●4月30日…最新の総務省の発表によると、3月のサラリーマン世帯の収入は18カ月連続の減収。これら18カ月はすべて安倍政権下。民主党政権のときは、確かに株価は低かった。しかし、庶民の収入がこれほど長期にわたって下がり続けたことはない。あの大震災があってもここまで酷くなかった。「失業者が減った」とドヤ顔の安倍とその取り巻き。新規雇用者の多くが「非正規」だから、18カ月連続減収という事態になる。正社員が非正規に置き換わっただけ。一部の資産家だけを富ませ、大多数の国民の収入を18カ月連続で減らすような無能な内閣は、早期退陣を望む。 //俳優の渡辺謙さんが主演しているブロードウェイの舞台『王様と私』。この度、渡辺さんが米演劇界最高峰の栄誉であるトニー賞にノミネート!多くの演劇人が憧れる賞であり、ノミネートされるだけでも快挙。 |
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●4月29日…「国会軽視」から「国会無視」へ。日本の首相が、まだ全く国会審議されていない段階の法案(日米安保法制)の成立を、先に米連邦議会で国際公約。しかも御丁寧に「夏までに“必ず"成立させる」と議論打ち切りの期限まで自ら示唆。自国の国会は後回しであり存在価値を否定された。国会議員は僕らの代表。これは右翼、左翼関係なくスルーしちゃいけないこと。究極のポチ外交であり、何より三権分立が分かっていていない。自分の国会で決まっていないことを外国の国会で約束するなど、国家のトップとしてあるまじきこと。 |
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●4月28日…防衛指針が18年ぶりに改定され、憲法9条は風前の灯。安倍政権は「参院選挙で我々の考えが支持された」と言っているけど、「争点はアベノミクス!」と与党・メディアが一丸となって国民に吹き込み、集団的自衛権などまともに触れなかったじゃないか。 【昨日発表された日米防衛ガイドラインの主な変更点】 (1)武力行使の条件 「日本が攻撃されたときのみ反撃」→「日本が攻撃されてなくても他国のために反撃」 (2)後方支援 「朝鮮半島など日本の周辺」→「地球規模、世界中どこでも。地理的制限なし」 日本の戦後70年が根底から変化しようとしているこの時に、国民の間でほとんど議論が巻き起こっていないのが怖すぎる。文化人も秘密保護法のときほど行動を起こしていない。新ガイドラインに賛成であれ反対であれ、まず国民世論が納得し、国会で十分に審議してから、制定されるべき内容だ。国内法の裏付けがあって有効になる軍事行動にもかかわらず、国民に正面から問うこともなく、先に米政権とガイドラインを決めており、やり方の順番が違う。 僕は今後の公明党の動きに注視。昨年、解釈改憲=集団的自衛権行使容認の閣議決定に公明党が賛成した際、自衛隊が中東に行って軍事活動することはNGと言っていたはず。中東どころか「世界規模で集団的自衛権を行使可能」ということに、いつの間にかなっている。本気で新ガイドラインに反対するなら、連立離脱覚悟で「話がまったく違うじゃないか!」と動くはず。 「日米安保 地球規模に」ついにこんな見出しが 朝日28日夕刊“素粒子"から。「まず米国との合意あり。憲法より国会より法律より。ガイドライン改定。国民の意思は最下位の逆立ち民主主義」。 |
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●4月26日…ネパールの大地震、カトマンズを中心に大変なことに。報道が伝えるガレキの山に愕然、エベレストの雪崩映像に戦慄。どうか救出作業が少しでも迅速に進みますように…。 |
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●4月25日…来週28日のオバマ・安倍会談を前に、山田正彦元農相がTPPの密約を暴露。これがガセ情報なのか本物の情報なのかは28日に分かる。山田元農相いわく-- 「自民党筋の情報ですが、すでにTPPの日米合意の内容が決まっていて、箝口令が敷かれています。28日のオバマ・安倍会談で決まったかのように見せかけるためです。その合意内容は、牛肉は今までの関税率を4分の1に引き下げ9%、豚肉の関税は従来の10分の1、米は10万トンの受け入れ枠を確保した上で徐々に関税を引き下げていくというものです」 「今回、安倍首相は米議会で演説する機会を与えられ、引き換えにTPPの日米合意を発表することになるでしょう。韓国は米韓FTAで国内法を変えさせられて独立国家ではないような状態におとしめられました。安倍首相はそれと同じことをやろうとしているのです」 “なかなか決まらない"という演出は、合意を安倍訪米の手土産とするための茶番なのか? //TPPを取り巻く問題は農業だけじゃなく、金融、医療、保険など多岐にわたっている。だからこそ、前述した山田正彦元農相が参加した衆院議員会館前の座り込みには、農協だけでなく日本医師会の関係者もいた。以下、昨年6月に書いた『TPP問題の10ポイント』を、日米首脳会談のけん制として加筆・再掲します。 『TPP問題の10ポイント』 (1)NHKなど大手メディアはTPPの懸念を意図的に「農業の関税問題」にしているけど、TPPの対象は農業の他に20分野以上ある。グローバル企業の本丸は金融・保険・医療。海外のハゲタカは、金融・投資の規制緩和によって国民預金1400兆と郵貯マネー 250兆の計1600兆の金融資産を吸い上げようと手ぐすね引いて待っている。 (2)格安輸入食料が出回るとどうなるのか。農水省の試算(PDF)による生産量減少率(農家の廃業)は「コメ90%、小麦99%、牛肉75%、豚肉70%」。逆にダメージが少ない分野は、りんご9%、柑橘類9%、茶25%、鶏肉20%。だから影響の少ない茶農家はTPPに賛成だったりする。 (3)庶民は安い食料でラッキーという甘い話ではない。過去8年間でロシアや中国など様々な国が、天候不順で不作になった農産物の“輸出制限”を行った。 自国民の食糧確保を優先するための禁輸処置だ。政府が国民を優先するのは当然のこと。外国の農産物に頼っている日本には深刻な事態だ。いくら日本にお金があっても売ってくれないんだから。世界規模の乱開発、気候変動、人口爆発で、20年以内に必ず食糧危機が起きるといわれているのに、国内の農家や酪農家を廃業させてどうするのか。 (4)推進派は二言目には「アジアの成長を取り込む」というが、あまりに経済規模が違いすぎて、実質的には日米間の自由貿易協定(FTA)になる。水田など田畑の規模をいくら拡大しても、栽培面積が広大な米国や豪州には太刀打ち出来ない。 (5)「平成の開国」という言葉も政府は好きだが、既に日本は12カ国以上の国・地域と自由貿易協定を交わしており決して閉鎖的ではない。その証拠に農産物の輸入大国と化している。なぜ二国間の経済連携協定EPAや自由貿易協定(FTA)ではいけないのか。 (6)TPPには、各国の国内法が外国企業の商売を制約した場合、その企業に損失分を賠償せねばならないという「ISD条項」=毒まんじゅうが入っている。“TPP>憲法"という力関係だから従うしかなくなる。実際、北米自由貿易協定(NAFTA)を結んだカナダやメキシコは、領土に有害廃棄物を埋めようとする米国企業を排除した際に、「自由競争を妨害した」と米国企業に告訴され、億単位の賠償金を支払わされた。経済活動において問題が起きた時の第三者機関の審議は「非公開」なうえ上訴不可。この第三者機関は米国にある。 (7)一度変えてしまった制度を「もう元には戻せない」という“ラチェット規定”があるため、「市場を開放しすぎた」と思っても打つ手がない。極めて危険。 (8)政府は「TPPに参加すれば、GNPが10年間で2.7兆円増える」と“効果”を主張するけれど、言い方を変えれば「1年あたり2700億円にしかならない」ということ。日本のGNPは約500兆円。換算すると、「年収500万円の人は2700円だけ収入が増えます」ということ。たったそれだけの “効果”のために、農家から生産意欲を奪い取るTPPに加わろうとしている。 ※農協の利権など既得権益が問題になってるけど、農協の改革はTPPと関係なく進めなきゃならないこと。TPPに入らないと改革できないという考えがおかしい。 (9)食糧問題は安全保障にも直結している。国内の農家が激減すると、国家間の対立から食料の輸入が不可能になった時に、日本は干からびてしまう。戦う前に兵糧攻めで滅ぶ。フランスのように自給率100%オーバーを目指さねば。 (10)TPP加入で遺伝子組換農産物の表示義務がなくなると、店頭は遺伝子組換農産物だらけになる。また、国内では使用禁止になっている農薬を使用した農産物が流入してくる。 以上。このように従来の日本を激変させる可能があるため、安倍政権の樹立前は、日本中の殆どの保守論客が「売国協定」としてTPPに猛反対していた。現在、彼ら保守論客は多くが沈黙している。沈黙は賛成と一緒。それでいいのか。 |
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●4月24日…沖縄の翁長知事の作戦に思わず膝を打った。これはいい。4/17に行われた翁長・安倍のトップ会談で、翁長知事は安倍氏に「訪米した際には、オバマ大統領へ沖縄県知事はじめ、県民は、辺野古移設計画に明確に反対しているということを伝えていただきたい。よろしくお願いします」とメッセージを託した。その手があったか!オバマ大統領がこの沖縄の民意を知らされ、それでも平然と新基地建設を行うなら、地元の感情を踏みにじる傲慢な大統領に世界から非難が集まる。市民派出身のオバマ大統領には不本意なことだろう。また、仮に安倍氏がメッセージを伝えないのであれば、知事が面会して直訴した“沖縄の声"を無視するクレイジー首相ということが露わ&沖縄切り捨てが決定的になり、心ある国民、特に沖縄県民は「どこまで我々をないがしろにするのか」と、安倍氏個人に対して怒りが頂点に達するだろう。このオバマ大統領への伝言はどっちに転んでも辺野古の自然を守る追い風になる。正直、基地建設反対の公約を掲げて当選した翁長知事に対して、具体的な行動が遅いというか、スピーディーな安倍政権を相手に、後手後手に回っているように見えてもどかしさを感じていた。ほとんどゲート前の最前線で抗議しないし。でも、今回の安倍氏との会談で信頼感が激増した。 //悔しいのは、この翁長知事からの安倍氏に託されたオバマ大統領への要望が、国民に幅広く伝わっていないことだ。報道不足の理由はただ一点、官邸側が翁長・安倍会談を突然非公開にしてメディアを追い出したからだ。これは本当に酷い話なのでサイト読者の皆さんに是非伝えたい。知事と首相の初会談は、事前の約束では冒頭5分ずつ各々の発言を公開し、まずは翁長知事から発言する取り決めになっていた。ところが、官邸側は当日になって安倍氏から発言することに順番を変更。そして安倍氏が「辺野古移転が唯一の解決策」と2分50秒にわたって強調した後、次に知事が発言メモを半分読み上げたところで、官邸スタッフが突如「報道、退室」と指示した。まだ3分13秒しか経っていなかった。5分ずつの約束だから、安倍氏が短く終わるのは勝手。でも、翁長知事の発言を途中で非公開にするのは明確なルール違反だ。 会談終了後、この件を報道陣に問われた菅義偉官房長官は「(約束が)何分であったかは分からない。お互いに話をして時間がきたので切らせていただいた。官邸ではそういう形で行っている」と意味不明の説明をした。なんだそりゃ?5分が3分13秒になったことを謝罪せず、「時間がきた」と大嘘。怒った翁長知事は、非公開にされた発言内容を報道各社に配るよう県職員へ指示し、そこに書かれていたのが、前述した「オバマ大統領に県民の声を伝えて欲しい」という要望だった。このメディア追い出し事件は、知事が首相に対して新基地反対メッセージを読み上げる「画」を撮られないようにしたとしか思えない。約束通り公開されていたら、今頃は翁長知事からオバマ大統領への言葉を安倍氏が託されている場面が、何度もテレビで流されていただろう。そして来週の首相訪米では、どうなるのか国民が注視したはず。メディアは理不尽なことをされたのだから、もっと怒って報道すればいいのに、官邸が怖いのか静かにしている。ちゃんと国民に伝えて欲しい! |
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●4月23日…偉人墓所の調査協力のお願いです。以下の3名について何か手掛かりが分かりましたら当方までメールを頂けると助かりマス! (1)ベルリン・フィルやミラノ・スカラ座で活躍した名指揮者クラウディオ・アバド。アバド&ウィーン・フィルのブルックナー交響曲第4番“ロマンティック"(70分)は、オーケストラがパイプオルガンのように壮麗に響き、その雄大さ、美しさに惹かれて、何度も聴き返している(特にこのラスト4分が昇天寸前)。アバドは昨年他界。墓所情報が出るのを待っていたところ、ついにあるイタリア人の音楽ファンがフェイズブックにアップしてくれた!…のは良いんだけど、イタリア語で詳細が分からない。土地名っぽいのを検索すると、スイスやアメリカが出てきたりする。ここはいったいどこなのか?→ 【解決!】→地図入りサイト発見!ファンネルヘイムさん情報を有難うございました! (2)チルチル&ミチルが“幸福の青い鳥"を探す童話で有名な、ベルギーの作家メーテルリンク(Maurice Maeterlinck 1862-1949)。一方、僕はメーテルリンクのお墓を探し続けてます。氏は1911年にノーベル文学賞を受賞している有名人。ベルギー人にとっては誇りのはず。それなのにお墓の情報が全くない…。まさか散骨? (3)そして、もう1人。絵本作家レオ・レオニ(Leo Lionni 1910-1999)の墓所がこれまた不明!「スイミー」「フレデリック」「あおくんときいろちゃん」など傑作絵本を遺してくれたレオニ。オランダに生まれ、米国で活躍し、イタリアで没するという大移動の人生だから墓所を特定しにくいのだろうか…。 |
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●4月22日…日中首脳会談の直後(翌日)に閣僚が靖国参拝する愚かさ。そしてまたしても、山谷えり子拉致問題担当相と有村治子女性活躍相の2人組。なんという政治感覚のなさ。他の閣僚は配慮しているのに、この2人、どうにかならないのか。しかも「英霊に感謝」という言葉の薄っぺらさ。“感謝"じゃないだろ。「国力20倍、石油721倍という米国相手に無謀な戦争を始め、政府の愚策で英霊にさせてしまったことの謝罪」なら分かる。「殺したくない相手を殺させたことの謝罪」「補給軽視で餓死させたことの謝罪」、これも分かる。だが、死に追い込んでおいて、政府の人間が「ありがとう」は、絶対におかしい。そこは“お詫び"だ。また、「私人として参拝した」と言いうなら、なぜ公用車を使って、大臣名で記帳するのか。まったくもって脱力。 この状況でも救いがあるとすれば、2013年の同じ靖国春季例大祭には、過去最大168人の超党派議員が参拝していたのに、2014年は147人に減り、今年は106人に激減していることだ。安倍内閣の右傾化フルスロットルという背景を考えれば、2013年の168人を上回る議員が参加していてもおかしくない。なのに実際は106人で2ケタ間近。現在の国会議員の総数717人のうち106人、7人に1人しか行ってない。けっこうマトモな人が多い?※自民党の国会議員は総数407人。そのうち今回参拝したのは90人。こっちはもう2ケタ。統一地方選の後半戦で忙しかったことが理由でなく、右翼ゴッコ政権(保守ですらない)についていけないと思っている自民議員が増えてると信じたい。 //鹿児島川内原発の住民敗訴、頭に来すぎてすぐに感想書けない。もはや電力不足の決定的な危機は去ったというのに、鹿児島の人、本当の本当に、再稼働していいんですか?新たに生まれる猛毒の核廃棄物はどこへ埋めるのですか? |
