイベントに祝電を送ったら、信者は「首相や大臣が支持している宗教なんだ」と、自己破産してもカルトにのめり込んでしまう。議員の場合は、ただの「いいね」も、ただの「祝電」もない。

ちなみに、杉田議員は待機児童問題でこんな持論を持っている。2016年の発言。「子供を家庭から引き離し、保育所などの施設で洗脳教育するのは旧ソ連のやりくち」「コミンテルン(共産国際組織)が日本の一番コアな部分である『家族』を崩壊させようと仕掛けてきました」、つまり幼児を保育園に預けることは共産主義者の陰謀というのだ。家計が苦しいから共働きをしているのに、それが陰謀というのだから唖然とする。
そして2018年、月刊誌「新潮45」8月号に「『LGBT』支援の度が過ぎる」とのタイトルでこう寄稿した。「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」「多様性を受け入れて、さまざまな性的指向も認めよということになると、同性婚の容認だけにとどまらず、例えば兄弟婚を認めろ、親子婚を認めろ、それどころかペット婚や、機械と結婚させろという声も出てくるかもしれません」。“機械と結婚させろ”?この暴論に批判が殺到し、掲載を許可した「新潮45」は休刊となった。

総務省は誹謗中傷のない健全なSNS利用を呼びかける官庁なのに、その総務政務官が杉田議員というのはシャレになっていない。ヘイトクライムを煽る杉田議員を司法が断罪したのに、そのような人物を総務政務官に任命し続けるのは大問題であり、岸田首相は更迭すべき。
そもそも、なぜ岸田首相は問題発言を繰り返す杉田議員を総務政務官に大抜擢したのか。政務官は大臣、副大臣に次ぐナンバー3だ。白羽の矢が立った理由は、杉田議員を自民党に招き入れたのが安倍さんであり、生前の安倍さんは選挙で杉田議員を比例区の名簿上位(当選圏)に置くなど、とても可愛がっていたからだ。岸田首相は最大派閥・安倍派の支持を得るために杉田議員を重用したとされている。

伊藤さんが高裁で逆転したのは本当によかった。一審の地裁判事はなぜ「いいね」ボタンの役割のみにこだわり、押した側の動機(杉田議員の思想的背景)に踏み込まなかったのか。あまりに不自然すぎる。地裁と高裁の判決の間に起きた最大の出来事は首相銃撃事件だ。以後、日本が急に動き出した。「統一教会と政治家の癒着判明」「東京五輪賄賂で電通トップ(高橋元専務)逮捕。角川らも逮捕」「“桜を見る会”の費用補填問題、再捜査へ」「杉田議員が誹謗中傷で賠償命令」、検察が生き生きと働いている。これまで官邸が強力な人事権を握っていたので、官僚、警察、検察、司法で安倍さんに逆らった者は出世の道が閉ざされ、左遷のリスクがあった。この国が大きく変わろうとしているのを日々実感している。

それにしても、伊藤詩織さんはすごい。相手は政務官を務めるほどの国会議員であり、政権支持者から伊藤さんへのバッシングは全人格否定レベルのものだった。僕が同じ立場なら精神的に持たない。よくぞ戦い抜いたと思うし、その勇気に心から敬意を感じている。あらためて、伊藤さんの逆転勝訴を心から祝いたい。

※判決後、一部の保守論客が「“いいね罪”は言論弾圧だ」と騒いでいるけど、それはミスリード。今回杉田議員が負けたのは、「いいね」したツイートの内容、件数、国会議員の影響力、なにより普段の言動で負けたのであって、一般人の「いいね」とは違う。
※伊藤さんを叩いてる論客の多くが、こぞって統一教会を擁護しているのは偶然?
※杉田議員が女性でありながら女性を叩く背景には何があるのか。男性優位社会の中でのし上がって行くには、権力を持つ年配の男性議員と同じ価値観をアピールするしかないのか。その意味では、この社会を作っている僕にも責任の一端がある。
※今年7月に世界経済フォーラムが発表した最新のジェンダーギャップ・ランキングの政治分野(女性議員の割合)で、日本は先進国で最下位、146カ国中139位だった。経済分野も121位であり、今のペースでは平等の実現まで日本は132年もかかると警告されている。

●10月20日…先月イギリス首相に就任したばかりのトラス氏がもう辞任を表明。富裕層をひいきにしたトリクルダウン政策が国民の反発を受け、支持率がガタ落ちだった。

//1ドルが150円!2011年10月は1ドル75円だったのに!輸出企業には円安の方が有利といっても、日本は原材料、エネルギー、食料の多くを輸入に頼っており、長い目で見れば円高がプラス。なんとか1ドル=100円で安定されると嬉しいんだけど…。
我がライフワークの墓巡礼もここで中断してしまうのか。あと東欧に1回、仏に1回、米国に1回、中国に2回行けば、ほぼすべての墓参が終わるというのに。墓巡礼は体力勝負なところがあるから、老いてしまう前に行かないと…焦る。伊能忠敬みたいに国家の支援がほしい(真顔)。

  さらに上がりそうで怖い

●10月19日…今国会、野党がすごく頑張っている。当初は統一教会に対する解散請求に及び腰だった岸田首相が、野党の追及で方針転換。昨日まで「刑法違反で有罪判決が出ないと解散請求は難しい」と答弁していた首相は、今日の質疑の中で「民法も適用される」「裁判の終了を待たなくても解散請求できる」という2点を確約。教団は民事裁判では既に20件以上も負けており、答弁を引き出した立憲・小西議員の大手柄だ。この岸田首相の言葉で、解散に向けて大きく前進した。
ちなみに、解散して法人格を失っても、税の優遇措置(無課税)が消えるだけで教団は存続するため、信教の自由は侵害されない。教団に納税の義務が発生するため、組織内のお金の流れの透明性が増し、自己破産するまで高額献金を要求されることも減るとみられ、信者にとっても良い話と思う。

/昨日、野党の議員が霊感商法の具体的な資料として、統一教会が高額で信者に買わせてきた壺や聖典を国会に持ち込もうとしたところ、自民党が妨害して議場に入れることができなかった。凶器の危険性がない壺がなぜダメなのか。あの壺がテレビ画面に出れば、信者が家族に内緒で壺を買っている場合、「あ!うちにある壺と同じだ!」と家族が気づくことができるのに。
国会が終わってから、自民は持ち込み禁止の理由を「壺が本物かどうかわからないから」とした。なんだそりゃ。だったら、何度も教団の総裁と面会している山際大臣に鑑定してもらえばいいじゃん。

 
山際経済再生大臣(右から2番目)は、今日の国会で統一教会の韓鶴子総裁(左隣り)と「会った記憶がない」と答弁した。出回っている写真は、そんなに古いものではなく、2019年のものだ。3年前のことも覚えてないわ、「事務所の資料は1年で捨てる」から残ってないわ、どうなってるんですか、この大臣は。国の経済政策は長期的な視野が必要なのに、こんなに記憶力がなく、政治家としてどんな活動したのかも資料として残さない=政策をチェックできない人物に、国家の舵取りは無理。記憶力が弱いというのが真実なら、それを補うためになおさら資料を残さないといけないのに、それをしないのだから政治をなめているのかと。日本経済が傾いているときに、この人を経済再生大臣に置くのは、何かのブラックジョークですか岸田さん。

※4年前の2018年7月には、山際大臣は京王プラザホテルで開催された「日本宣教60周年記念2万名大会祝勝会」に参加し、韓鶴子総裁の前で「真のお父様のメッセージをお聴きしたとき、言葉を超えた真実を感じた」と信者同然の祝辞を述べており、そのことまで丸ごと忘れているという…。何度会っているかカウント不能なレベルなのに、それでも真顔で「会った記憶がない」というんだからサイコ的な恐怖を覚える。
※山際大臣は7月の参院選の街頭演説で「野党の人から来る話はわれわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」と主張、野党に投票する国民もいるのに、野党議員の意見をいっさい無視すると宣言。昭和の自民党ならここまで傲慢なことをいう議員はいなかった。岸田首相は「聞く力」をアピールしているのに、どうして「聞かない」という人物を大臣に任命したのか理解不能です。

//元ドリフターズの仲本工事さんが81歳で他界。哀悼の意を表します。

●10月18日…日本最古の博物館、東京国立博物館が創立150周年記念事業として、史上初めて所蔵国宝89点を全部公開!特別展《国宝 東京国立博物館のすべて》は10/18から12/10まで開催。これだけ大規模に国宝が展示されるのは、次は50年後かもしれないので、大阪から夜行バスで観に行きます。混雑緩和のため、チケットは日時指定となっており、親子で11/5(土)18時半の入場回を予約しました。今月中なら長谷川等伯《松林図屏風》があるのですが、時間がなく11月に。大人は2千円ですが中学生まで無料。展示品は前期と後期で一部が入れ替わるとのこと、目当ての作品がある人は、公式サイトで情報をチェックしてから予約しましょう。

//イランは1か月前から大規模デモが続発して大混乱になっており、240名もデモ参加者が亡くなっている。きっかけは22歳のマフサ・アミニさんが、風紀警察(宗教警察)から「ヒジャブ(スカーフ)をきちんと着けていない」と連行され、“再教育センター”で死亡したこと(9月16日)。イランでは9歳以上の女性はヒジャブを着ける義務がある。
当局は死因を心臓発作と発表したが、彼女には持病がなく、警察の拷問や暴力が強く疑われた。人々は真相究明を求めてデモを行い、特に女子学生たちは「アミニさんの死は他人事ではない」と、当局に激しく抗議し、「人間の命よりもヒジャブの方が大切なのか」とヒジャブを焼き捨てたりしている。
その後、デモに参加した少女が立て続けに死亡。ニカ・シャカラミさん(16)は9月20日に首都テヘランでの抗議に参加、「警察に追われている」と友人にメッセージを送ったあと行方不明になり、テヘランの勾留施設で死亡しているのが見つかった。当局の家族への説明は「転落死」だった。
9月21日に抗議行動中のハディス・ナジャフィさん(22)が治安部隊に射殺され、9月23日に抗議デモで16歳のサリナ・エスマイルザデフさんが治安部隊に警棒で頭部を激しく殴られ死亡した。酷すぎる。
風紀警察に対する抗議運動は、やがてイランの体制そのものを批判する反政府デモに発展し、今も収束する気配がない。あまりに女性が生きづらい社会であり、強権的なイラン政府へ各国から懸念の声が出ている。最高指導者アリ・ハメネイ師の対応次第で、抗議運動はさらに激化していくだろう。
最初に亡くなったアミニさん(22) デモに参加し亡くなった少女(16)

/イランがロシアに供与した自爆型無人機(特攻ドローン)で、ウクライナの市民に多数の死傷者が。イラン国民はそんなことを望んでいるのか?ロシアによる虐殺の片棒を担ぐなんて、イラン政府はどうかしている。

●10月17日…昨夜のフジ系『Mr.サンデー』に《地球の歩き方 ジョジョの奇妙な冒険》』が登場!作品の舞台になった仙台“むかでや”さん懐かしいです。18年前(2004/平成16)に“吉良吉影”名義で領収証をいただいた時の店主さんとの会話。
「こんな字です」
「忍者みたいな名前ですね」
「この名前の人は時々来ますか?」
「いえ、お客さんが初めてです」
  「吉良吉影様」

●10月16日…『鎌倉殿の13人』、教科書では影の薄かった3代将軍・源実朝(柿澤勇人)ですが、今回のあの寂しげな目…。とにかく切なく、見終わって数時間経ってもまだ胸に。このドラマのお陰で、実朝が遺した和歌すべてに生命が通った感覚に。知らない人が詠んだ昔の歌ではなくなりました。

 
「大海の 磯もとどろに 寄する波 破(わ)れて砕けて 裂けて散るかも」(実朝)

●10月15日…今期のアニメで本編中のBGMが特に良いのは『ガンダム水星の魔女』と『チェンソーマン』。「水星の魔女」はガンダム・シリーズで女性が主人公というのが斬新だし、第1話と第3話はラストの引きが見事だった。LGBTなど現代の要素を取り込んでいるし、新しいことをやろうという意気込みが伝わってくる。主人公は、「すごく強い敵がいて、逃げたら安心安全が手に入ります。でも、逃げずに進んだら、逃げなかった自分とか、経験とか、認められたりとか、逃げるよりいっぱい手に入るんです。だから逃げたら1つ、進めば2つなんです」と。この考えは非常に素晴らしく、前進する勇気をくれる。
チェンソーマンは、まず背景の風景のひんやりとした色調に見入った。樹木も大地も寒々しい色なのに美しい。そのまま劇場で上映できるほどの映像クオリティだ。2度流れた透明感のあるシンセサイザーのBGMが神曲で、友達となった小さな悪魔との会話では泣きそうに。グロシーンが苦手な人はきついかも知れないけど、物語そのものに強く引き付けるものがあり、第2話の放送が待ち遠しい。主人公には幸せになってほしい。

●10月14日…本日、消費者庁は「日本アムウェイ」に対し、連鎖販売取引(マルチ商法)について社名や目的を言わずに勧誘したことなどが特定商取引法違反に当たるとして、6カ月(!)の取引停止命令と、再発防止策を講じることなどを求める「指示処分」を出した。アムウェイは、会員が勧誘により別の会員を増やすことで報酬を得るネットワークビジネスが主事業。この処分でマルチ商法についての勧誘や契約などが禁じられるとのこと。同庁によると以下の4種類の違反があったという。
(1)社名や目的を言わずに勧誘した
(2)目的を告げずに誘った相手を密室に連れ込んで勧誘した
(3)相手の意向を無視して一方的に勧誘した
(4)契約締結前に書面を交付しなかった
サークルメンバー募集に応募したら勧誘されたり、SNSを通じて誘われた「女子会」でハンドクリームを勧められたり。会員数は約60万人、21年の売上高は約985億円に達する。消費生活センターに寄せられたアムウェイに関する苦情相談件数は、19年度〜21年度の3年間で844件、年代別では20代が45%を占めるという。
消費者庁「苦情相談が全国に広がっており、マッチングアプリを利用して誘い込んでから『実はアムウェイである』と告げる悪質性を総合的に考慮し、処分が必要と判断した」。
※っていうか、「社名や目的を言わずに勧誘したらアウト」のルールを宗教団体にも適用してほしい。多額の金銭を要求するカルト宗教は人生をめちゃくちゃにする。億単位の被害が出ているのに、国がそうしないのは犯罪に荷担しているのと同じ。

●10月13日…シュールなギャグが片道切符で炸裂する『ポプテピピック』第二期。蒼井翔太さんの楽曲「PSYCHO:LOGY」を使った第2話のオープニング映像(90秒)がとてつもなく凝っていて、「いったい、どれだけの労力をこの1分半にかけたのか!」と感嘆&制作者に脱帽。こんなぶっ飛んでるOPは、ジョジョ4部のバイツァ・ダスト(逆回転)OP以来だ。

●10月12日…今期のアニメはストーリーだけでなく、音楽面でも優れた作品が多い。エンディング曲で一番好きになったのは、ゴールデンカムイ(第四期)の『すべてがそこにありますように。』(90秒)。演奏はTHE SPELLBOUND。ぶ厚い音とハーモニーの心地よさでリピート視聴。登場人物を壁新聞で紹介するアイデアも斬新だ。

●10月11日…アフガニスタンで人道支援に30年携わり、3年前に武装集団の凶弾に倒れた医師・中村哲さん(73)。その功績をたたえる広場「ナカムラ記念庭園」が、東部ナンガルハル州に完成したとのこと。現地では今も中村さんをしのぶ声が相次いでいて、追悼広場には中村さんが微笑む写真が飾られ、医療支援や農業用水路の整備といった活動内容が石碑に刻まれました。記念式典では広場を建設したタリバンのメンバーが「この地域に尽くしてくれた中村さんに、住民はとても感謝しています」と挨拶。アフガンでは中村さんの遺志が受け継がれ、今も農業用水路をつくる事業などが進められています。個人崇拝が禁じられているアフガンで広場に写真が掲げられるのは珍しく、中村さんを強く慕う人々の想いが伝わります。

  

  

●10月10日…クリミア大橋破壊でメンツを潰されたプーチンが、その報復としてウクライナ全土18箇所をいっせいにミサイル攻撃。これまでは曲がりなりにも軍事目標を狙っていたのが、首都キーウ中心部を無差別に攻撃した。市民への攻撃は完全に戦争犯罪。

●10月9日…ひろゆき氏をはじめとした沖縄の反基地運動に対するネットの冷笑的な声に接すると、沖縄の人に基地を「押しつけている」という当事者感がなさ過ぎて、目の前が真っ暗になる。先日、報道番組で沖縄の人が「沖縄県民だって中国・北朝鮮の脅威は感じている。でも、米兵がいるのも怖いんだ」と訴えていた。本土ではあまりニュースになっていないけど、復帰後(1972〜2020)の米軍人・軍属とその家族の検挙件数は6068件にのぼり、そのうち、殺人、強盗、放火、強制性交等罪(旧強姦罪)の凶悪事件は582件も発生している。平均すると年間20件も凶悪事件が起きているわけで、そこに軍用機の不時着や保育園などへの部品落下、飲酒運転による交通事故なども加わり、“怖い”という気持ちが生まれる。日本の国土面積の0.6%しかない沖縄県に、全国の約70%の在日米軍専用施設・区域が集中している事実の重みを、もっと本土の人は認識しないと。ひろゆき氏が「汚い字」といって笑った辺野古基地建設反対の看板は、親をあの戦争で殺害された人が書いたもの。

●10月8日…経済協力開発機構(OECD)が、「大学など高等教育機関の教員の女性割合は、日本は3割しかおらず、加盟国で比較可能な32カ国のうち最下位』と発表した。OECDの担当者いわく「女性の才能を十分活用できていない。改善が必要だ」。OECD平均は45%。最も高いのはリトアニアの59%で、ラトビア55%、フィンランド53%が続いた。米国は平均を上回る51%。韓国、スイス、ルクセンブルクが2番目に低い36%で並び、最下位の日本(30%)は大きく引き離されている。

●10月7日…ロシアの総人口の70%がロシア民族なのに、新たな動員の70%が少数民族のブリヤート人という。ブリヤート人はモンゴル国境というモスクワからはるか彼方に暮らしている。彼らが狙い撃ちにされているのは、都市部と違って小さな集落が点在し、反徴兵の運動を連携してとりにくいこと、そして少数民族への差別意識がある。一つの民族の危機であり、プーチンのやり方は自国民に対してもえぐい。

●10月6日…ジョジョ6部アニメの第3期(最終回まで!)は来年の夏と思っていたのですが、なんとNetflixでは12月に、地上波では来年1月から放送開始とのこと!まさかこんなに早く見られるとは!あの究極のラストバトルを動く絵で見られるなんて夢のようです。楽しみすぎる!

  第3期のキーヴィジュアル

●10月5日…いつも週末に1週間分の録画予約をセットするんですが、この20年ほどアニメは2本程度だったのに、いま週に9本も予約してビックリした!アニメ黄金期が再びきたのかも!? (お薦め番組情報に「弱虫ペダル」しかないのは、他の作品が民放で地域別に放送時間・曜日が異なり、混乱を呼ぶからです)

ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン
SPY×FAMILY
弱虫ペダル
ガンダム水星の魔女
ゴールデンカムイ
チェンソーマン
ポプテピピック
うる星やつら(新)
ダイの大冒険

//ロシアの盟友、欧州ベラルーシの独裁者ルカシェンコが、物価のインフレを抑制するため、法律で「値上げ」を禁止にした。前代未聞の命令で国家の経済がどうなるのか、どえらい社会実験だ。

●10月4日…今朝、北朝鮮のミサイルが日本上空を通過したことで大騒ぎになっている件。もちろんミサイルは許せませんが、ミサイルが飛んだ「高度1000km」は完全に宇宙空間です。国際宇宙ステーションが浮いてるのが「高度400km」なので、その倍以上の高さ。ちなみに領空は大気がなくなる「高度100km」まで、そして通過したのは津軽海峡。そこをちゃんと報道せず、高度1000kmをまるで肉眼で見えるくらいの頭上を飛んだみたいに政府が騒ぐから、北海道で地下鉄が運行をストップしたりするんです。
っていうか、統一教会から北朝鮮に5000億円以上が流れているので、ミサイルに怒るなら政府は統一教会をまず解散させろと…。日本人を騙したお金を北朝鮮に送る組織と国会議員が蜜月とかあり得ないです。そして、北朝鮮の核を批判するためにも、既に世界91カ国が署名している「核兵器禁止条約」に日本も加わるべきです。広島・長崎の被爆者団体はずっと政府に加入を求めています。被爆国なのですから、ここは米国の意向に従うことはないです。マスコミにはそこまでをセットにして報道してほしいものです。

●10月3日…ヤクルトの村上宗隆内野手(22)が最終戦の最終打席でシーズン56号ホームランを放ち、王さんを抜いて“58年ぶり”に日本人選手歴代1位に!今年はプロ野球史上初の5打席連続本塁打という大記録も達成し、三冠王にも輝いた。ヒヤヒヤしたのは、村上選手はシーズン終盤に魔のスランプに陥り、本塁打が20日も出なかったこと。実に61打席ぶりの快音となった。村上選手はまだ22歳と若い。昨季も39本塁打で本塁打王に輝いており、いずれウラディミール・バレンティンが持つ60本塁打の記録を塗り替えるだろう。来年の活躍が楽しみ。

●10月2日…ジェームズ・キャメロン監督の2009年の映画『アバター』を、もう一度大画面で観たいと思っていたら、近所の映画館にて4DXでリバイバル上映!立体&座席稼働で最高の臨場感、身も心も惑星パンドラにGO。翼竜に乗って大空を舞うシーンで「これこれ、この飛翔を味わいたかったんよ。キャメロンありがとう」と涙ぐんだ。

●10月1日…速報で“燃える闘魂”アントニオ猪木さんの訃報が。享年79、心不全とのこと。昭和のレジェンドがまたひとり旅立たれ、寂しく思います。墓所は今年5月、青森県十和田市の森にご自身が建立されました。墓石には“道”と刻まれています。哀悼の意を表します。

●9月30日…Eテレ『クラシックTV』にて10月6日にカナダの伝説の天才ピアニスト、グレン・グールド特集!レコードは鼻歌入り、コンサート拒否など生き方も演奏も超個性派。墓石にはデビューアルバムのバッハ《ゴルトベルク変奏曲》の楽譜が刻まれ、トロント市内のベンチに銅像があり、市民に愛されてます。

●9月29日…命がけで統一教会と戦っているジャーナリスト、鈴木エイトさんの新刊『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』を注文(Ama)。社会派の書籍なのに、アマゾン全体でトップ10入りしているのはすごい。銃撃事件が起きるまで、誰からも注目されなくとも、20年間、地道に取材してきたエイトさん。その努力が報われて自分のことのように嬉しい。少しでも取材費の足しに。

●9月28日…アメリカ政府がロシアに居住・滞在している米国人に「限られた民間の移動手段が残っているうちに直ちに出国せよ」と退避勧告した。他国からアメリカ人を全員退避させるのはよほどのこと。しかも“即時”にとは!いったいどんな混乱が待ち受けているのかとハラハラする。
プーチンの号令で始まった徴兵は有名スポーツ選手にも次々と及び、フィギュアスケート男子で平昌五輪7位だったドミトリー・アリエフ選手(23)や、昨年のロシア選手権で2位のマカール・イグナトフ選手(22)が招集された。サッカーのロシア代表だった複数の選手も戦場へ。プーチンの暴走をロシア人の手で早く止めないと。

●9月27日…安倍元首相の国葬儀は滞りなく終了。都内では国葬反対派のデモと賛成派のデモが一触即発になるなど、緊迫した場面も見られたけど、テロが起きなくてよかった。菅さんの追悼スピーチは心がこもっており、自分の言葉で語られているように感じた。気になったのは弔砲と祭壇。銃撃事件で命を奪われた人物の弔いに、大砲を鳴らす必要はなかったと思う。大砲の号音を聞くと、あの日鳴り響いた大きな銃声を思い出す。
祭壇は正面から見ると立派だけど、横から見るとペラペラのハリポテだった。16億円(式典2.5億円)をかけた葬儀には見えず、この国葬を演出した「電通」が、またどれだけ“中抜き”したのだろうといぶかった。


祭壇を横から見ると、コントの背景のようなハリポテ祭壇。巨額の予算はどこへ

会場は1階こそ埋まっていたけど、上の方はガラガラだった。それもそのはず、生前に安倍さんと接点があった人を中心に、国内の約6000人に案内を発送したものの、出席したのは約3600人のみで、4割にあたる2400人が招待を辞退したとのこと。元職を含む国会議員にいたっては6割が欠席の意向を示したという。自公でも欠席している人が結構いることになる。
華やかな弔問外交が繰り広げられるハズだったのに、フタを開けてみればG7首脳の出席はゼロ。トランプ前大統領やオバマ元大統領といった大物も来なかった。安倍さんは外交を自身の最大の成果としていたので、こうした海外要人の反応は寂しく見える。

ニュースでは一般献花者の行列を映し「最長3時間、2万人」と伝え、ネットでは“こんなに安倍さんは愛されていた”という言葉が飛び交った。
先日、英国で国葬されたエリザベス女王の弔問は「最長30時間」「約100万人」という圧巻の規模。しかも英国の人口は日本の約半分しかいないことを考えると…。
もちろん、2万人だって少ない人数ではない。でも、1998年の「X JAPAN」ギタリスト・hideさんの告別式(東京・築地本願寺)に約5万人が参列、1989年の美空ひばりさんの葬儀(青山葬儀所)に4.2万人参列、 1992年の尾崎豊さんの追悼式(東京・護国寺)に雨にもかかわらず4万人が参列、1996年の渥美清さんのお別れ会(大船撮影所)3.5万人参列、2009年に催されたプロレスラー・三沢光晴さんのお別れ会に2.5万人が参列したことを考えると、国葬で2万台というのは、どうしても少なく感じてしまう。別格は石原裕次郎さんで、1999年の十三回忌(総持寺)に20万人が参列!
東京都の人口は約1400万もいて2万、今夏の参院選全国比例で自民は1800万票以上を獲得したのに2万、そういう数字になってしまう。僕は2万人という人数を聞いたときに、2018年に統一教会が「さいたまスーパーアリーナ」で開催したイベントに2万人の信者が集まったことを思い出した。
自民執行部は、2万人という数字を過大にとらえるのではなく、むしろ謙虚に受け止めて、今後の政治にあたってほしい。

※それにしてもトランプ元大統領は冷たい。安倍さんが亡くなったときに「本当に偉大な人物」「彼のような人物はこれまでいなかった」「世界は本当に素晴らしいリーダーを失った」「私たちはとても親しい友人となった」と最大限に讃えたのに、なぜ葬儀に参列しないのか。ハリス副大統領が来日しているのに、「とても親しい友人」のトランプ氏が来ないということに僕は驚いた。

//僕は安倍さんのすべてを否定しておらず、高く評価した外交判断もあるので、それを記したい。
中東エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地。イスラエルはこの土地を武力で手に入れ、1980年にエルサレムを首都と宣言した。もともとはパレスチナ人の土地であるため、国際的には認められず、各国は大使館をエルサレムではなく、経済都市テルアビブに設置した。ところが、2017年12月、ユダヤ保守層の支持を得たいトランプ大統領(当時)は「イスラエルのアメリカ大使館を首都エルサレムに移す!」と宣言、同盟国にも「米国に続いて大使館を移すことを望む」と強く迫った。しかし2018年5月、安倍さんは自ら中東を訪問し、パレスチナ自治政府のアッバース議長と会談し、「日本はテルアビブの日本大使館をエルサレムへ移転させるつもりはない」と明言。エルサレムはイスラエルに土地を奪われたパレスチナ人が独立後に将来の首都と決めている場所。
米国から大使館の移転を強く要求されていたのに、安倍さんがこれをはね付け、弱い立場であるパレスチナの味方をしたことに僕は強く感動した。安倍さんの素晴らしい決断でした。

●9月26日…明日は安倍元首相の国葬儀。安倍さんという個人の死去には、悲劇的な最期を含めて弔意を示したいですし、“静かに見送りたい”という方のお気持ちも理解できます。
一方で、既に7月12日に「増上寺」で葬儀は終わっており、世論調査でも国葬反対の声が6割に達している現在、税金を投入せず自民党葬で見送ってほしかったという意見もあります。
僕自身いくつか引っかかっているのですが、何より安倍さんは、自死に追い込まれた財務省職員・赤木俊夫さんのお墓参りを、遺族が求めているにもかかわらず、ただの一度もされなかった。安倍さんが公文書改ざん事件と無関係であったとしても、安倍さんが首相になっていなければ、赤木さんは現在も生きておられたのです。安倍さんの国会答弁から始まった公文書改ざんで、森友問題に昭恵夫人の名が出ている痕跡が消されたのです。せめて線香を1本でもあげる優しさを見せていただきたかった…。

そしてアフガニスタンでテロリストの凶弾に倒れた中村哲医師。アフガンの大統領が中村医師に最大限の感謝と敬意を示し、大統領自ら中村医師の「棺を担いで」帰国便に乗せたのに、安倍さんは成田空港で出迎えることもなく、同時刻にご自宅で過ごされていた。同じ日本人ではありませんか。また、南アで人種差別と戦ったノーベル平和賞受賞者ネルソン・マンデラ氏の葬儀でも、世界中のトップが参列するなか、安倍さんは日本で財界との食事を優先して出席しませんでした。そういう姿をずっと見てきました。
霊感商法などで人々を苦しめた統一教会に関係した政治家を、国が多額の公費で顕彰することに違和感を抱く人たちは数多くいます。安倍さんの国葬にG7(先進7カ国)の現役首脳が誰1人として参列しないことに、カルト宗教との癒着が少なからず影響しているのではないでしょうか。

岸田首相は国葬の理由として「憲政史上最長の在任期間」「経済や外交での功績」などをあげています。前者については、安倍さん自らが党則を変えて総裁任期の上限を2期6年から3期9年に延長したのですから、歴代首相と比較するのは違和感があります。また、“最長”といっても、それはどんな不祥事が起きてもけっして辞任しなかった結果です。僕は安倍政権下で起きた以下の諸問題が解決されたと思っておらず、同時代に生きた者として、後世に向けて自分の想いを10項目書き残します。

(1)公文書改ざん
(2)統一教会との癒着
(3)桜を見る会
(4)伊藤詩織さんのこと
(5)閣議決定だけで解釈改憲
(6)アベノミクス
(7)“外交の安倍”の違和感
(8)東京五輪汚職
(9)河井元法相夫妻・参院選買収事件
(10)「論破」を口にした唯一の首相

以下、1万8千字にのぼるため、この日記に入りきらず、別ページにアップします。

●9月25日…ウクライナ軍の反撃にあったプーチンが、兵力不足を補うため無差別に召集令状を出し始めた。恐ろしいのは、同じタイミングで占領地域(ウクライナ東部)の市民に対し、ロシアの一部となるかどうかの住民投票を強行していること。占領下のウクライナ市民は、ロシア軍に脅されて投票所へ連行されており、ウクライナ東部のロシア編入は決定されるだろう…。
今後プーチンは、新たにロシア領土となったウクライナ東部の住民を召集して軍に入れ、最前線に送り出してウクライナ人同士を戦わせるだろう。プーチンはなんという残酷なことを考えつくのか。

//安倍元首相の国葬に参列を予定していたG7で唯一の現職リーダー、カナダのトルドー首相が訪日を取り止めると発表。弔問外交とは何だったのか。あれほど親密さをアピールしていたトランプ氏も来日しないとは。

●9月24日…前回の『鎌倉殿の13人(36)武士の鑑(かがみ)』、北条時政の暗躍で窮地に陥る武将・畠山重忠を演じた中川大志さんの演技力にブッ飛んだ。北条に屈して生き延びるよりも、武士の名誉を守って壮絶に散ることを選んだ畠山重忠。北条とのその最後の一騎打ちは大河史上に残る激しいものとなった。中川さんは理不尽に追いつめられていく人物の怒りと悲しみで視聴者を引き込んだ。討死にの前に見せた、自分の意志を貫いた“やりきった”という表情が目に焼き付く。まだ24歳であの存在感!10年後、20年後、その先も実に楽しみ。
最後の戦いにのぞむ畠山重忠 北条との一騎打ちに勝った!
畠山の気迫に圧倒される北条軍 “やりきった”。この後、死を迎える

●9月23日…石文社『月刊石材』に2011年から連載している墓巡礼レポート《墓を訪ねて三千里》。同社ホームページでも一部が公開されていましたが、さらに追加で24名分がアップされたので項目を紹介しますね。
『月刊石材』で取り上げる人物は、単に有名人だからという理由では選びません。教科書で知られていない一面を伝えたい、なぜ墓参したのか語りたい、そういう人物を“愛を込めて”紹介しています。 誌面ではモノクロ画像ですが、WEBではすべてカラー写真になっています。

《新規追加》
・世界一有名な日本人〜天才絵師・葛飾北斎
・夭折の画家モディリアニとジャンヌ〜2人は同じお墓に
・演技も生き方も破天荒!〜スター俳優、勝 新太郎
・“三重苦”を乗り越えて人々の希望に〜ヘレン・ケラー&サリバン
・圧巻の行動力!〜18ヵ国語を操った博物学者・南方熊楠
・命がけで真理を訴えた天文学の父〜ガリレオ・ガリレイ
・ユダヤ人6000人の生命を救った!“日本のシンドラー”杉原千畝
・南太平洋タヒチの絶海の島へ〜画家ゴーギャン巡礼
・手塚治虫〜生命の尊厳を描き続けたマンガの神様
・ブルース・リー〜世界にカンフー・ブームを巻き起こし32年を疾走
・西郷隆盛〜西南戦争に散った私学校生徒と眠る
・国民に夢を語った最年少の大統領〜ジョン・F・ケネディ
・“俳聖”松尾芭蕉〜自然や人生の洞察を深く歌い込み俳句を文学に昇華
・日本美術を守った日本人の大恩人〜アーネスト・フェノロサ
・詩に昇華された愛〜高村光太郎と智恵子
・永遠の青春スターとしてハリウッドの伝説となったジェームス・ディーン
・木戸孝允〜急進倒幕派の長州をまとめ明治の世を切り開く
・アンネ・フランク〜悲しみの中でも希望を捨てなかった15歳の少女
・明智光秀〜あえて謀反者となり「天魔」を討つ
・「神のごとき」と讃えられた男〜ルネサンスの巨人ミケランジェロ
・連合艦隊司令長官・山本五十六〜英雄と讃えられた非戦派の苦悩
・“サッチモ”の愛称で慕われたジャズ創世記の巨星ルイ・アームストロング
・手まり遊びで仏を語る〜歌と書を愛した良寛さま
・悲しみを明るいメロディーに変えて〜神童モーツァルト、35年を駆け抜ける


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●9月22日…本日発売の『週刊実話』巻頭カラーで、世界に名を刻んだ女性の偉人21名の墓参レポートを7ページにわたって書いています。 取り上げた顔ぶれは作家、科学者、歌手、俳優など以下になります。

ナイチンゲール、キュリー夫人、ヘレン・ケラー&サリバン、アンネ・フランク、マザー・テレサ、オードリー・ヘプバーン、アガサ・クリスティ、トーヴェ・ヤンソン作家(ムーミン)、ジャンヌ・ダルク、エビータ(エヴァ・ペロン)、ココ・シャネル、テレサ・テン、カレン・カーペンター歌手、マリリン・モンロー、グレース・ケリー俳優、エリザベス・テイラー俳優、イングリッド・バーグマン俳優、グレタ・ガルボ俳優、マリア・テレジア女帝、エカテリーナ2世 ロシア女帝、マリー・アントワネット。

今回は墓巡礼レポートの第10弾。『週刊実話』は“お色気グラビア”と山口組の抗争で埋め尽くされた超・男性誌。2015年に初めて本誌に巡礼記を掲載し、それから7年をかけて第10弾まできました。以前、担当の方に「このコーナーだけ浮いてますよね?」と聞いた際、「浮いていません。お色気とお墓は“生と死”で表裏一体、ふたつでひとつです」的なことを説明され、なるほどと思ったものです。ヘレン・ケラー、ナイチンゲール、アンネ・フランク、マザー・テレサなどの名前が本誌に並ぶのは、ある意味、革命的なことだと感じています。
※サイトだと画像を拡大できないためフェイスブックの方に一部をアップ(画像1画像2)しています。

●9月21日…エリザベス女王の壮麗な国葬は費用が800万ポンド(約13億円)と発表された。一方、安倍さんの国葬費用は日本武道館のみで完結するのに16億6千万円で、エリザベス女王を上回っている。しかも、この16億はあくまでも事前概算であり、五輪のように終わってみればさらに高くなる可能性が大。安倍さんの国葬を運営するのは電通、会場の設営は「桜を見る会」を担当してきたイベント会社で、入札に参加したのはこの1社のみだった。いったい、どれだけ税金を中抜きするつもりなのかと。イギリスより日本の方が物価は安いのだから、安倍さんの国葬はエリザベス女王より低予算なものにするべき。
※エリザベス女王の国葬費用の13億円は、今夏の円安レート(1ポンド163円)で計算しているため、円安前のレート(1ポンド140円)なら約11億円で、さらに低い費用になる。

●9月20日…ついに自民党の中から国葬欠席の表明が。70歳の衆院議員・村上誠一郎(愛媛)氏いわく「最初から反対だし、出るつもりもない」「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ」。
村上議員は当選12回のベテランなのに、安倍政権ではずっと冷遇されてた。それは安倍政権の時から、秘密保護法、集団的自衛権行使、共謀罪に「違憲の可能性があり」と異を唱えてきたから。採決では議場を退出して抗議した。自民党で国葬に反対するのは覚悟がいることだけど、統一教会問題に逃げ腰の党執行部に疑問を持つ若い議員に勇気を与えるだろう。自民政権が続くなら、村上誠一郎首相と河野太郎幹事長で。

※村上誠一郎議員といえば、2020年に安倍・菅政権が政府の意(大学での軍事研究推進)に沿わない6人の学者を日本学術会議から排除した際の言葉が印象的だった。もともと日本学術会議は「軍事目的の科学研究は行わない」との立場。
「菅さんも、周りの人も、学問への畏敬(いけい)の念、リスペクトがあまりになさ過ぎるのではないか。思い出してください。かつて米国では、少なからぬ物理学者が核兵器開発の一端を担い、広島・長崎の惨状を経て、例えば原爆開発の責任者だったオッペンハイマーは反核運動に転じ、アインシュタインも特に科学者に対し、核などの科学技術の軍事転用について反対をした歴史がある。人々の幸福を追求すべき科学者が、大量破壊兵器などの開発に携わってはならない、ということです。そこを忘れてはいけません。そもそも、拒否された6人は、いずれも人文・社会科学系の人たちです。この分野は、政治や行政を批判的に検証し、意見したり、問題点を指摘したりするのが仕事です。それが自分の意に沿わないから任命しないというのであれば、全体主義国家と同じです。」(村上誠一郎)

//イギリス政府は女王の国葬に4カ国のみ招待しなかった。ロシア、北朝鮮、ミャンマー、シリアという人権侵害国家で、いずれも招待しないことで相手政府への抗議とした。
ところが、日本政府は安倍さんの国葬の招待状を、独裁ミャンマー国軍に送ったといい、非難の声があがっている。特に、命がけで日本へ逃れてきた亡命ミャンマー人に大きな衝撃と失望を与えている。あまりの国際感覚のなさに日本外交の劣化を痛感。とにかく、ミャンマー国軍の招待だけは一刻も早く取り消すべき。でないと、日本政府は中国・ロシア政府と同じ価値観を持っていることになる。

●9月19日…エリザベス女王の国葬、行進する隊列の長さが2.4km、護衛の軍人約4千人というヴィジュアル面も凄かったけど、なんといっても音楽面が圧巻だった!出発時、多数のバグパイプがいっせいに鳴った瞬間に鳥肌が立った。厳粛な葬送行進曲にあわせて太鼓が叩かれ、そこにビッグベンの超低音「ゴォオオオオン」が定期的に轟き、もう背中にアートサンダー連発。聴覚で英国民の想いを感じ取る国葬だった。

 

//連休は台風なので、録画した映画を見まくります!5本、できれば6本はいきたい!3時間40分の超大作『ラストエンペラー完全版(ディレクターズカット)』を観るときがきた。

●9月18日…投票数35万、NHKBSで先日やっていたウルトラマン全投票の結果に時代の流れを感じた!てっきり、セブンが1位、初代マン2位のワンツーになると思っていたら、ティガが第1位に!僕の世代だとゾフィーは3位でもおかしくないのに19位。でも昭和のウルトラ兄弟の順位が低いということは、それだけ20代、30代の若いファンが増えているということだから、全体から見ると心強いアンケート結果なのかも。

【ウルトラヒーロー部門】ハヤタ隊員を演じた黒部進さんが初代マン5位という結果にめっさショックを受けていた(汗)
1位 ウルトラマンティガ1996年
2位 ウルトラセブン1967年
3位 ウルトラマンZ2020年
4位 ウルトラマンゼロ2009年
5位 ウルトラマン1966年
6位 ウルトラマンメビウス2006年
7位 ウルトラマンオーブ2016年
8位 ウルトラマンネクサス2004年
9位 ウルトラマンタロウ1973年
10位 ウルトラマンコスモス2001年

11位 ウルトラマンA(エース)1972年
12位 ウルトラマンガイア1998年
13位 ウルトラマンジャック(帰ってきた)1971年
14位 ウルトラマンレオ1974年
15位 ウルトラマンジード2017年
16位 ウルトラマンX2015年
17位 ウルトラマンダイナ1997年
18位 ウルトラマンアグル(ガイア)1998年
19位 ゾフィー1966年
20位 ウルトラマントリガー2021年

【ウルトラ怪獣部門】ベムスター、メフィラス、タイラントは10位に入らず!
1位 ゼットン「ウルトラマン」第39話「さらばウルトラマン」
2位 ジャグラス ジャグラー「ウルトラマンオーブ」第1話「夕陽の風来坊」
3位 バルタン星人「ウルトラマン」第2話「侵略者を撃て」
4位 ゴモラ「ウルトラマン」第26話「怪獣殿下(前篇)」
5位 キングジョー「ウルトラセブン」第14話「ウルトラ警備隊西へ」
6位 ウルトラマンベリアル『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
7位 メトロン星人「ウルトラセブン」第8話「狙われた街」
8位 エレキング「ウルトラセブン」第3話「湖のひみつ」
9位 ガタノゾーア「ウルトラマンティガ」第51話「暗黒の支配者」
10位 ジャミラ「ウルトラマン」第23話「故郷は地球」

【ウルトラメカ部門】ウルトラホーク1号がぶっちぎりで1位と思っていたのでショック。でも、Zを見るとセブンガーの首位に納得するのだろうか。見なくては…。
1位 特空機1号セブンガー「ウルトラマンZ」ストレイジ
2位 ウルトラホーク1号「ウルトラセブン」ウルトラ警備隊
3位 ポインター「ウルトラセブン」ウルトラ警備隊/地球防衛軍
4位 ガッツウイング1号「ウルトラマンティガ」GUTS
5位 特空機3号キングジョーストレイジカスタム「ウルトラマンZ」ストレイジ
6位 ジェットビートル「ウルトラマン」科学特捜隊
7位 ガン フェニックストライカー「ウルトラマンメビウス」CREW GUY
8位 ガッツイーグル「ウルトラマンダイナ」スーパーGUTS
9位 ナースデッセイ号「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIG」GUTS-SELECT
10位 マットアロー1号「帰ってきたウルトラマン」MAT

【エピソード部門】※こちらは2016年に発表。ノンマルトが8位というのは低いけど、5位以内が名作揃いなのでやむを得ないか。ムルチが2位になったので社会派作品の票が分かれたのかも。
1位 ウルトラセブン第49話 史上最大の侵略(後編)
2位 帰ってきたウルトラマン第33話 怪獣使いと少年
3位 ウルトラセブン第8話 狙われた街
4位 ウルトラマン第23話 故郷は地球
5位 ウルトラマン第39話 さらばウルトラマン
6位 ウルトラマンタロウ第34話 ウルトラ6兄弟最後の日!
7位 ウルトラマンレオ第40話 恐怖の円盤生物シリーズ! MAC全滅!円盤は生物だった!
8位 ウルトラセブン第42話 ノンマルトの使者
9位 帰ってきたウルトラマン第34話 許されざるいのち
10位 ウルトラセブン第26話 超兵器R1号


 
ウルトラマンA最終回の名セリフを今の時代こそ噛みしめたい。
「やさしさを失わないでくれ。弱いものをいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも友だちになろうとする気持ちを失わないでくれ。たとえ、その気持ちが何百回裏切られようと。それがわたしの最後の願いだ」

●9月17日…NHK『あさイチ』の15日放送分に登場した仙台放送局・宮崎あずさアナがめっちゃジョジョラーで、見ていてほんと楽しかった。番組の公式インスタには、鈴木奈穂子アナ、女優の濱田マリさん、宮崎アナが3人で仗助ポージングをとる3ショットが、効果音「ババァン!!」付きでアップ!宮崎アナは番組中、宮城の食や観光地を紹介するたびに、キラークイーンやジョリーンのポージングを何度も炸裂させていた。生放送で全国津々浦々にジョジョ立ちを披露するには、黄金の『覚悟』が必要であり、見事にやり遂げた宮崎アナに敬意を表したい。NHKさん、ぜひ宮崎アナを次の『ブラタモリ』のパートナーに!(^^)

  NHK『あさイチ』にてジョジョ立ち!

●9月16日…ロンドン・ウエストミンスター寺院に棺が安置されているエリザベス女王。お別れの弔問をするための市民の大行列は、当初の3時間待ち、8時間待ちから増え続け、なんと20時間待ち!どれほど敬愛されていたかよくわかる。サッカーのベッカムも一般市民と一緒に12時間並んだという。

●9月15日…ノーベル賞のパロディだけど研究内容は本物、アメリカの科学誌が毎年主催している第32回イグノーベル賞の授賞式が開催され、日本人が工学賞を受賞!日本人による栄冠は、なんと16年連続。今年の10部門の内容は次の通り。
・応用心臓学賞…「ロマンチックな出会いがあり、互いに惹かれていると感じてるとき、心拍数はシンクロするという証拠の発見について」
・文学賞…「法律文書の理解を不必要に困難にしている原因の分析」
・生物学賞…「便秘がサソリの交配に影響を与えるかどうか、またはどのように影響するか」
・医学賞…「化学療法を行う際アイスクリームを使用すると副作用が減少することの証明について」(ポーランド)
・工学賞…「円柱形つまみの回転操作における指の使用状況について」(日本)
・美術史賞…「古代マヤの土器に描かれた浣腸儀式への学際的アプローチについて」
・物理学賞…「子ガモが編隊を組んで泳ぐ方法を理解しようとしたことについて」
・平和賞…「ゴシップ好きがいつ本当のことを言い、いつウソをつくべきかを判断するためのアルゴリズムの開発に対して」
・経済学賞…「なぜ最も才能のある人ではなく最も幸運な人が成功することが多いのかを数学的に説明したことについて」
・安全工学賞…「衝突試験用にダミーの“ヘラジカ”を開発したことについて」(スウェーデン)

●9月14日…朝ドラ『ちむどんどん』、俳優は素晴らしいのに展開が安易で、突然のトラブルと偶然による解決が繰り返され、ここまで何度も視聴者を唖然とさせてきた。登場人物の行動が行き当たりばったりに見えたり、視聴者の共感を得られる言動をしないなど、SNSは連日炎上。だけど、9月30日に迫った最終回を前に、内容がどんどん良くなってきた!伏線の大回収ターンが始まった!ようやく視聴者が見たかった、「登場人物と喜怒哀楽を分かち合える」朝ドラになってきた。

このドラマは出てくる人物の大半が、人生の挫折を経験していて、周囲の信頼を失い、自己肯定感が低い。従来の朝ドラは、朝から元気がもらえるものが多かったし、主人公の行動に「それはアカンやろ!」と思わず突っ込むこともなかった。途中、僕は何度か脱落しかけたけど、脚本家の羽原(はばら)大介氏は、映画『フラガール』『パッチギ!』で日本アカデミー賞に輝き、名作朝ドラ『マッサン』も担当しているので、“きっとこのドラマも大化けするはず”と見続けてきた。
8月末の第100回で、独立に失敗して気持ちが腐り果て、勤め先もなかった料理人が、久々に厨房で包丁を握り、嬉し泣きをしながら野菜を切っている場面があった。もう、このシーンのために100話まで見てきたと思った!

このドラマのニーニー(主人公の兄)は、「いつかビッグになってやる」が口癖で、手っ取り早く大金を得ようとしては、怪しい商売に手を出して騙されて借金を作り、何度も家族に迷惑をかけるため、視聴者のイライラを集める“ストレス源”となっていた。でも、第113回では、自分のことを嘘つきで最低と落ち込む相手に、「最低というならこっちも負けていない。ケンカして家族に迷惑かけて、怪しい話にのってすぐ騙されて、みんなに嘘ついて…。だけどお前が教えてくれた、人間はやり直せる。何度でもやり直せる!」とこれまでの数々の失敗がすべて生きたセリフに!ニーニーの過去のやらかしをたくさん見てきたので、非常に説得力があった。

そして第114回。主人公が上京して開いた沖縄料理店は、閑古鳥で経営に行き詰まったけど、苦心して何とか再オープンに漕ぎつける。お客さん第一号のおじさんは“沖縄そば”を食べたけど反応が薄い。でも、数日後にその男性が知り合いを連れてきて“沖縄そば”を注文し「うまくて腰抜かしますよ」と会話しているのが聞こえた。初のリピーター、それも知人を連れて!主人公と一緒に喜んだ。最終回まであと2週間。ここからさらにどう展開するのかデージ(すごく)楽しみにしてます。
「いつかきっと、失った信頼を
取り戻せるはずです」
「もう一度料理がしたいんです!」と
いろんな店で頼み込む
主人公の沖縄料理店で
久々に料理人として野菜を刻む
野菜を切りながら嬉し泣き。静かに
喜びがこみ上げてくる名シーン
「人間はやり直せる、何度でも」
ニーニーがいうから説得力絶大!
「うまくて腰抜かしますよ」名もなき
お客さん第一号がリピーターに

●9月13日…スタジオのセットを飛び出し、街頭で撮影。世界三大映画祭のすべてで最高賞を受賞している監督ジャン・リュック・ゴダールが13日に他界。享年91。映画の歴史を変えたヌーヴェル・バーグの旗手であり、ひとつの時代が終わった。スイスでは合法となる自殺幇助により、医師が処方した薬で自ら命を断ったという。こんな逝き方をした著名人は、僕の知る限りゴダールが初めてだ。
高校時代に名画座で観た『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』には頭をガツンとやられた。前者はスクリーン上から観客に向かって「勝手にしやがれ!」と罵倒、後者はダイナマイトの束を頭部に巻いたシーンが衝撃的だった。学生や労働者のデモが吹き荒れた1968年、ゴダールはカンヌ映画祭に乗り込んで中止に追い込んでおり、その人生は最期まで破天荒だった。さらばゴダール!

