〜ジョジョ立ち教室・プレゼンツ〜
ジョジョの奇妙な冒険・感涙名場面50選(3)

第4部後編

【50選】 1部 2部 3部 4部前編 4部後編 5部前編 5部後編 6部前編 6部後編
【ミニ・コラム】 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15

(それぞれのシーンを具体的&詳細に研究する以上、完全ネタバレになります。未読の方は御注意を!)
※文章は左→右読みですが、画像は右→左読みでお願いします!

当コーナーは荒木飛呂彦氏&集英社とは一切関係が
なく、作品の著作権は荒木氏及び集英社に帰属します


(シーン26)44〜45巻 早人の孤独な戦い

父親がなぜか署名を書く練習をしていたり、苦手の椎茸を食べていたり、何か行動が怪しいと思った早人は
尾行を始め、ある日カップルを爆殺する瞬間を目撃してしまう。「誰なんだ…あいつは!?」自分の父親が他人と入れ替わっていることに気づいた早人は驚愕する。一方、吉良も早人の疑惑の目に気づき抹殺を試みるが、早人は“犯行ビデオを隠している、僕を殺せば場所は分からない”と逆に脅迫する。
「何だとォー」「僕に手を出すなーッ!いいなッ!」「小僧!きさま私を脅すのかッ!」「ママにも手を出させないッ!」。
精神的に追い詰められた吉良は、“矢”に再度刺されることで新しい能力「バイツァ・ダスト」を手に入れた。これは早人自身を爆弾(地雷)にし、吉良の正体を暴こうと早人に接近した者は、質問しただけで爆殺されるという恐ろしいもの。しかも、爆発と同時に時間が巻き戻され、吉良にはより安全な朝が訪れる極悪能力だった。

翌朝(※吉良の話ではこの時点で既に3度目の朝)。露伴は早人の父が吉良ではないかと核心に迫りつつあった。そして登校中の早人に対しヘブンズドアーを発動する--彼の記憶には『岸部露伴も殺された』とあった!過去形!ヘブンズドアーには予知や予言の能力はなく、相手が過去に体験したことしか分からない。露伴が
動揺した瞬間、バイツァ・ダストのスイッチが入り露伴は爆死する(天に昇る露伴を見る鈴美さんの涙は悲痛極まりなし)。

4度目の朝、今度は承太郎、康一、億泰、そして朝寝坊をしたという仗助ら4人と出会う早人。早人は自分の喉にカッターを突き刺した「僕が死ねばもう誰も死ななくてすむ!“爆弾”の僕が死ねばいいんだ…!この4人への攻撃はストップされるッ!」。だがカッターにキラークイーンがまとわり付き、喉を刺せない。“自殺も出来ない…僕が死んだら困るからだ…”。キラークイーンの姿を見てしまった4人は、一瞬のうちに全員爆死した(まさかの主人公チーム壊滅!!)。




右から承太郎、康一、仗助、億泰。
あのDIOを破った承太郎までが、吉良
に殺られてしまった!読者絶句、
恐るべし吉良吉影&キラークイーン!
露伴の魂が空へ…
4歳の頃の露伴の命を
救った事があるだけ
に衝撃は大きい
互角に渡り合う早人!普段は通学に
黄帽をかぶってる小学5年生



5度目の朝。自分で吉良を倒すしかないと覚悟した早人は、ランドセルに猫草を忍ばせる。露伴や仗助たちが爆死する前に吉良を倒すべく、屋外で吉良に猫草の空気弾をお見舞いした!命中ッ!だが不運にも胸ポケットの時計に当たり致命傷にはならなかった。
吉良「(猫草を使うなんて)この“朝”を少なくとも4回は往復しなければ思いつかないアイデアだ…!」。4回も時間が戻るほど敵が排除されたのであれば、その中に承太郎や仗助たちも含まれているだろうと吉良はほくそ笑む。「誰を殺してきた?ン?お前は猫草のことを知っている…もうこれ以上この“朝”を戻らせるのは危ない事だ…フフフ、また攻撃されるからな…。そいつらが死んだ後で、いったんパイツァ・ダストを解除する!」。承太郎たちが消し飛んだ世界で“解除”すれば、吉良は“平穏な生活”を手に入れ完全勝利となる。

