最新文芸情報


2013.3〜4

 4月30日…五輪招致レースで「他都市を批判・比較してはならない」という超絶タブーを犯した猪瀬都知事。「証拠の録音データがある」とニューヨークタイムズに言われて、氏はライバル都市をdisったことを認めた。頭が痛いのは、この人の弁明がまったくトンチンカンなこと。「今回のニューヨークタイムズのインタビューで、どういう発言が規範に触れるかがわかったので、いい経験になった。大変良かった。今後は、IOCの規範を遵守していきたい」。うお〜いっ!先方(トルコ)は「悲しいことだ」って傷ついてるのに、「いい経験」「良かった」なんて言葉がどうして出てくるんだ!?そこは謝罪オンリーで誠意を見せろよ…。イスラム諸国に対してアラーまで引用して批判しておいて、なんでドヤ顔で“かえって良かった”とか言ってるんだ。他者の心を傷つけたという問題の本質が分かっていない。猪瀬都知事のこのツイッターも酷い→「今回の件で誰が味方か敵か、よくわかったのは収穫でした。またNYTのおかげでこの時期のガイドラインの線引きがわかり貴重な体験となりました。五輪招致、ますますいき盛んんです(原文ママ)」。自分の人権感覚が五輪精神違反と糾弾されているのに、敵とか味方とか、そういうことじゃないだろう!?どうしてこんな男が都知事選で史上最高の投票数を得たのか…脱力。※辞職発表を予想する識者もいるけど、コトの重大さを当人(知事)が分かっているか怪しいんだよね…。
 4月29日…ニューヨーク・タイムズが伝えた、猪瀬都知事による五輪開催地ライバル候補イスタンブール(トルコ)に関するイスラム蔑視発言(「イスラム諸国が共有しているのはアラー(神)だけで、お互いにケンカばかりしている」)。これが事実なら、イスラム圏の票がゴッソリと離れる可能性が。っていうか、東アジアだって互いにケンカばかりじゃん…。猪瀬氏は「真意と異なるニュアンスで報道された」と弁明。それならそれで、早く“真意”を説明しないと!“異なるニュアンスで報道”だけでは、何の説明にもなっていない。猪瀬氏は“マドリードやイスタンブールのインフラは遅れており洗練された設備もない”“トルコは若者が多い=早死にが多い。長生きしている日本文化を見習え”的なことも言ったと報道されている。もし本当なら、トルコはイスラム圏屈指の“親日国”なのに、反日感情を呼びかねない。トルコのスポーツ相は次のコメントを発表「発言は公正ではなく、悲しいことだ。オリンピック精神に反している。イスタンブールはほかの立候補都市に対して否定的な声明を出したことはないし、これからも出さない」。
/普通なら、“知事ともあろう人がそんな発言をするはずがない、誤訳だろう”となるけれど、猪瀬知事は脱原発集会に日比谷公園の使用を認めないのに、差別主義者の新大久保デモは「合法だから見守る」という立場。“差別をする表現の自由”にはとても寛容。それがある分、“言いかねない”って思ってしまうんだよね…。人情派弁護士の宇都宮健児さんが知事選で敗北したことがホント悔やまれる。
※ニューヨーク・タイムズから声明が出た「猪瀬知事をインタビューした記者2人は流ちょうな日本語を話す。また知事は自身の通訳を用意しており、記事に引用した言葉はその通訳によるもの。通訳の言葉は録音している」。うーむ。
 4月28日…アニメ『進撃の巨人』、第3話も素晴らしいデキ。城壁から落下するシーンは、高低の動きがある分、高さが漫画よりも伝わってきた。また、ヒリヒリと緊迫した物語ゆえに、時折挿入されるギャグ・シーンが実に効果的。空に透明感があり、夕暮れの風景も非常に美しい。次週は戦慄の回。
//漫画文化の発展に貢献した作品や活動に贈られる第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞。今年度は原泰久先生の「キングダム」(集英社)に決定。
 4月27日…富士五湖の一つ、河口湖の水位が下がりまくって湖底がむき出しに。いったい、富士山一帯の地下で何が起きているのか。無闇に心配する必要はないだろうけど、写真で見るとインパクトがありすぎる。

 4月26日…先日アップした『お薦め展覧会情報』に、“関東”“関西”などパッと見て開催地が分かるよう地域名を色文字で追記。ゴールデンウィークのお出かけ予定の参考に。

 4月25日…閣僚の靖国参拝、首相の侵略否定、国際反核決議への日本の非署名、レイシストの逮捕、山ほど時事問題が重なり、何から書いていけばいいのか立ちすくみ中。
//シネコン最大手のTOHOシネマズが、高校生の入場料金を6月1日から千円に値下げすると発表!素晴らしい。財布が寂しい高校生映画ファンにとって、1500円と千円の差は大きい。若い層の映画ファンを増やすためにも、是非他の映画館も歩調を合わせて欲しい!

 4月24日…「イケメン過ぎる」ことを理由にサウジアラビアから強制送還されたアラブ首長国連邦の男性が世界中で話題に。リンク記事に写真が載ってるけど、これは確かに神がかっている。既にハリウッドからオファーあるんじゃ?
//ジョジョアニメの最終回を見てから、以前に発売された『カーズの考えるのをやめた文鎮』が欲しくなり、通販を探したらどこも在庫なし。アマゾンは転売価格で高くなっているから論外。メーカーさん、最終回記念でぜひ再販をよろしくお願いします!
 4月23日…最近のニューストピックから。
●『年収100万円も仕方ない』と年収4億のユニクロ・柳井社長が公言…ユニクロは「離職率3年で5割、5年で8割超」元社員が証言するなど、過度なサービス残業強要で、社員がうつ病を発病したり体を壊して次々と退社している。ワタミ、王将、ゼンショー(すき家等)と並ぶ“ブラック企業四天王”としてネットでも糾弾されることが多い。その柳井社長が朝日のインタビューで「将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく。仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」「グローバル経済というのは『Grow or Die(グロウ オア ダイ)』(成長か、さもなければ死か)。非常にエキサイティングな時代だ。変わらなければ死ぬ、と社員にもいっている」。いや、未来はひとつじゃないだろ。そんな過酷な狂気じみた社会を北欧諸国は求めていない。柳井社長は“グローバル化”という言葉が大好きだけど、他の先進国はサービス残業という名の“無賃奴隷労働”が存在しないことを華麗にスルーしている。有休だって他国は消化している。まずは、「サービス残業ゼロ」という世界の常識に会社を合わせてから、そこから先の持論を語るべき。/柳井社長は「世界同一賃金の導入」も宣言している。面白い。だったら、豪州やフランスの店舗の賃金を日本の社員(バイト含む)に適用するんだろうね。豪州の最低賃金は時給約1600円、フランスの最低賃金は時給約1200円。日本のユニクロはガチの残業時間で月々の給料を割ると時給700円台らしいから皆喜ぶよ。
※「ユニクロの低賃金が成立するのは、日本がデフレであるからだ。時代がグローバル時代であるからではない。そこを「論理のすり替え」でゴマ化すのが、ユニクロの社長だ。これは詐欺師の詭弁である。だまされて盗まれないようにしよう。この詐欺師が盗むのは、金ではなくて、命だ。」「ユニクロが存在できるのは、ユニクロが正当であるからではなくて、日本そのものが異常だからだ。異常な社会では、異常な企業が存在できる」。こちらのリンク先では詳細に柳井発言の極悪さを分析している。お薦め。
●『秋にも原発再稼働=茂木経産相』…来たよ、いよいよ。参院選が終わった“秋にも”というのが分かりやすすぎ。自民圧勝→原発フル稼働のコンボ必至。
●『アベノミクス効果なし? 据え置き95%』…本年度の新入社員の初任給調査によると、前年度と同額に据え置いた企業が95.4%!5年連続で据え置きが90%を超える“初任給デフレ”が続行中。この調査、対象となった会社は東証1部上場企業など大手ばかり。一流企業でさえこの状況というのが何とも…。円安で物価が上がってるのに。経営者側は役員手当を削って若い世代を応援し、少しでも国内消費を活性化しようっていう発想はないのか。
//ツイッターには140字という制限があるので、“言葉を尽くして”自分の意見を語るというのはかなり困難な作業。それだからこそ、短文で見事に思いを言語化している人の文章を見ると、感嘆して(憧れと共に)リツイートしてしまう。そしてまた、津田大介さんのように、見知らぬ相手に議論をふっかけられても、ちゃんと個別に返答する姿勢に敬服する。ものすごく精神エネルギーを消耗することなのに!※フィフィさんはイスラム情勢のツイートが深いものだっただけに、このやり取りは残念だったな。なんで自分に批判的な人を“在日韓国・朝鮮人一味”みたいなニュアンスでしか見られないんだろう。/「(面倒くさくなる所に苦言を呈するべきでないと指摘されて)そうやって誰も物を言う人がいなくなったのが戦前なんじゃないですかね」(津田大介)
//大島渚監督が1月に他界した際、NHKで特集を組むかと思ったら完全にスルー。でも、25日の『クローズアップ現代』でついに取り上げられる模様!
//宮崎駿監督いわく「僕は自分たちの仕事をクリエイティブな仕事というよりも、リレーのように考えています。僕らは子供の時に、誰かからバトンを貰ったんです」。“バトン”という表現はストンと胸に落ちる。“リレー”はジョジョ世界と通じるものが。
 4月22日…本日から第2回ジョジョ学会(5/19大阪)の受付を開始します!第3部アニメ化早期実現に向けて盛り上げていきましょう!
//先日上京した際、格ゲー“ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル”(Ama)を制作しているサイバーコネクトツーの松山さんと朝まで酒を呑みJOJOトークしました!互いに世代が近いこともあって、瞬時に意気投合。噂で“松山さんは熱い魂の人”と聞いていたけど、マジで数兆度はあろうかという灼熱のジョジョ愛を持っておられました。あの方が作るゲームであれば絶対に間違いない!通常の格ゲーだと、キャラの立ち位置が入れ替わった時に、単純に反転するだけ。でも、ASBの場合、スタンドの“ザ・ハンド”は右手のみで攻撃するため、反転した際のモーションを描き直しているとのこと。膨大な数のセリフも用意されており、制作のこだわりを聞いてるうちに男泣きしそうになった。髪の毛からつま先まで、狂おしいまでのジョジョ愛がサイバーコネクトツーのJOJOチームに詰まっていると実感。ますます発売日が楽しみになった!/そして、松山さんと酒が飲めるという貴重な場を設けてくれたジョジョ芸人の“爆笑コメディアンズ秀作”さんに心から感謝!秀作さんが企画した阿佐ヶ谷の『ジョジョの奇妙な宴』はめちゃくちゃ楽しかった。芸人さんのコスプレはアレッシー、間田、ウェザー、デス13など完成度が高く、回を重ねるごとにアートの領域へ。ストレイツォのコントや、大喜利に出てきたオリジナルのセリフが珍回答続出で大爆笑!大阪から参加して本当に良かった!
//今朝のNHK連ドラ『あまちゃん』、鉄道ファンの話が面白かった!物語のテンポが良く、テーマ曲も楽しいし、久々に続けて朝ドラ見ようかな。視聴率が好調なのも納得。
 4月21日…漫画家・荒木先生と作曲家・千住明さんのEテレの対談番組『SWITCHインタビュー』、1時間がアッという間に感じられた。千住さんはジョジョのコマ割りや効果音、全体のリズム感について「非常に音楽的」とおっしゃられていた。作曲家の言葉だけに“音楽的”ということに説得力を感じた。荒木先生が自宅の地下室に千住さんを案内すると、そこには1万枚のCDが。荒木先生は仕事場に行く前に、図書館から借りるように「今日はコレとコレかな」とCDをチョイスするのが楽しいとのこと。仕事場の音楽と物語は親和性があり、第5部を描いている時はそれまであまり聴かなかったラップ音楽を流し、大陸を横断するSBRの時はパットメセニーの曲(草原を風が吹き渡るような曲)をかけていたんだって。荒木先生と千住さんは同じ年でとてもフランクに付き合っている様子。千住さんの仕事場を訪問した荒木先生が、玄関口に並んでいるジョジョの大型本を見て「わざとらしいなぁ」と笑っていたのがホッコリきた。
※番組でわかった最新のジョジョトリビア。(1)単行本の翻訳出版は20カ国を突破。(2)荒木先生の現在の仕事時間は午前11時から夜11時。週休2日は変化なし。他に印象に残ったのは、荒木先生がキャラ造型で使う“身上調査書”(口癖、趣味、家族構成等)を示しながら「ここにいる感じが欲しい」とおっしゃられていたこと。ジョジョに登場するキャラの屹立した存在感は、このこだわりから来てると分かった。
//名古屋市長選挙、投票率が39%と聞いて驚いた。海外には、一定の投票率を下回った選挙は無効になる国もあるという。39%というのはさすがに問題だろう。
 4月20日…本日NHK文化教室に参加して下さった皆さん、本当に有難うございました!今日は京都・金戒光明寺に眠る平家や源氏といった平安末期の武将から、現代の文学者まで、幅広いジャンルの著名人34名を墓参。雨は最後にパラついただけでギリギリセーフ。生徒の皆さん、石段をたくさん登ったので足の筋肉をよく揉んで下さいネ。今後は7月と秋にまた講座を予定しているので、ご都合があえばよろしくお願いします!/今日は個人的に貴重な体験をした。現地講座の集合時間は12時半。僕は9時半に金戒光明寺に着いて、事前に巡礼ルートの確認をしていた。歴代住職の中で2代目が平家一門(平清盛の嫡男重盛の子)であるため、重盛ファンとしては是非墓前で冥福を祈りたかった。すると僕を案内して下さったお坊さんたちが、「いまちょうど鍵が開いてるから」と非公開の法然上人の本廟に入れて下さった!法然上人の五輪塔が目の前に!手を合わせ読経の声に身を浸していると、心身が浄化されるような思いがして深い感動に包まれた。金戒光明寺に何度も訪れているけど、こんな体験を出来る日が来ようとは!
//今月号のウルトラジャンプ、『ジョジョリオン』の扉絵が優しくていいッスね!“「トモダチ」ではないな、まだ…”というアオリが書かれているけど、常秀の穏やかな目は今後の胸熱展開を期待させるものがある。
//無重力の宇宙空間でタオルを絞ったらどうなるかという実験、動画で見ると面白いなぁ。表面張力で不思議な現象に!
 4月19日…新たに2013年度版の『お薦め展覧会情報』を脱稿&アップ!大量の展覧会から22本をチョイスしました!今年はラファエロ、ゴッホ、ルノワールなどの名画が来日。個人的には秋のターナー展が楽しみ。ゴールデンウィークとドンピシャの企画も多く、公式WEBがある場合はリンクも貼っているので、ぜひ鑑賞の参考に!
※この中では江戸東京博物館の『八重の桜』展の初日に行き、東京国立博物館の『大神社展』にも先日の上京の折に足を運んだ。『八重の桜』展は幕末の著名人の自筆の書状や貴重な資料が多く、孝明天皇が松平容保公に贈った感謝状は大河を見てるだけに泣けた。『大神社展』は千年以上前の、仏像ではない人物彫刻をたくさん鑑賞できて新鮮だった。国宝だらけで途中から感覚がマヒしてしまった。一般的に国宝2、3個で展覧会が成立するのに、大神社展は前も後ろも右も左も国宝のオンパレード(リンク先を下にスクロール)。同展のキャッチコピー「神社パワー全開!」がツボった。
//今夏発売予定のジョジョ格ゲー“オールスターバトル”の新しい15秒CMが公開された!わずか15秒の間に、エシディシVSワムウ、ツェペリさんVSシーザー、ジョナサンVSジョニィなど、ジョジョファンが思わずニヤリとする多様な組み合わせが登場。早く遊びたい!
//ふおお!20日(土)夜のEテレが魅力的すぎる!19時の動物心理学に関する海外ドキュメンタリー、22時の荒木先生&千住明さんの1時間スペシャル、23時の“模刻”と呼ばれる仏像制作の記録!テンションMAX!
//明日のNHK文化教室で配布するレジュメは超入魂のものになった!地図もバッチリだし、持参する資料(竹内栖鳳の画集や八橋検校の箏曲など)も用意完了。参加者は25歳〜70歳との事前情報。幅が広い。あとはお天気の心配だけ。小雨程度なら問題なし。土砂降りだけはカンベン!
 4月18日…『スター・ウォーズ』シリーズの公開スケジュールが決定。パート7が2015年、パート8が2017年、完結編のパート9が2019年に公開。それぞれの間になる2016年と2018年はスピンオフ映画が公開されるらしく、2015年から2019年にかけて年に1本のペースで新作が上映されることに。ブラボゥ!
