《2003年おすすめ展覧会》

これはもちろん自分が知り得た情報の中でということであり、他にも素晴らしい展覧会があるかも知れません(っていうか、あって欲しい!)。
展示予定については、知名度、過去の実績、交通の便などを考えて、以下の16館に絞ってチェックしました。

東京国立博物館 04年2月まで決定
国立西洋美術館 12月15日以降未定
東京都美術館   04年3月まで決定
Bunkamura ザ・ミュージアム 04年2月まで決定
サントリー美術館 04年1月まで決定
出光美術館 04年5月まで決定
京都国立博物館 10月6日以降未定 
京都国立近代美術館 04年1月まで決定
京都市美術館 04年3月まで決定
大阪市立美術館 10月27日以降未定
大丸ミュージアム梅田 6月2日以降未定
サントリーミュージアム天保山 04年1月まで決定
奈良国立博物館 8月18日以降未定
奈良県立美術館 04年2月まで決定
神戸市立博物館 04年3月まで決定
兵庫県立美術館 04年3月まで決定

全国の美術館のお役立ち総合リンク集→
http://www.geocities.co.jp/Milano-Aoyama/7391/



以下、開催日順のオススメです。

★『新春国宝展』奈良国立博物館(2月9日まで)関西

国宝 信貴山縁起絵巻〈飛倉の巻〉 ※平安時代のSFスペクタル!
国宝 日本書紀 ※うおっ!これは貴重!
その他、合計29点の国宝が出てます。29点、といっても仏像は少なく、色がかすれて消えかかった絵(歴史的価値は分かるが)など、ラインナップはかなり地味。


★『日本のやきもの1200年』サントリー・ミュージアム天保山(3月1日〜5月11日)関西

奈良時代から江戸時代までの伊万里・鍋島、仁清・乾山など「やきもの」の歴史を、約140点を展示することでイッキに紹介!重要文化財も4点出ます。


★『ロダン展』大丸ミュージアム梅田(3月19日〜4月6日)関西

彫刻の神様、巨匠ロダンの作品72点が堂々の集結!


★『開館25周年記念特別展 喜有此一碗』樂美術館(4月6日〜7月6日)関西

楽焼の名品が一同に集まる!毎月第1週の土日は、手で茶碗を触らせてもらえるとのこと。

http://www.raku-yaki.or.jp/museum/index-j.html


★『ミレー3大名画展』Bunkamura ザ・ミュージアム(4月10日〜7月13日)関東

今年の美術界最大のビッグイベント!一生、日本に来ることはないと思っていたミレーの代表作「晩鐘」「落穂拾い」「羊飼いの少女」の3作品が一度にやって来るという、バブルの頃でも考えられないブッ飛び企画。しかも、ミレー以外にもゴッホ、ゴーギャン、クールベ、ピカソらの作品も出るというので、冗談抜きで失神するかも。展覧会のコンセプトは「庶民の生活を通して、働くこと、生きることの意味、人間の尊厳とは何かを問いかける」というド硬派ヒューマニズム路線。気合を入れて鑑賞したい。
それにしても、この3ヶ月間にパリ・オルセー美術館に足を運んだ人は、ミレーのコーナーがスッカラカンなので絶句するだろうなぁ。

以下、3大名画が紹介された関連サイト→
http://www.bunkamura.co.jp/museum/schedule/schedule.html


★『京の茶陶』出光美術館(4月19日〜6月29日)関東

仁清・乾山を中心に京焼きの名品を展示。長次郎をはじめとする楽家代々の名碗も特別展示するとのこと!



★『バルビゾン派から印象派 ボルティモア美術館展』
〜サントリー・ミュージアム天保山 (5月24日〜7月6日)関西

自然の光や風景を愛したバルビゾン派や印象派の絵画・素描・版画約80点を展示。ルノワールが出る。素描(スケッチ)と板画ばかりでなければいいのだが…。


★『世紀末の華 アルフォンス・ミュシャ展』Bunkamura ギャラリー(6月5日〜17日)関東

アール・ヌーヴォーの旗手、チェコが生んだ天才画家ミュシャのポスター・ギャラリー。


★『アート・オブ・スター・ウォーズ展』京都国立博物館(6月24日〜8月31日)関西

な、な〜んと!国立博物館でスター・ウォーズ展とはッ!映画で実際に使われた模型やコスチューム、背景画など、スター・ウォーズに関するすべてのアートを紹介するとのこと。おったまげた。
※しかもこれは前編らしくエピソード4〜6が中心。来春に後編としてエピソード1&2の展覧会をするらしい。この気合、ハンパじゃないッ!


★『クリムト展』兵庫県立美術館(6月28日〜9月21日)関西

19世紀末ウィーンで活躍したクリムトを特集。妖艶なクリムトの美世界にドップリと浸りませう。
※エゴン・シーレの作品も出る模様ッ!


★『フリーダ・カーロとその時代』
Bunkamura ザ・ミュージアム(7月19日〜9月7日)関東
サントリー・ミュージアム天保山(9月13日〜10月19日)関西

47歳で病に倒れた、メキシコが生んだ情熱の女流画家フリーダ・カーロ。その苦悩の人生を刻み込んだ作品がやって来る。短い生涯を熱く生きたカーロの芸術に触れよう。


★『ディック・ブルーナ展』サントリー・ミュージアム天保山
(7月19日〜8月31日)関西

ミッフィーで有名なブルーナのアート&デザイン、さらに生立ちや哲学なども含め、人間ブルーナの全貌を紹介!


★『レンブラントとレンブラント派−聖書、神話、物語』国立西洋美術館
(9月13日〜12月14日)関東

詳細は不明なるも、レンブラントがらみということで、とにかく要チェック!


★『生誕100年記念展 棟方志功〜わだばゴッホになる』
奈良県立美術館(9月27日〜11月16日)関西
Bunkamura ザ・ミュージアム(11月22日〜2月1日)関東

「わだば(俺は)ゴッホになる」そう誓って青森から画家の道を目指した棟方は、才能を板画で開かせ“世界のムナカタ”となった。ひたむきに芸術を掘り下げ、生命と真摯に向き合う彼独自の芸術世界は、死後約30年を経た今も、多くの人に感動を与え続けている。
今展は棟方が残した膨大な作品群から、板画の代表作を中心に、油彩画や書、陶芸などの作品も含め約100点を展示。彼の最高傑作、衝撃の『釈迦十大弟子』も出る!


★『大英博物館の至宝展』東京都美術館(10月18日〜12月14日)関東

同美術館が“創立250周年記念”とうたって企画しているので、かなりイイモノが出そう。
※04年1月から神戸市立博物館に巡回。




昨年は雪舟展、ゴッホ展、大観展、レンブラント展、ピカソ展、プラド美術館展と、超豪華な当たり年だった。さすがにそこまでは行かないけど、今年もミレー、ロダン、クリムト、スター・ウォーズと、各美術館がんばってるなぁ。

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