【 巡礼特選フォト・レポート 】
ノルウェー/グリーグ&イングランド/エルガー



★グリーグ(ノルウェー、ベルゲン)2005

 

オスロからフィヨルド地帯へ!ノルウェー西端にグリーグの眠るベルゲンがある











墓はグリーグの家(今は博物館)の裏手、海岸沿いにある。
家に至る道の美しいこと!林が夕陽を浴びて輝いていた
これがグリーグ・ハウス

そしてグリーグ像
















裏庭を下ると海岸がある

海が見えてきた!

なんとー!彼の棺は海に面した崖にめり込んでいた!
こんな場所にある墓なんて見たことないッ!ブッ飛んだぜーッ!!



墓前には美しい景観が広がっていた。崖の高さなら見晴らしもいいだろう。なんて幸せなお墓なんだろーか!



★エルガー/Edward William Elgar 1857.6.2-1934.2.23 (イギリス、リトル・モルビン 76才)2005



コルウォール駅前の郵便局
(英国の郵便局は雑貨も売って
いてコンビニ化している)




ネットで調べたエルガーの墓は駅から2km。「30分で行ける、楽勝」と思ってたら、無人駅で駅員に道を尋ねることが出来なかった。他に降車した乗客もおらず、駅前の郵便局に飛び込んだ。経営者の中年夫婦(?)は驚いて「リトル・モルビンは山の向こうよ!?」「無茶だ、往復20km近くある。帰りは山の中で夜になるぞ」。エーッ!2kmじゃないの?僕は仰天したけど、ここまで来るのだって大変だったんだ。なんとか地図だけでも書いてもらおうとした。しかし「遠すぎるし山道のグニャグニャは説明できない」とのこと。「この村にはバスなんかないし、タクシーを呼ぶしかないわ。でも、タクシーを呼ぶと言ってもどこから…」奥さんは夫の目を見つめた。夫「よし!分かった!車を出してやる!」。なんと、奥さんに店を任せて、ガレージからマイカーを出してきてくれた!




ダンナさんの名前はロウさん。僕が
「あわわ、仕事中なのに!」とテンパると
「いいんだよ気にするな」。神ですか!?
ダッシュボード上に『ウォレス
とグルミット』のプルプル!

山道を抜け約20分後、リトル・モルビン
の教会に到着。ところが、この墓地に
エルガーの墓はなかった!真っ青
「慌てるな、村人に訊いてみよう」
「ハ、ハイ!」僕はロウさんの後を
ついて行った。(T_T) ウルウル







馬具店で聞き込み中のロウさん

「あの教会だ!今度こそ墓がある
ハズ!」ロウさんもエキサイト
ドキドキ…

「エルガー・グレイブ」
キターッ!





 





エルガー


「やったー!エルガーさんだ!」墓前で思わず僕らは抱き合った。
エルガーさん、あなたがこの土地に眠って下さったおかげで、ここを訪れ
ロウさんと出会えました!ロウさんに会わせてくれて本当に有難う!
ロウさんスマイル

郵便局に戻って別れ際、ロウさんはカウンターで売っているポストカードを「この日の思い出にとっとけ」と僕にくれた。
いつになってもいい、絶対にまたコルウォールに来てロウさんに会いたい!


ロンドンのウエストミンスター寺院には彼のメモリアルがある(以前はこれを墓と思ってた)

エルガーは傑作「威風堂々」を完成した時、“うひゃー!俺はとんでもないメロディーを書いてしまった!”と
大興奮したという。実際、英国では現在“第二の国歌”と言われてるもんね。※チェロ協奏曲も最高!