嬉しさのあまり高らかに叫ぶ吉良「バイツァ・ダストは無敵だッ!この“吉良吉影”に運は味方してくれているッ!フフフフフフ!」。すると、吉良の背後に驚愕した仗助が立っていた!事前に早人がモーニングコールをかけて起した仗助が、吉良が自分から『吉良吉影』と正体をバラしたのを聞いていたのだ。早人は電話のベルを鳴らしただけで一言も吉良の話をしなかったので、バイツァ・ダストは発動しなかった!
吉良を指差す仗助「てめー、今、確かに“吉良吉影”っつったよなあぁ〜!!ドラアッ!」バゴッ!吹っ飛ぶ吉良。「ドラララララ!」吉良は本体防御の為に早人のバイツァ・ダストを解除してキラークイーンを呼び戻さざるをえず、この“朝”では死亡予定時刻を過ぎても露伴は爆死しなかった!
自分の実父を殺され、そのうえ犯人が父と入れ替わっている事実を知っても、誰にも相談することが出来ず
独りぼっちで戦い続けて来た早人が、ついに仲間を得て運命に勝った(克服した)決定的瞬間だった!






「運命」に勝つことは4部
〜6部共通のテーマだ
仗助に本名を聞かれてしまった あまりに余裕をブッこぎ過ぎの吉良

※この後、先を読んだ吉良が猫草をキラークイーンのボディに取り込み、自分の爆弾能力と空気弾を融合させる。ヤバすぎ。結果、仗助に加勢した億泰が最初に被弾し致命傷を負う。仗助はすぐに億泰を治療しようとしたが、億泰の体が起爆スイッチ化していることが分かり、触れることが出来ない(自分が爆発してしまう)。地団駄を踏む仗助。すると早人が「億泰さんを救う方法がある!僕が触ればいいんだッ!」と接触し爆発で吹っ飛ぶ。間髪を入れず仗助がクレイジー・ダイヤモンドで早人を治した。たまげたのは仗助。「プッツンしてるぜ〜川尻早人…おめーのそのブッ飛んでる根性…まじに小学生かよ…小僧〜!!」

承太郎たちを守るために自害しようとしたり、億泰にセットされた爆弾を自分の体で受け止める早人。歴代主人公に匹敵する強靭な精神力、捨て身の自己犠牲に圧倒されまくり。早人のスーパー小学生ぶりを見てみると、ワムウにも勝てそうな気がしてきた。いーや、必ず勝てる!

仗助が速攻で治して元通りに。
早人の勇気に、ただただ脱帽!
ドグォバァー!! 触れると爆死すると承知でタッチ



(シーン27)46〜47巻 吉良との極限死闘に決着!! (注)画像は右→左読み

猫草搭載後のキラークイーンは恐ろしく強かった。空気弾には「接触弾」「着弾点火弾」の2種類があった!前者は最初に当たったものを爆破するもの(単純だが被害は絶大)、後者は手動で点火するもの(どんなガードも突き抜ける)。重傷の億泰を抱えている仗助は素早く移動できない。そこを2発目の「着弾点火弾」が襲う。
ガードは無効化される…絶体絶命だ。
早人は焦る「早く逃げてッ!仗助さんッ!その負傷!次!爆圧を食らっただけでも致命的になるッ!」「ドラァッ!」仗助は傷口から流れる自分の血をクレイジー・D(=ダイヤモンド)で水圧カッターのように飛ばし、空気弾を切断した。血液カッターは吉良自身まで届きその左肩を切った。「フン!」鼻で笑う吉良。空気弾はキラークイーンの能力で固定されており、2つに分裂しただけでしぼまなかった!細切れになろうが飛んで行くのだ。点火!ドオン!
爆発の直前、仗助の体が後方に引っ張られた。彼は最初の攻撃で体内にめり込んでいた“道路の破片”を元に戻すことで、ギリギリで直撃を避けたのだ。