●9月12日…ウクライナ軍がハルキウ州の全域を奪還!これでウクライナ南部を占領しているロシア軍への補給路が断たれた。ロシア軍は武器を捨てて撤退しており、パニックぶりが伝わってくる。政治にも大きな動きがあり、モスクワやサンクトペテルブルグ地区など18の地方議会で、議員が連名でプーチン大統領の辞任を要求する声明を発表した。ロシアでは反プーチン発言だけで殺された人がいるなか、これはとても勇気いる行動で、まさに命がけ。署名した議員らは、ロシアをメチャクチャにしたプーチンを国家反逆罪で告発する予定という。大統領を国家反逆罪に、というのがインパクト絶大。

●9月11日…統一教会が引き起こしたトラブルの相談を受けるため、法務省、警察庁、消費者庁などの関係省庁が設置した合同電話相談窓口に9月5日〜9日の最初の5日間だけで計1002件の相談が寄せられたとのこと!内容は献金がらみの金銭トラブルが多く、他にも「生活困窮に陥ってしまった」「親族に信者がいるがどうすればいいか」といった様々な相談が寄せられているという。政府は、典型的な相談内容を抽出して対処方法を国民に示すことを「検討」するとしている。現在進行形で被害が出ているんだから、検討とか悠長なことを言わずに即実行すべきだ。 先日、統一教会側は会見を開いて「最近は信者との間にトラブルは起きていない」と言っていたが、事実は5日間で相談千件だ。こんなに苦しんでいる人がいるのに、教団の目にはトラブルに映っていないことが本当にやばい。
※相談窓口は0120・090590で、今月30日までの平日の午前9時半から午後5時まで受け付け。

●9月10日…昨年末にNHKBSで放送された番組『河瀬直美が見つめた東京五輪』で、虚偽の字幕「五輪反対デモの参加者は金銭をもらって動員された」が流された問題で、放送倫理検証委員会(BPO)は昨日「放送には重大な放送 倫理違反がある」とする意見書を公表した。BPOによると、番組で取材を受けた匿名の男性は、編集前のインタビューで「原爆や原発の反対デモに参加したことがある」と話していたが、五輪反対デモへの参加予定は複数回にわたって否定していた。ところが、番組ではこれらの音声は流されず、「五輪反対デモに参加しているという男性」「実はお金をもらって動員されていると打ち明けた」という字幕と男性の映像だけが放映された。またNHKは、金銭の授受があったか裏付け取材をしていなかった。


NHKによる虚偽のテロップ「お金をもらって動員されていると打ち明けた」

意見書は「別のデモに関する発言を、東京五輪(反対デモ)のものであるかのように誤信させる編集が行われていた」と指摘。
そして「放送によって、五輪反対デモは確固たる信念を持った者が集まって行われているのではなく、主催者が金銭で組織的に動員し、意向に沿って行動させているという誤った印象を与えることになった」と結論づけた。
NHKの説明によると、大阪放送局の担当ディレクターが河瀬監督や撮影者の島田角栄氏に“無断で”この虚偽テロップをつけたという。放送後、NHKは大阪放送局のディレクターとチーフプロデューサーを停職1カ月とするなど、計6人を懲戒処分にした。

『河瀬直美が見つめた東京五輪』では、河瀬監督が五輪記録映画の監督としての立場から「日本にオリンピックを招致したのは私たちです。ここ数年の状況をみんなは喜んだはず。だからあなたも私も問われる話。私はそういうふうに描く」と発言し、直後からSNSには「#五輪を招致したのは私達ではありません」といったハッシュタグが飛び交い、“お金をもらって反対デモに参加”という嘘の字幕への抗議もあって炎上に近い状態が続いた。
この状況に河瀬監督のツイッターにフォロワーから「自分達に都合が悪いとすぐBPOだの放送倫理違反だの言ってくる人たちの誹謗中傷に負けずこれからも頑張ってください」と擁護する投稿があり、河瀬監督は「はい(キラ星マーク)」と返答。

自分の名前を冠した番組がデマを流しておきながら、批判されると誹謗中傷と受け止める感覚がわからない…。疑問を持たれている点は5つ。
(1)五輪記録映画の取材なのに、五輪反対デモに参加していると確認できない男性を“選んで”取材したのはなぜなのか。
(2)日雇い労働者が多い山谷地区で撮影し、男性の手にビール(未開封)を持たせて公園のベンチでインタビューし、その後に撮影者の島田氏がそのビールを持ち帰っているのはなぜなのか。イメージづくりの演出ではないのか。
(3)撮影が行われたのは8月7日で、翌日は五輪の「閉会式」。もう五輪が閉会するというその前日に、「これから五輪反対デモに参加予定のある男性」という設定に疑問をもたなかったのか。
(4)河瀬氏と島田氏は、事前に見た素材映像に問題の男性は含まれていなかったと主張するが、疑惑の場面は島田氏がインタビューを主導しており、番組内でも島田氏が素材映像を河瀬氏に見せながら「プロの反対側(デモのプロ)もいてるし」と発言し、河瀬氏が取っているメモには「パンクshop店主」「町の変なオヤジ」等と取材対象者を羅列したと読み取れる文字が映っている(実際、店主→オヤジの順で登場する)。明らかに事前に見ているのではないか。捏造に2人が加担した疑いが拭いきれない。
(5)NHKは河瀬監督と視聴者にはお詫びのコメントを出したが、謝罪する対象に五輪反対デモの主催者や参加者が入っていないのはなぜか。侮辱したという気持ちが抜け落ちているのではないか。

実際にデモを行ってきた市民団体は、参加者に金銭を支払ったことは一切ないと主張。そして「参加者を金で動員しているかのような悪質な印象操作がされた。主体的に参加した多くの人々への侮辱だ」と批判。河瀬氏や島田氏に責任はないとするNHKの事後対応についても「担当者のチェックミスで幕引きを図ろうという思惑が働いているのではないか」と疑問を投げかけ、「デマ、捏造が行われたことに対し、当事者として謝罪を求める」とする抗議文を提出した。
デモ参加者の杉原浩司さん「日本で社会運動に参加するのはただでさえ敷居が高いのに、デモは金で動員されていると貶(おとし)め、さらにハードルを上げた。社会運動全体に対する許しがたい攻撃だ」。
いずれにせよ、デモの価値を下げようという悪意がなければ、あんな酷いテロップはつけない。番組名は『河瀬直美が見つめた東京五輪』であり、河瀬氏は自分自身の名前が冠された番組を事前に見ずにオンエアするなど、プロとしてあり得ないことをしている。河瀬監督にはいっさい責任がないというのは違和感がある。
NHKは「再発防止策を着実に実行して、信頼に応えられる番組を取材・制作してまいります」とコメントしているけど、具体的にどんな再発防止策を実行するのかそこが大事なので明らかにしてほしい。
受信料がデマのねつ造・拡散に使われてはたまらない。

※1969年生まれの河P直美監督は、28歳のときに『萌の朱雀』(1997)でカンヌ国際映画祭のカメラドール賞(新人監督賞)を史上最年少で受賞。2007年には『殯(もがり)の森』でカンヌの最高賞に次ぐグランプリに輝き、国際的に知名度が高い。『殯(もがり)の森』はお墓を中心に故人との交流を描き、墓マイラー的にも胸を打たれる良い映画だった。それだけに近年の暴力事件や政権との一体化(政治権力に近すぎる)は残念きわまる。
河瀬監督は2015年に、自身が代表を務める映像制作会社「組画」のスタッフの顔面を事務所内でグーパンチで殴打(理由は不明)、崩れ落ちた相手をなおも暴行し、居合わせた数人の職員は恐怖のあまり別のフロアに逃げ出し、抵抗せずに一方的に殴られたスタッフは顔は腫れ上がり、荷物をまとめて退職したという。
2019年にも映画「朝が来る」の撮影現場で、カメラを回していた河瀬監督が、撮影助手に触れられたことに激怒し、カメラマンの腹を蹴り上げて、撮影監督がチームごと降板している。
今年3月に、映画業界内で性加害などのハラスメントが告発されていることを受け、是枝裕和ら映画監督有志6人が声明を発表した。大切なことなので河瀬監督も耳を傾けてほしい。
「映画監督は個々の能力や性格に関わらず、他者を演出するという性質上、そこには潜在的な暴力性を孕み、強い権力を背景にした加害を容易に可能にする立場にあることを強く自覚しなくてはなりません」
「暴力性を常に意識し、俳優やスタッフに対し最大限の配慮をし、抑制しなくてはならず、その地位を濫用し、他者を不当にコントロールすべきではありません」

●9月9日…沖縄知事選が11日に。玉城デニー氏以外の候補者は統一教会と関わりがあり、「現職VS統一教会」という様相。特に自公が支持している佐喜真淳候補は台湾で統一教会の合同結婚式に参列し、ステージ上で「素晴らしいです。私も非常に感動しております」と称賛している。
この問題を追及された佐喜真氏は「統一教会のイベントを知らなかった」と弁明しているけど、会場内や出入り口には「統一家庭連合」と大きく書かれた「のぼり旗」が林立し、そのロゴマーク入りの白い布を首にかけた100組以上のカップルが集まっており、旧統一協会の式典と一目で分かる。それなのに“知らなかった”という不誠実さ。棒で男女が互いの尻をたたく同宗教の独特の儀式もやっていた。もう1人の候補者、元維新の下地幹郎氏も統一教会のイベントに参加したことがある。
それにしても…佐喜真候補が統一教会とベッタリと判明したときに、公明党(創価学会)は推薦を取り消すかと思ったのに、結局取り消さずに応援し続けたのは大問題だし、この方針に疑問を持つ学会信者の人は少なくないはず。外から見ればカルト宗教の擁護と判断されるわけで、最大の失策だと思う。
岸田政権は、この選挙の直前に来年度の沖縄振興予算の200億円“減額”を発表し、あたかも「知事が野党支持の玉城デニー氏ではダメ、自公推薦の知事(佐喜真氏)にしないと」と県民を脅すようなえぐいことをしている。自民党と統一教会の深い関係が発覚してからの、初の大きな選挙。どのような投票結果になるのか注視しています。

〔追記〕選挙結果が出た。玉城デニー氏が再選したのは良かったけど、佐喜真氏に27万票も入ったことに驚愕。この27万の人は統一教会との癒着はさほど考慮しないということ?たぶん、この結果を見て自民執行部は「佐喜真氏は落選したが、得票差は心配したほどではなかったな」と感じているだろう。実際、もし下地氏が立候補していなかったら保守票は佐喜真氏に入り、かなりの接戦だった。う〜ん。
玉城デニー、無所属・現。当選。33万9767票。
佐喜真淳、無所属・新。27万4844票。
下地幹郎、無所属・新。5万3677票。

●9月8日…東京五輪組織委員会の元理事で、日本のスポーツビジネス界の頂点に君臨する高橋治之氏(78)が、選手の公式ユニフォームなどを担当した紳士服の「AOKI」から総額約2億8千万も金銭を受け取り、大会の公式パンフレットを作成した「KADOKAWA」からも7600万円の賄賂を受け取っていたことが発覚。五輪で公式スポンサーとして契約できるのは、一つの業種に1社だけであるため、多くの企業が「ぜひ我が社を!」と高橋元理事に接近し、元理事はそこにつけ込んだ。スポンサー企業の選定過程は秘密にされている。恐ろしいのは、五輪の正式スポンサーとなったのは60社以上あるため、「AOKI」と「KADOKAWA」だけで収まるとは思えず、既に東京地検特捜部は不動産、建材・住宅設備メーカー、教育などのスポンサーに呼び出しをかけ始めている。

報道で「KADOKAWA」の末端社員が、「現場の人間は真面目に頑張っているのに、上層部が汚職をして企業のイメージが悪くなるのは勘弁してほしい」と肩を落としていたのが印象に残った。
創業者の角川源義(1917-1975)もこの事態を嘆いているだろう。氏は富山出身。青年期に戦争を体験し、28歳で敗戦を迎え、同年秋に「角川書店」を設立した。創業のきっかけとなったのは、たまたま手にした東大教授・河合栄治郎(1891-1944)の著書の欄外に「目がつぶれるほど本が読みたい」と書き込みがあり感動したこと。河合教授は戦前に軍部のテロを批判し、軍国主義や資本主義体制を批判したことから、右翼・軍部などファシズム勢力に弾圧を受け、全著作発禁となり、起訴されて東大を休職に追い込まれ、終戦を見ることなく1944年、失意のうちに53歳で病没した。
その翌年に角川源義は出版社を創業し、4年後、新しい憲法の施行からちょうど2年の5月3日の憲法記念日に「角川文庫」を創刊し、次の刊行の辞を巻頭に刻んだ。素晴らしい名文。

《角川文庫発刊に際して》角川源義 ※抜粋
第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、私たちの若い文化力の敗退であった。私たちの文化が戦争に対して如何に無力であり、単なるあだ花に過ぎなかったかを、私たちは身を以て体験し痛感した。(略)近代文化の伝統を確立し、自由な批判と柔軟な良識に富む文化層として自らを形成することに私たちは失敗して来た。そしてこれは、各層 への文化の普及浸透を任務とする出版人の責任でもあった。
一九四五年以来、私たちは再び振出しに戻り、第一歩から踏み出すことを余儀なくされた。これは大きな不幸ではあるが、反面、これまでの混沌・未熟・歪曲の中にあった我が国の文化に秩序と確たる基礎を齎(もた)らすためには絶好の機会でもある。角川書店は、このような祖国の文化的危機にあたり、微力をも顧みず再建の礎石たるべき抱負と決意とをもって出発したが、ここに創立以来の念願を果すべく角川文庫を発刊する。
一九四九年五月三日

この高い志を、その子どもが贈賄事件で傷つけるなど、あってはならないこと。しかも平和の祭典である五輪をめぐっての汚職。いま一度、創業者の言葉に耳を傾けるべき。
※長女に作家の辺見じゅん(1939-2011)、長男に角川春樹、次男に角川歴彦(つぐひこ)。

 
角川源義の墓(東京都東村山市の小平霊園)

/ちなみに、岩波文庫の発刊の辞も感動的。こちらはもっと古く、戦前の1927年、治安維持法の施行の2年後。これを書いた岩波茂雄は日中戦争に反対し、発禁となったリベラルな書籍を刊行した罪で戦時中に有罪判決を受けている。覚悟の人。

《読書子に寄す 岩波文庫発刊に際して》岩波茂雄※抜粋
真理は万人によって求められることを自ら欲し、芸術は万人によって愛されることを自ら望む。かつては民を愚昧ならしめるために学芸が最も狭き堂宇に閉鎖されたことがあった。今や知識と美とを特権階級の独占より奪い返すことはつねに進 取的なる民衆の切実なる要求である。岩波文庫はこの要求に応じそれに励まされて生まれた。それは生命ある不朽の書を少数者の書斎と研究室とより解放して街頭にくまなく立たしめ民衆に伍せしめるであろう。

※「民衆」が強調された名文です。

//イギリスのエリザベス女王(在位70年)が他界。享年96。新国王は長男チャールズ皇太子が継ぎ、国歌の歌詞はゴッド・セイブ・ザ・キングに。

●9月7日…読者に保守層が多い読売新聞でさえ国葬反対の世論が過半数超えに。岸田首相は国葬実施の理由を「わが国は暴力に屈せず民主主義を断固として守り抜くという決意を示すためだ」という。もちろん民主主義は大切だ。でも、新聞・テレビなどほぼ全てのメディアで、国葬に反対する声が賛成を上回り、しかも賛成30%反対60%などダブルスコアになっている調査もある。世論は数十億もの税金を投じる国葬ではなく、内閣葬や自民党葬を求めているのに、その過半数の声を無視して国葬を強行するのは、それこそ首相が重視している民主主義に反することではないのか?
最近の物価高により、貧困家庭の子どもにボランティアで食事を提供する“こども食堂”は、どこも運営が大変な状況ときく。アベノミクスで格差が拡大したことを考えると、国葬の費用は未来をになう子どもたちの支援に使う方が、安倍さんも喜ぶのではないだろうか。

●9月6日…1ドルが144円なんですけど!しかも、144円でストップする理由がないため、もっと円安になる可能性がある。安倍政権が始めた“異次元の緩和”の副作用。円を刷りまくったら、当然、円の価値は下がる。

●9月1日…先日出演したNHKラジオ『ラジオ深夜便 世界偉人伝・その16』が聴き逃し配信にアップされました!リンク先の“開始4分付近”から約15分、ニューヨークに眠る偉人について語っています。ベーブ・ルース、ラフマニノフ、ジョン・レノンなどを取り上げ、現地の方との交流など旅の話もあります。最後にジョンの『イマジン』をオンエア。事前に「もし可能ならイマジンを…」と思い切ってお願いして良かったです。
※それぞれの墓所に印象的なエピソードがあります。以下の画像を見ながら聴取されると現地の状況がわかりやすいと思います(配信は9月6日の24時まで)
ベーブ・ルースの墓 ラフマニノフの墓
ヴァルハラ駅 ジョン・レノン追悼碑

●「1991年に統一教会は北朝鮮に5千億円もの献金を行い、金日成と文鮮明(教祖)は義兄弟の契りを結んだ」と文春。それ以降も、共同で自動車会社を設立するなど、統一教会は北朝鮮との経済的な繋がりを強化してきた。
日本は拉致被害者を救出するため、北朝鮮に経済制裁の圧力を加えてきたのに、統一教会が莫大な経済支援をしていたら、その効果が薄れてしまう。しかも、その北朝鮮に渡されるお金の出所は、霊感商法で騙された日本人の老後の資金だったり、子どもの養育費であったりという…。
自民の議員はどう思っているのだろう、拉致被害者の家族会には制裁をアピールしておきながら、一方で北朝鮮を援助する統一教会ともベッタリという矛盾に。

●核軍縮を進め、東西冷戦を終結させ、1990年にノーベル平和賞を受賞したロシアの政治家ゴルバチョフ元大統領が30日に91歳で他界。祖国が侵略国となってウクライナを攻撃しているさなかの死。プーチンのことを批判していたといい、民主化したはずが独裁体制になったことに悔いが残ったと思う。

●8月30日(火)23時7分頃からNHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便』に生出演します!今回は「世界偉人伝・その16」。ニューヨークに眠る偉人の第2弾で、ベーブ・ルース、ラフマニノフ、ジョン・レノンなどを紹介する予定です!
※ネットラジオの「らじる らじる」で聴取可能です。

●8月26日…フランスでは約30年前(1995年)に過激な新興宗教が問題となり、これを取り締まる際に、国家が「いい宗教」か「悪い宗教」か判断して良いのかが議論されました。その結果、フランス政府は「教えの内容を判断せず、その団体が反社会的な行動をしているかどうか」でカルトかどうか判断することにしました。それが次の10項目です。このうちの一つでも当てはまればカルトと認定されます。

〔カルトの判断基準となる10項目〕
(1)精神的不安定化 (「先祖が地獄で苦しんでいる」など)
(2)法外な金銭要求(献金など)
(3)元の生活からの意図的な引き離し
(4)身体に対する危害
(5)子供の強制的な入信
(6)反社会的な説教
(7)公共の秩序を乱す行い
(8)重大な訴訟違反
(9)通常の経済流通経路からの逸脱(高額な物品販売など)
(10)公権力への浸透の企て

これを踏まえフランスでは2001年に「セクト(カルト)規制法」が成立。マインドコントロールで支配された状態の人に重大な損害(詐欺、家庭放棄など)となる行為を規制し、宗教法人やその代表が処罰対象になれば解散命令を出すことが可能になりました。
日本の全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、統一教会がコンプライアンス(法令遵守)宣言をした2010年以降も、2875件の被害相談があり、被害額は約138億円に及ぶとのこと。

最近では2020年も、信者らに「家族が地獄で苦しんでいる」などと不安を煽って多額の献金をさせたことが、裁判で「社会的に相当な範囲を逸脱した行為として、違法と評価せざるを得ない」とされ、教団などに損害賠償責任を認めました。
教団側は信者に高額献金をさせる際に「あとで返還を求めない」と同意書をとっているのですが、判決ではこの合意書についても「何らの説明もなしに請求権を放棄させ、公序良俗に反し無効」と認定し2021年に確定しています。
与野党の心ある議員にはフランスを参考に日本版カルト規制法を早急にとりまとめることを希望します。

※ちなみに日本にも宗教法人に解散命令が出せる「宗教法人法 第八十一条」があり、これまでに刑事事件を起こしたオウム真理教や明覚寺に適用しました。

宗教法人法 第八十一条
《裁判所は、宗教法人について左の各号の一(注:法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をしたこと)に該当する事由があると認めたときは、所轄庁、利害関係人若しくは検察官の請求により又は職権で、その解散を命ずることができる。》

しかし、統一教会の問題になると「信教の自由への判断は慎重に」と及び腰になります。既に裁判で統一教会側が敗訴した判例が幾つもあるので、「著しく公共の福祉を害する」が当てはまると思うのですが政治家の動きは極めて鈍いです。それゆえ、「教義を肯定・否定するのではなく、反社会的行為があったかなかったか」でカルト団体を規制する新法が必要だと思うのです。10項目のうち、「(5)子供の強制的な入信」は非常に深刻な人権侵害であり、彼らに対する救済は待ったなしの状況です。

 

●8月21日…『鎌倉殿の13人』、ここ数年の大河の最高傑作になってきた。『青天を衝け』『いだてん』も、95点以上の名作だけど、それを越えてきた。
番組初期から平家滅亡&頼朝の死までは、合戦シーンと三谷幸喜さんが書く爆笑ギャグで視聴者を魅了。一方、頼朝亡き後は“戦慄”の展開。梶原景時(中村獅童)の退場から続く、前々回の全成処刑、前回の比企一族皆殺し、今回の内部抗争の犠牲、毎回のようにこれまでの重要キャラが謀殺されていく。かつて平家打倒で共に戦ってきた仲間、酒杯を交わし、冗談を言ってきた仲間が、1人、また1人と消えていく。普通のドラマなら最後まで生き残るであろう、ムードメーカーのような楽しいキャラも安泰ではない。「次は誰が消されるのか」と45分間、緊張しっぱなし。史実とはいえ、お気に入りのキャラの退場は寂しいの何の…。ぶっちゃけ、日曜夜にお茶の間で見る内容ではない。
それなのに、日曜になると我が家では「今夜は“鎌倉殿”がある」と朝から何度も会話。たとえ背筋が凍る展開でも放送を待ち望むのは、役者さんたちの熱演と三谷脚本のうまさ、非情な武士の世にあって時折描かれる思いやりの気持ち、その温かさに心を掴まれているからだろう。
いやはやまったく、小さな子どもの命だけは助けてやってくれよう…。

主人公の台詞と思えない「生きていては、いけない命だ」

●8月20日…高校野球、仙台育英が決勝へ。相手は下関国際。奥羽列藩同盟VS長州と見立て、ネットでは「令和の戊辰戦争」とも。下関国際は強豪大阪桐蔭を倒すなど大奮闘。でも、東北勢6県はまだ一度も優勝経験がないので、個人的には優勝旗が“白河の関”(福島)を越える光景が見たい!

●8月19日…隠岐諸島から帰還!無事に後鳥羽上皇の火葬塚にたどり着けました。後鳥羽帝の公式な陵墓は京都ですが、遺骨の大半は隠岐・中ノ島の火葬塚に埋められたとのこと。それもあって、宮内庁では火葬塚を御陵と同様に大切にしています。先日の佐渡島の順徳上皇火葬塚に続いて、天気予報は雨だったのに現場では晴れるという奇跡が起き感動です。過去に四国に配流された土御門帝の火葬塚にも墓参していることから、これで「承久の乱」に敗れて流された3帝の火葬塚巡礼はすべて終了。長年の夢が叶いました。
後鳥羽帝火葬塚(島根隠岐) 順徳帝火葬塚(新潟佐渡)

//複数の与党政治家の証言から、安倍さんは「比例区で個人票が取れない候補者」に統一教会の票を割り振っていたことが判明。安倍さんが選んだ候補者は、その土地と縁のない“落下傘候補”であっても、統一教会の協力を受けた地方議員の後援会が支援する体制ができあがっていたとのこと。
一方、萩生田政調会長(安倍派の大幹部)は統一教会と30年来の交流があったのに、氏が「たまたま支援者の中に統一教会の信者が混じっていた」と距離を置く発言をしたため、信者側から「その言い方は酷い」「裏切られた」「仲間と思っていたのに」と恨み声が上がっている。氏は深い付き合いを岸田首相に隠して政調会長になったわけで、さらに新事実が出てくると、政調会長の更迭という話になってくるだろう。首相にとっては次期総裁選最大のライバルの力を削ぐ絶好の機会となる。
関連リンク〕萩生田氏「この選挙は皆さんの信仰にかかっています!当選は神様の計画で、死ぬ気で取り組んでほしい、一緒にお父様の願いを果たしましょう!」 。萩生田氏は文鮮明教祖を「お父様」と呼び、礼拝にも積極的に参加。元青年部信者「萩生田さんは教会会員だと思っていた」。

●8月16日…『鎌倉殿の13人』に登場している後鳥羽上皇の火葬塚を巡礼するため、今夜から島根の隠岐(おき)に向かいます。大阪から夜行バスで松江に、そしてフェリーで島へ。隠岐には後醍醐天皇の仮御所跡や、平家物語に登場する文覚上人の墓も。19日に帰宅するため、今回も番組情報をアップしていきます。岸辺露伴ドラマの再放送あり。
(ぐああ、午後9時、出発しようと思ったら外は雷雨!船が欠航になりませんように…)

//夏休みの読書感想文が良い感じに書ける秘訣が、角川の『100年後も読まれる名作シリーズ/オペラ座の怪人』の後書きにあったので、苦闘しているお子さんがおられたら伝えてあげて下さい。もちろん、大人が何かのレビューを書くときにも有効。

感想文は4つの段落にわけて書くと、書きやすい&読みやすい!
【第一段落】この本を読むきっかけ。なぜ選んだか。
【第二段落】あらすじ
【第三段落】一番面白かった(心に残った)こと
【第四段落】作品から何を学んだか、世界がどう広がったか、自分がどう変わったか。

これだけ!でも書けてしまう。埋まってしまう。っていうか、下手すると紙が足りなくなってしまう。この秘訣を小学生のときに僕も知っておきたかったです(笑)

 
画像の左下、最後の部分「人は誰かを大好きになると、それまでどんなふうに愛されてきたかが外に出てしまうとわかった」が深い。スーパー小学生爆誕!

//サイト掲示板、2カ月ぶりに使えるようになりました。

●8月15日…かつて朝日新聞が統一教会の霊感商法を批判する記事を出した際、1987年5月に阪神支局が襲撃され、まだ29歳の小尻知博(ともひろ)記者が散弾銃で射殺され、同僚の犬飼記者が重傷を負った(赤報隊事件)。事件後、朝日新聞本社には、事件で使われたのと同じ弾丸の薬莢(やっきょう)と脅迫文「とういつきょうかいのわるくちをいうやつは みなごろしだ」が送りつけられた。
こうした経緯もあり、多くのジャーナリストは統一教会を恐れて取材に二の足を踏んだ。また、取材して記事にまとめても、トラブルを恐れる上司や、統一教会シンパの上層部にボツにされるため、結果、ごく少数の人間だけがこの問題を追った。

いま、報道番組やワイドショーで正面から統一教会と戦っているジャーナリストの鈴木エイト氏や紀藤(きとう)正樹弁護士は、長期にわたってこの問題に取り組み、本当に命がけであり、その勇気に頭が下がる。しかも、両氏は献金でボロボロになった信者家族や2世信者を救おうとしており、活動の根底に“優しさ”がある。2人は統一教会からサタンと見なされているけど、第一に救済しようとしており、信者が差別を受けないよう常に気を配っていることを強調したい。両氏に警護はついているのか、何かあってからでは遅いので、そこを心配している。

  朝日に届いた脅迫文と“使用済み”の薬きょう

●8月14日…NHKの太平洋戦争特番によると、戦時中の大本営は全体を通して、戦果を6倍に、損害を5分の1に発表していたという。そしてときには過大戦果の誤報をもとに作戦が立案され、被害が拡大する悲劇も。国民が報道の透明性を求め続けることが、いかに大切か。

●8月13日…先日9日に大谷翔平選手がベーブ・ルース以来104年ぶりの2桁勝利、2桁本塁打!

●8月12日…靖国神社が統一教会のイベントに境内を貸していた。よりによって、日本をサタンの国と呼び、「天皇をひれ伏せさて慟哭させる」と教祖が語るような外国の宗教に。宗教団体が別の宗教団体に、その教義を調べずに施設を利用させるなどあり得ず、靖国と統一教会のズブズブに保守こそ怒りを感じるべきなのに、自民や保守言論人からそうした声は聞こえず。

●8月6日から初めて佐渡島の史跡や偉人の墓所を巡礼。富山、能登、金沢を経て、12日に大阪へ戻ります。おすすめ番組情報を1週間分アップしておきました。『ドキュメント72時間・歴代トップ10スペシャル』や、バーンスタイン指揮の歴史的名演『交響曲第2番《復活》』(マーラー)、太平洋戦争のドキュメンタリー(学徒動員の真実)等々。『鎌倉殿』は何としても旅先から視聴せねば。

●梅沢富美男さんが、「芸能人は相手が反社会的勢力の人物と知らなかったとしても、一緒に写った記念写真が原因で仕事を干される。どうして政治家は、“相手が統一教会系とは知らなかった”で済むのか。芸能界では一発アウトなことが、知らなかったで許されている」的なことをテレビでコメントしていた。その通りと思う。企業だってコンプライアンス(企業倫理・法令遵守)に神経を使っている昨今、政治家だけが無神経すぎる。

//人気作家の島田雅彦氏が安倍さんの国葬や日本の現状について記したコラムが、簡潔で分かりやすかったので一部を紹介。

《安倍晋三元首相を暗殺した容疑者の動機は生々しい怨恨だ。旧統一教会に家庭を破壊され、家族一人一人が悲惨な目に遭った男の復讐は、自民党と旧統一教会の癒着を表沙汰にした。元首相はその広告塔を務め、閣僚等の重要ポストにあった34名を含む自民党議員の半数がこのカルト教団に資金や組織票、実働に依存していたという事実に国民はもっと怒るべきだ。

憲法嫌いの議員たちは平然と「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」という憲法20条を踏みにじっていたのである。しかも、その事実は以前から知られていたにもかかわらず、事件後もそこに触れようとしないNHKほかマスメディアは、報道の自由度のランクを下げることに貢献している。

殺された安倍元首相は顕彰すべき功績などほとんどなく、無駄に最長在任記録を作っただけで、その間に民主主義と経済を破壊した。GDPや民間の所得、年金は下落し、倒産、自己破産は増加、数々の疑惑に対し、国会で虚偽答弁を重ね、公文書の改竄、破棄を促し、公金を濫用し、バラマキ外交に終始し、ロシアとの領土交渉に失敗し、ポンコツ戦闘機の爆買い等、米政府のATMとして奉仕し、改憲と軍備増強を訴え、レイプ事件のもみ消しを図るなどの悪行の方が目立つ。

にもかかわらず、戦死した軍人を軍神に奉るかのように、元首相の神格化を政府は率先して図ろうとし、マスメディアが追従している。議論もないまま拙速に国葬を決めたのも、一連の罪状が蒸し返されるのを避けるため、また旧統一教会との癒着関係の追及をかわすためであろう。つまりは臭い物に蓋をするのに国葬を使うという甚だ不謹慎なことをしている。「死ねば、全て免罪」となるのなら、誰も生前に罪を償う気にはなるまい。

私たちを搾取し、服従を強いるアメリカ。その忠犬として自国民を虐げる世襲議員たち。彼らに取り入り、権勢を振るう官僚たち。税金を逃れ、富を独り占めする資産家たち。彼らの犯罪を見過ごし、私たちに無実の罪を問う警察、検察、裁判所。私たちは今日、立ち上がり、明日、奴らを追い出し、明後日には新しい国を作る

これに「ただし暴力を用いることなく」とあえて付け加えておこう。》

●統一教会と手を切ると宣言した自民党議員、いまだ0人。それがまさに事態の深刻さを象徴している。一方、維新は所属国会議員13人が統一教会と接点があったことを公表。維新の衆参議員数は計62人なので、この13人は少ないとは言えない。自民に比べて少しマシという程度。松井一郎代表の父親は、「私は(教祖)文鮮明の犬だ」と自ら公言していた笹川良一の運転手であったと言われており、その辺から統一教会への警戒感が欠如していたのかもしれない。
※今回、維新は党内調査が早かったのでそこは評価できる。自民は「個々の議員の問題」とまったく調査する気配がない。

●7月29日…明日から北海道の「パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌」に記者として参加し、8月1日に帰宅します。ブラームスの交響曲第2番と、プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番が楽しみ。※コロナの抗原検査は陰性でした。しっかり対策します。

//4日分のお薦め番組情報をアップしておきます。『歴史秘話ウルトラマンヒストリア』、面白そうですね!

//1週間分の日記を一気にアップしたので誤字脱字あるかもです(汗)。間違っている部分は帰宅後に訂正します。(^^;)

●7月28日…ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として新しく打ち上げられた「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が初期宇宙の鮮やかな輝きを届けてくれた!初撮影されたフルカラーの写真は、数十億年かけて届いた銀河団の光をかつてない深度で捉えた。
左下の画像は約46億光年離れた「SMACS 0723」銀河団を写したもの。ビッグバン(138億年前)から6億年後に存在していた銀河の様子。この先、ビッグバンからわずか数億年後に起きた出来事を観測し、宇宙で最初に輝き出した「ファース ト・スター(初代星)」を捉えるつもりという。すごい。
ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡にかかった費用は1兆円以上。アメリカ、ヨーロッパ、カナダが協力して実現に漕ぎつけた。ハッブルは地上600kmの人工衛星だけれど、ジェームズ・ウェッブは地球から150万km(月までの距離の4倍も遠い宇宙) にある一種の人工惑星だ。鏡の直径は6.5m、ハッブルの7倍の集光力と100倍の感度を誇るという。
宇宙関係の予算は「安全保障」と「産業利用」のニーズにこたえる研究が重視されがちだけど、ジェームズ・ウェッブはどちらの役にも立たない純科学プロジェクト。人類の好奇心とロマンのために打ち上げられており、そこがまた良い。宇宙の一番星を見られる日が来ますように!

  

●7月27日…統一教会がどういう教義の宗教なのか知らない人のために、ウィキペディアの文章がよくまとまっていたので紹介。保守派の政治家がこの内容(日本をサタンと呼ぶ等)を知った上で、それでも統一教会と接点を持つなら、もう保守を名乗る資格はないと思う。

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・ウィキペディアの統一教会(現・世界平和統一家庭連合)から抜粋。

世界基督教統一聖霊協会(通称・統一教会)(現・世界平和統一家庭連合)は、1954年に朝鮮半島出身の朝鮮民族である文鮮明によって、韓国ソウルに設立された新興宗教である。 キリスト教系の新宗教で、欧米ではカルト宗教とされている。

統一教会の教典「原理講論」の韓国版には「日本はサタン(悪魔)の国」であるとしており、文鮮明教祖はイエス・キリストの再来と書かれており、日本支部会長扮する天皇陛下が文教祖一家にひざまずく儀式を行っている。
日本は"エバ国家"で「サタン(悪魔)の国」であるため、贖罪として「金のなる木」の役割を担い、"アダム国家"である韓国と統一教会に全てを捧げるべきとの反日教義が教えられている。また、エバ国家日本のLGBTや同性婚、夫婦別姓は「生活共産主義」とされ、認めさせてはならないと説いている。文鮮明の教え(教義)の一つとして、文教祖の恨(ハン)を晴らすのは「エバ国家日本をアダム国家韓国の植民地にすること」「日本の皇室と(文教祖の)孫たちが結婚する時が来て、すべての国の王権の代表者たちと結婚する時代に入る」「天皇を自分(文鮮明)にひれ伏させること」としている。

また、文鮮明は自由民主党の安倍晋三元総理大臣の祖父である岸信介と盟友であり、1950年代から日本の政界と協力していた。岸の自宅付近には統一教会の施設が存在し、そこで岸は交流会や講演会などを行っていた。同教団は現在に至るまで、国際勝共連合等の関連団体あるいはダミー団体を通じて、自由民主党等の保守政治家と密接な関係を保ち続けている。政治家との密接な関係は、教団の宣伝・広報に利用されており、統一協会系月刊誌『世界思想』では、「戦後憲法の終焉」「今こそ日本を取り戻そう」等のフレーズが使われ、安倍晋三元総理大臣の写真が過去複数回にわたり表紙に使われていた。これは「霊感商法」の被害拡大につながると懸念されている。

日本統一教会の初代会長は、反共産主義政治団体国際勝共連合の日本における初代会長久保木修己である。なお、安倍晋三元総理大臣が説いていた国家像である「美しい国」は、久保木修己が説いた「美しい国」が元祖である。
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全国霊感商法対策弁護士連絡会によると、判明している分だけで、1987年から2021年までの「霊感商法」による「被害件数」は3万4537件で「被害総額」は約1237億円に上り、物販には壺・印鑑・多宝塔・朝鮮人参濃縮液などが用いられ、その被害の高額さから社会問題化している。

※富山のチューリップテレビの特設サイトが、統一教会の問題点を分かりやすく記事にしているのでおすすめ。いま第8弾までアップされています。

●7月26日…安倍元総理が銃撃された事件をうけ、先日統一教会の代表が記者会見した。その内容が「実態を誤魔化している」と、統一教会による霊感商法被害者の救済を目的に活動している「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が記者会見を行った。

【統一協会・被害対策弁護士の会見まとめ】
・統一教会は韓国のカルト宗教で「韓国は救世主の国、日本は悪魔の国」という思想で、信者を洗脳させて全財産を教会へ寄付させている
・統一教会は日本人女性を洗脳し、貧しい韓国人男性と強制的に結婚させて韓国の血の入った子を産ませることで、「日本の穢れた血を浄化」しようと考えている
・統一教会の教祖は岸信介首相(安倍氏の祖父)と盟友であり、1950年代から日本の政界と協力していた
・1990年代の時点で、日本の国会議員のうち100人以上 (1人の議員に7人。その多くは自民党) の秘書は統一教会の信者であり、議員たちの活動は統一教会へ報告され、指示を受けていた
・安倍政権になってから、国会議員が統一教会の行事へ公然と参加するようになった。さらに統一教会と関わる議員が出世しやすくなり、自民党議員たちは安倍の寵愛を受けるためにこぞって統一教会との関わりを深めていった
・岸信介、安倍晋三の2人が居なければ日本でここまで統一協会の被害は大きくなっていない
・統一教会の集会に政治家がメッセージを送るのは(お墨付きを与えるから)辞めろと抗議文を何度も出したが受け取り拒否で返ってきた
・統一協会の問題になると「○○は信者じゃない」って言い出す人がいる。講演会に出て機関紙に登場したりすることを問題視してるのであって信者かどうかを問うてる訳ではない
(追加)
文鮮明は北朝鮮に4500億円も金を送っていた (アメリカ調べ)
文鮮明の金の7−8割は日本から (紀藤弁護士調べ)


会見では一冊3千万円の教団本を信者が購入させられた例も紹介

(会見で「合同結婚式」の実態について証言した二世信者 Aさん)
「信者二世の私は統一教会の教えを受け入れることが親孝行になると勘違いをし、母の言われる通り(教団の)ビデオセンターに通って、そこから洗脳が始まりました。そして21歳のとき、1995年です。36万組の合同結婚式を受けることになりました。教会からは、どんな国の人であっても断ってはいけない。そして、どんなに学歴がなくても断ってはいけない。経済的に難しい事情がある相手だとしても、断ってはいけません。全てを神に預けて断っては決していけませんと誓わされました。

合同結婚式の相手は2歳年下、19歳の韓国人でした。その人は、家もなく、職もなく、親もない。学歴は中学中退という人でした。住むところがなかったので、教会に転がり込んできた男性でした。彼は、気に入らないことがあると私のことを殴る人でした。私はそのことがとてもつらくて、教会のアベル、いわゆる教会長であるとか、上の者に相談をしました。すると、それは彼にサタンがとりついているからだと言われました。あなたの信仰が足りないからだとも言われました。避妊をしてはいけないと言われていたので自然と子供ができ、この暴力がいつか娘に向かうのではないかと恐れを抱くようになりました。私はこのことを、母に相談をしたのですが、母は絶対に離婚しては駄目だと言いました。それは祝福家庭、いわゆる合同結婚式を受けた家庭が壊れることは、サタンが一番喜ぶことだからだと言ったんですね。最終的には母親の前で暴力を振るう彼を、母が目の当たりにして、やっとイエスと言ってくれたという状況でした。

離婚はできたんですが、母はとても悲しみました。統一教会では「夫婦でなければ天国に行けない」と言われていたからなんです。私がこの祝福結婚を壊してしまったことによって、娘は天国に行けないんだと、とても悲しんでいました。またそんな母を見て、私もとても罪悪感が生まれましたし、私は天国に行けないんだなという思いを抱くようになりました。そんなときに、再祝福(再婚)を受けないかと言われました。私は再祝福を申請し140万円の献金を要求されました。でも、韓国人が合同結婚式を受けるには14万円でいいんです。140万円という大金、これがいわゆる教祖が言う「韓国のうら若き乙女を従軍慰安婦として蹂躙した過去が日本人にはあるから、韓国の乞食と結婚させられても感謝しなければならない」という根本的なそういう教え、反日的な教えがあるからなんですね。だから日本人はそう大金を払わされて当たり前。大金を払わされて、感謝しろという言い方をよくしていました。

私は娘を連れて再祝福を受けたんですが、その相手も韓国人でした。その当時は教会長がマッチングするように変わっていたんですけど、その相手も学歴、職業、年齢すべて嘘でした。で、その人によって私は日本の(クレジット)カードを全部使われてしまい、夫によって自己破産をさせられるということになってしまいました。10年間を韓国で暮らし、教祖の死を境に洗脳が解けて、2013年に子供を連れて帰国したという状況です。

犯人(山上容疑者)のしたことに関しては、何一つ擁護することもないですし、正しいと思ってもいませんが、ただ、人生を統一教会によって破綻させられた身としては、理解できてしまうという苦しい心情があります。やったことに関しては、間違っていると思いますが、それだけ統一教会は人生を破壊します。統一教会に関わってきた人たち、また二世と呼ばれる人たちがどんなに苦しい思いでいるかということも私はよく理解できます。そこの思いがですね、正しい方向に報道されて、今まで放置されてきたこの問題が少しでも解決に向かう方向に進んでいってくれればいいなというふうに思っています」

●7月25日…山上容疑者が命を奪った行為は決して許されない。一方で、事件直後に大手メディアは「犯人の母親は統一教会に億単位の献金をして破産。犯人は安倍氏と統一教会が関係があると“思い込み”、逆恨みの犯行に及んだ」と、安倍さんは無関係との報道を連日連夜していた。そのイメージを持ったままの人は少なくない。「犯人が思い込みで撃っただけで実際には安倍さんと統一教会とはそんな関係無いんでしょ」というように。本来、新聞の見出しは「思い込んでの犯行か」じゃなく「岸信介元首相の頃から統一教会との繋がりが原因か」とすべきでした。以下に岸・安倍一族と統一教会の深い関係を整理。

※予備知識
1954年 韓国で文鮮明が統一教会を設立。「合同結婚式」を開催、教祖のインスピレーションに従って信者同士で結婚する。2004年時点で韓国人男性と結婚して韓国で暮らす日本人女性信者約7000人。
1959年 安倍氏の祖父・岸信介の自宅(東京)隣が統一教会の初期本部で、岸は立ち上げから関わっている。「岸が日本国内に招き入れた人物」というのは山上の「思い込み」ではない。
1968年 文鮮明が岸信介らの協力を得て反共産主義政治団体「国際勝共連合」を設立。多数の若い女性信者を“秘書”として国会議員につけていく。
1984年 文鮮明が脱税により米国で投獄。岸信介元総理はレーガン大統領に親書を送る。内容は〈文尊師は、現在不当にも拘禁されています。貴殿のご協力を得て、私は是が非でも、できる限り早く、彼が不当な拘禁から解放されるよう、お願い したいと思います〉〈彼の存在は、現在、そして将来にわたって、希少かつ貴重なものであり、自由と民主主義の維持にとって不可欠なものであります〉と釈放を懇願するもの。既に日本では霊感商法が問題化。

《安倍政権が統一教会に行ったこと》
2006年 安倍氏が統一教会の合同結婚式に祝電
2006年 公安の重点監視対象から統一教会を除外
2006年 安倍氏が統一系「祖国郷土還元日本大会」に祝電
2010年 統一教会が参院選で山谷えり子(後の国家公安委員長)に選挙協力
2013年 統一教会が参院選で元産経新聞記者・北村経夫(後の外交防衛委員長)に選挙協力※教団の内部文書に〈首相からじきじきこの方(北村氏)を後援してほしいとの依頼〉とあり。
2013年 「桜を見る会」に統一教会幹部を招待(2016年まで続く)
2014年 萩生田光一、中川雅治が「祝福原理大復興会」に出席
2015年 『統一教会』→『家庭連合』への名称変更を文化庁が認可(1994年から差し止め)
※霊感商法の被害者弁護団等が事件風化防止・被害拡大防止のために反対し続けていた
※下村文科相に世界日報社(統一系)から献金
2016年 徳野英治日本統一教会・家庭連合会長を首相官邸に招待(!)
2016年 天宙平和連合(UPF)「祖国郷土還元日本大会」に祝電
2018年 日本宣教60周年の大会に自民党5人が出席
2019年 令和の始まり5月1日は統一教会の設立日5月1日(1954)と同じ
2021年 元首相秘書官の井上義行が統一教会の集会で入信を表明「私は大好きになりました」
2021年9月12日 天宙平和連合(UPF)統一教会イベントにリモート出演し韓鶴子総裁(教祖夫人)に敬意を表す
※上記のビデオメッセージを見て山上容疑者は犯行を決意
2021年9月17日 霊感商法の対策弁護士連から公開抗議文

●7月24日…山上容疑者のツイッターが凍結されたけど、まとめページに多くが保存されており、時系列で読んでいくと、決してもとからいわゆる“反安倍”ではなく、むしろ安倍さんの支持者であり、リベラルに対して冷笑的であったことがわかる。だからこそ事件直後から山上容疑者は「安倍元首相の政治信条とは無関係」と話し、あくまでも宗教団体に対する怨恨が動機と強調していた。
山上容疑者は左翼勢力に洗脳されたのではなく、安倍さんの実績を十分に評価した上で、安倍さんが統一教会最大の広告塔になり、被害者を増やすという罪悪が上回ったと判断し狙撃に及んでいる。これからは、保守派の論客はそこをきちんと踏まえて話さないと、的外れなコメントになる。
※ちなみにハンドルネームの「サイレントヒル3」は、カルト教団に家族を殺された主人公が復讐を果たすゲームのタイトルとのこと。

 
安倍さんの支持者だった山上容疑者が、安倍さんと統一教会の近さを知りショックを受けたのが、2020年9月2日の国際政治学者・三浦瑠麗氏のツイートではないかとの指摘が。三浦氏が紹介したリンク先には、統一教会イベントに参加している安倍さんの画像があった。

●7月23日…大好きなEテレ『100分de名著』で、過去に統一教会の教祖の自叙伝《世界を愛する平和人として》が、画面の中心、司会者の中間というど真ん中に並んでいたと知って絶句。配置されていたのは2015年ごろ。放送回によっては2冊登場したことも。リンク先の記事によると信者のブログに「NHK様宣伝して下さってありがとうございます」「2冊置いてあるということは、かなり意図的ですね」と書き込みが。なぜ、まるで“名著”として箔付けするように本棚に置いたのか。NHK側の回答は「スタジオセットのリニューアルがあり、背景の本棚に飾る本を選ぶため、美術担当者が専門業者を通して比較的安価な古本を大量に調達しセットとしました。特定の意図で選んだわけではありません」。
いやいやいや。この番組は一般の番組と異なり、名著を紹介することに特化した番組だ。特定の商品を宣伝できないNHKは画面に入るすべての本をチェックしているはずだし、チェックしてないなら、それはそれで大問題だ。特にど真ん中は。
NHKは統一教会と政治家の癒着を掘り下げようとしないうえ、ニュース9には統一教会系の機関誌「世界日報」に登場した心理学者に山上容疑者を分析させて「山上容疑者は歪んだ特権意識を持っていた。安倍氏に責任転嫁した」と流すなど、その報道姿勢に疑問の声が高まっている。これらの疑惑を晴らすためにも、政治家と宗教団体のズブズブを検証したNHKスペシャルを放送するべきだ。一刻も早く。

  
中央の最も目立つ場所に置かれた教祖の自叙伝
 
司会者を斜めから映すと、ちょうど目につく場所にも、もう一冊

●7月22日…政教分離の徹底をいまやらないでいつやるのか。第四次安倍内閣は、閣僚10人のうち実に「半数」が統一教会と関わりがあった。重要閣僚で統一教会と接点がないのは小泉進次郎、、河野太郎、森まさこ、赤羽一嘉(創価)だけ。だから、前回の総裁選では河野&小泉がタッグを組んでいたのか。自民の中でも、統一派と非統一派で別れている。下記表のオレンジ色が統一教会。っていうか、その4名は「日本会議」とも距離を置いている点で共通している。

統一教会は2016年に世界平和国会議員連合(IAPP)を設立。この IAPPの目的は「統一教会の日本の国教化」。カルト宗教を長年取材してきた鈴木エイト氏いわく「同年の日本での大会には、統一教会幹部らや自民党を中心とした国会議員63人が出席。そこに竹本大臣や御法川信英国交副大臣もいます」。
銃撃事件が起きたことで、急に統一教会と政治家の近さが問題になっているけど、この記事のように2019年の時点でも一部メディアは警鐘を鳴らしていた。当時、テレビではいっさい報道しなかったけれど。

  THEカルト内閣

●7月21日…連日のように自民議員と統一教会の蜜月を示す新たな情報が出ているのに、それをトップニュースできちんと伝えているのは、TBSの『ニュース23』『報道特集』、そして日テレ『NEWS ZERO』読売『ミヤネ屋』くらい。
テレ朝『報道ステーション』は猛暑とコロナばかり。大越キャスターは勝共連合(統一教会の政治団体)名誉会長笹川氏の団体のアドバイザーと判明しており、それゆえ消極的なのかとも思ってしまう。同じテレ朝でも大越キャスターが出演しない『サタデーステーション』はカルト宗教と政治家の癒着を頑張って伝えていた。テレ朝の『モーニングショー』は7/18に有田芳生氏が「1995年、警察はオウム事件の次は統一教会を摘発するつもりだったのに、“政治の力”で出来なかった」と暴露(2分)し、これが騒ぎになったあと、番組はこの問題をあまり扱わなくなった。
NHKはほんと全然だめ。オウム真理教のときはNHK特集を組んだのに、統一教会だと実態に迫ろうとしない。今もなお霊感商法でお金を巻き上げ、政界中枢に食い込んでいる問題を見て見ぬ振りしている。
オレオレ詐欺については、新たな被害者を出さないためNHKはしょっちゅう注意喚起をうながしている。同様に統一教会のことも、名前が世界平和統一家庭連合に改名されたこと、いまも年に億単位の献金被害が出ていることをしっかり伝えるべき。
 
●7月20日…山上容疑者を精神鑑定のため大阪拘置所に移送し、鑑定には11月末まで4カ月もかけるという(通常は2カ月とのこと)。この間は、事情聴取ができず、新しい情報が出てこない。つまり、安倍さんの国葬が終わるまで、山上容疑者がどうして安倍さんと統一教会が繋がっていると考えたのか、その最も重要な部分を掘り下げることができなくなった。しかも、精神疾患と判断されれば裁判はなく、公判を通して山上容疑者の考えを直接を聞く機会が失われてしまう。
統一教会と繋がりが深い政治家にしてみれば、裁判になると最高裁までこの話題が10年続くため、それは何としても避けたいだろう。まさか、再審のたびに統一教会と自民との関係が蒸し返されるのを防ぐため、 裁判をやらずに闇に葬る方向に舵を切ったのではないと思うけれど…。なんというか、僕にしてみれば鑑定が必要なのは、統一教会が霊感商法でお金を、合同結婚式では女性をこの国から奪っているのに、それを知りながらダンマリを決め込んでいる“保守”政治家・右派言論人の方に思える。

//JR九州でコロナの感染者・濃厚接触者が30人を超え、特急120本の運行が不可能になったとのこと。当面はこの先10日間。

●7月19日…政治家とカルト宗教の蜜月がクローズアップされるなか、神道系の政治団体「神道政治連盟」のカルト性が報道され始めている。連盟の母体は各地の神社が参加する日本最大の神道系宗教法人・神社本庁。
先月、活動の趣旨に賛同する国会議員による議員連盟「神道政治連盟国会議員懇談会」(会長は故・安倍元首相)の会合で、性的マイノリティに関する事実に基づかない差別的な考えが書き連ねられた冊子が配布された。
「同性愛は心の中の問題であり、先天的なものではなく後天的な精神の障害」「LGBTの自殺率が高いのは社会の差別が原因ではなく、その人自身の悩みによる」「(同性愛などは)回復治療や宗教的信仰によって変化する」等々。

WHO(世界保健機関)は1990年に同性愛を精神疾患から除外しており、既に精神障害や依存症ではないと明らかになっている。生まれついてのものだからこそ、各国は同性婚の法整備に踏み切った。性的マイノリティの自死の割合が高いのは、本人のせいではなく、社会に根強い差別や偏見があるため。この冊子のように異性愛へ矯正しようとする“治療”(転向療法)は人権侵害であり、差別の助長に繋がり国によっては違法とされている。
今月、市民団体のLGBT法連合会は、この冊子について「筆舌に尽くし難い、目を覆わんばかりの差別そのもの」と声明を発表したが、神道政治連盟や自民党側は差別言説を広めたことに対して何の釈明も行なっていない。
この神道政治連盟が選挙で支援する候補者は、山谷えり子氏など統一教会とベッタリの人物が多く、夫婦別姓に反対、同性婚に反対など、政治的主張も統一教会とそっくりだ。
神社本庁は内部の醜い権力争いや金銭トラブルで裁判沙汰になっており、改憲タカ派路線もあって、それに異を唱えるように、金刀比羅宮(香川)、日光東照宮(栃木)、建勲神社(京都)、気多大社(石川)など有名神社がここ数年で脱退している。明治神宮(東京)も一時期離脱していた。

差別的な考えを持つ神社がある一方で、川崎市の若宮八幡宮は同性カップルの神前式を受け入れており、これまでに6組が式をあげている。神道政治連盟には未加入だ。宮司さんいわく「結婚されたときに同性であろうと異性であろうと、2人の新しい門出に幸せがありますようにと願っている」。
神社はみんなの為にあってほしいもの。「結婚式や七五三など大切な行事では、人を差別する神社に祈祷料を払いたくない」という声を背景に、いま「#私のお賽銭のゆくえ プロジェクト」が起ち上がり、初詣ランキング上位の神社に同性婚や選択的夫婦別姓についての見解を聞いている(結果は年内に発表とのこと)。幸せを願って投じたお賽銭や祈祷料が、基本的人権を否定するような政治活動の資金源になってはたまらない。これからは参拝する神社を選んでいきたい。

●7月18日…ツイッターで「#私を狂わせたジョジョキャラ5人」という興味深く、かつ、悩ましいタグがトレンドにあがっているのを見て、一晩熟考してしまった。結論は…

広瀬康一(超いい奴)
川尻早人(小学生にして師匠)
ブチャラティ (優しさ=カッコいい)
アバッキオの同僚警官(人生の名言炸裂)
FF(生命の尊さ)
ウェザー・リポート(悲しみと救済と)
マウンテン・ティム(帰る場所を見つけた男)
この7人から5名!(選べず)
※大穴はノトーリアス・B・I・Gのカルネ。あの直進、あの覚悟。

  『スティール・ボール・ラン』18巻

●7月17日…なんと!外国で要人と記念撮影するときに、ごく自然にジョジョ立ちをする時代がもう来ていました(笑)。台湾・蔡総統との記念撮影で台湾初のグラミー賞受賞者たちが「ジョジョ立ち」を敢行。

  中央が蔡英文総統

//コロナ全国で過去最多、東京3万人、大阪2万人!これを最後の戦いにするような勢い。海外ではバイデン大統領がコロナ陽性。

●7月16日…岸田首相は安倍氏の国葬の場所を「日本武道館」にするみたいだけど、日本武道館の現会長って、よりによって、かつて統一教会の顧問弁護士(訴訟代理人)をしていた高村正彦氏なんだけど…。逃げ出した信徒を高村氏が連れ戻した話を聞くし、高村氏は霊感商法のハッピーワールド(統一教会系)から380万円の高級車セドリックをプレゼントされている。また、第二次安倍政権の副総裁に就任し、2017年に「統一教会の幹部が自民党本部で高村副総裁ら幹部と面会し大歓迎を受けた」と教団側がネットで世界に配信している。
統一教会の信者にしてみれば、「高村先生が会長の施設を選んだのは、岸田政権から統一教会へのエール」と受け止められかねない。ほんとに日本武道館でいいのか。

●7月15日…ヨーロッパの猛暑がとんでもないことに。ポルトガル47度、スペイン43度、フランス42度!北にあがったイギリスでさえロンドン40度!灼熱の欧州、もう真夏に墓巡礼はできないな…。

●7月14日…昨年公開された山田洋次監督『キネマの神様』(主演沢田研二、菅田将暉)をようやく鑑賞。松竹映画100周年に相応しい、銀幕への愛が詰まった作品だった。
途中で印象的な台詞があり、ネタバレになるのでニュアンスだけ書くとこんな感じ→
「あなたはその行動で後悔するかもしれない。でも、しなくたって後悔する。どっちの後悔を選ぶかだ」
未来に続く2つの道があり、どちらを選んでも後悔する可能性が大というとき、「どっちの後悔を選ぶか」。これは良いね。たいていの物語は、「どっちの道を選んだ方が幸福になれるか」という切り口。でもこの映画の場合、後悔しがいのある方を選ぶことになる。だったら行動して失敗する方が納得できる。納得はすべてに優先するから。(予告編

●7月13日…ジョジョと旅、これほど相性の良いものがあるだろうか!僕も執筆チームとしてガッツリ参加した『地球の歩き方・ジョジョの奇妙な冒険』が14日に刊行ッ!ジョジョ35周年のアリバーサリーイヤーに、このジョジョ愛の詰まった一冊に携わることができて感無量です。半年前から原稿を書き始め、ついに店頭へ。編集担当さんと何度もやり取りを重ね、一文字でも多くジョジョ愛を注入するべく、波紋も文章も練り上げました。

執筆依頼のきっかけは、2003年のメキシコのアステカ遺跡(ジョジョ第1部)訪問を皮切りに、第5部イタリア(03&04年)、第6部フロリダ州(04年)、第3部インド(07年)の聖地巡りを行い、そして09年に7部スティール・ボール・ランのレース行程を追体験するため、友人とレンタカーで西海岸サンディエゴから東海岸ニューヨークまで北米を横断したことです。それが、歩き方編集部の目にとまりました。まさか、あの無我夢中で敢行した聖地巡礼の体験が、十数年後にこのように旅行ガイド本に活かされようとは!

