最新文芸情報


2004.4〜6


 6月30日〜ハリー・ポッター第6巻(執筆中)の題名が「ハリー・ポッターと混血の王子」に決定!//うおお!巨大検索サイトのグーグルで「文芸」をキーワードに調べると全部で105万件ヒットするんだけど、な、なんと当サイトが「文芸春秋」を抜いて第2位にッ!(1位は文芸社だから絶対ムリ!)僕はずっと「このサイトは“ジョジョ立ち”がメインじゃない!“ガンダム”“イケメンズ”がメインじゃない!文芸そのものがメインなんだァァァーッ!」と叫んできたけど、他のコーナーだけを見てこのトップページに来ない人には、なかなか理解してもらえなかった(涙)。だから、超ド硬派ゴリゴリのキーワード『文芸』でヒットすることが、めちゃくちゃに嬉しいッ!祝杯だ!今夜はブッ倒れるまで呑むぞーッ!!(ちなみに“崖っぷち”でも第1位…確かに人生崖っぷちだけど、笑)//今日出会った良い言葉--「科学と芸術は全世界に属する。それらの前には国境など消え失せてしまう」(ゲーテ)//約20年前から毎年セミの声を聞いた日を記録してるんだけど、やはり温暖化なのか、本日カジポン観測史上初めて6月なのにセミが初鳴きをした!(例年は七夕あたり。)夏、到来ッ!!
 6月29日〜漢数字の小さい方の単位表を何気に見てて感動。割(わり)、分(ぶ)、厘(りん)は打率で馴染があるけど、最後の4つの単位、刹那(せつな)、六徳(りっとく)、虚空、清浄(10の-21乗)は知らなかった。極限の彼方、最後の最後に待っているものが“清浄”というのが、なんかジーンときた…。//ジョジョ美術館にギンさんの「花柄版第5部暗殺チーム」を展示させて頂きました。任務オフのホリデーって感じで、のんびりと見入ってしまった〜(笑)。※ナウシカも素敵デス!
 6月28日〜自分は以前から「プロレスは命懸けのアートだ!もっと評価すべき!」と吠えてきたが、言葉だけでは思いが伝わらないもどかしさを感じていた。友人が教えてくれたサイト『垂直落下式動画』は動画で技が紹介されていて管理人さんに超感謝!これなら分かりやすい!十大危険技を選んで解説させてもらいマス。まずはサスケスペシャル2号。側転から横半ひねり、そのままロープにノータッチで前転ダイブするという、まさに超絶アートだ。この試合では技をかけたサスケ自身が最後に後頭部を痛打している(一歩間違えれば大事故)のでよく見て欲しい。バーニングハンマーはおそらく全技中で最凶危険技。全く受け身が取れず普通なら殺人未遂。タイガードライバー’91も相手の腕をロックしたまま真逆さまに落とす鬼技。映像では相手選手の頭の方が「先に」落下しており、戦慄がはしりまくり。雪崩式リバースフランケンシュタイナーは相手を客席に向けてコーナーに座らせ、背後から首に足を巻きつけて“引っこ抜き”後頭部から打ち付ける荒技。あり得ない。デスブラインドは落とす前に体を浮かせて自分の体重を上乗せしているシャレにならん技。絶対に受けたくない(汗)。垂直落下式DDT垂直落下式バックドロップは落下角度を鋭くする事で破壊力をアップした恐怖の技。まさに重力地獄。投げっぱなしジャーマンは業界で前から危険だから封印しようと言われているけど、見た目が派手で観客ウケが良いので、多用される危険技。そして、シンプルながら極悪なのが剛腕ラリアット。まるで出合いがしらの交通事故。丸太棒の直撃だ。失敗シーンではムーンサルトプレス(不発)が凄まじい自爆っぷり(ああ、天山よ…)。ここまでするかという舞台芸術家たちの炎の競演を、しかと目に焼付けて欲しいッ!//映画撮影監督の篠田昇氏が死去。52才は若い…。映画『リリィ・シュシュのすべて』『花とアリス』等で岩井俊二監督とタッグを組み、独自の透明感ある作品世界を生み出した篠田氏は本物の映像詩人だった!合掌。//本日アクセス140万件ヒット!
 6月27日〜話題作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』と『ブラザー・フッド』を見てきた。さっそくレビューを。ぶっちゃけ『ハリ・ポタ』は前作が超退屈だったので、それほど期待してなかった。でも今回は物語が波乱万丈、魔法のシーンも多く個人的には十分楽しめた。ここのところ、「ロード・オブ・ザ・リング」「トロイ」の戦闘シーンや「デイ・アフター・トゥモロー」などのパニック・シーンで、派手なCG技術はお腹いっぱいだっんだけど、本作の魔法シーンのように、笑いとユーモアの為に使われる小粋なCGはえらく新鮮に映った。また、シリーズ3作の中では、山や湖などの自然風景が最も詩的で美しく(まさかCGじゃないよね?)、物語と関係ない部分で画面に魅入ってしまった。ロケ地が分かれば行ってみたいな。原作とは違う部分も多いらしいけど、未読の自分としては純粋にエンターテインメント映画として面白かった。ハリーもハーマイオニーも背が伸びたなぁ。78点。(←うわ、点数書くとなんか偉そう…。でも、この方が足を運ぶ目安になるという意見が多いので付けてみました)//『ブラザー・フッド』はド硬派超ヘビー。第二次大戦やベトナム戦争を題材にした映画は何度も見てきたけど、朝鮮戦争の映画は初めて。米軍対独軍、米軍対北ベトナム軍と違って、言葉が通じ合う同じ民族同士の戦いは、互いの言葉が分かるだけに戦争の悲惨さが際立った。「思想の違いってのは同朋で殺しあうほど大切なのか!?」という前線の兵士の叫びが強烈!戦闘シーンのリアルさは日本映画がお子様ランチに思えるほど。(残酷なシーンが多いという意味ではなく、画面から伝わってくる戦場の狂気じみた空気が映画とは思えなかった。あの緊迫感、息苦しさは言葉で説明できない!)主人公2人の熱演も素晴らしいの一言。韓国ではアイドルらしいけど、鬼気迫りすぎ!※ただ、音楽が大きすぎて演技の邪魔になっていたのは残念。戦争映画に“直球”すぎる音楽は必要ない。あざとさが出てしまうから。(それでも)圧倒されまくりの90点。
 6月26日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!今週は久々の32番組で「当たり」の週!芸術、科学番組からアニメ、映画まで盛りだくさんっす!!//紆余曲折を経て、ついにマイケル・ムーア監督の『華氏911』全米公開。どえらいフィーバーぶりだ。日本公開は8月。まだ2ヶ月も先なのか〜。
 6月25日〜好きな音楽を聴くと免疫力があがり病気になりにくいというニュースを見つけた!好みの音楽を聴いた後では、聴いていない状態よりもウイルス感染細胞が平均約40%も減少し、一度聴くだけで24時間以上も効果が持続するという。ジャンルは関係なく、好みの音楽であることが最重要とのこと!//友人の薦めでベン・スティラーのコメディ映画『ズーランダー』と、市川雷蔵の時代劇『斬る』をビデオで見る。前者は男性ファッションモデル界の内幕をおバカ・テイストで描いたもの。誰かを笑い者にしたり生理的に笑えないネタのある「オースティン・パワーズ」より、主人公がひたすらダサ・カッコイイ、こっちの笑いの方が僕は好きだなぁ。デビッド・ボウイ、ミラ・ジョボビッチ、ジョン・ボイドが脇役なのも豪華。『斬る』は1時間11分の短い作品だが、傑作時代劇といわれているだけあって見応え充分。愛する者を失った1人の剣豪が、虚無感の中で散っていく物語。最初から最後までカメラワークが抜群に素晴らしく、第一級のアートに触れた気がする。雷蔵はガンのため37才という若さで亡くなった。ホント、日本映画界の大損失だ。薦めてくれた友人に感謝!
 6月24日〜僕が最も敬愛する映画監督第1位はイタリアのルキノ・ヴィスコンティ監督!しかし、先月ローマへ墓巡礼に行った際、墓地まで行けたのに、あと一歩のところで監督に会えなかった(涙)。そこで、このサイトを通して全世界へ向けて「捜索願い」を出すことに!名付けて『嗚呼、ルキノ・ヴィスコンティ監督は何処に!?』(まんまだね)。墓巡礼が如何にハードで過酷かを体感できる超爆裂ルポになっていますので、皆さんぜひ御一読を!
 6月23日〜2004年のお薦め展覧会コーナーに下半期の予定を追加アップ。関東の方、喜んで下さい!春に関西で催された『トーベ・ヤンソン/ムーミン谷の素敵な仲間たち展』が7月末にいきます!ただし期間は10日ちょい。短すぎッ!原作を読んでる方が絶対に感動するので、この先1ヶ月の間に読みまくりましょう。関西の人は、秋に催される『印象派130周年記念モネ展』が期待大ッ!
 6月22日〜日本の自殺率がハンガリーを抜いて世界第1位になったことを以前ここに書いたが、先日発表された昨年の自殺者は3万2082人で、これまた過去最多という悲惨な結果になった。1日あたり約90人、つまり16分に1人が命を断っていることになる。日清戦争の死者数は1万7千人、その倍近い人がここ数年毎年死んでいるわけで、日本はずっと戦時下にあるようなもの。政府は本腰を入れてこの悲劇と向き合うべき。不況が原因というが、日本よりはるかに貧しく、失業率も高い国家は世界中に幾らでもある。不景気が本当に自殺の原因なら、貧困国はもっと自殺率が高いハズだ。それを考えると、世界最悪という日本の自殺率は本当に異常事態だと思う(日本のGDPは世界第2位で、英仏独の「3国を足した」金額より多い。)これってどういうこと?完全に何かがおかしくなっている。//今日またまた三菱のトラックが走行中に炎上。で、ネットに週刊三菱リコールなる雑誌を発見した。説明がツボ。//恩人巡礼写真館の彫刻家編にミケランジェロの追加撮影分をアップ!
