最新文芸情報


2006.1〜2

 2月28日〜ビバ・柿本人麻呂!まずは次の壮大なスケールの歌を読んで欲しい!『天(あま)の海に 雲の波立ち 月の舟 星の林に 漕ぎ隠る見ゆ』(雄大な天の海に雲の白波が立ち、月の舟が星々の林に漕ぎ入っていくのが見えるよ)『東(ひむがし)の 野に炎(かぎろい)の 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ』(東の野原に燃える朝陽が昇り始め、振り返って西の空を見ると残月が沈みつつあった)。31字の中に広がるこの壮麗なイメージ。鮮烈なヴィジュアル感は1300年前の歌と思えない。今夜は柿本人麻呂の巡礼ルポを加筆!リンク先には切実な愛の歌もたくさんあるので、人麻呂ワールドを旅しちゃって下さいッ!(昨夜の惨事から立ち直りました)//フィギュアのエキシビション、スルツカヤが演じた曲は「So Many Things」。“いろんな事があった…”という歌詞があまりに今の彼女にオーバーラップし過ぎて、もう、たまらんかった。(T_T)

 2月27日〜真っ白。突然パソコンの画面が閉じて、3日間書いていた柿本人麻呂の巡礼ルポが、完成を目前にして全部消えた。万葉集読んで、現代語訳を調べて、めっさ時間をかけたのに…もうダメ。//一昨日、25日午後7時19分(日本時間26日午前9時19分)、世界の人口が65億人を突破。悲喜こもごもの65億通りの人生を載せ、地球は今日も回っている。//『ロード・オブ・ザ・リング』『ハリポタ』のロケ地フォト・レポがようやく完成!
 2月26日〜今日は実話を基にした社会派映画『ミュンヘン』『ホテル・ルワンダ』『ジャーヘッド』の3本を一気に観て来た!『ミュンヘン』は間違いなくスピルバーグの作品ではベスト1!僕にとって、2000年以降に観た洋画の中の最高傑作となった!パレスチナとイスラエルのテロの報復合戦を克明に描写し、憎しみと暴力の連鎖の中で、テロの首謀者を倒しても、より一層過激な思想を持つ後継者が生まれ、さらに状況が悪化する地獄ループを、恐ろしいほどリアルに描き出している。メルヘンな『E.T.』と同じ監督とは到底思えない。スピルバーグはユダヤ人として『シンドラーのリスト』を撮っているのに、今作ではパレスチナ人に夢や理想を語らせ、ユダヤ社会から“裏切り者”と非難されている。実際、劇中ではイスラエルの高官を非情な役人とし、暗殺の対象となったパレスチナの指導層の方を、知的でユーモアがある紳士として捉えていた。監督の勇気に脱帽。とにかく、あまりの衝撃で上映後10分近く座席から立てなかった。(ラストに映った“某建物”を見てたまらず号泣)。そして『ホテル・ルワンダ』。1994年に「3ヶ月で100万人」が大虐殺されたアフリカ・ルワンダの悪夢の中、「正気になれ!」と訴え続け、多くの人命を救った一人の市民の物語。言語を絶するほど悲惨な状況なのに、欧米の政府は“石油も資源もない”ルワンダを見捨てて、蛮行を野放しにした事実を描いている。主人公に対して国連軍の隊長が言った「欧米の白人にとって、あなた方はニガーですらない。アフリカ人なのだ」が胸に突き刺さった。“ニガー”は差別されていても欧米社会の住民であり、アフリカ人はそれよりもっと下だと言うのだ…。カメラマンは自分が撮った虐殺映像がTVで配信されても「世界の人々はこれを見て“怖いね”と言うだけでディナーを続けるだろう」と吐き捨てた。主演のドン・チードルの演技からは誠実さがにじみ出ており、彼が語る言葉、行動、何もかもが心に響いた。必見!(内容が超ヘビーなのに、雨降り&朝イチ上映にもかかわらず、30分前の時点で「立見になります」と言われビックリ)。『ジャーヘッド』は、ルワンダとは逆に世界がクウェートの為に50万人の大軍を派遣した90年の湾岸戦争を描いたもの。海兵隊の若者の出征から帰国までを描いている。コンピューター制御のミサイルが主役の「きれいな戦争」で、彼は一発も弾を発射することなく終戦を迎える。敵兵は空軍が全滅させ、歩兵たちは炎上する油田地帯を行軍しただけ。戦争映画なのに戦闘シーンがないという、ある意味とてもリアルな映画だった。「ハリウッドは娯楽映画だけじゃないぞ」という、米国映画人たちの誇りを実感した1日だった。
 2月25日〜『春の野にすみれ摘みにと来し我ぞ 野をなつかしみ一夜(ひとよ)寝にける』(春の野にスミレを摘みに来た私は、野のあまりの美しさに心奪われ、とうとう一夜を明かしてしまったよ)。今日は万葉集を代表する自然歌人、山部赤人の巡礼ルポを加筆!風景画のように目の前の景色を詠み込み、千年以上も人々に愛され続ける自然賛歌を歌い上げた男ッス!//米国の核実験報道。やってることが支離滅裂だ。自国は核実験しながら、他国の核開発に文句を言って、その言葉に説得力があると思っているのか。プンスカ!//今日、山部赤人の巡礼ルポをアップしたけど、昨年11月に坂本龍馬の巡礼記を加筆して以来、赤人でちょうど70人目。100人まであと30人。100人分のルポを書き終わったら、墓関係の更新は一時休憩して、映画、漫画、音楽、時事問題などを、集中的に語っていくつもりデス。乞うご期待!

