最新文芸情報


2010.9〜10

 10月31日…サイト読者の方から京都国際マンガミュージアムの特別展『マンガ・ミーツ・ルーヴル〜美術館に迷い込んだ5人の作家たち』(公式HP)の情報を頂きました!近年、美の殿堂ルーブル美術館がマンガをアートを認め、荒木飛呂彦先生に作品製作を依頼。そして、昨年先生の原画がルーブルに展示されました。その後、作品は各地を巡回し、この秋ついに日本へ上陸。京都で鑑賞できる運びに!期間は11/5(金)-12/3(金)。カラー原画は単に美しいだけでなく、本物にしかない生命力、作者の鼓動や脈拍を感じるとのこと。万難を排して足を運ばねば!
//シカゴ大学が開発したロボットの手は、指がないのに何でもキャッチできるドラえもんの手(2分41秒)。細い針だけじゃなく、卵を割らずに持てる(自動で力加減可能)のが凄い。長年ナゾだったドラの手の構造がこれで分かるかも!?※ちなみに中はただのコーヒー粉です。このシンプルさに目からウロコ。(元記事
//僕のケータイはAU。かつて、基本料金が一番安かったから契約したんだ。その後、メキメキとソフトバンクが頭角を現し、ソフトバンク同士なら夜の10:00-2:00以外は無料になった。でも、AUユーザーは2年契約に縛られて身動きがとれず、“これは何かの罰ゲームか”と嘆きあっていた。iPhoneが脚光を浴びても、ドコモがスマートフォンに対応しても、AUは沈黙を守るのみ…。ところが、このままシェアを奪われ続けて滅亡するのかと思いきや、新機種のAUスマートフォンは、掟破りのスカイプ(無料ネット電話)搭載で、AU同士なら24時間無料通話できることに!取材で渡航する時も、これなら高い国際電話料金もゼロ円。めっちゃ助かる。しっかし、AUにしてみれば「肉を切らせて骨を断つ」捨て身の戦術。大丈夫?新基本料金がめっさ高いとか…。続報を待ちたい。
//ハイタッチって、その動作をするだけで何か元気が出そう。神奈川県茅ヶ崎駅前で水曜朝にハイタッチ隊が現れるとのこと。いろんな土地でみんな頑張ってるね。
 10月30日…興行収入世界新記録を樹立した『アバター』の続編&続々編が制作決定!公開は4年後!第1作では地球がどんな状況なのか、なぜ人類がパンドラの地下資源にこだわったのか不明だったもんね。安易な続編モノはイヤだけど、キャメロン監督が手抜きをするハズがなく、『アバター』の続編なら是非観てみたい!
//『エースをねらえ!』の宗方コーチや、アル・パチーノ、アラン・ドロンなどの邦画吹替えで、視聴者を渋いハンサム声で魅了した野沢那智さん(72)が他界されたとの訃報。僕が中高生の頃は、今のようにレンタルビデオが全国になかったので、映画を観るのはもっぱらテレビの吹替え。大好きなアル・パチーノやダスティン・ホフマンの声を野沢那智さんがされていたので、映画雑誌に彼らのインタビューが載っていると、すべて野沢さんの声で脳内再生された。ヴィスコンティ監督の『家族の肖像』では、魔性の美形俳優ヘルムート・バーガーの吹替えを担当され、テープが擦り切れるほど『家族の肖像』を観た為に、僕の中では完全に「野沢那智=ヘルムート・バーガー」となってしまった。圧倒されるほど、声質も、演技力も、何もかも素晴らしかった。声を聞いてるだけでシビレたのは、野沢那智さん、塩沢兼人さん、山田康雄さんくらいかも。野沢さん、本当にたくさんの感動をありがとうございました!
//先月下旬に墓巡礼関係で刊行に携わった2冊の本が出ました。まずは監修・撮影を担当した『幕末・明治に輝いた偉人の墓を巡る〜全国お墓マイルガイド』(Ama/980円)。冒頭の方でロングインタビューに答えているほか、墓情報に誤りがないか監修しています(メインの文章はライターさんです)。オールカラーでよく定価千円をきったと思います。次に墓マイラー仲間の、あきやまみみこさんによる『有名人のお墓トラベル』(Ama/1300円)。出版はあの幻冬舎。こちらは、巻頭の夏目漱石特集で漱石ゆかりの地をあきやまさんと巡り、第6章の世界の墓編を担当。あきやまさんとの対談も行なってます。帯にはなんと「水木しげる先生」の推薦文がついてます(あきやまさん凄い!)。/さて、かねてから計画していた、本の全ページを自分で書いてるものも執筆中。これはどんなタイトルになるのか分かりませんが、全国47都道府県ごとにページを分けて、合計200人の日本人を選び、「なぜこの人の墓に行きたかったのか」を熱く吠えまくっている本です。初夏から書き始めており、本当は9月に脱稿するハズだったんですが、10年以上再訪していない墓は、再巡礼して現状を確認する必要があり、やっと12人まで書き上げたところ。つまり、残り188人!ゴールはまだハッブル宇宙天体望遠鏡でも補足不可能だけど、年末に向けてどんどん書いていくつもり。忍の一字で脱稿を待って下さっている大和書房の編集者さんにマジで感謝(そのうち白装束で挨拶にあがります)。


幕末・明治に輝いた
偉人の墓を巡る〜全国
お墓マイルガイド
』より。
墓巡礼の魅力などを
冒頭で語ってマス r(^_^;)
 10月29日… YouTubeにアップされた最新型ロボット「アクトロイド-F」の動画(2分39秒)に驚愕。ここまでロボットは人間に近づいているのか。怒った時に瞼の上がヒクヒクなるのがリアルすぎて怖い。反面、後半に出てくる笑顔にホッとさせられる。感情のないロボットと分かっているのに、怒った顔から笑顔に変わるのを見て和むことに自分でも驚いた。おそらくDNAレベルで、怒りの顔→笑顔→こっちも嬉しい、そんなふうに刻まれているんだろうなぁ。
//どんどん自民党化してゆく民主党。今日はまさかの“企業献金、自粛を解除”。マニフェストで「企業・団体献金の禁止を目指す」うたっていながら、なぜ献金自粛を解除!?やってることが支離滅裂だ。一方、日米財界人会議(日本側議長は経団連会長)が軍需企業の「武器輸出三原則」(輸出禁止)の見直しを求める共同声明を採択したことをうけ、北澤防衛相が「武器輸出三原則」の見直しを主張。日本は海外に武器を輸出していないが、“輸出アリ”にしようというもの。輸出をすれば武器生産の単価(コスト)が下がるのは百も承知だ。だが、これも先日の非核に関する名誉の問題と同じで、国連安保理のメンバー(米英仏中露)が“武器輸出大国”であり、貧しいアフリカに武器をバラ撒くハイエナ国家であるのに対し、日本はこれまで武器を金儲けの道具として輸出せずに、平和路線で世界トップクラスの経済大国となった。これはめちゃくちゃ世界に誇れることだ。貧しい国に大量に武器を輸出しながら、紛争が起きれば調停に乗り出すという破廉恥な安保理五大国と同じ行為をしない、「死の商人国家」には成り下がらない、その名誉を重んじて欲しい。自民(三木武夫首相)が目指した平和国家路線を、リベラルの民主が破壊しようとするってどういうこと!?
※ニコラス・ケイジの主演映画『ロード・オブ・ウォー』には、「真の大量破壊兵器はAK-47(機関銃)だ」というセリフがある。ロシア製のAK-47は構造が簡単で安価なことから、中東、アフリカをはじめ世界中に出回っている。ミサイルが飛ばなくても、この銃が毎日大勢の命を奪っている。こういう認識(危機感)が重要。
//中国の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和賞授与に対して、中国政府がノルウェーに様々な圧力をかけている。ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長がニューヨーク・タイムズ紙に寄稿した内容に感銘を受けたので紹介。元記事(毎日jp)のリンクが消えてもいいよう、主要部分をコピペしておきます→『(ヤーグラン委員長は)授賞決定で中国政府の反体制派への弾圧が強まり、かえって状況を悪化させたとの批判にこたえ「私たちは沈黙すべきでもないし、できない」と主張した。そのうえで「急速に発展する中国が今後、国際社会と調和したければ、まず自国民に表現の自由を保障しなければならない」と中国に姿勢転換を求めた。委員長は、中国政府が賞の授与を「内政干渉」と批判したことに反論。国家主権のあり方が国連創設や世界人権宣言など国際化の中で変化し「もはや国家には無制限な力はない」と指摘した。そのうえで「中国が民主国家でないにせよ、国連加盟国の中国は世界人権宣言を順守する義務を負う」とクギをさした。さらに普遍的な人権に基づく国際社会の中では「(政府と)異なる社会システムを支持する場合でも表現の自由を保障する義務がある」と述べた。ノーベル賞委員会が、ソ連の反体制派サハロフ博士や公民権運動に取り組んだ米キング牧師に平和賞を授与した歴史に触れ、「(表現の自由の)権利こそ平和賞の授与でノーベル賞委が長く支えてきたものだ」と記した。中国の批判は「驚きはしない」としたうえで、授賞が逆効果だったとの批判に「(沈黙することは)基本的な人権を侵害する事態に陥りかねない」と反論。「どの国も(世界人権宣言を守る)国際的義務を無視する権利はない」と述べた』。以上!
 10月28日…今回は最近の時事ニュースから気になったものをいくつかピックアップ。
//11月2日は米国大統領&議会の中間選挙。オバマは確かに当初期待されていたほどの業績はあげていないけれど、たった2年で結果を出してないからと切り捨てるのは酷だろう。gooニュースの米国現地情報は、なかなか破壊力があった。このコラムは反オバマの超保守層を分析したもの。アメリカの反知性主義=無知を善しとする一部アメリカ保守派の価値観を取り上げている。共和党の前副大統領候補サラ・ペイリンとその仲間についてこう記している。「(彼女達は)尊敬しているという建国の父の名前を答えられないし、日頃どういう新聞・雑誌を読んでいるかと聞かれても答えられない。崇め奉る憲法が政教分離を定めていることも知らない。母国語の英語を間違えようが、ヒスパニックの生徒たちに向かって「あなた達ちょっとアジア人に見えるわね」と言おうが、何も気にしない。そういうのが「いい」とされる国に、アメリカはなってしまった」。そしてペイリン氏とその取り巻きは、無知を恥じ入るどころか「無知こそオシャレ!」と大いに強気で、しかも一定の支持を集めているというのだ。僕は知識の量よりも、心根が善良である方が大切だと思うので、“無知=悪”とは単純に思わない。でも、曲がりなりにも政治家なんだから、政教分離の精神など、自国の憲法を熟知しておくのは当然だろう。自らを棚に上げ、「貴方は法を知らない」と弁護士出身のオバマ氏を攻撃する構図はなんてシュールなのか。アメリカはどこへ行く気なんだろう。
//著名な内部告発サイト「ウィキリークス」で、イラク戦争の機密文書が40万件も電撃公開された。そこには、これまで米国や英国が存在を否定していたイラクでの死者数の記録が含まれていた。イラク戦争開戦から約9カ月後の2004年1月から09年末までの死者は計約10万9千人で、うち6割の約6万6千人が民間人だった。911事件で2973人が犠牲になり、その報復でこのテロとは何の関係もないイラクが侵攻され、6万6千人の一般人の命が奪われた。日本はいち早くイラク攻撃を支持しており、失われた6万6千人の命と日本人は全く無関係って訳じゃない。英国では「米国に協力したことは正しかったのか」と総括が始まり、ブレア前首相が証言台に立たされるようなことになったけど、小泉元首相はノーコメントだし、日本はこういう議論がまったくないよね…。
//土日や祝日も連続出勤し、月228時間というケタ違いの超長時間労働を強要されて“うつ”を発症、過労自殺した男性が労災認定された。先日も似たような報道があったばかり。賠償金判決は出たけど、断たれた命は戻らないし、他界から判決まで6年間もかかっている。あまりに裁判に時間がかかり過ぎ、遺族にとってこの6年は本当に長かったと思う。以前も書いたけど、他の先進国は残業ゼロが常識。日本もゼロに向けて世論が盛り上がっていくことを願い、これからもこの問題を取り上げていくつもり。
 10月27日…名古屋で開催されている生物多様性条約の会議(COP10)にハリソン・フォードが出席、「米国は多様性条約を批准していないが、オバマ大統領に批准を働きかけており、いずれ批准されるだろう」と会見した。フォードが自然保護活動に熱心とは聞いていたけど、名古屋まで来るのは相当本気。ジョージ・クルーニーやディカプリオにしろ、ハリウッドの名優って映画だけじゃなく社会運動もやってる(ナンチャッテではなくガチ)のが凄い。
//以前に一度だけ黄色い新幹線を見たことがあり、それが“時刻表無記載・不定期出現”の激レア列車、点検専用車『ドクターイエロー』ということを、この記事で初めて知った。こんなことなら写メを撮っておけば良かった!
//プロ野球の人気低迷をうけ、日本シリーズの第1戦、第2戦、第5戦が地上波で全国中継されないことに。放送ナシは1953年の中継開始以来初めて。Jリーグ中継も激減、プロレス中継も激減、頑張ってる選手は残念だろうな…。※侍ジャパンは南アのワールド・カップで奮戦したんだから、若手層充実&モチベーションアップの為にも、各局は視聴率に囚われずJリーグをオンエアするべきでは。
//前回の龍馬伝『船中八策』。龍馬と中岡の絡みは常に緊張感があっていい。「それ(船中八策=大政奉還案)を世に出したら…龍馬!…殺されるがぜ」「中岡…命を狙われるぐらいのことをせんと、ニッポンは変わらんぜよ。そうじゃろ」。こう言って爽やかに笑う龍馬はまっことカッコ良かった!/ただ、一言吠えさせて頂きたい。なぜ回想シーンが中途半端なのかと!クライマックスで龍馬が中岡に語った船中八策は、龍馬がこれまでの人生で体験した、様々な人物との出会いが生んだ未来構想案だ。龍馬が「この案は木戸さんから教えて貰ったことじゃ」と言うと、かつて木戸孝允が“大政奉還”という言葉を龍馬に教えた回想シーンが挿入さる。次に「これはのう、横井小楠先生から聞いた話ぜよ」で福井藩にて謁見した小楠のシーン。もうこの当たりから涙腺決壊。続いて、吉田東洋、高杉晋作などの名シーンが流れた。それはもうエグエグでござった。ところが!なぜかそこで回想シーンは途切れ、残りの恩人たち、武市半平太、勝海舟、久坂玄瑞、河田小龍は龍馬のセリフだけで片付けられてしまった!ホワイ!?リリー・フランキーが演じた河田小龍なんか第7話一度きりの登場なんだから、普通の視聴者は急に言われても思い出せないよ。その為の回想シーンじゃ!?僕の涙は一気に目の奥へ引っ込み、感動は怒りへ、怒りは失望へ、失望は嘆きへと変わった。こっちはキャッチャー・ミットを構えて、脚本家が投げる球を全部受け取めるつもりだったのに、途中でマウンドを降りてどこへ行くんだぁああ!最近、神回になりかけてガックシという展開が目立つ。最終回まで残り5回、ここまで来たら完走するぜよ!