 4月17日…「ワシントンにとって恥ずべき日だ」(オバマ大統領)。年末にコネティカット州の小学校で児童20人を含む26人が死亡した銃乱射事件を受けて、オバマ大統領は“銃規制強化”をずっと訴えてきた。ところが今日、米上院(定数100)本会議は銃規制強化法案を否決!60票あれば規制強化が実現していた。結果は賛成54、反対46。あと“6票”あれば可決していたのに!もうちょっとだったのに!…これは前日のボストンの爆弾事件の影響があると思う。あんなことが直前にあれば、“自分の身は自分で守る”という意識をプッシュし、規制に傾いていた議員の気持ちが規制反対に振り戻されるのは当たり前。結局、軍用の強力なライフルや大型弾倉が街中で売られ続け、購入者の犯罪歴はこれまで通り調査されない。ネットでは身元調査なしのフリーショッピング。全米ライフル協会は万々歳だろう。報道によると、既に爆弾事件の犯人逮捕は画像解析で秒読み段階とのこと。その犯人がどんな人物でいかなる犯行動機を持っていようと、事実だけ見れば、銃規制法案否決という結果に繋がった。全米ライフル協会の大勝利。本来なら、今日は米国社会が初めて本格的に銃規制に向かう歴史的転換点となるはずだった。「恥ずべき日だ」という大統領のコメントにすべてが現れている。
//昨日、まだ20歳のチベット族女性が、中国の高圧的統治に抗議して焼身自殺した。2009年以来、中国のチベット族居住区で焼身自殺を図ったチベット族は115人に達し、うち97人が死亡している。地獄のような状況だ。テレビのニュースでは伝えられないし、元記事も4行しかない短いもの。だが、これは絶対にスルーしてはいけない。日本政府は人道問題として動いて欲しい。安倍政権はいつまでチベット問題に沈黙し続けるのか。日中関係が微妙になっている昨今とはいえ、それはそれ、これはこれだ。20歳の女性が命をもって国際社会に助けを求めているのに…!
//これもまともに報道されなかった→『NATO軍の空爆で子供10人死亡、アフガニスタン』(4月6日)。現地の広報担当官が被害を訴えているのに、NATO側は「負傷しただけで死亡は確認されてない」。広報担当官はタリバンと対峙している政府側で、ウソをつく理由がない。それを認めないんだから誤爆が繰り返されるはず。
//宮城や三宅島で震度5。毎日大きいのが続く。イランとパキスタンでも。大地よ静まれ。
 4月16日…今週末のNHK文化教室のテキスト作りに追われて、なかなかサイトを更新できず。プラス、今週は妻が不在でチビと1対1。踏ん張りどころだ。NHK文化教室の講師の仕事は絶対にしくじれない。さすがに緊張。入念に下準備して限界までクオリティをあげ、万全の体制で挑まねば。
//ボストンで爆弾事件。一般市民を標的にした卑劣な犯行。8歳の子が巻き添えに。酷い。
 4月14日…名優・三國連太郎さんが14日に他界。享年90。『飢餓海峡』『ビルマの竪琴(旧作)』の鬼気迫る演技に圧倒された。「釣りバカ日誌」シリーズのコミカルな役など、幅広い役柄を演じてこられた。ご冥福をお祈りいたします(長男は佐藤浩市さん)。/仲代達矢さんによる追悼コメント「役者が役者であった時代の代表的な俳優」「小手先ではなく魂からぶつかってくる演技をするスケールの大きな俳優でした」。
【追記】1999年に毎日新聞に掲載された三國連太郎さんの「(徴兵逃れで)牢に入れられるより、人を殺すのがいやだった」というインタビューに見入った。中国戦線では一発も銃を撃つことなく帰ってきたとのこと。
「暴力や人の勇気が生理的に嫌いでした。子供のころ、けんかしてよく殴られたが、仕返ししようとは思わない。競争するのもいや。旧制中学で入っていた柔道部や水泳部でも、練習では強いのに、本番となると震えがきてしまう」
「(徴兵忌避で逃げた自分の居場所を密告した)母を責める気にはなれません。徴兵忌避をした家は、ひどく白い目で見られる。村八分にされる。おそらく、逃げている当事者よりつらいはず。たとえいやでも、我が子を送り出さざるを得なかった。戦中の女はつらかったと思います」
「徴兵を逃れ、牢獄に入れられても、いつか出てこられるだろうと思っていました。それよりも、鉄砲を撃ってかかわりのない人を殺すのがいやでした
三國さんは名前を表記する時、必ず旧字の「國」を用いた。「国」は王様の「王」の字が使われているためという。いわく「国というものの秘密が、そこにあるような気がして」。
/別記事より、三國さんの言葉「ぼくの実感として、兵隊は 生きているわら人形 だということです。魂を抜かれてしまい、いつの間にか銃を撃つ。引き金を引かないと自分が殺されると思うわけです。自分の意思をもっていたら引き金は引けない。戦争というのは人間が人間を殺すことが許される。やはり狂気です。(戦争のように)一部の人たちの利益のために犠牲者を出すというのは、ぼくには意味がわからない」。
//福島で震度4。昨日は淡路島で震度6弱、埼玉・栃木で震度3。どうなってるのか。うーむ。
//『八重の桜』、“坂本さん”って名前まで出しているのに、坂本龍馬を出さないって何故?“福山龍馬”への気遣い?なんだかもったいないなぁ。
 4月10日…明日から仕事やジョジョイベントで関西を離れるため、次回の更新は14日(日)の夜になります。お薦め番組情報をまとめてアップしておきますね!
//なんと壮大なスケール!太陽系をかつてない視点で描いたCG動画に思わず見入った!従来の太陽系ムービーといえば、太陽の周囲を地球や土星がグルグル回っているものだった。それらの映像では太陽は動かない。だがしかし、実は太陽そのものも秒速217キロという超高速で宇宙空間を移動している(銀河系=天の川をグルグル公転している。約2億年でを天の川を一周)。このリアル動画(3分21秒)では、猛スピードで移動する太陽の周囲を、惑星たちがじゃれつくように移動していて目からウロコ。そして、DNAがらせん構造であるように、惑星たちもらせん移動しているのが生命体に見えて感動的!※もっといえば、銀河系自体も宇宙を秒速600キロで移動している。たった1秒で東京から岡山まで移動するほどのスピード。ちなみに自転は秒速約0.5キロ。
//宇宙の話題といえば、今月3日に「“暗黒物質”の痕跡発見か」というニュースがあった。宇宙の約4分の1を占めるとされる「暗黒物質」は物理界最大の謎の1つ。暗黒物質は目に見えないけど“引力”があり、銀河の誕生に関わっていると考えられている。仮に存在が確認されれば、宇宙が1つなのか、それとも僕らの宇宙は複数あるうちの1つに過ぎないのか、解明に向かう可能性があるとのこと(クラッとくるね)。
//ツイッターを初めて3年。最新ニュースがどんどん届き重宝する一方、フォロー先を登録し過ぎると本当に大事な情報が大量のツイートに埋もれてしまうことがある。3年を経て、僕が“鉄板”としてお薦めしたい10選は、NHKニュース(なんといっても情報が速い)、ロイター(海外ニュース充実)、47NEWS(共同通信、ジャンル幅広い)、いとうせいこう氏(素晴らしいバランス感覚)、シネマトゥデイ(映画最新情報)、シャト氏(ジョジョファン必須/@JOJO管理人)、あとはリベラル視点の孫崎享氏(外交)、有田芳生氏(反差別)、宋文洲氏(アジア情勢の分析を信頼)、そして期待を込めて堀潤氏(反骨の元NHKアナ)。プラスαで中東情勢はエジプト出身のフィフィさん推し。きっこさんは諸刃の剣(玉石混交の膨大毒舌ツイート)。こんな印象です!
//ツイッターのBOT(自動配信)で癒やされるのが“ムーミン谷の名言bot”。「ぼくはこの目で見ないものは信じない、そのかわり、この目でみたものはどんなにばかげたものでも信じるよ」(スナフキン)、「けさ南へ、ひとりで旅立ったスナフキンのためにかんぱい。スナフキンもここにいるぼくらとおなじように、たぶんしあわせにしているとおもうけれど、どうかあの人がじょうずにテントをはって、あかるいきもちでいますように」(ムーミン)、「自分のものにしたくなったとたんに、あらゆるめんどうが、ふりかかってくるものさ。ぼくは、なんであろうと、見るだけにしている。立ち去る時には、全部、この頭にしまっていくんだ」(スナフキン)、「夜中のサンドイッチってやつは、いつ食べても、いいものだねえ」(ムーミンパパ)、「どこへ行こうが、ぼくは、かまわないよ。ぼくには、どこもみんな、いいところなんだ(ヨクサル/スナフキンの父)」こういう言葉が定期的に配信されてくるんだ。
//ハリーポッターに出てくる魔法スポーツ競技“クィディッチ”は、ほうきに乗って戦う空中アイスホッケーみたいなもの。これをどこかの野球部員たちが再現した写真に大笑い。よく見ると、一人だけチリトリに乗ってたり、バットで攻撃寸前の人がいたり、遊び心がいっぱい。世界の人を笑顔にしたとかで、ピュリッツァー賞の候補にならないかな(笑)。
 4月9日…うおお!NHK(Eテレ)の公式WEBによると、4/20(土)22時『SWITCHインタビュー 達人達』にて、荒木先生と作曲家・千住明さんの対談がオンエアされるとのこと!それも1時間番組!たっぷりある!テーマは“創作の秘密”。めちゃくちゃ楽しみですね!
/ジョジョアニメの出演者コメント、どの声優さんも充実した時間を過ごされていたことが、言葉の端々から伝わってきてグッときた!シュトロハイム役の伊丸岡さんいわく「叫びっぱなしで演者の皆様によく喉を心配されました。スタッフさんの心遣いで収録現場には常に原作の単行本が置いてあり、途中からその横にそっとのど飴が置かれるようになりました。お陰様で喉を潰す一歩手前で乗り切ることができました」。
//BS放送を受信できる方、昨日から4日連続で24時にオンエアされているオリバー・ストーンの裏アメリカ史、お薦めです!これぞジャーナリズム。
//北朝鮮、今回はえらく挑発が続いてるけど(外国人への退避勧告とか)、自滅への道って分かってるのかな。
 4月8日…今日はジョジョの話題に特化!
●書店で配布されているジョジョ25周年小冊子・上級編の全ページが集英社のWEBで閲覧可能!荒木先生のインタビューが7ページも載ってて嬉しい。連載中の『ジョジョリオン』は「(歌川)広重の画集を結構参考にしてんですよ。浮世絵のベタッと塗る感じっていうか」とのこと。そういわれると、確かに塗りが浮世絵タッチ!新しい画集の名前は『ジョジョベラー』(Ama)に決まったけど、先生が考えた候補一覧の中に「JOJOLLER(ジョジョラー)」を見つけて、ちょっとテンションがあがった(笑)。
●今週木曜(11日)18時半から東京・阿佐ヶ谷でJOJOファンのトークイベントに賛歌(参加)します。ジョジョアニメ終了&企画10回記念ということでゲストに呼んで頂きました。4時間半の長時間イベント。企画・進行は“爆笑コメディアンズ”秀作さん。関西の芸人さんも来られるので、楽しい時間になると思います。ご都合のつく方は是非♪(気楽にJOJOワールドを楽しもうという、ファン同士の企画です)
●ジョジョアニメが堂々の完結!第1話から最終回までを通して、原作の“ここは残して欲しい”と思っていたシーンがほぼカットされずに入り、さらに声優さんが荒木語特有の「ッ」や「ァァアア」という語尾をパーフェクトに再現!原作を四半世紀愛し続けてきたファンとして、個人的にはめさめさ大満足!中でも伝説の第3話やシーザーに泣けた第20話は、30分で傑作映画を一本見終わったような感覚に。ワムウとの戦いも手に汗握るものだった。終盤のアニメ版オリジナル要素(動いてるジョージ2世とか)もファンには感涙モノ!特に最終回ではカーズと一緒に戦う過去エピのエシディシとか、エリナの臨終シーンでベッド脇にジョナサンの写真があったり、小さい頃のホリィが側にいたり、ダンディな中年スモーキーが演説してたり、スターリングラードでシュトロハイムが全身から武器を出して突撃したり、なんかもう嬉しすぎた!そして!ラストの承太郎登場!思わず「キターーーーッ!!」とテレビの前で立ち上がったッ!!杉田さんの老ジェセフに“声優”のスゴ味を感じた。ジョセフも何気に大気圏を超えてましたね(笑)。
6月の公式イベントは何をするんだろう。画集やゲームの発売が秋に集中してるので、“秋から第3部アニメ化”という発表だったらいいなぁ。とにもかくにも、アニメにかかわった全関係者の人に感謝デス!
●これまで3巻届いているJOJOブルーレイ、マジ最高っす。テレビ版で時々あった作画の乱れは大幅に修正されているし、戦闘シーンは“規制解除”になって緊迫感も倍増。Vol.3の第9話(第一部最終回)はオープニングにブルーレイ特典の効果音が入っててすごい迫力(テレビの方でも25話でOPに効果音入ってましたね)。今月のVol.4には第2部サントラがついてるのでそちらも楽しみ!(Ama
●ジョジョブームと共に、ファンによるリスペクト作品や良質パロディをネットで見る機会が増えてベネ。最近見たもので喝采したのは「夏目漱石版・戦闘潮流(ジョジョ2部)」。これは凄い!漱石の小説は大半読んできたけど、まったく違和感ナシ!普通に漱石文学として読める。漱石の文体にあるヒョウヒョウとした軽快さが第2部にドンピシャ。読後の余韻もよく、書いた人は天才。2部ラストのスージーQとの会話はこんな感じ→“不審に思い、「おい、云ったとおりに電報を打っておいたのだろうね」と細君に云うとしばらく思案したのち、「失念していましたわ」とばつが悪そうな顔で答えた。どうりで話が噛み合わぬわけである”。/パロディ作品の逸品は、荒木先生やリサリサ先生が50代になっても若々しいことをコラ画像にしたもの。うまいこと考えるなぁ。/あと、黒板に描かれたキラークイーンもめっさ上手
●ジョジョグッズも、これまで殆ど商品化されなかったことがウソのように、多種多様に展開されている。ついに赤ちゃん用の服やヨダレ掛けまで!発売があと2、3年早ければウチの子に使えたのにと地団駄を踏んだ(笑)。
/グッズ展開しているメーカーさんに、ファンからの叫び。3点ある。(1)転売目的の業者が多すぎて、何でも高価になってしまう。セイコーのジョジョ時計はその典型(10万超え!)。完全受注生産のジョジョ画集のように、希望者全員が定価で購入できるよう、“先着○名”というやり方はカンベンして欲しい。(2)通販システムを充実希望!せっかくJOJO靴下やブリーフ第2弾、上記のベビー用品など欲しいものが発売されても、通販がなくジャンプショップやヴィレッジヴァンガードに足を運ばないと買えないのは辛い。都市圏に住んでない人はどうすればいいのか。結局、これもヤフオクで高価を払うことに(涙)。ギャース!(3)せっかくアニメのオンエアで中高生のファンも増えたのだから、学生でもお小遣いで買えるJOJOグッズを増やして欲しい。Tシャツ7千円とか、フィギュア5千円とか、これは大人にも辛すぎる。安価で良質のグッズは不可能じゃないはず。実際、以前にユニクロとのコラボで2千円くらいのTシャツがあったし、バンプレストのクレーンゲームのジョジョフィギュアは、安くても充分満足できるレベル。メーカーさん、頑張って〜!