 6月21日〜ゴッホが手紙に「(絵が売れず)極度の貧困のため4日間をコーヒー23杯で過ごした」と書いてるのを読んで、彼の作品では後世に最高値がついた晩年の「医師ガシェの肖像」のことを思った。この絵はゴッホの自殺から7年後にデンマークの美術収集家が58ドルで購入したが、それから93年後の1990年5月15日にサザビーズの競売で、なんと7500万ドル(113億8000万円)、つまり129万倍の値で落札された!生きている間に成功した画家はほんの一握りとはいえ、栄養不良で歯が抜け落ちたゴッホにしてみりゃ129万倍は「オイオイ…」だろうなぁ。
 6月20日〜以前から番組情報でお薦めしている新作アニメ『鉄人28号』ですが、自分の気迫(吠え方)が足りないのか、30分が2時間に思えるほど密度の濃い素晴らしい内容なのに、見ている人がまだまだ少ない!だから今日は熱血解説します!放送時間が深夜(関西なら水曜午前2時台)という異常な時間帯ですが、間違いなく近年のアニメでは最高のデキなので、騙されたと思って一度見て下さいッ!太平洋戦争末期に旧日本軍が極秘裏に開発した巨大ロボット、鉄人。完成時には終戦を迎えており、戦後封印されていた。それがあるきっかけで目覚めてしまう。鉄人の設計者の息子・正太郎は叫ぶ「もうお前を必要とする時代は終わったんだ!もうお前の戦う相手はいないんだ!」。しかし、正太郎はこうも思う…父が残した鉄人に罪はない、要はリモコンを握る人間の良心の問題なのだと。平和利用(災害救助などに)すればいいのではないかと。だが、リモコンは悪党に奪われ、鉄人は悪の手先として暴れる事態に。戦時中に空襲で家族を失った男・村雨は全ての兵器を憎んでおり、鉄人を破壊しようと戦いを挑む。村雨は正太郎に言う「まだ分からないのか!鉄人はただの兵器だ!あんなものがこの世にあっちゃいけないんだ!」。第2話では旧日本兵が鉄人に車で体当たりをして死ぬが、その時の台詞「特攻崩れの汚名返上か…今日が俺の終戦日だ」。マジでこんな内容を毎週やってます!特に先週の第11話「超人間・ケリーの最後」はあり得ない完成度。画面が見えんほど滝の如く激涙した!ケリーは人間だが、月面開発に従事する為に肉体を機械化した男。彼の真の動機は、いつまでも戦争の絶えない世界(地球)に絶望し、宇宙に出たかったのだ(ケリーは2次大戦の戦災孤児)。しかし肉体の機械化は失敗し、残された寿命はごく僅かに。「失敗作」として月面開発計画から外されたケリーは、周囲の制止を振り切って打ち上げロケットの外壁にしがみつく。すでにカウントダウン中だったロケットはそのまま発射され、打ち上げ時の重力&衝撃で、ケリーの身体は崩壊していく(BGMはデビッド・ボウイの超名曲“スペース・オディティ”!)。「俺は宇宙へ!宇宙へ行くんだァーッ!」やがて大気圏を抜け眼前に宇宙空間が広がる。「う、美しい!」その瞬間ケリーのボディは…。文章だけを読むと、ベタな展開だと思うかもしれない。でも、超壮大な音楽と、力のこもった絵と、めちゃくちゃ上手い声優陣がひとつになった作品を前に、あなたも必ずや感情のメーターがMAXまで振り切れるだろうッ!!//今日の渋谷の「一周年記念ジョジョ立ち」は、和やかなムードに包まれつつ、最後まで無事に完遂したそうです。現在、続報を待っている状態。
 6月19日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!
 6月18日〜第1巻発売後、僅か1ヶ月で第4刷という話題のマンガ『銀魂』(ぎんたま、ジャンプ連載中)。ぶっちゃけ、絵は上手くないし、江戸の世に宇宙人がやってくる「時代劇ファンタジー」という訳の分からん設定に当初は読み飛ばしていた。しかし、腰をすえて第1巻を読んでみると、人生に関する名セリフがたやら多いことにビックリ仰天。それまで流し読みしていたこと後悔した…!メモった台詞を4つ紹介。「笑って死ぬことは出来なくても、私ら散々笑って生きてきたじゃないのさ」(『だんでいらいおん』から。お婆さんがお爺さんに言う言葉で、これは特に素晴らしいと思う!)/「真っ直ぐ走ってきたつもりが、いつの間にか泥だらけだ。だが、それでも一心不乱に突っ走ってりゃ、いつか泥も乾いて落ちんだろ」/「もう取り戻せないものというのは、持ってるのも、捨てるのも苦しい。どうせどっちも苦しいなら、私はそれを護るために苦しみたい」/「夢を掴んだ奴より、夢を追ってる奴の方が、時に力を発揮するもの!」。この4番目の言葉もメチャクチャ良いね(なんか、救われる)。
 6月17日〜昨日の16日で結婚からちょうど半年。アメリカでの「ジョジョ立ち」を呆れずに(そして引かずに)理解してくれる妻に、日頃の感謝を込めて「どっか記念に行きたいトコある?」と尋ねると「映画館ッ!」(ちょうど昨日はレディース・デーの水曜!)。相方が選んだのは『21グラム』『下妻物語』の2本。仕事の後、待ち合わせて観に行く。以下、自分のレビューっす。『21グラム』…人は死んだ瞬間に21gだけ体重が軽くなるという。その21gとは何なのか?魂に重さが?余命短い心臓病の男(ショーン・ペン)、事故で家族を失った妻(ナオミ・ワッツ)、そして事故で人の命を奪ってしまった神父(ベニチオ・デル・トロ)らが抱えている苦悩、そして傷ついた魂が「Life goes on(それでも人生は続く)」をキーワードに再生していく過程を描く。超ヘビーな映画だったが、こういう直球型の重い映画は久しぶりだったので、すごく「映画を観た」(大作映画とは違う意味の)という充足感があった。3人の演技力はもはや神がかり。デル・トロは普通に歩いてるだけでも凄まじい存在感が画面に溢れている。あり得ない!※この映画は時間軸がバラバラなんだけど、頭の中でパズルのピースを集めて、ひとつの作品にまとめあげちゃうんだから、ヒトの脳ってすごい!映画とは関係ない部分で感心してしまった。
『下妻物語』…なんちゅう楽しい映画が誕生したんだ!こんなに笑った日本映画は『青春デンデケデケデケ』以来12年ぶり。深田恭子(役柄はロリータ・ファッションの超自己中オンナ)と土屋アンナ(友情に厚いド硬派走り屋)という、正反対の2人の友情物語だ。最初から最後まで場内は爆笑の渦。その中でホロリとさせるシーンも随所に登場し、完璧にこの映画の魅力にノックアウトされた!カンヌでの試写会後、欧米の映画関係者から配給のオファーが殺到し、世界公開が決定したのも納得だ。テレビドラマをあまり見ない自分は、深キョンをマトモに見るのはこれが初めて。カワイイだけじゃない独自の雰囲気があり、芸能界の波間に消えていく他のアイドル女優とは違うと思った。「とび蹴り→頭突き」の受け身も素晴らしかったし(笑)。土屋も偽物のベルサーチに興奮する初登場シーンから、最後まで観る者のハートをしっかり掴んでいた。女性陣以外で忘れちゃならないのが宮迫博之!あの怪演ぶりは伝説になるだろう。うーん、良い映画を観た。※「女は人前で泣いちゃいけないんだ。同情されちまうからな」「(後ろを向いて)ここには誰もいないよ」…たまらん!!(21グラムも下妻も、個人的には観るつもりのなかった映画だったので、カミサンにめっさ感謝ッ!!)
 6月16日〜世界で唯一(?)の墓ベスト500を1年ぶりに大改定!新たに巡礼を終えた恩人芸術家・作家が大幅に加わっているだけでなく、全体の順位も激変。人物の真のスゴさを知ってモーレツに順位がアップした人は15名。画家…ラファエロ、デューラー、ドガ、セザンヌ、ドーミエ、ウィリアム・ブレイク、歌麿。工芸家…尾形光琳、野々村仁清。作家…トーマス・マン、向田邦子。その他…千利休、ヴォルテール、土方歳三。それまで僕が未熟だった為に、不当に低い順位だった方々ッス!//完成したアメリカJOJO立ちのコーナーは、公開3日間で4万件のアクセスを頂きましたッ!紹介して下さった各ニュース・サイトの管理人さんに感謝!//「ジョジョ立ち」といえば、初めて屋外で開催した昨年の「渋谷立ち」からそろそろ1年。あの日を境に、自分の人生は激変した(初対面の人同士、それもあんなに大勢の人が、瞬時に打ち解けあえることを初めて知った!)。「ジョジョ紳士」「ジョジョ淑女」なる言葉を、頭でなく心で理解した…!それはさておき、今度の日曜(20日)に、「パッショーネ東京」の呼びかけで、同じハチ公前で「一周年記念立ち」をするそうです。時間はやはり早朝8時45分。先月の「さいたま立ち」、夏休みに計画されてる「仙台立ち(第4部の舞台)」を始め、当サイトとは関係ナシにJOJO立ちのムーブメントが広がっていくことにビックリです。「ジョジョ」という作品が持つエネルギーの巨大さを、あらためて感じまくりの今日この頃ッス!
 6月15日〜映画『ビッグ・フィッシュ』レビュー。各映画サイトで絶賛されているだけあって、大人のための素晴らしいファンタジーだった。一見平凡に思える日常生活でも、少し見方を変えるだけで愛と冒険に満ち溢れた人生に変わることを教えてくれた(人生をいかに楽しむかというのも才能だと思った!)。荒唐無稽なホラ話が美しい映像と俳優の名演で綴られ、場面が変わる度に僕は絵本をめくっている気分になった。とても丁寧に作られているのが魂レベルで観客席に伝わってきた。丁寧に作られた映画を見るのはとても気持ちの良いものだ!//先日メールで「眠っている時間がもったいない。“眠気除去剤”(睡眠薬の反対)でオススメはありますか」と質問があった。眠気除去剤はカフェインや神経ビタミンで出来た薬で、どのメーカーも400円前後で販売している。「エスタロン・モカ」「オールP錠F」「カフェクール200」など、僕は今までに色々試してきたが、個人的に一番強烈だったのはエーザイの『カーフェ・ソフト錠』。危険なくらい起き続けられる!(オイオイ)。※どの薬も注意書きに“短期間の服用にとどめ、常用は避けるべし”とあるので、ここぞというピンポイントで使うように!
 6月14日〜昨日完成宣言したアメリカJOJO立ちのレポですが、今朝さらに手を加え、昨夜の段階から少し文章が増えています。今度こそ最終アップ終了!//ジョジョ立ちといえば、先月行なわれた「さいたまジョジョ立ち」のレポを読んで感激!この企画は、僕も鬼教官も完全にノータッチで、呼びかけ人自身も渋谷&大阪に不参加、当サイトにアップした「決めポーズ教室」だけを参考に完遂したという。なんか、泣きそうになった。会ったことも、話したこともない大勢の人が、このサイトを見てポージングしている…嗚呼、これを感動せずにおれようか!ホント、どんなことがきっかけでもいいから、「ジョジョの奇妙な冒険」未読の方が作品に興味を持ち、読破という黄金体験を味わって頂けたら…心からそう願っています!1人でも多くの方と、あの魅力的な作品世界を分かち合いたいッス!//今週のジャンプから荒木先生の『スティール・ボール・ラン』が連載再開してます!
 6月13日〜ドッギャァァン!先日敢行したアメリカJOJO立ちのレポがついに完成ッ!画像140枚の超入魂ページになった!ジョジョラーの皆さん、覚悟してお読み下さい!マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」未読の方は、ファンをここまで熱くさせてしまう力(魅力)が作品にあることを、ぜひ知って欲しいッス!//週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!
