最新文芸情報


2013.9〜10

 10月31日…【シネマ18本イッキ・レビュー(2)近年の話題作編】
●アルゴ…82点。映画の冒頭で、アメリカの援助を受けていたイランのパーレビ元国王が、いかに極悪非道な独裁者(親米腐敗王制)で国民を苦しめてきたかを説明したことで、「なぜイラン人がアメリカを嫌っているのか」を観客が理解できて良かった。実話ゆえ人質救出の結末はわかっているのに、クライマックスのピンチの嵐にドキハラしまくり。飛行機チケット手配のトラブル、ニセ映画の電話確認(アラン・アーキン最高)、シュレッダーの顔写真復元、心臓に悪いっす。ただ、従来のハリウッド映画よりアメリカ=正義という構図は減っているけど、それでもところどころでイラン人を無知で粗野な民族として描いており、そこはいただけない。あのアメリカ大使館人質事件において、「イラン人は人質52名を一人も殺さず1年半後に解放」したことをもっと強調して欲しい。とにもかくにも、ベン・アフレック、第一線復活おめでとう。
●127時間…83点。ロック・クライミングの最中に転落して巨岩の割れ目に落ちてしまった主人公。付近一帯は無人の荒野。脱出しなければ“死”あるのみ。だが、右腕が岩に挟まれ動かない!映画のほとんどの時間が一人舞台なのに、1時間半ずっと観る者の心を捉えていたジェームズ・フランコの演技(観てるだけで喉が渇いた)、そしてダニー・ボイル監督の演出の手腕に唸った。実話というのにも驚かされる。“決断”シーンに絶句。(2010)
●ザ・マスター…85点。新興宗教の教団教祖トッド(フィリップ・シーモア・ホフマン)と、暴力的で性欲全開の野獣のようなアル中男フレディ(ホアキン・フェニックス)の精神的主従関係を描く。ギラギラ目のフレディが、次第に精気が抜けて教祖と距離を置いていく過程をホアキンが熱演。仮に宗教が人間を自由にさせるものとすれば、本能のまま生きてるフレディは元から自由な男ゆえ宗教は無用。だから教祖は「来世で出会ったなら、お前は私の最大の敵となるだろう」と言ったのだろう。登場人物の誰にも共感できない映画は滅多にないんだけど、本作品はまさにそれ。それなのに2時間半の長丁場をずっと観られたのは、性格俳優として知られるホアキンは存在感がハンパなく、否が応でも画面を観てしまうから。フレディには感情移入できないのに、どこか愛さずにはいられない。不思議だ。良作だけど、楽しめないし、お薦めはしない。(2012)
●ドラゴン・タトゥーの女…90点。見応えがあった。久しぶりに本格的なミステリーを観た印象。さすがデヴィッド・フィンチャー監督。天才ハッカー、戦うヒロインを演じたルーニー・マーラの演技はオスカーのノミネートも納得。原作のタイトルは“女を憎む男たち”。何かにつけ「女のくせに」と口走る差別主義の豚野郎たち(連続猟奇殺人犯とか変態後見人とがガチで鬼畜)が、コテンパンに成敗されていくのは男の僕が観ても実に痛快。ラブストーリーとしても切ないラストがGOOD。(2011)
●リアル・スティール(2011)…80点。ロボット同士のボクシングを通して、ダメ親父(ヒュー・ジャックマン)と息子の親子愛を演歌調に描き出す。ストーリーがベタでも、それは長所。求めていた展開。ロボットの名前が「ATOM」というのもツボ。スパーリング用だから攻撃力は弱くても打たれ強く、それゆえに盛り上がる。「シャドウ機能」で人間の動きを学ぶことができるアイデアも良い。
(つづく〜(3)今夏公開作品編!)
 10月30日…【シネマ18本イッキ・レビュー(1)2010年以前の作品編】
●ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007)…85点。ポール・トーマス・アンダーソン監督の作品は、天才キューブリックの映画とリズムが同じ。『ザ・マスター』といい、ゆっくりした長回しや何気ない遠景のカットに、緊張と破滅を感じる。雰囲気が異様。石油採掘に取り憑かれた男の尋常ではないエネルギー、目的のためなら手段を選ばぬ狂気、凄まじい業が画面に大炸裂。名優ダニエル・デイ・ルイスがときに怪物に見えた。クライマックスのインチキ宗教家との対決は、画面から主人公の怒りが雪崩れ込んできて、部屋の中で後ずさりしそうに。欲望だけがあり、“愛”が存在しない映画を観るのは恐ろしい。※牧師が双子ということを早い段階で解説して欲しかった。
●ソウ(2004)…84点。連続猟奇殺人鬼ジグソウによる密室殺人ゲーム第1作。このシリーズはグロいと聞かされていたので敬遠していたけど、全7作に発展した理由が知りたかったし、映画ファンのオフ会で必ず名前があがるので、勇気を出して鑑賞。なるほど、こりゃあ完成度が高い。シナリオがよく練られていて、ラストのドンデン返しは「なんだってぇえええ!」と思わず叫んだ。冒頭、登場人物が目を覚ますと汚いバスルームに鎖で監禁されてて、目の前には銃で自殺した男の死体、その向こうにもう一人鎖で繋がれているという、そんな異常な状況下で始まる。限られた空間&少ない登場人物でよくあの緊迫した世界を描けたと思う。
●ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978)…82点。ゾンビ映画の原点にして頂点と言われているジョージ・ロメロ監督の本作品。怖さで言えばエクソシストや和製ホラーの方が格段に恐ろしく、この『ゾンビ』はコミカルなシーンも多くてどこか牧歌的でさえあった。BGMのシンセサイザーもシュール。荒木飛呂彦先生が「『ゾンビ』を観ると癒やされる」「ゾンビはみんなが平等なのが良い」と語っていた理由が分かった気がする。ショッピングモールの開放感もいい。主人公たちはゾンビと共存し、ゾンビよりも人間の方が脅威というのも皮肉な話だ。
●告白(2010)…84点。原作未読。爆笑コメディ『下妻物語』の中島哲也監督の作品ということだけ知っていた。まさか生徒に子どもを殺された中学教師の“死ぬよりも苦しい復讐”を描くという、こんなハードな物語だったとは。10代前半の子どもは、良く言えば無邪気、悪く言えば他人の心の痛みに気付かない残酷さを持っている。後者を描くことはパワーがいるのに、それをエンターテインメントに仕上げた監督の力量に感服。エンドロールを眺めながら“後味の悪い爽快感”を味わった。松たか子の「なーんてね」は邦画史に残る衝撃的な台詞かと!
●容疑者Xの献身(2008)…83点。原作未読。ガリレオ未見。ドラマを見ていなくても、この映画で描かれた“天才VS天才”の攻防は面白かった。生命を救ってくれた相手には、残りの全人生を捧げる価値がある。しかも、想いを寄せていた女性とあれば…。献身的な愛を見せていた石神(堤真一)が号泣するシーンがたまらなく切なく、声が耳に残る。良質ラブストーリーとしてもっと高得点でも良いんだけど、死体のトリックに無実のホームレスが巻き込まれており、それを考えると石神を全肯定する訳にはいかず…。湯川との心理戦は手に汗握ったし、松雪泰子の演技も素晴らしかった。
●悪人(2010)…84点。『フラガール』の李相日監督が次に撮ったのがこのサスペンス。今回も良い映画。人間を簡単に“悪人”“善人”と決めつけるのは本当に愚かなこと。最後の犯人の行動は“逃亡を手伝った共犯者ではなく、犯人に連れ回された被害者”にするめのもの。優しい。一方、どんなに傲慢で見栄っ張りの娘であっても、両親にすれば大事な一人娘であり、失った悲しみは果てしなく深い。登場人物みんなが可哀相(悪徳詐欺師を除く)。犯人の祖母(樹木希林)がカメラの放列に頭を下げるシーンは、野次馬の無神経さに頭に来た。バス運転手の「あんたは何も悪くなか。もっとしっかりせんね!」、柄本明の「そうやって一生、頑張る人をバカにして生きていけばいいんだ」は忘れられない言葉。地方に住むある人が「主人公を見てると、老人ばかりの土地に住む若者が抱くドン詰まり感がよくわかり感情移入した」と言っていた。そういうのも描かれている。妻夫木君、いいね。※クライマックスのロケ地は長崎県五島市の大瀬崎灯台らしい。行ってみたい。
●おまえうまそうだな(8)(2010)…83点。草食動物に育てられた肉食動物が、今度は草食動物を育てるという、3代にわたる種別を超えた家族愛が描かれる。アンキロサウルスの“うまそう”がチョ〜カワイイ!お父さんと離れたくなくて懸命に走るシーンは涙腺がやばい。
 10月29日…最近メモった言葉をいくつか紹介。
●風向きを変えることはできないが、帆の向きを変えることはできる(アリストテレス)
●今の俳優さんに圧倒的に多いのは、ただ待っている人。何か始めればいいのに、何もしない。それでいて自信がある。他人は自分に関心を持ってくれて当然と思いこんでいる。僕って○○じゃないですか、なんて言う。本来、舞台に立つ人間は「いたたまれない」から、そこにいるべきなんです(野田秀樹)
●人は本当は男や女を探し求めているわけじゃなくて、自分の内側に潜(ひそ)んでいるものを目覚めさせてくれる人を探しているんだ(ボブ・ディラン)
●子供がある肯定的なものに作品の中で出会ったときに、こんな人いないよとか、こんな先生いないよとか、こんな親はいないよって言っても、そのときに「いないよね」って一緒に言うんじゃなくて、「不幸にして君は出会ってないだけで、どこかにいるに違いない」って僕は思うんですよ。(宮崎駿)
//スヌーピーの原画約100点を六本木の森アーツセンターギャラリーで日本初公開。来年1月5日まで。※『スヌーピー展』(公式TVCM)。行きたいけど入場料2000円って高いなあ。図録ゲットしたい。っていうか、図録あんのかな?

