史上最強の超名作洋画
ベスト1000



   901〜1000位   

1〜100位  101〜200位  201〜300位  301〜400位 401〜500位
 501〜600位  601〜700位 701〜800位 801〜900位 901〜1000位
 次点1001位〜


901.プリシラ('94)103分 豪
ドラッグクイーンが大活躍。いい映画だけど第2位の『トーチソング・トリロジー』には脚本も深さも及ばない。どうしてもあの超傑作と比べてしまう…。
※アカデミー賞(1995)衣裳デザイン賞


902.太陽の帝国('87)151分 米


903.サウスパーク('99)81分 米
※NY批評家協会賞(1999)アニメーション賞

904.小さな恋のメロディ('71)106分 英


905.アウト・オブ・サイト('88)123分 米
ストーリーや映像に目新しさはないが、冒頭のG・クルーニーの銀行強盗シーンは拍手喝采モノ。後半、階段でズッコケた悪党に座布団1枚。

906.ノーマ・レイ('79)119分 米
※アカデミー賞(1980)主演女優賞、歌曲賞/カンヌ国際映画祭(1979)女優賞/NY批評家協会賞(1979)女優賞

907.エアフォース・ワン('97)124分 米
ロシアのテロリストが米大統領に銃を突き付け、「貴様らのせいで祖国は荒廃した。ロシアにとって“自由”は疫病だった!」と絶叫するシーンには切実なものを感じた。

908.ウェインズ・ワールド2('93)95分 米
おバカ・トークの会話の間が絶妙。あのテンポは簡単そうで難しい!


909.レナードの朝('90)120分 米
※NY批評家協会賞(1990)男優賞

910.ワグ・ザ・ドッグ〜噂の真相('97)97分 米
なかなかのブラック・ユーモアだったが、あと一歩突き抜けるモノが欲しかった。政府が世論を操作する為に戦争をでっち上げ、ありもしない戦場の映像を合成で作る場面に戦慄。
※ベルリン国際映画祭(1998)銀熊賞

911.ホット・ロック('71)105分 米
ダイヤ泥棒たちの知能バトル。先の読めない展開で全く退屈しない。催眠術の合言葉「アフガニスタン・バナナスタン」の響きが頭から離れない(笑)。

912.バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2('89)108分 米


913.炎のランナー('81)124分 英
※アカデミー賞(1982)作品賞、脚本賞、作曲賞、衣裳デザイン賞/カンヌ国際映画祭(1981)助演男優賞/ゴールデン・グローブ(1981)外国映画賞/NY批評家協会賞(1981)撮影賞

914.キャバレー('71)125分 米
※アカデミー賞(1973)主演女優賞、助演男優賞、監督賞、撮影賞、ミュージカル映画音楽賞、美術監督・装置、音響賞、編集賞/NY批評家協会賞(1972)助演男優賞

915.グリーンマイル('99)188分 米
子供を殺した殺人鬼と極悪看守の2人に腹が立ちすぎて、感動しそびれた。

916.ラストマン・スタンディング('96)101分 米
黒澤監督の『用心棒』を西部劇にした作品。冒頭のライ・クーダーのギターとセピア調の画面だけで鳥肌状態に。
※映画評論家の淀川長治さんが最後に解説した映画。


917.シェルタリング・スカイ('90)138分 英
最後の方のエピソードは明らかに不要。つまり、マルコヴィチ最高!なのだ。坂本龍一の音楽は非の打ち所ナシ。
※NY批評家協会賞(1990)撮影賞

918.クール・ランニング('93)98分 米
実話ってのがいい。ボブスレーのシーンもけっこう迫力があった。


919.マルコヴィッチの穴('99)112分 米
後半もっと面白く出来たはず。アイデアが良かっただけにもったいない。
※NY批評家協会賞(1999)初監督作品賞、助演男優賞、助演女優賞

920.必死の逃亡者('55)112分 米


921.戦争と平和/ソ連版('65)424分 ソ連
※アカデミー賞(1969)外国語映画賞/ゴールデン・グローブ(1968)外国映画賞/NY批評家協会賞(1968)外国映画賞

922.地上より永遠に('53)118分 米
※アカデミー賞(1954)作品賞、助演男優賞、助演女優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞、録音賞/カンヌ国際映画祭(1954)特別グランプリ/NY批評家協会賞(1953)作品賞、男優賞、監督賞