 6月12日〜映画『デイ・アフター・トゥモロー』、すんげー良かった!パニック・ムービーだけど安易に作られたものじゃなく、ちゃんとメッセージ性も含まれていた。異星人が攻めて来るのでも、巨大生物が暴れるのでもなく、地球温暖化が世界を壊滅させるというのが斬新だった!米政府が温暖化防止条約京都議定書を離脱し、好き放題に振る舞ってる今、この映画をハリウッドが作ったということはとても意味があると思う!ド派手なCGを使った災害ムービーは食傷気味だけど、ロスやNYが、竜巻、大津波、超寒波で崩壊していく様は、本気で震え上がった!「ドヒョー!」「ホンゲーッ!」の連続だ。大スターは出てないけど、そんなの必要ない。主役はあくまでも「地球」だ。物語がテンポ良く進むのでグイグイ引きこまれたし、ホント見せ方がうまいなぁと、感心しきりだった。※米国民がメキシコに不法移民としてなだれ込み、メキシコ側が国境を封鎖するブラックな脚本に笑った。ドラマ性が薄いのは確かだけど、先進国が途上国に助けを求める展開に、創り手の良心を感じた!エメリッヒ監督を見直したぞ!//ジョジョ風のタイトル文字をサイト読者の方から頂いたので、次週からのSBR連載再開を祝って、しばらくこのタイトルでいこうと思ってますッ!(*^v^*)//明日は太宰治の命日。東京三鷹にある彼の墓地は賑やかだろうなぁ。
 6月11日〜グハーッ!留守中にアップされてたJOJO絵板の名作群を厳選し、全キャラお題館(7月11日に3部編完結)、名画&映画コラボ館に合計55枚を大量追加展示しました!※この3日間で計6時間くらいしか寝ていません…ゴフッ//先日から話題になってる架空のゲーム「ジョジョクエスト」、内容を読んでるだけでワクワクするね。本当にゲーム化されるといいのになぁ!
 6月10日〜超大作『トロイ』について。「人間ドラマが希薄」と方々で叩かれているので、あまり期待せずに見に行ったら、これがかなり良かった!原作は古代ギリシアの詩人ホメロスの叙事詩「イーリアス」。映画は長大な原作を上手くまとめていた。あんなに泣かされるとは思ってなかった。泣いた、といっても、自分の場合は泣くポイントが少しズレているかも知れないけど(汗)。僕がダダ泣きしたのは、文学者の価値を改めて実感したから!どんな史実、どんな英雄であろうと、それを後世に伝える者、書き残す者がいなくては、僕らは知る術がない。人類はホメロスのおかげで3200年前にトロイで何が起こったかを知ることが出来た(もちろん脚色は入っているけど)。エンディング・ロールを見ながら、ホメロスへの感謝の思いでいっぱいいっぱいになった!(オデュッセウスのセリフ「私はアキレスやヘクトルの時代を生きた」が涙腺決壊のスイッチになった。)文芸研究家としても、少しでも文学に光が当たることは無条件に嬉しいッス!「感謝」といえば、制作スタッフ全員にも超感謝した。トロイア戦争の知識は文字として頭にあっても、あまりに壮大な物語で、現実感が全くなかった。しかし、この映画のスタッフたちはやってくれた!観客に千隻の大船団を見せ、視界の彼方まで浜辺を行進するギリシア連合軍の姿を見せてくれた。映画史上最大のスケールで合戦シーンを描きつつも、ベースになっているのは戦いの虚しさ、無常さという姿勢も良い(木馬後のトロイ炎上のシーンはその最たるもの)。敵に対して敬意を持って戦う姿も胸を熱くさせた。自軍の王より敵の王を尊敬するアキレスにジーン。『ロード・オブ・ザ・リング』で大軍同士の衝突は見慣れたハズなのに、魔物対人間と違って、人間対人間は両軍に感情移入できる分、より緊張感があった。鬼神のようなアキレスと彼の部隊の戦いぶりから、当時の盾や槍の使い方も分かった。3200年前の世界に2時間もタイムトラベルできたのは、本当に貴重な体験だった!印象的だったセリフはアキレスの「神々は人間に嫉妬しているんだ。人間には寿命があるから。世の全てのものは散る瞬間が一番美しい。命も限りがあるから美しい」。役者も頑張っていた。存在感No.1はトロイ王を演じた“アラビアのロレンス”P・オトゥールだけど、『ロード…』のレゴラス役だったO・ブルームのダメ王子ぶりも良かった。あれだけ観客の気持ちをイラつかせるのは名優の証だ。そしてブラピ。熱演と共に、40歳とは思えないムキムキ筋肉が圧巻だった(思わず帰って腹筋した)。映画の後、帰りの電車で自分のアキレス腱を眺めながら、この身体に彼の名前が刻まれていることに感動した。医学者や化学者でもないのに、人体の一部となって名が残ってるのはホントにスゴイ!
 6月9日〜公開中の話題作『ビッグ・フィッシュ』『トロイ』『デイ・アフター・トゥモロー』の3本をいっきに観てきた!どれも良かったので、明晩感想をアップします!//「6部立ち」、まだ説明文ナシの工事中ですが、画像だけ一部アップしますね。
 6月8日〜本日、無事帰還!仕事の合間を縫って、欧州でファーブル、メリメ、ジェラール・フィリップ、ボッティチェリ等7名を巡礼しつつ、カンヌ映画祭にも足を運び、最後に渡米しケープ・カナベラル(ケネディ宇宙センター)で第6部ジョジョ立ちを敢行ッ!帰国フライトに20時間かかり、現在時差ボケでヘロヘロなので、詳細は続報をお待ち下さい〜!(バタッ)
 5月14日〜明後日の日曜から6月8日まで3週間ほど、仕事&墓巡礼の為に出国することになりました。その間はサイトを全く更新できません…(T_T) 。これを機会に、まだ未訪問のコーナーをお楽しみ頂ければと願っています。今回は正確な墓の場所が現地に行くまで不明の人が多く、本当に全員に謁見できるかどうか、かなり微妙。図書館やネットで墓のことを詳しく調べるのは限界があり、直接、没地に足を運んで情報を地道に収集するしかない。何か有力な手がかりが現地で見つかりますように!//おすすめ番組情報を3週間分まとめてアップしました!//『ジョジョ美術館/名画コラボ館』はおかげさまで、2日間で3万件のアクセスをヒットしました!遊びに来て下さった方、ド根性絵師の皆さん、本当に有難うございました。
 5月14日〜NHK『驚異の小宇宙・人体』によれば、人間1人の血管網をすべて繋ぐと、実に10万キロもあるそうだ!10万キロといえば地球2週半だよ!?それだけの長さのものが自分の中にあるなんて、ビックリ仰天だ。
さらにスゴいのは、遺伝子情報(ヒトゲノム)の長さ。ヒトの細胞には両親から23本ずつ受け継いだ46本の染色体があり、染色体の中には遺伝情報としてDNAの文字(暗号)が並んでいる。このDNAをほどいて繋ぐと、一個の細胞あたり約2mになるんだ。人の身体には約60兆個の細胞があるから、全細胞だと遺伝子の長さは約1200億キロメートルにもなるッ!1200億キロといってもピンとこないけど、太陽系の直径が約120億キロメートルと考えると、どんなにとてつもなく長いかよく分かる。つまり、僕ら1人1人の遺伝子の長さは、太陽から冥王星までの距離の10倍なのだァッ!!絶句!!
しかも、全人類63億人のDNAを集めても米粒1粒くらいの重さしかなく、この極小世界に見事な生命の設計図が書かれている…人間はまさに“歩く宇宙”だ!!また、ヒトの心臓は1日に10万回も鼓動している。ってことは、3年で1億回、60才では20億回以上も動いていることになる!止まれば簡単に死ぬこの心臓は、僕らが鼻ちょうちんを作って爆睡している時も、“もうダメだ…人生は辛すぎる”と打ちひしがれている時も、ひたすら60兆個の細胞に、けな気に酸素と栄養を送り続けている。生きろとビートを刻んでいる!(ヘンな話だけど、心臓の為にも生きようと思ったヨ。)自殺とはこの『宇宙』を消滅させること。戦争で誰かの命を奪うことも同じ。地球2週半の長さの血管、太陽系の10倍の長さの遺伝子、20億回以上も動く心臓…これら全てが自分の中にあるなんて、何だか生きてるだけで奇跡って気がしてくる。ダーッ、人間ってば、スゴ過ぎ!!
 5月13日〜先日、京都で生れて初めて本格的な「お茶会」に参加!作法は“飲む前に茶碗を2回まわす”“畳の境目には座らない”くらいしか知らず、めっちゃ緊張したけれど、隣席が超親切な方で色々と教えて下さり本当に助かった!最初にお酒を飲む事(ビックリ)、茶菓子は小さくても凝ってて芸術的な事、濃茶はドロドロで「飲む」というより「食べる」といった感じだった事、何もかもが新鮮でエキサイティングだった。一番驚いたのは、その場にある茶道具(小さな物から大きな物まで)全てに言い伝えがあり、茶室に飾られている物に全部意味があったこと。小さな室内の何もかもが、季節と一体化していた!茶室の中にいると、外にいる以上に、自分が自然(季節)の中に身を浸している気がして、“季節の変化を最大限に楽しむテーマパーク”、それが茶室だと思った!また、美しい所作は見ているだけで心地よく、客人に少しでも良い時間を過ごしてもらおうと、亭主が細部まで心配りしていることにジーンときたッ!※お茶をたてている間は咳も出来ないほど空気が張り詰めてるのに、飲み終わった途端に、一気に場が和やかになる、その切り替わる瞬間が初心者の僕にはとても面白かった。「お茶は堅苦しいもの」と決め付けていたことを反省!何でも体験してみなきゃ分からないね。(それにしても、一番最初に座る客=正客“しょうきゃく”は、茶の歴史に精通しているだけでなく、機知に富んだ会話もできてすごいッス)//先週、NYのオークションで、ピカソの「パイプを持つ少年」が、絵画史上最高価格の約113億円(あり得ない)で落札された!ピカソ20代の非常に貧しい時期に描かれた作品で、ピカソもあの世で仰天しているだろう。っていうか、ルネサンスの作品とかじゃなく、ピカソは没後まだ30年しか経ってないんですけど…。113億円、ワケが分から〜ん!