早人は苦渋に満ちた表情で“億泰を置いていけ”と仗助に言う。クレイジー・Dでとっくに治しているのに目を覚まさないからだ。「億泰さんを抱えていては追い詰められて、必ず攻撃を食らってしまう…!」「億泰とは気が合うんだ…おめーには分かんねーだろうが、こいつはオレの友達なんだ…!」「そんな事言ってるんじゃあないッ…もう億泰さんは…」「や…やめろ…それ以上言うな…」「あいつを倒す事を考えてッ!」。吉良は芸術的ともいえる自分の攻撃がことごとくかわされムッとしている「“治す能力”…気に入らん。私の“心の平和”にとって
最も恐れるべきだったのは承太郎ではない、あいつだったのだ!」吉良は会社にケータイをかける「15分ほど遅刻します」。--雨があがった。






激戦の合間に詩的な
コマもあるのがJOJO
仗助と億泰はもともと敵同士
だったことを考えるとグッとくる
「フン」
かろうじて肩にダメージ
なんと腹に猫草がッ!


死闘は続く。仗助は接近戦に持ち込んだ方が有利(キラークイーンが発動する前にパンチを叩き込める)と判断し、付近の無人の民家に逃げ込んだ。仗助は、吉良が彼らの位置を確認する為に、室内を覗き込んだ瞬間にドラドラ・ラッシュを叩き込むつもりだ「どこから…入ってくるか?…だ」。早人が壁際で周囲を警戒していると、目の前に空気弾が入ってきた「え!?な…に…!?」。弾は早人を無視して真っ直ぐ仗助に向かった「見える
ハズないのに!」「グレート」。逃げる仗助を正確に追尾する空気弾。「謎だがオレの位置をヤツは完璧に把握しているぜッ!」直撃まであと1メートル!仗助は逃げるのを止めた「野郎!どうやって見ているのかは知らねーが…てめーに追われるなんて事は、最初っからやりたくねー事だぜッ!」。仗助は側の大きな花瓶を割り、
手の平ほどのガラス片を外に向けて弾いた。

「よし!仗助に着弾ッ!点火ッ!」カチッ!ドグオオンッ!ドス!ドス!仗助の左足と左脇腹に大きな木片が突き刺さり、彼は吹っ飛んだ。同時に仗助の放ったガラス片が吉良に飛んできた。「ム!ガードしろッ!キラークイーン!(ガラス片は弾かれた)おっと危ない危ない…最後まであきらめず一矢報いようとする精神力…だからお前には近づかないんだ…東方仗助…」。早人は満身創痍の仗助を守るべく、家の奥にかくまおうとする。「オレを引っ張る方向が…“逆”…だぜ…」「え?」「そっちじゃねえ…吉良吉影のいる方向だぜ!」息を呑む早人。「オレのクレイジー・Dは自分の傷は治せない…だが『固まった血』なら…体外に流れ出て『固まった血』ならよォ〜ただの『物体』だ!もう自分のじゃねえ!簡単に集めてくっつけられるからなぁ〜!」こう話す仗助の顔から凝固した血がパラパラと落ちている「オレの“自動追尾弾”だぜ…」。

ドボォォォ!「ブッ!」外では吉良の体に、先ほどガードした筈のガラス片が突き刺さっていた。実はこのガラス片には仗助がクレイジー・Dで自分の血を閉じ込めていたのだ。そして、序盤の戦闘で血液カッターを吉良に浴びせて血のシミをつけていたので、ガラス片の血はひとつに集まろうとして、ブーメランのように吉良に戻ったのだ。ガフッ!吉良は口から血を吐き倒れた。