 10月26日…私事になるけど、今日、子ども(風ちゃん)が無事に1歳を迎えた。父の葬儀と並行して生まれてきたあの日から、はや1年。新生児の頃の彼は、ミルクを飲むこと&眠ることしか出来なかった。目もよく見えていないし、感情らしいものもない。それが、次第に人間を見て笑うようになり、“抱っこして”と泣くようになる。寝返りをうってハイハイを始め、お座りして両手を使えるようになると、音楽を聞いて手をパチパチして喜ぶようになった。まだ1年しか生きていないのに、自分の食事(半分かじったパンとか)を周囲の人間にあげようとする“思いやり”のようなものも芽生えてきた。/もとは、たった0.2mmという目にも見えない受精卵(精子にいたっては0.06mm!)だったのに、それがやがて喜怒哀楽の感情を抱くようになり、他者にパンを半分あげようとまでする。彼が産まれる前から、“受精後に細胞分裂して、脳や心臓ができて”とか、“ハイハイの後は掴まり立ちが始まる”とか、生物学上の成長の過程は頭では分かっていたんだけど、いまだに人間の体から人間が出て来たことの非現実感があり、「宇宙誕生前は時間すらなかった」「この世は11次元」とかの話の方がリアリティを感じる。一緒に風呂に入っている時とか、「どうして0.2mmの卵だったのに、いま、湯船に浮かぶアヒルの玩具でキャッキャと遊んでいるんだろう」と、なんかもう人智の理解を超えた超常現象を日々目撃している感じだ。しかも、この子はやがて誰かを好きになったり、山に登って絶景に感動したりするのだろう。僕はベートーヴェンやゴッホなどの素晴らしい芸術作品に触れる度に「これは奇跡だ!」って興奮するけど、ちっちゃな受精卵が赤ちゃんになり、さらに“水と脂肪と蛋白質の固まり”から、感情を持つ“人間”になっていく過程は、芸術云々を超えて、ただひたすら圧倒され続けるのみだ。“命そのもの”が凄すぎるとしか言いようがない。/アメコミの『ウォッチメン』にあったセリフ「人間の価値は結果だけじゃないはず。生命の存在それ自体が驚異だと思う」や、「数億分の1の確率の受精を経て、今の君が誕生した。唯一無二の君が。地球上のあらゆる人間が奇跡だ。ただ、人間の数があまりにも多く、奇跡があまりにもありふれているため、誰もがそれを忘れてしまう」といったものを心底実感する。人類の人口は来年で70億人。数字を見てるだけでマヒしそうになるけど、いまこのサイトを読んでいるあなた自身も、母親の胎内の0.2mmから、ここまで大きくなった信じ難いほどの奇跡の象徴だと僕は訴えたい。どうか、ひとつしかない命を大切に。/風ちゃんは生後5ヶ月半という早い時期から保育園に入ったこともあり、物心がつく前に多くの人に抱っこされて育った為、まったく人見知りをしない子になった。担任の保母さんいわく「いま、この子は世の中の人がみんな良い人ばかりと思っています」「だから誰にでも笑いかけるんです」。僕としては、彼の笑顔が1日でも長く続くよう、世の中の暗黒面から守ってあげたい。そしていつか綺麗事ではすまない人間の醜さを知った時でも、サイトのトップに掲げているガンジーの言葉「人間性への信頼を失ってはならない。人間性とは大海のようなものである。ほんの少し汚れても海全体が汚れることはない」を信じて、しっかり両足で立っていられるよう応援するつもり。彼が世界の一部分だけを見て絶望しないよう、その何倍も人間の素晴らしさ、美しさを伝えていきたい。(その為にも早く喋られるようになってね、笑)
//南から台風14号が接近しているのに、北日本で雪が降るとかどうなってるんでしょうね。一気に季節が冬に突入。猛暑→ちょこっと秋→冬で、秋が2週間くらいしか無かった気が(汗)。季節の変わり目なので、皆さんくれぐれも風邪引きには気をつけて!
 10月25日…お薦めホッコリ音楽第31回は、優れたジャズトランペッターであると同時に、ヴェルヴェット・ボイスの持ち主でもあったチェット・ベイカーの『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』(2分19秒)。チェットは58歳でオランダのホテルから転落死しているが、これは当初からドラッグを巡るトラブルでマフィアに殺害されたと噂されている。YouTubeの音源は、彼がまだドラッグでボロボロになる前の、25歳の時に録音されたもの。この曲はラブソングにもかかわらず、一言も「love」という単語が出てこない。直接的な愛の言葉を使わずに、熱い想いを伝えている歌って良いな。歌詞(女性視点)はこんな感じ→「私のおかしな恋人ヴァレンタイン、かわいくてコミカルなヴァレンタイン、あなたは私を心から笑顔にしてくれる/見た目は噴き出しそうだし、お世辞にも写真向きとは言えないけれど、あなたは最高に私好みの芸術作品なの/ギリシャ彫刻みたいな体にはほど遠いし、口元もイマイチ、その口は気の利いたことを話せるのかしら?/でもね、ヴァレンタイン、あなたは髪の毛一本も変えなくていいの/私のことを思ってくれるなら、ありのままでいい/絶対にそのままでいて、ヴァレンタイン、変わらないで/今の私には毎日がヴァレンタイン・デーなの」。最後の「stay(変わらないで)」って繰り返す所で、なんか泣けてくるんだよなぁ。優しい歌!
 10月24日…日本のロックバンド、SOUR(サワー)のミュージック・ビデオ『日々の音色』(3分51秒)を読者の方からお薦めして頂き、とても良かったので紹介!4ツ割になった画面に映った4人の人物が、互いに画面の枠(ある意味国境)を越えて交流するというもの。最初は4人でスタートし、最終的に64人になっちゃう。とてもハートウォーミングな約4分間。ウィキで調べてみたら、なんとこの作品は文化庁メディア芸術祭のエンターテイメント部門で大賞に輝いていた!(再生回数320万回ってのもスゴイ!)
//ピアノ、ドラム、ギターといった“iPhone”の楽器アプリケーションだけを使って、ニューヨークの地下鉄車内でバンド演奏している動画、Atomic Tomの『Take Me Out』(4分33秒)に見入ってしまった。これ、今月録画されたばかりみたい。携帯電話だけでこんなことが出来るんだねぇ!※ニューヨークの地下鉄って、けっこう地上や高架も走るので、演奏中に外から日光が差し込んでいる。
 10月23日…軍備というのはどこまで増強すれば安心できるのか果てがない。今の自衛隊は相当に強く、多額の予算で揃えた360機もの高性能戦闘機(うちF15が203機)、約80機のコブラ(対戦車ヘリ)、200機の哨戒機、海の要塞イージス艦6隻(建造費1隻千億)を含めた50隻以上の護衛艦、16隻の潜水艦、約900両の最新戦車がある。日本は幸い四方を海に囲まれている自然の要害であり、他国の地上軍がそのまま陸地から国境を越えてくることはない。国土を守るには、充分すぎるほどの、鉄壁の防御力を誇っていると僕は思っている。/しかし、これだけでは不足だ、もっと軍拡せよと訴える人たちがいる。いったい、あと何の武器をどれだけ持てばいいのか聞いてみたいと思っていたら、先日、タカ派で知られる田母神氏ら自衛隊OBが、“米軍に頼らない独自防衛可能な軍備”の内容&予算を発表した。これは実に興味深い。素人軍事マニアではなく、自衛隊の元航空幕僚長などが判断した理想の軍事力だ。追加戦力の内訳は、空母3隻と艦載機(6兆円)、原潜8隻(7.5兆円)、1兆円分のトマホーク巡航ミサイルとイージス艦、戦略爆撃機、そして“核兵器”とのこと。色々含めて、追加予算を約15兆2千億円と弾き出していた。なるほど、米軍基地を撤去した場合に、自衛隊単独でどれくらいの軍事力があれば抑止力になると考えているのが分かって参考になった(ただ、少子化でどんどん日本の人口が減っていくのに、国力強化を目指していながら、なんで子ども手当を引き合いに出すかな…うーむ)。ちなみに、石原都知事は“日本の技術力があれば2年で核を持てる”と力説している。/近隣に核武装している非民主的な独裁国家があるため、日本も核武装が必要という意見は分かる。でも、日本人はヒロシマ、ナガサキを体験し、核が最悪の兵器であることをどの国の人間よりも知っている。ハリウッド映画にキノコ雲を背景にシュワちゃんがキスした作品(『トゥルーライズ』)があるように、他国の人々の核・放射能に関する知識は非常に乏しい。インディ・ジョーンズもそうだけど、「威力がちょっと大きめの爆弾」くらいにしか思ってない人がたくさんいる。核兵器は厳重に管理されていても、過ちを犯さない人間は存在しないし、機械はいつか必ず故障する。何が理由になって発射されるか分からず、自らの種を絶滅させることが可能な恐ろしい兵器は断固廃棄すべきだ。日本は唯一の被爆国。非核国家だからこそ発言に強力な説得力があり、保有国に対して「正気になれ」と言える。/核武装した方が安全なのか、それとも危険なのか。互いに核を持ったまま緊張がピークに達すると、「撃たれる前に撃て」「自衛の為に先に撃て」となる可能性も跳ね上がる。かつて相手国から侵略された記憶がある国家はトラウマを持っているのでなおさらだ(中国ネット世論「日本軍国主義は復活する」が98%)。それと、「報復攻撃への恐怖が抑止力になる」という通説だけど、それは同サイズの国家で人権意識も育っている国同士の話。尖閣諸島や北方領土で対立している中国やロシアは、国土がとんでもなく広大であり(中国は約25倍、ロシアは約45倍)、ガチで撃ち合いになっても内陸部にいくらでも逃げられる。一方、狭い日本はアッという間に放射能でネコ一匹住めなくなる。しかも、中露は文化大革命やスターリン粛清のように、自国の国民を数千万も死に追いやってしまえる国だ。近年でさえ、丸腰の市民が集まった天安門を血の海にできるほど、国民の命が非常に軽い。将来、日本に戦争を仕掛けるようなブチ切れた指導者は、既に正常な判断能力を失っているので、“半分やられてもまだ我らは7億人残ってる”などと、いざとなれば核のボタンを押す選択肢がリアルに否定できない。(っていうか、核攻撃がなくても、日本は国内に50基ある原発を攻撃されたら住めなくなる。この辺、田母神氏はどう思っているのだろう)/日本政府の最終兵器、“9条バリア”と“遺憾の意ミサイル”を駆使しながら相手と同じ土俵に乗らないのは、平和ボケでもなく、お花畑思想でもなく、核を持つ野蛮国には成り下がらぬという日本人の誇りだ。同じレベルには落ちないというプライドだ。我らの美学の問題と言っても良い。右派の論客は“子ども達が誇れる日本にする”というが、あえて非核を貫く日本は今の時点で十分誇れる国だと思う。政府は保有国に対して「あなた方は愚かな小心者集団だ」「核がないと顔を上げられないのか」などと、相手が“非人道的大量殺戮兵器”を持っていることを恥じ入るようなメッセージをことあるごとに叩き付ければいい。僕は自分の子どもがもう少し大きくなったら、「2年で開発できるけど開発しないのは、被爆国であるだけでなく、周辺国を信じ、核保有という最低の愚行に走らぬ、その名誉を重んじているから」と、日本がどれだけカッコイイかを教えるつもり。
※自衛隊の装備詳細・参照ページ
 10月22日…現代を生きる芸術家(クリエイター)は本当に大変だと思う。作曲家ワーグナーは、「人類には既にベートーヴェンの素晴らしい九つの交響曲があるのに、これ以上交響曲を作曲する意味があるのか」と壁にぶつかり、交響曲は書かずに(っていうか書けずに)オペラ・楽劇を極めていった。それ以降の作曲家は、交響曲を書こうとするとベートーヴェンが、オペラを書こうとするとワーグナーが前を歩いており、この2大山脈と向き合いながら新しい音楽を創造するのは、とてつもないエネルギーが必要になる。/画家たちも戦っている。“音楽の父”と呼ばれるバッハが活躍したのは18世紀前半であり、クラシックは古典音楽といっても約300年の歴史だ。一方、絵画の世界はさらに古く、ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ラファエロたちは約500年前に超人的な作品を描き上げており、その後も、モネやルノワールが光の表現を極め、ピカソ以降にありとあらゆる前衛が登場している。今から何か新しい表現方法を考えついたと思っても、それは既に他の画家がやっていたというケースが多々ある。生みの苦しみは想像に難くない。/漫画家の井上雄彦氏は「たとえば目指す場所に誰かの足跡があったとしても、自分の足で道を探すこと、そのことにワクワクしたい」と、先人が歩いた道でもモチベーションを維持するよう自らを奮い立たせている。まったくもって、新たな作品世界を生み出していく芸術家の努力と勇気に頭が下がる。/先日、YouTubeでNY在住の日本人アーティスト、山下工美さん(1968-)の“シャドー・アート”(8分24秒@金スマ)を見つけ、思わず画面に見入った。立体アートと影絵を融合した、これまでに見たこともない芸術作品で、「まだこんな新しい表現方法があったのか!」と感嘆した。個々の作品に詩情があり、びっくりさせるだけのトリック・アートではない、山下さん独自の精神世界を感じた。8点の作品を紹介しているこちらのブログによると、大阪・なんばパークスのパークスタワー1階に、『まちのながめ』が展示されているとのこと。今度ぜひ自分の目で見てみたい。『まちのながめ』は海外のアニメーション作家がインスピレーションを受けてショートムービー(1分52秒)を作っている。こんな風に一つの作品から別の作品が生まれるのって面白いね。※山下さんの公式サイト。まだシャドーアートの作品数が10点前後なので、新作の発表を楽しみにしていマス!