923.キャリントン('95)122分 英・仏
女性にとってゲイの男性に惚れることは、自分の赤ちゃんを諦めることだ。しかも永遠の片想い。この映画が実話だと聞いて、あらためて恋愛の奥深さを知った。
※カンヌ国際映画祭(1995)審査員特別賞、男優賞、脚本賞

924.オーメン2・ダミアン('78)108分 米


925.ドラゴン危機一髪('71)100分 香港


926.ペリカン文書('93)141分 米


927.吸血鬼ノスフェラトゥ('22)62分 独


928.薔薇の名前('86)132分 仏・伊・西独


929.ニキータ('90)117分 仏
冒頭で殺された警官が可哀想で、ずっとその思いを抱えたまま見てたので、ニキータに感情移入できなかった。彼氏にも同情。

930.ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ('84)205分 米
※LA批評家協会賞(1984)音楽賞

931.マイ・フェア・レディ('64)173分 米
※アカデミー賞(1965)作品賞、主演男優賞、監督賞、撮影賞、音楽(編曲賞)、美術監督・装置賞、衣装デザイン賞、録音賞/NY批評家協会賞(1964)作品賞、男優賞

932.ハート・オブ・ウーマン('00)127分 米
M・ギブソンがある日突然、全女性の心の声が聞こえるようになるというトンデモ設定の映画。メルが“俺はモテてる”と思っていたら、実は心の中では「男尊女卑のブタ」と呼ばれてたという、すごい脚本だった。フェミニスト系のHPで絶賛された作品だ。(メルのパンスト、マニキュア姿はハッキリ言って汚い)

933.レインマン('88)134分 米
※アカデミー賞(1989)作品賞、主演男優賞、監督賞、脚本賞/ベルリン国際映画祭(1989)金熊賞

934.ミザリー('90)108分 米
※アカデミー賞(1991)主演女優賞

935.アビス('89)140分 米
※アカデミー賞(1990)特殊視覚効果賞

936.タイタンの戦い('81)118分 米
メドゥーサが怖すぎ。あれは子供にはトラウマになる。

937.パトリオット('00)164分 米
アメリカ独立戦争の歴史大作。ベトナム戦争や第2次大戦を題材にした作品は多いが独立戦争を題材にしたものは珍しい。当時の戦争は、銃の命中精度が悪く威力も弱かったので、射撃の際はお互いの兵士の表情が分かる位まで接近して行われた。画面の奥まで一列に並んだ両軍の兵士が、すぐ側で直立したまま撃ち合う姿は凄惨だった。

938ブレア・ウィッチ・プロジェクト('99)81分 米
この映画は魔女伝説の残る森へ魔女を撮影する為に入っていった3人の映画学校生が森で消息を絶ち、1年後にフィルムだけが発見され、それを僕らが劇場で見る、そんな風変わりな設定だった。彼ら3人の身に何が起こったのか…まずその切り口がそそるではないか。結局、明確な結論が作品中では出なかったが、クライマックスで前代未聞の緊張感を劇場で味わったので、強く印象に残った作品だ。(まったくBGMのない映画というのも珍しい)
※カンヌ国際映画祭(1999)ユース賞(海外作品)

939.ダンボ('41)64分 米
※カンヌ国際映画祭(1947)アニメーション賞/アカデミー賞(1942)ミュージカル映画音楽賞

940.裸の銃(ガン)を持つ男('88)85分 米


941.スター・ウォーズ/帝国の逆襲('80)124分 米
※アカデミー賞(1981)特別業績賞(視覚効果)、音響賞

942.ジャンヌ・ダルク('99)157分 仏・米
めちゃ音楽いい(グラン・ブルーのE・セラ)!各自サントラは10枚買いじゃ!城攻めのシーンはスンゲー迫力。なんせまだ銃のない時代だから、斧や鉄球の肉弾戦。ヒェ〜ってかんじ。史実で結末が分かってたから、中盤のジャンヌの笑顔がずっと辛かった。

943.レイジング・ブル('80)128分 米
※アカデミー賞(1981)主演男優賞、編集賞/NY批評家協会賞(1980)男優賞、助演男優賞

944.ラスト・オブ・モヒカン('92)112分 米
※アカデミー賞(1993)録音賞

945.トータル・リコール('90)113分 米


946.ザ・コア('03)134分 米


947.危険な情事('87)120分 米


948.007/ゴールドフィンガー('64)109分 英
※アカデミー賞(1965)音響効果賞

949.トゥルーマン・ショー('98)103分 米
ハリウッドでジム・キャリーの評価をグンと上げることになった作品。おそらく現時点での彼の最高傑作だろう。それもそのはず、脚本を書いたのはあの『ガタカ』のアンドリュー・ニコル。自分が所属している安全な場所から新しい未知なる世界へ飛込んでいく姿は、実に感動的だった。

