【行程表・予想到着日】←あくまでも目安です!大幅にズレる可能性がありますが、1日1回はツイッターで現在地点を 報告しますので、現地にて合流希望の方はそちらを確認してこのアドレスにメールを下さい。 ※行程表の見方…名前が載っている人物が墓参対象。名前の前後に到着・出発時刻。 ※墓地の具体的な場所は、上記マップにすべて掲載済み。 ※宿泊…時間、及び金銭的な事情から、半分以上が車中泊。 ※食事…時間、及び金銭的な事情から、基本的に車内。 ワーゲンのパサート・エステートが我らの城 6/20(土)関空23:15(カタール航空)
6/21(日)第1日目【独】フランクフルト13:35着 フランクフルト15:30発 ※ゲーテハウス(生家)10:00-18:00 7ユーロ
16:30マインツ:グーテンベルグ16:45発 ※ザンクト・シュテファン教会のステンドグラスはシャガール制作。無料。
17:15ヴィースバーデン:リヒトホーフェン17:45発 ※ゲーテ、ワーグナー、ドストエフスキーも訪れた温泉保養地 温泉5ユーロ//22:00まで
※途中、ライン川沿いに古城YH。トリーアにはマルクスの生家。
20:15ルクセンブルク泊 ※渓谷が見える「ボックの砲台」は見晴らし最高。すぐ近くにYH。
6/22(月)2 【ルクセンブルク、独、蘭】
ルクセンブルク:パットン9:30発
12:00アーヘン:カール大帝12:30発 大聖堂の宝物館・月曜は10:00-13:00 6ユーロ
13:30ケルン:バックハウス14:00発
14:30ケルン大聖堂15:00発 高さ157m、完成当時は世界一。1248年着工-1880年完成(工期632年)
15:30ボン:シューマン ※ベートーヴェン生家16:45発 6ユーロ ※シューマンの家(無料!)
18:45オランダ:ヌエネン19:30発 ※ゴッホが住んでいた家。ゆかりの地MAPをゲットしたいが案内所は17時まで。大きなホテルにあるかな?
20:30ズンデルト泊
6/23(火)3 【オランダ】
ズンデルト6:00発 ゴッホ生家
6:30エッテン:ゴッホ像と牧師館7:30発 ゴッホの父の牧師館。墓もここ?
9:00デルフト(3.5ユーロ):フェルメール/スピノザ10:00発
10:20ハーグ:ブッダ型墓10:45発
10:50国際司法裁判所11:15発
12:40ドールン:ヴィルヘルム2世12:55発 火曜休みゆえ外から雰囲気だけ
14:05クレラー・ミュラー美術館…ゴッホ『星空のカフェテラス』『アルルの跳ね橋』『ひまわり』『糸杉』『自画像』『郵便配達夫』 10:00-17:00月休※17ユーロ 15:20発
16:50アムステルダム西教会:レンブラント、アンネの家17:10発
17:20ゴッホ美術館 15ユーロ
6/24(水)4 【オランダ、ベルギー】
8:00アニー・シュミット、ハイネケン8:45発
9:25フォッカー9:55発
10:25ハールレム:ハルス11:00発 ※NYハーレムの由来。ここから移民。
11:40ノールトウェイク:モンテッソーリ12:00発
12:30ライデン:レンブラントの生誕地と風車12:55
14:40アントワープ:ルーベンス15:10(2ユーロ) ノートルダム大聖堂・ルーベンスの2枚の絵@フランダース 6ユーロ
15:25ブリュッセル:オルタ、ボック16:00発
コミュナル・ド・シャールビーク墓地 マルグリット
16:15グランプラス&元祖・小便小僧16:35発
17:00ヘント:ファン・エイク17:45発 4ユーロ
18:30ブルージュ:マクシミリアン1世 6ユーロ(修復中の可能性あり)/イエスの血19:30発 聖血御開帳14:00-15:00
20:00オーストエンデ:ベジャール20:15発 21:00カレー 泊
6/25(木)5 【英 】
(ユーロトンネル)カレー6:00発→ドーバー7:20発(往復215ユーロ)
8:00バーチントン:ロセッティ8:30発
9:00カンタベリー大聖堂(9.5ポンド)9:45発 カンタベリーは英国最大の巡礼地!
9:50トマス・モアの教会、モーム図書館10:20発
11:20ポカホンタス11:40発
12:10ダートフォード:リチャード・トレビシック12:30発
13:00グリニッジ:ハレー×2 14::00発 旧天文台10:00-17:00 中庭は7ポンド
14:30ロンドン:ホルバイン14:50発
15:05ミルトン15:30発
15:50クリスティアン・バッハ16:10発
16:15ロンドン大学:ベンサム16:50発 (大英博物館経由:離脱可)
17:05パーキンソン17:20
17:25ブレイク、デフォー、ジョージ・フォックス18:00発
18:15ウィリアム・ウォレス18:30発
6/26(金)6 【英】
9:30ウェストミンスター寺院29名(日休)!12:00発
12:30ロンドン塔:ジェーン・グレイ13:00発 22ポンド 9:00-17:30
13:15セント・ポール大聖堂:ターナー、ネルソン等14:30発
14:45トラファルガー広場14:55発
15:00バッキンガム宮殿15:15発
15:25マリー・タッソー15:55発
16:00サッチャー16:30発
17:00 J・ハント、D・リーン17:30発
18:15ウィンザー泊
6/27(土)7 【英】
ウィンザー:ヘンリー8世、ビクトリア女王など6名10:30発 ※18.5ポンド!高ッ!
(イートン校)
11:00ナポレオン三世11:20発
11:35サージェント、殉教王12:05発
12:20ギルフォード:ルイス・キャロル12:40発
12:55コナー13:15発
13:30メニューイン音楽学校13:50発
14:20チジック:ホイッスラー14:35発
14:55ガナーズベリー:C・リード15:10発
15:30バルビローリ15:55発
16:00ウィングフィールド16:20
16:35ジョセフ・ロートブラット16:55発
17:00コンスタブル17:20発 17:30
6/28(日)8 【英】
8:00 Golders Green:フロイト、マーク・ボランなど10名9:30発
9:40ストコフスキー10:05発
10:20ハイゲイト:マルクス、ファラデー、コールリッジ等9名(10:00-17:00/11:00-15:00)12:20発
13:30セント・オールバンズ:ベーコン13:20
13:30キューブリック!14:00発
14:20バーナード・ショー15:00発
16:00エセックス:ジョン・ロック16:25発
18:25オールドバラ:ブリテン&泊
6/29(月)9 【英】
オールドバラ6:00発
7:10デボラ・カー7:30発
8:30ケンブリッジ:クロムウェル9:15発
9:20ウィトゲンシュタイン9:40発
9:50グレン・ミラー10:25発
11:40ノーサンプトンシャー:ダイアナ妃12:10発
13:55コヴェントリー:ゴディバ14:25発
15:10レスター:トーマス・クック15:30発
15:40リチャード3世16:10発
17:10ホッブズ17:30発
17:45チェスタフィールド:G・スチーブンソン18:00
19:30ウエスト・ヨークシャー泊
6/30(火)10 【英、スコットランド】
7:00ウエスト・ヨークシャー:ロビン・フッド7:30発
10:00ウィンダミア:ワーズワース10:30発
(スコットランド突入)
13:00カークパトリック・マクミラン13:20発
15:30セントボズウェルズ:ウォルター・スコット16:00発
18:00エジンバラ:D・ヒューム18:20
18:25アダム・スミス18:40発
20:40ジェームス・バリー&泊※ここから1時間でアバンディーン:ウィリアム・ウォレス
7/1(水)11 【スコットランド】
ジェームス・バリー7:00発
10:00ロッカウェ:ロバート・ブルース10:40
10:50オーバン(フェリー11:55or14:00)
15:30アイオナ島:マクベス オーバン泊
7/2(木)12 【スコットランド】
7:30オーバン8:00発
8:40ベリンズバラ:ベアード9:00発
10:00グラスゴー:リプトン10:45発
12:45ケイルンライアン
14:30フェリー
(アイルランド突入)
15:30ベルファスト:ボビー・サンズ16:00
18:45スライゴ:イエーツ&泊
7/3(金)13 【アイルランド】
4:00スライゴ発
5:45ロバート・ショー6:00
9:00バトバント:オリバー・リード9:30
10:30コーク:ロリー・ギャラガー11:00発
13:30ギネス(ビール)14:00発
14:45ダブリン:ヴェロニカ・ゲリン15:05発
15:30M・コリンズ、C・ブラウン16:00発
16:20スウィフト16:50発
17:20ダンロップ18:00
18:30フェリー乗り場(平日22:45 日曜20:00)
7/4(土)14 【英】
リバプール6:30
6:35キャバンクラブ6:45発
7:05ペニー・レイン7:10発
7:15ストロベリーフィールド7:20発
7:25エレナ・リグビー7:45発
7:50ジュリア・レノン8:15発
8:35サトクリフ8:55発
9:15エプスタイン9:40発
10:50マックルズ・フィールド:イアン・カーティス11:20発
15:10ウェールズ:ロイド・ジョージ15:40発
19:10ウェールズ:ディラン・トマス&泊
7/5(日)15 【英】
ウェールズ6:00発
8:00モンマス:C・ロールズ8:30発
(ピーター・マーク・ロジェ)
10:00ジョン・ボーナム10:20発
11:20ワット11:50発
12:40ニック・ドレイク13:10発
13:40シェークスピア14:25発
15:25グロスタシャー:イアン・フレミング15:50発
16:40オックスフォードシャー:W・モリス17:00発
17:45オックスフォード:C・S・ルイス18:05
20:00バース泊 英国唯一の公衆天然温泉「サーメ・バース・スパ」キチガイ価格平日32ポンド(5760円)、土日35ポンド(6300円)
7/6(月)16 【英】
9:00バース寺院:マルサス9:30発
11:00 T.S.エリオット11:20発
12:00ドルセット:ハーディ12:20発
13:20ボーンマス:M・シェリー13:40発
14:40ゴールディング15:00発
15:45コナン・ドイル16:15発
16:45ウィンチェスター:クヌート等6名17:45発
17:50アルフレッド大王18:00発
18:30ハンプシャー:アレック・ギネス19:00発
19:30チチェスター泊
7/7(火)17 【英】
8:30チチェスター大聖堂:ホルスト9:00発
10:00ジョージ・エベレスト10:20発
10:50ゲイリー・ムーア11:10発
11:40ヴァージニア・ウルフ12:00発
12:20ティルトン:ケインズ12:40発
13:10ヴィヴィアン・リー13:40
14:25岬:エンゲルス14:50発
16:30デレク・ジャーマン16:50発
17:35ドーバー (フェリー 2時間半)
21:00?カレー泊
7/8(水)18 【仏】
カレー5:30発
7:00サキ7:30発
8:20アミアン:J・ヴェルヌ8:50発
10:50ランス:藤田嗣治11:10発
13:20ド・ゴール13:50発
15:00エソイエ:ルノアール15:20発
16:30レビストロース16:45発
18:05トゥールニュ:コルトー18:25発
20:15ベズレー泊
7/9(木)19 【仏】
6:00ベズレー:バタイユ6:20
6:40ロマン・ロラン7:10発
7:30ジュール・ルナール7:50発
9:50エグルヴィル:マスネー10:10発
10:40シスレー11:00発
11:20フォンテーヌブロー:マラルメ11:40発
12:00ミレー(!)12:20発
12:40タルコフスキー13:00発
13:30キキ14:00発
14:45シュトロハイム15:05発
15:25ロミー・シュナイダー15時45発
16:15ミュンシュ16:40
16:55シュバリエ17:15発
17:45ニコラ・ド・スタール18:10発
18:20サティ18:40発
7/10(金)20 【仏】
8:00ペール・ラシェーズ(新人10)11:00発
11:10ラヴォアジエ 11:40発
12:00ノートルダム寺院:ジャンヌ・ダルク12:25発
(ルーブル&オルセー離脱)
12:30パンテオン13:30発
13:35デュ・モン教会:パスカル、マラー14:00発
14:05ソルボンヌ大:リシュリュー14:30発
14:45パスツール研究所&墓15:30発
15:45アンヴァリッド:ナポレオン、サン・テグジュペリ17:00発
17:30ムードン:ロダン (オフ会?)
7/11(土)21 【仏】
8:00モンパルナス墓地(新人7)
9:30カタコンベ11:00発
11:30モンマルトル墓地(新人4)14:00発
14:05ユトリロ14:20発
15:00サン・ドニ:歴代フランス王&アントワネット16:30発
17:00ラヴェル17:15発
17:25ヴィトン18:00発
18:40オーヴェール:ゴッホ兄弟、散策、泊。
7/12(日)22 【仏】
オーヴェール5:00発
6:00ジヴェルニー:モネ6:20発
7:40ルーアン:リチャード1世、デュシャン8:40発
10:00ティエップ:ブラック10:20発
12:20ジード12:30発
14:10モン・サン・ミシェル14:30発
15時半サン・マロ:シャトーブリアン16:00発
17:45ラバル:アンリ・ルソー18:15発
20:30フォントブロー泊
7/13(月)23 【仏】
フォントブロー:リチャード1世、ジョン欠地王9:00発
10:00ユル・ブリンナー10:30発
13:00ジョルジュ・サンド14:45発
16:00レヴィストロース16:30発
20:30カジャルク泊
7/14(火)24 【仏、スペイン】
カジャルク:フランソワーズ・サガン5:00発
8:00ランゴン:ロートレック8:15発
9:15ボルドー郊外:クストー9:35発
10:45ボルドー:モンテーニュ11:45発
14:10ルネ・クレマン14:50
(スペイン突入!)
16:35パンプローナ:サラサーテ17:00発
18:00ログローニョ:チェーザレ・ボルジア18:30発
20:00ブルゴス泊
7/15(水)25 【スペイン、ポルトガル】
5:00ブルゴス発
10:00サンティアゴ・デ・コンポステーラ:聖ヤコブ11:00
(ポルトガル突入)
16:30リスボン・パンテオン:アマリア・ロドリゲス17:00発
17:30リスボン:バスコ・ダ・ガマ&泊
※大移動後だから大盛パエリアくってワインのもう!
7/16(木)26 【ポルトガル、スペイン、ジブラルタル】
5:00発 (スペイン再突入)
10:00セビリア:闘牛士墓地10:45発
11:15セビリア大聖堂:コロンブス、ゲレーロ11:45発
11:50ムリーリョの家12:30発
14:00ファリャ14:30発
16:00パコ・デ・ルシア16:30発
17:00ジブラルタル墓地17:15発
17:30ジブラルタル南端18:00発
20:00オーソン・ウェルズ&泊
7/17(金)27 【スペイン】
オーソン・ウェルズ8:30発
10:45グラナダ大聖堂:イサベル11:20発
12:50リナレス:セゴビア13:10発
(マドリード)
16:10ゴヤ旧墓16:50発
17:50フランコ18:10発
18:50エル・エスコリアル20:00発※マドリード市内まで1時間
7/18(土)28 【スペイン、アンドラ】
7:15ベラスケス7:45発
8:00アルコベンダス:F・レイ他8:30発
13:00カステリョ・デ・ラ・プラナ:タレガ13:20発
16:00バルセロナ郊外:コロニア・グエル教会地下聖堂17:00発
17:30バルセロナ:サグラダ・ファミリア教会18:00発
20:45アンドラ泊
ガウディの墓はサグラダ・ファミリア教会の地下 7/19(日)29 【スペイン、フランス】 アンドラ3:30発 (フランス再突入)
8:00セート:ポール・ヴァレリー8:20発
10:00アヴィニヨン:J.S.ミル10:20発
10:35カミーユ・クローデル(2)11:20発
11:50ノストラダムス12:20発
13:00ルールマラン:カミュ13:30発
14:15エクサン=プロヴァンス:セザンヌ、ミヨー14:45発
15:10ヴォヴナルグ:ピカソ15:40発
17:00トゥーロン:キスリング17:20発
18:30ラマチュエル:ジェラール・フィリップ19:00発
20:30カリアン泊
7/20(月)30 【仏、モナコ】
カリアン:ディオール7:00発
7:45ヴァロリス:ジャン・マレー8:05発
8:50サン=ポール=ド=ヴォンス:シャガール9:50発
10:35ニース:ガスタン・ルルー10:55発
11:35モナコ:シェリング12:00発
12:05モナコ:グレース・ケリー12:55発
18:00メシアン18:30発
21:00シャモニ泊
7/21(火)31 【スイス】
シャモニ:エドワード・ウィンパー8:00発
9:00リパッティ9:30発
9:45ジュネーブ:ヒナステラ他10:15発
10:45レマン湖畔 R・バートン11:05発
11:35ビュルサン:P・ユスティノフ11:55発
12:15トロシュナ:オードリー・ヘプバーン(キターッ!)12:45発
13:00ローザンヌ:シャネル、クーベルタン、F・マーキュリー13:45発
14:15チャップリン(再びキターッ!!)、グレアム・グリーン15:00発
15:10ヒンデミット15:30発
15:40ココシュカ、ナボコフ15:55発
16:05アンリ・ネスレ16:40発
17:20ギーガー18:00発
18:40シャトー・デー:D・ニーヴン19:00発
21:40テッシュ(マッターホルン最寄り)
7/22(水)32 【スイス】
(天候で判断)午前中マッターホルンのトレッキング…テッシュ始発6:21
6:33ツェルマット:登山者墓地 7:00or8:00ケーブルカー45分 ゴルナーグラート(往復12000円) ツェルマット13:13(毎時13分)発
13:25テッシュ13:30発
14:15ラーロン:リルケ14:45発
18:15バーゼル:オットー・フランク18:40発
18:55バーゼル:ヤスパース等19:30 食事
貴重なオフタイム(午前のみ)。マッターホルン、晴れますように 7/23(木)33 【スイス、リヒテンシュタイン】 バーゼル8:00発
9:10チューリッヒ:ケラー、シュピーリ9:40発
10:00トーマス・マン10:20発
10:50ジョイス、カラー11:15発
11:30クレンペラー11:50発
12:00ワインガルトナー、リヒター他12:40発
12:50ユング13:05発
13:15エリーザベト・シュヴァルツコップ13:35発
(リヒテンシュタイン)
15:30オスカー・ウェルナー15:50発
16:20マイエンフェルト(登頂18:20?)
7/24(金)34 【スイス、イタリア】
マイエンフェルト5:30発
7:40シルス:クラウディオ・アバド8:00発
8:30ブレガリア:ジャコメッティ8:50発
11:40マッジョーレ湖畔:ブリギッテ・ヘルム12:00発
12:15レマルク12:45発
12:55グスタフ・フレーリッヒ13:15発
14:20ヘッセ他14:50発
(イタリア突入)
16:00ヴェルサーチ(2)16:45発
18:15ベルガモ:ドニゼッティ&泊
7/25(土)35 【イタリア】
ベルガモ6:30発
8:00ミラノ:トスカニーニ、ホロヴィッツ他9:15発
9:25ヴェルディ9:45発
10:00聖アンブロジウス10:20発
13:20マリーナ・ディ・アンドーラ:ヘイエルダール14:20発
17:00ポルトヴェネーレ:ヴァルテル・ボナッティ17:30発
18:50ピサの斜塔19:20発
19:50リボルノ泊
7/26(日)36 【イタリア】
リボルノ:マスカーニ8:15発
9:15トスカーナ湾:ジャック・マイヨール9:45発
11:15オルベテッロ/ポルト・エルコレ:カラヴァッジョ12:15発
14:00ローマ郊外:ピエトロ・ジェルミ14:20発
14:50ジュリアーノ・ジェンマ15:20発
15:50第38代教皇シリキウス16:35発
16:50ヴェラーノ墓地:ロッセリーニ等6名18:30発
7/27(月)37 【イタリア:ローマ前】※オール徒歩!
7:00 Santa Maria Maggiore ベルリーニ等2名7:30発
7:50 Basilica di San Giovanni in
Laterano(旧教皇庁)176代教皇インノケンティウス3世等3名8:20発
8:35 Basilica di San Clemente 4代教皇クレメンス1世8:55発
9:05 コロッセオ ジョジョ立ち記念写真9:20発
9:35 Trajan's Forum:トラヤヌスの記念柱/13代皇帝トラヤヌス9:50発
10:00 Chiesa del Gesu/ザビエル10:20発
10:25 Basilica di Santa Maria Sopra Minerva/フラ・アンジェリコ、教皇3名10:50発
10:55 Pantheon/ラファエロ、コレルリ11:20発
11:30 Santa Maria in Monserrato/214代教皇アレクサンデル6世11:45発
11:50 Chiesa di Santa Maria in Vallicella/グレゴリオ・アレグリ12:10発
12:15 Santa Maria dell'Anima/218代教皇ハドリアヌス6世12:30発(ここからテヴェレ川沿いに20分)
12:50 Basilica di Santa Maria del Popolo/ネロ 13:20発
13:30アウグストゥス霊廟:初代ローマ皇帝アウグストゥス等5名13:15発
13:25 San Lorenzo in Lucina/プッサン13:40発
13:45 San Silvestro in Capite/25代教皇ディオニュシウス14:00発
14:10 トレビの泉(休憩)14:40発
15:00 真実の口15:15発
15:25 Basilica di Santa Cecilia in Trastevere/聖セシリア16:00発
16:05 San Francesco a Ripa/キリコ 16:20発
16:50 サンピエトロ大聖堂(礼拝堂)&泊
7/28(火)38 【イタリア、ヴァチカン:ローマ後】
7:00 サンピエトロ大聖堂(墓所)8:45発
9:00 サンタンジェロ城(ハドリアヌス霊廟)5名
10:30発※ローマ離脱
11:15ポメーツィア:セルジオ・レオーネ11:40発
13:50モンテ・カッシーノ:聖ベネディクト14:50発
16:20サレルノ:157代教皇グレゴリウス7世16:50発
17:50アマルフィ泊
7/29 (水)39 【イタリア】
8:00アマルフィ:聖アンドリュー8:30発
10:00ナポリ郊外:マッシモ・トロイージ10:20発
10:45ナポリ:カルーソー11:05発
11:30スカルラッティ11:50発
12:15ウェルギリウス13:00発
13:30ペルゴレージ14:00発
17:00ラグイラ:192代教皇ケレスティヌス5世17:20発
20:30アンコーナ泊
7/30(木)40 【イタリア、サンマリノ】
アンコーナ発5:00
6:40サンマリノ墓地7:10発
7:55リミニ:フェリーニ8:15発
9:25ベニチオ10:00発
11:00ラヴェンナ:ダンテ11:40発
12:50ボローニャ:ファリネッリ、ランボルギーニ13:20発
13:40マルコーニ13:55発
14:40モデナ:パヴァロッティ15:00発
15:15モデナ:フェラーリ15:35発
16:45フェラーラ:アントニオーニ17:10発
18:10エステ:ペトラルカ18:30発
19:15ヴェネチア泊
7/31(金)41 【イタリア、オーストリア】
ヴェネチア(徒歩と船)7:00発
8:00ストラビンスキー、ドップラー等4名8:45発
9:00サン・ジョルジョ・マッジョーレ島:別名フーゴ波止場10:00発
10:45Basilica dei Frari:ティツィアーノ他11:30発
11:40ヴェネチア駅ギアッチョ滑り12:00発
12:15リベルタ橋(ヴェネチア離脱)12:20発
13:40パゾリーニ14:00発
(オーストリア)
17:00ヒュッテンベルク:ハインリッヒ・ハラー17:20発
18:20プライテネック:マクシミリアン・シェル18:40発
19:30グラーツ:カール・ベーム&泊
8/1(土)42 【スロヴェニア、クロアチア、ボスニア】
グラーツ8:00発
(スロヴェニア)
9:00カルロス・クライバー9:45発
(クロアチア)
11:30ザグレブ:フラニョ・トゥジマン12:20発
18:00サラエボ:ガヴリロ・プリンツィプ&五輪墓地19:30発
8/2(日)43 【ボスニア、モンテネグロ】
サラエボ9:00発
(モンテネグロ)
11:30プルジネ12:30発
16:30スレブレニツァ17:30発
(6時間)
ザイェチャル
8/3(月)44 【セルビア、ブルガリア、ギリシャ】
8:00ザイェチャル:ガレリウス帝9:00発
(ブルガリア)
12:30ソフィア13:30発
(6時間移動、休憩1時間)
20:30ギリシャ・ラリサ:ヒポクラテス&泊
8/4(火)45 【ギリシャ】
ラリサ6:00発
9:00エウリポス海峡:アリストテレス10:00発
(アテネまで60分)
(マケドニア)
17:30スコビエ:ボリス・トライコフスキ18:30発
8/5(水)46 【クロアチア、セルビア、ハンガリー】
スコビエ発7:00
(セルビア)
12:30ベオグラード:ニコラ・テスラ13:30発
(5時間半移動、休憩1時間)
(ハンガリー)
20:00ニーレジュハーザ泊
8/6(木)47 【ハンガリー、ルーマニア】
ニーレジュハーザ5:00発
9:00世界一陽気な墓地@サプンツァ村11:00発
16:30ブダペスト:動乱犠牲者17:00発
17:20ファドルス・ヤノーシュ4名18:00発
18:10ブダペ:ストラウル・ワレンバーグ18:30 泊
8/7(金)48 【スロバキア、オーストリア】
ブダペスト7:00発
(スロバキア)
8:30ブラチスラバ:アレキサンダー・ドプチェク9:30発
11:00シュタット:ハイドン11:30発
12:00ウイーナーノイシュタット:マクシミリアン1世12:30発
13:30ウィーン聖シュテファン寺院カタコンベ14:30発
14:15カプツィナー霊廟6名15:00発
15:10Augustinerkirche16:00発
16:05王宮16:30発
8/8(土)49 【オーストリア】
7:00ウィーン楽聖墓地:ベートーヴェン、シューベルト等17名13:05発
13:20ザンクトマルクス:モーツァルト13:50発
14:15クリムト14:40発 14:50エゴン・シーレ15:10発
15:40アスペルガー16:10発
16:20アントン・カラス16:35発
16:45マーラー17:10発
17:25旧楽聖墓地18:00発
18:20ハイドンパーク18:40発
19:40ザンクト・ペルテン泊
8/9(日)50【オーストリア、ドイツ】
ザンクト・ペルテン6:00発
7:30レオンディンクの父母8:15発
8:50ザンクト・フロリアン:ブルックナー9:20発
10:40バートイシュル:レハール11:00発
11:20アッター湖畔:グルダ11:40発
13:00グルーバー13:30発
14:00ザルツブルク:レオポルド・モーツァルト14:30発
(近くにモーツァルト生家)
14:55アニーフ:カラヤン15:25発
16:40カプルーン:ポルシェ家17:00発
(ドイツ突入!)