 10月28日…厚労省が「若者の離職率(3年以内)のトップは宿泊・飲食業で51%」と調査結果を公表(全業種平均は31%)。実に2人に1人が退職している。そんななか、NHKがニュースでうどんチェーン・はなまるうどんを特集。かつては、同社も社員が長時間労働していたが、そのために離職率44%に達し、社員の疲労→お客さんへのサービス低下→売上げ低下、というデッド・スパイラルに陥っていた。そのため、会社が一丸となって時短改革を行い、社員とバイトの待遇を向上させ、現在の残業は月10時間以下(1日30分以下)に!“ホワイト企業”になった効果はすぐに現れ、離職率は44%から12%にまで低下したとのこと。「飲食業界は待遇が悪いのが普通」という考え方は単なる経営者の努力不足ということ。ウチの近所のはなまるうどん、店員が良い笑顔してます。
//スター・ウォーズのファンには嬉しい、レアな初期作のNG集(2分半、前半は無音)。台詞をかんでマイクを食べる若きハリソン・フォードがお茶目(笑)。
 10月27日…国民が何も反対運動を起こさなければ、過半数の議席を持つ与党が確実に来月可決する秘密保護法。同法の最大の問題点は、何が「特定秘密」にあたるのかが公開されないことにある。“安全保障”の中身にTPPや原発が入るのは確実。行政の汚職や原発問題などを調べ、気付かずに政府の秘密に近づいた者は、逮捕理由が分からないまま刑務所へブチ込まれる可能性がある。
//高知新聞社説『【秘密保護法案】国会提出は見送るべきだ』。
→「情報漏えいの有無にかかわりなく、教唆(きょうさ、そそのかし)なども処罰対象だ。その情報が特定秘密かどうかを知らないまま、強く開示を求めた市民が、罪に問われる場合もあり得よう」「もう一つ指摘しておかなければならないのは、国権の最高機関である国会との関係だ。国会議員であっても、特定秘密を知ることができないなど国民と同じ立場だ。国会が秘密会を開く場合などには秘密提供ができるとするが、提供するかどうかは行政機関の判断となる。提供された情報を漏らせば、むろん処罰の対象だ。国会には政府のチェック機関としての重要な役割があり、憲法で定められた国政調査権を持っている。だが、特定秘密の壁に阻まれる可能性も否定できない。国会より、一行政機関が上位にあるという、憲法の基本を無視した状態に陥りかねない」。全文
/『アムネスティが声明/秘密保護法“深刻な懸念”』。人権団体アムネスティは特定秘密保護法案について「表現の自由や知る権利を著しく制限しかねない。深刻な懸念を表明する」との声明を発表。声明は、政府の恣意で多くの公的情報が特定秘密にされる恐れがあるほか、表現の自由に関するさまざまな活動が罪に問われる可能性があると指摘。「政府は情報へのアクセス権を明確に保障する立法や政策を実施しなければならない」と求めている。
//みずほ銀行が暴力団関係者への融資を放置していた。社会全体で暴力団を撲滅しようとしているときに、みずほの上層部は何を考えているのか。
//伝説的ロックバンド「ベルベット・アンダーグラウンド」の中心メンバーで、米ロック界の重鎮、ルー・リードが他界。享年71。ローリング・ストーン誌編集者「ルー・リードほどの影響を与えた人物はほんの一握りしかいない」。僕が学生時代にハマったロック・スターがどんどん70代、80代になっており、時の流れを感じるなぁ。
 10月26日…「特定秘密保護法は、“国民の知る権利”を制約するモノであり、実質的な歯止めがないため“お上”が好きなように国民の動きを規制できる、いわば“万能法”」。リンク先のブログが鳴らす警鐘は重要。ほんとシャレになってない。
 10月25日…うおっ!8年前から地道に活動してきたNPO法人“江戸城天守を再建する会”のアピールが日経の記事に!同NPOは1657年に“明暦の大火(振袖火事)”で焼失した江戸城天守閣を再現(しかも木造建築)で再現することを目指している。現存する皇居の石垣を活用し、天守閣は5層、高さは約60メートル(19階建てマンションに相当!)、現存の天守閣で最大級となる。
宮内庁の許可が必要な点や、総事業費350億円の調達方法など、高いハードルからこれまで運動が広がらなかったけど、「2020年の東京オリンピックに合わせて完成を目指す」と具体的に目標を掲げたことで、実現に向けて加速すると嬉しいな。
僕は信長の安土城と江戸城は、日本の歴史を後世に伝えるためにも、そして観光立国として世界に打って出る為にも、絶対に再建して欲しいと思っている。350億というのは大金だけど、大企業の内部留保は270兆円もある。自動車業界40兆円産業、パチンコ業界20兆円産業、幅広く企業に上手くカンパを呼びかけたら集まる可能性のある金額だ。国民1人当たり270円のカンパでも、江戸城が甦る。東京駅から歩いて行ける距離だから、外国人観光客が成田から来て最初に寄りやすい。黒字経営を確実にするため、(邪道かも知れないけど)侍や忍者の時代劇ショーを城内でやれば、それはもう外国人からやんやの喝采間違いなし。茶道入門を英語でやってもいいかも。日本に親しみを持ってもらうため、日本文化と触れるハードルを低くすることは大切と思う。日本人だって、江戸時代のようにお城で将棋や囲碁の頂上対決をしたらテンションがあがる。松の廊下で忠臣蔵を演じたり。
とにかく、大阪城、名古屋城、鶴ヶ城(会津若松城)などが次々と再建されてきたのに、江戸城・安土城という大本命が復元されていないのは国家的損失かと!(公式WEB
//世界の情報公開の流れとは真逆の、まるで戦前へ逆戻りしそうな秘密保全法が閣議決定された。同法は大臣など行政の長が独断で“これは秘密”と指定すれば、国民は一切知ることができないし、そもそも何が秘密事項なのかも知ることができない。逮捕されて初めて法を犯したことが分かる。こんなことがまかり通れば、政府の不正を暴こうとする人間はいなくなってしまう。問題点を整理してここにアップしたいんだけど、月末は仕事の締め切りがトリプルで重なっていて、なかなか文章にできず。気持ちが焦る。
 10月24日…先月敢行した、マイケル・ジャクソンの墓巡礼レポを育児ブログにアップしました!他界から4年が経ちますが、マイケルの墓所には各国から次々とファンが訪れていました!
//『八重の桜』、明治編になっても必ず一箇所は泣けるシーンがあるのがすごい。毎回、脚本家に脱帽している。
 10月23日…きたる11月10日(日)に探墓巡礼顕彰会(歴史研究会連携団体)が主催する文京区・吉祥寺(街の吉祥寺じゃないので注意!お寺の吉祥寺です)の墓巡礼に関西から参加します!僕が同団体の巡礼企画に参加するのはこれが6回目。幕末に活躍した人物を中心に、複数の講師が得意分野の歴史上の人物の墓を、生涯と合わせて案内します。非常に知的好奇心を刺激される内容。ホント毎回楽しみにしています。大阪からの往復交通費はキツいけど、それでも参加せずにはいられない。今回は初めて風ちゃんと父子で参加する予定。読者の皆さん、秋の一日、歴史ロマンに触れてみませんか。13時〜16時のイベント。参加費は気合いの入ったテキスト代込みで1500円(定員30名)。※公式案内サイト
//ちなみに、その前日(9日/土曜)は和歌山・高野山にて僕が戦国武将を始めとしたや日本史の著名人の墓を案内する企画があります。目下、当日に配布する入魂のレジュメを作成中。当日は“50箇所”も個人&大名墓を巡礼する特大ボリュームになる予定。定員まで残り7名。参加される方は申込み(NHK文化教室)をお早めに!※僕の講座は午後からなので、朝から高野山に入って金剛峯寺や霊宝館などの名所をバス専用“一日パス”を買って周られることをお薦めします。
/今回は東京の探墓会の前日に高野山企画があるので、例年のような映画ファン・オフ会とのコラボが出来ませんでした。東京の映画ファンの皆さん、ごめんなさい。年末に向け『かぐや姫の物語』『ゼロ・グラビティ』の内容に期待。
/育児ブログに『風と共に去りぬ』でレット・バトラーを演じたクラーク・ゲーブルの墓巡礼レポをアップしました。
 10月22日…40年以上前に撮影された初代ウルトラマンのNGシーン集が60分も発見されたニュースにテンションが上がった。ベムラーを振り回している最中にバランスを崩して一緒に倒れる場面や、ケロニアがつまずいてよろめくNGなどが、リンク先のNHK・WEBで見ることが出来る。NHKはすぐに削除しちゃうので、興味のある方はお早めに!
//赤ちゃんパンダの鳴き声(20秒)が意外すぎる。こういう声の玩具があったような。
//僕は競馬をやったことはないけど、このあまりにわざとらしい落馬(動画)が、審査結果“シロ”ってどういうこと?どう見ても八百長。こういうのが暴力団の資金源になっているんだろうな。
//『宇宙天気ニュース』!“太陽風”など宇宙の天気情報を扱うサイトがあるのか。スケール、でかッ!