950.アダプテーション('02)115分 米
主人公はニコラス・ケイジ扮する脚本家。創作の苦しみが延々と語られ、見てて息苦しいの何の。ニコラスは好きな役者なんだけど、双子役をして画面に2人いるとめっさ暑苦しかった(笑)。でも、蘭の魅力を語る場面で、生命や進化の神秘を感動的に説明していて感じ入った。
※アカデミー賞(2003)助演男優賞/ベルリン国際映画祭(2003)審査員特別賞・銀熊賞/NY批評家協会賞(2002)脚本賞

951.パイレーツ・オブ・カリビアン('03)143分 米
ジョニー・デップのひょうひょうとした魅力が最大限に発揮されていた。演技に限って言えば彼のベスト・ムービーかも知れない。何も考えず見ていて楽しい娯楽作品だった。

952.恋愛適齢期('03)128分 米
J・ニコルソン扮する60代の男と、ダイアン・キートン扮する50代半ばの2人のラブ・コメ。若い異性より、人生経験を積んできた異性の方が、会話の引き出しも多く喋って楽しいということに2人は気づいていく(良い話じゃないか!)。サブ・キャラで出ているキアヌ・リーブスがマトリックスと違って嬉々と演技してたのが印象的だった(笑)。

953.ワンス・アンド・フォーエバー('02)138分 米
費やされた時間はごく僅かだけど、ハリウッド映画で初めてベトナム側の兵士の内面に触れたんじゃないだろうか。

954.スニーカーズ('92)126分 米
リバー・フェニックスなどキャストはめちゃくちゃ良かったけど、僕は敵の方に感情移入してしまった…。


955.黄色い大地('84)94分 中国


956.ダ・ヴィンチ・コード('06)150分 米
ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の謎解きは面白かった。何度も見ている有名な絵なのに気付かないものなんだねぇ。ニュートンの墓が出てきた時は、昨夏に墓参したばかりだったので、墓マイラーの血が沸騰した!長い映画だけど、退屈せずに一気に最後まで見せてくれる。ただ、個人的には物語の結末にさほど衝撃もなく7点どまり。いずれにせよ、このヴァチカン&カトリック教会が怒りまくりのタブーを描いた監督やスタッフ、出演したトム・ハンクスの勇気を讃えたい(僕は映画がキリストを侮辱してると思わないし、逆にキリストに親近感がわいたけどなぁ)。


957.旅芸人の記録('75)232分 ギリシャ
※カンヌ国際映画祭(1975)国際映画批評家連盟賞

958.黒衣の花嫁('68)107分 仏・伊


959.人類創世('81)100分 仏・カナダ
※アカデミー賞(1983)メイクアップ賞

960.審判('63)119分 仏・伊・西独
あのタイプ室の無機質な光景は夜な夜な夢に出てきそうだ。原作の「まるで犬だ」のセリフがラストになく、かなり不満。でもアルビノーニのアダージョはうまくハマッていた。

961.ダンシング・ヒーロー('92)95分 豪
※カンヌ国際映画祭(1992)ユース賞(海外作品)

962.パール・ハーバー('01)183分 米
ドラマなし。音楽でかすぎ。女優人、誰も看護婦に見えず。得点の3点はすべて奇襲シーンの映像に。爆弾が甲板突き破って船蔵に落ちる場面や、足元を魚雷が通過する場面は本気で肝を冷やした。洗濯物とゼロ戦の組合わせも、構図的に斬新かつリアルだった。
※アカデミー賞(2002)音響効果賞

963.マトリックス・レボリューションズ('03)129分 米
微妙。映像が凄いのは確かなんだけど、問題はあのストーリーを面白いと思うかどうか、だね(音楽が盛り上げようとすればするほど、話の薄っぺらさが浮かびあがってしまった)。とにかく、1000位とはいえベストから外せないのは確か。実写版ドラゴン・ボール。