 2月24日〜アジア人初の女子フィギュアの金メダル!荒川の快挙に拍手。ホント、素晴らしい演技だった。新採点方式で難度の高い技を追求する選手達の中で、彼女は採点対象から外れた技・イナバウアーを、芸術性を高める為に採り入れた。その上での金。見事としか言いようがない。村主も4位で大健闘。あの柔らかな身のこなしは、場内がスタンディング・オベーションになるのも納得。半面、万全の状態ではなかったにせよ安藤の15位は…。城田コーチ「安藤の練習量は荒川、村主の3分の1しかない。すぐに音楽を止めてしまう」。彼女自身と周りの大人の甘さが残念だ。一方、フィギュア・スケート・ファンとしては、荒川の金を称えつつも、スルツカヤ(27歳)が金をとれず銅に終わったことが本当に悲しい。前回のソルトレイクで逆転敗北した彼女の号泣、病気による長期欠場、あらゆるスケート大会で優勝しながら、オリンピックだけは勝てない悲運。僕は心から彼女を応援していた。表彰台で銅メダルになっても笑顔で会場に手を振る、その気丈さ。彼女は言う「That's life!」(それが人生)。たとえ3位でも僕の中では“女王”スルツカヤっす。(>_<)
2月23日〜卑弥呼の墓の巡礼ルポを加筆しようと思ったら、必然的に邪馬台国論争のブラックホールに吸い込まれてしまった。いろんな説を読んで、自分なりに整理できたので「卑弥呼の墓と邪馬台国論争」をアップします!「畿内説」「九州説」それぞれに説得力があって迷うとこだけど、こうやって整理してみたら「畿内説」が紙一重で有利かと。あと、宮内庁はもっと考古学界に協力すべき。非公開になってる780ヶ所の天皇陵・陵墓を調査できれば、どれほど古代史の謎が一気に解けるか。高松塚古墳壁画のような「発見即国宝」の壁画もあるだろう。天皇陵の調査は不敬というけど、幕末や明治にロクに被葬者も確認せず、人物を間違えたまま指定&放置している方が、よっぽど冒涜ッスよ。//実物大パラソル・チョコ、これほんとに作れちゃうんですねぇ!
 2月22日〜フィギュア・スケート女子シングル!現時点の1位〜3位までがわずか0.7ポイント差で横並びに!最初にスルツカヤが66点台を出して、彼女が一人で銀河の彼方へ行ってしまったと思ったら、荒川も、コーエンも同じく驚異の66点台!なんというシビレる点差!ここ数年いろんな試合を見てきたけど、ここまでドラマチックな展開は初めて。あんなハイレベルな戦いをリアルタイムで見られるなんて、彼女らと同時代に生きていることを感謝せずにいられない。明日深夜のフリー滑走では、とにかく全員がベストの演技で決着つけられるよう祈ってマス!(村主の点はもっと上でもいいと思う。それくらい素晴らしいフラメンコ・スケートだった)//ネットで公開運動が展開された映画「ホテル・ルワンダ」。やっと大阪でも上映が始まったから近日中に行こうと思ってる。テーマがアフリカ・ルワンダの虐殺なので、日本の映画会社は「この内容では重くて客が入らない」と公開を見送っていたのを、ミクシィのユーザーが中心になって公開を実現させた。しかも大ヒット中。シリアスな内容でも良い作品なら客が入るという見事な前例になった。(その経緯がニュースになってマス)

 2月21日〜歴史というのは、時に公平でなく、勝者の都合の良いように伝えられてきた。例えば「大化の改新」。この言葉は明治政府が皇室の権威を高める為に作ったもので、幕末まで人々は蘇我氏を「悪の一族」とは思っておらず、むしろ仏教を尊び広めた人間として敬愛していた。今日の更新は蘇我馬子の巡礼ルポを加筆。教科書とは全く違う、蘇我氏の横顔を語らせて下さいッ!//次は卑弥呼。邪馬台国の場所、いろんな意見があって面白いなぁ。//アイスダンスのナフカ&カストマロフ組、堂々の金!素晴らしいカルメンだった!

 2月20日〜昨日、詩人の茨木のり子さんが亡くなり、久しぶりに本棚から詩集を手に取った。そして、改めて心を揺さぶられた…。こちらに7編をアップし、彼女への追悼とさせて頂きます。合掌。
『自分の感受性くらい』-ぱさぱさに乾いてゆく心を/ひとのせいにはするな/みずから水やりを怠っておいて/気難しくなってきたのを/友人のせいにはするな/しなやかさを失ったのはどちらなのか/苛立つのを/近親のせいにはするな/なにもかも下手だったのはわたくし/初心消えかかるのを/暮らしのせいにはするな/そもそもが ひよわな志しにすぎなかった/駄目なことの一切を/時代のせいにはするな/わずかに光る尊厳の放棄/自分の感受性くらい/自分で守れ/ばかものよ(戦時中、自分自身に)
 2月19日〜今日は名曲「時代おくれ」「酒と泪と男と女」等で知られる歌手・河島英五の巡礼ルポを加筆!墓石に刻まれた直筆の言葉に、胸を打たれた…。48歳で他界は早すぎる。//オリンピック男子フィギュアの授賞式。大きなプレッシャーの中で銀メダルに輝いたスイスのステファン・ランビエールが、緊張の糸が切れ号泣してたのが忘れられない。思わずもらい泣きするほど、彼は表彰台で嗚咽していた。高橋選手もよくやった。あの顔ぶれの中の8位なら全然低い順位とは思わない。胸を張って帰って来て欲しい!//アクセス410万ヒット!

 2月18日〜視力を失っても海を越えてやって来た執念の人、『あの人の人生を知ろう〜鑑真編』をアップ!社会の授業で“何度も渡航に失敗しながら根性で日本に来た”って習ったけど、それがどんなに大変だったのかやっと分かった!5分で読めるので、鑑真がどれだけスゴかったか語らせて下さいッ!//本日24時40分からのBS2映画『東京ゴッドファーザーズ』、とても後味の良い、大人向けのヒューマン・アニメっす。これはおすすめです!
 2月17日〜掲示板で紹介されていたオリコンのアンケート『ハリウッド化して欲しいマンガ』の結果が面白い。男性は1.ジョジョの奇妙な冒険(!)、2.ドラゴンボール、3.ゴルゴ13、4.DEATH NOTE、5.宇宙戦艦ヤマト、6.AKIRA、7.銀河鉄道999、8.北斗の拳、9.ドラえもん、10.仮面ライダー。女性が1.DEATH NOTE、2.ドラゴンボール、3.NANA、4.キューティーハニー、5.銀河鉄道999、6.ゴルゴ13、7.ONE PIECE、8.サイボーグ009、9.AKIRA、10.ドラえもん(番外11.ジョジョ)。僕の聖典・ジョジョが男性1位なのは素直に嬉しい。超嬉しい。だがしかし!ドラゴンボールやDEATH NOTEが男女共に高順位で並ぶのに、ジョジョは男性1位女性圏外という結果ッ!何事ッ!?一体、なぜこんな差が?どうすればもっと女性にジョジョの魅力を伝えることが出来るのか、マジで考え込んだ。確かに絵柄は濃く、近年主流の線が細いオシャレなタッチのマンガとはほど遠い。特に初期の第1部、第2部はコテコテだ。しかし、人間の運命や生死を語るジョジョは、あの生命力あふれる絵だからこそ、物語に説得力が出てくる。目の前で、人間が動き、泣き、笑い、息づいている。あの絵でなければダメだ(絵が苦手ということは、既に作者の術中に落ちていると言っていい。魂のない絵では嫌いにすらならないハズ)。ジョジョにはバトルも多いけど、少年漫画にありがちな「パワーにはさらにパワーで対抗」「強さの基準は攻撃力」という路線とは違い、知的な心理戦がメイン(これは女性にウケがいいと思うけどなぁ)。そして何より、ジョジョ最大の魅力は作品メッセージの人間賛歌だ。人間を弱さも含めて絶対的に肯定する。だから僕は読み続けている。ジョジョは以下のセリフが出てくるマンガだ!「私は『結果』だけを求めてはいない。『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時、真実を見失うかもしれない。やる気も次第に失せていく。大切なのは『真実に向かおうとする意志』だと思っている。向かおうとする“意志さえあれば”いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?」(第59巻)
圧巻のオラオラ!
このエネルギー!

