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2010.11〜12

 12月31日…読者の皆さん、今年も足を運んで下さり有難うございました!本年度の更新は昨日のオフ会レポが最終です。来年は世界が少しでも良い方向に進んでいきますように!そして、皆さんにとって輝ける栄光の年になりますように!
 12月30日…(つづき/オフ会レポ4※12/27の日記からお読み下さい)14時からの第2部では、最初に仏像入門をやり、次に茶器、浮世絵の鑑賞のツボを抑えた上で、日本美術の超A級名品を次々とスライドで見ていった。16時半からは西洋美術。こちらも西洋の絵画や建築の名品をスライドで鑑賞。後半にゴヤとダ・ビンチにスポットを当て、最後にゴッホとゴーギャンの友情について重点的に解説。“晩年のゴーギャンはめっさ良い奴”という結論に。/18時半から質問タイム。芸術とファシズムの関係、天才芸術家の才能への嫉妬をどう昇華させるか、サイト更新の葛藤&苦労話、様々な質問が出た。19時に懇親会のため、晩ご飯の買い出しに出撃。最終的に20名が残って“しゃべり場”のように円陣を組んで2時間半のガチ・トーク。建物の閉館時間となる22時にお開きとなった。
リアル東海道五十三次に
挑戦中の方が、4分の1
付近までの行程を紹介。
来年中の踏破を目指して
いるとのこと(画像は富士)
ベートーヴェン最晩年の
弦楽四重奏曲(第15番)を
紹介される方がいたので、
“御大”には正面真ん中に
鎮座して頂いた(爆)
第2部は最初に仏像の
見分け方など鑑賞入門を
敢行。嗚呼、美しき仏たち!
そして参加者の方が、知る
人ぞ知る傑作特撮『怪奇
大作戦/京都買います』
を解説。衝撃のラスト!

西洋美術入門、質問タイムが
終わり、懇親会という名の
“真剣しゃべり場”に突入。
円形になって色んなことを
語り合った。実に熱かった!
朝10時に始まったの
に、時計を見るとまた
10時に。12時間もこの
部屋にいたのか〜!

//オフ会レポは以上です!少しでも当日の雰囲気が伝わったでしょうか。今後の予定ですが、出来れば年に2回開催したいのと、やはり年末はみんな多忙なので、5月&11月を目標に読者交流会を企画しようと思っていますーッ!夢は大きく!(☆o☆)
 12月29日…(つづき/オフ会レポ3)
スペインの名匠エリセ監督
の『ライフライン』。一命をとり
とめる赤ちゃんと、戦争勃発
の対比により、たった10分
で命の尊さを深く伝えた!
この日、会場が一番笑い
に包まれた『リベリオン』
の銃格闘技“ガンカタ”。
主役に弾が当たらない
理由を理論的に解説
ユースホステルの魅力
を熱血トーク。様々な
職種の旅人と出会えて
視野が広がるのもグッド
ファイナルファンタジーの
世界観を解説すると共に、
\の美麗グラフィックを
設定資料を基に紹介
B’zの歌詞がいかに凝っ
ているかを具体例をあげ
ながら解説。韻にも注目

ジミヘンの他界3週間前
のライブ映像で、早逝した
天才を偲ぶ。自らの音に
陶酔して膝折れするジミ
(明日に続く)
//今日初めて子どもが自力で立ち上がり、膝をガクプルさせながらもシッカリと立っている姿に深く胸を打たれた。自分の子どもだからどーこーじゃなく、お猿さんからヒトに進化した瞬間に立ち会い、人類の夜明けを目撃した印象。誰に教えられた訳でもないのに、自分の意志で立ち上がろうとする姿に、人間が内部に持っている熱いエネルギーというか、強力なパワーを感じた。勇気をもらった。
 12月28日…(つづき/オフ会レポ2)
アメコミ「ダークナイト・リター
ンズ
」。なんと引退後のバット
マンがスーパーマンを殴って
いる!正義の価値観の対立。
これは奥が深い!(ウィキ
会場に鳴り響くmuseの
楽曲。普段は家で聞け
ない大きなボリュームで
音楽を味わえるのも、
オフ会の大きな魅力!
次々と映し出されるイイ形の
狛犬(こまいぬ)。頭に一角獣
の如く角が生えている。初期
の狛犬は角付きが多いらしい

ダンサブルな狛犬!
後ろ足だけで立って
いるゾ!※狛犬ネット
が勉強になるぜよ!
※読者の方のブログ
会場に展示された当日の資料。左手前の漫画『PALM』
シリーズは、作者がストーリーを中学時代に思いつき、
一生かけても描き切れるか分からないため、中卒で
漫画家になったという本気度200%の漫画。僕も読まねば!
(明日に続く)
 12月27日…(オフ会レポ・その1)昨日開催された当サイトの読者交流会=オフ会レポ!参加者は41名で男女比は4:1くらい。遠方からの参加者は、岩手、東京(3名)、千葉、埼玉、山梨、愛知等々。10時にスタートした第1部は、オフ会恒例の参加者による“お薦めアート”の10分間プレゼン。ここでは、「本人がアートと思えばアート」というコンセプトのもと、様々なジャンルの作品が登場した。3時間半の間に16名が紹介したラインナップは次の通り→「PALM(パーム)」シリーズ(獣木野生)漫画/旧東海道の魅力・日本橋〜三島宿(歌川広重、十返舎一九、他)/バットマン:ダークナイト・リターンズ(フランク・ミラー)アメコミ/Grace(ジェフ・バックリィ)ロック※Grace(5分、中盤のハミングにゾクゾク)/『怪奇大作戦』より「京都買います」(実相寺明雄)特撮ドラマ/神社の狛犬(こまいぬ)たち/「Purple Haze」「Hey Joe」(ジミ・ヘンドリックス)ロック/日本のユースホステル/knights of cydonia(muse)ロック/レボリューション(ビートルズ)/実年行進曲(クレイジーキャッツ)/ライフライン(ビクトル・エリセ)映画/ファイナルファンタジー9=ゲーム/ リベリオン(ガンカタ)=映画/純情ACTION(B’z)ロック/弦楽四重奏曲第15番・第3楽章(ベートーヴェン)クラシック。他に新たな試みとして、「自分で撮った写真」という自作アートも登場。これまでは他者が制作した作品を紹介してきたけど、もちろん“お薦めアート”が自作品でも良いワケで、この先オフ会にそういう人が増えるといいなって思った。
//この日museの楽曲を紹介して下さった方は、前回のオフ会で初めてmuseの素晴らしさを知り、そこからハマッて今回は自分が彼らの曲を紹介しようと思ったのとのこと!オフ会の発表者は、自分が薦めたアートが参加者の心に残っているか、自分の言葉がどれくらい届いているか一抹の不安を持っていると思う。でも、10分間という時間制限がある中でも、こうしてちゃんと胸に刻まれていることが分かり、発表者全員の手応えになったんじゃないかな(懇親会の時、前回museを紹介した方が“めちゃくちゃ嬉しかった”と語っておられました)。これぞ読者交流会の醍醐味!※museのknights of cydoniamuse(8分27秒)、オフ会のものとは別ライブですが、こちらも相当カッコイイです!
/明日から3回に分けてフォトレポートやります!
 12月26日…本日のオフ会は10時に始まり、全部終わったのが午後10時!実に12時間の長時間オフ!もちろん、過去最長。参加者の方、まっことお疲れさまでした!※文字通り完全燃焼。いま、思考力ゼロ、体力ゼロ。休息をとったあと更新します。