964.ミセス・ダウト('93)126分 米
※アカデミー賞(1994)メイクアップ賞

965.デスペラード('95)104分 米
ギターケース型の兵器に笑った。タランティーノの犬死にっぷりがグー!彼は楽しんであの役をやってるよね(笑)。


966.戦場でワルツを('08)90分 イスラエル・仏・独
各国の映画賞を受賞しているイスラエルの反戦アニメということで、めっちゃ期待して観た。戦場の狂気をよく描いていたと思うけど、アラブ兵による民間人虐殺までしか描かず、イスラエル兵が起こした虐殺まで踏み込んでいないところに、この作品の限界を感じた。
※ゴールデン・グローブ賞(2009)外国語映画賞、全米映画批評家協会賞(2009)最優秀作品賞


967.バック・ドラフト('91)136分 米


968.ザ・セル('00)107分 米
なぜだろう。ずっと凝ったMTVの映像を見ているみたいだった。

969.バートン・フィンク('91)116分 米
※カンヌ国際映画祭(1991)パルム・ドール、男優賞、監督賞/NY批評家協会賞(1991)助演女優賞、撮影賞

970.ミッドナイト・クロス('81)113分 米


971.ブリジット・ジョーンズの日記('01)97分 米・英
ブリジットの本棚にあった『恋愛無意味論』『男抜きの人生』がどんな内容なのか気になった(笑)。やや点数が低いのは彼女が幸せを他人に依存し過ぎだから。

972.初恋のきた道('99)89分 米・中国
ヒロインのチャン・ツィイーの顔面アップの嵐。それも、これ見よがしのスローモーションでのアップ。乙女時代の57分間で執拗に繰り返されたアップは27回!しかも、会話シーンのアップを除いて、この回数だ。おそらく映画史上最多だろう。イーモウ監督の彼女への惚れ込みように、僕はついていけなかった。が、ベスト1000入り。中国の雄大な自然風景と、美味しそうなキノコ餃子が素晴らしかったからだ。彼女の積極的なアタック作戦は、かつて僕がストーカー扱いされて玉砕したものばかり。この映画は嘘をついている。あえて言おう。失恋に終わらぬ初恋は真実の恋にあらず!初恋は玉砕してなんぼよ!
※ベルリン国際映画祭(2000)審査員特別賞

973.ギター弾きの恋('99)95分 米


974.アンツ('98)83分 米
とにかく出てくるアリの数がすごい。CG技術の進歩、とどまることを知らず。声優役のウディ・アレンが絶品だった。

975.ハリー・ポッターとアズカバンの囚人('04)142分 米
ぶっちゃけ『ハリ・ポタ』は前作が超退屈だったので、それほど期待してなかった。でも今回は物語が波乱万丈、魔法のシーンも多く個人的には十分
楽しめた。ここのところ、大作映画で派手なCG技術はお腹いっぱいだっんだけど、本作の魔法シーンのように、笑いとユーモアの為に使われる小粋なCGはとても好感が持てた。また、シリーズ3作の中では、山や湖などの自然風景が最も詩的で美しく(まさかCGじゃないよね?)、物語と関係ない部分で画面に魅入ってしまった。ロケ地が分かれば行ってみたいな。原作とは違う部分も多いらしいけど、未読の自分としては純粋にエンターテインメント映画として面白かった。ハリーもハーマイオニーも背が伸びたなぁ。

976.グエムル 漢江(はんがん)の怪物('06)120分 韓国
映画としては悪くないし、怪獣の恐怖感も伝わってきた。ゴジラやガメラにない生々しい残虐ファイトは、小学生が観たらトラウマになったかも知れない。でも、物語のスケールが小さすぎた。韓国で歴代第1位の観客動員記録というので、いったいどんな超展開の作品かと、“従来と異なる新しい何かがあるのだろう!”と思ってドキワクで観た。でも、怪獣がただ暴れて人を襲うだけ。人間が生み出した怪獣としてはヘドラ(byゴジラ)の方がよっぽど衝撃的だった。グエムルは決戦でも軍隊さえ出動せず数人の民間人でバトル…。驚いたのは在韓米軍の非情さを描いたシーン。ソウル市民がまだ退避していないのに化学兵器を投入する。米兵はアジア人の命を軽く見てるってわけじゃないだろうけど、仮に日本映画であれば、在日米軍が東京都民に危害を加えるような場面は絶対に(遠慮して)描けないだろう。この映画が韓国でNO.1になったということは、在韓米軍ならこれくらいはやりかねんと韓国の人は普通に思っているから?ソン・ガンホをはじめ、役者の演技力の高さはさすが。