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●4月20日…“シュルレアリスム"という言葉を初めて使ったフランスの詩人アポリネールのウィキを見たら、ページに動画が組み込んであってビックリ。音源リンクのあるページが増えてきたけど、ついに動画まで!どんどんウィキが進化していくなぁ。 //オーストリア出身で20世紀を代表する巨匠ピアニストの一人、フリードリヒ・グルダ(1930-2000)。氏はモーツァルト演奏の名手として知られ、「モーツァルトの誕生日に死にたい」と公言し、実際にモーツァルトの誕生日に心臓発作で他界した(享年69)。そのグルダが、モーツァルトの超名曲、ピアノ協奏曲第20番を指揮&演奏している動画を発見し、激感動と共に視聴。第1楽章は素晴らしい緊張感。そして第2楽章は天上の調べ…。嗚呼、ありがたや…。※ちなみにグルダの奥さんは日本人デス。 |
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●4月19日…「イスラム国」(IS)とその関連グループは、これまでにも非道なことをやってきたけれど、今日のニュースはまた別次元に進んだような酷さ。報道はこう。「過激派組織“イスラム国"は19日、エチオピア人のキリスト教徒2グループ、計約30人をリビアで殺害したとする映像をインターネット上に公開した。同組織の戦闘員とみられる男は映像で、キリスト教徒はイスラム教徒に改宗するか、人頭税を払わなければならないと主張した。エチオピア人が同組織に拘束された経緯などは不明。1グループは内陸の砂漠で銃殺され、別のグループは海岸で首を切り落とされた」。 エチオピアはエジプトと違ってISを空爆していない。敵兵(捕虜)でもなく、スパイでもなく、空爆停止要求の人質でもなく、「単に異教徒だから」というそれだけの理由で30人を虐殺。これまで以上に、たがが外れてしまっている。 連中を止めることができるのは、同じイスラム教徒だけだ。異教徒の介入は混乱を拡大してしまう。シーア派やスンニ派といった宗派に関係なく、今回の異教徒虐殺は許されぬと怒っているイスラム教徒は多いはず。ほんと、イスラム圏に動いて欲しい。 //そんなことを考えていたら、大学時代の友人I氏が『東京プリズン』(赤坂真理)の次のセリフを送ってきた。タイミング的にはたまたまの偶然なんだけど、ストンとくるものがあったので以下に紹介。(僕は信教の自由は大切と思っている。それを大前提としたうえでの紹介) →「いや、神の話なのです。徹頭徹尾、神の話なのです。人は神を必要とする。人は神を利用する。でなければ人が人など大量に殺せない。私の神は特別で、私のほうが彼より神の愛を多く受け入れている、そう思わなければ。私が神の話をするのは『神の名のもとに戦争をする』という愚を人類が繰り返すからです。神の名のもとに戦争するのは最悪だ。人が、人を殺すということに対して持ちうる歯止めを、なくしてしまう。しかし戦争の規模が大きくなればなるほど、人は人以上の何かを持ちださなければまとまれないことを知ってしまった。神の名においてでなければ、…」 |
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●4月18日…政治学者・山口二郎氏のツイートをメモ→「今日、ある憲法学者としゃべっていて、今年は戦後70年で、天皇機関説事件から80年という節目だと教えられた。学者にとっては重要な年だ。狂信的な権力者が学問を弾圧してから、戦争で国が亡ぶまで10年しかかからなかったことに、改めて気づかされた」。※天皇機関説論争…簡単にいうと、明治憲法において、天皇>国家なのか、天皇<国家なのかという論争。後者が天皇機関説。昭和天皇自身は「天皇機関説でいいじゃないか」と考えていたが、右翼は「不敬だ!」と激怒、天皇機関説を唱えた学者は徹底的に弾圧された。 //読者の方から村上春樹さんの公式WEBに「墓マイラー」が出ていると教えて頂いた。リンク先の投書を読んだという事は、村上さんに「墓マイラー」という言葉が認知されたということ!?うおおお、嬉しい!(>_<) //これまで“鉄道の父"といえばジョージ・スティーブンソンと思っていた。ところが、蒸気機関車を世界で最初に走らせたのはリチャード・トレビシック(1771-1833)という、まったく聞いたことがない技術者だった。蒸気機関を発明したワットと、初めて商業鉄道を走らせたスティーブンソンの間に挟まれて、歴史の波間に消えてしまったトレビシック。最後は一文無しになって貧民墓地に葬られ、今は墓石も撤去され「かつてここに墓があった」と刻んだ石板だけが残っている。彼の孫は明治の日本にやってきて国産蒸気機関車の製造を指導しており、これってドラマになりそうな話! |
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●4月17日…アーサー・ギネス(ギネス・ビール創業者、モーツァルトと同じ1756年生まれ)の墓を探す過程で、海外では黒ビールに卵黄を入れる飲み方(イエロー・サンセット)があると聞いて検索。ビールは牛乳、カルピス、コーラなどで割っても美味しいらしい。エッグ・ビールはイマイチとあったけど、卵が好きなのでチャレンジしたい。ちなみに、ウイスキーは『マッサン』以来、スモーキーフレーバーにハマり、スコットランドの“ラフロイグ"(Ama)のファンになった。この焦げ臭さ、クセになる。ワインはベートーヴェンが愛飲していたハンガリー産の極甘ワイン“トカイ"(Ama)を、めでたいことがあった日にあけている。甘党ゆえ、うますぎる。至福。 //新作映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』特報第2弾キターーッ!!最新予告編(1分45秒)の一番最後には、あの2人(1人と1匹?)が!! |
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●4月16日…裁判長の勇気に喝采。一昨日、福井地裁が素晴らしい判決を下した。関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働が迫るなか、原子力規制委員会の新規制基準は甘すぎるため、「基準に適合していても再稼働を認めない」と決定!原発運転禁止の仮処分は全国初!最高裁まで行く一般訴訟の判決と異なり、決定は直ちに効力を持つ。この判断が画期的なのは、“高浜原発が危険"だから再稼働禁止なのではなく、安倍・管コンビが「(溶けた炉心を受け止めるコアキャッチャーがないのに)世界一厳しい」と嘘八百のデマを垂れ流している新しい規制基準が“到底不十分"と断じたことだ。 こうなると、「再稼働一番乗り」と見られている鹿児島・川内原発についても、今の規制基準が欠陥品である以上、再稼働は不適切ということになってくる。川内原発に対する仮処分は来週22日に鹿児島地裁で下されるため、是非、同じ決定があちらでも出ることを願っている。再稼働推進派はさっそく樋口裁判長に対し「専門家じゃないくせに」と猛バッシングを始めているけど、樋口裁判長が指摘した問題点は、むしろ“え!?こんなことさえ対策されてなかったの"というものばかり。 1.「想定外」の強い地震が過去10年間に5回もあったのに、規制委の耐震基準は甘すぎる。2年に一度という割合は、「想定外」ではなく「想定内」として耐震工事を求めるべき。 2.福島原発事故の際に作業員の拠点となった「免震重要棟」が高浜原発にない。関電は「建設計画」を提出しただけ。また、欧米の原発には原子炉爆発を防ぐため取り付けられているフィルター付きベント(排気)設備も「設置計画」があるだけ。「免震重要棟」も「フィルター付きベント設備」もない状態で規制委が“適合"と判断したのは問題。 3.使用済み核燃料を堅固な施設で囲い込むなどの対策がとられていない。猛毒の核ゴミがプールに入ったまま。もしプールの底が抜けたり倒壊すれば「国の存続に関わる被害が出る可能性がある」大惨事になる。 4.現状では基準地震動(耐震基準の揺れ)を下回る場合でも、主給水ポンプなどの破損で冷却機能が喪失、重大事故が生じ得る。 5.再稼働すると250km圏内の住民の生命や利益に関わる人格権が侵害される具体的な危険がある。周辺住民を安全に避難させる計画も不十分。 等々。関電が高浜原発を再稼働したいなら、上記問題をクリアーして再審査してもらえばいいだけの話。地震想定レベルを高めに設定すると、対策費用がかかるからケチって対策をしないなら禁止されて当たり前。 口だけで裁判長を批判していてもダメ。アメリカでは裁判所が「この条件なら再稼働してもいい」と許可した内容が、莫大な追加費用となるため廃炉にする流れになっている。 判決後、菅義偉・官房長官は「安全が確認された原発の再稼働を進める方針に変更はない」とコメント。あの〜、強制力のある判決なんですけど…。決定が覆るまで動かせないって分かってるのかな。三権分立無視はアカン。樋口裁判長は「万が一にも深刻な災害が起きないといえる厳格な規制基準」を求めており、“万が一"をクリアーするにはまだ何年もかかる。しかも、樋口裁判長は「使用済み核燃料」の安全管理まで踏み込んでおり、これが最終処分場まで念頭に入れた話なら、事実上、原発再稼働は数十年先になる。…とはいえ、裁判は最高裁に近づくほど国側に有利な判決になる傾向があるため、高裁でひっくり返る可能性があるのは心配だけど。この福井地裁の仮処分が前例となって、鹿児島地裁でも再稼働禁止となったら、樋口裁判長に国民栄誉賞をあげたい。 それにしても、最近の規制委員会の無責任さは目にあまる。 規制委のサイトを見ると、結成時に組織理念をこう書いている→ 「原子力規制委員会は、2011年3月11日に発生した東京電力福島原子力発電所事故の教訓に学び、二度とこのような事故を起こさないために、そして、我が国の原子力規制組織に対する国内外の信頼回復を図り、国民の安全を最優先に、原子力の安全管理を立て直し、真の安全文化を確立すべく、設置された。原子力にかかわる者はすべからく高い倫理観を持ち、常に世界最高水準の安全を目指さなければならない。我々は、これを自覚し、たゆまず努力することを誓う。」(平成25年1月9日 原子力規制委員会) “国民の安全を最優先に"“真の安全文化を確立すべく設置された"というのが組織理念であるにもかかわらず、サイトの新規制基準の説明文には「この新規制基準は原子力施設の設置や運転等の可否を判断するためのものです。しかし、これを満たすことによって絶対的な安全性が確保できるわけではありません」と、目を疑うようなことが堂々と書かれている。 昨年7月に川内原発が「適合性審査」をクリアした際の記者会見で、田中俊一委員長は「安全審査ではなくて、基準の適合性を審査したということです。基準の適合性は見ていますけれども、安全だということは私は申し上げません」(該当動画)と語った。安全と断言できない基準であれば、それは適合基準として大問題。なんでメディアはここをもっと掘り下げないのか。
続く12月に開かれた高浜原発の適合性審査「合格」の会見でも以下のやり取りがあった。 ロイター記者「高浜3・4号機の審査書案で両号機は安全と確認されたのでしょうか」 田中委員長「我々の新しい安全要求というか、規制基準に適合しているということを認めたということです」 記者「それは安全なのでしょうか、安全ではないのでしょうか」 田中委員長「そういう表現の仕方は私は基本的にとらないと言っています」 記者「では、安全だということではないということでよろしいですか」 田中委員長「安全ではないとも言っていません。安全だとも言っていません」 朝日の記者「安倍首相が会見で、規制委が再稼働に求められる安全性を確認した原発については再稼働を進めるという表現をされたのですが、再稼働に求められる安全性というのは確認できたという理解でしょうか」 田中委員長「安全とか安全でないとか、安全が確認されたとか安全でないことが確認されたとかそういう言い方ではなくて、稼働に際して必要な条件を満たしているかどうかということの審査をしたということです」 国民の生命を守る組織(規制委)の長として、あまりに酷い答弁。これでは今度「想定外」の事故が起きた場合、政府は「規制委が合格と言った」、電力会社「政府が再稼働OKと言った」、規制委「合格と言ったが安全とは言ってない」、地元代表「政府が安全と言った」で、結局は誰1人逮捕されることもなく、責任を負うこともない。 世界一厳しい基準なのに、コアキャッチャーがない、フィルター付き排気装置もない、免震重要棟もない、テロの想定もされてない、規制委は「安全審査ではなく基準の適合性を審査しただけ」。福島県民が15万人も避難生活を余儀なくされているのに、まだ原発村の連中は事故の恐ろしさがわからないのか。「10年間に5回も想定外の揺れに襲われました、びっくり」では困る。原発施設のハード面だけじゃなく、原発を扱う関電幹部、規制委などソフト面が楽観的すぎて(関電「主給水ポンプも外部電源も安全上重要とは言えない」)、ほんといろいろ怖すぎる。勘弁して欲しい。 //タレント・愛川欽也さん訃報の速報。享年80。映画ファンとしてはジャック・レモンの吹替えが思い出深く。ジャック・レモンの人柄と愛川さんの声質がドンピシャだった。 |
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●4月15日…先日の統一地方選の前半戦。全国で多くのリベラル候補がまたしても落選し、がっくりと虚しさに包まれていたんだけど、よく数字を見てみると、前向きになれる要因もあった。例えば北海道で40年ぶりの一騎打ちとなった道知事選。脱原発派の佐藤のりゆき氏は敗北したとはいえ、「得票率」に目を向けると、かなりの人が佐藤氏に投票していたことが分かった。 〔道知事選 候補者別得票率〕 札幌→高橋55% 佐藤44% 旭川→高橋53% 佐藤46% 函館・室蘭→高橋51% 佐藤48% 全道→高橋56% 佐藤43% 特に対岸の青森で大間原発が建設中の函館地区はわずか3%の僅差。あともう一息で、形勢逆転が可能なところまできている。玄海原発やオスプレイ問題で揺れる佐賀では、県政初となる共産党複数議席当選、埼玉所沢では自民候補2人がダブル落選など、変化の兆しはある(と信じたい)。北海道ではアイヌ民族への差別発言をしていたレイシスト議員がきっちり落選しているのも、人々のモラルの高さを感じる。 |
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●4月14日…読者有志の方のおかげで、墓所が不明だった偉人墓の多くが発見に至り、本当に感謝しています。教会、墓地、墓石の写真がありながら、どうしても自力で発見できない人物が新たに2名おり、今回もお力をお借りしたく!(>_<)
何か手掛かりが分かりましたら当方までメールを頂けると助かりマス! 【マリア・モンテッソーリ Maria Montessori(1870.8.31-1952.5.6)】 イタリア出身の医学博士、幼児教育者、フェミニスト。子どもの自主性を尊重するモンテッソーリ教育法の開発者。※オランダのNoordwijk-aan-Zee,Noordwijk(ノールトウェイク・アーン・ゼー)という街のどこかにサークル状の墓所があるはずなんです。 参考URL→その1 /その2(教会とビルの間?)→【解決!】うおお!ファンネルヘイムさん、よくぞストリートビューで発見して下さいました!有難うございましたァアアア! 【カークパトリック・マクミラン Kirkpatrick MacMillan(1812.9.2-1878.1.26)】 ペダル式の最初の自転車を発明(1839)。鍛冶屋さん。スコットランドの「Keir
Mill」の教会墓地に眠る。
