★役人に物申す!★
官僚の天下りと地方自治体の闇
2006.12.20



●官庁の役人に物申す

『日本の借金時計』
という驚愕を超えて笑ってしまうサイトがある。リアルタイムで恐怖の行進を続ける借金カウンターは773兆6千億円台に突入('06年12月)。そこで、国民に増税を押し付ける一方、年収2000万円以上の役人貴族が500人もいる中央官庁の「天下り」の実態を記したい。

「天下り」とは役人が退職後に企業へ就職すること。そして短期間で就職と退職を繰り返し、その度に多額の退職金をガッポリ稼いでいる。仕事は肩書きだけの楽なポストも多いので複数の会社を兼務することも可能。報道によると、例えば旧厚生省事務次官には3度の天下りを繰り返し、官僚退職後だけで3億7千万(!)の報酬を得た者や、旧建設省出身で一社から5年間で1億2千万の報酬得ている者もいる。

現在、法令で退職後2年間は現役時代に密接な関係にあった企業への就職が禁じられているので、最初の2年間は特殊法人(国が特別に設置した会社)に天下りし、以後は企業・団体に自由に天下りをしている。これら特殊法人の多くは赤字になっており、平成13年の時点で特殊法人負債総額は地獄の360兆3521億円!これら特殊法人に僕らの血税毎年5兆円以上が補助されている。
こうした退職後のポストは役所が取りまとめて振り分けることが多く、財務省と経済産業省は天下り先となる特殊法人が多いので特に人気が高い。

過去に心ある政治家が何度も特殊法人の数を減らそうとしたが、天下りを狙う官僚たちが将来の天下り先を確保・維持する為に「こういう理由でまだ必要だ」と主張&抵抗し、見せかけだけの統合などで殆ど改革は進んでいない。06年現在、天下りした国家公務員は2万2093人。企業にとっても役所に太いパイプを持つ人物を受け入れると情報入手や談合の際に有利となることから、天下りが絡んで摘発された汚職事件は数知れず。まさに「官」と「民」の癒着の温床となっている。

360兆も赤字を抱える特殊法人からさらにお金をむしり取っていく役人達。一方、国民は全世帯のうち3分の1が年収300万円以下の貧困層になっても血税を納め続けている。国民の心情をもっと考えるべし!
※現在政府は「民間への天下り禁止期間」の2年間を撤廃しようとしている。何の冗談デスカ?
※2006年時点の国家公務員は94万4千人。このうちキャリア組は約1万5千人(全体の5%)。



●地方自治体に物申す

今年、北海道夕張市は632億円の負債を抱えて財政再建団体(民間でいう倒産状態)になった。先日これを受けて、夕張市長の月給を25万円、市議を18万円(!)にすると発表された。同市は今夏、財政が破綻したのに前年度を上回る平均75万円のボーナスを支給して非難を浴びたが、それもあってか思い切った給料カットを断行したようだ。市議の18万に悲壮な覚悟を感じる。

このことはもっと派手に報道されていいと思う。昨年の地方自治体の負債総額は238兆円で国家予算の実に3倍!文字通り地方財政は火の車。ところが、平均年収は民間サラリーマンの439万円(’04年国税庁調べ)に対して地方公務員は728万円で、何と約300万円も高い!どうして赤字238兆円でこんなに羽振りがいいのかサッパリ分からん。

地方公務員には様々な特典があり、都職員の場合は百貨店の買物が一律5%〜10%引きになる(現職だけでなくOBも)。郵政解散選挙の際、開票作業をした一般アルバイトの日給は1万円だったのに、職員には7万円が支給された。奈良市では出勤しただけで1日500円の手当がつく出勤奨励手当が長年あった(批判を浴びて今年廃止)。窓口業務の職員は1日230円の特殊勤務手当がつく(窓口に座ってるだけなのに…)。生活保護家庭を訪問した職員には1日550円の社会福祉手当が出るし、車椅子の人を手伝った交通局・駅員には1回ごとに200円の介助手当が出る(駅員が車椅子の人をサポートするのは人として当たり前と思うけど?)。