17:30ミッタージル:ウェーベルン17:50発
20:00テガーンゼー泊
8/10(月)51 【ドイツ】
テガーンゼー:バルクホルン6:40発
7:30ミュンヘン:ゾフィー・ショル8:00発
8:30クナッパーツブッシュ9:00発
9:10ミュンヘン大:モニュメント9:30発
9:50シーボルト10:20発
10:40森林墓地:ミヒャエル・エンデ、Leni11:25発
11:45 シュタルンベルク湖:ルートヴィヒ2世12:05発
12:35カール・オルフ12:55発
14:30ノイシュヴァンシュタイン城!15:30発
17:00ブラウシュタイン:ロンメル17:30発
17:40ウルム泊
8/11(火)52 【ドイツ】
ウルム6:30発
8:00メスキルヒ:ハイデガー8:30発
9:15ラウトリンゲン:クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐9:45
12:00ドルリスハイム:ブガッティ12:20発
12:40ストラスブール大聖堂13:10発
15:30エーリヒ・ハルトマン15:50発
17:00シュツットガルト:ツェペリン伯爵17:20発
17:45ダイムラー18:05発
19:30ハイデルベルク:フルトヴェングラー、M・ウェーバー
8/12(水)53 【ドイツ】
ハイデルベルク7:00発
7:30マンハイム:カール・ベンツ8:00発
(25km北西のヴォルムスに欧州最古級の墓地/フランクフルト通過、ホームシック注意)
9:40ギーセン:レントゲン10:00発
12:20ゲッティンゲン:ガウス12:40発
14:10ワイマール:ゲーテ&シラー14:40発
14:50ルーカス・クラナッハ父15:10発
15:30ブーヘンヴァルト強制収容所:E・テールマン16:20発
17:40ヴァイセンフェルス:ノヴァーリス18:00発
18:20リュツェン:ニーチェ18:40発
19:20ライプチヒ泊
8/13(木)54 【ドイツ・ベルリン】
8:00ライプチヒ:ニキシュ他8:30発
8:35バッハ妻8:55発
9:00聖トーマス教会:バッハ10:00
11:10デッサウ・ロスラウ:オズワルト・ベルク11:40発
13:00ポツダム:ガイガー13:20発
13:30サンスーシ宮殿:フリードリヒ大王14:30発
15:00ワイツゼッカー15:20発
15:35ディスカウ等3名16:15発
16:25シャルロッテンブルグ宮殿:ヴィルヘルム1世17:15発
17:35グリンカ17:55発
18:05フンボルト18:25発
18:55オシエツキー
8/14(金)55【ドイツ・ベルリン】
8:00ベルリン:ローザ・ルクセンブルク8:20発
8:50グリム&ワルキューレ関係者9:10発
9:20ワルキューレ現場9:40発
9:50ベーベルプラッツ/焚書のモニュメント(空っぽの本棚)10:10発
10:20ブレヒト、ヘーゲル、フィヒテ10:30発
10:40反ナチ・メモリアル、野獣11:10発
11:20コッホ12:20発
13:10マクデブルク:クラウゼビッツ14:40発
15:10マクデブルク大聖堂オットー1世15:40発
17:10ハノーファー:ジョージ1世(英国王)17:40発
19:40ハンブルク泊
8/15(土)56【ドイツ、デンマーク】
8:00ハンブルク・世界最大の公園墓地オールスドルフ墓地:ヘルツ、ビューロー9:00発
9:20テレマン9:45発
10:00ハンブルク:C.P.E.バッハ10:20発
11:00アウミューレ:ビスマルク11:40発
12:40リューベック:ブクステフーデ13:10発
16:00フースム:シュトルム16:20発
18:30“LEGO"クリスチャンセン19:30発
21:45シェラン島泊
8/16(日)57 【デンマーク、スウェーデン】
9:00シェラン島:アブサロン9:30発
10:50コペンハーゲン:アンデルセン等6名11:40発
(スウェーデン)
12:40南端:アニタ・エグバーグ13:00発
16:30イェーテボリ:Torgny Segerstedt16:50発
17:10アッサール・ガブリエルソン17:30発
(ノルウェー)
21:00オスロ泊
8/17(月)58 【ノルウェー、スウェーデン】
7:00オスロ:ムンク、イプセン7:30発
8:00ナンセン8:30発 ※移動7時間半ぜよ…
15:30ウプサラ:リンネ15:50発
15:55ハマーショルドなど3名16:30発
17:30ストックホルム:ノーベル、バーグマン等5名19:00発
19:15パルメ、スウェン・ヘディン19:45発
20:00グレタ・ガルボ20:45発
21:30ニュネスハムスン23:00発
(フェリー5時間)
8/18(火)59 【スウェーデン、デンマーク】
5:45ゴットランド島:イングマール・ベルイマン17:00発※島はジブリ「魔女の宅急便」ロケ地でもある
(フェリー5時間)
22:00ニュネスハムスン発
22:40ストックホルム泊
8/19(水)60 【スウェーデン】
安息日・調整日 ストックホルム17:00 (フェリー)
8/20(木)61 【フィンランド、エストニア】
ヘルシンキ港9:55発
10:05トーヴェ・ヤンソン、マンネルヘイム10:45発
11:30エイノ・イルマリ・ユーティライネン12:00発
12:15シベリウス12:45発
13:20港 14:00or17:00発(フェリー)
(エストニア)
19:00タリン:レナルト・メリ20:00発
8/21(金)62 【エストニア、ラトビア、リトアニア】
タリン5:00発
(ラトビア)
9:30リガ:IVANA KAPSETA 10:30発
(リトアニア)
14:00ビルニュス:ユゼフ・ピウスツキ15:00発
(ポーランド)ブラニュボまで所要7時間+休憩!
8/22(土)63 【ロシア、ポーランド】
ブラニュボ7:55発 ★ロシアの日帰りだけ鉄道
10:30ロシア・カリーニングラード:カント15:00発
16:05ブラニュボ16:15発
(ポーランド)
16:30フロンボルク:コペルニクス
8/23(日)64 【ポーランド】
フロンボルク:コペルニクス10:00発
14:00ワルシャワ:コルチャック先生14:30発
14:50ショパン15:10発
15:30キェシロフスキ等4名16:30発
20:30クラクフ:スタニスワフ・レム&泊
8/24(月)65 【ポーランド、チェコ】
クラクフ8:15発
9:20オシフィエンチム(アウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所):アルマ・ロゼ13:00発
16:00ブルノ:メンデル16:40発
18:40ヴァーツラフ・ノイマン19:10発
19:40プラハ泊
8/25(火)66 【チェコ、ドイツ】
8:00プラハ・ヴィシェフラット墓地:ドボルザーク等6名9:15発
9:40ネポムクの聖ヨハネ10:10発
10:25ティコ・ブラーエ11:00発
11:20 Jan Palach11:40発
11:45カフカ12:15発
14:00カルロビ・バリ:F・モーツァルト14:20発
16:00ドゥフツォフ:カサノバ17:00発
18:10ドレスデン:カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ18:40発
19:00 C・ウェーバー&泊
8/26(水)67 【ドイツ】
ドレスデン8:15発
10:30ペーター・ホフマンなど11:05発
12:10ボンヘッファー12:50発
14:10レーゲンスブルク:ケプラー14:30発
15:50ニュルンベルク:パッヘルベル16:20発
16:25デューラー、フォイエルバッハ16:15発
17:20バイロイト:ワーグナー&泊
8/27(木)68 【ドイツ】
バイロイト:リスト9:20発
10:00クルムバッハ:ケンプ10:45発
11:45バンベルク:149代教皇クレメンス2世12:15発
13:45フランクフルト (生還おめでとう!!)
8/28(金)69 11:25 日本にフライト(カタール航空)途中ドバイ@アラブ首長国連邦にて墓参※トランジット7時間
8/29(土)70 17:25 帰国関空
移動ルートにあるモン・サン・ミシェル。20分だけ寄り道予定 |
【墓参予定者・全リスト810名】 ★イギリス ●ダーウィンCharles Darwin(1809-1882)イギリスの博物学者。測量船ビーグル号で南半球を巡って動植物・地質を調査し、「種の起源」で進化論を提唱。一般思想界にも影響を与えた。 ●ニュートンIsaac Newton (1642-1727)物理学者・天文学者・数学者。ケンブリッジ大教授。万有引力の発見、微積分法や反射望遠鏡の発明、光のスペクトル分析などの功績。造幣局長官・英国王立協会長を歴任。 ●ヘンデル George Frideric Handel(1685-1759)ドイツの作曲家。初めはイタリアで、後半生はイギリスで活躍。後期バロック音楽の巨匠。作風は単純・明快。オラトリオ(宗教音楽劇)「メサイア」 ●ディケンズ Charles Dickens(1812-1870)イギリスを代表する小説家。ヴィクトリア朝の英国社会を鋭くとらえ、ユーモアを交えて不正を批判。共感を込めて庶民を描いた。「クリスマス-キャロル」「二都物語」 ●ハレー Edmond Halley[memorial](1656-1742)天文学者。彗星が再訪することを発見。ハレー彗星が約76年周期で接近すると予測。 ●キップリング Rudyard Kipling(1865.12.30-1936.1.18)イギリスの作家。植民地インド生まれ。帰英後、インドが背景となった小説を多く書いた。「ジャングル・ブック」。ノーベル賞。 ●リビングストン David Livingstone(1813-1873)イギリスの探検家。奴隷貿易の廃止に貢献。宣教師として南部アフリカに派遣され、多数の地理的発見をした。一時行方不明になるも、タンザニアのタンガニーカ湖畔でスタンリーに発見された。 ●ローレンス・オリビエLaurence Olivier(1907-1989)英国を代表する名優。シェイクスピア作品を得意とした。 ●レイフ・ヴォーン・ウィリアムズRalph Vaughan Williams(1872-1958)作曲家。田園風景を彷彿とさせる牧歌的な作風。シベリウスに傾倒。遺灰は北の聖歌隊席通路に埋葬。 ?グラッドストン William Ewart Gladstone(1809.12.29-1898.5.19)ビクトリア時代を代表する政治家の一人。4度にわたり首相をつとめた。腐敗選挙防止法、選挙権の拡大を規定した選挙法改正を実現。 ●パーセル Henry Purcell(1659.9.10-1695.11.21)宮廷作曲家。英国バロック音楽の代表者。多数の教会音楽・器楽音楽・オペラを作曲。 ●ブラウニング Robert Browning(1812.5.7-1889.12.12)テニソンと並ぶビクトリア朝の代表的詩人。「劇的独白」と呼ばれる心理描写を試みた。 ●テニソンAlfred Tennyson(1809.8.6-1892.10.6)英ヴィクトリア朝の国民的詩人。桂冠詩人。詩風は美しい韻律と豊かな抒情性。時代の問題も取り上げた。「イン・メモリアム」は友人の死と進化論によって揺れ動く信仰をうたった詩。 ●チョーサー Geoffrey Chaucer(1342-1400.10.25)「英詩の父」。近代英詩を創始した詩人。中世イギリス文学の傑作「カンタベリー物語」を残す。鋭い人間観察とユーモア、独自の文学世界。 ●カール・マルクス Karl Heinrich Marx(1818-1883)経済学者・哲学者・革命家。資本主義から社会主義へと至る歴史発展の法則を明らかにするマルクス主義を創唱。 ●ダグラス・アダムズDouglas Noel Adams(1952.3.11-2001.5.11)イギリスのSF作家。全世界で1500万部売れた『銀河ヒッチハイク・ガイド』の作者。 ●マルコム・マクラーレン Malcolm McLaren(1946.1.22-2010.4.8)「パンク・ロックの父」。“セックス・ピストルズ"の著名なマネージャー。過激で反社会的なパンクのイメージをつくりあげた。 ●ジョージ・エリオットGeorge Eliot(Mary Ann Evans)(1819-1880)イギリスの女性作家。鋭利な心理描写でリアリズム小説を確立。 ●ファラデーMichael Faraday(1791.9.22-1867.8.25)イギリスの化学者・物理学者。電気分解の法則(ファラデーの法則)を発見。「ロウソクは自分自身で輝くからどんなダイヤより美しい」 ●エリザベス・シダルElizabeth Siddal(Rossetti) (1829.7.25-1862.2.11)画家ロセッティの妻。薬物自殺。ロセッティの『ベアタ・ベアトリクス』や、ミレイの代表作『オフィーリア』のモデルになった。 ●ネルソン提督 Horatio Nelson(1758.9.29-1805.10.21)イギリスの海軍提督。右眼・右腕を失っても指揮。フランス・スペイン連合艦隊をトラファルガー沖に撃滅し、命と引き替えにナポレオンのイギリス上陸を阻止した。 ●ターナー Joseph Mallord William Turner(1775-1851)イギリスの風景画家。印象派の先駆者。光と大気にゆらめく風景を写し取った。「雨・蒸気・速力」 ●アレクサンダー・フレミング Alexander Fleming(1881-1955)微生物学者。アオカビからペニシリンを発見し、抗生物質による治療の門を開いた。ノーベル賞。 ●ミレイ John Everett Millais(1829-1896)画家。ラファエル前派創始者の一人。代表作「オフィーリア」 ●ジョン・ダン John Donne(1573-1631)英国の詩人・司祭。心を揺さぶる説教と宗教詩で知られる。反戦「誰がために鐘は鳴る」の原詩。 ●ヘンリー・ムーア Henry Moore(1898.7.30-1986.8.31)イギリスの彫刻家。現代彫刻を発展。材質を尊重しつつ、生命力を内包する人体を抽象化。 ●フロイト Sigmund Freud(1856-1939)精神分析の創始者。 ●ハーバート・ジョージ・ウェルズ H. G. Wells (Herbert George Wells)(1866.9.21-1946.8.13)SF古典の作者。「タイム・マシン」「透明人間」「宇宙戦争」「モロー博士の島」。 ●マーク・ボランMarc Bolan(1947.9.30-1977.9.16)グラム・ロックの一人者。「T.Rex」で活躍。享年29。 ●キース・ムーン Keith Moon(1946-1978)伝説のロック・ドラマー。「ザ・フー」で活躍。ドラッグ&アルコール中毒で大暴走、32歳で旅立った。 ●ピーター・セラーズ Peter Sellers(1925-1980)英国の喜劇俳優。「ピンクパンサー」のクルーゾー警部。 ●アンナ・パブロワAnna Pavlova(1881-1931)ロシアのバレリーナ。『瀕死の白鳥』はパブロワの代名詞。 ●ブラム・ストーカーStoker, Bram (1847-1912)アイルランド出身の作家。「ドラキュラ」の作者。 ●ジャクリーヌ・デュ・プレ Jacqueline du Pre(1945-1987)天才女性チェリスト。16歳でエルガーのチェロ協奏曲を弾きこなし国際的スターとなったが、多発性硬化症を発病し28歳で引退。 ●エリック・シーガル Erich Segal(1937.6.16-2010.1.17)アメリカ出身の作家。『ある愛の詩』執筆。イエローサブマリンの脚本。 ●ウィリアム・ブレーク William Blake(1757-1827)ロマン派の先駆けとなったイギリスの詩人・画家。幻視的な感覚やイマジネーションを重んじた神秘的な詩。ダンテ「神曲」の版画も名高い。 ●ダニエル・デフォー Daniel Defoe(1661-1731)イギリス近代小説の先駆者。作家・ジャーナリスト。「ロビンソン=クルーソー」 ●ウィリアム・ウォレス William Wallace(1270-1305.8.23)スコットランドの愛国者。イングランド王の圧政に苦しむスコットランド民衆を、愛国精神で立ち上がらせることに成功。大逆罪で公開処刑され、首吊り・腹裂き・四つ裂きの残虐刑。 ●ミルトンJohn Milton(1608.12.9-1674.11.8)イギリスの詩人。叙事詩「失楽園」 ●ジョージ・フォックス George Fox(1624.7-1691.1.13) クエーカー(キリスト友会)の創始者。妥協を許さぬスーパー超硬派キリスト教信徒。徹底して平和主義。 ●ホルバインHans Holbein Jr.(1497-1543)ドイツ出身。ヘンリー8世の宮廷画家。肖像画の名手。 ?マリー・タッソー Marie Tussaud(1760-1850)フランス出身の蝋人形彫刻家。アントワネットやルイ16世、ロベスピエールやマラーのデスマスクを作った。 ●ヨハン・クリスティアン・バッハ Johann Christian Bach(1735.9.5-1782.1.1)ドイツ出身の作曲家。大バッハの末子。オペラ作曲家として生前に国際的名声を得た。少年モーツァルトに影響。 ●コンスタブル John Constable(1776.6.11-18373.31)イギリスの風景画家。リアルな外光描写で自然を捉えた近代風景画の開拓者。 ●ジョセフ・ロートブラット Joseph Rotblat(1908.11.4-2005.8.31)物理学者。ノーベル平和賞。原爆開発のマンハッタン計画に参加したが、ドイツには開発不能と判断、“もはや原爆は不要"と完成前にプロジェクトを脱退し反核に回った。 ●サミュエル・テイラー・コールリッジ Samuel Taylor Coleridge(1772.10.21-1834.7.25)イギリスの詩人・批評家。詩はロマン主義復興の先駆となった。 ●バルビローリBarbirolli John(1899.12.2-1970.7.29)指揮者。母国イギリス音楽やマーラーなど後期ロマン派の楽曲を得意とした。 ●ネイサン・メイアー・ロスチャイルド Nathan Mayer Rothschild(1840.11.8-1915.3.1)ロンドン・ロスチャイルドの祖。 ●ウォルター・クロプトン・ウィングフィールド Walter Clopton Wingfield(1853.10-1912.4.12)現在の「ローン(芝生)テニス」の原型を考案。 ●ストコフスキー Leopold Stokowski(1882.4.18-1977.9.13)ロンドン出身のアメリカの指揮者。クラシック音楽の普及に貢献。 ●トマス・スタンフォード・ラッフルズ Thomas Stamford Raffles(1781.7.5-1826.7.5)シンガポールの創設者。 ●トマス・モア Thomas More(1478-1535)政治家・社会思想家。「ユートピア」を著してイギリス社会を批判し、王権と教権から自由な社会を理想国家とした。 ●ジェーン・グレイ Jane Grey(1537-1554.2.12)イングランド史上初の女王。即位からたった9日間でメアリー1世(ブラッディ・メアリー)に廃位され、7カ月後に斬首刑となった。享年16歳。 ●ハレー Edmond Halley(1656-1742)天文学者。彗星が再訪することを発見。ハレー彗星が約76年周期で接近すると予測。 ●クリストファ・マーロウ Christopher Marlowe(1564.2-1596.5.30)劇作家、詩人。シェイクスピアよりも早くエリザベス朝演劇の基礎を築いた。 ●サッチャー Margaret Thatcher(1925.10.13-2013.4.8)政治家。「鉄の女」の異名。 ●ジェレミ・ベンサム Jeremy Bentham(1748.2.15-1832.6.6)思想家。「最大多数の最大幸福」の実現を説いた功利主義の代表者。遺言で医学発展のためロンドン大医学部に献体、人体標本となった。 ● ジェームス・ハントJames Hunt[cremation location](1947.8.29-1993.6.15)1976年のF1世界チャンピオン。ライバルのニキ・ラウダと名勝負を繰り広げた。享年45。(火葬地) ●デヴィッド・リーン David Lean(1908.3.25-1991.4.16)映画監督。『アラビアのロレンス』『戦場にかける橋』『逢びき』『ドクトル・ジバゴ』 ●キャロル・リード Carol Reed(1906.12.30-1976.4.26)映画監督。映画監督として初めてナイトの称号を与えられた。『第三の男』『オリバー!』『華麗なる激情』。 ●パーキンソン James Parkinson(1755.4.11-1824.12.21)イギリスの医師・古生物学者。1817年に初めてパーキンソン病を報告。 ●ホイッスラー James McNeill Whistler(1834-1903)アメリカ出身の画家。風景画や肖像画に静かで詩情ある独自の画風を打ち立てた。 ●ロビン・フッド Robin Hood(?-1241)英国民に愛されている12〜13世紀の義賊。シャーウッドの森に住み、仲間と悪代官を懲らしめ、貪欲な僧侶の金を奪って貧民に施した。 ●シャーロット・ブロンテCharlotte Bront(1816-1855)イギリスの女性小説家。ブロンテ三姉妹の長姉。「ジェーン=エア」で自我に目覚めた女性の自立と恋愛を描いた。 ●エミリー・ブロンテEmily Bront(1818-1848)イギリスの女性小説家。ブロンテ三姉妹の中姉。人間の情熱の極限を描いた「嵐が丘」で知られる。 ●アン・ブロンテAnne Bront(1820-1849)イギリスの女性小説家。ブロンテ三姉妹の末妹。「アグネスグレー」。 ●ウェッジウッドJosiah Wedgwood I(1730.7.12-1795.1.3)“イギリス陶芸の父"。窯の中の高温を測るパイロメーター(高温測定計)なども発明。 ●トマス・ホッブズ Thomas Hobbes(1588.4.5-1679.12.4)イギリスの哲学者。平和を得るために絶対主権を求めた。主著「リヴァイアサン」 ●ジョージ・スティーブンソン George Stephenson (1781.6.9-1848.8.12)鉄道の父。 ●フランシス・ベーコンFrancis Bacon (1561.1.22-1626.4.4)イギリスの哲学者・政治家。「知は力なり」。経験論の先駆者。 ●スタンリー・キューブリックStanley Kubrick(1928.7.26-1999.3.7)アメリカの映画監督。娯楽性よりも芸術性を追求。作品は常に世界的な反響を呼んだ。「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「博士の異常な愛情」 ●バーナード・ショー George Bernard Shaw(1856.7.26-1950.11.2)イギリスの劇作家・批評家。ノーベル文学賞。イギリス近代演劇の確立者。強烈な毒舌と皮肉に機知を織り交ぜ、言論界で大暴れ。 ●シェイクスピア William Shakespeare(1564-1616)劇作家・詩人。文学史に輝く不朽の作品群(約37編)。四大悲劇「ハムレット」「オセロ」「リア王」「マクベス」の他に「ロミオとジュリエット」等々。 ●ニック・ドレイク Nick Drake(1948.6.19-1974.11.25)シンガーソングライター。生前は商業的に成功せず3枚のアルバムを残して自殺。享年26歳。 ●ジョン・ボーナム John Bonham'Bonzo'(1948.-1980)伝説のロックバンド『レッド・ツェッペリン』のドラマー。“重戦車"と例えられたヘビードラム。 ●エルガー Edward Elgar(1857-1934)イギリスの国民的作曲家。行進曲「威風堂々」、変奏曲「謎」など。 ●ピーター・マーク・ロジェ Peter Mark Roget(1779.1.18-1869.9.12)1852年、単語や熟語を意味で分類するというまったく新しい方式のシソーラス辞典を著した。 ●バイロンGeorge Gordon Byron(1788-1824)ロマン派を代表するイギリスの詩人。社会の偽善に対する反抗精神を持った貴族。 ●ブライアン・ジョーンズ Brian Jones(1942-1969)ローリングストーンズの元リーダー。享年27歳。 ●イアン・フレミング Ian Fleming(1908.5.28-1964.8.12)イギリスの作家。ジェームズボンドを主人公とする007シリーズがベストセラーに。 ●ブライアン・エプスタイン Brian Epstein(1934.9.19-1967.8.27)ビートルズのマネージャー。契約が切れる1ヶ月前にアスピリンの過剰摂取で他界。 ●ジュリア・レノン Julia Lennon(1914.3.12-1958.7.15)ジョン・レノンの母親。26歳でジョンを出産。酔っ払い運転の車にはねられ死亡。享年44。3年後にビートルズはメジャー・デビュー。 ●エリナー・リグビー Eleanor Rigby(1895-1939.10.10)ジョンとポールが初めて出会ったリヴァプールの教会共同墓地に眠っている。 ●スチュアート・サトクリフ Stuart Sutcliffe(1940.6.23-1962.4.10)ビートルズの元ベーシスト。“5人目のビートルズ"。脳出血により21歳で早逝。 ●グレン・ミラーGlenn Miller(1904-1944)[memorial] アメリカのジャズ演奏家。第二次大戦で前線慰問の搭乗機が墜落。享年40。 ●クロムウェル Oliver Cromwell(1599.4-1658.9.3)ピューリタン革命の指導者。議会軍を指揮して国王チャールズ1世を処刑。没後、クロムウェルの首は鉄棒に刺されウェストミンスターの屋根に25年間も晒された。 ●ウィトゲンシュタイン Ludwig Wittgenstein(1889.4.26-1951.4.29)オーストリア出身の哲学者。「語り得ぬものについては沈黙しなければならない」 ●ワット James Watt(1736.1.19-1819.8.19)イギリスの機械技術者・発明家。蒸気機関の改良に成功。イギリス産業革命の原動力となった。 ●ゴディバ夫人 Lady Godiva(990.9.5-1067.9.10)領主の夫が重税で領民を苦しめていたことから、民衆の為に減税を訴えた。 ●トーマス・クック Thomas Cook(1808.11.22-1892.7.18)近代ツーリズムの祖。夜行列車や乗合馬車を使ったツアーを成功させ、庶民の娯楽としての旅行を普及させた。 ●ジェーン・オースティン Jane Austen(1775-1817)イギリスの女流小説家。鋭い人間観察により、ユーモアと風刺で英文学の一つの頂点を築く。「高慢と偏見」「エマ」 ●ナポレオン三世Charles Louis Napoleon Bonaparte(1808.4.20-1873.1.9)1世の甥。クーデターで帝位につくがメキシコ遠征に失敗、普仏戦争にも敗れて退位。イギリスに亡命。 ●コナン・ドイル Arthur Conan Doyle(1859.5.22-1930.7.7)小説家・医者。推理小説「シャーロック=ホームズの冒険」で人気を博す。後年は心霊術や妖精に激ハマリ。 ●アレック・ギネス Alec Guinness(1914.4.2-2000.8.5)英国の名優。『戦場にかける橋』でアカデミー主演男優賞を受賞。『スター・ウォーズ』旧3部作のオビ=ワン・ケノービ役でも有名。 ●ナイチンゲール Florence Nightingale (1820.5.12-1910.8.13)イタリア出身。クリミア戦争で傷病兵を看護した「クリミアの天使」。看護学校を創設し近代的看護を確立。 ●トールキン J.R.R.Tolkien:John Ronald Reuel Tolkien(1892-1973)イギリスの児童文学家。ファンタジー「ホビット」「指輪物語」が世界中でヒット。 ●ゴールズワージーJohn Galsworthy[memorial](1867.8.14-1933.1.31)劇作家。資産階級の物欲を批判的に描く。国際ペンクラブ初代会長。ノーベル文学賞。 ●トマス・クランマーThomas Cranmer(1489.7.2-1556.3.21)カンタベリー大司教。宗教改革の殉教者。カトリックのメアリー1世(ブラッディ・マリー)によってオックスフォードで火炙りにされた。 ●アガサ・クリスティ Agatha Christie(1890.9.15-1976.1.12)ミステリーの女王。「アクロイド殺人事件」「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」 ●ロビン・ギブRobin Gibb(1949.12.22-2012.5.20)偉大なポップグループ、ビージーズのメンバー。 ●チャーチルWinston Churchill(1874-1965)第二次大戦中、英首相として強力な統率力を発揮。「第二次大戦回顧録」でノーベル文学賞に輝き、文筆家としても評価されている。 ●ウィリアム・モリス William Morris (1834.3.24-1896.10.3)イギリスの工芸美術家・詩人。中世の美を愛し産業革命後の芸術の機械化に反発。