この本はジョジョ名所のガイドだけでなく、西洋美術、イタリア料理、古代遺跡の解説、第3部のガチの旅行プランなど役立ち情報も満載。そして!最高に嬉しいのは荒木先生のロングインタビュー!9ページにわたり先生の取材ロケの話が掲載され、初耳のエピソードがいっぱい!先生が買ってきたお土産の紹介や、ご自身が撮影された写真など、ファンにはたまらないです。

一通り読み終え、巻末に自分の名前を見つけ、第7部スティール氏の想い「(新聞に名前が掲載されるのはちょっと嬉しい)下のスミの方でいいんだ…名前がすっごく小さな文字で…それだけでいいんだ」を全細胞で理解!
アマゾンでベストセラーに!!ご注文はぜひリンク先から。
近所の書店で平積みに!感動!

3行目に!また、記載はないですが
写真も数点提供しています
アステカ遺跡で石仮面装着(2003) インドでエンプレス戦(2007)
ベナレスでフィギュア撮影(07) 「勝ったッ!第3部完!」(07)
コロッセオでセッコを成敗(2018) ケネディ宇宙センターの戦い(04)
米西海岸からSBRレーススタート(09) ヴァレンタイン大統領(フィラデルフィア)

●7月13日…NHKがニュースのたびに「山上容疑者は安倍元首相が統一教会と関係があると思い込み…」と言ってるのが引っかかる。“思い込み”って、統一教会の被害者や弁護士会を馬鹿にしてるのと同じだ。
統一教会による霊感商法被害の救済と根絶のために弁護士約300名に より結成された「全国霊感商法対策弁護士連絡会」は、昨年の9月17日の段階で安倍氏に「統一教会と距離を置いてほしい」と抗議している。1987年から被害者のために頑張ってきた弁護士300名が“思い込み”から安倍氏に言い掛かりをつけていると?NHKは酷いミスリードをしている。

★公開抗議文《衆議院議員 安倍晋三 先生へ》 全国霊感商法対策弁護士連絡会※要約
・昨今、国会議員や地方議員の方々が統一教会やそのフロント組織の集会・式典などに出席し祝辞を述べ、祝電を打つという行為が目立っています。これらの議員の方々の行為は、統一教会により、自分達の活動が社会的に承認されており、問 題のない団体であるという「お墨付き」として利用されます。
・統一教会(現家庭連合)は信者の人権を抑圧し、霊感商法による金銭的搾取と家庭の破壊等の深刻な被害をもたらしてきた反社会的な団体。かつての霊感商法、合同結婚式に関する多くの批判的報道から時間が経過したことで統一教会の実態を知る国民が減っている中で、政治家によるお墨付きは、統一教会による反社会的な活動を容易にし、また、その反社会的活動の是正を困難にするものとして悪用されます
・旧統一教会やその正体を隠した各種イベントに参加したり、賛同メッセージを送らないで下さい。各種の公職選挙法で定める選挙に旧統一教会信者らの支援を受けないで下さい。結果として信者らの反社会的行動をあおることになります。
・本年9月12日、統一教会のフロント組織である天宙平和連合(UPF)主催の集会において、安倍前総理の基調演説が発信される事態が生じました。これを統一教会が広く宣伝に使うことは必至です。上記の要望を全く無視したものというほかなく、当連絡会としては深く失望し、今後の被害の拡大に強く憂慮しております。安倍先生が、日本国内で多くの市民に深刻な被害をもたらし、家庭崩壊、人生破壊を生じさせてきた統一教会の現教祖である韓鶴子総裁(文鮮明前教祖の未亡人)を始めとしてUPFつまり統一教会の幹部・関係者に対し、「敬意を表します」 と述べたことが、今後日本社会に深刻な悪影響をもたらすことを是非ご認識いただきたいと存じます。
・安倍先生が今後も政治家として活動される上で、統一教会やそのフロント組織と連携し、このようなイベントに協力、賛助することは決して得策ではありません。是非とも今回のような行動を繰り返されることのないよう、安倍先生の名誉の ためにも慎重にお考えいただきますよう強く申し入れます。また、事の重大性に鑑み、公開抗議文として送付するとともに抗議文を公開させていただく次第です。(全文

●7月12日…東京地裁が原発事故を引き起こした東電の旧経営陣4人に対して約13兆円(過去最高額)の損害賠償を命じる判決!
告訴した東電の株主は「東電が巨額の損失を受けたのは、旧経営陣が安全対策を怠ったため」と主張。事故翌年の2012年に株主代表訴訟を起こし、10年かけてようやく判決となった。4人で13兆を払うのは現実的に不可能としても、全国の電力会社の経営陣に最大級の警告になる。安全対策を怠るとこうなるぞ、と。

//今日からセミが本格的に鳴き始めた。例年より1週間ほど遅く、セミたちに何が起きたのかと心配した。夏、到来。

●7月11日…選挙結果は与党の勝利。ただし比例区の得票率をみると、自民は前回より票が減っているし、公明も議席を減らしており、政治に変化を求める流れが。とはいえ、立憲・共産も議席が減少し受け皿となり得ていない。
報ステでジャーナリストの後藤謙次氏いわく「自民党の選挙前の最大戦略は野党の一本化阻止。ところが労せずして野党側の方で自滅してくれた」。僕も同意見。泉代表など共産嫌いの執行部は前回「立憲共産党」とからかわれて、今回簡単に分断工作に引っ掛かった。っていうか、立憲の支持基盤である「連合」芳野会長が極端な共産嫌いなので、立憲全体も引きずられている印象。こんなことでは次回もリベラルは不戦敗状態に。どうすればいいのか。共産がマルクス・レーニン主義をやめ北欧型の社会民主主義路線に変わってくれたら、立憲左派と合体して新党が爆誕し、幅広くリベラルが結集できるのに…。もう20年以上前からずっとそう思ってる。

//安倍氏銃撃犯の母親がカルト宗教にのめり込み、破産するまで献金したという背景に衝撃。しかも、僕がこの日記で何度も警鐘を鳴らしてきた「統一教会」という…。

●7月10日…今日は参院選の投票日。歴史上、投票権を得る為にどの国でも多くの人が血を流し、獄死した人も数知れず。日本では終戦翌年に初めて女性にも投票する権利が認められました。街中に掲げられたスローガンは「何がなんでも投票所へ」「日本の民主化 棄権は恥だ」。非暴力で未来を変える事ができる一日です。

  1946年

//午後8時と同時に立憲・辻元清美さんの当確が出て、あまりの速さにびっくり。今回の参院選、女性当選者は過去最多となる35人で、当選者に占める割合は28%。約半数が女性議員のアイスランドにはほど遠いけど、日本も流れが変わってきたと信じたい。党派別で見ると、女性当選者が最も多かったのは自民党13人。立憲民主党9人、維新3人、公明、国民、共産が各2人、社民1人、無所属3人。

●7月9日…明日は参院選ゆえ、今の日本の状況を表した12種類のグラフを紹介。自公政権は日本経済を立て直そうと頑張ってきたと思います。ですが、先進国の中では日本だけが30年間も成長が止まっている「異常事態」が続いています。
(以下のグラフはネットから保存したり、ニュース映像を自分で撮影したものです)



左上は衝撃的なデータです。世界の名目GDP(国内総生産)伸び率を17年分比較した結果、日本は212国のうちワースト4位という驚愕の下位に。しかもワースト5の他の国は内戦や紛争の当事国。つまり、日本は戦争が起きていないのに、まるで戦時下のような低成長を続けてきたのです。右上は名目GDPの推移。完全に世界の発展から取り残されているのが分かります。

 

左上は平均賃金(年収)の推移。日本は400万ちょいですが、アメリカは2倍近くあり、かつてはライバル視しなかった韓国にまで追い越されました。右上は実質賃金の推移で、目も当てられぬ右肩下がりです。民主党政権のときに少し復活しましたが震災で再び下降し、安倍政権で転げ落ちています。

 

左上は世界の最低賃金。日本の国力は世界第3位ですが、欧州・豪に比べてかなり低いです。右上を見ると、他国は日本より物価の上昇率がえぐいのですが、賃金の上昇率がそれを上回るため生活が成り立っています(悲劇的なのは日本だけがマイナス成長…)。それゆえ外国人が訪日すると「ヤスイネー!」となります。



核心に入ります。ここが個人的には最大の問題点です。日本人の誰もが以前より貧しくなっているなら、お互いさまの精神で「不況を乗り切ろう」と踏ん張れます。ところが左上の図は、アベノミクスにより超富裕層(富裕層上位40人)の資産がたった3年で2倍増え、それに比例して貯蓄ゼロ世帯が2倍に急増したことを示しています。つまり、アベノミクスの実態は「大富豪だけの資産倍増計画」であり、5年間で貯蓄ゼロ世帯を約430万世帯も増加させ、中流層を貧困層に落とし、格差社会を一気に加速させたというものです。新自由主義者が主張したトリクルダウン(超富裕層の成功の恩恵が貧困層にしたたり落ちる)は起きず、大金持ちが増えた分、貯蓄皆無の貧困層が増えており、完全に政府は「富の再分配」に失敗しています。コストカットの嵐で非正規労働者が4割にまで達し、これでは経済を回す購買力が生まれません。「富裕層上位40人の資産=全世帯の半分が持つ資産」、日本はここまできました。
右上の「世界の派遣会社の事業所数」を見ると“日本がぶっちぎり”です。国土が狭いのに、あのアメリカにトリプルスコアを付けています。派遣会社が“仲介料”で非正規の報酬をピンハネし、しかもピンハネ率を多くの会社が非公開にしています。ハローワークの役割を強化して、ピンハネ・ゼロで仲介して全額を派遣に渡したらどれほど暮らしが助かるでしょう。日本はコンビニの数より派遣会社が多く、これが経済停滞の大きな要因のひとつになっています。
※2017年の日銀の調査では、「貯蓄ゼロ世帯」が20代では 61%、30代で40%、50代で43%。この数字は年々増しています。貯蓄ゼロでは結婚や育児に足踏みし、当然少子化が加速します。



左上はビッグマック(ハンバーガー)の価格の国際比較です。ビッグマックは各国で材料や調理法がほぼ同じであるため、値段を比較することで、その国の物価水準、購買力がわかります。5月中旬の為替相場によると、日本の390円に対し、スイスは804円、アメリカは669円、ユーロ圏が571円。ビックリするのは、物価が安いと思っていたタイが443円、中国が442円。内戦で混乱した中南米ニカラグアよりも、日本の方がまだ安いのです。アベノミクスが始まる前の2010年、日本のビッグマックは米英よりも高かったのに。右上は先日アップル社(米)で初めて労働組合が結成された際、経営側が労組の加入者を減らす目的で、アップルの店舗従業員の最低時給を20ドルから22ドル(約3千円)に引き揚げたという報道です。参院選で自民が公約にしている最低賃金千円の3倍です。スマホの開発スタッフはもっと高給になるでしょう。時給3千円なら週5日3週間で40万以上。それも残業なしで。同じ世界なのかと思ってしまいます。

 

左上は男女の違いにより生じる様々な格差を示す「ジェンダーギャップ指数」。日本は女性の国会議員数が先進国最低であり、世界的にも156カ国のうち147位という目も当てられない順位です。また、全世界のうち別姓で結婚できない唯一の国家というガラパゴス状態になっています。最後の国だなんて、あまりにも不名誉で遅れすぎています。

日本の経営者は技術革新の努力をせずとも、“異次元の金融緩和”という官邸の方針で日銀が間接的に株を買ってくれ、正規労働者を非正規に置き換えるラクな道に走りました。しかし、安く雇った短期の非正規には技術革新のノウハウがなく、企業はますます国際競争力を失っていきました。今や日本の大手電機メーカー全社の売上げを合わせても、韓国のサムスン1社に負けています。人間を交換部品のように扱わない社会を目指し、仕切り直さねばなりません。
日本以外の先進国は、賃上げに成功しているのです。他の国にできて日本にできないわけがありません。時給1500円を目指している政党・候補者を僕は支持します。中小零細企業を中心に公的助成をしながら、最低賃金を段階的に引き上げ、庶民の購買力をアップさせ、かつてのように内需を活性化させましょう。

//日本では「政治と宗教の話はタブー」とよく聞きます。そして、こういう具体的なことを書くのは初めてですが、海外の民主主義国家では自身の投票先をオープンにすることが当たり前なので、明日の参院選、僕は1枚目の選挙区の投票用紙は立憲、共産、れいわのいずれかを選びますが、2枚目の投票用紙には「つじもと清美」と書きます。30年前に旅先で辻元さんと出会い、それから何度か会話を重ね、彼女がいかに弱者に寄り添ってきたか知っています。彼女は昨年の衆院選において、大阪の維新旋風の前に散りました。今回、参院に出る理由は「やっぱり黙ってられへんという気持ちが強かった。次の衆院選を待つ間に日本が壊れていくんじゃないかって。しんどい声をあげる人たちが3、4年たつ間に立ち行かなくなるんじゃないかって」。
彼女ほどネット上のデマに苦しめられている政治家を他に知りません。ありとあらゆるデマを見てきました。僕なら完全に心が折れています。一方、彼女を直接知る人は、対立する自民の議員さえ人柄に惚れる人がいます。森喜朗元首相いわく「辻元氏が人の心をつかむのは演説だけじゃない。人柄だ。『自民に来てくれていたら良かったなぁ』と思うこともあった」。
この参院選では、公文書改ざんを苦にして自死に追い込まれた財務省・赤木俊夫さんの夫人が辻元さんに期日前投票しました。こんなに多くの政治家がいて、赤木夫人が選んだ人物が辻元さんなのです。いかに信頼されているか。アンチ辻元が多いなか、歌手の石川さゆりさん、映画監督の森達也さん、作家の平野啓一郎さん他が応援メッセージを寄せ、小泉今日子さんもエールを。明日、辻元さんが国会に戻ってこられますように。(公式ページの下の方にデマの説明あり)

●7月8日…『私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る』(S・G・タレンタイア/ヴォルテール)

この言葉は18世紀フランスの哲学者ヴォルテール(1694-1778)の人物伝を書いたイギリスの作家S・G・タレンタイア(本名エヴリン・ベアトリス・ホール/1868-1956)が、「言論の自由」についてのヴォルテールの姿勢を記したもの。衝撃的な安倍元首相の死。あらためてこの言葉の重みを噛みしめています。

/いとうせいこう@seikoitoさんのツイートに同意。
「非暴力の力を行使するために日曜日、投票所に行く。」

●7月7日…さすが民主主義国の大先輩イギリス。虚偽説明など不祥事が続く英国ジョンソン政権で、財務省、保健省など3人の閣僚が首相を“見限って”辞任し、政府高官40人以上が辞意を表明。これぞ、ザ・自浄能力。ジャビド保健相の言葉「あなたのもとで現状を変えることができないのは明らかで、あなたは私の信任を失った」がカッコよすぎる。首相が大臣をクビと宣告するのではなく、大臣が首相に「私の信任を失った」、もはや支える価値がない、という。首相からの報復を恐れず、そして大臣の椅子にしがみつかず。日本の政治家にこの誇りがほしい。

 

●7月6日…日本全国で新型コロナの感染者数が前週の2倍に。島根と鳥取は3年目にして過去最多を更新。もう第7波は来ず、だんだん収束していくのでは…そう期待していただけにショック。戦いが長すぎる。

●7月5日…今回の参院選、女性候補者の割合が立憲と共産で半分を超えたのは画期的なこと。立憲・共産はこのことをもっとアピールすればいいのに!世界の幸福度ランキングで常に上位の北欧やニュージーランドは、首相が女性だったり、閣僚に女性が多い。政治に女性の声を反映した優しい社会にするためには、女性議員がたくさん必要。自民と公明は立憲・共産の半分以下しか女性候補者がいない(最下位は公明)。これはもう、与党・野党関係なく大事なことなので、自民・公明を支持している方、次の選挙ではもっと女性候補者を増やすよう声をあげていただけると有難いです。

 

●7月4日…今夜10時45分からNHKでSF短編の名匠、星新一の作品群を豪華キャストで映像化!15分間のミニドラマを連夜放送。ラインナップは「ボッコちゃん」「生活維持省」「不眠症」「地球から来た男」等々!
※僕の星作品第1位は「午後の恐竜」。映像化は難しそうだけど今のCG技術なら可能なはず。マジで驚愕。

●7月3日…公開が始まった映画『エルヴィス』、めっちゃ良い映画だった。主演のオースティン・バトラーはプレスリーそのもの、まさに求めていたプレスリー映画が爆誕。『ロミオ+ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』などスタイリッシュな映画を撮ってきたバズ・ラーマン監督だけに、映像と音楽の見事な融合はさすが。特殊メーキャップで太った老人になったトム・ハンクス、最初は誰か分からなかったぜ。
(以下ちょいバレ)印象に残るシーンが多いなか、個人的には、少年エルヴィスが音楽に目覚めるゴスペル教会のエピソード、デビュー時の女性観客の新鮮な反応、逮捕覚悟のパフォーマンス「本物のエルヴィスを見せてやる」、この3箇所が超最高だった。緊張感からのエクスタシー&カタルシスに心臓バクバク。一方、僕が一番好きなプレスリーの曲『ラブ・ミー・テンダー』が1秒も流れず。おお…どうしてこうなった(涙)

/再来週は『バズ・ライトイヤー』を観に行くつもりだったけど、あまりに評判が悪すぎてためらいが。

●7月2日…未明からAUの大規模通話障害。家族全員がAUの携帯なので、電話が使えずえらいことに。特に子どもの携帯はLINE通話が不能でもはや何もできず。市のイベントでキャンプに行った子どもに大事な伝言があったのに連絡がとれずまいった。子どもは初めて公衆電話を使用(10円玉が必要なのは今の朝ドラで覚えた)、それはそれで新しい経験にはなったけど、とにかく不便すぎる。いかに現代の生活がスマホと密着しているか痛感した。

●7月1日…前回の『鎌倉殿の13人(25)天が望んだ男』、源頼朝の最期を描き、大泉洋さんの演技が神がかってた。巴御前に義仲の命を奪ったことを涙目で謝罪するシーンや、脳卒中で落馬に至るシーンに見入った。今回は脇を固める宮沢りえさん、坂東彌十郎さん、堀田真由さんも演技が素晴らしく、「なんて上手いんだ」と感嘆。堀田さんはまだ24歳なのに、言葉の紡ぎ出し方が実に自然で、役柄を完全に自分のものにしている。驚いた。再放送は2日土曜の13時すぎから。

  頼朝、最期の日々

//よっしゃ、映画『エルヴィス』のチケットを買えた!日曜(3日)の夜に観に行く!

●6月30日…連邦最高裁判所はアメリカの司法制度の頂点にあり判決の影響力は全州に及ぶ。ここがトランプの置き土産で大混乱に。最高裁の裁判官は9人いて、かつては保守とリベラルがバランス良く配置されていた。ところがトランプは退任前に、9人のうち6人を超保守にしてしまった。その結果、今月は時代が数世紀戻ってしまったかのような判決が連続することに。
(1)ニューヨーク州が100年以上も守ってきた「銃を持ち歩く場合は見えないようにすること」という州法を、連邦最高裁は「憲法違反。銃の所持を制限してはいけない。州法を撤廃すべし」と判断した。NYはコロナ禍を経て銃犯罪が激増しており、現実と判決がかけ離れている。
(2)米国では半世紀前から女性が人工妊娠中絶を選ぶ権利を認めてきたが、これを「認めない」という判決を出した。これは暴行によるものも含まれる。この判決後、アメリカでは中絶を行う病院の閉鎖が相次ぎ、州内にゼロになったところも。営業を続けるにも、禁止派が大挙して抗議で押しかけ、病院に出入りする者を「人殺し!」と罵るため立ち行かなくなった。好きで中絶する人はいない。中絶の背景には経済苦という深刻な理由が少なくないのに、そこをスルーして罵倒しても当事者を追いつめるだけ。結局、衛生面が心配な闇医者を頼ることになり、感染症で命を落とす危険も。

BSの海外ニュースで、NY在住の米国人リポーターが、「アメリカでは全国で銃の乱射事件が続発しているのに『自治体が銃を持つ権利を規制してはならない』とし、一方で『自治体が女性の権利を規制することはいい』と判断している。訳が分からない」と嘆いていたのが印象的だった。

●6月29日…「マジンガーZ」「ゴレンジャー」「キカイダー」「サンバルカン」「ギャバン」など数々のアニメ・特撮作品の音楽を担当してきた作曲家・渡辺宙明(ちゅうめい)さんが今月23日に96歳で他界。明晩30日21時からEテレ『クラシックTV』は渡辺さんのゲスト回をアンコール放送。70年近い作曲活動の秘話など貴重な話を聞きます!

●6月28日…ロシアのミサイルがウクライナのショッピングセンターを直撃、多数の死者が出ている。G7首脳の声明「この攻撃は言語道断であり、市民への無差別攻撃は戦争犯罪。プーチン大統領は責任を問われることになる」。国連安保理の緊急会合は明日午前に開催。本当にこれが2022年の出来事なのか。

●6月27日…もう梅雨明け!昨年より3週間も早く過去最速とのこと。まだ6月やで!?今年の梅雨はたった2週間しかなく、こちらも過去最短。稲が育つにはたくさん水が必要なのに、田んぼは大丈夫なのだろうか。ダムに水が貯まる前に梅雨が終わるとは…。台風は来てほしくないけど、台風の雨が頼りに。

●6月26日…今月17日に最高裁が初めて東電原発事故で「国の責任はない」と判断。国の主張をうのみした判決で耳を疑った。
2002年に政府の地震調査研究推進本部は「福島県沖を含む太平洋側の日本海溝沿いでマグニチュード8級の津波地震が30年以内に20%程度の確率で発生する」という“長期評価”を出していた。東電もまた08年に津波の規模と方角は異なるが津波被害の試算をおこなっていた(反映されず)。

避難者ら原告団は「長期評価に基づけば原発敷地を超える津波の襲来を国は予見できた」と訴え、国は「長期評価だけでは津波を予見できなかった」と弁明、最高裁はこの部分について「判断せず」と逃げ、原告団は肩透かしをくらった。
そして、原告団の「東電に防潮堤など建屋への浸水防止対策をとらせていれば事故は防げた」という訴えには、裁判所は国側の「対策を取っても事故は防げなかった」とする主張を丸呑みし、国の賠償責任を認めずとする判決を言い渡した。事故から11年を経て、東電を規制する立場だった国の法的責任の有無について事実上の決着がついた。ただし裁判官4人のうち、検察官出身の三浦守裁判官だけは「長期評価を前提に国や東電が真摯な検討をしていれば、事故を回避できた可能性が高い」と国の責任を認める反対意見を付けた。

「国が東電に対策をとらせたとしても事故は回避できなかった可能性が高い」。
事故前は「対策してるので問題ありません」、事故後は「想定外のことが起きたから責任ありません」、ってこの国は無敵すぎる。
事故後農家の父親が自殺した樽川和也さん「想定より津波が大きく、対策を講じていても津波の被害は防げなかったと言ったよね。そうしたら日本中の原発をすぐに廃炉にしたほうがいいと思う、早急に」。ほんとその通りだと思う。事故対策が不可能なものを、全国に建てるのはアウトだし、そもそも対策できないものを動かしてはダメだ。

/僕は大阪在住なので、維新の会がしょっちゅう「安全な原発から再稼働させよ」と主張しているのを聞く。だが、最高裁が「事故を想定さえしなければ国に責任はない」とするような無責任な状況で、「安全な原発」って言われても怖すぎる。
っていうか!そもそも原発が問題なのは、安全性だけじゃなく、猛毒の核のゴミ(使用済み核燃料)を10万年も安全に保管できる場所が、地震大国の日本にはどこにもないことだ。維新はそこを一切言及しないけど、何かとっておきの解決策、秘策があるというのか?無責任なのは維新だけじゃない。党首討論で維新にそこを指摘しない他党も大問題。ニュース解説者もそれを問題提議しない。大事なことなのでもう一度言う。原発再稼働の是非は、核ゴミを10万年保管できる施設をまず建設してから!フィンランドはそうしている。東電事故を起こした日本ならなおさらだ。大地は未来の子孫からの借り物であり、汚染せずに渡さなくちゃいけないんだ。

●6月25日…漫画『ジョジョの奇妙な冒険』をめぐり、僕の身に起きた現代のおとぎ話。ちょうど20年前の2002年6月25日、ジョジョ愛爆発の盟友“鬼教官”(190cm)と、登場人物の美しいポージングを伝授する「ジョジョ立ち教室」を開催した。当初は「ジョジョ決めポーズ」と呼び、やがて“もっと言いやすい言葉はないか”と 短くてキレのある「ジョジョ立ち」に。
単行本の表紙から難易度を10段階に分けたポージングを選び、左手を顔にかざした第4巻の表紙をレベル1に選定した。人類には不可能と思われたポージングをいともたやすく再現する鬼教官は圧巻だった。

  

5年後、様々な奇跡が重なり、鬼教官と僕は荒木先生のご招待で、先生の講演の中で先生とジョジョ立ち教室を開催!人生最大のバタフライエフェクト(=小さな出来事が大きな変化に繋がる)だった。TVアニメ放送の5年前のこと。
友人4人にジョジョ立ちをレッスンするという、ほんの小さな出来事から多くの出会いが生まれた。人生、何がキッカケで変わるかわからず、どんなことでも行動した方が面白いね。(^^)

  
※講演の前日にジョジョ立ちのポイントを先生から直接教えて頂けたのは(しかもホテルのロビーの電気が消えた深夜まで!)、空前絶後、驚天動地の奇跡としか!

最初のジョジョ立ち教室から20年。先月ジョジョ展で原画パワーに感電し、江戸時代の尾形光琳「燕子花(かきつばた)図屏風」をモチーフにした作品に魅了され、旧友と久々のジョジョ立ちコラボにチャレンジ。

  
※加工して下さったパッショーネ大阪の有志の方に感謝!

かつて鬼教官の膝で寝ていたう ちの子(中1)もジョジョ立ちレベル1をマスター。そして人生は続く、と僕はしみじみ。

  

ジョジョの作品テーマは「人間讃歌」。同時に「結果ではなく過程を大切に」というメッセージも。僕はこれまで何度この作品に心を救われたか。素晴らしい作品を世に送り出して下さった荒木先生に心から感謝しています!

※ジョジョは連載35年目に入り、今は第8部が終了し、次の第9部に向けての待機期間。思えばジョジョ立ち教室をHPにアップしたのも、第6部が終了し、第7部に向けての待機期間だった。新たな第9部を心の底から楽しみに。
※第1回のジョジョ立ち教室から、海外まで広がったジョジョ立ち20年の歴史はリンク先に!
※2007年に荒木先生と一緒に開催したジョジョ立ち教室は次のリンク先にレポ!

●6月24日…大河『鎌倉殿の13人』、史実の流れからするとそろそろ頼朝が…。重要回が続く。

/『トップガン マーヴェリック』、4DXは圧巻でした。座席から振り落とされないよう、肘置きを必死に鷲づかみ。前に座っていた人はポップコーンが噴水のごとく空中に舞い上がってた(汗)。続編が第1作の内容を上回った貴重な例となる一作に!

/予告編では新作の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(予告)が凄そう。引き込まれた。上映前に『バズ・ライトイヤー』の予告編が連続で上映されたのはどうかしてる。『バズ・ライトイヤー』予告が終わると次の『バズ・ライトイヤー』予告、それが5回も!それぞれ微妙に異なるのが5回!ネタバレを避けるため、ずっと横を向いてる身にもなってほしい(笑)。

●6月19日…拡大する一方の格差社会にNO!を突き付けるべく、いま中米&南米で次々と保守政権が倒され、雪崩を打つようにリベラル政権が誕生している。2018年のメキシコを皮切りに、アルゼンチン→ボリビア→ペルー→ホンジュラス→チリと続き、なんと今日は南米でもっとも保守的・親米的とされたコロンビアで、初めて左派の大統領が誕生した。しかもこの大統領、長く国軍と戦ってきたガチの元左翼ゲリラ。コロンビアの場合、変革の背景には金持ち優遇の新自由主義(何でも自己責任の弱肉強食社会)では、もはやコロナ禍で激増した貧困層を救えないという切実な問題があった。とはいえ、共産化するほど過激でないことから、レッドではなく「ピンクの潮流(ピンク・タイド)」と例えられている。
物価高も庶民の暮らしを直撃しており、グロテスクなまでに格差が開いた社会を何とかしなくてはと、世界の潮流は変わりつつある。「富の再分配」に失敗した既存政治対する不満は溜まる一方。いずれこの波は確実に日本にもやって来るだろう。

  10月ブラジル大統領選を注視

●6月18日…21日からウィーンで核兵器禁止条約の第1回締約国会議が始まる。日本政府は米国の顔色を伺ってこの条約を批准せず、オブザーバー(傍聴人)としての参加すら見送った。一方、NATOの核の傘の下にいても、オランダとベルギーはオブザーバーを派遣。日本政府の姿勢は非核保有国の失望を呼んでいる。

/ウクライナはこのまま敗戦するのだろうか。ウクライナの危機に世界の主要国は軍事支援を約束したが、実際に米国が届けた軍事物資は表明した支援額の半分だけ、ドイツに至っては3分の1にとどまっている。フランスとイタリアはロシアから自然エネルギーを輸入してきたため、関係悪化を避けて表明した支援がもとから少ない。きちんと実効的な軍事物資を全て届けたのは、過去にロシアに苦しめられたポーランドだけ。
イラクがクエートを侵攻したときに国連は多国籍軍を派遣してクエートから追い出した。でもロシアは核兵器を持っているため、第三次世界大戦を避けるため多国籍軍を派遣できない。本当に核兵器は最悪。ミサイルそのものが非人道的であるだけでなく、持っているだけで他国を侵略しても国連軍が介入できない。こういうことになるから、絶対に核兵器をこの世から廃絶しなくてはならない。

※核保持国に侵略されないため、日本も核を持つべきという意見について。その理屈だと、世界約200カ国がすべて核を持った状態が最も安全ということになる。アメリカはいま、銃犯罪から身を守るという口実で、銃の数が人口よりも多く出回っている。だが、まったく安全でないし、銃犯罪は極限まで深刻化。米国の若者の死因は交通事故より銃の犠牲が多い。そんな国は世界で米国だけだ。銃犯罪を根絶できるのは、銃所持を禁じる法律だけ。それしか無理。
国連で核兵器禁止条約が締結されて以来、「すべての核保有国は、核をちらつかせて相手を脅かす“ならず者”国家である」という認識が広まりつつあったけど、ロシアのウクライナ侵攻で脅威は現実となった。悪党に好き放題させないため、一刻も早く核廃絶が必要だ。中国を念頭に核を所有しても、あの広い国土のすべての拠点を沈黙させるのは不可能だし、本当に撃ち合いになれば日本は消滅する。だから所持ではなく、廃絶の方向に進まねば。日本は被爆国であり、もっと強く主張するべきだ。オーストリアやノルウェーの方が核廃絶の先頭に立っている。

 

/7月の劇場映画、期待度ナンバーワンはプレスリーを描いた『エルヴィス』。予告編(30秒)で虜に!

●6月17日…日本経済が停滞している理由のひとつに、世界的に見て最悪レベルの“中抜き”が横行してることがある。最近でも目を疑う記事が2つ。
(1)『コロナ予備費12兆円、使途9割追えず:透明性課題』…政府が新型コロナ対応へ用意した「コロナ予備費」と呼ばれる予算の使い方の不透明感が酷い。国会に使い道を報告した12兆円余りを日本経済新聞が分析すると、最終的な用途を正確 に特定できたのは6.5%の8千億円強にとどまった。9割以上は具体的にどう使われたか追いきれない。国会審議を経ず、巨費をずさんに扱う実態を検証する必要があるが、国民は金額多すぎてピンとこないのか議論が盛り上がらない。先月、山口県で24歳の男に4600万が誤給付された際、ワイドショーは大騒ぎになったけど、使途不明の11兆の方がよほど大問題。

(2)『東京五輪経費1兆4530億円 全体像分からぬまま組織委解散へ』…東京五輪の大会経費は、国と東京都、大会組織委員会の3者がそれぞれ負担し、総額約1兆4530億円。ところが、組織委が負担した4割超については情報公開制度の対象外で あるため、巨額経費の全容について国民が妥当性を検証するすべがない。国を挙げての一大行事にもかかわらず、支出の裏付けを確認できないまま組織委は今月下旬に解散する。
当初の計画では7300億円のコンパクト五輪になるはずだった。フタを開ければ倍以上でその四割(約7000億)は使途不明で、史上最大の予算をかけたはずの東京五輪開会式は中抜きでスカスカのステージに。東京五輪全体の金の流れを把握し、中抜きの実状を誰よりも知っているはずのJOC(日本オリンピック委員会)の経理部長が、開催約6週間前に謎の鉄道自殺をしたことで解明のハードルはさらに上がっている。今後、契約書などの重要書類はどうなるのか。

国がどんとん衰退するのも、こういうことを繰り返しているから。海外なら大規模デモが起きている。安倍政権下でGDPが改ざんされようが、三党合意の景気条項無視して消費税を上げようが、低賃金を30年も維持しようが、コスパを理由に外国人実習生を入れようが、中抜き五輪を開催しようが、今のところ選挙の投票率が上がる気配はない。それが何とももどかしい。

●6月16日…消費者庁がアレルギー食品表示に「くるみ」義務化へ。国の食品表示制度では、アレルギーを引き起こすおそれがある食品について、卵、乳、小麦、エビ、蟹、落花生、ソバの7品目の表示を義務づけてきた。ところが、アレルギー反応の最新調査によると、6000件余りの症例のうち、「くるみ」に関する報告が463件と急増し、鶏卵、牛乳、小麦に次いで4番目になり、表示義務化の手続きを進めるとのことだ。
実はうちの子も以前クルミでアナフィラキシーショック(呼吸困難)になりかけて、小学生時代はランドセルにエピペン(アレルギー症状をやわらげる注射器。太ももに刺す)を入れて通学していた。くるみは栄養素が豊富で、低糖質な食品として需要が増えており、いろんな食べ物にステルスで入っているので油断できない。くるみケーキやくるみパンならひと目で分かるけど、焼肉のたれやバジルソースにもコクを出すためにくるみが入ってることがあるので注意が必要。どんなに気をつけてても食べてしまうことはあるので、表示義務、ほんと早急に頼みます。

 

●6月15日…世界は物価上昇とセットで賃金が上がっているのに、なぜ日本は賃金のかわりに税金をあげるんだろう。

●6月14日…西洋芸術を理解するためには、聖書の知識が必要なので、20代の頃にキリスト教の勉強を少しずつ始めた。そんなある日、忘れられない出来事が。家賃8千円、四畳一間の部屋に住んでいた大学時代の寒い冬の夜。あまりにお腹が空いてひもじく、ユゴーの『レ・ミゼラブル』を思い出し、「ジャン・パルジャンを助けてくれたような教会が本当にあるんだろうか」と、20時すぎに大学の近くの教会のインタホンを鳴らした。事情を把握した牧師さんが「お入りなさい」と、そして「夕食はもう済ませましたが、今夜のシチューがまだあります」とテーブルに出して下さった。真冬の夜に食べるシチューの美味しかったこと!オランダの画家レンブラントが描くキリストの絵、バッハの《マタイ受難曲》、中宮寺の菩薩半跏像(飛鳥時代)、運慶が彫り上げた大日如来座像、人類は信仰から素晴らしい芸術を創造する。そういうことから宗教を頭ごなしに否定する感情は現在に至るまでない。
レンブラント『キリストの昇天』 中宮寺『菩薩半跏像』

でも、例外もあった。いわゆる新興宗教の信者の知人に誘われて集会に行くと、キリスト教系、仏教系にかかわらず、「神罰を恐れよ」「仏罰を恐れよ」「先祖の罰を恐れよ」と、救済のための宗教のはずなのに、罰という恐怖で支配する“脅迫宗教”が少なからずあった。僕にとっての神仏のイメージは、赦(ゆる)しを与えるものであって、罰を与えるものではない。弱い心を助けたり、孤独を深い愛で包み込む存在。先祖についてもそう。子ども(子孫)が背を向けたからといって、子の不幸を願う親がいるだろうか。僕はもし子孫が自分を敬ってくれなかったら、それは生前に人助けをしなかった自分、社会に良いことをしなかった自分ゆえと反省しこそすれ、荒れ墓になっても子孫を恨むことなど微塵も考えない。

先日、ネットニュースに掲載された故・瀬戸内寂聴さんによる「お布施ばかり求める“銭ゲバ宗教”」に共感したので以下に紹介(抜粋)。元記事は文藝春秋。

→「最近、目立って持ちこまれる相談に、これまで入っていた宗教団体から、脱退すると恐しい罰が下るといって、脅かされているという訴えが多い。それ等の人々は、たいてい半分ノイローゼになっていて、顔色も悪く、目に落着きがない。必ずしも一つの宗教ではないが、揃って新興宗教であり、それぞれ相当有名なものばかりだ。そのどれもが、同じことを信者に教えているのが異様なほど一致している。
 口を揃えて言うことは、「今、あなたのかかえている不幸か悩みのすべては、前世にあなたが(あるいは祖先が)ひどい悪業を犯したので、その罰が当っているのである。それを払うには、この教団に入って、教えを忠実に守り、過去の罪のつぐないをしなければならない。そのため、まず布施を仏に捧げることだ。布施はあなたの罪業の深さによって決る。あなたの罪業は人並でないから、もっともっと布施をすることだ」と言う。
 それで布施をしても、しても、一向に身の不幸は好転しないし、病気は治らないし、家族まで災難にあうことが多いので、教団に訴えると、「それそれ、だからあなたの過去の罪はそれほど大きいのですよ。もっともっと本気で修行して、布施をたくさんしなさい」と言われる。
 あんまり布施をとられるし、不安になって棄教したいと言うと、「そんなことをしたら、どんな恐しい罰と祟りがあるか怖くないのですか。ほら、そういう弱気をおこさせるのが悪魔のしわざで、あなたにとりついている。私にはその悪魔の姿が見える」と言われ、まわりにいる人にも口々に、「ほんとに見える。ああ恐しい」と言う。
 そう言われると、その宗教をやめたいと思っている人は、祟りが恐しくなってすくんでしまうというのである。あんまり馬鹿馬鹿しいほど、どの宗教も同じパターンなので聞いていて呆れかえってしまう。オウムと同じで、これもまた一種のマインドコントロールである。
 マインドコントロールされてしまっているので、そういう人達は、脱会したいとあせりながら、教祖のことは、「あの方は御立派な方です」とうわ言のように言う。
 実を明せば、私はそうした人たちから、捨てるに捨てられない(教団の経典、教祖の御影など)恐怖の対象を預って、いくつ処分したか知れない。もし罰が当るなら、私に当れと祈りながら、私はそれを行った。もう何年も前からそうしている。だから風呂場でこの間転んだじゃないかって。アハハハ。
 あの悩める人たちが妄想から解放され平常な神経がもどるなら、私は教団の言う地獄に落ちたって結構だと思っている。」
※瀬戸内寂聴さんは99歳まで大長寿されました。2021年11月永眠。

●6月13日…1ドル135円!これではコロナが収束しても、海外まで墓巡礼にいけない。2011年7月のニュースを見ると1ドルが78円。この頃、アメリカを旅するとチーズバーガーでも90円くらいのイメージだった。円安は輸出産業に有利といっても、今は工場の海外移転が進み、現地生産・現地販売が多く、昭和のような円安のメリットはない。まして食糧や燃料を輸入に頼っているわが国、もうちょい円高になってくれないと!(汗)

  ひょえええええ!!

●6月12日…公開直後に鑑賞しながら、満足感とモヤモヤ感が同居したため感想を保留していた『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』『シン・ウルトラマン』のレビュー。いずれも内容に触れます。ちなみにどちらの作品もうちの子(中1)は直後に「これ百点とちゃう!?」と言っていたので、子どもが対象なら大成功。

『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』…公開初日の夜に観に行くと、劇場は50歳前後の親父たちの総決起会場と化していた。女性はともかく若者はほとんどなし。親父たちは「平日(金曜)の夜、仕事を終えてどうしても初日に来たかった人」であり、言葉は交わさずとも目に見えない連帯感で結ばれた同志だった。映画の冒頭で「オリジナルは1979年に放送されたもの」とテロップがあり、「まさか43年後にこのエピソードだけの映画が公開されるとは」と改めて感無量に。そして最高の作画&臨場感満点の音響で味わえることに、早くも涙目に。
ガンダムシリーズでは異色作となる敵ジオンの脱走兵の物語。ジオン兵ドアンは市民を巻き込む戦争に嫌気がさして軍を離脱、戦争孤児達をひきとって大西洋の島で自給自足の生活を送っている。本作ではこの島を訪れた連邦軍ガンダムのパイロット・アムロとの交流が描かれる。

74歳の安彦良和監督が、なぜこの映画を作りたかったのか、それが知りたくて劇場へ足を運んだ。若い頃の安彦監督は学生運動の闘士だった。弘前大学全共闘の元リーダーであり、大学本部を占拠した結果逮捕され、大学を除籍処分になるという、近年のアニメーターには絶対ない過去を持っている。
この映画がテレビ版と一番大きく違うのは、アムロによる殺害シーンの追加にあると思う。『ガンダム』初期のエピソードに、まだガンダムに乗ったばかりのアムロが、生身の敵兵をライフルで撃てないシーンがあり、その後に敵メカとの戦いでは「相手がモビルスーツなら人間じゃない」と自身に言い聞かせながら撃つ話がある。従来のロボットアニメは敵が異星人など人類以外だけど、ガンダムでは同じ人間であるため、主人公による直接的な殺害シーンは描かれなかった。だが、本作では怯えているジオン兵を2人、それも1人はガンダムの足で踏み潰すという凄絶な描き方をした。もう1人だって、迫りくるビームサーベルの恐ろしさはハンパなかった。そこにあるのは、“戦争はけっしてカッコいいものではない”という安彦監督のメッセージであり、ガンダムシリーズの生みの親の1人として、人生を終える前に、それだけはどうしても伝えたかったのだと思う。
核ミサイルや文化に関する一連のエピソードも、反戦平和主義者の安彦監督ならではのものと思った。良い映画。
矛盾しているようだけど、宮崎駿監督が平和主義者なのに兵器マニアで戦車の動く絵が超絶リアルなのと同じく、このドアン映画でもメカの重量感に思わず見入った。スクリーンから“鉄の重さ”が伝わってきた。テレビ版から随分とメカの描き方も進化したものと釘付けに。複数のガンキャノンが登場するのも新鮮だった。

一方、「?」と引っかかる点も。冒頭、どうしてブライトが大慌てでアムロを置き去りにしたのか、イマイチよく分からなかった。雷が怖かったから?あんなにパニクってアムロを見捨てたブライトと、後半で上官に嘘までついてアムロを助けようとするブライトが同じ人間に見えず、もっと説得力のある理由がほしかった。島のドアンたちの生活描写でも、岩の多い荒涼とした火山島なのに、とんでもなく食卓が豪華なのも気になった。その食材はどこから?友人が「ジオンの基地からじゃない?」と言っていたので、そういうことにしておこう。そして最大の引っかかり、ドアンというキャラクターの肉付け不足だ。なぜ軍を脱走したのか、もっと掘り下げてほしかった。ドアンの子どもと同じ年頃の子どもを戦争孤児にしてしまったショック、それは分かる。でも小説版では地球への「コロニー落とし」に使ったコロニー(サイド2)にドアンの妻子がいたのに、彼はそれに気付かずサイド2へ毒ガスをまく作戦に関わってしまったことも描かれている。その部分こそ描く必要があったのでは?ドアンが見てきた地獄をきちんと描写しないと、“脱走兵になるまでの心の変化は観客の想像にお任せします”では、ちょっと伝わりきらないと感じた。むろん、そこを出さないのは安彦監督の優しさなのだろうけど…。

敗戦75年となる2020年8月15日の東京新聞から、安彦監督の言葉。
「(冷戦が終わった)一九九〇年代、ソ連崩壊とユーゴスラビアの内戦は衝撃だった。歴史は進歩せず繰り返してしまうんだ。われわれは基本的に愚かなものなんだ。愚かでしかありようがないんだ、と。その中で正気を保つためのてこになるものは、宗教、大義、愛国心といったものではない。戦いに巻き込まれる「小さき者」たちの視点に心を寄せ、自分自身を小さき者として自覚すること以外にないのではないかと思う。小さき者がどれだけ影響を受け、どういう状況に陥るかが見えなくなった時、人間は間違いを犯してしまうのではないか。」

2020年2月21日デジタル朝日から、安彦監督の言葉。
「アメリカに寄り添って平和を享受してきた戦後日本なんて醜い国ですよ。ベトナム戦争が典型ですが、日本はアメリカの戦争に紛れもなく加担してきた。そこを見つめないで「平和主義を守ってきた」というのは欺瞞です。人類の革新=ニュータイプが世界を変える、それが『ガンダム』のテーマなんだと誤解する一部オタクや評論家がその後どんどん現れました。じっさい続編の何本かはそう解釈するしかないような作られ方をしています。しかし、これでは選民思想です。学生運動の時に語られた「前衛党が先頭に立って革命を実現し、大衆を導く」という発想とも同じです。レーニン主義に立つこの考えは、旧左翼と変わりません。自分たちの正義を疑わずに仲間を粛清した連合赤軍事件のことが、悪夢のように思い出されました。そして95年には、さらに醜い事件が起こりました。オウム真理教による地下鉄サリン事件です。 彼らは、危険なほどにサブカルと癒着していた。『ガンダム』の影響を指摘する人もいました。「ポア」という言葉で殺人を正当化する思想は、紛れもなくニュータイプ思想に通じます。これはまずい。『ガンダム』の理解の歪みを是正するためにもう一仕事しなくては――。それが、結局サンライズの要請に応えて『THE ORIGIN』を描いた動機です。10年以上の大仕事になりましたが、『ガンダム』前史の開戦の経緯やジオン公国が唱える選民思想のいかがわしさを、ある程度は描き込めました。『ガンダム』から後付けの余計な思想をとっぱらうことができたと思います。」

もう一人のガンダムの生みの親、富野由悠季さんの言葉(敗戦75年にあたり)。
「アニメ界は(女子高生による戦車を用いた武道を描く)「ガールズ&パンツァー」や(軍艦を少女に見立てた)「艦これ(艦隊これくしょん)」のような物語が出てくるようになった。エンタメだからと認めている部分もあるが、これでいいのかとも思う。われわれの世代としては「戦争はそんなふうに扱うものではないのでは」という気がして、気持ちがいいものではない。最近では「この世界の片隅に」が希有(けう)な作品だった。自宅近くの畑から戦艦大和が見えるという距離感、市民生活と軍があれだけ密着していたことを市民の目から描いていた。そういう作品を僕は他に知らない。毎年八月になると戦争体験の話をするが、それは被害者の体験談であって、戦争論ではない。日本人は本気になってリアリズムで戦争を考えて、自衛隊はいいのか悪いのかといった話をしてこなかったんだ。今後、地球上では国家間戦争はできない。エネルギー、食料、水、廃プラスチックといった環境問題があるからだ。軍隊を保有していても国家が消耗するだけだ。そういうところまで来ているのに、(自衛隊の)宇宙作戦隊なんてものを作っちゃう。そんな暇があるのだろうか。ミリタリー(軍事)というのは、半分くらいは一般人の考える「かっこいいもの」で妄想。でも、かっこいいことなんて一切ない。戦争はやっぱりあっちゃいけない。しかし、戦争に憧れる人類の妄想があるために、戦争がなくならないという不幸な現象がある。」

//『シン・ウルトラマン』、冒頭ウルトラQの怪獣が次々と登場する5分間に大興奮。「うおお、この濃密さで行くのか!」と前のめりに。ネロンガ、ガボラ、ザラブ、メフィラス、人気怪獣が続いて楽しかった。でも中盤から「あれ?バルタン星人は?バルタン星人…」。うちの子は「お父さん、ゴモラがまだ…」。上映時間の縛りがあるため、レッドキング、スカイドン、シーボーズまで出すのは難しいとしても、冒頭のウルトラQ方式で人気怪獣をあと5、6体でいいので見せてほしかったな。カラータイマーがないのもちょっと寂しい。ゼットンのエピソードは超展開で、連れてきたのがまさかのキャラ。「えっ!?えっ!?」、でもそれはそれで面白いと思った。
ただ、何というか、ジャミラのように科学の犠牲になった男のような、刺さるエピソードがもっとほしかった。俳優の顔面アップがやたらと多く、スクリーンだと圧迫感があり見づらかったし、巨大化する長澤まさみがフジ隊員のオマージュとしても、スカートである必要はなかった。それも片足をあげての静止ポーズ。ウルトラマンにお色気は必要ない。他にもセクハラっぽいシーンがあり残念…シン・ゴジラにはなかったのに、なんでウルトラマンに入れてきたんだろ。とはいえ、『シン・ウルトラセブン』の話がさっそく出ているといい、当然、観に行くしめちゃくちゃ期待している。ギエロン星獣とノンマルトが採用されますように。
※プレステ2『ウルトラマンFER 必殺技集』(36分)、超ド派手なバトルシーンのオンパレードで、これホントすごい!