 4月7日…4月2日付け、4月3日付けの日記をドドンとアップ完了!引き続き6日以降も加筆します。
//出版界には様々な“業界賞”があるけれど、マンガに詳しい書店員がその年一番のマンガを選ぶ『マンガ大賞』(通巻8巻以内が対象)は、出版社が選考に関与せず、いつもハズレがないので特に楽しみにしている賞。先日、発表された今年の大賞作品は吉田秋生(あきみ)先生の『海街diary(うみまちダイアリー)』!同作は08年にノミネートされたものの3位で大賞を逃し、今回その雪辱を果たした。吉田先生の『バナナ・フィッシュ』は“少年漫画より迫力ある少女漫画”に初めて出会った作品。命の重みも学んだ。『海街diary』、どんな作品なのか読むのが楽しみ(07年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門の優秀賞も受賞)。記事によると、授賞会場では『ちはやふる』の作者・末次由紀さんが(いちファンとして)質疑応答で手を挙げ、「あこがれの吉田先生に…。何の食べ物が好きですか?」と尋ねて来場者を驚かせたという(笑)。過去の大賞作品は、『岳』(石塚真一)、『ちはやふる』、『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ)、『3月のライオン』(羽海野チカ)、『銀の匙』(荒川弘)。素晴らしき先見の明。
マンガ大賞2013の最終結果は以下の通り→「海街diary」吉田秋生/「乙嫁語り」森薫/「ボールルームへようこそ」竹内友/「ハイスコアガール」押切蓮介/「俺物語!!」原作・河原和音、作画・アルコ/「暗殺教室」松井優征/「九井諒子作品集 竜のかわいい七つの子」九井諒子/「人間仮免中」卯月妙子/「テラフォーマーズ」原作・貴家悠、作画・橘賢一/「山賊ダイアリー」岡本健太郎/「ぼくらのフンカ祭」真造圭伍。
//ジョジョアニメ最終回、原作プラスαにめっさ興奮!深呼吸してから感想書きます。
 4月6日…今日はマジで素晴らしかったオバマ大統領の二期目の就任演説(1/21)について触れたい!日本のメディアは反応が薄かったけど、僕は胸熱になりながらヒューマンな言葉を聴いていた。オバマ氏はアフガン進駐にこだわるなど、どこまで信じていいか分からない部分もあるけど、就任演説を聞いていると、歴代大統領は絶対に言いそうにないことがたくさん出てきて、“やっぱりこの人は味方かも”と思ってしまった。グッときた言葉を抜粋!→
この国を団結させているのは肌の色でも宗教でも出身でもない。独立宣言に示された理念への忠誠だ
「我が国は少数の成功者だけがうまいことやり、貧困者が増えるようであれば成り立たない。米国の繁栄は中間層の双肩にかかっている」
他の国々との異なる見解を平和的に解決する勇気を示していこう。それは直面する危機への憂慮からではない。戦争をすれば、より一層不信や恐怖が永続するからだ
「医療保険や社会保障の充実は、我々の推進力を弱めるのではなく強くするものだ」
「再生可能エネルギーへの道は長く険しいが、米国はこの変化に逆らえない。我々が先導しなければならない」
「アジアからアフリカ、米州から中東まで民主主義を支える」
「安全と平和を永続的に確保するために、絶えず戦争をする必要はない。(略)我々は戦勝によって平和を我がものにしただけでなく、敵を友人へと変えることのできた人々の子孫でもある。こうした教訓を現在に活かしていこう」
「我々は貧困に苦しむ人、病める人、社会から取り残された人、そして偏見を向けられる人にとっての希望の源であるべきだ。慈善心からではなく、今の時代の平和のために寛容、平等な機会、人間の尊厳と法の正義といった共通の信念が必要だからだ」
独立宣言は全ての人の生き方が同じであることを求めていない。自由を皆が同じように解釈し、全く同じやり方で幸福を追求する必要もない。(略)ただ、我々の時代に合った行動をしようではないか」
どうですか!ヤバくないですか。そして特に僕が驚いたのは、同性愛者の権利保護について、就任演説で全国民に訴えたこと!
同性愛者が誰とも同じに扱われるまで、米国を“希望の地”と考える移民受け入れの方法をみつけるまで、(乱射事件のあった)ニュータウンで子供たちが安心して過ごせるようになるまで、我々の旅は終わらない。もし本当に我々が平等な人間として創造されたのであるならば、互いへの愛もまさに平等でなければならないはずだ
米国には同性愛を全否定する非常にデンジャラスな宗教右翼がいて、時々同性愛者がリンチを受けるなど暴力の犠牲になっている。そういった宗教右翼にとって、国家のリーダーである大統領が同性愛者擁護を前面に出すことは、到底受け入れられないことだろう。僕はこの就任演説を理由に暗殺されないかと一週間ほどヒヤヒヤしたけど、今に至るまで何事もないので取り越し苦労だったようだ。ホッ。
※原文の全文はコチラのリンク先に。
/オバマ大統領といえば、この8日後にもう一つ感動したスピーチがあった。不法移民問題を政権2期目の重要課題として掲げる大統領は、ヒスパニック系の生徒が半数以上を占めるネバダ州のデルソル高校を訪れ、移民制度改革案の演説を行った。大統領は現在1100万人にのぼる不法滞在者に市民権の付与を認め、市民権を取得した住民が国外の家族を呼び寄せやすくするという。
「この問題に力を入れるほど、感情的な論争が高まるだろう。アメリカ国民である『我々』と、移民である『彼ら』。そんな感覚で議論が広がりがちだ。かつては『我々』も『彼ら』だったことは簡単に忘れてしまう。先住民でない限り、誰もがどこかからやって来たのに
アメリカ人の条件は血縁や出生地だけじゃない。国の基盤となる原則に忠実であることだ。これは単なる政策の議論ではなく、人間に関する議論なのだ」。
カッコ良すぎる!(Newsweekより)

//日本のドラゴンボールごっこがきっかけとなって、海外で流行りだした「ダースベイダーごっこ」の画像に和んだ(笑)。
 4月5日…今月2日、国連総会で「武器貿易条約」採択!これまで「武器の取り引きはバナナの取り引きよりも規制が緩い」といわれてきた。核兵器などの大量破壊兵器には国際的な取引規制条約があるけど、銃や戦車などの通常兵器には存在しなかった。手榴弾や機関銃といった通常兵器による市民の犠牲は年間約50万人!映画『ロード・オブ・ウォー』(2005)には「真の大量破壊兵器はAK-47カラシニコフだ」というセリフがある。ロシア製の突撃銃AK-47(画像)は構造が簡単で安価なことから、中東、アフリカをはじめ世界中に出回っている。核ミサイルが飛ばなくても、機関銃やバズーカが毎日大勢の命を奪っている。年間死者50万というのは、ヒロシマの犠牲者の約3倍。個々の通常兵器は核より威力が弱くても、犠牲者の合計数は大量破壊兵器を凌駕する。国連では2001年から武器取引規制のプロジェクトが動きだし、それから12年もの歳月をかけて今回の採決に至った。加盟国193カ国のうち最大の武器輸出国であるアメリカも含む154カ国による圧倒的多数による賛成で条約は採択!ずっと米露が反対していたのが、オバマになって前進した。ちなみにロシア、中国は棄権。反対したのはわずか3カ国=北朝鮮、イラン、シリア。近年の武器輸出量トップ5は、1位アメリカ(世界全体の30%)、2位ロシア(26%)、3位ドイツ(7%)、4位フランス(6%)、5位中国(5%)、次点イギリス。見事に国連安保理のメンバー(米英仏中露)が並んでいる。武器輸入量トップ5は、1位インド、2位中国、3位パキスタン、4位韓国、5位シンガポールとアジア諸国が独占。アジアに武器が集まりすぎているのがイヤだな…。いずれにせよ、今回の「武器貿易条約」可決によって、(1)大量虐殺や戦争犯罪に使われると分かっている場合は通常武器の武器売買禁止(2)安保理制裁決議の禁輸違反も武器売買禁止(3)加盟国は毎年武器の輸出入に関する記録を国連に報告、これらが義務づけられる。どれほど効果があるか分からないけど、条約がないより絶対あった方が良い。
※以前に紹介した『ロード・オブ・ウォー』の冒頭3分間の映像、まだ未見の方は是非!絵本『しずくのぼうけん』のように弾薬の一生を描いてます。
//米で銃規制を強化する新法成立!(コネティカット州)…昨年、小学生ら26人が死亡した銃乱射事件があったコネティカット州で、州のレベルとしては全米で初めて、「10発以上の銃弾を込めることができる弾倉の販売禁止」「銃購入者に対して販売者は凶器使用の犯罪歴の有無を確認する」という、銃の規制を強化する新しい法律が昨日成立した。オバマは同レベルの規制法を全州に導入すべく奮闘しているけど、最凶ロビー“全米ライフル協会”が強く反対しており法案成立は困難とのこと。なんとか、コネチカットの法案可決を起爆剤にオバマに頑張って欲しい!
 4月4日…関東のジョジョアニメ最終回の放送は明日。関西は明後日。関東のネタバレが怖くて、うかつにツイッターを開けない(汗)。先週の究極カーズ誕生は、リス、花、蝶に変化する場面など、アニメーションならではの魅力があった(カーズのヤバさ倍増)。動くカーズの空中戦が見られたのも感無量。ジョセフが飛行機で突っ込んだイタリアの火山島(ヴォルカーノ島)、放送後にグーグルマップで調べたら、作品とまったく同じ形で一気に2部クライマックスが身近に。見えないはずのジョセフとシュトロが見えた。“カーズ図鑑”の静止画像を数日PCの壁紙にした(笑)。
//ツイッターと言えば、非暴力で公民権法を成立させたキング牧師の言葉として「闇は闇を追い払えない。ただ光だけがそれをなし遂げる。憎しみはヘイトを駆逐できない。ただ愛だけがそれを叶える」というのを見かけた。とても感銘を受けたんだけど、キング牧師が言ったとされる原文が見つからない。ご存知の方がいらっしゃれば、メールで教えて頂けると有難いです。
【追記】うおお!速攻で読者の方からキング牧師の言葉の情報を頂きました!有難うございます!リンク先の最初の段落後半に「Darkness cannot drive out darkness:only light can do that. Hate cannot drive out hate:only love can do that. 」とありました。そして、原文は上記の言葉以外にも、非暴力の大切さを真摯に語った名文でした!
//公開中の映画『クラウドアトラス』、個人的にはめっさ良かったのに(現時点で今年度No.1)、世間でまったく話題になってないし、米国でも不入り(大コケ)なのが残念!サントラが最高だったから注文しようと思ったら、輸入盤しか見当たらず。どこまでも不遇な作品…。(T_T)※近日中に改めてレビュー書きます!
//東京株式市場の日経平均株価は上げ幅が一時500円を超え、4年7カ月ぶりに1万3千円台を回復!株とは無縁の人生だけど、明るい話題は良い。消費税増税をさせたい財務省官僚&財界の仕込みでないことを願う。
 4月3日…最近のニュース・トピックから(その2)
●リチャード3世の遺骨、500年経て世紀の発見(2/5)…昨年9月、イギリスの駐車場から約500年前の男性の遺骨が発掘された。4カ月ほど詳しく調査したところ、その遺骨がシェイクスピア作品で有名な15世紀のイングランド王“リチャード3世”(1452〜1485)のものと判明し、英国で大きな話題になっている。「バラ戦争」で戦死したことを裏付けるように、背中からは矢じりのような金属が見つかり、頭部に傷があった。湾曲した背骨も史実通りだし、何よりDNAが子孫と一致。遺骨は今後、英国中部レスターにある大聖堂に改葬されるとのこと。駐車場から英国王なんて、こんなことがあるんだねぇ。
●空腹で記憶力アップ=ハエで確認、世界初(1/25)…ショウジョウバエを空腹にさせると、物事を長期間覚えておく「長期記憶」が向上することを、都医学研のチーム(平野恭敬主任研究員ら)が突き止めた。空腹時にインスリンが低下すると、記憶に関わるたんぱく質「CRTC」が活性化し、長期記憶が向上するんだって。ハエの場合、記憶力がピークになるのは絶食16時間後。ただし、20時間以上も絶食すると記憶力が鈍るため、極度の空腹は逆効果になるそうだ。3分腹あたりがベストということだろうか。
●孫崎享さんのツイッターより→「TPP:最大の問題はISD条項で、企業に対し、裁判所で国家と同等以上の権限を与えること。企業の利益確保が、生命を守る、健康を守る、環境を守るの理念の上、個々の国の法律の上にいくこと。多国籍企業の世界制覇の道具といっていい。これを推進する国会議員の気がしれない。勉強しないから無知」。
●長谷部選手が被災地に約2億円を寄付(3/26)…サッカー日本代表MF長谷部誠選手が、東日本大震災の被災地に180万ユーロ(約2億1800万円)を寄付。著書の印税を全額カンパした。長谷部選手のコメント「福島の人々には未来に向けた希望が必要で、子供たちは僕たちの未来だ」。2億もの大金を寄付するなんて、なかなか出来ないこと。でも、報道でほとんど伝えられなかったし、僕もこの記事を見つけたのは偶然だった。おそらく長谷部選手自身も、ニュースとして取り上げてもらうつもりはないのかも。だけど、復興はようやく始まったばかりで、時間が止まったままの被災地も少なくない。今年の3.11、NHKは募金が大きく減っていることを伝えていた。風化させないためにも、長谷部選手をこの日記で讃えたい。心から敬意を表します!
●沖縄民謡の第一人者、登川誠仁さん死去(3/19)…映画『ナビィの恋』などに出演した三線の名手、登川誠仁(のぼりかわ・せいじん)さんが肝不全で死去。享年80。「豊節」「デンサー節」などの作詞作曲を多数手掛けた。ユーモア好きで誰からも愛された誠仁さん。“おじぃ”の冥福を祈ります。
※追悼YouTube『嘉手久』(2分55秒)。トランス一歩手前の速弾きと味わいのある声に聴き入った!
 4月2日…最近のニュース・トピックから(その1)
●定数是正必至&選挙無効の判決が出たことで、衆参同日選挙の噂が政界で囁かれ出した。株価急上昇、円安など好調な経済に支えられている安倍政権。よほど大きな失政、汚職事件がない限り、選挙になれば自公の圧勝は間違いない。それにしても嘆かわしいのは民主!2月に再起を目指して開いた党大会で、海江田代表が「なぜ失敗したのか。何を間違え、何が足りなかったのか…」と陰鬱に語ってた。本当に理由が分からないのか!?12月に歴史的大敗をしてから数ヶ月経ったのに、まだ敗因が理解できないとは。ボロ負けして目が覚めるかと思いきや、敗因分析で出てきた声は「“結論を出す政治”が批判を受けたわけじゃない。鳩山、菅両政権の負の遺産を跳ね返せなかった」との恨み節。なんだそりゃあ!?ネットでも街頭インタビューでも、多くの国民が「民主党はやるといったマニフェストをやらず、やらないといった消費税アップをやった」と指摘しているのに、わざと耳を塞いでいるとしか思えない。党大会で誰1人それを指摘しないのは、全員がマニフェスト破りを自覚しているからか。仙谷由人が「原発を再稼働しないと江戸時代のローソク生活に戻るぞ!それでもいいのか!」と脅し、まだ安全対策が終わっていない大飯原発を再稼働させたことは忘れない。選挙前の約4分の1しかない57議席という惨敗は、「野田、岡田、前原、菅、安住、仙谷の顔は、もう見たくない」という国民の意思表示なんだ。もし本気で政権に返り咲きたいなら、野田、岡田ら先の6人を除名して2009年の衆院選前の初心に戻ったことを示すしかない。それが出来ない限り、党が信頼を取り戻すことは200%不可能!
●韓国の窃盗団に対馬の観音寺から盗まれ、韓国で見つかった仏像「観世音菩薩坐像」。韓国の浮石(プソク)寺の関係者が「倭寇(日本の海賊)が略奪した」と主張して返還を拒んでいるんだけど、韓国内にも「日本に返すべき」という意見が出始めている。仏教美術研究の重鎮で韓国・檀国大学校博物館の鄭永鎬館長は「略奪したのか、買ったのか、もらったのか、根拠を示すものはない。さかのぼることは不可能」「今の持ち主は観音寺。浮石寺はまずは像を返し、話し合うべきだ」指摘。浮石寺のサイト掲示板にも「派手な自爆となった対馬訪問と厚顔無恥という言葉を知らない浮石寺」「(略奪ではない証明を求めるという)現実的に不可能なことを観音寺に求め、悪魔の証明を強要している」と韓国人から批判が綴られた。観音寺の前住職は「略奪であれば、ご本尊として大切にされているはずがない」と反論。15世紀に半島を席巻した仏教弾圧(仏像破壊)から保護されたのか、略奪されたのか、一切の資料がないわけで、双方に証拠がない場合は現時点の所有者を優先するしかない。そうでなければ、世界中の博物館で同様のトラブルが勃発し、収拾がつかなくなる。仏教者であれば憎悪の火に油を注がず、早急に返却すべし。
※日本政府はユネスコ文化財不法輸出入等禁止条約に基づき、韓国政府に返却を要請中。
●『空自官製談合 当時の幹部らに賠償請求』→航空自衛隊が2005〜09年にかけて発注した、机や椅子などのオフィス家具の入札を巡って、空自側が組織的に主導し談合。業者とつるんで高額を不正に支払った契約は190件にのぼり、防衛省は談合に関わった当時の航空自衛隊幹部8人と業者6社に対し、合わせて5億6000万円余りを請求した。国民を守るべき自衛隊幹部が億単位の血税を私欲(天下りの布石)に使うなど言語道断。防衛費を何と思っているのか。ところで、この不正があった期間の航空幕僚長=空自トップはあの田母神俊雄氏(07年就任)なんだけど、右派はどう思ってるんだろ。
●『島津製作所、防衛省に過大請求で指名停止』→島津製作所が戦闘機の修理を巡って防衛省に過大な請求をしていたことが明らかになり、再発防止策が講じられるまで入札指名停止に。戦闘機のレーダーなどの修理を行う際、作業時間を水増し申告し、4300万円も過大に請求していた。これ、内部告発があったから発覚したけど、それがなければずっと分からないし、これからもやっていただろう。今回が初犯と思えず、過去の徹底調査を求む。防衛費を私企業がネコババするなんて会社のモラルはどこへ。
●「2年でマネタリーベース(通貨総量)を2倍、270兆円まで増やす」という日銀・黒田バズーカ砲が炸裂し、思い切った政策に踏み込んだと驚いていたら、アメリカはさらにその上をゆくマネタリーベースの伸び率になっていることを知って、もう一度ビックリ。鬼のようにドル札を刷りまくるアメリカ!