//また大型の台風が近づいているが心配ですね…。
 10月21日…「戦争を進める広告をつくるのは簡単です。恐怖心や敵愾(てきがい)心を煽ればいいんですから」(天野祐吉)。それまで誰も考えなかった広告批評というジャンルを確立し、広く社会問題について発言してきたコラムニストの天野祐吉さんが20日に肺炎で他界。享年80。天野さんはリベラルの立場から鋭く政治腐敗に斬り込む一方で、ひょうひょうとしたユーモアも兼ね備えた、素晴らしいバランス感覚を持つ人だった。天野さんは企業のCMだけではなく、“政府広報”も広告として分析していた。政府の巧みな広告活動に国民が批判精神を持つことの重要性は、歴史が証明している。
元ナチス最高幹部・秘密警察創設者のヘルマン・ゲーリングいわく「反対の声があろうがなかろうが、人々を指導者の望むようにするのは簡単だ。民主主義であろうと、ファシストの独裁であろうと、共産主義であろうとそれは同じだ。『我々の国が攻撃されている。愛国心のない反戦・平和主義者が国を危険にさらそうとしている』と非難しさえすればいい。この方法はすべての国で同じように上手くいく」。
1982年、タカ派の中曽根内閣が誕生する半年前に、天野さんは当世を反映した反戦広告の作成を日本の代表的な広告制作者の人々に依頼した。そして糸井重里さんがコピーを担当した作品が天野さん主宰の『広告批評6月号』に掲載された。それが以下のもの。
「まず、総理から前線へ。」
5年前、天野さんはこの作品をこう
振り返っていた「26年後のいま見ても、
ちっとも古く感じないところがすごい。
それどころか、憲法(9条)改定が
大きな問題になっているいまこそ、
こういう広告がモノを言うんじゃないか
という気がします」。

※1929年にデンマーク陸軍大将が
原案を起草した『戦争絶滅受合法案』
を彷彿させる。
//NHK『プロフェッショナル・仕事の流儀』、藤子・F・不二雄先生の仕事場に映画のビデオや昔のレーザーディスクがたくさんあったんだけど、キューブリック監督の『時計じかけのオレンジ』(Ama)がドーンと飾られていてビックリ。温厚な藤子・F・不二雄先生と“ウルトラ・バイオレス”な『時計じかけのオレンジ』、そのギャップに思わず「おお〜」。確かに先生の作品はSF短編に背筋がゾクッとするような話が多いし、ドラえもんのように牧歌的な作品の中にもミュータントの怖い話があるから、『時計じかけのオレンジ』が好きでも不思議じゃない。ドラえもん第6巻でないったん最終回を描いた理由は、アニメ(初期版)の放映終了に合わせた小学館の判断(圧力)だって。その後コミックスがベストセラーとなり連載再開になったとのこと。この話は知らなかった。
 10月20日…昨日オンエアされたNHK『マサカメTV』、最後にジョジョと歌舞伎の共通点を津田ディレクターが解説していた(歌舞伎の“見得”とジョジョ立ちの考察)。その映像の中でアニメの制作現場にカメラが入ったんだけど、ちょうど3部アニメの承太郎のコンテを描いているところだった!(リンク先のブログ主さんが一部をアップ)アヴドゥルと向き合っているシーンだろうか。早く動いているとこが見たいっすね。
/ジョジョと言えば、資生堂のヘア・メーキャップのスペシャリスト、原田忠氏がジョジョ・キャラの髪型を再現したモデル写真をフェイスブックに発表して話題沸騰中。芸術性に溢れており、集英社が公式に許可しているだけある。プロが本気で再現したらこうなるのかと見入った。※フェイスブックが見られない方、マイナビニュースに一部画像が掲載されています(メローネ、仗助、セッコ等)。
/荒木先生のジョジョ画集『JOJOVELLER 完全限定版』(定価2万円)が発売週に3.3万部を売上げ、先月末のオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で5位に。これは史上最高額での同部門TOP10入りという。これまでの最高額記録は『木村拓哉プレミアムボックス!』が8925円&9位だったので、ジョジョ画集は価格(2倍以上)と順位(4位アップ)のダブル更新となった。
/英国のスーパーモデル、カーラ・デルヴィーニュさん(21歳)が女性ファッションメーカー『LA BOO』のTVCM(30秒)でジョジョ立ち・レベル1ポージング“ジョナサン立ち”を決めていて驚愕(@JOJOさんより)。ジョナサンは英国人だから、母国繋がりでこのポージングが採用されたのだろうか。このポーズの元ネタは単行本4巻の表紙だけど、実はあの表紙には右手が描かれてないんだよね。11年前、最初に鬼教官とジョジョ立ち教室を開いた際に、この右手をどうするか悩んだ(まるでミロのヴィーナスの肩から先を考えるようなもの)。7巻でシーザーが似たポーズをした時は右拳を握っていた。8巻でジョセフがやった時は右手首が後方に折れていた。だが、ジョセフとシーザーが微妙に異なるように、ジョナサンも少し違うはず。結局、右腕を指先までピーンと張った方が緊張感が出て引き締まる&シルエットが美しいということでこのポージングに決め、顔が隠れるのでシャイな人もトライしやすいという点などを考慮してレベル1に設定した。そういった経緯もあり、右腕&指先伸ばしバージョンのジョナサン立ちを見ると胸熱になる。





完璧な仕上がり!
さすがスーパーモデル
【追記】6年前、劇場版ジョジョ第一部(ファントム・ブラッド)の公開時に、特大ジョナサンのレベル1フィギュアが発売された。その像は右腕が体の前で“くの字”になっていたことから、「ガーン!僕らの予想は的外れだったのか」と少し“やってしまった感”があった。ところが!昨年のジョジョ展に4巻表紙の原画が展示された際、単行本の表紙では見えなかった、右肩から先がもうチョイ描かれていた。脇がけっこう開いており、腕が外側に伸びていくと推定された(内巻きならフィギュアのように二の腕が胸の前に来ないとおかしい)。ジョジョ立ちで腕を伸ばしたのは間違いではなかったことが分かり、胸を撫で下ろした次第!
4巻表紙 フィギュア版 原画(図録より)
 10月19日…これまでにGoogle ChromeとOperaをブラウザーに使用している複数の読者の方から、“トップページのニュースリンクが縦長に崩れていて読み難い”とご意見を頂いていたので、色々と調整してみました。これで以前より少し見やすくなったかと!(汗)
/ニフティが提供しているアクセスカウンターが4日前から壊れたり修復されたりの繰り返し。19日朝現在、また非表示になっている。14年利用しているけど、こんなことは初めて。ニフティに何が起こっているのかな?
 10月18日…キターーーッ!!本日発売の『ジョジョリオン』第5巻(Ama)の帯に重大発表が!“2014年第3部TVアニメ化決定”!!よっしゃああああ!!
 
  
朝イチで本屋にて確認!スタープラチナの咆哮に胸熱!待ってました!
/いい機会だからジョジョでビジネスしようとする大人たちに訴えておきたい。グッズの理不尽な商法はもう勘弁して欲しい。荒木先生もジョジョという作品も何も悪くないのにイメージダウンに繋がるし、ヘタをすればブームに水を差しかねない。ここ最近だけでも→
・格ゲー『ジョジョASB』のバンダイナムコの課金システムがえぐ過ぎると大バッシング。演出やグラフィックは最高なのに課金でコケるなんて残念過ぎる。
・“完全受注生産”のハズの画集『JOJOVELLER』(定価2万)を、発売から数日でアマゾンが半額の1万で売り出した(今現在も約4割引)。大人の事情とはいえ、あれほど“予約しないと買えない”“締め切りまであと○日!”と宣伝していたのに、この現状は酷すぎる(注/買ったことは全く後悔してない)。
・コンビニ“一番くじ”のSBR、1回700円はどう考えても高すぎる。フィギュア群は荒木絵の顔じゃない!個人的には3回連続で“I”賞のマットが当たり涙目。
・シュトロハイムのフィギュアが約1万円とか目眩がする。
・フィギュアのセカンドカラーの発売予定を伏せて売るのはどうなの?
---なんて言うのか、ファンとしてはジョジョグッズは“ない”より“ある”方が良いに決まっている。だけど、ファンのジョジョ愛につけ込むような価格設定や販売方法は、悲しくなるからやめて欲しい。せっかく昨年のTVアニメ化で若い中高生のファンが増えたのだから、もっと中高生のお小遣いでも手に入る、安価で愛のこもったグッズを展開して欲しい。7年前にユニクロとコラボしたTシャツは1000円でもしっかりしたものだったし、初期のキャラヒーローズ・フィギュア(399円)は顔がまさに荒木絵&足下まで小ネタが入り丁寧に作られていた(次第にやっつけ仕事になり第6部の塗装は最悪に)。ほんと、ジョジョでビジネスしようとする全関係者が志を高く持って、業界全体でジョジョ人気を盛り上げて欲しい。食い潰すのではなく!マジでお願いします!
【追記】おお〜!ジョジョアニメ公式HPにスタッフ紹介が!ディレクターの津田さんとシリーズ構成の小林さんが続投で一安心。キャラデザの小美野さんは“神回”といわれる第1部決戦・第8話やシーザー昇天・第20話の作画の人!最高の布陣っす!
 10月17日…トランプの絵柄をよく見ると、スペードのクイーンは武器を持っている。モデルがゼウスの娘パラスで都市の“守護神”ゆえ武装しているとのこと。このようにジャック、クイーン、キングに各々モデルがいたと知って驚いた。クローバーのジャックはアーサー王に仕えた騎士ランスロット、クローバーのキングはアレキサンダー大王、ダイヤのキングがシーザー(武器は斧)、スペードのキングがダビデ王、ハートのキングはカール大帝かチャールズ1世(フランク王国)のどちらかなんだって。絵柄が似ているので同じ王様と思ってた!