●6月11日…夏目漱石は闘病しながら長編小説『明暗』を書き続け、まさに今からクライマックスが始まるという所で49年の生涯を終えた。漱石は死の直前「胸に水をぶっかけてくれ!死ぬと困るんだ!」と訴えたという。手塚治虫も晩年にベートーヴェンの 伝記漫画や 人工生命を扱った『ネオ・ファウスト』など3本の連載に取り組んでおり、病室のベッドで訴えた最期の言葉は「頼むから、仕事をさせてくれ」という壮絶なものだった。 ドストエフスキーの『カラマーゾフの兄弟』も核心となる第2部が書かれる前に作者は旅立ち、絵師葛飾北斎が死の間際に語った言葉は「せめてもう10年、いや、あと5年でもいい、生きることができたら、わたしは本当の絵を描くことができる のだが」とも。

そういうエピソードが多々あるだけに、漫画『ベルセルク』が作者の急逝後も最終回まで形になると決まったことが嬉しい。もちろん、芸術作品を作者以外の手で完成させることに否定的な声はあると思う。でも、モーツァルトは遺作『レクイエム』中の「ラクリモサ(涙の日)」を冒頭8小節まで書いて病没(35歳)したものの、構想を知る弟子が見事な調べを重ねて世に出したし、スペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア教会も、建築家アントニオ・ガウディが事故死した後も、 彼を敬愛する職人の手で着工から140年が経った今も建設は続き、完成が近づきつつある(コロナがなければガウディ没後100年となる2026年に完成するはずだった)。
『ベルセルク』の新しい制作チームはとてつもないプレッシャーの中にあると思うけど、モーツァルトのラクリモサ(3分)の如き時代を超える傑作になると信じたいし、この仕事を引き受けた勇気にエールを送りたい。主人公ガッツと仲間たちにどんな運命が待ち受けているのか見届けたい。

●6月10日から外国人観光客の受け入れ再開。欧州はコロナの完全収束を待つのではなく、共存を選ぶ方向に舵を切った。現在のところ、欧州で感染再拡大が起きていないこともあり、日本もそれにならった形に。ゼロコロナは非現実的としても、このまま減少傾向が続くことを心から祈ってる。

//信じられない、次の日曜に4DX版『トップガン マーヴェリック』を観に行くつもりだったのに、チケット販売開始から1時間ほどで完売!嘘だろ、ほんの少し出遅れただけなのに。繁華街から遠い映画館なので甘く見ていた。鑑賞は19日に持ち越しになったので、来週こそ、0時と同時にチケットを買おう。

●昨年、漫画家・三浦建太郎先生(享年54)の他界で『ベルセルク』が第364話で中断し、1989年から32年かけて描いてきた力作なのに、主要キャラの運命など、この先の展開もラストも謎のまま終わり、心底残念に思っていた。ところが!なんと連載が再開されるという!
三浦先生の親友で漫画家の森恒二先生いわく「以前に三浦さんからストーリーについて聞かされており自分は『ベルセルク』の最終回までの物語を知っています」。作画は長年三浦先生のアシスタントをしていたスタジオスタッフ。彼らや担当編集もストーリーやエピソードを聞いていた。さらに、三浦先生が描いた構想メモとキャラクターデザインも見つかり、このたび連載再開が決まったとのこと。
森恒二先生「三浦が自分に語ったエピソードのみやります。 肉付けはしません。はっきり覚えてないエピソードもやりません。三浦が自分に語った台詞、 ストーリーのみやります。 当然完全な形にはならないでしょう。 しかし三浦が描きたかった物語をほぼ伝えられるとは思います」。
とても誠意とリスペクトが伝わるコメント、また『ベルセルク』を読めるのがホント嬉しい!

●6月1日…昨日、NHKラジオ『ラジオ深夜便』で話した「世界偉人伝(15)」が聴き逃し配信で公開されました!
白いトランペットがお墓に載ったルイ・アームストロング、薄命の作曲家ガーシュウィン、墓に小石が積まれた指揮者バーンスタインなど、NYに眠る偉人の墓参レポです。
6/7の24時まで聴取可能、リンク先の開始4分より約16分間です。

大理石のトランペットが載った
ルイ・アームストロングのお墓
『ウエスト・サイド物語』の作曲家
でもある大指揮者バーンスタイン
ジャズとクラシックを融合し、アメリカの
心を音楽で描いたガーシュウィン
NYの安宿で僕のベッドに
どで〜んと居座っていた黒猫

ルイ・アームストロングの名歌『この素晴らしき世界』は、1967年にベトナム戦争が激化していくなか、自然の美しさや隣人愛、赤ん坊の成長を讃えることで、それらを踏みにじる戦争の愚かさをあらわにした曲です。ボブ・シールらが書いたこの反戦歌について、アームストロングは最晩年(71歳)に想いを語っており、その音声がYouTubeにありました!
 「この世界は酷いという声があるが、悪いのは世界ではなく私たちが世界にしている事だ。世界にチャンスを与えよう。もっと多くの人がお互いを愛せば様々な問題を解決できるのです」

『この素晴らしき世界(What a Wonderful World)』
♪緑の木々に赤いバラが見える それは僕たちのために花開く
僕はしみじみ思うんだ なんて素晴らしい世界かと
青い空や白い雲を眺める僕
明るく喜びに満ちた昼 暗く神聖な夜
そして僕はしみじみ思うんだ なんて素晴らしい世界なのかと
七色の虹が空に美しく映え 行き交う人々の顔を染めている
友人たちが握手をして「ご機嫌いかが」と挨拶する姿が見える
彼らは心から言うのさ アイ・ラヴ・ユーと
赤ん坊が泣いているのが聴こえる
あの子たちが大きくなって
僕よりずっと沢山のことを学ぶだろう
思わず感動してしまう
なんと素晴らしい世界じゃないか
そうさ 僕はしみじみ思うんだ
嗚呼 この世はなんと素晴らしい世界なのかと!


●政府は2025年までに最低賃金を1000円にする議論をしているけど、なんでそんな先なのかと。それを上回るペースで物価が上がっているのに。他の先進国は3000円という話も出てきており、半分の1500円でも安いくらいだ。男女の賃金格差も日本は先進国で最悪。ぶっちぎりで酷い。女性は非正規が多いとか、パートが多いというのは男女格差の言い訳にならない。なぜなら他の国はそれを踏まえた上で、男女の賃金格差を少なくしているからだ。企業は役員に「最高賃金」(平社員の10倍以内。平社員が年収360万なら3600万等)を設定して、その役員給与を末端労働者に還元する英断を。役員がもっと報酬をほしいなら、平社員の給与を上げれば、10倍の法則で自分の給与も上がる。

●よっしゃ!『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』公開初日(6/3)のチケットを購入!120分あるので原作をかなり変えてきてるはず。絶対ネタバレを見たくなかったので初日鑑賞はマストだった。『トップガン マーヴェリック』の評判がめちゃくちゃ良いので、こちらも早く観に行きたいけど、4DXの上映時間がスケジュールと合わず、6月12日まで無理そう。7月にIMAXシアターが近所にできるのでこちらも楽しみ。

/上海2200万人のロックダウンが2カ月ぶりに解除され、市民は街角へ。2200万人が2カ月!

●5月31日(火)、23時5分過ぎからNHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便 世界偉人伝』第15回に出演し、ニューヨークに眠る偉人のお墓とその人生について語ります!(現在その準備に集中!)

※NHKのラジオはネットの『らじる★らじる』でリアルタイム聴取可能です!

●5月26日…土曜深夜に放映中のアニメ『キングダム』第4シーズン、毎回、毎回、面白すぎて圧倒されている。展開が読めず「えっ!」と声を出して驚くこともしばしば。前回も「いや〜、今回も見応えがあったなぁ」と思っていると、まだ前半パートが終わったところで「ま、まだ半分だったのか!こんなに色々あったのに!」と感嘆。たまに神回があるとかじゃなく、第1話からずっと濃い。声優さんの熱演にも脱帽です。

//『鎌倉殿の13人』、義経死す。菅田将暉さんの義経は、当初あまりにサイコなキャラで慣れるまで時間がかかったけど、最後は菅田さんが義経にしか見えなかった。明るさの中に悲しみがあった。梶原景時に書き送った鎌倉攻略作戦も見事だった。そして、頼朝。義経の首桶に語りかけ、涙するシーンは胸にきた。サブタイトルの「帰ってきた義経」は、奥州と鎌倉の両方にかけてあったのか。恐るべきは後白河法皇よ。

//そして『義経のスマホ』、まさか牛若丸時代のキッズケータイから始まるとは!5分間のミニ番組だけど、これでもかと小ネタが満載。画面を一時停止しながら観ているのでめっちゃ時間かかる(笑)

●5月25日…アベノミクスのなれの果てということか。一昨日のNHK『クローズアップ現代』があまりに衝撃的だった。ビッグマック(ハンバーガー)は各国で材料や調理法がほぼ同じであるため、ビックマックの値段を比較することで、その国の物価水準、購買力がわかる。
「この30年間、日本だけが経済成長していない」とよく聞くけど、どういうことかひと目で分かる表を以下に。外国のビックマックはこんなに高い。

 

ずっと国内にいると日本がそんなに貧しくなったように感じないけど、スイスのビッグマック(804円)は日本(390円)の2倍以上、かつては日本より何でも安かったタイや中国の方が今は高い。内戦を長くしていた中南米ニカラグアにも負けている。
わが国は政権に近い企業が中抜きし、安倍政権下でGDPなど経済統計をごまかし、派遣を増やしまくり、先進国最下位の経済成長によって目も当てられない状況に。
50年前の日本は富裕層だけが海外旅行に行っていた。いま“円”の実力はその50年前の水準に戻ってしまったとのこと。とにもかくにも最低賃金をあげて庶民の購買力をあげないと。アメリカのアマゾン物流倉庫の労働組合は「時給4千円」(30ドル)を経営者に要求している。時給4千円!
※GWにハワイに行った人が、「免税店で買い物をするより、日本で買う方が安かった」と。免税店の方が高い、もうそこまで来ている。

●5月24日…世界で唯一、人口よりも銃が多い国アメリカ。24日昼、テキサス州の小学校で18歳の少年が銃を乱射し、小学生19人と教師2人の21人が犠牲に。凶行におよんだ少年は警官と銃撃戦になり射殺。つい先日(5/14)も北部バッファローのスーパーで差別主義者の少年(18歳)が黒人10名を射殺したヘイトクライムが起きたばかり。政治家が銃規制を先延ばしすることで、何度このような悲劇が繰り返されるのか。今度こそアメリカ社会は変わらねば。バイデン大統領「もう、うんざりだ。私たちは行動しなければならない。こうした殺戮に対して私たちは何もできないなどと、私に言わないでほしい」。

《過去の学校乱射事件》
・1999年、コロラド州のコロンバイン高校で、生徒12人と教員1人が死亡。容疑者は同校の生徒2人で、ともに現場で自殺。
・2007年、バージニア州のバージニア工科大で同大4年の学生が銃を乱射し、学生27人、教員5人を殺害した。死者32人は米国の学校現場において最悪の犠牲者数。
・2012年、コネティカット州のサンディーフック小学校で男が銃を乱射、6〜7歳の児童20人と教職員ら6人が死亡。
・2018年、フロリダ州パークランドの高校で、元生徒の男が生徒ら17人を殺害。
今年に入って銃による殺人は7585件確認されている。また、一つの現場で4人以上が銃で撃たれる事件は、今回のテキサス州のケースで212件目。昨年は 693件起きている。
米国では2017年時点で、一般市民が3億9330万丁の銃を所持。人口100人当たりでは世界最多の120・5丁で銃の方が多い。

●5月23日…なんと松尾芭蕉の直筆&挿絵入りの『野ざらし紀行』が発見されたとのこと。

//ゴールデンウィークの反動でコロナの感染拡大が心配されていたけど、今のところ感染者数は前週よりも減少傾向にある。油断はできないけど、ちょっと安心した。

●5月22日…“もし歴史上の人物がスマホを持っていたら”というユニークな切り口の『光秀のスマホ』『土方のスマホ』に続く最新作『義経のスマホ』が23日深夜24:25からNHKでオンエアされます!人物の内面を生き生きと描写、SNSに心の声を吐露する5分×8回の歴史エンタメ、待っていました!

//朝ドラのお陰で沖縄弁をちょっと使えるようになって嬉しい。

●5月21日…人種、宗教などを理由に自国で「迫害」を受ける恐れがあって他国に逃れた人を、国際的に難民と定義している。2020年、ドイツは一年間に120万人の難民を受け入れたが、日本は1982〜2021年の40年間に915人しか認定しておらず、難民認定はしないが人道上、在留を認めた人も3289人にとどまる。3カ月弱で1千人を受け入れたウクライナとの落差が際立つ。
アフリカや中東から避難してきた人を長年支援するNPO法人「難民支援協会」担当者いわく「ウクライナの人々も助けるべきだが、他国から自力で逃れてきた人への支援との格差には複雑な思いがある」。協会によると、難民認定の申請中、生活費(1日1600円)や住居費(単身、月4万円)といった公的支援を受けられる制度はある。ただ、支給を受けられる人は一部に限られるうえ、支給までに平均で3カ月かかる。その間に就労もできず、食べる物も寝る場所もない人たちからの相談を受けてきたという。担当者は「難民を保護・救済しようという制度になっていない」と指摘し、「ウクライナ支援を他の国にも目を向けるきっかけにし、難民政策の転換点にする必要がある」とのこと。

●5月20日…今夜9時から日テレ系で傑作映画『ショーシャンクの空に』を24年ぶりに地上波放送!無実で終身刑となった男アンディの、静かなる不屈の戦いを描く。

//『炎のランナー』『南極物語』『ブレード・ランナー』などで知られる、映画音楽の巨匠にして電子音楽の先駆者ヴァンゲリス逝く。享年79。

●5月19日…2017年、米国映画界にはびこるセクハラ、パワハラが表面化し、性被害を根絶するべく#MeToo運動がハリウッド発で世界へ広まった。ところが日本社会は反応が鈍く、伊藤詩織さんの勇気ある告発も多くの日本人が知らないという現状のなか、今年に入ってようやく日本映画界にこれらを本気で排除しようという動きが出てきた。ネット記事に米国で活躍する俳優・尾崎英二郎氏のインタビューがあったので、以下に一部をメモ。

「僕(尾崎)はアメリカで15年間活動していますが、撮影現場で怒鳴る監督をひとりも見たことはありません。監督が怒ると俳優は萎縮し、実力が出せないことを監督は分かっているからです。実際、『硫黄島からの手紙』の現場でクリント(イーストウッド)さんは絶対に声を荒らげませんでしたよ」

「2017年の#MeTooを契機にハラスメントにかけてハリウッドは本当に変わりました。多様性にかけては2015年の#OscarSoWhite(同年のアカデミー賞ノミネートされた映画人が白人だけだったことから起こったソーシャルムーブメント)から随分と変わりましたね。本当によい意味で変わっています。ハラスメントが起こったときやニュースになったときに、専門家によるハラスメント研修が開かれたりします」

「アメリカではワインスタインやケヴィン・スペイシーなど、どんな大御所でも告発されて証拠があれば、刑事事件まで発展します。また、どれほど実績がある人でも、重要な主役でも、告発された時点で撮影がストップして直ちに調査が行われます。つい最近も、ビル・マーレイが撮影中に不適切な言動があったとされて、撮影が中断していますよね。このアメリカの対応の速さは素晴らしいと思います。いま、日本の映画界や演劇界で起きているハラスメント被害は一歩間違えば、社会問題にならずにゴシップ的な醜聞として扱われてしまう可能性がありますが、アメリカではきちんと調査がされる。日本の既存の構造では縦社会の掟や慣習により、特に加害者が著名な地位であるほど、つい擁護してしまいがちなのではないでしょうか。でも、エンタメ先進国のアメリカで起こることは必ず日本でも起こるので、日本もハラスメントや多様性に向けて動いていくと期待しています」

●5月18日…刑法は国内で行う賭博を禁止している。オンラインカジノで国内から賭ければ違法。しかし昨年は推定約300万人が海外のオンラインカジノに手を出したという。もっと“違法”ということを強く周知しないと。(そろそろスマホゲーのキャラ・ガシャもカジノと見なすべきと思う。10連3000円分が10秒で消えるとか異常だし、海外ではゲームの課金ガシャが違法の国もある。子供もやるゲームで普通にガシャがあるからタチが悪い)

●5月17日…ラインで新たにリリースされた、ジョジョアニメ10周年記念スタンプ、ジョジョラーがずっと待ち望んでいた第1部と第2部のスタンプがたくさんあってめっさ嬉しい。セレクトした人はよくわかってるなぁ!

  これとか!  これとか!!(笑)

●5月16日…ウクライナ軍が勝利を重ね、一部地域でロシア軍を国境まで追い返したとのこと。潮目が変わってきた。

●5月15日…1972年5月15日の沖縄本土復帰から今日でちょうど50周年。沖縄戦では県民の4人に1人が犠牲になり、海軍司令官の大田中将は自決前の本土への訣別電報で「沖縄県民は懸命に戦った」「どうか後世特別の配慮を」と切望しました。いま、日本の国土の0.6%の面積の沖縄に米軍基地の70%以上が集中。1日も早く、県民が望む姿の沖縄に。
沖縄西岸の海辺 中部のサトウキビ畑
沖縄戦犠牲者を弔う、平和の礎(いしじ) 沖縄南端の日没

//分断された世界を音楽で結びつける。本日21時Eテレ『クラシック音楽館 指揮者なしのオーケストラ 第9に挑む!』、楽器演奏者さん超絶録画お薦めです!指揮者が解釈したベートーヴェンではなく、個々の演奏家(74名)がベートーヴェンの心を読み解き、想いを重ねてひとつの曲(第九)に。僕は当初、「第九」という音楽の最高峰に、“指揮者”というガイドなしで登山を試みるのは無謀と思っていましたが、楽団員は見事にその頂へ。32台のカメラがオーケストラに密着し、これまでに見たことのないマルチアングル映像で奇跡のアンサンブルの全貌を記録!
※メイキングのドキュメンタリー再放送は20日(金)NHKBSにて22時から。

 

●5月14日…明晩(15日)夜8時からEテレ『日曜美術館 まなざしのヒント/メトロポリタン美術館展』(再)に荒木先生が講師として出演、三浦篤東大教授(美術史)と共に西洋絵画を楽しむヒントを伝授する特別授業。先週の本放送を見ましたが、3点の作品を例に荒木先生は
「人物画は指先に気品や気高さが出てくる」「あり得ないポーズをすると絵にファンタジー感が出てくる。僕の漫画だとジョジョ立ちっていうやつは、(関節を)ねじったり、回転を加えることで日常から離れ、ファンタジー感が出てくる」
「(ラ・トゥールの『女占い師』について)絵は平面なのに上から見ると回転の構図がある」「この絵は人間の暗黒部分に突入している」
等々、ジョジョに繋がる解説が嬉しくファンには至福のひとときでした!なんて贅沢な45分。
漫画の基本は「読者をにらむ」 「ジョジョ立ちっていうやつは」
「ここに回転があるんですよ」 「絵は平面なのに回転の構図が」

//明日、沖縄の本土復帰50周年。

●5月13日…穀倉地帯のウクライナが戦地となり、世界の小麦流通量が減るなか、小麦輸出量世界第2位のインドが「輸出禁止」を発表。これ、さらに小麦の価格が上昇し、パン、麺など食品業界が大変なことにならなきゃいいんだけど…。ちなみに輸出の第1位は中国、第3位はロシアで、どちらも強権国家。両国が結託して小麦の輸出を止めたら、えらいことに。マジで日本は食糧自給率(37%)をあげていかないと。

既にロシア軍が犯した戦争犯罪は1万件を突破。プーチンというたった1人の男のせいで、どんどん世界が酷いことに。「フセイン、ビン・ラディンはアウトだけど、プーチンは核ミサイルを持っているからセーフ」という世界の現状が、被爆国の人間としてほんとやりきれない。核抑止論なんて核を手放したくない国の屁理屈。プーチンは核使用をチラつかせて他国を侵略しており、こんなことになるから核兵器をこの世からなくさないとダメなんだ。国連で採決された核兵器禁止条約にツバを吐きかけるような核保有国の態度、いい加減にしろと。

そもそも、プーチンはウクライナのNATO(軍事同盟)加入を阻止するため軍事侵攻を決断したのに、狂気じみた侵略を目にしたフィンランドとスウェーデンが中立政策を捨ててNATO加入に転換したことで、プーチンの軍事行動は大失敗ということになる。

かつて世界はヒトラーという暴君の誕生を阻止できなかった。ヒトラーの死から77年、再びプーチンという怪物を生んでしまった人類。この77年の間、我々はどうすれば良かったのか、真剣に見つめ直さないといけない。
まさかです、コロナという災厄に続いて戦争が待っていたとは。パンデミックから立ち直るため互いに協力しないといけないときに、虐殺や食糧危機が引き起こされるとは。ほんと、まさかです。

戦時中に治安維持法違反で特高警察に検挙された俳人・渡辺白泉(1913-1969)の、1939年の句が脳裏に。
「戦争が廊下の奥に立つていた 」

●5月12日…今月初め、国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」が2022年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、首位は6年連続でノルウェー。日本は昨年から4つ順位を下げて71位。ウクライナ侵攻で報道規制を強化したロシアは155位へ5つ下落した。中国は175位。記者団は声明で「(露・中など)強権国家は官製メディアを自身の武器とし、市民の知る権利を消滅させている」「民主主義国では偏向報道の増加やSNS(交流サイト)を通じたフェイク情報の拡散により社会の溝が深まっている」と指摘。日本については「大企業の影響力が強まり、記者や編集部が都合の悪い情報を報じない“自己検閲”をするようになっている」と言及。イスラム主義組織タリバンが昨年実権を握ったアフガニスタンは156位(前年122位)へ、クーデターで国軍が全権を掌握したミャンマーは176位(同140位)へ大きく順位を下げた。最下位は北朝鮮。
※強権的だった安倍・菅政権が退陣して、岸田内閣になって順位は上がるかと思ったけど…メディア自身の自己検閲がはびこって、状況は変わらず。むしろ悪化とは。ちなみに鳩山由紀夫内閣は11位(2010)、麻生太郎内閣でも17位(2009)で10位台だった。71位とは!

//ロシア軍がいったん解放したウクライナの民間人2人(店主と警備員)を戻って来て背後から射殺。その後、店を物色し、略奪して乾杯。その一部始終が監視カメラに記録されており、兵士たちの顔も映っている。完全に戦争犯罪であり、ロシア政府がいう「ウクライナの自作自演」は通用しない。この事実がロシア国内に伝われば、政府のデマを信じているロシア国民の目が覚めるのだが。
※米国CNNのニュースサイトに動画が。映像には「Warning」の警告あり。

//ゼロコロナ政策をとる中国。上海は「2500万人」が自宅から出られなくなって41日目。市内に通じる幹線道路はすべて警察が封鎖しており、市外で隔離療養された人が自宅に戻れない事態も。人々は忍耐の限界に達し、だんだん暴動騒ぎが起き始めている。

●5月11日…金沢の荒木飛呂彦原画展、久々に原画が持つパワーを体感!泣けるほど最高でした。原画はジャンプ印刷時にカットされたコマの枠外部分もわかり、鑑賞するたびに新たな魅力を発見、“こうなっていたのか!”と感動に包まれます。原画から生命のシャワーを浴び、美術館を出る時は全細胞に人間讃歌注入!
会場では荒木先生自身による音声ガイドがあり、次の言葉が心に。
「30年描いてて思うのは、正義っていうのは最終的に勝つんだなと。時間はかかるけど、認められて勝つのは正義なんです」
この“時間はかかるけど正義は最後に勝つ”は、混沌とする現代の希望に。そして荒木先生の想いを聞いて、インドのガンジーの言葉を思い出しました。
「私は失望するといつも思う。歴史を見れば真実と愛は常に勝利を収めた。暴君や残忍な為政者もいた。一時は彼らは無敵にさえ見える。だが結局は滅びている。それを思う」

 

//上島竜兵さんは役者としても素晴らしいことを劇場版『タイムスクープハンター』で知り、今後は大河ドラマなどでも活躍されるものとばかり…。言葉が出てきません。享年61。

●今年の劇場映画の公開予定日をまとめておきます。この12本は観に行くつもり。
5月13日
シン・ウルトラマン(庵野秀明)
教育と愛国(日本の教育現場の現在。ギャラクシー賞ドキュメント)
5月27日
トップガン マーヴェリック(4DXやばそう)
6月3日
機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島(脱走兵の物語)
6月17日
バズ・ライトイヤー(トイ・ストーリー外伝)
峠 最後のサムライ(河井継之助@司馬遼太郎)
7月1日
エルヴィス(バズ・ラーマン 監督!めっちゃ期待)
ミニオンズ フィーバー(7年ぶりのミニオンズ)
7月8日
ソー ラブ&サンダー(マーベル・ヒーロー)
7月29日
ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(シリーズ6作目)
秋公開
SLAM DUNK(井上雄彦 監督)
12月公開
アバター ウェイ・オブ・ウォーター(キャメロン監督!)

●映画館で傑作SF『アバター』の続編『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の予告編を観ました!完成はずっと先と思っていたのでビックリ仰天。舞台は1作目の10年後で、今度は水中の戦いが多いみたい。とんでもない映像クオリティでした!アメリカでは12月に公開されるとのこと。キャメロン監督「シネマが持つ限界に挑戦しています」。

●5月7日(日)朝9時Eテレ『日曜美術館 まなざしのヒント メトロポリタン美術館展』に、漫画家の荒木飛呂彦先生が“講師”として登場!美の殿堂、メトロポリタン美術館の名品来日にあわせ、西洋美術を楽しむコツが満載の特別授業が開講されるとのこと!

●感染対策しながら、滋賀と岐阜に行ってきましたが、マスクと消毒液から、ほんと早く解放されたいですね。気温が上がると、一瞬でマスクの中が温室状態に。

●5月4日…本日14時から17時まで、朝ドラの大傑作『カムカムエヴリバディ』の総集編です!3代の主人公の物語、一挙放送!

//小谷城、賎ヶ岳など、滋賀に行きます。

●5月2日…今月、沖縄本土復帰50年。ウルトラセブン『ノンマルトの使者 』、帰ってきたウルトラマン「怪獣使いと少年」、両作は差別や人類の横暴を扱った社会派作品の傑作。脚本の金城哲夫と上原正三は返還前の沖縄出身。今夜21時BS『ふたりのウルトラマン』は両者の生涯に迫るドラマ。光と影、夢と挫折を描くとのこと。

●5月1日…BTSにはそれほど詳しくないんですが、今日はNHKFMでずっとBTSを特集していて(21時まで)、さっきファンの人が「BTSの曲は背中を押してくれるだけでなく、背中をさすってくれる」と言ってて、“背中をさする”という言葉が沁みました。他に「“BTS沼”を楽しく泳いでます」とも。

●4月30日…金沢ジョジョ展最高でした!「21世紀美術館」は照明がすごく良い。月末の仕事のヤマを越えたら感想を書きますね。

●4月29日…本日13時NHKBSでサスペンス映画の決定版『北北西に進路を取れ』!巨匠ヒッチコック監督の大傑作。人まちがいで国際的陰謀に巻き込まれた男をスピーディーな展開&ユーモア満載(コレ重要)で描く。深夜0時35分からはホラー映画の金字塔『エクソシスト』。70年代に大ブーム、アカデミー脚色賞、音響賞。

●4月28日…明日、待ちに待った『荒木飛呂彦原画展(金沢21世紀美術館)』に行きます!本格的に開催されるのは30日からだけど、その前日のプレビューデイにGO!ジョジョ35周年の今年、どんな展示になるのかめっさ楽しみです♪(入場は17時指定。土曜日に仕事があるため終電で大阪に戻る予定)

●4月27日…「ロシア、中国、米国、英国、フランスの5カ国の安保理常任理事国が拒否権を行使する場合、加盟国193カ国が出席する国連総会で、その理由を説明しなければならない」。26日、国連にて“大国の好き放題にさせない”として国連改革の第一歩となる 重要な提案が可決された。
今年2月、ウクライナ侵攻をめぐってロシアを非難する国連決議案に、ロシアが拒否権を行使し決議を阻止。ロシアは気候危機についての決議案や、シリアやミャンマーの住民虐殺非難にも拒否権を発動している。過去にはアメリカがパレスチナ 問題でイスラエル非難決議を拒否権で妨害した。1946年以降、ロシアは143回、米国は86回、英国は30回、中国とフランスは各18回拒否権を行使しており、これら常任理事国の拒否権乱用を防止するため、リヒテンシュタインは“拒否権が発 動されるたびに総会の開催を義務づける決議”を提案し、この度の採択となった。
世界で6番目に小さい国リヒテンシュタインは、全長25km、面積は小豆島とほぼ同じ。軍隊を保有しない永世中立国であり、その小国が五大国にお灸をすえた形になり、行動に敬意を表したい。最終的に日本や中立国スイスを含む83カ国が共 同提案し、アメリカまで加わったのはロシアを反面教師としたバイデン政権の良心か。英仏も賛成票を投じたが、中国は棄権した。
この決議案により、拒否権行使から10日以内に総会を開くことが定められた。もう、拒否権だけを行使してノーコメントを貫く横暴は許されない。ロシアがこの決議に配慮する可能性が低いとしても、世界に対する説明責任を義務づけることは重要 だ。とにかく、人道に対する罪や戦争犯罪に対しては、拒否権の行使を放棄させないと。
※国連の最高機関である安保理は15カ国で構成され、その決議に対し拒否権を持つのは常任理事国5カ国だけ。第二次世界大戦後に与えられた“特権”だ。

 
リヒテンシュタインの国連大使「私たち全員が団結し立ち上がり、この非常に不完全な組織のために闘う瞬間だと思います」

●国内外で連日のように大きな事件が起きるため、YouTubeで24時間ニュースを配信している『JapaNews24』にリンクを貼ります。

●4月13日…『鎌倉殿の13人』、第15話の放送から1週間経ってもまだ佐藤浩市さん演じる武将・上総広常(かずさひろつね)の最期が忘れられない。あの絶句した目。都入りした時に恥を書かぬよう字の練習をしていた姿がもう…。「広常に京の都を見せてあげたかったね」としんみりしている子ども、次は木曽義仲を応援するという。
教科書にあまり載らない、歴史の波間に沈み、多くの人に忘れられてしまった人物を、現代に甦らせるのが大河など歴史ドラマの素晴らしさ。1184年に没した上総広常は約840年も昔の武将だけど、『鎌倉殿の13人』を見た人の心には、彼がかつてこの世に生き、夢を持っていたことが しっかりと刻まれた。横浜にあるという供養塔に早く手を合わせたいです。

  

●4月12日…新しい朝ドラ『ちむどんどん』がこれまた面白く、沖縄弁の「アキサミヨー!(あれまあ!)」を日常でも使うように。「いいわけ?(いいの?)」「しんけん?(本気?)」「まさかやぁ」も、文字で見ると普通だけど、沖縄のイントネーションだと親しみを感じるものに。

●4月11日…人生の悲喜すべてを見つめた朝ドラ『カムカムエヴリバディ』が完結。最終回(8日)は圧巻だった。自分的には朝ドラ史上の最高傑作に。戦前からの100年に及ぶ3代の主人公の物語、そのあらゆる伏線を完全回収した結末に脱帽。まさか闇市のおはぎ少年の伏線 まで…。脚本の藤本有紀さんは、大河『平清盛』や近松門左衛門を描いた人情喜劇『ちかえもん』も担当。同い年ということもあり、心からリスペクト!

 

【メモ】超個人的・2000年代の朝ドラTOP10

1.カムカムエヴリバディ (2022)上白石萌音・深津絵里・川栄李奈
主役3世代の各々に救いが用意され、それぞれの運命を音楽や餡子(あんこ)菓子が繋ぐ脚本の上手さ!脇役(戦前の父、出征した夫、ジャズ仲間トミー、クリーニング屋の夫婦、虚無蔵)の存在も忘れられず。防空壕の回はガチ嗚咽。時代劇の舞台裏を見られたのも良かった。前半は「おはぎ」、後半は「回転焼き」を毎回食べたくなった(っていうか食べた)。
主題歌『アルデバラン』AI
※作品の裏主題曲『オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート』サッチモ

2.あさが来た (2015)波瑠
江戸時代から朝ドラが始まる新鮮さ。女性の地位がまだ低かった時代に、日本初の女子大を建てたいと志した主人公。ひょうひょうとした夫・新次郎(玉木宏)の何気ない優しさがたまらない。五代友厚、土方歳三、大久保利通など歴史上の人物も登場する豪華さ。主題歌『365日の紙飛行機』も爽やか。

3.エール (2020)窪田正孝
作曲家が主人公。音楽が人を勇気づけたり、傷を癒したり、いかに人生を豊かにするか伝わり感動。一方、戦時中の歌は軍国主義を煽っており、主人公は人を戦地に向かわせたことを苦悩。音楽業界の仲間たちとの友情エピソードはどれも素晴らしかった。オペラ歌手を目指した妻役の二階堂ふみさんも好演。
主題歌『星影のエール』GReeeeN

4.ゲゲゲの女房 (2010)松下奈緒
“水木しげる”という強烈な個性を持つ夫を、超貧乏時代から側で見守ってきた夫人。マンガ業界の裏話がたくさん聞けて面白かった。徴兵された水木しげるが南方戦線で片腕を失うエピソードでは、朝ドラに戦場シーンが登場。下積み時代を経て、『悪魔くん』『鬼太郎』がテレビ放映されるシーンでは感無量に。
主題歌『ありがとう』いきものがかり

5.まんぷく (2018)安藤サクラ
インスタントラーメンの開発秘話がこんなに面白いとは!夫役の長谷川博己と試行錯誤しながら、最適な原材料と製法を見つけ出す過程は、見ているこちらも喜んだり残念がったり。ユーモアだけなく、戦時中に冤罪で憲兵に拷問された夫が、不屈の精神で無実を訴え続けた姿も強く記憶に残る。
主題歌『あなたとトゥラッタッタ♪』ドリカム

6.あまちゃん (2013)能年玲奈
大友良英さんが作曲した陽気なオープニング曲を聞くだけで元気が湧いた!とにかくよく笑った作品で、コミカルなシーンの多さは歴代トップでは。海女からアイドルへという意表を突くストーリーは最後まで楽しめた。アイドルの苛烈な生き残り競争を知り、いやはや大変な業界だと。放送後の同年の紅白で、薬師丸ひろ子さん含め皆が歌ったのは胸熱だった。『あまちゃん』大ヒットのお陰で、それまで朝ドラを見なかった層が視聴するようになり、以降の『ごちそうさん』『花子とアン』『マッサン』も高視聴率を叩き出しており、その功績、計り知れず。ウニ丼が美味しそうだった(笑)
※朝ドラで初めて東日本大震災が描かれた作品でもある。
オープニングテーマ &『潮騒のメモリー』

7.おちょやん (2020)杉咲花
大阪・道頓堀で劇団の女優となるヒロインを杉咲花さんが熱演!朝ドラの女優さんは高い演技力の人が多いけど、杉咲さんは何かが憑依してるんじゃないかというほど演技が上手く、画面に見入った。悲しいシーンの作り笑顔とか、もうたまらなかった。イプセン《人形の家》の台詞を語る場面は伝説に。また、サイドストーリーの千之助(星田英利)と万太郎(板尾創路)の喜劇役者対決も、それだけで映画になりそうな良い話だった。劇中劇を本編に取り込む演出が見事。
主題歌『泣き笑いのエピソード』秦基博

8.花子とアン (2014)吉高由里子
英米児童文学の日本語訳を行ったヒロイン。ラジオの子ども番組の語り手となった彼女が「全国のお小さい方々」と呼びかける度に、その表現が実に可愛らしく涙腺にきた。「ごきげんよう」という挨拶も良い。そして歌人蓮子(仲間由紀恵)の駆け落ち!蓮子の夫(吉田鋼太郎)は傲慢だが切ないほど弱い部分もあり、鋼太郎さんの名演に引き込まれた。
主題歌『にじいろ』絢香

9.ひよっこ (2017)有村架純
朝ドラの主人公は実在した著名人をモデルにすることが多いけど、ひょっこのヒロイン・みね子は、ごく普通の一般人。上京して町工場で働いたり、洋食店のホール係になったり。それだけに親しみやすく、彼女が壁にぶち当たると応援したくなる。突然始まるミュージカル・シーンが楽しかった。ビートルズの大ファンでいつも陽気な叔父が、先の大戦で日本陸軍史上、最も悲惨で無謀とされるインパール作戦(死者3万の大半が餓死)の生還者とわかり、凄絶な過去に驚愕した。ビートルズは叔父がインパールで戦った相手・イギリスの出身。「ビートルズが好き」という叔父の言葉の重みよ。
主題歌『若い広場』桑田佳祐

10.なつぞら (2019)広瀬すず
記念すべき朝ドラ第100作。ヒロインはアニメーターで、往年の名作子ども劇場のアニメを彷彿させる作品を制作。アニメが完成するまでの全行程を朝ドラで見られるとは!若き日の宮崎駿さんをモデルにしたような若者もいて、わくわくしながら鑑賞。戦災孤児のヒロインを孫のように見守った北海道の牧場主役・草刈正雄さんが心に残る演技。
主題歌『優しいあの子』スピッツ

他にも「カーネーション」(2011/尾野真千子)、「ちりとてちん」(2007/貫地谷しほり)、「ごちそうさん」(2013/杏)、「芋たこなんきん」(2006/藤山直美)など名作があるけど、僕は墓巡礼で離日中だったりでフル視聴できなかったため、ベストには入れず。全部通して見たら、順位も変わってくると思う。

●4月10日…国際人権NGOヒューマンライツウォッチの笠井哲平氏が「私は日本のテレビ局にウクライナ情勢について取材を受けるたびに、「ウクライナからの難民はもちろん、シリア、アフガニスタンやミャンマーなどからの難民も寛容に受け入れて支援するべきだ」と毎回コメントしていますが、必ずカットされます。」とツイート。欧州の難民認定率は約50%、米国は約30%、日本は0.2%!しかもニュースを注意して聞いていると、ウクライナから逃れてきた人のことを「難民」と呼ばず「避難民」と呼んでいる。そこまでして難民受け入れの実績を残したくないのか。

●4月9日…成人年齢の引き下げによって若年層の性被害が懸念されている。3月31日までは民法の「未成年者取り消し権」という規定により、「未成年」というだけでAV出演契約を取り消して商品の回収もできた。だが、4月から18、19歳は取り消しができなくなった。性的動画は半永久的にネット上に残る「デジタルタトゥー」であり、後から望んでも完全消去は難しい。政府は来年“こども家庭庁”を作るとアピールしているが、真に子どもに寄り添う気持ちがあるなら、早急にこの問題の対策を考えるべき。本来なら、成人年齢の引き下げの法執行と同時に性被害対策の新法を施行しなくてはならなかった。より踏み込んで言えば、年齢の関係なく出演動画の取り消し権を認める法律を制定するべき。もう2022年、企業の論理より人権が優先されないと。
※お隣の韓国も性被害が深刻だったため、近年、性的動画を「わいせつ動画」と表現するのをやめて「性搾取動画」と変えているとのこと。性搾取、という言葉を使うことで問題を曖昧にしないという社会の姿勢だ。

●4月8日…女性や子どもなど避難民であふれるウクライナの鉄道駅に、ロシアが短距離弾道ミサイルで無差別攻撃を行い、分かっているだけで50名以上が亡くなった。列車がくる時間帯を狙って撃たれたといい、完全に戦争犯罪。当初、ロシアは「戦果をあげた」と駅への攻撃を誇らしげに宣伝、その後、子どもたちの死が判明すると「ウクライナ人軍の自演」と攻撃を否定、最終的にごまかせなくなり攻撃を認めた。謝罪の言葉もなく酷すぎ。
首都近郊の村では、後ろ手に縛られ頭部を撃たれた市民の遺体が多数見つかっており、恐ろしい拷問と処刑が大規模に行われていたことが発覚。今後、停戦条約が結ばれたとして、各国首脳はプーチンと笑顔で会話できるのか。市民を虐殺した罪はロシアの誰がとるのか。国際社会はプーチンをなんとしても戦犯法廷に立たせなければならない。司法の場で裁きを下さないと、あまりに殺害された市民が救われなさ過ぎる…。

●4月7日…藤子不二雄A先生(88)の訃報を伝える7日のニュースで、生前に先生が昨今の漫画界について語ったスピーチにジョジョラーとして感無量に。
「戦後、手塚治虫先生という大変な先生が現れて、今の日本の漫画はどんどん進化して、《ONE PIECE》とか荒木飛呂彦さんの《ジョジョの奇妙な冒険》とか、もう僕らの時代の漫画とはまったく進化した漫画になっている。ライバルどころか僕は憧れで、新しい人たちの漫画を読者として読んでいる
藤子不二雄A先生は『オバケのQ太郎』『忍者ハットリくん』『怪物くん』『まんが道』『笑ゥせぇるすまん』などで知られる大御所。1934年生まれのA先生は、1960年生まれの荒木先生とは26歳差。四半世紀も後の後輩に「ライバルどころか憧れ」といえるA先生の器の大きさ、純粋な漫画愛にグッと来た。
字幕は作品名のみだけど実際の動画
では「荒木飛呂彦さんの」と言ってる
「ライバルどころか僕は憧れで、新しい人
たちの漫画を読者として読んでいる」

コンビを組んでいた藤子・F・不二雄先生が62歳で急逝されたのは1996年。それから26年、向こうの世界で再会し、思い出話をされているかと思います。楽しい作品を有難うございました。

●4月6日…ぐああ、先週出演した『ラジオ深夜便』、ポーやフィッツジェラルドのことを熱く語った「世界偉人伝」の録音に失敗していたぁあああ!ウソだろ…これまで5年間、初回からずっと録音してきたのに…ガックシ。気付いたのが配信終了後という…。もしも、もしも、サイト読者の方で「録音したよ」という方がおられましたら、音声コピーをいただけると有難いです(連絡Gmail)。もうめっちゃ助かります(涙)

●4月5日…先日のBS『アナザーストーリーズ 大島渚“最前線”の戦い』は見応えがあった。発表する映画が常に物議をかもした破天荒な映画監督・大島渚(1932-2013)。日米安保反対闘争をテーマにした「日本の夜と霧」(1960)は、その政治性に恐れをなした松竹が、公開からわずか4日で上映禁止にし、これに大島監督(当時28歳)は激怒。松竹は映画人のエリートが採用される憧れの会社なのに、大島は自ら契約解除の違約金を払ってまで同社を退社した。
その後、彼は有志と映画制作会社を設立し、在日朝鮮人差別や死刑制度問題など社会的なテーマを前衛的手法で撮っていく。
そして1983年に『戦場のメリークリスマス』を完成させ大ヒットとなる。本作は日本軍の捕虜収容所を舞台に、所長(坂本龍一)と英軍捕虜(デビッド・ボウイ)の同性愛を描いて世界的に話題となり、カンヌ映画祭で喝采を浴びた(グランプリは今村昌平監督『楢山節考』)。印象的な頬のキスシーンは機材トラブルで撮影に失敗し、解決策として残像効果を出した結果、あのコマ送りのようなクラクラするカットが生まれたという。晩年は新選組内の同性愛をテーマに『御法度』を監督。80歳で病没した。

番組の中で強く印象に残ったのが、大島監督がまだ助監督だった駆け出しの頃(20代)に、ノートに書いていた次の言葉だ。

 

「深海に生きる魚族の様に、自ら燃えるのでなければ何処にも光はない。」

これは37歳で没した天才歌人、ハンセン病患者の明石海人(かいじん/1901-1939)の言葉だ。チョウチンアンコウなど深海魚は、太陽の光が届かない暗闇の中で自ら発光するものが多い。暗闇に閉ざされた人生であるならば、光がほしければ自分が「燃える」しかない。その孤高の決意表明だ。周囲で誰かが光を照らしてくれるのを期待するのではなく、自分が光る。
若き大島が、勇気を出して映画界に切り込んでいこうとするとき、明石海人のこの言葉が背中を押してくれたのだろう。大島が書いたのは一度ではなく、ノートのあちこちに繰り返し書いていたという。僕も思わずメモった。もう54歳だけど、メモらずにいられない。

●4月4日…最終回を迎えた傑作アニメ『平家物語』に超ハマったうちの子(12)が、図書館で児童用の『源氏物語』を借りてきて、「ぜんぜん頼朝も義経も出てこない!」「いつになったら出てくるん!?」と激おこ。光源氏の時代は、まだ平清盛が生まれてないからなぁ…。

●4月3日…『ダイ・ハード』『シックスセンス』『アルマゲドン』など多くの話題作に出演してきたブルース・ウィリスが、失語症のため俳優業を引退した。91歳のクリント・イーストウッド、74歳のアーノルド・シュワルツェネッガー、75歳のシルヴェスター・スタローンに比べると、67歳のブルースはまだまだ若い。少し寂しいけれど、これからは家族との時間をいっそう大切にするという。映画ファンとして、様々な作品の楽しい思い出をありがとうと感謝したい。

/ブルース・ウィリスといえば、先日BSで近未来SFの『12モンキーズ』をやっていた。その中に、主人公が以前に観た映画をもう一度観る場面で、次のように言っててめっさ共感した。

「映画は変わってないのに、見る度に違って見えるのは、自分が変わるからだ。違ったものに気づく」

自分が変わるから、同じ映画でも飽きない。展開がわかっていても退屈しない。たぶん映画じゃなくても、小説でも、漫画でも、音楽でも置き換えることができる言葉だろう。お気に入り作品を繰り返し味わう理由を上手く説明していて、めっちゃ刺さった。

  

●4月2日…第94回アカデミー賞の結果を紹介。
作品賞『コーダ あいのうた』
監督賞『パワー・オブ・ザ・ドッグ』のジェーン・カンピオン
主演女優賞『タミー・フェイの瞳』のジェシカ・チャステイン
主演男優賞『ドリームプラン』のウィル・スミス
助演女優賞は『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ
助演男優賞は『コーダ あいのうた』のトロイ・コッツァー
歌曲賞『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の「No Time To Die」
長編ドキュメンタリー賞『サマー・オブ・ソウル』
脚色賞『コーダ あいのうた』のシアン・ヘダー
脚本賞『ベルファスト』のケネス・ブラナー
衣装デザイン賞『クルエラ』のジェニー・ビーヴァン
国際長編映画賞『ドライブ・マイ・カー』(日本映画)が受賞!!
長編アニメ映画賞『ミラベルと魔法だらけの家』
視覚効果賞は『DUNE/デューン 砂の惑星』
撮影賞『DUNE/デューン 砂の惑星』のグレイグ・フレイザー

濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が国際長編映画賞に輝き拍手。そして圧巻の映像美を堪能できた『DUNE/デューン』が2部門で受賞できてよかった。続編制作のモチベーションアップに繋がる。でも、長編アニメ映画賞が10年に1本の大傑作『ラーヤと龍の王国』じゃなかったのは、実に、実に、実に残念!超残念!受賞していれば未見の人が観るキッカケになったのに。ただ僕は『ミラベルと魔法だらけの家』を観ていないので、この感想は公平とは言えない。ミラベルも観ないと。
スピルバーグのウエスト・サイド、賞レースからスルーされず助演女優賞を獲得できてよかった。ケネス・ブラナーは脚本家としての才能がなおも健在。
ウィル・スミスがプレゼンターのクリス・ロックに妻の脱毛症をからかわれ(坊主頭だから軍人役が似合う、というもの)、生中継の最中に強烈なビンタをした件は、“ジョーク”を言われた瞬間の奥さんの辛そうな表情がすべてを物語っている。言われた側が笑えない冗談は、ジョークとして成立しない。
言葉に対して暴力で答えたウィルには厳しい処分が待っているだろうけど、彼は激怒しつつもグーではなく平手打ちにしているし、愛する人の病気を揶揄され、侮辱されて冷静でいられる人がどれだけいるか。
暴力はいけないのは大前提として、「言葉の暴力」を行ったクリス・ロックにもペナルティがないと、ひどく理不尽に思える。スミスは“自分へのジョークなら仕事のうちだし耐えられた”と言っている。彼は自ら映画芸術科学アカデミーからの退会を表明、インスタでこうコメントした。「私はやりすぎたし、私が間違っていた。私のアカデミー賞での行動は許されるものではないし、言い訳もできない。私をだしにしたジョークは仕事のうちだが、ジェイダの健康状態をネタしたものには耐えきれず、感情的になってしまった」。
※言葉に対して暴力で解決しようとした、それが生放送で全国に流れ、子どもたちも観ている、こうしたことから、たとえクリス・ロックが穏便な和解を求めても、アカデミー協会は暴力否定の立場から厳罰を処す方向とのこと。

●4月1日…旅行ガイド本『地球の歩き方』が月刊『ムー』とコラボして人気本になるなか、あらたに『ジョジョの奇妙な冒険』とコラボした夢のような旅行ガイド本が7月14日に刊行されると本日発表!アマゾンでは既に予約第1位に!荒木先生のロングインタビューも掲載されるとのこと、めちゃくちゃ楽しみです。
歩き方編集部の公式ツイートに「エイプリルフールではありません」というタグがついていて、可笑しかったです。

●3月31日…これまでに観測された地球から最遠方の星(銀河でなく星単独)は90億光年だったのに、それを一気に約40億光年も更新し、129億光年離れた星をNASAのハッブル宇宙望遠鏡で観測したと国際研究チームが発表!
何が凄いって、宇宙が誕生したのは138億年前であり、それからまだ9億年しか経っていない時点の初期の星ということ。遠くの星ほど過去を見ているわけで、129億年前の宇宙の姿に僕らは触れた。この星は古い英語で「明けの明星」を意味する「エアレンデル」と命名。太陽に比べ、明るさは100万倍以上、質量が50倍以上という。播金優一・東大助教(天文学)「遠方の直接観測が可能になり、宇宙で最初に誕生したファーストスター(初代星)の観測が現実味を帯びてきた」。

  矢印が「エアレンデル」

●3月30日…先日の『ラジオ深夜便 世界偉人伝』第14回が聴き逃し配信にアップされました(4月6日0時まで)。今回は全米巡礼の東部編、エドガー・アラン・ポー、フィッツジェラルド、ベンジャミン・フランクリンなどの人生と墓所を紹介。旅先の出会いも ありました。ポーは“行き倒れ”という悲劇的な最期を迎えましたが、全米のファンが寄付を集めてお墓を建立。墓石が2種類ある理由も語っています。
作家スコット・フィッツジェラルドの墓石には代表作『グレート・ギャツビー』の最後の一節「こうして僕たちは、絶えず過去へと運び去られながらも、流れに逆らう舟の様に力の限り漕ぎ進んでゆく」が刻まれています。ゼルダ夫人の名は宮本茂さんが響きに惹かれ『ゼルダの伝説』のキャラ名に!
番組で紹介したアインシュタインの言葉は「第三次世界大戦がどのように戦われるかは分からない。だが、第四次世界大戦が戦われる方法は知っている。それは木の棒と石ころでだ」。
※『世界偉人伝(14)』リンク先の3分過ぎから。

   
左からポーの墓、フィッツジェラルドの墓、ゼルダ夫人のアップ

●3月29日…「ヒトラーから生き延び、プーチンによって殺された」。
先日24日、ロシア軍のウクライナ侵攻から1か月が経った。市民への爆撃が続くなか、あるユダヤ系のお爺さんの死に強い衝撃を受けた。
96歳のボリス・ロマンチェンコさんは、第2次世界大戦中にナチスのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)で4つの収容所に送られ、生き地獄を奇跡的に生き延びた。アンネ・フランクが絶命したベルゲン・ベルゼン強制収容所の生活も経験している(他の3箇所はブーヘンバルト、ペーネミュンデ、ドーラ)。
戦後、ロマンチェンコさんはナチス・ドイツの犯罪を記憶するために熱心に取り組み、ブーヘンバルト・ドーラ国際委員会の幹部を務め、2018年には米軍によるブーヘンバルト収容所解放73周年に合わせて同収容所を訪問していた。

この壮絶な過去を持つロマンチェンコさんが3月18日、ウクライナ北東部ハリコフでロシアの攻撃により亡くなった。集合住宅が砲撃を受けた。ブーヘンバルトの追悼施設は訃報を聞いて「ぼうぜんとなった」とコメント。
ロシア(プーチン)は、ウクライナへの侵攻は「同国をナチス分子から救うためだ」と主張している。だが、現実に起きていることは、ホロコースト生還者の殺害だった。
ウクライナのクレバ外相はロマンチェンコさんの死を「言語に絶する犯罪」と呼び、冒頭に記した「ヒトラーから生き延び、プーチンによって殺された」との言葉でロシア軍の冷酷さを糾弾した。

  
右上の画像は2015年にブーヘンバルト強制収容所の追悼施設で撮影されたボリス・ロマンチェンコさん

●3月28日…29日(火)23時5分すぎからNHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便 世界偉人伝(14)』に出演します。今回はアメリカ東部に眠る偉人を中心に、生涯とお墓についてトークする予定です。作家スコット・フィッツジェラルドや推理小説の始祖エドガー・アラン・ポーなど!

