映画ロケ地を行く
※現在19本!


★『ロード・オブ・ザ・リング』のホビット村を訪ねて〜ニュージーランド北島(2005)




まずはオークランドからマタマタへ 町からロケ地へ一日4回ツアーバスが出ている。申込み所もホビットの家っぽいデザイン!






ホビット村(庄)入口! うおお!ホントに家がたくさんある (T_T) 本編で使われなかった家もたくさんあった





ビルボの誕生パーティーの場面に
登場した巨大なツリー
ガンダルフが橋を渡った大きな池

橋のセットに使われた発泡スチロール。
石っぽく着色された面影が残っている





はひー!フロドの家ッ!! ホビット・サイズなので、とってもちっちゃい! 丸窓からはパーティーツリーが見える

この煙突付の家は英雄サムの家
※“従者サム”なんて言わせない!
サムの家の少し右上にフロドの家がある
(この角度からしか同時に2人の家は見えない)





フロド・ハウスの前庭から見渡す。めっさ美しい景観!

観光客を見学する羊たち(笑)。
ホビット村の周囲は羊がいっぱい!

ホビット村の360度動画(25秒)
※牛や鳥の声も入ってマス


★『ハリー・ポッター』〜イギリス・オックスフォード(2005)

  

ホグワーツ魔法学校のロケはオックスフォード大学クライストチャーチのグレートホールで行なわれた。
壁一面に歴代校長や理事たち(?)の肖像画が掛けられていた。



★『ローマの休日』〜イタリア・ローマ(1994)



黒山の観光客をかき分け、強引に“真実の口”の唇をズギュゥンと奪う!!


★『グラン・ブルー』〜イタリア・シチリア島(1994)



シチリア島が登場する映画は『ゴッドファーザー』『ニューシネマ・パラダイス』など名作が多い。ここタオルミナの町は
『グラン・ブルー』のロケで使われた。イルカのプールや、ジャックが滞在したホテルもある。この海にエンゾが沈んでいる…



★『アラビアのロレンス』〜ヨルダン砂漠(1994)



画面中央の白いテントが見えるだろうか。彼ら砂漠の民のことを現地では“ベドウィン”と呼んでいる。50度近い砂漠の
中を、彼らは先祖代々、たくましく生き続けてきたのだ。ここは、かつてアカバを占領したロレンスが、最後にダマスカスを
目指して通った道だ。“青い瞳のアラブ人”と呼ばれた彼。その目で何をここで見たのか。



★『セントラル・ステーション』〜ブラジル、リオ・デ・ジャネイロ(2000)



主人公の2人が出会った大きな駅がここだ。人間の数だけドラマがある…使い古された言葉だけど、駅ってそういうの感じるよね


★『ベニスに死す』〜イタリア・ベニス(1989)



ここが、ラストシーンでタジオ少年がポーズをきめてた、あのリド島ビーチだ!
タジオと同じポーズで撮影するのは我が半生の野望であり、悲願だった。(T_T)



★『第三の男』〜オーストリア・ウィーン(1994)



有名なウィーンの遊園地“プラター”の古い観覧車だ。オーソン・ウェルズが自分の帝王学を語った例の場所だ。
ここへ行く人はぜひジェット・コースターに挑戦して欲しい。赤いレールのヤツ。体が90度になったまま延々と
突っ走るアノ恐怖はハンパじゃないッス…。その他、本物の馬(!)を使ったメリーゴーランドなんかもあった。



★『サウンド・オブ・ミュージック』〜オーストリア・ウィーン(1994)



トラップ家のチビッコを引き連れて、マリアが“ドレミの歌”を絶叫&肩で風を切り爆進したのが、この静かで美しい公園!


★『猿の惑星』〜ジブチ(1994)



『猿の惑星』はともかく問題はNASA。なるほど、この辺一帯を白黒で撮れば月面にも、火星にもそっくりだ。おっと、危ない危ない。


★『ベルリン天使の詩』〜ドイツ・ベルリン(1989)



2人の天使が人々の生活を静かに、そして暖かく見つめていた場所が、このブランデンブルク門から続く6月17日通りの戦勝記念塔だ。
※“戦勝”といっても、ナチが建てた塔ではなく、100年以上前からベルリンのシンボルとして建っているもの。



★『ブラザー・サン・シスター・ムーン』〜イタリア・アッシジ(1994)



アッシジは映画の主人公に描かれた聖フランチェスコゆかりの地で、世界中に信徒のいる聖フランチェスコ会派の
修道院(総本山)がある。一帯は中世から時間が止まっており、自然と心が静まった。他にも紅一点だったキアラの
修道院が近くにあり、美しい庭がこれまた感動的だった。実際に彼女が作ったんだってさ!