 5月12日〜お気づきの方もおられるかと思いますが、今回の更新でサイトの容量が100メガの大台に乗りましたッ!「動画ナシ」でこの数字っす(動画はジョジョ立ちだけで1000メガ…狂ってる)。しかし!これでも構想の半分も完成してません。芸術の魅力はこんなものじゃない。最終的には、現在の倍以上の巨大文芸超大爆発サイトになるハズです!(なんとか5年以内に完成させたいッ!)//既に完成宣言した『ジョジョ美術館/名画コラボ館』ですが、模写のオリジナルも載せた方が分かりやすいというアドバイスを受け、ほぼ全部の作品に原画を付けました!これで、どれだけ凄いコラボか分かると思いますッ!//今夜の『ためしてガッテン』のツボ講座、超タメになった!肩こりは叩くのも揉むのも、筋肉繊維が傷つくからダメなんだって(揉んでる時は気持よくても、後で揉み返しがきて余計に辛い)。だから、人にしてあげる時は、親指を垂直に立てて「押す」だけでいいそうだ(1箇所10秒ほど)。自分でやる場合は、左肩なら右手の人差し指、中指、薬指の3本を使って押し込めばいい(ツボは痛くない場所にもあるので、首から肩の端っこまで全体的に押していく)。少しやるだけでメッチャ楽になるよ。(*^v^*)
 5月11日〜2ヶ月前からコツコツと準備していた『ジョジョ美術館/名画コラボ館』が完成!これはジョジョを未読の方に、美術史上の名画とのコラボを通して、親近感&興味を持ってもらおうという、ジョジョ絵師たちが総力戦で挑んだ企画です。おまけコーナーには映画のポスターとのコラボもありますので、どうぞご覧下さい!//昨日からジョジョ・ネタが続きますが、『ジョジョ美術館/スタンド使い全キャラお題館』も本格オープンしました。ジョジョをご存知ない方の為に簡単に説明すると、超能力を目に見える形で表したものが「スタンド」で、その能力を持つ者を「スタンド使い」と言います。様々な「スタンド使い」が描かれていますので、「ほう、こんな能力なのか」と楽しんで頂けたらと願っています!(こちらは年末まで続く現在進行形の企画なので、これからさらに拡大していきます)//従来の『本館』も更新しました!!
 5月10日〜先日発売された「NHKものしり一夜づけ2」(近代映画社発行)の最後のページ「カジポンの謁見ベスト30」でURLを見てアクセスして頂いた方へ。31位から500位まではコチラのコーナーです!※この本は、第8章に僕の墓巡礼のトピックがあります。とはいえ、基本的には「墓をたずねて三千里」のミニ版(2Pだけ)なので、このサイトに来られている方は、本屋へ行くよりリンク先を読まれた方がいいっす(汗)。//「ジョジョ立ち」をこよなく愛する方へ!当サイトの読者の方で、イタリアで「立ってきた」というジョジョラーから画像を受け取りました!再現度の高いポージングなので、「イタリア・ジョジョ立ち」のコーナーに追加アップ(11枚)!第5部ファンはぜひご覧あれ!(こういう形で他のジョジョラーの皆さんと交流できるのは本当に嬉しいッス!)
 5月9日〜第二次世界大戦後に世界各地で起こった紛争は、大小合わせて約200件。大抵が民族・宗教・人種の違いを為政者に煽られ戦争に突入している。こうした文献を調べていると、どうして他者に「違うもの」ばかり見て「共通のもの」に注目しようとしないのかと、本当にやりきれない気持になる。芸術や文学が「我々にはこんなに多くの共通点がある!」と叫び続けているのに…。芸術が無力ではないと信じつつ、今日もサイトを更新します。//国連関係の資料を調べていて驚いた。今年3月の時点で軍隊を保有していない国が、なんと23カ国もあった!内訳は、アイスランド、パナマ、リヒテンシュタイン、コスタリカ、サモア、バヌアツ、アンドラ、モナコ、サンマリノ、ハイチ、ドミニカ国(ドミニカ共和国とは別)、セントルシア、グレナダ、ソロモン諸島、ナウル、ツバル、キリバス、マーシャル諸島、パラオ、ミクロネシア、アンティグアバーブーダ、セントクリストファーネイビーズ、セントビンセントグレナディーンズ。大半が小国だけど、数だけでいえば既に国連加盟国の1割以上が正規軍を持っていないことに。なんか…ちょっと感動!
 5月8日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新!//数日前から、お絵かき板のコーナーに、新しく「リアル絵・特訓板」が加わっています。リアルなジョジョ絵を描く為にも、まずは「ジョジョ以外」のキャラで腕を磨こうというコーナーです。お気に入りキャラを描く事が、一番スキルアップしますからね〜!(好きなキャラだと妥協できないし!)
 5月7日〜先日、友人が「絶対に良いから!」と忍者マンガ『ナルト』を15巻までドカンと貸してくれた。読み終えた感想は…激・感・動!!自分はアホだった!長年ジャンプを読んでいながら、なぜ『ナルト』を読み飛ばしていたのか!?こんな良い作品を知らずに、俺は今まで何をやってたんだッ!?特に第4巻!再不斬(ザブザ)のエピソードを電車の中で読んでた自分は、「小僧…それ以上は…何も言うな」で肩を震わせてゲロ泣き。周囲の乗客は引きまくっていたが、あれで嗚咽するなというのが無理。急遽、次の駅で電車から降りて、ホームの端でエグエグしてた。『ナルト』は物語が感動的なだけでなく、ギャグはオイシイし、忍者バトルもスピードと知力の戦いで面白いの何の。様々な謎が物語の随所に仕込んであり、それが徐々に明らかになっていく過程は実にエキサイティング。15巻まで読んでも一切、中だるみナシ!一話たりとも無駄な話がない、この密度は凄い。「落ちこぼれ」と言われてきたキャラが、努力と根性で人生(世界)を切り開いていくのは、読んでてすがすがしい。久しぶりに少年マンガの王道をいく作品に出会った。また、新鮮だったのは、主人公のライバルは皆トンデモなく無敵に思えるのに、大人の忍者の前では赤子同然ってとこ。近年のマンガは弱い大人ばかりで、この作品のように、“大人が大人に見える”のは皆無に近い(老忍者は体力は落ちても知ってる忍術が多いのでさらに強い)。とても健全なバランス感覚の上に成り立っているマンガで、地に足がついてるというか、なんと心地良い安定感があるのかと感心した。単行本に載ってる「作者の生い立ちヒストリー」もかなりイイ。あれを読むと、作者の岸本氏が、どれだけマンガを愛し抜いているか良く分かる。読者として、作者の誠実さを感じながら作品を楽しめるのは最高の贅沢だ!※主人公のナルトをはじめ、魅力的なキャラはたくさんいるけど、中でもシカマル、カカシ、リー君、この3人が超大好き!!
 5月6日〜映画『ボウリング・フォー・コロンバイン』で昨年アカデミー賞を受賞し、授賞式の壇上で「ブッシュよ恥を知れ!」と叫んだマイケル・ムーア監督の新作「華氏9・11」(タイトルは、人々から“考える能力”を奪う為に政府が読書を禁止したブラッドベリの小説「華氏451度」にひっかけている)が、ディズニー社の圧力を受け、なんと米国で上映禁止に追い込まれてしまった!「華氏9・11」の内容が、9・11後のブッシュの政治姿勢を批判するものだったからだ。ディズニー社は同映画の配給会社ミラマックス社の親会社。ムーア監督は、「テーマパークの税金優遇措置を守る為に、ディズニー側が政府の顔色をうかがっている」と怒っている。ディズニー社は子どもたちの夢を育む会社のはず。なのに、“表現の自由”のない未来を、子どもたちに見せようとでも言うのか?//先日、米ワシントン州の男子高校生(15)が、美術の宿題で反イラク戦争の意味を込めてブッシュの風刺画を描いたところ、学校からの通報で駆けつけたシークレットサービスに事情聴取される騒動があった。幾らなんでも過剰反応し過ぎ。周囲からは「15歳の子が大統領と国家への脅威になるなら、私たちが生きているのは『1984年』(未来の超監視社会を描いたジョージ・オーウェルの小説)の世界だ」と声があがっている。アメリカよどこへ行く?
 5月5日〜今日出会った良い言葉。『大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います』(いわさきちひろ“大人になること”)…友人がGWに訪れた信州の“いわさきちひろ美術館”で、作品展示の最後にこの言葉が掲げられていたと、メールで教えてくれた。“どんなに苦労が多くても自分の方から愛していける人間”、なんと胸の底に落ちてくる言葉なんだろう!//公開中の映画『スクール・オブ・ロック』はサイコーに面白かった!今年に入って見た娯楽映画の中では一番笑ったかも。アマチュアのロック・バンドをクビになった男が、名門小学校の先生になる話。生徒の父母や校長に内緒で作った“裏・時間割”がすごい。算数や社会も全部ロックにからめたものに変え、朝から「ロック音楽史」「ロック鑑賞」「楽器練習」という臨時カリキュラムがびっしり。ひたむきにロックの魅力を子どもに訴え続ける姿は、実にピュアで見てて気持いい。低予算の映画でビッグ・スターも出ていないけど、そんなの全然関係ナッシング。映画的な面白さは突き抜けたものがあった!
 5月4日〜先日テレビで、マンガ家・萩尾望都さんが、自らの半生やマンガ観を語っているのを初めて見た。心の中で自己問答しながら、ポツリポツリと言葉を紡ぎ出す姿に、誠実さと繊細さを感じ、すっごく好印象を持った。「あの人にしてあの作品あり」って感じだ。クーッ、本人に会いたい!//ウガーッ!自分にとってマンガの最高傑作『火の鳥・未来編』がアニメ化されるというから、数ヶ月前から超楽しみにしていたのに!NHKよ…なぜ原作に忠実にアニメ化せんのだ!なんで勝手にストーリーをいじくるのだ…ゆ、許さぬッ!黎明編や太陽編を4回に分けたように、未来編も無理に2回とせず、3回にしたっていいじゃないか!冒頭から話の展開が違っていたので嫌な予感はした。しかし、全編にわたって超大事なシーンやセリフがカットされまくり、ラストまで変更されるとは…!制作スタッフは天国の手塚先生に対して、良心の呵責や後ろめたさはないのか!?(テメェらの血は何色だーァッ!?)こうなりゃ、日本政府は公的資金を限界まで注入し、「未来編」の究極完全版を国家事業として作らせるべしッ!!
 5月3日〜どうして僕が世界規模の戦争根絶案の実現を可能だと確信しているのか。頭の中にお花畑が広がっているのか?それは、これだけ毎日悲しいニュースが流れても、人類を信じ抜くことができる理由、人間が表面的には喧嘩していても心の奥底では理解しあえるという「証拠=芸術」に、山ほど出会ってきたからなんだ。国籍や文化が違っても、人が互いに分かり合えると、芸術や文学がハッキリ証明している!