モダン・デザイン運動の先駆けとなる。 ●ジョージ・オーウェルGeorge Orwell(1903-1950)イギリスの作家。全体主義を諷刺した「1984年」「動物農園」で著名。 ●ジョン・シンガー・サージェント John Singer Sargent(1856.1.12-1925.4.15)アメリカ出身の画家。社交界の人々を描いた優雅な肖像画が人気に。 ●ルイス・キャロル Lewis Carroll(1832-1898)童話作家・数学者。ナンセンスな言葉遊びなど独自のユーモアに富んだ「不思議の国のアリス」を発表。 ●コナー・クラプトンConor Clapton(1986.8.15-1991.3.20)エリック・クラプトンが「ティアーズ・イン・ヘブン」を捧げた愛児。 ●ユーディ・メニューインYehudi Menuhin(1916.4.22-1999.3.12)アメリカ出身のバイオリニスト。10代前半で神童とよばれた。教育活動にも力を注ぐ。 ●ハーディ Thomas Hardy[heart only](1840-1928)イギリスの小説家。美しい自然や風俗描写の奥底に人生=悲劇という宿命観。「テス」 ●T.E.ロレンス Thomas Edward 'Lawrence of Arabia' (1888-1935)“アラビアのロレンス"として知られる英国の考古学者・軍人。アラブ独立に尽力。 ●メアリー・シェリー Mary Shelley(1797.8.30-1851.2.1)「フランケンシュタイン」の作者。詩人シェリーの2番目の妻。 ●ベンジャミン・ブリテン Benjamin Britten(1913.11.22-1976.12.4)現代イギリスを代表する作曲家。前衛音楽とは一線を画した。 ●デボラ・カー Deborah Kerr(1921.9.30-2007.10.16)女優。“英国の薔薇"。アカデミー主演女優賞に6度ノミネート。「王様と私」「地上より永遠に」「黒水仙」。 ?ジョン・ロック John Locke(1632.8.29-1704.10.28)啓蒙思想の創始者。専制政治や家父長主義に反対し、三権分立・信教の自由などを主張。宗教抗争を止めるため政教分離原則を主張。 ●トマス・ベケット Thomas Becket (1118-1170.12.29)カンタベリー大司教。王の意を汲んだ4人の騎士によりカンタベリー聖堂内で暗殺。遺灰は大砲でカンタベリーの空に発射された。 ●聖アンセルムス Saint. Anselm(1033-1109.4.21)初めて理性的、学術的に神を把握しようと努めた中世の神学者。「スコラ学の父」。 ●ヒューバート・ウォルター Hubert Walter(?-1205.7.13)カンタベリー大司教兼大法官。リチャード1世(獅子心王)の片腕として内政改革に手腕を振るった。 ●モームWilliam Somerset Maugham(1874-1965)イギリスの小説家・劇作家。物語性に富む巧みな作品を多く書いた。「月と六ペンス」「人間の絆」 ●ジョセフ・コンラッドJoseph Conrad(1857-1924)ポーランド出身の英国の小説家。「闇の奥」 ●デレク・ジャーマン Derek Jarman(1942.1.31-1994.2.19)英国の映画監督。耽美性に富む作品で知られる。「カラヴァッジオ」「ウィトゲンシュタイン」「エドワード II」。ゲイであることを公表しエイズ で他界。 ●ポカホンタスPocahontas(1595.9.17-1617.3.21)アメリカ先住民・ポーハタン族首長の娘。「ポカホンタス」は「陽気な人」の意味。アメリカの植民地建設に貢献したとして神格化された女性。 ●ヴァージニア・ウルフVirginia Woolf(1882-1941)イギリスの女性作家。意識の流れを繊細に描写。入水自殺。「ダロウェー夫人」「灯台へ」 ●ロセッティDante Gabriel Rossetti(1828-1882)イギリスの画家・詩人。聖書・ギリシャ神話・ダンテの詩などを題材に華麗な絵を描いた。「運命の女(ファム・ファタル)」を多く残す。 ●フリードリヒ・エンゲルスFriedrich Engels(1820.11.28-1895.8.5)ドイツの思想家・革命家。マルクスと協力し、科学的社会主義を創始。名誉欲ゼロ。遺言でドーバー海峡に散骨。 ?ゲイリー・ムーア Gary Moore(1952.4.4-2011.2.6)“ギタークレイジー”。超速弾きと泣きのギターの両方で尊敬を集めた。 ●ケインズJohn Maynard Keynes(1883-1946)経済学者。自由放任経済の終焉を説き、ケインズ革命と呼ばれる経済学の大変革をおこした。 ●ホルストGustav Holst(1874.9.21-1934.5.25)イギリスの作曲家。惑星の名前を標題とした壮大な管弦楽組曲「惑星」で知られる。 ●ヴィヴィアン・リーVivien Leigh(1913.11.5-1967.7.8)イギリスの映画女優。『風と共に去りぬ』の主人公スカーレット・オハラで有名。 ●アーサー王 King Arthur サクソンと戦ったケルトの伝説的英雄。6世紀ウェールズの武将、のちブリタニア王。 ●T.S.エリオットThomas Stearns Eliot'T.S.'(1888.9.26-1965.1.4)イギリスの詩人。ノーベル賞作家。 ●マルサス Thomas Robert Malthus(1766-1834)イギリスの経済学者。「人口論」を発表して社会に大きな衝撃を与えた。 ●ゴールディングWilliam Golding(1911.9.19-1993.6.19)イギリスのノーベル賞作家。人間の倫理を追求する作品を発表。「蠅の王」 ●イアン・カーティス Ian Curtis(1956.6.15-1980.5.18)ロックバンド『ジョイ・ディヴィジョン』のヴォーカル。米国ツアーの前日に自死。享年23。墓石に「ラブ・ウィル・テア・アス・アパート(愛が我々を引き裂く)」。 ●ワーズワース William Wordsworth(1770.4.7-1850.4.23)ロマン派の桂冠詩人。自然美を平明な日常語でうたいあげ、詩壇に一時代を築く。 ●ウォルポール Robert Walpole(1676.8.26-1745.3.18)英国の初代首相。在任1721〜42年。この期間は18世紀で最も平和な時代であり「ウォルポールの平和」と呼ばれる。 ●ディズレーリ Benjamin Disraeli(1804.12.21-1881.4.19)イギリスの首相。公衆衛生やスラムの整備に努め、労働者の選挙権付与に貢献。 ●ロイド・ジョージ David Lloyd George(1863-1945)イギリス首相。在任1916〜22年。社会政策を重視し、軍備増強の財源を高額所得層の増税によってまかなう「人民予算」を可決。福祉国家の基盤を確立。 ●リチャード・トレビシック Richard Trevithick(1771.4.13-1833.4.22)鉄道の父。1804年、レールを走る世界初の蒸気機関車・ペナダレン号を走行させた。その後不運が重なり一文無しで他界。 ●ローランド・ヒル Rowland Hill(1795.12.3-1879.8.27)「近代郵便制度の父」。国内均一の郵便料金を提案し、世界初の郵便切手が誕生した。 ●アーネスト・ラザフォード Ernest Rutherford(1871.8.30?1937.10.19)「原子物理学の父」。放射線の研究でα線・β線を発見。原子核の人工変換に成功。ノーベル化学賞。 ●ジョージ・エベレスト George Everest(1790.7.4-1866.12.1)探険家、ヒマラヤ山脈の測量者。インド南端からネパールまで測量事業を完成させた。 ●C・S・ルイス Clive Staples Lewis(1898.11.29-1963.11.22)作家・中世学者。童話「ナルニア国物語」(全7巻)。 ●アーサー・ウェルズリー“ウェリントン将軍”Arthur
Wellesley“Wellington”(1769-1852)の将軍・政治家。ナポレオン戦争で戦功。ウィーン会議のイギリス代表。1815年再挙したナポレオンをワーテルローで撃破。のち首相。
●クリストファー・レン Christopher
Wren(1632-1723)イギリスの建築家・科学者。ロンドン建築総監督。ロンドン大火後、イギリス古典主義を代表するセントポール大聖堂などを設計。
《ウェールズ》 ●チャールズ・ロールズ Charles Stewart Rolls(1877.8.27-1910.7.12)自動車と航空機の先駆者。「ロールス・ロイス」を設立。史上初めて飛行機でイギリス海峡を無着陸往復。当年墜落死。享年32。 ●ディラン・トーマス Dylan Thomas(1914.10.27-1953.11.9)ウェールズの詩人。音楽的な言葉の連なりと鮮烈なイマジネーションで人気を呼ぶ。酒を浴び続け39歳で没。 《北アイルランド》 ●ボビー・サンズ Bobby Sands(1954.3.9-1981.5.5)アイルランドの国家主義者。ハンガーストライキで死んだ暫定的アイルランド共和国軍(IRA)のメンバー。 《スコットランド》 ●マクベス MacBeth(1005-1057.8.15)スコットランドの武将。主君ダンカン王と僚将バンクォーを暗殺して王位を奪ったが、後に王の長男らによって討ち取られる。 ●ダンカン1世 Duncan I(1001-1040.8.15)スコットランド王。イングランド北部への侵攻に失敗して重臣の信望を失い、従弟マクベスに暗殺された。 ●アダム・スミス Adam Smith(1723.6.5-1790.7.17)スコットランドの経済学者。経済学の父。古典派経済学の祖。「神の見えざる手」 ●デイヴィッド・ヒュームDavid Hume(1711.4.26-1776.8.25)イギリス経験論を代表する思想家。 ●ロバート1世Robert I / ロバート・ブルースRobert the Bruce[Bone Fragment](1274.7.11-1329.6.7)最も偉大なスコットランド国王。戦士であり「解放者」の異名を持つ。4倍以上のイングランド軍に完勝、完全独立を実現。 ●ジョン・ロジー・ベアード John Logie Baird(1888.8.13-1946.6.14)スコットランドの発明家。テレビで遠距離放送することに成功。電子式カラーテレビ受像管も発明。 ●ジョン・シェパード=バロンJohn Adrian Shepherd-Barron(1925.6.23-2010.5.15)スコットランド人発明家。現金自動預け払い機(ATM)を発明。 ●ジェームス・マシュー・バリー James Matthew Barrie(1860.5.9-1937.6.19)スコットランド出身の劇作家。『ピーター・パン』の作者。 ●トーマス・リプトン Thomas Lipton(1850.5.10-1931.10.2)英国の紅茶ブランド「リプトン」創業者。品質管理を徹底。多額の財産を慈善団体に寄付し、貧困層の子どもたちに紅茶を贈った。 ●ウォルター・スコット Walter Scott(1771.8.15-1832.9.21)スコットランドの作家。「アイヴァンホー」を執筆。 ●カークパトリック・マクミラン Kirkpatrick MacMillan(1812.9.2-1878.1.26)ペダル式の最初の自転車を発明。 〔王族〕 ●エグバートEgbert:King of Wessex(769- 839)829年にイングランドを初めて統一した王。イングランド君主の第1号。 ●エゼルウルフ(Ethelwulf、? - 858年)アルフレッド大王の父。 ●アルフレッド大王 Alfred the Great(849-899.10.26)屈強なデーン人からロンドンを奪回、デーン人の撃退に成功した唯一の王。学問復興にも力を入れ宮廷学校を開いた。フランク王国カール大帝に比して大王と讃えられている。 ●エドワード殉教王 Edward the Martyr(962-978.3.18)イングランド王。16歳で暗殺された。王の遺骸に近づいた者に病気が治る奇跡が続いたことから聖人に認定。 ●エゼルレッド2世“無思慮王"Ethelred II:Ethelred the Unready(968-1016)国内のデーン人を虐殺し、復讐に燃えたデーン人に国を奪われたため「無思慮王」と呼ばれ、歴代イングランド王の中でジョン王と並ぶ暗君扱い。 ●クヌート1世 King Canute (995-1035.11.12)ノルマン系デーン人(デンマーク人)。北海沿岸に一大海洋帝国を建設し、イングランド王・デンマーク王・ノルウェー王を兼ねた。漫画『ヴィンランド・サガ』で活躍。 ●エドワード懺悔王Edward the Confessor(1004-1066)在位:1042年6月8日- 1066年1月4日。修道士に近い国王。ウェストミンスターを建設。ノルマン・コンクエスト以前の最後の王。 ●ヘンリー1世 Henry I'Beauclerc'(1068-1135)ノルマンディを攻略して併合。碩学(せきがく/学者)王。 ●ヘンリー3世King Henry III.(1207.10.1-1272.11.16)ヘンリー3世治世の国王と諸侯(シモン・ド・モンフォール/下院の創設者)の争いの中から、今日の議会の原型が誕生した。 ●エドワード1世Edward I(1239.6.17-1307.7.7)在位1272-1307年。強力な指導力の下、イングランドは中世における最盛期をむかえたが、スコットランド独立の反乱がおき、遠征中に病死。 ●エドワード3世Edward III(1312.11.13-1377.6.21)在位1327-77年。フランス王位請求権を主張し「百年戦争」(1337〜1453)が勃発。ノルマンディに上陸しカレーを占拠。 ●リチャード2世Richard II(1367.1.6-1400.2.14)農民一揆を潰したが最期は尊厳を奪われ餓死させられた。 ●ヘンリー5世King Henry V(1386.9.16-1422.9.1)フランス侵攻の野心をもち、戦場で大勝利をおさめた(英軍約6000VS仏軍2万5000)。フランス王家と縁組みをして両王国の統合に事実上成功したが直後に赤痢で急逝(34歳)。 ●ヘンリー6世 Henry VI(1421.12.6-1471.5.27)イートン校とケンブリッジ大学キングス・カレッジを設立。32歳で精神錯乱を起こし薔薇戦争が勃発。ロンドン塔に幽閉されて死亡。 ●エドワード4世 King Edward IV(1442.4.28-1483.4.9)ヨーク朝初代国王。ランカスター派を制して即位。 ●リチャード3世 King Richard (Plantagenet) III.(1452.10.2-1485.8.22)薔薇戦争の最後の戦闘となった「ボズワースの戦」で戦死。戦死した最後のイングランド王となった(他の戦死王はハロルド2世、リチャード1世)。 ●ヘンリー7世Henry VII (1457.1.28-1509.4.21)在位1485〜1509年。薔薇戦争(1455〜85)のボズワース決戦でリチャードを倒して即位。新たに118年も続くチューダー朝を開く。 ●ヘンリー8世 Henry VIII (1491.6.28-1547.1.28)英国国教会を創設し、絶対王政を完成。在位1509〜47年。イングランド王室最高のインテリとされるが、意に添わない者を処刑する面も。 ●エドワード6世King Edward VI(1537.10.12-1553.7.6)マーク・トウェイン『王子と乞食』の主人公。15歳で病死。日記が残っており、現存する英語で記載された最も古い日記とされる。 ●メアリー1世Mary I(1516.2.18-1558.11.17)在位1553〜58年。苛烈な宗教弾圧により、カンタベリー大主教クランマーなど約300人のプロテスタントを異端として処刑した「ブラッディ・メアリー(血のメアリー)」。 ●エリザベス1世 Elizabeth I (1533.9.7-1603.3.24)在位1558〜1603年。カトリック教徒である従姉妹のスコットランド女王メアリー・スチュアートが亡命してくると彼女を幽閉、19年目に処刑。 ●メアリー・スチュアート:スコットランド女王 Mary Stuart'Queen of Scots'(1542.12.8-1587.2.8)エリザベス1世に抹殺された。 ●ジェームズ1世(スコットランド人)James I(1566.6.19-1625.3.27)在位1603〜25年。カトリックやピューリタンへの弾圧を強めたことから、国王暗殺をねらうガイ・フォークスの火薬陰謀事件がおき、新大陸移住がおこった。※イングランド国旗のセント・ジョージ・クロスとスコットランド国旗のセント・アンドリュー・クロスを重ね合せたユニオン・フラッグを1606年4月12日に制定。 ●チャールズ1世(スコットランド人)Charles I(1600.11.19-1649.1.30)ピューリタン革命で処刑された国王。様々な不法課税をおこない、死刑判決をうけ公開処刑(斬首)された。 ●チャールズ2世Charles II(1630-1685)在位1660〜85年。「王政復古」によって即位。議会は王の弟でカトリック教徒のヨーク公の王位継承を認める「トーリー党」、認めない「ホイッグ党」に別れ二大政党制の起源となった。 ●ウィリアム3世William of Orange (William III)(1650.11.14-1702.3.19)名誉革命で即位したオランダ出身のイングランド王。先王のジェームズ2世はフランスに逃亡した。妃メアリーと共同統治。王位は妻の妹アンにうけつがれた。 ●アン女王Anne I.(1665.2.6-1714.8.1)スチュアート朝最後のイギリス女王。治世下でイングランドとスコットランドが合同してグレートブリテン連合王国となった。子供がいなかったためドイツのハノーファー選帝侯がジョージ1世として即位。 ●ビクトリア女王 Queen. Victoria(1819.5.24-1901.1.22)在位1837〜1901年。18歳でイギリス女王となった。約63年に及ぶ治世期間はイギリス史上最長。 ●エドワード8世 Edward VIII(1894.6.23-1972.5.28)国王の地位より愛を選んだ。在位1936年1月20日〜12月11日。離婚歴のある米女性シンプソン夫人との結婚問題から退位した。 ●ダイアナ妃 Diana 'Princess of Wales' Spencer(1961.7.1-1997.8.31)元皇太子妃。20歳でチャールズと結婚。長男ウィリアム王子、2男ヘンリー王子が誕生したが、後に離婚。36歳で事故死。 ★アイルランド ●マイケル・コリンズMichael 'Mick' Collins(1890.10.16-1922.8.22)アイルランドの独立運動を指揮した政治家、軍司令官。内戦で暗殺された。 ●クリスティ・ブラウンChristy Brown(1932.6.5-1981.9.6)脳性麻痺のため左足で絵を描いた。ダニエル・デイ=ルイス『マイ・レフト・フット』のモデル。 ●スウィフトJonathan Swift(1667-1745)イギリスの作家。痛烈な風刺。「ガリヴァー旅行記」 ●ジョン・ボイド・ダンロップ John Boyd Dunlop(1840.2.5-1921.10.23)スコットランドの発明家。空気入りタイヤを発明。 ●ヴェロニカ・ゲリンVeronica Guerin(1959.7.5-1996.6.26)麻薬犯罪組織を相手に戦って殺害されたアイルランドの勇気ある女性記者。享年36。 ●ロバート・ショウ Robert Shaw(1927.8.9-1978.8.28)アイルランドの名優。「ジョーズ」「スティング」「007 ロシアより愛をこめて」 ●オリバー・リードOliver Reed(1938.2.13-1999.5.2)俳優。「三銃士」「グラディエーター」 ●ロリー・ギャラガー Rory Gallagher(1948.3.2-1995.6.14)アイルランド出身のブルース・ロック・ギタリスト。 ●イエーツ William Butler Yeats(1865.6.13-1939.1.28)アイルランドの詩人・劇作家。神秘的、ロマン的詩風の抒情詩。 ●アーサー・ギネスArthur Guinness(1725-1803)ビール醸造会社を1756年に設立。大麦を黒くなるまでローストした黒ビール(ギネス・ビール)を販売。 ★ドイツ 94 ●ヨハン・セバスチャン・バッハ Johann Sebastian Bach(1685-1750)作曲家。音楽の父。バロック音楽を総合。宮廷楽長。宗教音楽、ソナタ、協奏曲などの器楽曲を多作。バッハ一族から五十余人も音楽家が出た。 ●グリム兄弟 Jacob&Wilhelm Grimm(1785-1863/1786-1859)兄ヤコブはゲルマン言語学の創始者。弟ウィルヘルムは文献学者。兄弟で「子供と家庭の童話集(グリム童話)」を著す。 ●マレーネ・ディートリッヒ Marlene Dietrich(1901-1992)女優。ドイツに生れたが反ナチスの立場からアメリカに移住、連合軍を支援した。「嘆きの天使」「モロッコ」 ●ブゾーニ Ferruccio Busoni(1866-1924)イタリア出身の作曲家、ピアニスト。 ●ヘーゲルGeorg Hegel(1770-1831)ドイツ観念論哲学の代表者。弁証法を構想。 ●フィヒテ Johann Gottlieb Fichte(1762-1814)ドイツの哲学者。ベルリン大学初代総長。 ●ブレヒト Bertolt Brecht(1898-1956)劇作家。マルクス主義的立場に立ち、ブルジョア社会を風刺した「三文オペラ」で有名。 ●リヒトホーフェンManfred von Richthofen(1892.5.2-1918.4.21)第一次世界大戦でトップの撃墜機記録(80機撃墜)を持つ独軍エースパイロット。乗機を赤く塗装した“レッドバロン"。最後は撃墜された。 ●フィッシャー・ディスカウDietrich Fischer-Dieskau(1925.5.28-2012.5.18)バリトン歌手。すぐれた技巧と知的な表現力。 ●ロリオ Loriot/Vicco von Bulow(1923.11.12-2011.8.22)漫画家、コメディアン。※墓に大量のあひる玩具 ●田中路子Tanaka Michiko(1913.7.15-1988.5)女優。小澤征爾、若杉弘ら日本の音楽家を欧州へ紹介。※石灯籠がお墓! ●メンデルスゾーンFelix Mendelssohn(1809-1847)作曲家。劇音楽「真夏の夜の夢」、バイオリン協奏曲。 ●E.T.Aホフマン Ernst Theodor Wilhelm Hoffmann(1776.1.24-1822.6.25)詩人。「くるみ割り人形とねずみの王様」。 ●コッホDr. Robert Koch(1843.12.11-1910.5.27)近世細菌学の祖。結核菌・コレラ菌を発見、ツベルクリン発明。ノーベル生理学・医学賞。 ●グリンカ Mikhail Glinka(1804-1857)作曲家。ロシア国民楽派の祖。西欧音楽とロシア民謡を融合。ベルリンにて客死。歌劇「ルスランとリュドミラ」 ●ローザ・ルクセンブルク Rosa Luxemburg(1870.3.5-1919.1.15)社会主義者。ドイツ共産党の創立メンバー。第一次大戦後、革命派の武装蜂起を指導、逮捕され銃床で殴り殺され川に投棄された。 ●ヒトラー暗殺計画「ワルキューレ」首謀者たちの追悼碑:1944年7月20日のヒトラー暗殺未遂事件の首謀者シュタウフェンベルク大佐、オルブリヒト大将、クイルンハイム大佐らが事件翌日に処刑された場所。 ●カール・フォン・オシエツキーCarl von Ossietzky(1889.10.3-1938.5.4)反戦ジャーナリスト。ノーベル平和賞。一次大戦後、独軍がヴェルサイユ条約に違反して軍拡準備を進めていることをスクープ。反逆罪で収容所へ。 ●アレクサンダー・フォン・フンボルトAlexander von Humboldt(1769.9.14-1859.5.6)ドイツの地理学者。気候学・海洋学などを創始。近代地理学の基礎を築く。 ●アンナ・マグダレーナ・バッハAnna Magdalena Bach Plot: [unmarked](1701.9.22-1760.2.22) ●アルトゥール・ニキシュ Arthur Nikisch(1855.10.12-1922.1.23)20世紀初期の大指揮者の一人。ベルリン・フィルの初録音となるベートーヴェン「運命」を収録した。チャイコフスキーいわく「魔術に没頭するような」指揮。 ●ハンス・メイヤー Hans Meyer(1858.3.22-1929.7.5)地質学者。3度目の挑戦でキリマンジャロ制覇。現地で誘拐されてもメゲなかった。 ●カスパー・ダーヴィト・フリードリヒCaspar David Friedrich(1774.9.5-1840.5.7)ドイツ・ロマン主義絵画を代表する画家。人は背後からしか描かれない。「霧の海を見おろす散歩者」 ●ウェーバーCarl Maria von Weber(1786.11.17-1826.6.5)ドイツの作曲家。指揮棒を初めて用い、またオーケストラの配置を現在に近い形にする。「舞踏への勧誘」 ●ダーヴィト・ファブリツィウス David Fabricius(1564.3.19-1617.5.7)ドイツの天文学者。周期変光星(明るさの変わる星)ミラを発見。黒点の移動を観測し、太陽の自転を証明。 ●ガウスKarl Friedrich Gauss(1777.4.30-1855.2.23)ドイツの数学者「数学の王」。代数学の基本定理を証明。正十七角形の幾何学的作図に成功。 ●ショーペンハウアーArthur Schopenhauer(1788-1860)哲学者。生=苦であり、この苦を免れるには意志の滅却・諦観以外にないと説いた。 ●アロイス・アルツハイマーAlois Alzheimer(1864.6.14-1915.12.19)医学者、精神科医。嫉妬妄想・記憶力低下となった患者の症例を精神医学会に発表。 ●リヒトホーフェンManfred von Richthofen (1892.5.2-1918.4.21)第一次大戦の独軍エースパイロット。通称“レッドバロン"。参戦国トップの撃墜機記録(80機)。乗機を赤く塗装し「赤い悪魔」の異名。戦死。 ●レントゲン Wilhelm Rontgen(1845.3.27-1923.2.10)ドイツの物理学者。電磁放射線(X線)を発見。第1回ノーベル物理学賞を受賞。腸ガン。 ●ヘルムート・ヴァルヒャHelmut Walcha(1907.10.27-1991.8.11)盲目のオルガン奏者。「バッハの音楽は宇宙へと目を開いてくれます。ひとたびバッハ体験をすれば、この世の生にはなにがしかの意味があることに気づきます」 ●シューマンRobert Schumann(1810-1856)ロマン派の作曲家。ピアノ組曲「子供の情景」、ピアノ協奏曲。妻クララは著名なピアノ奏者。 ●3人の東方賢者Three Wise Men(Dreikonigsschrein)イエス誕生時の東方の三賢者(メルキオール、バルタザール、カスパー)。三博士の遺骨を納めた黄金の棺がケルン大聖堂に安置されている。大聖堂は高さ157mで当時世界一。 ●ヴィルヘルム・バックハウスWilhelm Backhaus(1884.3.26-1969.7.5)ドイツ出身、スイスに帰化した名ピアニスト。骨太の構成感と強靭なタッチがベートーベン演奏で真価を発揮。 ●ハンス・フォン・ビューロー Hans von Bulow(1830.1.8-1894.2.12)職業としての指揮者の先駆け(それまで作曲家自身が指揮)。聴衆が途中で逃げ出せないように会場の扉に鍵を掛けさせ、ベートーヴェン第九を2回演奏。 ●ハインリヒ・ヘルツ Heinrich Hertz(1857.2.22-1894.1.1)物理学者。電磁波の存在を初めて実証。名前は周波数を示す単位ヘルツに採用された。 ●C.P.E.バッハ Carl Philipp Emanuel Bach(1714.3.8-1788.12.14)カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ。生前は父の大バッハよりも有名で、一族で最大の成功者。 ●テレマンGeorg Philipp Telemann(1681.3.14-1767.6.25)クラシック音楽史上もっとも多くの曲を作った作曲家。後期バロック時代に活躍。 ●ゾフィー・ショル Sophia Scholl(1921.5.9-1943.2.22)ミュンヘン大学の女学生(21歳)。非暴力の反ナチス運動=白バラ抵抗運動の主要メンバー。ヒトラー批判のビラ撒きで「国家反逆罪」に問われギロチン処刑。 ●ミヒャエル・エンデMichael Ende(1929-1995)児童文学作家。「モモ」「はてしない物語」 ●リーフェンシュタール Leni Riefenstahl(1902.8.22-2003.9.9)女性映画監督。ヒトラーと交友しベルリン五輪の記録映画「民族の祭典」で名声を得たが論争の的に。 ●シーボルトhilipp Franz von Siebold(1796.2.17-1866.10.18)日本学の祖。ドイツの医学者・博物学者。日本地図を持ち出しシーボルト事件を起こす。