泣く時は
ここまで泣く!

エレベーターの扉を
足で抑える、何気
ないリアルな演出!
初期の濃い絵は、読み進むと画風も変化し、こう
いったイタリア絵画のように天使が舞うシーンも出て
くる(これなら女性も抵抗が少ないんじゃないかな?)
※ジョジョは文学とアートが合体した稀有な作品ッス!

 2月16日〜真理を求めて3万キロを歩いた三蔵法師の墓参ルポを加筆!16年をかけて長安とインドを往復したスーパー僧侶っす!墓所にある言葉は『不東』の二文字。これは西(天竺)に向かっている三蔵が、「どんなに旅が辛くても東(中国)に引き返さないぞ」という決意表明の言葉だ。カッコイイ!
 2月15日〜『あの人の人生を知ろう〜釈迦編』をついにアップ!人が人だけに、書くのにすごく時間かかった(汗)。なるべく仏教用語を使わず、親しみやすい釈迦の人物伝を目指したので、釈迦がどんな人かイマイチ分からないという方、ぜひ気軽にお読み下さい!(サイト読者の僧侶の方で、僕の文章に根本的な誤りがあればご指摘下さい)※奇しくも今日は釈迦の命日。//オリンピック選手にメダルを期待する気持は分かるけど、トリノ入りしているNHKの顔・堀尾アナはデリカシーがなさすぎ。競技を終えた選手へのインタビューの第一声が「メダルしか考えられなかったので失望しました」って、よくそんなこと相手を前にして言えるものだ。オリンピックに出場するだけでもスゴイことなんだから「お疲れさま」でいいじゃないか。なのに、「私は失望しましたが、どんな気持でした?」(ホントにそう言ってた)。選手の心をもっと想像してくれ…。//明晩の男子シングル・フリー、楽しみでたまらない。4回転を跳べる選手がいっぱいいる。人間ってどこまでスゴいのだろう!

 2月14日〜トリノで連日素晴らしいフィギュアスケートの戦いが行なわれている。僕のイチオシのブログはフィギュアスケートニュース。試合の見所、結果の分析がコンパクトにまとめられていて、すごく重宝してます!本日深夜の男子シングルのショートプログラムは必見デス!(男子のフリーは木曜深夜)
 2月13日〜次の人物伝は無謀にも「釈迦」。ところが、書き初めてすぐに大きな壁が。釈迦(ブッダ)自身は全く著作を残してないので、釈迦の言葉と思っていた教えが、何百年も後に創作されたものだったりして、混乱しまくりッス。//昨日のイベントで紹介した“音楽が語られた映画”は『アマデウス』『ラウンド・ミッドナイト』『時計仕掛けのオレンジ』『カストラート』『ショーシャンクの空に』の5本です!//明日19時半からのNHKBS2映画『炎の人ゴッホ』は必見中の必見映画ですッ!

 2月12日〜本日の「おすすめ音楽オフ」に参加された方、お疲れ様でした!集まったのは2歳から70代までという幅広い層の約70名。中には遠く山形から来られた方も。有志18名のサイト読者がDJとなり、皆でオススメ曲を楽しみました。紹介曲目が多く、10時から18時半まで、約8時間半という長丁場を、文字通り休憩ナシのノンストップで敢行。ロック、ボサノヴァ、クラシック、J-POP、テクノ、ワールドミュージック等々、音の万華鏡の中に放り込まれたような濃密空間でした。今まで全く知らなかったミュージシャンの名曲に触れることができ、何度も目からウロコ(“地中海風ジャズ・ロック”とかめっさ新鮮!)。できれば秋に第2弾を開催したいと思いますッ!//デンマークやフランスで刊行されたムハンマド(マホメット)の風刺漫画に対し、各国のイスラム教徒から抗議運動が起こっているけど、出版社側は「表現の自由」を前面にだし完全に開き直っている。「表現の自由」があるから“無数の人の心を傷つけていい”わけじゃない。イスラム教ではムハンマドの絵を描くことすら厳格に禁止されているのに、風刺漫画でコミカルに描くのはタブー破りまくりもいいとこ。圧政者、独裁者に対し、庶民が抵抗手段で「表現の自由」を行使するのと、世界数億人のイスラム教徒の心を踏みにじる「表現の自由」は全く別。あまりにイスラム社会を知らなさすぎる(っていうか異文化に無関心過ぎ)。そんなとこにその大切な言葉(「表現の自由」)を使うなって感じ!
 2月11日〜明日のおすすめ音楽オフ最終リストはこんな感じです!それではお会いできるのを楽しみにしています〜ッ!//トリノ・オリンピックの開会式、演出がめちゃくちゃカッコよくて鳥肌が立ちまくった。さすがは芸術の国イタリア!

 2月10日〜朝廷警護兵としてのエリートコースを捨てて、転々と山里を移り住んだ漂泊の歌人・西行。『あの人の人生を知ろう〜西行法師編』をアップ!生命を深く見つめ、花や月をこよなく愛した西行の和歌にハズレなし!(非常に魅力あふれる人物なので、是非X2お読み下さいーッ!)//明後日の音楽オフのリスト。かなりまとまってきました!//今年はモーツァルト生誕250周年。これに合わせ映画公開時にアカデミー作品賞など各賞を総ナメにした『アマデウス』の特別編のDVDが1980円になった!公開版より20分も長い決定版。この映画でモーツァルトの天才ぶりに驚倒してクラシック・ファンになった人も多く、オススメっす!
 2月9日〜次は西行法師について書いてるんだけど、生涯に詠んだ和歌は2090首!多すぎて、歌をチョイスするのがめっさ大変。山里に独り住んでいた西行は自然を詠んだ孤独な歌が多い「谷の間にひとりぞ松も立てりける われのみ友はなきかと思へば」(この地に友はいないと思っていたら、谷間にひとり松も立っていた)。西行の歌論はカッコイイ「歌とは即ちこれ如来(仏)の真の姿なり、されば一首詠み出でては一体の仏像を彫る思いをなす」(西行)//「今のペースで少子化が進むと千年後には日本列島から人間が1人もいなくなる」、以前にそんなニュースを読んだ記憶があるけれど、先日の報道はもっと深刻で、たった100年後の時点で、今より1億人ほど少ない3700万人まで急減するようです…。
 2月8日〜『あの人の人生を知ろう〜聖徳太子編』をアップ!聖徳太子のすべてがここに!※太子は他界する2年前に自分のお墓を造ってて、その際、自分の子孫が“残らないように”と、風水の吉兆に逆らって「あそこの気を断て、ここを断て」と命令したんだって。これは“一族の繁栄=幸せの絶対条件”という時代にあって、驚くべき言動だ。権力を誇る者の愚かさや、物部氏のような大豪族が滅んでいく様を見てきた太子ならではの強烈なエピソードだ。(実際、わずか2代で血が絶えた)//音楽オフ、DJは総勢18名デス!当日に参加できない方の為に、後ほど紹介予定曲目をアップしますね!