●3月27日…映画『ボヘミアン・ラプソディ』が今夜10時50分からオンエア。なんとNHKの地上波!伝説のロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーが45歳で世を去るまでの激動の半生を、数々の名曲と共に描き世界的に大ヒット。NHKゆえノーカット、ノーCMが嬉しい。

●3月26日…1200年の歴史を持つ短歌、350年の歴史の俳句。そこから短歌50首、俳句50句を選ぶ史上初の試みを3時間かけ放送する『完全保存版 絶対覚えておきたい!究極の短歌・俳句100選』が27日12時からBSプレミアムでオンエアされます!何という野心的番組!出演ヤマザキマリさん他。番組HP

●3月25日…26日の朝10時半からEテレ『ムーミン谷のなかまたち(最終回)ムーミン谷の十一月』。トーベ・ヤンソン作の原作小説でも《ムーミン谷の十一月》はムーミン童話の最終巻。ムーミン家の“いない”ムーミン谷の物語。主人公が登場しない、詩情あ ふれる原作をどうアニメ化するのか楽しみです。

●3月24日…祝!サッカー日本代表、ワールドカップ出場決定!7大会連続というのは本当にすごい。予選は決してラクな道ではないのに。

●3月23日…旧ソ連軍に所属した軍事評論家が「ロシア軍の命運は2週間」と解説したテレ朝のニュースが話題に。実際、説得力のある言葉が並んでおり、以下にメモ抜粋。
分析したのはロシア軍の内情を知る軍事専門家アギーリ・ルスタムザデ氏で、ロシア語の独立ニュースサイトで証言。3日間で110万ビュー。

・ロシア軍の兵士や将校は何のために自分たちが戦うのか、疑問を持っている。そんな兵士にどんなモチベーションがあるだろう。人間は何のために戦うのか、つまり「何のために死ぬのか」がわからなければ、士気が上がるわけがない。この戦争はあらゆる常識に反する作戦だ。
・ロシア軍の死者は1万から1万2千人だと思う。人員の損失については、兵員を補充して何とかするだろうが、兵器の損害は短期では補えない。戦車が400台も破壊されたら、補充は不可能だ。兵器の破損によって、イニシアチブはウクライナ側に移りつつある。航空機の損害も影響している。航空戦力の援護がなければ、歩兵、戦車部隊の攻撃能力も防御力も大きく落ちる。航空戦力は短期では回復不可能だ。飛行士の訓練だけでも1年はかかる。
・この3週間でロシア軍は100機以上を失っているだろう。航空戦力の喪失というのは、パイロットと飛行機が撃墜される、というようなものだけではない。ヘルソンではウクライナ軍によってロシア軍の7機のヘリコプターが攻撃されたが、損害はもっと大きい。爆発の小さな破片が機体に当たるだけでもヘリコプターは修理が必要になる。そういう意味ではウクライナ軍のスティンガー地対空ミサイルは、高度6千メートルまでの空域を部分的に閉鎖することに成功していると言える。ロシアの航空戦闘能力をかなり抑圧している。スティンガーはワンセット1500万から5000万円くらいするが、ウクライナ軍には1000基ほど提供されているようだ。
・あと2週間もすると、ロシアはミサイルさえ打てなくなるかもしれない。ロシア軍は台湾製のGPS受信装置を使っているが、ロシアでは生産できないので、もう補充の手段がない。電子部品はほとんどが台湾製と中国製だ。ストックを使い果たしたら終わりだ。

・ロシア軍は兵力と兵器の数では世界で2番目の軍事大国だが、新しい戦略での戦闘も行っていない。歩兵と戦車隊中心の第二次大戦と同じ戦術。
・この「特別軍事行動」は失敗するだろう。戦争計画を立てた段階では、ウクライナの民衆とウクライナ軍の抵抗を計算していなかった。
・ウクライナ側にチャンスはある。地上戦で、接近戦を避けて待ち伏せ戦を展開することだ。教科書のような防衛戦だし戦術も正しい。結果も出している。
・ロシアはもはや侵攻を始めた時のロシアではない。強力な経済制裁にさらされ、日々弱体化している。これほどの規模の経済制裁は例がなく、専門家でも1カ月後、1カ月半後を占うことはできない。経済状態は破局へ向かうだろう。平時と戦時では軍の費用は10倍違う。ロシア経済はそれに耐えられないだろう。
・ロシア軍は、精密誘導兵器の数が限られている。通常兵器は山ほどあるが、精密誘導兵器は少ない。精密誘導兵器は主に核弾頭を装填して使う想定で、通常弾を載せることは想定されていない。
・ビンニツィア軍事空港(ウクライナ)に8発の高価なミサイルを使ったが、巡航ミサイルは最も高価な武器だ。システムが複雑で、一発がパイロットのいない一機の航空機のようなもので極めて高価だ。もし平時に軍が1万発の発射訓練を行っていると仮定すると、戦時には最低でもその100倍の弾薬を使う。経済の動員が必要なのはそのためだ。
・旧式の兵器弾薬はまだ1 カ月は持つだろうが問題は別の点にある。戦車のエンジンの交換、保守、大砲の交換が必要になる。たとえ巡航ミサイルがもっと必要になっても短期の補填は不可能だ。
・現在、ロシア軍参謀本部では、弾薬生産などの現場の尻を叩いているが、それは侵攻前にやるべきことで、もはや手遅れだ。三交代制にしたところで、すぐに成果は出ない。1〜2週間はかかる。その間にウクライナにはロシア兵がいなくなってしまうだろう。
・シリアからの傭兵についていろいろ言われているが、彼らは戦車などの正規軍に組み込まれて戦うことは不得意で、ゲリラ戦用だろう。
・ロシアでは軍学校の学生もすでに前線に送り出されている。その部隊がウクライナで殲滅されたようだ。そんな予備兵まですでに前線に駆り出されているのだ。
・軍学校の学生でも2、3年生なら十分戦える。招集兵よりましだ。いまや大部分が招集兵だ。志願兵の割合は50%を切るだろう。公表より少ないはずだ。
・兵員数からすれば、今のロシア軍はもう限界だ。ロシアが海外にある基地の要員を呼び戻しても、せいぜい3〜4万人だ。ウクライナ軍は装備も兵器も弾薬も豊富だ。ウクライナ軍の志願兵はよく訓練されている。この8年でドンバスなど紛争地帯をローテーションで回り戦闘経験も積んでいる。戦闘経験を積んだ兵士は貴重だ。遅かれ早かれロシア軍は負ける。

・欧米にとって経済制裁以上に効果があるのが、エネルギー関連の完全禁輸措置だろう。いまの経済制裁下では、ロシアはまだ戦えるが、本当に戦争を止めようと思ったら、エネルギー関連の完全禁輸しかない。しなければロシアは巨大な国だから、貧しくなっても10年はもつだろう。
・ソ連という国を思い出してみて欲しい。ほとんど外の世界から切り離されていたが、なんとか存在は可能だった。北朝鮮が生き延びているように、孤立したままロシアは生き残るだろう。世界から切り離されたロシアというのは最悪のパターンだ。
・問題は、もしウクライナ軍が北部や北東部、南部でロシア軍を撃退できてもドネツク地域のあるウクライナ南東部では、ロシア軍を撃退することは難しいということだ。ロシアは停戦を申し出るだろうが、南東部は手放さない。その時、ウクライナは妥協するのか、最後まで戦うのか。もしロシアが総動員令を発した場合は、長い戦争になるだろう。
・軍人はみな、ロシアはウクライナに侵攻しないと思っていた。しかし侵攻した。わたしはロシアが小出力の限定「核」を使用する確率は五分五分だと思う。もしロシアが戦術核を使ったら、ウクライナにもNATOにも防御の手立てはない。限定核の場合は2キロ四方だけに被害を限定することも可能だ。たとえロシアが限定核を使っても、NATO諸国は手を出さないと思う。エネルギー全面禁輸をかけるだろう。そうなればロシアは一年で崩壊する。
・米国でさえ核による報復はしないだろう。なぜならロシアが核攻撃を受けた場合、〈死の手〉というシステムで、アメリカだけではなく全世界に向けて核ミサイルが発射されるシステムになっているからだ。それはオートマティックであって、ON、OFFが可能なものではない。核攻撃を受けたと認識した瞬間、自動的に発動される仕組みだ。これが始動すれば地球の破滅を招く。


/この分析を読んで思うのは、核抑止論の危うさ。日本も核武装すべきという意見がある。「核所持国は攻撃されない」というのが理由だ。でも、それを言い出したら、世界のすべての国が所持していいことになる。どの国にも核兵器が配備された方が、今よりも安全な世界になるのか?僕にはとてもそう思えない。プーチンの暴走を目の当たりにした今、どこかの独裁者が発狂し、「私が滅びるときは世界を道連れにする」と核のボタンを押さないと誰が断言できよう。これは人類が持つにはあまりに危険すぎる兵器だ。この世にあってはならない禁忌の武器だ。持っているだけで人間を狂わせる。

●3月22日…今夜のEテレ『イモヅル式に学ぼう!NHKラーニング/“100分de名著”編』が凄そう!5分に凝縮した「名著」を読み解き、偉大な先人の教えから生きるヒントを探るとのこと。走れメロス、赤毛のアン、平家物語、善の研究、純粋理性批判、伊勢物語などなど!

●3月21日…朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、これまでのすべての伏線を回収にきていて、さらに神脚本になる予感!!

●3月20日…ロシアのウクライナへの攻撃が無差別爆撃になってきて、ほんと酷すぎ。よくこんな無茶苦茶なことする。南部マウリポリの家屋は既に8割が戦災に。

●3月18日…映画「ゴジラ」第一作の主演俳優、宝田(たからだ)明さんが14日に肺炎で急逝。享年87。その4日前には舞台挨拶で登壇したとのこと。ゴジラ出演時はまだ20歳だった。宝田さんは終戦時に大陸から引き揚げてきた経験から戦争反対の思いを常々語り、「改憲にストップをかけたい。戦争に加担する国にしてしまったことに怒りを持っている」と警鐘。最後の舞台挨拶では、ロシアのウクライナ侵攻に言及し「この現実を見た時に、もっと社会性を持った映画を作らなきゃいけないと思っています」と語った。ミュージカルにも数多く出演し、「サウンド・オブ・ミュージック」「風と共に去りぬ」「マイ・フェア・レディ」などで活躍。哀悼の意を表します。

●3月17日…昨夜の東北の地震、震度6強は大きいので被害が心配です。また3月とは。

●3月16日…19日発売予定の『ジョジョマガジン』、アマゾンをはじめネットは既に品切れで予約不可能に。近所の本屋さんが当日に入荷するとのこと、速攻で予約した。危なかった!

●3月15日…ロシア国営放送でニュース番組の生放送中に「戦争反対」を訴えたスタッフの勇気に感動した。ロシアでは3月4日の法改正により、街頭で反戦を訴えることが最大禁固3年の犯罪になった。そしてメディア関係者が軍事行動について政府発表と異なる内容を報道すると、最大禁固15年という重罪になった(「ウクライナで一般市民は死んでいない、けが人は俳優が演じたフェイク、破壊された病院や幼稚園はウクライナ軍の自作自演」というのが政府見解)。朝から晩まで国営放送がそう流しているため、テレビしか見ていない年代層は政府発表を鵜呑みにしている。

この事態に危機感を覚えた国営放送の心あるスタッフ、マリーナ・オフシャンニコワさんが高視聴率の夜9時のニュース番組に映り込み、キャスターの後方で「戦争反対」と叫びながら、「戦争をやめて。プロパガンダ(宣伝)を信じないで。あなたは騙されている」と書かれた紙を掲げた。5秒後、映像は突然切り替わった。
マリーナさんは拘束されたが、逮捕を想定して事前に70秒のメッセージ動画をネットにアップしていたことがわかった。
「残念ながら、私はこれまで何年も第一チャンネル(国営放送)で働き、クレムリンのプロパガンダに加担してきました。そのことを心から恥ずかしく思います」
「TVを通して、嘘を伝えたことを恥じています。ロシアの人たちのゾンビ化(思考停止)を許したことが恥ずかしい」
「私たちロシア人は思慮深く、知性があります。この狂気を止めることができるのは、私たちの力だけです。抗議をしてください。何も恐れないでください。彼らは私たち全員を監禁することはできません
「今ウクライナで起きていることは犯罪であり、ロシアはウクライナを侵略しています。その犯罪のすべての責任はたった1人の人間、プーチン大統領にあります。私の父はウクライナ人で、母はロシア人です。彼らは決して敵ではなかった。兄弟殺しの戦争を、まだ和解できる間にやめるべきです」。

戦争をはっきりと非難したマリーナさん。 彼女のような人物が次の大統領になってほしい。この行動はロシアで大きな波紋を呼んでおり、彼女の身を案じてフランスのマクロン大統領は亡命を受け入れると表明。ロシア人の良心がうずいている。
 
キャスターの後方で「NO WAR、
プロパガンダ(宣伝)を信じないで」
SNSの動画、ネックレスはロシアの国旗
(白青赤)とウクライナの国旗(青黄)

そしてこちらも印象に残った報道。反戦メッセージを書いたプラカードを掲げると警察に拘束されるため、ある男性が「ただの白い紙」を掲げて言論弾圧への抗議を示したところ、何も書いていないのに連行されてしまった。まるでブラックジョークのような話だけど、本当の出来事というのがロシアの現状の深刻さを物語っている。

  
当局には、たった1枚の白い紙が、逮捕しないといけないほど危険に見えるらしい。

●3月14日…ウクライナ侵略に対する抗議の意思表示として、外国企業のロシア撤退が続くなか、プーチンはとんでもないことを言い始めた。
「ロシア事業撤退を表明した企業の工場や店舗はロシアが没収し、意欲のある者にこれらの企業を譲渡する」。
そんな何でもありをやれば、ウクライナからロシアが兵を退けばまた戻るつもりだった企業まで、二度と戻ってこなくなる。プーチンはこのままロシア経済を内向きにぶっ壊すつもりなのか。ちなみにウクライナ侵攻の戦費は1日2兆円以上。また、現在侵攻軍は15万人規模だが、広いウクライナを占領するには50万の兵が必要という。ロシア軍は子どもを殺害し憎しみも集めており、ロシアに統治は無理。外国企業が撤退するのを防ぐ方法は超簡単で、プーチンが軍を撤兵すればいいだけ。
プーチンはもうひとつ、掟破りの行動に出た。「非友好国の企業などが保有する特許権の使用料は支払わなくてよい」とする決議を施行した。
日本は米国らと共に非友好国に認定されており、特許料は得られない。プーチンはもう、経済面でも国際ルールは眼中にない。

//本日のラジオ出演の感想を昨日分に追記しました。

●3月13日…番組出演告知です!14日(月)TBSラジオ(FM90.5&AM954)『伊集院光とらじおと』にて、10時から30分強、ゲストで生出演し、墓マイラー・トークをします!現在伊集院さんは療養でお休み中(どうぞお大事に)、TBS駒田健吾アナが代打されるとのこと。伊集院さんが10年司会をしているEテレ『100分de名著』は、墓巡礼のきっかけになることもあり、直接お礼を伝えたかったです。ちなみに伊集院さんと僕は、同じ1967年生まれ、そして同じ11月生まれ。すごい偶然です。富野アニメや特撮の名作をリアルタイムで見てきた世代。10代後半に、伊集院さんは落語の世界、僕は墓マイラーの世界へ。
※番組出演のきっかけは、「ゲストに呼んでほしい人」で僕をリクエストして下さった方がいたこと。提案して下さり、まっこと有難うございました!

〔追記〕無事にオンエア終了しました!アッと言う間の35分。登場前のゲスト紹介パートでこのサイトの話が出ました。「文芸ジャンキー・パラダイス」というサイト名がラジオの電波にのったのは初めてでは?今年でサイト開設から23年、嬉しかったです。
トークの最初は緊張していたのですが、駒田アナもアシスタントの近藤さんも話の引き出し方がお上手で、次第にリラックスしていきました。
短い時間でしたが、偉人に御礼を言うために巡礼していること、ゴッホ兄弟の墓が感動的であること、様々な国の墓地を訪れることで人間の共通点を見出したこと、将来の野望としてピカソの墓参をあげたこと、最低限これだけは伝えたいという話はできました。貴重な機会をいただき有難うございました。
※感染対策とはいえ、本番中でもマスクを外さないことに驚き、“モゴモゴした声にならないかな”と心配したのですが、そこは音響機材のプロ、クリアーに聞こえて感心しました。技術さんすごいなぁ。
本番中!ディレクターさん撮影 拙書『世界音楽家巡礼記』がスタジオに!
TBS本社。テレビとラジオ
のスタジオは別階でした
本社前に、ドラマ『ファイトソング』に
登場するサンシャインクリーニング号

※エリア外の地域でもラジコに登録すれば放送日から1週間ほど聴けるそうです。

●3月12日…ロシアで「雪に反戦と書いただけで有罪」。プラカードや壁面じゃなく、溶ける雪でもアウトに。ロシア連邦議会は今月4日、ロシア軍の信頼を損なわせようとする行為を刑事罰の対象とし、軍に関する「偽情報」の拡散を禁じる新法を可決した。プーチン大統領はウクライナ侵略を“戦争”とは言わず「特別軍事作戦」とし、病院や一般住宅などへの砲撃は「すべてウクライナ側の自演」、けが人はウクライナの役者が演じており、死体もフェイクという。実際には民間人に死傷者が大勢出ていることを、多くの外国人記者、国連、赤十字が確認している。しかし、ロシア政府の見解は「ロシア軍は一般人に銃口を向けていない」であり、軍はヒーローという位置づけだ。だから「反戦」という言葉は、軍を貶めるものになるという。
警察に拘束されたベラ・コトワ氏は、レーニン像の足元に積もった雪に「戦争反対」というメッセージをハートマークを添えて書き込んだことが犯罪とされ、罰金3万ルーブル(約2万6千円)が言い渡された。ロシアの平均給与は月約7万8千ルーブルであり、3万ルーブルは高額だ。これでは、うかつに反戦と言えない。コトワ氏は新法により有罪判決を受けた第一号の1人となった。
この事件を担当した弁護士「いわゆる軍事非難法で最初の事件、最初の判決の1つだ。雪の上に、自分の意見をたったの単語2つ書いただけで有罪になった」。他にも、戦争反対の言葉が書かれたマスクや帽子を身に着けて広場へ散歩(デモではない)に出た女性2人に対し、罰金15万ルーブルが言い渡されている。

/メディアも大変な危機に追い込まれている。新法では、軍の見解と異なることを報道すると、「偽情報」の拡散を行った罪として、最長15年の禁錮刑もあり得るとしている。 これでは、どんな馬鹿げた大本営情報であっても、それと異なる内容は何も伝えられなくなってしまう。軍事非難法、ヤバ過ぎる法律が施行されたものだ。

  多数の独立系メディアが閉鎖危機に

●3月11日…ロシアでは次々と反戦デモ参加者らが当局に拘束されている。その中に、耳を疑った3つのケースが。

まずは、第二次世界大戦でナチスドイツ軍が行った「レニングラード包囲戦」の生存者を逮捕したこと。犠牲者100万人という悲惨な包囲戦を生き残った女性であり、辛すぎる過去から戦争に反対するのは当然のこと。リスペクトすべき年配の方を連行するとは酷すぎ。
 

次に、ウクライナ大使館に花を手向けようとして連行された3人の小学生(2人は女子)。児童が護送車に押し込められた画像は、世界に衝撃を与えた。子どもたちが手にしたボードには花の絵や、クレヨンで「戦争はノー」と書かれていた。小学生の何が国家の脅威になるというのか。

 

そして、『ハリー・ポッター』の黄色い本と青い本を手に持っていて連行された女性。この2色はウクライナの国旗の色であり、もちろん彼女もウクライナに寄り添うメッセージを込めて、この2冊を持っていたんだろうけど、「戦争反対」と叫んだりデモをしなくても、ハリー・ポッターだけで拘束される国にロシアはなってしまったことに絶句してしまう。たった2週間でこうも国が変わるものなのか。

  

●3月10日…今年はジョジョ35周年。この秋、2013年のPS3ゲームをリメイクした『ジョジョの奇妙な冒険 オールスター・バトルR』が発売されるとのこと!キャラクターの声が、すべてアニメ版のキャストで再録音されたという。また、入力が難しかったコマンド、たとえば、下・右下・右が、シンプルに下・右だけでOKになるらしい。これなら格ゲーの才能ゼロどころかマイナスの僕でも、狙った技を出せそう。前回は購入後の有料キャラ問題で大炎上したけど、今回その要素がないのであれば、アマゾンで星5を狙えるかも。秋に期待。※予告動画 (1分36秒)

●3月9日…3回目のワクチンを注射。過去2回はモデルナだったけど、今回はファイザーに。腕の痛みはあまりなく、熱は37.5度でおさまってるけど、めっちゃ頭痛がきつい。あいたたた…。

●3月8日…ロシアに抗議して撤退、もしくは一時閉店する企業は300社に達し、ハイネケン、ケロッグ、任天堂、レゴ、トヨタ、日産、ホンダ、マツダ、フォルクスワーゲン、メルセデスベンツ、フェラーリ、ハーレー・ダビッドソン、アディダス、バーバリー、H&M、エルメス、ルイ・ヴィトン、プラダ、スウォッチ、ロレックス、サムスン、IBM、マイクロソフト、スポティファイも加わった。すごい数だし、当初は様子見をしていた日本企業も次第に増えてきた。

//ウクライナ、国外への避難者が100万人を超えたけど、総人口は4400万。脱出できたのは、まだほんの一部。そしてロシア軍は次第に首都キエフに迫っている。病院や核施設への砲撃が続いており、これらは完全に戦争犯罪。プーチンは停戦後に自分が法の裁きを受けると考えていないのか。

//国連安保理でロシア代表が大真面目な顔で、「ウクライナが非人道的な化学兵器を作ろうとしていた形跡がある」と根拠のない言い掛かりをつけ、米英の代表が「そんなでっち上げをして国連を侮辱するな」と怒っている姿を見て、“まったくその通り”と共感すると同時に、「あのなぁ」という気持ちも。米英は19年前(2003)、“イラクは大量破壊兵器を隠し持っている”と国連安保理で嘘の証拠をでっち上げて大軍で攻め込んだ。いま、当事者が米英からロシアに変わっただけで、その時とまったく同じ光景を見せられている。米英に言いたい、「だからあんなことはしちゃダメだったんだ、どんな酷いことをしたか、これで分かっただろう」と。こうしてブーメランになった。イラクの廃墟から過激派ISも生まれた。ほんと反省してくれと。
湾岸戦争までさかのぼると、イラクがクエートを侵略したとき、国連は多国籍軍を派遣して、クエートからイラクを追い出した。いまはロシアがウクライナを侵略している。でも多国籍軍を派遣するという話にはならない。無闇に戦火を拡大しては危険だし、経済制裁の効果が出るのを待つのも正しいだろう…でも待っている間に殺害された市民の命は二度と戻らない。ロシアはセーフだけどイラクはアウト、この露骨すぎるダブルスタンダードが、ロシアが世界最多の核兵器保有国という理由なら、ほんと核廃絶を心底から願いたい。核さえあれば、どんな無法でも見逃されるなど、そんな世界であって良いはずがない。
破局的に戦火を拡大することなく、キエフを総攻撃から守る方法は何かないのか…。おそらく、ひとつだけあるとすれば、安保理常任理事国の首脳が、キエフが安全になるまで滞在することだ。バイデン、習近平、ジョンソン、マクロンの4人が、たとえ1か月だけでもキエフに滞在すれば、ロシア軍は兵站の維持が限界になり、また経済制裁の締め上げもあり、作戦の継続が困難になるだろう。飛行機でキエフに入る、このシンプルなことができない理由より、できる理由を探してほしい。なぜなら、目の前の戦争をとめることが安保理常任理事国の最大の使命なのだから。そこにローマ教皇も加わればキエフ市民の多くの命が救われると思う。

●3月7日…約30年前、米ソ冷戦を終結に導きノーベル平和賞を受賞したゴルバチョフ元ソ連大統領は現在91歳。現在のウクライナ危機について一刻も早い戦闘停止を呼びかける声明を出した。ゴルバチョフ氏の母はウクライナ人で、妻のライサ(故人)もウ クライナ人だった。
「ウクライナでのロシアの軍事作戦に関連し、一刻も早い戦闘行為の停止と早急な平和交渉の開始が必要だと我々(ゴルバチョフ財団)は表明する。世界には人間の命より大切なものはなく、あるはずもない。相互の尊重と、双方の利益の考慮に 基づいた交渉と対話のみが、最も深刻な対立や問題を解決できる唯一の方法だ。我々は、交渉プロセスの再開に向けたあらゆる努力を支持する」
今月2日のゴルバチョフ氏の誕生日にはプーチン大統領も祝電を寄せたというが、同じ日、ゴルバチョフ氏はプーチン大統領の核による威嚇に警鐘を鳴らす声明を出している。
プーチンがいくら強権をふるう人物でも、戦争反対を表明するゴルバチョフ氏を「欧米の手先、スパイ、売国奴」として拘束することはできないだろう。一般市民が同じことを言えば連行されるため、発言力のあるゴルバチョフ氏にさらに踏み出 て欲しい。いっそ、もう一度大統領に。

●3月6日…ロシアのウクライナ侵略に抗議し、コカコーラ、マクドナルド、スターバックス、ペプシコ、TikTok、ネットフリックス、イケアがロシアでの事業停止を発表。ロシア中のマクドナルド850店舗が一時閉店ってインパクトある。注目したのは中国系企業TikTokのサービス停止。中国はロシア寄りと思われているだけに、TikTokがロシアから撤退したことに驚いている。潮目が変わってきた。

●3月5日…ウクライナにあるヨーロッパ最大級の原子力発電所、ザポリージャ原発をロシア軍が攻撃&占領したことに驚愕。原発を守るウクライナ軍に向けて銃撃している映像は、光景が異常すぎて現実のものと思えなかった。現場のロシア兵は自分たちが何を攻撃しているか分かっていないのか?原発事故が起きれば、ロシア軍だって無事では済まないのに。
残念ながら、ザポリージャ原発はロシア軍の手に落ちてしまった。ロシアは電気という重要なインフラを人質にとった。「刃向かうなら真冬だろうと原発を停めるぞ」と。
人類史上、稼働中の原発を攻撃した軍隊などなく、ロシアが初めてこのタブーを破った。モラルの底が抜けたようだ。

●3月4日…国連総会(加盟193カ国)の緊急特別会合で、ロシア軍の完全撤退を要求する決議案を賛成141カの賛成多数で一作日に採択。同決議では、ロシア軍に「即時無条件」での撤退を求め、ウクライナ東部の親露派支配地域の「独立承認」を撤回することも求めた。

世界各国が一丸となって、ロシア非難という国際社会の政治的意思を示した…と言いたいところだけど、残念ながら全会一致ではなく、反対5、棄権35となっている。
決議に反対した5カ国は、ロシア、ベラルーシ、シリア、北朝鮮、エリトリア。すべて最悪の独裁国家でロシアの支援を受けている。特にベラルーシは民主化運動の弾圧にロシアが協力しており、ロシアが手を引くと政権が吹っ飛ぶ。シリアも自国民に化学兵器を使う狂気の独裁者アサドをロシアが支援している。エリトリアは裁判抜きの処刑が横行し外国人記者は入国できない“アフリカの北朝鮮”。そして北朝鮮は言わずもがな。
この5カ国はロシアの子分同然なので、反対するのは予測できた。問題は棄権した35カ国の顔ぶれだ。

〔棄権国〕
中国、インド、パキスタン、スリランカ、イラン、イラク、ベトナム、南アフリカ共和国、キューバ、モンゴル、アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、バングラデシュ、ボリビア、ブルンジ、中央アフリカ共和国、コンゴ、エルサルバドル、赤道ギニア、カザフスタン、キルギス、ラオス、マダガスカル、マリ、 モザンビーク、ナミビア、ニカラグア、セネガル、南スーダン、スーダン、タジキスタン、ウガンダ、タンザニア、ジンバブエ

棄権が多すぎる。このリストにある多くの国が、隣国と緊張状態にあり、そしてロシアから多くの武器を輸入している。また、旧ソ連時代から経済的に深く結びつく国の名も見える。ロシアとの良好な関係を維持するため、今回の決議に賛同しなかったわけで、武器と経済の前に人権は二の次。もう2022年なのにそれでいいのか。一応、中国は「見たくない地点まで状況は進んでしまった。ある国の安全保障が他の国の安全保障を犠牲にすべきではない」と、ロシアに距離を置き始めた発言もしているけど、オリンピック期間中、しかも開催国なのに、ここは棄権したらダメだろう。
中国とインドの2カ国だけで、世界人口の4分の1を占める。ロシアにしてみれば、“4人に1人はこの侵略を非難していない”という、国際社会からの誤ったメッセージになり、どうしてきちんと反対しないのかと残念でならない。棄権は市民虐殺の黙認であり、プーチンにエールを送るのと同じだ。

2014年にロシアが強引にウクライナ南部クリミア半島を編入したとき、国連総会ではこれを認めない決議案を賛成100、反対11、棄権58で採択した。193カ国も加盟しているのに、賛成は100、反対・棄権あわせて69という、ロシアにとっては甘い結果となり、それが今回のウクライナ侵略という大胆な行動に繋がったともいえる。
今回、41カ国も非難決議に賛成国が増えたのは、「あのとき、ちゃんと賛成していれば」とクリミアでの反省が反映した部分も大きいと思う。国際社会の踏ん張りどころだ。

参考〔無投票(欠席?)〕
アゼルバイジャン、ブルキナファソ、カメルーン、エスワティニ、エチオピア、ギニア、ギニア・ビサウ、モロッコ、トーゴ、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベネズエラ

●3月3日…世界最大の核保有国ロシア(ロシア6255発、アメリカ5550発、中国350発/2021年1月時点)。 アメリカと中国の核を足しても、まだロシアが多い。
そんな国が他国を侵略したときに、世界はどうやって被害国を助け、守ればいいのか。本来なら国連決議を経て多国籍軍を派遣し、加害国の指導者を戦争犯罪人として逮捕、国際司法裁判所に訴追というのがあるべき流れ。
だが、ロシアを相手にそれをやると第三次世界大戦が始まってしまう。
それゆえ、経済界、スポーツ界、エンタメ界、あらゆる分野で、ロシアにペナルティーを与え、ウクライナ支持を表明する動きが続いている。

金融:最もロシアにダメージを与えているのが銀行のSWIFT除外。SWIFTは国際的な銀行の決済システム。SWIFTから排除されると海外と決済ができなくなり、ロシア企業は海外企業と取引不可能になる。ビザ、マスターカード、アメリカンエキスプレ スはロシアの金融機関を排除。国ごとクレジットカード会社から排除されるのは史上初。

産業:フォードは合弁事業を解消、ゼネラルモーターズ(GM)は自動車販売を中止、トヨタ、ボーイングもロシア事業を停止。ナイキも販売を停止。

エネルギー:エクソンモービルが天然ガス・原油採掘事業「サハリン1」の操業停止手続きを開始。石油大手のシェルは天然ガスをバルト海経由で輸送するパイプライン「ノルドストリーム2」から撤退。

物流:UPS(国際貨物航空会社)はロシア、ベラルーシの輸送サービス停止。フェデックスはロシアへの輸送サービスを停止。デルタ航空・アメリカン航空はアエロフロートとの運航提携を停止。

テクノロジー分野:アップルはロシア国内でシェア1位なのに全商品をロシアで販売停止。PC大手のデルもロシアで販売停止。マイクロソフトやメタ(旧フェイスブック)、グーグルは自社のプラットフォームからロシア政府関連を排除。

スポーツ界:FIFA(国際サッカー連盟)がワールドカップ出場禁止(ロシアに衝撃が走る)、ISU(国際スケート連盟)がロシアとベラルーシの選手の出場権利を剥奪(今月の世界選手権に出られない)。

エンタメ:ディズニーやワーナーブラザーズが新作コンテンツのロシアでの公開を停止。

これらの制裁によって既にロシア通貨ルーブルは30%暴落している。最終的には、プーチンを止められるのはロシア人だけ。早急に、ロシア国民が自分たちの手でプーチンを戦犯として拘束してほしい。世界を破滅させないために。

※特筆したいのは永世中立国のスイスが中立を捨てプーチンの資産を凍結したこと。あのスイスがだ。それくらい今回のウクライナ侵略、むき出しの暴力は許されないこと。
また、NATOに加盟せず中立的立場だったフィンランドとスウェーデンが初めてウクライナに武器供与を決断した。

●3月2日…青と黄色のウクライナの国旗を描こうとしたときに、一瞬、「あれ?黄色は上だっけ?下だっけ?」と迷うことがある。ウィキによると、この2色はウクライナを象徴する風景を描写したものという。青空の下、大平原に小麦畑が地平線まで広がっている光景だ。なるほど、由来がわかれば上下で迷うことはない。(画像もウィキから)

  

●3月1日…電撃作戦で48時間以内にウクライナに勝てると思っていたプーチン。ウクライナ側は死にもの狂いで抵抗し、国際世論が一斉にウクライナ支持を表明するなか、プーチンは限定的な核攻撃の可能性を示唆する狂気じみたことを言い始めた。昨年発効した、核兵器禁止条約をあざ笑うかのように、核ミサイルをチラつかせて脅迫・恫喝。全くどうかしている。こんな国が国連安保理の常任理事国とは。
一方、プーチンはロシア国内で反戦を訴える市民を拘束し続けており、その数は開戦以来、約6千人に達したという。身の危険を顧みず、自国の間違いを正そうとする心あるロシア市民に全力でエールを送りたい。
ロシア科学アカデミーの科学者たちもウクライナ侵攻に反対する声明を出した。「国際的な孤立はロシアの文化的・技術的な劣化をさらに進めるだけだ」。科学研究は他国との協力・情報交換が重要であり、ロシアを孤立させるプーチンの愚行を厳しく指摘している。

一方的に侵略して核攻撃するぞと恫喝 科学アカデミーは攻撃中止を訴える

そして、ロシア・スポーツ界の花形であるフィギュアスケートのメダリストたちも、勇気を出して戦争反対のメッセージを表明している。2002年のソルトレークシティ五輪男子フィギュア金メダリストのアレクセイ・ヤグディン(41)はインスタグラムに真っ黒な画像を上げ、「この馬鹿げたことをやめてくれ!愚行としか言いようがない…」と嘆いた。
ソチ五輪ペア金メダルを獲得したタチアナ・ボロソジャルは「戦争反対」、相方のマキシム・トランコフも「恥ずかしい。痛々しい。怖い」と綴っている。
平昌五輪女子フィギュア銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(22)もインスタに「悪い夢のように、早く過ぎ去ることを願っています」とロシア語のメッセージを投稿。 135万人もフォロワーがいる彼女の発信力は非常に大きい。プーチンに逆らえば、ささいな理由で投獄される国なのに、彼女のこの行動に心から敬意を表したい。



ヤグディンは真っ黒の
画面と声明を投稿
メドベージェワも悪夢が早く終わってほしいと投稿。
ロシアの元代表選手ではギリギリの表現だ

●2月28日…先日の『鎌倉殿の13人』、これまで国民的ヒーロー・悲劇の英雄として描かれてきた源義経が、ぶっ壊れのサイコキャラになってて仰天!近年の歴史学では、義経は何でもありの人物と見られているけど、ドラマの世界では好意的に描写されてきた。ついに激ヤバの義経がお茶の間に。良い人役のイメージがある菅田将暉さんが演じるから、ギャップが怖いのなんの。10秒後に何を言い出すか分からない、まったく先が読めない菅田義経。次回は頼朝と初めて対面。

●2月27日…ウクライナはフランスやドイツよりも国土が広く、欧州で2番目に大きな国です。人口は4400万人。土地の大半が平野で良質な黒土におおわれ、豊かに小麦が実る穀倉地帯。その歴史は古く、9世紀には古代ロシア国家がありました。僕は2014年 に初めてウクライナを訪れ、かつてナチスドイツの侵略と戦った兵士たちの墓参をしました。ロシア軍の侵攻を受けたウクライナ。いま、旅で出会ったウクライナの人々を思い、胸が痛みます。

  
うちの子(当時4歳)が若い兵士像の写真を撮っていると、ウクライナ人のおばさんが「うまく撮れた?」的な言葉をかけてくれました。優しい笑顔!

  
噴水でウクライナの少年と水遊び。8年前だから、この少年も今は中学生くらいと思う。ほんと、どうか無事で…。そして、黒海にのぼるお月さま。当地に早く平和が訪れますように。

●2月26日…国連憲章に「他国に攻め込んだ国は、国連安保理の常任理事国の資格を失う」という一文を付け加えてほしい。マジで。

●2月25日…チェルノブイリ原発を戦場にするとか、ほんとプーチンはどうかしている。プーチンはどうして周辺国がNATO(軍事同盟)に入ろうとするか考えるべき。周辺国はみんなロシアが怖いからNATOに走るのであり、米国が東欧・バルト三国を無理やり加盟させたわけじゃない。ウクライナの悲劇を見て、これからフィンランドとスウェーデンもNATO加盟に向けて動くだろう。まったくもってプーチンは愚かな選択をした。
/このウクライナ侵攻はプーチン政権の命取りになるかもしれない。実は1月31日の段階で、ロシア軍将校が所属する「全ロシア将校協会」のサイトに「プーチン辞任」「ウクライナに侵攻しないこと」を要求する声明が出されていたという。ロシア人とウクライナ人は兄弟同然であったのに、いったん戦争で殺し合いが起きると「ロシア人とウクライナ人を永遠の敵にしてしまう」と、将校たちは警鐘を鳴らしていた。
2014年のクリミア併合でロシアは経済制裁を受けており、人口1億4600万人のロシアのGDPは、人口5200万人の韓国よりも少ない。このウクライナ侵攻でますます経済は悪化し、将校たちは「(短期的にウクライナを支配しても)長期的に見ればロシアは必ず負けるから」と戦争に反対している。詳細はリンク先にて。

●2月24日…国連憲章第2条4項「すべての加盟国は、その国際関係において、武力による威嚇又は武力の行使を、いかなる国の領土保全又は政治的独立に対するものも、また、国際連合の目的と両立しない他のいかなる方法によるものも慎まなければならない

今日のロシアによるウクライナ侵攻は、明確な国連憲章違反であり、国際秩序を乱すもの、絶対に許されないこと。ロシアに国連安保理の常任理事国の資格はない。プーチンの要求はウクライナの非武装化。他国の軍隊を廃止するつもりだ。
注目すべき動きとしては、ロシア国民の誰もがこの軍事行動を支持している訳ではないということ。ロシアとウクライナは30年前まで同じ国(ソ連)であり、民族・文化も一緒。侵攻作戦が始まると、モスクワ、サンクトペテルブルクなどロシアの主要都市で「戦争反対」のスローガンを掲げた人々が抗議活動を展開し、24日だけで53都市の1700人以上が治安当局に拘束された。当局はコロナを理由にデモを禁止、抗議を呼び掛けたり、抗議活動に参加した場合は「犯罪行為として収監する」と表明しているにもかかわらず、立ち上がった市民がいる。ロシアの有名な歌手、ジャーナリスト、コメディアン、サッカー選手などが相次いでオンラインで戦争に反対すると表明し、抗議者らは当局の「脅し」に抵抗しており、言論弾圧の厳しいロシアとしては異例の事態となっている。
報道で伝えられたデモ参加者の声「ウクライナ人の前に立つのが恥ずかしい。謝りたい。経済制裁、国際的孤立…。ロシアはこれで終わりだと思う」「なぜクレムリンの誰もプーチンを止めないのか。ウクライナとの戦争はロシアの民意ではない」。ロシアのSNS上でも議論が起き、侵攻を称賛する声は少数で、「プーチンは戦争犯罪者として処罰されるべきだ」「独裁者はいつも『生存権』や 『自国民保護』という美名の下で戦争を始める」など否定的なコメントが多数見られるとのこと。

プーチンの行動はまったく支持できないが、単に「許せない!」だけでは解決にならないため、プーチン政権の言い分も知っておく必要がある。
1962年、アメリカの目と鼻の先のキューバにソ連の核ミサイル基地が建設されることになり、アメリカはこれに抗議して海上封鎖を断行、核戦争になりかねない「キューバ危機」が起きた。このときはソ連がミサイルを撤去し事態は収束した。
今回はその逆パターンで、ロシアの隣国ウクライナが米欧の軍事同盟NATOに加入する動きを見せ、ロシアは米国の核ミサイルがウクライナに配備されることを恐れた。ウクライナから発射されると約7分でモスクワに着弾し、防御不可能だからだ。
不信の背景には、1990年に米国が「NATOを東(ロシアの方向)に拡大しない」と旧ソ連に約束していたのに、東欧諸国の加盟を次々と受け入れたことにある(冷戦後16カ国→30カ国)。それだけ東欧が強権的なロシアを嫌っていたこともあるけど、米国の軍事産業にとってNATO加盟国の増加は、武器市場が拡大する大きなメリットになった。ロシアと距離を置きたい東欧と、武器を売り込みたい米国の思惑が一致した。
米国はウクライナに親欧政権ができた2014年以降30億ドル以上の武器を供与、昨年のNATOとウクライナの軍事演習は4回、こうしたことがロシアを刺激した。

…とはいえだ。隣国がどの軍事同盟に加わろうと、どんな武器を配備しようと、それを気に入らないから武力をもって阻止する権利はない。そうならないために、普段から友好関係を築き、外交努力を重ねていくしかない。

※アメリカはかつて「イラクに大量破壊兵器があり(実際にはなかった)、その脅威を取り除く」として国連決議なしで攻め込んだ。今回プーチンが「予防的に危険を排除したのだ」と語るとき、どういう言葉でバイデンが抗議するのか注視している。
日本は武力によるロシアの支配圏拡大に断固抗議する必要がある。中国が台湾や尖閣諸島、南沙諸島に進出しつつあるからだ。このままロシアが不問になれば、中国はこれを「前例」として大いに利用するだろう。岸田首相はどう動くか。

BS(NHK)のニュース速報 裏番組は『戦争と平和』だった

まったくの偶然だけど、昼のNHKBS放送、BS1ではロシアによるウクライナ侵攻の速報を、BSプレミアムではロシアの文豪トルストイの反戦小説を映画化した『戦争と平和』をやっていた。戦争の虚しさを描いた本作、トルストイも草葉の陰で嘆いているだろう。

●2月23日…音楽界に新星あらわる!イギリス出身、1991年生まれ(31歳)の若手作曲家であり、ピアニストのルーク・フォークナー(Luke Faulkner)の楽曲と演奏にハマっている。5分以内の短い曲が多いんだけど、良質の映画を見終わったときの満足感がある。たまたまYouTubeで出会った音楽家であり、まだ英語版のウィキペディアに項目がない人物だけど、彼はいずれ映画音楽等で引っ張りだこになると思う。以下の楽曲は2017年にアップされているから26歳のときの作品っぽい。

『ニュー・ビギニング』(4分)ピアノとバイオリン。優しい陽光を感じる。
『デイドリーミング』(3分)ピアノソロ。
『エンディミオン』(2分10秒)オーケストラとピアノ。なんでこんな短いの。
『黄昏』(6分半)フォークナーの演奏する姿あり。場所もいい。この動画は2019年アップだからちょっと新しい。

 

・ブラームスの交響曲第3番をフォークナーがピアノ版に編曲して演奏(6分22秒)、これもめっちゃいい!天才ですわ。

音楽だけ聴いてると、ルックスはショパンのように細身でガラスの王子様っぽい印象があるけど、映像を見ると武骨なラガーマン系でギャップが面白い。

//プーチンはやはりウクライナに侵攻するつもりなのか。勝手にウクライナ東部を独立国として承認したうえ、「抑圧されているロシア系住民を救援するため平和維持軍を派遣する」と宣言。住民保護を口実にした侵略、使い古されたお決まりの理由だ。ロシア国民の中には、こんな無意味な戦争を望まぬ人も多いはず。っていうか、まだパラリンピックがあり五輪期間中だ。平和の祭典の最中に軍事行動をとる気なのか?国連の存在意義が問われている。

●2月22日…人間は普段、自分に寿命があることを意識せずに生きている。特に40歳くらいまでは永遠に生きるかの如しだ。やるべきことを先延ばしにしたり…。
昨夜放送のドラマ『ミステリと言う勿れ』のラストに、古代ローマの賢帝マルクス=アウレリウスの言葉が登場し、気がつけば50歳半ばになっていた自分に刺さりまくった。これはアウレリウスが『自省録』の中で、自分自身に向かって語りかけたもの。

「思い起こせ。君はどれほど前からこれらのことを延期しているか。君には一定の“時”の制限が加えられており、その時を用いて心に光明を取り入れないなら、時は過ぎ去り、君も過ぎ去り、機会は2度と再び君のものとならないであろうことを」

  
※この菅田将暉さんのドラマ、BGMはクラシックの名曲ばかりで、ストーリーとは別の部分でテンションがあがります。

●2月21日…“舞台セット”から“ストリート”へ!スピルバーグ版『ウエスト・サイド・ストーリー』を観てそう感じた。1961年に公開された『ウエスト・サイド物語』は100点満点の大傑作であり、これをリメイクするのは、監督も俳優もハンパない勇気が必要だ。バッシングされる覚悟もいる。
『ローマの休日』『2001年宇宙の旅』『街の灯』等にリメイクが作られないのは、あまりに完成度が高いため作り直す必要がまったくないうえ、俳優だって誰もオードリーと比較されたくないからだろう。
スピルバーグは現在75歳。人生の残された時間を考えると、撮影可能な映画の本数は限られている。その中にあって、彼はウエスト・サイドをリメイクすることに決めた。そこには、トランプ元大統領の登場で分断が加速したアメリカへの危機意識、融和の呼びかけが必須という、並々ならぬ使命感があると思われる。
ウエスト・サイド・ストーリーは現代版ロミオとジュリエット。貧しいポーランド系白人移民のジェット団と、プエルトリコ移民のシャーク団の若者たちが、縄張りを巡って全面衝突するなか、ジェット団リーダーの親友と、シャーク団リーダーの妹が恋に落ちる…。

白人貧困層が抱く移民への憎悪は今日的で、60年前の『ウエスト・サイド物語』の時代と比べて、新自由主義&コロナ禍で格差が拡大した分、社会の分断が深刻化している。スピルバーグは、人間同士、違う部分ではなく同じ部分を見よう、他者をリスペクトしようと、現代人にこそウエスト・サイド・ストーリーが必要なのだと、再映画化に踏み切ったのだと思う。
彼はリアリティにこだわり、前作ではプエルトリコ人のリーダーをギリシャ人の俳優が演じていたのが、今回は本物のプエルトリコ人俳優が演じている。また、プエルトリコ人はやや小柄なのに、前作は長身だったことから、今作は背が高くない。前作ではセットの撮影が多かったけど、本作はライブ感にこだわり、多くのシーンでカメラを街角に持ち出して撮影している。ダンスの美しさでは『ウエスト・サイド物語』の勝利、ダンスの躍動感では『ウエストサイドストーリー』の勝利という印象。
日本語吹き替え版でも、歌唱パートは字幕付きオリジナルなので、歌の素晴らしさを堪能できる。また、声優さんの声質が俳優と似ているので、台詞から歌の移行がスムーズに聴こえた。
排除ではなく共生をという、スピルバーグの想いは観客に伝わったと思う。

●2月20日…カーリング女子が初の銀メダル。どの試合も見応えあった。強豪スイスに勝利したのは拍手。そして優勝したイギリス・チームは芸術の域だった。

//今日の昼にBSで懐メロの『ダンシング・オールナイト』をもんたよしのり氏が熱唱していたんだけど、年齢が70歳と知って驚嘆。70歳であんな高い声がまだ出るのか!

●2月19日…先日完結したアニメ『鬼滅の刃 遊廓編』、ラスト3話は劇場版レベルの鬼作画、スピード感ある演出は瞬きするのも惜しいと、食い入るように画面に没入。
敵が人生の悲運を嘆いたセリフ「禍福(かふく)は糾(あざな)える縄の如しじゃないのかよ!」は痛切な叫びだった。禍(わざわい)と福(しあわせ)は縄をより合わせたように、不幸を嘆いていると、それがいつの間にか幸福となり、幸福を喜んでいるとまたそれが禍に変わるとされている。だが、この敵の人生は他人に踏みつけられる一方で、幸福がまったく訪れなかったという…。「鬼滅」は敵が闇墜ちした背景をきちんと描くのが、単なる勧善懲悪ではない優れた部分。主人公・炭治郎の優しさは、ときに敵をも救済する。
遊廓編で最も盛り上がったのは、禰豆子が覚醒して急成長し、兄の危機を救った場面。身体が大人になっていて、何が起きたのかと驚いた!あと、炭治郎たち若手3人で同時に斬るシーンのド迫力の作画。力が入りまくりで、見ているこっちまで血管が浮きそうに(笑)。
こんなに凄いのに、ネタバレが怖くてオンエア中は誰とも共有できなかったのがもどかし〜い!
※『進撃の巨人』も全情報をシャットダウンして日曜深夜を迎えてる。

//フィギュアスケート女子、坂本花織選手が2010年の浅田真央選手以来、12年ぶりにメダルに輝いた。天才だらけのロシア選手を相手に3位に入り、ほんと大健闘。

●2月18日…先週、星野源さんがEテレで“歴史を変えた音楽家”を30分ガチ語る野心的番組『おんがくこうろん』をスタート、初回は32歳で早逝したビートの求道者J・ディラを取り上げ、音の“ゆらぎ”の魅力を徹底解説。「もし彼が音楽をやらなかったら今この瞬間に僕はここから消えてしまう、それくらい影響を沢山受けてます」。今夜23時の第2回はジャズとクラシックを融合した作曲家ジョージ・ガーシュウィン!

  
林田アナは『植物に学ぶ生存戦略』の山田孝之特番に続く教育バラエティ出演。

  
公共放送(Eテレ)の電波に「鬼クソ」という言葉が初めてのった歴史的瞬間(笑)

●今年は大河『鎌倉殿の13人』と民放アニメ『平家物語』が同時に放送されており、源氏・平氏の双方の立場から歴史のうねりを体感できるという、歓喜と大興奮の日々に!両作品とも、事前の期待をはるかに上回る傑作。詩情ある映像美も見どころであり、最高です!
※『鎌倉殿の13人』未見の方、16日と17日の深夜に第1話から最新の第6話までイッキにアンコール放送されます!追いつけます!

  
第4回のかがり火のオレンジ色の炎に浮かび上がる坂東(鎌倉)武士たち。第6回の夕暮れの相模湾を前に語りあう北条父子。日没後のブルーの山と海、ほのかに赤い雲…もうこの美しいカットだけでご飯三杯おかわりできます!!

  
『平家物語』は登場人物のほぼ全員が壇ノ浦の海で命が尽きることを視聴者は知っており、得も言われぬ無常感ともの悲しさが。BGMが琵琶の調べという、世界遺産級のアニメです!

●スケート女子フィギュア、樋口新葉(わかば)選手が五輪史上5人目のトリプルアクセル成功者に!坂本花織選手の弾丸スケートも圧巻でした。ハイスピードなのに優雅!

●ここ数日、冷戦時代の「キューバ危機」のような状態だったウクライナ情勢。国境沿いで大規模軍事演習をしていたロシア軍の撤退が始まったとのこと。よかった。プーチンはそこまで愚かではないということか。
《追記》米英の情報ではロシア軍は撤退してないという。マジか…。

//1月以降の大阪のコロナ死者数は東京の2倍以上という異常な人数になっている。15日の死者数は236人で過去最多。医療崩壊の声もあちこちで聞こえてくる。でも、大阪に住んでいて、「なぜ大阪だけが全国で突出して死亡者が出ているのか。維新行政のどこが問題なのか」という声は聞かない。そもそも在阪メディアが維新に超甘く、「吉村はんはようやってる」ムードをずっとキープ。府民みんなが夢の中にいるみたい。大阪、本当にこれでいいのか。

※大阪維新は税金を投入してまでカジノ誘致に血道をあげる一方、医療福祉はコストカットの連続。大阪府の保健所の数は、20年前は61カ所あったのが、今は18カ所しかない。凄まじい減らし方。保健師の数は人口10万人あたり全国で3番目に少なく、大阪市はたった1つしかない保健所が市民270万人を管轄している。

●2月13日…スピルバーグの『ウエスト・サイド・ストーリー』、めっちゃ評判が良いので、今夜行ってきます!名作がどうリメイクされたのか楽しみ!