//もう鍋の季節は終わったけど、ガンダムファンとして「ズゴック鍋」の画像集を紹介したく。シイタケでアッガイを作ったのを見て膝を打った。
 4月1日…チェコ在住の米国人写真家ジェフリー・マーティンさんと日本人カメラマン染瀬直人さんが5800枚以上の写真を合成した労作、“六本木ヒルズ屋上からの大東京パノラマ”が凄すぎる!通常の約5千倍にあたる45ギガピクセルの写真。360度の地平線が入るビッグスケールなのに、画像を拡大すると車のナンバーが読めるという空前絶後の高画質。パソコンで閲覧しないとフリーズしそうだけど、これは一見の価値ありデス!(元記事アサヒコム
(1)これを拡大!(2)車が鮮明!(3)「坂の上の雲」秋山好古!(青山霊園)
//日本の女学生の間で“ドラゴンボールごっこ”が流行っているという記事の中に、外国では「オウリング」(ふくろうごっこ)がブームという画像がありツボった!
//近鉄電車が3月21日に投入した新型特急“しまかぜ”のフロントがめっさカッコイイ!合体ロボの顔みたい!
海外で流行のフクロウごっこ 近鉄特急「しまかぜ」。変形しそう!
//エイプリルフールでヤフー映画サイトがポップコーンまみれ(笑)。
//東横線の地下化など複雑に入り組んだ渋谷駅をダンジョンに見立て、セーブポイントを配置したというユーモア。マップはそのままでもゲームっぽい。
 3月31日…東京新聞・佐藤圭記者のツイートを読んで、社会が差別を容認することの危険性が伝わってきたので紹介。→
『丸山眞男の「現代政治の思想と行動」。昨今の諸々嫌な感じに警鐘を鳴らすような一節があったなあ、と探したら471ページに。何故ドイツ人はナチの狂気を黙って見すごしたのか、あるドイツ人言語学者の告白。以下備忘録的に。もしナチ全体の体制の最後の最悪の行為が、一番はじめの、一番小さな行為のすぐあとに続いたとしたならば―そうだ、そのときこそは何百万という人が我慢のならぬほどショックを受けたにちがいない。1933年に、ユダヤ人以外の店先に「ドイツ人の商店」という掲示がはられた直後に、1943年のユダヤ人にたいするガス殺人が続いたとしたならば…。しかしもちろん、事態はこんな風な起こり方はしないのです。気がついてみると、自分の住んでいる世界は、---自分の国と自分の国民は---かつて自分が生れた世界とは似ても似つかぬものとなっている。いろんな形はそっくりそのままあるんです。家々も、店も、仕事も、食事の時間も、訪問客も、音楽会も、映画も、休日も…。けれども、精神はすっかり変わっている。にもかかわらず精神をかたちと同視する誤りを生涯ずっと続けて来ているから、それは気付かない。いまや自分の住んでいるのは憎悪と恐怖の世界だ。しかも憎悪し恐怖する国民は、自分では憎悪し恐怖していることさえ知らないのです。誰も彼もが変わって行く場合には誰も変わっていないのです。』
確かに、「ドイツ人の店」看板が掲げられた翌月にアウシュビッツ強制収容所の悲劇が続けば、多くのドイツ国民は人道上の危機に立ち上がっただろう。事態が10年かけて変化したから、マヒして気づけなかった。在日の人への排外デモの放置は、ドイツの教訓を無駄にすること。
//本日、排外デモが東京・新大久保だけじゃなく大阪ミナミでもあると知った。ミナミに行って現状を確認してくる。→行ってきた!「差別反対!」と訴えるカウンター側の方が多かった!「朝鮮人を殺せ」と叫ぶデモ隊は約40名、「帰れ!」コールをしていたアンチ・デモ隊は約70名(胸熱。僕が行ったのはデモだけど、街宣の方では市民200名。5倍!)。カメラを持って走り回っていたら、「君は何者だ」と初めて警官に職務質問された(汗)。「一般人です」と答えたら、「一般人はわざわざこんなデモを見に来ない」とのこと。一般人であることを証明するのって難しいねぇ…。
【追記】新大久保のデモもカウンター側の方が圧倒的に多く、酷いヘイトスピーチ(「殺せ!」など)は封じ込められたとのこと。GOOD!東京でも大阪でも、初めて反差別サイドが差別主義者の数を上回った画期的な1日。そこに立ち会えて感動。
//3/27の日記(ちょうど右隣)から3回連続で、原発関連の様々な重要ニュースをまとめています。量が多いですが、本当に大事なことを取り上げているので、目を通して頂けると有難いです。m(_ _)m
 3月30日…関東在住の読者の方へ。明日31日(日)に東京最大のコリアタウン新大久保で、レイシスト(差別主義者)による排外デモが開催されます。同時に、レイシストに抗議するカウンター行動も行われるらしい。写真や動画では分からないことがあると思うんです。もし現地の様子を目撃した人がいれば、どのような状況だったのか(カウンター側の人数など)メールで教えて頂けると有難いです。排外デモは14時半に新宿大久保公園を出発し柏木公園で解散するとのこと。
〔どんどん先鋭化している排外デモ〕
以下のデモ動画は、“ここまできたか”と驚愕する内容。
大阪最大のコリアタウン鶴橋で大虐殺予告(56秒)※この動画は大虐殺宣言をしているのが女子中学生であることに衝撃を受けた。
●拡声器で「朝鮮人の女はレ○プしてもいい」と叫ぶデモ隊(2分11秒)※犯罪を煽っており、普通に犯罪教唆で現行犯逮捕と思うんだけど…。
無抵抗の老人を殴りつける在特会(1分24秒)※あり得ない。
●以前に紹介した『日本はレイシストを放置、一方ドイツでは若者が反差別デモ』(5分22秒)を未見の方は是非。
/宇都宮健児さんら社会派弁護士12名が、「このまま事態を放置すれば、現実に外国人の生命身体への攻撃に至るであろうことは、1980年代以降のヨーロッパの歴史に照らして明らか」と規制を求める声明を発表
/ガチの右翼からも批判。右翼団体・一水会最高顧問の鈴木邦男氏「映像を見て非常に悲しくなりました。日の丸の旗が可哀想だと思いました。日の丸は日本の優しさ、大和の国の寛容さを表すもの。それが排外主義的なものに使われている。日の丸が泣いていました。血の涙を流していました」(リンク)。
★もう一度、差別デモを放置する日本は国際法違反であることを記しておく。
〔人種差別撤廃条約・第4条〕(日本1995年条約加入)
(b項)締約国は人種差別を扇動する団体及び全ての宣伝活動を違法として禁止し、このような団体又は活動への参加が法律で処罰すべき犯罪であることを認めること。
(c項)国又は地方機関が人種差別を助長し又は扇動することを認めないこと。
ドイツでは民族憎悪を煽動する行為は刑法130条「民衆扇動罪」で処罰され最高禁固5年。イギリスでは人種的嫌悪を煽動した者は公共秩序法により最高7年の懲役。カナダでは人種や文化に対する嫌悪を煽動した者は最高14年懲役。他にも法律でヘイトスピーチを禁止している国が多数。
昨年刊行された、横田滋・横田早紀江さんの
『めぐみへの遺言』を読んだ。P.146に次の文章が。
横田滋さん「東京でのデモ行進で、私たちの知らない団体が「在日朝鮮人は東京湾へ放り込め!」なんて怒鳴っていた。拉致と直接関係ない在日の人に対してまでそんな言い方をするのはよくない。節度が必要です」
横田早紀江さん「(無関係の在日の人への)あんな言葉が出ると、家族会はそこまで言うのかと誤解されるからまずいと思う」
デモに抗議した女性に跳び蹴り。
警察が壁に。(2/9 新大久保)
ご老人の襟元を掴む在特会。
目上の方への敬意が全くない
 3月29日…(つづき/原発重要トピック集・その3ラスト!)
●中部電力「値上げしません」、これぞ経営努力!…日本が輸入する天然ガス価格は米国の「6倍」も高い(東電は9倍で購入)。商社の中抜きがあったり、交渉がヘタというのもあるけど、“仕入れが高けりゃ電気代に上乗せすりゃいいだけ”という考えがある(独占企業だから市民は拒否不能)。原発停止を受けて国内の電力会社は天然ガスを輸入し火力発電しており、ガス代が高いという理由で関電や九電は値上げ申請し、庶民に払わせようとしている。だが、中部電力は安易な値上げ申請をせず、天然ガスを安く購入することに奮闘した。2012年から三菱商事や三井物産といった商社を通さず、自社で直接資源の調達を始めたんだ。資源エネルギー庁いわく「そもそも電力業界には1円でも安く調達しようという気合がない。中部電は異端だ」。中部電力は米国側との交渉に際し、電力会社にとっては(事業エリアは異なるけど)ライバルであるガス会社の大阪ガスとタッグを組んで交渉に挑み、とうとう天然ガスを4割も安い価格で購入することに成功した!素晴らしい!この件の経緯は以下のリンク「脱原発に必須の天然ガス調達で中部電と大ガスがあけた風穴」(必見)に詳しい。
※関連記事→国際エネルギー機関(IEA)のファン・デル・フーフェン事務局長は、日本にとって超割高な天然ガス価格を下げるために、天然ガスの需給に応じて価格を決めることができる卸売市場をアジアに作るべきと強調。欧米には卸売市場があり低価格で取引されている。
●あえて言おう、日本原子力学会・調査委員会はクズ!(3/27)…フクイチ原発事故を調べている日本原子力学会の調査委員会(委員長=東大教授・田中知)が、原発の重要設備について「地震の揺れによる深刻な損傷はないと推定される」と中間報告。はぁああああ!?それじゃあ、津波の前にモニタリングポストの放射線量が一気に増加したのはなぜなのさ?もう配管から壊れたってバレバレなのに、よくまぁヌケヌケと。なんでNHK取材班が「配管や周辺施設は地震でぶっ壊れた」と解明したことを、本職の日本原子力学会メンバーが分からないんだよ。“全部津波のせいにしてやれ”と、始めに結論ありきなのがミエミエ。他にも、地震の土砂崩れで送電線の鉄塔が倒れて全電源喪失になったり、地震で基礎のコンクリートやトレンチに亀裂が入って太平洋に汚染水が漏れまくったのに、“地震による深刻な損傷はない”と言い切る無能さ。インチキ調査員どもは全員クビに!
●九電役員報酬6割減、方針原案示す(2/28)…「やらせメール問題」など不祥事が続いた九州電力。同社は「電気代を値上げしないと赤字」と訴えるが、17人いる役員報酬の平均は1人4900万円。値上げ申請を審査した有識者会議は、役員報酬を6割少ない2000万円程度に下げるよう求めるとのこと。ライバル企業はなく、燃料代が上がったら価格に反映、事故になったら国が税金で助けてくれるんだから、2千万でも高すぎ。原発利権をキープするため、電気代を値上げすると市民を脅迫して再稼働に持っていく姑息さにカチン。一方、東電は事故からまだ2年なのに、既に3兆2400億円も血税の支援を受けている。だが、今年も社員の年収が平均で46万円もアップするとのこと。値上げ前に最低賃金にしろは言わない。せめて、役員・社員の給料を国民の平均年収の400万に合わせてくれ。そうすれば、逆に料金の値下げができるんじゃないか?※東電へ投入された3兆円は、大半が賠償費用。この賠償はずっと続く。つまり、原発事故は一度起きれば、カネがいくらあっても足りないということ。何が“原発の電気は安い”だ。
●きっこさんのツイート…「3.11までは1キロあたり100ベクレルでも放射性廃棄物としてドラム缶に密閉した上でコンクリートで固められた専用施設の中で厳重に保管することが義務づけられてたのに、今は100ベクレルの野菜や魚や肉が普通にスーパーに並んでて、みんな何も考えずにそれを買って食べてる。完全に狂ってる」。
●池田信夫「死者ゼロの原発に1兆円もかけるな」…いまだに「フクイチ原発事故では誰も死んでいない」と言っている御用学者はマジで許せない。復興庁は原発事故の避難生活中に体調を崩して亡くなった「震災関連死数」を2303人(2012年9月時点)、うち半数近い1121人を福島県が占めていると発表した。自殺者も含まれる。それなのに、池田信夫は「(化石燃料を使った発電は)電気料金が上がるだけでなく、二酸化炭素の排出量も増え、大気汚染も悪化する。それによる健康被害は、少なくとも福島第一原発の事故より大きい」「もし東日本大震災と同じ規模の地震が他の地域で起こったとすると、津波による死者は1万5000人以上出るが、原発事故の死者は1人も出ないだろう。死者ゼロの原発に1兆円もかけ、津波対策にコストをかけないのは、防災対策としてはナンセンスである」と言い放つ。“津波対策にコストをかけろ”と言いたいなら、それだけでいいじゃん。わざわざ“死者ゼロの原発”と言える感覚がおぞましい。
〔最後に〕いかに原子炉格納容器が頑丈でも、フクイチ事故によって周囲の配管が地震で破損すればメルトダウンすると分かった以上、推進派のいう「安全を確認できたものから再稼働せよ」=「どんなに危険でも原発を稼働させるべきだ」となる。選択肢は、安価に輸入した天然ガスで発電しつつ、再生可能エネルギーを安定供給できるよう技術開発するしかない。最初は高コストでも、続けて開発すれば必ずコストダウンするし効率も上がる。それこそ技術立国・日本のお家芸だ。高速増殖炉(もんじゅ)実用化より現実的だし、何よりこれから再生可能エネルギー関連の市場はどんどん拡大し、製品輸出の展望は明るい。ウラン枯渇が分かっている原発に未来は無い。
※根本的に、腐食しやすい海水を冷却に使うのがNG。事前に非常用の淡水を用意しておかないから、フクイチは“炉を壊すのがもったいなくて”原子炉への海水注入が遅れた。欧米の原発は川などの“淡水”を使うし、米国なんてわざわざ淡水の人造湖を使って冷却している。
(以上。3回分を読了して頂き有難うございました)
 3月28日…(つづき/原発重要トピック集・その2)
【怒髪天】電力改革:発送電分離、自民党内の反対で「努力目標」に(3/29)…心の底から「ざけんな!」と吠えたい。日本で自然エネルギーが普及しないのは、原発を持つ電力会社が送電線を独占してきたから。欧米は送電線が開放されているので、健全な価格競争があるし、消費者はエコ発電の会社を選択して契約できる。震災以降、日本も発電と送電を別会社にする“発送電分離”を目指し、予定では発送電分離法を2015年に国会へ提出し、2018〜20年をめどに自由化を実施することになっていた(僕にすれば2018年でも遅すぎる)。ところが安倍政権・自民がこの計画を骨抜きに!