 2月7日〜次は聖徳太子について書いてるんだけど、改めて十七条憲法を読むとすごくいいね。第1条「和を以て貴しと為す」、第8条「官僚たちは、朝早く出勤し、夕方は遅く退出せよ。公務はうかうか出来ぬものだ。一日かけても全て終えるのは難しい。遅く出勤すれば緊急の用に間にあわないし、早く退出しては必ず仕事をやり残してしまう」、第10条「心の怒りを絶ち、人が自分と考えが違っても怒ってはならない。人それぞれに考えがあるのだ。自分は必ず聖人で、相手が必ず愚かということはない。皆ともに凡人なのだ。これをよく踏まえ、相手がいきどおっていたら、自分を振り返って自らに過ちがないかと恐れよ」。
 2月6日〜大陸への船出は難破・漂流が当たり前だった飛鳥時代に、遣隋使として2度も渡航したスーパー外交官小野妹子の巡礼ルポを加筆!彼は華道の一大流派、池坊の始祖でもあった!//ジャンプに連載中の『ワンピース』。今日まで信じて読み続けてきて本当に良かった。今週のロビンのエピソードは間違いなく永久保存版。読んでて涙が頬を伝ったのは1999年の“魚人族・アーロン編”の名場面「ルフィ…助けて…」「当たり前だ!!」以来!あれから7年間…待った甲斐があった!
 2月5日〜『古事記』や『日本書紀』に書かれている古代日本の英雄ヤマトタケルの巡礼ルポをアップ!“名前は聞いた事あるけど何をやった人かイマイチ分からない”という方、この機会にゼヒ。ヒーローも大変だって分かります〜。//っていうか、ヤマトタケルのことを書く過程で改めて古代史を読み直して、色々とビックリすることが。●ヤマトタケルの父・第12代景行天皇は何と享年143歳!しかしこの超高齢は景行天皇だけでななく、初代神武天皇127歳、5代孝昭天皇114歳、6代孝安天皇137歳、7代孝霊天皇128歳、9代開化天皇111歳、10代崇神天皇119歳、11代垂仁天皇139歳、13代成務天皇107歳という、ブッ飛び大長寿。ちなみに当時の平均年齢は30代後半。●初代神武天皇のお婆ちゃん・トヨタマ姫の正体はサメ。海底宮殿「わたつみの宮」(いわゆる竜宮城)のお姫様で、人間の姿に変身してお爺ちゃん・ヤマサチヒコの前に現れて恋をし、最後はサメというのがバレて海に帰って行った。●もうひとつ言うと、天皇家の究極の祖先・天照大御神(アマテラス)は女性。いきなり「女系」で始まっている(夫の神の存在が書かれた文献ナシ)。いやはや、歴史トリビアは面白い。//@JOJOさんで知ったんだけど『美術手帖2月号』のテーマは「マンガはアートか?」で、“絵がウマい漫画家”として「バガボンド」の井上先生、「DEATH NOTE」の小畑先生、そして、「ジョジョ」の荒木先生の3人が挙げられているとのこと!荒木絵の解説文「躍動感のある立体的なキャラクター描写を得意とし、美しさと毒々しさが混在した独自の色彩感覚やファッションセンスはさながら万華鏡のようでもある」。うまい。
 2月4日〜方言と知らずに使っている言葉ってあるよね。今日、「押しピン」が関西の方言で関東では通じないって知った。標準語では「画びょう」なんだね〜。もっとビックリしたのは逆の意味。「スコップ」と「シャベル」は、関西では小さいほうがスコップ、建築現場で使うような大きいのをシャベルって言うんだけど、なんと、関東では逆に小さいほうがシャベル、大きい方がスコップなんだってねぇ。//明晩21時からのNHK『大地の子を育てて・中日友好楼の日々』のアンコール放送、是非見て頂きたいです。僕は本放送で見て、日本兵に親を殺されてるのに日本人の子どもを「子どもに罪はない」と育てる中国の人の姿に、心底胸を打たれました。あの戦争に対する自分の受け止め方に大きな影響を与えたドキュメンタリーっす!

 2月3日〜今夜は、天才漫才師と言われながら酒で身を滅ぼし、51歳で旅立った横山やすしの巡礼ルポを加筆!あらためて人生を振り返ってみて、その波乱万丈ぶりに絶句。//ムギュー。風邪でダウン。皆さんも体調に気をつけて下さい〜。バタッ。(>_<) ハブション
 2月2日〜『おすすめ音楽オフ』まであと10日。曲の紹介者の申込み締切りは2月8日なので、そろそろ紹介曲の選定をお願いします!「どんな方が参加されるのですか?」という質問メールを何通か頂いたのですが、現時点で分かっているのは10代から60代までの幅広い年齢層、遠方の方では千葉や横浜からも参加される方がいることデス!自分の知らないジャンルの音楽を聴くのは楽しみですね〜(*^o^*)//昨夏に発見された冥王星の外側を周る天体が、「冥王星よりも大きいことが判明」とのニュースにめっさ興奮!この天体を惑星と呼ばなければ、それより小さい冥王星を惑星とする正当な理由がなくなる訳で、第10番目の惑星として、太陽系に新しい仲間が増えるのはほぼ確実。なんていう名前の惑星になるんだろうねぇ!(曜日名は全部使っちゃってるので、やっぱ「○王星」に和訳されるんだろうなぁ)