公務員には互助会があり、積立金と補助金(血税を年300億円注入)で運営されている。使い道は色々で過去の例では「職員お見合いパーティー」に72万円とか、スーツ・靴代3万円以上、独身手当11万円、メガネ修理代1万5千円など訳が分からず、大阪市の場合は昨年までヤミ退職金として平均670万円がここから出ていた。予算は年内に使い切らないと翌年から減額されるので、色んな方法で使い切られる。

大阪市はカラ残業問題も深刻。5兆円の負債があるのに一昨年は6300人分のカラ残業が発覚し、1億3千万円の税金が「架空の残業」に払われた。民間は残業してもサービス残業で給料が出ないのに、仕事をせずに残業代を貰うなんて狂気の沙汰。

結論。自治体は増税する前にせめて民間レベルに給料を合わせ、不正はやめるべし。あと、育児休暇を三年取れるとか優れた待遇面は、民間もそうなるように努力するのが大切。“羨ましさ”から公務員憎しになるのは本末転倒

※追記。もちろん多くの公務員が真面目に働いていることは言うまでもない。26歳の公務員の方から手取り16万&サビ残日常化というメールを頂いた。厚い恩恵は管理職に集中しているとのこと。
※参考データ・業種別年収グラフ。フジテレビ社員の1500万円にブッ飛び。


●幹部OB5人が受け取る3億3000万円 09年09月12日/ゲンダイネットより転載
 
 人はここまで破廉恥になれるものか。衆院選後にバタバタと「駆け込み」天下りに走った揚げ句、次々に「玉突き」人事をやった農水官僚OBたちのことである。
 発端は、7月に退任した林野庁の内藤邦男・前長官(56)の天下り人事。今月1日付で所管の独立行政法人「農畜産業振興機構」副理事長に就任すると、ハジき出された前任の高橋賢二・元農水技術会議事務局長(57)が、財団法人「日本食肉流通センター」理事長に転職。それで、前任の山本徹・元林野庁長官(66)が財団法人「日本穀物検定協会」会長に横滑りした。最後にポストを追われた前任会長の浜口義曠・元事務次官(76)は、年も年だし悠々自適のセカンドライフだ。
 どいつもこいつも前任者の任期途中での交代だから「駆け込み」が狙いなのはミエミエ。玉突きに見せかけて、レッキとした「渡り」である。
 農水省では2日付で白須敏朗・前次官(58)も、所管の社団法人「大日本水産会」会長に納まったことが発覚している。今回の「駆け込み」「玉突き」で、連中はいくらカネをせしめるのか。
「まず内藤、高橋、山本各氏の“玉突きトリオ”ですが、天下り法人での諸手当も含めた役員報酬は、年1600万〜1900万円程度とみられています。白須前次官は年1800万円。任期はいずれも2年なので、4人合わせて約1億5000万円です。また、白須氏は事務次官の退職金7000万円、内藤氏は林野庁長官の退職金6000万円を受け取る。8年近く天下り法人会長に君臨した浜口氏は約3000万円。高橋氏、山本氏は2人で2000万円程度とみられ、今回のドタバタ人事だけで、計3億3000万円が、彼らのフトコロに入る計算になります」(霞が関事情通)
 もちろん、カネの出どころはほとんどが国民の税金だ。


★聖徳太子が制定した“十七条憲法”より

第5条

官僚は欲を貪(むさぼ)らず民の訴えを公正に裁くように。
近頃の訴訟を治める者は賄賂が常識となり、賄賂を見てから訴えを聞いている。
裕福な者の訴えはすぐに受け入れられるのに、
貧乏な者の訴えは容易に聞き入れてもらえない。もってのほかだ。

※以後1400年間、進歩なし!!




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