アラブ館
シリア展D
(1994年)
世界最大の遺跡!パルミラ大遺跡特集・後編
(宮殿跡)
こちらはクレオパトラの子孫、ゼノビア女王の宮殿跡。彼女が独立宣言を
ローマに叩き付けたのだ。パルミラは砂漠ゆえ、遺跡が雨に侵食される
ことがほぼ皆無。これほどきれいに遺跡が残っているのは、そのためだ。
(発掘された、当時のトンマな壷)
壷っていうより、形状をよく見ると水さしだな、こりゃ。とんでもない所から
水が出るようになっている。パルミラ人ってテンション高かったみたいだね。
(遺跡に月が昇る)
左上に月が出ている。どの柱にも細かな彫刻がほどこしてあり、見る者
を飽きさせなかった。それにしても、うまく石の上に石が乗ってるよなぁ。
(パルミラをアラブ城から望む)
夕暮れ時のパルミラ。まったく観光客がいないのが分かるだろうか。バスは1日1本しかなく
交通がとても不便なためだ。しかも日中の気温が50度になったりする。サソリもいる。だが、
だからこそ安易に踏み荒されることもなく、2000年の時の流れを持ちこたえてきたのだろう。
この写真でもほんの1部しか遺跡が映っていない。他にも元老院議事堂跡、住居跡、浴場跡、
高さ25メートルの共同墓地など、ありとあらゆる遺跡が残っている。ぜひ1度は訪れて欲しい。
ひとつの都市がそのまま残っているだけなので、入口や入場料といったものはない。本当に、
こんな場所がこの世にあるなんて!ぶっとんで、クラクラすることうけあいだ。レッツ・ゴー!!
(お疲れ様!会場案内板へ)
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