//前回の龍馬伝“いろは丸事件”は、龍馬たちの船に衝突し、沈没させておいて、徳川の権威を盾に知らん顔をする大藩を相手に、巧みな交渉で巨額の賠償を勝ち取る実に見応えのある回だった。事件が45分間で帰結しており、龍馬、弥太郎、後藤閣下のキャラもそれぞれ立ちまくっているので、龍馬伝未見の人に1話を選んで見せる機会があったら、この回がベストかも知れない。サスペンス的な緊張感もある。イギリス海軍提督が出て来た時は拍手したぜよ!(でも最後の紀州藩の弱い暗殺部隊には笑ってしまった。ベタすぎ)
//以前から複数のサイト読者の方に「番組情報も2日分アップを」と言われていたので、これから翌日分も前倒しでアップしていきます!確かに当日の朝にアップしていたら、昼間や夕方の番組の留守番予約に間に合わないよね。
 10月21日…国連が発表した今年度版の「世界人口白書」によると世界全体の人口は69億に達し、来年中にも70億人を超えるという。人口第1位は相変わらず中国で13億5千万人なんだけど、インドが12億5千万人で、もうすぐ後ろまで来ている。中国とインドの2カ国だけで世界の人口の約4割というのが凄すぎる。40年後の2050年にはアジア全体の人口は現在の41億6千万人から52億人にまで増加しているけど、日本だけは現在の人口から約3千万人ほど減って1億人になるそうだ。/子ども手当を叩いている人がネットには多いけど、保育園に払うお金は、年間に約70万で地方の大学と変わらんでござるよ!ウチの子は何も特別豪華なとこに行ってる訳じゃない。市に認可されたごく普通の保育園。それでも約70万。賃貸に暮らしているけど、所得がギリギリ法定基準以上とかで児童手当もゼロ。これはキツイい。子ども手当があっても焼け石に水レベル。「不正防止の為に子ども手当は国内の子どもに限定せよ」という意見は分かるけど、「子ども手当そのものをなくせ」という人は、保育園&幼稚園を小中学校のように無料化するよう働きかけて欲しい。「子ども手当よりも、もっと保育園建設を優先すべき」という意見も、子ども手当も支給して保育園も建設せよ、と言って欲しい。人間は誰だっていずれ老いる。その時に年金システムを維持してくれるのは若い世代だ。子ども手当に反対している人は、そのお金は社会全体から見れば、回り回って自分自身への投資と同じことだって思ってもらえると助かるんだけど…。
//ロシア版ニューズウィーク誌が当局の圧力と経営難で廃刊に。ニュース担当デスクいわく「ロシア版の何が当局を刺激したかと聞かれたら、『すべてだ』と答える」。リンク記事を読むと、腐敗した裁判官や政府高官を叩いたり、ガチで不正と戦っていたのが分かる。ロシアといい中国といい、自国のメディアから政府批判の自由を奪うとか、いつまで前時代的なことをやっているんだろう。そういった非民主的な国が“栄誉ある”国連安保理のメンバーというのは笑えない冗談っすね。
 10月20日…お薦めホッコリ音楽第30回。クラシック編はここからモーツァルトの7回シリーズに突入!1発目はピアノ協奏曲第21番・第2楽章(5分52秒)。嗚呼、なんちゅう優雅さ。物悲しい気分も見え隠れするけれど、この美しさは天上の響き。モーツァルトは架空の人物じゃない。こういう曲を聴く度に、単純に音楽の美しさだけじゃなく、“人間ってどんなけ可能性を持ってるんだ!?”って、そっちの方にも感動してしまう。※楽譜と共に視覚で味わう動画(8分8秒)もあった。気がつかなかった音の動きが見えて面白い。※名曲アルバム版
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カセットテープのウォークマンがついに生産終了僕の世代にはセンチメンタルな気持ちになるニュースだ。今の子は普通に電車の中で音楽を楽しんでいるけど、このウォークマンが登場した時、自分の好きな曲を屋外で聴けるという衝撃は相当なものだった。「ごくろうさま」と感謝の言葉を贈りたい。
//今年はマツタケが空前の大豊作。シメジのように生えているという。夏の異常気象の影響らしい。だからといって食卓にあがる訳じゃないんだけどね(汗)。
//『ウルトラジャンプ 11月号』(Ama)が発売された。SBRの「すまない…すまなかった…」「さようなら…」は、繰り返して読むと本当に切ない言葉だね…。
 10月19日…東京と名古屋をわずか40分で結ぶリニアモーターカーの開業が2027年に決定。さらに、東京-大阪間の開通は2045年(平成57年)と公表された。2045年!今から35年後か〜。その時はもう80歳近いから利用できるかどうか。子どもの頃、鉄腕アトムの誕生日(2003年4月7日)にはリニアが日本列島を繋いでいると思ってたんだけど、これからまだ30年以上も新幹線を使うことになるとは思わなかった。技術的にはもう実現可能なんだから、もうちょい早く開通しないかなぁ。
//プラットホームからの転落事故が跡を絶たないJR山手線。全部で29駅あるうち、この夏、恵比寿駅に続いて目黒駅でも「可動式ホーム柵」が設置された。電車が停止するまで柵が開かないから安全だ。残り27駅。命に関わることであり、JR東日本さん頑張って!
//宝くじを買う人の行列を見ると、時々フラッと購入しかけることがある。そういう時は『宝くじシミュレーター』を思い出して理性を取り戻すようにしている。リンク先では、最新の宝くじの当選率を数字で表示おり、計算上は500万払ってやっと4等(5万)が1枚当たるという、恐ろしいまでのハズレ率。あな恐ろしや。
//これは美味しそう!「ホテルオークラの特製フレンチトーストを再現」。パンを丸1日漬け込むと、焦げ目の付いた表面はサクッとしていて、中はふわふわ、ベチャベチャした感じは全くないとのこと!レシピ付き。画像を見ているだけでツバが湧いてきます〜(笑)。
 10月18日…先日、米国が4年ぶりに臨界前核実験を行なったという報道があり、思わず目が点になった。“臨界前だから問題ない”とかじゃなく、自分の国の核戦力はたっぷり保持しながら、一方で北朝鮮やイランに核放棄を迫ってもまったく説得力がないことを、なんでオバマは分からないのかな。臨界前核実験をやるんなら、核廃絶の取組みを期待されて授与された、去年のノーベル平和賞を返してからやれって感じ(ナガサキの)。オバマが方針変更して核支持に回ったとは思わないけど、トホホな脱力感がある。
//ネットに出回っている、日本の外交姿勢を表にした『仏のニッポン』に思わず噴き出した。うまいことレベル分けしているなぁ。
『仏のニッポン』 Lv1 推移を見守りたい/Lv2 対応を見守りたい/Lv3 反応を見守りたい--(意思表示するニッポン)--Lv4 懸念を表明する/Lv5 強い懸念を表明する--(怒りを示すニッポン)--Lv6 遺憾の意を示す/Lv7 強い遺憾の意を示す--(キレ気味のニッポン)--Lv8 真に遺憾である--(キレちまったよ)--Lv9 甚だ遺憾である/Lv10 極めて遺憾である。
※中国のネットでも中国政府に対して「日本の駆け引きの成功だよ。このラウンドも勝ちやがった」「もう悲しいとも思わない。だってもう慣れたもん!」「オレ達の船長は拘置所に入れられて(フジタの)日本人はホテル住まい」「最低でも判決くらい出せよ」「法律違反で釈放って何?国家憲法は?法律は?みんなどこに行ったんだよ?」「想定内。これこそが『中国』さ」「もう台湾に期待するしかないな」「これで二連敗だな」と書き込みがあり、同じ様に達観しているのが、なんか笑ってしまった。日中の両方が“負けた”と思ってるんだよねぇ。
//僕が学生の頃、戦国武将に興味のある女性はほぼ皆無だった。まして、関ヶ原で敗れた西軍武将・宇喜多秀家など、男子でも一部の戦国マニアが興味を持っているだけだった。ところが、今月岡山で開催された『宇喜多秀家フェス』は非常に盛り上がったとのこと。隔世の感があるなぁ。
 10月14日…関東から帰ってきたばかりなんですが、今週末も仕事で上京することに。夜行バス泊→ネットカフェ泊→夜行バス泊という強行軍!体力が持つのかな。この上京が終われば、しばらく落ち着いてサイトの更新もできるハズ(次回更新は18日の夜デス)。おすすめ番組情報は、出発までに仕上げておきます!今週末もいろいろ良い番組がありそうですよ。
//前回の『龍馬伝(41)さらば高杉晋作』感想。元奇兵隊の農民達がお見舞いに来て高杉がウルルンになるカットがよかった。涙をこらえる時の口元のシワがたまらん。昇天シーンは例のソプラノ・コーラスをBGMに辞世の句「面白き こともなき世を 面白く」を詠むのを期待してたけど、辞世の句もなく太陽が降り注ぐ浜辺で旅立って行った。あれはあれで、明るい陽射しによって悲しみが強調されて良いかもしれない。リアル演出でヨダレ出し過ぎだったけど、伊勢谷君だからギリ・セーフ。ただ、高杉が“龍馬教”に入信したかのように龍馬に心酔し過ぎていたのが、「天地人」で直江兼続を周囲の登場人物がセリフで讃えて“スゴイ人”に見せようとした軽い演出とダブってちょっと気になった。でも、これも伊勢谷君の熱演でギリ・セーフ。あれもこれもそれも、全部伊勢谷君でギリ・セーフ。/中岡がやっと再登場!龍馬が中岡の武力革命路線を否定しなかったのは、あの目で言われて、凄味に呑み込まれたって感じだったね。心配なのは、中岡が「陸援隊を作るぜ」宣言だけして、また消えてしまいそうなこと。まさか次の登場は最終回の近江屋ってことはないと思うけど…いやいや、さすがにそんな扱いにはしないだろう。くわばら、くわばら。/長崎奉行の指ごとカステラを食べる後藤象二郎@青木崇高に爆笑。あと7話でおしまいかぁ。
 10月13日…帰還しました!が、緊急の仕事が入り、今夜更新できるか微妙です!(T_T)

 10月9日…仕事&巡礼で静岡、東京方面に3、4日滞在します。次回のサイト更新は10月13日の夜になります!番組情報はまとめてアップしておきます。
//更新小休止の間、アイドルユニット“天正遣欧少年使節”の歌声を貼っておきます。彼らのデビュー曲『GO!天正遣欧少年使節』(2分41秒)がどこまで紅白に肉薄できるか。一部メンバーが重複している『シズガタケの七本槍』セカンド・バージョン(1分44秒)も合わせてアップ!
 10月8日…うおお!10/2の日記で「今年のノーベル平和賞は、ぜひ中国の反体制作家・劉暁波氏に!」と吠えていたら、その願いがかなった!めちゃくちゃ嬉しい!ミャンマーの軍事独裁政権もノーベル平和賞受賞者のスー・チー女史を自宅軟禁しているけど、中国政府は劉暁波氏を獄中に繋いでいるのでもっとタチが悪い。ミャンマー以下の人権感覚が露呈した訳だ。この受賞は中国国内に踏み止まって民主化を求める勇気ある人々へ、国際社会からの最大級のエールになる。“貴方は孤立無援ではない、世界が応援している”というメッセージになった。夫人のコメントも感動的→「これまでの生活は悪いことが多過ぎたので、本当に信じがたい。夫だけでなく、中国の民主活動家全員に対する賞です」。※国際人権団体アムネスティが中国政府に対し「すべての政治犯を釈放せよ」と声明を発表。日本政府や国内の人権活動家やリベラルを自認する政治家はどんどん声明を出すべき。仏政府独政府米政府、どこも「早期釈放」を要求しているのに、管首相の声明はちょっち弱い。/一方、強気に見える中国政府にも良い意味で迷いが見え隠れ。10/1は中国の建国記念日で国慶節と呼ばれており、この時期のテレビ番組は愛国番組が増えるんだけど、なんとそれらとは真逆のアニメ映画、“あの”『火垂るの墓』をオンエアしたという。反日モードが行き過ぎないようにしているのか。
//今夜のサッカー、強豪アルゼンチンを相手にザッケローニJAPANが初陣を飾った!親善試合とはいえ、これまで6回戦って全敗している強敵。これは非常にさい先の良いスタートだね!
//世界最強の政治家と言われるプーチン。閣僚に言った「何を笑っているんだ。あなたも禁煙しなくてはならない」がド迫力(汗)。
//前回の龍馬伝「清風亭の対決」。後藤象二郎VS龍馬は緊張感があり、上士と下士のの握手など久しぶりの感動があった。それにしても中岡慎太郎の出番がない。もうすぐ最終回なのに、そろそろ毎回出してもいいくらいなんだけど…。今、一番演技で惹き付けられるのは、長崎の大商人・小曽根乾堂(こそねけんどう)役の本田博太郎さん。めっさ画面が引き締まる!
 10月7日…お薦めホッコリ音楽第29回はアイルランドの歌姫エンヤの『マーブル・ホール』(3分55秒)。名曲の多いエンヤ作品の中でも美しさはピカイチかと。彼女は基本的にスタジオ・ミュージシャンゆえ人前で歌うことは滅多にないんだけど、YouTubeに何とマーブル・ホールを歌っている動画がアップ(4分12秒)されていた!テレビ録画(?)らしく画質も音質もイマイチだけど、映像の激レア感がハンパじゃない。いつか日本でライブして欲しいミュージシャン・ナンバーワンっす!
//空に浮かぶ雲を見てると時々動物に似ていることがある。こちらの雲はプーさんにそっくり!小熊の可愛い耳に萌え死にそう。自分の目で見たかった!