開国後、対外交渉のための幕府顧問となる。 ●Monument Ludwig von Bayern:ルートヴィヒ2世最期の地。バイエルンの芸術王は、この湖畔で侍従医と謎の水死。暗殺された可能性が高い。 ●デューラー Albrecht Durer(1471-1528)画家。ドイツ-ルネサンス最大の巨匠。優れた自然観察と写実性により、作品に深い精神性をみせた。 ●フォイエルバッハ Ludwig Feuerbach(1804.7.28-1872.9.13)唯物論哲学者。神の幻想からの解放を説き、自然物としての人間学を樹立。 ●ヘルマン・オーベルトHermann Oberth(1894.6.25-1989.12.28)ロケット研究の基礎を築いたロケット工学者。V2ロケットの開発に成功。 ●ハンス・クナッパーツブッシュHans Knappertsbusch(1888.3.12-1965.10.25)ドイツの指揮者。雄大な演奏。ワーグナーやブルックナーを得意とした。 ●ワーグナー Richard Wagner(1813-1883)ロマン派の作曲家。音楽・詩歌・演劇などの総合芸術を目指した楽劇を創始。「トリスタンとイゾルデ」「ニーベルングの指輪(四部作)」 ●リスト Franz Liszt(1811.10.22-1886.7.31)ハンガリー出身の作曲家・ピアノ奏者。交響詩の形式を確立。ピアノ演奏では超絶技巧を誇り、楽器の表現能力を拡大。 ●ペーター・ホフマンPeter Hofmann(1944.8.22-2010.11.29)テノール歌手。同時に欧州最高のロック歌手の1人。 ●ディートリッヒ・ボンヘッファー Dietrich Bonhoeffer(1906.2.4-1945.4.9)20世紀を代表するキリスト教神学者の一人。ヒトラー暗殺計画に加担しフロッセンビュルク強制収容所で絞首刑。刑死の3週間後、ヒトラーは自殺した。 ●ゲルハルト・バルクホルン Gerhard Barkhorn(1919.3.20-1983.1.11)WWUのドイツ空軍エース・パイロット。総撃墜数は301機。歴史上300機超えはバルクホルンとエーリヒ・ハルトマン(352機)だけ。 ●ケプラー Johannes Kepler(1571.12.27-1630.11.15)天文学者。惑星の運動に関する「ケプラーの法則」を発見。 ●リヒャルト・シュトラウスRichard Strauss(1864-1949)作曲家。ドイツ・ロマン派最後の巨匠。「死と変容」「ツァラトゥストラはこう語った」、オペラ「サロメ」「ばらの騎士」。 ●カール・オルフ Carl Orff(1898.7.10-1982.3.29)作曲家・音楽教育家。13世紀の歌集に曲をつけた「カルミナ・ブラーナ」(1937)が有名。 ●パッヘルベル Johann Pachelbel(1653.8-1706.3.6)作曲家、オルガン奏者。ニュルンベルク生まれ。「カノン」が著名。J. S.バッハに影響を与えた。 ●フルトヴェングラーWilhelm Furtwangler(1886-1954)人類最高の指揮者。フルトヴェングラー指揮の「第九」は宇宙遺産。 ●マックス・ウェーバー Max Weber(1864.4.21-1920.6.14)ドイツの社会学者・経済学者。経済行為や宗教現象の意味をとらえる理解社会学を開拓。 ●ロンメルErwin Rommel'The Desert Fox'(1891-1944)ドイツ国防軍の将軍。アフリカ戦線の活躍から“砂漠の狐"の異名を持つ。反ヒトラーゆえに自決を強要される。「死んだヒトラーは生きているヒトラー以上に危険だ」と警句を残す。 ●ゴットリープ・ダイムラーGottlieb Daimler(1834.3.17-1900.3.6)ドイツの技術者。ガソリンを使った内燃機関(エンジン)を発明。駅馬車にエンジンをつけ、これが世界初の四輪自動車となった。世界初のオートバイも制作。 ●フェルディナント・フォン・ツェッペリン伯爵 Ferdinand von Zeppelin(1838.7.8-1917.3.8)ドイツの航空技術者。ツェッペリン飛行船を開発。 ●エーリヒ・ハルトマン Erich Alfred "Bubi" Hartmann(1922.4.19-1993.9.20)史上最多352機を撃墜した二次大戦時の独空軍エース・パイロット。16回撃墜されながら生還。乗機の黒いチューリップ風の絵から敵に「黒い悪魔」と恐れられる。 ●カール・ベンツ Karl Benz(1844.11.25-1929.4.4)ドイツのエンジン設計者、自動車技術者。世界初の三輪自動車を発明。クラッチ、ギアシフト、点火プラグ、キャブレターなど、現代車に通じる様々な機構を設計した。 ●ハイデガー Martin Heidegger(1889.9.22-1976.5.26)哲学者。サルトルの実存主義へ道を開いた。 ●ハンス・ガイガー Hans Geiger(1882.9.30-1945.9.24)ドイツの物理学者。放射線量を測定するガイガーカウンターの発明者。 ●ゲーテ Johann Wolfgang von Goethe(1749-1832)ドイツの詩人・作家。ドイツ古典主義を完成。戯曲「ファウスト」、小説「若きウェルテルの悩み」「ウィルヘルム-マイスター」。 ●シラーFriedrich Schiller(1759-1805)ドイツの詩人・劇作家。ゲーテの親友。古典主義に基づく歴史劇を確立。詩「歓喜に寄す」は後にベートーヴェン第九となった。 ●ルーカス・クラナッハ(父) Lucas Cranach,the Elder(1472-1553)ドイツ・ルネサンスの代表的画家。宗教画・肖像画に深い精神性を表現。 ●エルンスト・テールマンErnst Thalmann(1886.4.16-1944.8.18)ナチスと対決したドイツ共産党の党首。選挙や街頭で激しく争い、ゲシュタポに逮捕されブーヘンヴァルト強制収容所で処刑された。 ●ビスマルク Otto von Bismarck(1815.4.1-1898.7.30)ドイツの政治家。鉄血宰相。軍備拡張を強行し普墺・普仏戦争に勝利、ドイツを統一し帝国宰相となる。 ●グーテンベルク Johann Gutenberg(1398-1468.2.3)活版印刷発明者。鋳造活字によるプレス印刷機を考案。近世の知識普及に貢献! ●ルター Martin Luther(1483.11.10-1546.2.18)ドイツの宗教改革者。ローマ・カトリック教会の腐敗に激怒。聖書そのものが重要であること、信者はすべて神の前に等しいことなどを主張。 ●ブクステフーデDietrich Buxtehude(1637-1707.5.9)ドイツのオルガン奏者・作曲家。バッハは演奏を聴くために200マイル(320km)も歩いたという。 ●ニーチェ Friedrich Nietzsche(1844.10.15-1900.8.25)ドイツの哲学者。「神は死んだ」と欧州キリスト教文明を批判、ニヒリズムを克服し「超人」として生きることを主張した。「ツァラツストラはかく語りき」 ●オズワルト・ベルクOswald Boelcke(1891.5.19-1916.10.28)世界初のエースパイロット(一次大戦)。撃墜数40機。教官として作成した空戦8箇条の第1条は「太陽を背にして戦え」。リヒトホーフェンの師匠。 ●クラウゼビッツCarl Von Clausewitz(1780.6.1-1831.11.16)プロイセンの将軍・軍事理論家。対ナポレオン戦争の戦場で戦史を記録するとともに作戦を科学的に分析。死後夫人の手で「戦争論」が刊行された。 ●ノバーリス 'Novalis'Friedrich Von Hardenberg(1772.5.2-1801.3.25)ドイツの詩人。ロマン主義運動の先駆者。肺疾患により29歳で早逝した。 ●アンネ・フランク Anne Frank(1929.6.12-1945.3)『アンネの日記』の著者。アウシュヴィッツからベルゲン=ベルゼン強制収容所に移送され15歳で没した。 ●ヴィルヘルム・ケンプWilhelm Kempff(1895.11.25-1991.5.23)ドイツのピアニスト、作曲家。バッハやベートーヴェンの名演奏。魂の音楽。 ●リヒャルト・ワイツゼッカーRichard von Weizsacker(1920.4.15-2015.1.31)第6代連邦大統領。在任中の1990年10月3日にドイツ再統一。「過去に目を閉ざす者は、現在に対してもやはり盲目となる」 ●シュトルムTheodor Storm(1817.9.14-1888.7.4)ドイツの作家。詩的リアリズムを代表する作家の一人。「インメンゼー(みずうみ)」「三色すみれ」 ●ギュンター・グラス Gunter Grass(1927.10.16-2015.4.13)ドイツの作家。現ポーランド・グダニスク出身。鋭い社会諷刺を奇抜な物語の中で行った。1959年(32歳)にナチス支配下の市民心理を描いた『ブリキの太鼓』を発表し高い評価を得る。2002年、米国のアフガニスタン侵攻を「文明にふさわしくない」と批判。ノーベル文学賞(1999)。 ●【Not墓参】ラインハルト・ハイドリヒReinhard Heydrich(1904.3.7-1942.6.4) ナチスの国家保安本部の事実上の初代長官。ユダヤ虐殺の実質的な推進者。冷酷さから「金髪の野獣」と呼ばれ、暗殺された。 ●【Not墓参】ヘス Rudolf Hess[original burial site](1894.4.26-1987.8.17)初期のナチス副総統。ユダヤ人虐殺の「人道に対する罪」については無罪とされたが、「共同謀議」「平和に対する罪」で終身刑となった。93歳で自死。 〔王族〕 ●カール大帝 Charles the Great/King Charles I(742-814)西ローマ皇帝(在位800-814)。領土を大幅に拡大しゲルマン諸部族を統合。法を整備し、学者を保護し、学芸を振興して中世ヨーロッパ世界の基礎を構築。 ●オットー1世Otto I The Great(912.11.23-973.5.7)オットー大帝。ローマ教皇より神聖ローマ帝国の初代皇帝として戴冠。 ●ジョージ1世 King George I(1660.3.28-1727.10.11)ドイツ出身のイギリス国王。英語を知らず内政を大臣に一任し、「王は君臨すれども統治しない」という責任内閣制度が発足。現在の英王室の祖先。 ●フリードリヒ2世/フリードリヒ大王Frederick the Great(1712.1.24-1786.9.22)啓蒙専制君主、哲人王。第3代プロイセン王。学問と芸術に明るく、フルート演奏の名手。軍事的才能にも優れていた。 ●ヴィルヘルム1世 Wilhelm I(1797.3.22-1888.3.9)初代ドイツ皇帝。ビスマルクを首相に任じ、軍制改革を断行。普仏戦争の勝利でドイツ統一を達成。 ●ベルリン大聖堂の地下にプロイセン400年間、94もの王族の墓。 ★オランダ ●レンブラントRembrandt Van Rijn(1606.7.15-1669.10.4)オランダの画家“光と闇の魔術師"。独特の色彩、明暗を用いて人間の深い精神性を表現。「夜警」「自画像」 ●キリル・コンドラシン Kirill Kondrashin(1914.3.6-1981.3.7)モスクワ出身の指揮者。世界で初めてショスタコーヴィチの交響曲全集を録音。オランダで西側に亡命、3年後に心臓発作。 ●アントニー・レーウェンフック Antony Leeuwenhoek(1632.10.24-1723.8.26)科学者。「微生物学の父」。顕微鏡で微生物を発見した。 ●フェルメールJohannes Vermeer(1632-1675)オランダの画家。柔らかい光の中で市民の情景を描く。フェルメール・ブルーが魅了。現存37点のみ。「牛乳をつぐ女」「デルフトの眺望」 ●エッシャー Maurice Cornelis Escher(1898.6.17-1972.3.27)オランダの版画家。錯視的な独自の作品世界。目からウロコのトリック絵。 ●ヴィルヘルム2世 Wilhelm II (1859.1.27-1941.6.4)ドイツ帝国の最後の皇帝。29歳で即位しドイツを農業国から工業大国に急速に発展させたが、第1次大戦に敗れて退位、オランダに亡命。22年後、ナチスのオランダ占領を目撃する。 ●シルヴィア・クリステル Sylvia Kristel(1952.9.28-2012.10.17)オランダのモデル・女優。『エマニュエル夫人』でブレイク。 ●フランス・ハルス Frans Hals(1580-1666.8.29)17世紀オランダ絵画黄金時代の肖像画家。筆触をあらわにして巧みに性格描写。 ●マリア・モンテッソーリ Maria Montessori(1870.8.31-1952.5.6)イタリアの医学博士。子どもの自主性を尊重するモンテッソーリ教育法の開発者。 ●バールーフ・デ・スピノザ Baruch De Spinoza(1632.11.24-1677.2.21)哲学者。自然の秩序を理解し、感情を統御することで至福が得られるとした。 ★ベルギー ●ヴィクトール・オルタVictor Horta(1861.1.6-1947.9.9)建築家。アール・ヌーヴォーの曲線デザインを最初に建築に取り込んだ。 ●アンナ・ボックAnna Boch(1848-1936)画家。ゴッホ生前に絵を買った唯一の人。 ●Jean-Baptiste Moens(1833-1908)切手コレクションの父。最初にカタログを発行。 ●マグリットRene Magritte(1898-1967)ベルギーの画家。シュールレアリスム運動に参加し、日常と非日常を融合させた詩的な幻想世界を描いた。「大家族」 ●ブリューゲルPieter Brueghel the Elder(1525-1569)フランドル派最大の画家。風俗画の中に複雑な寓意を込めた。「農民の結婚」「雪中の狩人」。大作「バベルの塔」 ●ファン・デル・ウェイデンRoger van der Weyden(1400-1464.6.18)初期フランドル派の画家。15世紀当時もっとも成功し、国際的な名声を得ていた。 ●ルーベンスPieter Rubens(1577-1640)フランドルの画家。二千点もの作品を描いたバロック様式の代表的画家。様々な題材を壮大な画風で描いた。“フランダースの犬"で有名。「マリ=ド=メディシスの生涯」 ●ナザレのイエスJesus of Nazareth [alleged bloodspots]Messiah of Christianity.キリストの血液はフランドル伯ティエリーが第2回十字軍から持ち帰った。 ●ヤン・ファン・エイク Jan Van Eyck(1390-1441)油絵具を最初に使用した著名画家。作品に制作日付と署名を書き入れることも始めた。「ヘントの祭壇画」 ●モーリス・ベジャール Maurice Bejart(1927.1.1-2007.11.22)フランスのバレエ振付家。集団バレエによる壮大な作品を発表。「ボレロ」「春の祭典」「火の鳥」 ★ルクセンブルク ●ジョージ・パットン George Smith Patton Jr(1885.11.11-1945.12.21)アメリカの陸軍軍人。モットーは「大胆不敵であれ!」。ドイツ軍顔負けの「電撃戦」を実施、2週間で約1000キロを進撃。 ★スイス ●ジェームズ・ジョイス James Joyce(1882-1941)アイルランドの作家。ダブリン出身。独白によって意識の流れを描く心理主義技法を確立。写実主義「ダブリン市民」、モダニズム小説屈指の大作「ユリシーズ」。ヨーロッパを流浪。 ●パウル・カラー Karrer, Paul(1889.4.21-1971.6.18)ロシア出身のスイス人有機化学者。ビタミンができる過程を解明。ノーベル化学賞。 ●フェリックス・ワインガルトナー Felix Weingartner(1863.6.2-1942.5.7)ウィーン・フィルの指揮者。リストの弟子。ユダヤ系ゆえ、ナチの台頭でスイスに逃れた。 ●スヴェトラーナ・ベリオソワ Svetlana Beriosova(1932.9.24-1998.11.10)リトアニア出身のバレリーナ。 ●トーマス・マン Thomas Mann(1875-1955)ドイツの作家。ヒューマニズムの立場から一貫してナチスを批判、民主主義を擁護。ノーベル賞。「魔の山」「ヴェニスに死す」 ●ユング Carl Jung (1875-1961)スイスの心理学者・精神医学者。性格を外向型・内向型に分類、コンプレックスの概念を確立。連想検査を考案。 ●エリーザベト・シュヴァルツコップ Elisabeth Schwarzkopf(1915.12.9-2006.8.3)一時代を築いたドイツのソプラノ歌手。コロラトゥーラ。90歳の長寿。 ●オットー・クレンペラー Otto Klemperer(1885.5.14-1973.7.6)20世紀を代表する指揮者の一人。観客と口論して指揮を放棄するなど激情家。オケ団員に「とっとと帰れ!ワーグナーはガキの音楽じゃねぇんだ!」。女性好きでトホホ逸話多数。 ●エルネスト・アンセルメ Ernest Ansermet(1883.11.11-1969.2.20)指揮者。スイス・ロマンド管弦楽団を育て上げた。 ●アルベルト・ヒナステラ Alberto Ginastera(1916.4.11-1983.2.20)20世紀を代表する南米の作曲家の1人。アルゼンチン生まれ。 ●ロドルフ・クロイツェル(クレゼール)Rudolphe Kreutzer(1766.11.16-1831.1.6)バイオリンの名手、作曲家。ベートーヴェンから“クロイツェル・ソナタ”を献呈された。 ●ゴットフリート・ケラー Gottfried Keller(1919.7.19-1890.7.15)作家。傑作教養小説「緑のハインリヒ」 ●ヨハンナ・シュピリSpyri, Johanna(1827.6.12-1901.7.7)作家。「アルプスの少女ハイジ」の原作者。生涯に50以上の物語を出版。 ●アンリ・デュナン Henry Dunant(1828.5.8-1910.10.30)国際赤十字の創設者。1901年に最初のノーベル平和賞受賞。賞金は全額赤十字に寄付された。 ●リチャード・バートンRichard Burton(1925.11.10-1984.8.5)俳優。エリザベス・テイラーと2度結婚。「クレオパトラ」 ●ココ・シャネル'Coco'Gabrielle Bonheur Chanel(1883.8.19-1971.1.10)20世紀を代表するファッションデザイナーの一人。「シャネル」創業者。シンプルで着やすい服飾デザインを創作。香水も発売。 ●ピエール・ド・クーベルタン男爵 Pierre De Coubertin(1863.1.1-1937.9.2)フランスの教育者。近代オリンピックの創立者。1894年に国際オリンピック委員会を組織し、1896年にアテネで第一回大会を開催。 ●フリッツ・ハーバー Fritz Haber(1868.12.9-1934.1.29)ノーベル化学賞。空気中の窒素からアンモニアを合成。「化学兵器の父」とも…。 ●エラスムス Desiderius Erasmus(1466-1536)人文主義者。神父であったが貴族や教会を風刺。 ●オットー・フランク Otto Frank(1889.5.12-1980.8.19)アンネ・フランクの父。一家で唯一の生存者。「アンネの日記」を世に知らしめた。 ●ヘッセ Hermann Hesse(1877-1962)ドイツ出身のスイスの詩人・作家。自我の分裂に悩む近代人の姿を描写。平和主義者として世界大戦に反対した。ノーベル文学賞。「車輪の下」「デミアン」「荒野のおおかみ」「ガラス玉遊戯」 ●ブルーノ・ワルターBruno Walter(1876-1962)フルトヴェングラー、トスカニーニと並ぶ20世紀を代表する偉大な指揮者の1人。マーラーの弟子。ナチスに迫害され、楽屋に銃弾を撃ち込まれたことも。演奏に温かみがある。 ●フーゴ・バルHugo Ball(1886.2.2-1927.9.14)ドイツの作家、詩人、ダダイズムの父。 ●エーリッヒ・レマルクErich Maria Remarque(1898.6.22-1970.9.25)反ファシズム作家。「西部戦線異常なし」を発表、ナチにより発禁。市民権を奪われスイスに移住。 ●ポーレット・ゴダードPaulette Goddard(1910.6.3-1990.4.23)女優「モダン・タイムス」。レマルク夫人。前夫はチャップリン。 ●ブリギッテ・ヘルム Brigitte Helm(1908.3.17-1996.6.11)女優。古典SF『メトロポリス』(1927)でアンドロイドとマリアの2役。ナチスに抗議してドイツから移住。 ●ロバート・パーマーRobert Palmer(1949.1.19-2003.9.26)ロック歌手。二度のグラミー獲得。心臓発作で他界。享年54。 ●チャップリンCharlie Chaplin(1889-1977)映画俳優・監督。放浪紳士チャーリーを通して、弱者の悲哀と西欧社会の不平等への怒りを表現。笑いに涙を交えつつ人間の尊厳を描いたヒューマニスト。「独裁者」で反ファシズムを全身全霊で訴えた。赤狩りで米国を追われスイスにて永眠。「黄金狂時代」「街の灯」「モダン・タイムス」「ライムライト」など全81作を残す。 ●グレアム・グリーン Graham Greene(1904.10.2-1991.4.3)英国の作家。「第三の男」「情事の終わり」など作品は大半が映像化。共産主義に傾倒。「確信を持った共産主義者と確信を持ったカトリックの信者の間には、ある種の共感が通っている」 ●オードリー・ヘップバーンAudrey Hepburn(1929-1993)“世界の恋人"“ベルギーの妖精"と讃えられた女優。女性美の基準をグラマラスからスレンダーに変えた。後半生をユニセフに捧げる。「ローマの休日」「マイ・フェア・レディ」 ●ポール・ヒンデミットPaul Hindemith(1895.11.16-1963.12.28)ドイツの作曲家。反ロマン主義。「画家マチス」 ●ココシュカ Oskar Kokoschka(1886-1980)オーストリアの画家。表現主義運動のリーダーの1人。 ●ナボコフ Vladimir Nabokov(1899-1977)ロシア貴族出身の作家。「ロリータ」 ●ピーター・ユスティノフ Sir.Peter Ustinov(1921.4.16-2004.3.28)俳優。名探偵ポワロ。「ナイル殺人事件」「クォ・ヴァディス」 ●アンリ・ネスレHenri Nestle (Heinrich Nestle) (1814.8.10-1890.7.7)世界最大の食品飲料会社、ネスレ創業者。小麦粉ミルクを開発。 ●デヴィッド・ニーヴンDavid Niven(1910.3.1-1983.7.29)英国の俳優。「旅路」でアカデミー主演男優賞。「八十日間世界一周」 ●アルベルト・ジャコッメッティAlberto Giacometti(1901.10.10-1966.1.11)彫刻家。孤独感と苦悶を伝える細長い人影が特徴。 ●H・R・ギーガー H.R.Giger/Hans Ruedi(1940.2.5-2014.3.12)スイス人の画家、デザイナー。映画『エイリアン』のデザインが有名。 ●パウル・クレー Paul Klee(1879-1940)画家。音楽と絵画を融合。20世紀幻想芸術を発展。 ●ライナー・マリア・リルケRainer Maria Rilke(1875-1926)オーストリアの詩人。出身はチェコ。孤独者の心の友。詩風は叙情詩から哲学的境地へ。パリでロダンの秘書も務めた。詩集「ドゥイノ悲歌」、小説「マルテの手記」 ●リパッティ Dinu Lipatti(1917.3.19-1950.12.2)ピアノニスト。音色の透明感から不世出の天才といわれたが33歳で病死。ショパンの名手。 ●カール・リヒター Karl Richter(1926.10.15-1981.2.15)ドイツの指揮者、オルガン奏者。バッハの求道者。32歳でバッハ「マタイ受難曲」の歴史的名演を行う。享年54。 ●カール・ヤスパース Karl Jaspers(1883.2.23-1969.2.26)ドイツの哲学者、精神科医。実存主義哲学を代表する一人。「精神病理学総論」 ●クラウディオ・アバド Claudio Abbado(1933.6.26-2014.1.2)指揮者。ベルリン・フィルやミラノ・スカラ座で活躍。 ★オーストリア ●ベートーヴェン Ludwig van Beethoven(1770-1827)ドイツ出身。ウィーンを拠点に活動した史上最高の作曲家。平民出身者として身分社会に反発、音楽に思想を込め、人類愛をうたった。ハイドン・モーツァルトと並ぶ古典派三巨匠の一人で、ロマン派音楽の先駆者。聴力を失いながらも自己の様式を確立。交響曲第三番「英雄」・第五番「運命」・第六番「田園」・第九番「合唱つき」、ピアノ協奏曲「皇帝」、ピアノソナタ「月光」「熱情」など傑作を多く遺した。 ●ブラームスJohannes Brahms(1833-1897)ドイツ・ロマン派を代表する作曲家。堅牢な楽曲構成、重厚な作風からバッハ・ベートーヴェンと共にドイツ音楽「三大B」と称される。交響曲第1番、第4番が著名。 ●モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart(1756-1791)オーストリアの作曲家。18世紀のウィーン古典派を代表する巨匠。5歳でピアノ曲、8歳で交響曲を作曲するなど幼少から楽才を現し、35年という短い生涯の中で600曲以上の作品を生み出した。41の交響曲、27のピアノ協奏曲、歌劇「フィガロの結婚」「ドンジョヴァンニ」「魔笛」など。 ●ヨハン・シュトラウス1世 Johann Strauss(1804-1849)オーストリアの作曲家。「ワルツの父」。ウィンナ・ワルツの基礎を作った。「ラデツキー行進曲」など約250曲を遺す。 ●ヨハン・シュトラウス2世 Johann Strauss Jr.(1825-1899)1世の長男。「ワルツの王」。舞踏音楽のウインナ・ワルツを芸術作品にまで高め、約500曲も華やかな作品を書く。「美しく青きドナウ」「ウィーンの森の物語」、オペレッタ「こうもり」 ●ヨーゼフ・シュトラウス Josef Strauss(1827.8.20-1870.7.22)1世の次男。「舞曲のシューベルト」の異名。兄ヨハンほど知名度はないが43年の生涯に詩情にあふれた約220曲を書いた。 ●フーゴー・ウォルフHugo Wolf(1860-1903)オーストリアの作曲家。後期ロマン派ドイツ・リート(歌曲)の雄。神経を病み狂気の中で他界。享年42。 ●アレクサンダー・ツェムリンスキーAlexander Zemlinsky(1871.10.14-1942.3.16)オーストリア出身の作曲家、指揮者。ウィーン市民歌劇場(フォルクスオーパー・ウィーン)の初代首席指揮者。マーラー夫人になる前のアルマに恋し作曲を指導。ナチス台頭で米国へ移住。妹はシェーンベルク夫人。「抒情交響曲」 ●ヴィリー・ボスコフスキーWilli Boskovsky(1909.6.16-1991.4.21)ウィーン・フィルのコンサートマスターで指揮も行った。現在のニューイヤーコンサートの土台を築き、クラシック界のスターとなる。 ●リゲティGyorgy Ligeti(1923.5.28-2006.6.12)ハンガリー出身の作曲家。ハンガリー動乱でウィーンに亡命。楽曲が映画「2001年宇宙の旅」で使用された。父や兄弟はナチの収容所で死亡。 ●グルック Christoph Willibald Gluck(1714.7.2-1787.11.15)ドイツの作曲家。オペラの音楽と劇を密接に結びつけ、装飾的なバロック・オペラを、劇的表現に改革した近世歌劇中興の祖。歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」 ●サリエリ Antonio Salieri(1750-1825)イタリアの作曲家。華麗なオペラで成功しウィーンの宮廷楽長となる。ベートーヴェン、シューベルトらを教育。映画『アマデウス』で有名。 ●シェーンベルク Arnold Schoenberg(1874-1951)オーストリアの作曲家。調性を否定した無調音楽、十二音技法を確立。1933年、ナチス台頭により米国亡命。「浄夜」「グレの歌」「月に憑かれたピエロ」 ●ケッヘルLudwig von Kochel(1800-1877)音楽学者。1862年にモーツァルトの全作品目録を出版。整理番号はケッヘル番号として現在も使われている。 ●ファルコFalco (1957.2.19-1998.2.6/Johann Holzel)オーストリアのミュージシャン。自動車事故により40歳で他界。「ロック・ミー・アマデウス」。 ●ゲリ・ラウバルAngela Maria 'Geli'Raubal(1908.6.4-1931.9.18)ヒトラーからの愛と嫉妬に苦しみ、ヒトラーのピストルで自殺。享年23。 ●クリムトGustav Klimt(1862-1918)オーストリアの画家。ウィーン分離派を結成。世紀末の雰囲気を表現した華麗な装飾画や人物画を制作。「接吻」 ●アルバン・ベルクAlban Berg(1885.2.9-1935.12.24)作曲家。無調音楽を経て十二音技法の中に調性を織り込む。 ●ヴィヴァルディAntonio Vivaldi(1678-1741)イタリアの作曲家。急・緩・急の3楽章からなる独奏協奏曲の形式を確立。「四季」 ●アントン・カラス Anton Karas(1906.7.7-1985.1.10)チター奏者。「第三の男」を演奏。 ●マーラー Gustav Mahler(1860-1911)オーストリアの作曲家。ロマン派最後の世代。作品はこの世にあって彼岸の世界。諦観の境地、厭世的。「巨人」「復活」「さすらう若人の歌」 ●ハンス・ヨハン・アスペルガーHans Johann Asperger(1906.2.18-1980.10.21)小児科医。アスペルガー症候群、自閉症を発見。 ●ハイドン Joseph Haydn(1732.3.31-1809.5.31)作曲家。106曲もの交響曲を書いた“交響曲の父"。ナポレオン軍のオーストリア侵攻に対抗して書いた「皇帝賛歌」は現在のドイツ国歌。気取りのない人柄と作風から“パパ・ハイドン"と慕われた。 ●エゴン・シーレ Egon Schiele(1890-1918)世紀末ウィーンを代表するオーストリア表現主義の画家。激しい筆づかいで官能性を帯びた戦慄の裸体を描き、人間存在の不安を表現した。28歳で夭折。 ●フェルディナント・ポルシェ Dr. Ferdinand Porsche(1875.9.3-1951.1.30)20世紀最高の自動車設計者。フォルクスワーゲン・ビートルなど傑作車を多数設計。独軍ティーガー戦車も手がけた。 ●ウェーベルンWebern Anton(1883.12.3-1945.9.15)前衛音楽家。オーストリア占領軍の米兵の誤射で死亡。 ●カール・ベーム Karl Bohm(1894.8.28-1981.8.14)指揮者。厳格さから、演奏家に「音楽上の弁護士(法律顧問)」と評される。 ●カール・ムック Karl Muck(1859.10.22-1940.3.3)20世紀前半の著名指揮者。ワーグナーの権威。 ●レオポルト・モーツァルト Leopold Mozart(1719.11.14-1787.5.28)モーツァルトの父。この父あってこそのモーツァルト。史上初のバイオリン教則本を書いた音楽理論家。息子の楽才を早くから見抜き6歳から各国で演奏させた。 ●グルーバーFranz Xaver Gruber (1787.11.25-1863.7.6)小学校の先生。讃美歌「きよしこの夜」を作曲。 ●カラヤンHerbert von Karajan(1908-1989)「帝王」と呼ばれたオーストリアの指揮者。ベルリン・フィルの常任指揮者、ウィーン国立歌劇場総監督として時代に君臨。 ●ブルックナー Anton Bruckner(1824-1896)オーストリアの作曲家。後期ロマン派音楽を代表する一人。宇宙的スケールともいえる独自の重厚な交響曲(11曲)で著名。 ●レハールFranz Lehar(1870.4.30-1948.10.24)ハンガリー出身のオーストリアの作曲家。ヨハン=シュトラウスに続いてウィーン・オペレッタの代表的作曲家となる。「メリー・ウィドウ」 ●フリードリヒ・グルダFriedrich Gulda(1930.5.16-2000.1.27)20世紀を代表する巨匠ピアニストの一人。40代に入ってジャズにも傾倒。「モーツァルトの誕生日に死にたい」と公言し、実際にモーツァルトの誕生日に心臓発作で他界。享年69。 ●マクシミリアン・シェルMaximilian Schell(1930.12.8-2014.2.1)俳優。「ニュールンベルク裁判」でアカデミー主演男優賞。「戦争のはらわた」 ●ハインリッヒ・ハラーHeinrich Harrer(1912.7.6-2006.1.7)オーストリアの登山家、写真家。アイガー北壁の初登攀に成功。チベットで幼少のダライ・ラマ14世と交流。「セブン・イヤーズ・イン・チベット」 ●【Not墓参】Alois Hitler(1837.6.7-1903.1.3)/ Klara Hitler(1860.8.12-1907.12.21)ヒトラーの父母。父アロイスは税関職員。アドルフが14歳のときに没し、3年後に母クララも47歳で病死。ネオナチの巡礼地にならぬよう、墓石はヒトラーの親類の申し立てで撤去された。 〔王族〕 ●マクシミリアン1世 Maxmilian of Habsburg, I(1459.3.22-1519.1.12)神聖ローマ皇帝(在位:1493-1519)。ハプスブルク家繁栄400年の基礎を築く。芸術を保護し武勇もあった「中世最後の騎士」。マクシミリアン大帝。 ●フランツ1世 Franz I (1708.12.8-1765.8.18)神聖ローマ皇帝。在位1745年-1765年。当時の王室としては異例の恋愛結婚でマリア・テレジアと結ばれた。アントワネットの父。 ●マリア・テレジアMaria Theresia(1717.5.13-1780.11.29)神聖ローマ帝国を共同統治したカトリックの君主。在位1740〜80年。16人の子をもうけた。アントワネットの母。 ●ヨーゼフ2世 Joseph II(1741.3.13-1790.2.20)神聖ローマ皇帝(在位1765-1790)。啓蒙専制君主の代表的人物。農奴制廃止など急進的改革から「民衆王」「皇帝革命家」とも。アントワネットの兄。 ●フランツ・ヨーゼフ1世 Franz Joseph I(1830.8.18-1916.11.21)オーストリア皇帝。在位1848〜1916年。対外戦争に敗北。一人息子ルドルフが自殺、皇后は暗殺され、甥も暗殺された。 ●ルドルフ大公 Rudolf 'Crown Prince Rudolf'Habsburg(1858.8.21-1889.1.30)オーストリア皇帝ヨーゼフ1世の皇太子。自由主義に走って貴族批判を行い、父帝との反目から孤立、情死。享年30。 ●フランツ・フェルディナンド・ハプスブルク Franz Ferdinand Habsburg(1863.12.18-1914.6.28)オーストリア=ハンガリー帝国の皇太子。サラエボでセルビア人民族主義者に暗殺され、一次大戦が勃発。 ★リヒテンシュタイン ●オスカー・ウェルナーOskar Werner(1922.11.13-1984.10.23)俳優。トリュフォー監督の「華氏451」「突然炎の如く」に出演。奇しくもトリュフォー死去の2日後に心臓発作で他界。 ★イタリア ●フラ・アンジェリコ Fra Angelico(1395-1455)ルネサンス初期の画家・修道士。敬虔さあふれる清らかな画風で主に天上界を描いた。「受胎告知」 ●マルチェロ・マストロヤンニ Marcello Mastroianni(1924-1996)イタリアを代表する俳優。「甘い生活」「8 1/2」 ●ロッセリーニ Roberto Rossellini(1906-1977)映画監督。「無防備都市」「戦火のかなた」 ●ランベルト・マジョラーニLamberto Maggiorani(1909.8.28-1983.4.22)俳優「自転車泥棒」で名演 ●ジュゼッペ・シノーポリGiuseppe Sinopoli(1946.11.2-2001.4.20)指揮者、精神医学者。 ●ジッロ・ポンテコルヴォGillo Pontecorvo(1919.11.19-2006.10.12)映画監督「アルジェの戦い」 ●アリダ・ヴァリ Alida Valli(1921.5.31-2006.4.22)女優。「第三の男」「さすらい」「夏の嵐」 ●ラファエロRaphael(1483-1520)ルネサンスの天才画家。その名はダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並び称せられる。 ●コレルリ Arcangelo Corelli(1653.2.17-1713.1.8)作曲家。合奏協奏曲の形式を完成し、ビバルディら次代の音楽家に多大な影響を与えた。 ●キーツJohn Keats(1795-1821)英国ロマン派の詩人。芸術至上主義。「エンディミオン」 ●シェリーPercy Bysshe Shelley [Body (except for heart)](1792-1822)英国人。キーツ、バイロンと共にロマン派の代表的詩人。情熱と抒情性。伊でボートが転覆し溺死。妻は「フランケンシュタイン」を書いたM.シェリー ●グレゴリオ・アレグリ Gregorio Allegri(1582-1652.2.7)イタリアの作曲家・司祭・歌手。秘曲「ミゼレーレ」 ●ベルニーニ Gian Lorenzo Bernini(1598.12.7-1680.11.28)天才彫刻家。「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」 ●キリコ Giorgio De Chirico(1888.7.10-1978.11.20)画家。シュールレアリスムの先駆。 ●ザビエルFrancis Xavier(1506.4.7-1552.12.3)日本に渡来した最初のイエズス会士。 ●ニコラ・プッサン Nicolas Poussin(1594.6.15-1665.11.19)17世紀フランスを代表する画家。「アルカディアの牧人」 ●ジュリアス・シーザー/ユリウス・カエサル Julius Caesar (B.C.100-B.C.44)古代ローマの将軍・政治家。各地の内乱を平定、独裁者の地位に就いたが元老院議事堂で暗殺された。 ●ピエトロ・ジェルミPietro Germi(1914.9.14-1974.12.5)映画監督、俳優「鉄道員」「刑事」 ●ジュリアーノ・ジェンマGiuliano Gemma(1938.9.2-2013.10.1)俳優。マカロニウエスタンのトップスター。 ●ミケランジェロ Michelangelo Buonarroti(1475-1564)ルネサンス期の天才芸術家。人類の奇跡。彫刻では「ピエタ」「モーセ」「ダヴィデ」、絵画では「天地創造」「最後の審判」 ●ガリレイGalileo Galilei(1564-1642)天文学者。命がけで地動説を主張。「それでも地球は回っている」 ●ロッシーニGioacchino Rossini(1792-1868)作曲家。歌劇「ウィリアムテル」「セビリアの理髪師」 ●マキャベリNiccolo Machiavelli(1469-1527)政治思想家。政治を宗教・倫理から独立した存在として捉え、近代政治学の祖となる。「君主論」 ●コジモ・デ・メディチ Cosimo De Medici(1389.9.27-1464.8.1)メディチ家のフィレンツェ支配を確立した銀行家。ルネサンスの学問・芸術の保護者。 ●コジモ1世Cosimo I de' Medici(1519-1574)メディチ家。都市改造事業でウフィツィ美術館やヴァザーリの回廊などを建設。 ●ドナテロDonatello(1386-1466)彫刻家。初期ルネサンス様式彫刻の創始者。写実技巧に優れる。 ●ボッティチェリSandro Botticelli(1445-1510)初期ルネサンスの画家。優雅繊細な画風。「ヴィーナスの誕生」「春」 ●ジョットGiotto di Bondone(1266-1337)イタリア中世末期の画家・建築家。ヨーロッパ近代絵画の創始者。 ●ストラビンスキーIgor Stravinsky(1882-1971)ロシア出身の作曲家。民族・原始主義的な独自世界。バレエ音楽「火の鳥」「春の祭典」。 ●ディアギレフSerge Diaghilev(1872-1929)興行師。総合芸術としての新しいバレエを創造。 ●ドップラー Christian Andreas Doppler(1803.11.29-1853.3.17)オーストリアの物理学者。“ドップラー効果"を解明 ●ヴォルフ=フェラーリErmanno Wolf-Ferrari(1876.1.12-1948.1.21)作曲家。コミック・オペラが得意。「マドンナの宝石」 ●モンテベルディClaudio Monteverdi(1567.5.15-1643.11.29)初期バロックを代表する作曲家。歌詞重視。「オルフェオ」 ●ティツィアーノ Tiziano Vecellio(1490-1576)画家。ジョルジョーネとヴェネツィア派の最盛期を築く。暖色系の豊かな色彩。 ●アントニオ・カノーヴァ Antonio Canova(1757.11.1-1822.10.13)彫刻家。演出過剰なバロック美術から、洗練さに回帰する新古典主義の代表。 ●ティントレットTintoretto (1518-1594)画家。ドラマチックな宗教画を描いた。 ●アルビノーニ Tomaso Albinoni(1671-1751)バロック盛期の作曲家。エレガントな旋律美が特徴。 ●スカルラッティAlessandro Scarlatti(1659-1725)作曲家。多くのオペラやカンタータを作曲。 ●カルーソーEnrico Caruso(1873-1921)伝説的テノール歌手。端整なベルカント唱法による美声。 ●ペルゴレージGiovanni Battista Pergolesi(1710.1.4-1736.3.16)作曲家。オペラ・ブッファ(風刺喜歌劇)の先駆者 ●マッシモ・トロイージMassimo Troisi(1953.2.19-1994.6.4)「イル・ポスティーノ」の撮影完了12時間後に他界。心臓が悪いのに手術を延期していた。 ●ウェルギリウス Publius Vergilius Maro(B.C.70-B.C.19)古代ローマの詩人。ラテン文学の金字塔、ローマの国民的叙事詩「アエネーイス」を書く。韻律の音楽的な響きは後世に多大な影響。 ●トスカニーニ Arturo Toscanini(1867-1957)指揮者。楽譜にウルトラ忠実な演奏態度が逆に新鮮。 ●ホロヴィッツVladimir Horowitz(1903-1959)ピアニスト。20世紀のヴィルトゥオーソ(名演奏家)。 ●エビータ Eva Peron 最初の埋葬地[original burial site](1919-1952)アルゼンチンの政治家。ペロン大統領の夫人。癌により33歳で早逝。 ●ヴェルディGiuseppe Verdi 最初の埋葬地[original burial site]19世紀イタリア歌劇作曲家の代表的存在。「椿姫」「アイーダ」「オテロ」「リゴレット」 ●アミルカレ・ポンキエルリ Amilcare Ponchielli(1834.8.31-1886.1.16)作曲家。バレエ音楽「時の踊り」 ●ヴェルサーチGianni Versace[cremated remains](1946.12.2-1997.7.15)ファッションデザイナー。スーパーモデルブームの火付け役。 ●ドニゼッティGaetano Donizetti(1797-1848)作曲家。歌劇「愛の妙薬」 ●ヴァルテル・ボナッティWalter Bonatti(1930.6.22-2011.9.13)イタリアの登山家。K2初登頂時に「抜け駆けした」「仲間の酸素を吸った」とデマで中傷されたが、半世紀後に名誉回復。 ●ストラディバリAntonio Stradivari(1644-1737)伝説的バイオリン職人。 ●レスピーギ Ottorino Respighi(1879.7.9-1936.4.18)作曲家。色彩的管弦楽法を駆使し、オペラに偏っていたイタリア音楽を純器楽の方向に発展させた。交響詩「ローマの噴水」「ローマの松」 ●ファリネッリ(カーロ・ブロスキ)Farinelli(1705.1.24-1785.7.15)最も偉大なカストラート・オペラ歌手。声変わりしないよう8歳頃に去勢された。 ●エンツォ・フェラーリ Enzo Ferrari(1898.2.18-1988.8.14)フェラーリ創設者。F1参戦資金を稼ぐため高級スポーツカーを販売。 ●フェルッチオ・ランボルギーニ Ferruccio Lamborghini(1916.4.28-1993.2.20)自動車メーカーの設立者。フェラーリの品質に満足できず起業。 ●グリエルモ・マルコーニGuglielmo Marconi(1874.4.25-1937.7.20)無線の父。無線電信を発明。ノーベル物理学賞。 ●フェリーニFederico Fellini(1920-1993)映画監督。社会の繁栄の中での精神の退廃を描いた。「道」「甘い生活」「8 1/2」 ●パガニーニNiccolo Paganini(1782-1840)天才バイオリン奏者・作曲家。悪魔呼ばわりされるほど演奏が上手かった。「24の奇想曲」 ●パヴァロッティ Luciano Pavarotti(1935.10.12-2007.9.6)テノール歌手。よく伸び、明るく輝く高音から“キング・オブ・ハイC(ツェー)”と讃えられたオペラ歌手。 ●ダンテDante Alighieri(1265-1321)イタリア最大の詩人。「神曲」「新生」「饗宴」。政争によりフィレンツェを追放。放浪しながら文学に精進。 ●ミケランジェロ・アントニオーニMichelangelo Antonioni(1912.9.29-2007.7.30)映画監督。愛の不毛を描く。「さすらい」「情事」「夜」 ●カルロ・ランバルディCarlo Rambaldi(1925.9.15-2012.8.10)視覚効果アーティスト。「E.T.」「エイリアン」でアカデミー視覚効果賞。 ●カルロ・ルスティケッリCarlo Rustichelli(1916.12.24-2004.11.13)映画音楽作曲家。250本以上を手がける。「鉄道員」「ブーベの恋人」 ●マスカーニ Pietro Mascagni(1863.12.7-1945.8.2)作曲家。オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」 ●ジャック・マイヨールJacques Mayol(1927-2001)フランスのフリーダイバー。「グラン・ブルー」主人公のモデル。 ●プッチーニGiacomo Puccini(1858-1924)オペラ作曲家。流麗で感傷的な旋律が聴衆を虜に。「ラ・ボエーム」「トスカ」「蝶々夫人」 ●カラバッジョ Michelangelo Merisi da Caravaggio(1571.9.28-1610.7.18)宗教画に写実性とコントラストの強い明暗法を導入。 ●パゾリーニPier Paolo Pasolini(1922.3.5-1975.11.2)詩人・作家・映画監督。社会から爪弾きにされている青少年の思いを作品の根拠とした。 ●トール・ヘイエルダールThor Heyerdahl(1914.10.6-2002.4.18)ノルウェーの人類学者、海洋生物学者。筏船コンティキ号でペルーから南洋8千kmの航海。 ●セルジオ・レオーネ Sergio Leone(1929.1.3-1989.4.30)映画監督。世界中でマカロニ・ウェスタンブームを巻き起こす。「荒野の用心棒」「続・夕陽のガンマン」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」。 ●ペトラルカFrancesco Petrarcah(1304.7.20-1374.7.19)イタリアの詩人・人文主義者。ルネサンス最大の抒情詩人でソネットの確立者。 ●ニーノ・ロータGiovanni "Nino" Rota(1911.12.3-1979.4.10)イタリアの作曲家。フェリーニ作品の大半の音楽(「道」「アマルコルド」他)を手がける。「ゴッドファーザー」「太陽がいっぱい」「ロミオとジュリエット」など多数の名曲を遺す。 ●ルイジ・ピランデッロ Luigi Pirandello(1867.6.28- 1936.12.10)現代人の自我・内面の危機をいち早く表現したイタリアの劇作家。不条理演劇の先駆者。ノーベル文学賞。 ●アッシジのフランチェスコ Saint. Francis 'Francesco'(1181-1226)無欲の極地として知られる聖人。 ●聖アンドリュー Saint. Andrew [partial remains]十二使徒の1人で元漁師。使徒ヨハネと最初の弟子になった。聖ペテロの兄弟でX形十字架にて殉教。 ●聖セシリアSaint Cecilia 禁教時代、2世紀頃の殉教者。音楽と盲人の守護聖人。 ●聖ベネディクトSaint. Benedict(480-547.3.21)「西欧修道士の父」。修道制度の創設者。 ●聖アンブロジウス Saint. Ambrosius(340-397)4世紀のミラノの司教。四大ラテン教父の一人。ギリシャ語に精通し、東方の思想を学び、西方教会の神学の水準を高めた。 ●【Not墓参】ムッソリーニ Benito Mussolini(1883.7.29-1945.4.28)独裁者。ファシスト党を結成。パルチザンに銃殺された。 〔皇帝〕 ●ローマ帝国初代皇帝カエサル・アウグストゥスAugustus Caesarカエサルの養子。アントニウスとクレオパトラを滅ぼし、内政改革も行い、アウグストゥス(崇高なる者)の尊号を元老院から受けた。 ●2代皇帝ティベリウスTiberius Julius Caesar(B.C.42-A.D.37)アウグストゥスの養子。キリスト処刑時のローマ皇帝。身分出身地の分け隔てなく能力に応じて登用。 ●3代皇帝カリグラGaius Julius Caesar Augustus Germanicus(12-41)父母双方がアウグストゥスと血縁。浪費癖の暴君となり、皇帝親衛隊の手で惨殺された。 ●4代皇帝クラウディウスTiberius Claudius Nero Caesar Drusus(B.C.10-A.D.10)先帝カリグラが崩壊させたローマ財政を建て直し、ブリタンニア(英国)南部の征服に成功。 ●5代皇帝ネロ Nero Claudius Caesar Augustus Germanicus(37.12.15-68.6.9)17歳で皇帝就任。自称アーティスト。元老院に「国家の敵」と宣告され自害。ヘブライ文字を数値化した「666」はネロを指す。 ●12代皇帝ネルウァMarcus Cocceius Nerva Caesar Augustus(35-98)五賢帝の1番目。歴代君主から崇敬される王朝の祖。腹心トラヤヌスを王朝の後継者に。 ●14代皇帝ハドリアヌス Publius Aelius Hadrianus (76-138)五賢帝の3番目。トラヤヌスの養子。領土拡大路線を中止。教養人で詩人や思想家、学者が集まった。パンテオンやサンタンジェロ城など壮大な建造物を建てた。 ●15代皇帝アントニヌス・ピウス Antoninus Titus:慈悲深きアントニヌス(86-161)20年以上の治世で軍事遠征はゼロ。最も平穏を維持。 ●16代皇帝マルクス・アウレリウス Marcus Aurelius Antoninus(121-180)五賢帝の最後の皇帝。ピウスの養子。学校、孤児院、病院を建設、公共福祉に尽力。道徳的生活が平静を導くと「自省録」に記す。無能な実子を後継者に指定する痛恨のミス。 ●20代皇帝セプティミウス・セウェルス Lucius Septimius Severus(146-211)初のアフリカ人皇帝。ローマ出身者の親衛隊を解散して属州出身者を登用。 ●21代皇帝カラカラ Caracalla(188-217)ローマ史上に残る暴君の一人。歴史家ギボンは「人類共通の敵」とまで痛罵。属州はカラカラの略奪・虐殺の対象となり、無抵抗のエジプト民衆2万人以上を殺戮。自身は立ちション中に暗殺された。 〔教皇〕 ●38代ローマ教皇シリキウス Siricius(?- 399.11.26)「教皇」という称号を名乗った最初の人物。 ●139代教皇シルウェステル2世Silvester II(950-1003)フランス人初のローマ教皇。理性により感情と外界の障害を克服しようとした。 ●176代教皇インノケンティウス3世 Innocentius III(1161-1216年)ローマ教皇の権力を最高潮にした教皇「教皇権は太陽であり、皇帝権は月である」。少年十字軍の悲劇が起きるなど、暴走した第4回十字軍を全て破門。 ●217代教皇レオ10世Leo X(1475-1521)メディチ家出身。最年少37歳で即位。派手好き、イベント好きで、ルネサンス文化は最盛期に。カネ集めに怒ったルターが宗教改革を起こす。 ●219代教皇クレメンス7世Clemens VII(1478-1534)フランスと同盟を結んだことに怒った神聖ローマ帝国皇帝カール5世の軍がローマに侵攻、市内では殺戮、破壊、略奪、強姦等の惨劇。ローマは見る影もなく荒廃。英ヘンリー8世とも対立。 ●228代教皇ウルバヌス7世Papa Urbanus VII(1521-1590)僅か13日の在位期間は歴代最短。死因はマラリア。 ●255代教皇ピウス9世 Pius IX(1792.5.13-1878.2.7)31年7ヶ月という最長の教皇在位記録を持つ。近代社会との決別を宣言。 ●256代教皇レオ13世Leo PP. XIII(1810-1903)信仰と科学思想が共存しうることを訴えた。労働者の権利を擁護。 ★サンマリノ共和国 San Marino ヨーロッパ最古(4世紀初頭の建国)の小共和国。イタリアのチタノ山(738メートル)にある。首都も同名。面積61平方キロメートル。人口2万9千(2004)。 ★ヴァチカン市国 ●初代ローマ教皇ペトロSaint Peter(生年不明- 67)十二使徒の一人。 皇帝ネロのキリスト教迫害で逆さ十字磔刑。墓の上にサンピエトロ大聖堂が築かれた。 ●45代教皇レオ1世 Papa Leo I(390-461)「大教皇」。聡明かつ雄弁な人物。多民族のイタリア侵攻を平和的に解決し、王を上回るキリスト教の権威が生まれるきっかけになった。 ●64代教皇グレゴリウス1世 Gregorius I(540-604)「大聖グレゴリウス」。四大ラテン教父の一人。多くの聖歌を作曲し、グレゴリオ聖歌の名の由来となった。 ●76代教皇ウィタリアヌスVitalianus(生年不詳- 672)教会儀式でオルガンの使用を定めた最初の教皇。 ●79代教皇アガトAgatho(577 - 681)103歳の長寿は歴代教皇で最長。 ●96代教皇レオ3世Papa Leo III(750 - 816)ローマの貧民階級出身。東方教会と対抗するためフランク王国カール大帝に西ローマ皇帝の帝冠を授けた。 ●98代教皇パスカリス1世Paschal I(生年不詳 - 824)カタコンベの発掘に務め、膨大な数の殉教者の遺骨を整理移転。 ●113代教皇ステファヌス7世Stephanus VII(生年不詳 - 897)先々代の教皇に恨みを抱いていたため、遺体を掘り起こして復讐。反発した民衆に殺害される。 ●159代教皇ウルバヌス2世Urbanus II(1042-1099)聖職売買の禁止など教会改革を断行。第1回十字軍の派遣を呼びかけた。 ●193代教皇ボニファティウス8世Bonifatius VIII(1235-1303)フランス王フィリップ4世と聖職者への課税問題で対立し、幽閉され「憤死」。※その後、教皇庁がアヴィニョンに一時移転。 ●216代教皇ユリウス2世 Julius II(1443-1513)多くの芸術家を支援したことでローマにルネサンス芸術の最盛期をもたらす。ミケランジェロに天井画製作を依頼(強要)。 ●220代教皇パウルス3世Paulus III(1468-1549)イエズス会を認可し、反宗教改革を主導。ミケランジェロに「最後の審判」を依頼。英国ヘンリ8世を破門、英国教会が誕生。 ●226代教皇グレゴリウス13世Gregorius XIII(1502-1585)ユリウス暦を廃し、グレゴリオ暦とよばれる新暦を採用。学問を好み奨励。天正遣欧使節の少年が謁見した。 ●235代教皇ウルバヌス8世 Pope. Urban VIII(1568-1644)ガリレオ裁判の悪役だが、一方で学問と芸術の守護者。ベルニーニはウルバヌス8世の援助を受け傑作彫刻群を制作。 ●242代教皇インノケンティウス12世 Innocentius XII(1615-1700)「私の親戚は貧しさだよ」。清廉潔白な人柄でネポティズム(親族登用主義)と聖職売買(シモニア)の根絶を目指す。 ●259代教皇ピウス11世Pius PP. XI(1857-1939)ムッソリーニ相手に世界最小の国家バチカン市国を建国。ナチスを回勅で非難。 ●261代教皇ヨハネ23世 Ioannes PP. XXIII(1881-1963)積極的に他宗教と対話。飾らない態度とユーモアのセンスによって世界を魅了した。 ●263代教皇ヨハネ・パウロ1世 Ioannes Paulus PP. I(1912- 1978)教皇名として初めて「ヨハネ・パウロ」という複合名を採用。豪華な戴冠式を拒否。マフィアと対決。在位33日の急逝に暗殺説。 ●264代教皇ヨハネ・パウロ2世 Ioannes Paulus PP. II(1920-2005)。455年ぶりの非イタリア人教皇(ポーランド出身)。世界平和と戦争反対への呼びかけ。ガリレオ裁判の過ちを謝罪。 ●ジョヴァンニ・パレストリーナGiovanni Palestrina(1525-1594)カトリックの宗教曲を多く残した「教会音楽の父」。 ★スペイン ●ゴヤ Francisco de Goya(1746-1828)人間の暗部を照らしたスペインの宮廷画家長。戦争の残忍さを告発する銅版画を多数残した。「裸のマハ」「五月三日の処刑」「カルロス4世の家族」 ●フアン・デ・ラ・シエルバJuan De La Cierva(1895.9.21-1936.12.9)航空エンジニア。人間が乗れるオートジャイロ(ヘリコプターの前身)を発明。