世界墓マイラー同盟第8回企画
【あの人に会いたい〜護国寺巡礼会】
2025.11.29 開催決定!

大隈重信のお墓は約5メートルもある

歴史に人あり、人に歴史あり。晩秋の澄んだ空気の中、護国寺(文京区)に眠る偉人の巡礼会を実施します!
当日は約30名の墓を「世界墓マイラー同盟」が心を込めてご案内。それぞれの墓前で生涯と業績を紹介し、故人への熱い想いを語ります。
護国寺はメトロ有楽町線の護国寺駅から徒歩1分という、とても訪れやすいお寺です。是非この機会に一緒に巡礼しましょう。申込みは後述のメールアドレスからになります。
※私たち世界墓マイラー同盟は、2019年以降これまで雑司ヶ谷霊園、青山霊園、染井霊園、谷中霊園をご案内してきました。
※護国寺は江戸時代前期の1681年に5代将軍・徳川綱吉の母桂昌院の発願(ほつがん)で建立されました。
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●開催日時:11月29日(土)13時より16時半まで※休憩あり(雨天決行)
●集合時間:12時半より受付開始
●集合場所:護国寺の仁王門(山門)後方の広場※ベンチつきの休憩所

 

※東京メトロ有楽町線・護国寺駅の1番出口を出て北に徒歩1分

  

※仁王門の背後にベンチのある広場があります!

●参加費:2000円(資料代込み)
●定員:20名強(先着順)

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《墓参予定の偉人 34名》

〔メイン解説〕(10名)

●大隈重信(1838-1922)83歳…薩長の藩閥政治を打破するため、最初の政党内閣を組織した第8代総理大臣。佐賀藩士。私財を投じて「学問の独立」を掲げ早稲田大学を創立。国家主義者の爆弾テロで右足を失うも義足で演説を続け再び首相(17代)に。
●三条実美(さねとみ)(1837-1891)53歳…幕末に尊王攘夷派公卿の中心人物として長州藩の志士たちと行動。新政府では太政大臣となる。温厚な性格で政府内の対立(西郷・大久保・木戸など)の調停役を担った。
●梶原一騎(高森朝樹)(1936 -1987)50歳…漫画の「スポ根もの」分野を確立した劇画作家。原作漫画に「巨人の星」「あしたのジョー」「タイガーマスク」「空手バカ一代」「侍ジャイアンツ」「愛と誠」。
●野中 到(いたる)(1867-1955)87歳…気象学者。28歳で富士山冬季初登頂。日本の気象予報を正確にするために、妻の千代子と富士山頂で最初の越冬観測を命がけで試みた。新田次郎が小説『芙蓉の人』で野中夫妻を描く。
●益田 孝(鈍翁)(1848-1938)90歳…世界初の総合商社「三井物産」を創立し三井財閥の発展に尽力。茶道具の鑑識眼に優れ、美術品の海外流出を防ぎ「利休以来の大茶人」と称えられた。佐渡生まれ。
●安田善次郎(1838-1921)82歳…「富を社会に還元する」理念を持つ実業家で慈善活動の先駆者。維新後に安田銀行(現みずほ)・安田生命を創設。日比谷公会堂・東大安田講堂などを寄付するが青年右翼に刺殺される。
●ジョサイア・コンドル(1852-1920)67歳…鹿鳴館や東京帝室博物館(現国立博物館)、ニコライ堂などを設計したイギリスの建築家。20代で工部大学校教師として来日し、建築家の養成や西洋建築の導入に貢献した。
●山県有朋(1838-1922)83歳…第3代首相・陸軍大将・元帥。伊藤博文と並ぶ明治政治の双璧。維新後ヨーロッパの兵制を視察し、徴兵令を制定するなど近代日本陸軍の創設者。軍・官に巨大派閥を作り政界に絶大な権力を振るう。
●野村吉三郎(1877-1964)86歳…外交官、理性的な海軍大将。ロンドン海軍軍縮会議の代表団長。近衛内閣で駐米大使に任じられ、真珠湾攻撃の日まで日米交渉に奔走し戦争回避を模索。在米日系人に「(もう)君たちはアメリカ国籍なのだから、立派なアメリカ人としてアメリカに忠誠を尽くせ。それが大和民族の正しい道というものだ」と説く。
●淡島千景(1924-2012)87歳…宝塚歌劇団の娘役スターから映画界に入った名優。出演作「夫婦善哉(めおとぜんざい)」「駅前シリーズ」「にごりえ」「人間の條件」「生きる」など。晩年まで出演し続けた生涯現役女優。黒澤監督「彼女の笑顔に“生きる”という言葉が宿っていた」。