//ノーベル化学賞を2人の日本人が受賞!北海道大の鈴木章名誉教授と米パデュー大の根岸英一特別教授は、有機合成化学の新たな触媒反応を開発。抗がん剤など医薬品や液晶、半導体の開発に大きく貢献したとのこと。これで日本人のノーベル賞受賞者は18人に。化学賞は7人目で、日本はこの分野に本当に強いっすね。
//日本の警察は様々な不祥事で叩かれることが多いけれど、最近のニュースで“これはスゴイ”と思ったものを2件紹介。こういう活躍を国民がもっと絶賛すれば、警察全体のモチベーションもグッと上がること間違いなし!(1)山口組運営の日本最大の賭博場摘発…大阪市西成区のマンション3棟の1階部分を結合した賭博場「ドーム」は、客300人を収容する「日本最大の賭博場」。指定暴力団山口組弘道会系組織が運営している。ドームは約12年前から営業し、二重、三重の扉と厳格な見張りで警戒。競艇などを観戦する大型テレビを備え、1日の売上げは500万円。府警は機動隊員を含め計300人を動員、ドームの摘発を敢行した。胴元の男らは扉を閉めきってドーム内に立てこもり、府警は捜査1課特殊班を出動させて鉄の扉を爆破、捜査員が踏み込んで摘発。胴元と客の男女計10人をモーターボート競走法違反(ノミ行為)などの疑いで現行犯逮捕した。“鉄の扉を爆破して警官と機動隊の300人が暴力団の賭博場を壊滅”、なぜこの活躍をトップニュースで伝えないのか〜!(2)喧嘩仲裁で盗品を発見…「夫婦げんかをしている。止めてほしい」と110番通報を受け、駆けつけた別府署の署員が、室内の液晶テレビと、近所の女性が出した被害届(TVの盗難)のメーカーやサイズ、「左上のフレームに傷がある」などの特徴が一致していることに気付いた。容疑者に気付かれないように控えたテレビの製造番号が、被害届にあったことから事情を聴いたところ、容疑を認めたという。この警官の記憶力、バレずに製造番号を控えるスゴ腕に感嘆。地味な事件だけどスーパー・ポリスと讃えたい。
//海外で人気の日本の漫画ランキングを見て、お国柄が出ているというか、国ごとに違いがこんなにもあることに驚いた。複数インしてるのはナルトとデスノートくらい。あとは軒並み異なっている。異色なのがドイツ。読むよりも描く方(ハウツー本)に人気があるようだ(2位が浮いてる、笑)。中国は三国志の国らしく、頭脳戦を重視する『銀河英雄伝説』に人気があるようだ。/マンガと言えば、読者の方から強くお薦めされ、昨年度の文化庁メディア芸術祭で大賞に輝いた『ヴィンランド・サガ』(Ama)をまずは1〜5巻まで購入してみた。読後にまた感想をアップします。あと、妻が漫画誌『BE・LOVE』を読んでて、そこに連載されてる『ちはやふる』(Ama)に激感動しており、こちらも読者の方からお薦めされていたので、近日中に手に取ってみるつもり!(でも、まずはシャカリキ!を完読しないと)
//12/26(日)に当サイトの読者交流会「年末恒例!お薦めアート祭&忘年会」を大阪で開催します!詳細は後日。
 10月6日…壮大なプロジェクトとなった歴代天皇全員の陵墓巡礼計画は、124代のうち114カ所の巡礼を終え、残り10人になった!墓参ページの公式アップの前段階として、まずは半分強となる第66代一条天皇まで解説文を入れ終えたので、リンクを貼っておきます。一条天皇まで先に公開したのは、陵墓が京都の山の上にあり、そこから見える京の都や山々の景色があまりに素晴らしかったから!360度を見渡すパノラマ動画(30秒)を撮ってきたので、是非ご覧下さい。これを見れば貴方も陵墓巡りをしたくなるハズ!/約半数の天皇の巡礼レポを書き終えての感想。
(1)授業で習わなかったブッ飛ぶエピソードが多い。特に第20代安康天皇は、殺害した相手の妻を自分の妻にし、6歳の連れ子に「父の仇!」と寝ている間に心臓をグサリとやられて崩御している。まるでハムレット!弘文天皇は戦争に負けて自刃。崇峻天皇は臣下によって暗殺。顕宗天皇&仁賢天皇の兄弟は暗殺を恐れて30代前半まで都を離れ、名前を変えて身分も隠し、牛馬の飼育係をしながら生きていた。古代王朝〜平安朝の天皇はトップといえども命がけ。
(2)「神武天皇」「仁徳天皇」「桓武天皇」「天智天皇」といった有名な天皇の名前は、奈良時代の後期になってから1人の男が全部考えてつけたと知って衝撃的だった。漢学者・淡海三船(おうみのみふね)が一括して初代から44代まで44人分の天皇の名を決めたんだって。
(3)毒を盛られたのではという謎の急死が少なくない。また、皇位継承をめぐる駆け引きも凄まじく、いったい何人死んでるんだっていうくらい、皇太子とその兄弟が戦っている。皇太子は暗殺される可能性があるので、長男なのに皇太子を辞退する者もいた。
(4)女帝はけっこういて、124代のうち10代が女帝。中でも、第43代元明天皇、第44代元正天皇は2代にわてって女帝が続いている。最後の女帝は江戸時代後期。
(5)天皇と言えば神道のイメージなんだけど、中世の天皇は仏教寺院に出家して僧侶になっていたりするのが興味深い。
(6)景行天皇143歳、仁徳天皇142歳、垂仁天皇139歳、孝安天皇136歳、孝霊天皇127歳、など初期の天皇は軒並み100歳オーバー。その健康法を教えて。
(7)皇位継承がうまくいかず、2、3年空位になることもある。なかには、70年間も天皇がいない時代もあった。
(8)綏靖(すいぜい)天皇、懿徳(いとく)天皇など、漢字が難しくて読めなかった天皇も、今は全部読めるようになった。これは墓ページを作ってよかったことの一つ。
(9)摂政・関白になった藤原氏がたくさんいて、しかも下の名前も似ていて発狂寸前。“この人が叔父で、こっちが孫で…”と頭の中を整理しながらレポページを作成。
(10)古墳の場所が間違っているのに、宮内庁が石頭で訂正しようとしないケースが多々ある。最近話題になったのは第37代斉明天皇陵。僕が巡礼した直後に別の場所が本物の陵墓とわかったニュースがありズッコけた。行ってきたばかりなのにィイイ!結局、報道を見た半月後に発掘現場の方に巡礼に行ってきた。どひー。
※9月12日の天皇陵巡礼・突発オフには関西在住のシロクマさん、エドさん、F女史の3人が参加、計4人で長岡京を巡った。シロクマさんが車を出動して下さったおかげで行動範囲がグーンと広がり、当初予定した陵墓だけでなく、明智光秀が最後の決戦「山崎の戦い」で本陣を構えた勝竜寺城、菅原道真が太宰府へ左遷される時に都との名残を惜しんだ長岡天満宮、法然上人が荼毘に付された光明寺、空海と最澄が出会った乙訓寺、文人画家・富岡鉄斎の墓、平城京と平安京の間に10年間だけ存在した長岡京跡など、1日で回れる限界まで付近の史跡を巡ることができた。シロクマさん、運転本当に有難うございましたッ!この日のハイライトは標高650mの山頂にある淳和天皇陵。登るだけで2時間かかった、このハードな巡礼を約50枚の写真であますところなく再現したので、皆さんもぜひ誌上巡礼を!
 10月5日…お薦めホッコリ音楽の第28回は、数年前から映画やCMに引っ張りだこの、パッヘルベル(1653-1706)作曲『カノン』(6分17秒)!YouTubeには様々なカノンがアップされているけれど、音の波に身を委ねて一番心地良かったのはこのバージョンだった。パッヘルベルはバッハよりもさらに昔の作曲家。1600年代後半から今日に至るまで全世界で演奏され続けてるって驚異的!カノンやボレロは同じメロディーの繰り返しなのに、いくら聴きまくっても飽きないのが不思議。むしろ味わうほどに感動が深まる。至福なり。
//今、この瞬間に検索されているコトバが分かる「瞬ワード」が面白そうなので、試験的にトップページの真ん中あたりに組込んでみた。ツイッターと連動しているのが特徴で、皆がどんな気持ちからその言葉を検索しているのかが分かかり新鮮!
//今までウチのサイトはURL「kajipon.com」で検索すると、転送サービスからサクラネットのURL「kajipon.sakura.ne.jp」に飛ばされていた。先日、パソコンに詳しい友人が「カジポン・ドット・コムのまま変化しない方法があるよ」と教えてくれ、サクラネットのサポートセンターの手助けで設定を変更したら、なんと「カジポン・ドット・コム」のまま表示されるようになった(アドレス、こんな感じ!)。サイト開設11年目にして味わう感動。こんな方法があったとは。あと久しぶりにサイトの容量を調べたら、4.3ギガ→8.2ギガに倍近く増えてました(笑)。
//ロサンゼルスでスーパーヒーローのコスプレ・イベントがあり、1580人以上のレイヤーさんが集結。ギネス世界記録に認定されたとのこと!リンク下部のフォトアルバムが超にぎやか♪
//発売中の時計雑誌『クロノス日本版11月号』(Ama)に連載の映画コラムを載せています。今回ピックアップしたのは南部イタリアの小島を舞台に、内気で優しい郵便配達夫と、南米を代表するノーベル賞詩人パブロ・ネルーダの交流を描いた『イル・ポスティーノ』。美しいテーマ曲(2分40秒)はアカデミー賞に輝いた。詩作の過程を「朝露が降りるように魂に詩が降りてくる」と表現したネルーダ。大詩人との交流を通して、内面的に成長していくポスティーノ(ポストマン)を演じたマッシモ・トロイージは、心臓病を抱えながら撮影に挑み、全シーンを執念で撮り終えるとロケ現場で倒れ、12時間後にこの世を去った。享年41歳。命と引き換えに世界に残していった108分間の魂の詩だ。※史実ではネルーダが滞在したのはカプリ島だけど、シチリア島に近いサリーナ島でロケが行なわれたとのこと。クーッ、行ってみたいなぁ!(原稿を書くにあたってDVDが1468円と安かったので購入。日本語吹替えの声優陣が素晴らしかった!思わず伊語版、日本語版で2回見てしまった!)
 10月4日…(尖閣問題その3、昨日の続き。ラスト!)
//最後に。いかに国際司法裁判所が日本に有利か語っておきたい。単に証拠資料が揃っているだけじゃない。尖閣諸島を台湾も領有権を主張しているのがポイント。この裁判を通して、「台湾は独立国であり中国ではない」という判断が出れば、中国は尖閣諸島どころか台湾まで失うことになる。レアアースの件もWTO(世界貿易機関)に提訴すれば日本の勝利は確実。これらのハイリスクを中共政府は知っているだろうから、日本政府の「出るとこに出ましょう」の一言は伝家の宝刀になり得る。中共政府の独裁政治の終結、チベットや東トルキスタンの解放、南沙諸島からの撤退、240発の核の廃絶、これらを流血なしで実現するまで、日本は曲芸のような駆け引きをしていく立場にあり、国際司法裁判所は最大限に活用したいもの。
※日本政府は「提訴すれば領土問題を認めたことになる」といって消極的だけど、国際社会が尖閣の実態を知ってしまった以上、非現実的なことを言ってる場合じゃない。
※国際司法裁判所のことはめちゃくちゃ重要なので、過去に紹介した記事を加筆してもう一度以下にアップします!
●2009年2月3日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所が、領土問題で争っているルーマニアとウクライナに対し裁定を下した。この紛争は黒海で海底ガス田が見つかったことから、両国が領海線を巡って火花を散らしていたもの。埋蔵量はルーマニアの国内消費の20年分に相当するというから、取り合いになるのも分かる。判決では海域の約8割がルーマニア領海と認定された。これではウクライナが文句を言うんじゃないかと思いきや、ウクライナ政府は「資源開発の環境が整い、両国の利益となる」と歓迎。まるで青春ドラマによくある、堤防でケンカした後に寝転んで笑ってる状態。このウクライナ側のサバサバした反応からも、裁判は公平性が保たれていたことが分かる。かつて、2国間交渉が決裂し、ルーマニアが提訴したのは04年というから、5年で結審したことになる。国際司法裁判所がない時代なら、半世紀、もしくは数世紀にわたって国境争いが続くようなケースでも、1人の死者も出さずに短期間で決着がつく。過去にもペルーとエクアドルがアマゾン地域の国境紛争で、またアルゼンチンとチリがビーグル海峡周辺諸島の領有権問題で、そして米国とカナダも国境紛争をこの裁判所を利用し解決してきた。/ルーマニアとウクライナの事案は、もっとメディアが連日流していいくらいのもの。国際司法裁判所は一般の裁判所とは異なり、当事国の双方の同意がなければ審議が始まらない。今回の場合はルーマニアが提訴してもウクライナが裁判を拒絶すれば審議されなかった。ウクライナにも「解決したい」という強い思いがあったからこそ実現した。隣国同士で睨み合って採掘できずにいるより、ずっと賢明な判断だと思う。この裁判所は人類全体の宝。ここがまともに機能している限り、国家間で不毛な憎しみが戦争という形で噴き出す確率はグンと減る。
竹島や尖閣諸島、北方四島の領土問題を、国際司法裁判所でスパッと解決してもらうべく、日本政府は積極外交を展開すべし!どの国の政治家であろうと、失政をごまかし、国民の不満を他へ向けさせる為に、領土問題を利用するような卑怯な手法は許されない(不況下では憎悪を煽られるとマイナスの感情が加速しやすい。それがロクな結果を生まないことは歴史が証明している)。
※最後まで読んで頂き有難うございました!
 10月3日…(尖閣問題その2、昨日の続き)
//なぜ衝突ビデオを公開しないのか。おそらく誰が見ても「これは酷い」というほど中国漁船に非があるのだろう。次に両国の緊張がピークになるのは、間違いなく来月に計画されている日米の合同軍事演習。内容は不法占拠された場合を想定した「尖閣奪還作戦」。第7艦隊所属の米空母やイージス艦、最新鋭の原潜、最強戦闘機F22も参加する大規模演習だ。具体的には「日米両軍で制空権、制海権を瞬時に確保後、尖閣諸島を包囲し中国軍の上陸部隊の補給路を断ち、兵糧攻め。続いて、日米両軍の援護射撃を受けながら、陸上自衛隊の空挺部隊が尖閣諸島に降下し、投降しない中国軍を殲滅(せんめつ)する」というもの。中共政府がこの演習をスルーするのか、大噴火するのかは流動的で分からない。そのためにビデオを隠し球で持ちたいんじゃないかな。あとは人質解放に向けての切り札か。

なぜスルーする可能性があるのかと言えば、例の馬鹿げた「謝罪と賠償」の要求をしなくなったし、人民日報(共産党機関誌)に「理性を伴った愛国」を呼び掛ける記事が出始めているからだ。日本製品をボイコットの動きに対して中国の呉建民・元駐仏大使いわく、「例えばソニー製品の95%は中国製。ボイコットは自分たちの首を絞めるだけ」「(昨今の中国人の心理状態は)他人の評価を気にし過ぎている。少しでも褒められると大喜びするが、少しでもけなされると必要以上に落ち込む。自信のなさの表れだ。褒められてもすぐに有頂天にならず、それが本音なのかどうか良く見極めるべき。けなされた時もまずは落ち着いて、相手の言い分が正しいこともあることを忘れてはならない」と冷静に考えるよう呼び掛けている。人民日報と言えば、泣く子も黙る中国共産党の機関誌だ。もし中共政府が“これ以上中国脅威論が高まるのは避けたい”と思うなら、軍事演習を華麗にスルーしてくるだろう。
//今回、保守派の経団連が政府の対応をフォローしていたのも印象に残った。日中の年間輸出入総額は20兆円規模で最大の貿易相手だ。また、国内の自動車産業にとって、中国は昨年世界一の規模に成長した市場になった。こうした背景を受け、米倉経団連会長は「国際社会では日本が弱腰との批判はない」「紛争になることを未然に解決する仕組みを両国政府で考えるべきだ」と会見していた。戦前の資本家は植民地を求めて軍を煽っていたけど、今は「平和ゆえに貿易可能」と正反対の姿勢になっている。とにかく、今後両国がどうなっていくのかあまりに不透明なので、日本企業経営者は生産拠点を中国から東南アジアに移しておくのが賢明。それだけは確か。(明日につづく)
 10月2日…(前半が中国の反体制作家の話、後半が尖閣諸島問題その1です)
今月8日に発表されるノーベル平和賞にかつてなく注目している。中国の獄中にいる反体制作家・劉暁波氏がノミネートされているからだ。劉氏は共産党の独裁政治を批判し、2008年に有名な『08憲章』を起草した人物。この憲章が求めている改革は大きく次の6点。(1)司法が政府から独立した三権分立(2)結社・集会・言論・宗教の自由(3)民衆が候補者を選べる公職選挙制の採用(4)民意を重視する最高機関・人権委員会の設立(5)都市と農村の差別撤廃を目指し戸籍制度を改革(6)創業の自由と行政による業界独占の撤廃。劉氏は国連の人権宣言60周年にあたる一昨年に、約300人の同志(学者や作家ら)と連名で、この憲章をネット上で発表した。至って平和的な行動であり、憲章のどこにも「武装蜂起して政府を倒せ」なんて書いていない。ところが中国共産党政府は「国家政権転覆煽動罪」で劉氏や(勇気ある)署名者たちを逮捕し、裁判で懲役11年、政治権利剥奪2年の判決が出た。「健全な民主化を!」、こう主張しただけで懲役11年!氏は昨年から収監されており、この先10年間も民主化運動を象徴する人物が監獄から出てこられないなんて、中国の一般国民にとっても悲劇的すぎる。もしノーベル平和賞が授与されれば、釈放に向けて強烈な後押しになる。選考委員会は中国の圧力に屈せず、是非、劉氏に授与して欲しい!