参考URL→その1 /その2 【追記:ほぼ解決!】リンク先に墓参者のマップが!印の入った墓地は周囲の風景が一致しないものの、徒歩圏内に別の教会墓地が見える。Mさん、情報を有難うございました! //よっしゃああ!司法は死なず。福井地裁、高浜原発再稼働認めず!! //ナチスを風刺した小説『ブリキの太鼓』の著者でドイツのノーベル賞作家、ギュンター・グラス氏が13日に独北部リューベックで他界。享年87歳。左派知識人として脱原発、平和運動にかかわりイラク戦争に反対した。「“ブリキの太鼓"ほど、ナチスの台頭するドイツの雰囲気を正確に、シニカルに書いた小説はない。我々は第2次大戦中の生活について、日本の“ブリキの太鼓"を書く作家を持たなかった。これが日本とドイツの戦後の歩みの違いを象徴している」(池澤夏樹氏)※『ブリキの太鼓』は映画化され1980年の米アカデミー賞外国語映画賞に輝いている。 //雨、雨、雨と、まるで梅雨っすね。 |
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●4月13日…『ジョーズ』『スティング』『007ロシアより愛をこめて』『わが命つきるとも』に出演したアイルランドの名優ロバート・ショーの追悼碑(遺灰を撒いた場所)が英語版ウィキペディアに載っている(最後の写真3枚)んだけど、Tourmakeady(トオメーケティー)という村のどこにあるのか分からない。写真を見る限り、湖畔ということは分かるんだけど…。 【追記】解決しました!タカハシさん、ヤマモトさんから墓所の座標情報を頂きました!「53.674652, -9.343211」この数字をグーグルMAPで検索すると、ウィキにあったロバート・ショーの墓所と同じ景色を上空から衛星写真で確認できました!有難うございましたァアア! //東日本大震災の際に津波で流された漁船がアメリカのオレゴン州に流れ着き、船内の“いけす"には日本近海に棲息している魚たちが生きているという。4年をかけて太平洋を横断。 コケが繁殖し、まるでラピュタの世界 |
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●4月12日…ここまでリベラルは負けるか。統一地方選の前半戦、自民は定数が減る中、前回を上回る1150議席を獲得、1991年の統一選以来24年ぶりに改選議席の過半数を獲得。これだけ増税ラッシュで物価も高騰して年金を削られ、平和憲法が風前の灯火になっても、原発再稼働に邁進しても、まだ国民は自民をボロ勝ちさせる。株価2万だって、カラクリは日銀が札束刷りまくって株を買ってるだけの、見せかけの官製インチキ相場なのに…。日本が好きだからこそ、もっと良い社会に変えたいし、住み続けたい。だけど、同じ国、同じ時代に生きてて、こうも国民が選んだ選挙結果と自分の思いがかけ離れていると、自分が異次元から迷い込んだ人間というか、SF映画の世界にいる気がする。 【追記】これも大問題→『投票率、過去最低で確定〜初の50%割れ』 10道県知事選の確定投票率は47.1%で、統一選として過去最低だった2003年の52.6%を下回り、初の50%割れとなった。41道府県議選の投票率も過去最低の45%で確定し、これまで最低だった前回11年の48.5%より減った。過半数の国民が選挙に行かない国。世の中には独裁者に支配され選挙がなかったり、カルト過激派によって投票するだけで殺害される国もあるなか、安全に投票できる権利を持っていても行使しない人が過半数。もう、投票率が半分を切るような選挙は「無効」扱いで再投票にして欲しい。税金が無駄になるけど悪いのは国民自身。 |
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●4月11日…明日は統一地方選。国民の「幸福度指数」が高い国は投票率も高い。 ・スウエーデン 投票率85% ・アイスランド 投票率85% ・デンマーク 投票率88% ちなみにシンガポールは投票しないと罰則で「選挙権はく奪」となるため投票率93%。オーストラリアも罰金のペナルティがあるため93%。ベルギー、トルコあたりも罰金があり90%とのこと。 /沖縄防衛局が強行している名護市辺野古の新基地建設に伴う作業で、大型コンクリートブロックによって損傷したサンゴ94群体のうち、9割を超える89群体が県の岩礁破砕許可区域外だったことが昨日判明。沖縄県はこれまでに区域外のサンゴの損傷は1カ所しか確認していなかった。 ●4月10日…自民党ネットサポーターズクラブの親玉、世耕官房副長官側に原発設備会社幹部5人が献金、金額も日付も同じで個人を装った企業献金の疑い。 |
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●4月9日…茨城県鉾田市の海岸にイルカ(カズハゴンドウ)が156頭も打ち上げられた。原因は分からず、シャチなど天敵に追われてパニックになった説、海流に乗って浅瀬に入ってしまった説、エサを追ううちにこうなってしまった説など色々。気がかりなのは、以前にも52頭が打ち上げられており、その日付が2011年3月5日。地震前の低周波などで方向感覚がおかしくなったと考えたくはないけど、イルカの数が3倍に増えているし、用心だけはしておこう。 |
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●4月8日…新宿・歌舞伎町に設置されたゴジラの等身大ヘッド、ビルの向こうに“ヌッ"と見えてる感じがえらい迫力。身長52メートル、これは日本人だけじゃなく外国人も喜びそう。間違いなく東京の新名所になる。 ※画像は日刊スポーツと毎日新聞から。 |
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●4月7日…戦後70年の節目となる年の天皇陛下のパラオご訪問。硫黄島やサイパン島の玉砕戦を知っていても、ペリリュー島の悲劇を知っている日本人は多くない。今回、陛下が高齢をおして、どうしても現地で慰霊されたかったのは次のようなことがあったからだ。 →南太平洋のパラオ諸島は第一次世界大戦後に日本の委任統治領となり、ペリリュー島には2本の1200m滑走路を持つ飛行場があった。日本にとっては本土の防波堤となる重要拠点(絶対国防圏内)であり、米軍にとってはフィリピン進攻に利用できる島として、戦史に残る苛烈な戦いが繰り広げられた。なんとしてもペリリューを死守したかった日本軍は、大陸から関東軍最強と呼ばれた第14師団(宇都宮)を派遣し、1万1千人の守備隊が守りについた。日本軍はコンクリート並に硬い珊瑚礁の地質を利用し、500以上もある洞窟を要塞化。強固な陣地を築いて米軍を待ち構えた。9月15日、米軍は「パラオ攻略作戦」を開始し2万8484人がペリリュー島に上陸した。ペリリュー島は長さ10kmの小島であり、米軍には当初、「2、3日で陥落可能」との楽観ムードがあった。だが、日本軍は屈強に組織的抵抗を行い、上陸米兵は水際で猛攻を受けた。“2、3日で陥落”どころか上陸後6日目(9/21)には全連隊が壊滅状態に陥るという凄惨な事態となった。10月30日、米軍第1海兵師団2万4234名が全滅判定(損失60%超)を受け、陸軍第81師団1万9741名と交代した。守備隊はここまでよく抗戦してきたが、1ヶ月半が経過した頃から米軍の圧倒的な物量攻撃に急速に押され始める。11月24日、司令部の弾薬が底を突き玉砕が決定され、指揮官の中川州男大佐は拳銃で自決。参謀の村井少将、大隊長の飯田中佐が割腹自決し、玉砕打電「サクラサクラ」を本土に送った後に生存兵55人が「万歳突撃」を敢行、玉砕した。11月27日、米軍はペリリュー島占領を宣言。上陸開始から2ヵ月半が経ち、既にフィリピンへの上陸は終わっていた。 日本軍の戦死は1万1000人中、1万695人。捕虜202人。米軍の戦傷者は9804人(うち戦死1794人)。過酷な戦闘で米兵は数千人が精神に異常をきたした。住民の被害は軍が戦闘前に強制退避させたために0人であったという(ただし疎開先で飢えに苦しんだとも)。終戦を知らずに34人の日本兵が洞窟の中で生き延び、1947年4月に投降した。 ---今回、陛下は日本兵の慰霊碑だけでなく、アメリカ兵の慰霊碑にも献花された。そこに強い不戦のメッセージを感じる。 それにしてもニュース番組の掘り下げ方は甘い。過ちを繰り返さぬ為には「兵隊さんはよく頑張った」で終わるのではなく、彼らを玉砕戦に追い込んだ日本の戦争指導者の無計画、無能ぶりを問題提議しないと。国家によって召集令状1枚で英霊にならされたのに、“英霊に感謝"で終わっては、後世の人間として無責任すぎる。「誰が悪いとか、こういう時に論じるのは無思慮」、そう言い続けて70年。普段、まったくそうした検証をしないんだから、こういう時にやらないといつするんだ。 |
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●4月6日…以前から“現代の奴隷制度"として問題視されている外国人実習生制度。もっと日本人全体が当事者意識を持つべきでは。休みが「月に3日」ではなく「年に3日」、過労死も続出。 →「月給5万、休みは年3日 外国人実習生の過酷な実態」。 /先月初開催された横浜マラソン、参加費15000円と高額なうえ、コースは186m不足しており、陸上競技連盟からフルマラソンとして公認されなかったのか。これはひどい。 /家が狭いし暖かくなったと思ってストーブを片付けたら、また急に寒くなった。ブルブルブル…。 ●4月5日…う〜む、「日本アルプス開拓の父」、英国人宣教師ウォルター・ウェストン(Walter Weston 1860/61-1940.3.27)の墓所が分からない。ロンドンで没したのでロンドン市内と思ったんだけど…。調査を困難にしているのは「Walter Weston」という同じ名前の人がヒットすること。そのつど生没年をチェックしなくちゃならない。上高地など各地にモニュメントがある著名人なのに、なぜ足取りがつかめないのか…。【追記】ロンドン郊外のPutney Vale Crematoriumで火葬されたところまでは判明。 |
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●4月4日…作業中に流す音楽は、美しさと緊張感が絶妙のバランスで混ざった曲がベネ。美しいだけでは眠くなるし、緊張感だけでは辛くなってくる。その点、作曲家ハンス・ジマーの映画音楽はもってこい。壮大なスケールでありながらキャッチーなメロディーも登場し聴きやすい。もしハンス・ジマーが19世紀に生まれていたら、ブラームスやメンデルスゾーンなど著名作曲家に引けを取らない素晴らしい楽曲を書いていたと思う。っていうか、ハンス・ジマーに60分の交響曲を書いて欲しいな。ピアノ協奏曲とかも…。絶対に100年単位で語り継がれる作品になると思うんだけど! そんなこんなでYouTubeの『Best of Hans Zimmer』(なんと2時間16分)をよく聴いている。『インセプション』のサントラ未収録曲が入ってるのが嬉しい。傑作F1映画『ラッシュ』の音楽が聴きたいときはこっちの1時間版を重宝(チェロがやばい。曲名が“Lost but Won"。曲名だけでご飯3杯は食べられる)。 //今月8日、いよいよ昨年度のマイベスト・ムービー『インターステラー』がDVD化(Ama)。ずっとサントラCDを聴き続けてきたので、あの感動・慟哭・嗚咽を映像と共に再び味わえるのがまっこと楽しみ。おそらくレンタルも解禁されるので未見の方は是非! 一方、上映中のウォシャウスキー姉弟の新作『ジュピター』、行く気満々だったけど、手厳しい評価が多いなぁ…(汗)。 |
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●4月3日…山と渓谷社『ワンダーフォーゲル』に4月号から連載しています。登山家や冒険家の墓についてのコラムです。第一回は植村直己さんを取り上げました。 「自分の力で切り抜けられる時は、祈るよりも立ち向かうべきだと山は教えてくれた」「自然は征服するものではなく、学ぶものである」(植村直己) 世界初の五大陸最高峰登頂者、植村さんの43年間の生涯については『あの人の人生を知ろう〜植村直己編』(NEW)に分かりやすくまとめています。 //昨日ニック・ドレイクの歌を紹介した後、どうしてもこの2曲もピックアップしたい、そんな中毒性を感じている歌を以下に。 ・Fruit Tree(4分49秒)バックで流れている中盤のオーボエのメロディーがたまらん! ・Saturday Sun(4分6秒)ノスタルジーなメロディーと、ニックが早死にしていることなど、いろんなことが絡み合って胸熱に。 |
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●4月2日…一昨日に記した欧州墓巡礼メモ・イギリス編の後編。 【ニック・ドレイク Nick Drake(1948-1974)】 ビルマ(現ミャンマー)出身の英国人シンガーソングライター。生前は商業的に成功せず3枚のアルバムを残して自殺。死後に評価が高まった。ケンブリッジ大在学中にレコード会社と契約。1969年(21歳)アルバム『ファイヴ・リーヴス・レフト』でデビュー。大学を中退してロンドンに住み、翌1970年(22歳)にセカンド『ブライター・レイター』を発表。評論家から高評価を得たが売り上げは伸びず、患っていたうつ病が悪化。1972年(24歳)、3作目にしてラストアルバム『ピンク・ムーン』を発表。1974年11月25日、自宅にて抗うつ薬の過剰服用で死去。部屋のレコードプレーヤーにバッハの「ブランデンブルク協奏曲」が乗っていた。享年26歳。 日本ではニック・ドレイクはあまりメジャーじゃないけど、抑制気味の歌声と、はかなさを時に感じさせるメロディーラインは、激ハマリする人もいるハズ。 とにもかくにも、次の2曲を試聴して下さいませ! ・River man (4分16秒)※ファーストに収録。個人的にこの曲がネストワン
・Things behind the sun(3分56秒)※ラストアルバム(ピンク・ムーン)に収録
全曲ハズレなし、ニックのファーストアルバム『ファイヴ・リーヴス・レフト』 !超オススメ!今年中に、彼の墓に花を手向けたく…。 【ウィリアム・モリス William Morris (1834-1896)】 イギリスの工芸美術家・詩人。中世の美を愛し産業革命後の芸術の機械化に反発。モダン・デザイン運動の先駆けとなった。※グーグル画像検索。格調高きデザイン群。 【ジョン・ロック John Locke(1632-1704)】 啓蒙思想の創始者。専制政治や家父長主義に反対し、三権分立・信教の自由などを主張。宗教抗争を止めるため、政教分離原則を統治機構のシステムに組み込む思想を展開、近代民主主義思想の源流となった。 ※ジョン・ロック『寛容についての書簡』より 第一に、キリスト教会および信徒は、人類愛の見地から、他人を迫害する権利を持たない。 第二に、人の認識範囲は狭く、また誤り易いので、自分の宗教的な意見が正しく、他人のそれが誤っているということについて、確実な知識を持てない。 第三に、暴力という強制によって人々を救済することはできない。 【クロムウェル Oliver Cromwell(1599-1658)】 ピューリタン革命の指導者。イングランドの政治家・軍人。イングランド共和国初代護国卿(ごこくきょう)。議会軍を指揮して国王チャールズ1世を破り、王を処刑した。事実上の独裁者となって共和主義の精神を導入。没後、王政復古でチャールズ2世が即位すると、クロムウェルの遺体は墓から引きずり出されて絞首刑にされ、斬首ののち首は鉄棒に刺されてロンドン・ウェストミンスター寺院の屋根に25年間も晒された。ひょえ〜(汗)。 【スタンリー・キューブリックStanley Kubrick(1928-1999)】 映画監督。娯楽性よりも芸術性を追求すると共に、現代文明の本質をえぐり出す作品を次々と発表したハリウッドの異端児。作品は常に世界的な反響を呼んだ。「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「博士の異常な愛情」「シャイニング」「フルメタル・ジャケット」など。 ※1978年に領主の邸宅を購入し、他界するまで田舎の館で21年暮らした。没後は長女アーニャと共に邸宅の敷地に眠っている。未亡人(クリスティアン・アマンプール・キューブリック)はまだ邸宅に住んでいる。 長らく墓マイラーの間でナゾだったキューブリック監督の墓情報がついにネットへ。衛星写真で巨大な館も確認。やっと墓参りができそう。たくさん御礼の言葉を伝えたい! |