//きっこ氏「1週間に2800トンずつ増え続けている汚染水には「63種類の放射性物質が含まれている」ということだけは東電は発表したが、計測値を発表しているのは、セシウム、ストロンチウム、トリチウムなどの5種類ほどで、他の60種近い放射性物質については計測値どころか名前すら発表していない」。
//15日の日記に、やなせ先生の追悼コラムをアップ。『手のひらを太陽に』の3番っていいね。
 10月16日…消費増税決定後から、ようやく安倍首相のフェイスブックがヨイショ投稿一色じゃなくなってきた。物価は上昇し、給料は上がらないという状況で、景気を冷え込ませる消費増税を強行して反発されない訳がない。
//最新科学をもっても地震予知は非常に難しいと言われているが、地震雲研究の第一人者で北陸地震雲予知研究観測所の上出孝之氏は、昨年48回の予知のうち42回で的中している。その同氏が「今月24日までに、首都圏M7.5、震度6、7規模の地震が起きる」と警告。当たらないことを祈りつつ、心構えも忘れずに。
//伊豆大島が大変なことに。NHKによると約50人連絡取れず。土砂崩れは本当に怖い。
 10月15日…アンパンマンの作者、やなせたかし先生が13日に死去。享年94。音楽の時間に習う『手のひらを太陽に』の作詞もやなせ先生。アンパンマンのキャラは、終戦直後の飢餓体験、食べ物がないひもじさから生まれたという。
改めて『手のひらを太陽に』の歌詞を読むと、一番に“悲しみ”という言葉があったり、あまり知られていない3番には「生きているから愛する」と“愛”が歌われていたり、人生の悲喜すべてを受け入れ“生きている証”とする生命讃歌が爆発している。3番の“カゲロウ”は、成虫の寿命が数時間から数日しかなくとても短命。はかなさの代名詞のようなカゲロウをあえて歌のラストに持って来ることに、それでも生命は素晴らしいというメッセージが強く伝わってくる。アンパンマンのテーマも冒頭から「胸の傷が痛んでも」という、明るいメロディーに反する歌詞が書かれている。大人になって主題歌の歌詞を見ると涙腺にくるものがある。
心から、やなせ先生の冥福を祈ります。YouTubeアンパンマンマーチ
 10月14日…安倍内閣が臨時国会で通す気満々の「秘密保護法」。行政の長が独断で“これは秘密”と指定すれば、国民は一切知ることができないし、そもそも何が秘密事項なのかも知ることができない。で、違反すれば10年以下の懲役。“軍事機密が他国に漏れないように”という理由は分かる。じゃあ、なんで秘密保護法の対象を「軍事機密に限る」と定めないんだ?拡大解釈で議員汚職、官僚の不正、原発不祥事など政権に都合の悪いことを隠そうとする魂胆が見え見え。自衛隊法の改正で対応しろっつーの!現時点でも原発がらみの資料は黒塗りばかりで事故原因の調査が難航しているのに!
 10月13日…本日、都心で市民約4万人が脱原発を訴えてデモ。作家・大江健三郎さん「3・11の後、原発全廃が日本人の考えだと感じたが、今は正面に押し出す人が少ない。2年半前の決意が危うくなっているのではないか」。
//昨日の仙台での荒木先生の講演会では、尾形光琳やモネの名前も出てきたとのこと。ネット中継して欲しかったなぁ。漫画家なのに最新脳科学の紹介っているのも、他分野に興味を持っている先生ならでは。
//溜め込んでいたジャンプのバックナンバーを読んでいるんだけど、鳥山先生の『銀河パトロール ジャコ』の最終回で、ドラゴンボールの悟空とブルマが出てきたのはビックリした。まさかドラゴンボールの前日談だったとは!
//ジョジョASB、最新のアップデートでバランスがかなり良くなった!キャンペーンモードから出ても体力が4倍速で回復するのもグッド。最初からこうしてれば…。キャラごとの作り込みがハンパないだけに、課金問題で大きなミソをつけたのがほんと残念。ところで追加キャラ、まさかバオーで終了なのか?噂になっていたリゾットや由花子は…?過去の5部ゲーはリゾット操作不可だったから、ASBのリゾット登場に期待してたんだけど(汗)。
 10月12日…少年ジャンプ最新号のジョジョ・岸辺露伴スピンオフ、「うお!うおお!?うおおおおお!」って感じ!あの人とか、あの人とか、あの人とか、懐かしい顔ぶれが登場!!

 10月11日…やっとジョジョベラーが読める!重ッ!デカッ!そして歴代担当者のインタビューが面白すぎる!
 10月10日…無事にアメリカ、メキシコから太平洋を越えて帰還!ですが、あまりに過酷な日々に目が回っており、旅のことは一息ついてから更新します!
//たった3週間で日本はいろんなことが起きていますね…。政府自民党がTPP交渉で「方針転換」し、これまで日本の“食”の根幹に関わるため「聖域」と位置付けてきたコメなど農業の重要5品目の関税維持という方針から転換し、品目ごとに撤廃できるかどうかの検討に入ったとのこと。
自民党に240人いるTPP反対議員は何をしてる!!選挙公約って何なんだ?党を割ってでも戦ってくれ!!
/帰国したら消費増税が決定しちゃってるし…。天下り廃止、官製談合廃止、公務員改革を初めとした政府財政、地方財政の無駄金の排除など、大増税の前にやるべきこと(社会改革)が山ほどあるのに、殆ど何もやらず放置したまま8%に増税。もう無茶苦茶。
/昨年末の衆院選、そして今年の参院選で自民に投票した人は、安倍首相の裏切りに怒ってないのかな。愛国心を煽ってネットの保守世論を味方につけ、やってることは「富裕層優遇の新自由主義」を広げているだけ。選挙前、僕が日記に安倍首相に対する不安を書くと、複数の自民支持の読者の方から「安倍さんは消費増税を延期するだろう」「安倍さんはTPP交渉で不利になれば速やかに撤退する」とメールを頂いた。その人の今の意見を聞きたい。庶民に対する大増税は、安倍首相が目指している(はずの)デフレ脱却とは真逆の方向と思うんですけど!
 9月18日…明日から北米に向かうため、次回更新は10月10日夜になります!3週間更新が止まるため、映画、文学、漫画、音楽(歌詞)など、あらゆるジャンルの創作物からメモってきた、人生の宝になりそうな言葉、勇気を奮い立たせてくれる言葉を貼っておきます!以下に紹介する30の言葉の花束の中に、皆さんにとって求めていた一輪が見つかりますように。
●負け犬の本当の意味は、負けることを怖がるあまり挑戦しないヤツらのことだ(映画『リトル・ミス・サンシャイン』)
●その時は不幸だと思っていたことが、後で考えてみると、より大きな幸福のために必要だったということが、人生にはよくあるの(フジ子・ヘミング)ピアニスト
●何もかもが失われた時にも未来だけはまだ残っている(ロバート・H・ゴダード)ロケット技術者
●状況として必要ないときでも笑顔を浮かべること。怒りを感じているとき、みじめな気持ちのとき、 世界にすっかり押しつぶされた気分のときに笑顔を浮かべること…それで違いが生じるかどうか見てみること。(略)笑顔が返ってこなくてもがっかりしないこと。受け取った笑顔一つひとつを、貴い贈り物と見なすこと(ポール・オースター「ゴサムハンドブック」)
●失敗を恐れるな。失敗することが罪ではなく、目標を低く掲げることが罪なのだ。大きな挑戦では、失敗さえも栄光となる(ブルース・リー)
●船は港にいる時、最も安全であるが、それは船が作られた目的ではない(パウロ・コエーリョ)作家
●どこまで行けるかを知る方法はただ一つ、出発して歩き始めることだ(アンリ・ベルクソン)哲学者
●人生はゼロから生まれゼロに戻るのだから、失敗しても何も損はしない(英コント集団モンティ・パイソン)
●人生どうせ棒に振るならフルスイングで(山口隆)サンボマスターのヴォーカル
●親が子供に教えなければならないのは“転ばない方法”では無く、むしろ人間(ひと)は転んでも何度だって立ち上がれるという事じゃないか!?(羽海野チカ『ハチミツとクローバー』)
●人生で肝心なのは、どれだけ強いパンチが打てるかではなく、どれだけパンチを受けられるかだ(シルベスター・スタローン)
●99回倒されても、100回目に立ち上がればよい(ゴッホ)
●人は何も死ななくても、その人生の中で何度でも生まれ変われる(日渡早紀)マンガ家
●学校や肩書きなど関係ない。清流に棲もうがドブ川に棲もうが、前に泳げば魚は美しく育つのです(松井優征『暗殺教室』第3巻)
●暗闇で振り回す両手もやがて上昇気流を生むんだ (Mr.children「one two
 three」)
●奇跡は諦めない奴の頭上にしか降りて来ない!!!!! “奇跡”ナメんじゃないよォ!!!!!(尾田栄一郎『ONE PIECE』)
●絵具がなければパステルで、それもなければクレヨンで、クレヨンもなければ鉛筆で、裸で監獄に入れられたら、指にツバを吐いて壁に描く(ピカソ)
●生きろ、そう叫びながら心臓はビートを刻んでいる(村上龍)作家
●不当な目にあったことは、あなたがそれを覚えていない限りなんでもないことなのだ(孔子)
●人を憎んでいる暇はない。わしにはそんな時間はない。(黒澤映画『生きる』)
●人間は、行動した後悔より、行動しなかった後悔の方が深く残る(トム・ギロビッチ)心理学者
●取り返しがつかないことをしたと思った時、ある時間待ってみる力を奮い起こすように(大江健三郎)作家
●信じて騙されるのは、誠のものを疑うよりどれ程まさっているだろう(倉田百三)作家
●幸福が現実となるのは、それを誰かと分かち合った時だ(映画『イントゥ・ザ・ワイルド』)
●自分を励ます一番のやり方は、人を励ますこと(マーク・トゥエイン)作家
●そこにたどりつこうと焦ってはいけない。「そこ」など、どこにもないのだから。本当にあるのは「ここ」だけ。今という時にとどまれ。体験をいつくしめ。一瞬一瞬の不思議に集中せよ。それは美しい風景の中を旅するようなもの。日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。(ブラックウルフ・ジョーンズ)ネイティブ・アメリカン
●古人の跡をもとめず古人の求めたる所をもとめよ(松尾芭蕉)
●あのときのあの苦しみも あのときのあの悲しみも みんな肥料になったんだなあ じぶんが自分になるための(相田みつを)詩人
●恥じなんてかいてナンボだ。“失敗した”って事は“挑戦した”って事だからな。何もやんねーで他人の事笑ってる人生よりずっとマトモだ(羽海野チカ『3月のライオン』)
●立ち上がっては倒れ、立ち上がっては倒れ、その足もとはおぼつかないかもしれない。けれども、立ち上がったことは、一生忘れることのない、かけがえのない記憶となる(ガンジー)
※今回は米国、メキシコを訪れ、客船で仕事をしながら太平洋を横断して帰国します。父子の旅。育児ブログが更新できる環境があれば、時々近況をアップしていきます。ロスでのオフ会は現時点で6名確定!p(^^)q
 9月17日…出国前に、今年の夏を振り返って特に印象に残ったことを記しておきたい。
(1)野外ロックフェス『サマー・ソニック2013』のMUSE公演→僕が観に行ったのは大阪会場の第1日目。MUSEは1994年に英国で結成された3人組のロックバンド。ロンドン五輪の公式ソングはMUSEの曲だ。今年のサマソニではMr.Childrenの後に大トリで登場。高い芸術性を感じさせる楽曲、エッジの効いたギター、歌詞に込められたヒューマニズム、マシュー・ベラミーの繊細な美声、何もかも最高!ライブの最中は、“ホンマにMUSEが目の前で演奏している”“これは夢じゃない”と何度もその場にいる幸福を噛みしめた。欧州とアジアの融合を歌い上げた名曲『ユナイテッド・ステイツ・オブ・ユーラシア(ユーラシア合衆国)』で涙腺決壊。帰り道、「今日の体験は間違いなく“終わり支度”のひとつになる」と感じた。僕はもう45歳。人生の折り返し地点は過ぎており、残った時間の中で体験できることは限られている。だから日々の生活は、どれを体験し、どれを涙と共に諦めるか、その選択の繰り返しだ。MUSEのライブは後年人生を振り返った時に、“本当にあれは良い時間だった、素晴らしい体験だった!”と思い出すに違いない…そんな奇跡のステージだった。※「終わり支度になった」と心底感じる作品はなかなか出会えないもの。感謝!