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尖閣衝突事件について(その1)。グレグソン米国防次官補が同諸島について「1972年の沖縄返還の際、沖縄県と共に日本に返還した」と超強力な援護射撃。この発言は水戸黄門でいう御印籠。できればもっと早く言って欲しかった。そして、氏はもう一つ重要なことを言った。「我々は日本政府のとった立場と行動を全面的に支持している」「日本政府は事件に適切に対処し、行動した。これ以上の行動は必要ない」と。同様の意見をキャンベル国務次官補も言っている。「日本政府の対応は適切だった。こうした問題に対応する際に、平和的な外交プロセスを行うことがどれだけ重要かを示すものだった」。さらにワシントン・ポスト紙は社説で「中国は船長釈放後もさらに謝罪を求めている。こうした振る舞いは、国際的なシステムに溶け込もうという気のある、節度ある国のものではない」と書き、NYタイムズは米政府当局者の次の談話を紹介した。「日本は事態が手に負えなくなることを防ぐために重要なことを行った。中国がこれ以上何を欲しがっているのか、我々にはわからない」。“日本政府は事件に適切に対処し、行動した”…日本国内では「弱腰」と批判されているけど、尖閣を日本領土と認めてている米国でさえ、この意見。これが国際世論だろう。法治国家VS人治国家として、この衝突が注視されていたなら、法治だからこそ日本は自制心をアピールできたし、人治の中国はその強引さで品格を落とした。フランスの名門紙『ル・モンド』は第1面の社説で「中国は粗暴な大国の顔をさらした」「一方的な対日文化交流の停止など、中国の攻撃的姿勢は沿岸に恐怖を呼び起こした」と中国を批判している。一方、他国の要人からは「日本は軍事衝突まで徹底的にやるべきだった」という声を聞かない。僕は当初から船長釈放を「中国に屈してもいないし、敗北でもない。こちらが大人なだけ」と書いてきた。報道を見ていると、日頃「自虐史観に反対!」と主張している論客に限って「負けた負けた」と敗北主義になっているので、「いや、負けてないって」と励ましたくなる。もう一度言おう、中国政府が「勝った」と言いたいなら勝手に言わせておけばいい。世界はちゃんと見てくれている。
※米紙ワシントン・タイムズは、中国政府が1969年に作成した地図を掲載。その地図では同諸島が中国名の“釣魚島”ではなく、日本名の「尖閣群島」と表記されている。また、地図には日本の領土であることを示す境界線が引かれていた。同紙は「釣魚島は昔から中国固有の領土とする中国外務省の主張は矛盾する」と指摘している
※こちらは別資料の解説。1953年1月8日の人民日報「資料欄」でも、“琉球群島”の解説で、中国呼称の「釣魚島」ではなく日本呼称の「尖閣諸島」と呼んでいるとのこと。
(明日につづく)
 10月1日…“人道主義国家”“福祉国家”で国民の幸福度指数が世界トップクラスのスウェーデン。墓巡礼で訪れると、街には平日の昼間から子育てパパがいっぱい。つまり、男性も育児休暇をとって当然という社会になってるんだ。環境保護の取組みも積極的で、人権尊重の精神を人々が共有している空気を肌で感じた。それだけに先月19日にスウェーデンで行なわれた国政選挙で、移民排除を訴える右派が躍進し、20議席獲得したことに僕は戸惑った。この政党はイスラムへの反感を隠さず、選挙CMは「黒いブルカ姿のイスラム女性が福祉手当をもらいに殺到する場面を描いたもの」という。この反移民の流れは近年の欧州を覆っており、先進国で最も労働時間が短く、国民がフレンドリーなオランダでも、移民排斥を主張する右翼政党が第3党になった。経済“超”優等国のデンマークやノルウェーも右派政党が強い。“自由・平等・博愛”のフランスでも、今夏サルコジ大統領がロマ(ジプシー)の強制送還を断行した。理由は次の3つで共通している。(1)移民流入による治安悪化への懸念(2)福祉制度利用=財政圧迫に対する不満(3)仕事が奪われる。…どれも解決には長い期間が必要であり、ぶっちゃけ手っ取り早く「国から追い出せ」「受入れ完全拒否」に走る気持ちも分からなくもない。犯罪目的の入国者には断固とした警察力で対峙すべきだ。しかし、犯罪を犯す一部の外国人と、他の大多数の移民を同一視してはいけない。/誰も好きこのんで移民になるわけじゃないんだ。皆、たまたま生まれた土地が異なるだけ。本来なら、生まれ育った郷土で、親兄弟や友人たちと幸せに暮らしたいはず。しかし、貧困や政治的混乱で祖国を出て行く決断をせざるをえなかった。この問題を考える時、そこは忘れちゃいけないと思う。/北欧諸国やフランスのように、非常に教育水準が高く、多くの労働者にバカンスがあって、日々にゆとりがあるように見えるこれらの国なら、頭の悪い僕が考えつかないような、何かモデルとなる解決策を提示してくれると期待しているんだけど…「追い出す」というイージーな選択が主流になりつつあることは、ものすごく僕をヘコませる。/ただ、まったく絶望しているわけじゃない。冒頭に紹介したスウェーデンだけど、国政選挙の翌日に、選挙結果を受けてストックホルムの中心街に1万人以上が繰り出した。「私たちはレイシズム(差別主義)を支援などしていない」という意志表示のためだ。日本もだんだん他人事じゃなくなってきてるので、この問題はこれからも注視していきたい。
去年巡礼で撮った写真。
スウェーデンの首都、
ストックホルムのド真ン中

選挙の翌日、同じ場所をこん
なに大勢の人々が“反差別”
を訴えて埋め尽くした。呼び
かけたのはまだ17歳の学生!
 9月30日…半月ぶりにお薦めホッコリ音楽の紹介も再開していきたい。前回(第26回)はクラシックだから今回はロック&ポップスの番。曲は大御所エルヴィス・プレスリーの『好きにならずにいられない』(3分)。和訳はこんな感じかと→『賢いヤツはこういう「愚か者だけが突き進む」と。でも好きにならずにはいられないんだ/思い留まるべきか?これは罪になるのだろうか。もしもこの思いを止めることができなかったとしたら/川が必ず海へ流れ注ぐように、愛しい人よ、好きになるしかないんだ。物事には運命づけられていることもあるのさ/この手をとって欲しい、そして僕の人生ごと受入れて欲しい。なぜなら君を好きにならずにいられないんだ』。レッド・ツェッペリンやディープ・パープルを聴いていた10代後半の頃、僕はプレスリーにまったく無関心だった。“ヌルすぎるぜ!”みたいな。でも、南部出身の白人でありながら、黒人音楽をリスペクトして傾倒していったこと、そして彼の声質が持つ天性の色気などに惹かれだし、やがてこの声を聴くだけでドーパミンが出るようになった!
//野生動物の世界では、突然変異により白い体毛で生まれたものは、周囲から目立つ為に生存確率が低い。ところが、北方領土の国後島ではヒグマの10頭に1頭が白いという独自進化を遂げているとのこと。天敵がいないため生き残るらしい。この度初めて撮影に成功。このヒグマは白黒半々だけど、中には完全に白い熊もいるかもねぇ。
//僕のベスト体重は50kg台後半なんですが、今はそれより10kgオーバー。22時以降に食事をしないという原則は守っているけど、ホント、以前より落ちなくなった。このリンク先によると、3食の前に水をコップ2杯飲むだけでダイエットできるそうだ。理由は単純に空腹感が少ない状態で食事を始めることになるから。めっさ簡単なことだし、高いダイエット薬を飲むよりはるかに安上がり。しかも副作用は皆無。実験では2杯で16オンス=計450ccを飲んでいた。さっそく試してみて、10月末に結果を報告する所存!
 9月29日…新選組の近藤局長の墓は、東京三鷹にある近藤家菩提寺・竜源寺のもの、そしてかつて刑場があった板橋駅前のもの(永倉新八が建立)が有名なんだけど、福島県の会津若松(新選組は会津藩の非正規部隊)や京都の壬生寺(新選組屯所跡)にも墓がある。近藤局長は板橋で斬首された後、京都で晒し首にされたことまでは分かっているけれど、その首がどうなったのか諸説ある。この夏、僕は第5番目の墓所となった愛知県岡崎市の法蔵寺を巡礼してきた。そこに墓があることは数年前から知っていたけれど、“愛知県に局長の墓?怪しいなぁ”と墓参を後回しにしていた。ところが、足を運んでビックリ。境内墓所前の説明板には、かなり具体的な顛末が記されており、単純に作り話と片付けられないものを感じた。要約は次の通り。『板橋での処刑後、近親者の依頼を受けた人夫たちが、夜中密かに胴体を掘り出し、三鷹の竜源寺(菩提寺)に埋葬した。一方、勇の首は塩漬けにされ京都に送られ、三条大橋の西側に晒された。それを同志が三晩目に持ち出し、勇が生前敬慕していた新京極裏寺町の空義天大和尚(おしょう)に埋葬を頼もうとしたところ、和尚は半年前に三河国法蔵寺に転任していた。法蔵寺は大木が生い茂る山中にあり、隠れ墓を作るのに適していた。かくして埋葬後、世間に悟られぬよう、石碑を土で覆い無縁仏のようにした。1958年、石碑から土砂を取り除いたところ、台座に墓の建立者である土方らの名前が見つかった』。この和尚は実際に法蔵寺の39代住職になっている。墓の傍らには発掘後に建てられた近藤勇像があり、まったく観光客がいない(30分間ゼロ)静かな寺墓地で向き合っていると、局長がリアルに立ち現れてくるようだった。幕末ファンの方、機会があれば巡礼されてみては如何でせう。今夏は近藤局長の生家跡も訪問しているので、それらをあわせて墓コーナーにアップしておきました!※池田屋事件関連の画像も大幅に増えてます。
愛知の山中に「誠」の
隊旗がひるがえる
墓石の台座の右端
にハッキリと「土方」
 9月28日…読者の方から教えて頂いた『般若心経ロック』、メロディーが心地良く何度も聴いている。YouTube版(2分)の方はお経の歌詞付き、ニコ動版(2分)の方は和訳が付いている。どちらも音質は良い。90秒付近で高音になるとことかカタルシスあるなぁ。/っていうか、「般若心経」ってホント様々にアレンジされて歌われているんだな。中でも特に良かったのはベートーヴェンとコラボったゴスペル版(5分36秒)。こうも違和感なく聴き入ることができるとは。途中でアップテンポになるのも変化があっていい。年末の紅白に登場してもいいと思う!(第九だし)。こちらも和訳付。ナウなヤング向けとしてはラップ版(2分2秒)がある。普通にラップとして聴ける(笑)。※昔はモーニング娘コラボ(4分56秒)ってのもあったね。
//大手新聞社がニュースを無料配信してくれるのはいいんだけど、たった一週間ほどで「該当する記事は既に存在しません」って表示されるのは、いくら何でもちょっと早すぎでは…(産経と時事通信はもっと長い)。新聞社だけでなく、ライブドアニュース、エキサイトニュース、So-netニュースも一週間で記事が消えてしまうことが多い。先月いろいろ比較した結果、「Infoseek、楽天」のニュースが、1ヶ月間も残っていて有難かった。サイト管理人としては長く残るとこを優先的にチェックするわけで、他のプロバイダーも頑張って欲しいところ。
//お総菜に入っている“ゆで卵”の元の形に驚いた。こんなにロングだったんだ〜!外見からはこれが卵だと想像つかないッス。
 9月27日…イチローが200本安打達成の後に受けたインタビューが印象に残ったので一部紹介。今季のマリナーズは戦績がふるわず、イチローに対して「自分の記録しか興味がない奴」と、やっかみのバッシングもあった。Q.達成した感想は?A.「チームメイトがみんな祝福してくれ、喜んでいいんだと思った。ちょっとホッとした」。Q.達成の道のりは?A.「(大リーグ1年目の時、有名投手からヒットを打てるのか質問を受けたことを振り返り)あの質問は一生忘れられない。最初は侮辱から始まったけど、10年たって、ヒットが出ないと“なんでヒットが出ないのか”という質問に変わった。周りを変化させられたことに対しては、ちょっとした気持ちよさがある」。Q.達成感は?A.「あるある。もちろんある。ただ、表現しづらいだけ」。Q.200本安打の存在は変わらないのか?A.「簡単じゃないことは僕が一番知っている。それなりの思いがある」。/最後の言葉はイチローがいうとめちゃ説得力がある。その“簡単じゃないこと”をやり遂げ続けているから、外野に何を言われても、自分を信じて頑張れるんだろうな。
//昨夜の『龍馬伝』。皆に隠れて労咳(肺結核)の血を吐く高杉。それに気付いて心配する龍馬に対して、「先が短いなら短いなりに、僕は面白う生きたい。派手な打上げ花火を打ち上げて消えていく…それが、高杉晋作の生き方です」と、悲しみを飲み込んで笑う高杉にグッときた。番組後半の、龍馬、高杉、木戸の3人の対話も、このメンツが同じフレームに収まっているだけで、なんともいえない緊張感と華やかさがあった。一方、戦闘シーンはまるで“幕末BASARA”。特殊アイテムの“三味線”を装備すれば、味方の戦闘力500%アップ、そんな感じの「高杉無敵時間」だった。幕府軍が長州軍に敗れるという歴史的な戦いなのに、エキストラが20人くらいしかいない。しかも戦闘シーンが短すぎて、勝利の達成感が皆無。座頭市のような高杉は良かったけど、高杉以外があまりにショボい…。超高給のNHKの幹部連中は、予算不足の龍馬伝にカンパしたってくれ。
//作者が1ヶ月の休暇をもらって話題になった『ワンピース』。報道によると、来週から再開される新章では、物語のラストに向かう「最後の海 新世界編」になるとのこと。果てしなく続くと思われたこの作品も、いよいよ“ラスト”という言葉が出て来た。ジャンプでは人気作品が編集部の方針で無理やり伸ばされることが少なくない。今回はその状態にはならない、ということか。
//今夏話題になった傑作映画2本のDVD発売日が決定。『トイ・ストーリー3』はブルーレイが11/3、DVDが12/1。なぜディズニーはブルーレイだけを1ヶ月も先行発売して、(僕のような)DVDしか持ってない者に冷たいのか…。生産ミスか何かの手違い?『インセプション』はブルーレイDVDも12/7。限定版にはレオ君のトーテム(コマ)と夢共有装置の取説がオマケで付いてるとのこと。トーテム、ちょっと欲しいかも(笑)。
 9月26日…本日、日曜のお薦め番組の説明を補足!13時45分からの『ショパン・コンクール』のドキュメンタリーは、2000年にオンエアされて話題になったもの。同年のショパン国際コンクールは危機感の中で催された。15年間も優勝者が出ていなかったからだ。「近年のピアニストはテクニックに走りすぎてショパンの魂がこもっていない」、審査員がそう判断して“優勝者該当なし”が続いたんだ(最後に優勝したのは1985年のブーニン)。新たな歴史を築くべく、2000年のコンクールに挑戦した若きピアニストは95人。彼らの戦いを追った15日間の熱き記録!/15時半からの『『M-1グランプリ』番外編は、往年のベテラン芸人の名作漫才を、なんとM-1ファイナリストたちがカバー!考えてみれば、落語は同じ話を何世代にもわたって語り継いでいる。漫才でも過去の傑作ネタを若手が演じれば、化学反応が起きるんじゃないだろうか。今までこの企画がなかったことの方が不思議!/20時の『龍馬伝』は、何度も僕が絶賛してきた伊勢谷友介演じる高杉晋作に思い切り見せ場がある回。圧倒的に少ない戦力で幕府に立ち向かう、高杉率いる長州藩士・奇兵隊の姿を目に焼き付けたい!/22時の『ハーバード白熱教室in東京大学』は、8月25日に安田講堂で行なわれた、政治哲学者マイケル・サンデル教授の「正義」をテーマにした特別授業!「正義の反対は別の正義」といわれるように、答えのないこの難問を、日本人には馴染みの薄い「対話式」の授業で掘り下げていく知的アドベンチャー。/いやはや、今日は録画機がフル回転っすよ!