 12月25日…明日のオフ会準備でテンヤワンヤ。猛烈な寒波が襲っているので、参加者の皆さんくれぐれも道中お気を付けて!
//明晩のテレビ番組は、同じ時間帯に「M-1」「全日本フィギュアスケート女子」「坂の上の雲」「ボブ・ディラン3時間半映画」が重なっており、録画のチョイスが厳し〜い!
 12月24日…久々にお薦めホッコリ音楽!第36回はスティングの『シークレット・マリッジ』(2分6秒)。“秘密の結婚”。以前にこの歌が、イスラエル人とパレスチナ人(いわゆる敵同士)の誰からも祝福されない歌と何かの本で読んだ記憶があるんだけど、検索しても裏付けがとれない。でも、とても美しい歌であることに変わりはないので紹介します。歌詞はこんな感じ→「僕らの結婚を祝福する教会は地上のどこにもなく/僕らを認めようとする国家もどこにもない/僕ら2人はどの家族の絆からも締め出され/頼みを聞き入れてくれる仲間もどこにもいない(略)国境地帯や軍事力に関する取り決めもない。この婚礼の美しさを汚そうとそする世界の気配もすっかりなくなってしまった(略)祭壇には一輪の花もなく/あなたの髪の毛を被う白いベールもない/縫い直す花嫁衣装もなく神の前で誓うべき言葉もない/秘密の婚礼、誓いの言葉は存在しないが僕らを引き裂くことは出来ない」。
//マイケルの『THIS IS IT』、やっぱり英語の歌詞も、日本語の訳詞も両方出てこなかったですね…。歌詞に意味を込めたメッセージ・ソングにも訳を付けないってどうなんだろ。ここまで徹底して歌に字幕を入れないのは、著作権の問題なんだろうか。※追記。読者の方から「歌詞(日本語)はデータ放送で流れていました」と連絡を頂きました。データ放送!ON・OFF式になっていたのかーッ!(情報有難うございました)
//全日本フィギュアスケートの男子シングル初日。16歳の羽生(はにゅう)選手が素晴らしかった。さすが昨シーズンのジュニア世界チャンピオン。小塚選手もだんだん高橋・織田選手に負けない風格が出て来たなぁ。それにしてもフジテレビの中継は酷い。スピンをしている選手を上から移動カメラで撮るのはやめてくれ〜。選手がスピンしながら画面の端から端へ移動してるように見えた。関東地区は最初の1時間をクイズコーナーにして、2時間で6人しか演技を紹介しなかったとか。6人は少な過ぎ!(爆)
//列島が凍り付きそうなイヴですね。交通網が乱れているので、明後日、遠方からのオフ会参加者の方が、開始時間までに大阪に辿り着けるかチョット心配。(>_<)
 12月23日…26日のオフ会第2部で計画している「やさしい西洋美術&日本美術入門」について。僕が美術を独学で学び始めた頃、本屋で手に取った芸術入門書は、小難しい専門用語がいっぱい出て来て、“どこが入門用だ〜!”って、あまりに高い壁に目眩を覚えた。教育テレビの番組も、どっかの美大教授が眉間にシワを寄せて芸術論を語っていて、5分も経たないうちに睡魔が襲ってきた。/オフ会の美術入門は、「こんな入門編が聞きたかった!」と、かつて僕が望んでいた内容のものをやりたい。西洋美術編では、「モナリザ」「ひまわり」など作品だけを単純に紹介するのではなく、画家たちの戦いの日々、創作の苦悩にも迫り、親近感を持てる人物像を描き出したい。日本美術編では漫画『へうげもの』や、みうらじゅん氏の仏像論を引用するなど、出来るだけ楽しく&面白い内容にするつもり!/皆さん、人生というのは“この日、このタイミングで、そこに居なかった為に、10年も遠回りした”ということが少なからずあります。僕の半生はまさにその繰り返しでした。「嗚呼、この美術書にもっと早く出合っていれば!」「なぜこの番組を10年前にやってくれなかったのか、トホホ!」というように。第2部「やさしい美術入門」は約4時間。この4時間を聞き終えた方が、「これで10年が浮いた」「一気に近道できた」と感じて頂けるような、そんな内容を目指して全力を尽くします!年末でお忙しいとは思いますが、是非、前向きにご検討を。※ただの交流会であれば何度も参加を促さないのですが、どうしても見て頂きたい映像や作品がありまして、今回はいつもより食い下がるようにプレゼンしていマス!(☆o☆)
 12月22日…読者の方から教えて頂いたびっくりカーペットに目が丸くなった!遠目にはどれも普通のカーペットに見えるのに、拡大すると“なんじゃこりゃあ!”。作者の時間と労力に脱帽っす。
//「頑張れ」という言葉が、場合によっては言われた人を追い詰めることがある。既に目一杯頑張っている人はたくさんいる。別の言い回しを紹介したサイトを見て、「うまくいくといいね」が個人的には一番しっくりくると思った。
//漫画の「装丁」を紹介したブログ。膨大な量が掲載されており、眺めているだけで楽しい。“表紙買い”って言葉もあるように、単行本の表紙は結構重要。美しい装丁はそれだけで作品の空気を変えるよね。
//大ヒット漫画『ワンピース』の作者、尾田栄一郎先生の年収は約20億円とのこと。漫画はあたるとデカいと聞くけど、年に20億なんて聞いたこともない。天文学的数字に驚愕。
 12月21日…グーグルが発表した2010年度版・都道府県別の検索ワードランキングを眺めていると、土地ごとの個性というか、県民性が伝わってきて面白い。各地で検索1位になった言葉は次の通り→北海道〜北海道展、青森〜新幹線(開通おめでとう)、岩手〜観光ランキング、宮城〜食べログ(牛タンかな?)、秋田〜成人式(なぜゆえに!?)、山形〜山形ガールズ農場、福島〜福島未来東京〜オートサロン2010、神奈川〜参院選(激戦区)、埼玉〜停電(W杯中)、千葉〜国体、茨城〜茨城空港、栃木〜栃木ウーヴァ(FC)、群馬〜秘境(まさかの秘境)、新潟〜トミカ博(次は札幌)、山梨〜サッカー・山梨学院(初出場で全国制覇)、長野〜知事選、愛知〜愛知一中(終戦番組)、岐阜〜パワースポット(岐阜の人、興味津々)、静岡〜静岡・エコパ・スタジアム、三重〜アンパンマン ミュージアム、富山〜富山・ダイチ(企業)、石川〜旅館、福井〜APEC、大阪〜商品券(大阪らしい、笑)、京都〜Tジョイ京都(商業施設)、兵庫〜映画、滋賀〜アウトレット、奈良〜遷都イベント(だよね!)、和歌山〜MIO(商業施設)、鳥取〜ニトリ、島根〜スサノオマジック(バスケ)、岡山〜サントピア岡山(レジャー施設)、広島〜アウトレット、山口〜山口宇部 ココランド(リゾート)、徳島〜ANA、香川〜知事、愛媛〜知事、高知〜観光 ランキング、福岡〜ヒルトン、長崎〜ランタン(お祭り)、佐賀〜ゴルフ・ガーデン、大分〜EXILE(EXILE特需とのこと)、熊本〜市長選挙、宮崎〜水牛(口蹄疫)、鹿児島〜マルヤガーデンズ(商業施設)、沖縄〜沖縄地検(尖閣問題)。それぞれ第5位までのリストはコチラ。“龍馬”は高知でかろうじて5位にランクイン。/ちなみに、今年の急上昇ワードランキングは(1)iPad(2)Xperia(3)楽天銀行(4)ゲゲゲの女房(5)AKB48 総選挙(6)Justin Bieber(7)ニコニコ静画(8)少女時代(9)KARA(10)ハートキャッチプリキュア。“iPad”は話題になったもんね。プリキュアの映画、人気あるなぁ。そして、総合ランキングは(1)YouTube(2)Yahoo(3)Facebook(4)mixi(5)Hotmail(6)Amazon(7)楽天(8)Twitter(9)MSN(10)Gmail。ツイッターが8位って意外と低い。YouTubeはこれからもまだ数年間は1位なんだろうな。逆にどんなサイトがYouTubeを超えるんだろう?
//オフ会参加者30人を超えました!一番遠い方は、なんと岩手から!(参加受付、まだ行けます!)
//昨日からの岡山&神戸の取材で、年内の遠距離取材はもう終了!岡山では高校で15〜16歳の生徒さんに芸術入門の講座をしました。どういうジャンルのアートが若者にウケて、どんなものがスルーされるのかが分かって、講座をする側としてもすごく勉強になった。礼儀正しい、良い生徒さんたちだったなぁ。
 12月19日…明日から2日ほど岡山に仕事で行くので、次回の更新は21日or22日の夜になります。岡山では、なんとか時間を工夫して、備中高松城主・清水宗治の墓参をしたいなぁ。天気予報は雨。あの城だけに秀吉の仕業か。/番組情報は22日分までアップしておきます。
//兵庫県の保育園にサンタさんと“トナカイ牛”がやってきたニュース、ほっこり癒されました(笑)。※画像拡大
//バッハの名曲『小フーガト短調』(3分14秒/これはかなりアグレッシブな演奏)。この曲をボーカロイドの初音ミクが3人で歌ったもの(2分16秒)が結構良くて聴き入った。右手、左手、ペダルで3人なのかな。ビジュアル化すると3つのパートで構成されているのがよく分かるし、改めてこの曲を作ったバッハの天才ぶりに圧倒されるのみ。
 12月18日…アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデングローブ賞のノミネート作品&俳優が発表された。最多ノミネートは『英国王のスピーチ』(コリン・ファース主演)。これをデヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』とラッセル監督の『ザ・ファイター(原題)』が追撃しているとのこと。『インセプション』は作品、監督、脚本でノミネート。たぶん脚本で獲れるんじゃないかな。どうだろ。サイト読者の方から教えて頂いた『ソーシャル・ネットワーク』の予告編(2分)は、BGMにレディオヘッドの名曲“クリープ”の合唱バージョンがかかっていて、それだけで見に行く気マンマンになった!※この曲がサントラに入ってますように!
//中国に登場した“なんちゃってガンダム”、これを「完全オリジナル」と主張するのはさすがに無理があるだろう(笑)。金色で百式みたい。/栃木県壬生町に実物大のシャア専用ザクを作ろうという動きが。もしこれが実現したら、静岡の1/1ガンダムと並べて欲しい!
//ロシアで民族主義者の若者が1700人も大量拘束に。“刃物や武器類を押収”とあり、こういう民族間の憎悪のニュースには憂鬱になる。仲良くしようさ。
//尖閣の一件があったばかりなのに、今度は韓国の排他的経済水域内で、中国の違法操業漁船が警備船に衝突し死者が出ている模様。漁船の乗組員が鉄パイプで襲ってくるとか、なんでこう荒っぽいのか。両国の対応を注視したい。※速報動画(57秒)。尖閣の時もこんな状況だったのかな…。

先日、大阪難波
の八坂神社に
噂の獅子舞台を
見に行った。
画面左端の人間
と比べて、どれ
だけ巨大な獅子
か分かると思う!
 12月17日…金曜ロードショーの劇団四季吹替え版『オペラ座の怪人』はめっさ素晴らしかった!ミュージカルを放送する時は、歌の部分だけが英語&字幕になるのが普通なのに、劇団四季の豪華キャストがコーラスも含めてすべて日本語で吹き替えていた!あまりの幸福感に涙がチョチョ切れた。特筆したいのは字幕のチャレンジ精神。3重唱のパートは3人が別々の歌詞を歌っているんだけど、なんと、左・右・下の3箇所に歌詞を出すという前代未聞の方法で、全員の歌を網羅していた!マジで録画DVDは永久保存版。是非、同じスタイルでウエスト・サイド物語や他のミュージカル映画もオンエアして欲しい!※ただ、民放の宿命とはいえ、あまりにCMが多かった。しかも、ヒロインの顔のアップに続くCMが、トイレの便器のアップという悪夢のようなコラボが発生し、ムードがブチ壊しに。ミュージカル映画の間にCMが入ると、ほんと流れをぶった切るよね…。
//航空自衛隊の事務用品発注で談合が発覚し、05〜08年度の契約311件75億6千万円が「すべて官製談合だった」という。空自では計50人が一斉処分され(一度の懲戒処分数としては過去最多)、責任を取る形で空自トップの外薗空幕長が24日付で退任することに。空自では04年まで天下りの受け入れに協力的な業者へ優先的に発注し、これが問題となって一般競争入札に移行した05年以降も、天下り企業を優遇し談合させていたという。記事ではスルーされているけど、07年〜08年はトップが田母神俊雄氏なんだよね…。国民の血税という意識が低いというか、こういう省庁の不正事件が起きる度に、現場の第一戦で真面目に頑張っている自衛官が可哀相になる。
//サッカーのPK戦のデータを分析すると、明らかに先攻が有利らしい。先に決めるとプレッシャーを与えられるからだって。そのうち、ルール改定で先攻・後攻が入れ替わる方式(同チームが2本続けて蹴る)になるかもね。
//掲示板で知った『ラングトンの蟻』にビックリ。数学マジックとでも言うんでしょうか、一定の法則のもとで動いているものが、無規則な動きに見えて、そうでなかったと分かる瞬間に鳥肌が立った!っていうか、軽く叫んでしまった!
//一週間ほど前のことですが、育児ブログのアクセスが累計10万件をヒットしました。訪問して下さった方、本当に有難うございます。m(_ _)m
 12月16日…文芸ジャンキーのオフ会(読者交流会)まで、あと10日!目下、当日のプログラム内容をさらに充実させるべく、映像資料の編集など様々な準備に明け暮れています。アートを愛している方、これから興味を持っていこうと思われている方、どなたでも参加大歓迎です!ぜひ、1年の最後にホッコリした時間をみんなで過ごしましょう!(上にも記しているように、現在26名参加です。既に申し込まれた方、18日の昼までにこちらから確認メールを送りますね!
//来夏に公開されるジブリの新作アニメ映画が発表された。少女漫画が原作の『コクリコ坂から』とのこと。監督は『ゲド戦記』でズタボロに叩かれた宮崎吾朗吾郎氏。原作は未読だけど、宮崎駿さんが30年以上も前から愛読していたというので期待したい。それにしても、また女性が主人公かぁ。ジブリは長編18本のうち主人公が女性のものが12本。「ラピュタ」や「紅の豚」のように、たまには男性主人公が活躍する映画が見たいでござるよ。
//ウィーン・フィルと並ぶ世界最高のオーケストラ、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。その最も栄誉ある第1コンサートマスターに、日本人バイオリニストの樫本大進さんが就任することに!特筆したいのは、まだ31歳の樫本さんが、楽団員たちの投票によって選出されたこと。演奏技術だけではこのポジションに就けない。若い彼が楽団員の人望を集め、多数決(投票)で選ばれていることが素晴らしい。おめでとうございます!※写真、昔は痩せてたのに、ふっくらしてきたなぁ。
//なんとM-1グランプリが今年で終了。10回目の今大会をもって発展的に解消するとのこと。NON STYLE、パンクブーブーなど、近年のチャンピオンは優勝してもなかなかブレイクできないことが背景にあるのかな。このイベントで初めて名前を知り、舞台を見てファンになったコンビも多いので、ここで終ってしまうのは寂しいッス。26日の決勝戦、ネタ順は次の通り→(1)カナリア(2)ジャルジャル(3)スリムクラブ(4)銀シャリ(5)ナイツ(6)笑い飯(7)ハライチ(8)ピース(9)敗者復活枠。笑い飯は6番手という絶好の位置。有終の美を飾れるか。あと、マニアックなスリムクラブが入っていてビックリ。ダークホースになるかも。敗者復活でウーマンラッシュアワーが来れば、トップ3はシビアな戦いになりそう。
//今年は『伝説巨神イデオン』のTV30周年。19日に東京・中野サンプラザで“イデの集い”があるらしい。内容はTV版の上映会と地味だけど、関東に住んでたら絶対に行っていた。第38話「宇宙の逃亡者」を熱いイデオンファンと一緒に鑑賞できるのは幸せだろうなぁ!
 12月15日…東京・国立新美術館でゴッホの没後120年イベントとして開催されている『ゴッホ展〜こうして私はゴッホになった』、今月の20日でもう終わりデス。ゴッホは「アルルの寝室」を生涯に3枚描いているけど、オリジナルは今展のもので(よく貸出してくれたと思う!)、あとの2枚は自身で模写したもの。会場では実際に家具を配置した実物大の「アルルの部屋」が再現されており、時間を忘れて見入ってしまう。色の魔法なのか、どこかに黄金律でもあるのか、何もかも調和して見えるから不思議。大塚国際美術館あたりが、あの再現部屋を常設展示してくれないかなぁ。※ゴッホ展、めっさ混んでいるので行くなら朝イチで!
//美術館といえば、群馬県の「富弘美術館」に匿名の人が“お役立て下さい”と5千万を寄付したとのこと。近年、独立採算制の導入により、国内の多くの美術館が経営に苦しんでいるのでリアルに助かったと思う(東京都現代美術館は01年からの5年間で予算が3割もカットされている。これはほんの一例)。独立採算制は文化の砂漠状態を招きつつあり、もっと問題にすべきかと。どの美術館関係者に話を聞いても事態は深刻だ。独立採算制には運営の効率化などプラス面もあるけど、美術館には絶対に向かない。学芸員が「海外で高い評価を受けているが日本では知名度の低い画家の展覧会」や、「無名だが才能ある若いアーティストたちの展覧会」の企画を上層部に提案しても、「それカネになるの?」で一蹴され、まったく冒険が出来なくなっている。企画の失敗は許されず、100%黒字を見込める企画しか通らない。キュレーターの知人いわく「来館者が少なくても質の高い展覧会をやろう、そんな空気は吹き飛んでしまった」。こんなことでは庶民の生活とアートがさらに分断されてしまう。米国では給料とは別に調査旅費(出張費)として年間約500万円が学芸員一人一人に支給されるという。美術館の職員に、カネ、カネ、カネとビジネスを要求する日本のシステムとはえらい違いだ。美術館・博物館はそもそも利益を目的にした施設ではないので、独立採算制は馴染まないと思う。図書館のように皆で支えていくものでは。※むろん、国庫が厳しいおり節税は重要だし、補助金は一円の無駄も許されないのは当然。※英国や米国には寄付金で運営される「入場無料」の美術館が多い。日本でも寄付が税金対策になる制度を確立し、企業や富豪が寄付しやすい環境を早急に整えるべきッス。
//NHKドラマ『坂の上の雲』第7回、正岡子規の最期を演じた香川照之の演技は鬼気迫るものがあった。あの痩せ細った身体…なんちゅう役者魂。子規の妹役の菅野美穂も存在感たっぷり。彼女は目で感情をビシビシ伝えてくるね。しっかし、ロシア・ロケのエキストラの数とか、いったいどんなけ大金をかけているんだ(笑)。予算の半分でもいいから龍馬伝の高杉&奇兵隊にかけてあげて欲しかった。
 12月14日…19歳の時に墓巡礼を開始してから23年。近年まで、僕は基本的に一人で墓参をしていた。墓地を訪ねて歩くのは、一般から見ればこのうえなく陰気な趣味だし、事実、周囲にも同好の友人は見つからなかった。それだけに、先月末に参加した東京・染井霊園の巡墓会は、26名で一緒に墓参三昧という、墓マイラーにとっては夢のような至福のひとときだった。普段であればドン引きされるような墓トークも、この一団の中ではハイテンションの盛り上がりを見せる。例えば、土佐の岡田以蔵の墓前にはものすごい量のヤブ蚊が飛んでいるんだけど、そのことを99.999%以上の日本人は知らない。でも、この集いには巡礼を果たした人が他にもいて「あれはツラかった」と瞬時に意気投合!普段はアウェイ感バリバリの墓トークなのに、なんというホーム感。アムロのいう「僕にはまだ帰れる所があるんだ」って感じ。/この巡墓会に参加して感心したのは、誰か一人が故人について解説するのではなく、「維新期の警察官」「新選組」「岩崎家」など、6人の講師が得意分野の人物を分担して説明したこと。個々人の掘り下げ方が丁寧だし、当日配布された手作りの分厚いテキスト(特に岩崎家の特大家系図!)に圧倒された。参加者の中には幕末に福沢諭吉を乗せて太平洋を横断した「咸臨丸」船長の子孫の方がおられたり(情報によるとペリーの子孫は関西で家具デザイナーをやっているらしい。意外!)、歴史好きにはたまらない空間だった。企画して下さった探墓巡礼顕彰会の皆さん本当に有難うございました!次回は来春に日暮里の谷中霊園で開催される予定とのこと、万難を排し、大阪から這ってでも参加しますッ!※染井霊園で巡った故人の名前リストは顕彰会の公式WEBに掲載されています。
//たまたまサイト読者の方から、染井霊園で名バイオリニスト・巌本真理さん(1926-79)の墓が、壊されて無縁仏にされる寸前に助かったという記事を教えて頂いた。「芸術家などの墓は公的に維持できないだろうか」との意見に大賛成。実は、日本各地を墓巡礼していると、著名人の“荒れ墓”に出会うことが少なくない。核家族の広がりもあると思うんだけど、墓石が雑草に埋もれていたり卒塔婆が倒れていたり、心配になってしまう。前述した探墓巡礼顕彰会の人に、“墓巡礼を続ける原動力”について聞いてみると、ある人いわく「伝え残さなければ墓は消えてしまうんですよ」。事実、代々管理されているはずの寺墓地でさえ「この境内のどこかにあるハズだが今は場所が不明になっている」と住職がおっしゃることも多い。先人の偉業を讃える為にも、そして後世の人に墓の存在を伝える為にも、心を込めて墓参すると同時に、場所や形を記録することもまた重要と痛感する次第。
//東京・池上本門寺には力道山や市川雷蔵をはじめで著名人が多数眠っているけれど、あまりに墓域が広大で墓石を探すのも大変。先日同墓所で出会い、手書きの詳細な地図を下さったTさん、まっこと有難うございました!(この日記を読まれているかも知れないので、この場を借りて御礼申し上げますーッ!)