(2)手塚治虫先生の墓参り→手塚先生の墓前で手を合わせたのは4回目になる。今回が特別なのは、大阪から何度も来ているうちにお寺の人と親しくなり、24年前(1989年)に手塚先生のお葬式(手塚プロの社葬)において、参列者に配られたハンカチを下さったこと!時空を超えて手塚先生の葬儀に参列した思い。その後、先生の墓前で伝えた感謝の言葉にいっそう力がこもった!※手塚先生の巡礼コーナーにハンカチ等の画像あり。
(3)『八重の桜』に感動→敗者の立場から描いた幕末は、教科書の視点とは大きく異なり会津戦争に息を呑んで見入った。何も悪くない会津藩が維新軍から猛攻撃を受け、本当に可哀相。八重は、父親、弟を失い、夫も病で早逝した。友人もたくさん死んだ。その傷ついた八重に、新島襄が語りかけたセリフが胸に染みた…。「亡くなった人たちは、もうどこにも行きません。あなたのそばにいて、あなたを支えてくれます。あなたが幸せであるように。強くなるように」。その後、涙ぐむ八重は生まれて初めてサンドイッチを食べ、その美味しさに顔があがる。辛いときでも旨いもの食べると少し元気が出るんだよね。自分の実体験と重なりさらに胸熱に。
(4)全国戦没者追悼式→これは時事問題でスルーできなかったこと。安倍首相は今年の8月15日(終戦の日)、全国戦没者追悼式の式辞で、これまで歴代首相が必ず触れてきたアジア諸国の人々へ被害を与えたことの反省を述べなかった。大手メディアがこのことを殆ど問題にしなかったせいか、中国や韓国もあまり大きく報道しなかったようだ。でも、僕は到底納得できない。これは自虐的になってるんじゃない。保守論客が「いつまでわが国は反省せねばならぬのだ」とよく言ってるけど、南京の虐殺否定や、慰安婦への侮辱など、平然と二次加害をする連中がいる限り、“いつまで”は終わらない。被害者が前進するためには加害者の謝罪が必要なんだ。二次加害などもってのほか。そう考えるのは僕がまとめた以下の歴史年表を読めば分かってもらえると思う。※歴史認識問題に決着…日本と韓国/中国/台湾/東南アジア/米国
(5)巨大ロボ映画『パシフィック・リム』が熱い!熱すぎる!あの映画は絶対に映画館の大スクリーンで観るべき。小さなテレビ画面じゃ1000分の1も迫力が伝わらない。熱血ロボが怪獣相手に大暴れ!『マン・オブ・スティール』、後半の果てしなく続くクライマックスに、“どこまでやんの”と圧倒された。戦闘は「本気で作った実写版ドラゴンボール」。ただ、スーパーマンはひとけのない場所で戦わず、NYを戦場に選んだので、市民がけっこう犠牲になってる気が…。ブラピのゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』は予告編でハイライトを見せすぎ!既に知っているシーンばかり出てきてスリル半減。でも、最後の“ゾンビ対抗策”は目からウロコ。このやり方があったかと一本とられた。『スター・トレック イントゥ・ダークネス』、フェザー砲を撃ち合う艦隊戦は迫力。冒頭の“最先端科学に驚く異星人”の描写は、笑い者扱いがやや不快。2、30年前なら許された描写かも知れないけど。シリーズの続編に期待。秀作『風立ちぬ』の感想は長くなるので帰国後に。今後は『ウルヴァリン:SAMURAI』『かぐや姫の物語』『ホビット 竜に奪われた王国』に期待!
 9月16日…知らなかったではすまされない、福島第一・元作業員の「遺言」。事故が起きたときに1号機内部にいて、今年8月にがんで亡くなった元作業員の方の渾身の証言を要約→
「(地震で揺れて)危ないと思ったら案の定、無数の配管やケーブルのトレーが天井からばさばさ落ちてきた。落ちてくるなんてもんじゃない。当たらなかったのが不思議。東電は“全電源喪失と地震の揺れは無関係”と言っているが、そんなのあり得ない。そもそも、運転開始から40年になる1号機の老朽化はすごかった。重要器具は定期検査で交換するが、周辺の装置はそのままだ。追加、追加でどんどん配管を増やし、耐火構造にするために防火剤を塗りつけるから、重量は半端じゃなかった。設計基準を大幅に超えていたはずだ。建屋のコンクリートも相当劣化していた。(東電には)ずっと世話になったが、今は言っていることの半分も信用できない。「4号機の建屋、問題なし」という記事があるが、そんなのうそっぱちだ。あれだけ揺れて「問題なし」だなんて。事故後の対応は全てメーカー任せだった。正常に作動していればメルトダウンを防げた可能性がある非常用復水器(緊急時に原子炉の蒸気で冷却)も、当直の社員は使い方を知らなかったって言うんだから。当直の人は、中央制御室の操作はできても、せっかくの冷却装置を使えない。訓練もしていなかったって言うんだから、恐ろしい話だ。現場にいた私らに明確な指示があれば、対応できたはずなのに」。多くの元作業員が、フクイチ原発は津波で壊れたのではなく、既に地震で配管類が壊れていたと語っている。耐震性を見直すと日本の全原発が長期間運転不能になるため電力会社は何が何でも、“地震は乗り切ったが津波でやられた”というストーリーでシラをきるしかない。政府も原子力規制委員会も、それを分かっていて騙されたフリをしている。また新しい安全神話を垂れ流す気だ。冗談じゃない!
//大量更新完了!12日付けに村上春樹氏のフクイチ原発に関する踏み込んだコメント及び東電役人全員不起訴への違和感、13日付けにジョジョASBゲームの現時点の感想と提案、14日付けに『差別撤廃東京大行進』関連の話題と尊敬する2人の日本人の話、15日付けに『秘密保護法案』への警鐘です。よろしくです!