 9月25日…地球から131億光年離れた銀河に、宇宙誕生から間もなく誕生した、真の意味の「一番星」が含まれる可能性があることを日米合同の研究グループが発表。僕らの太陽は様々な星の残骸で出来ているので、内部にいろんな元素を含んでいる。しかし、今回観測された星はまだ宇宙に「水素とヘリウム」という元素がたった2つしかない時代のもの。ビッグバンは137億年前。それからたった6億年後の光景まで観測できるようになった。いよいよ宇宙誕生の瞬間に近づいてきた感じ。※昨日からアクセスが殺到しており何事かと思ったら、ヤフーニュースの中の人が上記ニュースの関連リンクにウチの「深宇宙は銀河のオンパレード」を紹介して下さっていた。おおきにデス!※この銀河図を眺めてると、小さな島を巡って人間は何やってんだろって思う。/今、天文分野で一番楽しみにしているのが、2013年に打ち上げ予定のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡。NASAのこの最新望遠鏡は、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機。宇宙の始まりから最初の4億年はまだ星が存在せず視認しようがないけど、そこまでは限りなく遡れるはず。3年後が待ち遠しい。
 9月24日…イチローが10年連続200本安打達成との速報!おめでとう!白鵬も72年ぶりの60連勝!
//昨日、いろいろ尖閣諸島について書いたけど、今日の突然の船長釈放には驚いた。一部の政治家が「中国に屈した」「敗北だ」とか嘆いているけど、別に敗北じゃないだろう。こちらが大人なだけ。中国政府が「勝った」と言いたいなら勝手に言わせておけばいい。大事なのは釈放の後。ちゃんと日本の正しさを国際社会に訴えなければ。何より衝突ビデオを早く公開しないと。ビデオの存在を公にしている以上、公開しなければ「後ろめたいから公開できない」と、不本意な方向に政治利用されてしまう。※とはいえ、勾留期限の29日まで残り5日。法治国家なら29日に釈放するのが筋だと思う。ただ、前倒しになったのは、船長の祖母が逮捕にショック死し葬式が27日にあることも考慮されていると思う。中国のような儒教の国で、祖母の葬儀に参列しないのはあり得ない訳で、この先「日本は葬儀中も不当勾留していた」と感情を煽る対日批判キャンペーンに利用されるのを阻止したともいえる。※対中強硬派の前原外相が米国に行ってる間に、ササッと釈放した感はある。前原外相を“青年将校”と危険視している田中宇氏あたりが何か書くだろう。/中国の漁船監視船はインドネシアの警備艇に機銃を向けるなど、相当荒っぽいことをやっている。違法操業の漁船と用心棒役の監視船のタッグはタチが悪く、警戒が必要。/友人が「すべての中国人が怒りに震えている訳ではない」というコラムを教えてくれた。アニメやゲームの力は、まっこと偉大なり。
//前回の龍馬伝第3部の最終回『霧島の誓い』。第1部最終回は吉田東洋暗殺、第2部最終回は半平太と以蔵の死、どちらも大河史に残る傑作回だった。ところが…。龍馬伝のBGMは壮大な曲が多いけれど、決してドラマが曲に負けていると感じることはなかった…3部の中盤までは!最近はショボイ脚本をごまかす為に、「とりあえず勇壮な曲をかけておけ」という、去年の『天地人』的な演出が増え、僕は高杉と木戸が出ていないシーンでは欠伸しかけることさえある。今回など、龍馬が過剰演出と共にエクスカリバー(聖剣)を岩から抜いてしまい「このドラマは視聴者をどこへ連れて行くつもりなんだ」と絶句した。お元と池内蔵太の結婚話もあまりに唐突すぎ、死亡フラグを十数分後に回収するという無双脚本に、ただただボーゼンとするしかなかった。一番良かったのは予告編ってどういうこっちゃ!※放送後にウィキの「高千穂峰」を読み、龍馬がマジで聖剣を抜いていたことを知った。さらに調べると、「お龍と一緒に抜いた」ことを姉へ報告していた。事実なら仕方ないと、ちょっと怒りが収まった。r(^_^;)
 9月23日…尖閣諸島で中国の漁船を拿捕して以来、領有権を巡って大モメになっている。日本側の言い分は「1970年頃までは中国・台湾の地図でも尖閣諸島は日本のものになっていた。ところが、地下資源が発見されてから急に自国領だと主張し始めている」。/領土の話題は愛国心とワンセットで国民を熱くさせやすい。そして政治家たちは支持率アップを狙って最大限に愛国心を利用する。今の中国共産党政府はその典型で、国内の格差問題、環境問題、汚職問題、チベット問題、噴出する様々な問題の批判が政権に来ないように、「悪の日本と果敢に戦う正義の中共政府」をアピールして、人気を得ようとしている。違法操業をした船長は今や完全に悲劇のヒーローで、帰国後は間違いなく政府のプロパガンダに使われるだろう。/日本政府は毅然とした態度をとっており、尖閣諸島に関しては「領土問題」という言葉すら使っていない。「問題」という言葉で相手の土俵に乗ることを拒否する、そんな立場だ。同じ理由で国際司法裁判所にも提訴する気はないという。/僕も日本人だし政府の言い分は分かる。しかし、相手は頭に血が上っているのに、「問題はない」では何の解決にもならない。中国も台湾も完全に尖閣諸島を自国領と決めつけており、今回のような拿捕事件はこれからも繰り返し起きるだろう。考えたくないけど、国民の不満を外に向けさせたい時や、政府の支持率が落ちてきた時に、わざと同じことをしてくる可能性もある。中国の軍部は、軍事費の異様な伸び率に反対する声をねじ伏せる為に尖閣のことを引き合いに出すだろう。/一方、日本の防衛ビジネスの関係者や、沖縄の基地をキープしたい米国の軍事利権も、「緊張が高まれば武器が売れる」と、これまた愛国心を刺激して対立を利用しようとする。/このように領土争いを為政者の道具にしない為にも、また、今後の憂いを断つ為にも、相手に通用しない「領土問題は存在しない」路線ではなく、国際司法裁判所への提訴を強く主張したい。オランダ・ハーグにある国際司法裁判所は国連主要機関の1つで、判決には国際法的な拘束力がある。従わなければ先にあるのは国連制裁だ。エルサルバドルとホンジュラスや、米国とカナダも国境紛争をこの裁判所で解決した。提訴は当事国が共同で出すことが条件なので、日本は世界に向けてもっと派手に「提訴したい」とアピールし、相手政府が非協力的なら、相手の国民へ「あなた方の政府は逃げている」と、ことある事に呼びかければいい。どちらに大儀があるか明白になる。北方領土、竹島、尖閣諸島、裁判所で関係各国が資料をすべて出し切り、とっとと結論を出して国境で起きる衝突を政治利用されない仕組みを作らねば。
 9月22日…先日@JOJOさんで紹介されていた、今後のジョジョグッズのラインナップが楽しみすぎる。長年待ち続けていた第6部キャラの立体化が実現し、ウェザーと徐倫がフィギュアに。7部ジャイロのポージングもジョジョ立ちっぽくてベネ。4部のキーホルダーではハイウェイ・スターが初めての立体化。人気のハーヴェストもキーホルダーに。スティッキーフィンガーズのペンケースもウケる。好評のメディコスのフィギュアでは、億泰と康一君の原型モデルが公開され、無彩色でこのデキ(リンク先下方)!ヤフオクで見かけたグレイトフル・デッドとブラック・サバスの造形にも唸った。いやはや、往年のジョジョラーには夢のようですなぁ!※来月に出る吉良吉影、予約完了!パン屋の袋や「コッチヲミロ」が付いてる(笑)(Ama
//イチローは10年連続200本安打まで残り2本。こりゃ次の試合で行くかも。白鵬は58連勝。はたき込みなど使わず、常に横綱相撲で正面からぶつかるのがいいねぇ。
 9月21日…これは目からウロコだった!絵画のピントを一部のみ甘くするだけで、今まで見てきた作品がまったく別のものに見える。リンク先で紹介されているのはゴッホの傑作群。誰でも考えつきそうなアイデアなのに、こんなにユニーク魅力が生まれるとは!コレとかコレを見てると、いろんな画家のも見たくなってくる。
//明治初期の廃仏毀釈で日本のお寺はどこも財政難に陥った。現在は世界遺産になっている京都の龍安寺も火の車になった。当時、泣く泣く売却した狩野派の“ふすま絵”(桃山時代に製作)が先日ニューヨークで出品され、これを8万6500ドル(約743万円)で落札した人物が、匿名で龍安寺に寄贈するという。これで115年ぶりに“ふすま絵”が同寺に戻ってくる!どこの誰だか分からないけれど、カッコ良すぎるぜ!ノブレス・オブリージュ(高貴な義務)といおうか、こういうお金持ちをもっと増えす為に、もっとマスコミは派手にこのエピソードをメディアに流して欲しいッス!(☆o☆)
//やはり邪馬台国は近畿か?“卑弥呼の宮殿”と噂される大型建築物跡が発見された遺跡で、巫女が祭祀に使用した2千個以上の桃の種が奈良で発見された。時代的にも卑弥呼の頃とドンピシャだし、日本神話でも桃は“魔”を封じるものとして扱われている。今見てもすぐに桃の種ってわかるくらい、ハッキリと形が残るものだなぁ。
//イチローがいっきに1試合で4安打。これで10年連続200本安打まで残り3本!白鵬の連勝記録もまだ伸びている。57連勝まできた。双葉山が築いた超絶大記録69勝まであと12勝。
 9月20日…21日発売の写真週刊誌『FLASH』に「感涙した世界のお墓10」を載せています!雑誌のジャンル的に、今までのパターンなら「映画スターを多めに」「有名なロック・スターを混ぜて」など要望があってもおかしくないのに、光文社さんは「100%カジポンさんが自由に選んで下さい!」とのこと。うおお、素晴らしい!僕が選んだのは、ゴッホ、ドストエフスキー、ベートーヴェン、ガンジー、チャップリン、シェイクスピア、ゲバラ、ミケランジェロ、ゲーテ&シラー(並んでる)、そしてムーミンのトーヴェ・ヤンソン!まさか、本当にこの10名でOKが出るとは…感動。御存知の通り、同誌はお色気ページなどもある雑誌。僕のコーナーは浮いているのに、よくぞドストエフスキーやゲバラなど「ド硬派な顔ぶれ」を全てカラーで載せて下さった!各写真になぜ選んだのか理由も書いているので、よかったらコンビニで手に取って下さいネ。一番最後のページなのでスグに発見できます!p(^^)q
//NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』が今週で終わってしまうんだけど、いかに番組スタッフが気合いを入れてこの作品を作ってきたかが分かる1枚の画像がある。アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」が夕刊の番組欄に載っているという、わずか2秒ほどのシーンなんだけど、このカットのために架空の新聞と番組表を徹底して作り込んでいる!鬼太郎は18時半。他は全部パロディ。「ハイスクール奇人組」「マンガ日本のはなし」「オバケのK太郎」「オレはひょうきん者」等、怒濤のラインナップ。人物名も“古谷三行”“鶴亀辰吾”などすべて微妙に変えている。数秒のためにここまでやるとは!※黒澤映画のセットでは、画面に映らなくても家具の中にモノが入っていることを思い出した。
//先日ホッコリ音楽でヴィヴァルディのクラシックを紹介したけど、まったくホッコリできない超ハイテンションでドラマチックな楽曲が『四季』にあることも紹介したい。それは“夏”の第3楽章(2分37秒)!これをヘッドフォン&大ボリュームで聴くと鼻血が出そうになる。/YouTubeのリンクを見ていたら、この曲を北欧フィンランドのデスメタルバンド「チルドレン・オブ・ボドム」のギタリストが演奏していた(2分57秒)。アグレッシブな速弾きにエキサイトッ!
 9月19日…18日の朝日朝刊の別冊土曜版「be」で、僕と朝日の編集部で企画した「お墓参りしたい歴史上の偉人(日本人編)」、読者アンケート2407人の回答はとても興味深い結果になった。新聞には上位20名まで掲載されているんだけど、記者の方から聞いた30位までのランキングは以下の通り。(1)坂本龍馬(2)織田信長(3)手塚治虫(4)夏目漱石(5)徳川家康(6)真田幸村(7)上杉謙信(8)伊達政宗(9)武田信玄(10)空海(11)勝海舟(12)紫式部(13)芥川龍之介(14)安倍晴明(15)豊臣秀吉(16)明智光秀(17)高杉晋作(18)宮沢賢治(19)宮本武蔵(20)太宰治(21)金子みすゞ(22)源義経(23)土方歳三(24)吉田松陰(25)西郷隆盛(26)いわさきちひろ(27)千利休(28)直江兼続(29)山本五十六(30)菅原道真。1位の坂本龍馬は大河ドラマ放送中なので必ず来ると思ってた(笑)。2位の信長も強いリーダーシップを求める昨今の国民の声から予想していた。意外だったのが、並み居る戦国ヒーローや政治家を抑えて堂々の3位に入った手塚先生!マンガを通してどれだけ多くの日本人に感動を与えたのかがよく分かった。手塚ファンとして、とても嬉しい結果!4位に文学者の漱石が来ているのも、文芸ジャンキー的には祝杯をあげたい気分。5位の家康は「泣くまで待とうホトトギス」の忍(にん)の精神で結果的に全国を統一したことが日本人好みかと。6位にその家康を“あわや”というところまで追い詰めた真田幸村が続いているのも面白い。しっかし、幸村は巨大な大名でもないし大河の主役になったこともないのに、物凄い人気だなぁ。ゲーム・アニメでイケメンなのも順位に貢献してるかも。今回のアンケートでは信長・家康以外の大河ドラマ常連武将がどの順位になるのか、結果を楽しみにしていた。7位からは、謙信、政宗、信玄の順となり、川中島では決着がつかなかった上杉・武田対決は上杉の勝利となった。ただ、これは昨年の天地人の影響がまだ残っているのかも。政宗もBASARAの超絶イケメン票が間違いなく入っているだろう。宗教者からは空海がトップで10位にランクイン。弘法さんと親しまれ、四国を巡礼するお遍路さんも多いもんね。11位の勝海舟も予想外の高順位。もちろん僕も勝は大好きだけど、ここまで上に来るとは思わなかった。この人気なら、お札に登場してもおかしくない。陰陽師の安倍晴明の高順位にも驚いた。なんと秀吉よりも上だ。宮沢賢治はトップ10入りを予想していたけど18位とあまり伸びず、むしろ芥川の方が13位で上だった。太宰は20位。ジーンと来たのが金子みすゞ。一昔前までは無名に近い詩人だったのに、この順位は素晴らしい。源義経は22位で、知名度の割には安土桃山期の武将から水をあけられてしまった。新選組の土方は西郷よりも上位。このように30位までだけでも実に面白い。朝日の許可が出れば100位まで紹介したいデス!