 2月1日〜天下人・秀吉を前に、己の美学を一歩も譲らなかった最強茶人・千利休!『あの人の人生を知ろう〜千利休編』をアップ!ここ最近、更新が遅れていたのは、ず〜っと、ず〜〜っと、この千利休編を書いていたからデス!う、う、受け取って下さいッ!!(利休はホントかっこいい男なんです〜!!)
 1月31日〜次は利休の巡礼ルポを書こうと思って色々調べものをしてマス。//ついこないだ正月を迎えたばかりなのに、もう明日から2月という事実に驚愕。まだまだ味わいたい芸術は山ほどあるのに、こんなに速く時間が経っちゃ、かなわない。300歳くらい生きられたら「もう充分。これ以上は贅沢というもの」って悔いなく旅立てるんだけど…。村上春樹が「生物に寿命があるのは進化する為」って何かに書いてのを思い出して、7、80年の短い人生であろうと文句を言わず、“後世の人類の為に退場しなくちゃ”って自分を諭しています。r(^_^;)//@JOJOで紹介されていた、作家西尾維新の言葉『僕は“ジョジョ”は本当に素晴らしい作品だから、できれば全人類に読んで欲しいと思っています。思わず人に薦めたくなる面白さ…というか、とにかく、自分が好きであることを必要以上にアピールしたくなる作品なんですよ、“ジョジョ”って。』を読んで激しく共感。特に「好きなことを必要以上にアピールしたくなる」って言うの、めっさ分かりますッ!//久々にサイトの容量を調べてみたら、動画を除いても1.2ギガあった。動画を入れたら2ギガ。い、いつの間に…!
 1月30日〜“大化の改新”の立役者、藤原鎌足の巡礼ルポを加筆!鎌足の墓発見のエピソードは奇跡の連続。めっさドラマチックです!//ジャンプの『ハンターXハンター』、先週、今週と、これぞまさに「神展開」っていうやつだね。参りました。すごい。

 1月29日〜今日はその劇的な人生が『王将』の名で何度も映画や舞台になっている将棋の天才、坂田三吉の巡礼ルポを加筆!貧しくて学校に行けず、自分の名前も正確に書けなかった三吉。彼は師匠につかず、独学・我流の一匹狼として棋界の最高段位まで上りつめた!生涯のライバル関根名人との対決など、将棋のルールを全然知らなくても熱くなるエピソードがたくさんあるので、ぜひ御一読あれ!//墓巡礼の関係で各地の深刻な墓事情を知る機会があるのですが、高知市の坂本寵馬家の墓所は都市開発計画の悲劇の象徴っす…(龍馬家は墓参可能だけど、他の墓は崖の上にあって墓参できない。目が点になった。これはヒドイ)。//『ジョジョえもん』、全く原作のセリフを変えずに、アイデアだけでこれを作った管理人さんに脱帽!
 1月28日〜今日は早く紹介したくてウズウズしていたサイト『ピタゴラスイッチとわたくし』をピックアップ!400万ヒット用にとっておいた激愛サイトっす!NHK教育の「ピタゴラスイッチ」は、結果や答えだけを伝える科学番組ではなく、物事の考え方&考える力を育てる素晴らしい子ども番組デス!大人が見てもスゴク楽しい。リンク先には同番組の特選映像が目白押し。かなりの時間楽しめます!僕のオススメは様々な仕掛けを使って玉を転がしていく「ピタゴラ装置シリーズ」(メニューの後半にズラリと約60種並んでます!)。中でもお気に入りの10選は、(24)ドライヤー(26)射的(30)トランポリン(39)だるま落とし(41)ピタゴラ装置41番のうた(43)けん玉(44)桃太郎(47バンジー(52)走る路(53)紙コップ!興味がない方もこの10選だけはぜひ見て頂きたいデス!(特に41番は歌付で最高ーッ!!)//明朝9時からの『題名のない音楽会』は、大人気コミック『のだめカンタービレ』に登場した曲の特集デス!//本日、アクセス400万件ヒーット!いつも遊びに来て下さり有難うございます!(*^o^*)
  4000004!!お、惜しかった!!
 1月27日〜昨日の『梶井基次郎編』の追加情報。「青空文庫/梶井基次郎」で、主要作品の全てが無料で読めます!そしてこれを読む時にオススメしたいのが渡辺知明氏による朗読サイト『表現よみ作品集』!。氏の情感こもった朗読を聞きながら文章を味わうと、まるで映画を見ているようにビジュアルが広がって、めっさ至福デス!時間的にも手頃なのが『闇の絵巻』(青空リストの37番目、朗読リストでは冒頭)。わずか9分チョイなので、是非お試しあれ!//モーツァルト、250歳おめでとう!ネットで全曲聴ける有名曲は「アイネ・クライネ・ナハトム・ジーク」(カラヤン指揮)、「交響曲第40番」(フルトヴェングラー指揮)、最後の交響曲となった「交響曲第41番ジュピター」(ワルター指揮)など。戦中、戦後すぐの録音で音質は悪いけど、モーツァルトの魂はガッツリと入ってる演奏っす。(*^o^*)※(レコードがステレオになるのは1957年なので来年から著作権切れのステレオ音源が登場するハズ)
 1月26日〜たった31年間の短い人生を駆け抜けた、青春の作家・梶井基次郎。長く肺を病んでいたからこそ、同時代のどの作家よりも生命の素晴らしさを実感していた。その鮮烈な魂の輝きを激紹介!『あの人の人生を知ろう〜梶井基次郎編』をアップ!若い方には、特に読んで欲しいッス!※川端康成は梶井(当時26歳)のことをこう回想している『梶井君は私の作品集「伊豆の踊子」の校正をすっかり見てくれた。誤植や私の字癖の細かい注意を彼から受けながら、私は少からず狼狽したのを覚えている。(略)梶井君の細かい注意に、私はどうでもいいと答えた。しかし、私がそう答えたのは、校正ということを離れて、自分の作品が裸にされた恥しさの為であった。彼は私の作品の字の間違いを校正したのでなく、作者の心の隙を校正したのであった。そういう感じが自然と私に来た。彼は静かに、注意深く、楽しげに、校正に没頭してくれたようであった。温い親切である。しかも作品の誤魔化しはすっかり掴んでしまった。彼はそういう男である』。//明日、モーツァルトの生誕250周年!