//平野歩夢さん、藤井聡太さん、鍵山優真さん、若い3人の神がかった活躍ぶりに感動。人間の極限を見る思い。

●2月9日…3月28日に発表される第94回アカデミー賞。そのノミネート作品が昨日発表され、濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』が日本映画として史上初めて作品賞にノミネート!それに加えて監督賞、脚色賞、国際長編映画賞(旧:外国語映画賞)と いう4部門でノミネートされる快挙を成し遂げた。
邦画の監督賞ノミネートは『乱』(1985)の黒澤明監督以来36年ぶり、国際長編映画賞は是枝監督『万引き家族』以来3年ぶり。来月28日がほんと楽しみ。
今年の作品賞候補は以下の通り。

『DUNE/デューン 砂の惑星』
『ドライブ・マイ・カー』
『ウエスト・サイド・ストーリー』
『ドント・ルック・アップ』
『ベルファスト』
『コーダ あいのうた』
『ドリームプラン』
『リコリス・ピザ』
『ナイトメア・アリー』
『パワー・オブ・ザ・ドッグ』


//高梨沙羅選手を含め5名のトップ選手(銀メダリスト含む)が失格になったスキージャンプ団体。現地で痩せてしまい服が少し大きかったという。着ている服が違反なら、ジャンプの前にチェックして注意して直させれば良いだけ。大ジャンプを成功させたあとに失格だなんて、ちょっと残酷すぎる…。

●2月8日…映画音楽の巨匠にして生ける伝説ジョン・ウィリアムズが本日90歳に。誕生日を祝い、世界最高峰のオーケストラ、ベルリン・フィルを自身が指揮した記念コンサートを今夜(8日)20時からYouTubeで一度きりの配信!アーカイブ化されずリアル視聴のみの公開とのこと。プログラムの一部は以下の通り。最後を帝国のマーチで締めるのが渋いですね。配信リンク
〔追記〕ぬわ〜っ、オンエアされたのはたった3曲、20分のみ!『レイダース』『E.T.』『帝国のマーチ』で終わってしまった。この渇望感…これはもうジョンとウィーン・フィルの共演『スターウォーズ メインテーマ』(6分40秒)で渇きを満たすしかない。

//北海道、観測史上最大の積雪で札幌駅発着が2日連続で全面運休と大変なことに。早く復旧できますように。

●2月7日…なるほど、昼になぜBS・NHKで唐突に超ド恐怖SFホラー『遊星からの物体X』(南極が舞台)をやったのか分かった。次の番組が南極科学ドキュメント、続いて冒険家・植村直己特集、その後に北極圏紀行、夜はウルトラセブン『円盤が来た』、極地と円盤で染め上げるコンセプトだったのか。中の人攻めてるなぁ笑。

●2月6日…学生時代に劇場で観て、心底震え上がった傑作SFホラー『遊星からの物体X』が7日13時からBS(NHK)でオンエア!「これ以上怖い映画は作れない」と言われた作品。監督は鬼才ジョン・カーペンター。南極基地を舞台に人間を“隠れ家”にする未知の宇宙生物と隊員たちの死闘を描く。ガチ涙目の怖さ。滅多にテレビでオンエアされないので録画セット完了!
※ただこれ、平日の真っ昼間にオンエアする映画では全くないです(笑)

  予告編

●2月5日…毎回『鎌倉殿の13人』が超楽しみ!前回頼朝は平家打倒を決意したものの兵が集まらず、豪族一人一人に涙目で「誰よりもお前だけが頼りだ、どうか力を貸して欲しい」と同じ台詞で必死に説得。豪快な北条時政(坂東彌十郎)が「一か八か攻め込もうぜ!」と実に良い味、集まった24名でついに挙兵を敢行。明晩は超重要回、頼朝最大の試練のひとつ、石橋山の戦い!

全員に「お前が一番頼り!」 「お前が頼りなのじゃ!」
二言目には「攻め込もうぜ」と時政 ここも北条時政「一か八か攻め込もうぜ」

●ドキュメンタリーで気になってノルウェーのシンガーソングライター、オーロラを検索。北欧の歌手は透明感のある人が多い。本人登場の動画PVもいいけど、アコースティックな楽曲集もいいね。

●2月4日…BS(NHK)で7日夜に鬼才ジョン・カーペンター監督の傑作SFホラー『遊星からの物体X』をオンエア!学生時代、初めて劇場で観たときに、怖すぎて気を失いそうになった映画。

//『鎌倉殿の13人』がとにかく面白すぎる。戦国時代と幕末だけが大河ではないと世に知らしめる一作に!

●デンマーク政府が2月1日にコロナ感染対策の国内規制をすべて撤廃。欧州連合(EU)加盟国で感染対策を全面解除する国は初。同時に、ワクチン接種者に限って入国規制を緩和するとのこと。ちょっとまだ早い気がするけど、欧州は潮目が変わってきたのかな。

/…と思ってたら、大阪のコロナ死者が19人(2月1日)と発表された。油断はできない。

●1月27日…「建築の歴史はそのまま民衆が戦い取った文化の歴史であった」(白井晟一)
30日20時Eテレ『日曜美術館 天使か悪魔か 建築家白井晟一(せいいち)』は、常識を覆すような作品ばかりを作った孤高の建築家白井晟一(1905−1983)の特集。
独学で建築を身につけ権威主義を批判し、哲人、詩人とも称された白井の実像に迫ります。
白井はビキニ環礁沖での水爆実験で犠牲となった第五福竜丸事件に衝撃を受け核廃絶を訴えるためにキノコ雲型の「原爆堂」(1955)を、誰の依頼も受けずに設計。
建築家・田根剛「思想というものを形にする建築家の仕事としては、ものすごい世界観を持ってる方だなと非常に感銘を受けています」。
白井晟一「人々がすぐなじめるとは思わないし、すぐになじまれてはむしろ困る。だが10年か20年経って生活に根を下ろしてしまえば、何か心の安まるものとなってくれるんじゃないか」
※グーグル画像を検索したら様々な作品の写真が。眼福です。
※番組中、仕事に口出ししたクライアントに、白井が激怒して説教した話がインパクトありました。

  

  

  
白井が設計した銀行の2階に壁にラテン語で「愛は全てに勝利する」と刻字

●1月26日…偶然YouTubeで知った、ベラルーシ(旧ソ連)の作曲家アレクサンドル・リトヴィノフスキー (Alexander Litvinovsky/1962年生)が2015年に発表した弦楽合奏組曲『ル・グラン・カイエ』(32分)にハマった!本人のフェイスブックも見つけたけどフォロワーが300人。もっとリトヴィノフスキー氏がメジャーになってほしい!

//『カムカムエヴリバディ』を見てたらめっちゃ回転焼きが食べたくなる。うちの近所には美味しい回転焼き屋さんがなく、余計に眩しく見える。

●1月25日…今年の《サラリーマン川柳》のノミネート作品100句が発表されたので、個人的に保存した15句を紹介します。大半がコロナ禍を題材にしており、ある意味、いまの時代を将来に伝える貴重な五・七・五ですね。

マスク顔 確信持てず 見つめ合う
距離を取り 小顔に見せる WEB会議
医者に行く 換気良すぎて 風邪を引く
リモートの 会議に映る 生活感
ふところが 寒いもともと キャッシュレス
久しぶり 妻とお出かけ 接種場
ズーム中 ペット参加で 盛り上がる
いつまでも 続く黙食 我が家だけ
何処に居る? みんなマスクの 運動会
ひとり飯 時代が俺に 追いついた
ネコの手が デリート押して ファイル消え
8時だよ!! 昔は集合 今閉店
キャンプより ソロ味わえる ウチの中
円満の 秘訣は出社と 気付かされ
お肌より 副反応で 若さ自慢

●1月24日…今期のアニメが濃密すぎ!『ジョジョ6部』はもちろんのこと、『進撃の巨人』『鬼滅の刃』は毎回が映画並のクオリティ!絵が綺麗なだけでなく、30分枠なのに“1時間見たのでは”と錯覚するほどの目まぐるしい展開と、満足感がある。『進撃』はドンデン返しの連続でまったく先が読めず、『鬼滅』はアニメ表現の限界に挑むような超光速バトルに驚愕(目で追えない!)。子どもと見ている『ダイの大冒険』もいい。放送が始まったばかりの作品としてはアニメ版『平家物語』に期待。予告編の世界観がめっちゃ好みで、Netflixでも視聴可能。
あとは今年か来年に『ヴィンランド・サガ』『キングダム』『ゴールデンカムイ』の続きが見られれば言うことなし!

//この年になるまでタワーブリッジのことをロンドン橋と思い込んでいた(汗)。ロンドン橋ってめっちゃ地味すぎる。

●1月23日…新選組の近藤局長・鬼の副長土方・剣豪沖田の墓は郷土の関東にありますが、筆頭局長・芹沢鴨や池田屋事件で散った者など多くの隊士の墓所は京都に。『お墓から見たニッポン シーズン5(2)』では新選組初期の屯所(八木邸)や墓所の壬生塚を巡礼、案内させて頂きました。
〔テレビ大阪・公式〕https://youtu.be/twObWCcUo-Q (23分)

〔補記:心に残る壬生塚の墓(1)〕河合耆三郎(きさぶろう)は新選組の勘定方として経理を担当。何らかの不始末により、土方に命令され28歳で切腹。新選組は彼の墓を、前年に自刃した総長山南らとの共同墓にしました。息子の切腹を知った故郷の両親は衝撃を受け、新選組の非情を責め、独自に個人墓を建て直しました。愛する子の無念を思 い、せめて墓は立派にという親心、その優しさが伝わってきました。

〔補記:心に残る壬生塚の墓(2)〕隊士7名合祀墓。このうち、阿比原栄三郎(対馬脱藩浪士)は、浪士組(新選組の前身)結成の翌月に21歳の若さで病没。志をもって上洛したものの、粛清以外では最初に亡くなった隊士になりました。野口健司(芹沢派)は芹沢暗殺事件に巻き込まれなかったのに、3カ月後に突然切腹を命じられました。本人は驚愕したと思います。
奥沢栄助、安藤早太郎、新田革左衛門の3名は、池田屋騒動で裏口を見張り、志士と斬り合って討死。安藤は弓矢の名人で、東大寺の通し矢(100m)で一昼夜に1万本以上の矢を放ち、約 8700本で成功、当時の日本記録を樹立したほどの人物。墓には何も説明がなくとも、各人にドラマが。

山南・河合ら5人墓 河合の両親が後日建立 七人合祀墓

※25日17:55テレビ大阪にて第3回放送です、いざ関ヶ原へ!

//Netflix版『新聞記者』が圧巻。ここまで凄いとは!米倉涼子さんと吉岡秀隆さんにぜひ国民栄誉賞を。〔1/27追記。文春によると、ドラマ版のプロデューサーは、赤木夫人の気持ちを何も聞かずに「フィクションだから」と撮影を強行したとのこと。何でそんなことするかな…。そこって、一番大事に、丁寧にしないといけないとこやん〕

●1月22日…明朝(23日)8時からNHK・BSで《ウルトラセブン》の名作回、第42話「ノンマルトの使者」と第43話「第四惑星の悪夢」の二本立てを放送!特に「ノンマルトの使者」はウルトラセブンのみならず、全ウルトラマン・シリーズを通して屈指の傑作回。

〔「ノンマルトの使者」簡単なあらすじ(結末含まず)〕
資源を求めて海底開発を始めた人類に対し、ある日、謎の少年が「開発をやめてほしい」と懇願する。少年いわく「ノンマルトは本当の地球人。大昔に人間から海に追いやられた。人間は今では自分たちが地球人と思ってるけど、本当は侵略者なんだ!」。
この話を聞いてダン隊員(セブン)は当惑する。「ノンマルト…僕のふるさとM78星雲では、地球人のことをノンマルトと呼んでいる…」。
やがて海底で平和に暮らすノンマルトと人類が衝突すると、少年はウルトラ警備隊に叫ぶ。「ノンマルトは人間より強くないんだ!攻撃をやめてよ!」。

本作には謎の少年が激怒し「ウルトラ警備隊のバカ野郎!」と絶叫するシーンがある。子どもの頃、初めてこの台詞を聞いたときの衝撃と言ったら!当時の僕にとって、ウルトラ警備隊といえば憧れの存在だったし、ウルトラセブンはカッコいいヒーローの象徴だった。そのウルトラ警備隊やセブンが、同じ子どもから「バカ野郎!」と言われるわけで、それはもう驚いたのなんの。

ノンマルトの語源は、戦いの神マルスに否定形のノンを付け加えたもので、平和的な種族を表している。いったい、人類はノンマルトたちとどう接するのか、共存の道はあるのか。ラスト5分は絶句の連続。脚本は“沖縄”出身の金城哲夫さん。未見の方、お薦めです。

  
「ノンマルトは人間より強くないんだ!攻撃をやめてよ!」

  
「ノンマルト…僕のふるさとM78星雲では、地球人のことをノンマルトと呼んでいる」
※これはウルトラの国がM78星雲にあることが初めて明かされた重要な台詞でもある。

  
「人間は今では自分たちが地球人と思ってるけど、本当は侵略者なんだ!」

  
「僕は戦わなければならないんだ」「ウルトラ警備隊のバカ野郎!」

●1月21日…恋愛ドラマでは、わざと嫌われることで相手を傷つけずに別れようとする行為が、「あの人は優しい人だから…」と描写されることがあり、そこに感じていたモヤモヤを博多華丸さんがビシッと言ってくれました。
今朝の『カムカムエヴリバディ』の直後、ドラマで錠一郎(オダギリジョー)がわざと嫌われるようなことをヒロイン(深津絵里)に言ったことについて、華丸さん「嫌いにさせるなんて優しさでも何でもないから。最悪ですよ」。めちゃ同意です。
嫌われようとした行為は相手を傷つけるのですから。(^^;)

 
「嫌いにさせるなんて優しさでも何でもないから」

//九州で震度5強。トンガの火山といい、あちこちで地下が動いており、ちょっと不気味ですね。

●1月18日…米疾病対策センター(CDC)がオミクロン株に対するワクチンの効果について新たなデータを初公開。これは全米259カ所の病院を対象に、昨年8月下旬〜今年1月初旬に入院した約8万8千人を分析したもの。
入院を防ぐ効果は、2回接種から半年以内だと81%、半年経過すると57%、3回目の追加接種(ブースター接種)をしていると90%とのことです。
僕はちょうど半年を経過したところなので、ちょっと心配。

//コロナのオミクロン株、大阪でも爆発的に広がっている…。

●1月17日…昨年末、全カジポンが色めき立った月面上の謎の構造物は、ただの石ころであったことが先日判明し、ロマンが吹き飛んだことをご報告申し上げます。
(でもちょっと安心したかも。まだ異星人との接触は心の準備ができてない(汗)。仮に人工物なら人類が今より団結できる機会にはなったかも)

  

//なるほど、火山被害のあったトンガが国際支援をためらうのは、あの島では新型コロナの感染者が今までたった一人だったからか。

●1月16日…〔墓マイラーだった偉人たち〕
『お墓から見たニッポン シーズン5』第1話がYouTubeにアップされ、番組で俳人松尾芭蕉と源氏の猛将・木曽義仲の墓が並んでいることや、カジポン家の先祖墓にまつわる平家落武者伝説などを紹介しています。
偉人の生涯を調べていて、その偉人がさらに昔の偉人の墓参りをしていた記述があると、「嗚呼センパイッ!」とめっちゃテンションが上がります。その最たる人が松尾芭蕉でした。

松尾芭蕉(1644-1694)は墓マイラーの先輩であり、晩年の『奥の細道』から印象深い2つのエピソードを紹介します。
(1)元禄2年(1689)5月2日の句について
芭蕉は約330年も昔の人物ですが、彼の時代からさらに約700年も昔の平安歌人・藤原実方(さねかた)の墓を、彼は笠島(かさしま/宮城県名取市)の近くまで訪ねています。藤原実方は清少納言の恋人とも言われる雅な人物で、20名の女性と浮き名を流したモテモテの歌人。彼の歌は百人一首に「かくとだに えやはいぶきの さしも草(ぐさ) さしも知らじな もゆる思ひを」《こんなにも思っているのに。伊吹山のさしも草(お灸のモグサ、ヨモギ)のように燃える私の思いがそれほどまでに強いとは、あなたは知らないでしょう》が収められています。やがて、実方の運命は暗転。あるとき、一条天皇(藤原道長の甥)の前で年下の書家・藤原行成と和歌をめぐって激論し、相手の冠を奪って投げ捨ててしまい、この非礼により陸奥守として都から左遷されたといいます。その後、実方は赴任先で落馬して馬の下敷きになり999年に約40歳で没しました。宮中で栄華を誇った歌人が、都からはるかに遠い地で事故死するという最期に、後世の文人は同情を寄せました。
百数十年後に歌僧・西行法師(1118-1190)は実方の墓参りをし、墓前で「朽ちもせぬその名ばかりを留めおきて 枯野のすすきかたみにぞ見る」《周囲はすっかり荒れ果て実方の名だけがこの地に残る。枯野に生えるススキがまるで実方の形見のようだ》と詠みます。
さらに約500年後、松尾芭蕉は実方と西行を共に深く敬慕しているため、“自分も西行法師のように実方の墓前で歌を詠みたい”と東北を目指しますが、梅雨の長雨に見舞われ、墓所がある村里へは道がぬかるみ、歩くに歩けませんでした。芭蕉は体力の限界に達し、断腸の思いで墓参を断念。その心情をこう詠みました。
「笠島はいづこ五月のぬかり道」《嗚呼、笠島は一体どこなのだ。五月雨(さみだれ)の泥んこ道でどうにもならず無念だ》

(2)元禄2年(1689)7月15日の句について
金沢に到着した芭蕉は、当地に住む愛弟子・一笑との再会を楽しみにしていたが、一笑は前年冬に36歳で他界していました。芭蕉は血涙慟哭し、次の歌を詠みます。
「塚も動けわが泣く声は秋の風」《墓よ動いてくれ、この寂しき秋風は私の泣く声だ》
『奥の細道』の旅から5年後に芭蕉は50歳で他界。その2年後、弟子の天野桃隣が師の悲願を果たすため東北へ向かい、実方の墓にたどり着き、こう詠んでいます。
「五輪折り崩れて名のみばかり」《五輪塔は折れて崩れ実方の名だけ土地に残っている》

ときに、芭蕉は自分の墓について遺言を残していました。亡骸を琵琶湖の側に眠る源氏の武将・木曽義仲(源義仲)の隣りに葬るよう弟子たちに願ったのです(『お墓から見たニッポン』では2人の墓を墓参)。木曽義仲は源平合戦の初期に数々の武功をあげ、平家を都落ちさせたにもかかわらず、同じ源氏の頼朝に滅ぼされた武人。『平家物語』には、笑い上戸で友情を重んじ、人間味ある義仲のエピソードが複数記されています。
勝者が記録してきた歴史の中で、敗者の義仲は粗暴な人物として描かれることが多いですが、芭蕉が墓を並べるよう希望したことで、「あの芭蕉が惚れた武士」として義仲の株があがり、再評価に貢献しました。芭蕉は義仲を追慕するあまり、墓を見守る庵に住んだ時期もあったほどです。番組では時間の関係上、ここまで話せなかったので、こうして補完しておきます。

※西行法師は実方以外にも様々な人物を墓参しており、都から遠い人も含まれているため、もしかすると日本人の元祖墓マイラーかもしれません。早逝した近衛天皇や二条天皇の墓前で歌を詠み、保元の乱で敗れた崇徳天皇が遠く配流先の四国で崩御した際は、3年後にはるばる現地を訪れています。この世に恨みを残して去ったと伝わる崇徳院の墓前で西行は読経し、次の歌を詠みました。
「よしや君 昔の玉の 床(とこ)とても かからむ後は 何かはせむ」《たとえ昔は帝位にあっても、今となってはそれが何になりましょう。もういいではありませんか》
※江戸後期の墓マイラーとしては、「前方後円墳」の名付け親・蒲生君平(がもうくんぺい/1768-1813)の行動力に特筆すべきものがあります。宇都宮出身の尊王家で、『古事記』『日本書紀』『延喜式』や古図などの史料に基づき、「92ヵ所」もの天皇陵を自らの足で訪れました。
※森鴎外も墓参が趣味で、お墓に感銘を受けて歴史小説を書きあげています。鴎外の手で、無名だった儒者・弘前藩医の渋江抽斎(1805-1858)の人生が広く世に知られました。
※海外では、作曲家のシューマンがドイツでバッハの墓石を探して発見できずに途方に暮れたり、シューベルトの墓参のためにウィーンを訪れたりと墓巡礼の記録が残っています。作曲家ワーグナーにいたっては、異国で客死した尊敬する先輩作曲家(ウエーバー)の遺骨を母国ドイツに持ち帰って改葬し、わざわざ墓地の正面に引っ越すほどでした。

敬愛する先人のお墓に手を合わせたり、話しかけることで、“自分も頑張ろう”“もうひと踏ん張りしよう”と体の奥からエネルギーが湧き上がってくることがよくあります。あの猛烈な感動を、西行、芭蕉、鴎外、シューマンらは体験し、巡礼しているのだと、僕は一方的に思い込んでいます。(^_^)
木曽義仲の墓 松尾芭蕉の墓

//『ドカベン』『あぶさん』で知られる水島新司先生が他界。享年82。水島野球漫画では『球道くん』が好きでした。昨年は白土三平先生、さいとう・たかを先生が逝去され、レジェンド漫画家の訃報が続きますね…。

●1月15日…トンガの大規模噴火、被害の詳細が不明とのこと。周辺の島は大丈夫なのだろうか。地震ではなく火山噴火が原因の津波は予測が非常に難しいとのこと。

●1月14日…なぜ右翼と左翼の議論が噛み合わないのか松尾匡(ただす)教授(立命館大)の図説が面白かった。左翼は世界の境界線を上下(富裕層と庶民)の間に引いており、右翼は内と外(自国と他国)の間に引いている。世界の解釈が全く異なるのに、相手が同じ土俵にいると思って論争するから、一向に噛み合わないという。

 

●1月13日…防災準備のお薦めサイトとしてNHKが紹介した『東京備蓄ナビ』が超便利。“東京”となっているけど他県でも共通。世帯の人数と年齢、建物の種類を選択するだけで、1週間分の必要物資が一覧表になって表示される。人間一人が1日に水3リットルを消費する計算なので、こんなに必要なのかと驚く。

●1月12日…欧米で爆発的に広がっているオミクロン株だけど、明るい兆しも。オミクロン株の感染拡大ピークの山はこれまでの株に比べて最も短期間であり、アフリカやニューヨークでは既に減少傾向に入ったとのこと。

●1月11日…ビートルズ・ファンの方、英国の最新ドキュメンタリー『ビートルズとインド』の前・後編が12日と13日の23時からNHK-BS1でオンエアされます。1968年、ジョージ・ハリソンがインドの民族楽器シタールの音色に惹かれたことをきっかけに、4人でインドへ。現地でビートルズと関わったほぼ全ての人のインタビューが登場し、生き生きとしたエピソードが当時を立体的に浮かび上がらせるとのことです!(複数の映画祭で受賞)

●1月10日…昨夏に公開された濱口竜介監督作『ドライブ・マイ・カー』が、アカデミー賞の前哨戦となる米国ゴールデン・グローブ賞で、非英語作品(旧・外国語映画賞)を受賞!これに先立ち、カンヌ国際映画祭では日本映画として初となる脚本賞を受賞しているほか、全米映画批評家協会では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4冠、ニューヨーク映画批評家協会賞では作品賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞では作品賞と脚本賞の2冠に輝くなど、大旋風を巻き起こしている。僕はまだ未見なので2月18日のDVDレンタル解禁が楽しみ。主演は西島秀俊さん。

●1月9日…心優しいヒーローに喝采!映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、SF映画史上の金字塔が爆誕です!!
過去7作品の予備知識がなくても楽しめますが、可能なら旧スパイダーマン(トビー・マグワイア主演)の1作目&2作目、アメイジング・スパイダーマン(アンドリュー・ガーフィールド主演)の2作目を見ておくと、100点の映画が千点、1万点に!悪党を倒すだけのアクション映画ではありません。大切なものは“優しさと赦し”、心に残る物語。
映画の宣伝文句「全ての運命が集結する」、これ見事なキャッチコピーです!!
予告編(2分43秒)決定的なネタバレはない予告。
※まだ公開3日目なのに、朝イチの段階でパンフレットが売り切れでした!

  2時間半の大作

●1月8日…11日(火)17時55分からカジポン出演のテレビ大阪『お墓から見たニッポン シーズン5(1)木曽義仲』オンエア!放送直後にYouTubeでも配信されます。
出ている僕が言うのも何ですが、30分間ガチでお墓のことしか語ってないのに、NHKならともかく、視聴率重視の民放でよくぞシーズン5(全15回)まで到達したと感無量です。偉人や庶民のお墓を通して日本を見つめ続けてきた番組。この「民放の奇跡」をとくとご覧あれ!

●1月7日…米軍基地がある沖縄や岩国市でオミクロン株が猛威を奮っている。在日米軍と隣国の在韓米軍ではあまりにコロナ対応が異なるため日本と韓国を同じ基準にするよう政治家に動いてほしい。
〔在日米軍〕
アメリカ出国時…PCR検査せず。
日本入国時…原則10日間の行動制限のみ。
〔在韓米軍〕
アメリカ出国時…PCR検査あり。
韓国入国時…PCR検査あり。指定された2つの基地に指定車両で移動して実施。陽性者は入院、陰性者は基地内の専用施設で10日間隔離。その後、隔離終了前に“韓国側”がPCR検査を実施。

韓国は、専用移動車両、専用隔離施設、韓国側が最後の検査と、これでもかと徹底している。この基準をなぜ日本でも適用できないのかとモヤモヤ。

 

●1月2日…年末にNHKラジオで語った『ラジオ深夜便・世界偉人伝(13)』が、NHK公式サイトにアップされました!1月7日午前零時までの公開になります。今回は2021年がメモリアルイヤーだった偉人を中心に人生とお墓を紹介しました。メインで取り上げたのは、生誕1900年のローマ皇帝マルクス・アウレリウス、生誕500年の武田信玄、没後200年のナポレオン・ボナパルト、生誕100年のゾフィー・ショルの4名です。
リンク先の4分過ぎから僕のコーナーです(約15分)。

ゾフィー・ショルは日本ではあまり知られていないので、以下にラジオで語った内容を記しますね。
→ゾフィー・ショルはドイツでは非常に有名な女性で、ミュンヘン大学の学生でした。1933年、彼女が12歳のときにドイツはヒトラー率いるナチスの独裁体制に。18歳のときに第二次世界大戦が勃発。彼女はドイツ人ですがヒトラーを危険に感じ、《白バラ抵抗運動》という、非暴力の反ナチス運動のメンバーになりました。この組織は彼女の兄ハンス・ショルがリーダーでした。
1943年、「大人がヒトラー打倒に動かないなら、学生の自分達が立ち上がる」と、ミュンヘン大学の構内で“打倒ヒトラー”を呼びかけるビラを密かに撒いたところ、ナチス党員の大学職員に見つかり、ゾフィーとハンスの兄妹は秘密警察に引き渡されました。逮捕から4日後、「国家反逆罪」に問われたショル兄妹は死刑判決を受けます。裁判官は通常49日かかる裁判をたった1日で終わらせ、その日の夕方5時にギロチンで刑が執行されました。ゾフィーはまだ21歳という若さでした。
その後、ゾフィーたちが撒いたビラのコピーは、密かに連合国に渡り、ドイツ降伏を呼びかける際にビラとして使われ、何百万部も空から撒かれました。

ゾフィーは要人を暗殺したテロ犯でもなく、国家機密を他国へ流したスパイでもなく、“非暴力”でヒトラー批判のビラを撒いただけなのに、生命を奪われたのです。お兄さんもまだ24歳でした。いまミュンヘン大学に行くと、正門前の地面に、ゾフィーが撒いたビラを再現したモニュメントがあります。当時、多くの市民がナチスに熱狂したにもかかわらず、真実を見抜いて自由と反戦を訴えた若者たちのことを風化させない、そんな強い決意をモニュメントから感じました。
“反ナチス”ビラのモニュメント ゾフィー・ショル
2003年、ドイツの公共放送がアンケートをとった、ドイツ人が選ぶ「史上最も重要なドイツ人」で、なんとショル兄妹が第4位に入りました。バッハ、ゲーテ、アインシュタインよりも上です。2021年はゾフィー生誕100周年を記念した20ユーロの記念硬貨も発行されました。現在、ドイツで最も多い学校の名前は「ショル兄妹学校」とのことです。

彼女のお墓はミュンヘンにあるのですが、見たこともない形でした。隣り同士に並んでいるゾフィーのお墓の十字架と、兄ハンスのお墓の十字架は、横の部分が1本に繋がっていたんです。あたかもスクラムを組むかのようでした。墓前には白いバラが供えられていました。

※ゾフィーたちの戦いを描いた『白バラの祈り』という素晴らしい映画があり、お薦めです!アカデミー賞の候補にもなりました。予告編(2分14秒)

五賢帝マルクス・アウレリウスの墓所(ローマ) 武田信玄の墓所(山梨)
ナポレオンの墓所(パリ) ゾフィー・ショル(右)と兄ハンス

//サイト更新は4日or5日から再開します。

●1月1日…明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします!

//Eテレの爆笑異端番組『植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之』最新作が元旦23時からオンエア!その前19時からNHKBS『世界史ドリームマッチ』にてアレクサンドロス大王、始皇帝、ナポレオン、シーザー、フビライハン、ラメセス2世という覇王6人の「最強王」を選ぶ時空を超えた夢の大戦。楽しみです!

  元旦からロマン爆発!

●12月31日…約2年に及ぶコロナ禍、うちの子(ふう)は6年生というのに学校行事は多くが中止になり、夏休みはどこにも行けず、ちょっと寂しい最終学年に。その代わり、山ほど名作映画を鑑賞。3時間超えの超大作もいっぱい。コロナ以前に観た映画も含め、積もり積もって200本を鑑賞したので、彼はそこから「ベスト100」を選び、6年生が感じたことをコメントで書きました。黒澤、スピルバーグ、ジブリ、チャップリンetc。映画を通して様々な国、いろんな時代を旅し、小学校生活最後の年に記録した映画讃歌。ボリュームがあるので育児ブログにアップしています。映画ファンの方、よろしければお楽しみ下さい。よれでは良いお年を!(来年こそ、コロナが落ち着いて、世界が再始動しますように!)

《ふうシネマパラダイス ベスト100のうちトップ30(ここではタイトルのみ)》
1.リメンバー・ミー
2.ベイマックス
3.七人の侍
4.トイ・ストーリー3
5.E.T.
6.火垂るの墓
7.ドラえもん・のび太の太陽王伝説
8.ラストサムライ
9.アナと雪の女王
10.スターウォーズEP4新たなる希望
11.ブルース・ブラザーズ
12.タクシー運転手〜約束は海を越えて
13.シャーロック・ホームズ/シャドウゲーム
14.ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
15.レディ・プレイヤー1
16.ルパン三世カリオストロの城
17.KANO 1931海の向こうの甲子園
18.チャップリンの独裁者
19.スタンド・バイ・ミー
20.スター・トレック(2009)
21.ジョーズ
22.キャスト・アウェイ
23.スターウォーズEP6ジェダイの帰還
24.ギャラクシー・クエスト
25.シャザム!
26.フォレスト・ガンプ
27.ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2
28.ゴッドファーザー
29.北北西に進路を取れ
30.バック・トゥ・ザ・フューチャー
次31.風の谷のナウシカ


●12月30日…NHKラジオ『ラジオ深夜便』(23時5分すぎ)に臨時で生出演します!今年ももう終わりということで、2021年が生没年の記念の年だった偉人たちについて、生涯とお墓について15分ほど話す予定です(ナポレオン没200年など)。
※スマホやPCでも以下のNHKネットラジオで聴取可能です。

●12月29日…ドラマ『岸辺露伴は動かない』第2弾、3話とも奇妙な世界でジョジョっぽさが出ていた。特に良かったのが、市川猿之助の怪演が光った第5話「背中の正面」。さすがアニメ版ジョジョの構成担当・小林靖子さんの脚本、原作の改変に違和感がない。クライマックスは日本(イザナギ)やギリシャ(オルフェウス)の神話の話も取り入れた、思わずうなる展開に。ジョジョ未読の人の為に、スタンドという概念を出さずに独自の描きあげた。来年の年末、高橋一生さんの露伴先生に再会できますように!

  絶対に背中を見せない男を熱演

●12月28日…2021年のテレビ界最大のモンスター番組、それはNHKの深夜の定番リピート番組『平清盛 ゆかりの地を行く』だ。この紀行番組は2012年の大河『平清盛』の頃から放送されている。あの大河の大ファンということもあり、今年は何回放送されるか、1月から毎回記録してみた。数え漏れがなければ、地上波とBSを合わせて、これまで23回オンエアされた。そして大晦日早朝3時40分が堂々「24回目」のリピート!5分間のミニ番組ではなく45分のガチ番組が、わずか1年で24回も再放送された例はそうそうないと思う。大河の『平清盛』は傑作にもかかわらず視聴率がふるわず、低視聴率=失敗作という烙印を押された悲劇の大河。「『平清盛』は名作なんだ!」というNHK側の魂の叫びにも思える。

  間違いなく来年もリピートされるだろう

●12月27日…大河ドラマ『青天を衝け』、制作陣入魂の最終回、しかと受け止めた。冒頭で家康から視聴者への次のメッセージがあった。

  
「渋沢栄一の物語を閉じるにあたって是非皆さんに感じていただきたいことがあります」

  
「真心を込めて切り開いた彼らの道の先を歩んでいるのは、あなた方だということを」。
これはドラマと現実の視聴者との境界を越える異例ともいえる呼びかけ。

  
そして番組の最後の会話は、孫の敬三(1963年没)が故・栄一の故郷を訪れ、若い頃の栄一の幻影と交わしたもの。
栄一「今、日の本はどうなってる?」
敬三「それが…恥ずかしくてとても言えません」


正直、驚嘆した。僕は「今の日本はますます発展して、世界有数の経済大国になりました!」という無難な答えを予想していた。いわゆる安全運転の脚本。ところが、幅広い層の視聴者がいる大河、それも日曜夜のお茶の間で、まさかの「(日本がどうなったか)恥ずかしくてとても言えません」。脚本家の大森美香氏は公共放送の番組ラストに、よく勇気を出してこのセリフを書いたと思うし、この言葉で締めるからこそ、冒頭の家康の(日本の未来を託されているのは)「あなた方だということを」という投げかけが生きてくる。

渋沢はアメリカを4度も訪問し、全米で友好・共栄を訴えて講演、4人の大統領と会見している。そしてアジア・太平洋戦争の端緒となった1931年9月の「満州事変」の2カ月後に没した。日米親善や日中親善のために奔走してきた彼にとっては、まだ幸せだったのかも知れない。他界の翌年、陸軍の満州建国に否定的だった犬養首相は五・一五事件で暗殺され、以降二・二六事件、日中戦争、対米開戦へと、渋沢が目指していた国際協調主義とは逆の方向へ転げ落ちていく様を見ずに済んだのだから…。

 
最終回で印象的だったのは、関東大震災のあと諸外国が復興を支援してくれたこと。アメリカから多額の寄付や食糧の援助があり、中華民国も日清戦争のわだかまりを超えて寄付金や支援物資を届けてくれた。渋沢「友とは、ありがたいものだ」。このエピソードがあるだけに8年後の、恩を仇で返すような満州事変の衝撃が大きい。

 
1931年に中国で大水害が起き、渋沢は「震災のときの恩返しだ」と、中華民国水災同情会の会長を務め義援金を募った。渋沢がラジオで直接呼びかけたこともあって多額の義援金が集まったが、満州事変が起きたため、中国側は「厳重な抗議の意思表示のため」と受け取りを拒絶し、渋沢は言葉を失う。米国では移民問題がこじれ排日移民法が可決された。
各国に友人がいる渋沢は「日本も大いに世界人類の幸せのために力を尽くすべき時なんだ」と嘆く。

『青天を衝け』の前半は、農民出身の渋沢が、尊皇攘夷の倒幕派を経て、真反対の徳川慶喜に重用される幕臣になり、幕府使節団でヨーロッパへ渡航するというジェットコースター人生。中盤は日本の国力を高めるために500もの企業の設立に関わると同時に、発展から取り残された弱者救済のため福祉事業に奔走する様子。後半は外国を見てきた彼が、国際親善に尽力する姿を描いた。幕末から維新、明治、大正、昭和初期まで91年の長寿を生ききった。
他の資本家が自分の財閥を拡大させることに血道をあげているなか、渋沢は財閥を作らず、「実業家は利益を独占するのではなく、国全体を豊かにすることを心がけ、富は全体で共有するものとして社会に還元せよ」と強調した。

渋沢栄一というと多数の企業の設立に関わった“日本資本主義の父”という面が注目されやすいが、ノーベル平和賞に2度候補になっていることを特筆したい。残念ながら大河ドラマではコロナと1年ズレた五輪で放送が9話カットされたため、晩年のパートは短くなってしまったので、本来なら描かれたであろうエピソードを補足。
−−渋沢は86歳となった1926年から他界前年の1930年まで、第一次世界大戦終結日である11月11日に、毎年ラジオ放送で平和を訴える演説を行った。満州で軍が張作霖爆殺事件を起こし暴走し始めた1928年のラジオ放送では、「科学の進歩は、戦争を昔よりもはるかに激烈惨たんにしております。一国の利益のみを主張せずに、政治経済を道徳と一致せしめて真正なる世界の平和を招きましょう」と呼びかけた。続けて国際児童親善会を設立し、米国の人形と日本人形を交換しあうことで日米親善交流の一環とした。
1931年、毎年ラジオで平和を訴えてきた、まさに11月11日の当日に91歳で他界。渋沢のお墓は徳川慶喜と同じ東京の谷中霊園に建てられ、彼が慕っていた慶喜公の方を向いている。

放送前に抱いていたドラマのイメージは「日本資本主義の父・渋沢が主人公=日本スゴイ!日本人スゴイ!系」のドラマ。フタを開けてみると、「国際問題は相手の立場になって考えてみよう、相手を知ろう」「手を取り合い、協力しあって皆で繁栄しよう」という国際友好の信念を持ち、実業家には「自分の金もうけだけを考えず、皆が豊かになる方法を考えよ。富を社会に還元せよ」と企業モラルを説く、そんな人物がこの国の基礎を作っていたと気付かせてくれる傑作ドラマだった。コロナで資本主義の負の部分が露わになり、格差社会が問題化している今、実にタイムリーだった。すべての番組スタッフに感謝!

※渋沢が設立に関わった企業は、日本最初の株式会社「第一国立銀行」(現みずほ銀行)、日本鉄道会社(JR東日本)、東京貯蓄銀行(りそな銀行)、東京電力、東京ガス、東京海上火災保険、日本郵船、大日本印刷、サッポロビール、キリンビール、東洋紡、王子製紙、帝国ホテル、京阪電鉄、富士通、大成建設、日本経済新聞、時事通信社、共同通信社など各分野500社。また東京商工会議所、東京証券取引所を設立し財界の組織化を行った。
※渋沢は30代前半から生活困窮者の福祉施設「東京養育院」の運営にも携わっている。近代的な診療設備を設置し、職業訓練所を設けて社会復帰を支援、子どもたちには学問所を作り知識を学ばせた。「富国強兵」が叫ばれるようになると、養育院の廃止案が議会に提案され、渋沢は議員から「貧民を救うために多額の税金を使うのはやめろ」と叩かれた。渋沢は「一国の首都にこの設備があるのは当たり前」と抵抗するが廃止の議決。渋沢は議員に啖呵をきる。「議会がそれほどまでに無情であるならば、今後は私が経営する」。鹿鳴館で日本初のチャリティーバザーを開催し、3千点をオークションに出品、3日間で現在の6800万円を売り上げた。集めた寄付金を公債や銀行預金で運用し、資金3億円を5年で9億円に増やし、養育院は東洋一の福祉施設となった。
その後、世界恐慌の中で救護法(生活保護法)が制定されたが、財源不足を理由に政府が実施を延期したことから、90歳の栄一は大蔵大臣に直談判し、「こういう時のために、(税収を確保できる)たくさんの産業を育てたのです。一生懸命に働いて、日本経済をこの様にしたのは、苦しい時にこそ役立てて頂きたいから。渋沢の最後のお願いです。救護法を実施して下さい」。大蔵大臣は予算を工面して救護法を実施、24万人もの人が助けられた。
※『青天を衝け』総集編は1月3日の朝8時15分から約4時間の放送。

●12月26日…「今までの道のりの結晶を」。今夜の全日本フィギュアにて、画面後方(右上)にあった《意気込みメモ》の羽生選手のひとこと。これすごく良い言葉ですね。

  

●12月25日…東京の街中12箇所で無料&予約なし&誰でもPCR検査を受けることがようやく可能に。海外に比べて約2年遅れだけど、それでも実現できて良かったと思う。

●12月24日…28日分までお薦め番組情報をアップ完了。年末に向けて良さげな番組がいろいろ。27日からはいよいよ露伴ドラマ第2弾っすね。

//昨日の日記にラジオ深夜便の出演日を29日(水)と書きましたが、正確には30日(木)でした(訂正済)!誰だ、カレンダーの29に丸印を付けたのは…。って、自分なんですが、おっちょこちょい過ぎる自分が怖い。
(追記)なんと、意外にもカジポンは間違っていなかった。NHKが当初伝えてきたのは29日出演だった!それがどこかで30日に変更されたっぽい。翌日は紅白歌合戦だから、今年の「深夜便文化部」は僕も大トリの1人に。こりゃ気合いが入る!

●12月23日…NHKの『ラジオ深夜便』、僕は第5火曜が本来の出演日ですが、急遽、今月30日(木曜日)に生出演することになり、いま鼻息荒く、そして必死こいて原稿をまとめています。今年や来年が生誕何百年、没何百年という偉人を特集する予定です!
※たとえば2021年は武田信玄の生誕500年であり、ナポレオンの没200年でした。そして来年は水木しげるの生誕100年であり、聖徳太子の没1400年、最澄の没1200年、森鴎外の没100年だったりします。

//だんだんオミクロン株の市中感染が増えてきて心配。一方、初めて重症化を防ぐ飲み薬モルヌピラビルが認可された。イスラエルは4回目のワクチン接種を決定。人類とコロナウイルスとの攻防は佳境に迫ってきた感がある。

●12月22日…ジョジョ第6部のOP映像に、第2部のOP曲を流したら効果音まで完全一致したという動画(1分半)、凄すぎて鳥肌が立った!

//17日に起きた大阪の医療クリニック放火殺人、逃げようとした人にタックルしたり、非常扉に細工していたりと、事件の詳細が判明するにつれて、亡くなられた25名の方の恐怖や無念さが思われ胸が痛む。京都アニメの悲劇の記憶もまだ生々しく残っている。なぜ世の中に不満がある時に、政治システムを変えるのではなく、無防備な市民を大量に殺害する方向へ行くのか。どうすれば無差別殺人事件に至る人を生み出さない社会にできるのか。強すぎる殺意が生まれる背景を社会全体で考えるときだ。

●12月21日…M-1グランプリ、個人的には《ロングコートダディ》の肉うどんネタが1番好きだったので、2本目のネタが見たかったなぁ。ただ、《オズワルド》は上手かったし、《もも》の“なんでやねん”顔は笑ったし、17代目の王者に輝いた《錦鯉》も、50歳での優勝は琴線に響くものがあった。猿を捕らえる罠のバナナを自分で食べるくだりは爆笑でした(笑)。

//カムカムエヴリバディがたった1週間で一気に悲劇になって動揺。登場人物に悪人はいないのに、悲しみと痛みに満ちた展開に。救いがなさすぎる…。

●12月20日…YMOの音楽はいつになっても古くならず、名曲選(68分)をしょっちゅう聴いている。でも一番好きな曲はここに入っていない「エピローグ」(4分30秒)っす!このノスタルジーやばい。

//う〜む、今年最後の映画館通いとして見に行くつもりだった新作『マトリックス』の評判がギッタギタのメッタメタで残念。まあでも、世間の評価と僕の感想はけっこうズレることがあるし、自分の目で観てこよう…。

//ウルトラジャンプに荒木先生がタッチしない、別の作者のジョジョのスピンオフが2本掲載され、ジョジョ・ワールドは新しい世界に入った。3部の人気キャラのホル・ホースが、4部の舞台・杜王町を訪れるという設定がとても楽しかった。
…でも、今のウルトラジャンプは露骨な性描写の作品が多く(青年誌とはいえ僕には一線を超えたように映る)、これでは幅広い層に「今月号を買って読んで」とは言いにくい。かつては『ピースメーカー』『アド・アストラ』『皇国の守護者』のような硬派でじっくり読ませる作品が多く、エロ要素は少なかったウルトラジャンプ。どの雑誌も売れなくなった時代に入った今、売上げのためにエロを導入するのは致し方ないにしても、もうちょっとオブラートに包むことができないだろうか。行為をモロに描いた作品が複数あって、青年誌より成人誌に近くなっており(今号ではここに書けないような言葉が少女の体に書かれている。なんで暴行を教唆するような文言が編集の校了を通った?)、完全に雑誌の方向性が変わった感がある。うちの子(小6)はジョジョが大好きだから、僕は今月号のホル・ホース外伝だけを切り取って読ませたけれど、この先のことを考えると憂鬱に。

●12月19日…先日アップした『覚えておきたいギリシャ神話の神々と英雄たち』に、さらに画像を15点以上追加、図鑑としても楽しめるものに。

//神田沙也加さん(35)の訃報は本当にショック。太陽の陽射しのような明るい声質、伸びと艶のある歌声は彼女だけの宝だった。アナ雪のナンバー「生まれてはじめて」(3分41秒)を聴き、心から追悼。寂しいです。

●12月18日…人生に悲しみはない方が良いに決まっているけど、Eテレ『理想本箱 君だけのブックガイド』で、吉岡里帆さんが朗読していた『悲しみの秘儀』(若松英輔著)の一文、これもまた真実と思う。歴史上の多くの芸術作品がこの言葉を証明。

「人生は悲しみを通じてしか開かない扉がある。悲しむ者は、新しい生の幕開けに立ち会っているのかもしれない」

 

●12月17日…朝ドラの『カムカムエヴリバディ』は和菓子屋さんが登場するため、放送開始以来、もう何個おはぎを買ってしまい、そして胃袋に入れたかわからない。でも、ケーキや洋菓子に比べて、和菓子は太らないと聞いたことがあるし、大丈夫なはず。小豆がメインだし野菜みたいなものです(妄想)

  お茶もあうけど意外に牛乳もあう

●12月16日…超気合いを入れて『覚えておきたいギリシャ神話の神々と英雄たち』を作成、アップしました!単なる神話のあらすじ紹介ではなく、これまで見た映画や漫画の情報も入れたサブカル的なページを目指しました。文字数は2万字を超えていますが、名画や彫刻など画像がたくさんある(70点)ので大丈夫です!とにかく、一度だけ最後まで目を通しておけば、今後、西洋の芸術がいっそう楽しめると思います。ぼちぼちお読みくだされ!

●12月15日…12/19(日)まで公開されている東京メトロ渋谷駅B2Fののスペシャルモザイクアート、友人が送ってくれた写メに見入った!間近で見るとジョジョの名シーンになっているのがスゴイ。公開が終わったら、次はぜひ大阪の地下に!っていうか全国を巡回展示してほしいッ!!



●12月14日…近所のお寺の前に、胸に刻みたい言葉が。

「SNS 書いた言葉は消えません あなたは一瞬 相手は一生」

  

●12月13日…元禄15年(1702)12月14日は赤穂浪士47人が吉良邸に討ち入りし、主君の仇討ちを成し遂げた『忠臣蔵』の日。江戸で没した彼らの墓所は港区高輪の泉岳寺が有名ですが、実は大阪の浅野家菩提寺・吉祥寺にもあり、しかも大阪の墓(遺髪墓)は江戸や故郷赤穂の墓より先に建立されたと聞きます。浅野内匠頭は参勤交代の際に必ずこの寺に足を運んでいたとのこと。
『お墓から見たニッポン』では過去にこのお寺の義士墓を巡礼しており、動画を紹介しますね。境内には四十七士の石像もあり、解説させていただきました。
https://youtu.be/K38eZj5RKjk (23分)
※来年は討ち入り320年。

●片腕に障がいがある人のために、片手で演奏可能なリコーダーを年配の日本人技術者が開発。トロンボーンのようにスライド式で音程を変えられる。ニュースでは小学生が「みんなと一緒に演奏できる」と喜んでいた。海外でも高く評価されていて、素晴らしい発明だと思う。

//アメリカの史上最大級といわれる竜巻の映像に戦慄。300km移動って、東京から京都の距離。死者行方不明者100名以上。アメリカ内陸部では一戸建てに地下室が必ずある理由を実感。

●12月10日…旧友が「こんなの見つけた笑」と写真をくれた。焦って二度見した!カジポン?…カジュポン!!鹿児島物産展で売っていたらしい。この冬はこれで鍋料理を食べないと!(^^)
※500円を切ってるのもGOODです

 

●12月9日…今月、中国の月面探査機が撮影したこの建造物、いったい何でしょうね。正方形の石?たまたま凱旋門っぽくなった?バズプラスニュースくらいしか伝えておらず、NHKも新聞もスルーしているため、フェイクニュースなのかとも。過去のアポロ着陸船の足なのかな?
(NASAや旧ソ連が内緒にしていたのに、中国が空気を読まずに公開したとかなら、SFファン&元「ムー」読者的に面白いです、笑)

 

●今週は『お墓から見たニッポン シーズン5』のロケ撮影なので、更新は不定期になります。嬉しいことにシーズン5まできました!

//今年の12月8日は真珠湾攻撃(1941)の80年。なぜ国力20倍という米国との無謀な開戦を防げなかったのか要検証です。ハルノートの誤訳なども。

●12月5日…1791年12月5日に35歳で他界したモーツァルト。今日はちょうど没後230年。彼に感謝を込め、お墓コーナーのモーツァルトの解説文を超大幅に加筆。文字数は3万6千字、YouTubeを使った紹介曲が「125曲」という、いささかクレイジーな規模になりました。全力で彼の人生と音楽を紹介しています。単なる出来事を追った年表ではなく、モーツァルトの手紙をたくさん引用し、彼の姿が浮かび上がる文章を目指しました。素晴らしい音楽をありがとう、モーツァルト。

●スピルバーグ監督版の『ウエストサイドストーリー』の日本公開日が2月11日に決定。米国は今月から。75歳となったスピルバーグは「私のキャリアの集大成」と語っており早く観たい。『マトリックス レザレクションズ』の日本公開は12月17日。

●12月2日…「言葉の存在を最初に悟った日の夜。私は嬉しくて嬉しくて、ベッドの中で、この時初めて“早く明日になればいい”と思いました」(ヘレン・ケラー)
一昨日出演した『ラジオ深夜便 世界偉人伝』の聴き逃し配信が始まりました!
第12回は墓マイラーの米国巡礼記、首都ワシントンD.C.の「ヘレン・ケラー&サリバン先生」「ケネディ大統領夫妻」などの墓トークと、独立記念日の首都の様子等々!来週8日(水)午前0時までの公開です。
NHKサイトのリンク先、開始4分付近から登場します。約15分のコーナーなので、移動中などにお楽しみ頂ければ幸いです!
ヘレンとサリバン先生の名前が点字に ケネディ夫妻と墓所の炎
「幸せの一つの扉が閉じると、別の扉が開く。しかし、私たちは閉じた扉ばかり見ているために、せっかく開かれた扉が目に入らないことが多いのです」(ヘレン・ケラー)

●12月1日…祝!ジョジョ6部アニメNetflix世界総合2位!テンポ良いし声優さんは圧巻の神演技、そして6部バトルがこんなにアニメ向きとは!2012年に第1部が放送されたとき、OP曲冒頭にジョリーンが映り超大好きな6部アニメ化に期待、それから約10年、ついに夢が実現!しかも世界のも同時に楽しめるとはッ!!
ストーンオーシャン(6部)はOP曲とED曲もめっちゃ最高ですね!第6部は主人公が女性ゆえか、どちらの曲も女性ヴォーカル。何回でも聴きたく!
・オープニング曲「STONE OCEAN 」(90秒)移動カメラで撮影したような映像と、ポップな女性ボーカル&コーラスのコラボが超クール!
・エンディング曲「Distant Dreamer 」(90秒)。原作を読んでると、この海辺の光景だけで泣ける。そして和訳バージョンのアップに超感謝!「私は笑っていると思われるけど、心の中ではずっと自分の運命について考えている」って、まるでジョリーンのために書かれたような詞!