★『さらば青春の光』〜イギリス・ブライトン(1989)



優しさからドラッグに溺れ、家を追い出され、仕事をクビになり、彼女を親友に奪われ、愛車のベスパを事故って失い、
主人公ジミーが最後にたどり着いたのがこの海岸だ。このあと彼は断崖へ…。映画史上最もトホホな主人公に乾杯(涙)



★『グローリー』〜アメリカ・フィラデルフィア(2000)



南北戦争の際に活躍し散って行った黒人兵士部隊と白人の指揮官。この指揮官はほんとにマシュー・ブロデリックにソックリ!


★『ロミオ&ジュリエット(’96版)』〜メキシコ・メキシコシティー(2003)



バズ・ラーマン監督がディカプリオをロミオに迎えた現代版ロミオとジュリエット。冒頭のカットでモンタギュー、キャピュレットの
看板がビルに掲げられていたのは、この場所だ。※劇中では中央の天使像がキリスト像に変更されていた。



★『ゴースト・バスターズ』『セブン』『デイ・アフター・トゥモロー』〜ニューヨーク公共図書館(2003)

多くの映画に登場し、『デイ・アフター・トゥモロー』では
天変地異に襲われたNY市民の避難場所となった
『ゴースト・バスターズ』に登場した正面玄関のライオン。
この図書館のトレードマークだ(名前はレオ)

『セブン』ではモーガン・フリーマンがダンテの「神曲」を調べた

私立の図書館としては世界屈指の規模を誇るNYの公共図書館。この街のアイコンのひとつ。中央棟は1911年に完成した。


★『夢』〜長野県(1992)



クロサワ監督が『夢』のラストで笠智衆に歩いてもらったのが、水車小屋のあるこの村だ。
※水がすっごく澄んでいて、付近ではワサビが栽培されていた。




(1989)イギリス〜地獄のフィルム・マラソン25時間

  すでに14時間経過!皆ヘロヘロだ

英国ケンブリッジの映画館で開催された怒涛のSF映画11本立て大会。その7本目終了時の休憩時間の光景がこれだ!僕はこの頃22歳で、当地にホームステイ中。この映画館は、普段は通常のロードショーをしているんだけど(『いまを生きる』もここで観た)、館長が相当なシネマ・ジャンキーらしく、たまに通常の上映を中止して、こうして25時間に及ぶ11本連続上映会を企画するそうだ。
この日、わざわざ新作映画を観るために劇場へやって来た人は、入口に立てられた『本日、臨時イベント』の看板を見て「えーッ!」。方向転換して帰って行く人の背中に、参加者から「レッツ・トライ!」の声が掛けられる。

イベント入場料は約3500円(1本300円くらい)。安いかわりに館長の出した条件がエゲツない。PM10時のスタートから翌日最終のPM11時まで25時間、劇場から外へ出ると再入場禁止になるのだ(爆)。移動が許されるのはロビーまで。
ずっと館内にいると時間の感覚がなくなり、6本目あたりでトイレに行った時、窓から頭上に輝く太陽が見えて“自然はかくも美しい”とわけの分からん感動に襲われた。それは現地ピープルも同じ様で、パンク風兄ちゃんまで「オー、サンシャイン…ビューティフル」と呟いていた。要するに監禁状態だったわけだ。

だが外出禁止令には館長の言い分があった。この日の為に館長がかき集めた11本は『スター・ウオーズ』『2001年宇宙の旅』『未知との遭遇』『エイリアン』『ブレード・ランナー』等、“究極”と言っていいSF界の金字塔ばかり。館長は僕らに「“観客魂”を見せやがれ」と、そして「貴様ら本物のシネマ・キチならこれくらい耐えろ!」と、挑戦状を叩き付けたわけだ。(反面、眠気覚ましのコーヒーや紅茶は無料で飲ませてくれた。愛だね!)

企画終了後の客の反応が素晴らしかった。お互い初対面にも関わらず前後左右の客と握手していた!つまり、客にとってもこの25時間は「リトマス試験紙」のようなもので、本物の映画ファン=親友と出会える貴重な機会だったんだ。
温かい感動に包まれて劇場の出口に差し掛かかると、3人の英国人に呼び止められ「ヘイ、ビールでも飲もうぜ」と誘われた。僕の答えは「オフコース!」  




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