「弔(とむら)うことは
訪(とぶら)うこと」。
龍馬の墓所の近くで
偶然見つけた言葉。
まるで墓マイラーを
指しているかのよう!
(2010年、京都)
 12月13日…世界幸福度ランキングの第1位に輝くデンマーク。実際にデンマークに住んでみた人の体験談を興味深く読んだ。最強インパクトだったのは、なんといっても労働事情。デンマークは週37時間労働。つまり金曜は2時か3時で帰宅。当然土日は休みで、週に48時間以上の労働は法律で禁止されている。残業が発生した場合、雇用者は通常の2倍の時給を支払う義務があり、一方で労働者は残業代の6割を所得税としてガッポリ持って行かれるので、雇用者は残業させたくないし、労働者も残業したくない、そんな仕組みが完成しているという。週5日勤務で残業が無く、金曜は早退して遊びにGO。人口、税制、イロイロと異なるのは分かっているけど、同じように人間が政府を作っているんだから、日本も少しはそんな社会に近づけないものだろうか。
//最近、テレビで流れるCMは、携帯ゲームの「モバゲー」「GREE」ばかりっすね。そして“無料です!”を連呼。最初は無料でも巧みに課金へ誘導し、両社は儲けまくり。まさに不況知らず。消費者生活センターに入った相談には「小学生の息子が、2カ月で9万円のパケット料(通信料)を請求された」「5歳の子供が10万円もの高額アイテムを購入した」といったものが寄せられているとのこと。無料と煽るのではなく、むしろ“ご利用は計画的に”と警告を入れるべきでは?
//パチンコ店の中には良心的な経営者もいるだろうし、真面目に働いている従業員もたくさんいると思う。一方で、約100万人といわれているパチンコ依存症の人々は、パチンコの借金で家庭が崩壊するとか、夢中になって幼児を車内に置き去りにするとか、様々な問題を抱えている。パチンコ発祥の地の韓国では、2006年にパチンコが法律で禁止され、約1万5千店、総売上高約3兆円にものぼっていたパチンコ店が全て姿を消した。台湾でもパチンコ店は全廃となり、日本のパチンコ業界だけが22兆円もの利益をあげている。パチンコ業界の健全な発展の為にも、生活保護のお金までパチンコに注ぎ込むような状況を生まないよう、“のめり込み防止策”を講じねばならないのに、こちらの報道によるとパチンコ店に試験的に置かれていた銀行ATMの数を150店舗から400店舗に増やし、また、1日の利用上限額を3万円から「1月15万円まで」に拡大するという。15万も負ければ一般庶民であれば生活が成り立たなくなる。この拡大はマズイ、絶対にマズイ。
//マイケル・ムーア監督の近況が伝わってこないので、どうしてるのかなと思っていたら、「ウィキリークス全面支援」と相変わらず元気そうでなりよりデス。
 12月12日…発売中の『クロノス日本版 1月号』(Ama)に連載の映画コラムを書いています。今号で取り上げたのは1998年に制作された異色の戦争映画『シン・レッド・ライン』。南太平洋に浮かぶ美しいガダルカナル島で繰り広げられた、日米の激戦を描いていおり、作品タイトルは米国の諺、「正気と狂気の間には細く赤い線があるだけ」からきている。上に“異色作”と書いた通り、切り口は普通の戦争映画とは全く異なっている。全編にわたって豊かな自然が丁寧に描写され、主人公を置かずに天の目線で人間の営みを見つめている。一般の戦争映画は『プライベート・ライアン』のように、凄惨な戦闘シーンを通して反戦を訴えているけど、本作品は透き通った海に囲まれた緑溢れる楽園で、悲惨な殺し合いを続ける人間を描くことで、その愚かさを際立たせることに成功している。ひらひらと蝶が飛ぶ中を突撃する兵士たち。「海と陸はこんなにも調和しているのになぜ大自然の中で戦争をするのか」。こうしたアプローチの反戦映画を他に見たことがない。/出世のために功を焦った米軍の指揮官は、滅茶苦茶な突撃命令を下す。兵は次々と戦死し、部下を全員失った斬り込み隊の軍曹は「雑草だ…俺たち兵士の命は雑草と同じだ!」と発狂。曹長が瀕死の若い兵士に命がけで安楽死の薬を届けると、若者は涙ながらに感謝し「さようなら…曹長…さようなら」と別れを告げた。ジャングル奥地の日本軍との決戦後、部隊には一週間の休暇が与えられたが、兵士たちはフラッシュバックで甦る戦闘の記憶に苦しむ。「こびりつく戦闘の恐怖。この恐怖に慣れることはない。戦争が人を気高くする?人間をケダモノに変え、そして魂に毒を盛る」。死んだ日本兵から金歯を抜いていたある兵士は、捕虜から「貴様も…いつか、死ぬんだよ…貴様も…死ぬんだよ」と囁かれ、その言葉が耳を離れず心のバランスを失う--。/映像から伝わってくるのは兵士たちの内面のヒリヒリとした“痛み”。ショーン・ペン、エイドリアン・ブロディという2人のオスカー俳優の他、ジム・カヴィーゼル、アントニオ・バンデラス、ジョン・キューザック、ニック・ノルティ、ウディ・ハレルソンら実力派が中核となり、ジョン・トラボルタやジョージ・クルーニーが脇を固めている。信じられないほどの豪華な顔ぶれ。有名俳優が多数出ているが、ヘルメットを被れば誰が誰か分からなくなる。それは、兵士たち全体を1個の生命体と見なす監督の意図だろう。戦闘中の映像は実にリアル。だが、他の戦争映画が目指した、腕が飛んだり内臓が出るといったリアルさではない。地面に伏している兵士が目の前の“おじぎ草”に指を触れたり、砲撃で巣から落ちた一羽の雛が映ったり、死にゆく兵士の視点で見た草や青空など、今まで誰も描かなかった戦場のリアルさだ。日本兵をことさら邪悪に描くこともない。超人的なヒーローは登場しないし、勇敢な米兵の英雄物語でもなく、極端に台詞も少ない。約3時間の作品なのにクライマックスが中盤にあるため、残りの1時間が長く感じられる。しかし、それは終わりの見えない戦いの日々を体感させるものだ。/エンターテインメント性も爽快感もゼロ。それが戦争なのだ。退屈と批判されることも恐れずに娯楽性を完全に排除した本物の戦争映画。あらゆる意味で前代未聞の戦争叙事詩だ。
※さらに詳しい感想は映画コーナーにて。
 12月11日…オーロラの絶景画像を27枚集めたサイトを見てウットリ。この“美の祭典”が同じ地球上で起きているんだよなぁ。写真でさえ息を飲むんだから、実際に自分の目でこの光景を見れば失神しそう。コレとか!コレとかッ!
//全然知らなかったんだけど、YouTubeって昨夏から1本あたりの時間制限が「10分」→「15分」に延長されてたんだね。この5分差は大きい。30分作品が2本で済むし、“あと2分で入るのに”的な動画が多いもんね。企業がYouTubeと連携した公式動画ならさらに長くてもOKみたいで、新たにNHKが開設した“NHK番組コレクション”には、過去のドキュメンタリーなどに“50分作品”がチラホラある
//池上彰さんがすごいのは、意見の押し付けをせず、ただ、事実のみを分かりやすく伝えること。これが実に難しい。
//今日メモった良い言葉。「恥じなんてかいてナンボだ。“失敗した”って事は“挑戦した”って事だからな。何もやんねーで他人の事笑ってる人生よりずっとマトモだ」(『3月のライオン』3巻より)
 12月10日…『崖の上のポニョ』以来となる宮崎監督の2年ぶりの新作『パン種とタマゴ姫』が、東京都三鷹市の「三鷹の森ジブリ美術館」で来年3月14日まで限定公開されているとのこと。“新作”といっても、12分間だけの短編アニメだけど、それでも宮崎監督作品となれば是非鑑賞したいもの。次回のジブリ長編と2本立てにするとか、何らかの方法で幅広く公開して欲しいな。
//戦国時代を舞台に、茶の湯の世界に生きる熱い漢(おとこ)を描いた傑作漫画『へうげもの』がアニメ化決定!オンエアは来春からNHKのBSにて。まだ速報段階なので詳細は不明だけど、全39話の大作になるのは決定しているみたい。我らが主人公・古田織部は茶の湯LOVEを叫ぶと同時に、信長、秀吉、家康に仕えた人物ゆえ、戦でも活躍。笑いあり、涙ありのスーパー・エンターテインメント。この先、仮に大河ドラマになれば『黄金の日々』以来の名作&異色時代劇になるだろう!※っていうか何でBS!?地上波なら大ブレイク必至なのに〜!“大金時殿”はNHK的に再現不能だろうけど(爆)。
//今年イチオシの映画『インセプション』がレンタル開始!鑑賞後、3ヶ月近く毎日サントラを聴いた中毒映画。ブルーレイのプレミアムBOX(Ama)には、レオ君のあの“トーテム”(コマ)が付いてくる模様。ツボをついたオマケだなぁ(笑)。
 12月9日…世界中の機密文書を片っ端から暴露している“ウィキリークス”。「我々(ウィキリークス)は個人の力を強め国家の力を弱めている。なぜなら国家は力を持ちすぎているからだ」(アサンジ代表)。ウィキリークスがやっている機密文書の暴露は、卑劣な密約を露わにする一方で、安全保障上のマイナスになるなど、功罪は表裏一体だ。僕も現時点でどう評価すべきか迷っている。しかし、国際ジャーナリスト組織『国境なき記者団』(ウィキ)がこの活動を擁護していることからも、巨悪を太陽の下へ引っ張り出すというプラス面は確実にある。/日本も他人事じゃない。ウィキリークスによると、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長が、就任直前にこっそりと米国に対し「幹部の人事からイランの核兵器開発疑惑への対応まですべての重要な決定で米側に立つ」と誓っていたという。実際、天野氏は就任以降、イランの核開発疑惑を厳しく追及し、今年2月にはIAEAとして初めてイランを名指しにして懸念を表明した。IAEAは中立であってこそ勧告に説得力があるのに、裏で米側にベッタリではシャレにならない。英外相と米国務次官が交わした「我々は天野氏に気合いを入れる必要がある」という会談内容も暴露され、各方面からの批判は避けられないだろう。
//中国がノーベル平和賞に抗議して急遽設立した「孔子平和賞」。受賞者をインターネット投票で選出したといいながら、サイト名や調査期間の公表を拒否し、選んだ相手に受賞を拒否され、しかも正式に通知すらしていないことも明らかになり、“最後は無関係の少女にトロフィーを渡してお茶を濁した”とのこと。あまりのグダグダの顛末に笑った。
//前から無神経な発言をしている石原都知事だけど、「テレビに同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている」という発言は差別思想以外の何ものでもない。別記事では「同性愛者は何かが足りない」とも。僕は、世界には同性愛者が投獄される国があるなか、テレビに堂々と出演できる日本をむしろ誇らしいと思ってる。っていうか、戦国武将ファンなら誰でも知っていることだけど、信長、家康、信玄、謙信、政宗、みんな美少年が大好きですから!彼ら日本史の英雄は全員“足りない”人間なのか。三島由紀夫だってそう。都知事は公人であり、心でどう思っていようと、それを言っちゃダメだろう。