イギリス海峡を横断。 ●フェルナンド・レイFernando Rey(1917.9.20-1994.3.9)スペイン出身の俳優。「フレンチ・コネクション」のボス。カンヌ国際映画祭男優賞を受賞。 ●ホアキン・ロドリーゴ Joaquin Rodrigo(1901-1999)盲目の作曲家。1939年(38歳)、ギター協奏曲の傑作「アランフェス協奏曲」を発表。97歳の長寿。 ●ファン・ベルモンテJuan Belmonte(1892.4.14-1962.4.8)伝説的マタドール(闘牛士)。牛の角の間に体を入れて牛を誘う“クルサード"を披露し革命を起こした。 ●ホセリートJoselito(1895.5.8-1920.5.16) 天才闘牛士。17歳という歴代最年少のマタドールになった。墓石は棺を運ぶ人々の彫像。 ●Ignacio Sanchez Mejias(1891.6.4-1934.8.13)闘牛士。引退復帰の戦いで腿を突き刺され2日後に死亡。 ●コロンブス Christopher Columbus(1451-1506)イタリア生まれの探検家・航海者。大西洋を横断して新大陸に到達。 ●フランシスコ・ゲレーロFrancisco Guerrero(1528.10-1599.11.8)中世の作曲家。叙情的な旋律が人気。 ●アンドレ・セゴビアAndres Segovia(1893.2.21-1897.6.2)20世紀を代表するクラシック・ギター奏者の1人。現代クラシック・ギター奏法の父。 ●ミロJoan Miro(1892-1983)スペインの画家。パリでシュールレアリスムに傾倒、明るい色彩と抽象化された記号デザインを使った。版画・彫刻・陶器も制作。「アルルカンの謝肉祭」「星座」 ●アルベニスIsaac Albeniz(1860-1909)スペインの作曲家。スペイン国民楽派を代表。 ●アントニオ・ガウディAntonio Gaudi(1852-1926)スペイン・カタルニアの天才建築家。サグラダ・ファミリア教会を設計するなど、自然をモティーフに特異な造形を残した。 ●ダリ Salvador Dali(1904-1989)シュールレアリスムの画家。意識下の幻覚や欲望を写実的にビジュアル化。奇想天外な世界を表現。 ●パブロ・カザルスPablo Casals (1876-1973)史上最高のチェロ奏者。フランコ独裁政権と戦った。 ●ファリャManuel de Falla(1876.11.23-1946.11.14)作曲家。スペインの民族音楽(フラメンコ)を取り入れた。バレエ音楽「恋は魔術師」「三角帽子」 ●チェーザレ・ボルジアCesare Borgia(1475-1507.3.12)ルネサンス期の軍人・政治家。マキャヴェリズムを体現。教皇ユリウス2世と対立、戦死。 ●サラサーテ Pablo Sarasate(1844.3.10-1908.9.20)バイオリン奏者、作曲家。高度な演奏技巧と美麗な音色で知られる。「チゴイネルワイゼン」 ●タレガ Francisco Tarrega(1852.11.21-1909.12.15)ギタリスト、作曲家。“ギターのサラサーテ"の異名を持つ技巧派だが、詩心も大切にした。「アルハンブラの思い出」 ●聖エルモ Elmo(1190-1246.4.15) ●オーソン・ウェルズOrson Welles(1915.5.6-1985.10.10)アメリカの映画監督・俳優。ラジオドラマ「火星人襲来」で米国をパニックに。監督「市民ケーン」、出演「第三の男」。 ●聖ヤコブJacobus(ヤコブ)十二使徒の1人。元漁師で弟は使徒ヨハネ。サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂は墓の上に建てられており、ヴァチカン、エルサレムと並ぶキリスト教の3大聖地。 ●ムリーリョBartolome Esteban Murillo(1617.12-1682.4.3)「スペインのラファエロ」。聖母や街角の少年少女を優しい目線で生き生きと描いた。「無原罪の御宿り」「蚤をとる少年」 ●ベラスケスDiego Velazquez(1599.6.6-1660.8.6)バロック期のスペイン宮廷画家。17世紀スペイン絵画の黄金時代を代表し、写実的技巧、空間構成に優れ、肖像画の傑作を多く残した。マネいわく“画家の中の画家"。「ラス・メニーナス(女官たち)」 ●パコ・デ・ルシア Paco de Lucia(1947.12.21-2014.2.25)スペインが誇るギタリスト。フラメンコやジャズで活躍。 ●【Not墓参】フランコ Francisco Franco Bahamonde(1892.12.4-1975.11.19)スペインの独裁者。1936年、人民戦線政府にモロッコから反乱を起こし、ドイツ・イタリアの援助を受けてスペイン内戦に勝利、1939年独裁制を樹立。大戦後、ヒトラー、ムッソリーニが死ぬ一方で、自身は失脚せずに36年間も君臨して没した。 ●【Not墓参】フルヘンチオ・バチスタ Fulgencio Batista(1901.1.16-1973.8.6)キューバの独裁者。カストロ&ゲバラのキューバ革命によってドミニカに逃亡、ポルトガルを経てスペインで没した。 〔王族〕 ●カルロス1世=カール5世 King Carlos I:Karl V (1500.2.24-1558.9.21)神聖ローマ帝国皇帝。領土はスペイン、オランダ、イタリア、オーストリアに達し、キリスト教世界で並ぶ者がいない君主となった。 ●フェリペ2世 King Felipe II(1527.5.21-1598.9.13)スペイン帝国最盛期の絶対君主。ヨーロッパ、中南米、アジア(フィリピン)に及ぶ大帝国を支配。「太陽の沈まない国」と形容された。イングランド女王メアリー1世と結婚。 ●ドン・カルロス Don Carlos de Austria(1545.7.8-1568.7.24)スペインの王太子。父に反逆してネーデルランドに行こうとして逮捕監禁され、24歳で牢死した。 ●イサベル1世 Isabella I(1451.4.22-1504.11.26)イスラム勢力下のグラナダを陥落させ800年に及んだレコンキスタを完成。コロンブスを援助。 ★ポルトガル ●バスコ・ダ・ガマ Vasco Da Gama(1469-1524)探検家。喜望峰(1497-1499)航路でインドルートを発見。 ●アマリア・ロドリゲス Amalia Rodrigues(1920.7.23-1999.10.6)ファドの女王。※ファドはポルトガルギターで伴奏するポルトガルの民衆歌謡。 ●パウル・ランゲルハンス Paul Langerhans(1847.7.25-1888.7.20)ドイツの病理学者。インスリン発見の糸口を見つけたが40歳で他界。 ★ジブラルタル Gibraltar Cemetery:イベリア半島南端の英国植民地(1713〜)。ジブラルタル海峡(約14km)の向こうにアフリカ大陸が見える。人口2万8千。 ★デンマーク ●アンデルセンHans Christian Andersen(1805-1875)童話作家。「人魚姫」「醜いアヒルの子」「親指姫」など150編以上を残す。 ●セーレン・キルケゴールSoren Kierkegaard(1813-1855)哲学者。「死に至る病い」=絶望。 ●ニールセンCarl Nielsen(1865-1931)デンマークを代表する作曲家。交響曲「不滅」 ●ケニー・ドリューKenneth Sidney "Kenny" Drew(1928.8.28-1993.8.4)NY出身のハード・バップ・ピアニスト。 ●ベン・ウェブスターBenjamin Webster(1909-1973)テナー・サックス奏者。コールマン・ホーキンス、レスター・ヤングと共にスウィング期の3大テナーの一人。 ●アブサロンAbsalon(1127-1201.3.21)デンマークの大司教で政治家。自ら海賊を退治。コペンハーゲンを築く。中世の大人物の一人。 ●オーレ・キアク・クリスチャンセン Ole Kirk Christiansen(1891.4.7-1958.3.11)“レゴブロック"で知られるレゴグループ創設者。元大工で木製の玩具を制作。 ★スウェーデン ●イングリッド・バーグマンIngrid Bergman(1915-1982)スウェーデン生れの女優。「カサブランカ」「誰が為に鐘は鳴る」「ガス灯」 ●ノーベルAlfred Nobel(1833-1896)スウェーデンの化学者。ダイナマイト・無煙火薬の発明者。遺言によってノーベル賞が創設された。 ●サロモン・アンドレー Salomon August Andree(1854.10.18-1897.10.17以降)スウェーデンの探検家。水素気球エルネン号で気球北極飛行を試みるも遭難死。 ●ストリンドベリAugust Strindberg(1849-1912)スウェーデンの劇作家・小説家。同国初の自然主義小説を著す。イプセンと並ぶ北欧近代文学の先駆者。 ●スウェン・ヘディンSven Hedin(1865.2.19-1952.11.26)20世紀最大の探検家。中央アジア探検に多大な成果。「さまよえる湖」「シルクロード」 ●オロフ・パルメOlof Palme(1927.1.30-1986.2.28)スウェーデンの政治家、元首相。ベトナム戦争に対する米国の介入を強く批判し、大量の兵役忌避者や脱走兵を受け入れた。反核運動にも尽力したが暗殺された。 ●グレタ・ガルボ Greta Garbo(1905-1990)往年の大女優。スウェーデン出身。神秘的な美貌で魅了。36歳で引退し伝説的存在となる。「肉体と悪魔」「アンナカレーニナ」「グランド-ホテル」「椿姫」「ニノチカ」 ●ダグ・ハマーショルドDag Hammarskjold(1905.7.29-1961.9.18)第2代国連事務総長。国連事務局を設立。墜落死。ノーベル平和賞。 ●カール・フォン・リンネ Carl von Linne(1707.5.23-1778.1.10)博物学者。「分類学の父」。種、綱、目、属という分類単位を設け、火星の惑星記号「♂」をオスとして使い始めた。 ●アニタ・エクバーグAnita Ekberg(1931.9.29-2015.1.11)女優。フェデリーコ・フェリーニの映画「甘い生活」(1960)で有名に。 ●アッサール・ガブリエルソンAssar Gabrielsson(1891.8.13-1962.5.28)安全性重視の車メーカー「ボルボ」を設立(1924)。 ●イングマール・ベルイマンIngmar Bergman(1918.7.14-2007.7.30)スウェーデンの映画監督。神の不在など独特の作風を通して人間を描く。「第七の封印」「野いちご」「沈黙」 ★ノルウェー ●イプセン Henrik Ibsen(1828-1906)ノルウェーの劇作家、“近代劇の父"。市民劇や社会問題劇を発表。「人形の家」「ペールギュント」 ●ムンク Edvard Munch(1863-1944)ノルウェーの画家。表現派の先駆者。人間の深層心理、死、愛、孤独といった題材を描く。代表作「叫び」 ●フリチョフ・ナンセン Fridtjof Nansen(1861.10.10-1930.5.13)ノルウェーの探検家・政治家“難民の父"。1888年にグリーンランドを横断、1893年に北極地方を探検。極地が海洋であることを証明。第一次大戦後は国際連盟の難民高等弁務官に就任、捕虜45万人の交換帰国プロジェクトを成功させた。1922年、戦争難民の帰国およびウクライナ飢餓難民救済活動の功績が認められ、ノーベル平和賞を受賞。 ★フィンランド ●トーヴェ・ヤンソンTove Jansson (1914-2001)作家、画家。ムーミンの原作者。反ファシズムの風刺画も描いた。 ●シベリウス Jean Sibelius(1865.12.81957.9.20)国民的作曲家。祖国の自然と歴史に根ざした交響詩などを書いた。「フィンランディア」 ●グスタフ・マンネルヘイム Carl Gustaf Emil Mannerheim(1867-1951)フィンランド大統領。軍最高司令官として対ソ戦を指揮、フィンランド独立を保った民族の英雄。 ●アールネ・エドヴァルド・ユーティライネン Aarne Edward Juutilainen(1904.10.18-1976.10.28)フィンランドの軍人。侵攻ソ連軍を少ない兵力で撃退し続けた。 ●エイノ・イルマリ・ユーティライネンEino Ilmari Juutilainen(1914.2.21-1999.2.21)フィンランド空軍のエース・パイロット「無傷の撃墜王」。94機撃墜は独空軍以外で世界最高位。 ●シモ・ヘイヘ Simo Hayha(1905.12.17-2002.4.1)フィンランドの軍人“白い死神"。伝説の狙撃手。対ソ戦で史上最多の確認戦果505名。 ●エリアス・リョンロートElias Lonnrot(1802.4.9-1884.3.19)フィンランドの民間説話『カレワラ』の収集家。 ★ポーランド ●クシシュトフ・キェシロフスキKrzysztof Kieslowski(1941-1996)映画監督。『デカローグ』『トリコロール三部作』『ふたりのベロニカ』が、カンヌ、ヴェネツィア、ベルリン映画祭で絶賛された。心臓発作により54歳で急死。 ●イェジ・アンジェイェフスキJerzy Andrzejewski(1909.8.19-1983.4.20)作家。ワルシャワ蜂起を描いた「灰とダイヤモンド」で著名。 ●リシャルト・カプシチンスキRyszard Kapuscinski(1932.3.4-2007.1.23)現代ジャーナリズムの巨人。20世紀の最も偉大なジャーナリストとされる。ジャーナリズムと芸術の融合。 ●ヤヌシュ・コルチャック Janusz Korczak(1878.7.22-1942.8.6)ユダヤ人孤児院の院長。子供たちを見捨てて自分だけが助かることを拒否し、子供たちと共にガス室で殺害された。 ●ショパンFrederic Chopin[heart only](1810-1849)ポーランドの作曲家・ピアニスト。パリを中心に活躍。繊細で憂愁に満ちたメロディーから“ピアノの詩人"と呼ばれた。 ●スタニスワフ・レムStanis?aw Lem(1921.9.12-2006.3.27)20世紀SF最高の作家の一人。『ソラリスの陽のもとに』 ●コペルニクスNicolaus Copernicus(1473-1543)近代天文学の父。ポーランドの天文学者・聖職者。従来の天動説をくつがえす地動説を提唱。 ●ワンダ・ランドフスカWanda Landowska(1879.7.5-1959.8.16)ポーランドの女性チェンバロ奏者。忘れられた楽器だったチェンバロを現代に復活させた立役者。 ●アルマ・ロゼ Alma Rose(1906.11.3-1944.4.4)オーストリアのバイオリン奏者。アウシュヴィッツで囚人オーケストラを編成・指揮し、ユダヤ人音楽家が少しでも生き延びられるように図った。 ●マキシミリアノ・コルベ Maksymilian Maria Kolbe(1894.1.8-1941.8.14)ポーランドのカトリック司祭。「アウシュビッツの聖者」。妻子がいた男の代わりに餓死刑を受けた。 ★ハンガリー ●ショルティ Georg Solti(1912-1997)指揮者。ブダペスト生まれ。シカゴ交響楽団を育てあげ多数の名演を残す。 ●コダーイ Zoltan Kodaly(1882-1967)ハンガリーの作曲家。民謡を研究し民族色豊かな作品を生む。「ハーリ=ヤーノシュ」 ●カンドー・カールマーン Kando Kalman(1869.7.10-1931.1.13)電気機関車の父。 ●プシュカーシュ・ティワダル Puskas Tivadar(1844-1893)電話交換技術を発明。 ●ヨージェフ・アッティラ Jozsef Attila(1905-1937)国民的大詩人。 ●Victims of Hungarian uprising of 1956 ハンガリー動乱(1956)の犠牲者400人以上が葬られる。共産時代は墓参禁止だった。 ●ラウル・グスタフ・ワレンバーグ Raoul Gustaf Wallenberg(1912.8.4-1947.7.17)スウェーデンの外交官。ナチスから10万人ものユダヤ人を救出したが、戦後、ソ連軍に拉致されて行方不明に。 ★チェコ ●ドヴォルザークAntonin Dvorak(1841-1904)ボヘミア生まれの作曲家。ほぼ独学で作曲を学び国際的に活躍。ボヘミア・アメリカ民謡を愛し、旋律は民族的色彩が豊富。「新世界より」「スラブ舞曲」 ●スメタナBedrich Smetana(1824-1884)チェコの作曲家。ボヘミア国民楽派の祖。歌劇「売られた花嫁」、交響詩「わが祖国」 ●ミュシャAlfons Mucha(1860-1939)画家。チェコ語では“ムハ"。アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー。華麗な曲線を多用したエレガントな作品で知られる。連作「スラヴ叙事詩」に民族愛を込めた。 ●カレル・チャペックCapek, Karel (1890-1938)作家。「ロボット」という言葉を作った。反ヒトラー作品「山椒魚戦争」 ●ヴァーツラフ・ハヴェルVaclav Havel(1936.10.5-2011.12.18)チェコ共和国初代大統領、劇作家。共産党政権打破(ビロード革命)を指導。 ●カレル・アンチェル Karel Ancerl(1908.4.11-1973.7.3)アウシュヴィッツから生還した指揮者(家族は虐殺)。チェコ・フィルを世界的な楽団に成長させる。 ●ティコ・ブラーエ Tycho Brahe(1546-1601)天文学者。星が月より地球から遠く離れていることを証明。 ●Jan Palach(1948.8.11-1969.1.19)プラハ大の学生。享年21。チェコに介入したソ連軍戦車に抗議してガソリンをかぶった。 ●カフカ Franz Kafka(1883-1924)作家。日常性に潜む“生の不条理"を描き、実存主義文学の先駆者となる。「変身」「審判」「城」 ●ジャコモ・カサノヴァ Giacomo Casanova (1725.4.2-1798.6.4)ヴェネツィア出身の作家&スパイ。千人の女性とベッドを共にした伝説的プレイボーイ。欧州各地をスキャンダルで追放。 ●メンデル Gregor Johann Mendel(1822-1884)司祭・植物学者。遺伝学の基礎を確立。修道院の庭でエンドウの人工交配を行い「メンデルの法則」を発見。 ●ヤナーチェク Leos Janacek(1854-1928)作曲家。故郷モラビア地方の民謡を収集し、作品創作の源泉とした。 ●フランツ・クサーヴァー・モーツァルト Franz Xaver Mozart(1791-1844)作曲家。モーツァルトの末子で四男。 ●ヴァーツラフ・ノイマン Vaclav Neumann(1920.9.29-1995.9.2)チェコを代表する指揮者。1989年のチェコ民主化・ビロード革命ではスメタナ「わが祖国」で反体制派を鼓舞、革命成功後にベートーベン第九を演奏した。 ★スロバキア ●アレキサンダー・ドプチェクAlexander Dubcek(1921-1992)スロバキアの政治家。「プラハの春」のリーダー。自動車事故で他界。 ★ルーマニア ●アンリ・マリ・コアンダ(Henri Marie Coand?、Henri Coanda、1886-1972)ルーマニアの発明家。世界初のジェット機を製作。 ★ブルガリア ●カザンラクのトラキア人の墳墓…世界遺産。紀元前4世紀のレンガ造りの丸天井型地下墳墓(カタコンベ)。ヘレニズム時代のブルガリア美術のなかで、最も保存状態が良い。 ★クロアチア フラニョ・トゥジマン Franjo Tu?man(1922.5.14-1999.12.10)初代クロアチア大統領。独立の父。セルビア軍の侵攻を跳ね返した国民的英雄。 ●ディオクレティアヌス Gaius Aurelius Valerius Diocletianus(244.12.22-311.12.3)ローマ帝国皇帝。軍人皇帝時代を終わらせテトラルキア(四分割統治)を導入。 ★スロヴェニア ●カルロス・クライバー Carlos Kleiber(1930-2004)カリスマ天才指揮者。リハーサル前に徹底して作曲家の自筆譜を調べ自らの音楽とした。指揮台でバレエダンサーのように舞い、音楽と身体の動きが完全に一致。生涯フリーランスの指揮者だった。父エーリッヒも大指揮者で、父は台頭するナチスを批判し、妻とカルロス(5歳)を連れてアルゼンチンに移住した。 ●マリー・テレーズ・シャルロット Marie-Therese-Charlotte of France(1778.12.19-1851.10.19)マリーアントワネットとルイ16世の唯一生き残った子供。 ★マケドニア ボリス・トライコフスキTrajkovski(1956.6.24-2004.2.26)マケドニア大統領。穏健改革派として人気を集めていたが飛行機事故で死亡。47歳。 ★セルビア ●ニコラ・テスラ Nikola Tesla(1856.7.10-1943.1.7)クロアチア出身、米国の電気工学者。交流発電機、ラジオ、蛍光灯を発明。 ●ガレリウス Gaius Valerius Maximianus Galerius(260-311.5.5)ローマ皇帝。在位305年〜311年。キリスト教の迫害解除を命じ公式な弾圧が終わった。 ★ボスニア・ヘルツェゴビナ ●ガヴリロ・プリンツィプ Gavrilo Princip(1894.7.25-1918.4.28)ボスニア系セルビア人の民族主義者。1914年6月、サラエボで第一次大戦の引き金となるオーストリア皇太子暗殺事件を起こす(当時19)。 ●スレブレニツァ虐殺記念碑 Memorijalni centar Srebrenica ボスニア紛争時に起きたスレブレニツァ虐殺(1995)の犠牲者8373人のうち3215人を埋葬。セルビア兵にイスラム系市民が殺された。 ★ギリシャ ●ヒポクラテス Hippokrates(B.C.460-B.C.375)古代ギリシアの医師。“医学の祖"。魔法や迷信から医術を解放、科学的医学の基礎を確立。19世紀に発見された墓の上にヒポクラテス像が建てられた。 ●アリストテレスAristoteles(B.C.384-B.C.322)古代ギリシャの哲学者。アレクサンドロス大王の師。エウリポス海峡の海流変化を前に「エウリポスよ私を呑み込め、私はお前を理解できない」と入水。 ●シュリーマンHeinrich Schliemann(1822-1890)ドイツの考古学者。トロイアを始めエーゲ文明の遺跡の発見・発掘に貢献。自叙伝「古代への情熱」 ●テオ・アンゲロプロスTheo Angelopoulos(1936-2012)ギリシャの映画監督。長尺のワン・シーン=ワン・カットという特異な演出技法に優れる。「旅芸人の記録」「霧の中の風景」「ユリシーズの瞳」 ●カティーナ・パクシヌー Katina Paxinou(1900.12.17-1973.2.22)ギリシャの女優。「誰が為に鐘は鳴る」でアカデミー助演女優賞。 ●アドルフ・フルトヴェングラー Adolf Furtwangler(1853-1907)。ドイツの考古学者。略奪品として放棄されていた陶器の破片から、年代の特定を行う価値を認めた初の考古学者。 ★リトアニア ●ユゼフ・ピウスツキ Josef Pilsudski [Heart only](1867.12.5-1935.5.12)第二次ポーランド共和国の建国の父。123年ぶりにポーランドは独立。ナチズムを異常思想と軽蔑。 ★ラトビア ●Sergei Zholtok(1972.12.2-2004.12.3)ホッケー選手。墓が稲妻のようなデザイン。 ★エストニア ●レナルト・ゲオルグ・メリ Lennart Georg Meri(1929.3.29-2006.3.14)エストニア独立運動の指導者として活躍後、同国大統領を務めた。 ★ロシア ●カントImmanuel Kant(1724.4.22-1804.2.12)ドイツの哲学者。批判哲学を創始、認識の限界を指摘しコペルニクス的転回を果たす。「純粋理性批判」 ★アルバニア ●スカンデルベグ Gjergj Kastrioti Skanderbeg(1405-1468.1.17)中世アルバニアの君主。オスマン帝国に抵抗した民族的英雄。 ★フランス ●ショパン Frederic Chopin[Body minus heart](1810-1849)ポーランドの作曲家・ピアニスト。心臓はポーランドにあり、ボディのみの墓。Plot: Division 11, #10 ●ビゼー Georges Bizet(1838-1875)作曲家。メロディーラインに富み、オーケストラを色彩的に駆使、南欧の風土を曲に反映させた。「カルメン」「アルルの女」Plot: Division 68, #1 ●エディット・ピアフ Edith Piaf(1915-1963)女性シャンソン歌手。自ら作詞した「愛の賛歌」「ばら色の人生」が世界的にヒット。Plot: Division 97 ●ドラクロアDelacroix(1798-1863)画家。ロマン主義を代表。ドラマチックな事件や文学を題材に、強烈な色彩で感情の爆発を描き近代絵画の先駆となった。「民衆を導く自由の女神」Plot: Division 49 ●バルザック Honore de Balzac(1799-1850)近代リアリズム文学を代表するフランスの作家。「人間喜劇」と題した長短90編余の小説を通して、19世紀前半のフランス社会に生きる人々を鮮やかに描き出した。「ゴリオ爺さん」「谷間の百合」Plot: Division 48, #1 ●モジリアニ Amedeo Modigliani(1884-1920)イタリアの画家。エコール・ド・パリ(パリ定住の外国人芸術家)。哀愁を帯びた細長い首の人物画で知られる。Plot: Division 96 ●ジム・モリソン Jim Morrison(1943-1971)ドアーズのカリスマ的ロック歌手、詩人。27歳で他界。Plot: Division 6 ●イブ・モンタン Yves Montand(1921-1991)「枯葉」「セシボン」の大ヒットで世界的なシャンソン歌手に。俳優としても硬派作品で名演。Plot: Division 44 ●オスカー・ワイルドOscar Wilde(1854-1900)世紀末文学の代表的作家。アイルランド出身。芸術のための芸術を提唱。「ドリアン・グレーの肖像」Plot: Division 89 ●プルースト Marcel Proust(1871-1922)20世紀文学に多大な影響を与えた作家。「失われた時を求めて」で意識の流れを綿密に追い、小説の概念を一新。Plot: Division 85 ●アランAlain/Emile-Auguste Chartier(1868-1951)哲学者。理性主義の立場から芸術や教育など様々な問題を論じた。「幸福論」Plot: Division 94, #3 ●アポリネール Guillaume Apollinaire(1880-1918)詩人。“シュルレアリスム"という言葉を初めて使った。キュービズムの理論的指導者。享年38。「ミラボー橋」Plot: Division 86 ●サラ・ベルナール Sarah Bernhardt(1844-1923)フランスの舞台女優。世界各地を巡演し国際的名声を得た。Plot: Division 44, #6 ●クロード・シャブロル Claude Chabrol(1930.6.24-2010.9.12)映画監督。1950年代のヌーベルバーグ(新しい波)を、トリュフォー、ゴダールらと率いた。初監督作品「美しきセルジュ」はヌーベルバーグ派の長編第1作。Plot: Division 10 ●ケルビーニ Luigi Cherubini(1760.9.14- 1842.3.15)イタリア人作曲家。グランド(大規模)・オペラ様式を確立。ベートーヴェンはケルビーニを当時最高のオペラ作曲家と考えていた。「レクイエム」Plot: Division 11, #8 ●コレットColette(1873-1954)女流作家。感性に優れ、官能や自然を描いた。「青い麦」Plot: Division 4, #6 ●コロー Camille Corot(1796-1875)バルビゾン派のフランス人画家。銀色のレースがかかったような詩情ある風景画を多く描いた。「真珠の女」など。Plot: Division 24 ●ドーデ Alphonse Daudet(1840-1897)作家。温かな眼差しで郷土プロバンスを見つめた。「風車小屋便り」「アルルの女」Plot: Division 26 ●ドーミエ Honore Daumier(1808-1879)画家。庶民の生活を描写。痛烈な政治風刺漫画を多く残した。Plot: Division 24 ●ダビッドDavid [heart only](1748-1825)画家。新古典派のリーダー。ナポレオンの宮廷画家として当時の画壇に君臨。超大作「ナポレオンの戴冠」Plot: Division 56 ●アンリ・ド・レニエ Henri de Regnier(1864.12.28-1936.5.23)フランス象徴派の詩人。ロマンチシズム溢れる作風。Plot: Division 86 ●デュカス Paul Dukas(1865-1935)作曲家。ドイツ音楽とフランスのエスプリを融合。交響詩「魔法使いの弟子」。