(1)3月18日、電力制度改革案を討議した自民党合同部会で、出席議員から「発送電分離を拙速に行うべきではない」と慎重意見が噴出。このため、「2015年の国会に法案を提出する」から“提出する”が削られ、「法案提出を目指す」という努力目標に変更された!「提出する」と「提出を目指す」では全く違う。事実上の棚上げ。
(2)それだけじゃない。さらに再稼働を求める文言「原発再稼働に向けた努力を行う」が新たに追加された
絶句。発送電分離は努力目標になるわ、再稼働推進になるわ…電力大手は既得権を侵される発送電分離に猛反対しており、大喜びしているだろう。自民の一部の議員&電力会社には、自分たちが原発事故を引き起こしたことへの反省が全く見られない(小泉進次郎議員は福島県の警戒区域を視察して「原発を推進してきた私たち自民党の責任は免れない」と発言)。自民が受け取っている献金の7割が電力関連企業からのもの。これでは改革なんて出来ない。「国民の利益」ではなく「電力会社の利益」を第一に考えるなら政党助成金を返納せよ。
※電力自由化になれば、自家発電や工場の余剰電力を調達して電気を安く売っている新規事業者=PPS(特定規模電気事業者)を一般家庭も選択できるようになる。すると市場原理が働き価格が下がる。現に、PPSは原発を持っていないのに大手電力会社よりも安価で電力を提供している。だから、神奈川県下の多くの公的施設がPPSに切り替えてるし、東京都庁だってPPSだ。多数の国民がPPSへ流れることが予想され、それもあって電力大手は自由化潰しにきている。
西田譲衆院議員(維新)が予算委員会で「セシウムしかない福島県は除染必要なし」と暴論(3/13)…こんな男が現役の国会議員とは。しかも、この西田議員は原子力問題調査特別委員会に所属している。ホラー映画だ。3月13日の西田議員の発言をピックアップ→「低線量セシウムは人体に無害。医学を無視し、科学を否定する野蛮な『セシウム強制避難』を全面解除すべきだ」「(事故の)線量は微量だ。個人の外部被曝線量は年間実績でわずか数ミリシーベルト」「あたかも日本経済の発展を阻害すべく、反原発を宣伝する手段として、反医学的な福島セシウム避難を考案し、実行したように思われる」「除染は田畑を破壊する。農作物、特に稲にとってセシウムの被害はほとんど考慮に入れる必要はない」「福島復興を遅らせている民間業者による除染こそ、即時中断すべきだ」「避難者の即時帰宅を認めよ」(リンク先に詳細/コメント欄充実)。なんか目眩がしてきた。さすがは石原慎太郎の元スタッフ。あのさ…セシウムがあるって事は他のもあるって事。実際、“重くて飛ばないはず”のプルトニウム(半減期2万4千年)までが45キロ地点で検出されている。それに低線量セシウムは放射線じゃなくて放射性物質だから内部蓄積被曝する。“外部被曝線量は年間数ミリシーベルト”については、答弁に立った石原環境相(推進派)でさえ「避難困難区域を歩いたら年間20ミリシーベルトを超えていた。現にそういう高放射能で汚染された地域はある」と困惑。維新・橋下共同代表は西田氏の質問について「個人の意見として述べたんでしょう。表現方法に未熟さがあった」と他人事。酒席で記者に話す程度なら個人の意見で済むけど、国会で公言して“個人の意見”で済むわけがない。
●原発汚染水、海に流出し続けてきた可能性(3/15)…フクイチ原発前の港で海水の放射性セシウム濃度がほとんど下がらなくなっている。港の海水は海流や潮の満ち干で1日に44%が入れ替わるのに、今も国の基準を上回るベクレル。これは1日当たり最大930億ベクレルが流れ込んでいる計算になる。調査チームの東京海洋大学・神田教授は「地下水や壊れた配管などを通じて汚染水が漏れ出している可能性」を指摘。東電は2011年6月に「汚染水の流出は止まった」と発表しているが、その後の1年間で排出限度の73倍に当たる16兆1000億ベクレルが流れ出た恐れ。この調査結果に対する東電の開き直りっぷりに唖然。「発電所の敷地から放射性物質が海に流出しているとは考えていない。ただ、専用港の海水で放射性セシウムの濃度が下がらない原因は分かっていないので調査を続けたい」。流出以外に何も原因は考えられないのに、それでも“考えていない”と言ってしまえる神経が理解不能。まだ安全神話の中に彼らはいる。どの電力会社も活断層を絶対に認めないとか、そういうのも含めて「この組織が原発を扱うのは危険すぎる」と判断されているのに、電力会社幹部には分からないのか。原発最大の問題は管理運用する側のモラル。もう、営利企業である電力会社から原発を取り上げるべき。利益優先主義の営利企業じゃ原発の安全を確保できないのは明白。組織全体が腐りきってる。「日本は資源がないから原発が必要」と言うなら、電力会社ではなく国が国家の責任で運転すべき。※この漁師さんのブログを東電は読め。●電力業界:原子力委員NPOに1800万円・震災後(3/25)…原子力委員会委員の秋庭悦子氏が設立したNPO法人に、東電や電事連など電力業界側が毎年多額の事業資金を提供していたことが発覚。業界は09〜11年度に2000〜4000万円を提供。原発“事故後”も業界から1800万円以上を受領し、非営利NPOにもかかわらず11年度末時点で3800万円余の財産がある。これらの資金を元に、同NPOは主婦層を対象に原発や放射線などの勉強会などを開催したという。中立性が求められる原子力委員として相応しくない。原子力委員を巡っては、東電出身の尾本彰氏が事故後も東電から顧問料を受領していたことが判明して委員を辞任している。
●東電、除染費用105億円を踏み倒し(3/22)…環境省が東電に請求した除染費用149億円のうち105億5千万円分が未払いに。環境省は既に業者への立て替え払いを済ませており、東電がこのまま支払いを拒めば国民の血税で穴埋めすることに。ちなみに、東電に優しい環境省は支払い期限を決めていない。
●NHKスペシャル『核のゴミはどこへ』(2/10)…原子力委員会は再処理反対派を除外して、推進派とだけ秘密会議を開催。2011年11月から2012年4月まで23回も開かれていた。しかも経産省の省内で堂々と!放送後、いとうせいこう氏のツイート「私企業を守るための秘密会議など含め再処理計画の破綻を明確に示す内容。再放送、再々放送を望む」。
●ドキュメンタリー映画『わすれない ふくしま』公開…福島の酪農家・菅野さんは、借金を抱えた上に30頭の牛を殺処分し、「原発さえなければ…」という遺書を残して自殺した。菅野さんの妻は、土地、建物、夫、生活、全てを失ったが、相馬市に住んでおり何の補償もない。車で10分くらいの飯舘村の人は月に10万円もらっている。メディアが取り上げようとしない福島の問題を約1年半にわたって記録したドキュメンタリー
※銚子電鉄(千葉)は今年2月に再建を断念した。理由は、原発事故後、海産物の町・銚子を訪れる観光客が激減したから。だけど銚子電鉄も、沿線の旅館も土産物屋も大打撃を受けてるのに補償の対象にならない。「補償対象は福島県内のみ」と東電と国が取り決めているからだ。北関東〜東北一帯は同じ状況。
(つづく・第3回へ)
 3月27日…僕としてはもっとアートや小説の話題を書きたいけれど、矢継ぎ早に時事問題の重要トピックスが報道されるので、どうしても触れぬわけにはいかなくなる。特にこの1ヶ月は原発再稼働派の巻き返しが凄まじかった。3回シリーズで16項目の記事をアップしていく。言葉遣いが荒くなるけど、本当に怒っているのでこれでも抑えている方。
大前提として最初に確認→フクイチ原発事故は津波のせいじゃない。地震で配管がグラグラ揺さぶられて溶接が外れ、そこから水や放射性物質が漏れ出て、燃料棒も露出してメルトダウンに至った。これはもう昨年の段階でNHKや色んな学者が解明している。復水器は地震で壊れ、冷却系の配管も破断していた可能性が高い。いくら原子炉が厚さ16cmの鋼鉄の容器であっても、無数の配管が下に伸びており、それが少しでも外れたら水漏れする。どれだけ注水してもダダ漏れ。建物の基礎にもヒビが入っているから、地下から太平洋に汚染水が漏れている。外では受電鉄塔が倒壊したし、4号機は建屋自体が地震で80cmも沈下している。つまり震度6に耐えられなかった。でも絶対に電力業界は耐震性の甘さを認めない。もし地震で壊れたことを認めたら、全国の原発で耐震工事をしなくてはならず莫大な費用がかかるうえ、工事終了まで長期にわたり稼働停止に追い込まれる。だから、「地震には耐えたが想定外の津波が!」と言い張るしかない。フクイチと同じタイプ(GE製MARK型)の現役原発は10基。これらは3.11と同規模の揺れに襲われたら配管が持つ保証はない。現在、浜岡原発は巨大な防波壁を建設しているけど、フクイチが地震で壊れたことが公になれば防波壁工事が終わっても稼働できない。政府・電力会社は地震が来たら壊れる原発を新たな安全神話で動かそうとしている(ただ、動いたところで使用済み核燃料の置き場所がもう無いから、再稼働しても原発は5年でストップするけど。安全とかコストとかの話は関係なく)。
●【悲報】安倍政権&経産省が脱原発派を大量に追放/エネルギー基本計画(3/2)…政府・経産省は民主党が掲げた“原発ゼロ政策”の見直しを開始。民主党政権の時には「エネルギー基本計画」審議会の委員25人のうち約3分の1が脱原発派だった。安倍政権は同会の定員を10名削って15名とし、さらにメンバーを大幅に入れ替えて“15名のうち13名”を原子力村の住人で固めた。原発の高コストを明らかにした委員、再生可能エネルギー派の委員(飯田哲也氏や伴英幸氏)、市民団体のメンバーをクビにし、代わりに明確な原発推進派や、原発立地自治体の知事(福井の西川知事)を加えた。利害関係者で固めるとは、あまりに露骨すぎるぜ!その姿勢があの惨事を生んだのにちょっとは反省しろよ…頼む…。
●安倍首相、施政方針演説で原発再稼働を明言(2/28)…首相は施政方針演説で「原子力規制委員会の下で、新たな安全文化を創り上げ、安全が確認された原発は再稼働する」と断言。ただし、原子力規制委員会が示した新安全基準骨子案に現時点で適合している原発は一つもない。安全対策で最も整備が遅れているのは原子炉格納容器のフィルター付きベント。今年2月時点で、すべての原発で未設置。っていうか、工事を始めたのも柏崎刈羽の2基オンリー。いま稼働中の大飯原発が9月に定期検査に入ると再び全原発停止状態になる。そこからが脱原発派の勝負どころ。停止中でもプールに燃料棒がある限り危険であることに変わりはないけど、フクイチは原子炉が稼動中ゆえメルトダウン&水素ガス発生となり爆発した(2号機の爆発は地震で損傷した圧力抑制室で起き、4号機は他機の水素が配管から流れてきた)。全原発を停めておけば少しでも安全度が高まる。
●民主党、代表質問でエネルギー問題を全力でスルー(3/5)…東京新聞は「民主代表質問 原発問い詰めぬ裏切り」と糾弾。施政方針演説は首相が今後一年間の基本方針を明らかにするもの。各党代表質問は国民に代わってその方針をただす重要な機会。だが質問した民主党の大畠章宏代表代行は原発・エネルギー政策に全く言及しなかった。民主党は国民に訴えることよりも自民党にすり寄る道を選択した。自民党の原発容認政策を是とするのか。もはや重要とは考えていないのか。首相は野田内閣の戦略は「具体的な根拠を伴わない」と切り捨てたのに、なぜ代表質問で反論しないのか。大畠議員は日立で原発設計・建設をしていた人物であり、人選の段階で後ろ向きなのが分かる。原発ゼロ実現は民主の選挙公約。野党でも実現に努めるべきであり、野党になってまで有権者を裏切り続けるのなら、民主党に存在意義はない
●昨日書いたNHK堀アナ退職の日記に関連して、次のブログの意見に共感したので紹介→「堀さんがNHKの報道姿勢を批判したり原発問題の映画を作ったりしても、それをNHKの公式見解だと思う人はいない。仮に堀さんが原発に批判的な姿勢で番組を作ったとしても、その姿勢がおかしいと思う局内の作り手は異なる番組を作ればよい。要は堀アナはNHKを揺るがす存在ではなかったはずだ。いや、揺るがすどころか組織の活性化に貢献していたと思う」「NHKの公共性は、政府や党や業界から独立し自由な報道を行うことによって担保される。つまり堀アナのような人が活躍できることが、NHKの公共性そのものである。ところがNHK上層部は「公共=政府見解に寄り添うこと」だと勘違いしているようだ。でないと、堀さんを排除したりはしないはずだ」。(つづく・第2回へ)
 3月26日…NHKに関するトピックを2つ。勇気ある堀アナのことは絶対にこの日記で触れておきたい。
●NHK、入魂の原発問題スクープ特番2本…3/10に放送されたNHK総合『メルトダウン 原子炉“冷却”の死角』と、Eテレ『ETV特集 何が書かれなかったのか〜政府原発事故調査』はどちらも力作だった!前者はフクイチ3号機に向けられた消防車からの注水は、半分以上がまったく別の建物に流れていたことを突き止めた。たった1個のポンプの作動確認ミスで3号機はメルトダウンしてしまった(漏れた量が25%までならメルトダウン回避。55%漏れてしまった)。これは国会事故調の報告書にも記載されていない新事実。他にも、海外の原発では定期的に行われている非常事態の訓練(停電でも作動する循環型冷却装置“イソコン”の稼働テスト)が、フクイチでは建設以来40年間“たったの一度”も行われなかった為、現場の人間は1号機のイソコンOFFの徴候をON状態と勘違いしていた等々。単純な人為ミスがなければ1号機と3号機の炉心溶融は防げた可能性が高く、実に悔やまれる(リンク先に詳細)。後者の番組では、政府原発事故調査メンバーによる反省会を取材。様々な問題点が暴露されるなか、最もシャレにならんと思ったのは、いったん事故が起きると役に立たないことが分かった水位計だ(差圧計が機能せず水位を測れない)。炉内の水位が測れないというのは、致命的な欠陥だ!しかも、フクイチと同タイプの水位計が日本の原発の約半数で採用されており、同じ事故が起きると100%再び水位は計測不能になる。ヤバすぎ。
●脱原発派のイケメン若手アナウンサー・堀潤さん(35)がNHKを退職…NHKという組織は上記のような骨太の原発問題特集をオンエアする一方、職員個人が脱原発思想を持つことを許さないことが判明。「ニュースウオッチ9」のリポーターなどを務め、“NHKのエース”“エリートアナ”と言われた堀アナ。3/11の震災2年目前後に堀アナがツイッターで語った言葉に、僕は“マスコミにもこんな真摯な人がいたのか”と感動を覚えた。→
・震災から2年。原発事故発生のあの日私たちNHKはSPEEDIの存在を知りながら「精度の信頼性に欠ける」とした文部科学省の方針に沿って、自らデータを報道することを取りやめた。国民の生命、財産を守る公共放送の役割を果たさなかった。私たちの不作為を徹底的に反省し謝罪しなければならない
・不安と闘い情報を求め事実を知りたいと願う市民の思いをメディア側が組織防衛のため踏みにじっていくというのは許されない行為だ。「皆様の(NHK)」というのであれば、なぜそうした市民の願いを一方的に封殺するのか。公共メディアは一部の人間の保身と組織防衛に腐心する腐った大人達のためのものではない
・反原発だと思想的にレッテルを貼る人がいますが僕はそうは思いません。取材をすればするほど原発の安全対策が不十分であることがわかります。事故が起きた時の交通インフラや避難誘導の仕組みも今は不十分です。徹底的にこの問題と向き合い課題解決に知恵を絞らなければ世界の何処かでまた犠牲出ます。
・僕がUCLAで作った映画が局内で大問題になり、ロスで米国市民の皆さんが企画した上映会も中止に追い込まれました。「反原発と言われるものは困る」と指摘を受けましたが、事故が起きたことによる不条理な現状を描いているに過ぎません。市民が共有し未来に活かさなくてはならないものです。
・米国市民からは突然の上映中止の通達に「日本ではこれが日常なのか?」と怒りを通り越して驚き理解ができないという声が上がっています。僕が学生の時に研究した太平洋戦争下の状況と本質は変わりません。公共メディアは誰のものか?知る権利を有する市民のものです。表現の自由を有する市民のものです。
→“太平洋戦争下”のたとえは大本営発表等の言論統制と思われ。このように、自分の言葉で誠実に国民へ謝罪したアナウンサーが他にいるだろうか。こういう人物こそ、局内に残って真実の報道を続けて欲しかったけれど、それが許されない圧力がNHKにはあるのか。堀アナが退職した後、NHK放送局長が「突然で驚いた」とコメント。堀アナは何度も話し合った様子で、「突然。。。」と絶句のツイートをしていた。
【追記】退職後の堀アナいわく「政界、産業界をバックにした会長筋からの圧力は強く、闘いきれませんでした」。現NHK会長の松本正之会長はどういう人物か。松本会長は元JR東海社長だ。そしてJR東海の先代社長は葛西敬之氏。葛西氏といえば安倍氏を囲む『四季の会』の主力メンバー。松本氏は葛西氏の側近だったことから、安倍首相の意向(原発再稼働)が葛西氏を通してガッツリ伝わっているのではないか。こちらの記事には「(堀アナは)完全に腫れ物扱い。彼と話すと上層部からマークされるから、積極的に話しかける者もいなかった」(男性局員)という話も。NHKはどうなるんだろ。
※ちなみに堀アナが自主制作した原発事故のドキュメンタリー映画『変身』は、被災者や事故を「忘れない」という思いを込め、事故処理に携わる作業員を取材したという(音楽は坂本龍一さんが提供!)。
※堀アナ、あなたのような人が政界に欲しい!