977.ヒストリー・オブ・バイオレンス('05)96分 米・カナダ
クローネンバーグの恐怖の演出が冴え渡る冒頭シーンに戦慄。平和なシーンと思ったら突然始まるバイオレンス。本当に心臓に悪い映画だった。名優が競演し、先の読めない展開で、アッという間の90分。「物事を暴力で解決しようとするな」というセリフが重く残る。たった10分間の演技で助演男優賞にノミネートされたウィリアム・ハートの怪演ぶりに唸った。
※NY批評家協会賞(2005)助演男優賞、助演女優賞

978.戦場にかける橋('57)155分 米
※アカデミー賞(1958)作品賞、主演男優賞、監督賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞、編集賞/NY批評家協会賞(1957)作品賞、男優賞、監督賞

979.動くな、死ね、甦れ!('89)105分 露
正直いってついていけなかった。怖かった。寒々とした画面に身が縮んだ。映画鑑賞なんて甘いもんじゃなかった。僕は軟弱と言われてもトリュフォーの「大人は判ってくれない」の方が好き(あの映画もそんなに甘くないけどネ)。
※カンヌ国際映画祭(1990)カメラ・ドール


980.es(エス)('01)119分 独
実話というのがビビる。人間の精神のなんと壊れやすいことか。

981.俺たちは天使じゃない('89)107分 米


982.ノッティング・ヒルの恋人('99)123分 米
この作品は主人公を取り囲むサブ・キャラたちが皆良い味を出していたので、クライマックスまではけっこう高得点だった。…ところが!一人の友人(レストランをたたんだ彼)だけが、一番良い場面で仲間外れにされてしまう。なんでこんな脚本がパスするんだ!?

983.チェンジリング('08)142分 米
アンジェリーナ・ジョリーの演技力はさすが。こんな悪夢のような事件が実際にあったとは。殺人鬼を演じた俳優がマッドすぎて、この先他の映画で見る度にびびりそう。事件を揉み消そうとするロス市警は最悪だった。


984.バットマン('89)127分 米
※アカデミー賞(1990)美術(監督)賞、美術(装置)賞

985.ナバロンの要塞('61)160分 米
※アカデミー賞(1962)特殊効果賞

986.遠すぎた橋('77)175分 英・仏


987.ファンタジア2000('99)75分 米
最初の鯨の大群に超エキサイト!しかしその後は徐々にあくびが。第1作には遠く及ばず。

988.コップランド('97)105分 米
汚職警官モノ。スタローンは筋肉披露を封印。裸にならないスタローンはマジでいい!あの内気な主人公は絶品。


989.ナチュラル('84)138分 米


990.モナリザ('86)104分 英
※カンヌ国際映画祭(1986)男優賞/NY批評家協会賞(1986)男優賞

991.アザーズ('01)104分 米・仏・スペイン
丁寧に作られた正統派ゴシック・ホラー。謎が解き明かされるクライマックスはめちゃくちゃ緊張した。霧が怖くなってしまった。

992.ホット・ショット2('93)89分 米


993.ゴッドファーザーPART III('90)162分 米
シリーズ完結編。最後のコルレオーネの絶叫は、マフィアがいかに非情な世界か物語っている。回想シーンで出てきた最初の奥さんとのシチリア島でのダンス・シーンが最高に美しかった…。
※孫役を実の孫ソフィアに与えて大ひんしゅくをかったコッポラだが、最初はウィノナ・ライダーに話がいってた。ところがライダーは薬物中毒でセリフも覚えられず演技どころではなかった。