●11月30日…本日は水木しげる先生の命日「ゲゲゲ忌」。東京調布の覚證寺(かくしょうじ)を訪れた関東の友人が、今日の巡礼写真を送ってくれた。水木先生ご自身がデザインされた生前墓の前で、鬼太郎とねずみ男の石像が先生を護っています。墓前はファンの供花であふれ、みかんには鬼太郎のイラストも(笑)

   
天気も良く、最高の墓参日和ですね。(^^)

●11月25日…朝ドラ「カムカムエヴリバディ」、初回からずっと笑いと涙の名脚本で神回多発。今日の第19回は切なすぎる衝撃の展開、放送直後、次の番組「あさイチ」メンバーの表情が感情移入の深さを物語っています。
驚愕の目の華丸さん、大泣きする鈴木アナ、その鈴木アナを気遣って報道センターに切り替えようとする優しい大吉さん。視聴者とのシンクロ率300%、思わず連続写真を。
カメラがスタジオに切り替わった直後 今日は哀しみが突き上げるラストだった
鈴木アナ「だめだ、もう…」 「ニュースセンターの方まだいない?」

●11月24日…自分の中では30代半ばという気がしているのに、いつの間にか54歳に。大ベートーヴェンの56歳まであと2年、ちょっと信じられないです。物忘れも多いですが、嫌なこともどんどん忘れるので、これはこれでいいかなと。(^^;)
誕生日は産んでくれた親にお礼を言う日だと思っていますが、中年になってから、誕生日に飲む酒は、下の映画のセリフを言ってから飲んでます。
「今日は誕生日だ。今日まで生き延びたことを祝おう」(映画『スモーク』)
人生いろいろありますが、芸術や自然が与えてくれる感動は、生きていればこそですね。長生きしましょう。
※インドの好きなことわざを。
「貴方が生まれたとき貴方は泣き、貴方の周囲の人々は喜んだ。貴方がこの世を去るときには貴方の周囲の人々が泣き、貴方のみ微笑むように」

●YouTubeから低評価の表示が消え、ツイッターと同様に高評価だけが見えるようになったのは、今後、インターネット史に刻まれるであろう革命的な大事件と思う。低評価の数を見て心を病んだり、自死する人が確実に減る。人間はそんなに強くない。99の高評価があっても、1の低評価があるとずっとそれが気になるもの。もちろん、低評価の表示機能があることで、詐欺や悪徳商法の警告になったけど、それはYouTubeの運営や司法が対処すべきこと。大袈裟ではなく命の問題であり、遅きに失したとはいえ、YouTubeの英断を称えたい。

●22日(月)12時Eテレ『にっぽんの芸能 大江戸×バロック音楽〜時空を超えたコラボレーション』の再放送!先日の本放送、ビバルディ「四季」の“春”“冬”を琴で合奏(5人)、ほんと素晴らしかったです。番組後半ではバッハの名曲「シャコンヌ」を能楽師が舞い、源氏物語の六条御息所の悲しみを込めます。圧巻!
  生き霊となった六条御息所

●エンゼルス・大谷翔平選手(27)がアメリカン・リーグMVP(最優秀選手)に「満票」で選出!おめでとう!満票という結果からも、ほんと愛されているのがわかる。日本人選手としてはイチロー選手以来20年ぶり。

//映画『エターナルズ』のテーマ曲(3分50秒)に激ハマリして、毎日50回以上聴きまくってる。冒頭、イントロ部分の1分間がとにかくヤバイというか、中毒性がある。

●ギリシャ神話の簡単なまとめページを作り始めたら、5日かかってもまだできないという。同じ名前なのに別人というケースが多すぎる。田中さんや鈴木さんが神話にいっぱいいる感じ。冥府のハデスより、ゼウスやポセイドンの方が悪事(女性関係)をはたらいている(汗)。

//朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、カメラの使い方が素晴らしい。音楽も映画のサントラみたいなやつがある。充実の15分。

●17日21時からBSプレミアムで『反田恭平 ショパンコンクールを語る』!選曲の意図と戦略を解き明かすインタビューのほか、コンクール1・2次予選から1曲ずつ、そして3次予選の「英雄ポロネーズ」、ファイナルの「ピアノ協奏曲第1番」をノーカットでオンエア!(ぜひ地上波でも放送を)

●11月15日…沖縄県はいっとき多数のコロナ感染者が出て医療危機に陥ったけれど、本日、新たなコロナ感染者が0人!昨年7月以来というから実に1年4カ月ぶり。ほんとこのまま行ってほしい。

●『アベンジャーズ』に比べて全然話題になってないけど、その公式続編であり公開中の『エターナルズ』、個人的には拍手喝采の映画だった。以下更新中。

●大河『青天を衝け』をめちゃくちゃ面白いのに、年内に終わらせるため通常より10話も少ない全41話になるのが残念。前作『麒麟がくる』がコロナの影響で1月まで放送延長になったこと、夏に五輪があり放送休止になったことが影響。カットされる渋沢の良いエピソードは同じスタッフでスピンオフを作ってほしい!

 
『世界墓マイラー同盟』の盟友が渋沢の今年の命日(11/11)直後に墓参、大河オンエア中ということもあるのか、供花がすごい数に!

●年末にNHKでオンエアされる『岸辺露伴は動かない』(主演・高橋一生)、第5話「背中の正面」はジョジョ第四部の乙雅三@チープ・トリック編を題材にしているとのこと!本編の実写化って嬉しすぎる!乙雅三役は市川猿之助さん。




明石海人●11月11日はロシアの文豪ドストエフスキー生誕二百年(1821年生まれ)。どの小説も、たとえ悲痛な物語でも奥底には彼の深い優しさが。
「青年は笑っていましたけれど、やはり泣いていたのです…なぜならロシア人は泣くべきところで、笑うことが非常に多いからです」(『カラマーゾフの兄弟』)

ドストエフスキーはロシア皇帝の圧政に逆らい、28歳で政治犯として死刑判決を受け、処刑“当日”に恩赦でシベリア流刑になったという凄絶な過去を持ち、小説の中で体験者にしか語れない言葉を綴っている。
「処刑前の5分間について彼は時間の割り振りをした。まず友達との別れに2分間ばかりあて、さらに2分間をもう一度自分自身の人生を振り返る為にあて、最後の1分間はこの世の名残りに、周囲の自然風景を静かに眺める為にあてたのです」 (『白痴』)

43歳のときの小説『地下室の手記』にはこんな会話が。
・「死んでやるわ」「でも、可哀想だな」「誰が?」「生命がさ」
・「人間というものは、不幸の方だけを並べ立てて幸福の方は数えようとしないものなんだ。ちゃんと数えてさえすれば、誰にだって幸福が授かっていることが、すぐ分かるはずなのにね」

苦しいときに支えとなる言葉をたくさん残してくれたドストエフスキー。ボリショイ・スパシーバ!(めっちゃおおきに)

※アインシュタイン「ドストエフスキーは、どんな思想家が与えてくれるものよりも多くのものを私に与えてくれる」

※黒澤明監督「あんな優しい好ましいものを持っている人はいないと思うのです。それは何というのか、普通の人間の限度を越えておると思うのです。どういうことかというと、僕らが優しいといっても、例えば大変悲惨なものを見た時、目をそ むけるようなそういう優しさですね。あの人は、その場合、目をそむけないで見ちゃう。一緒に苦しんじゃう、そういう点、人間じゃなくて神様みたいな素質を持っていると僕は思うんです」
※ドストエフスキーのお墓は人生で初めて訪れた偉人のお墓であり(1987年)、それがきっかけで墓マイラー になりました。画像は再巡礼時のもの。

  

●Netflixがジョジョ6部アニメのオンエアを12月1日と発表。どうやら12話分を一挙公開して、それをシーズン1とするようだ。12月の第一週は家でジョジョ祭り、ファンには嬉しい悲鳴。地上波でも正月明けにオンエアが始まるから、地上波が12話に近づいた頃に、Netflixでシーズン2をドカンとアップするんじゃないかな。

●コロナ禍で所得格差が社会の分断を広げていることを受け、イギリス政府は来年4月から全国の最低賃金を約1500円(9.5ポンド)に引き上げると発表。スナク財務相「この政権は働く人々の味方だ。今回の賃上げで仕事に見合った報酬が得られるようになる」。
一方、日本は全国平均930円。この30年、世界中の賃金が右肩上がりを続ける中、日本の賃金は横ばいを続け、ついには韓国にも抜かれてしまった。一体なぜ、こんなことになったのか?元ゴールドマンサックスのアナリスト、実業家デービッ ド・アトキンソン氏は、日本人があまりに従順すぎて、どんなに給料が安かろうが文句ひとつ言わないため、経営者はなんの努力もしないという。「日本人はよく教育を受け、真面目に仕事をし、しかも最低賃金があまりにも安すぎるた め、経営者としてはもう努力する必要がなく、経営者としてそこに乗っかってるだけで工夫する必要はありません。ですから、動き出す動機がないんです」。ニューヨークのアルバイトの時給は、調理のアルバイト、大学の広報、日系企業、どれ も時給は15ドル、日本円にして約1700円。アトキンソン氏は時給が高くても企業はやっていけるという。理由は「これは経済学の基本中の基本ですけども、給料が上がってくると(経営者は)イノベーションをするようになりま す。先進国の場合は人間に払わなきゃいけないコストが高いので、高くなればなるほど、その賃金を払うために機械化もしますし、ビッグデータも使いますし、いろんな工夫をしてやっていきます」。先に賃金を上げてしまえば、経営者は否が応でも知恵を絞るし、日本以外の先進国はそうしていると。

日本の経営者の中には「時給1500円なんてとんでもない」と背を向ける人もいるだろうけど、時給1500円でも年収は300万円であり、日本ではカツカツ。「労働者1人に300万も払えない」というなら、欧州では事業として破綻している。っていうか、欧州の場合、残業もなければ、一般企業に3週間の夏期休暇(バカンス)がある。それでも一人当たりの労働生産力は日本よりも上だ。
僕が小学生の頃、旧国鉄も私鉄もしょっちゅう賃上げを求めるストライキで止まっていた。今や「ゼネスト」(全国一斉スト)という言葉は死語になってしまった。「日本人も他の先進国なみの給料を」とゼネストで求める大義はある。「年間最低賃金」という概念も必要かと!

●6日22時半からBSプレミアムで『発表!全仮面ライダー大投票』放送!昭和から令和まで、50周年の歴史、100を超える作品、200人以上の仮面ライダー、300曲の音楽のトップを決める視聴者投票に寄せられたのは57万票!ライダー俳優が登場、作品の魅力や舞台裏を語るコーナーもあり。

●11/6 無事に原稿を入稿、半日ぶっ倒れてから更新再開します。ズゴー。

●仕事の締め切りでアップアップ、5日夜には更新再開できるかと!なぜなら5日夜が締め切りだから!できてないワケがない、そうでしょう?だって、締め切りだから!

●京王電車通り魔事件の続報に映画ファンとしてモヤモヤ。映画『ジョーカー』は電車に乗っているお爺ちゃんや女性を無差別に傷つけろなんてメッセージはこれっぽちも発信していないです。逆に列車内で困っていた女性を助けるシーンが あったくらい。
あの映画は格差社会の醜悪さ、非情な自己責任・新自由主義の終着点をこれでもかと描き、底なしの悲しみと痛みに満ちた作品ですが、「ジョーカーに影響された」って犯人が言うような、そういう映画じゃないと思います。
《自己責任の名の下に弱者が切り捨てられ、社会から“思いやり”が消えた時に「ジョーカー」を生む、だからこそ非正規が奴隷の様に扱われ上級国民という言葉が生まれたこの社会を変えていかねばならない》、僕は作品をそう受け止めました。
弱肉強食の新自由主義ではなく、人をまっとうに扱う社会を切望します。
※米国アカデミー主演男優賞受賞
  

【圧巻の予告編】https://youtu.be/C3nQcMM5fS4 (2分半)

●11月2日…岸田首相が会見で「選択的夫婦別姓制度の議論を進める。国民の理解について政治家として汗をかいていくのが大事」。結婚で強制的に名前が変更されるのは、世界で日本だけ。国連から人権侵害と批判されており、首相はこの制度改革をやってわが国の政治史に名を残してほしい。
※ちなみに岸田首相は今年3月に発足した「選択的夫婦別氏制度を早期に実現する議員連盟」に「呼びかけ人」として参加。
※“選択的”なので、今と同様に変更したい人は相手の名前に変えてOK。

/自民の甘利幹事長が小選挙区で野党統一候補に敗北したことで辞意を表明、後任の幹事長は岸田派と仲の良い竹下派の茂木氏に。甘利氏は安倍・麻生氏の盟友であり、安倍人事の象徴だった。その甘利氏が党幹部から外れ茂木氏にかわることで、岸田首相はさらに独自色を出しやすくなった。これは良い変化。
本日、首相は温暖化対策を話し合うためイギリスで開催されるCOP26出席へ。先進国に相応しい提案を希望。

●11月1日…衆院選の感想を書きたいけど、正直、混乱している状態。ポジティブに考えれば、岸田首相は自民単独過半数を得たことで、総裁選で訴えていた「これまでの弱肉強食の苛烈な新自由主義ではなく、格差を是正していく“新しい資本主義”」を、これで落ち着いて推し進められる。アベ・スガ路線と異なる、中間層をぶ厚くする経済に日本を戻してほしい。

/立憲・枝野氏と共産・志位氏はいったん交代した方がいい。今回の議席減はそれくらい深刻なこと。別の人(できれば若い議員)がやって、それからまた党内選挙で戻ればいい。負けたのにトップが変わらないのは民主的と言えない。

/そして、おかえり山本太郎。れいわ新選組は衆参で5議席に。NHK討論番組の出席条件の衆参5議席ラインに達したので、これからはテレビで政策を訴える機会も増えると思う。現状では「山本太郎党」だから、他にもれいわの顔を育てることが急務。(ただ、山本氏が反ワクチン?なのが気がかり)

/それにしても、投票率が戦後3番目の低さの55.9%しかないとは…。

●10月31日…今日は衆院選。NHKが公開している戦後最初(終戦翌年)の衆院選の様子が熱い。このとき、初めて女性にも投票する権利が認められた。街中に掲げられたスローガンは「なにがなんでも投票所へ」「日本の民主化 棄権は恥だ」。すごいインパクト!(^^)

  

●10月30日…明日は4年ぶりの衆院選!世界には選挙権のない独裁国家がいくつもあり、投票所が過激派テロの対象となり投票自体が命がけの国もあります。歴史上、平等な選挙権を得るために多くの人が血を流し、獄死した人も数知れません。今は当たり前のように持っている選挙 権。先人の命を無駄にしないためにもぜひ投票所へ!

【選挙に行こう! 先人の名言10】
(1)立ち上がっては倒れ、立ち上がっては倒れ、その足もとはおぼつかないかもしれない。けれども、立ち上がったことは、一生忘れることのない、かけがえのない記憶となる(ガンジー)
(2)世界を動かすのは、英雄の強く大きなひと押しだけではありません。誠実に仕事をするひとりひとりの小さなひと押しが集まることでも、世界は動くのです(ヘレン・ケラー)
(3)物事は初めはきまって少数の人によって、ときにはただ一人で始められるものである(ガンジー)
(4)後世に残るこの世界最大の悲劇は、悪しき人の暴言や暴力ではなく、善意の人の沈黙と無関心だ(キング牧師)
(5)私は失望するといつも思う。歴史を見れば真実と愛は常に勝利を収めた。暴君や残忍な為政者もいた。一時は彼らは無敵にさえ見える。だが結局は滅びている。それを思う(ガンジー)
(6)最高の愛国心とは、あなたの国が不名誉で、悪辣で、馬鹿みたいなことをしている時に、それを言ってやることだ(ジュリアン・バーンズ)英作家
(7)私の発言の代償として私はパスポートを失いましたが、私は何度でも発言します。私は声なき人間になるくらいなら国なき人間になります(エドワード・スノーデン)元米国家安全保障局職員
(8)いかなる自由にもまして、良心の命じるままに知り、語り、論ずることのできる自由をわれに与えたまえ(ジョン・ミルトン)詩人
(9)「(終戦翌年夏)多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。だますものだけでは戦争は起らない。“だまされていた”といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも だま されるだろう」(伊丹万作)映画監督
(10)あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである(ガンジー)

●10月29日…渡辺謙さん、小栗旬さん、菅田将暉さん、二階堂ふみさん、橋本環奈さんなど、発信力のある芸能人有志がノーギャラで集まり、衆院選の投票を呼びかけるためYouTubeに3分半の短い動画をアップ。日本でもこういう動きが出てきたことがホント嬉しい!海外では芸能人が政治を語るのは当たり前だし、それで仕事を失うこともなく、むしろ選挙前に沈黙している人は「何も考えておらず、語ることが何もない人」と軽蔑の対象になる。日本でも、この動画をきっかけに、投票率アップのためのポジティブな動きがどんどん広がってほしい。
「VOICE PROJECT 投票はあなたの声」(3分35秒)

 

●衆院選、メディアは島根一区がどうしてあんなこと(かめいあきこ候補が2名)になっているのか取材にいくべき。芸能人の不倫には突撃するのに。

●ジャズには興味があるけど何をどう聴けばいいのかわからない、そんな方に28日22時からEテレでアンコール放送される『クラシックTV ジャズに“美と自由”を ビル・エヴァンス』、めっちゃお薦めです!初心者用の入門解説がほんとわかりやすかった!

●10月25日…結婚というのは当事者の気持ちが何よりも大切であり、日本国憲法第二十四条は「結婚は両性の合意のみに基いて成立する」と明言しています。
部外者が他人の恋愛をとやかくいうのは無粋であり、まして当事者が心の病、PTSDを発症するまで反対するなど、そこまでいくと暴力と同じです。
明日の秋篠宮家の長女・眞子様と小室圭さんとの入籍をめぐり、ネットでは小室さんの母親に金銭トラブルがあるとして、子の結婚を許さないという声があります。
欧米では「成人した子どもとその親は別人格」と広く認識されており、親の行為について子が社会から謝罪を迫られることはなく、その逆もありません。
若い2人が様々な壁を乗り越えて、手を繋いで新たな一歩を踏み出そうというのです。心からエールを送ります。
結婚反対派の中には「国民の税金が皇室費になっている以上、お二人の結婚に物申す権利がある」「お二人の警備費用に納得がいかない」と主張する人もいますが、眞子様はただ皇室に生まれただけであり、自分で変えることができない事柄を批判するのは非情です。税金を皇室費とすることに不満ならば、法律を変える運動をすればいいわけで、若い2人を攻撃するのは理不尽です。
結婚反対派がデモまで行うなか、眞子様はよく自分の気持ちを守り抜いたし、小室さんも父や祖父の悲劇を超えて、よく自分の足で人生を切り開いたと思います。
もし将来お二人の気持ちがすれ違うことがあっても、それもまた人生です。変化しない人間などいません。いずれにせよ、心の声に従って生きていただきたいです。
妹の佳子様の言葉に100%同意です。「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」。
※佳子様といえば、10月10日にガールスカウトの式典「国際ガールズメッセ」に寄せたビデオメッセージが話題に
いわく「今後、ジェンダー平等が達成され、誰もがより幅広い人生の選択肢を持てるようになることを、自らの可能性を最大限生かす道を選べるようになることを、それがあたりまえの社会になることを切に願います」。
そして、今年の日本の「ジェンダーギャップ指数(男女格差の数値化)」が世界156カ国のうち120位だったことについて、「この現状はとても残念です」とも。
ツイッター上では「皇族が政治的な発言は控えるべき」など反発の声もあったようですが、性差別をなくそうという気持ちを「政治的」と断じることに違和感があります。僕にとっては「溺れている人に浮き輪を投げようという発言は政治的」と同じように感じます。これは人道上の問題なのです。性による格差をなくそうという言葉は、まったく政治的ではないと思いますし、その姿勢に敬意を表します。

  

●宮崎駿監督が『風の谷のナウシカ』の主題歌に使うことを希望していたヴラジーミル・ヴィソツキー(1938-1980)の『大地の歌』、ロシア語の歌だけどYouTubeに対訳つきでアップされているお陰で内容を理解。確かに作品の世界観ともあってる。アップしてくれた人に感謝!
※“ロシアのボブ・ディラン”ともいわれるヴィソツキーは、ソ連政府を体制批判し、生前はレコードを出せず、市民はダビングされたカセットテープを隠れて聴いていた。42歳の若さで心不全で他界。
※『大地の歌』は版権の関係でナウシカでは使用されず、かわりに安田成美さんの歌うイメージソングが用意されたが、あまりに映画の内容とかけ離れていたため、宮崎さんは劇中での使用を拒否したとのこと。
※ヴィソツキーのしわがれ声にハマった人は、この4時間半ぶっ続け100曲のリンクがオススメ。

●NHKの「衆議院選挙2021特設サイト」がめちゃくちゃ便利!下にスクロールすると日本地図があり、クリックで自分の選挙区に飛べ、候補者が20個のアンケートに答えている。経済、税金、防衛、コロナ、夫婦別姓、LGBT、様々なテーマにどんな考えを持っているのかわかる。
僕が重視したのは−−
Q6:新型コロナ対策として、消費税率の一時的な引き下げは必要だと思いますか。
Q8:大企業や所得の多い人への課税を強化し、国の財源に充てることについてどう考えますか。
Q12:国の予算のうち防衛費は5兆円を超えています。日本の防衛力をさらに強化すべきだと思いますか。
Q13:核兵器の開発や保有などを禁じる「核兵器禁止条約」について、政府はどう対応すべきだと思いますか。
Q16:選択的夫婦別姓の制度の導入をどう考えますか。
Q18:国会議員に定年を設けることの必要性をどう考えますか。
Q19:候補者や議席の一定割合を女性に割り当てる「クオータ制」の導入について、どう考えますか。
うちの大阪12区は、自民、立憲、共産、維新が出ているけど、自民の議員でさえ全ての質問に回答しているのに、維新の候補者はQ8“大企業・富裕層への課税強化”、Q13“核兵器禁止条約”、Q19“クオータ制”について回答拒否。政治家が選挙で信念を語らないでどうする?

  これは見やすい!

●10月21日…「ショパン国際ピアノコンクール」は審査が非常に厳しく、1990年代はなんと「第1位=該当者なし」で1人も優勝者が出ていない。そのシビアなコンクールにあって、反田恭平さんが第2位、小林愛実さんが第4位になったのは、とんでもない快挙であり大喝采!
ポーランドからの生中継でチラッと映った、反田さんが本番のステージ前に人の輪から離れて、舞台裏の隅っこでジッと精神を集中している姿が印象に残った。この数分後、天衣無縫で光輝く音を響かせた。

 

そして優勝したカナダのブルース・リウさん!音の構築美に圧倒され、同時にピアノ協奏曲の途中でオーケストラに耳を傾けているときの静かなたたずまいが、古武士のようで引き込まれた。演奏中の眉間のしわと眉毛が俳優グレゴリー・ペックに似るときが一瞬ある。

 
ブルース・リウさんの演奏スタイルはベートーヴェンとも絶対に相性がいいはず。ぜひそちらも聴きてみたい。
※ブルース・リウのショパン『ピアノ協奏曲第1番』
※反田恭平のショパン『ピアノ協奏曲第1番』
どちらも魅力的な演奏であり、聴き比べは秋の夜長の最高の贅沢!

//中国のゲーム市場は5兆円産業という巨大市場に発展しており、これは一国で全欧州を上回る規模となる。一方、中国では10代のゲーム依存症が危険水域まで深刻化し、子どものうつ病・注意欠陥障害が増加。“もはやゲーム市場を衰退させてでも規制するしかない”と決断し、先月からスマホゲーなどオンラインゲームをする時間を国が制限し始めた。中国当局は「18歳未満の子どもがオンラインゲームできるのは金土日及び祝日のみ、また夜8〜9時までの1時間のみ」と発表。つまり基本的に週に3時間しか遊べないことに。ゲームの運営会社は大混乱、中国は「eスポーツ強国」であったため国内にはプロゲーマー養成学校がたくさんあったが休業状態になっている。
人間には自由意志があり、子どもであってもこれを尊重すべきなのは当然。一方、ゴールのないオンラインゲームは大人でさえエンドレスになりがちなのは確か。1週間に3時間というのは少ない気もするけど、プレステなど従来の据え置きゲー ム機には規制がないわけだし、その分、読書、映画、音楽、屋外の遊びなどを楽しむ時間が増えるわけで、18歳から全面解禁というのは、自由を奪うように見えて、ゲームから解放されるという自由を与えているのかも知れない。
僕の10代はファミコンすらなかったけど、19歳でロシアのドストエフスキーやチャイコフスキーの墓前に立っていたのは、本を読みまくり、音楽を聴きまくっていたからで、もしスマホゲーがあったらそっちに時間を費やし、墓マイラーになったとしてもずっと後だったと思う。

●10月20日…ウルトラジャンプ11月号の「荒木飛呂彦漫画賞」、準大賞の齋藤先生のコメント「仙台までジョジョ展に行った4年前の自分に伝えたらビックリするだろうな」がグッと来た。荒木先生が応募作15本のそれぞれにアドバイスや温かいエールを書かれていて、そちらも熟読。先生がどんな作品を上位に選んだかも興味津々でした。そして『魔老紳士ビーティー』!荒木先生の初期作品『魔少年ビーティー』の60年後を西尾維新さんが熱筆。出水ぽすかさんの作画は、見事に世界観を再現。うちの子は「ビーティーたちがほんとに帰ってきた!しかもお話が繋がってる!」と大喜び。極限まで小ネタが詰め込まれた51ページ、ファン至福の贈り物でした♪

 

//衆院選挙戦、自公の演説を聞いて思うのは「そんなに良い政策なら、どうして9年間のうちにやらなかったのか」としか言いようがない。国民はそれが出来るだけの多数の議席を与えてきた。「野党の抵抗」は理由にならない。どんなに野党が反対しようが共謀罪、秘密保護法は強行採決で突破したし、安保法制に至っては9割の憲法学者が違憲というなか憲法解釈まで変えて押し通したのだから。自公は数の力でなんだってやれた。選挙のときだけ野党の抵抗を持ち出すのは筋が通らない。

●10月19日…21日の朝8時からBSプレミアム『アナザーストーリーズ 愛の不時着』再放送。監督が明かす初期構想の最終回や、ヒロイン役が語る第4話の市場のキャンドルの重要性、北朝鮮では韓流ドラマを観ると懲役5年なのに市民が隠れて視聴した理由、脇役から見た不時着、様々な撮影秘話で綴られた1時間。

 
「間違った電車が時には(真の)目的地に運ぶ」は、作品を象徴する言葉!

●10月18日…5年に1度しか開催されないピアノコンクールの最高峰「ショパン国際ピアノコンクール」(ポーランド)のファイナル12名に日本人の反田恭平さん(27)と小林愛実さん(26)が残り、まずは反田さんが演奏!ありがたいことに、遠くポーランドのワルシャワからYouTubeで生配信され、現地にいる感覚で彼の演奏を視聴できる。彼が弾いたショパンの『ピアノ協奏曲第1番』はとてつもない完成度で、第二楽章はあまりの美しさに何度か意識が飛びかけた。本番で最高の実力を発揮でき、演奏後、本人も大満足の表情をしていた。小林さんの演奏は最終日の20日。
※『ピアノ協奏曲第1番』第二楽章を頭出し(2時間40分すぎ)しておきました!1分間の前奏に続いて反田さんが弾き始めます。

//『DUNE』はコロナ禍で大スクリーンに飢えていた自分にとって最高の贈り物だった!そして『燃えよ剣』も2時間半で自分が見たかった土方歳三の名場面がほぼすべて網羅されていた!大満足でござった!

●10月17日…今日は体力勝負、午後から劇場で『燃えよ剣』と『DUNE』のハシゴの予定!タイムテーブルが地獄というか、どちらも超大作ゆえ→
『燃えよ剣』15:10-17:55(約2時間半)
『DUNE/デューン砂の惑星』17:55-20:45(約3時間)
1本目の終了時間が2本目の開始時間と重なっているけど、冒頭に予告編とCMがあるため、その間にトイレだけすませて駆け込むつもり。『DUNE』はこの一ヶ月、毎日サントラを聴くほど公開を待ち望んでいたもの。家族会議で「この歳(53)になると約6時間のぶっ続けはつらい。っていうか、どんなに良い映画でもそんなに長いと頭が爆発すると思う」と言ったけど、子どもは土方歳三の大ファンゆえ「絶対に『燃えよ剣』が観たい!」と譲らず、妻も「2つの映画はまったくジャンルが違うから、つらくないと思うよ」と。いざ出陣!

●10月16日…こないだの日曜に放送が始まった『鬼滅の刃(第二期)』。原作は未読。サブタイトルに“無限列車編”とあったので、既に映画を観ているから録画だけして放置していた。今日、主題歌を確認しようと観てみたら、丸ごと新しいエピソードというか、劇場版の前日譚で、あの煉獄杏寿郎が無限列車に乗る前の物語だった!もう観られないと思っていた煉獄ゆえ、彼が動いて話しているだけで感無量。ほんと煉獄は良いヤツ。どうして弁当を「うまい!うまい!」と食べていたのかもわかった(笑)

●10月15日…本日15日は米国の写真家ユージン・スミス(1918-1978/享年59)の命日。彼は水俣病の被害を世界へ初めて伝えた。ジョニー・デップがユージンを熱演した力作『MINAMATA ミナマタ』が公開中。
墓所はNY州、墓に刻まれた言葉は「LET TRUTH BE THE PREJUDICE」(先入観はできるだけ真実に近いものにしよう)

   

/あのジョニー・デップが「水俣病」をテーマにした作品に真正面から取り組むという噂が数年前に流れ、それからずっと完成を楽しみにしていた。かつて汚染魚は沿岸部で流通するだけでなく、行商などで山間部まで運ばれたため、感覚障害が確認されながら、国から患者認定されない被害者が今も約7万人いる。
デップ「水俣の問題が解決されたわけではなく、いまだに(被害認定をめぐる訴訟が)続いているということこそが衝撃的な事実です。この歴史は語り継がねばなりません。少しでも多くの人が、今まで全く知らずにいた事実に、興味を持ったり、関心を持つきっかけになればと思います。関心を持てないのは、単純にそのことに対する知識がないだけです。それゆえ、映画の持つ力をフルに活用して伝えたいメッセージを発信したいのです」

/水俣病の原因はチッソ社の工場廃水(水銀)が引き起こしていることは、1956年に被害が公式確認されてから、3年後にはわかっていた。しかし、チッソはその後も9年間汚水を流し続け、国も止めなかった。ユージン・スミスは患者たちの抗議運動を取材中にチッソ社員から激しい暴行を受け、片目失明、脊椎骨折の重傷を負うなか、写真集『MINAMATA』を世に出し「過去の誤りをもって未来に絶望しない人びとに捧げる」と言葉を寄せた。
沖縄戦の後遺症(日本軍の砲弾の破片が体内に残る)とチッソの暴行でユージンもまた体の痛みと闘い続け、暴行事件の6年後に59歳で他界した。
患者家族の川本愛一郎さん「東京湾だったら同じことが起きただろうか。水俣病では、力の弱い、声が届かない者たちが成長の犠牲として切り捨てられた。世界でいま起きている環境汚染も同じ構図に映る」
※チッソ社との自主交渉の先頭に立ち、「闘士」と呼ばれた患者の故・川本輝夫さん(映画で真田広之が演じた人物のモデル)は、1978年にユージンの訃報を聞いてこう語っている。「(チッソ社員からの暴行事件の後)幾度も失神状態になるなど、後遺症があったので心配していた。いわば日本人に殺されたようなもので、水俣病の犠牲者の一人ともいえる。私がある時『日本人としてすまない』と謝ると『そんなことをいうのはいかにも日本人的な感覚だ。気にしなくていい』と一笑に付されたのをいまでも覚えている」

/墓参のあとの夕陽が素晴らしかった)。ユージンの代表作のひとつ、彼が戦傷のリハビリ中に、小さな兄妹を写した『楽園へのあゆみ』のようだった。

  

●10月14日…明日15日21時から日テレ系『みんなが選んだルパン三世』で宮崎駿さん演出の傑作回が登場!全276話のTVシリーズからファン投票上位4作をオンエア、うち『さらば愛しきルパンよ』『死の翼アルバトロス』が宮崎回!前者に登場するロボット兵は『ラピュタ』のロボット兵の原点。ルパンの敵は“死の商人”でありメッセージ性の高いシナリオ。ヒロインの声優はナウシカ、クラリスの島本須美さんであり夢の宮崎ワールド。もう1本のアルバトロスも素晴らしい空中アクション。本放送は1980年、41年前。まさかこの2本を再びテレビで観られるとは!永久保存版!
※っていうか41年も経っていることにショック!歳もとるはずです(笑)

  

●10月13日…今日の国会で森ゆうこ議員(立憲)が保守系デマ拡散業者ワンズクエストのツイッターアカウント「Dappi」の問題を取り上げた。
「同僚の小西(洋之)・杉尾(秀哉)両参院議員が行った発信者情報開示請求手続きにより、重要な問題が明らかになってきました。国会質疑の動画を編集して、本来の意図とは全く違う内容のフェイクニュースを作り上げ、拡散し、野党を攻撃 してきたツイッターアカウントの運営者が法人であるとわかりました。しかも、バズフィードニュースの調査によれば、その法人は、自民党の議員や自民党の支部との取引があることもわかりました。まもなく、解散総選挙も行われます。総理、今回の選挙ではお金を使ってネット工作を行い、選挙の結果を不当に歪めるような卑劣な行為を自民党の議員に行わせないとこの場でお約束いただけませんか。明確なご答弁をお願いします」
※裁判で問題になっている投稿は、財務省の公文書改ざんをめぐる新聞コラムを要約した体裁で「近財職員(赤木さん)は杉尾秀哉や小西洋之が1時間吊るしあげた翌日に自殺」としていた。この投稿をきっかけに、ネットには「赤木さんの命を奪ったのは野党!」という言説が大量に流れた。しかし、小西・杉尾両議員はそもそも赤木さんに説明をもとめたり面会した事実がない。

森議員の質問に対し、岸田首相の回答は「それは根も葉もない嘘です」とは言わず、以下の一般論に終始、直接言及はしなかった。
「選挙運動や政治活動については、公職選挙法などに定めがあります。我が党の議員に限らず、それぞれの議員や候補者が、それらのルールに従って発信をし、選挙運動を行い、政治活動を行うべきであるということ、これは当然のことであると 考えます」
う〜む!岸田首相は、かつて広島で安倍氏側近の河合元法相に卑劣なネット工作を仕掛けられたことがあるため、心に思うところがあるはずなんだけど…。

●10月12日…この2年間フェイクニュースの温床となっていたツイッター・アカウント「Dappi」(16万フォロワー)の運営者が法人のIT企業と判明。自民党の議員や支部との取引があることもわかった。Dappiは「業務」で野党叩きのデマを拡散していた。発注者は誰なのか?誰がお金を払っていたのか?岸田内閣になってツイートがピタッと止まったため、「安倍・菅時代に官房機密費が流れていたのでは」と疑う声も出ている。間違いなく大問題になるだろう。

●10月11日…今日から岸田首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まった。6月以来、久しぶりの国会中継であり、ビデオに録画して視聴した。最も胸に響いたのは立憲・辻元議員の質問だった。リンク先のサイトに詳細が書かれている。辻元議員は「民主主義の危機」というテーマを掘り下げた。

/一方、同じ立憲の生方幸夫衆院議員(比例南関東)が、先月に松戸市の会合で「拉致被害者はもう生きている人はいない」と発言したことが発覚。被害者家族の心をえぐる、とんでもない暴言だ。家族会から取り消しと謝罪を求める抗議声明が出され、生方議員は「不適切な発言をしてしまった。撤回するとともにおわび申し上げる」と謝罪。心の痛みがわからない議員は立憲に必要ないと思う。

/愛媛でも立憲の衆院選候補内定者が、目を疑う下ネタ・ツイートの嵐で候補取り消しに。ジェンダーに取り組んでいる立憲で、どうしてあの人物が候補者に選ばれたのか。しっかりしてくれ。

/日本最大の労組「連合」の新会長が、立憲に「共産と共闘するのはやめろ」と。京都でも、泉健太議員が「共産と共闘する気はない」。あのさ…自民と公明が共闘して候補者を一本化しているのに、立憲と共産が別々に候補を立てて勝てるわけないやん…。この、「共産と共闘するくらいなら自公に勝たせる方がマシ」という連中は、保守派以上に反共に思える。頭が痛い。
でも、連合新会長のような日本人は少数派ではない。一般の共産のイメージは、旧ソ連、中国、北朝鮮、ポル・ポトの弾圧であり、心の奥に共産独裁への警戒がある。労働者の権利保護を訴える志位書記長の主張に共感できても、共産である限り、全国で幅広く支持されることはやはり難しい。
真に日本の労働者の味方なら…共産が北欧型の社会民主主義に転じ、立憲と合流して新党を作ってくれたらと、9年前からずっと思ってる。「荒唐無稽」ということはわかっているけど、それが同時に最も現実的な答えであることに気づいているリベラルは多いはず。

//コロナ禍で子どもの自殺が急増し、昨年度の小中学生の自殺は415人、過去最多に。400人を超えたのは初めて(前年度から100人近く増加)。不登校の割合も約20万人で過去最多。僕らの社会が、精神面でも、物理的な面でも、逃げ道(避難所)を用意できていない。登校できない子どもの学びの保証も必要。

●10月10日…今年のノーベル平和賞は、命がけで権力者に刃向かう記事を書いてきたロシアとフィリピンのジャーナリストが選ばれた。ドミトリー・ムラトフ氏(59)はロシアの独立系リベラル新聞を創刊、プーチンを批判した記者が6人も暗殺されるなか、四半世紀も編集長を務めた。ムラトフ氏「今回のノーベル平和賞を我々の新聞で死亡した記者たちに捧げたい」。
マリア・レッサ氏(58)はネットメディア「ラップラー」の創業者。フィリピンで権力の乱用や暴力の行使を告発し、ドゥテルテ政権下で2度逮捕されている。
ノーベル賞委員会は両氏の受賞理由を「民主主義と報道の自由が逆境に直面する世界で、2人は(表現の自由のために闘う)すべてのジャーナリストの代表」「事実に基づいたジャーナリズムこそが、権力の乱用、戦争への扇動から人々を守る」とし、世界の“報道の自由”が脅かされている現状に警鐘を鳴らした。

近年、香港では中共政府に逆らった新聞が廃刊になり、米ではトランプ氏が何度もフェイクニュースをリツイート、ミャンマーでは反軍部の記者が拷問を受け、アフガンではタリバンが政権を握り記者を脅迫。昨年末時点で、投獄されているジャーナリストは世界全体で274人に達し、30年前に統計を取り始めて以来、過去最多になっていた。「国境なき記者団」によると、今年になって状況がさらに悪化し、10月までに28人の記者が殺害され、報道関係者460人が投獄されたという。国別では、中国、トルコ、エジプト、サウジアラビアの順で獄中の記者が多い。
ちなみに日本の報道の自由度は67位でありG7で最下位。理由として「慣習や利害関係によって記者が権力監視の役割を果たすのが困難」「記者クラブ制度が足かせになっている」と指摘。

強権的な政府による記者の弾圧だけでなく、SNSを使った世論操作やネットに氾濫するフェイクニュースも民主主義の根幹を揺るがし始めており、この2021年にジャーナリストがノーベル平和賞に選ばれた意味は極めて大きい。
※「報道の自由度」上位は、1位ノルウェー、2位フィンランド、3位スウェーデンと北欧勢が続く、お隣の韓国は42位。

  
「ロシアで最も独立した新聞」を創刊したドミトリー・ムラトフ氏と、フィリピンでネットメディアを起ち上げたマリア・レッサ氏

//東京のコロナ感染者は60人まで下がった。人出があるのにこの人数。希望を持っていいのか、来週また増えるのか、固唾をのみ見守っている。

●10月9日…昨年の総裁選で岸田氏が菅氏に完敗したとき、政界・マスコミでは「岸田は終わった」と言われ、実際、岸田氏は党の重要ポストから外され、閣僚にもなれなかった。完全に日陰の人だった。一年後、第100代首相になっているなんて、誰が想像しただろう。

岸田首相の所信表明演説、期待を込めて紹介したい。リベラル野党推しの僕が、画像付きで自民の首相にエールを送るのは、もしかして初めてかも。今はまだ安倍時代の政治腐敗とどう向き合うのか、そしてキッシーが理想とする極端な格差のない“新しい資本主義”を実現するため、どんな具体策があるのか見えてこないけれど、言葉というものには“言霊(ことだま)”がある。言い続けていれば、理想に向かって流れが生まれ始める。

 

「被爆地広島出身の総理大臣として、私が目指すのは核兵器のない世界!」
「分断を乗り越え、コロナとの闘いの先に、新しい時代を切り開いていかなければならない。私は日本人の底力を信じている」

 

「アフリカのことわざに“早く行きたければ一人で進め。遠くまで行きたければみんなで進め”というものがあります。一人であれば目的地に早く着くことが出来るかもしれない。だが、仲間とならば、もっと遠く、はるかに遠くまで行くことができるんです」

格差社会がもたらす「分断」を問題意識として持ち、核廃絶の決意を所信表明で宣言する首相。2つの言って欲しかったことを言ってくれた。富裕層をひたすら富ませて中間層を粉々に破壊してきた近年の首相と全く異なるタイプの岸田首相。目指す道は立憲や共産と重なる部分もあり、建設的な議論が期待できそう。

●10月8日…老舗サイト『カルト新聞』によると、岸田内閣のカルト度が大幅に減少したとのこと。めでたい。岸田首相は森友・加計・桜など安倍政権下で引き起こされた腐敗疑惑の解明には及び腰だし、政治とカネ問題を抱えている甘利氏を幹事長に置くなど、疑問がわく人事を行っているものの、麻生氏を内閣から追放して党副総裁という何の権限もない名誉職に追いやり、強権ぶりが指摘された二階氏も重職から外し、安倍・菅体制から離れようとしているのはわかる。

『カルト新聞』は以下の独自基準で議員一人当たりのカルト度をポイント加算で出している。
5P:オウム真理教
4P:統一教会、ワールドメイト、幸福の科学、親鸞会
3P:霊友会、親学、統合医療、不二阿祖山太神宮、スピリチュアル議連、EM菌、世界救世教、崇教真光、その他
その結果、衆議院議員のトップ3は安倍晋三氏(66ポイント)、下村博文氏(62ポイント)、城内実氏(50ポイント)となった(すべて自民)。
そして気になる現内閣は次のように。なんと岸田首相はゼロポイント!

◇岸田内閣閣僚のカルトポイントと関係団体(『カルト新聞』より)
首相・岸田文雄(衆=広島1区)0ポイント
経産相・萩生田光一(衆=東京24区)12ポイント/統一教会
環境相・山口壮(衆=兵庫12区)4ポイント/統一教会
防衛相・岸信夫(衆=山口2区)4ポイント/統一教会
国家公安委員長・二之湯智(参=京都)8ポイント/統一教会
経済再生担当相・山際大志郎(衆=神奈川18区)12ポイント/統一教会
少子化担当相・野田聖子(衆=岐阜1区)12ポイント/霊友会
官房長官・松野博一(衆=千葉3区)0ポイント
外相・茂木敏充(衆=栃木5区)0ポイント
財務・鈴木俊一(衆=岩手2区)0ポイント
文科相・末松信介(参=兵庫)0ポイント
総務相・金子恭之(衆=熊本4区)18ポイント/不二阿祖山太神宮
法相・古川禎久(衆=宮崎3区)3ポイント/スピリチュアル議連
厚労相・後藤茂之(衆=長野4区)6ポイント/統合医療、EM菌
農水相・金子原二郎(参=長崎)0ポイント
国交相・斉藤鉄夫(衆=比例・中国)18ポイント/不二阿祖山太神宮
復興相・西銘恒三郎(衆=沖縄4区)0ポイント
デジタル相・牧島かれん(衆=神奈川17区)3ポイント/統合医療
万博担当相・若宮健嗣(衆=東京5区)18ポイント/不二阿祖山太神宮
経済安全保障担当相・小林鷹之(衆=千葉2区)18ポイント/不二阿祖山太神宮
ワクチン担当相・堀内詔子(衆=山梨2区)0ポイント


※統一教会がやってきた霊感商法についてはウィキペディアに詳しい。元信者やその親族からたくさん裁判を起こされている。
※統一教会1万人イベントの世話人だった二之湯氏が、よりによって国家公安委員長という目まいのする人事が行われ、岸田首相をどこまで信じていいのか不安ではあるけど、ともかく前政権と比べてカルト度は約半分になった。

//NHKの『歴史秘話 仮面ライダーヒストリア』を見てて、歴代ライダー役を演じた俳優、オダギリジョー、菅田将暉、佐藤健、福士蒼汰、吉沢亮らの豪華さに改めてたまげる。

●10月7日…岸田首相は、極端な格差社会を生む新自由主義に訣別し、新たな資本主義を目指すため、首相官邸の「成長戦略会議」を廃止するとのこと。ついに小泉政権以来の新自由主義の象徴、竹中平蔵をクビにする首相が現れた。また、安倍氏が“やってる感”を出すために創設した「1億総活躍担当大臣」も、無駄な役職なのでスパッと廃止した。政治家なのにネットで荒らし行為をやった過去がある平井デジタル相もクビになった。永田町の景色が変わっていく。

//東京・埼玉で、東日本大震災以来10年ぶりとなる震度5強の激しい揺れ。つい先日も青森で震度5が発生しており、列島の地下が不安定に。余震に注意を。

//作曲家のすぎやまこういち氏が90歳で他界。世間は「ドラクエのすぎやま氏」だけど、僕にとっては「イデオンのすぎやま氏」だ。劇場版伝説巨神イデオンのサントラはもう何百回聴いただろう。『帰ってきたウルトラマン』主題歌や、ザ・タイガース『花の首飾り』も名曲と思う。政治的には、すぎやま氏は極右であって僕と歴史認識は大きく異なり、また氏は反LGBTの杉田水脈議員に同調するなど価値観が違うけれど、作曲家としてはリスペクト。素晴らしい楽曲に感謝。

●10月6日…二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響することを、世界に先駆けて発表した真鍋淑郎さん(愛媛出身、米国籍)がノーベル物理学賞を受賞!記者会見で「なぜ国籍を変更したのか」という質問に、「日本の人々は、非常に調和を重んじる関係性を築きます。お互いが良い関係を維持するためにこれが重要です。他人を気にして、他人を邪魔するようなことは一切やりません」とした上で「アメリカでは、やりたいことをできる」。そして「日本に戻りたくない理由は、周囲に同調して生きる能力がないからです」と。日本の同調主義は長所でもあり短所でもある。特に研究者・クリエイターにとっては。

ときに、自然科学研究を巡る日本の現状は、学界で引用される論文数が20年前と比べ4位から過去最低の10位に低下している。従来10位以内に入ってなかった中国、インドにも抜かれ、日本がアジアで他国に追い抜かれている現状が浮き彫りに。安倍政権で目立った日本の研究開発費の低迷、博士号取得者数の伸び悩み、大学教員などの研究活動の時間割合減少によって、全体の論文数が伸びないことが影響している。岸田政権には、すぐに結果が出ない基礎研究にも予算を投入してほしい。

●10月5日…米製薬大手メルクが新開発のコロナ飲み薬「モルヌピラビル」で、入院リスク半減の高い効果があったと発表、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請。約400名の臨床試験では死者ゼロ、株式市場ではメルクの株価が急上昇し、逆にワクチンをつくる製薬会社の株価は値下がりした。自宅療養を迫られる患者が増えた場合に備えて飲み薬への期待は大きい。

//ロシアで史上初めて映画監督と俳優が宇宙ステーションに向かい、無事に到着。これから宇宙で映画を撮影するとのこと、スケールが違う!

●10月4日…岸田首相が正式に第100代内閣総理大臣に就任。そして、10月14日に衆院を解散し、衆院選を19日公示・31日投開票と発表。解散から投開票までわずか17日というのは現憲法下で過去最短。新政権誕生のご祝儀相場のうちに&コロナが落ち着いているうちに&文春砲が炸裂する前に、という3つの影響が大だろう。31日の選挙結果がどうなるのか全く読めず、めっちゃ楽しみ!

//公開中の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』のラストが衝撃的で、ちょっと放心状態。007ファンの人は、ネタバレをくらう前に行った方がいいです。あと、前作「スペクター」の後編という扱いなので、前作の鑑賞は必須です。

//今日召集される臨時国会で100代内閣総理大臣を選出。

●明日4日から始まる今年のノーベル賞の日程。

 

●10月2日…22時50分BSプレミアム『歴史秘話 仮面ライダーヒストリア』放送!1971年に始まった「仮面ライダー」。32作を数えるTVシリーズを振り返りながら、ヒーロー像の変遷と人々を惹きつけてやまない魅力に迫る。登場した仮面ライダーは200人を超え、「正義」の形は時代とともに変化していく。

//NHKのチコちゃん、怒るときのコラ!は鹿児島弁の「ねえ」と知って驚いた。明治維新の後、警察官の多くが薩摩出身であったため、「コラコラ(ねえねえ)」と声をかけられた人が、何か怒られている気がして、叱るという新たな意味が加わったとのこと。

●岸田さん、あのう…甘利議員と小渕議員に役職を与えると、政治資金の闇に切り込むことができなくなるんですが、それでいいんですか(汗)あと、党員票でトップだった河野議員を、広報担当という見せしめのような降格・冷遇してもいいんですか(汗)全然「ノーサイド」でないのでは…。石破議員を入閣させるくらい懐の深さを見せてほしい。

●自民執行部の人事、重要ポストがまるで安倍政権なんですが…。衆院選の公約を作る政調会長が高市議員で新自由主義に対抗できるんですか、岸田新総裁。せめて官房長官は同志の宏地会から選ぶべきでは。

●9月29日…総裁選の結果、岸田新総裁誕生。10月4日の臨時国会で第100代総理に選出される見通し。「極端な格差社会をもたらす新自由主義ではない、新しい資本主義が必要」「多様性を重視」「反対意見にも耳を傾ける」、そう語る岸田氏。僕は過去の日記でも岸田氏を何度か好意的に取り上げてきた。地元広島の選挙では、河合夫妻の買収問題など安倍氏から酷い目(岸田派候補つぶし)にあわされた岸田氏。組閣では非安倍の人事を期待!

岸田…国会議員249票 都道府県8票  合計257票
河野…国会議員131票 都道府県39票 合計170票

//連載が半世紀を超え、「世界で最も発行巻数が多い漫画」として『ゴルゴ13』がギネス記録に認定された漫画家、さいとう・たかを先生がすい臓癌のため他界。享年84。ゴルゴの連載は「さいとう・プロダクション」が続けるとのこと。

//『土方のスマホ』、第2話すごく面白かった!新選組ファンにはたまらない小ネタの嵐!土方と近藤のやり取りだけでなく、沖田、山南、斎藤、藤堂らの、一言一言が可笑しい。粗暴な初代局長・芹沢を粛清する前に、山南が「倍返しだ!」と書き込んでいるのは、大河『新選組!』で山南を演じた堺雅人さんに引っ掛けてのネタ。岡田以蔵の動画チャンネルや、河上彦斎(剣心のモデル)の人斬りブログなど、これでもかというほど5分間に情報を詰め込んでる。今夜の池田屋事件、ほんと楽しみ!(ゆるい土方、第2話にして早くも慣れた)

  

●9月28日…昨夜『土方のスマホ』の第一話を見た。史上最もチャラい土方で、あれは反発する人いるだろうなぁ。NHKは炎上覚悟で映像化してる。それはつまり、従来の土方のイメージをぶち壊しても絶賛されるだけの台本を、用意しているということか。今夜は第2話。

●27日23時半からNHKで“もし歴史上の人物がスマホを持っていたら”、というユニークな設定のSF時代劇『土方のスマホ』(全6話)がオンエアされます!毎回5分間の超短編ながら思わず噴き出す小ネタ満載。前作『光秀のスマホ』は大きな話題を集めギャラクシー賞を受賞!第3話では池田屋事件をライブ配信するとのこと、めっちゃ楽しみっす!