//神戸市のJR新長田駅前に、昨年10月に完成した高さ18m「鉄人28号」。この巨大モニュメントの経済波及効果は半年間で142億7千万円に達するとのこと!これは建設、宣伝にかかった1億7500万円の約80倍に当たる。こんなに地元経済を刺激するなら実物大ザクやドムも作ろう。夢のイデオン@105mも!
 12月8日…今日はジョン・レノンの30回目の命日。生きていれば70歳。老ジョン・レノンなら今の世界の人々にどんな言葉でラブ&ピースを訴えていただろう。現代に必要な人なのに…暗殺が無念すぎる。
//先日、池上彰さんが一足早く今年の10大ニュースを選んでいた。結果は(10)チリ鉱山事故(9)南アフリカW杯(8)上海万博(7)メキシコ湾原油流出事故(6)金正恩/ジョンウン選出(5)記録的猛暑/観測史上歴代1位(4)裁判員裁判開始(3)尖閣諸島問題(2)“超”円高(1)参院選民主惨敗。やはり1位は参院選か。昨年の夏に民主が大勝した時は、よもや翌年の参院選で大敗するなんて思わなかったもんな。/ここに気になるデータがある。政権交代の翌月から(前年比で)減り続けていた自殺者が、参院選のあった7月から再び上昇に転じたことだ。増減のタイミングが選挙とドンピシャなことから、政治への失望が背景にあると考えて間違いないだろう。昨夏の衆院選を機に自殺者が減りだしたのは、政権が変わって世の中が良くなるかも、弱者に冷淡な行政が変化するかも、世界でも類を見ない異常な長時間労働やサービス残業が減る方向に進むんじゃないか、そんな風に変化への期待があった。ところが鳩山政権になっても選挙公約は遅々として果たされず、逆に政治とカネの問題が次々と露見した。で、鳩山&小沢が失墜して管体制になった時に、“今度こそ頼んだぞ”と支持率がV字回復した。ところが管首相の口から出て来たのは消費税の大増税。各省庁の無駄金や天下りを徹底的に削って、公務員の人件費を民間平均に合わせて、やるべきことを全てやった後の最後の手段として消費税率のアップを言うならまだしも、既得権益放置で始めに増税ありきで誰が未来に希望を持てるのか。その結果、民主は惨敗し、自殺者は再び増え始めた。ほんと、頼むからもっと国民目線に立った行政改革を進めて欲しい。
//品行方正で演技の下手な歌舞伎役者より、プライベートに問題があっても演技の上手い歌舞伎役者の方が、僕は価値があると思っている。だから、市川海老蔵の騒動については、彼が今後大役者になってくれれば文句はないんだけど、伝え聞こえてくる情報があまりに残念過ぎる。この目撃談酒癖の話が本当であるとすれば、「俺は人間国宝になる人間だ」「君の収入いくら?」と言うような人間が演じる正義のヒーローに感情移入はしづらい。市川家の十八番は“弱きを助け強気をくじく”、そんな庶民の味方が多いだけに、他人を見下すような言動はあまりに萎える(歌舞伎ファンに「かえって良かった」って言われてるし…)。あの記者会見も、被害者の立場を貫き、自分からは一切手出ししてないと断言していたけど、警察は店内でリーダー格の血痕を検出しており、嘘って分かったらどうするつもりなんだろう。いずれにせよ、これらが杞憂となって全て吹き飛ぶくらい良い役者になることを願うのみだ。
//金星探査機「あかつき」軌道投入失敗。金星まで飛ばす技術があるのに、なぜ(簡単にみえる)9分20秒間の逆噴射が出来ないのかと…。日本は1998年に打ち上げた火星探査機「のぞみ」の火星軌道投入にも失敗しており、惑星探査は2回続けての失敗。前世紀から木星や土星に探査機をバンバン飛ばしているNASAはやっぱスゴイわ。6年後の再チャレンジに期待。
 12月7日…公開中の『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を鑑賞。一言でいって“熱い”映画だった。僕の後方に座っていた女性客はクライマックスで声をあげて泣いていた。アニメの実写化はチープなものが多いけど、本作は充分鑑賞に耐えうるレベル。短所は山ほどあったのに、見終わった後は「よくぞ実写化してくれた」という幸福感に包まれた。9個あったマイナスポイントを10個の長所でカバーし、力業(わざ)でプラス評価に変えてねじ伏せた感じ。山崎努の沖田艦長、西田敏行の徳川機関長、この2人が出ているだけで画面が引き締まるし、柳葉敏郎の真田さんがこれまた良かった。キムタクと黒木メイサも当初は違和感があったものの、最後はこの2人以外のキャストは考えられないと思うように。沢尻エリカから変えて大正解。音楽もアニメ版の名曲がここぞというシーンで使われたし、新BGMは『龍馬伝』を担当した佐藤直己が作曲。「慌てず急いで正確に」など、ファンが思わずニヤリとする名セリフも随所に登場した。ガミラスの設定は激変していたけど、伊武さんの「ヤマトの諸君」も聞けたし、2時間強の尺に合わせる為によく考えていた。/とはいえ、ストーリーの核心には触れない程度に、ツッコミを入れたい。(1)「いまそれをやっとる場合かーッ!」と吠えたくなった、突如始まるラブシーン。あれにはズッコケた。(2)14万8千光年が近すぎ。「もう着いたの!?」とビックリ。波動砲の登場も早すぎ。時間の経過を伝えるセリフが無いなので、一週間くらいで到着した感じ。長旅感ゼロ。“七色星団”が無いとかあり得ん!(3)主砲の動きが速すぎ。重量感皆無。アムロでも乗ってるのか?(4)空間騎兵隊、少なッ!なんで7人ぽっち!?(5)魚雷も煙突ミサイルも出さない理由を教えてくれ(6)クルーが飲み会やりすぎ!自重!(7)雪、救出どころかあれは死ぬだろ(8)アニメでは素晴らしかったガミラス艦隊のデザインがありきたりな異星人船に(9)佐渡先生が女性になった違和感は最後まで拭えず。/こんなに欠点があるのに、結局、全部許せてしまう。短所にこだわるのが無粋に思えてしまう。後半の脚本で“うおお、そう来るか!”と何度テンションが上がったか。途中まで「誰がパンフなんか買うか」って思ってたのに、上映後は涙を拭いながら真っ先に売店に向かう自分がいた。無理をして観に行くことはないけど、30代以上で迷っている人は劇場へ足を運ぶべし!※DVDでディレクターズカットを出すなら、是非真田さんの名セリフ「こんなこともあろうかと…」を追加して〜!斉藤を演じた池内博之、パンフで誕生日が一緒と分かって一気に親近感。オイシイ役だったなぁ。
 12月6日…出張中に録画していた『龍馬伝』最終回は、読者の方から「選挙速報テロがあるので、再放送があるまで見ない方が良い」とアドバイスして頂いたので、土曜に録画したものを鑑賞。クライマックスの暗殺シーンで龍馬の顔に速報テロップが重なり続けることもなく、120%ドラマに没入して龍馬&中岡の生き様を見届けた。倒れた龍馬の腹へ刃先グリグリなど、大河の常識を覆った凄惨な殺戮場面に戦慄が走った。/従来の龍馬暗殺シーンでは、「近江屋の1階で龍馬の用心棒・藤吉を斬ってから2階へ駆け上がる」という一連の流れが定番だったので、観ている側も“来るぞ、来るぞ”という心の準備ができた。『龍馬伝』では龍馬と中岡が和やかに談笑している部屋へ突然刺客が雪崩れ込んできたので、逆に一瞬で殺られたというリアリティがあった。乱入直前の、中岡の「いかんッ!」が耳から離れない。/斬られた後の2人は喋りすぎという気もしたけど、自分たちの致命傷の話はせずに、虫の息で雑談(未来の話)をしているところが悲しみを際立たせた。その後の弥太郎の「龍馬を返してくれぇ!大事な人なんじゃあああ!」もグッときた。/最終回で1番良かったのは、大政奉還が決まった後に、龍馬が杯を4個用意して、先立った武市先生、高杉さん、以蔵、長次郎に語りかけながら酒を飲むところ。龍馬は優しいよね(収二郎、亀弥太、内蔵太もヨロシク)。/残念だったのは、暗殺後の話がなかったこと。近江屋に駆けつけた海援隊の面々、龍馬の死を知った後藤、容堂、近藤、西郷、木戸、大久保、勝海舟の反応、このあたりは欲しかったなぁ。千葉道場の人々や加尾も相当衝撃を受けただろう。『新選組!』の時みたいにスピンオフの特番がないかな。でも戊辰戦争を描いちゃうと、龍馬が犬死にみたいに見えるからダメか。/例のテロップ事件、YouTubeにさっそく出てる(1分15秒)。「愛媛県知事選 新人の中村時広氏 当選確実」。NHKには約2千件の苦情が殺到したらしい。選挙結果は確かに大切だけど、10分後にはニュース番組なんだし、待ってあげられなかったのか。津波警報とかは一刻を争うけど、選挙速報は10分ズレても問題ないじゃん…。最後の最後で一年間をブチ壊すとはのう。当確の中村時広氏をウィキで検索したら元三菱社員で笑った。弥太郎の呪いか。冒頭の和歌山知事選も、龍馬を恨む紀州藩の復讐っぽい。よくまぁ、こんな風にイロイロと重なるもんだねぇ。あと、龍馬紀行の龍馬像は光る鼻毛(蜘蛛の巣)に脱力。取るかCG処理で消してやって〜。/予告編を見ると来年の『江』はいつものマッタリ大河に戻る模様。明るい照明、綺麗な着物。“異色作”『龍馬伝』は今後伝説になるだろう。制作チームの皆さん、1年間、素敵な時間をまっこと有難うございました!/最終回でOP曲がかからなくてモヤモヤしてたら、フィギュアの高橋大輔選手が滑っていた!(3分13秒※合成です)このシンクロ率、“なんちゃって”とはいえ、まったく違和感がないのがスゴイ!(特に1分半あたりから)
 12月5日…だーっ!京都は取材初日の天候が大荒れで、予定が激変。1日遅れで、しかも夜になって、やっと帰宅!急いで番組情報を更新します。ギャース!
 12月1日…今日関東から帰ってきたばかりだけど、明日から京都に仕事で行くことに。次回の更新は12月4日以降になります。うーん、目が回る!※番組情報はアップしておきました!
//『年金時代 12月号』(社会保険研究所)に、“芸術が秘めた力”という題名でコラムを書いています。官公庁にあるような小誌で書店にはないとのこと。もし見かけられたら、目を通して頂けると嬉しいです。
//オフ会の参加申込みありがとうございます(現在十数名)。これまでオフ会に一度も参加したことがなくて不安な方、とてもシャイな方、いつも初参加の方がたくさんおられるので、是非×2、お気軽にご参加を!(*^v^*)
//今年の流行語大賞は「ゲゲゲの〜」に決定!奇しくもというか、一昨日に水木先生の“生前墓”を訪れたばかりだったので、個人的にタイムリーなニュースだった。昔から生前墓を建てると縁起が良いと言われており、著名人にはそういう人が多いデス。
  