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●4月1日…今日はエイプリルフール。ネット上では個人ブログだけじゃなく、いろんな有名企業も本気でジョークページを作ったりするので面白い。 ・清涼飲料水で知られるレッドブル。新商品のレッドブル目薬は「一滴で花粉を成層圏まで飛ばす」とのこと。花粉症で苦しんでいるのでぜひ購入したいもの(笑)。 ・『メタルギアソリッド』でおなじみのダンボール箱がサバゲー用Pro仕様で登場。動画まで作っていたり説明文にも気合いが。 ・大阪人なら普通に買っているであろうSUBWAYの“焼きそばパン"。むしろなぜ今まで商品化しなかった。 ・“iPhoneをファミコン化する特殊キット"はネタも画像も凝っていて、このページを作るのに時間を要したと思う。これも発売すれば売れる可能性あり。ただ、価格の「四兆百億円」、これはコストダウンが必要。 ・制作者が楽しんで作ってたであろう「腕時計ソロバン」。他の商品も何気に実用的で面白い。こういうノリは好き。 ・高級車アウディが本気でふざけた「炊飯器搭載車」。WEBから格調の高さが漂うけど、お膳をセットして何をやっている(笑)※座席シートが畳(いぐさ)! ・個人的に意外な収穫があったのは「アニメイト月面店」の広報。ネタ的には既視感があるし動画も想定内なんだけど、画面右端のグーグルマップは月面にピンがあり、クリックすると月や火星の3Dマップ(リアル)が開いた!いつの間にグーグルマップにこんな機能が!?地球上からは見えない月の裏側も地図になっているのが嬉しい。 来年のエイプリルフールも楽しみにしていマス。 |
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●3月31日…鋭意制作中の『世界お墓マップ欧州編』にイギリス編をアップ完了!過去に墓参したイングランド、スコットランド、ウェールズ地方の芸術家、作家を中心に総勢180名を掲載!さすがは英語圏の代表国、言語の壁が低いため各国の墓マイラーから情報が集まりやすいのか、墓情報を調べる際はどの国よりも容易でした。やはり鬼門はスイス。一国の中に独語圏、仏語圏、伊語圏があり、“墓石"という単語も地方でバラバラ。仏語で検索しても出てこない墓地が独語なら出てくるとか…スイスよ、おお、スイスよ…。ただし墓石そのものは、イギリスが欧州で最も地味。小さな石板がポツンとあるだけ、信じられないくらい味気ない。 それからドイツ編やスペイン編で言い忘れていたことが。「恩人墓マップ」にもかかわらず、独裁者やファシスト(ナチスSS将校)の名前も入っているのは、故人の墓がどれくらい祀られているか、墓前の様子を通して、欧州の右傾化の実態を“現地調査"するためです。 //今回、イギリス出身者の人生を色々調べる中で、感情移入したり、“マジか…"となった人物9人のメモ書きを2日に分けて紹介。 【ウィリアム・ウォレス William Wallace(1270-1305)】 スコットランドの英雄。イングランド王エドワード1世の圧政に苦しむスコットランド民衆を、愛国精神で立ち上がらせることに成功した。ウォレス指導下で抵抗運動は統一され、1297年のスターリング・ブリッジの戦いでイングランド軍に勝利。兵力はイングランドの方が圧倒していたが、ウォレスは巧みなゲリラ戦術で翻弄した。激怒したエドワード1世は大軍を投入。徐々に巻き返され1303年にスコットランドは制圧される。2年後にウォレスは元部下の裏切りでイングランドに引き渡され、捕縛から18日後、1305年8月23日に大逆罪で公開処刑された。首吊り・腹裂き・四つ裂きの残虐刑。処刑後、首はロンドン橋に串刺し、4つになった身体はイングランドとスコットランドの4城で晒し物にされた。だが、この苛烈な処分がスコットランド人の国民感情を刺激し、より大規模な民衆蜂起へと繋がった。ウォレス処刑の2年後、エドワード1世はスコットランド鎮圧に向かう途上で病死する。 ※映画『ブレイブハート』でメル・ギブソンがウォレスを演じた。ロンドンの刑場跡に墓碑の石板あり。 【ジェレミ・ベンサム Jeremy Bentham(1748-1832)】 思想家。「最大多数の最大幸福」の実現を説いた功利主義の代表者。死に際して、自分の臓器を医学発展のためロンドン大医学部に献体した(トコトン、功利主義!)。防腐処理されたベッサムの“標本"はロンドン大に展示されていたが、盗難やイタズラの対象になったため、現在は別所で保管され、代わりに蝋人形が置かれている。ベンサムの遺言「有名人の屍体は『自己標本』にして大学に飾り、後生の人々への教訓や激励として役立たせるべし。無名の人の屍体の場合も、やはり『自己標本』にして大理石彫刻の代わりに庭園や街路に置くべし。装飾になる」。えー!装飾になるかな(汗)。 【トマス・ベケット Thomas Becket (1118-1170)】 カンタベリー大司教。ヘンリー2世は寵愛している司教をベケットが懲戒したことに激怒。ベケットは王の意を汲んだ4人の騎士によりカンタベリー聖堂内で暗殺された。最後の言葉は「喜んで私は、イエスの名のために、また教会を守るために死ぬ」。ベケットの遺灰は大砲の砲身に詰められ(!)、カンタベリーの空に発射された。 【ジュリア・レノン Julia Lennon(1914-1958)】 ジョン・レノンの母親。1940年、26歳でジョンを出産。夫アルフレッドは船乗りで不在、自分自身も他の男ダイキンズと同棲していたため、姉メアリー(ミミ)夫婦がジョンを育てた。6年後にアルフレッドが帰国しジョンを引き取るが、数週間後に連れ戻して再び姉に預けた(ジュリアは既にダイキンズとの間に娘2人をもうけていた)。アルフレッドは蒸発。1955年(41歳)、ジョンの父親代わりだった姉の夫が死去。 翌1956年、初めてギターを買った16歳のジョンが、近所にジュリアが住んでいることを知って遊びに来るようになる。彼女はジョンにバンジョーのコードを教え、次の年にジョンは初めて「ハロー・リトル・ガール」(1957)を作曲した。ジョンはまだバンジョーのコードしか知らず、弦4本で演奏できる曲だった。同年、ジョンはビートルズの前身となる「クオリーメン」を結成。長く空白だった母子の関係がようやく深まり始めたその矢先、ジュリアは酒に酔った非番の警官が運転する車にはねられ44歳で死亡した。18歳のジョンは大きな喪失感に包まれる。2年前にポール・マッカートニーも母を乳癌で亡くしており、2人の友情は強くなった。ジュリア他界の3年後、1962年にビートルズはデビュー曲「ラヴ・ミー・ドゥ」を発売し、世界制覇の伝説が始まる。 ※ジョンが7歳年上のオノ・ヨーコに惹かれたのは、甘えることができる母性を求めていたとも言われている。 【スチュアート・サトクリフ Stuart Sutcliffe(1940-1962)】 ビートルズの元ベーシスト。“5人目のビートルズ"。スコットランド出身。リヴァプールの美術学校に進み、そこでジョン・レノンと出会った。同い年で意気投合した2人は共同生活を開始。20歳の時に絵が高値で売れたため、ジョンとポールに勧められてベースを購入、バンドに加入した。そして、ビートルズの一員としてドイツ・ハンブルグへ行き、写真家の卵アストリッドと恋に落ちた。2人は3カ月後に婚約。後にビートルズがマッシュルームカットにしたのは、アストリッドがサトクリフに施したのがきっかけという。 1961年、ビートルズ2度目のハンブルク巡業後、本腰を入れて画業に専念するためビートルズを脱退、ベースはポールが引き継いだ。その後、ハンブルク州芸術大学に編入し、創作活動を続けていたが、夏頃から酷い頭痛に襲われ始めた(学生時代に酒場で暴行を受けた際の後遺症と言われている)。 そして1962年4月10日、ビートルズが3度目のハンブルグ巡業に出る前日に、サトクリフは容態が急変し、病院へ搬送される途中で脳出血により早逝した。享年21歳。半年後、ビートルズは「ラヴ・ミー・ドゥ」でメジャー・デビューを果たず。後年のジョンは「彼(サトクリフ)はもう一人の自分のような存在だった」と語っていたという。 (後編につづく) //食品を中心に恐ろしいほどの値上げラッシュ。きつい。 |
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●3月30日…ジョジョ3部アニメ・エジプト編のエンディング曲『Last Train
Home(終着駅)』、テレビでは1分半くらいしか使用されないけど、フルで5分40秒聴くと中盤からもめちゃくちゃいいね。特にコーラス部分。透明感のあるハーモニーがたまらん。最終回を見た後は、これを聴くだけで脱水症状になりそう。あと、こっちの動画は演奏風景が映ってるバージョン。ギタリストのパット・メセニーの優しい笑顔も良いけど、コーラスを映像で見るとさらに心に染みた。表情が音楽をさらに良くする。 /『報ステ』の古舘アナの“お詫び"は誰に向かってのもの?管官房長官は今日の会見で、報ステに「古賀を出すな」など圧力はかけてないと言い切った。古舘アナは古賀氏がニュースと関係ないことを喋ったことを「止めることができなかった」と謝罪。僕はそんなお詫びなど必要ない。管官房長官と古賀氏のどちらが嘘をついているのか知っているのは古舘氏なんだから、そこをちゃんと話して欲しい。ニュースと関係ない話なんて、古舘氏も「これはまったく関係ない話ですが…」と毎日のように挟んできているじゃないか。圧力があったかなかったかを言わず、「古賀氏が悪い」で終わらせたらダメだろう…。 一方、渦中の古賀氏は田中龍作WEBにて単独インタビューに応じており、報ステの内幕をかなり踏み込んで暴露している。これが古賀氏の妄想なら許されないことだけど、もし本当なら報ステは既に「落城」しているということに。 →古賀「(番組の)最後の為替とかやる前に、篠塚報道局長がサブスタジオかなんかに入って来てスタッフを呼んで、「こういう事(『古賀さんのコメントには承服しかねます』を読め」と書いた紙を古館さんに渡したらしいんです。古館キャスターはそれを書き写して最後に読み上げた。だから、彼は言わされてるわけなんです。彼のほうが弱いんですよ。(テレビ朝日)早河会長とかから比べれば全く弱い立場」 「早河会長は安倍さんと食事をしたりしてべったりですからね。佐藤会長は古館プロダクションを仕切っている人で、古館さんはその影響下にある」 「一番驚いたのは(古館さんが)放送で「結構我々もいい番組やってるでしょう」と。あれはぜんぜん逆でいい番組を作っているのはプロデューサーなんです。ビデオはプロデューサーが戦って戦って、いろんな横やりを全部蹴飛ばして(作った)。逆に古館さんはむしろ逆の姿勢で「こんなことはやりたくない」とか「それはやり過ぎじゃないか」(と言う)。毎日トラブルですよ」。 古賀氏の番組降板もさることながら、報ステのプロデューサーが今月で交代になることが、どれほどリベラルとってダメージになるのか。気骨のある特集を組み続けてくれるのか。4月以降も注視したい。 |
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●3月29日…古賀茂明氏のツイッターのお陰で、報道ステーションの特設WEBの存在を知った。これはスゴイ!2006年から9年分もデータがある!報ステが番組内でとりあげた原発問題の特集コーナーを中心に、入魂のドキュメントが大量にアップされている!これなら放送を見逃した回もバッチリ追える。(テレ朝はなんで画面を拡大できない仕様に?表が見えにくいしもったいない。公式YouTubeにあげればいいのに) ★「報ステ」の川内原発関連の秀逸特集を2本紹介。 〔川内原発・安全審査の疑問(1)巨大地震の過去のデータが短期間が弱すぎる。さかのぼれば九電の想定より巨大地震あり〕 西日本沿岸で池の底に堆積した土の年代や量を調べたところ、2千年前に江戸中期の宝永大地震(M 8.6)の津波をはるかに上回る巨大津波があったことが判明。海が内陸部に運んできた土は宝永大地震の4倍!大袈裟でなく「M 9.0」であってもおかしくない。九州電力は過去数百年のデータだけを地震対策の基準にしており、それより過去のデータは無視している。世界の共通常識では原発の地震対策は1万〜10万年単位で考えるもの。たった数百年しか検討しないという、こんな原発再稼働ありきの地震対策では怖すぎる。太平洋側では7千年の間にM8.6以上の地震が16回も起きている。 ※ここに出てくる地震学の権威・石橋克彦氏は福島原発の事故前から、具体的に危険性を訴えてきた人。東電幹部や経産省は「想定外の地震と津波」と言い訳しているけど、単に石橋氏の警告に耳を貸さなかっただけ。「原発は最新の地震学を反映していないため、想定を超える地震に耐えられない」(石橋氏)。 〔川内原発・安全審査の疑問(2)火山噴火の影響を甘く見過ぎている〕 鹿児島・川内原発の再稼働を、まるで既定事実のように報道するメディアが多いなか、報ステが昨年指摘した「原子力規制委員会による安全審査を火山学者が批判」(13分半)に戦慄。桜島一帯の姶良カルデラ(海底火山・活動中)が3万年前に噴火した際、なんと40km先の川内原発の近くまで火砕流が到達していた。欧州なら「立地不適」で即廃炉の土地だ。原発から出る核のゴミが無害になるまで10万年かかるのに、原子力規制委員会や電力会社が、火山の影響を数万年レベルさえ考慮してないのはおかしい。 地震学者34人にアンケートをとった結果、「原子力規制委員会が“火山は川内原発に影響がない"と判断したのは妥当か?」という質問に「YES」5人、「NO」21人、その他8人となった。そして「巨大カルデラの噴火の前兆を捉えることは可能か?」については「YES」9人、NO「17人」、その他8人という結果になった。専門家から明確に原子力規制委員会の認識は甘すぎると指摘されている。こんなことでいいのか。 時間がない方、番組後半に古賀氏が指摘した、「日本と外国の審査姿勢の違い」「なぜ電気料金の値上げが許せないか」を語った3分間だけでも視聴をオススメします! //年明けから法務省が『ヘイトスピーチ、許さない』の意見広告を新聞・メディアに出しているのに、また大阪で在特会桜井らのヘイトスピーチ・デモがあった模様。リンク先の反ヘイトの書き込み→『(ヘイトデモは沿道で抗議するカウンターに)判で押したように「日本が嫌いなら半島に帰れ」としか言わないんだな…そのカウンターってほぼ日本人なんだけど。そもそも誰も「日本が嫌い」とは言っていない。みんな「在特会が嫌い」なだけでしょ』。まったく、ほんとコレ。
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●3月28日…蝋人形制作で有名なマダム(マリー)・タッソーの人生をウィキで読み、その波乱の生涯に驚いた。フランス革命に巻き込まれるとか、アントワネットとロベスピエール(革命指導者)のデスマスク作るとか、映画化されてないのが不思議(汗)。 //言語の歴史において、どうして繰り返し記号の「々」に公式な読み方が生まれなかったのだろう。「、」は読点、「。」は句点ってあるのにな。「々」を変換する際は“同じ"“どう"“ノマ"“踊り字"などで変換可能だけど、決まった呼称がないのが前から不思議だった。これだけ日常で頻繁に登場する記号なのにねぇ。 |
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●3月27日…これまで政権相手に様々な問題提議をしてきた『報ステ』が揺れている。4月の番組改編で、「I