なんとか体を起した仗助は、吉良がケータイを持っていることを見逃さなかった。潜んでいた吉良の父が、ケータイで息子に仗助の位置を報告していたから正確な爆撃ができたと、すぐさま見抜く!
外では吉良が負傷しながらも“仗助のダメージは自分より大きい!あと一発撃てば勝利だ!”と超大型の空気弾を発射していた。屋内では仗助が吉良の父を発見し、ケータイをとりあげている。空気弾は吉良の父の側で大爆発した。

「フハハハーッ!やったかッ!!」仗助を倒したと思って喜ぶ吉良。そこに再び仗助の自動追尾弾(ガラス片)が直撃する。前のめりに突っ伏す吉良「こ…こんな…事が…これは…何かの…間違いだ…植物のように平穏に生きたいと願う…この吉良吉影の人生に…こんなヒドイ事が…あっていいはずがない…はッ!」目の前にボロボロの仗助が立っている!「射程距離内に…入ったぜ…吉良吉影…」。見守る早人“つ…ついにヤツに近づけたぞ…接近戦だ…一瞬で決着はつく!でも、仗助さんはもう、本来なら立ってるなどできないハズだ”。至近距離で向き合う両者。「東方…仗助…」「出しな…てめーの…キラー…クイーン…を…」睨み合う2人。ドドドドド。




互いに死力を尽くした一騎打ち!
(効果音「ドヒャァ〜ッ」)
ついにここまで近づいたッ!

ブーメランのように!


「キラークイーン!」「ドラアアーッ!」クレイジー・Dの左ストレートが吉良の顔面に決まった!ブシュウーッ!
吉良は仗助を爆弾に変えようと指先を伸ばすが、ドラドラ・ラッシュで触れることさえ出来ない。“やられる…この吉良吉影が…やられてしまう!”。だが次に青ざめたのは仗助だった「ク…クレイジー・Dの拳が!当たってね〜ッ!」なんと猫草が空気クッションを作ってキラークイーンのボディを守っていた!「ギャースッ!」猫草は自分が攻撃されたと思って本能で攻撃を防いでいた。そして再び発射された空気弾。「“接触弾”に変えたッ!触れるだけで吹っ飛ぶッ!この至近距離!仗助!お前の今のそのダメージ…!お前にはこれを…かわす体力はないッ!」。絶叫する早人「仗助さんッ!ガラス片でも木でも何でもいいッ!ぶつけて防御してッ!」だが仗助に、もうそんな力は残されていなかった。崩れるように両膝を地につく。「勝ったッ!私の“人生”は“最悪の時”いつもそうなんだ…『運』はこの吉良吉影に味方してくれるんだッ!」。

ガオン!「!?」今まさに仗助に命中しようという空気弾が瞬間移動し消滅した!「き…貴様は!」「てめーは…」「あ…あなたは…!おっ、億泰さんッ!」「いっつもよォー不思議に思うんだぜェ〜、オレのこの“ザ・ハンド”の“右手”よォ〜、削り取ったモノはいったいどこへ行っちまうんだろう?ってなあ〜っ!」。億泰は“暗闇を
歩く、とても寂しい夢を見た”という。彼は夢で形兆と会った「兄貴についていく」「行き先を決めるのはお前だ」「…杜王町に行く」。自分で人生を選んだ所で目が醒めたという。仗助の瞳から大粒の涙があふれた「やかましい!生きてんならよォ〜、さっさと目を醒ませ〜コラァ〜ッ!!」。吉良がまた空気弾を撃とうとすると、
ガオン!ザ・ハンドが猫草を引っ張り出した!猫草はそのまま億泰がキャッチした。「なっ、何ィーッ!!」吉良、絶句。



おもむろに夢の話をする億泰に
押し殺していた気持ちが爆発
ガオン!
億泰のザ・ハンドが参上ッ!
全身から血しぶきをあげる仗助。
迫り来る空気弾。もはやこれまでか!