Plot: Division 87 (columbarium), urn 4938 ●イサドラ・ダンカン Isadora Duncan(1877-1927)モダン・バレエの先駆者。タイツをつけず、トー・シューズを捨て素足で踊った最初の舞踊家。Plot: Division 87 (columbarium), urn 6796 ●マックス・エルンスト Max Ernst(1891-1976)米仏で活躍したドイツの画家。フロッタージュ技法(こすり絵)を創始。Plot: Columbarium (Division 87) ●アベラール(1079-1142)フランスのスコラ哲学者。女弟子エロイーズとの禁断の往復書簡で知られる。Plot: Division 7 ●エロイーズHeloise(1101-1164)修道女。師アベラールと熱愛。Plot: Division 7 ●ガッシェ Paul Gachet(1828.7.30.-1909.1.9)医師。周囲から変わり者と見られていたがゴッホと意気投合。Plot: Division 52 ●ゼノブ・グラム Zenobe Gramme(1826.3.4-1901.1.20)実用可能な世界初の発電機を発明。Plot: Division 94, row 1 ●クロイツェル Rodolphe Kreutzer(1766.11.16-1831.1.6 )ベートーヴェンに作品を献呈されたバイオリンの名手。Plot: Division 13 ●ラ・フォンテーヌLa Fontaine(1621-1695)詩人。動物を擬人化し人間の真実を描き出した寓話文学の傑作「寓話集」を残す。Plot: Division 25 ●ルネ・ラリックRene Lalique(1860-1945)19世紀〜20世紀に活躍したガラス工芸家、宝飾デザイナー。Plot: Division 23 ●ラロ Edouard Lalo(1823.1.12-1892.4.23)スペイン系作曲家。優れた管弦楽法と異国情緒。「スペイン交響曲」Plot: Division 67 ●ローランサン Marie Laurencin(1883-1956)女性画家。淡い優雅な色調で多くの少女像を描いた。Plot: Division 88 ●マルセル・マルソー Marcel Marceau(1923-2007)道化のビップに扮したパントマイムの巨匠。Plot: Division 21 ●モリエールMoliere(1622-1673)ラシーヌ、コルネイユと並ぶフランス古典劇3大作家の1人。人間のエゴをコメディ劇で描き出した。自ら舞台に立ち、終幕後に吐血死。「タルチュフ」「人間嫌い」Plot: Division 25 ●ヴィクトール・ノワールVictor Noir(1848-1870)反体制新聞の記者。21歳の若さで皇帝派に射殺され、民衆葬に約20万人が参列。Plot: Division 92 ●ペトルチアーニ Michel Petrucciani(1962-1999)“ピアノの化身"と呼ばれたジャズ・ピアニスト。小柄だけど音は雄弁。享年36。Plot: Division 11 ●ピサロ Camille Pissarro(1830-1903)印象派の長老画家。若い世代を支援し、彼らに慕われた。Plot: Division 5 (Jewish section) ●プーランク Francis Poulenc(1899-1963)作曲家。フランス六人組の一人。シンプルかつエスプリに富む楽曲。Plot: Division 5 ●ラディゲRaymond Radiguet(1903-1923)作家。古典調文体の心理小説「肉体の悪魔」「ドルジェル伯の舞踏会」を残すも20歳で夭折。Plot: Division 56 ●シニャックPaul Signac(1863-1935)画家。スーラと新印象主義を創始。スーラの点描法を発展させた。Plot: Division 67 ●シモーヌ・シニョレ Simone Signoret(1921-1985)女優。『年上の女』でアカデミー主演女優賞とカンヌ国際映画祭女優賞をダブル受賞。社会問題解決に意欲。夫はイブ・モンタン。Plot: Division 44 ●Leon Thery(1879.4.16-1909.3.8)結核のため30歳で死んだレーサー。墓はハンドルを持つレーサー像。Plot: Division 91 ●リチャード・ライト Richard Wright(1908.9.4-1960.11.28)20世紀アメリカ黒人文学の先駆者。ブラックパワーという言葉を生む。lot: Division 87 (columbarium), urn 848 ●メリエス Marie Georges Jean Melies(1861.12.8-1938.1.21)世界初の職業映画監督。SFXの創始者。代表作「月世界旅行」(1902)。Plot: Division 64 ●ジョルジュ・ローデンバックGeorges Rodenbach(1855.7.16-1898.12.25)ベルギー出身の作家。小説「死の都ブリュージュ」。※いわゆるゾンビ墓。Plot: Division 15 ●ユルマズ・ギュネイ Y?lmaz Guney(1937.4.1-1984.9.9)トルコの映画監督。左派に同調し2度投獄。作品の大半がトルコ政府から上映禁止処分を受ける。脱獄してフランスに亡命、『路』がカンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いた。2年後、胃癌により47歳で他界。Plot: Division 62 ●ボードレールCharles Baudelaire(1821-1867)近代詩の祖、芸術至上主義の詩人。詩集「悪の華」は近代詩の聖典とされ、象徴派の先駆となった。「パリの憂鬱」Plot: Division 6 ●モーパッサン Guy de Maupassant(1850-1893)ゾラと共にフランス自然主義文学を代表する作家。ブルジョア社会を鋭く批判、晩年発狂。「女の一生」「ピエールとジャン」Plot: Division 26 ●サルトル Jean Paul Sartre(1905-1980)実存主義哲学者。一時共産主義に近づき文学者の政治参加を説いた。「嘔吐」「存在と無」「弁証法的理性批判」Plot: Division 20 ●ボーヴォワール Simone de Beauvoir(1908-1986)女性思想家。実存主義者であり、サルトルの同志かつパートナー。女性論「第二の性」。Plot: Division 20 ●セルジュ・ゲンズブールGainsbourg, Serge(1928-1991)歌手、作詞家、俳優と多才。作詞に性的隠語を好んで使った。ジェーン・バーキンと事実婚。Plot: Division 1 ●ローラン・プティ Roland Petit(1924.1.13-2011.7.10)振付家・バレエダンサー。マルセイユ・バレエ団を拠点に活動。「若者と死」「ピンク・フロイド・バレエ」「コッペリア」Plot: Division 13 ●サン・サーンス Charles Camille Saint-Saens(1835-1921)作曲家。楽器の個性を効果的に生かした管弦楽法を駆使。「動物の謝肉祭」「サムソンとデリラ」「交響曲第3番“オルガン付き"」Plot: Division 13 ●ベケット Samuel Beckett(1906-1989)アイルランド出身の劇作家。現代前衛劇の先駆けとなる不条理劇「ゴドーを待ちながら」を発表。ノーベル文学賞。Plot: Division 12 ●ブランクーシ Constantin Brancusi(1876-1957)ルーマニア出身の彫刻家。抽象彫刻の先駆者。材質を使い分け、形を単純化し抽象化することで生命力を表現。Plot: Division 18 ●シトロエン Andre Citroen(1879-1935)自動車会社シトロエンの創業者。フランス第1位、世界第4位の自動車会社に急成長させたが経営破綻。失意のうちに他界。Plot: Division 28 ●ジャック・ドゥミ Jacques Demy(1931-1990)映画監督。「シェルブールの雨傘」でカンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。エイズで他界。享年59。Plot: Division 9 ●アルフレド・ドレフュスAlfred Dreyfus(1859.10.9-1935.7.12)ユダヤ系の陸軍大尉。1894年、スパイ嫌疑で終身刑になったが、作家ゾラなど人権擁護派が当局の不正を糾弾、フランスの国論を二分。真犯人が明らかになり12年ぶりに釈放。Plot: Division 28 ●デュラス Marguerite Duras(1914.4.4-1996.3.3)女性作家。インドシナ・サイゴン出身。愛や孤独を描く。自伝的小説「愛人」、映画脚本「二十四時間の情事」「かくも長き不在」Plot: Division 21 ●モーリス・ルブラン Maurice Leblanc(1864.12.11-1941.11.6)推理小説家。「アルセーヌ・ルパン」で知られる。Plot: Division 10 ●シルビア・ロペスSylvia Lopez(1931-1959.11.20)女優。白血病により28歳で早逝。墓に気品ある横顔の線刻。Plot: Division 13, row 1 (along "avenue Principale") ●フィリップ・ノワレ Philippe Noiret(1930-2006)フランス映画界を代表する俳優の一人。「ニュー・シネマ・パラダイス」「イル・ポスティーノ」 ●ポール・ピカソPaul Picasso(1921.2.4-1975.6.5)ピカソの子。『アルルカンに扮したポール』(1924)はピカソが3歳のポールを描いたもの。Plot: Division 16 ●チャールズ・ピジョン Charles Pigeon(1838.3.29-1915.3.18)安全なガス燈、ピジョンランプを発明。墓は夫婦のベッド!Plot: Division 22, SMALL cemetery ●プルードン Pierre Joseph Proudhon(1809-1865)フランスの社会思想家。無政府主義の創始者の一人。労働者連合で国家を無力化する思想を唱えた。Plot: Division 2 ●ジャン・ピエール・ランパル Jean-Pierre Rampal(1922-2000)20世紀の最も偉大なフルート奏者。フルートをソロ演奏会が可能な楽器と初めて世界に知らしめた。Plot: Division 3 ●マン・レイMan Ray(1890-1976)アメリカの写真家。パリでシュールレアリスムに加わる。様々な写真技法を考案、写真芸術を開拓。Plot: Division 7, row 1 (along division 6) ●ジーン・セバーグ Jean Seberg(1938-1979)女優。「悲しみよこんにちは」「勝手にしやがれ」で脚光を浴びる。反戦運動など政治活動に傾倒し、睡眠薬により40歳で自死。ベリーショートが「セシルカット」として流行。Plot: Division 13 ●スーチン Chaim Soutine(1893-1943)画家。リトアニア出身。エコール・ド・パリ(パリ定住の外国人芸術家)の一人。人間の孤独や不安を赤など強い色彩を使って表現。Plot: Division 15, Row 1 ●オシップ・ザッキン Ossip Zadkine(1890.7.14-1967.12.25)ロシア人彫刻家。藤田嗣治を証人に立て隣家の女流画家ヴィランティーヌ・プラックスと結婚。 ●アンリ・ポアンカレHenri Poincare(1854.4.29-7.17)数学者。数論・関数論・微分方程式・位相幾何学のほか天体力学などで優れた研究を行った。Plot: Montmartre ●アラン・レネAlain Resnais(1922.6.3-2014.3.1)フランス・ヴァンヌ出身の映画監督。「夜と霧」「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」Plot: Division 4 ●メビウス/ジャン・アンリ・ガストン・ジロー Moebius/Jean Henri Gaston Giraud(1938.5.8-2012.3.10)大友克洋や宮崎駿、谷口ジローに多大な影響を与えたフランスの漫画家(バンドデシネ作家)。手塚治虫もメビウス線と呼ぶ陰影の付け方を導入した。西部劇を描くときは「ジャン・ジロー」、SFファンタジーを描くときは「メビウス」を使用。日本の漫画に惚れ込み、娘をノウシカ(Nausicaa)と命名。Plot: 9th. division ●ロベスピエール Maximilien Robespierre[original burial site](1758.5.6-1794.7.28)フランスの政治家。フランス革命に際し、パリのジャコバン修道院を本部とした左派の政治結社「ジャコバン派」(後に山岳党)を指導し、国王を処刑。ブルジョア穏健共和主義のジロンド派(指導者3人がジロンド県出身)追放を推進。1793年ダントン、マラー、サンジュストらと急進的改革を行い、反革命勢力一掃の恐怖政治を実行。翌年、ロベスピエール派はクーデターにより打倒されて壊滅、処刑される(テルミドール反動)。 ●クープラン Francois Couperin(1668-1733)作曲家。“大クープラン"。ロココ期のフランス宮廷音楽の顔。 http://www.landrucimetieres.fr/spip/spip.php?article81 モンマルトルDivision ●スタンダールStendhal:Henri Beyle(1793-1842)心理分析に優れたフランスの作家。近代小説の先駆者。社会批判を盛り込んだ「赤と黒」「パルムの僧院」、評論「恋愛論」で知られる。Plot: Division 30 ●フランソワ・トリュフォー Francois Truffaut(1932-1984)映画監督。ヌーヴェル・ヴァーグの旗手の一人。愛の主題を貫き「突然炎のごとく」「アメリカの夜」「アデルの恋の物語」等を監督。SF「華氏451」。俳優としてスピルバーグ「未知との遭遇」の科学者を演じる。脳腫瘍で他界。享年52。Plot: Division 21 ●ドガ Edgar Degas(1834-1917)印象派画家。パステルや版画を用いて踊り子や競馬を多数描いた。晩年に失明し彫刻を残す。Plot: Division 4 ●ハイネ Heinrich Heine(1797-1856)民衆解放を目指した革命詩人・愛の詩人。ドイツ出身。鋭い社会批評ゆえに弾圧を受け34歳でパリ亡命。「歌の本」「ロマンツェーロ」「ドイツ冬物語」Plot: Division 27 ●ギュスターヴ・モロー Gustave Moreau(1826-1898)幻想画家。聖書や古代神話を神秘的・耽美的な独特の画風でに描いた。「サロメ」「オルフェ」Plot: Division 22 ●ベルリオーズ Hector Berlioz(1803-1869)ロマン派作曲家。標題音楽を確立し、色彩豊かな管弦楽曲を生む。「幻想交響曲」「ローマの謝肉祭」Plot: Avenue Hector Berlioz, Division 20, curbside ●ハリエット・スミスソン Harriet Smithson(1800-1854.3.3)アイルランド出身の女優。ベルリオーズに『幻想交響曲』を捧げられ結婚。Plot: Avenue Hector Berlioz, Division 20, curbside ●小デュマ Alexandre Dumas Fils(1824-1895)作家。大デュマの子。世相を見つめた問題劇を開拓。「椿姫」Plot: Division 21 ●フーコー Jean Bernard Leon Foucault(1819-1868)物理学者。地球の自転を振子の実験で証明。また、水中では光の速度が空気中より遅いことを証明し、光の波動説の確立に貢献。Plot: Division 7 ●アンドレ=マリ・アンペール Andre Marie Ampere(1775-1836)物理学者。電磁気学の基礎法則を確立し、名前が電流の単位アンペアの由来になった。Plot: Division 30 ●ミッシェル・ベルジェMichel Berger(1947.11.28-1992.8.3)作曲家。ロックオペラ「スターマニア」を発表。心臓発作のため45歳で他界。妻はフランス・ギャル。美しいガラス張りの墓。Plot: Division 29 ●ジャン=クロード・ブリアリ Jean-Claude Brialy(1933-2007)フランス出身の俳優。「いとこ同志」「黒衣の花嫁」Plot: Division 15 ●フーリエ Francois Marie Charles Fourier(1772.4.7-1837.10.10)空想的社会主義者の代表。人間性の回復を唱え、資本主義文明を批判。共同体「ファランジュ」を基礎とした理想的未来社会を構想。Plot: Division 23 ●フラゴナール Jean Honore Fragonard[original burial site](1732-1806)画家。18世紀ブルボン王朝末期の艶美な宮廷風俗を甘美な色彩で描いた。「ブランコ」Plot: Division 19 ●テオフィル・ゴーティエ Theophile Gautier(1811.8.30-1872.10.23)作家・批評家。『ジゼル』執筆。ボードレール『悪の華』を献呈された。Plot: Division 3 ●ニジンスキー Vaslav Fomich Nijinsky(1889-1950)伝説の舞踊家。ポーランド系ロシア人。ディアギレフのロシア・バレエ団の花形であり、振付師としても「牧神の午後」で新境地をひらいた。Plot: Division 22 ●オッフェンバック Jacques Offenbach(1819-1880)ドイツ出身の作曲家。近代オペレッタの開拓者。歌劇「地獄のオルフェ(天国と地獄)」「ホフマン物語」Plot: Division 9 ●サンソン Charles Henri Sanson(1739.2.15-1806.7.4)フランス革命期に死刑執行人を勤めたサンソン家当主。医師。16歳で最初の処刑を行い、ルイ16世、アントワネット、ダントン、ロベスピエールらの処刑に関わった。従来は刀剣による処刑であったが、1792年(53歳)に初めてギロチンが導入され、迅速な大量処刑が可能に。サンソン自身は死刑廃止運動を行ったが、不本意ながら史上2番目2700名を処刑した。Plot:Division 20 ●サックス Adolphe Sax(1814-1894)サックスを考案したベルギーの楽器製作者。Plot:Division 5 ●ソル Fernando Sor(1778.2.14-1839.7.10)大量のギター曲を作曲。ギターの音楽的地位を高めた“ギターのベートーヴェン"(時代もベートーヴェンと同世代)。Plot: Division 24 ●ゾラ Emile Zola[original burial site](1840-1902)自然主義文学を代表する作家。パンテオンに改葬する前の墓所。Plot: Division 19 ●エリック・ロメールEric Rohmer(1920.3.21-2010.1011)男女の恋愛模様を軽快なタッチで描いた映画監督。「緑の光線」でヴェネツィア国際映画祭・金獅子賞。「O侯爵夫人」「海辺のポーリーヌ」Plot: Division 13 ●アンリ・ポアンカレHenri Poincare(1854.4.29-7.17)数学者。数論・関数論・微分方程式・位相幾何学のほか天体力学などで優れた研究を行った。Plot: Division 17 ●ユゴー Victor Hugo(1802-1885)フランスが誇る大文豪。作品はヒューマニズム精神に貫かれ、ロマン派文学を指導。熱烈な共和主義者であり、ナポレオン3世のクーデターに反対して出国、19年も亡命生活を送る。「レ・ミゼラブル」「ノートルダム・ド・パリ」 ●マリー・キュリーMarie Curie(1867-1934)物理学者・化学者。ポーランド出身。夫ピエールと放射能を研究し、ラジウム、ポロニウムを発見、夫妻でノーベル物理学賞。夫の死後、ラジウムの分離に成功し化学賞。 ●ジャン・ジャック・ルソー Jean-Jacques Rousseau(1712-1778)啓蒙思想家。文明社会の非人間性を批判し、民主主義思想を説いてフランス革命の先駆となる。また小説「新エロイーズ」で情熱の解放を描き“ロマン主義の父"と呼ばれる。童謡「むすんでひらいて」を作曲するなど多才。 ●ヴォルテールVoltaire [Body minus heart](1694-1778)啓蒙思想家。「私は貴方の意見には反対だ。しかし、貴方がそれを言う権利を、私は命にかけて守る」。理性を掲げて独裁・専制政治に抵抗し、宗教上の不寛容を示した教会勢力とも戦い、幾度も投獄される。 ●ゾラ Emile Zola(1840-1902)自然主義文学を代表する作家。人権意識が高く、冤罪事件のドレフュス事件で容疑者を弁護、禁錮となる。「居酒屋」「ナナ」 ●大デュマ Alexandre Dumas(1802.7.24-1870.12.5)作家。大デュマ。「三銃士」「モンテ・クリスト伯」など波瀾万丈のストーリーで大衆を惹き付けた。小デュマの父。(Dumas pere) ●ルイ・ブライユ Louis Braille(1809.1.4-1852.1.6)アルファベットの点字開発者。5歳で全盲。15歳にして6点式の点字を完成。結核により43歳で他界。英語で点字を意味するブレイル(Braille)の由来。Plot: Cell 25 ●マルロー Andre Malraux(1901-1976)作家。スペイン内戦や中国の革命運動に参加し、戦後はド=ゴールの盟友として文化相等を歴任。「人間の条件」「征服者」Plot: Cell 6. ●ジャン・バティスト・ペラン Jean Baptiste Perrin(1870.9.30-1942.4.17)物理学者。物質が分子からできていることを実験的に証明。ノーベル物理学賞。 ●ディドロ Denis Diderot(1713-1784)思想家。ダランベールらと「百科全書」を編纂・刊行。非常に博学で、文学、美術、哲学、演劇に関する著作多数。※cenotaph(慰霊碑) ●ドビュッシー Claude Debussy(1862-1918)作曲家。従来の和声法を棄て、新たな和声を使って感覚的な音の響きを重視した印象派音楽を生む。「牧神の午後への前奏曲」「ペレアスとメリザンド」 ●フォーレ Gabriel Faure(1845-1924)作曲家。繊細、抒情的な音色で「レクイエム」を書く。歌曲や室内楽に優れ、内省的な作品を多く残した。 ●マネ Edouard Manet(1832-1883)画家。印象派の指導者。スペイン絵画の影響を受け、伝統的・アカデミックな絵を離れ、自由な筆致で都会的な作品を描く。「草上の昼食」「オランピア」 ●ベルト・モリゾBerthe Morisot(1841-1895)19世紀印象派では珍しい女性画家。母子が遊ぶ情景を好んで描く。マネの弟と結婚しておりマネ家の墓に眠る。 ●パスカル Blaise Pascal(1623-1662)思想家・数学者・物理学者。広大な宇宙に比べれば人間は葦のように弱いが、それを知っている人間は「考える葦」として「知らない宇宙」よりも偉大と説き、実存主義の先駆となった。流体圧力に関する原理の発見、計算器の考案、円錐曲線論、真空の存在を立証する実験なども行った。著「パンセ」「プロバンシアル」 ●ジャン・ラシーヌ Jean Racine(1639.12.22-1699.4.21)悲劇作家。モリエール、コルネーユと並ぶフランス古典劇の代表者。美しい韻文で運命的情念に翻弄される女性心理を鋭く描き、最高度に完成された悲劇を残した。「アンドロマク」「ブリタニキュス」 ●マラー Jean Paul Marat(1743.5.24-1793.7.13)フランス革命指導者の1人。新聞「人民の友」を発刊し民衆の政治参加を訴えた。ジャコバン派を率いてジロンド派(穏健派)追放を実現したがジロンド派女性に刺殺された。 ●グノー Charles Gounod(1818-1893)作曲家。オペラ・宗教音楽などを得意とし、「ファウスト」でフランス歌劇に新境地を開いた。バッハの旋律を使った「アベ・マリア」も著名。 ●アベル・ガンス Abel Gance(1889-1981)映画監督。サイレント映画界の巨匠“ヨーロッパのグリフィス"。上映時間12時間、3台のカメラを3つのスクリーンに上映する歴史的大作「ナポレオン」(1927)を監督。92歳の長寿。 ●ナポレオン・ボナパルトNapoleon Bonaparte(1769-1821)コルシカ島の下級貴族から皇帝へ。英国以外の欧州をほぼ制圧したが、ロシアで“冬将軍"に敗北。地中海・エルバ島に流され、後に復位するも南大西洋・セントヘレナ島に流されて他界。 ●サン・テグジュペリSaint-Exupery[memorial](1900-1944)作家。詩的な文章で愛や孤独を描いた童話「星の王子さま」(1943)のほか、飛行士の実体験をベースに人間性の高貴さを描いた「夜間飛行」「人間の土地」で知られる。戦死。 ●ユトリロ Maurice Utrillo(1883-1955)画家。画壇に属さず独学で風景画を開拓。アルコールに溺れつつ、灰白色を使った独自の色調で、哀愁を帯びたパリ市街を描き続けた。 ●マルセル・カルネ Marcel Carne(1906-1996)映画監督。ナチス支配下のフランスで反ファシズムの姿勢を貫く。「悪魔が夜来る」(1942)「天井桟敷の人々」(1945)「嘆きのテレーズ」(1953) ●デカルト Rene Descartes(1596-1650)近世哲学の祖、解析幾何学の創始者。哲学論文「方法序説」の中で一切の存在を疑い、最後に確実に存在を認識可能なものの出発点として「コギト・エルゴ・スム(我思う、故に我在り)」の発見に至る。 ●ジャンヌ・ダルク Joan of Arc [memorial](1412-1431)フランスの国民的英雄。オルレアンの乙女。北東部シャンパーニュ州の農民の娘。百年戦争の末期、救国の神託を受けたと信じ、シャルル7世から授かった軍を率いてイギリス軍を撃破、オルレアンを奪還した。後に捕虜となり、イギリスと結んだルーアンの司教らに異端宣告を受け、火刑となった。享年19。1920年聖女に加えられた。 ●リシュリュー枢機卿 Cardinal Armand-Jean Du Plessis Richelieu (1585.9.9-1642.12.4)ローマ・カトリック枢機卿。 ルイ13世の大臣。近代フランスを建設。 ●ジャン=フィリップ・ラモー Jean-Philippe Rameau(1683.9.25-1764.9.12)作曲家・音楽理論家。近代和声理論の基礎を創始。フランスのバロック・オペラを発展。数冊の「クラブサン曲集」を残す。 ●モンテスキューMontesquieu(1689-1755)政治思想家。主著「法の精神」で三権分立を主張し、アメリカ憲法やフランス革命に影響を与えた。法律制度と自然的・社会的条件との関連を研究。 ●パスツールLouis Pasteur(1822.12.27-1895.9.28)細菌学者。微生物が発酵・腐敗の原因と証明。狂犬病ワクチン発見。 ●アントワーヌ=ローラン・ド・ラヴォアジエ Antoine Laurent Lavoisier(1743.8.26-1794.5.8)「近代化学の父」。質量保存の法則の発見、酸素の命名。ルイ16世に重用され革命でギロチンに。 ●ミレー Jean Francois Millet(1815-1875)写実主義画家。パリ郊外のバルビゾンに住み、敬意を込めて農民の働く姿や生活を情感豊かに描いた。「落穂拾い」「晩鐘」「種まく人」など。 ●テオドール・ルソー Theodore Rousseau(1812-1867)画家。バルビゾン派。印象派への先駆となる風景画を描いた。墓は自然石の野積み。 ●ルネ・クレールRene Clair(1898-1981)映画監督。洗練された風刺と詩情でフランス映画史に大きな足跡を残す。「巴里の屋根の下」「巴里祭」「自由を我等に」など。 ●アナトール・フランス Anatole France(1844.4.16-1924.10.12)作家。軽妙な風刺を駆使。ドレフュス事件を機に社会主義に傾倒。ノーベル文学賞。 ●ヌレエフ Rudolf Hametovich Nureyev(1938-1993)“ニジンスキーの再来"とまで言われた伝説的バレエダンサー。ソ連出身。ヌレエフ版『白鳥の湖』のプレミアで行われた89回のカーテンコールはギネス記録。キーロフ・バレエ(現マリインスキー・バレエ)で人気を博し、1961年(23歳)海外公演中に亡命。英国ロイヤル・バレエのゲストとしてマーゴ・フォンテインと組む。後年、パリ・オペラ座芸術監督として、シルヴィ・ギエム、シャルル・ジュド、マニュエル・ルグリなどを世に送った。決して保守的にならず、フォーサイスなど現代作品を積極的に採用。エイズの合併症で他界。享年54。 ●タルコフスキー Andrei Tarkovsky(1932-1986)ソ連の映画監督。水、火、霧に精神性を持たせた映像詩人。