芸術作品を味わうことは、創り手の魂と真正面から向き合うこと。ダ・ビンチは500年前、シェイクスピアは400年前、ベートーヴェンは200年前の人物だ。彼らはとっくに死んでいるけど、僕らはモナリザを見る為に長蛇の列を作り、ロミオとジュリエットに涙し、第九を聴き魂を震わせる。創り手の心の動きを追体験し、気持を重ねていく。数百年前の、時代も社会風土も異なる彼らと感情を共有できるのなら、現代という同じ時代を生きている人間同士が分かり合えないはずが無いじゃないか!(しかも今は映画という新しい芸術がある。僕らはイラン映画「運動靴と赤い金魚」、インド映画「ボンベイ」、中国映画「北京ヴァイオリン」など、世界各国の作品を通して、同じように、泣き、笑う民衆が他国にいることを知る。様々な生き方を知り、異なる価値観を理解する道を歩む事が出来るんだ!)優れた芸術作品は、それがどの土地で、いつの時代に創られようと、人種も、宗教も、国民性も関係なく、人を感動させる力を持つ。たとえ政治思想が違っても、親が子を思う気持ち、古里への郷愁などは万国共通だと教えてくれる。芸術を通して、会ったこともない人の内面世界に触れ、いとも簡単に感情移入していることが、作品に心を動かされて流れ落ちる涙が、他者が自分と変わらないことを教えてくれる。人類全体が魂の一番深い所で繋がっていると証明してくれる。誰だって愛する者を殺し合いなんかで失いたくない。愛する土地を破壊されたくない。人の思いは同じだという想像力を働かすことで、絶対に戦争は根絶できると確信している!※「いろんなことがあるけれど、私はまだ人間は心の底では善良なのだと信じています」(アンネ・フランク)//上記を含めた『マジな戦争根絶案』改訂版を更新!
 5月2日〜話題作『パッション』を観てきた。キリスト逮捕から処刑までの最後の12時間を映画化。血みどろのムチ打ち、またムチ打ち、そして十字架への手足の釘刺し。まさに凄絶の一言。これまで“イエスは最後に磔になった”とは知っていたけど、話として知っているのと、実際に映像として見るのは大違いだった。どんなに傷つけられても神の存在を信じている姿は、無神論者から見れば異様に映るだろう。しかし、僕はキリスト教の神を信じていないにもかかわらず、脱水状態になるほど泣いた。瀕死の状態になっても「汝の敵を愛せ。愛してくれる人を愛して何の報いがあろう」「互いに愛し合いなさい」「これで全てが新しくなる」と語り続けるピュアな心に圧倒されたからだ。自分を処刑する兵士の為に「彼らにお赦しを。彼らは自分が何をやっているか分かってないのです」と祈るイエス。神の肯定・否定という視点ではなく、1人の思想家の生き様を見届けるつもりで見て欲しい。かつて、こんな人間が世界にはいたんだと。キリスト教は十字軍など戦争の大義に利用され、その旗の下に多くの人間が殺された。しかし、それは後世の人間の罪であり、イエス自身の責任じゃない。イエスは愛することだけを説いていた。この映画はキリスト教を信じる、信じないに関係なく、西洋の世界観を知る上でも、多くの日本人に見て欲しいッ!(十字架の場面は本当に生々しく、海外で観客が心臓発作を起こし3名が亡くなっている)※必要豆知識…当時のエルサレムはローマ帝国の占領下。地元の既成宗教の神官たちが新興宗教の教祖イエスの人気ぶりに脅威を感じ、言いがかりをつけて逮捕、ローマ兵に差し出した。ローマには死刑制度があったからだ。※豆知識2…キリストは30才の頃に啓示を受けるまで、ただの大工さんだった。(追記)→西洋の絵画、音楽、文学、映画、これら全てを深く味わう為に、ギリシャ神話と聖書は絶対に基礎教養として知っておいた方がいい。っていうか、知ってないと、せっかくの傑作芸術作品が、魅力の半分も理解できず、それは非常にもったいないことだ!
 5月1日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!日曜日になんと11番組が集中。ヒーッ。(見れるわけがない!)//ムーミン・ファンの方、大阪心斎橋・大丸ミュージアムで開催中の『ムーミン展』は必見です。ムーミン全シリーズの原画や、作者トーベ・ヤンソンさんの油絵など、かなりの量が展示されてます。3日(月)で終わりなので急ぐべし!(クーポン券をプリントすれば入場料600円!)
 4月30日〜自己責任批判はまだ続いているけど、今日の記者会見を見た多くの人は、毅然として自分の考えを述べる18才の今井君を見て、「たいした若者じゃないか」と思ったのでは。少なくとも僕は18才の頃の自分にあんな会見は開けなかった(今でも怪しい)。あれだけの報道陣を前にしっかりと発言する姿は、素直にすごいと思った。「“迂回すれば安全だ”と、バグダッドとの間を5往復したことがあるドライバーとホテルの人が言ったので出発を決めた」「手榴弾と小銃を突き付けられ“喋るな”と言われた。高遠さんはずっと泣いていた。自爆テロをするのかと思った」具体的な拘束状況が分かった今、自作自演と煽った人は冷静に戻って欲しい。(まだ嘘ついてるって思ってるのかな…)//外務省が最終的に3人へ請求した金額は198万円。NYタイムズ、AP通信、CNN、南ドイツ新聞、ル・モンドなど各国のマスコミが3人を「危険を恐れずに他国の民衆を助けようとした」と賞賛し、アラブでの日本人のイメージをグンとアップさせた(おそらく自衛隊よりも)のに、日本政府の対応は冷淡にも救出費用の請求…心の狭さに言葉もない。//ジョジョラーの方へ!絵板のアップロード板で「運命の矢」のマウスポインタと、「ザ・ハンド」のリンク・アイコンがゲットできます。使用方法は「矢」のコメントに自分が書き込んでいます。アイコンを作ったゆうさんに感謝ッ!//アクセス120万件突破!!
 4月29日〜僕はもともと自衛隊派遣には反対していたけれど、派遣されてしまった以上は現地で頑張って欲しいと思っていた。でも、今回人質事件をきっかけに派遣について再考すると、どう考えても「自衛隊は撤退するしかない」という結論になった。これはもう人質問題とは関係ない。リンク先に、撤退を求める理由と、世界全体から戦争を根絶する『マジな戦争根絶案』を、できるだけコンパクト&簡単にまとめました。//英科学誌ネイチャーで発表されたマウス実験に仰天。哺乳類の発生には精子と卵子が欠かせないハズなのに、なんと卵子だけを操作してマウスの子どもを誕生させたという!生まれてくるマウスはメスのみだけど、理論的には種の保存にオスは必要ないってことに。同じ哺乳類のオスとしてはドッギャーンだ!!
 4月28日〜先日、聖徳太子が建立した四天王寺を初めてゆっくり見て周った。大阪大空襲で大半が焼けたものの、その後に形も配置も元通りに再興されたので、“1400年前もこう見えたんだろうなぁ”と、当時の人々の気持ちを想像しながら散策した(こういうのはスゴク楽しい!)。敷地には屋根付の井戸があるんだけど、屋根の内側に竜が描かれており、井戸を覗き込むと、ちょうど水面に竜が映り込んでいて、まるで井戸に竜が棲んでるようだった!(うまいこと考えるなぁ)また、別の大きな井戸では故人の名を書いた札を霊水に浸し浄化していた。かつては札を海まで流していたそうだ。天王寺は内陸にあるので「どうやってここから流したのですか?」とお寺の人に訊くと「昔はすぐそこまで海があったんですよ」。これにはビックリ。聖徳太子は四天王寺を大陸の使節を迎える玄関口として作ったとのこと。大和国を訪れる船は海上から接近するにつれ、徐々に五重塔や金堂がドドーンと見えてくるわけで、太子は当地がいかに高度な文化を持つ国かを見せつけ(一発かまして)、外交交渉の先手をうったそうだ。なるほど、こりゃインパクト充分だわサ。//関西の人へ。天保山のアイマックス・シアターでやってる恐竜の3D映画は観に行くべからず!退屈で地獄を見るッス。45分の上映時間で恐竜が実際に出てくる場面はたったの3分間!出てくる恐竜も4種類だけ!あとはどうでもいいアホドラマ。自分は見終わってスクリーンを引き裂きそうになった!(プンスカ!)
 4月27日〜先日放送されたNHK『地球大進化』の第一回は、実に感動的だった!特に印象に残った話を3つ紹介。(1)今は水星から火星までの宙域に金星と地球しかないけれど、当初は20個もミニ惑星が周っていた。それが衝突を繰り返し大きくなった。で、地球はなんと10個ものミニ惑星が衝突&合体して今の大きさになった。火星が小さいのは、一度も衝突しなかったせい。地球は大きくなったおかげで重力も強力になり、大気や海をキープできた!でも、火星は小さいぶん重力も弱いので、大気が宇宙空間に飛び散ってしまった(そして死の星に…)。今、僕らが存在しているのは地球が衝突を繰り返して大きくなってくれたおかげだ。(2)これまで地球には超巨大隕石(東京から大阪くらいの大きさ)が最大8回も落下しており、落下後は「地殻津波」(海の津波どころじゃない。地殻がめくれあがって津波になるんだ!)が発生して、海は全て蒸発し(全海洋蒸発)、地表の岩は高熱で水蒸気になった。地球の平均気温は恐怖の4千度!(太陽の表面温度とあまり変わらない。)(3)だが生物(=バクテリア)は生き残った。地下に潜ったのだ。現在、地下3000mというトンデモナイ深さにも生命が活動していることが分かっている(しかも、単にそれはそこまでしか調査できてないだけで、さらに深い所にも微生物がいるのは確実視されている)。番組では、地底で発掘された岩塩に含まれていた2億5千年前の海水を調査。顕微鏡で覗くと、中には微生物がいっぱい閉じ込められていた。度肝を抜かれたのは、死んでると思っていたそれらの微生物に栄養を与えると、活発に分裂して増殖を始めたことだ!なんと、2億5千年の眠りから目覚め、生き返ったんだッ!海の蒸発から1千年後に雨が降り出し、それは2千年間降り続けて再び海になった。微生物は隕石が衝突する度に地中に潜り、海が復活すると活動を再開してきた。この、何が何でも、トコトン生き抜いてやるという強い意志!僕らの遺伝子の中には40億年分の“生きてやる”っていうエネルギーが刻み込まれている。人生の壁にぶつかってもうダメだと思った時、受け継がれてきた「生きよう」という圧倒的なエネルギーを思い出してみよう!
 4月26日〜「宇宙」の“宇”は上下八方の意味、“宙”は現在過去未来の意味という。2075年の宇宙を舞台にした本格SFマンガ『プラネテス』(第一部、全4巻)を本日読破!巷で高く評価されているので、前からずっと読みたかった作品だ。SFといっても宇宙戦艦に乗って異星人と戦うのではなく、主人公は宇宙空間に浮かぶゴミ(寿命が尽きた衛星など)の回収業者。一見地味な仕事だが、宇宙船がゴミと衝突すれば大事故になるので、人命にかかわる重要な仕事だ。でも、彼の本来の夢は木星への有人飛行に挑戦すること。ひたすら遠い世界への冒険を憧れている。そんな彼が、目からウロコになるとても印象的なシーンがあった。(これくらいは書いてもネタバレにはならないと思う)様々な人との出会いを経た主人公が、休暇で地球に降りてきた時に、故郷の夜の浜辺で悟るんだ--「ここも宇宙なんだ!」って。それまで地球と宇宙を分けて考えていた主人公が、「この世のすべてが宇宙の一部、オレですらつながっていて、(親友が入院している)病室だって宇宙なんだ!」と絶句する。確かに、僕自身こうして部屋の中でPCを触っていても、実際は宇宙空間にいるんだよネ。だけど日頃は自分が宇宙に浮かんでいるとか考えず、「宇宙」はどこか遠いものだと思っていた…。うーん、鮮烈な体験をした!//ジャンプの『デスノート』、先週といい今週といい、めちゃくちゃ面白いんですけど!?やっべ!//明晩から三夜連続でBSにて池田理代子(ベルばら)、一条ゆかり(デザイナー)、萩尾望都(ポーの一族)の1時間スペシャルがあります!’70年代少女マンガに栄光あれ!