吉良が派手に空気弾を爆発させまくってたので、だんだん近所の住民が集まってきた。救急車や消防車も到着する。「見て下さいッ!あの人ケガしている!」そう言って承太郎と露伴に吉良を指差したのは康一だった。
周囲を見回して動揺する吉良。早人は言う「お前に味方する『運命』なんて…お前が乗れるかどうかの『チャンス』なんて…今、ここにある“正義の心”に比べれば、ちっぽけな力なんだッ!確実にここにある!今確かにここにある『心』に比べればなッ!」。
吉良はつんのめって倒れた「夢だ…これは…夢だ。この私が追い詰められてしまうなんて…きっと…これは夢なんだ…」。康一「じょ…仗助君のあの負傷…」露伴「既に闘いは始まっていたという事か…という事は」承太郎「こいつが“吉良吉影”!」。

チェック・メイト!手前左から億泰、仗助、早人、吉良、露伴、康一、承太郎!読者の心拍数MAX!
この場面にセリフはないが、“とうとうここまで来たか”と感無量になる超印象的なカットだッ!!

その時、吉良をガス爆発の負傷者と思った女性の救急隊員が駆け寄った。吉良はすぐさま相手を爆弾化する。仗助「爆弾に変えて…“人質”だと〜!」。吉良が“自分は48人を殺した殺人鬼だ”と女性に話し始めたのを見て早人は驚愕する「たっ、大変だッ!『バイツァ・ダスト』が始まるぞッ!今!ヤツをやっつけないと!“あの女の人以外”!ここにいる全員が吹っ飛んでしまうんだーッ!」。承太郎「まずいぜ!ここで時を止めてもヤツまでは遠すぎる…間に合わねえッ!」。仗助「承太郎さん!“時”を止めろッ!キラークイーンのスイッチを押させるなッ!」。吉良「いいや!“限界”だッ!押すねッ!今だッ!」。

ズン!キラークイーンが指のスイッチを押そうとした時、突然手が地面にめり込んだ!「ACT3 FREEZE!
射程距離5mに到達しました。エス・エイチ・アイ・ティー!」
だが、吉良はまだ執念で押そうとしている「このクソカスどもがァーッ!!」「スタープラチナ・ザ・ワールド!」ドォーン!時は止まった。「康一君…君は本当に頼もしいヤツだ。この町に来て君と知り合えて本当に良かったと思ってるよ…。そして、やれやれ、間に合ったぜ…。オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」スイッチを二度と押せないよう、手をバキボキに砕いておく。
「“時”は動き出す」「うげああああーっ」ドッパーッ!血煙をあげて吹っ飛ぶ吉良「押してやる…押してやる…」。
吉良はうわ言のように繰り返している。
吉良が偶然落下した場所は、バック中の救急車の進路上。「おい、そこに誰か倒れているぞーッ!ストーップ!ストープッ!」ドグン!----即死だった。

救急車の下敷きに 「オラオラオラオラ!」メシャンッ! 正真正銘、最後の攻防!!

※この後、吉良は杉本鈴美のいる『死者の魂の通り道』で後ろを振り返ってしまい、けっして魂が安らぐことがない、亡者の暗黒の世界に落とされる。「何ィィィイイイイイイイイイイイイイイイイ」「裁いてもらうがいいわッ!吉良吉影」。鈴美は15年前に吉良の手で殺された、最初の犠牲者だった!彼女はアーノルドを抱きしめる「これでやっと…やっと行けるわね、あたしたち」。ラストは杜王町のスタンド使いみんなに見守られながら、彼女は
消えていく「ありがとう、みんな…。さようなら…みんな…」

杜王町の空に溶けていく鈴美


※単行本3冊にわたる長大なクライマックス。ジョジョ全巻の中で最長のノンストップ・バトルだ。覚悟はしていたけど、ものすごい長文になってしまった。でも、これでもハショっていて、原作はもっと激しく攻守が入れ替わるッス!形勢は逆転につぐ逆転!何度読み返しても手に汗をかいてしまうッ!(☆o☆)

皆が力を合わせる最後の戦いは、誰一人が欠けても勝てなかった圧巻の展開。早人が正体を暴く→仗助が満身創痍で瀕死に追い込む→億泰がキラークイーンのボディから猫草をザ・ハンドで取り出す→康一がACT3で吉良の手を重くし点火を封じる→承太郎がスター・プラチナ・ザ・ワールド&オラオラ→鈴美が「魂の通り道」で吉良を闇に堕とす。まるでひとつひとつの楽器が重なって作品になるシンフォニーのようだったッ!!