水木先生がご自身でデザインされた生前墓(調布の覚證寺)。左手前に札束を持ったねずみ男(笑)、右に目玉親父を抱いた鬼太郎がいて、周囲は猫娘や砂かけ婆など人気キャラのレリーフ。生前墓は自分で理想の墓に出来るからいいね。

忌野清志郎さんも本人がデザイン。ビートルズの「ストロベリー・フィールズ」風に、煉瓦で囲まれている(高尾山) 再巡礼した円谷監督の墓前ではゴジラが大増殖していた!(府中)




実相寺監督の前には、メトロン星人、ペロリンガ星人、スカイドン、ポインター、アンヌ隊員!(染井霊園)

龍馬伝の最終回当日に墓参したお龍の墓。花畑のように花で溢れていた!(横須加・信楽寺)
今回の上京では探墓巡礼顕彰会が企画した「染井霊園巡墓会」に参加し、会員の方々と交流できたのが大収穫だった。こんなに素晴らしい団体があったとは!後日、レポを書きます!
 11月26日…仕事で4日間ほど関西を離れるので、次回の更新は12/1の夜になります。番組情報をアップしておきますね!/あうう、来週の水曜まで龍馬伝の最終回を見られないのが辛すぎる。グハーッ。
//今日から1ヶ月後の12/26(日)、大阪でサイトの第14回オフ会をやります!第1部は恒例の読者有志による『お薦めアート10分間プレゼン大会』。第2部は、初心者向けの西洋美術&日本美術入門をやります。「絵画や仏像彫刻に興味があるけど接し方が分からない」という方、僭越ながら全力でその魅力を吠えさせて頂きます!プログラムや申込み方法など詳細はコチラで!※定員は80名です。臨時アドレスlなのでネカフェからチェックしますね。
//9月の朝日土曜版“beランキング”で紹介された『お墓参りしたい歴史上の偉人』。紙上では20位まで載っていましたが、このランキングは戦国武将から漫画家まで登場している実に興味深い結果になったので、新聞社にベスト100までの顔ぶれをぜひ公開したいとお願いしたところ、来秋まで期間限定で公開OKと、オフィシャルに著作権クリアーの許可が出ました!現代を生きる日本人が、どの先人をリスペクトしているのかこれで一目瞭然。ここに、満を持してTOP100を掲載しますーッ!
//ツイッターのフォローが700人を突破。登録して下さった方、有難うございます!ハチクロの羽海野チカ先生がツイッターでジョジョ立ちページを再び紹介して下さった。URYYYYY!
 11月25日…動物たちのユーモラスな表情を集めたサイトになごみまくり。中でも、小熊とテディベアのツーショットは萌え死にそう。サイドミラーに写ったシマウマ、川の水がかかった瞬間のお猿さんなんかも微笑ましい。殺伐としたニュースが多いので、こういうのを見るとホッとするなぁ。
//アジア大会で女子サッカーに続いて、男子サッカーもダブルで初優勝!日本チームはロンドン五輪出場を目指すU−21(21歳以下)代表。主力がいなくてこの強さ。優勝経験というのはプレーの大きな自信になるし、今後がとても楽しみっすね!
//昨日、ノロウイルスが流行していることを書いたけど、自分がまだ感染したことがなく、どれほど辛いのか分からないので、体験者の感想をまとめたスレッドを読んだ。「飲まず食わずで布団の中で丸4日、排出のみの生活…5日目に一口食べたお粥が泣けるほど美味かった。1週間で8kg痩せた」「上下排出だけならそこら辺の感冒でもあり得る。ノロは、それらを体験しても“これは違う"と思わせるだけのパワーに溢れている」「ある日、ふと胸から気持ち悪さがこみ上げてくる。それが地獄の合図だ」「名前がアホみたいだから楽な病気と思われてるのがダメだよな」。いやはや、事前に読んでおいたおかげで、当事者になった時の覚悟は出来ました(汗)。
//来年のカレンダーを何にしようかと検索していたら、NHKの公式ショップに気象予報士カレンダーが。お堅いNHKがまさか気象予報士でグッズ展開してくるとは。“7時28分の恋人"半井さんは写真集を出すというし、NHKも変わったなぁ(笑)。
 11月24日…お薦めホッコリ音楽第35回はモーツァルトの合唱曲の傑作『アヴェ・ヴェルム・コルプス』(3分24秒)。わずか46小節の小品だけど、世界中の合唱団から愛されている。ミサ曲ゆえ歌詞の内容はこんな感じ→「めでたし、マリアより生まれしまことの御身/世の全ての人の身代わりとなり十字架上で苦しみを受け/貫かれしその脇腹、御身は血に染まわれり/我らの臨終の試練をあらかじめ知らせ給え」。人間が創作したとは思えないような美しいメロディー。特筆したいのはこの曲の作品番号が618番ということ。モーツァルトは生涯に626曲の作品を残しているので、618番は文字通り最晩年のもの。曲を聴いていると、彼の体の半分が来世にいっちゃってる気さえする。YouTubeには例の如くイロイロなバージョンがあり、他界直前のバーンスタインが指揮した演奏(4分34秒)は、コーラスの人数も多く聴き応えがある。この日はバースタインの奥さんの10回忌らしく、表情がいつにも増して祈りに満ちている。英国ケンブリッジのキングス・カレッジ版(2分30秒)は男子のみの聖歌隊。ロウソクの炎がゆらめく超ハイクオリティ映像!ボーカロイドの初音ミク版(2分52秒)なんてのもあった。彼女はなんだってこなしちゃうね(笑)。
//昨日の北朝鮮による韓国の島への砲撃で、韓国兵2人だけでなく、新たに民間人2人の死亡が確認された。約100発の砲弾が島に着弾したといい、この無差別攻撃は停戦条約違反だけでなく、一般市民への攻撃を禁止したジュネーブ条約違反にもなる。これまでとは比較にならない大きな批判と経済制裁を国際社会から受けることになるだろう。気になるのは中国の反応が鈍いこと。中国が制裁に参加しないと効果がないんだから、ちゃんと足並みを揃えてくれないと…。一方、北朝鮮のやったことは絶対に許されないが、韓国軍もなんでわざわざ一番火種になっている軍事境界線で演習をするんだろう。他にも幾らでも訓練する場所があるのに。続報によると朝8時の時点で北朝鮮から“韓国軍がそこで軍事演習すれば報復する"と武力攻撃の通告もあったとのこと。それを無視して演習を強行しており、双方で挑発しあい、まるで自分たちで退路を狭めているように見えるのが心配だ。
//季節は冬本番に。嘔吐や下痢を繰り返す感染性胃腸炎・ノロウイルスが昨年の2倍の勢いで流行しているので、皆さんも気をつけて下さいね。
//私事だけど、今日で43歳になった。昔は43っていったらド中年っていうイメージだったのに、不思議なことに、自分がその年になると実感としては30代前半と変わらない。この調子で人生がアッという間に終わるのかな。/モーツァルトは35年の人生だった。短い生涯だけど、『アヴェ・ヴェルム・コルプス』のメロディーが生きているうちに浮かんだのなら、人生の長さなど関係ない気もする。
 11月23日…北朝鮮軍が朝鮮戦争以来初めて韓国一般住民が暮らす島を砲撃。軍の施設のみならず、民家に向けて砲弾を撃ち込むとは何を考えているのか。完璧に停戦協定違反。軽水炉建設といい、愚かな挑発行為の繰り返しに脱力。中国もアジア大会開催中なのに、北朝鮮がこんな暴走をするとは驚いているだろう。今回、もしも砲弾が小学校や病院に着弾していたら、中露からも見放され、世界を敵に回し体制崩壊に繋がっていたかも。それだけ、北朝鮮内部の政情が混乱しているのか。続報を待たねば。
//龍馬伝の第47回“大政奉還”、「新しいニッポンの夜明けぜよーッ!」は力の入った良いシーンだった。二条城の後藤様も覚悟が伝わる熱演。慶喜公も存在感タップリ。ところで、今回は次週の龍馬暗殺に向けて、徳川、西郷、大久保、木戸、新選組らが龍馬を邪魔に感じているシーンが描かれたけど、なんで「いろは丸事件」で龍馬を恨んだ紀州藩の人々を出さないんだろう。第42回でまるまる1時間使って「いろは丸」をやったんだから、紀州藩も絡ませればいいのに。実際、史実では龍馬暗殺の直後、“新選組が犯人”と噂になっていたのに、海援隊のメンバーは紀州藩が真の黒幕と思い込み、陸奥陽之助らが紀州藩士を襲撃する天満屋事件を起こしている。/とうとう次回で最終回かぁ。毎日曜がここまで楽しみだった番組は初めて。終わってしまうのが寂しいなぁ。
//龍馬伝と言えば、今月から台湾でも放送が始まり、早くもブームになっているという。来年1月からは韓国で放送が開始され、2月からはタイでもオンエアされる。海外の人は史実とドラマの微妙な違いに引っかかることもないだろうし、「俺の中岡」とか妙に肩入れする人もいないだろうし(笑)、純粋に良質なドラマとして楽しめる分、『おしん』以来の大ヒットになるかも!?
 11月22日…本日、アクセス1800万件ヒット!いつも足を運んで下さる皆さん、まっこと有難うございます!日記に書かれる内容にはイロイロ賛否あると思います。こうして訪問&耳を傾けて下さることに、本当に、本当に、感謝しています。これからもよろしくお願いします!o(≧∇≦)o
//柳田法相が辞任。民主党政権になってから、不祥事で辞任した閣僚の第1号となった。今回の一件であらためて顕著になったのが首相の指導力のなさ。問題が発覚した時点でスパッと更迭を判断していれば、禍を転じて福と成すというか、少しは株もあがったのに、何故みすみす支持率アップの機会を見送るのか…。小沢氏の贈収賄疑惑についても、早期に国会招致が実現していれば、「カネと政治」の問題に真摯に向き合っていると評価されたのに。政権上部のこの視野の狭さは、取り巻きが無能なのか。なんとも歯がゆい。
//元みちのくプロレスの人気レスラー、愚乱浪花選手が心筋梗塞で死去。まだ33歳の若さ。スペル・デルフィンの一番弟子で、新日との交流戦でレスリングの実力を見せたほか、ロープを横歩きする“カニ歩きエルボー”など、観客を沸かせるエンターテイナーでもあった。ベスト・オブ・スーパー・ジュニアで、マスクを剥がされても最後まで戦っていたのが忘れられない。
//まだ速報段階なので映像が発表されていないけど、サイバーSFアニメ“攻殻機動隊”の長編映画第3弾が3D映画で制作されるとのこと!タイトルは『攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society』。公開は来春3月26日。スタイリッシュなCG画像が3Dになるのは実に楽しみ。これはめっさ期待大!
 11月21日…めっさへビーな記事なんですが、この児童虐待の現状レポートは人命がかかっていることでもあり、是非一読を勧めます。5回シリーズで、下部に2回以降のリンクがあります。主な虐待者は実母が60%、実父24%、再婚後の継父6%、継母1%とのこと。どの育児書を読んでも、母親の育児ノイローゼを防ぐには、“夫の協力”“祖父母の協力”とある。四六時中、1対1というのは絶対によくない。とはいえ、残業ゼロが常識の欧州と異なり、日本の場合は夫が深夜帰りということが少なくない。また、地方から都会に出て祖父母が離れているケースも多い。でも、後者の地理的な問題は解決が難しいけれど、前者の夫の育児参加は、社会の空気が変われば不可能じゃあない。/例えばスウェーデンの場合、給料の80%が支給される育児休暇が480日間もあるんだけど、この480日を夫婦のどちらか一方だけがとることは禁止されている。つまり、社会の根っこの部分で、男性の育児参加が当たり前になっているんだ。国が夫婦協力の育児を推奨しているので、男性が3ヶ月、長い場合は1年の育休をとることだってある。