放送予定とサブタイトルは以下の通り。
・第1話「武士だぜ!今日から俺は!!」(9月27日)
・第2話「君の名は?新選組だ!」(28日)
・第3話「待たせたな!お待たせしすぎたかもしれません!」(29日)
・第4話「粛清、始めました」(10月11日)
・第5話「変わる変わるよ時代は変わる」(12日)
・最終話「武士として」(13日)

  
池田屋前の土方のフォロワーから「はやく行け」「これが御用改めか」と書き込み(笑)
すという。他の業者もドコモに続いて、あの理不尽な違約金をやめてほしい。

●ジョニー・デップが写真家ユージン・スミスを演じ、水俣病の患者に寄り添った映画『MINAMATA ミナマタ』の公開が始まった。水俣病の悲劇はスミスによって世界に伝えられた。以前から注目していた作品であり、早く観に行きたい。

//総裁選、あまりに高市候補支持者からの河野候補への罵詈雑言がひどいため、同じ自民同士でさすがにまずいと思ったのか、高市候補が支持者に「各候補者も、その支持者も決して敵ではありません。他候補への誹謗中傷や恫喝や脅迫によって確保される高市支持など私は要りません」とフェイスブックで呼びかけた。ところが、匿名掲示板を見る限り、まったく効果はない模様。トランプに煽られた支持者が、トランプの想定以上に過激化し、連邦議事堂を襲撃した光景を重なる。

●先日のEテレ『クラシックTV〜リトグリが歌う♪合唱1000年の旅』アンコール放送がとても良かった。番組ではア・カペラからゴスペルに至る千年の合唱史をわかりやすく解説。
(1)ア・カペラ…中世に誕生したア・カペラ(cappella=礼拝堂。意味は「礼拝堂で」)。ヴァチカンのシスティーナ礼拝堂には楽器伴奏なしで歌う伝統があり、ア・カペラの語源に。ア・カペラは全員で同じ旋律を歌うハモりのない単旋律(モノフォニー※グレゴリオ聖歌)から、高音と低音パートに分かれるポリフォニー(多声音楽)に進化していく。作曲家たちはシンプルに神への祈りの言葉として届けるだけでは物足りなくなり、美しい響きの合唱曲を競い合うようになった。番組ではルネサンス期最大の作曲家ジョスカン・デ・プレ(1440-1521)のアヴェ・マリアを紹介。
ジョスカン・デ・プレ『はかりしれぬ悲しさ』 (2分17秒)
(2)ハレルヤ…合唱をエンターテインメントに!ヘンデル(1685-1759)のハレルヤ・コーラスで知られる「メサイア」は、教会ではなく劇場で上演するために作曲された。ハレルヤはオペラのように上演にお金をかけなくても、合唱の魅力を聴衆が存分に楽しめる曲として、最初からコンサートを目的としていた。聖歌もエンタメの時代へ。
ヘンデル『ハレルヤ』(4分)
(3)グリー…市民が楽しむ合唱へ!これまで教会や劇場で聴くだけだった合唱が、市民が歌うものになった。17世紀初頭のイギリスの居酒屋で男たちがふざけた歌詞で歌い始めた「キャッチ」が、のちに18世紀半ばに歌詞を真面目にした「グリー」となって盛んになる。イギリス人はその後もコーラスを深く愛す。ビートルズはロックバンドであると同時に、入り組んだコーラスをする優れたコーラスバンドでもある。
ビートルズ『ビコーズ』(2分23秒)
(4)ゴスペル…黒人霊歌や讃美歌などが結びつき20世紀のアメリカで誕生、全身を使ってノリノリで合唱を楽しむ。ソロ(牧師)と合唱の掛け合い、コール&レスポンスが特徴。生きる力を与えてくれる楽曲。映画『天使にラブソングを2』で使用された「Oh Happy Day」が有名。

この番組で目を見張ったのが、多声合唱の頂点のようなトマス・タリス(1505-1585)の曲『我、汝の他に望みなし』。後者はコーラスがなんと40声部に分かれており合唱に最低40人必要!

  

   
トマス・タリス『我、汝の他に望みなし』(10分)の楽譜。驚異の40段!40パート!こんなの見たことない!(笑)

●ドコモが来月から途中解約時の違約金を廃止すると発表!携帯利用者は2年契約の途中に解約する際に高い違約金を払わされていたけど、それをなくすとのこと。いいね。

●『アサシン クリード オデッセイ』が神ゲーすぎる。ソクラテスと一緒にアテネの墓地を散歩するなんて、墓マイラーにとって夢そのもの。『アサシン クリード オリジンズ』で、現在は失われたアレキサンダー大王の墓参りをエジプトのアレクサンドリアで出来た感動に匹敵。思えば『ゴースト・オブ・ツシマ』で鎌倉時代の対馬の墓地に日がな一日滞在したのも至福だった。ゲーム内とはいえ、リアルに再現された各国の昔の墓地はなんて癒されるんだろう。

  
ソクラテスと大アテナイの墓地を歩けるなんて幸せすぎる!

//自民総裁選、安倍氏が高市氏を応援しているのに、菅首相が河野氏の支援を宣言!ここ数年で両者の意見が分かれたのは初めてでは。
また、麻生氏・石破氏・小泉氏は河野氏を応援、甘利氏は岸田氏を応援、意外なところでは三原じゅん子氏が高市氏ではなく野田聖子氏を応援。自民がこれほど分裂するとは予想外。

//育児ブログに『チャップリンの独裁者』編をアップ。わが人生第1位の映画です。

●ウルトラセブンの『超兵器R1号』は、果てのない軍拡競争がテーマでほんと名作回。セブンいわく、軍拡は「血を吐きながら続ける悲しいマラソン」。

●野田聖子議員が総裁選に立候補したことで、総裁選は史上初の複数の女性候補者となった。その意味では民主国家として健全。ほとんどの派閥が自主投票を選んでおり、7派閥のうち5派閥が菅氏を支援した前回とは異なる展開に。大混戦は政策論争が盛り上がるというメリットがある。無投票とは大違い。

//台風が西日本に上陸コース。要警戒を。

●9月16日(木)午前10時25分からEテレ『クラシックTV ジャズに“美と自由”を ビル・エヴァンス』再放送です!この回は神回だったので、未見の方、ぜひ録画をお薦めします!30分という短い放送枠で、ジャズに「美」を追い求めたビル・エヴァンス(1929-1980)の音楽と人生、クラシック(バッハ)の影響、さらには“ビバップ”や“モード・ジャズ”まで分かりやすく解説!バッハ、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシー、エヴァンスと“和音”が歴史的にどう変化してきたか実演したコーナーも良かった。
ゲストは小学生の終わりにエヴァンスの「ワルツ・フォー・デビー」(7分)の最初の2音を聞いて「こんな綺麗な音楽がこの世にあるのか」とノックアウトされたという音楽家・江崎文武氏。江崎氏は大ヒット曲「白日」にエヴァンスゆずりの「美しい響き」を忍ばせたという。清塚信也氏&江崎氏のスペシャル・デュオも聴き応えあり。
番組は1分も無駄がない濃密な構成ながら、バッハやエヴァンスの楽曲「Very Early」(5分)も存分に聴かせるという、とんでもない完成度でした!

 

ビル・エヴァンスは、恋人、兄が自殺、盟友のバンド仲間の交通事故死(スコット・ラファロ/25歳)を体験、悲しみの中で薬物依存に苦しみ51歳で他界。そんなエヴァンスの言葉は「美と真実だけを追求し、あとは忘れろ」。たまらん…。
※1950年代にエヴァンスが発売したデビューアルバムは800枚(ウィキ情報は500枚)しか売れなかった。当時のジャズはどれだけ速いテンポで激しい即興演奏ができるかが重視されたビバップと呼ばれる演奏法の全盛期。エヴァンスの詩的なピアノ演奏はウケなかった。

※番組ではチャーリー・パーカーが作曲したビバップの代表曲『Confirmation』(3分)の楽譜=“コード譜”を紹介し、ビバップの即興をピアノで披露。自由に見えて決まりごとの多いビバップは、どの演奏も響きが似たものになってしまう。そこに行き詰まりを感じていたジャズ・トランペットの帝王マイルス・デイビスが、従来の速く激しい即興のビバップから、もっと自由で美しいジャズへの転換をはかった。そしてエヴァンスをバンドに招いてジャズ史を変えた傑作アルバム『カインド・オブ・ブルー』を発表、決めごとがほぼない“モード・ジャズ”を生み出した。例としてマイルス作曲のモード・ジャズの代表曲『So What』(9分23秒)のコード譜が紹介され、冒頭のDドリアン(レミファソラシドレの音階)を江崎氏がピアノで弾き、「この響きが鳴っている上で美しいものをはめ込んで下さい」、清塚氏が実演し「和音で(こう)出す人もいれば、単音で長い音を(こう)やる人もいて、何をやってもいいから本当に個性が光る」。江崎氏「モリモリにする(ビバップの)美学が全盛期のところに、削る美学で勝負するという革命です」。

ビバップとモードのコード譜は大違い!

※江崎文武氏「“ビル・エヴァンス和音検定”があったら、かなり上位にいけるほど、自分はめちゃめちゃエヴァンスの左手を研究しまくったんです(笑)」

//同じく16日は13時から先頃他界したフランスの名優ジャン・ポール・ベルモンド追悼で代表作『勝手にしやがれ』(1959)をオンエア!嗚呼、平日の昼間にBSでやるのではなく、夜に地上波で流してほしい。名セリフのオンパレード!「現代でも愛を信じられますか?」「愛しか信じられんのが現代だろう」。

『勝手にしやがれ』予告編 (1分半)

●上映中の山田洋次監督『キネマの神様』(沢田研二、菅田将暉)、評判がめちゃくちゃ良いので観に行きたい。大阪の近所の映画館は1日に1回のみになっており、公開終了が近いっぽく焦る。

●岸田、河野、石破の3議員は日本会議や統一教会など極端なカルト宗教とは距離を置いており、その意味でまともな中道保守。河野氏が“非安倍”を象徴する石破氏と組むのは面白い展開だし、過去8年とは異なる自民政権が誕生しそうで期待。
※9月12日に安倍前首相が、霊感商法など社会問題を起こしてきた韓国の統一教会のトップに祝賀ビデオメッセージを贈ったことは衝撃的すぎる。信仰の自由は守られるべきだけど、前首相が外国の特定の宗教団体とあまりに蜜月というのは問題では。っていうか、安倍氏の支持基盤のいわゆるネット右翼の人たちは、どう自分を納得させているのだろう。
※石破氏がNEWS23で、森友問題について自殺した財務省職員の遺族の気持ちに寄り添うと明言。河野首相・石破幹事長なら、黒塗り資料ほかの内容が明かされるかもしれない。

  本物のビデオ映像と安倍事務所が認めた

●先日、小6の子どもと『2001年宇宙の旅』を観て、そのときの感想を育児ブログに書きました。僕自身が高校時代に初めて観たときの思い出なども。今は“観たい”と感じた映画は、ネットですぐに鑑賞可能だけど、高校時代はレンタルビデオ屋さえ珍しく、『2001年』をどうしても観たいと、名画座の情報などを新聞・雑誌でチェックしまくる日々でした。

●11日24時からのBSプレミアム映画『バベットの晩餐会 デジタル・リマスター版』、超おすすめです!めったに放送されないデンマークの傑作映画!
デンマークの閉鎖的な小さな漁村を舞台に、亡命外国人の家政婦バベットが超一流の料理に腕をるう。交流する村人の表情が素晴らしい!アカデミー外国語映画賞受賞。
※DVDが再販される前、ヤフオクで驚異の8万円でしたっ!

  『バベットの晩餐会』予告編

●12月公開の『マトリックス レザクション』、待望の予告編がきた!相変わらずスタイリッシュな映像で、これはぜひスクリーンで観たい。…だけど、この予告編、アクションシーンのハイライトを見せまくってないかな(汗)。ヘリコプターのシーンとか隠しててほしかった。いっさい予告編を見ない方が最大限に楽しめると思う。

●9日22時Eテレ『クラシックTV ジャズに“美と自由”を ビル・エヴァンス』が嬉しい!ジャズにクラシックの要素を持ち込み音楽の歴史を変えたピアニストの特集。BSでは21時『ダークサイドミステリー』でフランス革命期に誇り高く生きた処刑人サンソンの悲運の生涯。サンソンの特集、貴重すぎる。

●『スターウォーズ』と日本の複数のアニメ会社がコラボして、短編9本を制作、ディズニープラスで配信されるとのこと!予告編(2分)には様々なタッチで描かれたスターウォーズが登場している。サムライが刀を抜くようにライトセーバーを抜くシーンがカッコよすぎる。

  

//東京都が8日に発表した新たなコロナ死亡例がちょっと怖い。
「亡くなった17人のうち、30代の男性は、職場で倒れているのを出勤してきた同僚が見つけて救急搬送され、その際の検査で感染していることが確認されましたが、その日のうちに死亡しました。また、40代の男性は、ビルの出入り口付近で倒れているのを通行人が見つけ、救急搬送されましたが、搬送先で死亡が確認されました。その後の検査で、感染していたことがわかったということです」
年齢の若さと、職場や屋外で倒れているところを発見され、既に瀕死・死亡という状況がこれまでにないもの。新規感染者数は減っているのに。

●東京だけでなく大阪もコロナの新規感染者が減少傾向に。全国でも1万人を切り、なんとかこのまま減り続けてほしい。

//映画『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』『ボルサリーノ』など数々の名演で国際スターとなったフランスの俳優ジャンポール・ベルモンド氏が6日、パリの自宅で他界。享年88。フランスではアラン・ドロンよりも人気があった。コミカルな演技も定評があり、ルパン三世のモデルとしても知られる。
※ジャンリュック・ゴダール監督は90歳で現役。アラン・ドロンは85歳。

●パラリンピックの閉会式は、五輪・パラすべての開閉式の中で一番よかったかも。カメラを切り替えずに、長回しで会場のあちこちで披露されるダンスを見せたパートは、音楽も演者の表情もめっちゃ最高、エネルギーにあふれパフォーマンスに見入った。そしてルイ・アームストロングの『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』!選曲がたまらない。大会組織委員会やコロナの問題はこれから検証されるとして、まずはすべてのアスリートたちにリスペクト&お疲れさま。熱戦の夏が終わった。(パラリン競技の感想は後日書きます)

●9月4日…先日出演したNHKラジオ深夜便「世界お墓偉人伝(10)」が聴き逃し配信にアップされました。リンク先の開始3分半から聴取可能です。9月8日の午前零時まで。
内容は全米一周バス巡礼の旅。西海岸ロサンゼルスから東海岸ニューヨークに向けて出発し、各地でプレスリーなどを墓参、今回は行程を8割ほど東に進んだジョージア州アトランタのキング牧師の墓所までエピソードを紹介しています。いつもの倍、30分たっぷりお話しており、地図帳を見ながらだと、よりお楽しみいただけるかと思います。
このラジオにあわせて、訪問したアメリカ著名人お墓MAPをグーグルで作成しました。2000年にバスで、2009年にレンタカーで全米を一周しており、トータル150箇所・230名以上のお墓参りをしています。こうやって改めて地図に起こしてみると、狂気じみた執念を感じます(笑)

 
カリフォルニア州→ネバダ州→アリゾナ州→ニューメキシコ州→テキサス州→オクラホマ州→アーカンソー州→テネシー州→ジョージア州の順でバス移動しました。
グランド・キャニオン ビル・エヴァンス
プレスリー キング牧師

●9月3日…菅首相が退任すると聞いてビックリ。理由はいろいろあると思うけど、地元の横浜市長選の惨敗が一番きいたのだろう。次は憲政史上、記念すべき「100代目総理大臣」。岸田、石破、河野、誰が後継となるか。立候補したい議員はたくさんいるだろう。負けたとしても、後世に「100代目首相を争ったときの候補者」として記録が残るから。
政商・竹中平蔵をブレーンから外して人材派遣会社の中抜きを規制すれば、非正規労働者の収入はアップする。次期首相は、小泉=竹中時代から始まった弱肉強食、自己責任、格差拡大路線に、訣別する英断を。

●9月2日…自民総裁選が無投票の菅氏再選ではなく、きちんと討論を経た投票になりそうで良かった。立候補した岸田文雄議員は6月に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、次のようなことを話している。氏のように新自由主義にノーをいえる自民議員がもっと増えて欲しい。
「現代の資本主義は子どもの貧困をはじめ格差の問題、分配の問題が大きな課題です。こうした格差によって消費が拡大しない、経済の好循環が完成しない。格差によって政治や社会が不安定になっていると指摘されてきました。そして新型コロナが追い打ちをかけ、格差を拡大させてしまった。これからまた経済を成長させることを考えた場合、分配についてもしっかり考えていかないと、ますます今の資本主義の問題点を大きくしてしまう。民間における分配を考えた場合、株式会社のありようも考えなければいけません。新自由主義・市場原理主義のもとで、成長の果実は株主、あるいは経営者が独占することが正義であるかのようになっています。そうではなくて、従業員や地域、取引先など様々なステークホルダー(企業の利害関係者)に果実が分配される株式会社、資本主義を考えていく必要があります。税制においては、高所得者層と中間層、低所得者層の間で適切に分配が行われているのだろうか。所得が1億円を超えると税負担が下がる「1億円の壁」が指摘されてきました。住宅や教育の負担は中間層が最も大きいとの指摘もあります。欧米では、新築だけでなく賃貸や中古住宅の流通でも中間層を中心に支援しています。日本でもそうした切り口から支援することも考えられます。高等教育においても、(学費を所得に応じて後払いする)オーストラリアの「HECS(高等教育拠出金制度)」も導入したらどうか。」

//立憲も衆院選に向け政権公約の最終まとめに。枝野氏「モリカケ、桜に始まって、おそらくオリンピックの経費、すべてとにかく公開させる。これは激震が走ると思うが、堂々とやる」。安倍内閣以降、黒塗りにされてきた資料をすべて公開するという。約10年で政治家も官僚も無責任になった日本社会。税金の中抜きが横行し、企業モラルもガタガタに。国民の税金が入った事業は、すべてカネの流れを透明にするのが当たり前。情報公開は日本再生に向けて必須。

●31日(火)のNHKラジオ第一放送『ラジオ深夜便〜世界お墓偉人伝(第10回)』に生出演、アメリカ一周の墓巡礼について15分ほど語ります。23時すぎの登場予定ですがパラリンピックの中継で遅れるかも知れません。
スマホやPCでもNHKのネットラジオ「らじるらじる」で聴取できます!

●“自宅療養”っていう言葉は、現実を反映していないと思う。自宅で亡くなっている方がこれだけいるのに、“療養”という言葉はソフトすぎる。

●8月28日…ジブリ『風立ちぬ』について宮崎駿監督の言葉。右派の「戦争には負けたが零戦は素晴らしかった」という意見を念頭にしたもの。
「零戦、零戦と騒ぐマニアの大半は、コンプレックスで凝り固まり、何かに誇りを持たないとやっていけない人間です。思考力や技術力を超えた堀越二郎の天才的なひらめきの成果を、愛国心やコンプレックスのはけ口にして欲しくはない。僕は今度の映画で、そういう人々から堀越二郎を取り戻したつもりです」

//夏の甲子園大会は決勝は「智弁対決」!智弁学園(奈良)と智弁和歌山の兄弟校が激突。甲子園での智弁対決は2002年以来19年ぶり。そして決勝では史上初。隣県同士の決勝は40年ぶりとのこと(知人情報)。

●8月27日…今回が最終回、テレビ大阪YouTube企画『墓マイラー・カジポンの墓イイ話(10)旅先でのトラブルBEST3』を本日公開!
最後は番外編として道中のハプニングを紹介。墓巡礼は1日にして成らず!
https://youtu.be/xEPRBfJzkho (約6分)
シリーズをご視聴していただいた方、有難うございました!

  いろんなことがありました(汗)

●8月26日…『スター・トレック』シリーズの生みの親、ジーン・ロッデンベリー(1921-1991)のお墓参りをいつかしようと場所を調べていたら、なんと地上にお墓はなく、1997年4月21日に世界初の「宇宙葬」として遺灰が宇宙へ打ち上げられていた。宇宙がお墓とはスケールがでかい。
そこで、地上のどこかに追悼碑がないか調査。あった、ありました、カナダ南部の“バルカン郡”に!スター・トレックの有名な副長、バルカン人ミスター・スポック(正確には地球人とのミックス)にあやかり、人口1900人の町が“町おこし”としてスター・トレックのファンイベント「スポック・デイズ」を毎年企画。番組をテーマにした観光ステーションでは、出演者のサインなどゆかりの記念品の展示、コスプレ撮影のスペースの提供、バーチャルリアリティゲームなどを展開。ロッデンベリーの親族公認の追悼碑が建ち、世界中からトレッキーが集まる聖地になっているという。行ってみたいな。


エンタープライズ号の勇姿
(Googleマップ“Vulcan/Canada”)
ロッデンベリーの追悼碑(画像元
エンタープライズ号の台座にはクリンゴン語などスター・トレックのエイリアン言語の文字が書かれている。ロッデンベリーの追悼碑には、惑星連邦の宇宙艦隊マークと、劇中(『カーンの逆襲』)のセリフである「私たちが彼を覚えている限り、彼は本当には死んでいない」が刻まれている。

//昨日のジャミラの記事で発見があった。これまで、ジャミラの人間時代の写真と思っていた笑顔の宇宙飛行士は、1963年に史上初の女性宇宙飛行士となったワレンチナ・テレシコワさんのものだった!ウルトラマンの制作は1966年だからまだ3年後、当時の人なら説明がなくても間違えなかったのだろう。

●8月25日…スピルバーグ監督が往年の名作ミュージカル『ウエスト・サイド物語』をリメイクした『ウエスト・サイド・ストーリー』を制作、12月に公開予定とのこと!既に120%完成されている大傑作をリメイクなんて、スピルバーグでなければ企画段階でフルボッコだったかも。逆に言えば、スピルバーグにはバッシングを跳ね返すだけの強力な自信があるのだろう。鑑賞が楽しみ。
スピルバーグ版予告編

//ザ・ローリング・ストーンズのドラマー、チャーリー・ワッツが24日に80歳で他界。ワッツは1963年にオリジナル・メンバーとして加入。元ジャズ・ドラマー。
以下はピーター・バラカン氏による追悼コラムから→
「チャーリーは、まさにストーンズの心臓部だった。心臓がなければ人間は生きていけないのと同様に、バンドは成り立たなかったと思う。派手に暴れ回ってドラムをたたくのは簡単なこと。だけど、彼はそんなことはしなかった。いつもクー ルに涼しい顔で、100%ストーンズにおける自分の役割を理解した上で、最小限のドラムセットでシンプルに淡々と演奏する。それがとにかく格好良かった。同時代に、さまざまなドラマーが現れたけれど、彼はその誰からも影響を受けずに自分の スタイルを貫いていた。(略)あるとき(ボーカルの)ミック・ジャガーがツアー中、酔ってチャーリーのホテルの受付に電話して「俺のドラマーはどこだ?」って言った。後でそれを聞いたチャーリーはミックの元へ行って、一発殴ってこう 言ったそうです。「二度とそんなことを言うな。お前は俺の歌手だ」ってね。ビートのリズムがしっかり維持されているのはもちろん、彼が独特だったのは、ほんの気持ち、遅れるともいえないくらいわずかにリズムを遅らせること。それがス トーンズの絶妙なスイング感やグルーブ感を生んでいた。彼の好きだったジャズの影響も、そういったところに少し出ているだろう。世界中の多くのドラマーはそれにあこがれ、彼のプレーはロックバンドのお手本のような存在になっていった。」
チャーリー・ワッツ「今でも自分はジャズ・ドラマーだと思っている。ジャズ・ドラマーがたまたま世界一のロックバンドに入ってるってことだよ」。

//ウルトラマン「イデ隊員」役で知られる俳優・二瓶正也(にへい・まさなり)さんが21日に肺炎で他界。享年80。科学特捜隊のイデ隊員は武器開発担当。いつも陽気なイデ隊員だが、ある宇宙飛行士が悲劇により怪獣ジャミラになってしまった際、攻撃をためらう。上層部からの命令は「(科学のために人間を犠牲にしたことを隠すため)ジャミラの正体を明かすことなく、宇宙から来た一匹の怪獣として秘密裏に葬り去れ」。イデ隊員は「ジャミラは言ってみりゃ俺たちの先輩じゃないか!そんな人と戦えっていうのかよ。俺は嫌だ!俺達だってなぁ、俺達だってなぁ、いつジャミラと同じ運命になるか知れないんだぞ」と武器を投げ捨てた。
この回、ウルトラマンは必殺技のスペシウム光線を使わないばかりか、カラータイマーが点滅する前に決着をつけている。ラストシーンは科特隊メンバーでジャミラの墓参り。イデ隊員は墓石に刻まれた言葉
《人類の夢と科学の発展の為に死んだ戦士の魂、ここに眠る》
を前に黙り込む。ムラマツ隊長は「ジャミラ許してくれ、だけどいいだろう、こうして地球の土になれるんだから…お前の故郷、地球の土だよ」と悼む。その後、他のメンバーが帰途についても、イデ隊員だけは墓前に立ちすくんでおり、遠くから仲間が「おいイデ!」「イデ!」「イデ!」、“早く来い”と呼びかける。なおも墓を見つめるイデ隊員の、次の心の声で番組は終わる。
「犠牲者はいつもそうだ……。文句だけは美しいけれど……」

ムードメーカーのイデ隊員 視聴者のトラウマ、ジャミラの最期
ジャミラの墓参りをする科特隊
「人類の夢と科学の発展の為に死す」
イデ隊員「犠牲者はいつもそうだ……。
文句(言葉)だけは美しいけれど……」

※ちなみにイデ隊員の「マルス133」はすべてを過去にするチート武器→

  ウルトラマンなみに強力!

//パラリンの開会式は、片翼の少女の飛翔というコンセプトが中心にあったので、前回の散漫だった五輪開会式より印象に残った。14歳であの大舞台を演じきった彼女はすごい。

●8月24日…テレビ大阪YouTube企画『墓マイラー・カジポンの墓イイ話 (9)山賊が出る峠を越えて墓へ』を本日公開!反差別、格差問題を訴え立ち上がったレゲエの神様ボブ・マーリーに、没後20年となる2001年に巡礼しました。いざジャマイカへ!
https://youtu.be/n48fwvcveIw (約5分)

  次回最終回。

●8月23日…ムーミンの生みの親、フィンランドの作家・画家のトーベ・ヤンソンの半生を描いた映画『TOVE/トーベ』が10月に公開決定。反ファシズム、同性愛、様々な属性を持つトーベは今の時代に取り上げるべき人物であり、本作に期待。予告編
/コロナで公開が延びにのびていた『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』も『DUNE/デューン 砂の惑星』も、今度こそ10月に公開される模様。

●8月22日…横浜市長選の結果が世論なら、秋の衆院選は地殻変動が起きるかも。立憲の山中氏が大差(もう少しでダブルスコア)で勝っただけでなく、2位の小此木氏は首相が全面的に応援している地元の候補者かつ直前まで閣僚だった。
当初は小此木氏が圧倒的に有利な条件で始まった選挙戦。しかも、山中氏にはパワハラ報道があった。それにもかかわらず、この圧勝。思えば、今年に入って自民は補欠選挙で全敗、都議選も苦戦。大きな変化の兆しなのか。

●8月21日…アフガニスタンの日本大使館で働いていたアフガン人は、タリバンに見せしめで危害を加えられる可能性がある。日本へ脱出・亡命を望んでいる人は、早く日本政府が受け入れてほしい。

●8月20日…僕も参加している『お墓から見たニッポンseason4』の最終回がYouTube公式(テレビ大阪)にアップされました!
番組前半は、波瀾万丈の生涯を送り三度の落城を見た「淀殿」の墓参。そして後半は「海と共に生きた人々」として、海沿いに2万基ものお墓が並ぶ“西日本最大級”の墓地、鳥取県の「花見潟(はなみがた)墓地」の紹介です。
同墓地は規模が大きいだけでなく、鎌倉時代の墓石もあり長い歴史を持っています。人々の暮らしと密着している自然発生型の墓地が、これほど大規模になりました。
今回も千葉商科大・朽木教授(文化人類学)の解説がとても分かりやすく、私自身、この収録で多くの発見がありました。最終回、お薦めします!
※画像は「花見潟墓地」の全景です。視界の彼方まで庶民の墓が並んでいます。

//日本へ亡命希望のロシア人男性が、国後島から泳いできたニュースに驚き。距離は約20kmとのこと。

●8月19日…『ジョジョリオン』が最終回になり寂しいですが、次回作、ジョジョ第9部のタイトルが明らかになり、まずは一安心。来月に単行本の最終巻が出るので、そのときにネタバレ感想を書きますが、「土の中から…」の一連の台詞は墓マイラー的にグッと来た言葉でした。

//歴史マンガ『風雲児たち』の漫画家・みなもと太郎さんが癌の闘病中に心不全のため74歳で他界。1979年からのライフワーク『風雲児たち』(幕末編)は未完に。
そしてアクション俳優の千葉真一さんも19日に82歳で他界。コロナによる肺炎、ワクチン未接種とのこと。

●8月18日…ワクチン3回目のブースター注射について、WHO(世界保健機関)は低所得国への接種を優先するよう求めており、その声明がとても分かりやすいと思った。「ライフジャケットをすでに持っている人に、もう1枚渡して持っていない人を溺れさせるようなもの」。

●8月17日…明後日19日発売のウルトラジャンプで『ジョジョリオン』が完結するため、ネタバレ遭遇の大惨事を避けるべく、18日から19日昼までツイッターから離れるのはもちろん、ネットのアクセスも最低限にしなくては。こちらからは発信するのみ、何かをクリックするのは危険すぎる…(汗)

●8月16日…劇場版『映画大好きポンポさん』の評判が、映画ファンの友人たちの間でめちゃくちゃ良く「絵柄で先入観を持ってはいけない!」と。ところが公開される劇場は極端に少なく、大阪では上映されなかった…。コロナ禍もあり、ネット配信などで早く観たいもの。

//〔上半期アマゾン報告〕当サイトは文字が多く、広告を入れると読み難くなるため、アマゾン検索を除いて全ページ広告ゼロで運営しています。
当サイトのアマゾン検索ボックスは「一度目は文字化けし、再び打ち込むと成功する」という、原因不明のトホホ仕様なのですが、それにもかかわらず、当サイトからアマゾンを利用して下さっているすべての方に、
心から御礼を申し上げます。本当に有難うございます。サイト維持費の“約6割”をアマゾン還元金に助けられており、購入者のお名前が分からないため、せめて高額の商品名だけでも感謝を込めて報告させて頂きます!

(1月1日〜6月末日分)

★定価2万円以上
フルフェイス ヘルメット
ナショナル ジオグラフィック36冊
輝ける青春DVD
歩行補助器
BenQ モニター ディスプレイ ※トータル
星製薬 ホシ隈笹エキス 45g ※トータル
ヘアドライヤー ※トータル
メリーズおむつ ※トータル
Amazonギフト券 チャージタイプ ※トータル
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★定価1万円台
アッバス・キアロスタミBOX
イタリア 音楽選集5枚組
角川まんが学習シリーズ 世界の歴史全20巻
一ノ蔵無鑑査本醸造
フィリップス モニターディスプレイ
ACTITOP ビデオカメラ
Canon プリンター
SSD 1TB(2種類)
ブーツストレッチャー
除湿機
4連バキュームゲージセット
軽量ベビーカー
赤ちゃんお尻ナップ ※トータル
パーミロール ※トータル
松の力 植物由来液体石けん ※トータル


//名優・高倉健(本名小田剛一)のご遺骨は、親族に無断で後妻の方が海に散骨したと聞いていたけど、お骨の一部が健さんの福岡の実家、小田家の墓に納められていると知り嬉しい。3年前、僕はそのお墓に墓参していた。あのお墓はれっきとした分骨墓だった!

//アフガニスタンが大変なことに。首都カブールが陥落、タリバンが政権を奪取。国際報道番組を見ていると、市民からは「軍隊を派遣するのではなく、難民を受け入れて欲しい」という声が多い。
タリバンは「女子教育を認める。アメリカへの協力者に報復しない」と声明を出しているが、ほんとそれを守って欲しい。

●8月15日…一昨日、昨日と、16時からオンラインで『大阪にわか七墓巡り』を中継していて、仕事の合間にときどき覗いていました。
江戸時代の大阪では、お盆の夜に町人たちが当時有名な七つの墓地〜鳶田・千日・小橋・蒲生・葭原・南濱・梅田〜をめぐり、無縁仏さまをお墓参りして供養のお香をあげる風習がありました。墓参といっても暗いものではなく、鳴り物入りの楽しい巡礼だったといいます。
これを令和の現代に復活させようというプロジェクトで、今年はコロナのためオンライン中継に。昨日は行基さんが開いた日本最古の墓地とされる南濱墓地を訪れていました。最終日の今日は、16:00〜19:30の生配信。コースは法善寺・千日・四天王寺とのことです。ご興味のある方、リンクを貼っておきますね!僕もちょくちょくチャットで参加します。
【オンライン/フェイスブック】大阪にわか七墓巡り 第3夜8月15日16時〜

●8月14日…サイトの墓巡礼コーナーに、長崎の原爆で大怪我を負いながら負傷者の治療にあたり、著書『長崎の鐘』『この子を残して』で知られる永井隆博士の墓参レポをアップしました(2014年巡礼)。 広島では“黒い雨”を浴びた市民が広範囲で被爆者と認められましたが、長崎では限定された地域に留まっています。長崎も広島と同じように救済されますように。

●8月13日…『スラムダンク』の新作アニメ映画が来年秋に公開されることが決定!しかも、監督・脚本は原作者の井上雄彦先生が担当するとのこと。PVの1枚絵では、湘北高バスケ部のメンバーが円陣を組んでいる。(でも、『バガボンド』の完結も待ってます…!)

//オーストラリアの首都キャンベラでは、1年以上コロナ感染者が出ていなかった。ところが、地元の20代の男性1人が陽性となったため、昨日の夕方から1週間のロックダウンに突入。たった1人の感染で首都をロックダウン!確かに、広がってからロックダウンしても手遅れなので、初期にするのが効果的なんだけど、この実行力はすごい(汗)。
元記事のコメント欄に豪州在住の人がこんな書き込みを。「私が住んでるクイーンズランド州も先週、13人の感染者が出ただけで1週間のロックダウンがありました。 オーストラリア政府の凄いところは、そのロックダウン期間中に20時間以上の勤務時間を失った人は国から$750(約6万円)の援助があり、申告した次の日には振り込まれていました」。

●8月12日…〔今日の良かった〕先日関西地区で放送された『お墓から見たニッポンseason4(1)』が公式動画(テレビ大阪)としてアップされました。番組前半は信長の妹・お市(&柴田勝家)の墓巡礼、後半は庶民の墓の歴史をたどるコーナーで、このシーズン4では「海とともに生きてきた人々」として海とゆかりのある庶民の墓を紹介しています。千葉商科大学・朽木教授の解説がとっても分かりやすく、歴史や文化に興味がある人にお勧めです!
https://youtu.be/Pr-AvSusb9w (22分)
※明日13日は17時22分から『お墓から見たニッポンseason4(2)光秀の娘ガラシャ』がテレビ大阪でオンエアされます!


 ※これ以前は『最新文芸情報バックナンバー』へ!


 
日本だけ労働者は涙目。富裕層にしか目を向けない保守政権ではこの構造を変えることは出来ない。固定化してしまっている。戦後1000兆円も借金を作ったうえに(同じ敗戦国のドイツは借金ゼロ)、少子化問題を放置、タックスヘイブンも野放し、過労死多発でもサービス残業を取り締まらない(独仏の労働者は残業なし、夏4週間・冬2週間の休み。日本も本気で変革のとき。

★YouTube『新型学問 はまる!ツボ学/ジョジョ立ち学』(12分)

//ルイ・アームストロングが歌いあげる『ホワット・ア・ワンダフル・ワールド』(2分15秒)を聴きまくり。この全てを包み込む優しい笑顔がたまらない。目を見てるだけでウルウルくる。歌詞も最高!『♪僕は緑の木々や赤いバラを見る/それは僕らのために花開く/僕はしみじみ思うんだ/なんて素晴らしい世界かと/僕は青い空や白い雲を眺める/明るく喜びに満ちた昼、暗く神聖な夜/そして僕はしみじみ思うんだ、なんて素晴らしい世界なのかと/七色の虹が空にかかり、行き交う人々の顔を染めている/僕は友人たちが「ご機嫌いかが」と挨拶しながら握手を交わす姿を見る/彼らは心から告げる「アイ・ラヴ・ユー」と/赤ん坊の泣き声が聞こえる。僕はあの子らが僕よりも多くのことを学び成長していくのを見守ろう/思わず感動してしまう/なんと素晴らしい世界じゃないか/そうさ、僕はしみじみ思うんだ/嗚呼、この世はなんて素晴らしい世界なのかと!」。2分チョイの短い曲なのに、胸がジワ〜と温まり、歩き続ける力をくれる素晴らしい作品っすね。※影絵とのコラボAmazing Hand Shadow(2分21秒)も泣かせます!


●特選レポ&動画…命の環の話//普天間基地は国外へ//チェ・ゲバラ巡礼レポ//アフガン伊藤和也さんを悼む//暴力団について//2008 南極・スコット巡礼 //チベット問題について//障害者自立支援法の問題点//ボブ・マーリィ巡礼レポ//人体の免疫効果を調べている阪大の研究チームによると、「1日に8回以上笑うことでガンに対する免疫があがる」とのこと。

宇宙はこんなに美しく、
そして果てしなく広大!
究極の天体写真10選
をアップ!美の極致ッス


 

ミレーとゴッホの『種まく人』〜負け戦が続いても、死後に実る麦の種を撒いたと信じて今日頑張る


【 各種リンク※クラシックは「ユング君」
PART1(71個) お笑いフラッシュ他(44個)
★2014年のお薦め展覧会&美術館リンク集

文芸ジャンキー版・東京探訪MAPを作成!
北海道 東北 愛知・岐阜 四国 奈良 九州
 東京2
 静岡 北陸 北関東 大阪・三重 京都・滋賀 山陽・山陰 神奈川
ヨーロッパ アメリカ アジア



(STOP THE HATE!! 国連本部前のオブジェ)
「科学と芸術は全世界に属する。それらの前には国境など消え失せてしまう」(ゲーテ)
「あなたが空しく生きた今日は、昨日死んでいった者が、あれほど生きたいと願った明日」(趙 昌仁)作家
「人間の先祖は本人の血族ばかりでなく、文学の内にも存在している」(オスカー・ワイルド)作家
「人を憎んでいる暇はない。わしにはそんな時間はない」(黒澤監督の映画『生きる』から)
「私は殺されることはあっても、負けることはない」(ヘミングウェイ)作家
「僕が最もウンザリするもの、それは無知による憎しみだ」(マイケル・J・フォックス)俳優
「船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない」(パウロ・コエーリョ)作家





●サイトで自分の思いを語るということ
HPで意見を発表すると、自分の「間違った知識」や「一方的な思い込み」を指摘され、初めて誤りに気づけます。これは本当に有難いことです。勘違いしたまま一生を終えるところを、真実に気づくことが出来るからです。自分が独りよがりな誤った考え方をしていないかを確認する為にも、勇気を出して積極的に意見を発表していきますネ!!(*^v^*)
僕は過去の反省と愛国心は両立すると考えている。
むしろ、過ちを反省できぬ国なら情けなくて愛せない。


歴史認識問題に決着!…日本と韓国 /中国 /台湾 / 東南アジア / 米国
・昭和天皇かく語りき / 靖国問題 / 愛国心 
・二次加害者にならないために〜日本人慰安婦の話(美輪明宏)と元日本軍慰安婦に関する正確な知識

・加害者としての日本軍 https://youtu.be/vh64udZTUTs (16分)
・南京大虐殺の証拠〜当時の記録映像と生存者の確実な証言(32分40秒)
・「CGで再現された南京大虐殺」 https://youtu.be/QJ38Hg7Vdw8 (7分43秒)
・日本軍の記録に残る南京大虐殺(軍命令により実施) http://urx3.nu/ouPU (7分)

残業問題…日本には過労死するほど仕事があり、自殺するほど仕事がない。野党は小異を捨てリベラル大連合を作り、EU、北欧のように残業ゼロの社会を!EU、北欧に可能なら日本でも可能なはず。日本人に人間らしい生活を!
※一般市民が他人の財布からお金を盗めば、すぐ警察に捕まる。だけど、経営者が従業員の財布からお金を盗んでも処罰されない。これが「残業代未払い」。他国では許されない。

●『アイヌ、琉球は縄文系=本土は弥生人との混血』…国立遺伝学研究所(遺伝研)や東大などの研究チームが過去最大規模の細胞核DNA解析を行った結果、日本人を北海道のアイヌ、本土人、沖縄の琉球人の3集団に分けた場合、“本物の日本人”は縄文人に起源があるアイヌと琉球人が近く、本土人は中国大陸から朝鮮半島経由で渡来した弥生人と縄文人との混血(弥生人7〜8割、縄文人2〜3割の混血)と判明。国籍や人種にこだわる人はこれで冷静になるだろう。

「多くの人が、今度の戦争でだまされていたという。みながみな口を揃えてだまされていたという。(略)だますものだけでは戦争は起らない。だまされたものの罪は、ただ単にだまされたという事実そのものの中にあるのではなく、あんなにも造作なくだまされるほど批判力を失い、思考力を失い、信念を失い、家畜的な盲従に自己の一切をゆだねるようになってしまっていた国民全体の文化的無気力、無自覚、無反省、無責任などが悪の本体なのである。そして、このことはまた、同時にあのような専横と圧制を支配者にゆるした国民の奴隷根性とも密接につながるものである。「だまされていた」といって平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でもだまされるだろう。いや、現在でも既に別の嘘によって、騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作/1946年8月「映画春秋・創刊号」)
民主主義は「最大多数の幸福を目指す」で思考が止まってはいけない。「最大多数の幸福によって救われない可能性のある少数派をいかに救うか」、そこまで考えるのが真の民主主義。

●『戦争絶滅受合法案』 (原案は第一次世界大戦の終結後、1928年にデンマークの冒険家フリッツ・ホルムが起草したもの。彼は詐欺師の悪党でもあり、皮肉屋ならではの妙案となっている)※長谷川如是閑の創作説もあるけど、ウィキに原文=1928年11/16発表があり、やはり本物のようだ。
戦争開始後、10時間以内に次の行動をとること。以下の者を順番に“最下級”の兵士として召集し、できるだけ早くこれを最前線に送り、敵の砲火の下で戦わせること。
1.国家元首。君主も大統領もこれに該当。ただし男子に限る。
2.国家元首の男性親族で16歳以上の者。
3.総理大臣、及び各国務大臣、並びに次官。
4.国会の男性議員。ただし戦争反対の投票をした者は除く。
5.キリスト教や仏教のほか、あらゆる宗教関係者の高僧で、公然と戦争に反対しなかった者。
付記.該当者の妻、娘、姉妹等は、戦争継続中、看護婦または使役婦として召集し、最も砲火が接近した野戦病院に勤務すること。
(後年の妙案)
※有権者の責任…戦争に賛成した議員を選んだ選挙区の有権者から順番に徴兵せよ。
※戦費について…戦費は戦争に賛成した議員の資産、及びその議員を選んだ選挙区の財政でまかなうべし。


●「もともと普通の人々は戦争したいと思っていない。運がよくてもせいぜい無傷で帰って来る位しかない戦争に、貧しい農民が命を賭けようと思うはずがない。だが、国の政策を決めるのは結局指導者であり、反対の声があろうがなかろうが、人々を指導者の望むようにするのは簡単だ。民主主義であろうと、ファシストの独裁であろうと、共産主義であろうとそれは同じだ。『我々の国が攻撃されている。愛国心のない反戦・平和主義者が国を危険にさらそうとしている』と非難しさえすればいい。この方法はすべての国で同じように上手くいく」(ヘルマン・ゲーリング)元ナチス最高幹部/秘密警察創設者
●「(終戦翌年に記す)多くの人が、今度の戦争で騙されていたという。みながみな、口を揃えて騙されてたという。私の知ってる範囲では、“俺が騙したのだ”と言った人間はまだ1人もいない。(略)“騙されていた”といって、平気でいられる国民なら、おそらく今後も何度でも騙されるだろう。いや、現在でもすでに別の嘘によって騙され始めているに違いないのである」(伊丹万作)※伊丹十三監督の父
●「最初にナチスが共産主義者を弾圧した時、不安に駆られたが、私は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったので何の抗議もしなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、その度に私の不安は増したが、それでもまだ行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから立ち上がって行動に出たが、その時はもうすべてが遅かった」(マルチン・ニーメラー牧師)
※結局のところ、武器に頼ろうとする弱虫より、他人を信じて武器を捨てる勇気を持つ人間に、全人類がなれるかどうかということ。たとえ非武装の結果、信じた相手に裏切られようと、僕は弱虫として死ぬより、勇気ある人間として死にたい。これは名誉やプライドの問題でもある。僕はどの戦争であろうと、「侵略」かどうかを決めるのは、「軍隊を送った側ではなく、送られた側」だと思ってマス。これは自虐的云々ではなく当たり前のこと。


「重要なのは行為そのものであり結果ではない。行為が実を結ぶかどうかは、生きているうちに分かるとは限らない。正しいと信ずることを行いなさい。結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ」(ガンジー)

「闇は闇を追い払えない。ただ光だけがそれをなし遂げる。憎しみはヘイトを駆逐できない。ただ愛だけがそれを叶える」(マーティン・L・キングJr

「生まれながらに肌の色のせいで他者を憎む者などいない。人は憎むことを覚える。ならば、愛することを学べるはずだ。なぜなら、愛というものは人の心にとって、ずっと自然なことだから」(ネルソン・マンデラ/獄中27年)


“時代に合わない”から憲法を変えるのではなく、憲法がうたう理想の方に時代を変えていかなくちゃならない。非戦を誓った憲法は国民が目指すべき旗。旗を降ろしたときに理想は遠ざかる。誇るべき旗!
※「人に無理強いされた憲法だと云うが、拙者は戦争はいたしません、というのはこの一条に限って全く世界一の憲法さ」(坂口安吾/作家1906-1955)

高畑勲監督(79)といえば『かぐや姫の物語』の他にも、戦争の悲劇を描いた『火垂るの墓』で知られている。監督は9歳の時に岡山で空襲に遭い、焼夷弾の中を家族とはぐれな がらも逃げのびた。東大卒業後、東映動画で「ハイジ」「三千里」などを演出し、宮崎駿さんとジブリを設立した。2015年の元旦、神奈川新聞に載った高畑監督の メッセージが素晴らしかったので以下に紹介。

→(高畑)原爆をテーマにした「はだしのゲン」もそうですが、日本では平和教育にアニメが用いられた。もちろん大きな意義があったが、こうした作品が反戦 につながり得るかというと、私は懐疑的です。攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。
なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる。
「戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う」とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中 の人と比べて進歩したでしょうか。3.11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、 人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていく。あの戦争の負け方と同じです。
再び戦争をしないためには、あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。私が戦争中のことをどれだけ知っているかと聞かれれば、大したことはない。でも、安倍晋三首相よりは知っています。
集団的自衛権の行使を認めるということは、海外では戦争ができない国だった日本が、どこでも戦争できるようになるということです。政府は「歯止めをかける」と言うが、あの戦争を知っている者にとっては信じられません。ひとたび戦争が始まれば歯止めなどかかるものではありません。そもそも 日本人は戦前から米国が好きだった。ジャズや野球、映画といった文化に親しんでいた。その国と戦争をするとは誰も思わなかった。やっても勝てないと思っていた。
ところが、真珠湾の奇襲作戦が成功して戦争になってしまったら、あとは日本が勝ってくれることだけを皆が願い始めた。それはそうでしょう。負けたら悲惨なことになるに決まっているんですから。
息子の兵役を逃れさせたり、戦争に反対して逮捕されたりした人もいたが、ごく少数。始まってから反対の声を上げるのは難しい。いやいや戦争に協力させられたのだと思っている人も多いけれど、大多数が戦勝を祝うちょうちん行列に進んで参加した。非国民という言葉は、一般人が自分たちに同調しない一般人に向けて使った言葉です。
「空気を読む」と若者が言うでしょう。私はこの言葉を聞いて絶望的な気持ちになります。私たち日本人は昔と全然変わっていないんじゃな いか、と。周りと協調することは良いことですが、この言葉は協調ではなくて同調を求めるものです。歩調を合わせることが絶対の価値になっている。
日本人は昔から意見の対立を好まない。皆を仲間内にして、和気あいあいとして争いを避ける。寄り合いも全員一致主義で、どうしても駄目なら村八分にする。 個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。議論を戦わせない。古くからあるこの体質によって日本 は泥沼の戦争に踏み込んでいったのです。私はこれを「ズルズル体質」と呼んでいますが、「空気を読む」なんて聞くと、これからもそうなる危うさを感じずに はいられません。
だからこそ憲法9条の存在が大事だと思うのです。これこそが「ズルズル体質」を食い止める最後の歯止めです。
戦後の平和をつくってきたものは何かといえば、9条です。基地の負担を押し付けられている沖縄の犠牲を忘れてはなりませんが、米国が戦争を繰り返す中、9条のおかげで日本人は戦争で命を落とすことも人の命を奪うこともなかった。政権の手足を縛ってきたのです。
これを完全にひっくり返すのが安倍政権です。それも憲法改正を国民に問うことなく、憲法解釈の変更という手法で、です。
隣国との対立が深まり、不穏になっているからといって不戦の理想の方を変えるのはどうかしています。9条を大事にしているということは、武力で解決するつ もりはない、というメッセージになる。東アジアに戦争の記憶が残る中、戦争をしないというスタンスはイニシアチブになるはずです。「普通の国」なんかにな る必要はない。ユニークな国であり続けるべきです。戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。
あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。「最小限の武力行使」「戦争をやるとしてもうまくコントロールしてやる」なんて、そんな能力を私たち日本人が持っていると思わない方がいい。安倍首相だけが特別無自覚というわけではないと思います。私たちはこの70年で基本的な体質が変わることはなかったのです。(神奈川新聞2015.1.1より)


奴隷は、奴隷の境遇に慣れ過ぎると、驚いた事に自分の足を繋いでいる鎖の自慢をお互いに始める。
どっちの鎖が光ってて重そうで高価か、などと。そして鎖に繋がれていない自由人を嘲笑さえする。
だが奴隷達を繋いでいるのは実は同じたった1本の鎖に過ぎない。そして奴隷はどこまでも奴隷に過ぎない。
過去の奴隷は、自由人が力によって征服され、やむなく奴隷に身を落とした。
彼らは、一部の甘やかされた特権者を除けば、奴隷になっても決してその精神の自由までをも譲り渡すことはなかった。
その血族の誇り、父祖の文明の偉大さを忘れず、隙あらば逃亡し、あるいは反乱を起こして、労働に鍛え抜かれた肉体によって、肥え太った主人を血祭りにあげた。
現代の奴隷は、自ら進んで奴隷の衣服を着、首に屈辱のヒモを巻き付ける。
そして、何より驚くべきことに、現代の奴隷は、自らが奴隷であることに気付いてすらいない。
それどころか彼らは、奴隷であることの中に自らの唯一の誇りを見い出しさえしている。
(リロイ・ジョーンズ 1968年、NYハーレムにて)
※ニュージャージー出身、1934年生。詩人、脚本家、小説家(イスラム名/アミリ・バラカ)

格差拡大・福祉削減路線の政治ではなく、所得再分配・社会福祉拡充路線の政治を切望!!

《最後に、これだけは言わせて欲しいッ!》
〜他人と自分の中に“違うところ”を見るのが「戦争」、“同じところ”を見るのが「芸術」〜

人間は国籍、人種、宗教など、自分と「違うもの」を理由に戦争するけど、芸術を味わうことは他人の中に自分と「同じもの」を見つけることだ。相手(作者)の気持ちに心を重ね共感した時、人は初めて“感動”できる。
僕は確信している、人類は絶対に分かり合えると。そうでなければ、こんなにも多くの作品が、時代や国境を越え残っているはずがない。ここまで世界が芸術で溢れ返っているはずがない。芸術の存在が、国家、民族、文化を越えて人々が分かり合うことが可能だと証明している!
芸術は生き続ける力をくれる。もう人生の選択肢がなくなった、行き詰まって打つ手がない、そう思ったときに文学や映画を通して違う価値観、別の生き方の存在を知ることはいくらでもある。僕は何度もそうやって救われてきた。
こんな時代だからこそ“あえて”叫びたい。この世界は断固生きるに価するとーッ!!

※やたらと「日本人は他民族と違う」と強調している人には「日本人は他民族と異なる部分が多い。ただし共通点はさらに多い」と付け加えて欲しい。
※愛国心とは他国を憎むことではなく、自国の文化を愛すること。
※言葉や口先だけの“人間は素晴らしい”では、僕は納得できない。僕だって“素晴らしい”という証拠が欲しいんです。だからこそ、手当たり次第に音楽を聴き、映画や絵画を見、文学を読み漁るのです。確かな証拠が欲しくて!そして「見つけた!」と思ったものを、このサイトで報告しているのです。


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『ある芸術作品に関する意見がまちまちであることは、とりもなおさず、その作品が
斬新かつ複雑で、生命力に溢れていることを意味している』 by オスカー・ワイルド

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著者近影
日テレ「笑ってコラえて!」 墓マイラー再現VTR(36分)
BSフジ「お墓プラネット」 東京お墓巡礼(43分)

NHK「ラジオ深夜便」 墓マイラートーク(48分)



Now is the time


「posteritati(ポステリターティ:後世に)」
17世紀生まれの作曲家コレッリの楽譜の表紙の言葉(ラテン語)






オヌシは 番目の旅人でござる




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