//ラジオでも案内されましたが、今年の春に東京・お台場で催された墓マイラー・イベントが好評だったので、第2弾が10月10日に同場所で開催されることになりました!今回も大阪から過去23年間の巡礼スライドを持って鼻息荒く上京するので、お時間のある方は是非ッ!※12時開場、12:45スタート、15時半終了予定。チケット情報など詳しくはイープラスの案内ページにて。
 9月18日…19日(日)夜8時15分頃、関東のFM−NACK5(79.5MHz)の『ACCESS TO YOU』に出演します!関東平野全域に電波が届くそうデス。内容は約10分間の墓トーク。例の如く、冷や汗ダラダラ、舌かみまくり、頭の中が真っ白のフルコースになると思うのですが、とにかく精一杯墓巡礼の魅力を語ってみます!※龍馬伝とモロにぶつかるなぁ(汗)。
//横綱白鵬がついに54連勝!千代の富士の連勝記録を抜いて、歴代2位の偉業を達成!残るは双葉山が1939年に記録した69連勝のみ。いったいどうなるか。
 9月17日…明日から10月17日まで1ヶ月にわたり、皇居の三の丸尚蔵館で、史上初となる貴重文献の展示会が催される!宮内庁が所持している名品の数々には、坂本龍馬が薩長同盟の時に裏書きをした書状や、古今和歌集も含まれている。宮内庁主催の企画なので入場料は無料!東京駅からも近いので、興味のある方は足を運ばれてみては。※休館日が多いので必ずリンク先をチェックするように。//明日18日の朝日新聞・朝刊の土曜版“be”で、読者アンケート『お墓参りしたい偉人ランキング』の結果にいろいろコメントしています〜!
//ドストエフスキーの最高傑作として『カラマーゾフの兄弟』をあげる人が多く、実際、ミーチャ、ワーニャ、アリョーシャの3兄弟は実に魅力に富んだキャラクターだ。とはいえ、かなりのページ数なので、手に取るには気合いがいる作品だ。/今年、なんとこの大作をマンガ化しようというチャレンジャーが現れた。いろんな名作文学がマンガ化されている昨今だけど、カラマーゾフはうかつに手を出せるシロモノじゃなく、描き手はギリギリのとこまで精神を消耗するハズ。不安と期待で発売中の1巻を読んだ。うおッ!原作を忠実に再現しているではないか!正面からガップリ四つで格闘しており、ちゃんと悪タレ親父やスメルジャコフのキャラも立っていた。アリョーシャの亡き母の笑顔にウルウル。単に物語を追うだけでなく、コマ運びと台詞の間を使った“時間芸術”というか、各章の締め方にも余韻があって良い。モノローグに静けさと痛みがある。原作が大長編ゆえゴールはまだまだ先。完走するにはとてつもないエネルギーがいる。作者の及川由美さんに心からエールを送りたい!※そして巻末のおまけ、まさか最後にカラマーゾフをネタにした四コマ・ギャグ漫画を見られる日が来ようとは!(笑)幻冬舎・Ama
//前回の龍馬伝・第37回「龍馬の妻」。龍馬とお龍のエピソードは多少中だるみがあったけど、お龍の目がよかった。弥太郎は相変わらず3部に入ってキャラ崩壊。圧倒的存在感で魅了したのは高杉晋作@伊勢谷。番組のラストで、病に冒され、海外留学を諦め、血を吐きながら、「くっそう!…くっそう!」と悔しがるシーンは切なかった。無念さここに極まるという感じだ。NHKさん、『新選組!』の放送後に土方の特番をやったみたいに、伊勢谷・高杉で奇兵隊がメインの特別編を作ってつかーさい!(>_<)
 9月16日…お薦めホッコリ音楽第25回はバロック音楽からヴィヴァルディ。彼の作品で一番有名なのは四季の“春”(3分10秒)だけど、僕のイチオシは断然『ギター協奏曲〜第2楽章』(5分46秒)!陽だまりの中をゆっくり散歩するようなギターのテンポ&音色にホッコリしまくり。オーケストラ抜きのギターのみのバージョン(3分41秒)もしみじみと良い。ヴィヴァルディはマンドリンにも名曲を残している。ダスティン・ホフマン&メリル・ストリープの映画『クレイマー、クレイマー』で何度も流れた『マンドリン協奏曲』(3分10秒)は、時々CMにも使用されるので聴いたことがある人も多いかも。しっかし、こんな曲までライブ映像までYouTubeにあるとは。良い時代だ。自然の風景と組み合わせた高音質バージョン(3分12秒)も低音が効いてグッド!
//民主党代表選で菅氏の続投が決定。一方、12日に行なわれた沖縄・名護市の市議会選挙では、基地移設に反対する市長派の議員が過半数となった。日米合意を踏襲するとしか言わない首相はこの落胆の声に耳を傾けて欲しい。
//警察庁の会議で暴力団に決定的打撃を与えると決意表明。ドラッグ、振り込め詐欺、恐喝など、犯罪の背後に暴力団がいる事件が毎日のように報道されているのに、いっこうに解体されないのが本当に歯がゆい。警察庁首脳には「1年以内に撲滅できなければトップは総辞職する」くらい言って欲しいところ。この安藤長官の決意が本物であって欲しい。管首相も「反社会的組織を私の政権で消滅させる」といえば、国民の支持率はグンと上がるのに。※ヤクザの中には“人情に厚い立派な親分”もいるだろう。しかしその生活を支えているのは多額の上納金であり、末端にいくほど資金集めに苦しんでいる。普通の会社は、社長が社員に給料を渡すシステムだけど、暴力団は社員が社長に給料(上納金)を渡す特殊な構造だ。下っ端は死にもの狂いで金をかき集めるしかなく、結果的に犯罪に手を染めざるを得なくなる。(外部リンク→上納金について
//やっとこさクーラーなしで過ごせる気温になりましたね。もう真夏日にならなきゃいいな。体調も快復傾向。ちょっちギックリ腰気味ですが…。
 9月15日…昨夜の『歴史秘話ヒストリア』、金城哲夫さんのファンとしては十分満足。よくぞNHKでウルトラセブンの名作エピソード「ノンマルトの使者」を、あれだけ時間を割いて丁寧に語ってくれた!ウルトラQの映像やメフィラス星人の名シーンも出て来たし、金城さんが若い頃に制作した貴重な沖縄映画も紹介され、弟さんや妹さんのインタビューも入ってた。番組の最後をセブンの最終回で締めるのも上手い。45分という限られた放送時間の中で、最大限に、そして誠実に、金城さんの人物像に迫ったと思う。多くの日本人は金城さんのことを知らないので、その名を後世に伝えるという意味でも。番組自体が素晴らしい“墓”になったと感じた。本当に良かった。
//世の中の思わず笑ってしまう誤植や、勘違いしている看板など、日々のフシギを集めた宝島社の『VOW』。第1巻が刊行された1987年、当時大学生の僕は腹を抱えて爆笑しつつ、灰色の青春時代を送っていても、“見る角度を変えるとこの世はこんなに面白い”と目からウロコが落ちる感動を覚えた。それから23年。先週発売された最新刊の『VOW 22』(Ama)の、そのまさにド真ン中に、17ページにわたってドドーンと墓マイラー記事を書いています!感無量。当初はモノクロ・ページという話もあったのですが、とても写真が美しいということで、17ページ全部がカラーになりました。ユーモア本ですが、いたって大真面目に墓巡礼の素晴らしさを語っていますので、よろしければ御一読下さいませ!(*^v^*) ※「もっと良い文章を!」と、決定稿まで何度も内容の変更に対応して下さった編集のTさん、まっこと有難うございました!
 9月14日…今日もまだ体調が戻ってないので、大切なことを一点だけ。15日22時からのNHK『歴史秘話ヒストリア』は、なんと沖縄出身の脚本家・金城哲夫さんの特集!「明けの明星が輝く頃ひとつの光が宇宙へ飛んでいく。それが僕なんだよ」(セブン最終回)。金城さんはウルトラマン、ウルトラセブンで数々の名セリフを残し37歳で他界した伝説の脚本家。『ウルトラマン』では第1話の他、第30話「まぼろしの雪山」(ウー)、第33話「禁じられた言葉」(メフィラス星人)、第37話「小さな英雄」(ピグモン他)、最終回「さらばウルトラマン」(ゼットン)など計14話を担当。金城さんは単純に“悪い怪獣を退治する”というストーリーで終わらせず、メフィラス星人は戦いをやめてウルトラマンにこう語りかける「よそう、ウルトラマン…宇宙人同士が争っても、しようがない…私が欲しいのは地球の心だったんだ」。“小さな英雄”では科学特捜隊のメンバーが「どうせ俺がいなくてもピンチになればウルトラマンが助けにくる」といって自分を見失う。そして最終回ではヒーローのウルトラマンが死ぬ!こうした、子供向けと簡単にくくれない脚本は、翌1967年(金城さん29歳)の『ウルトラセブン』でさらに研ぎ澄まされていった。第3話「湖のひみつ」(エレキング)、第8話「狙われた街」(メトロン星人)、第14話「ウルトラ警備隊西へ」(キング・ジョー=金城)、第25話「零下140度の対決」(ガンダー)、第42話「ノンマルトの使者」(ガイロス)、最終回「史上最大の侵略」(パンドン、ゴース星人)など、計13話を執筆。人類を互いに人間不信に陥らせて自滅させようとするメトロン星人の回では、以下の最後のナレーションがファンの間で語り草になっている「人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです…。え、何故ですって?…我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから」。最高傑作は“ノンマルトの使者”。「人類こそが地球の侵略者で、地球はもともとノンマルトのものだった」という、ヒーロー・ドラマではあり得ないような衝撃的内容だった。沖縄から東京に出て来た金城さんは、大和民族の中で暮らす琉球民族としての自分のアイデンティティに思い悩んでいたという。沖縄は征服される側であり、先のノンマルトも、いつの間にか大和文化に呑み込まれた琉球文化へのレクイエムだという。金城さんが他界して34年。僕の知る限り、金城さんの人生にスポットをあてたNHKの特集番組は初めて。心して放映を待ちたい。※2年前、沖縄で金城さんの弟さんから色々な話をお聞きし、金城さんの仕事場も見せて頂きました。
 9月13日…先週は仕事で徹夜が続き体力が落ちていたのか、今日になって完璧に体調を崩してしまい、更新を休みます。でも1枚だけ画像をアップ。昨日、文人画家・富岡鉄斎の墓参で訪れた、是住院という京都の小さなお寺の前にあった言葉。詩人の相田みつを氏の言葉が貼ってあり、思わずデジカメのシャッターを切った。

「ゆずり合えば
あまり
うばい合えば
足りなくなるよ」
 9月12日…炎天下の中を登山してヘロヘロに!身体を休めてから更新します。ムギュー!(>_<)


正面左の山(小塩山)を制覇!
標高は約650m。かなりの急斜面
を2時間登り、下りに75分
山頂の淳和天皇陵墓。
平安時代初期の天皇。
インディ・ジョーンズ!
 9月11日…お薦めホッコリ音楽第24回は、9年前のこの日、同時多発テロの後に米国のラジオ局が放送自粛リストに載せた曲、ジョン・レノンの『イマジン』(3分13秒)っす。「想像してごらん、天国なんかないって/難しいことじゃないよ/足下に地獄がないように、頭上には空しかないってことサ/想像してごらん、すべての人たちが今日という日のためだけに生きてるってことを/想像してごらん、国境なんかないって/簡単なことさ/殺し合いのもとがなくなるってことだよ/宗教さえもないんだ/想像してごらん、すべての人たちが平和に暮らしている姿を/僕を夢想家と思うかも知れない/でも僕ひとりじゃないはずさ/いつの日か君も僕らに加われば/この世界はひとつに結ばれるんだ」。このわずか3分の曲が、報復戦争を進める際に“都合が悪い”としてラジオから流れなくなった。「自由の国アメリカ」と誇っていながら、3分の反戦ソングも流せない自由ってなんだろうと違和感を抱いたもの。ホント、おかしな空気だった。※ジョンとヨーコのPVとして有名なのはコチラ(3分54秒)。40秒あたりから曲が始まる。ラストの笑顔が良い。
//フロリダ州の教会で牧師がコーランを焼こうとしたことについて(記事の後中止になった)、オバマ大統領が次の声明を出した。「不況という厳しい経済状況に直面する中で、私たちの社会に潜んでいた疑念、不安、分裂が表面化している。敵はテロ組織でありイスラム社会ではない」。“不寛容”という社会の空気は、長期不況の閉塞感から何度も生まれてきた。オバマ氏が経済状況と絡めてこの声明を出したのは、こうした歴史の教訓を踏まえたものかと。
//空耳というものは全く不思議なもので、中東バーレーンのサッカー中継で、アナウンサーが日本語で喋っているとしか思えない動画(4分)がある。知人に教えてもらって爆笑した。「むっちゃ風邪ひいてん」「灰皿替えて」「さっさとラーメン持って帰れ」、ホントにそうとしか聞こえない!※2分あたりまでが特に面白いッス。全部見るとちょっと長いかも。
//衛星“みちびき”、打ち上げ成功。飛躍的にGPSの精度が向上するとのこと(測位誤差は現在の10m前後から数センチ〜1mに縮小!)。ただし毎日8時間のみ。早く2機を打ち上げて24時間体制になるといいなぁ。
 9月10日…めっさ急ですが突発オフの告知です。12日(日)の朝8時に阪急京都線・長岡天神駅の改札口に来られる方、淳和天皇と土御門天皇の陵墓に巡礼しましょう!なぜ呼びかけたかと言いますと、淳和天皇の陵墓は歴代124人の天皇陵の中で、最も巡礼がハードだからデス。バス停から遠く離れた山奥にあり、くじけないよう互いに励まし合いながら登山したいと…。解散予定時間は午後2時です。天気は秋晴れになりそうなので、森林浴をかねて如何でせう。行程は長岡天神駅→バス→土御門天皇陵→バス→鉄道→東向日駅→バス→淳和天皇陵→バス→長岡京跡→西向日駅(解散)。チャレンジされる方はこちらの特設メールへ(土曜の24時まで受け付けます)。/迷ってる方のために背中を押す意味で2名の人物紹介を。
(1)第83代 土御門天皇…鎌倉時代の天皇。1196年生まれ。父の後鳥羽天皇が譲位したため2歳で即位。翌年に鎌倉で源頼朝が急逝するという激動の世。成長した土御門天皇があまりに温厚な性格であった為、“これでは鎌倉幕府に対抗できない”と考えた父・後鳥羽上皇から退位を迫られ、1210年、14歳にして弟の順徳天皇に譲位した。1221年(25歳)、父が鎌倉幕府に対して挙兵し「承久の乱」が勃発。鎌倉方は北条政子や執権北条泰時のもとで団結しており、後鳥羽上皇の軍勢はわずか1ヶ月で敗北した。終戦後、後鳥羽上皇は隠岐に、順徳上皇は佐渡へ流された。この挙兵に反対していた土御門上皇は罪に問われなかったが、「父が遠流になったのに都に留まる訳にはいかない」と、自ら望んで土佐国に流され、後に阿波国に移った。鎌倉幕府は土御門上皇に敬意を払い、阿波に宮殿を造営する。1231年に崩御。享年35歳。※日蓮は土御門天皇の子孫と言われている。
(2)第53代 淳和天皇…786年生まれ。平安時代初期の天皇。積極的に地方政治や土地政策の乱れを正した。840年に54歳で崩御。従来の天皇の陵墓は巨大な古墳であったが、遺言で庶民の負担となる墓を築かぬよう厳命した。そして出来る限り葬儀も質素なもの(薄葬)にするよう求めた。その結果、亡骸は火葬にされ、京都市西京区の小塩山山頂付近で散骨された。幕末まで小石で築かれた塚しかなかった。/どうでしょう!両帝とも人徳に優れています。足を運んでみたくなりませんか?山の景色を楽しんだり、映画など趣味トークをしながら巡礼しましょう。宮内庁のサイトから両帝の陵墓地図をリンクしておきます。
土御門天皇陵…バス停から400m。初心者コース。
淳和天皇陵…バス停から山道を7km。ファ、ファ、ファイト!