 
この写真は、昨年ストックホルムを墓巡礼で訪れた際に撮影したもの。父親が3人並んで乳母車を押している。これは日曜ではなく平日の昼間!日本ではあり得ない光景だ。感動して思わずシャッターを切った。/しかも驚いたのは、お隣のノルウェー、デンマーク、フィンランドでも、同様の場面を目撃したことだ。残業ゼロ&たっぷりの育児休暇。同じ人間社会、長所を学びたいもの。※無批判に他国を讃えているわけじゃなく、良い部分があれば導入しようということ。
【補足】この手の話題に必ず出てくる2つのマイナス意見について。
(1)消費税率を高くしないとムリ→NO。今の税率5%でも、けっして日本人の消費税負担が軽いわけじゃない。日本の消費税率にはカラクリがある。多くの国は生活必需品の税率は低いかゼロ。日本のように贅沢品から食料品まで根こそぎ課税してしまうのは異例。英国の消費税率は17.5%で、税収全体のうち消費税が占める割合は約40%。一方、日本の消費税率は5%にもかかわらず、税収全体に占める割合は英国とほぼ同じの36.3%!英国の場合、食料品、医薬品、水道、公共交通の税率はゼロ。“5%だからムリ”は官僚の詭弁。いかに現行システムや天下りに無駄金が出ているか。豪州は日本の2倍となる10%の消費税だけど、税収全体に占める割合は26.8%に留まっており、日本(36.3%)の方がずっと重い負担になっている。
(2)北欧は人口が少ないから可能→無問題。日本も地方レベルで考えればいい。その方がフットワークも軽いし行政の目が行き届きやすい。スウェーデンの人口は大阪府と同じくらい。地方分権を進めてよりよい社会を築けば良い。/スウェーデンだって1970年代は男性で育休をとっていたのは0.5%に過ぎなかった。日本も変わっていけるハズ。(*^v^*)
 11月20日…学生の頃、県名を英語にして遊んだことがあり、“なんて詩的な名前なんだ”とグッときた記憶がある。リンク先では、同様に英訳ごっこをしていて、以前は気付かなかった超クールな県名に気付きシビレまくった!いくつか独断と偏見でチョイスして紹介しますね〜!
【カッコイイ英語県名BEST10】
(1)ブルー・フォレスト/Blue Forest→青森
(2)フレグランス・リバー/Fragrance River→香川
(3)グレート・デヴィジョン/Great Division→大分
(4)ラヴ・ノウリッジ/Love knowledge→愛知
(5)サイレント・ヒル/Silent Hill→静岡
(6)ハピネス・アイランド/happiness island→福島
(7)パレス・キャッスル/Palace Castle→宮城
(8)ニュー・ラグーン/New Lagoon→新潟
(9)ソルジャー・ベース/Soldier base(アーセナル)→兵庫
(10)ハイ・ウィズダム/High Wisdom→高知
(次点)サウザンド・リーフ/Thousand Leaf→千葉
【ユーモア英語県名BEST10】 
(1)ラヴ・プリンセス/Love Princess→愛媛
(2)ジャパニーズ・ソング・マウンテン/Japanese Song Mountain→和歌山
(3)バンビ・アイランド/Bambi island→鹿児島
(4)ベア・ブック/Bear Book→熊本
(5)ロック・ハンド/Rock Hand→岩手
(6)リッチ・マウンテン/Rich Mountain→富山
(7)トリプル/Triple、もしくはJet Stream Attack→三重
(8)キャピタル・キャピタル/Capital Capital→京都
(9)バード・ゲット/Bird Get→鳥取
(10)ヒル・マウンテン/Hill Mountain→岡山
※中には訳が厳密には異なるものもあるけど、あくまでもジョークということで(笑)。
※日本→ザ・ランド・オブ・ライジング・サン!
//昨日の『ウルトラジャンプ12号』(Ama)、スティール・ボール・ランにぶったまげた。ネタバレを避けるために細かいことは書かないけど、考え得る限りの最大級の“超展開”。こんなの誰も予想できないッス!ジョニィVS大統領がクライマックスで残りはエピローグと思っていたのに、いったい次号はどうなるんだろう!?
 11月19日…若手演奏家の登竜門、70年を超える歴史を持つジュネーブ国際音楽コンクール。そのピアノ部門で萩原麻未さん(23歳)が見事に優勝!ジュネーブ国際音楽コンクールは1位にふさわしい人物がいない年は“該当者なし”になる厳しいコンクール。 ピアノ部門に優勝者が出たのは実に8年ぶり!過去の優勝者にはアルゲリッチやミケランジェリがおり、ポリーニでさえ2位だった。文字通りの快挙。しかも萩原さんは経歴が凄くて、 13歳でイタリアの国際コンクールに史上最年少で優勝。その後、漫画『のだめカンタービレ』でも主人公が留学しているパリ国立高等音楽院を“首席”で卒業。まさにリアル“のだめ”。今後の活躍がめっちゃ楽しみですね!
//音楽というのは不思議なもので、途中で調和を乱す不協和音が入ってくるにもかかわらず、妙に感動してしまうことがある。僕の場合、アメリカの現代音楽作曲家チャールズ・アイヴズ(1874-1954)の1908年の作品『答えのない質問』(6分8秒)がそう。動画後半の銀河の映像が、なんとこの深淵な楽曲にマッチしていることか。YouTubeには様々なバージョンがあり、楽譜版(7分15秒)はアイヴズの心にナマで触れてる感じ。ロウソクの光で撮影しているような雰囲気も良い。ライブ版(6分5秒)もあるんだけど、カメラが1台しかなく、オーケストラの様子が分からないのがちょっと残念。この指揮に見入ってしまった。/あと、この曲にインスピレーションを受けて制作されたファンタジーゲームの映像で表現した動画(6分2秒)もあった。これ、めちゃくちゃ曲とあってるねぇ!(魔物と戦うストーリー。何のゲームだろう。ゲームじゃなくオリジナル?)
 11月18日…過去2千年の東アジアの興亡史を約3分で表現した地図アニメを見て、目まぐるしく変化する国境線がまるで生き物のように見えた。日本は飛鳥の頃から国名が日本のままだけど、大陸の方はどんどん変化していく。BGMのソロ・ギターがとても素晴らしいので、音楽を聴く目的でリプレイしまくってる。
//米国の大手テレビ局のFOXチャンネルは、ネオコンと蜜月の超タカ派で知られ、911事件後に米国の世論を報復戦争へ導いたヤバいメディアだ。このFOXチャンネルが世論をコントロールする方法は、ニュースの司会者などに「ある人が言っていたが(Some People Said)」という形で、中立的な素振りを見せながら好戦的、扇情的な内容を話すこと。こちらのYouTube映像(1分27秒)は、笑ってしまうほどサム・ピープル・セイが繰り返されている。どこの誰が、いつ話したかも、何も分からない“サム・ピープル”。日本ではこんな噂話レベルのことをキャスターが言おうものなら、「ソースを出せ」と大問題になるけど、アメリカでは4大ネットワークのFOXがこの手法を使っても、許される空気があるってのが不思議だ。(元リンク
//法律で何でも安易に禁止してしまうと逆効果になる--そんなことをオランダと米国との比較等で考察したコラムを興味深く読んだ。厳しくしつけるのが良いのか、自由にさせた方が良いのか、これは難しいところ。日本にはどっちのやり方が向いてるんだろうね。
//管内閣は支持率が急落し、ついに20%となり自民に逆転された。これだけ失点が続けば当然。なのに閣僚に危機感ゼロ。ほんと頼むわ…。/「法相とはいいですね。二つ覚えておけばいいんですから」。柳田法相の国会軽視発言は、脱力というか情けなくなる。他の大臣でも問題だけど、“法務大臣”というのが笑えないジョークだ(動画)。とっとと罷免すればいいのに、交代できる人間がいないほど人材不足なのか?安倍内閣の閣僚が問題を起こした時、首相の「任命者責任」を民主は激しく追求した。いざ自分たちが政権をとって身内に甘い対応をしていたら、「他人のことを言えるのか」ってなる。民主の上層部では渡部恒三さん(78歳、民主最長老)だけが、TVカメラに向かって、“法相は辞任すべき”とちゃんと言ってる。この人は小沢氏に対しても「秘書が3人逮捕された責任は重い」とハッキリ言ってた。
//知らなかった、アマゾンって今月から全商品の送料がタダになっていたのか!もう1500円以上じゃなくてOKみたい。しっかし、これってネット・ユーザーには便利だけど、一般の小売店にはメチャクチャ脅威だろうな…。全部送料無料って、アマゾンの基礎体力はどんなけあるんだ。ひょえ〜。
 11月17日…寒くなってくると朝は布団から出づらいですね。また、昼間でも暖房が入っている会議室では、たまらなく眠たくなったり。こちらのブログでは『眠気覚ましの効果があるツボ』11カ所紹介していて、試しに押すと本当に目が冴える気が。僕は徹夜仕事になった時は、錠剤カフェインのトメルミンを服用して乗り切ってるけど、錠剤カフェインって常用すると身体(心臓)によくないって、薬局でも言われてるんだよね。薬に頼らずに深夜も仕事できるなら、こんなに有難いことはない。11カ所のツボでどこが一番効果あるのか調べてみよう。
//サンリオのウサギ・キャラ“キャシー”が、ミッフィーの著作権管理会社から告訴され、裁判でサンリオが敗北。サンリオといえば、アジアに出回るキティーちゃんのパクリ商品と日夜戦っているイメージがあるんだけど、そのサンリオがミッフィーのパクリをやっているのか?疑問を感じてキャシーを画像検索してみた。うーむ、これは!リボンがあるのは違うけど、服が三角形とか、顔のタテヨコのバランス比とか、全体の印象がけっこう似ているかも…。そう思っていたら、サンリオには“リトルハニー”という口がペケ印のウサギ・キャラもいたのか〜(笑)
//発売中の『日経おとなのOFF 12月号』(Ama)に4ページほど偉人の印象的な葬儀エピソードや特徴的な墓について紹介しています。12月号にはいろんな人が関わっているのですが、作家童門冬二さんが監修された偉人の最期の言葉(辞世の句)などをまとめたコーナーが良かったデス。
 11月16日…お薦めホッコリ音楽第34回は、西部劇の傑作『明日に向って撃て!』の挿入歌「雨にぬれても」(2分52秒)。ジョークで太陽に悪態をつきながらも、明るく“自由”の素晴らしさを讃えた名歌→「雨に降られちまった/足のはみ出るベッドのように世間は住みにくい/ひっきりなしに落ちる雨粒/だから太陽に一言いってやった、「仕事をサボる奴は嫌いだ」って/雨は止みそうにない/でも俺は平気さ、これ位じゃヘコたれない/じきに幸せの方からこっちへやってくるさ/雨に降られちまった/だからといって俺は泣かないぜ。涙は似合わないし泣き言も言わない/なぜって文句を言ったところで雨を止めることなどできゃしねぇし、何より俺は“自由”だからな/何が起ころうと平気なのさ」。※ライブ版「雨にぬれても」(2分19秒)。この曲は『スパイダーマン2』にも使用されている(1分40秒)。これは確か、クモの能力が消えて普通の男になれてホッとしているシーンだったハズ。英語歌詞付き。
//エンジン故障を乗り越えて奇跡の地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」が、小惑星イトカワの岩石の微粒子を、無事に採取していたことが判明!世界で初めて月よりも遠い天体の物質を持ち帰った快挙に、宇宙機構の関係者は喜び爆発。後継機「はやぶさ2」は2014年打ち上げを目指しているとのこと!
//フィギュアスケートのグランプリシリーズ・アメリカ大会、女子シングルで優勝が決まった時の村上佳菜子選手(まだ16歳)は本当に嬉しそうでしたね。それにしても、男子シングルの中継はあまりに酷かった。番組欄に「男女シングル・フリー」とあるから、逆転金をとった高橋大輔選手と、織田選手の対決を見られると思ったら、男子勢はたった1分に編集されていた。女子は下位の選手も丁寧に放送されていたのに。全選手の演技を流す必要はないけど、せめて表彰台にのぼった選手の演技はノーカットで見せて欲しい(高橋選手は現・世界チャンプなのに!)。カナダ大会にいたっては丸ごと放送がなく、毎年この時期に日記で叫んでるけど、テレ朝はもうスケートの放映権をとらず、近年まで全試合をオンエアしていたNHKに放映権をまわせ〜!
//バンダイ・ナムコのショップ・ページを見ていたら、往年の富野アニメ・ファン歓喜の『イデのゲージTシャツ』を発見。3千円という微妙な価格に購入を躊躇していたら、説明文に「蓄光インクを使用し暗闇で“イデのゲージ”が浮かび上がる」とあり、即注文。12月下旬に届くそうなので12/26のオフ会に間に合うといいな。
 11月15日…「“萌え”は世界を結ぶ」という視点から、8/24の日記で“海外のオタクたちの珍・名言集”を紹介したんだけど、新たにゲームセンターのクレーンゲーム景品に憧れる外国人の声が集められたサイトがアップされ、こちらも面白かったデス。「日本に行ったら、嬉しくて気が狂っちゃうだろうなあ」「この写真こそ、日本でゲームセンターが生き残ってる理由だよな。家庭用ゲーム機にやられるような、俺たちの国のゲームセンターとはモノが違うよ」、こんな感じ!
//約4800曲も作詞した日本音楽界の巨人、作詞家の星野哲郎さんが15日に心不全のため他界(享年85歳)。“男はつらいよ”の主題歌や、「三百六十五歩のマーチ」(水前寺清子)、「函館の女」(北島三郎)、「昔の名前で出ています」(小林旭)など、数多くのヒット曲を生み出されました。御冥福を祈ります。
//横綱白鵬の連勝記録は、双葉山の歴代最高の69連勝に届かず、63連勝でストップ。快進撃を止めたのは稀勢の里だった。熱戦の模様はさっそくYouTubeに(3分)。現在は1年に5回も場所があるけど、双葉山の時代は年に2場所のみだった。それで69連勝というから、どれほど双葉山の記録が偉大だったのか分かる。白鵬が60連勝を達成してからは、頑張ってる彼を応援しつつも、双葉山の記録を塗り替えるのは日本人力士であって欲しいとか、“1人横綱”ではなく複数の横綱がいる中でこの記録を打ち立てて欲しいとか、いろんなことを考えた。稀勢の里はいい顔してたね。
//先月、幕末・明治に活躍した偉人たちのお墓本『全国お墓マイルガイド』を監修させて頂いたのですが、近所の百貨店の大型書店ではレジ横の一番目立つ場所にドドーンを置いてあり、商店街の本屋さんでも入荷した5冊が完売!監修を依頼された当初は、“幕末・維新限定のお墓本が売れるのか?”と不安だったけど、(1)オールカラーなのに千円以下(2)龍馬伝・幕末ブーム(3)リアルに墓マイラーが増えている、これら3点の理由で出荷が続いているようだ。まっこと有難い!
 