 1月25日〜「命のない人形を人間と同じ様に感じさせる為には、言葉の全てに“情”を込めるべき。その“情”の中心は“人情”である」(近松)。人形浄瑠璃(文楽)や歌舞伎の名作を描きまくった近松門左衛門は、“日本のシェイクスピア”と呼ばれるプロの劇作家第1号!今夜は『あの人の人生を知ろう〜近松門左衛門編』をアップ!武士の身分を捨てて、明日をも知れぬ芸術の世界に飛び込んだ男の生涯を見よ!//実写版の『デスノート』、主役は藤原竜也だってね。これは期待大。
 1月24日〜2002年6月に始めた「ジョジョ立ち」教室、ついに、ついに、ここまで来た!稲垣先生(『アイシールド21』)の今週のジャンプの巻末コメントから→
 ドン!
ズギュゥゥン!!「荒木先生宅
忘年会。邸内をジョジョ立ち
無断撮影しまくる大亜門先生萌え」
「ジョジョ立ち」という言葉がジャンプに載ったのはこれが初めて。っていうか、神の聖地で漫画家さんによるジョジョ立ちが敢行される日が来ようとはーッ!鬼教官と僕は2人とも声が裏返って大興奮。実は来年、ジョジョ連載20周年を記念して「ジョジョ合宿」しようって話をしています。ポージングの細部まで徹底して完成度を上げる為に、琵琶湖の湖畔の体育館を丸ごと借りる予定(雨天も平気!)。1泊2日。鬼教官曰く「合宿終了時には全員がスタンド使いになっているはず。中には時を止める奴も何人か出てくるかも」。当然ながら、参加者は24時間ジョジョの話以外、一切禁止。そして全ての会話には小さい「ッ」を語尾につける事(第2外国語はイタリア語)。ラジオ・ジョジョ体操から始まるジョジョ運動会やジョジョ・クイズ、レベル8耐久バトル、ジョジョ喰いコンテスト、名セリフ朗読会、レッツ・ジョジョ髪、名場面再現、愛と青春のオラオラ、波紋道場、本気ギャングスター・ダンス、ジョジョ美術館展覧会、コスプレ許可の出る体育館なのでジョジョ・ファッションショーも出来るし、究極のジョジョ合宿になる予定ッス!!(トコトン内容を練って練って練りまくりマス。実現させたいなぁ。)
 1月23日〜近松門左衛門の晩年の傑作『心中天網島』のモデルになった小春&紙屋治兵衛の巡礼ルポを加筆!“心中禁止令”を幕府が出すなか、心中してしまった2人デス//今回のライブドアの事件は、すっかり拝金主義になった世相への警鐘になったと思う。//公開中の映画『THE有頂天ホテル』、めっさ評判いい。//近松のこと調べてて知ったんだけど、「芝居」って昔は野外で芝生に座って見てたから「芝居」なんだって。//今年はモーツァルト生誕250周年。公開時、アカデミー作品賞など各映画賞を総ナメにした傑作「アマデウス」。その公開版より20分長い『アマデウス特別編』のDVDが1980円になった!昔、ビデオ版を1万出して買ったのは何だったんだというメチャ安。モーツァルトの音楽が大量に登場するので、まさに音が良いDVD向き。この映画でモーツァルトの天才ぶりに驚倒してクラシック・ファンになった友人も多い。オススメっす!※劇中に登場するライバルの作曲家サリエリは、自身の作曲の才能よりも、他人(モーツァルト)のスゴさを“認識できる耳”を持ってしまった男。あれはツライ。憎っくきライバルの曲に、誰より感動しているサリエリの姿。この作品は才能の枯渇に苦しむ世の芸術家にとって、オーメンやエクソシストの比じゃない恐怖の映画だ(汗)。
 1月22日〜今日の更新は、人間の欲望の凄まじさから「人は化け物」と言いながら、決して人間に絶望せず「人ほど可愛いものはない」と慈愛に満ちた目線で小説を書いた、江戸時代のベストセラー作家『井原西鶴の巡礼ルポ』を加筆!切羽詰った人生でも「どっこい生きている」と陽気に笑い飛ばし続けた西鶴。辞世は『人間50年の究(きわま)り それさへ我に余りたるに ましてや浮世の月 見過ごしにけり未二年』(人生50年でも自分には充分なのに、さらに2年も浮世を眺めていたよ)と詠んだ。墓石の側の歌碑には「鯛は花は見ぬ里もあり今日の月」。住職さんによると「豪華な鯛料理や花見とは縁がなくても、静かな里なら今日の月の輝きはいっそう美しい」とのこと。粋だね!
 1月21日〜環境庁が発表した「残したい日本の音風景100選」、リンク先では音そのものは聞けないものの「よく聞ける時期」「よく聞ける場所」「ちょっと寄り道」「交通アクセス」など丁寧な情報が載っているのですごく便利デス。鳥の声や虫の音から、祭ばやしや潮騒まで、このリストを眺めているだけでも、何かウキウキしてくる。このうち幾つを聞いたか数えてみては?(僕は4つだけでした)//今日は東京の都心でも5年ぶりの本格的な積雪だったみたいですね。//「成果主義で手取り2万円」。一家4人を養う53歳の話。これは戦前の悪徳工場の話じゃなくて、現代に起こってること。それも富士火災という一流企業だ。成果主義を否定するつもりはないけど、ある程度の生活は保証するべきだろう!企業がもっと良心もたないと、ますます社会が殺伐としていくよ。//今日の『世界一受けたい授業』から。(1)ムンクの絵『叫び』は本人が叫んでいるのではなく、叫びが聞こえるので耳を塞いでいる。(2)絵の中に「バラ」や「貝殻」が描かれていたらヴィーナスの象徴(3)500年以上前の肖像画は正面か横。ダ・ビンチが斜めから「モナリザ」を描いたのは画期的だった。(4)服の色が赤と青の組合せならマリア。これは聖者カラーなので、スパイダーマンやスーパーマンも、赤と青の組合わせになっている。(た、確かに!)//米国の一般人の青年が作った『スター・ウォーズ・キッド完全版』、CNNが2005年のベストビデオに選んだね
 1月20日〜先日『あるある大事典』を見てて思わずメモッた。「夜10時以降に食べると太る」ってよく聞くけど、検証実験で脂肪取り込み細胞(ビーマルワン)の増加率を調べたら、22時以降は昼間(15時)に比べて20倍に増えていた!この細胞は暗い時に活動するんだって。同じものを食べても深夜は20倍も脂肪に変わっていくとは。次に「空きっ腹で食べると太る」の検証。正午に昼食をとった後、夕食にカレーとシュークリームを食べるのと、3時のおやつにシュークリームを食べてから夕食にカレーだけ食べるのでは、全く同じメニューなのに、後者は脂肪合成ホルモンが2倍も少なかった。人間の胃は3〜4時間で空っぽになるので、そこから“飢餓スイッチ”が入り、体が脂肪貯蓄モードになるんだって。だから3時におやつ食べたら飢餓スイッチが入らずに夕食に繋がったというわけ。空腹を我慢すればするほど食べた者が脂肪になるから、「ヤセたかったら3食必ずとるべし」ってこのことだったんだね。笑ったのが「ケーキは別腹」の検証。満腹になった状態で他の料理を見ても食欲は湧かないのに、ケーキを見たらなぜか本当に胃が活動し始めて5分で隙間が空いた!甘いデザートは脳から胃に猛烈な信号が出るようだ。「小腹が空きにくくなる方法」は海草など水溶性植物繊維をとれば腸に膜が出来て消化がゆっくりになり、腹モチがよくなる。ご飯を炊く前に10cmに切ったダシ昆布を2時間浸して一緒に炊くだけで効果抜群だった。人間の体って面白いね。他に、軽く食べたポテチ一袋とチョコ1枚は、トンカツ定食と同じカロリーなんてのも。//この3分間の『3D/実写ガンダム』、めっさ笑った!今までのガンダムネタの中で最高かも。ジェットストリームアタックを完全実写化!※ただし1回目は読み込みながら表示されるので細切れ。ダウンロード終わるの気長に待って、2回目を一気に見よう。この動画って「対象をファイルに保存」してから見られるの?うーん、PCのこと、さっぱり分からない。
 1月19日〜今日は史上最強のおやっさん『あの人の人生を知ろう〜大塩平八郎編』をアップ!元々幕府の役人だったのに、個人で大砲を用意して白昼大阪でブッ放し、幕府に怒りの抗議をした本物の漢!この人生を見よ!//ドヒー!昨日発売されたウルトラジャンプの今月号!巻頭のプレステ2情報!『ジョジョの奇妙な冒険/ファントムブラッド』今夏発売ーッ!!まさか第1部がゲーム化(@JOJO)される日が来ようとはッ!しかも宣伝文句「“波紋”や“ポージング”など、ファン感涙の要素はもちろん誰もが楽しめる内容云々」って!ポージングって!ポージングって!!ゼーハーゼーハー。鼻血出た!!(こりゃもうホントに映画が秋に公開されるね!)※今年は荒木先生執筆25周年!

