ジョジョ・ファン感涙の無料ゲーム『ディアボロの大冒険』。全貌が明らかになるにつれ、別のダンジョン（迷宮）があることやスタンドの合成による新スタンド錬成、味方キャラの登場など、単なる“片手間で遊べるフリーゲーム”の域を遙かに超越した作品であることが判明してきた！セリフが原作に忠実であるだけでなく、波紋使いになれば水上を歩ける、沸騰ディスクをＦＦに投げれば瞬殺、トニオの充実メニューなど、ファンを唸らせる小ネタのオンパレードに脱帽ッ！

荒木先生が６部で考えた「スタンド（超能力）をディスク化して他人が使用」というアイデアが、これほどゲームと相性が良かったとは！おかげでディアボロがエコーズやＦＦ銃など何でも使えて実に面白い。
ただし！難易度は決して甘くない。僕はトルネコやシレンといったダンジョンものをやったことがないので、戦闘のコツが何も分からず大変な苦労をした。死ねばそれまで持っていた貴重アイテムが全部消滅＆レベル初期化するので、ライフポイントが一桁になった時の緊張感は相当なもの。ライフ満タンなのにレア・アイテムもろともロードローラで押し潰され遠距離からエンポリオに撃たれて即死した時は、ショックで呆然となった。(>_<) ｷﾞｬｰｽ

しかし、そうやって何度も挫折しかけながら、最初の12階のエンヤ迷宮をクリアーした時の喜びはひとしお。一気に行動の選択肢が増え、アイテムを亀に保管したり、ポルポに部下を呼ばせたり（ペッシ爆笑）、ＳＰＷ財団に情報収集させたり、様々なことが可能になる！
多くの方がその興奮を味わえるよう、僕のようにゲームが苦手な人の為に、戦いで気づいたコツを書いていきます！（以下はゲーマーなら常識のことばかりだろうけど、僕は全く知らなかった！）

★初心者がクリアーを目指す10大ポイント※F１ボタンでゲーム画面が大きくなります！

（１）先制攻撃が重要！１ターンに攻撃と移動のどちらかしか出来ないので落ち着いて考えよう。敵の隣で移動を終えれば攻撃を受けてしまうので、敵が隣接するようおびき出して先制攻撃しよう。１マス挟んで対峙した時は、こっちがその場で攻撃（素振り）したら接近してくる。

（２）物を投げる時や射撃の際は「Ｃ+方向キー」を活用しよう。ターン消費なしで向きを変えられる！

（３）スタンドはガンガン“単行本”で強化しよう。５階までに防御力の高いスタンド（３以上が理想）を装着するか、波紋使いになっておかないと、ワンチェンなど吸血ゾンビとの戦いは厳しい。

（４）複数の強敵と戦う時は常に１対１のバトルになるよう通路で勝負。２対１では大ダメージ、っていうか大抵は死亡。僕の鬼門は「運命の車輪」「ジャック」「エボニーデビル」。殆どの死因はこれ。これらが複数で来たら、罠をはった通路に誘い込んだり、射撃で先手を打つなど迅速な対応が必要！

（５）「Ｚ+Ｘキー」はその場で急速回復できるので重宝するけど、かわりに敵が猛スピードで近づくので周囲の安全を確保してから使おう。強敵の多い後半の面では通路にエコーズやマン・イン・ザ・ミラーを仕掛けてから回復するように。

（６）トニオの店ではカエル、単行本、射撃スタンドの順で優先的に買おう。やはりカエルは頼りになる。
※ラヴァーズ最強伝説…自分もダメージを受けるけれど、防御力の高い敵はこれで一発。直接攻撃と違って空振りがないので確実な反撃となる。

（７）序盤の最重要ディスクはＦＦかも。ＦＦでマメに回復していれば死なないし射撃にも使える。ちなみに装備スタンドは異なる部にした方が、単行本アップが容易なので吉。

（８）逃げる時はshiftキーを使った「斜め移動」を使わないとすぐに追いつかれる。

（９）「神砂嵐」が吹き始めたら強制終了（フロアの時間切れ）の合図なので早く降りよう。でないと天井が落ちてシーザーのように…（汗）。

（10）エンヤ婆やレベル２の敵は「攻撃の空振り＝死」なので、デス13で眠らせたり、レッチリで視界を奪う、エンポで混乱させる、ミラーでスピードを奪うなど、合わせ技が必要！

これで何とか最初の迷宮は制覇できるハズ。僕がメインで使ったスタンドは、
●攻撃…ハーミット・パープル。“単行本”で数値を４にあげたもの。
●防御…イエローテンパランス。本当はフールやスパイスガールが便利なんだけど滅多に出ないので。射撃ダメージを半分にできるクラフトワークもお薦め！
※その他の便利情報。“単行本”はマニアの知識が活かされる。例えばエコーズは５部の単行本でも強化が可能だし（最初に康一君が出てた）、スタプラは４部や６部でもＯＫ。亀の倉庫は狭いけど、ジッパーにアイテムを入れていくと広くなる。あと、嫌なトラップは壁沿いに多い気が。

 

それにしても、本当によくぞ作ってくれたもの！qraさん、ムニエルさん、クライヴさんという３人の神々（制作者）に心から感謝しまくり！単行本の表紙に至るまで原作を参考にした美しいグラフィック、次々に流れるロックの名曲の数々！公開からわずか２日間で10万アクセスというのも納得。
このゲームは、名作の３部・格ゲーを最後に、ファンが満足するジョジョゲーを開発できなかった大手ゲーム会社に対する、ファンによる挑戦状にも思える。対戦もできずリゾットが登場しなかった５部ゲー、せっかくの名シーンが紙芝居になっている１部ゲー。２作とも声優は素晴らしく、戦闘シーンはリアルだったのに、原作の重要シーンへの愛が足りなく見えた為に、残念ながらファンの大きな支持は得られなかった。

無償で公開された『ディアボロの大冒険』からは、「作品へ愛情を注ぐとはこういうことだッ！」という、制作者の叫びにも似た熱い思いを感じた。その心意気に、文字通り“黄金の精神の輝き”を見たーッ！！

（大手ゲーム会社さん、これを機会に全キャラ登場の格闘ゲームを制作して下さい！！）

【禁断の裏ワザ（文字反転）】→
（１）トニオさんごめんなさい…「ペット・ショップで逃亡」「マン・イン・ザ・ミラーで場所を入れ替えつつ逃亡」「ザ・ハンドで壁を削って逃亡」「ブチャのジッパーで階下に逃亡」「波紋で水上を逃亡」など可能のようです（汗）。
（２）バイツァ・ダスト発動（途中セーブ）…強敵と戦う前にいったん終了。フォルダの「00」「01」「01n」の３ファイルをコピー、新規フォルダに保存。仮に死んだら、事前に保存していたファイルで上書き。これで時間が戻され、レア・アイテムも成長武器も消える心配はナッシング！ビバ・バイツァ・ダスト！