※歴代全陵墓巡礼計画、着々と進んでおり、現在124名中、107名まで既に巡礼完了しております。画像のアップが追いついてないんですが、工事中のページを雰囲気だけご覧下さい。
 9月9日…クラシックとロック&ポップスなどを交互に紹介しているお薦めホッコリ音楽。今回の第23回から、クラシック編はバッハ以外のものになりマス(いやはや、バッハは長かった!)。まずは、18世紀の音楽界では大変珍しい女性の作曲家、マリア・テレジア・フォン・パラディス(1759-1824)の『シチリアーナ』(2分6秒)。彼女は子ども時代に失明した盲目の作曲家。たぐい希な楽才を持っており、3歳年上のモーツァルトはパラディスの為に「ピアノ協奏曲第18番」(こちらの京都紹介動画のBGM)を書いて捧げたほどだ。パラディスのシチリアーナはピアノ版も良いけど、弦楽四重奏版(3分25秒。音量を上げよう)もたまらなく良い。YouTubeの海外コメントに「3分25秒の天国だ!」ってあるけど、全く同感。しかも映像に出てくるベルト・モリゾ(印象派の女流画家)の絵画がこれまたグッド。最高の組合せでござる!
//長年にわたって織田信長ゆかりの地を巡ってきた。生誕地、安土城、各地の銅像etc。お墓だけで12箇所もある。それらの画像130枚を一堂に集めたページ『織田信長・聖地巡礼』をアップ!作成の動機は、先日京都で訪れた阿弥陀寺の出来事。僕は以前から、信長の遺骨はこの寺に埋葬されたと信じているんだけど、新聞記者の方と一緒に巡礼したおかげで、お寺の方から1時間半にわたって信長の葬儀の話や、様々な寺宝を解説して頂けた。この寺の開山(初代住職)清玉上人は織田家と親しく交流しており、「本能寺の変」ではいち早く信長の遺骨を本能寺から運び出していた。阿弥陀寺には本能寺の変で散った織田家家臣団の墓と過去帳があり、個々に戒名が付けられているんだけど、側近の森蘭丸(17歳)には「森おらん」と書かれていた。“おらん”という親しみを込めた呼び方は、普段から信長がそう呼んでいるのを清玉上人が聞いているからに違いなく、こういう所からも“阿弥陀寺埋葬説”に説得力を感じてしまう。また、安土桃山時代の後陽成天皇の自筆で「総見院」(信長の戒名)と書かれた額が現存しており、思わず鳥肌が立った。お寺の方から戦前に作成された貴重な絵葉書を頂き、そこに過去帳や勅額の写真もあったので、資料として一緒にアップしています。これで信長を巡る旅も一区切りついた感じ。
//このサイト日記は改行を使わず「 // 」で話題を区切っていたけど、字が詰まっていて読みにくいという声を読者の方から頂き、常々僕自身もそう感じていたので、過去にさかのぼって9月1日の日記から段落分けすることにしました。これで少しは読みやすくなるかな?
 9月8日…大抵の人は高所が苦手だと思うんだけど、世の中にはまったく平気どころか、あえてパフォーマンスをする人もいる。コチラのサイトではスリル満点の画像を13枚紹介していて、見てるだけでマウス・ポインターを持つ手に汗が滲んでくる。一番ヒヤヒヤしたのがコレ。なんでそんな場所でバレエを踊るんだ〜!(笑)
//昨日の関東圏は凄まじい豪雨。千葉駅がここまで水没するなんて信じられない。
//経済協力開発機構(OECD)の発表によると、日本の教育予算は先進国の中で最低レベルとのこと。なんでこの国は、ここまで子どもの教育には公的に金をかけないんだろうね。今の子ども達が未来の国を造るという発想が、政治家や官僚に乏しすぎる。
//大槻教授がアグネス・チャンのパワーストーン販売を“悪質な霊感商法”と批判し、ネットでもアグネス批判の嵐が起きた。このネットの動きについて大槻教授が「私どもの批判に対して、様々な意見がWEB上を飛び交っている。それだけ反響が大きかったと言えるのだが、その中で見逃せない文章が多数見られる。それは、アグネス批判をするあまり、民族差別・女性差別的な言葉である。この成熟した社会だからこそ、この種の霊感商法批判も自由にできるのだが、それを逆用して差別的言動をするのは許せない」と、警鐘を鳴らした。ちゃんとこうした発言をできる人を僕は尊敬する。
//17秒だけの動画だけど、『パンダのくしゃみ』に笑った。親パンダが赤ちゃんパンダのくしゃみに超ビックリしている動画っす(笑)。
 9月7日…アメフト選手の超人的な身体能力を紹介した動画(4分47秒)におったまげた。最初の車に突っ込む選手から、小さな的に遠くからボールを投げて命中させる選手、ボールにボールを空中でぶつけて方向を変えさせる選手など、みんな常人離れしてるんだけど、中でもキックしたボールを教会の鐘に当てる選手に一番驚いた。訓練すればこんなことも可能になってしまうんだなぁ!
//「ネガティブな日もポジティブな日も、未来につながると分かった」。←この中川翔子さんの言葉を思わずメモった。人と違うっていうのは、学生の頃はイジメられて辛かったりするけど、大人になるとそれが武器になって、人生を切り開いていけたりするんだよね。
//イタリア・ジョジョ立ちのコーナーに今年も新たに猛者が登場!この7年間で14人目!(正確にはペアもいるので21人目)。カプリ島でのトリッシュ・コス(掃除人)や、プロシュートの「栄光はお前にある…ぞ…」は個人的にめっさツボりました!やはり、まだ誰も挑戦していない新ポージングには、サイト管理人としてもテンションが上がります〜!(笑)※リンク先の投稿者の一番下のおふたりです!
//台風が来ているので警戒地域の方は御注意を。
//先日、京都巡礼中に撮った写真より。

嵯峨野の広沢池。日本三沢の一つ
だけあって、素晴らしい景観だった!
池のほとりの
石仏もグッド!
京都のローソンは外観
にも風情があるのう
ホットケーキ味!
(これがまたウマイ)
 9月6日…今日はブラジル音楽の巨匠カルトーラをお薦めホッコリ音楽第22回として紹介!カルトーラは貧しくて音楽だけでは生計が立てられず、長年、左官、夜警、洗車などを仕事にしながら、サンバを作曲していた。やがて才能が注目され、最初のアルバムを録音したのは65歳の時!以後、72歳で他界するまで4枚のアルバムを人類に残していった。究極の大器晩成型。/僕が選んだ曲は、カルトーラの代表曲『人生は風車』(3分53秒)。歌詞はビックリするほど暗い。→「よくお気をつけ、愛しい人よ/君が決めた道なのは知ってはいるが/人は曲がり角ごとに少しずつ落ちぶれいくもの/君だって今までのようには行かなくなる/愛しい人よ、気をつけるんだ/人生は風車、君のささやかな夢すら砕いて粉々にしてしまう/やがて君は自分自身で掘ったどん底のふちに立っていることに気付くことになるんだ」--この内容ゆえ、歌詞だけ読んでると「どこがホッコリなんだ」と思われるだろう。だがしかし!これを、もうすぐ70歳というカルトーラが、あり得ないほど優しい声で歌うんだ。その声に説教臭さはゼロ。そこにあるのは人生の喜びや悲しみを見つめてきた老歌手が、後に続く世代を想う心。けっして“この世は生きるに値しない”と歌っているワケじゃない。なんていうのかな、落ち込んでいる時に、ひたすらファイトと言われると余計にしんどくなるけど、お爺ちゃんに“それが人生ってもんさ”と言われると、心持ちがラクになる、そういう感覚をカルトーラの歌で僕は味わっている。※僕がカルトーラの曲と出会ったのは、20代後半の一時期に働いていた農場。そこの牛舎で流れていた。速攻で歌手と曲名をメモした!※晩年のカルトーラが『人生は風車』のショートバージョンを弾き語っている動画(2分33秒)を発見!ありがたや〜!※初期アルバムはしばらく廃盤になっていたけど、去年ベスト盤が登場!(Ama
//「脅迫が終われば処刑されると覚悟していた。彼らは自分たちの正体を隠そうとしていたが、僕は何もかも見て知っている。口封じされると予想していた」。アフガンで誘拐されたジャーナリストの常岡浩介さんが5ヶ月ぶりに解放された。この期間は常に死と直面し、日々が極限状況だったと思う。助かって本当に良かった。それにしても、アフガン政府の中枢人物が“タリバンのフリ”をして悪事を働いている可能性が高いとか、どこまで腐敗しているんだ。クラッとくる。//キアヌ・リーヴスがまたしても道端で“一人飯”。彼は以前もヨレヨレの風体でボーッとベンチで一人飯をしていた。こういうハリウッド・スターって親しみがあっていいね(笑)。
 9月5日…お薦めホッコリ音楽第21回は、タルコフスキー監督の傑作SF映画『惑星ソラリス』にも使用された、バッハのコラール前奏曲『主イエスよ、われ汝に呼ばわる』(2分25秒)!“コラール”とはプロテスタント系の教会で歌われる賛美歌のこと(バッハはプロテスタント)。今回がバッハ編の最終回というだけあって、大量にある彼のオルガン作品の中から、僕が一番好きな曲をチョイス!あまりにも好きすぎて、20代後半の頃、ピアノを習ったことがないのにこの楽譜を購入(ヴィルヘルム・ケンプが弾いたピアノ版を聴いたのがきっかけ)。全音符に「ド」「ミ」など音階を記入し、バザーで買った激安キーボードで3年がかりでこの曲をマスターした。1日に1小節だけ覚えていく練習方法。独学のモチベーションを支えたのは、「弾くのと聴くのは大違い」という衝撃。大袈裟かもしれないけれど、自分の指先からバッハを介して宇宙が生まれる感覚を味わった。アートサンダー直撃。そして法悦ともいえるバッハとの一体感。最終的に10年間でバッハの平均律クラビア曲集の1曲目と、トッカータとフーガ・ニ短調の計3曲だけを弾けるようになった。なんちゃって演奏だし、到底他人に聴かせられるレベルじゃないけど、自分で弾いてトリップする分には問題ナシ。指で覚えるため、僕の脳のキャパは3曲が限界。4曲目を覚えようとすると1曲忘れてしまう(ジョジョのジェイル・ハウス・ロック状態)。だからトッカータを弾けても「ちょうちょ」「チューリップ」は弾けない(汗)。クラシックは一般に「長くて退屈」というイメージがるけど、このコラールなんて2分25秒で3分もない。そんな短時間じゃカップラーメンさえ作れない。それなのに、この深さ、この広さ!世の中は酷い事件が多いけれど、こんな曲を生み出すなんて、やっぱり、人間って凄い生物だと聴く度に思う。ありがとう、バッハ!/僕は中世グレゴリオ聖歌やバッハのミサ曲、イスラムのアザーン、チベット仏教の読経など、純粋に音楽として宗教関係なしで良く聴いている。宗教音楽はベートーヴェンやモーツァルトより、遙かに昔からあるので、長い時を超えてきた分だけ良い曲も多い。
//残暑強烈!今日は京都で39.9度を叩き出し、今夏の全国最高記録を更新。埼玉や岐阜を凌駕しており、どうりで京都巡礼がめちゃくちゃ暑かったハズ。盆地恐るべし。
 9月4日…3日間の京都巡礼から帰還!気温38度という炎天下の中を動いていたんだけど、最も過酷だったのはレンタサイクルで市内北部の山辺を巡礼した2日目。坂道につぐ坂道。普段なら心が折れかけるところだけど、前夜に泊まっていたネットカフェで自転車マンガ『シャカリキ!』(曽田正人先生)を読んでいた為に、異常なハイテンションでペダルを漕ぎまくった。『シャカリキ!』の主人公テルは上り坂が大好きで、作品内では“坂バカ”という言葉をクライマーと読ませていた。単純な僕はすっかりテルに感化され、坂道に出合う度に俄然闘志に火がつき、「うおおおお!」「望む所だぜコンチクショー!」と大ハッスルで上っていた。ギブアップせずに巡礼できたのは全て『シャカリキ!』と、この作品を「読むべし!」と何度も薦めてくれた、盟友U氏や読者の方のおかげ!まっこと感謝しております!※『シャカリキ!』はまだ最終巻まで読み終えてないので、読後に改めて感想をアップしますね。(Ama
//当サイトは欧州在住の方からもアクセスがあるので、英国の情報を一点紹介。27歳で夭折した天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスがロンドンで暮らしていたアパートが9月15〜26日まで12日間のみ限定公開されるとのこと!愛用のギター、ジャケット、帽子なども同時に展示されるので、ファンの方は是非足を運ばれてみてはッ!
//昨夜、ネットカフェでサイトが1700万件ヒットしたことを知りました。ひとえに常連の皆さんのおかげです。いつもアクセスして下さり、本当に有難うございます!
 9月1日…仕事で数日京都に行くので、次回の更新は9月4日になります!
//久々に仏像イケメンズに美仏を追加!伊藤若冲が眠る伏見の石峯寺で謁見した釈迦如来は、なんと樹脂で出来ていた!半透明の仏像をお寺の本堂で見たのは初めて。さっそくガンジス・レコードのスカウトマンが向かった模様です(笑)。※リンク先を半分ほどスクロールした場所におられます♪
//それにしても残暑が厳しすぎる。どーなっとるのか。気象庁の発表によると、この夏の日本列島の平均気温は、113年間の観測史上最高とのこと。しかも、9月中旬まで35度前後が続くんだって。溶けそう。
//番組情報、まとめてアップしておきました。








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