 4月25日〜僕は洋楽を好んで聴いてるので、国会で審議されている“輸入CDの販売を禁止する法律”には「ちょっと待った!」と言いたい。問題点を分かりやすく解説しているサイトがあるのでリンクを貼っておきます!//タバコは嗜好品なので吸うなとは言わない。現に僕も以前は吸っていたし。けれど、厚生労働省が先日発表したデータは知っておいた方がいい。交通事故の死者が年間1万人を超えると「交通戦争」と呼ばれ話題になるが、たばこが原因の国内のがん患者はその9倍、年間9万人!こっちの方がはるかに深刻じゃん…。(女性の方、ご存知とは思いますが、タバコは血液を酸化させ血管を細くするので、その分栄養が全身に行き渡らず、肌がカサカサになってツヤが消えますよ〜。この意味からも、男が女性の前で煙を吐き出すのはとても失礼!)
 4月24日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!今回は実にバラエティに富んでいます!//今日出会ったいい言葉「学校で学んだことを一切忘れてしまった時になお残っているもの、それこそ教育だ」(アインシュタイン)
 4月23日〜本日、「ジョジョの奇妙な冒険・決めポーズ教室」が100万アクセス達成!同コーナーをこのサイトに開設したのは昨年4月末。ちょうど1年間で100万ヒットしたことに。このメイン・ページが5年がかりで100万ヒットしたことを考えると、ジョジョの人気は驚異的ッス!!//現在イラクに派兵しているのは世界全192カ国の中でたったの14カ国。当初参加していたシンガポール、ニカラグアが抜け、スペイン、ホンジュラスが撤兵作業に入り、ドミニカも新たに撤兵を決定した。こうなってくると、居残り組みの日本はますます目立っちゃうね…(派遣期日の11月までまだ半年もあるのに)。サマワの地元紙が実地したサマワ市民への最新世論調査で、自衛隊にいて欲しいという回答が半分を切ったのも深刻だ(最初はあんなに歓迎されていたのに…)。
 4月22日〜先日奈良の新薬師寺で初めて“写経”に挑戦した。国宝(薬師如来像)の真正面(というか真下)で写経できるのは全国でもこの寺だけとのこと。二千円で写経用紙と見本のお経を購入した後、墨と筆を借りてトライ!顔をあげると薬師さまと目が合う場所で書けるなんて嬉しすぎ。約1時間の写経は書いているうちに自分の中の余分なものがそぎ落とされ、とても気持ちが落ち着く…と言いたいところだが、それは堂内にひと気がなくなった時のこと。団体観光客が次々と背後から手元を覗くので恥ずかしいの何の。また、正座で写経するので、40分を過ぎた頃には足のシビレが極限に達し、当初は一文字一文字に念を込めてジックリ書いてのが、最後は10倍のスピードで「うおおおお!」って書いてた。額から脂汗が流れ筆先も震え、何も考えることが出来ずに悶絶しまくってた。とにかく、何とか書き上がって本当に良かった。驚いたのはここから。新薬師寺では、薬師さま&周囲を囲む十二神将(チームの1人メキラ神はイケメンズで有名、いずれも国宝)は壇上にあり、離れた所からしか鑑賞できないんだけど、なんと写経した経文を薬師さまの膝元に奉納する為に、聖域(壇上)に上がらせてもらえたんだ!十二神将の円陣内に入ったら360度が国宝ッ!僕は鼻血が出そうになった。副住職の案内で各仏像の逸話を拝聴できたのも幸せ。最も印象的だったのは薬師さまの背後に彫られた植物。アカンタスといってギリシャのものだ。ぬおっ、1250年前の仏像にギリシャの植物!アレキサンダーの東征が伝えたギリシャ彫刻の技術が、大陸を通って奈良までやってきたということだ。クーッ、なんというロマンッ!※写経に住所を書いておけば、後日、同寺から“写経証明書”が郵送されてきます。
 4月21日〜今の掲示板は、映画や音楽の話題と政治談議が入れ乱れて混然としていますね。これはとても良い傾向だと僕は思います。僕らは今の時代を生きているのだから!(どちらも切り離すことは出来ない。)芸術の感動を味わい、マンガにも大いに笑い、同時に、世界が少しでも良い方向へ向かう為の道筋を考える。全部大切なことですネ。//話題作のSFアニメ『アップルシード』(予告編スゴイ)をさっそく見てきた!米国で試写会をした時に「ハリウッドでは制作不能」とまで現地の映画人に言わしめた、驚異の映像体験だった。なんというか、映像的にはもう行き着くとこまで行ったという感じ。あまりにも背景がリアルすぎて、最初はしばらくの間、人物が背景に馴染まず生理的に息苦しくなるほど。人物がのっぺりしてるのはアニメだから当然なのに、それに違和感を覚えるほど究極のリアル映像だった。作品の舞台は近未来、世界大戦後という設定。何度も戦争を繰り返してきた人類は、平和を愛するクローン人間(クローンはクローンを殺さない)を生み出し、彼らと共存することで理性を維持し、戦争を根絶しようと試みている。しかし、人間の中にはクローンを差別する者もいて、社会情勢が不安定になっていく…そんな物語だ。見ようと思っている人は、ぜひ劇場の大スクリーンで楽しんで欲しい。そして野郎どもは“多脚砲台”の映像美に泣けッ!
 4月20日〜信じ難いが逢沢外務副大臣は本気で犯罪の被害者に救出費用を請求する気だ。今一度、批判派によく見られる4つの問題点を記す。(各項に新しくコメントも付けた)
1.テロが起きた原因を考えようとしない。
今回のケースに限定していえば、米軍のファルージャ大虐殺がなければ誘拐されなかったと僕は思っている(救急車や消防車まで攻撃する米軍は異常)。誘拐が多発したのはファルージャ後。あの無差別攻撃がなければ、3人は今頃それぞれの活動に汗を流していただろう。「覚悟」していたとしても、それは流れ弾のことであり、人質のことではないと思う。もしそれが予測されていたのであれば、十数カ国40人以上もの人が人質になることはなかっただろう。3人の予測が甘かったのではなく、米軍が予測を上回る凶行をしたわけで、3人を批判することは理不尽だと思う。※3人はヨルダン・ナンバーのタクシーではなく、イラク・ナンバーを使ったし、またファルージャの町をわざわざ迂回したうえでなお捕らえられたわけで、そこを非難するのは少し酷だと思う。
2.米軍のイラク侵攻と占領政策の問題点に触れていない。
フセインが失脚した後、これまでフセインに弾圧されていた人々が今度は米軍と戦っており、完全に占領政策は破綻している。ファルージャは誘拐テロ犯を生み出したが、復興ビジネス目当ての占領はファルージャを生み出した。

3.三人の活動内容を深く調べようとしない。
サマワでも現在進行形で被曝犠牲者が出ている劣化ウラン弾。物資だけでなく精神的な支援を求めているストリート・チルドレン。ブラウン管には流れないイラクの民衆の生の声。戦乱の中のイラクであっても、3人それぞれに「今」行く理由があった。売名行為と呼ぶ人もいるけど、事件がなければ彼らの活動に何人の日本人が気づいていただろう?僕は彼らのことを尊敬はしても、批判なんか絶対にできないっす。
4.国連軽視で国際的合意もない自衛隊派兵に何の疑問も感じていない。
自衛隊の派遣目的が「復興支援」だとイラク人一人一人に認識されていれば、邦人は狙われなかった。理解される前に見切り発車で派遣したことが、派遣の前からバグダッドで人道援助をしていた邦人を危険な目に合わした。これでも請求するというのか。
世論の動きが本当に怖い。13回の退避勧告に反してイラクに入ったのは、NHK、民放各社、各新聞社の特派員約70人。誰だって人質になる危険性がある。でも、勧告を振り切り、命を張ってバグダッドで取材してくれる彼らがいるおかげで、僕らは現地の様々な情報に触れることができる。一部のマスコミがイラクから撤収した今、なおも残った彼らが被害にあった時に「迷惑かけやがって」と悪者扱いされやしないかと、心から懸念している。//3人が帰国した時の映像を見て目が点に。空港には3人に向かって「自業自得」「税金泥棒」とプラカードを掲げている連中がいた(プラカードの下絵は国旗。日の丸の上にその言葉を書いていたのは、ある意味ブラックなんだけど…)。
 4月19日〜私事です。一昨日に母方の婆ちゃんが亡くなり、昨夜はお通夜、今日は葬式だった。これで自分には爺ちゃんも婆ちゃんもいなくなった。考えてみれば自分は今年37になるし、婆ちゃんは92才。こっちはずっと小さい頃と同じ“孫とお婆ちゃん”って感覚だったけど、いつの間にかそういう年になってるんだよね。骨を箸でつまんで骨壷に入れる時に、猛烈に寂しさが襲った。危篤になる直前に「今まで可愛がってくれて本当に有難う」と言うと、片目をあけて、手を弱い力で握り返してくれた婆ちゃん。どうか安らかに。(今頃、大好きだった爺ちゃんと20年ぶりに再会していると思う!)