 3月25日… アクション映画の拳銃を親指に変えた画像集に笑った。なごむ!/同じサイトにあったスローロボットダンスの動画に驚愕。これは人間の動きなのか!?
//高裁ですごい判決が出た。1票の格差が問題になるなか、昨年の国政選挙(衆院選)の結果が無効という判決。もちろん戦後初めて。最高裁まで行くだろうから、すぐにどうこうなる訳じゃないけど、この状況を放置してきた議員へのプレッシャーにはなる。個人的には、民意が120%反映され、死票がゼロになる“オール比例代表”で良いと思うんだけど。昨秋の場合、比例の投票率が27.6%という政党が、小選挙区で約8割(79%)を制して圧勝した。3割を切っている投票率で“国民の信を得た!”と好き放題やれるのはあまりに理不尽すぎる。※リンク先に書かれた→(選挙前の報道のあり方について)“「民主党政権維持か、自公政権成立か、第三極がどれだけ議席を獲得するかの政権の枠組み選択の選挙です」ではなくて「消費税増税、脱原発、TPP、改憲が焦点となる選挙です」と政策本位の視点をマスコミが持っていたら、また違っていたんではないでしょうか”に300%共感。
 3月24日…ジョジョ24話、原作では回想にチラ出演だったジョージ(ジョナサンの息子)が、カラー&動いてるのを見て胸熱。彼を主役にした舞城さんの小説を読んでいただけに、余計にグッと来た。このペースだと来週ラストまで行ってしまいそう。最終回の26話がまるまる空白になるんだけど、どうなるのかな。第3部ハイライトとか来たら感涙。
//正社員を解雇しやすくする“首切り自由化法”に動き出した安倍政権。“解雇をしやすくして社会を活性化させる”とのことだが、中小企業では既に一方的な自由解雇がまかり通っている。そんなことより、非正規社員は退職金もボーナスもないんだから、正規以上に賃金を高額にするべき。海外の常識はそう。
//これは不覚!今日、大阪の日本橋でアニメや漫画キャラのコスプレイヤー3千人以上が集まるこんな面白そうなイベント(全7ページ)があったのか!まったく知らなかった。知っていたら行ったのになぁ。ラピュタのロボット兵、見たかった!(変態仮面の破壊力が凄まじい、笑)来年は10回記念だから、輪をかけてスゴイことになりそう。
 3月23日…YouTubeにアップされた2分間の『80年代アニメ風スターウォーズ』、影の付け方が僕の世代には懐かしすぎる!最大画面の鑑賞を推奨。
//明日の日曜で世田谷・静嘉堂文庫美術館の国宝・曜変天目、公開終了。関東圏で行けそうな人は、滅多にない機会なので是非!
 3月22日…明日23日から、JRや私鉄などで利用できる10種類のICカード乗車券の全国相互利用全国で開始!ようやくこの日が。これで各地の移動がめっさラクになる。対象カードは「Suica」「TOICA」「ICOCA」「SUGOCA」「Kitaca」「PASMO」「manaca」「PiTaPa」「nimoca」「はやかけん」。これら10種類のカードのうち1枚を持っていれば、他の9種類のカードのエリアで鉄道やバスなどが利用できる。利用できる駅は約4000!※あとは四国のICカード乗車券っすね。
//円谷プロの50周年記念映像(3分)。頭にアイスラッガーを2本つけたウルトラマンゼロ(セブンの息子)のデザイン、ほんとカッコイイ。
 3月21日…世田谷・静嘉堂文庫美術館の曜変天目(国宝)、24日で公開終了なのでお見逃しなく!(3年ぶりの公開)僕はこの茶碗を見る為に往復夜行バスで突撃しました!その価値は十二分にあった!器を覗き込むと、ガチで“宇宙空間”があった!鑑賞したというより、何かを体験した感じ!
//荒木先生の13年ぶりの画集『JOJOVELLER』(ジョジョ+トラベラー)が9月に刊行決定!荒木先生が全スタンドにコメントをつけた“スタンド・ブック”等もセット。完全限定版の価格は2万円(ぐおッ!)、来春刊行の通常版は8500円。この値段の差は特典のブルーレイDISC。なんと“制作現場に密着した原画メイキング映像”とのこと。ラフ、線画、色塗りと、下描きからフィニッシュまで撮影したのは初めてで、担当編集者ですら目にすることのない過程という。YouTubeの予告動画(1分)だけで鳥肌。東京・ジョジョ展のDISCも付属。この限定版は完全受注生産であり、受付は5/7までの50日間。プロシュート風に言えば「欲しいと心で思った時には!すでに注文を完了している!“予約した”なら使っていい!」。そういう訳でアマゾン、クリック完了(Ama)。※先日当サイトから注文して下さった方、まっこと有難うございました!(T_T)
//演技力が高く評価されている堺雅人さん(39)と菅野美穂さん(35)が来月結婚。大いに祝福!
 3月18日…台湾の反原発CM(動画)、36秒なのに強烈なメッセージ性!日本の場合、これを流す気骨のある民放はないだろうな…。
 3月17日…フクイチ原発事故2年目を迎えた今月上旬の、世界と日本国内の動きを整理。
●ドイツ…ドイツ政府は2022年までに国内の全原発を閉鎖する方針を決めているが、3/9、「即時停止」を求めて2万8千人がデモや集会を開催。日本語で「原発反対、再稼働反対」と声を上げる。
●フランス…パリでは3/9、約2万人が手をつないで「人間の鎖」を作り、原発関連企業“アレバ”の前で「原発はもういらない」「福島のような事故を2度と起こしてはいけない」などと声を上げた。フランスは電力の80%近くを原子力が占める原発超推進国だが、フクイチ事故で脱原発の意見が大幅に増え、2025年までに原子力の比率を50%まで下げる計画。
●ベルギー…昨年、7基の原発のうち2基で原子炉容器に複数のひび割れが見つかり、安全が確認されるまで稼働停止中。ベルギー政府は2025年までに国内の全原発を段階的に廃止する方針を決定している。3/10、市民が原発周辺を脱原発デモ。「福島での惨事の後、私たちはもはや原子力以外の方法をとらなければいけないことが明白になった。今こそ電力会社の圧力に屈しない政治的な決断が必要だ」。
●台湾…原発建設中止を求め、3/9、女優リン・チーリンさんらが発起人となり過去最大規模のデモ。主催者発表で10万人超(警察発表約6万5千人)。参加者「日本でさえ福島のような原発事故が起きてしまうのに台湾では突発的な事故に対処できない」。馬総統「(現在6基あるが)稼働40年で廃炉にし徐々に脱原発へ移行する」。
●日本…3/10、反原連(首都圏反原発連合)主催の「原発ゼロ大行動」に、国会正門前、周辺省庁8ヶ所などで計約4万人(主催者発表)が参加。日比谷野音に人が溢れ、デモが全部出るのに2時間かかったとのこと。ところが!主要メディアはこのことを報道せず!信じられないけど、事実、検索しても主要紙サイトでヒットしない。フランスやドイツの反原発デモは報じるのに、なぜ日本国内のデモや集会は報じない?事故から2年経っても日本のマスコミは電力会社、経団連のポチ。震災2年目に東京のド真ン中で万単位の人が集まって脱原発を訴えているのに、それを伝えないメディアは“奴隷”としか言いようがない。
※国内のデモ参加者に対して「ガス抜きさせられてるだけ」と冷やかす論調がある。それに対する反論が胸に響いたので一部転載「足引っ張る余裕があるなら自分にできることをして欲しい。今まで大勢の人が地道に原発は危険だと警告をしてきた。陳情し、議員に働きかけ、署名し、膨大な資料を作り、訴訟を起こし、足を運び、身を削り、体を張って。それでもダメで事故が起きた。やる人は今も継続してやっている。そしてデモ。デモに参加した位で抜ける怒りではない。ガス抜きなら他所へ行って楽しい思いをした方がよっぽどいい。デモなんかしなければならない国にしてしまった。恥ずかしい。多くの人は誰かを守りたいから行っている。自分のガスなんかどうでもいい。ごちゃごちゃ言っている場合ではないから怒りを堪えて継続してる。後が無いのだから。他の参加者がどうのこうの言っても仕方ない。自分のこととして行動するか、しないか、それだけ」(元リンク)。
 3月16日…読売と毎日の最新世論調査記事→
〔毎日〕TPP交渉 支持63% 内閣支持70%に上昇 本社世論調査
〔読売〕TPP交渉参加「評価」60% 安倍内閣支持72% 本社世論調査
この結果について元外務省情報局長で、駐イラン大使などを務めた孫崎享氏が「虚脱感に襲われる」とコメント。氏いわく「見事な世論工作の成功である。安倍首相が断固聖域を守ると述べた時、多くの国民はそれを信ずるのであろう。一つ一つ検証していけばおかしいのだ。明々白々おかしいのだ。大手メディアが一斉にTPPの方に誘導する時、人々は疑うという品のないことはしないように教育されているのであろう。私達は原発で安全神話が嘘であることを知った。嘘を述べてきたのは、政治家、官僚、マスコミ等、信頼にたる発言をする人々であった」「全体会議は7月で終わり。すでに条約は出来上がっているのも同然で、日本が聖域の交渉をできる余地はない。日米首脳会談の合意文書には『すべてが交渉で決まる』かのような表現が出てくるが、これは『最初から聖域なし』と約束するわけではないという当たり前のことを言っただけ。交渉の余地がないのは政府も知っているはず。それなのに国民には何も知らせず、後発国には出る幕がない交渉に参加する。これは白紙委任状と同じ」。
//ジャーナリストの岩上安身氏「安倍さんはまったく交渉できないことに合意した上で参加を表明したのに『日本に有利になるように交渉する』と国内に向けて嘘ばかりついている。私も自国の総理に対して嘘つきなどと言いたくないが、あれほどハッキリと嘘ばかりつかれるとどうしようもない」。
//TPPには、日本国民の暮らし・健康を守る為の法や規制でも、外国の投資家に損をさせたら訴えられ、巨額の賠償金を請求されるISD条項が含まれる。そして一度自由化させた後は何があっても二度と変更できないようにするラチェット規定も。TPPは巨大グローバル企業の役員や投資会社が儲けるために、他国の法律を改悪させる最凶の内政干渉ツール。TPPがいまだに貿易に関する協定と思ってる国会議員は、もう議員バッジを外せ。国民にとって悲惨なのは、安倍政権に対する批判票の受け皿となるべき“維新”と“みんなの党”が、安倍政権に輪をかけてTPP推進派ってこと。民主も推進してきた野田、岡田と訣別してないし…ぐああ。
 3月15日…アメリカの市民グループが、日本の国民へ「TPPへの参加は危険であり、日本の人々への侮辱」「安倍政権が理解できない」「既に協定に参加している国では強力な反対運動がいくつも起こっています」と警句。以下、画像クリックで再生。
  1分51秒のみ。是非クリックを!

//本日、安倍首相がTPP交渉への参加を決定。首相は「コメなどを聖域にする」と言っているが、アメリカ通商代表部(USTR)は「(もう関税のルール作りは終了しており)関税を交渉する会合は最終段階まで集まる予定はない」と声明を発表している。つまり、今から参加しても、聖域を守るための交渉をする場がないことが判明した。僕ですら知っているこの事実を、首相が知らぬ訳がない。昨日の東京新聞も「コメの事前協議なし」と報道している。既にTPP参加の大前提が崩れているのに、首相は米国やグローバル企業に弱みを握られ脅迫されているのか?
/ツイッターには様々なTPP反対意見が流れた。共感した2つのツイート。いとうせいこう氏「米中が覇権を争う熾烈な経済戦争の中、米国に背後から襲われ、再領土化されてしまった。我々は戦争に気づかないまま敗戦し、不平等条約を結ばされる。私はそういう認識だ」。山川健一さん「自民党でTPP参加に反対していた国会議員は240人いる。この議員の人達全員に、即刻離党して欲しい。彼らが新党を立ち上げれば自公どころか、維新とみんなを合わせても過半数には届かない。解散総選挙をやりTPP参加を阻止してほしい。それがこの国難に対処する最後の一手ではないでしょうか」。//昨日、新しい第266代のローマ法王にアルゼンチン出身のホルヘ・ベルゴリオ枢機卿(76歳)が選ばれ、フランシスコ1世と名乗ることになった。南米出身の法王はバチカン史上初めて。南米地域は世界でカトリック信者が最も多く、南米は喜びに沸いている。中世の聖フランシスコ(フランチェスコ)は清貧と奉仕の精神で知られる著名な聖人。その名に相応しい、マイノリティー保護、弱者視点を前面に出した法王になって欲しい。
 3月14日…民主党政権の頃に自民党はTPPに猛反対していた。その時の主張が今も自民党公式ページに残っている!先の総選挙用。削除される前に見て、約束を守るよう国民世論を盛り上げましょう!
このまま安倍&甘利コンビに好き放題やらせては、マジで日本はボロボロになる。自民には240名の反TPP派議員がいる。立ち上がってくれ!
 
 
//本日の朝刊主要紙トップ記事。自民TPP押し切りか!?
・ [朝日]石原宏高議員側が運動員要請 UE社派遣、法抵触の疑い
・ [毎日]<TPP>自民党が交渉参加を容認 首相、15日正式表明へ
・ [読売]TPP交渉、7月にも合流…追加会合開催検討で
・ [日経]決算公表前に情報入手 投資家ら20社超、サイト閲覧
・ [産経]TPP交渉、自民容認 対策委決議 例外5品目明記
・ [東京]コメ事前協議なし TPP交渉参加で日米
 3月11日…追悼の日。あれから2年。いまだに仮設住宅ではなく、小学校の教室に段ボール壁を作って避難生活をしている人が100人以上。大半が要介護の高齢者という。世界第3位の経済大国でどうしてこんなことに。
//仕事の出張など諸々重なり、次回更新は3/14の夜になります。番組情報をアップしておきます!
 3月10日…先日、友人と「この10年間で聴いた曲の第1位は何か」という話をした。僕が“なんと言ってもコレ!”と吠えたのは、英国ロックバンド“MUSE”が5枚目のアルバム「ザ・レジスタンス」に収めた『脱出創世記:交響曲第3部(あがない)』だ!約4分40秒の曲で、歌が入ってくるのは中盤以降、歌詞は短く以下の6行だけ。
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Let's start over again
さあ、また一からやり直そう
Why can't we start it over again
僕たちは最初からやり直せるはずだ
Just let us start it over again
とにかくもう一度やり直させてくれ
And we'll be good
そうすればきっと良くなる
This time we'll get it, get it right
今度はやれる、ちゃんと正しくやれる
It's our last chance to forgive ourselves
これは僕らが自分を許す最後のチャンスなんだ
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もうね、冒頭の「さあ、また一からやり直そう」だけで失神寸前。彼らはこの歌詞をとてつもなく美しく、また壮大なメロディーラインで歌い上げるんだ。問答無用で浄化!
人生、失敗してはやり直しの連続。中には、“もうやり直せない”と思うほど、ボロボロの状態になることもある。それでも、この4分40秒を聴き終わると、1ミリくらいは顔を上げてみようってなる。2回聴くと2ミリ、3回で3ミリ、そうやってだんだん上がっていく。まさに僕にとっての恩人楽曲!