検閲と戦いながら独自世界を追求し、カリスマ的人気を誇る。「僕の村は戦場だった」で世界に認知され、人類の救済をテーマとした「惑星ソラリス」「鏡」「ストーカー」「ノスタルジア」を監督。1984年、表現の自由を求めて西側に亡命、2年後に病没。遺作は反核映画「サクリファイス」 ●ゴッホ Vincent Van Gogh(1853.3.30-1890.7.29)後期印象派の画家。表現主義の創始者。オランダ出身。印象派と浮世絵から多大な影響を受け、後年はフランスで活動。激しい筆致と鮮やかな色彩が特徴。生前は1枚しか絵が売れず37歳で自死。「ひまわり」「アルルのはね橋」「アルルの寝室」「糸杉」など。ヴァン・ゴーグ。 ●サティ Erik Satie(1866-1925)ドビュッシーやラヴェルに影響を与えた作曲家。新古典主義の先駆。ピアノ曲「ジムノペディ」が有名。「梨の形をした三つの小品」など奇妙な題名が多い。 ●ルイ・ヴィトンLouis Vuitton(1821.8.4-1892.1.27)1854年に33歳で世界初の旅行カバン専門店を開業。移動時に積み上げやすいよう平らなトランクを考案(従来のトランクは円形)。生地は当時一般的だった豚皮ではなく、防水加工を施した布地を使った。これが爆発的にヒット。一方で偽造商品が多く出回るようになり、対策に悩んだルイは1888年に世界で初めて登録商標を行った。 ●ジョルジュ・ルオー George Rouault(1871-1958)ストイックな宗教画家。太い黒の輪郭線で心の奥底を表現し、新たな宗教画を誕生させた。晩年に「満足できぬ絵を残すことは神への冒涜」と、一度売った絵を買い戻してまで焼き捨てた。「聖顔(キリストの顔)」「ヴェロニカ」「ミゼレーレ」 ●ロミー・シュナイダー Romy Schneider(1938.9.23-1982.5.29)ウィーン出身の女優。愛称「シシー」はロミーが10代後半で演じたオーストリア皇后シシーによるもの。ヴィスコンティ『ボッカチオ'70』『ルートヴィヒ』、オーソン・ウェルズ『審判』に出演し、高い評価を得たが、2度の結婚に挫折、14歳の息子を事故で亡くすなど不幸が続き、睡眠薬による心不全のため43歳で他界。死後、1999年のフランスの世論調査で「今世紀最高の女優」に選出された。 ●ロダン Auguste Rodin(1840-1917)彫刻家。ミケランジェロを深く敬愛。それまでの装飾化した置物としての彫刻ではなく、造形に溢れんばかりの生命力と感情を吹き込み、現代彫刻に多大な影響を与えた。「考える人」「地獄の門」「接吻」「カレーの市民」「バルザック像」など。 ●マスネー Jules Massenet(1842.5.12-1912.8.13)作曲家。「タイスの瞑想曲」のように繊細かつ優美な作品を書いた。オペラ「マノン」「ウェルテル」 ●アンリ・ベルクソンHenri Louis Bergson(1859.1.18-1941.1.5)哲学者。生の哲学を唱えノーベル文学賞。概念的把握よりも直観の優位を主張した。「どこまで行けるかを知る方法はただ一つ、出発して歩き始めることだ」 ●ミュンシュ Charles Munch(1891.9.26-1968.11.6)指揮者。ボストン交響楽団、パリ管弦楽団などで活躍。タクトを大きく振り回す情熱的な指揮が話題に。大の練習嫌いで即興の名手だった。ベルリオーズ『幻想交響曲』とブラームス『交響曲第1番』の名演で知られる。 ●ラヴェル Maurice Ravel(1875-1937)作曲家。新しい音色・和声を開拓し、独特の新古典的作風を確立。オーケストレーションの名手。「ボレロ」「ダフニスとクロエ」「夜のガスパール」など。 ●モーリス・シュヴァリエ Maurice Chevalier(1888.9.12-1972.1.1)俳優、稀代のエンターテイナー。フランスで最も有名な寄席芸人の一人となり、1929年(41歳)にハリウッド・デビュー。陽気さと洗練された身のこなしで人気爆発、戦前は世界で最も出演料の高いスターだった。ビリー・ワイルダー『昼下りの情事』(1957)に出演。1959年にアカデミー特別賞を受賞。 ●シスレーAlfred Sisley(1839.10.30-1899.1.29)印象派の風景画家。イギリス出身。光と詩情と共にパリ近郊の風景を描いた。 ●エリッヒ・フォン・シュトロハイム Erich Von Stroheim(1885.9.22-1957.5.12)アメリカの映画監督・俳優。オーストリア出身。映画芸術におけるリアリズムの開拓者。D・W・グリフィス、セシル・B・デミルと並ぶ「サイレント映画の三大巨匠」。俳優としてはアメリカ映画初の冷徹な性格俳優。監督作に「グリード」、出演作に「大いなる幻影」「サンセット大通り」など。サイレント映画にもかかわらずドアベルが鳴るよう演出にこだわり、俳優が完璧に台詞をものにするまでリハーサルを繰り返すなど完全主義者として知られる。 ●カンディンスキー Wassily Kandinsky(1866-1944)ロシア出身の画家。従来の形を描く絵から離れ、色や形が持つ感情的意味を重視した純粋な抽象画の先駆者となった。 ●ヴェルレーヌ Paul Verlaine(1844-1896)詩人。象徴派の始祖。音楽性と暗示に優れ、放蕩生活の中にあって音楽的な言葉で揺れ動く感情をうたった。 ●ジュリアン・デュビビエ Julien Duvivier(1896-1967)映画監督。特に日本で大人気。「望郷」「舞踏会の手帖」「巴里の空の下セーヌは流れる」 ●マラルメ Stephane Mallarme(1842.3.18-1898.9.9)ヴェルレーヌやランボーと共にフランス象徴派を代表する詩人。言葉の可能性を徹底的に追求した。「牧神の午後」 ●ジャンゴ・ラインハルト Django Reinhardt(1910-1953)ベルギー出身のジャズ・ギタリスト。ロマ音楽とスウィング・ジャズを融合させたジプシー・ジャズの創始者。それまでジャズ世界では伴奏楽器だったギターをソロ楽器として使用。“ヨーロッパ初の偉大なジャズ・ミュージシャン”。脳出血により43歳で他界。 ●ジャック・タチ Jacques Tati(1907-1982)フランスの代表的な映画喜劇作家。自ら脚本を書き、主演し、監督した。コメディ「ぼくの伯父さんの休暇」「ぼくの伯父さん」で演じた“ユロ氏"は世界の喜劇役者に影響を与えた。 ●シュザンヌ・ヴァラドン Suzanne Valadon(1865-1938)画家。10代後半からルノワールら巨匠のモデルになり、18歳で息子モーリス(画家モーリス・ユトリロ)を生む。ロートレックとの同棲を経て絵筆を握るようになる。ドガから油彩を学んだり、作曲家サティと付き合うなど多くの芸術家と交流を持った。晩年にフランス政府がヴァラドンの絵を大量購入するなど、画家としても世間に認められ72歳で人生を閉じる。 ●“キキ”アリス・プラン Kiki /Alice Prin(1901.10.2-1953.4.29)「モンパルナスのキキ」と呼ばれた歌手・モデル。13歳から工場で働き始め、翌年に彫刻家のモデルとなったことをきっかけにパリの芸術家たちと親交を深める。モジリアニ、ユトリロ、キスリング、藤田嗣治、スーティンのモデルとなり、20代後半まで写真家マン・レイの愛人となった。モンパルナスのナイトクラブの人気歌手となるが、1942年(41歳)反ナチスのビラを配り、逮捕を逃れるためパリを出た。戦後、麻薬密売で逮捕され52歳で病没。 ●モーリャック Francois Mauriac(1885.10.11-1970.9.1)カトリック作家。シリアスな心理描写で魂の暗部を描き、人間のドロドロの苦悩を通して神の恩寵を示した。ノーベル文学賞。「愛の砂漠」「テレーズデケールー」 ●マルセル・デュシャン Marcel Duchamp(1887-1968)現代芸術に絶大な影響を与えた美術家。「芸術を捨てた芸術家」。米国で活躍。画家としてスタートしたが20代半ばで油彩画に訣別。伝統的絵画を否定し、視覚優先の美術鑑賞を批判。便器を「泉」と命名して展覧会に出品するなど、既製品を加工した「レディ・メイド」作品を発表しセンセーションを呼ぶが、創作活動は30代半ばで殆どやめてしまった。墓碑銘は「死ぬのはいつも他人ばかり」。 ●フローベール Gustave Flaubert(1821-1880)リアリズム文学(写実主義文学)の巨匠。フランスの作家。「ボヴァリー夫人」「感情教育」など。 ●ブラック Georges Braque(1882.5.13-1963.8.31)画家。フォーヴィスム(野獣派)やセザンヌの影響を受け、ピカソと共にキュビスム(立体派)を創始。「楽譜のある静物」※墓石に美しい鳥のモザイク。 ●シャトーブリアン Francois Rene de Chateaubriand(1768-1848)ロマン主義文学の幕開けとなる「アタラ」「ルネ」を発表。両作は世紀病の原型とされる。 ●ジード Andre Gide(1869-1951)作家。道徳や既成宗教からの人間性の解放を追求し、諸問題に誠実に立ち向かった。ノーベル文学賞。「背徳者」「狭き門」「田園交響楽」。ジッド。 ●モネ Claude Monet(1840-1926)印象派を代表する画家。自身の作品「印象・日の出」から印象派の呼称が生まれた。「ルーアン大聖堂」「睡蓮」など、同じ風景を一日の光の変化に従って描き分ける連作で知られる。 ●ヴァレリー Paul Valery(1871.10.30-1945.7.20)詩人・思想家。豊かな音楽性の詩を書くと共に、精神の極限を探究。文芸全般の評論を書く。詩「若きパルク」「海辺の墓地」 ●ガレ Emile Galle(1846-1904)工芸家。アール・ヌーボーの優美なガラス器・家具製作の第一人者。ナンシー派を生む。 ●サキ Saki:H.H.Munro(1870.12.18-1916.11.13)スコットランドの作家。機知に富んだ幻想的な短編を得意とした。第一次世界大戦で志願、独軍に頭部を狙撃され戦死。 ●ジュール・ヴェルヌ Jules Verne(1828-1905)SF小説の父。「80日間世界一周」「海底2万マイル」「月世界旅行」※墓は衝撃的なゾンビ墓。 ●ユル・ブリンナー Yul Brynner(1920.7.11-1985.10.10)ロシア出身の俳優。モンゴルの血が入りエキゾチックな魅力で人気を呼ぶ。舞台ではミュージカル「王様と私」に通算4633回出演。「荒野の七人」「十戒」「ウエストワールド」 ●チェリビダッケ Sergiu Celibidache(1912-1996)ルーマニア出身の指揮者。ベルリン・フィルハーモニー首席指揮者。音は重厚極まりなし。完全主義者で録音を嫌った。 ●クロード・レヴィ=ストロース Claude Levi-Strauss(1908.11.28-2009.10.30)文化人類学者。ベルギー出身。実存主義後の現代の思潮、「構造主義」の祖。記号を使って未開社会の複雑な親族・神話の分析に成功し、構造人類学を確立。広く現代思想に影響を与える。 ●レオナルド・ダ・ヴィンチ Leonardo da Vinci(1452-1519)ルネサンス期の画家・建築家・彫刻家・詩人にして近代科学の先駆者。あらゆる方面に才能を発揮した、人類可能性の極限。トスカーナ地方のヴィンチ村生れ。フィレンツェやミラノで活躍し、晩年フランスに亡命してアンボワーズで没した。「モナリザ」「最後の晩餐」 ●藤田嗣治 Leonard Foujita:Tsuguharu(1886.11.27-1968.1.29)東京出身の洋画家。東京美術学校を卒業後、1913年に27歳で渡仏、エコール・ド・パリ(パリ定住の外国人芸術家)に加わる。乳白色の地に東洋的な細い線を使った画風により“世界のフジタ”として知られる。帰国後、戦争画の花形となり、戦後はフランスに帰化しカトリックに改宗。洗礼名レオナルド。「五人の裸婦」「猫」など。 ●ド・ゴール Charles De Gaulle(1890.11.22-1970.11.9)フランスの軍人・政治家。1940年(50歳)に自国がドイツに降伏すると、ロンドンに自由フランス政府を組織し、本国のレジスタンス(抵抗運動)と提携。戦後、右派をまとめフランス国民連合を組織。1958年(68歳)アルジェリア危機の対応で首相に復帰、新憲法を制定し第五共和制を樹立、初代大統領に就任した。核兵器保有、NATO離脱など自主外交を展開。 ●ルノワール Auguste Renoir(1841-1919)印象派の大画家。甘美な色彩表現で人物を好んで描いた。生命感に溢れる女性像を多く残す。「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」「ボート遊びの昼食」など。 ●ジャン・ルノワール Jean Renoir(1894.9.15-1979.2.12)画家ルノワールの次男。反戦映画の名作「大いなる幻影」を監督。徹底したリアリズム路線が、イタリアのネオレアリズモに影響を与えた。他に「ゲームの規則」「獣人」 ●ファーブルJean Henri Fabre (1823-1915)フランスの昆虫学者。様々な昆虫の生態を研究。特に蜂の観察で有名。主著「昆虫記」全10巻。 ●ランボー Arthur Rimbaud(1854-1891)ヴェルレーヌやマラルメと並ぶフランス象徴派の詩人。10代から早熟の詩才を示し、活動期間わずか4〜5年で詩作を止めたが、20世紀文学に強烈な影響を与えた。「酔いどれ船」「地獄の季節」「イリュミナシオン」など。 ●モーリス・ド・ブラマンク Maurice de Vlaminck(1876-1958)フランスの画家。マチスらとフォーヴィスム運動(野獣派)の中心人物として活躍。荒々しい筆遣いで風景を描いた。「赤い樹」 ●アンリ・ルソー Henri Rousseau(1844.5.21-1910.9.2)フランスの素朴派画家。税関吏をやめて42歳頃から本格的に絵を描き始め、熱帯ジャングルや非日常的な空間をエキゾチックな画風で描いた。 ●エドワード・ウィンパーEdward Whymper(1840.4.27-1911.9.16)イギリスの登山家、挿絵画家。マッターホルンに初登頂。A型テントの考案者。 ●エットーレ・ブガッティ Ettore Bugatti(1881.9.15-1947.8.21)車体の美しさにこだわった自動車技術者、「ブガッティ」創業者。10代から自動車を設計。史上最大のエンジン排気量12763ccの超高級車T41ロワイヤルを製造。長男ジャンはテストドライブの事故により30歳で他界。 ●ジャック=イヴ・クストー Jacques-Yves Cousteau(1910.6.11-1997.6.25)フランスの海洋探検家。スキューバ・ダイビングの先駆者。アクアラングを共同開発。。「沈黙の世界」など多数の海洋ドキュメントを製作。 ●モンテーニュ Michel De Montaigne(1533.2.28-1592.9.12)フランスの思想家。ルネサンス期最大のモラリストとして寛容の精神を訴えた。古今の幅広い知識と人間観察、内省により、自然に則した生き方を求める人生哲学を「随想録」に記す。 ●ロートレック Henri Toulouse-Lautrec(1864-1901)フランスの画家。南仏生れの貴族。“ムーランルージュ”などモンマルトルの盛り場に出入りし、斬新な構図に風刺性が混ざった独自のタッチで踊り子・役者・娼婦などパリの風俗を描いた。石版ポスターでも知られる。 ●クールベGustave Courbet(1819-1877)近代写実主義を主導したフランスの画家。現実社会をあるがままに直視し絵筆を握った。共和主義者としてパリ・コミューンに参加。反体制派の若者をかくまった。後にスイスに亡命。「オルナン伯の埋葬」 ●コルトー Alfred Cortot(1877.9.26-1962.6.15)20世紀前半のフランスのピアノ界を代表する名ピアニスト。ショパン、シューマン、ドビュッシーなどロマン派音楽・近代フランス音楽を得意とした。 ●ロマン・ロラン Romain Rolland (1866.1.29-1944.12.30)人道主義を重んじファシズムと戦い、国際平和運動の先頭に立ったフランスの作家。長編「ジャンクリストフ」「魅せられた魂」の他、ベートーヴェンやミケランジェロの優れた伝記を残す。ノーベル文学賞。 ●サガンFrancoise Sagan(1935.6.21-2004.9.24)フランスの女性作家。18歳の時に「悲しみよこんにちは」でデビューし、時代の寵児となった。 ●ルイ・リュミエール Louis Lumiere(1864-1948)フランスの映画製作者。“映画の父”。エジソンのキネトスコープに刺激され、兄のオーギュスト(1862-1954)と共に撮影兼映写機シネマトグラフを開発。1895年(31歳)、パリで史上初めてスクリーンを用いた投影による映画上映に成功した。「列車の到着」「工場の出口」など。 ●ジョルジュ・サンド George Sand(1804.7.1-1876.6.8)女性作家。本名Aurore Dupin。詩人ミュッセや作曲家ショパンと恋愛。作風はロマン主義的→社会主義的→田園小説と変遷。 ●オリビエ・メシアン Olivier Messiaen(1908.12.10-1992.4.27)フランスの作曲家。音楽における人間性の回復を目指す。「トゥランガリラ交響曲」※墓が白鳥! ●ルネ・クレマンRene Clement(1913.3.18-1996.3.17)フランスの映画監督。1945年(32歳)、ナチス占領下フランスの鉄道労働者の反抗を描いた『鉄路の闘い』が第1回カンヌ国際映画祭グランプリと監督賞を獲得。1951年(38歳)、反戦映画『禁じられた遊び』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞とアカデミー外国語映画賞に輝く。他に『太陽がいっぱい』『居酒屋』『雨の訪問者』など。 ●マルタン・デュ・ガールRoger Martin du Gard(1881-1958)作家。20世紀初頭から第一次大戦に至るフランス社会の時代的な苦悩を描いた大河小説「チボー家の人々」で知られる。ノーベル文学賞。 ●デュフィ Raoul Dufy(1877-1953)画家。フォーヴィスム(野獣派)の一人。装飾的で明るい画風を確立。 ●マティス Henri Matisse(1869-1954)画家。フォービスム(野獣派)運動をブラマンクらと主導。その後、色彩効果を強調した平面的かつシンプルな線による洗練された画境を拓く。晩年は切り紙絵を制作。「ダンス」「オダリスク」、南仏ヴァンス「ドミニコ会修道院礼拝堂装飾」など。 ●ル・コルビュジエ Le Corbusier(1887-1965)スイス出身のフランスの建築家。近代建築の祖。フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、グロピウスと共に近代建築の四大巨匠とされる。住宅建築から都市計画まで機能的合理主義に立った現代建築を主導。代表作にポワッシーのサボア邸、ロンシャンの礼拝堂など。 ●セザンヌ Paul Cezanne(1839-1906)近代絵画の父。フォーヴィスム・キュビスムの先駆となった後期印象派の巨匠。造型そのものに価値を見出し、印象派が軽視した物の形や輪郭線、固有色を重視。「自然は円筒・円錐・球によって構成されている」と画家の主観で対象を再構成する独自の画境を拓いた。「サント‐ヴィクトワール山」など。 ●ダリウス・ミヨー Darius Milhaud(1892.9.4-1974.6.22)作曲家。フランス六人組の中心的存在。多調和音を使い独特の音色を紡ぎ出した。 ●メリメ Prosper Merimee(1803-1870)作家。歴史に博学で、運命や情熱をテーマに簡潔な文体で描いた。考古学や言語学にも精通。「カルメン」「コロンバ」など。 ●ボナールPierre Bonnard(1867-1947)画家。色彩そのもの美を追求した“色の魔術師"。パステルカラーが美しい。ナビ派の創始メンバー。「浴槽の裸婦」など。 ●ビアズリーAubrey Beardsley(1872-1898)イギリスの挿絵画家。世紀末耽美主義を象徴。流麗な曲線を多用した黒白画の新形式を創始。オスカー=ワイルド「サロメ」の挿絵で著名。享年25歳。 ●ガストン・ルルー Gaston Leroux(1868.5.6-1927.4.15)生前は推理作家としてモーリス・ルブランと並ぶ人気を誇った。1907年(39歳)にミステリーの古典的傑作『黄色い部屋の秘密』を発表。1910年(42歳)の『オペラ座の怪人』は存命中に映画化されるなど大評判となった。享年58。没後約60年を経て1986年にアンドリュー・ロイド=ウェバーがミュージカル化した舞台はミュージカル史上最大のヒット作となった。 ●キスリング Moise Kisling(1891.1.22-1953.4.29)ポーランド出身の画家。エコール・ド・パリ(パリ定住の外国人芸術家)の一人。色彩あふれる裸婦を多く描いた。20代後半で成功し「モンパルナスの帝王」と呼ばれる。作「モンパルナスのキキ」など。 ●ジャン・マレー Jean Marais (1913-1998)俳優。ジャン・コクトー監督の『美女と野獣』『オルフェ』に出演。コクトーの長年の愛人でもあった。 ●シャガール Marc Chagall(1887-1985)ロシア(現ベラルーシ)出身の画家。故郷や旧約聖書、愛を題材とする幻想的作風で知られ“絵画の抒情詩人”と讃えられる。 ●ノストラダムスNostradamus (1503.12.14-1566.7.1)医師・占星術師。警鐘を混ぜた長大な予言詩「諸世紀」を残す。 ●ピカソ Pablo Picasso(1881-1973)フランスで活躍したスペインの画家。作風は20〜23歳に表現主義的な「青の時代」、24〜25歳に抒情性が増した「バラ色の時代」を経て、1907年、26歳の時に『アビニョンの娘たち』でブラックと共に新しい造形表現となるキュービズム(立体派)を創始。その後、45〜55歳までシュールレアリスム(超現実主義)に近づき、1937年、56歳で反戦メッセージを込めた3.5m×7.8mの巨大壁画『ゲルニカ』を完成させる。版画・陶器・彫刻のほか舞台装置も手がけ、無数の作品を残した。「三人の音楽師」「泣く女」など。 ●カミーユ・クローデル Camille Claudel(1864-1943)彫刻家。19歳の時にロダン(当時42歳)に弟子入り。ロダンには内妻ローズがいたが、美貌と才能を持ったカミーユに惹かれ、三角関係が15年続く。20代後半で妊娠するも出産を断念。最終的にロダンはローズを選び、カミーユは40代後半に統合失調症を発症。南仏モントヴェルク精神病院で生涯を過ごす。ロダンを憎み続け、身内に看取られることなく78歳で他界。自作の大半を破壊し、約90の彫像と絵画が残った。 ●ディオール Christian Dior(1905.1.21-1957.10.24)服飾デザイナー。1947年(42歳)、ニュールックと呼ばれるシルエット“8ライン”を発表して成功。A ライン、H ラインなど独創的デザインを考 案。 ●カミュ Albert Camus(1913-1960)作家。アルジェリア出身。不条理の哲学を探究し、政治的暴力を否定、ヒューマニズムを追求した。「異邦人」「ペスト」「シジフォスの神話」など。ノーベル文学賞。 ●J・S・ミル/ジョン・ミル John Stuart Mill(1806.5.20-1873.5.8)イギリスの哲学者・経済学者。ベンサムの功利主義を擁護、発展させ、功利主義の社会倫理説を主張。思想・言論の重視性を説いた。 ●ジェラール・フィリップ Gerard Philipe(1921-1959)フランスの俳優。気品漂う二枚目として戦後フランス映画を代表する俳優となったが、肝臓ガンのため36歳で早逝。「肉体の悪魔」「花咲ける騎士道」「モンパルナスの灯」 〔王族〕 ●クロービス King Clovis I (466-511)フランク王国の王。現在のフランス一帯にフランク人の王国を築き、首都をパリに置いた。カトリックに改宗。 ●クロタール2世 Chlothar II(584-629)フランク王国を統一。 ●ダゴベルト1世 Dagobert I(603- 639.1.19)フランク王国の王。7世紀にドイツ最古の城やサン=ドニ修道院を建築。 ●ピピン3世 Pippin III:King "The Short" Pepin(714-768.9.28)後期フランク王国の王(在位751-768)。権威はクロヴィス1世以降ピークに。ローマ教皇からローマ貴族に叙された。 ●ユーグ・カペー Hugues Capet(940- 996.10.24)カペー朝を開いた王。フランク王国からフランス王国へ。800年以上フランスの王権を保った。 ●フィリップ2世 Philippe II(1165.8.21-1223.7.14)フランス最初の偉大な王。初代ローマ皇帝にちなんで尊厳王(Auguste)と称される。外交で英から領土奪還、内政も都市整備、パリ大学設立など充実。 ●フィリップ4世 Philipe IV(1268 -1314)フランス王。絶対王政へつながる中央集権化に踏み出した「王国の中の皇帝」。ローマ教皇と対立して強引に教皇庁を南仏に移し、財産没収を狙ってテンプル騎士団を解散させた。 ●シャルル7世 Charles VII(1403.2.22-1461.7.22)。百年戦争に終止符を打ち、荒廃したフランスを復興させたがジャンヌ・ダルクを見殺しにした。 ●シャルル8世 Charles VIII(1470.6.3-1498.4.7)。イタリア遠征に失敗。うっかり鴨居に頭をぶつけて死亡。 ●ルイ12世 King Louis XII(1462.6.27-1515.1.1)。「民衆の父」と呼ばれた。イングランド王ヘンリー8世の妹メアリー・テューダーと結婚。 ●アンリ4世 King Henri IV(1553.12.13-1610.5.14)。「良王アンリ」。寛容の精神や国民福祉の取り組みからフランス人に最も人気の高い王。ルーブルの大ギャラリーを建造。プロテスタントを保護し、狂信的カトリック教徒に刺殺された。 ●ルイ14世King Louis XIV(1638.9.5-1715.9.1)フランス国王“太陽王"(在位1643-1715/国家元首最長在位期間72年でギネス認定)。王権神授説をとり絶対主義を確立。「朕は国家なり」と称した。ベルサイユ宮殿を建設。 ●アントワネットMarie Antoinette(1755-1793)ルイ16世の妃。マリア・テレジアと神聖ローマ皇帝フランツ1世との末娘。フランス革命で断頭台に消えた。 ●ルイ17世King Louis XVII(1785.2.27-1795.6.6)マリー・アントワネットの子。4歳でフランス革命。幽閉され解放されることなく10歳で虐待死。死後に独房から「ママ、あのね…」という言葉と(母が好きだった)花の絵が見つかった。 〔フランスに眠るイングランド王〕 ●ウィリアム1世 William I 'The Conqueror'(1027-87)。「征服王」。ロンドンに進軍&征服して即位、現イギリス王室の開祖となる。在位1066-87年。全国検地をおこなって「ドゥームズデー・ブック」(世界初の土地台帳)にまとめさせた。 ●ヘンリー2世 Henry II (1133.3.5-1189.7.6)イングランド国王だが最初の埋葬地は仏のフォントヴロー修道院。フランスの西半分からアイルランドを含む広大な領土を支配したが、息子達の反乱に失意し衰弱死。 ●ジョン“欠地王" King John(1167.12.24-1216.10.18)イングランド王。父はヘンリー2世。フランス王フィリップ2世との戦争で領地を大幅に失い「失地王」とも。英貴族の怒りが爆発、ジョン王は王権を制限するマグナ・カルタを承認。 ●リチャード1世 Richard I (1157-1199)イングランド王。父ヘンリー2世と対立しフランス王と組んで戦った。即位後、すぐに第3回十字軍に出発。武勇から獅子心王と呼ばれた。最後は仲違いしたフィリップ2世と争い戦死。在位10年中、9年遠征。 ●ジェームズ2世 James II(1633-1701)名誉革命によって王座を追われフランスに逃亡。在位1685〜88年。英国最後のカトリック王。英国はオランダから来たプロテスタントのウィリアム3世が継いだ。 ★モナコ ●グレース・ケリー Grace Kelly(1928-1982)アメリカの映画女優・モナコ公国王妃。清楚な気品と美貌を持つクール・ビューティーとしてハリウッドの大スターとなったが、28歳でモナコ大公レーニエ3世の妃となり、人気の絶頂で女優業を引退。52歳で自動車事故死。「真昼の決闘」「裏窓」「泥棒成金」 ●モナコ大公レーニエ3世 Grimaldi III, Rainier Louis Henri Maxence Bertrand de(1923-2005)26歳でモナコ公国大公となり、憲法改革を行い、経済基盤を発展させた。カンヌ映画祭で知り合った女優グレース・ケリーと1956年に結婚(レーニエ33歳、グレース28歳)。妻と死別後、没するまで四半世紀再婚しなかった。 ●ヘンリク・シェリングHenryk Szeryng(1918.9.22-1988.3.3)バッハの名演奏で知られるヴァイオリニスト。 |
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