am not ABE」事件で話題になった古賀氏が“官邸圧力で"金曜レギュラーから降ろされ、原発問題・沖縄問題で骨太な政府批判特集を組んでいたリベラルなチーフ・プロデューサーが更迭され、同じく堂々と官邸批判していたメイン解説の恵村さんも降ろされる。今夜は生放送中に古賀氏と古舘氏の意見がぶつかったけど、僕は両方応援している。 古賀氏は番組最後のコメントでは、当サイトもトップに掲げてきたガンジーの言葉『あなたがする行動のほとんどが無意味であったとしても、それでもあなたはそれをしなくてはならない。それは、世界を変えるためにではなく、世界によって自分が変えられないようにするためにです』が書かれたフリップを出してこう言った。「圧力とか自粛に慣れていって、何もしない、独りでやったってしょうがない、叩かれるだけだ、ということでやっていないと、知らないうちに自分が変わってしまって、本当に大きな問題が起きているのに気がつかないってことがあるんですよ。私も今すごく自分に言い聞かせて生きているんですけど、ぜひこれはみんなが考えていただきたいと思っています」「(管官房長官を念頭に)言ったことについて裏でいろいろ圧力をかけたり、官邸から電話をかけてなんだかんだと言ったりとか、そういうことはやめていただきたい」。 ※こちらのリンク先が賛否合わせて紹介し、動画も充実。 ※3/30追記。管官房長官が会見で「古賀氏をバッシングしていない。事実無根だ」と反論。真相はどうなのか。 |
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●3月26日…新たに『世界お墓マップ欧州編』の中に、墓標がドイツにある芸術家や作家、思想家など81人を追記しました!ドイツの著名人としてはゲーテやグリム兄弟、バッハなど文芸関係が知られているけど、ナチス政権と命がけで戦った反ファシズムの闘士も多く眠っている。今のドイツ人はヒトラー批判を行った先人がいたことを、心から誇りに思っているし、故人の生家や墓所は聖地となっている。今回ピックアップした人々から次の5人を紹介。 【ゾフィー・ショル Sophia Scholl(1921.5.9-1943.2.22)享年21】 ミュンヘン大学の女学生。非暴力の反ナチス運動=白バラ抵抗運動の主要メンバーの一人。同組織は兄ハンス・ショル(24)がリーダー。1943年2月18日(スターリングラード敗戦の翌月)、大学構内で反政府ビラを撒くところをナチ党員の大学職員に発見され、兄と共にゲシュタポに引き渡された。翌日にはハンスの家から手紙が見つかったクリストフ・プロープスト(23※妻子持ち)もビラ作成の罪で逮捕された。逮捕4日後、「国家反逆罪」に問われた3人は「利敵行為でドイツの防衛力の破壊を試みた」と死刑判決を受け、即日(夕方5時)ギロチン処刑された。同年、メンバーでミュンヘンの壁に「ヒトラー打倒」のペンキ書きをした学生ヴィリー・グラーフ(25)やアレクサンダー・シュモレル(25)も死刑になり、相談役のクルト・フーバー教授(49)もギロチン台に消えた。彼らは尋問で他の協力者について口を割らなかった。白バラの青年学生は東部戦線の地獄を体験した帰還兵であり、ナチスのヨーロッパ支配を否定。プロープストの未亡人・孤児へ援助を与えた者たちも逮捕され、半年〜10年の懲役に処せられた。ゾフィーたちが撒いたビラは、後に連合国がドイツ降伏を呼びかける際のビラとして使われた。現在、ドイツの学校で最も多い校名は "Geschwister-Scholl-Schule"(ショル兄妹学校)とのこと。 ※映画『白バラの祈り』(2005)は必見です!YouTubeに予告編あり(2分) 【“砂漠の狐"ロンメル将軍Erwin Rommel(1891-1944)享年52】 ドイツ国防軍の将軍でありながらナチに入党せず、反ヒトラーの立場をとったロンメル。戦場では様々な奇策で敵を手玉に取り、300人で敵兵8000人を捕虜にしたことも。アフリカ戦線における活躍から“砂漠の狐"の異名を持ち、敵の英首相チャーチルでさえ「ナポレオン以来の戦術家」「極めて勇敢、巧みな敵将。偉大な人物だ。…悔しいが!」と評した。その神がかった戦功により、当時貴族(ユンカー)など特権階級しかなれなかった師団長、陸軍元帥に平民出身で初めて任命された。一方、息子がナチの人種差別理論を得意げに語った時、「私の前でそういう馬鹿げたことを2度と喋るな!」と激高。ベルリンの総司令部から“ユダヤ人の敵兵は捕虜にせず即射殺せよ”と命令書が届くと、これを焼き捨てた。敗戦の色が濃くなっても戦争継続にこだわるヒトラーに「総統は犯罪者だ。祖国が壊滅するまで戦うつもりか」と怒り、戦争終結の進言を試みるも総統暗殺未遂の容疑をかけられ毒薬による自決を強要された。享年52歳。「死んだヒトラーは生きているヒトラー以上に危険だ」(ロンメル)。※僕が墓参した際、敵である英軍・王立戦車連隊からの献花があった。 【カール・フォン・オシエツキーCarl von Ossietzky(1889-1938)享年48】 反戦ジャーナリスト。1935年のノーベル平和賞受賞者。WW1の後、ドイツ軍がヴェルサイユ条約に違反して軍拡準備を進めていることをスクープ。反逆罪で18ヶ月の刑。ナチス、ゲシュタポは強制収容所に送った。ベルリン五輪の前に病気を理由に収容所から釈放され、拘束中に決まったノーベル平和賞を受賞。ヒトラーはその後ドイツ人がノーベル賞を受け取ることを禁止した。2年後、拘留中にかかった結核により48歳で他界。 【ローザ・ルクセンブルク Rosa Luxemburg(1870-1919)享年48】 ポーランド出身の社会主義者。ドイツ共産党の創立メンバー。第一次大戦後、革命派の武装蜂起を指導し、カール・リープクネヒトら同志と逮捕された。リープクネヒトは頭を撃たれて身元不明の死体置き場へ運ばれ、ローザは銃床で殴り殺されて川に投げ捨てられた。彼女の遺体は半年も放置されたうえ、後にナチ政権が墓所を暴き所在不明となった。2009年、ベルリンの病院で身体的特徴が一致する首の無い遺体が発見された。 【シュタウフェンベルク大佐 Claus von Stauffenberg(1907-44)享年37】 1944年7月20日の「ヒトラー暗殺未遂事件」の首謀者クラウス・フォン・シュタウフェンベルク大佐。ヒトラー暗殺計画(ワルキューレ)を実行し、爆弾を総統大本営に仕掛けたが、ヒトラーは悪運が強く軽傷に終わった。事件翌日に同志フリードリヒ・オルブリヒト大将、アルブレヒト・メルツ・フォン・クイルンハイム大佐らと銃殺刑。処刑現場は反ナチズムの聖地となっている。享年37。映画『ワルキューレ』でトム・クルーズが役を演じた。 /今回ドイツ人の墓所で特定できなかった人物はゼロ人!これはドイツ人の生真面目さというか、完璧主義の国民性のおかげ。ドイツ人が制作した墓マイラー・サイトは、とても地図が充実しており、仕事が丁寧!ダンケ・シェーン!『欧州巡礼墓マップ』、次はイギリス編に突入です。 |
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●3月25日…「全体的な美的無意識、節度の観念の絶無、溶けて崩れ落ちる肉の海、それがガウディの建築だ」(ダリ) スペイン・バルセロナで1882年から建設中のサグラダファミリア教会。一昔前まで“完成まであと200年"と言っていたけど、建築技術の進歩により、現場主任が「ガウディの没後100年にあたる2026年に完成する」と断言。あと11年なら、いま生きている人の多くが存命。完成予想CG(1分半)を見ながら、その日が来るのを楽しみにしている。 ※サグラダ・ファミリアの高い塔は18本建てられる予定。内訳は以下の通り。 〔十二使徒を表す12本の塔。各々102〜107m〕 生誕の門(東、日が昇る側、キリスト誕生の祝福を表す)に4本(完成) 栄光の門(南側、キリストの昇天を表す)に4本 受難の門(西、日が沈む側、処刑の悲しみを表す)に4本(完成) 〔四人の福音書家を表す塔〕 4本、各130m。 〔マリアとキリストを表す塔〕 中央の2本。キリストは175m!(動画の最後に出てくるとんでもなく巨大な塔!) |
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●3月22日…ライフワークである偉人墓巡礼。その集大成ともいえる『世界お墓マップ欧州編』を目下制作中。残りは、英、仏、独、伊の4カ国のみ。ベートーヴェン、チャップリン、オードリー・ヘプバーンなど、欧州約30カ国、200人以上の著名人の墓所をグーグルマップにピン付けしました。ただし、紫色のマーカーだけは、情報が少なく正確な位置を特定できないため、衛星写真で墓地らしく見えた場所に印をつけています(14名)。それらの墓地は世界最大の墓情報サイト『FIND A GRAVE』に掲載されているものの、墓地の名前が「○○○(土地名)の墓地」としか書かれておらず、住所も不明なためお手上げ状態…。 チェコ…フランツ・モーツァルトFranz Xaver Mozart(1791-1844)モーツァルトの息子 ※Saint Andrews Chapel Churchyardの場所が不明→【解決】情報有難うございました! チェコ…カサノバGiacomoCasanova(1725-1798)作家 ※Zamek Duchcov Hrbitov(ドゥフツォフ城墓地)跡地が不明→【解決】黄色い教会の壁! アイルランド…オリバー・リードOliver Reed(1938-1999)俳優 ※Bruhenny Graveyardの場所が不明→【解決/動画】情報有難うございました! スペイン…Merce Rodoreda(1908-1983)カタロニアの作家 ※Cementeri de Romanya de la Selvaの場所が不明→【解決】Tさん、Kさん有難うございました! スウェーデン…アニタ・エクバーグAnita Ekberg(1931-2015)女優 ※Skanor Church Cemeteryの場所が不明→【解決】Yさん情報を有難うございました! スウェーデン…Assar Gabrielsson(1891-1962)ボルボの創設者。 ※Kvastekulla Griftegardの場所が不明【解決】ファンネルヘイムさん有難うございました! スイス…エリーザベト・シュヴァルツコップ Elisabeth Schwarzkopf(1915-2006)ソプラノ歌手 ※Zumikon Friedhofの場所が不明【解決】ファンネルヘイムさん有難うございました! スイス…レマルクErich Remarque(1898-1970)作家「西部戦線異常なし」 ※Ronco Village Cemeteryの場所が不明→【解決】ファンネルヘイムさん有難うございました! スイス…ブリギッテ・ヘルムBrigitte Helm(1908-1996)女優。SF『メトロポリス』のアンドロイド ※Ascona Cemeteryの場所が不明 スイス…グスタフ・フレーリッヒGustav Frohlich(1902-1987)俳優。SF『メトロポリス』主人公 ※Brissago Cemeteryの場所が不明 スイス…ロバート・パーマーRobert Palmer(1949-2003)ロック歌手 ※Lugano Cemeteryの場所が不明※【深まる謎】マネージャーが作ったガセネタだって? スイス…グレアム・グリーンGraham Greene(1904-1991)作家。「第三の男」 ※Cimetiere des Monts-de-Corsierの場所が不明【解決】チャップリン墓地から100m! スイス…ピーター・ユスティノフPeter Ustinov(1921-2004)俳優「ナイル殺人事件」探偵ポワロ ※Cimitiere de Bursinsの場所が不明【解決】Bursinsに小さい墓地を発見、画像一致! スイス…アンリ・ネスレHenri Nestle(1814-1890)ネスレ創業者。粉ミルク発明 ※Territetの聖ヨハネ教会の近くらしいが…。 何か手掛かりを見つけられた方、当方までメールを頂けると助かります〜!! //本日(3/22)18時からNHK-BS1『COOL JAPAN〜お墓編』に出演します(ロケ部分)。日本人はお彼岸、お盆、命日など墓参機会が多いですが、世界には文化の違いで全く墓参しない国もありま す。墓マイラーとして、外国の方に日本の墓文化=ハカルチャーを紹介します (*^v^*) //また安全神話が復活するのか。『九電、原発7月再稼働“原発ゼロ"終了へ』。2013年9月から1年半続いている国内の全原発停止。九州電力は再稼働の具体的スケジュールを“今年7月"と発表した。4カ月後、日本はこの川内原発を皮切りに、現在の「原発稼働ゼロ」から再稼働ラッシュに入っていく。それもこれも、安倍氏が「日本の原発の安全審査は世界一厳しい基準」と自画自賛し、原子力規制委員会が言葉を濁しながら「川内原発は安全基準パス」と決定し、それらの言葉をメディアがまともに検証せずに垂れ流し、鹿児島の地元議会が疑問の声に耳を貸さず再稼働を容認したから。 昨夏、気骨のある報ステは「日本の安全基準は欧州の10年前のレベルにやっと追いついた程度」と具体的な事実を伝えていたので、1人でも多くの人に見て欲しい。9分とコンパクトにまとまっている(動画)。フィンランドでは「18億年動いていない強固な岩盤」の上に建設されている原発でさえ、原子炉格納容器の二重化(航空機の衝突も耐えうる)と、メルトダウンを防ぐ為のコアキャッチャー(溶け落ちてきた燃料を受け止めて冷やす装置)が設置されている。日本は世界屈指の地震大国であるにもかかわらず、容器二重化もコアキャッチャーも存在しない。規制委員長自身が「首相がいう“世界一厳しい"は言葉のあや」と言っているのに、どうしてこんなユルユルの安全基準で再稼働を容認できるのか…。 東電原発の事故前に安全神話を妄信したことを我々日本人は反省したのではなかったか。これでは事故前と何も変わっていないじゃないか。それに、川内原発の核ゴミの処分場だって未定のまま。今でさえ核ゴミを持っていく場所がないのに、再稼働でまた増えたのをどうするつもりなのか。 ※フィンランドでは原発建築の申請は、「使用済み核燃料の処分施設とセットでないと許可されない」ことを付け加えておく。核ゴミの最終処分先が決まってないのに原発を稼働させることは無責任であり認められない、それがフィンランドの立場だ。 |
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●3月21日…本日、日本橋ストリートフェスタに行きます!初めて鑑賞する大規模コスプレイベントに期待。昨年は20万人が来場したとか! //明日22日(日)13時より大阪のロフトプラスワンウエストで「ジョジョお笑いライブ第6弾」開催!毎回ジョジョ愛にあふれた芸人さん達が、趣向を凝らしたネタを披露。ファンの好評に裏付けされた6度目のライブ!今回も楽しみにしています! |
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●3月17日…ギターの名曲『アルハンブラの思い出』(3分53秒)を作曲したタレガ/Francisco Tarrega(1852-1909) の墓は、スペイン・バレンシアの南にある「Castello