ツェペリ!ディオ!

 1月18日〜20世紀初頭にパリに渡り、30歳という若さで夭折するまで、次々と絵を描き続けた佐伯祐三。周囲の画家仲間は「超人的熱情と努力」と驚嘆した。今夜は「佐伯祐三の墓参ルポ」を加筆!文字通り、命を削って絵を描いた画家デス!(昨年11月の上村松園から始まった日本画家編の加筆は、今回の佐伯祐三で全員終了ッス!※日本画家編を根性で全部読む

 1月17日〜「この寺へ行け!お薦め古寺・奈良編」をアップ!調べれば調べるほど教科書に載っていない裏話が出てきて、これを書くの、すっごく楽しかった。トリビア的なエピソードもなるべく入れるようにしたので、話のネタにぜひどうぞ!(飲み屋でお寺の話になる状況が想定できないけど、笑)//あの日から11年目。
 1月16日〜昨日の「京都お寺ガイド」に続いて飛鳥・奈良編をずっと書いているんだけど、京都より歴史が古いだけに、トリビア的な面白いエピソードも多い。中にはヤバイ「黒歴史」も…。明日にはアップできると思います!//禅寺では枯山水庭園の石が、7つ、5つ、3つのブロックに分かれて配置されていることが多い。「七五三」が好まれる理由→偶数は「割れる」数なので縁起が悪く、1は小さすぎて貧相、9は「苦」に繋がるのでNG、結果3、5、7が残る。3月3日、5月5日、7月7日が吉日なのもここから。ありそうでなかった『精進料理レシピ集』。28種類もメニューが載ってます。(滋賀三井寺のHPから)
 1月15日〜京都めぐりの参考にと「お薦め寺ガイド・京都編」をアップしました!紹介したのは9つの寺。個人的に好きで何度も足を運んでいる場所なので、自信を持ってプッシュしたいお寺デス!

 1月14日〜最近ここで紹介するのは平安や室町時代の人物が多いので、昭和・平成を生きた方を今回はアップ!『あの人の人生を知ろう〜西村公朝(こうちょう)編』デス!公朝さんは生涯に1300体の仏像を修復し「最後の仏師」と言われた仏像彫刻家。広隆寺の弥勒仏、平等院の阿弥陀仏、国宝仏像は殆ど公朝さんが修復したもの。こんなに素晴らしい方がいたことを、今宵はぜひ語らせて下さいッ!//明日の北海道新聞日曜版の人物紹介ページ、僕が出ます。3時間あったインタビューの、どの部分がどんな風に紹介されているのか見当もつかず、ドキドキ、否、ハラハラしています…!(>_<) //キューバのヘミングウェイ博物館、いつか行きたかったのに焼失。ガーン。
 1月13日〜2月10日から始まるトリノ・オリンピック。残り1ヶ月を切ったので、12月に国際スケート連盟が発表した、現時点の最新世界ランキングを『フィギュア・スケート入門』コーナーにアップ!このコーナーは昨年3月以来、実に10ヶ月ぶりの更新っす。//明晩21時からのNHK『タクシードライバーは眠れない』(再)、ぜひオススメします。タクシー業界の信じられないほど過酷な労働環境を描いたドキュメント。僕はこの番組を見るまで、単純にタクシー料金は安ければ安いほどいいって思ってた。でも、あれだけ働いて年収300万を切るのは酷過ぎる。もうタクシー代が高いって思わなくなった。※昨年の文化庁芸術祭で優秀賞を受賞。
 1月12日〜ネットをやっていて120%善意の固まりみたいなサイトに出合うと、管理人さんの志の高さに涙がチョチョギレそうになる。多くの人から絶賛されている「青空文庫」、これは何度か紹介した“著作権切れ”の文学作品を有志がボランティアで手打ち入力していくネット図書館。なんと先日5000タイトルを超えた!本当にごくろうさま。そして今日はこのサイトを紹介したい『ユング君のホームページ』。管理人さんの「ユング君」はこう語る「著作権は保護の面ばかりが語られますが、保護期間が過ぎたものは人類共有の財産にするという側面も重要です。青空文庫は文学の分野でこの理想を現実のものにしようとする素晴らしい試みだと思います。そして、この理想はクラシック音楽の世界でも可能なことに気づかされました」。まずこの目次の「ベートーヴェン」を見て欲しい。9つの交響曲が全部揃っているだけじゃない。第3番は8種類!同じ曲でも色んな演奏家のものが用意されている。ピアノ・ソナタもこんなに充実。僕のイチオシはバッハの「無伴奏チェロ組曲第1番」。第1曲のプレリュードだけなら2分26秒しかないのでクラシック入門に最適!チェロを演奏してるのは、ちょうど今名言集で紹介しているパブロ・カザルス。この温かい音色に癒されちゃってクダサイ!MP3を聴ける人はここでログインした後(ログインの名前&パスワードは「guest」でOK)、この「総目次」を見て欲しい。約千曲の名曲がズラリと並び仰天するだろう。リンク先の上の方にある「play track」(検索ボックスのすぐ下)をクリックするだけで簡単に聴けます。「ユング君」、本当に、本当に、有難うございます!(>_<)
 1月11日〜創刊から87年、世界最古の映画雑誌『キネマ旬報』が昨年度の年間ベストを発表したのでアップ。【外国映画】(1)ミリオンダラー・ベイビー(2)エレニの旅(3)亀も空を飛ぶ(4)ある子供(5)海を飛ぶ夢(6)大統領の理髪師(7)ウィスキー(8)スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(9)キング・コング(10)ヒトラー/最期の12日間【日本映画】(1)パッチギ!(2)ALWAYS 三丁目の夕日(3)いつか読書する日(4)メゾン・ド・ヒミコ(5)運命じゃない人(6)リンダ リンダ リンダ(7)カナリア(8)男たちの大和(9)空中庭園(10)ゲルマニウムの夜。DVDで見るのもいいけど、上映中のキング・コングは絶対に劇場で見るべき。腰抜かすよ!//また広島の平和記念公園で落書き。最低。10年前までこんなことは考えられなかったのに。原爆を落とした米国に言わず被害者に言うところがメチャクチャ。//この平家物語のスペシャル・サイト、素晴らしいです!原文&日本語訳&写真付き。ここまで創り上げるのに、いったいどれだけ膨大な時間を要したんだろう!脱帽!
 1月10日〜ウガー!超気合が入りまくりの『あの人の人生を知ろう〜一休編』をアップ!“楽しいトンチで殿様をやっつける”そんなイメージを一休さんに持っている貴方!目からウロコを落としちゃって下さいッ!「持戒は驢(ろば)となり 破戒は人となる」“頑固に戒律を守るのは何も考えず使役されるロバと同じ。戒律を破って初めて人間になる”(一休)/「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもあり めでたくもなし」“元旦が来る度にあの世が近づいているのをお忘れなく”(一休)/「白露の おのが姿は 其のままに もみじにおける くれないの露」“白露はありのままの自分でいながら紅葉の上では紅の露になる”(一休)/「骨かくす皮には誰も迷いけん 美人というも皮のわざなり」(新右衛門さん)。
 1月9日〜一休和尚(おしょう)について調べてるとこデス!