 4月18日〜宮崎アニメの新作『ハウルの動く城』の主役の声が、声優ではなく木村拓也に決まったと聞いて“理解不能!勘弁してくれ!”と絶句したが、掲示板などで「キムタクもジブリも演技には厳しいので、期待は裏切らないでしょう」「話題づくりや宣伝目的ではなく、キムタクでなければならない理由があったハズ」「これから売れたい人の根性よりも、トップから転落したくない人の底力の方が上だと思いたい」「有能なボイストレーナーを雇って特訓するに違いない」「キムタクなら自信がなければ断っていたはず。奴はやる気だ」といった意見に触れていくうちに、だんだんキムタクも悪くないかもって思ってきた。こうなりゃトコトン期待してやる!//全米公開が決定した映画『あずみ』をレンタル。家康が豊臣方に放った刺客の物語だ。超ハードなストーリーと、ところどころで黒澤映画を思わせるリアルな殺陣に、思わず見入ってしまった。脇役に良い役者を揃えているし、各キャラに見せ場があったのがGOOD。敵も含めてすごいキャラ立ちぶりだった!(主演が上戸彩ということもあり、見るまでアイドル映画だと思ってた…めちゃ反省!)//先日『恋愛適齢期』を見てきた。J・ニコルソン扮する60代の男と、ダイアン・キートン扮する50代半ばの2人のラブ・コメ。若い異性より、人生経験を積んできた異性の方が、会話の引き出しも多く喋って楽しいということに2人は気づいていく(良い話じゃないか!)。サブ・キャラで出ているキアヌ・リーブスがマトリックスと違って嬉々と演技してたのが印象的だった(笑)。//人質事件は小休止って感じですね。
 4月17日〜週末恒例!おすすめ番組情報を更新ッ!//残った2人も今夕解放され、人質事件は全て解決!全員が無事で本当に良かった。今回の事件に関して掲示板に書かれた意見は実に約200件。まるで国際問題専門サイトのような状況になり、僕も驚いたり焦ったり。反対意見を含め様々な意見に触れることができて、すごく勉強になりました!カキコして下さった全ての方にお礼を言わせて頂きます!文芸サイトに政治的意見を載せるのは場違いかな、とも思ったのですが、冒頭に掲げた『初来訪の方へ』の中で、芸術作品は人間の持つ無限の可能性を教えてくれる、“生命を大切に”と訴えており、僕は今回どうしても黙っていられなかった。失われた命は2度と戻らない。左とか右とか、そういう問題じゃないんス。//外務省が救出費用を一部自己負担にすることを決めたけど、誘拐の被害者に国家が救出費用を請求したなんて話は、世界的にも聞いたことがない!退避勧告が出てる紛争地で誘拐事件が起こった例はいくらでもある。なぜなら紛争地こそ深刻な人権侵害が多発しており、そこにNGO(国境なき医師団他)が非武装で救援に入るからだ(他国の軍隊でなくNGOだから活動できる)。今回、もし3人に救出費用を請求すれば、世界中のNGOやマスコミから日本政府はボロボロに叩かれるし物笑いの種になるだろう。フランスを代表するル・モンド紙は「事件は、外国まで人助けに行こうという世代が日本に育っていることを世界に示した」と論評している。昨日書いたパウエル国務長官の意見もそうだけど、海外の世論と国内の世論で差がありすぎる。“退避勧告を無視した”といっても彼らは良い事をしに行ったわけで犯罪者ではない。邦人保護に金を請求するなんて国の格を下げる情けないことはやめて欲しい。
※ル・モンド紙はスペインがイラクから撤退することについてこう語っている「スペイン国民がテロに屈したと考えるのは間違いだ。スペイン国民はテロと戦うにあたって、米英の戦略では非効果的(むしろテロリストを生んでいる)と判断したからだ。スペイン国民を臆病という意見は彼らを侮辱するものだ」と。
 4月16日〜映像というのは本当に怖い。解放後の映像を一部分だけ見て「不遜」「横柄」という人がいるけど、日テレが流した解放前の様子(頭を布でグルグル巻きにされてる)からの長い映像を見れば、彼らがどれだけ疲労困ぱいしていたかがよく分かる(最初3人は解放されたのではなくアジトが変わったと思っていた)。僕自身、日テレの映像を見るまで、あまり解放映像に良い心象を感じていなかったので、撮影された状況を知ると知らないとで、こうも印象が変わるのだと驚き、また誤解を反省した。(それでもやはり僕とは異なる感想を持つ人はいると思いますが。)//今日は何より米のパウエル国務長官が次の言葉を言ったということにビックリした「危険を知りながら良い目的のためにイラクに入る市民や自衛隊がいることを、日本人は誇りに思うべきだ。もし人質になったとしても、『危険をおかしてしまったあなたがたの過ちだ』などと言うべきではない」。//我が敬愛するマンガ家横山光輝先生が死去!「バビル2世」「三国志」「仮面の忍者赤影」「魔法使いサリー」など様々なジャンルに名作を残して下さった先生。中でも最高傑作は「マーズ」。これは、人類が核兵器を持ったことで、宇宙人たちが、宇宙の平和のために“惑星消滅装置”で地球を吹っ飛ばそうとするのを、同じ宇宙人のマーズが「核を持ったからといって、人類全てが好戦的なんじゃない」と人類の為に戦う物語だ。脚本が良いだけでなく、メカもやたらカッコイイし、ぜひ読んでみて下さい!全3巻で長くはないです!また、水曜深夜にオンエアされてるアニメ「鉄人28号」(リメイク)も超オススメ。昨夜の第2話は興奮しすぎて卒倒しかけた。監督は知る人ぞ知る傑作熱血アニメ「ジャイアントロボ」(横山先生原作)の今川泰宏氏!これで熱くならないワケがないッ!!※オープニングだけでも号泣モノ!!
 4月15日〜まずは解放、本当におめでとう!!新たに2人の方が拉致され手放しで祝える状況ではありませんが、3人が無事に解放されて胸を撫で下ろしています。長い、実に長い一週間だった…。//今回掲示板では様々な意見が飛び交ったけど、その中で『ピカソ展』を紹介した次の文章にめちゃくちゃ深く感銘を受けた「議論のさなかに展覧会の紹介なんてものは場違いかもしれないが、芸術には人命について、また生命そのものについての大きなメッセージが含まれており、そこから肯定的な意味を読みとって、それを実践につなげていく事こそ当サイト主催者の意向であると僕は理解しておりますので、あえて、ここにファシズムと戦った芸術家ピカソの展覧会について紹介させて頂きました」。これを書かれた“やみていさん”に心から感謝します。(>_<)ジーン//明日はチャップリンの生誕105周年!
 4月14日〜うーん、まだ解放されない…。3家族も精神と肉体が限界に近づいている。一方、北海道庁には「なぜ迷惑家族の待機場所に北海道東京事務所を提供するのか」と、抗議の電話が昨日までに100件以上寄せられているという。これに対し知事は「道民は道民」「弁当代は出していない」と会見。電話の非情な内容も驚いたが、被害者家族の弁当代すら負担してあげない行政ってなんだろう。意見は違っていても、困っている人を助けてあげたいとか思わないのかな…//掲示板の人質事件関連のカキコは100件を突破しましたが、個人メールでも様々な意見を頂いてます。今日友人から届いたメールに、とても印象的な文章があったので紹介。「世界の反戦世論を無視してイラクに侵攻したアメリカ。今や国際的に見ても、イラクの女性、子ども、老人を無差別に殺戮する米軍こそテロリスト。ブッシュはその親玉だ。日本政府はテロ犯(ブッシュ)の“圧力に屈して”自衛隊を派遣したんだ」。開戦以降、殺された一般市民は約1万人で、これはイラクの軍人の死者約7千人を上回る数だ。//明日発売の週刊新潮の広告を見て絶句。編集部は3人に何か恨みでもあるのか?あの3人は公人ではない。何より誘拐事件の被害者だ。そこまで私生活を暴いて記事にする意味があるのか?…鬼だ。
 4月13日〜人質となった高遠さんのHPが中傷の嵐で閉鎖に追い込まれたことを書いたけど、嫌がらせはさらに加速している。今井君の家族は、あまりの中傷電話の多さから留守番電話にして番号案内もやめた。すると今度は留守電に「死ね」と吹き込んで切ったり、「チーン」という仏具の音だけが繰り返し録音され、ついに今日電話番号を変えたという。3家族には「自業自得」と書かれたファクスが次々入り、相当追い込まれている(読売は社説で公式に家族を批判し、3人に対し“政府に無用な負担をかけたことを深刻に反省すべし”と書いた。まだ救出もされてないというのに!)。ネットはもっとひどい。某巨大掲示板は「クソ家族」「処刑が楽しみ」などの書き込みだらけ。それでも僕はこう思う、たとえ被害者の家族を口汚く糾弾してる人でも、正しい情報が伝われば考え方に変化が出てくるだろうと!だから、今日も事件について意見を書きます。
日本政府は自衛隊派遣を人道支援と主張していますが、実際は武装した米兵をクウェートからイラクのタリル、バスラ両空港に3月中旬から何度も輸送しています。津曲航空幕僚長が記者会見でこう発言しているのに、マスコミが伝えるのは給水作業のことばかり。そして、これまたなぜかマスコミがファルージャの大虐殺を詳しく報道しないので、日本人には「自衛隊は出て行け」という要求がどんな感情からきているのか分かりにくくなっています。以下のアルジャジーラの画像サイトを見れば、「米軍の仲間は全部敵」とするイラク人の焦燥感が伝わります。
ファルージャで殺された子どもたち。リンク先の数字をクリックすれば画像が変わります。目を背けたくなりますが、僕たちは見るべきだと思います。なぜなら、これが現実だからです。そして、こうした写真をアラブの人々は皆が見ているのに、日米のマスコミは報道しないので国民は全く知らないということが、相互理解からほど遠い今の絶望的状況を生んでいます。相手の気持ちを考える想像力が働かない、これほど恐ろしいことはありません。
※写真を見るべきだと言っているのは、感情論に走っているわけではありません。日本人としてヒロシマ・ナガサキの写真を1人でも多くの海外の人に見て欲しいという気持ちと同じように、イラクの人もファルージャの現実を世界の人に見て欲しいと思っていると考えたからです。(もちろん、いかなる理由があれ、卑劣なテロは絶対に認めません!)
 4月12日〜ここ数日に僕が当日記や掲示板で表明した意見を『緊急声明!3人を見殺しにするな』というコーナーにまとめました。ネットには様々な意見が飛び交ってますが、僕の意見もそのうちのひとつとして、判断材料にしていただければと願っています。//それにしても、普段は“いい意見を書いてるなぁ”と感心している複数のサイトが、3人を『3馬鹿トリオ』『死んで当然』『無視無視』と切り捨てているのは衝撃的だった。そういった主張には4つの共通点がある。1.テロが起こる原因を考えようとしない。2.米軍のイラク侵攻と占領の問題点に触れていない。3.三人の活動内容を深く調べようとしない。4.国連軽視で国際的合意もない自衛隊派兵に何の疑問も感じていない。(僕は全ての自衛隊派遣が悪だと思っていません。民間NGOの支援が困難で、かつ、完全に国連の指揮下に入っているならば、派遣に異を唱えません。お金だけ出せば良いとは思わない。そこは誤解なきよう。)どうか『3馬鹿は死ね』と書く前に、上記の4点に触れて欲しい。心からそう思います。
 4月11日〜「人質解放へ」という嬉しいニュースがあったのに、なかなか“解放された”という情報が入ってこない。少しでも早く3人が解放されることを、心から祈ってます!