 9月15日…政府による情報隠しが横行し、「知る権利」への脅威となるヤバイ法案『秘密保護法』がこの秋可決されようとしている。スパイ防止の法整備が必要なのは分かる。問題は新法がスパイだけでなく、国民に幅広く適用され、政府に不都合な情報は知らされない世の中になる可能性があること。戦前の日本には“治安維持法”というものがあり、当初はテロ防止をうたって成立したのに、アッという間に反政府、反体制の思想を持つものは特高警察(思想警察)に逮捕される究極の思想弾圧法に変貌した。日本が戦争でボロ負けしてる最中も、多くの国民が「日本は勝ち続けている」と思っていたのは、真実を伝えようとする者を「非国民」として特高警察が投獄しまくったからだ(作家小林多喜二をはじめ獄死多数)。安倍政権が成立を目論む『秘密保護法案』は、まさに現代版治安維持法の母胎となりかねないシロモノ。
●東京新聞社説『秘密保護法案・軍事国家への入り口だ』は必読。新聞社のWEBすぐに削除されるので以下に要約を掲載→
政府が進める『秘密保護法案』は国が情報統制をすすめ「知る権利」と真正面から衝突する。「安全脅威活動の防止」という言い方は実に曖昧でどんな解釈も可能。防衛相は意図的に様々な情報を国民の目から覆い隠せる。また、外交についても「安全保障に関する外国政府との交渉」と漠然と書かれており、外相が違法な情報隠しをしても分からない。どの情報を隠し、どれを公開するかという判断は行政の「長」に個人的に任され、その判断が正しいか否かは国会でも裁判所でもチェックを受けない。国民は“主権者”であるにもかかわらず重要でない情報しか与えられないため、国民が国の方針を主権者として判断ができない。ジャーナリズムにとっても危機的状況。国が決めた「特定秘密」の取材行為について、「未遂、共謀、教唆、扇動」の処罰規定があるため、容疑がかかるだけでも、記者やフリーランス、市民活動家らに家宅捜索が入り、パソコンや文書などが押収される恐れがある。特定秘密を漏らした場合、現在の国家公務員法では最高で懲役一年、自衛隊法では五年だが、新法では最高で懲役十年の重罰となる。これでは記者が怯えて政治家の不正を暴けない。そもそも公務員は「何が秘密で、何が秘密でないか分からない」ため、政府に逆らうような情報は口をつぐむようになり、ますます情報は閉ざされていく。しかも最悪なことに、国会議員が秘書や政党に情報を話しても罪に問われる可能性がある。これでは重要政策について国会追及もできない。国権の最高機関である国会がハリボテになる。これほどの重大法案でありながら、新法への意見募集期間は約二週間にすぎず(9/17最終)、周知徹底されていない。秘密保護法案は軍事国家化への布石となる。
●日頃は政府自民にべったりの日経新聞でさえ「国民の権利侵害につながりかねない重大な問題」と『秘密保護法案』に警鐘を鳴らしていることから、危険性がハンパないことが分かる。以下要約→
『秘密保護法案』では、防衛、外交、安全脅威活動、テロの4分野のうち特に秘匿すべき情報を、各省の大臣が「特定秘密」に指定する。公務員がこれを外部に漏らした場合、最高で懲役10年の刑罰を科す。「特定秘密」となりうる事項の規定が広すぎ、これでは秘密の範囲拡大に歯止めがきかず、都合の悪い情報を隠す形で使われかねない。秘密指定の妥当性を検証できる仕組みがなく、一定期間が過ぎれば開示したり、非公開に対する異議を受け付け裁定する機関の設置なども検討すべき。そもそも、すでに設けられている国家公務員法(最高刑懲役1年)や自衛隊法(同5年)など現行法で情報漏洩に本当に対応できないのか。国の情報は公開が大原則のはず。※全文
●藤原紀香さんのブログに感銘→
「(適用範囲が曖昧なので対象がスパイ行為に絞られず)国が“この案件は国家機密である”と決めたことに関しては、国民には全く知らされないことになり、放射能汚染、被爆などのことや、他に、もし国に都合よく隠したい問題があって、それが適用されれば、私たちは知るすべもなく、しかも真実をネットなどに書いた人は罰せられてしまう。。。なんて恐ろしいことになる可能性も考えられるというので、とても不安です」「もちろん、日本を陥れるべくスパイ行為を働いた輩には罰を与えるべきだと思うし、そのようなスパイ行為が起きないようなんらかの法案が必要となるとは思います。が、原発の問題や放射能の問題は、国民が知るべきことだと思うので、その国家機密にあたる範囲がどこまでなのか、曖昧なのが問題なのだと思います。
/『秘密保護法案』と似た内容の法案は過去にも成立しかけた。その頃は野党が徹底抗戦しただけでなく、自民党内部からもハト派(穏健派)がブレーキ役となって、法案成立に歯止めをかけた。今は衆院・参院ともに野党は壊滅し、自民議員は安倍政権が長期政権なると予想し、“役職を干されないよう”異なる声をあげられない。どうすればいい?現実問題として、成立を阻止できる“可能性がある”のは公明だけだ。多くの自民議員は選挙で公明票を頼りにしている。公明が連立離脱の覚悟で安倍政権と向き合ってくれれば、一定の自民議員が法案阻止に回ってくれるかも知れない。某学会の人、議員の説得をガチでお願い!
//大相撲、昨年の初場所に優勝し、応援してきたエストニア出身の把瑠都関がケガで引退。お疲れさまでした。ウチのチビが握手してもらえたこと、まっこと良い思い出です。
 9月14日…今年は人種差別撤廃を訴えたキング牧師の歴史的スピーチ「I Have A Dream(私には夢がある)」で有名なワシントン大行進からちょうど50年。ワシントン大行進へのリスペクトも込め、9月22日(日)13時から新宿で『差別撤廃東京大行進』が行われる(リンク先後半の著名人の賛同メッセージ集がGOOD!)。コリアタウンで「朝鮮人を殺せ」と拡声器で叫ぶレイシスト(差別主義者)と直接対峙するのは抵抗があるという方、こちらのピースマーチであれば差別反対のメッセージを込めて歩くだけなので参加しやすいかと!いま暴れ回っているレイシストを黙認すれば、必ず事態は悪い方にエスカレートする。
・日本の人口は約1億3千万人もいる。そのうち、レイシストが叩いている在日韓国・朝鮮人は約53万人で0.4%しかいない。在特会などレイシスト連中はこの0.4%が日本を裏で支配していると言ったり、一般の外国人全体が持っている権利を在日韓国・朝鮮人だけが持っているかのようにデマを流している。本来、庶民の怒りは、欧米には存在しない長時間サービス残業(最悪の人権侵害であり現代の奴隷制度、少子化の真の原因)や、民主党政権の事業仕分けでも殆どスルーされた「特別会計予算約200兆円(純計額)の闇」に向かうべきもの。特別会計の天下り役人向けの無駄金、使途不明金をなくせば消費増税の必要ナシと色んな学者が指摘しており、社会改革を求めるエネルギーが向けられるべき本丸は霞ヶ関や経団連だ。レイシストは結果的にまんまとガス抜きさせられている。
/前から更新したかった2人の日本人の墓巡礼コーナーをアップ!一人は関東大震災の直後に発生した在日朝鮮人虐殺の嵐の中、警察署に逃げ込んできた在日300人の生命を命がけで守り抜いた横浜鶴見署の大川常吉署長(いわば在日の人にとってのシンドラー)。もう一人は、伊藤博文を暗殺した安重根の牢屋を、処刑直前まで見張っていた看守、陸軍の千葉十七上等兵。当初、千葉は伊藤博文の仇として安のことを激しく憎んでいたが、日々の会話を通して安の理想主義と気高い精神に感銘を受けた。そして安の絶筆を日本に持ち帰り、毎年法要を重ねた。今は千葉の墓前に安の絶筆碑が立つ。大川署長と千葉上等兵の存在は、現在の排他的なレイシストとは真逆のもの。多くの日本人、そして朝鮮半島の人々に、彼らのことを知ってもらい、相方の教科書に載せて欲しいと思っている。※画像下のリンク先に詳細!
大川署長の墓詳細 千葉上等兵の墓詳細&安の絶筆碑

※在日韓国・朝鮮人の特別永住許可は歴史的背景から生まれたもので、日本側に大きな責任がある(韓国をなかば武力併合し半島経済のオイシイ部分を日本人が独占。韓国にも併合を求めていたグループはあるが、あくまでも“対等合併”を前提にしており吸収ではない。日系の大地主が膨大な農地を二束三文で奪い貧農が激増。結果、豊かな日本に逃れたり、日本軍と契約した業者に娘が“奉公”で応募し、騙されて慰安婦にされたりした。軍は騙されていると分かっていながら解放せず、そこに強制性があったと国際社会が非難している。世界は連行した方法なんか問題にしていない)。
//今日の朝日新聞別紙に掲載された荒木先生のロングインタビューは読み応えがあった!特に「ジョジョには主要な登場人物が死ぬ場面も多いですね」と聞かれたときの荒木先生の言葉が印象に残った。→「いっつも泣きながら描いてます。死ぬ場面は本当につらい。“ああ、はかないな”と」。“はかなさ”、それは本当に作品から感じる。あんなに頑張って生きていたのにって。大抵は何かを伝え残すから、完全な不幸ではないんだけど、それでも、はかないものは、はかない。あと、荒木先生の最新の仕事スケジュールが判明!データをまとめると次の通り→
★週休2日で金土は休み。朝10時に起きて11時に仕事を始め、昼休みを2、3時間ほどとって毎日ジムに行く。姿勢を伸ばさないと腰痛や腱鞘炎になるためで、毎日3キロ走っている。夜12時に仕事を終え、午前2時から3時に寝る。睡眠時間は7〜8時間。(毎日3キロのマラソン!)
 9月13日…今月22(日)に大阪で若手ジョジョ芸人の爆笑ネタ合戦『ジョジョライブPART3』が開催されます!僕は第1回、第2回、共に観覧しましたが、マジでめちゃくちゃ面白かったデス!第3回はちょうど出国と重なって観られないのが本当に残念無念。出演者のジョジョ愛はハンパなく、一人でも多くのジョジョファンに観て欲しい。80席のうち既に50席が売れており、残席は半分を切りました(前回も当日券ナシ)。迷われてる方、お早めに!