嬉しがりで申し訳ないのですが、「お墓本」が積み重なる絶景は撮らずにはいられなかった。店員さんの許可をもらって激写!(Ama←心配していたアマゾンのレビュー、“今のところ”は五ツ星。ホッ)
 11月14日…ミャンマーの軍事独裁政権に弾圧され、通算16年近くも軟禁されてきた非暴力民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チー女史が昨日やっと解放された。1991年にノーベル平和賞を受賞してからも、政治的自由を奪われてきたスー・チー女史。軍事政権はいつまた再拘束してくるか分からないので、国際社会がしっかり監視しないと。ミャンマーではまだ2千人以上の政治犯が獄中にいる。オバマ大統領は次の声明を出した「全政治犯を解放すべき時だ。野党が組織的に口を封じられ、投獄され、政治プロセスの変革に関与する機会を奪われている事実に変わりはない」。オバマ氏のこの姿勢が心強い。※市民の「おかえりなさい」にグッときた。(追記)スー・チー女史の解放後の演説全文。とても慎重に言葉を選びながらも、強い意志で民主化運動を進めていく決意が込められている。「私1人ではできません。私1人ではやりたくありません。1人で行動するのは民主主義ではありません。この考えを忘れないでください」。
//ヒロシマにダライ・ラマ14世など歴代ノーベル平和賞受賞者6人が集まって、3日間にわたって開催された第11回ノーベル平和賞受賞者世界サミット。会合では核兵器の存在を非合法化していくプロセスが話し合われた。対人地雷禁止運動を展開するジョディ・ウィリアムズ氏いわく「米国が核兵器を持つ限り、テロリストや他国も持ちたいと思うだろう」。同氏は米国人。米国内からこういう声がもっと上がってくれば状況は好転する。今年の平和賞に選ばれた中国の劉暁波氏は獄中にあるため、教え子で天安門事件の学生指導者が代理出席し、「憎しみは知性と良心をむしばむ。希望こそ変化をもたらす」と声明を出した。※「劉氏は政府を倒そうとしているのではなく、より開放的で説明責任を果たす社会を目指している」(ダライ・ラマ14世)
//龍馬伝第46回『土佐の大勝負』は、久しぶりの神回だった!ずっと龍馬と対立していた後藤象二郎が、土佐藩の大殿・山内容堂公の前に両手をついて「幕府に大政奉還を薦めて下さい」と直訴し、龍馬と共に目の前に短刀を置くシーン(直訴が失敗すれば切腹するという意味)で涙腺決壊。その場面に続く容堂公と龍馬の「答えや、坂本。武士も大名も、のうなってしもうた世の中に何が残る?何が残るがじゃ!」「ニッポン人です。異国と堂々と渡り合う、ニッポン人が残るがです!」に超鳥肌。さらに、夜半に容堂公が象二郎を相手に酒を飲み、静かに笑いながら「武士の世を、終わらせるかえ」と語り、徳川慶喜宛の大政奉還建白書を記すシーンでオロローン。第1部で武市半平太の頭を足で踏みつけていた象二郎が、今や龍馬と一緒に腹を切ろうとするとは。これを書きつつ、思い出すだけで胸が熱くなる。最終回まであと2回。番組ラストの弥太郎のナレーション「龍馬に残された時は、もう40日しかなかったぜよ」がマジで切なかった。/こんなに面白いのに当回の視聴率は15%台しかなかったとのこと。“平成大河の黒歴史”といわれる『天地人』でさえ平均21%を超えていたのに。なぜ?シリアスすぎるから?画面が暗いから?むしろこの緊張感こそが魅力と思うんだけど…。ラスト2話は40%超えになって欲しい!
 11月13日…お薦めホッコリ音楽第33回は、モーツァルト・ファンから熱狂的に愛されているピアノ協奏曲第20番・第2楽章!(8分51秒)。演奏はモーツァルト演奏の名手として世界的に知られる内田光子さん。動画の音質もGOOD。モーツァルトの時代と同じ様に、ピアニスト自身がオケも指揮してます。/この曲の動画を検索していて見つけたイワン・クランスキー氏の演奏もオススメ(8分53秒)。もうね、表情が天国のお花畑にイッちゃってる。演奏中、この人はずっと昇天しっぱなし。トゥー・マッチ・ホッコリ。/当曲は映画『アマデウス』のエンディング曲に使用され一気に知名度が上がった。サントラ版はとてもゆったりした演奏(9分53秒)で、これもまた心地良し!
//読者の方に教えて頂いた大相撲の動画にエキサイト。舞の海(96kg・170cm)VS小錦(275kg・187cm)の1994年の対決(21秒)は、体格差が大人と子どもほどあっても、勝負の行方は分からないという相撲の面白さが伝わり、思わず何度も決着シーンをリプレイした。目からウロコだったのが、1988年の『霧島VS水戸泉』(1分36秒)。なんと、取り直し3回の熱戦!何度も同時に土俵を割り、4度目の勝負でやっと勝敗が決まるなんて、こんなことが実際にあったのか〜!/千代の富士の優勝決定シーン特集(10分)も、超高速の立ち上がりに目を見張り、どれも見応えがあった。こういう鋼の肉体を持つ力士が、また上位に出てこないかなぁ。/考えてみれば、相撲の動画をYouTubeで見たのは今回が初めて。これほどたくさんの動画がアップされているとは知らなかった。過去の名勝負がいつでも見られ、資料としても貴重。一勝負が数秒、長くても2分で決着がつくので、1試合が1時間を超える球技よりも、投稿動画サイト向けかも知れないね。
//ファミマで売ってるスターバックスの秋季限定(この言葉に弱い)、『ヘーゼルナッツ・クレームブリュレラテ』にハマり中。ナッツが香ばしいっす。
 11月12日…宮崎駿監督のアニメ『未来少年コナン』の中に、ヒロインのラナが“三角塔”と呼ばれる超高層ビルから突き出た細い足場に立たされる、高所恐怖症の人は見てるだけで卒倒しそうなシーンがある。それをリアルにやってるようなロシアの若者達の動画をYouTubeで見てクラクラした。度胸試しと思うけど、命綱もつけずにこの子らはようやる…。たった1分6秒の動画でこんなに手に汗が出たのは初めて。※高い所が苦手な人は見ないように!
//海外でめっさ話題になっているディズニー『白雪姫』のサイバーリミックス(3分31秒)。実にクール&キュート。ディズニー社が削除申請を出さないよう祈ってる。それにしても、なんという美しいアニメ。1937年といえば73年も昔だ(日米開戦の4年前)。その時点で、こんなに色彩豊かで、キャラが生き生きと動いている。今のジャンプ・アニメは当時より退化しているというか、紙芝居に見える。※ちなみに、映画評論家の故・淀川長治氏は、真珠湾攻撃の頃に『白雪姫』を会社(ユナイト)の試写室で密かに鑑賞し、色の洪水のようなカラー映像(当時は殆ど白黒映画)に驚愕し、「こんな国と戦争したら絶対に負ける」と絶句したという。
//先月、世界同時発売されたビートルズの高音質デジタル・リマスター盤ベストアルバム「ザ・ビートルズ1962年〜1966年」(赤盤)と「ザ・ビートルズ1967年〜1970年」(青盤)が、オリコンのアルバム洋楽ランクで1位&2位のワンツーに輝いた(青盤が1位)。オリコンで同じミュージシャンのアルバムが2作同時トップ5に入ったのは17年ぶりとのこと(その時もビートルズ)。この青盤は、高校2年の時にそれまでビートルズに興味がなかった僕に、同学年のY君がカセットテープに入れて「聴くべし」と貸してくれたのが最初の出会い。以来、すっかりビートルズにハマり、赤盤もすぐにレンタルした(その頃はレンタル・レコード)。ビートルズのファンクラブが企画したビートルズの関連映像の上映会にもよく足を運んだもの。ひとえに最初のビートルズ体験が、傑作の青盤という良い出会い方をしたからだと思う。Y君に感謝!※青盤(Ama)、赤盤(Ama
//昨日の日記で龍馬伝に関する僕のコラムに追記しています。龍馬の朝帰りは史実でした!脚本家さん、申し訳ないです。そして龍馬サン、何をやっとるがじゃき…(汗)
//描いた絵が売れず、病気になってもロクに薬代が払えず、35歳の若さで他界したモジリアニ。直接の死因は結核だけど、貧困死と言っていい。先日、サザビーズのオークションで晩年の作品が、彼の絵では過去最高額となる約7千万ドル(約55億円。円高前なら70億オーバー)で落札された。これが生前なら医者代になったのにな…。
 11月11日…お薦めホッコリ音楽第32回は映画『バグダッド・カフェ』の主題歌『コーリング・ユー』(5分22秒)。様々なミュージシャンがカバーしているけど、やっぱりオリジナルのゴスペル歌手ジェヴェッタ・スティールが白眉。聴いてると、この世の何もかもが溶けてしまいそうな歌い方。気だるさ、切なさ、いろんな思いを含んだ声。歌詞はこんな感じ→「ラスベガスからどこかに続く砂漠の道/そこはきっと今までよりもマシな場所/壊れたコーヒー・マシンがある、曲がり角の小さなカフェ/私はあなたに電話しているの。聞こえないの?ねぇ、電話しているのよ/熱く乾いた風が身体を吹き抜けていくわ/赤ん坊が泣き続けて私は眠れない/でも、良い変化が近づいていることを知っているの/すぐそこまでやって来ているわ/私はあなたに電話しているの。あなたは聞こえないの?ねぇ、電話しているのよ/あなたに電話しているの。本当は聞こえているんでしょう?ねぇ、電話しているのよ」(夕暮れの映像を集めたYouTubeの映像もメッチャ良いね!)
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再来年の大河ドラマ『平清盛』の主役に、なんと松山ケンイチ君が抜擢された!実写版『カムイ外伝』や『デスノート』で好演していたけど、25歳にして大河の主役に選ばれるとは。源氏から見た老獪な清盛ではなく、青春映画のような全く新しい清盛伝になりそうで凄く楽しみ!
//前回の『龍馬伝』は“ローマの休日”ならぬ“龍馬の休日”。最終回までにお龍との正式な別れのシーンを描くことは必要だと思う。夫婦だし、それについては文句はない。僕はこの大河が超大好きなので、出来ることなら否定的なことは書きたくないけど、お龍がけな気に一晩中龍馬の帰宅を待っているのに、当の龍馬は(何度か帰宅しようとするものの)宴会で芸妓達と酔いつぶれて朝帰りとか、あまりにお龍が可哀相。このエピソードって史実じゃなく架空と思うんだけど、どうせオリジナルならもっとお龍を幸せにして欲しいよ。映像的には部屋を紅葉で埋め尽くすなど、美しいカットがたくさんあっただけに残念至極。先々週にあった、洞窟に隠れているお元を瞬時に見つけたエスパー龍馬とか、そういうことでは僕は怒ったりしない。これはドラマなんだから。でも、龍馬が薩長同盟をほっぽり出して新選組屯所へ向かうとか、以蔵が死ぬ前に龍馬のことを思い出さないとか、今回のようにお龍を放っておくなど、人物の行動に一貫性がない時は見ていて辛い。/泣いても笑っても残り3話。最終回まで毎回高画質モードで録って、永久保存版にするつもりデス!【11/13追記】読者の方から、“龍馬の朝帰りは史実です”と教えて頂きました!こちらの下関観光のサイトの最後に「下関の遊郭街稲荷町から朝帰りし、夫婦喧嘩。その際、三味線を爪弾きながら俚謡(りよう=民謡)をうたう」と記述がありました。オリジナルと思い込んで脚本を批判したことをお詫びします。この大河、新婚旅行のエクスカリバー(聖剣伝説)のシーンとか、架空のエピソードと思ったら本当に龍馬がやっていたり、脚本家はなんだかんだで上手く史実を取り込んでいるんだよねぇ。
//バルセロナで19世紀から建築中のサグラダ・ファミリア聖堂(アントニオ・ガウディ設計)の建設スピードが加速していることを以前この日記で書いたけど、こちらの記事によると予定がさらに早まって、2026年の完成を目指しているとのこと。2026年と言えば16年後。これなら寿命に間に合うそう。生きてるうちに宇宙旅行するのは厳しそうだけど、サグラダ・ファミリア聖堂の完成を見られるのはめっさ嬉しい。高さ170mの主塔、すごい迫力だろうなぁ。
//尖閣流出映像は海上保安官が流していたことが分かったけど、船をぶつけた中国人船長は釈放&不起訴で、日本人保安官が逮捕&起訴では、誰も納得しないだろう。国民には“知る権利”があり、今回の事件映像はその知りたい情報だった。
 11月10日…お薦めホッコリ音楽第32回はモーツァルトのピアノ協奏曲第23番の第2楽章(6分54秒)。なんと20世紀を代表するピアニスト、ホロヴィッツの演奏動画。音色の透明感がハンパない。こんな貴重な映像が残っていたのか。バッチリ手元を撮ってるカメラマン、グッジョブっす。この曲はホッコリというより、枯淡ワールド。秋の終わり、晩秋の夜長に聴くのに最高。真夏や春ではなく、この11月に聴くと楽曲をMAXまで味わえる。YouTubeには同じホロヴィッツで、楽譜と共に展開するバージョン(5分36秒)もある。
//“ざるそばと盛りそばの違い”など、似ているようで違うものを集めたサイトが面白かった。思わずメモったのは以下の通り。(1)玉子と卵→食材の時は玉子、生物学的な意味の時は卵(2)ウインナーとソーセージ→ウインナーは羊腸を使い太さ2cm未満、ソーセージは豚腸を使い太さ2cm以上(3)せんべいとおかき→うるち米を使ったのがせんべい、もち米がおかき(4)ジーンズとデニム→ジーンズが伊語、デニムは仏語。ちなみにジーパンは日本だけの造語(5)おざなりとなおざり→手抜きでも対処するのがおざなり、全く何も対処しないのがなおざり。その他には、時々混乱してしまう伯父&伯母と叔父&叔母。両親の兄や姉は伯父&伯母、両親の弟が叔父&叔母となる。また、ファスナーは英語だけどチャックは巾着(きんちゃく)から生まれた日本語とのこと。意外な語源って多いよね。
//ここ数日、訃報が続いている。/絵本『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子さんが11月5日に他界(享年72歳)。“本当に生きた時に初めて死ねる”というメッセージはインパクトがあった(恥ずかしながら、大人になるまで意味が分からなかった)。※『100万回生きたねこ』(Ama)/11月7日に宇宙戦艦ヤマトの“名物”プロデューサー、西崎義展氏が溺死(享年75歳)。実写版ヤマトの公開直前の死。/11月8日には、元全日本プロレスの名レフェリー、ジョー樋口氏が他界(享年81歳)。往年のプロレス・ファンなら誰もが知っているジョー樋口氏。御冥福を祈ります。
//先週末にアクセスカウンターが大回転していたので、「更新してないのになぜだろう」と思っていたら、『ハチミツとクローバー』の作者で、僕が大好きなマンガ家さん、羽海野チカ先生がツイッターに「鬼教官の美しいポージングの数々にしびれる憧れるぅ!」と、ジョジョ立ち教室へのリンクを貼っておられた!ちょうど先生の『3月のライオン』を読み始めたところだったので、めっさ嬉しかった。ジーン。(T_T)
 11月9日…(つづき)僕はデモの全体像を知る為に、沿道を各チームと歩きながら、自分が賛同できると思ったシュプレヒコールで一緒に手を挙げた。特に、ノーベル平和賞に選ばれた劉暁波氏の即時釈放を求めた「中国政府は劉暁波さんを釈放しろ」は、200%賛成なので目一杯「釈放しろ〜!」と声をあげた。他には、「我々は日本とアジアの自由と平和の為に戦うぞ(戦うぞ〜!)」「我々は拉致被害者を見捨てないぞ(見捨てないぞ〜!)」「ロシアは北方領土を返せ(返せ〜!)」「我々は日本の自由と平和を守り抜くぞ〜!(守り抜くぞ〜!)」等々。/大半のシュプレヒコールは一緒に言えたんだけど、一つだけズッコケたものがあった。「日本人は圧政に苦しむ“支那”、朝鮮国民と連帯し、共産党一党独裁体制を打倒するぞ〜!」。これ、何度か出て来たフレーズなんだけど、かつては差別的意味合いを持っていた“支那”という言葉を使って相手国民に連帯を呼びかけるって、何かのブラックジョークなのか?“支那”という言葉は、インドシナ、南シナ海など地名に含まれており、英語のChinaとも通じるし、「言葉狩り」をする気は毛頭ない。しかし、戦時中の日本では大陸の人々を見下す差別語として使われていたのも事実。/「ジャップ」は、言葉そのものとしてはジャパニーズを略しただけ。だけど、もし米国人が「ジャップと連帯しよう」と言ってきたら、僕は「ふざけるな」となる。問題は、言葉の解釈ではなく、過去にそれが差別的意味合いを持っていたかどうかなんだ。ウィキによると、「支那という言葉は、日清戦争以降、中国政府や中国人を非難・侮蔑するときにたびたびセットで使われた」「1946年に外務次官通達が行われ、これ以後、放送・出版物においては中国のことを支那と呼称することを自粛することになった。中華民国の代表者から公式・非公式に「支那」の字の使用をやめてほしいとの要求があった」とのこと。/常識的に考えて、差別語かどうかは、言う側ではなく言われた側の気持ちを優先すべきもの。わざわざ相手の嫌がる言葉を選んで使う感覚が分からない。その言葉を使うことが日本の名誉になるとは思えないし、主催の『頑張れ日本!』が広範囲な支持を集めたいのなら、レイシズムが見え隠れする“支那”という言葉を使うのは運動全体にとってもマイナスだと思う。/最後に。開催前日という凄いタイミングで尖閣映像が流出したことから、今回は何人が集まるのか想像がつかなかった。約4千人というのは、『頑張れ日本!』が呼びかけたデモでは過去最高の参加人数とのこと。この4千人という数字をどう解釈するか。高校野球の決勝には5万人が集まる。コンサートでも5万人はザラ。一方、海保の勇気ある人物が、職を失う覚悟で動画をアップした結果、翌日に集まったのは4千人。東京の人口は1300万人だから99.5%が未参加。行ける距離で参加しなかった関東の人は99.9%以上。参加人数が“過去最高”とはいえ、この数字は国民運動にはほど遠い。主催者サイドは「中国の民主化勢力を応援して中共独裁政府を打ち倒す」「チベットやウイグルを圧政から救う」ことを目的としており、左派も中国の人権状況の酷さは改善すべきものと分かっているので(かつての中国盲従型の左翼はもういない)、この一点に絞れば左右で手を結べるハズ。合同でデモを呼びかければ人数も増えるし、それが国民運動への第1歩かと。※尖閣動画については、本当に問題なのは、あの続きの逮捕時の映像という噂もあり、後半部分が流出する前に政府がとっとと公開すべき。犯人捜しなど殆どの国民は求めてない。なんで民主は民意を無視するかね。