de Rugat」という700mしかない小さな村にあるはずなのに、衛星写真ではどこにも墓が見当たらない。画像検索すると、実際にタレガの墓前でギターを演奏している人が何人が出てくる(この人とか、この人とか)。 グループで巡礼した人は墓地名を「cementerio de San Jose de Castello」と言っている。でもその名で検索すると、もっと南部のグラナダの墓地になった。 一方、きれいな墓写真をアップしている人は「Castellon de la Plana(カステリョン・デ・ラ・プラーナ)にある墓地」(バレンシアの北)とまた違うことを言っている。この人は地図の衛星写真を載せており僕は小躍りしたけど、指し示す墓地は後方の風景が微妙に違うような…。あともう1人、この人と同じ墓地名を書いている人がいたら確定なんだけど…。 嗚呼、いったい何がどうなっているのか!?こんなに写真がたくさん出回っているのに墓地を特定できないなんて。スペイン語が分かる方、何か手掛かりが分かりましたら当方までメールを頂けると助かりマス!(涙) 【追記】“wikimapia"という海外の便利サイトを発見。地図を開いている場所から、検索した土地までの距離が出るので便利。タレガの墓では使い物になってないけど…。 【追記2】読者Kさんの情報で、カステリョン県ヴィラレアル市の観光案内ページに「遺骨がカステリョンの墓地に移された」とする記述を発見。カステリョン・デ・ラ・プラーナはバレンシア州カステリョン県の県都っぽいので、この街にある可能性が大。問題は、大きな街ゆえ墓地が複数あること! 【解決!】最終的に、やはりカステリョン・デ・ラ・プラーナのこの墓地っぽい! タレガの右後方に見えている茶色い丸屋根らしきものが、衛星写真の左上にある。ギタリスト後方の赤みがかった壁も、衛星写真に写っている。ということは、右写真の右下のブロッコリーのような木の近くにタレガが眠っている可能性大!ご協力、有難うございました! //上方落語界の至宝にして人間国宝の桂米朝さん訃報の速報。享年89。(19日) |
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●3月16日…(本日の良かったNEWS)核戦争が回避されていたことが判明 冷戦下の1962年、核戦争寸前の事態が沖縄であったことが初めて明らかに。米ソが全面戦争の瀬戸際に至った『キューバ危機』の際、“沖縄の米軍ミサイル部隊”に核攻撃命令が誤って出され、現場の発射指揮官の判断で発射が回避されていたという(当時、沖縄に約1300発の核ミサイルが配備されていた)。1962年10月28日未明、ミサイル四基の発射命令が無線で届いたが、(1)米軍の五段階の「デフコン(防衛準備態勢)」が1(戦争突入)でなく2(準戦時)のままだった(2)標的4カ所のうちソ連向けは一基で残りは(おそらく)中国だった。発射指揮官は「なぜ関係ない国を巻き込むのか」と不審に思い発射作業を停止させ、後に命令は誤りと分かった。誤った命令が出た経緯は不明だけど、旧ソ連には核攻撃を受ければ、自動的に核報復するシステムがあるといわれ、現場の発射指揮官が処罰覚悟で命令違反(発射拒否)を行ったことに感謝。やはり最後は人間が判断することが大切。コンピューターに任せていたら、疑問を持たずに命令を実行し、ヘタすれば1962年に世界が終わってた。この指揮官にノーベル平和賞をあげたいくらい。 //いわゆる従軍慰安婦問題については別ページに『二次加害者にならないために〜日本人慰安婦の話(美輪明宏)と元日本軍慰安婦に関する正確な知識』をアップしており、当サイトでは日本の保守派と、世界の常識では「強制連行」の意味合いがまったく異なっており、そのズレを認識せねば「恥知らずな国」と見なされると訴えてきた。 簡単にいうと、日本の保守派は「無理やりトラックに詰め込んで拉致する」ことを強制連行と考え、国連などは「騙されて慰安所に連れてこられた多数の女性を解放せず、自由を奪って売春を強要した」ことを強制連行と呼んでいる。しかも、(1)インドネシアで起きたスマラン事件のように、文字通り拉致・監禁・強姦をやった公式記録も残っている(2)終戦間際に都合の悪い資料を大量廃棄しておきながら「証拠はない」と言っても通用しない。そう主張したいのなら軍の書類を保管した上で言わないと「馬鹿にしているのか」で終わり。 そう考えてきただけに、次の報道を読んで目を疑った。『大阪府の松井一郎知事(維新)が高校日本史の教科書に慰安婦について補助教材を作成、夏以降に高校で配布』。松井知事は昨秋「朝日が誤報と認めたことで強制連行の証拠がないと分かった。間違った教科書で知識を得るのはマイナス」と指摘。この補助教材は「強制連行の証拠がない」と説明するものだろう。 ふざけんなと。「騙されてやってきた女性でもカネを渡せば強姦じゃない」と保守右派が頭の中で考えるだけなら個人の自由だ(そんな人間は鬼畜と思うけど)。でも、知事の立場にある人間が、今から歴史を学ぼうとする若者に、国際社会ではまったく通用しない愚かな価値観を植え付けるのは真っ平ゴメンだ。同じ大阪府民として、そんなセカンド・レイプは容認できない。教育界がまっとうな声明を出し、歴史修正主義の愚行にストップを。 ※松井知事や橋下代表が率いる大阪の維新議員は、政治活動費に透明性があり(領収書を一円から公開)、給料も自分からカットして全国最低クラス。そういう点ではとても評価している。歴史認識の問題と新自由主義の要素さえなければ投票するのに。 |
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●3月15日…(本日の良かったNEWS)ふおお!最新作『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の予告編(1分半)にアドレナリン全開!あの有名なテーマ曲とファルコン号、Xウイングの編隊を大画面で楽しめるとは!公開予定は12月18日。あと9カ月! //文芸ジャンキーとしてこの話題に触れぬ訳にはいかない。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使や特使に任命され、災害に億単位の寄付を行 うことで知られているオスカー女優アンジェリーナ・ジョリーさん。彼女はジョージ・クルーニーと並んで、ハリウッドいちと言っていいほど社会問題への関心 が高く、僕はその言動に注目してきた。 彼女が監督を務めた新作映画『アンブロークン(不屈)』は、太平洋戦争で旧日本軍の捕虜となった米国の元五輪選手ルイス・ザンペリーニ氏が、収容所で2年 にわたり虐待を受け、戦後は復讐心に苦しむものの“赦(ゆる)し”に至り、長野五輪で80歳の聖火ランナーとして“再訪日”するという実話。僕はそんな聖 火ランナーがいたなんて全く知らなかった。是非、この映画を観てみたい。 ところが、劇中に旧日本兵による捕虜虐待シーンがあるため、保守右派が配給会社に圧力をかけており、世界各国で公開されているにもかかわらず日本では観ら れない。原作にあった猟奇的な虐待は映画ではカットされるなど、“配慮”がなされているという。それでもダメなのか。 中国や北朝鮮ならともかく、なんでこの日本で映画が観られないのか。捕虜虐待シーンなんて、これまでに『戦場にかける橋』や『戦場のメリークリスマス』に バンバン出てきてるけど、保守右派は上映禁止運動なんてしなかった。なんとも息苦しい時代に。僕は映画ファンとして、アンジーがどんなメッセージを込めて 作ったのか観たい。 関連記事(朝日コムから引用) →「日本貶め映画」「どんどん抗議の声を上げていくべきだ」。フェイスブック上に不穏な言葉が躍る。「アンジェリーナ・ジョリーの反日映画を阻止しよ う!」と名付けられたページには1200人以上が参加し、連日、映画批判が投稿される。「アンブロークン」は米国で昨年末から3千館以上で上映。興行収入 は1億ドルを超えた。日本では映画化が報じられた昨夏ごろからネットで批判が始まった。署名サイトでは上映反対キャンペーンに約1万人が賛同。捕虜を虐待 する伍長を演じたギタリストMIYAVI(石原貴雅)さんに対しても「売国奴」などの中傷が繰り返された。原作にある「捕虜が生きたまま食べられた※」と の根拠が不確かな記述も反発の理由になっているが、映画にその場面はない。 ※カジポン注…軍の公式記録に“捕虜食”は残っている。1945年2月と3月に小笠原諸島の父島で指揮官クラスの人肉食事件が起きた。(以下、残酷描写があるため文字反転)第 109師団長・立花芳夫中将は捕虜の米軍通信兵を銃剣で刺殺し、翌日の夜の宴会で大隊付軍医・寺木忠少尉が遺体から取り出した肝臓と太ももの肉を食した。 同月、パラシュートで降下して捕虜となったダイ通信兵が斬首され吉井静雄海軍大佐が肝臓を食す。さらに同月、捕虜の海兵隊飛行士ヴォーン少尉が斬首され、 吉井大佐が肝臓を再び食した。翌月、師団で英語教師を務めていた捕虜のホール海軍少尉が斬首され、第308大隊の宴会で肝臓と太ももを的場末男陸軍少佐と 森国造海軍中将らが食す。英語教師まで殺害したことや、立花師団長が「これはうまい、お代わりだ」と言うなど、異常な空気を憂慮した同師団の堀江参謀は、 たまりかねて大本営へ「事情あり適任の師団長を派遣されたし」と打電した。戦後、戦犯法廷で立花中将、的場少佐、吉井大佐ら5人に絞首刑が言い渡された。 配給元の作品を国内で上映してきた東宝東和の八代取締役「いざという時に矢面に立つのは劇場。簡単に踏み切れない」。同社にも「公開するな」との電話が数 本あった。海外メディアの取材を何度か受けた「史実を世界に発信する会」の茂木弘道事務局長「映画は見ていないが、事実無根の思い込みや決めつけによる作 品で、上映の必要はない。日本人性悪説に基づいた人種差別だ」。ジョリーさんは取材に対し「反日映画ではなく赦しの物語だ。映画を見てもらえればわかる」と強調している。 実際に見た人の感想はどうか。ニューヨークに住む映画監督、想田和弘さんは「虐待場面が長い割に伍長の内面や暴力の理由が分からない。日本人が感情移入するのは難しい」と内容への評価は厳しい。ただ、「ホロコーストを扱った映画がドイツで公開できないとしたら、世界はどう見るか。日本の戦後の取り組み自体に不信感を抱かれかねない」と上映阻止運動を危ぶむ。 英インディペンデント紙のデイビッド・マクニール記者は、同様に日本軍の捕虜虐待を扱った映画「戦場にかける橋」や「戦場のメリークリスマス」を挙げ、「これらの公開が問題になっただろうか。日本の変化は危うい」と話した。 日本では数年前、中国人監督の「靖国」や和歌山のイルカ漁を糾弾した「ザ・コーヴ」の封切りが、抗議活動で中止に追い込まれた。自ら「靖国」の上映会を開いた右翼団体代表の河原博史さんは「見もせずに反日と決めつけるなど論外だ。見た上で論理的に批評すべきだ」。MIYAVIさんは「国境や人種の壁を越えて、ザンペリーニ氏のいち人間としての『赦(ゆる)し』という心の境地に至るまでの過程や、生命の強さ、尊さを、映画を見て下さる全ての方々が一緒に考えるきっかけの一助になれれば本望です」とコメントした。(以上) 上映禁止を求める圧力があるのなら、逆に配給会社にエールを送るべく、日本の映画人、舞台関係者、ペンクラブなどが「表現の自由」を掲げて上映実現運動を 起こすべきでは。こういうことに、ひとつひとつきちんと対応しておかないと、この先、自分たちの表現の自由も失うことになっていくし、後悔したときはもう 遅いと、戦前の歴史が教えている。 //時事通信によると超大型サイクロンが直撃した南太平洋の島国バヌアツ(人口約25万人)は、“首都ポートビラの9割が壊滅”との現地情報。首都の9割って、国家の存亡に関わることじゃないか。バヌアツやツバルは元々地球温暖化による海面上昇で、水没の危機が指摘されていた。そこへ超大型サイクロン。国際社会の早急な援助が必要だ。 |
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●3月14日…(本日の良かったNEWS)本日、北陸新幹線開業! これまで東京〜金沢の所要時間は約4時間もかかっていたのが、新幹線“かがやき”に乗車すれば2時間28分に!これは速い!金沢は兼六園、城下町の武家屋敷ほか名所が多く、観光客も激増するのでは。福井・敦賀への延伸は7年後の2022年予定。 //高畑勲監督(79)の『かぐや姫の物語』が地上波でオンエアされ、あらためて作品の素晴らしさが多くの人に伝わり嬉しかった。高畑監督といえば戦争の悲劇を描いた『火垂るの墓』でも知られている。監督は9歳の時に岡山で空襲に遭い、焼夷弾の中を家族とはぐれながらも逃げのびた。東大卒業後、東映動画で「ハイジ」「三千里」などを演出し、宮崎駿さんとジブリを設立した。今年の元旦、神奈川新聞に載った高畑監督のメッセージが素晴らしかったので以下に紹介。 →(高畑)原爆をテーマにした「はだしのゲン」もそうですが、日本では平和教育にアニメが用いられた。もちろん大きな意義があったが、こうした作品が反戦につながり得るかというと、私は懐疑的です。攻め込まれてひどい目に遭った経験をいくら伝えても、これからの戦争を止める力にはなりにくいのではないか。 なぜか。為政者が次なる戦争を始める時は「そういう目に遭わないために戦争をするのだ」と言うに決まっているからです。自衛のための戦争だ、と。惨禍を繰り返したくないという切実な思いを利用し、感情に訴えかけてくる。 「戦争をしたとしても、あのような失敗はしない。われわれはもっと賢くやる。70年前とは時代が違う」とも言うでしょう。本当でしょうか。私たちは戦争中の人と比べて進歩したでしょうか。3.11で安全神話が崩れた後の原発をめぐる為政者の対応をみても、そうは思えません。成り行きでずるずるいくだけで、人々が仕方がないと諦めるところへいつの間にかもっていく。あの戦争の負け方と同じです。 再び戦争をしないためには、あの戦争がどのように進んでいったかを学ばなければならないと思うのです。私が戦争中のことをどれだけ知っているかと聞かれれば、大したことはない。でも、安倍晋三首相よりは知っています。 集団的自衛権の行使を認めるということは、海外では戦争ができない国だった日本が、どこでも戦争できるようになるということです。政府は「歯止めをかける」と言うが、あの戦争を知っている者にとっては信じられません。ひとたび戦争が始まれば歯止めなどかかるものではありません。そもそも日本人は戦前から米国が好きだった。ジャズや野球、映画といった文化に親しんでいた。その国と戦争をするとは誰も思わなかった。やっても勝てないと思っていた。 ところが、真珠湾の奇襲作戦が成功して戦争になってしまったら、あとは日本が勝ってくれることだけを皆が願い始めた。それはそうでしょう。負けたら悲惨なことになるに決まっているんですから。 息子の兵役を逃れさせたり、戦争に反対して逮捕されたりした人もいたが、ごく少数。始まってから反対の声を上げるのは難しい。いやいや戦争に協力させられたのだと思っている人も多いけれど、大多数が戦勝を祝うちょうちん行列に進んで参加した。非国民という言葉は、一般人が自分たちに同調しない一般人に向けて使った言葉です。 「空気を読む」と若者が言うでしょう。私はこの言葉を聞いて絶望的な気持ちになります。私たち日本人は昔と全然変わっていないんじゃないか、と。周りと協調することは良いことですが、この言葉は協調ではなくて同調を求めるものです。歩調を合わせることが絶対の価値になっている。 日本人は昔から意見の対立を好まない。皆を仲間内にして、和気あいあいとして争いを避ける。寄り合いも全員一致主義で、どうしても駄目なら村八分にする。個を確立し、意見が異なっている人との違いを認め、その上でうまくやっていくという努力を好まない。議論を戦わせない。古くからあるこの体質によって日本は泥沼の戦争に踏み込んでいったのです。私はこれを「ズルズル体質」と呼んでいますが、「空気を読む」なんて聞くと、これからもそうなる危うさを感じずにはいられません。 だからこそ憲法9条の存在が大事だと思うのです。これこそが「ズルズル体質」を食い止める最後の歯止めです。 戦後の平和をつくってきたものは何かといえば、9条です。基地の負担を押し付けられている沖縄の犠牲を忘れてはなりませんが、米国が戦争を繰り返す中、9条のおかげで日本人は戦争で命を落とすことも人の命を奪うこともなかった。政権の手足を縛ってきたのです。 これを完全にひっくり返すのが安倍政権です。それも憲法改正を国民に問うことなく、憲法解釈の変更という手法で、です。 隣国との対立が深まり、不穏になっているからといって不戦の理想の方を変えるのはどうかしています。9条を大事にしているということは、武力で解決するつもりはない、というメッセージになる。東アジアに戦争の記憶が残る中、戦争をしないというスタンスはイニシアチブになるはずです。「普通の国」なんかになる必要はない。ユニークな国であり続けるべきです。戦争ができる国になったら、必ず戦争をする国になってしまう。閣議決定で集団的自衛権の行使を認めることによって9条は突如、突破された。私たちはかつてない驚くべき危機に直面しているのではないでしょうか。 あの戦争を知っている人なら分かる。戦争が始まる前、つまり、いまが大事です。始めてしまえば、私たちは流されてしまう。だから小さな歯止めではなく、絶対的な歯止めが必要なのです。それが9条だった。「最小限の武力行使」「戦争をやるとしてもうまくコントロールしてやる」なんて、そんな能力を私たち日本人が持っていると思わない方がいい。安倍首相だけが特別無自覚というわけではないと思います。私たちはこの70年で基本的な体質が変わることはなかったのです。(神奈川新聞2015.1.1より) /高畑監督から時代への警鐘。これほど日本社会の現状と日本人の特質、安倍政権の危険性について、戦争体験者の視点からリアルな言葉で問題点を指摘したメッセージはそうない。神奈川新聞は地方紙。ゆえに日本人の大半はこのメッセージに触れていない(それが口惜しい)。ネットのお陰で知ることが出来て良かった。ここに紹介することで、一人でも多くの人に高畑監督の言葉が届くことを願ってマス。 |