//PS3の『ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル』、発売から2週間でようやくキャンペーンモードの全コスチュームをゲット。色々と着せ替えて楽しんでます。以下は、格ゲーが超ドヘタな僕の感想(長所と短所)。
●長所…ずっと待望していた、部の垣根を超えたキャラ対決(ジョナサンVSプッチ等)が可能!スタンド使いVS柱の男なんて、そんなゲームができるとは思わなかった!すべてが夢の対戦カード!ストUの波動拳を出せなかった僕としては、弱ボタン連打やL1ボタンだけで必殺技が出るのは超有難い。初期段階で31人もキャラが使えるのも、カプコンの3部格ゲーが約20キャラと考えると有難い。そして何よりグラフィックが美しい!特徴のある荒木先生のタッチをうまくモデリングに取り込んである。キャラごとのポージングや挙動にバリエーションがあり、どのシーンも原作にあったものでこだわり感じた。各所に散りばめられた小ネタも楽しい。
●短所…発売前、PVの出来映えが絶賛され、ファミ通が満点を出すなど、神ゲー誕生かと浮き足立ってたのに、アマゾンはまさかの星2つ。しかも最多はぶっちぎりで星ひとつ…。この現状はファンとして誠に残念。ユーザーの怒りを買っているのは、お気に入りキャラをカスタマイズしたりストレスなく遊ぶためには「課金が必要」ということを発売直前まで隠していたこと(ホント、早く言えば良かったのに…)。当初、無料で遊ぶためには20分経たないと次の戦いに進めなかったのが、その後に5分間に改善された…が、違うモードや他のゲームで遊んだりすると20分に戻ってしまうので、ゲーム機をON状態のまま遊ばずに放置するという、なんだか理不尽な状態に。苦労してボスキャラを倒したのに、体力ゲージをちょこっとしか削れないのはキツイ。なんか、エルメェスばっかり出てくるし。あと、ゲームバランスにも苦情が出ているけど、格ゲーでもキャラゲーでもなく“ジョジョゲー”ということで、圧倒的な差があってもそれはそれで楽しめた(もちろんバランス崩壊は少ない方がいいけど)。来月には2度目のパッチ修正があるし、個人的にはバランス面はさほど気にならない。
希望としては、せっかく勇気を出して接近&投げをしているので、投げダメージはもっと大きくして欲しいな。それとストーリーモードにせめて該当シーンのイラストを入れて欲しい。ムービーならベストなんだけど…。
ただ、僕はこのゲームに甘いです。トロットロに甘いです。26年前の連載第1回からのファンなら分かると思う。今でこそ、ジョジョはアニメになったり、グッズがウルトラ充実しているけど、それは本当にここ数年の話!それまで世の中に3部と5部の僅かの商品を除きジョジョグッズは無いに等しく、ファンは20年近く飢えに飢えていた。喉はカラッカラ。そのあまりに長すぎた冬の時代を知っているから、ゲーム(ASB)の中で康一君やジャイロ、ワムウを動かせるだけで無上の喜びを感じてしまうんだ。声優さんたちの演技も素晴らしいし。あと、以前に開発の松山さんと飲んだときに、大人の事情のことで悩んでいるのを見ているからってのもある。/とにかく、バンダイナムコはセールスのやり方を間違った。50万本が売れて現金を手にしたとしても、これでは後が続かない。ゲーム界からもジョジョ人気を後押しするはずが、異なる結果になっている。課金ナシ、ムービーあり、隠しキャラ2ケタとかだったら、CC2もバンナムもここまで批判に晒されなかったはず。そして続編のASB2の話もすぐに出てきただろう。だが、今の状況ではムーブメントが広がらない。これではキャラを動かすため最前線でジョジョ愛を込めてきた現場スタッフが浮かばれない。ここは、未来を考え、少しでもASBの評価を上げるため、ゲームバランスの修正を続けると共に、以降のDLCキャラは無料、キャンペーンモードのボスは体力の復活なし、ごま蜜ゲージは常時MAX、ワンチェンからのまとめ買い解禁、これくらいやって離れてしまったゲーマーの気持ちを取り戻して欲しい。バンナムがCC2を救わなくて誰が救えるのか。マジ頼みます!※ちなみに僕はごま蜜30個セットを買った時に、ゲージに手動で反映させることを知らず、ボスとの10分タイムが切れそうになって焦ってもう1回ボタンを押し60個になったぜよ…そしてその日の午後、常時4倍制度が発表されたぜよ…。コスを揃え終わっても38個余っとる(笑)。
ジョジョASBトレイン!僕の前で
止まったキャラは徐倫だった!
先生のサイン入りポスターを見に
上野へ行ったら前日まで!(涙)
//「ハリー・ポッター」のスピンオフ映画「幻の動物とその生息地」の制作決定!しかも脚本はJ・K・ローリングさん!これは楽しみ!
//米国の音響技術者レイ・ドルビー氏逝去(12日)の速報が。ドルビー氏といえば、サラウンドやノイズ低減技術などで、世界中の映画ファン&音楽ファンの恩人だ。心から御礼を。
 9月12日…作家村上春樹氏がオーストリア人ジャーナリストの取材に答えた原発問題の見解が、温厚なイメージの村上氏にしては踏み込んだものになっていて驚いた。村上春樹氏いわく「東京電力の社長とか何人か、本当に刑務所へ行くべきだと思う。何より日本の検察庁が刑事告発しないのです。これはすごく変なことだと僕は思います。誰も責任をとることをしないのです。これは、すごく間違ったことと僕は思います」。東電の圧力が怖くて、ほとんど著名人は同じことを言葉にして言えない。心の中で思うだけ。村上氏のように世界的に名の知られている人物がこのように発言することで、検察が本気を出してくれることを期待したい。
/それにしても検察はどうしてこうも東電に甘いのか。国会の福島原発事故調査委員会が「フクイチ事故は人災である」と最終結論を出しているのに、検察は東電の言い分「津波も地震も想定外」を丸呑みし、『元役員ら全員不起訴』という結論を出した。なんだそりゃあ!全電源喪失の懸念は国会で震災前から問題にされていたし、耐震性の問題も脱原発学者が口を酸っぱくするほど繰り返し訴えてきたことだ。推進派はそれらに聞く耳を持たず、自ら警告を遮断しておいて「想定外だった」なんて、よく言えたものだ。これだけの大事故なのに、東電への家宅捜査無し、勝俣・東電会長ら幹部は1人の逮捕者もなしって、それこそあり得んだろ!汚染水漏洩なんか明らかに犯罪行為だ。リンク先の記事には「検察審査会への申し立てを想定していた検察側は、この告訴の扱いを福島地検から東京地検に移していました。このため、検察審査会は、当事者が住む福島ではなく、事故現場から離れた東京都民が審査するように画策しました」とある。本当なら、どこまで福島県民を愚弄するのかと、もっと国民全体が怒るべきだ。
僕は不起訴処分ありきの捜査に反対だ。2002年に政府の地震調査研究推進本部が、福島県沖を含む日本海溝の近辺で30年以内にマグニチュード8クラスの地震が発生する可能性が20%程度あるという長期的な評価を発表している。また、東電は08年に今回押し寄せた津波と同じ規模の最大で15.7メートルの津波が想定されるとみずから試算していた。それでも想定外というなら、東電の想像力の欠如であり、それこそ原発を扱う事業者として失格。政府の事故調査・検証委員会の委員を務めた作家の柳田邦男氏「検察の判断では、巨大津波が福島を襲うということが、当時の学会の通念に至っていなかったとしているが事故調査の立場からは、学会全体の見解でなくても先端的な研究をしている人が指摘していれば、十分な対策をすべきでなかったかということが言える。被害者の立場に立てば、多くの方が避難先などで亡くなり、今なお何万人もの人が帰れないという現実を前にして誰も責任を取らないのはなぜなのかという、非常に納得できない感情を持つと思う」。
/きっこ氏「日本の原発は自民党政権が国策として推進し、それに電力会社が従う形で進められてきたのだから、事故の責任は「自民党」と「電力会社」と「国民」だ。しかし、東電は事故の責任をすべてかぶせられ、国民は放射能汚染と電気料金の引き上げを背負わされている一方で、自民党は誰1人責任を取っていない」。
/国内に流通している中古車から高線量という記事。原発近くに放置された車のナンバープレートを付け替えて販売って…いくらカネのためとはいえ、やって良いことと悪いことがあるだろう。毎時110マイクロシーベルトの中古車を何度も除染して測定したが30マイクロシーベルトまでしか下がらなかったという。毎時30マイクロシーベルトって、1日2時間浴びれば、年間被爆線量は「国が避難を促す」目安の年間20ミリシーベルトを超えるじゃないか。もし半日乗るような仕事だったらどうするんだ。あと新築の家やマンションの建材も、放射能汚染を調べる必要があるとのこと。車も家も、狭い空間で被曝し続けることになるからだ。
/日本政府が安倍首相の国際オリンピック委員会(IOC)総会での発言「汚染水を完全にブロックしている」を誤りと認め、「問題ないレベル」に訂正。東京開催が決まってから、わずか3日で「首相発言は勘違いでした」と言われて、スペインやトルコは納得できるのかな。
 9月11日…もうNYの悲劇から12年。東日本大震災からも2年半。
/フクイチ原発事故の避難民は約15万人。「避難者向け復興住宅は計画3700戸、そのうち着工はゼロ」というニュースに目が点。もう震災から2年半も建ってるのに、着工ゼロなんて行政は無能すぎる。政府や官僚は何か根本的なところで間違ってないか。汚染水対策のことだって、オリンピック予算が4500億円で、汚染水は470億円って、そこは逆にしろよ。海外のすべての太平洋岸の国が心配しているのに…。
//労働者の基本給は14カ月連続で下がっているのに、安倍首相は消費増税を強行する気らしい。モノなんか買えない。アベノミクスはデフレ脱却を目指してきたはず。だが大増税は家計を直撃し内需拡大にはなり得ない。月間の消費30万の家庭なら、消費増税10%で年間18万円の負担増。18万はでかすぎる。1ヶ月の給料が消し飛ぶようなもの。勘弁してくれ。/ウォールストリートジャーナル「賃金が伸び悩む中、ここ数カ月は消費意欲の減退傾向が見え始めている」。消費増税、断固やめるべし。タイミングが悪いし、まだ天下り&無駄金の根絶をやってない。
//平安末期の僧侶・俊寛の自筆書状なんて存在していたのか!知らなかった!平家・清盛に対するクーデターを画策した反骨の僧侶。/海外ではゴッホの風景画が新たに発見された。死後123年ぶり。