★YouTube『Exogenesis: Symphony Part 3 (Redemption)/『エクソジェネシス(脱出創世記):交響曲第3部(あがない)』/MUSE(4分43秒)
※アーティストの“鉄拳”さんが「MUSE公認」でこの曲にアニメをつけている。先にあれを見てしまうと、あまりに素晴らしすぎて、もうあの映像しか頭の中に出て来なくなるので、純粋に「自分の全存在」で楽曲と向き合うためにも、最初はこのリンク先の映像なし版を聴かれる方が良いかと!まずは耳で曲を聴きながら、上記の歌詞を一緒に声に出してみてつかーさい!この曲は歌った時に真価を発揮します!(☆o☆)
//イスラム圏の女性は宗教・文化的環境からスポーツをあまりやらない。特にフィギュアスケートでは見たことがない。昨年、アラブ首長国連邦出身の17歳の少女ザーラ・ラリさんが、黒いスカーフ「ヒジャブ」を着用して、湾岸アラブ諸国出身で初めてフィギュアスケートの競技大会に出場した。これはめちゃくちゃ勇気がいること!歴史の1ページを作った彼女のコメントにグッときた「同じ国や周辺国の女の子たちに夢に対する希望と自信を与えたいと思っています」(画像/ヒジャブをつけて競技)。
//『ルパン三世』の銭形警部役や『宇宙戦艦ヤマト』の沖田十三艦長、『ナウシカ』のユパ様などを演じた人気声優・俳優の納谷悟朗(なや・ごろう)さんが3月5日に他界。享年83。僕の世代で納谷さんの声を知らない人は皆無と思う。多くの作品で名演に感動した。心からご冥福をお祈りいたします。
//ジョジョアニメ第22話、ジョセフとワムウの古代ローマ闘技場での戦車バトルは、キャラが動くとスピード感もあり一層迫力が増しますね!ワムウの腕や胸の波紋傷も、傷口が暗闇で光っているのでダメージが視覚的によく伝わった。すごく良いシーンで終わったので、次回まで待ち遠しい!
//7種類のジョジョ時計!欲しいけど1個4万超え!ギャース!
 3月9日…(つづき・TPPの危険性その3/ラスト)
TPP問題の本質、危険性をまったく国民に伝えない日本のメディア。TPP賛成派は「参加して国益に反してた場合はやめれば良い」と言ってるが、“最初から国益に反してる”のに何を言っているのか。ぜひ当サイトの読者の方には、ニューヨークの独立放送局“デモクラシー・ナウ”が昨年6月に配信した字幕付きの15分動画を見て欲しい。「米国リベラル派からみたTPP」という視点が非常に新鮮!日本の大手マスコミが一切報道しない内容なので、賛成派、反対派関係なく一見の価値あり。主な内容はこの2日前から僕が書いてきた「TPPは“貿易協定”の顔をしているが、多国籍企業が各国政府の権限を奪うもの」ということにプラスして→
・約600人の企業顧問はTPP情報にアクセスできるのに米国の議員はできない。これは(大富豪である)「1%」が私たちの生存権を奪うツールだ。核関連の機密も知る立場の議員が貿易協定という名の“企業の権利章典”は見られない。実に見事な“トロイの木馬”だ。
・TPPは企業に凄まじい権力を与える。密室だから過激になった。どの国の人々もこんなものは御免だ。市民の意見にはおかまいなく企業利益を最大にするもの。
・TPPはいわばドラキュラだ。陽に当てれば退治できる。米国や全ての交渉国で市民の反対運動が起きる。企業の権利の世界的な強制など我々は許さない。
・NAFTA(北米自由貿易協定)にも似た制度があり、有害物質規制や都市区画法の補償を国家が外国企業にしている。
・TPPの狙いは貿易ではなく、セメントのような効果。一度固まったらおしまい。全員が同意しないと変更できない。
・医薬品価格をつり上げる為の後発医薬品を阻止する案まである。
「1%」の超大富豪がありったけの金とロビー活動をつぎ込んで未来永劫に力を振るうもの
・大企業のお抱え弁護士たちがインチキ国際法廷に加盟国の政府を引きずり出し、勝手に集めた3人の弁護士が政府に無制限の賠償を命じる。「規制のおかげで生じた費用を弁済しろ」「不当な扱いを受けた」という口実で。国内企業には同じ規制が一律に適用されているというのに。これでは国庫の略奪だ。
//安倍首相はTPPへの交渉参加をできるだけ早期に決断したいと考えている。まったく、どうかしてるぜ!先の日米首脳会談の共同声明は、『最終的な結果は交渉の中で決まっていく』という当たり前のことを確認しただけ。日本の新聞は、普段は仲の悪い朝日から産経までオール「TPP賛成」だ。脱原発で反骨精神を貫く東京新聞でさえ賛成派。それゆえ、TPPの真の恐ろしさが殆ど国民に伝わっていない!テレビも新聞も政府も、意図的にTPP問題を「コメ農家をどう保護するか」というコメの自由化問題にすり替えている。そして安い輸入米を警戒するJA(農協)に“抵抗勢力”のレッテルを貼ろうとしている。なんと悪質なペテン。安倍首相は昨年「民主党は国民にTPPの詳細な説明をしてないのに参加しようとしている」と批判してたし、現幹事長の石破氏も「情報開示なくTPP参加を考えるのは国民への裏切り行為」と同調していたのに、今、詳細な情報を国民に説明せず動き始めている。安い給料で働く外国人が日本にたくさん入ってくれば、給料の相場が下がる。給料が下がるとモノを買えず、企業はモノを売る為に価格を下げ、またデフレが加速する。デフレ脱出を叫ぶ安倍首相がなぜこんな単純なことを分からないのか。自民党にはTPP反対議員が約240人もいるのに、安倍氏が賛成といえばみんな賛成派に転向するのか?それって、多数の民主党議員が反消費税・脱原発なのに、野田執行部に反抗できずに屈したパターンと同じじゃん!太平洋戦争の英霊はアメリカの奴隷になることを拒絶して亡くなったのに、自民TPP推進派は何を考えてるのか!自民TPP反対派ガンバレ!!
//明日、日曜夜9時からのNHKスペシャル『メルトダウン 原子炉“冷却”の死角』、噂ではかなりタブーに切り込んだスクープを出すっぽい。22時からの国会事故調に対する調査妨害暴露も、かなり突っ込んだものになりそう。ジャーナリズムが滅んでないことを証明して欲しい!
 3月8日…(つづき/危険なTPP・重要ポイント10項目!その2)
(5)「アジアの成長を取り込む」のウソ…TPP賛成派は「TPPに加盟することでアジアの成長を取り込める」と言っている。でも急成長している、中国、韓国、インド、いずれの国もTPPに入ってない。ASEAN主要国のインドネシアも未加入。加盟国は小国ばかりで、GDP比で見ると、アメリカが7割、日本が2割、残りの8か国で1割。つまり実質的にはアメリカと日本の2国間の協定。オバマ大統領は「今後5年間で輸出を倍増する」と2010年に宣言している。米国がTPPで輸出を大きく伸ばす相手は日本以外にあり得ない。
(6)「関税がなくなったら米国で日本製品がどんどん売れる」のウソ…日米の工業製品への関税は元々低く、テレビは5%で車は2.5%。そもそも、車など現地生産が多いから元々関税は無関係。日本の消費税率以下の値段が下がった程度でどんどん売れる訳がない。日本が輸出を伸ばしたいならTPPよりも円安戦略を考えた方がいい。関税が5%下がるよりも円が10%安くなる方が競争力では明らかに重要。
(7)農家大ピンチ!食料の安全保障に黄信号…日本の農家は水田など田畑の規模をいくら拡大しても、栽培面積が広大な米国や豪州には太刀打ち出来ない。農水省の試算結果で、「米農家の90%、小麦農家の99%が農業をやめる」という驚愕データが。他にも、酪農業では牛肉で75%、豚肉で70%が壊滅。逆にダメージの少ない分野では、りんご9%、柑橘類9%、茶25%、鶏肉20%という試算だった(だから影響の少ない茶農家はTPPに賛成だったりする)。この数年間にロシアや中国など様々な国が、天候不順で不作になった農産物の“輸出制限”を行った。自国民の食糧確保を優先するための禁輸処置だ。いくら日本にお金があっても売ってくれないというのは、外国の農産物に頼っている日本には深刻な事態だ。世界規模の乱開発、気候変動、人口爆発で、20年以内に必ず食糧危機が起きるといわれているのに、国内の農家や酪農家を廃業させてどうするのか
※米国が補助金つきの安い農産物を大量にメキシコに輸出したことで、メキシコの農民は価格競争に負けて大勢が農業を断念。新たな仕事もなく、一部は移民となって米国に渡り、米国内の失業率がアップ。結果、メキシコで約200万人、アメリカでも約50万人が失業したという。自由貿易協定を結んでも、利益を得るのは大企業のトップだけ。GDP(国内総生産)は上がっても、民衆は豊かになるどころか、逆に失業や賃金の低下で苦しむ。ワーキングプアが増える格差社会をさらに進めるのがTPP。
(8)平成の開国?…開国という言葉も政府は好きだが、既に日本は12カ国以上の国・地域と自由貿易協定を交わしており決して閉鎖的ではない。その証拠に、既に農産物の輸入大国と化している。なぜ二国間の経済連携協定EPAや自由貿易協定(FTA)でなくTPPなのか分からない。農協の既得権が問題になってるけど、農協の改革はTPPと関係なく進めなきゃならないこと。
(9)日本は内需の国!…僕らは学校で日本を貿易立国と習ったけど、輸出業全体のGDP比は「11.5%」しかない!サービス業(GDP比20.8%)や卸売・小売業(同13.1%)の方が、日本経済で大きな比重を占めている。日本は貿易で食べている国というよりも、内需でもっている国。TPP大賛成の経団連は、わずかな国際企業だけを利する、99%の民衆が不幸になり、1%の勝ち組だけが莫大な富を蓄えるウルトラ格差社会にしようとしている。日本は内需だけで経済を立て直せる巨大な内需大国でありTPPは不要
(10)徹底した秘密主義…TPP交渉が始まり3年が経っても、条文は何も公開されていない。リークでは「締結後4年間は非公開」とも伝えられている。TPPは元々シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4カ国が始めたもので、「もし米国が加盟するなら脱退する」とシンガポールやチリは警戒している。TPPを米国が乗っ取り、FTAの如く改変して押し付けてくることが分かっているからだ。
【ミニまとめ】賛成派の大半はTPP適用範囲に農業以外に約20分野が含まれることを知らず、TPP反対を農協の既得権益保持が最大の理由だと思ってる。
そしてISD条項が国内法を無視して運用されることを知らない(米国は国際裁判に熟練しており、この方面で未熟な日本はボロ負けになる)。また、多くの賛成派はラチェット規定で一度自由化した項目は二度と戻せないということを知らないし、嫌になったら簡単に抜けられると思ってる。TPPの日本のメリットがGDPに比べて非常に薄いことを知らず、国内雇用が縮小し、治安悪化が加速する未来が見えていない。そして何より、もう既に、TPP交渉が18回中2回しか残ってないことを知らない。決まってしまったルールにはめ込まれてジ・エンド。そのルールすら締結後4年間は非公開。(つづく)
 3月7日…もはや待ったなし!TPP集中コラム(全3回予定)。
「TPPは2000年に及ぶ日本の文化が、たった200年の歴史の国(米国)に壊され、お金万能の世の中になるという国の存続に関わる問題だ」(前日本医師会会長・原中勝征)。この発言は大袈裟ではなく核心を突いている。安倍政権が足を踏み入れようとしているTPP(環太平洋経済連携協定)は、表向きは“貿易協定”だけど、実質は米国の1%の超大富豪が多国籍企業を使って半永久的に世界統治するトンデモ協定だ。多数の問題点を含む協定を、以下の10項目に整理。何もかもヤバすぎる(参考資料はNHK『クローズアップ現代』や後半でリンクを貼る番組その他)。
(1)対象になるのは24分野!…日本政府もマスコミも、TPP=コメ自由化みたいな伝え方をしているけどコメ問題は氷山の一角。TPPの対象は“24もの分野”に渡っており、知的財産、食品安全基準、医療、金融、保険、郵政、労働基準、電気通信、法曹、教育、公共事業、投資環境など、あらゆるものをターゲットにしている。外資ハゲタカの標的になりそうなものが盛り沢山。そこから目を逸らさせる為に「農業」だけをピックアップして騒いでいる。
(2)TPP協定>国内法という危険な力関係(ISD条項)。賠償金の嵐!…TPP加盟国は国内法(環境基準等)をTPPに合わせねばならない。TPPは貿易協定のフリをしているけど、「全26章のうち貿易関連はわずか2章」のみ。他はみな企業に多大な特権を与え、各国政府の権限を奪うもの。外国の投資家がTPP協定を根拠に日本政府を告訴し、日本の国内法が原因で生じた損害の賠償を請求できる。簡単に言うと、米国の自動車が日本の排ガス規制に引っかかると、“日本の法律のせいで損害を受けた”ということになり、米国企業に賠償しないといけない。同様に、「アメ車が売れないのは軽自動車の税金が安いからだ、賠償しろ!」となる。そんな馬鹿なことがまかり通る訳がないと皆さんは思うだろう。日本企業はみな同じ規制を守っているのに。ところが、TPPとよく似たNAFTA(北米自由貿易協定)を米国と結んだカナダとメキシコは、大変な事態になっている。両国が米国企業から訴えられた裁判は約50件あり、「そのすべてに敗訴」し巨額の賠償金を払わされた上、米国のゆるい環境基準に合わせてカナダの国内法を変えさせられたんだ。控訴も出来ず裁判は1回限り。終わっている!
【実際の例】ある米国の廃棄物処理業者が、カナダで処理をした廃棄物を米国に輸送してリサイクルする計画を立てたところ、カナダ政府は環境上の理由から米国への廃棄物の輸出を一定期間禁止した。これに対し、米国の業者はISD条項に従ってカナダ政府を提訴し、カナダ政府は823万ドル(約8億円)の賠償を支払わなければならなくなった。メキシコでは、地方自治体がある米国企業による有害物質の埋め立て計画の危険性を考慮してその許可を取り消した。すると、この米国企業はメキシコ政府を訴え、1670万ドル(約15億円)の賠償金を獲得することに成功した。要するにISD条項とは、各国が自国民の安全、健康、福祉、環境を、自分たちの国の基準で決められなくする「治外法権」条項。
カナダとメキシコ政府は
米企業に対して全敗!
巨額の賠償金をとられた。
逆にアメリカ政府は
カナダ&メキシコ企業に
対して全勝し、1ドルも
賠償していない!
クレイジーすぎるぜ!!
画像元の動画
(3)魔のラチェット規定(一度TPP締結すれば永久に規制を元に戻せない)TPP協定は締結後に欠陥ルールが発覚しても、「全加盟国が賛成」しないとルールを変更できない!不平等条約と分かっても何もできない。
(4)わずかな経済効果…政府・経団連は「TPPに参加すればGNPが10年間で2.7兆円増える」と“効果”を主張するけれど、言い方を変えれば「1年あたり2700億円にしかならない」ということ。日本のGNPは約500兆円。換算すると、「年収500万円の人は2700円だけ収入が増えます」ということ。たったそれだけの“効果”のために、農家から生産意欲を奪い取るTPPに加わろうとしている。10年で2.7兆円なら、2年で5兆の経済効果があったエコポイント以下!(つづく!)