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●3月13日…(本日の良かったNEWS)“尿一滴”でがんの判別に成功 STAP細胞の騒動以来、学術的に困難だったことがあまりにも簡単に解決されると、眉ツバではと構えてしまう自分がいるけど、昨夜の『報ステ』の検証映像を見るとこれはガチっぽい。 実験で242人(がん患者24人含む)の尿を皿の端っこに1滴ずつ垂らし、線虫の群れを中央に置いたところ、10分後に線虫たちはがん患者の尿に向かって動いていた!線虫はがん患者の尿の匂いが好きなんだ!線虫(回虫、ぎょう虫などの無脊椎動物)は目がない分、匂いに敏感で犬並。結果的に、がん患者24人のうち23人の判定に成功し、診断正解率は95.8%にも達する。 さらにスゴイのは、がん患者24人のうち5人は、採尿時にはがんがまだ見つかっておらず陰性だったこと(後にがんになった)。つまり、陰性の段階でも線虫たちは判別している!従来のがん検診では見つからない早期がんも判別できるのは心強い。また、尿に集まる線虫の種類によって、体内のどの部位ががんになっているかさえ分かってきたという。 現在、がん検診で使う腫瘍マーカーは、早期がんを0〜33%の確率でしか発見できなく、さらに費用が2500〜1万円近くする。この尿検査なら発見率は9割以上、費用は“数百円”で済むうえ、バリウムを飲んだり内視鏡を使うこともないから身体に負担がない。実験データの積み重ねや法律のクリアで実用化に10年かかるとのことだけど、たくさんの生命が助かる可能性があり、是非、政府主導でもっと早い普及を。 |
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●3月12日…(本日の良かったNEWS)土星の月に生命の可能性 土星探査機カッシーニの探査により、土星の月“エンセラダス”の地下に「生物を育むのに適した温度の熱水がある」ことが判明!地球上で生命が誕生したのは海中の熱水が噴き出す場所といわれている。エンセラダスは厚い氷で覆われた直径約500kmの天体で、氷の下に巨大な海があり、氷の表面から生命の原材料になる有機物を含む海水が噴き出していることが既に分かっていた。今回、熱水の存在も分かったことで、研究チームは「生命が誕生したころの地球に近い環境がある」と指摘。地球以外の天体で、生物誕生に必要な水、栄養、高温(エネルギー)の3条件がそろっていることが確認されたのは初めてとのこと。これは期待大。 |
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●3月11日…4年目の追悼の日。失われた大切な生命のため、心から哀悼の意を表します。 |
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●3月10日…同性婚を完全合法化(養子をもらえ、遺産相続の差別なし)したアメリカの州は35州(人口比では米全体の7割)に達するなど、欧米をはじめとして、性的少数者の権利を保障する動きは世界的に広がっている。日本では法制度が遅れているけど、現在、渋谷区議会では全国で初めて同性のカップルを“結婚に相当する関係”と認め証明書を発行するとした条例案を審議中だ。日本では同性のカップルがアパート入居や病院での面会を断られるケースが問題になっており、渋谷区の桑原区長いわく「渋谷区から社会的な変化を発信していくことで、国も変わっていくかもしれない」。 愛する人がたまたま同性で、そしてその人が重病や事故で集中治療室に入った際、「肉親の方以外、面会お断り」という理由で、どんなに愛し合っていても病室に入れない−−それは悲劇だ。僕はこの条例案に賛成だし、世界の流れからいっても間違いなく可決されると信じているんだけど、今日、自民の谷垣幹事長が記者会見で、「自分は伝統的な価値観の中で育っており、自分の価値観に従って述べてよいかどうか、非常に迷うところだ」「法律ができていないときに条例だけで対応していくことは、社会生活を送る制度の根幹であるだけに、色々な問題を生むのではないか」と懸念を表明。僕は条例案に大賛成なので驚いた。 渋谷区の条例は「区民や事業者に対し、証明書を持つ同性カップルを夫婦と同じように扱うよう協力を求める」というレベルの“ゆるい”ものであり、もしこの程度で谷垣氏が懸念するような“色々な問題”が起きれば、むしろそれこそが解決すべき問題として炙り出され、本格的な法改正のために役立つと思う。 心配なのは、谷垣幹事長という超大物の発言で、“条例に賛成したのは誰だ”ということになり、区議会の自公議員がことごとく否決に回りそうなことだ。※ちなみに谷垣氏のいう「伝統的な価値観」だけど、日本では戦国武将の多くが男色(衆道)であったように、歴史的にいえば、異性愛絶対主義は明治以降のキリスト教的価値観であり、ごく短期間の価値観。 うんざりするのは、極右メディア『チャンネル桜』(頑張れ日本!全国行動委員会)の条例反対街宣。日の丸を掲げて、こんなことにも反対デモ。しかも、目撃者のツイッターによると「“頑張れ日本”側で回っていたカメラは、チャンネル桜と統一教会系の世界日報」とのこと。また宗教右翼。嫌になる。最近、チャンネル桜の水島代表と、極右の顔で政治資金横領騒動になっている田母神俊雄氏が、おカネをめぐってドロドロの中傷合戦をやっているので、互いにそのまま消耗して欲しい。リンク先のまとめブログにある「左翼は思想で対立するが、右翼は金で対立する」「統一教会vs幸福の科学」に噴いた。ほんとコレ。 //三重県桑名市が緊縮財政のため、新年度予算案の学校図書購入費をゼロに!新たな日本を築いていく子どもたち。その彼らに一円たりとも本を購入する金は渡さぬという市議会の大人たち。ほんの少しでも自分の給料を下げて、子どもたちに回すという発想は出て来ないのか。 //円安・株安・債券安のトリプル安。“円安になれば輸出企業が元気づく”と言われているにもかかわらず日本株が下落。アベノミクス相場が変質してきた。つまり、「円安は無条件に日本経済にプラス」ではなく、「物価上昇で国民生活を圧迫」と市場も見るようになってきたということか。 //小学生時代から40年近く付き合いのあるガンダム・ファンの親友Nと、最終回が迫った『Gのレコンギスタ』の混乱ぶりが“何だか分からないけど、とにかく面白い”と話題に。Nいわく「金星と月とアメリアとゴンドワンとキャピタルアーミーとタワーが戦ってて、最初の2つが地球に帰りたがってて、クンタラの人は昔は食糧で、主人公の言動が支離滅裂で…」。三つ巴(どもえ)どころか、6つ巴、ヘタをすると7つ巴に近い極端に複雑な戦い。ファンの間では「理解するために“3度見”は基本」とも。僕は宇宙にあがった11話あたりから、毎回のように「あれ?1話分見逃してる?とんでる?いや、話数は合ってる。これ、先週の続きか?」と怪奇現象に遭遇。今は、登場人物の表情の変化を“眺めたり”、声優さんの演技、機体名が記憶できないメカ同士の攻防戦を楽しんでいる状態。そう、こんなに置いてけぼりなのに“楽しめている”ことが、富野演出の力なのだろう。30分間に込められた“熱量”はガンガン伝わってくる。監督の富野さんは今年75歳!誰にも真似ができない、独自の富野ワールドがあと3回で終わってしまうのが寂しい。 寂しいといえば、おすすめ番組欄や育児ブログで絶賛してきた『山賊の娘ローニャ』も、もうすぐ終わってしまう。NHK・BSだから見てない人が多いと思うけど、ジブリを飛び出した宮崎吾朗監督が素晴らしい仕事をしている。『ゲド戦記』(2006)で“仕事が荒い”とバッシングされた吾朗氏。あれから9年、“ローニャ”はめちゃくちゃ丁寧に作られている!登場人物はしっかりとキャラが立っているし(特に少年ビルクの繊細さ)、山賊の敵対関係が変化していく流れも良い。その上で諸手を挙げて称賛したいのが、山や森、湖の自然描写!季節ごとの自然界の表情が、これでもかと描き込まれているし、臨場感を支える「音作り」が緻密!虫の音、風の音、雨の音、川の音、鳥のさえずり、濡れた草を裸足で踏みしめる音など、本当に自分が森にいるようだ。毎回大満足。ネタバレ回避のため、原作の情報を完全に断っているので、最終回が楽しみ。 |
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●3月9日…日本を代表する児童文学作家の松谷みよ子さんが老衰のため他界(2/28)。享年89。国際アンデルセン賞優良賞や赤い鳥文学賞、野間児童文芸賞など各賞で高い評価を得た松谷さん。『ちいさいモモちゃん』の“モモちゃん”シリーズ、現代民話シリーズ(『龍の子太郎』)など多数の作品を精力的に発表された。累計100万冊越えの“0歳児向け”絵本『いないいないばあ』は、僕が生まれた1967年の刊行。そして『いいおかお』は主人公の名がうちの子と同じ“ふう”である点から、この2冊は特に思い入れを感じていた。赤ちゃん向けの絵本は、松谷さんが発表するまで世にほとんど存在しなかったという。素晴らしい時間を有難うございました。 何度読んでも飽きない松谷さんの絵本 //うおお!昨日の日記でローマ教皇とローマ皇帝の墓所情報を求めたところ、Kさん、Mさん、みっき〜さんという3名の方が、伊語のWEBページをあたって下さり、ほぼ全員の墓所を1日半で特定して下さいました!まっこと有難うございます!自力調査は壁にぶつかってお手上げだったので本当に助かりました! //最新大作映画の予告編3本。 マトリックス・シリーズのウォシャウスキー姉弟監督(お兄ちゃんが性転換したので姉弟)の新作SF『ジュピター』、予告編(2分27秒)がめっさ壮大。マトリックスで映像革命を果たした姉弟が、宇宙を舞台にどんな映像体験をさせてくれるのか楽しみ。3月28日公開。 『マッドマックス 怒りのデスロード』はジョージ・ミラー監督が30年ぶりに同シリーズのメガホンをとることが話題に。予告編(2分38秒)は完全に狂気(マッド)な世界。映像美が逆に怖い。6月20日公開。 『ターミネーター:新起動/ジェネシス』の予告編(30秒)が解禁。シュワルツェネッガーは67歳になってもアクション全開!7月11日公開。 //淡路島の事件、被害者は9回も警察に相談していたのか…。担当した警官は、深刻な事件が発生するまで動かない(動けない?)と言い、その結果の犠牲者5人。こういう事例は何度も繰り返されているけど、警察のコメント「対応は問題なかった」。何か対策は打てなかったか。 |
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●3月8日…うーむ!次の6人のローマ教皇、そして7人のローマ皇帝の墓所を、海外サイトなども閲覧して探しているんだけど、僕の乏しい語学能力ではついに判明せず(涙)。もし、墓所の情報をご存知の方がいらっしゃれば、メールにて連絡を頂けると本当に有難いです! 〔ローマ教皇〕 ・第25代教皇ディオニュシウス(Dionysius, 生年不詳 - 268年12月26日)※殉教せずに死んだ最初の教皇。→解決!墓所はローマのSan Silvestro in Capiteの可能性大。Kさん、情報有難うございました! ・第38代シリキウス(Siricius, 生年不詳 - 399年11月26日)※「教皇」という称号を名乗った最初の人物。→解決!ローマのサラリア街道にある“プリシッラのカタコンベ”。Kさん、情報有難うございました! ・第64代グレゴリウス1世(Gregorius I, 540年 - 604年3月12日)※典礼の整備、教会改革で知られ、中世初期を代表する教皇。グレゴリオ聖歌の名の由来。→解決!イタリア語のウィキに画像を発見。サン・ピエトロの模様。Mさん、情報有難うございました! ・第76代ウィタリアヌス(Vitalianus、生年不詳 - 672年1月27日)※宗教儀式でオルガンの使用を定めた最初の教皇。→前進!記事の文末に“サン・ピエトロ大聖堂の側に埋葬された”とあり。みっき〜さん、情報有難うございました!また、Mさん情報によると伊語版ウィキで墓がサン・ピエトロの中になっています。・第98代パスカリス1世(Paschal I、生年不詳 - 824年)※カタコンベの発掘に務め、膨大な数の殉教者の遺骨を移転。→解決!伊語版ウィキの右欄“Sepoltura(墓)”にサン・ピエトロとあり!あとは写真が見つかれば…!みっき〜さん、情報有難うございました! ・第196代ヨハネス22世(Ioannes XXII、1244年? - 1334年12月4日)※魔女を異端として扱うことを決めたダークな教皇。→解決!フランスのノートルダム・デ・ドン大聖堂でした!Kさん、情報有難うございました! 〔ローマ皇帝〕 ・第5代皇帝ネロ(Nero 37年12月15日 - 68年6月9日)。在位54〜68年。劇場の門を閉めてソロ・コンサートを催すなどジャイアン系のダークエンペラー。最期の言葉「何と惜しい芸術家が、私の死によって失われることか」。不吉な数字「666」はネロを指す。→解決!伊語版ウィキ11行目にNerone(ネロ)の墓はピンチョの丘の「Tomba dei Domizi(ドミティウス家の墓)」にあると記載!みっき〜さん、情報有難うございました!みっき〜さん、情報有難うございました! ・第23代ヘリオガバルス(Heliogabalus 203年3月20日 - 222年3月11日)。歴史家エドワード・ギボンいわく「ヘリオガバルスは全ての点においてローマ史上最悪の皇帝」(ウィキが色々衝撃)。遺体は激昂した市民たちに切り刻まれテヴェレ川に捨てられたといい、墓がない可能性大。→高難度!リンク先の伊語の本に次の記述「ヘリオガバルスの人生」…“遺体をテヴェレ川に投げ込まれる際、埋葬されるどんな可能性も失くす為に、浮かんでこないように重石をつけられた。元老院からも民衆からも兵士からも愛されなかった男は、埋葬される価値さえなかった”。これは厳しい!みっき〜さん、情報有難うございました! ・第25代マクシミヌス・トラクス(Maximinus Thrax 173年頃 - 238年5月10日)。在位:235年 - 238年。最初の軍人皇帝。粗野な性格から元老院の憎悪を買い破滅。墓が存在しない可能性あり。→高難度!Mさん情報によると、「マクシミヌス・トラクスはアクレイアの包囲戦時に暗殺され、首は切り落とされローマへ。体はそのまま犬や鳥が漁るに委せた」らしく墓は無さそう(汗)。ちなみに身長240cm!ラオウか! ・クラウディウス・ゴティクス(Claudius Gothicus、213年/214年5月10日- 270年1月)。在位268年 - 270年。統治は堅実であり、北方民族の襲来からローマを守った。 ・アウレリアヌス(Aurelianus, 214年9月9日 - 275年9月/10月)。在位270年- 275年。3つに分裂していたローマ帝国を統一し、元老院から「"Restitutor Orbis" (世界の修復者)」の称号。 ・ディオクレティアヌス(Diocletianus、244年12月22日 - 311年12月3日)。在位284年 - 305年。軍人皇帝時代を収拾し、ドミナートゥス(専制君主制)を創始、テトラルキア(四分割統治、四分治制)を導入。→解決!クロアチアの聖ドミヌス大聖堂でした!Kさん、情報有難うございました! ・ガレリウス(Galerius、260年 - 311年5月5日)。在位305年−311年。キリスト教の迫害を解除する布告を発し、公式の迫害は終わった。→解決!セルビアのガムジグラードのフェリクス・ロムリアーナ。墓石未確認なれど埋葬場所として確定。Kさん、情報有難うございました! |