 9月10日…フクイチから漏れ出している毒性が強い放射性物質「ストロンチウム」のヤバさを、多くの人は知らない。だがそれは、どういう物質か説明しないメディアに責任がある。セシウムは体内から100日ほどで出て行くけど、ストロンチウムはカルシウムと性質が似ているために、人体が積極的に取り込んで骨の中に溜め込んでしまう。そして、白血球を作る骨髄を体内から攻撃するため、ガンや白血病を引き起こす。半減期は約30年と長く、その間ずっと攻撃が続く。さらに、水に溶けやすく生物濃縮が容易に進み、多くの魚が被害を受ける。やっかいなのは骨に入ったストロンチウムの放射線は、ガイガーカウンターで体表から計ることができないこと。生物の外から測れない。骨を取り出して調べねば分からず、鮮度が大切な魚を扱う市場で、そんな手間のかかる調査は難しい。絶対にタンクから出してはいけない放射性物質だ。※ちなみにセシウムは筋肉に溜まるため心筋梗塞の危険度をあげる。放射性ヨウ素は甲状腺に蓄積、プルトニウムは肺に蓄積、放射性物質のタイプによって溜まる場所が異なる。
//早くもネットの大型掲示板等では、放射能汚染水の件で政権を批判する者は、東京五輪を妨害する非国民っていう書き込みがチラホラ。日本社会特有の「同調圧力」で、“祝賀ムードに水差すな”と。このように汚染水批判が封印される流れは、文献で見てきた先の戦争に突入する流れを彷彿。日本が好きだからこそ、汚染水問題を真剣に考えているんだけどな。
 9月9日…日本のSF漫画&アニメの金字塔『AKIRA』(大友克洋作)。物語の舞台は2019年の東京。翌年に東京オリンピックが開催されるという設定で、劇中には「東京オリンピック会場建設地」という看板などが描かれている。『AKIRA』の連載開始は1982年。実に31年も前に2020年の東京五輪を予言していたことに。大友先生も驚いていらっしゃるのでは。細密な風景やメカ描写など、リアルな世界観が海外でも高い評価を受けている同作は、これでさらにリアリティーが増すことに!(でも第三次世界大戦の予言はハズレて欲しい)
//なぜフクイチから遠く離れた江戸川が汚染されてしまったのか。こちらのブログ主さんの記事『地下水脈から考察する関東・東京の汚染ルート』、よく調べられてます。関東在住の方は土地勘があるので、より分かりやすいのでは。
 9月8日…2013東京五輪開催決定。56年ぶり2度目。暗い話題が多いなか、めでたいニュース…ではあるんだけど、心配なのは安倍首相がIOC総会・投票前の最終プレゼンで、世界を相手に「汚染水による影響は福島第一原発の港湾内の0.3平方キロメートル範囲内に完全にブロックされています」と断言していること。実際は福島県沖20キロで獲れたアイナメから1キロあたり2万5800ベクレル(国の基準は1キロあたり100ベクレル)が検出されてる。連日のように何百トンもの高濃度汚染水が漏れ続けているうえ、昨日の日記に書いたように港湾内の海水の約半分が1日で湾外と入れ替わっている。汚染水以外でも事故の影響は今も続き、今年6月には江戸川(千葉・東京)で獲れたウナギから基準値超のセシウムが検出され出荷自粛になっている。嘘のプレゼンで五輪開催を勝ち取って、後で国際問題にならないのか。いずれにせよ、五輪開催を汚染水封じ込め作戦の追い風として、政府・原発業界に早急な対策を求めていきたい。※経済学者の田中秀臣氏いわく「東京オリンピックセカンドの経済効果は3兆円たらず。対して消費税増税の負担増は、少なくとも10兆円だということをいっておきたい」。
/なんにせよ、先に楽しみがあるのはいいこと。7年後という距離感も良い。消費増税が延期になり、フクイチの事故が収束し、五輪が実現するのがベスト。
 9月7日…昨日の日記に宮崎監督引退会見の外部リンクを貼りました。
//本日深夜に五輪の開催地が発表される。開催地に決まるメリットは、外圧でしか積極的に放射能汚染と向き合おうとしない安倍政権へのプレッシャーとなることや経済波及効果、デメリットは消費増税が確定すること。逆に落選すると汚染水対策がグダグダになる恐れがある一方、消費増税は延期されるかもしれない。とにかく、安倍首相がどんな科学的根拠で「あと7年で原発事故は解決する」と豪語しているのか知りたい。どんな魔法を使って2020年までに収束させるというのか。それから管官房長官が「汚染水の海への影響は第1原発の港湾内だけ」と言ってるけど、現地を調査した東京海洋大の神田穣太教授学者は「港湾内の海水の44%が1日で湾外と入れ替わる」と今年3月の時点で指摘している
 9月6日…今日の宮崎駿監督の引退会見。印象に残った言葉がいろいろあった。「ジブリを作ったときの日本を思い出すと、浮かれ騒いでいる時代だったと思います。経済大国、日本はすごいんだと。そういう時代です。それについて僕はかなり頭にきていました。でないとナウシカなんて作りません。でも、ナウシカ、それからラピュタ、トトロ、魔女の宅急便と、経済は勝手ににぎやかだけど心の方はどうなんだと、そういうことをめぐって作ってきました」「アニメーションは世界の秘密をのぞき見ることで、風や人の動きやまなざし、体の筋肉の動きそのものの中に世界の秘密があると思える仕事なんです」。参院選の直前に「改憲反対」のガチ・メッセージをジブリから発信したことは、背景に護憲派の鈴木プロデューサーが右翼から脅迫された事件もあったとのこと。とにもかくにも、お疲れ様でした。※会見書き起こし全文(外部リンク)
/以前に宮崎監督は“作りたい映画”として、芥川龍之介が探偵になり晩年の漱石が助言するという作品と、『紅の豚』の続編『ポルコ・ロッソ/最後の出撃』をあげていた。ポルコは“サボイア・マルケッティSM79爆撃機”に搭乗する。既に機体まで決まっており、僕はなんとしても観たいんだけど…!
/本日急遽『紅の豚』がオンエアされることに。この映画についての僕のコラムはこちら
//外部コラム「日本は得意の“無責任体制”です」。悲しいけどホントその通り。
//世界の要人が集まる超重要な会議“G20”が始まったけど、ニュース映像に安倍首相の姿は無い。初日だけ出席してオリンピック招致のためアルゼンチンに行ってしまったから。汚染水やシリア問題など火急の案件がたくさんあるのに、G20参加国はビックリだろう。。優先順番、それでいいのか。
 9月5日…僕は無闇に放射能の不安を煽りたくはない。でも放射能汚染が地下水に達したニュースは、世界が驚愕する大きな事件。地下水は太平洋と直結しているからだ。汚染水の太平洋への垂れ流しは、凍土壁が完成するまで最低2年は続く。しかも凍土壁はまだどれほど有効か実験中。なぜ事故直後から、この対策を始めなかったか。京大の小出教授はずっとこうなると言い続けてきたし、多くの脱原発ブログは小出教授の意見を伝え続けてきた。それなのに、NHKは討論番組に一度も小出教授を呼ばず、朝ナマですら小出教授をスルー。原発大賛成の読売・産経が小出教授を無視するのは分かるけど、中立であるべきNHKが最も理性的・科学的に警鐘を鳴らしてきた小出教授に公共放送で喋らせないってのが頭に来る。日本は国際社会からの好感度が高いけど、太平洋の魚を汚染すれば、好感度は地に墜ち世界中から猛パッシングされる。漁師はどうなるのか。津波の被害と異なり、放射能汚染水の問題は、完全に政府と東電の怠慢による人災であり(事故後に株価の暴落を恐れた東電がカネをケチって消極的対策・被害拡大)、それを許してきた日本人全体の責任と判断される。僕らは事故後、やるべきことをやらずに人類の宝である貴重な太平洋を汚染した。※こちらのサイトが汚染水問題を分かりやすく説明。なぜ政府が世界中に救援を求めないのか理解不能。五輪の開催地決定が迫っているから?そういう態度がヒンシュクを買っていることがなんで分からないかな。
//財界の護憲派、元日本火災海上保険(現日本興亜損害保険)社長の品川正治氏が先月29日に死去。享年89。品川氏は戦時中に召集されて中国戦線に送られ、多くの戦友が死亡し自身も負傷した。その経験から憲法9条の堅持を主張し、武器輸出三原則の緩和に反対。経済同友会終身幹事という経営者サイドであっても、戦争で悲惨な体験をした人は護憲派が多い。安倍首相とその取り巻きの保守右翼(石原元知事)など、戦争体験のない者が軍拡&9条改悪に熱心。
 9月4日…ジョジョASBゲーム、もうちょいやりこんでから感想を書こうと思ったら、課金批判を受け急展開に。フーゴDLCが無料、エネルギー回復量常時4倍がデフォとな!
//速報『タンクの放射能汚染水が地下水に到達か』。おい…!ずっとこのことを警告していた脱原発派の学者や市民を嘲笑して「放射脳」とか言ってた推進派、どうするんだよ。脱原発派はずっと遮水壁など早く工事するよう訴えてきた。それなのに、推進派が東電や政府を甘やかすから、タンクは手抜き工事、汚染水対策は後手後手という最悪の事態に。国民は怒りが足りない。足りなさすぎる。
/五輪招致委員会の竹田恒和理事長が海外メディアの取材に答えた内容も酷い。「福島は東京から250キロ離れており、皆さんが想像する危険性は東京にない」。なんという東京目線。それ、福島の人の前で言えるのか。東京さえよければ良いのか。※しかも竹田理事に対する英国人記者ダンカン・マッケイ氏の意見は「東京の答えはいつも同じ。250キロというのはないに等しい距離。委員を説得できるとは思えない」。完全に逆効果。危機意識の欠如に海外が呆れるだけ。
 9月3日…パキスタンで女性が教育を受ける権利を訴え、イスラム過激派に頭を撃たれて重傷を負った少女、マララ・ユスフザイさん(16歳)。今日、英国の図書館の開館式でスピーチ。「英国では、6、7歳の子どもでも私よりも多くの本を読んでいます。これから私は何千冊もの本を読んで、たくさんの知識を身につけようと心に決めました」「1冊の本、1本のペン、1人の子ども、1人の教師で世界は変えられる。世界に平和をもたらすのは教育しかありません」。凄い16歳
//英BBC「汚染水の量は(日本政府と東電に)信じ込まされてきた数値よりはるかにひどい」(リンク先前半で言及)。
きっこ氏「日本の原発は自民党政権が国策として推進し、それに電力会社が従う形で進められてきたのだから、事故の責任は「自民党」と「電力会社」と「国民」だ。しかし、東電は事故の責任をすべてかぶせられ、国民は放射能汚染と電気料金の引き上げを背負わされている一方で、自民党は誰1人責任を取っていない」。正論!
//実写『ガッチャマン』が大コケか。理由は原作の改悪とキャスティングのミス。アニメや漫画の実写化がコケる時は、必ず「無茶な設定変更でファン激怒」と指摘されているのに、なんで業界は同じミスを繰り返すんだろね。『ヤマト2199』もどんどん旧作が離れた超展開に(第7章を観に行って椅子から転げ落ちた)。ジョジョアニメが原作に忠実で本当に良かった。
 9月2日…東京であまりにいろんなことがあり、出来事を整理してから書きます。すべての出会いに感謝!※山手線のジョジョASBトレイン、無事に乗ることができた!感動!






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