〔ワンポイント解説〕(24名)

●富山栄市郎(1903-1978)75歳…玩具メーカー「トミー」の創業者。1959年に「プラレール」の商品化を決断。1970年に「日本の子どもには日本の車を」とトミカ(ミニカー)事業を承認する。
●高梨五郎(1914-1973)59歳…兄・仁三郎と一緒に「東京コカ・コーラボトリング」を設立し、日本で最初のコーラのボトラー(製造会社)となる。※同社は製造を担当し、販売は「日本コカ・コーラ株式会社」が行った。
●野間清治(せいじ)(1878-1938)59歳…講談社を創業した出版人。教員を経て、1911年に講談社を設立。「講談倶楽部」「少年倶楽部」「キング」など多くの雑誌・書籍を発行した。
●大山倍達(1923-1994)71歳…空手家。1964 年(41歳)に極真会館を設立し、寸止めでなく直接打撃を取り入れた極真空手を創始。牛を素手で倒した(47頭、うち4頭は即死)
●石井絹治郎(けんじろう)(1888-1943)55歳…大正製薬を創業した初代社長。1927年に感冒薬「パブロン」を販売。また、薬剤師の地位向上のため努力した。
●大倉喜八郎(1837-1928)90歳…大倉財閥の祖、実業家。越後の人。戊辰戦争の際、官軍に武器を売って巨利を得、大倉組商会を設立。帝国劇場、帝国ホテル等の設立に協力。
●松平治郷(はるさと)(1751-1818)67歳…出雲松江藩主。号は不昧(ふまい)。殖産興業や藩校の整備など藩政改革に尽力。茶道のほか禅道・書画・和歌に通じた。
●高橋箒庵(そうあん)76歳…三越にショーウィンドーを設けて商品を陳列するアメリカ式の販売法を導入した実業家・茶人。護国寺の檀徒総代を務め同寺を茶道の拠点にするべく、松平不昧公の分墓、茶室の整備などを行い茶道振興に尽力。
●岡田信一郎(1883-1932)48歳…建築家。西洋建築の最高峰と称えられる「明治生命館」(千代田区)のほか、歌舞伎座、東京都美術館、大阪市中央公会堂などを設計。
●小川啓三(1925-2012)86歳…洋菓子店「銀座コージーコーナー」を創業し、夫婦で300店以上に成長させる。幸子夫人と仲良く寄り添う銅像が墓所に建つ。シュークリームに自信あり。
●田中光顕(みつあき)(1843-1939)95歳…政治家・宮内大臣。警視総監等を経て宮内相を11年間務め、宮中に絶大な権力を築いた。高知出身であり、坂本龍馬を有名にする 。
●山田顕義(あきよし)(1844-1892)47歳…長州で松下村塾に学び戊辰戦争・西南戦争に従軍。明治政府の初代司法大臣となり、刑法はじめ法典編纂に尽力。日本法律学校(日本大学)創設。陸軍中将。伯爵。
●団 琢磨(たくま)(1858-1932)73歳…三井財閥の指導者。福岡藩士の子。米国留学後、工部省に入り、三池鉱山局勤務を経て三井に入社。財界の顔となるが右翼の血盟団に暗殺される。
●団 伊玖磨(いくま)(1924-2001)77歳…作曲家。琢磨の孫。山田耕筰らに師事し、歌劇「夕鶴」「ひかりごけ」のほか映画音楽など多数作曲。随筆「パイプのけむり」でも知られる。
●井上正夫(1881-1950)68歳…俳優。出身地・愛媛の訛りを“持ち味”として直さなかった。新劇の芸術性と新派劇の大衆性をともに追求。稲垣浩監督「もしこの人が出なかったら阪妻、大河内はトーキーとともに消えていったかも」(無声映画の剣戟スターは見せる演技に特化し、台詞まわしは不得手だったが、井上が話す演技の手本を見せた)。
●梅 謙次カ(1860-1910)50歳…法学者で「日本民法典の父」。松江出身。東大教授。法政大学の創立者。民法と商法の起草に携わり、明治立法史に大きな功績を残す。
●富田鉄之助(1835-1916)80歳…日銀第二代総裁。仙台藩出身。福澤諭吉の媒酌によって杉田玄白の曾孫・杉田縫(杉田玄端の娘)と結婚したが、その際に日本で最初の夫婦契約書を作成。
●池田成彬(しげあき)(1867-1950)83歳…日銀第九代総裁や大蔵・商工大臣などを歴任。留学経験からアメリカと戦争すべきではないとし、太平洋戦争に反対して東条英機と対峙。東条は池田を懐柔しようとして召集された池田の息子を安全な東京勤務へ移すことを提案したが池田は即座に断った。結局、息子は一兵卒として大陸に出征し、栄養失調とマラリアで没した。
●武藤信義(1868-1933)64歳…史上唯一、二等卒(後の二等兵)から大将までの全ての階級を経験し、果ては元帥にまで上り詰めた陸軍軍人。満州における軍事・行政・外交を掌握し「これほど権力を掴んだ者は明治維新以来いない」と評された。
●土肥原(どひはら)賢二…「満洲のロレンス」謀略部門のトップとして満洲国建国に中心的役割。帝国陸軍きっての中国通。軍規に厳しく「中国民衆から徴発するな、部落を焼くな、女を犯すな」。A級戦犯となり刑死。陸軍大将。
●前田利為(としなり)(1885-1942)57歳…旧加賀藩前田家第16代当主の陸軍大将。東條首相を猛然と批判「(東條は)宰相の器ではない。あれでは国を滅ぼす」「先の見えない男」。ボルネオ守備軍司令官を務めたがボルネオ沖で搭乗機が墜落。世が世なら加賀百万石の殿様だった。
●須見新一郎(1892-1977)85歳…陸軍大佐。日ソが衝突したノモンハン事件(1939)で生き残った連隊長3人の中の1人。軍上層部が作戦失敗の罪で各部隊長を自決させたことに激怒。
●松村謙三(1883-1971)88歳…戦後、日中関係正常化に全力を尽くした政治家。富山県生まれ。厚相・文相・農相を歴任した。
●下田歌子(1854-1936) 82歳…女子教育の先覚者で歌人。岐阜出身。華族女学校創立に参画し、実践女学校・女子工芸学校を創設。歌人の号は香雪で「明治の紫式部」とあだ名された。