//超ド級の黄砂が接近中。中国沿岸部の大気が真っ赤
 3月6日…知人から「世の中には保守系RSS(リンク)はゴマンとあるけど、リベラル系RSSは超少ない。今こそリベラル連帯を訴えている文芸ジャンキーが作るべき」とアドバイスを受け、PC知識がほぼ絶無ながら、必死こいて当日記のチョイ上にリベラル系他サイトへのリンク集を新たに設置!RSSって初めて知ったんだけど、コレすごいね。自分で更新しなくても、自動的に新しい記事に変わっていく!なぜ、今まで導入しなかったのかと激しく後悔。今や、ネットの世界でリベラル勢力は絶滅寸前。ワシントン条約で保護すべきレッドリスト対象。当サイトも出来る限り支援したく!※良いサイトを見つけたら増やしていきます。(うわ、なんかエグイ見出しの記事もあるなぁ…。良い記事もあるサイトなのに)
 3月5日…2年間ガンと闘病していたベネズエラのチャベス大統領が他界。享年58。若い。豊富な石油資源を背景に、歯に衣着せぬ毒舌でアメリカをこき下ろし、反米勢力の代表格として知られていた。国連総会でブッシュ大統領(当時)を「悪魔」と呼び、十字を切ったパフォーマンスは伝説となっている。ブッシュが立っていた演壇に自分が立つと「ここにはまだ硫黄(地獄)の匂いが立ちこめている」と言い放った。それもあって、米国メディアから「中米の狂犬」「カリブのガキ大将」呼ばわりされていた。実際、晩年のチャベスはそれまで2期が限度だった大統領職を、無期にしてしまうなど独裁色が強くなっていた。だが、中国や北朝鮮のように選挙もせずに決めるのではなく、国民投票にかけて国民の審判を仰いだ上での無期だし、選挙で負ければ大統領になれない点でも、他の独裁者とは異なっていた。パレスチナに対する人道援助がイスラエルに妨害された時の怒りのスピーチ(3分13秒)は、言葉は過激だけど他国の指導者が言えない正論を叩き付けている。チャベスと意見が合わなかったチリ・ピネラ大統領の弔辞「我々の違いは歴然としていたが、信念のために戦うチャベス大統領の強さや情熱には敬意を表してきた。病状が悪化し、彼が治療のためキューバに戻った時、私は彼に電話した。思い出すのはその時に、死が避けられないのなら、愛してやまないベネズエラで迎えたいと彼が語っていたことだ」。
/ベネズエラではTV局の民放はすべて大金持ちの“反”チャベス勢力が握っており、これまでにデマや中傷の猛烈な反チャベス・キャンペーンが展開されてきた。'02年には富裕層と結託した軍部によるクーデターが勃発、彼は大統領職を奪われ、監禁、処刑される寸前までいった。この時は、市民が軍に対し「大統領をクビにできるのは国民だけだ」と命懸けでデモを行ない、市民自身がチャベスの命を救った。
ベネズエラは世界第5位の産油国で本来は豊かな国だ。しかしチャベスが登場するまで石油の利権は米国企業が独占し、猛烈な貧富の差から貧困層は学校にさえ行けなかった。貧しい家庭に生まれて大統領となった彼は、石油の利益を社会福祉に還元し、文盲の300万人に文字を教え、大学まで教育を無料にし、何と大半の国民の医療を無料にした(医薬品もタダ!)。食糧を人口の半数に安価で提供し、うち百万人には生活が改善されるまで“無料”で配給している。ここで大事なのは、けっして“保護漬け”にするのではなく、支援は自立の為の一時的措置であり、文字を学んで健康を維持して社会に出て行ける環境を作っている点だ。失業率も7%減少した。これらを'98の就任から7年間で実現させ、市民、特に貧困層から絶大な支持を得ている。
チャベスは2005年に国連で「安保理5カ国の拒否権の即時廃止」を訴え、「このようなエリート主義の遺物は平等や民主主義という基本的思想にも相容れません」と力説。また「私たちは5年前の総会で飢餓に苦しむ8億4千万の人を2015年までに半減することを目指しましたが、このままでは目標達成に2215年までかかってしまいます。私たちはまた、初等教育の完全普及を2015年に実現することを宣言しました。現在の状況では2100年までかかります。たとえ人類が環境破壊に生き残ったとしても、誰がそれを祝うことができるでしょう?」とも。この主張も極めて真っ当だ。チャベスに欠点はあるけれど、こういう気骨のある政治家は、今の国際舞台には殆どおらず、早すぎる死を残念に思う。生涯の映画化を希望!(さらに詳細
  ゲバラの写真を掲げてパレードするチャベス
//イギリスで本物のバットマンが現れ、指名手配中の容疑者を警察に突き出し、名前も言わずに立ち去ったという。写真によると、ややふっくら。【追記】そういうオチでしたか。
//深夜24時15分の千葉県市原市の大気汚染測定、これ、計測間違いと信じたい。301〜500で「危険:緊急事態の警告」なのに、はるかに上回る775…(汗)。即、外出禁止の数値だけど、大丈夫なのか?そして中国では過去最高記録(?)を、宜昌市(ぎしょうし)で確認。空前絶後の4617!この数字は理解不能!
なぜ真夜中の千葉でこんな数値が? 深夜24時半、何かの実験?
 3月4日…(昨日のつづき/差別問題)
今日、五輪の開催地を決める為、IOC評価委の視察があり、安倍首相が歓迎スピーチを行った。五輪やサッカーW杯でも分かるように、国際社会(特にスポーツ界)は民族・人種差別を絶対に許さない。首都のド真ン中でレイシストたちのデモが認可されていることがバレたら、大きなマイナスポイントになる。猪瀬知事はそんなことも分からずよく招致しているもの…。
(2)2月24日に大阪のコリアタウン・鶴橋でヘイトスピーチ・デモがあり、在日コリアンに向けて“女子中学生”がトラメガ(拡声器)で次のように絶叫→
「いつまでも調子にのっとったら、南京大虐殺やなくて鶴橋大虐殺を実行しますよ!そうなる前に自国に戻ってください!ここは日本です!朝鮮半島じゃありません!いい加減に帰れー!」。
ただただ驚愕。現場(JR鶴橋駅前)にいた複数の人がツイッターで伝えているので、本当にこの通りに叫んだのだろう。10代の女の子がコリアタウンに向けて「大虐殺を実行します」と拡声器で叩き付ける。そんな暴言を言わせてしまうのは、完全に周囲の大人たちの責任だ。この子はデモ隊幹部の娘さんらしい。なんて国に僕は住んでいるんだ!現場からのツイッターには「鶴橋の商店街で「殺せ!殺せ!朝鮮人!」の大合唱。もう頭がおかしくなりそう」との書き込みも。鶴橋ヘイトスピーチ・デモの詳細はリンク先にあり“「殺せ」「二足歩行で歩くな」「酸素吸うな」「ブス」「ブッサイク」等のコールがひたすら繰り返されるだけのデモ行進です”と説明されている。
//いったいこの国のリベラル知識人はどこに消えてしまったのか。脱原発運動では、坂本龍一さん、大江健三郎さん、菅原文太さん、沢田研二さんなど、多くの著名人が動いた。でも、僕が知る限り、新大久保や鶴橋での「朝鮮人を殺せ!」デモに対する批判を、投稿や声明で発表している人はほぼ皆無。きっこさんと一部のジャーナリスト(田中龍作氏)くらい。国会議員は黙りこくっている。確かに、常識が通用しないレイシストを相手に正面から戦うのは勇気がいること。僕だってビビリがないかと言えばウソになる。でも、いまメッセージを発信せずにいつ発信するのか。世界的に著名な文化人や科学者が、「白昼堂々、街中で人を“殺せ”とマイクで叫ぶ行為を日本社会が認めているのはおかしい」と一声あげて欲しい。保守派の中にだって、レイシストに批判的な人は少なくないはず。このまま沈黙していると、間違いなく排外主義は先鋭化していく。欧州であればレイシストたちは逮捕され獄中に放り込まれるけど、日本は過労死がまかり通るように人権では後進国だから取り締まる法律がない。これ以上歪んだ社会にしないよう動き始める時だ。
状況は深刻だけど、僕は希望を持っている。東京・新大久保では差別主義者のデモに対抗するカウンターデモが行われた。他の先進国では、レイシストのデモはその何倍もの市民・学生によるカウンターデモで潰される。その兆しを、ツイッターに投稿された以下の写真から感じ取った!
「民族差別やめよう」「わたしの友人に手を出すな」「仲良くしようぜ」
これらのプラカードがレイシスト・デモに向けて沿道から掲げられた
※今こそドイツ人牧師の言葉を振り返るとき。
「最初にナチスが共産主義者を弾圧した時、不安に駆られたが、私は共産主義者でなかったので、何の行動も起こさなかった。次にナチスは社会主義者を弾圧した。私はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったので何の抗議もしなかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人等をどんどん攻撃し、その度に私の不安は増したが、それでもまだ行動に出なかった。ある日、ついにナチスは教会を弾圧してきた。そして私は牧師だった。だから立ち上がって行動に出たが、その時はもうすべてが遅かった」(マルチン・ニーメラー牧師)
 3月3日…レイシスト(差別主義者)たちが差別を煽る酷い“ヘイトスピーチ”やデモについて、2/16の日記でこの動画を例にあげながら批判を行った。彼らが吐き出す言葉は、「朝鮮人をガス室に叩き込め」などあまりに人として聞くに堪えない、心をえぐるような罵倒の連続であり、正直この日記で触れるだけで精神が疲弊しヘトヘトに消耗する。知人には「連中を相手にすると“思うツボ”なので無視する方がいい」「クレイジーだからスルーに限る」と言う人がいて、それも一理あると思いしばらくこの話題に触れなかった。ところが絶句するような事態が2つ起きたので、「無視=差別の容認」となることを恐れ、日記でとりあげたい。
(1)『韓国の元慰安婦に日本のロックバンドから「売春ババア殺せ」の郵便物』…元日本軍従軍慰安婦の女性らが共同生活をするソウル近郊の「ナヌムの家」に、日本の自称・愛国バンド“桜乱舞流”が「売春ババア殺せ チョン斬れ!」など、被害女性らを侮辱する暴言が入ったCD『チョン斬る!』とハングルに翻訳した歌詞を送りつけ、韓国内に衝撃が広がっている。それだけでも常軌を逸しているのに、送りつけた日が韓国の歴史上、最大の抗日運動となった「3・1独立運動」記念日の前日というからタチが悪い。歌詞には「竹島から出て行け」「東海表記を無くせ」「金で買う ヒットチャート」というのもあるが、それならまだ個人の主張として理解できる(元慰安婦に送りつけるのは的外れだが)。しかし、「売春ババア殺せ」は事実誤認に基づいた醜悪な誹謗中傷であり、言葉の持つ暴力性からも絶対に許されることじゃない。慰安婦の多くが、看護婦や工場労働という別の仕事に応募した女性で、業者に騙されて日本軍の慰安所に放り込まれ売春を強要された。彼女たちを騙したのが、朝鮮人の斡旋業者であったとしても、日本軍は「騙された」と訴える彼女たちを解放しなかった点で同罪であり、国連でもそこが問題になっている(あまりにそれを理解していない右派が多すぎる)。“桜乱舞流”は「売春ババア」と罵るが、自分の意思で売春に行くのと、騙されて行くのとでは全く別の話だ。その騙された気の毒な女性に向かって「殺せ」なんてよく言えるもの。大戦後、日本は平和国家として生まれ変わったことを世界にアピールしているのに、この最悪な“愛国バンド”の行為は、日本人が戦前と何も変わっていないという“証拠”にされてしまう。
/「クソ喰らえ 食い物から クソが出る クソ野郎 飲み水まで クソまみれ」「この世で一番汚い国を良い国だなんて言えねえ」…この曲(『チョン斬る!』)のYouTube(約4分)のコメントには、2次加害になっているものが多いけど、中には「こんなことにロックを利用するな 日本人として、バンドマンとしてはずかしい」「韓国の国旗を破ってるヤツ、日本人の恥。嫌いな国でも国旗に失礼なことをするな」「何かを嫌ったり軽蔑したりするのは個々人の自由だけど、直接的に口汚く罵るって最も幼稚で野蛮な意思の示し方。文明人としての自尊心が欠落してる」というのもあり、ちょっと救われた。
【追記】朝日の報道によると元慰安婦8人が“桜乱舞流”を「脅迫や名誉毀損」でソウル中央地検に刑事告訴したという。当然のことだし、実名報道して、日本国内でも裁くべき。韓国側の判決より重罪にすることで、日本人としての民度を外国に知らしめたい。※ネットには“桜乱舞流”の行為があまりにパフォーマンス的であるため、日本のイメージ低下を狙った韓国・朝鮮人による自演ではないかという人もいるけど、3月31日にレイシストの集会が新大久保であり、出演リストに名前があるので実在のバンドで間違いない。っていうか、なんで警察は公園の使用許可を出すかね。(つづく)
 3月2日…「ルネサンス時代の芸術家がツイッターをやっていたら?」という架空設定のツイート集に爆笑。うまい具合に美術史の小ネタが挟んであり、極上のアート・ギャグが展開。メインのツイート主がジョルジョ・ヴァザーリ(1511-1574)というのがウマイ。ヴァザーリは最初のイタリア人美術史家。著書『芸術家列伝』(1550)は、ミケランジェロやラファエロなど当時活躍した芸術家133人の作品と生涯を記しており、芸術文学の古典として最も有名&影響力を持っている。そのヴァザーリがボヤいたり毒舌を吐いたりと、リアルタイムで生きているかのよう。彼らのツイートから芸術家本人に興味を持って作品等を検索する人が増えるといいな。
ヴァザーリのツイッター)時系列になっているので一番下から読んでいきましょう。
※飛び交っていた芸術家たちの会話から抜粋→
ダ・ヴィンチ「農民をごはんに呼んでみよう。もっとしっかり見られるし」
ティツィアーノ「ところでローマのラファエロの絵に手入れたの誰だよ下手クソすぎんだろ。あーいうのは修復じゃなくて破壊ってんだよ。あーもう…」
ミケランジェロ「なんかすごいもの出土した…。これは古代ギリシャの彫刻だろうが、それにしても素晴らしい出来。俺が作ったと言いたいほどだ…」(“ラオコーン”が出土)
ロッソ・フィオレンティーノ「宮廷への就活は修羅の道だぜ…」
ドナテッロ「あー、ずっと幕で制作過程隠して描いてたやつか! よっしゃ、見に行ったろっと」
ジョット「ラバッタ・ダ・フォレーゼの野郎、馬鹿にすんのも大概にしろよクソが!!」(両者が互いに相手の醜悪な容貌を冷やかした話が『デカメロン』に載っている)
フラ・アンジェリコ「ジョットさんいかがされたのですか? そのような口調はあなたのような偉大な方の口には似つかわしくありません」
ファン・デル・フース「なぜ俺はこんなにも描くのが遅いのか。死ねよ自分」
ピエトロ・アレティーノ「もう要らない、火にくべるべき素描がもしあれば、譲ってくださいません?」ミケランジェロ「だが断る」
//阿部寛さんの公式サイトが、ネット初期の10年前のサイトのような雰囲気で、そのシンプルさが話題になっている。好感度アップ。
//今日は花粉がすごい!鼻水、クシャミとまらず。ギャース!
//ウチの子@3歳児が、ジョジョアニメ最新回&次回予告を見た後、朝から晩まで何度も「ワムウ!ワムウ!ワムウ!ワムウ!ワムウ!」と拳を突き上げてコールしている(汗)。
 3月1日…最近のアート関連トピックから。
●『CD生産、14年ぶりプラス』…音楽のネット配信などで減少傾向が続いていたCDアルバム。ところが、2012年のCDなどの生産額は前年比8%増の2277億円に達し、“14年ぶり”にプラスに転じたとのこと。Mr.Childrenやコブクロ、山下達郎、松任谷由実らベテランのベストアルバムがヒットし、全体を底上げした。音楽ビデオも合わせた音楽ソフト全体の生産も、前年比10%増の3108億円と14年ぶりに前年を上回った。
●『スーパー能“世阿弥”制作発表』…これまで歌舞伎は現代風にアレンジされた『ヤマトタケル』などの“スーパー歌舞伎”が制作されたけど、お能にはこうした取り組みはなかった。今回、初めて現代語の“スーパー能”『世阿弥』が誕生し、4月に東京・国立能楽堂で上演され、その後大阪や奈良でも上演される予定とのこと。能を大成させた世阿弥親子の愛情や未来への希望を描く。能楽師の2世・梅若玄祥(げんしょう)=56世・梅若六郎さんが世阿弥を演じ、演出も手がける。このスーパー能第1弾が成功し、続々と新作が生まれるといいな。
●『インドの伝統楽器シタールの奏者ラビ・シャンカール氏死去』…もう3カ月前の話題になるけど、インド音楽を世界に広めたラビ・シャンカール氏が年末に他界。享年92。天才シタール奏者として世界のミュージシャンに強い影響を与え、1960年代にはビートルズのジョージ・ハリスンが弟子入りして演奏を学び、楽曲にシタールを導入した。1971年にシャンカール氏の呼びかけでNYでバングラデシュ難民の支援コンサートが催され、エリック・クラプトンやボブ・ディランも参加。このライブは現代のチャリティー・コンサートの先駆けとなった。氏はクラシック界や邦楽界とも交流し、グラミー賞など様々な賞を受賞。娘は米ジャズ歌手、ノラ・ジョーンズ。※YouTubeに大量に動画がアップされています。
●アニメ監督の北久保弘之さんが、OVA版ジョジョの制作裏話をツイート。印象深かったのは次の書き込み。「(DIOとの最終決戦で)再登場する花京院は、シナリオの段階では眼が完治していなくて、ジョセフ達の窮地を救う為に盲目で戦うっていう構成にしていたんです。その方が泣けると思って。でも荒木先生は「イヤ、花京院の眼は治ってる様にして下さい。そういうハンデが無い100%の状態で戦って悔いは残さず、それでもDIOには勝てないんです」と言われて「解りました」と。荒木先生の美学です」。





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