 1月8日〜お茶のラベルに使われたり、あっちこっちのCMで使われて大ブレイク中の江戸中期の画家、伊藤若冲の巡礼ルポを加筆!多めに画像を用意して魅力を解説していマス! //ブロードウェーでミュージカル『オペラ座の怪人』のロングランが18年目に突入し、明日の7486回目の公演で『キャッツ』を抜いて公演回数歴代第一位に!『キャッツ』の千秋楽の時に、同作が築いた大記録を抜く作品が今後現れるとは殆どの人が想像してなかった(「怪人」は決して明るい話でもハッピーエンドでもないし)。映画も大ヒットした今、「怪人」の千秋楽はあと50年くらい先のような気がする(笑)。
 1月7日〜「思ふには しのぶることぞ 負けにける 逢ふにしかへば さもあらばあれ」(人目をしのんで抑えていた想いが、逢いたいという気持に負けてしまった。もう、どうとでもなれ!)。平安期を代表する恋の冒険者、イケメン恋愛歌人在原業平の巡礼ルポを加筆!紀貫之いわく「感情がほとばしって、詞(ことば)が後を追いかけている」と感嘆した情熱の歌も14首選んでアップしてます!//今日、友人と電話している時に、「そ〜いや、俺も今年の誕生日で39歳か」って、自分の言葉にビビッた。ってことは、当たり前だけど、来年は…40歳!ジョジョやガンダムを効果音付きで語り続けるのは、今以上に厳しいものがあるだろうなぁ。とはいえ、ジョジョの作者荒木さんは今年46歳、ガンダムの富野さんに至っては65歳!大人も楽しめる作品であることを訴えるために、このまま熱血トークを続けたいデス。//横須賀の強盗殺人事件。日本を守ってくれるはずの駐留米軍が、日本人を殺しちゃダメだろう。しかも、女性を内臓破裂するまで殴るなんて酷すぎ。先月は小学生3人をひき逃げした米兵が“公務中”を理由に即日釈放される事件もあった。地位協定で公務中の米兵は日本の法律で裁けないからだ。…独立国なんだけどね(ちなみに日本政府から駐留米軍への“思いやり予算”は年間2400億円)。
 1月6日〜日本の陶芸家で、初めて自分の名前を作品の裏底に刻んだ江戸初期の名工、野々村仁清の巡礼ルポを加筆!卓越したデザイン・センスを持ち、神のような手で優美な作品世界を作り上げた仁清。作品群は目の保養、間違いなしデス!//本日、アクセス390万件ヒット!//あと1ヶ月ほどしたら仕事が落ち着くので、以前のように映画レビューやマンガ・レビューも書いていきます。

 1月5日〜来月、2月12日(日)に京都で開催するサイト・オフ『2006 おすすめ音楽オフ』のお知らせが完成しました!音楽好きの皆さん!オススメ曲を持ち寄り、一日かけて聴きまくりましょう!ロック、クラシック、ジャズ、ポップス、ワールド・ミュージック、テクノ、どんなジャンルでもOKです!!(*^o^*)♪

 1月4日〜 「山寺に 秋の暁 寝ざめして 虫と共にぞ なきあかしつる」(山寺の秋の朝焼け。眠れぬ私は虫と共に泣きあかしたよ)。あまり知られていない鎌倉初期のお坊さんで、“月の歌人”と呼ばれる僕の超大好きな明恵上人の巡礼ルポを加筆ッ!!
 1月3日〜朝から帰省するので今夜の更新はナシです。番組情報のみアップしておきますね。

 1月2日〜NHKのHPでに期間限定で『仏の美100選』として、アジアの名仏が100体画像付きで紹介されてます!制作年・所蔵先まで載っていてメチャメチャ重宝っす!//昭和の名優2人阪東妻三郎片岡千恵蔵の巡礼ルポを加筆!//大晦日のK-1。一番楽しみにしていた現王者の試合がオンエアされず唖然。テレビ欄にはっきりとシュルトVSホーストって書かれてたのに!曙VSボビーのトホホ試合や矢沢永吉のステージが、現王者の試合より優先されるとは…。
 1月1日〜2006年、新年あけましておめでとうございます!今年も文芸ジャンキー・パラダイスをよろしくお願いしますーッ!//午後3時半から2日連続BS2で放送される“アジアの仏像100選”は、仏像ファンにとって至福の計6時間!これは絶対に見逃せないッス!※地上波でも1月9日にオンエアされマスーッ!//今年はトリノもワールドカップも楽しみだけど、個人的には秋に公開される『劇場版ジョジョの奇妙な冒険』が一番楽しみッス!世界中で空前のジョジョ・ブームが起きるハズ!(*^o^*)






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