※当日の進行状況により人物は変更される可能性があります。

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〔懇親会〕
●豊盛園(中国全土の本格料理)
●17時ごろ〜19時ごろ
●参加費4000円(飲み放題)
各地から集まる墓マイラーと交流しましょう。(^^)/
 
東京都文京区音羽2-11-22(護国寺駅の隣り)
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〔当日の注意事項〕
〔申込み方法〕
こちらのアドレス fuu.joester@gmail.com に次の3点を記入して下さい。
●お名前
●在住都道府県
●A(巡礼のみ参加)//B(巡礼と懇親会)
※当日、受付時にAの方は2千円、Bの方は6000円をお願いします(お釣りのなきよう) <(_ _)>

〔当日の注意事項〕

※“少し歩いて立ち止まる”の繰り返しで、かなり足が疲れるため、アウトドア用の小さな椅子があると非常にラクです。
※墓地内移動中は他の墓参の方の妨げとならいようお気を付け下さい。
※倒壊した墓碑や石灯籠には不用意に近寄らないで下さい。
※保険(旅行保険・けがの保険等)が必要な方、ご加入は各自にてお願いいたします。
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お墓参りは時空を超えて尊敬する故人に感謝を伝えることができる素晴らしいひととき。共に感動を分かち合いましょう!
(同盟メンバーに石材業界の方がいるため、石の産地、造形の視点などからもお話が可能です)

★主催:世界墓マイラー同盟 当日案内:カジポン、黒坂、オクタカほか







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