994.ハート・ロッカー('08)131分 米
イラク駐留米軍の爆発物処理班に身を置き、極度の緊張感から“戦争中毒”になってしまった兵士を描いてアカデミー作品賞を受賞。イラクに派遣された米兵の戦死理由は半分以上が仕掛け爆弾。そして爆発物処理班の死亡率は他の兵士よりもはるかに高い。主人公ジェームズは873個の爆弾を処理してきた男。生死の境目に身を晒すスリルの虜になっているのか、帰還してもすぐに前線に戻って行く。そのような一種の狂気は描かれているが、この映画は僕が求めている内容ではなかった。イラク人の心の声が聞こえてこないんだ。砂漠地帯の戦闘ではシューティング・ゲームのようにバタバタと武装勢力が射殺される。イラク人の死があまりに軽い。“武装勢力”とはいうけれど、元々は普通の市民。なぜ彼らが銃をとって米兵を攻撃してくるのか、そこを掘り下げる事は皆無。なんというか、イラクから米軍を追い出すために銃をとった人間と、爆弾テロで市民を殺して政権を揺さぶるマッドな原理主義者がごっちゃになっている。
アカデミー協会が、『アバター』ではなく本作にオスカーを与えたのはなぜか。アバターの米軍はモロに侵略者だったけれど、この映画では解放軍だった…それもあるけど、もっと切実なものを感じた。ハリウッドの映画人はリベラル派が多く、イラク戦争にも否定的。でも、悪いのはホワイトハウスであって、中東で頑張っている米軍の若者じゃあない。米国人として若い兵士たちにエールを送りたいけど、住民虐殺や捕虜虐待を行う米兵まで認める訳にはいかない。そんな時に登場したのがこの映画。爆発物処理班はイラク人を直接攻撃する部隊じゃないし、米兵だけじゃなく市民の命も爆弾テロから救っている。これなら反イラク戦争の立場でも、心から米兵たちを応援できる。アバターに賞を与えても喜ぶのは関係者のみだけど、本作ならPTSD(心的外傷後ストレス障害)で苦しむ帰還兵など、すべての米兵を励ますことができる、そんな風に考えて作品賞&監督賞がこの映画にいったんじゃないかな。米兵にしてみりゃ、“俺たちはリアルに死んでるのにアカデミー協会は仮想現実のアバターを選ぶのか”ってなるだろうし。
※知人いわく「この映画はイラク戦争だけをテーマにしたわけじゃない。イラク戦争は最近起こった戦争として作品の舞台とするのにふさわしかっただけで、冒頭に“戦争は麻薬である”とあるように、戦場で戦い続けていく内に戦争を“玩具”として考えるようになった“兵士の心情”がテーマ」。そういう視点で見れば、すぐれた心理劇だと思う。僕は米国人にイラク戦争をそろそろ正面から掘り下げて欲しいという強烈な思いがあるので、一歩距離を置いて観る事が難しくなっているみたい(汗)。
※アカデミー賞(2010)作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、編集賞、音響効果賞、録音賞/NY映画批評家協会賞(2009)作品賞、監督賞/LA映画批評家協会賞(2009)作品賞、監督賞/全米映画批評家協会賞(2010)作品賞、監督賞、主演男優賞


995.007/ロシアより愛をこめて('63)115分 英


996.ファイブ・イージー・ピーセス('70)98分 米
※NY批評家協会賞(1970)作品賞、助演女優賞、監督賞

997.X-MEN2('03)125分 米
前回よりも明らかに制作費がアップされており、バトルシーンもスケール倍増。冒頭のマトリックスばりのホワイトハウスの戦いから一気に引き込まれた。戦いの規模は大きくなったけど、シリーズ特有の暗さはそのままで、それが好印象。今やアカデミー賞女優となったハル・ベリーが目を発光させて天候を操ってる姿がなんか嬉しい。

998.十戒('56)220分 米
※アカデミー賞(1957)特殊効果賞

999.ハリー・ポッターと炎のゴブレット('05)157分 英・米
シリーズ第4作。3大魔法学校対抗試合はドラゴンとの空中戦、湖の水中戦と面白かった。だけど、相手を殺害する必殺呪文「アバダケダブラ(息絶えよ!)」が簡単に出過ぎるのは何とかならないのか。せめて呪文発動まで2時間くらいかかるとか、制約を設けた方が理不尽さが減って良いと思うんだけどな。しかも、ヴォルデモートだけの呪文じゃなく、ワームテールのような腰巾着連中まで自由に「アバダケダブラ」を使えるなんて。これではセドリックが浮かばれない。彼は良い奴だったのに…。あと、絶句したのがクィディッチ・ワールドカップの決勝戦の丸ごとカット!原作には試合シーンもあるらしいのに、映画では入場シーンだけ。わーん!大人達のクィディッチがどれほど迫力あるのか映像で観たかったよ〜!2005年制作。※ハーマイオニーが呆れて叫んだ「男の子って…!」(ボーイズ!)がツボッた。


1000.キャッツ&ドッグス 地球最大の肉球大戦争('10)82分 米




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1〜100位  101〜200位  201〜300位  301〜400位 401〜500位
 501〜600位  601〜700位 701〜800位 801〜900位 901〜1000位
 次点1001位〜


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