●ミニ・コラムその4〜岸辺露伴という男

ひとクセある個性的なキャラがたくさん登場するJOJO。中でも第4部に登場した漫画家・岸辺露伴は、高慢チキで子どもっぽい人格にもかかわらず、なぜか憎めない不思議な男だ。このコーナーは、名場面集では紹介できなかった露伴先生のユニークな横顔を3ヶ所ピックアップしたいッ!

・シーンA《40巻》カフェ・ドゥ・マゴで誘われる
いつもと同じく快調に原稿が進む露伴。「あんまり描きためると(編集部に)安っぽく見られるから、仕事はこれくらいにしよう」とペンを置き、カフェに足を運ぶ。店には仗助、億泰、由花子たちが先に来ていた。
丁重に断る
味方キャラでありながら、ここまで主人公を
見下している人物はそうそういない
・クソッタレ仗助
・あほの億泰
・プッツン由花子
みんなからお喋りしようと
声をかけられて…


・シーンB《41巻》イカサマをめぐる攻防
ジョジョ4部が他部とくらべてユニークなのは、コックがスタンドを料理に使ったり、透明の赤ちゃんや自称宇宙人が何をするのでもなく出てきたり、戦闘とは全く関係のない日常が描かれること。ヌ・ミキタカゾ・ンシ(地球名・支倉未起隆)は単純構造の物質になら自分の姿を変身できる能力者(吉良親父の矢が刺さらずに撥ね返された事や、他人のスタンドが見えない点から、本人が言うようにマジで宇宙人かも知れない)。
小遣不足でひもじい仗助は、未起隆が変身したサイコロで博打(チンチロリン)をして露伴からくすね取ろうとする。一方露伴は“仗助から金を取り上げるのは面白そうだ”と勝負に乗った。ルールは3個のサイを振り「1・2・3」が出れば負けで相手に2倍払い「4・5・6」なら2倍貰え、めったに出ない「1・1・1」「6・6・6」は5倍貰えるというシンプルなもの。仗助はサイコロに「1・2・3だけは出すな」といって振ると、未起隆はいきなり「6・6・6」(オーメン)を出した!焦ったのは仗助。最後にさりげなく勝つつもりがいきなりのオーメン!次に露伴が振ると今度は「1・2・3」が出た。仗助にはオーメン、露伴には1・2・3。露伴はチョ〜疑いの目で仗助を睨むと虫眼鏡を使ってサイコロをチェックするが、完璧な変身で見抜けない。“やりスギだッ!いくらなんでもこいつはヤベーよッ!”超ビビリつつ仗助が2度目に振ると再び「6・6・6」!!スウウウウ、仗助は額から血の気が失せる。













ドス!次のコマでいき
なり小指にペンを
突き刺す露伴ッ!!
コリャア愉快だ!
あり得ないよハハハ

「はッ!」露伴は黙って
ウーロン茶をすすって
いる。沈黙が怖い…
3回連続で超ラッキー!
…逆に血の気が引く仗助










逃げる前に指を治して
いく仗助。それにも怒る
露伴が可笑しい!(笑)
夢中になってるうちに虫眼鏡から
出火!自分の家が燃えている
のに「たかが」と叫ぶ露伴!
このセリフ
最高!!