 4月10日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新ッ!//9日のコメントは今朝の段階より補完されてます。
 4月9日〜今回の人質事件について。新聞社がネットでアンケートをとったところ、7割を超える人が「撤退するな」の意見だった(投票は男性が9割)。朝日・読売・毎日の社説も“撤退拒否”。なんと不気味な結果だろう。スペインは列車爆破事件後に軍の撤退を表明したが、それで世界はスペインを「テロに屈した国」と責めたのか?遺憾と言ってるのは米英だけだ。頑として出兵を拒否しているフランスやドイツはテロに屈した国なのか?そうじゃないだろう。両国とも、国連を無視して暴走する米国のやり方に抗議してのことだ。米軍によるファルージャ等の一斉攻撃の死者は、この5日間だけで450人!モスク空爆他のなりふり構わぬ攻撃は女性や子どもの命を奪っているのに、米軍の発表は「武装勢力多数死亡、民間人の死者ゼロ」。つまり、米軍に殺された市民は、子どもであろうと武装勢力と認定されるわけか。日本政府はそんな米国を黙って見ているだけ。「戦闘地域に自衛隊を派遣しない」という大前提も、先日の自衛隊駐屯地を狙った迫撃砲の発射で崩壊している。っていうか、国の政策や方針は後からいくらでも変えることができるけど、一度失われた生命は二度と戻らない。テロに屈する、屈しないの議論以前に、人間3人の命がどれだけ重いかを、日本中の子どもたちが今見ている。子どもの凶悪事件が増え、人の命が軽くなってきていると大人たちが嘆くなら、ここで3人の命を見捨てる愚を犯してはならない。「危険を承知でイラク入りした3人にも責任はある」という人もいるだろう。じゃあ、それは死んで償わなければならないほどの罪なのか?ウラン弾の被曝状況を調べに行ったことが、ストリートチルドレンに食料を配りに行ったことが、首相から「死んでもやむなし」とされる大罪なのか?復興支援をするにも、治安が悪過ぎて自衛隊はここしばらく基地から一歩も外に出れない日が続いている(しかも活動再開のメドが立っていない)。サマワにいても何もしてない。ならば形だけでも一時撤退して、治安が回復してから国連指揮下の派遣を再考してもいいじゃないか。子どもたちの規範となるべき国家の長が、みすみす3人の人間を見殺しにしていいわけがない!
※追記。「残念だが3人を見殺しにしないとテロが有効と思われ、もっと大勢の日本人が危険にさらされる」という人は、冷静に事件が起きた背景を考えて欲しい。彼らはフセインの釈放を要求しているのか?大量破壊兵器疑惑の証拠を出せと言ってるのか?答えはノーだ。「もう、我々の土地から出て行って欲しい」と、ただそれだけを言っているのだ。イラクには自衛隊の復興支援に感謝している人がたくさんいる。だが、“国連指揮下ではなく米軍の同盟軍としてきた自衛隊は敵”と思ってる人もいる以上、この悲劇の後も類似の事件は起き続ける。しかも“3人がダメなら今度は10人”といった具合に、もっと深刻になって。3人を見殺しにして得るものは何も無い。ブッシュやラムズフェルドに誉められることが、人間3人の命より重要とは思えない。「あの3人は軽率だった」というより、後先のことを考えず行った自衛隊の派遣こそ「軽率」そのものだと僕は思っている。
※追記2。「人質の家族と会うつもりはない。会っても話すことがない」。絶句した。“救出に向けて頑張っています”とさえ、家族に言う気になれぬとは…。
※追記3。人質となった高遠さんのHPは中傷が殺到し閉鎖に追い込まれてしまった。むごすぎ。
 4月8日〜自分は建築物を見て、巨大さに圧倒されたり、複雑な装飾に感心したりすることはあっても、“癒された”という体験はなかった--奈良で新薬師寺と秋篠寺に足を運ぶまでは。この両寺では、本堂と向き合った瞬間に言葉にならないほどの感動を覚え、足が一歩も動かなくなった。生まれて初めて建物に“癒される”という強烈な体験をした。屋根の角度、その高さと広がり具合、お堂全体の縦横の対比、壁の色など、両寺はそのすべてがパーフェクトに調和していた。見れば見るほど気持ちが安らいだ。この感動は自分でも不思議だった。小説や映画なら登場人物の心の動きに感情移入して感動するわけだし、仏像なら語りかけてくるような穏やかな表情に心を奪われるわけだけど、建物はそこに“ただ在る”だけ(よく言えば何も押し付けてこない)。それなのに、こうも心を魅了され癒されてしまうのは本当に興味深い。秋篠寺は約800年前から、新薬師寺に至っては1250年前から同じ場所にあり、共に本堂が国宝に指定されている(本当に現存していて良かった)。タイムマシンで古代の奈良に飛び、設計者にひと目会いたいと心から思った!!//『国旗評価サイト』(海外)が楽しい。色の配色が悪かったり、図柄が会社のロゴのようだったり、またデザインが複雑になるほど評価が下がるようだ。個人的には、グリーンとホワイトのバランスが絶妙で月が美しいパキスタン、配色がかっこいいベルギー、緑一色のリビアがベスト3かな。
 4月7日〜これは面白い!『この苗字はどの都道府県に多いか?』クリックするだけで、自分の名前が全国の20%以上を占める都道府県が簡単に出ます。真の故郷が分かるかも!?//昨日紹介した映画の予告編が集まった元サイトは『アップルMovie trailers』デス。『トロイ』の予告編は海を埋め尽くす船団に激興奮!音楽もいい!邦画アニメ『アップルシード』は公開前なのに続編の製作が決定し(極めて異例なこと)、話題を集めている。ロスで先行試写を行なった時に、現地の業界人から「ハリウッドの技術では製作不可能」という驚嘆の声があがったというからスゴイ!//各ニュース・サイトの皆様、『ジョジョラー花見』をトピックに採りあげてくださり有難うございます!お陰様で同コーナーは早くも1万5千ヒットしました!
 4月6日〜『ジョジョラー花見』のレポ、ついに完成!ジョジョを未読の人でも楽しめるように、アートとおバカを究極融合させましたッ!//僕がイチオシしている大塚国際美術館のサイトがリニューアル。リンク先にある“バーチャルツアー”をクリックすると、マウスの左ボタンで館内を360度見渡すことが可能!特にスクロヴェーニ礼拝堂が素晴らしいので、ぜひご覧あれ!//気になる新作邦画の予告編を3本紹介。『スチームボーイ』『デビルマン』『キャシャーン』。キャシャーンは“TRAILER”が予告編っす。それぞれ入魂の予告編で期待大。あとはこの期待が怒りと絶望に変わらぬことを祈るのみ。(っていうか、どうして「スチームボーイ」に声優を使わず鈴木杏を使うのか!プンスカ。)
 4月5日〜今夜の『英語でしゃべらナイト』で伝説のハードロックバンド、レッド・ツェッペリンの元ギタリスト、ジミー・ペイジがインタビューに答えていた。ジミーは現在60才なんだけど、とても柔軟性のあるモノの考え方をしていてカッコよかった!Q.「電子音楽(コンピューターサウンド)を否定しないのですか?」A.「しませんよ。音楽は聴く人によって騒音にもなれば心地よい音にもなる。音楽の向こうに道が見えることもある。必ず誰かの感情を動かすものだから、どんな音楽も良いのです」。60才になっても保守的にならず、色んなものを受け入れていく姿勢は素晴らしいと思う。//アクセス110万件ヒット!!
 4月4日〜掲示板で知ったのですが、4日付の神奈川新聞の12面に「ジョジョ立ち」の記事が載ってるそうです!それも写真付でッ!//レンタル解禁になった『北京バイオリン』『フォーンブース』を観る。『北京…』は親子愛を描いた映画全体のストーリーがまず良いんだけど、バイオリンの先生が生徒に語るセリフも良かった--「音は正確だが、ただそれだけだ。音楽に感情がないんだ。それでは人の心を打つことはできないんだよ!感情だけは誰にも与えられん。技術なら教えられる。感情は自分のものだ。それは私には教えられないものなんだよ」。どんなに演奏技術が高くても、作品の心をつかまず、自分の曲になってなければ、感心はさせても感動を与えることはできない。音楽家は、結局最後は人間性なんだと改めて実感。『フォーンブース』はロケ地がひとつの電話ボックスだけ(ボックスから出ると殺されてしまう)という革命的サスペンス。大金を注いで派手なロケをしなくても、脚本次第でこんなにも盛り上がるという優れた見本だ。80分間、まったく退屈しなかった!メイキングを見て、主演のコリン・ファレルがクライマックスの長い長いセリフを完全に暗記しているのを知り仰天。すごい役者だ!
 4月3日〜週末恒例、おすすめ番組情報を更新!//『ジョジョラー花見』でヘトヘト。現在、レポートを出来上がったところから公開中。スティール・ボール・ランのネタがいっぱいッス。ポージング・レベル8の耐久戦は、5分20秒という驚異的なタイムを出したジョジョ紳士が優勝ッ!//ジョジョといえば劇場版のプロモを見ました。想像をはるかに上回る出来に激興奮!構図も良いし、スピード感も抜群。ジョナサン、ディオ、ツェペリ、めっちゃカッコええ!皆の衆、大いに期待されたし!
 4月2日〜74年前(1930年)に作られた反戦映画『西部戦線異状なし』を見る。第1次世界大戦に出征したドイツ兵の若者ポールが主人公だ。補給が途絶えた飢餓状態の中、戦友が砲撃の恐怖から発狂する姿や、多くの無残な死に直面し、身も心もズタズタになっていくポール。彼ら最前線の兵士たちは語り合う「一体、なぜ戦争が?」「国が国を侮辱して…」「ドイツの山がフランスの山を侮辱したのか?」「山じゃなくて人間だよ」「俺は侮辱された覚えはないぜ」「誰かが戦争をしたがったんだ」「誰かが得をしている」「皇帝以上の得はないぜ。戦争をすれば歴史に名が残るじゃないか」「将軍たちも」「武器商人には金がたんまり」「…そうだ、こうすりゃいい。まず野原をロープで囲み、囲いの中へ各国の王様や大臣たちを集め、裸にしてケンカをさせる。それで勝敗を決めるんだ!」「イエー」。この映画は10年後に勃発する第二次世界大戦を止める事は出来なかった。しかし、個人的には憎くもない相手を、生まれた国が違うという理由で殺すことの狂気(ポールは自分が刺し殺した敵兵が持っていた妻子の写真を見て絶句し、嗚咽する)を描いた意味は非常に大きい。行軍する若い兵士たちと、視界の彼方まで続く無数の十字架が重なっていく最後のカットが、胸を締め付けた。※ポールに待ち受けている運命については、映画を直接見てほしい。
 4月1日〜速報!なんと「ジョジョ立ち」が’04アテネ五輪から公式競技として採用されることが決定!それにあわせて、日本政府は小学一年生からポージングを義務教育として教えることを本日閣議で決定した。ジョジョ立ち発祥の地・日本のポージストに対抗する最大のライバルは、アカデミー賞を総ナメにした劇場版ジョジョ第5部のメガヒットで、急速にJOJO愛が加速しているイタリア勢。また中国には波紋呼吸法をマスターしているポージストも一部に存在していると聞く。国内のジョジョラー諸君、現在のポージングに満足することなく、栄えある五輪金メダルを目指して日々の特訓を強化してくれたまえ!より美しく!よりあり得なくッ!!






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