4千人のデモ隊の先頭 第2陣の子ども達
東京駅のそば。彼方まで日の丸がたなびく
外国人観光客が撮りまくり 思わず撮らせてもらった
最後の画像にある「反中国ではなく反中国共産党です。アジアに真の平和を!」、これは非常に重要なメッセージ。尖閣問題で頭に血が上り、中国人=中共政府という短絡的な考え方にならぬために。また、この立場からだと右派・左派の共闘が可能。
 11月8日…先週後半からの上京は、仕事の打ち合わせや取材だけじゃなく、国立新美術館のゴッホ展や、まだ関西では未公開の映画をミニシアターで鑑賞するなど、イロイロと目的があった。中でも、6日に日比谷野外音楽堂で開催された中国政府への抗議集会(参加者約4千人)と、それに続くデモは、呼びかけ人が自民ですら距離を置く右派論客の筆頭・田母神氏&右派マスコミの代表格チャンネル桜であり、どうしても足を運びたかった(公式HP)。こう書くと、リベラルの僕がなぜ右派の田母神氏の集会に参加するのか違和感を持つ人もいるだろう。愛国心の形は様々であり、左派の愛国者、右派の愛国者、その両方の意見を聞いて「一致点」があれば、目的実現のために部分的にでも協力できるはず、そんな風に思っている。僕と田母神氏は過去の歴史観(戦争観)が全く異なっており、核政策の考え方も真逆だ。でも、だからこそ、氏の思想の背景を知る為に耳を傾ける必要があると思ったんだ。しかも西村眞悟、小池百合子などタカ派で知られる政治家も集まるということで、一気に色んな意見を聞ける好機だった。/会場に着いて驚いたのは、ステージ上の横断幕。『自由と人権アジア連帯集会』と書かれていた。“自由と人権”は左派の集会でよく見かけるフレーズであり、登壇する人も中国国民に選挙権や表現の自由がないことを問題視した演説が多かった。アムネスティの集会といっても通じるくらい。会場はたくさんの風船で飾り付けられており、この辺もメーデーや護憲集会と雰囲気が似ていた。民族差別的な発言はほぼ皆無。中共政府の圧政下にあるウイグルの人など、海外のゲストも壇上でスピーチし、“アジアの連帯”を色濃く打ち出していた。/主催者サイドからは中共政府の覇権主義への反対運動を、“国民運動”として盛り上げる為に、幅広い参加者を受入れようという姿勢を感じた。軍歌を大ボリュームで流しながらマイクで恫喝する街宣右翼のやり方では、市民の支持を得られないと判断しており、会場周辺では一台も黒い街宣車を見かけなかった。一方、オイオイとなったのは後半の地方議員ゲスト達。「大東亜戦争の英霊達と行進しましょう!」「日本も核武装するべきだ!」と、賛否はともかく、なぜここでそれを出してくるのかと閉口した。/2時間半の集会が終わり、15時半からデモ隊が日比谷から東京駅を経由して大手町まで約3キロの行進を開始。一列が5人で田母神氏が先頭。波のように揺れる日の丸は、国旗・国歌の強制に複雑な感情を抱いている僕が見ても「壮観」「美しい」と言わざるを得ない光景だった。デモ隊出発前に進行役の水島氏が語った「いま私たちが立っている、ここが、最前線なんです!」は名言かと。デモ隊はスムーズに信号を渡れるように各200〜300人くらいの数チームに分かれており、警官が手動で信号を切り替えていた。デモ隊の構成が巧みで、田母神氏や政治家が率いる第1隊に対し、後続の第2隊は着物を着た小さな可愛い子ども達が先頭で、女性もたくさんいた。ピースフルで威圧感はゼロ。これはめちゃくちゃ効果的で、外国のメディアは必死でこの第2隊を追っかけていた。(つづく)


「自由と人権アジア連帯集会」
壇上にはアジア各国の国旗が並ぶ
会長の田母神氏

通路にまで人が溢れた野音 たくさんいた海外メディア

壇上が見えないほどの日の丸

救国Tシャツの
スタッフさん
 11月4日…体調は復活したのですが、明日から仕事で東日本に向かうため、次回の更新は11月8日の夜になります。出発までにもうちょっといろいろ更新したかったのですが…。来週は更新しまくりますッ!
//東京六大学野球を制した、早稲田の100代目野球部キャプテン斎藤佑樹投手の、球場での優勝コメントにグッときた。「最後にひとつだけ言わせて下さい。本当に色んな人から“斎藤は何か持っている”と言われ続けてきました。今日何を持っているのか確信しました。それは、“仲間”です。こうやってチャンスを回してくれた仲間がいて、こうやって応援してくれる仲間がいて、慶応大学という素晴らしいライバルがいて、ここまで成長できたと思っています」。今後の活躍が本当に楽しみ!
 11月1日…気温の激しい変化に対応できず、風邪でダウンしてこざるよ…。番組情報だけは意地でも更新。






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