露伴はイカサマを
見抜けない自分
自身が許せない

・シーンC《47巻》杉本鈴美との別れ
自分の命を奪った吉良を倒して、この世で成すべき事が消えた鈴美。亡くなってから15年を経て、ついに旅立つ(消滅する)時が来た。康一は“毎日遊びに来るからもっといて欲しい”と必死に訴え、露伴は黙ってそれを聞いている(鈴美は4歳の露伴を守って17歳で死んだ)。鈴美は露伴をからかうように声をかけた「露伴ちゃん、あたしがいなくなったら寂しいって泣くかしら?」。見抜かれた露伴は思わず反対のことを言ってしまう「バカ言えよ!なぜ僕が寂しがるんだ?君は15年も前に死んでるんだぜ!→








露伴の言葉で静かに
落涙する鈴美
とうとう本音を吐く露伴。
康一のこの嬉しそうな顔!
※下記
これを聞いた康一が、凄い
形相で露伴を睨んでいる
「未練とか言わずあの世に行
くのが正しい幽霊のあり方」

※この、露伴が康一君の目を見た瞬間の表情!“俺はなにを子どもじみた嫌味を言ってんだ”と悟る、
この瞳!この口元!小さく挿入された目立たないコマだけど、僕はこの露伴の表情が、読み終えてから
何年たっても忘れられない。ホント、胸に染みるコマだ。


●ミニ・コラムその5〜ジョセフの“老い”が与えた感動

2部でカーズを倒し、3部でDIOと渡り合った歴戦の勇者ジョセフ・ジョースター。彼が4部でヨボヨボになって
いたことに、当初僕は「あ…あの…ジョセフが…」とショックを受けていた。またファンの間には、リサリサを例えに“波紋呼吸をしている波紋戦士は若さを保つのでは?”と疑問の声があがっていた。



5巻 老いてマッチョなストレイツォ 8巻 50歳とは思えないリサリサ!

「波紋」は「生命のエネルギー」。ジョセフほどの波紋使いであれば、若さを保つなど易しいハズ。だが実際は…

もはや何も言うまい ジョセフの頭上を見て「レッド・ホット・
チリ・パッペー!」と叫ぶ億泰。一方
ジョセフは「ハトポッポ?」。読者呆然
「わしの杖はどこか知らんかね?」
「目の前にあるじゃないですか…」

上記のように、79歳のジョセフは別の意味でファンの度肝を抜いた。しかし、その後僕はJOJO好きの友人達との会話を通して、ジョセフは「老けることを選んだからこそカッコイイ」ということに気づいた。理由は2つある。1つ目は妻スージー・Q・ジョースターの存在だ。結婚して共に年輪を人生に刻んでいく中で、片方だけが
年老いていく、そのことをジョセフはヨシとしなかったのだ。


26巻 12巻
この老いてゆくスージー・Qを愛すればこそ!

2つ目は不老不死となったカーズなど“柱の男”と戦ったからだろう!人間以外の究極生物と死闘を繰り広げたジョセフだからこそ、普通の人間として生き、普通の人間として死ぬために、あえて波紋呼吸法をやめたのだろう。人間の誇り、ここにありだ!




34巻 79歳
静・ジョースターを救出。
老いてもやる時はやるッ!
27巻 68歳
DIOと戦うポルナレフの元へ駆け
つける。クーッ!めっさイイ表情!
11巻 18歳
亡き親友シーザーのバンダナを
撒いてワムウとの決戦に挑む

※第16巻・エンプレス戦の「久しぶりに…」というジョセフの独白からも、彼が波紋呼吸を長期間“やめていた”ことが分かる。


波紋を忘れたのではなく使わなかっただけ! 出たッ!波紋呼吸の音「コオオォ」

今、あらためて宣言しておく。「老いてしまったジョセフはなんてカッコイイんだ!」とッ!!

つくづく、JOJOは良い。本当に。


アニメ制作 しやなさん


★第5部名場面集へ★
ダウンロードして使ってネ♪※ジョジョ立ちin杜王町〜第4部の舞台を訪ねてダウンロードして使ってネ♪


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