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●3月7日…フィリピン海底で沈没から71年を経て見つかった戦艦『武蔵』は、旧海軍が建造した最後の戦艦にして、『大和』と同型艦。つまり、全長263m、6万5千トンという史上最大の戦艦。『大和』は真っ二つになって爆沈したけど、『武蔵』は複数の写真で見る限り原形が残っているっぽい。戦後70年の節目に発見されたのは象徴的であり、なんとか現代技術力の全てを結集して引き揚げられないものか…。 〔3/14追記〕残念ながら「武蔵」は船首、艦橋、艦尾、砲塔がバラバラに沈んでいた…。 |
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●3月6日…ジャーナリスト田原総一朗氏と高野孟氏が感じている危惧。 →田原氏『西川公也氏(農相)に批判の声が上がらない自民党の不気味さ』 2月23日に西川公也氏が農相を辞任した。西川氏はTPP(環太平洋経済連携協定)交渉に日本が初めて参加する直前に、砂糖メーカー団体系の企業から100万円の献金を受けていた。砂糖はTPP交渉で、日本が関税撤廃の例外にするように強く求めている農産物の重要5項目の一つである。 献金を受け取ったとき、西川氏は自民党TPP対策委員長として、政府・与党の中心的立場にいた。それでいて業界団体系の企業から献金を受け取ったというのは大いに問題である。砂糖メーカーがつくっている団体は精糖工業会で、TPP交渉では、国内の砂糖農家などの保護を訴えている。日本がTPP交渉に参加したのは2013年7月のマレーシアの会合からであって、このとき現地で対応に当たったのは、党TPP対策委員長だった西川氏であった。西川氏が献金を受けたのは、その会合の6日前だった。 当時、国内ではTPP参加に対する慎重論が非常に強く、衆参両院の農林水産委員会が砂糖を含む重要5項目を聖域として確保すると決議していた。こうした状況での献金はどう考えても問題である。さらに、精糖工業会は、農林水産省の事業に絡んで13年3月に、13億円の補助金受け取りが決まっていた。政治資金規正法では、国の補助金の交付決定を受けた企業や団体に対して1年間の政治献金を禁じている。もっとも、西川氏に献金したのは精糖工業会ではなく、精糖工業会館であったが、トップが同じで役員の多くが重なっている。 こうしたことが2月17日ごろには明白になり、メディアや野党は問題視したのだが、自民党内は気味が悪いほどに静かだった。実は、自民党という党は鳩山一郎の時代から、岸信介、田中角栄、中曽根康弘と、いつも必ず反主流派、非主流派が存在していて、いつの時代も多様性があり、大きな問題だと必ず党内で論争が起こる。つまり党内で、主流派に対する厳しい批判の目があるからこそ、暴走することがなかったのである。 たとえば首相が代わるのも、メディアや野党の攻撃によるのではなく、反主流派・非主流派との戦いに敗れるというのが要因であった。繰り返し記すが、だからこそ暴走することがなかったのである。 ところが、現在の自民党は反主流派・非主流派というものが存在していない。アベノミクスに対しても、集団的自衛権の行使に対しても、党内に厳しい批判の目というものがなく、党内で侃々諤々の論争が生じていない。もっと言えば、党内に反安倍派、安倍批判勢力が存在していないのである。だから、まとまりが良いとも言えるが、必ず反主流派がいて、そのためにバランスが取れていた自民党を長く見てきた私には、そのことで不安を感じていた。 話を戻そう。従来の自民党ならば、メディアや野党の批判よりも、むしろ早い段階で西川氏に対する批判が生じていて、西川氏は党内の批判に対処せざるを得なかったはずである。メディアや野党が西川氏批判を展開する中で、静まりかえっている自民党に少なからぬ不安を感じるのは、私がおかしいのだろうか。〔週刊朝日 2015年3月13日号〕 僕は自民以外の政権がベターと思っているけど、野党のていたらくを見ていると、まだ政権移行は茨の道。しばらく自民政権が続くのなら、せめて同党の反主流派が力を付けて欲しい。安倍氏より年長の議員はたくさんいる。皆が皆、この道で良いとは思ってないはずだ。そう思っていたら、タイムリーというか、高野孟氏の次のコラムと出合った。高野氏は20年以上前から信頼しているジャーナリスト(個人的に遊びで将棋を指したことがある)。 →『自民党議員も頭を抱える 首相の時代錯誤、無知無教養、幼児性』 旧知の自民党ベテラン県議から連絡があって、東京に来ているのでちょっと会おうとお誘いがあった。何かと思えば、「安倍晋三首相が国会で『日教組はどうした』などとやじを飛ばしているのを見て、こりゃあもうダメだ、こんなヤツをいつまでも総理に置いていたら日本はおしまいだと思いつめて上京し、何人かの大物幹部と会って意見交換した」のだと言う。 「だって、あれは品格とかいう以前の問題で、総理が予算委員会の閣僚席からヘイトスピーチを吐いているようなものでしょう。『日教組』という御札を突き付ければ野党議員は黙るだろうと考える、その時代錯誤(ヤジ動画1分)。しかも、日教組が国から補助金をもらっていると思い込んでいた無知、無教養。カッとなると自分を抑えられない幼児性。今どき、うちの県議会にだって、こんな馬鹿な政治家はいないよ」と、まあボロクソなのだ。 彼はもともと宏池会系のハト派だということもあるが、春の統一地方選を控えて余計に危機感を募らせたのだろう。 彼の怒りの言葉を浴びながら、一昨年6月の本欄で、安倍に「自己愛性人格障害」の疑いがあると書いたことを思い出した。「ささいなことでも自分のやり方に注文をつけられると、相手かまわず激しく反撃に出る」「気まぐれで、気分がよいとペラペラと長広舌をふるうが、機嫌が悪いとささいなことで怒鳴り声をあげ、耳を疑うような言葉でののしったり、見当外れな説教をしたりする」「明らかに過ちを犯しても、謝罪は口だけで、心の中では自分が正しいと思っている」等々。 さて、それで自民党の大物幹部たちと会ってどうだったのか。 「みなさん、あのやじで『なんとか我慢して安倍政権を支えていこうという気持ちがすっかりなえた』と言っている。二階俊博総務会長や福田康夫元首相など親中派は本気で動き出すでしょう。河野洋平元議長も最近の講演で『いまは保守政治でなく右翼政治だ』とハッキリ言ったようだし、古賀誠元幹事長も何やら生々しい動きを始めていて、引退した大物OBも含めて『保守政治を取り戻そう』という流れが出てきた。ひょっとすると『9月政変』はありですよ」と彼は言った。 確かに二階はこのところ存在感を増している。2月に安倍の朴槿恵宛ての親書を携えて訪韓した際には全国の観光協会を通じて募集した1400人の観光団を連れて行った。5月には3000人の大訪問団を編成して北京に乗り込む。米国から「中国、韓国との関係を何とかしろ」と再三言われている安倍外交がいよいよ行き詰まった時には「俺の出番だ」というデモンストレーションなのかもしれない。(リンク元) この高野氏が書いている“自民党の大物幹部たち”が、政権を保守政治の王道に軌道修正してくれたら嬉しいけど、本当に危機意識を持っているなら「9月政変」とか半年も先じゃなく、すぐに動いて欲しい。今の改悪スピードを考えると、9月政変じゃ遅すぎる。 |
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●3月5日…来週の金曜ロードショーは高畑監督の『かぐや姫の物語』。待ってました!初見の人は映像表現の美しさにビックリすると思う。 //飛行機事故のハリソン・フォード、意識はハッキリしているとのこと。よかった。 |
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●3月4日…〔報ステより〕相次ぐ“政治とカネ”の問題をなくすため、1994年に政治改革関連法が成立し、国民一人当たり250円の税金を原資とした『政党交付金』が各政党に支給されることになった(共産は受領せず)。実はこのとき、“6年後(2000年)に企業・団体献金の廃止”も同時に決定していた。ところが抜け穴として、「政党支部には献金可能」という仕組みが作られた。現在、企業献金禁止を訴えているのは、共産、維新の党(現国会に法案提出)、民主党(将来的になくす方向)。企業にとって政治献金は、見返りを求めれば“ワイロ”に近くなり、見返りを求めなければ“背任”に近くなるという、根本的な矛盾がある。 | ||
●3月3日…(2015アカデミー賞レポート・最終回) 2/27で中断していた今年のアカデミー賞授賞式レビュー(その3)の続きです。 監督賞のプレゼンターはベン・アフレック。「フランク・キャプラ監督いわく“映画作りにルールはない。あるのは罪だけだ。最大の罪は『退屈』だ”。今年の監督賞候補の作品は退屈とは対極、パワフルで後世に残るものばかり」。受賞したのは『バードマン』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ。「今夜は幸運のお守り、(バードマンの)マイケル・キートン着用の白いブリーフパンツをはいているおかげで受賞できた(会場笑)。人間のエゴというのは何かと扱いが難しい。エゴは競争を好むものです。勝つためには敗者も必要ですから。しかし矛盾するようですが、本物の芸術、本物の自己表現…今夜のすべての候補作は比較することができません。映画として完成した作品に“負け”はないのです」。 主演男優賞のプレゼンターは名優ケイト・ブランシェット。「何度も見た顔が見知らぬ顔に見えたり、一瞬の出来事を見逃さないように見入ってしまう。それが天才的な演技というもの。5人の俳優が予想を超える演技を見せました」。受賞したのは候補者の中で最も若い、33歳のエディ・レッドメイン。『博士と彼女のセオリー』で現代を代表する天体物理学者ホーキング博士を熱演した。エディは感極まり、「ウオー!」と叫びながら壇上へ。「アカデミー協会の皆さん有難うございます。自分が幸運であることは重々承知しています。このオスカー像を…(言葉につまり、受賞の嬉しさで跳びはねる)、僕はこのオスカー像を世界中にいる筋萎縮性側索硬化症(ALS)の人に捧げたい。(略)この像を大切にすると約束します。毎日磨いて、話しかけ、心を込めて世話をしよう。(妻にオスカー像を見せ)新しい家族が増えたぞ!」。 主演女優賞のプレゼンターはマシュー・マコノヒー。『インターステラー』のお父さん。今は髭モジャになっていて、誰か分からない。「私たちは次に紹介する5人の役に共感しただけはでなく、“共鳴”したのです。役者と共に経験する、破壊、失踪、喪失、回復、決意、そして再発見でした」。受賞者は5度目のノミネートでついにオスカーを手にしたジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)。過去に主演2回、助演2回の候補になっているだけに、会場はスタンディング・オベーション。ジュリアン「オスカーを受賞すると…寿命が5年延びるという記事を読みました。それが事実なら、夫は私より若い(10歳年下の監督)から本当に有難いです。(会場笑)女優に一番なんてありません。他の候補者の演技がそれを証明しています。皆さんと一緒にここまで来られて光栄です。(略)この作品でアルツハイマーに対する関心が高まったら嬉しいです。この病に冒された人の多くは孤独感の中で生きています。映画の強みは人々に認識されること。もう1人ではないということです。この病は認知されることで治療への道が開けるのです」。 最後の作品賞発表の前に、司会者ニールが手品の余興。受賞式の冒頭でステージ上に置いたカバンの中に、いつの間にかオスカーの行方と俳優たちのスピーチをネタにしたジョーク(「イディナ・メンゼルの顔に触りすぎたトラボルタは来年謝りに来る」等)が書かれた紙が入っていた。ずっと壇上にあったので、いつすり替わったのかとみんなビックリ。 作品賞のプレゼンターはショーン・ペン。「大切なのは製作費や興収ではなく映画そのものの中身です。どんなアイデアをどう語ったかです。受賞作は…彼にクソッタレ(※愛情表現)なグリーンカード(永住許可証)をやったのは誰だ?『バードマン』です!」。これでイニャリトゥ監督は、脚本賞、監督賞に続いて今夜3度目の登壇。『バードマン』強い!メキシコ移民の同監督「一番英語の下手な僕がスピーチ役か。来年はアカデミーが移民制限を導入するかも…“メキシコ人にはもう賞はやらんぞ”って(会場爆笑。昨年『ゼロ・グラビティ』で監督賞に輝いたアルフォンソ・キュアロンもメキシコ移民)。この賞を我が同胞であるメキシコの人々に捧げたい。彼ら移民にふさわしい(米国)政府が出来るように。アメリカに住むメキシコ人には、どうか公平な扱いを望みたい。この偉大な移民国家はそうやって(多様性を取り込み)成長したのですから」(会場喝采)。近年、米国議会では保守の共和党を中心に移民排斥の動きがあり、それを念頭に置いたイニャリトゥ監督のメッセージ。感動した。 ニールの締めくくりの挨拶「これからも素晴らしい映画を作りましょう!さようなら!」。ニールが最後に「ブエノス・ノーチェス(おやすみなさい)」とスペイン語で手を振ったのは、イニャリトゥ監督のスピーチを受けてのことだろう。 以上、全4回となったレポートもおしまい。今年は時代の混迷を反映してか、例年以上に社会派スピーチが目立った気がする。世の中を良い方向に変えていきたいと語る映画人が多かった。中でも、アメリカ政府からは犯罪者と見なされている元CIAのスノーデン氏を称え、全世界への生中継の壇上から「勇気ある告発者たちに感謝」と礼を述べ、「私たちに直接関係する重大な事柄が秘密裏に決定されると私たちは力を失います」と警鐘を鳴らしたスピーチは素晴らしかった。 何度でも言いたい。日本の俳優も、もっと、もっと、勇気を出して社会的な発言をして欲しい。表現者の生命である、思想・心の自由を守る活動に力を貸して欲しい。 //『アナと雪の女王』の新作続編『エルサのサプライズ』、予告編(30秒)が解禁! |
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●3月2日…SF『スター・トレック』シリーズの宇宙船技術主任、ミスター・スポック(バルカン星人と地球人のハーフ)役で知られる俳優レナード・ニモイ氏が肺疾患により2/27に他界。享年83。氏はツイートの最後を「LLAP」(バルカン星人の挨拶の言葉「Live long and Prosper“長寿と繁栄を”の略)で締めくくった。作品を通して数多くの感動を与えてくれたニモイ氏に感謝。学生時代にTVシリーズ第1作(深夜の再放送)で見た「地底怪獣ホルタ」の回、クライマックスの名演が今も記憶に。
//来日中のロックバンド“KISS”がNHKのインタビューでメッセージ。「君たちもKISSのようになれる。何もバンドでなくても、自分らしくやりたいことを何でもやればいいんだ。俺たちがついてるぜ」(ポール・スタンレー)。 //オバマ大統領は、訪米中のイスラエル・ネタニヤフ首相と会談せず。異例であり、明確なメッセージ。 |
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●3月1日…確定申告が終わり次第、サイトを更新したく…!(汗) |
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