★コペルニクス(ポーランド、フロムボルク)2005

コペルニクスが眠るフロムボルクは、ポーランドのほとんど北端。町には北方の海に面した港がある。鉄道は一日に一本しかこず、バスが主な交通手段だ。






まず列車でワルシャワから北上 超くつろぐ子どもたち ローカル・バスに乗り換え 牧場を駆け抜ける




ついに海までやってきた 海面が月に照らされて幻想的! 22時半、ようやく日没

到着したのは21時。当然、墓のある大聖堂は閉まっている為、謁見の楽しみは翌朝に延びた。











ピンク雲の朝。夜半に雨が降ったようだ この大聖堂の地下にコペルニクスは埋葬された 人間がこの大きさ

 
コペルニクスが眠っていると思われる場所に建てられた墓(正確に地下のどこか分かっていない)





教会付属のコペルニクス博物館には愛用の天文器具や著書の初版本などが展示されていた!



ワルシャワ中心部のコペルニクス像。めっちゃカッコイイ 一方フロムボルクの像は漫画『ワンピース』の敵役みたい…



英語が通じない駅の切符売り場やバス乗り場で、親身になってチケットをとってくれ、また時刻表には載っていない
ローカル線の貴重な情報を教えてくれたシルベスターさん。彼との出会いがなければフロムボルクには行けなかったし、
ポーランドからフィンランドまで、バルト三国をバスで突破する方法も分からなかった。2005年の巡礼の大恩人!


※なんとこの3ヵ月後、yahooニュースでこんな記事が!

【ベルリン11月3日共同】地動説を唱えたポーランドの天文学者ニコラス・コペルニクス(1473−1543)の可能性がある遺骨が同国北部フロムボルクの大聖堂地下から見つかった。同国シチェチン大学のカロル・ピアセツキ教授が3日、明らかにした。コペルニクスは大聖堂に埋葬されたとみられていたが、遺骨は確認されていなかった。同教授は共同通信の電話取材に「(遺骨により)復元した顔から見てほぼ間違いない」と語った。今後、DNA鑑定で最終確認を目指すという。シチェチン大などのチームが大聖堂の深さ約2メートルの場所からこの夏、男性の遺骨を見つけた。

「この夏発見」ということは僕がしつこく訊きまくったから、その後に探し始めたとか!(まさかね〜)



★エミリー・ブロンテ&シャーロット・ブロンテ(イギリス、ハワース)2005







ハワースは急な坂だらけ。駅からハーハー言いながら
町の中心へ向かう。左右に古い町並みが続く
ヒースクリフ(by『嵐が丘』)という
名の住所があった!さすが地元!
町外れの石垣を越えると、ムーアと呼ばれる
荒涼とした広大な原野が視界に広がる


夕暮れの寂しい丘。しかしここを越えると… 紫のヒースが… いたる所に咲き乱れている!

見渡す限り、ヒース!ヒース!ヒース! 右も左も、ヒース!!ヒース!!ヒース!!




「ゴオオーッ!」そして吹き飛ばされそうな突風!まさに『嵐が丘』 やがてすべてが夕闇に包まれていく






翌朝、聖マイケル教会の墓を訪れた

姉妹に関する資料を展示

僕は最初、この柱のメモリ
アルを墓と思い込んでいた
次にこっちを墓と思った(名前刻んでる
し)。これらは全て記念碑で墓じゃない

写真中央の石柱の下に光っているのが墓!
帰り際に教会内部の全景を撮っていて偶然気づいた
コチラ!地下納骨堂のどれが彼女達
のものか、今はもう分からないらしい

「(最高の恋人について)その人といることは、一人でいる時のように自由で、しかも、大勢でいる時
のように楽しいの
」(シャーロット・ブロンテ)作家
※小説『ジェーン・エア』から。一緒にいても1人で時間を使っているように束縛されず自由で、しかも2人っきりなのに皆でワイワイ騒いでるように楽しい--同性であろうと異性であろうと、誰かを語る時にこれ以上の誉め言葉はないんじゃなかろうか!「理想の恋人は?」と訊かれて返答に困る人は、この言葉をぜひ。世の恋愛小説は、このたった一行のことを書く為に丸一冊費やしているといっても過言じゃないッス!